JP2002003105A - かごを備えたエレベータの運転パラメータの監視および処理を行う方法 - Google Patents

かごを備えたエレベータの運転パラメータの監視および処理を行う方法

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JP2002003105A JP2001138115A JP2001138115A JP2002003105A JP 2002003105 A JP2002003105 A JP 2002003105A JP 2001138115 A JP2001138115 A JP 2001138115A JP 2001138115 A JP2001138115 A JP 2001138115A JP 2002003105 A JP2002003105 A JP 2002003105A
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータの運転パラメータの監視および記
録の方法を提供する。 【解決手段】 エレベータの運転パラメータが監視さ
れ、損傷した部材ではなく乗員干渉に起因してイベント
が生じる確率を決定するのに利用される。さらに同様な
注目すべきイベントが同じ階で起こっているか異なる階
で起こっているかを判断して関連する階ファクタを提供
するために、これらのイベントが分析される。注目すべ
きイベントの発生が前の注目すべきイベントを用いて処
理されることによって、関連するフィーチャの群におけ
る第1フィーチャおよび第2フィーチャと、関連する階
ファクタと、を含む徴候が提供される。さらに、本発明
によると、特定の部材の損傷が示されている徴候の原因
である確率が、専門家の意見およびこのような部材の損
傷の確率から予想される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ運転を
監視し、エレベータの運転パラメータに応答してサービ
スに利用できる情報を発生させることに関する。
【0002】
【従来の技術】保守や修理のためにエレベータ運転を監
視することは、かなり前から知られている。一般的に、
カウンタによって、走行数、ドア開動作もしくはドア閉
動作の回数、セイフティ(安全機構)の損傷などを記録
することができる。ある場合には、その通常の分散(no
rmal variance)と結合された統計的手段によって(例
えば、ドア開動作や他のイベントの平均時間を提供する
ことによって)、データが減少される。多くの場合、こ
のような方法によって、エレベータの保守や整備のため
に重要となるデータがマスクされる。このようなデータ
は、理解してエレベータの整備に適用することが困難で
あるため、修理中にエレベータの問題を解決するのには
あまり有用でないことが判っている。現存のエレベータ
監視システムは、不要なサービスコールを多く発生する
ため、整備技術者がエレベータに到着したときに、その
情報が問題発見に役立つことはあまりなかった。このよ
うな問題は、全て、整備技術者が到着したときにエレベ
ータが通常運転を行なっている場合には、より複雑にな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、サー
ビスコールを発生させるための、エレベータ運転データ
についての改良された分析方法を提供することである。
すなわち、エレベータの実際の問題に著しく関連するエ
レベータ運転メッセージを発生させ、エレベータを監視
する際のデータを記憶する必要性を減少させ、簡単に理
解することができるために整備技術者が容易に利用する
ことができるエレベータ保守情報を提供し、整備技術者
がマイクロコンピュータといった分析装置を利用せずに
容易に利用することができるエレベータ保守情報を提供
し、損傷の整備のみならずルーチンによる保守に利用可
能な情報を改良することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によると、エレベ
ータの運転パラメータ(状態およびイベントを含む)が
監視され、損傷した部材ではなく乗員干渉に起因してイ
ベントが生じる確率を決定するのに利用される。さらに
本発明によると、同様な注目すべきイベントが同じ階で
起こっているか異なる階で起こっているかを判断して関
連する階ファクタを提供するために、これらのイベント
が分析される。本発明によると、注目すべきイベントの
発生が前の注目すべきイベントを用いて処理されること
によって、関連するフィーチャ(特徴:feature)の群
における第1フィーチャおよび第2フィーチャと、関連
する階ファクタと、を含む徴候が提供される。さらに、
本発明によると、示されている徴候の原因が特定の部材
の損傷である確率が、専門家の意見およびこのような部
材が損傷する確率から予想される。さらに、本発明によ
って、上述した3つの機能が組み合わせられる。これら
の機能は、上述した同時係属中の特許出願に開示された
発明を利用して、システムに組み込むことができる。
【0005】本発明の他の目的、特徴および利点は、実
施例についての以下の詳細な説明および付随の図面によ
って、より明確となるだろう。
【0006】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、エレベータ1
01の様々なパラメータ100が、様々なフィーチャ認
識ルーチン102〜104(これらのうちの2つは、図
2および図3に関して以下で説明される)によって監視
されることによって、何らかの損傷といった、エレベー
タの保守もしくは整備に関して注目すべきフィーチャの
表示104が形成されるようになっている。関連するフ
ィーチャの群は、標識105,106によって分割され
る。このようなフィーチャのアトリビュート(属性)1
09(例えば、フィーチャ継続時間、関連する要素の継
続時間)は、各フィーチャとともに時系列でログ内に記
憶される。フィーチャおよびアトリビュートは、時系列
のログ110内のアドレスnに記憶される。アドレスn
の範囲は、(アトリビュートとともに)現在記憶されて
いる最新のフィーチャからさかのぼって90日前のフィ
ーチャにまで及ぶ。この目的は、図6〜9に関して以下
で説明される。時系列のログ110内では、フィーチャ
およびその継続時間のアトリビュートが、他のアトリビ
ュート(例えば、かご方向、階数111、日付112お
よび時間113)とともに時系列で記憶される。本発明
の1つの重要な形態は、ドア反転やこれ以外の乗員が干
渉し易いフィーチャに対して、乗員干渉確率(L.O.
P.1.)を判断することである。乗員干渉確率が高い
場合、修理作業者は、ドア反転(もしくは他のフィーチ
ャ)を無視することができる。乗員干渉確率が中程度の
場合は、ドア反転を、通常の保守点検の際に調査される
べき潜在的ファクタとみなすことができる。乗員干渉確
率が低い場合は、このフィーチャを、修理作業者が極め
て注意しなければならないファクタとみなすことができ
る。乗員干渉確率は、平均確率(mean likelihood )μ
および標準偏差σと比較される。これらは、図5に関し
て説明される学習ルーチン118によって順に決定され
る。図7および図8に関して以下で説明するように、学
習ルーチンが完了した後の実時間運転において、ドア反
転が乗員干渉に起因して起こっている確率が、μおよび
σとの比較により決定される。図9に関して以下で説明
するように、乗員干渉の影響を受けないタイプのフィー
チャは、処理される。フィーチャ処理の間、本願ではビ
ン120として記載されるデータベースが新たに形成さ
れる。これには、アドレスbを有する20個のビンが含
まれ、これらの20個のビンは、ドア反転およびこれ以
外の乗員干渉の影響を受けるフィーチャに対して、1〜
20まで、ランに利用される。一方、乗員干渉の影響を
受けないフィーチャのためのフィーチャ処理は、ここで
はアドレスcを有する5つのフィーチャスペースのスト
リング内に記憶される。以下で説明するように、このフ
ィーチャ処理では、標識により分割されているとともに
関連するフィーチャ(処理されているフィーチャ)を含
むフィーチャスペースのみが処理される。フィーチャ処
理は、分割標識106がログ110内に導入される毎に
標識スペース内の第1のフィーチャ(すなわち1つ前の
分割標識に続いて時間的に隣接して生じるフィーチャ)
について処理が行われるような方式で、実時間で行われ
る。しかし、各フィーチャの処理には、ビンに記憶され
ている履歴データが利用される。図5に関して以下で説
明するように学習が終了した後は、現在の標識、前の標
識、およびこれらの間に記憶されているフィーチャ以外
をログ110内に維持する必要がなくなる。当然、表1
および図11に示されたようなプリントアウトは、修理
作業者が点検を行う際に利用することができる。この実
施例では、90日よりも前のエレベータ履歴は、通常、
現時点で生じている現象および現在の整備・修理のどち
らにも関連しないとみなされる。
【0007】ログに入力された各分割標識に対して、徴
候が、第1フィーチャ(f1)、第2フィーチャ(f
2)および階数アトリビュートFの関数として決定され
る。第1フィーチャ(f1)および第2フィーチャ(f
2)は、最後の標識で終了するフィーチャスペース内に
含まれるものである。階数アトリビュートは、同じエレ
ベータサブシステム(ドア、駆動装置など)から得ら
れ、かつ同等なL.O.P.1を有する5つの前のフィ
ーチャスペースの履歴に基づくものである。
【0008】徴候124は、本発明の初期動作中に、図
10に関して以下で説明される徴候部材相関関係予想ル
ーチン125に入力される。しかし、本発明により決定
された様々な徴候124の原因となっている1つもしく
は複数の損傷した特定の部材に関する情報を含む整備情
報が十分に得られると、これらの徴候124は、損傷し
た部材に正確に相関させられる。
【0009】本発明により監視することが可能な機能の
1つの例として、ドア運転が挙げられ、関連するフィー
チャとしては、ドア反転が挙げられる。対応するエレベ
ータ装置が動作している状態では、常に、ドア反転およ
びセイフティの損傷を認識して記録するための本発明の
例示的なルーチンが、並列処理として同時に動作する複
数のルーチンのうちの1つとして、連続的に動作する。
図2には、フィーチャ(その継続時間が1つのファクタ
である)とともに記憶されるアトリビュート(attribut
e)の例として、ドア閉命令が発生してからこのフィー
チャ、つまりドア反転が起こるまでの時間が示されてい
る。電源がONにされ、続いて初期化が行われた後、ル
ーチンは初期状態11に入る。エレベータドアが完全に
開いた状態になるまでは、テスト12の結果がNOにな
るため、このルーチンのサイクルは継続される。エレベ
ータドアが完全に開くと、テスト12の結果がYESに
なり、ドア開状態13に入る。ドア開状態13では、ド
ア閉命令が発生するまでは、ドア閉命令が発生している
か否かを判断するテスト17の結果がNOとなることに
よって、ルーチンのサイクルが連続的に継続される。続
いて、ステップ18において、ドア反転タイマが起動さ
れる。通常の閉動作が行われている場合には、ドア反転
タイマを起動する必要はないが、ドア反転が起こった場
合には、ドア閉動作が命令されてからドアが反転した時
点までの時間を知ることが重要となる。ドアが閉まりつ
つある状態では、ドア閉状態21でルーチンがサイクル
される。ドア閉状態21では、テスト22において、ド
ア閉スイッチが動作しているか否かが判断される。これ
が動作している場合、これは定常の閉動作が行われてい
ることを意味するため、ルーチンは初期状態11に戻
る。これは、イベントに起因してフィーチャが生じず
に、このイベントが完全に無視された場合である。
【0010】テスト22がNOである場合、続いて、テ
スト23によってドア閉命令が発生しているか否かが判
断される。ドア閉命令が発生している場合は、ドア閉動
作が継続しているということであるため、テスト23の
結果がYESの場合には、ルーチンがドア閉状態21に
残る。ドア閉命令が取り消された場合、これは、人がド
ア開スイッチボタンを押しているか、もしくはドア安全
スイッチ(例えば、ドア間における物体の存在を検出す
る装置)が動作しているか、もしくは何らかの故障が発
生したことによって起こった可能性があるが、この場合
は、テスト23の結果がNOとなり、続いて、ステップ
24において、ドア反転タイマが停止される。このドア
反転タイマの値(setting)は、ドア閉動作を行うため
にドアのモータに電力が供給されていた時間間隔を示し
ている。この後、ルーチンは、待機状態25に入り、ド
ア閉スイッチが動作した(例えば、乗員がエレベータを
起動させるためにドアを閉めようとしたことによって)
状態、もしくはドア開命令が存在した状態になるまで
は、テスト26,27の結果がNOとなることによっ
て、ルーチンがここでサイクルされる。ドア開命令は、
ドア開スイッチもしくはドア安全スイッチの動作後に、
コントローラから発生するものである。テスト26に示
されるようにドア閉命令が取り消された後にドア閉スイ
ッチが動作するか、もしくは、テスト27に示されるよ
うに真にドア開命令に反転したことによって、テスト2
8によって、ドア閉動作のイベントが終了したときに、
テスト28によって、ドア反転タイマが20秒よりも長
時間が経過したか否かが判断される。20秒よりも長時
間が経過していれば、ステップ29において、「長時間
反転」という名称ラベルで識別されるフィーチャが記憶
され、続いて、ステップ30において、ドア反転タイマ
が、フィーチャとともに記憶されることによって、表1
に示されているように、時間的にフィーチャに関連付け
られる。ドア反転タイマの値が20秒未満である場合、
テスト31において、ドア反転タイマが1秒未満である
か否かが判断される。これが1秒未満であれば、ステッ
プ32において、フィーチャが「短時間反転」という名
称ラベルで記憶され、ステップ30において、ドア反転
タイマ値がこの名称ラベルで記憶される。しかし、テス
ト31の結果がNOである場合、ステップ33におい
て、フィーチャが「中時間反転」という名称ラベルで記
憶される。さらに、ステップ30においてドア反転タイ
マが記憶された後、図2のルーチンは初期状態11に戻
る。
【0011】本発明により監視および記録を行うことが
できる状態の1つの例として、エレベータ用安全チェー
ン(「セイフティ」)におけるドア以外の部分がある。
安全チェーンのドア以外の部分について表示される状態
の例として、周知のように、超過速度調整器、最終限界
スイッチ(final limit switch)、および調速機用セイ
フティが挙げられる。図3では、「セイフティ」という
用語は、ドア用セイフティ以外の全ての安全チェーンを
意味しており、「セイフティの損傷」とは、セイフティ
チェーンの分断ないし喪失を意味している。ドア用セイ
フティが図3のルーチンに含まれない理由は、もしドア
用セイフティがこれに含まれると、通常動作中に停止す
る毎に、エレベータドアが完全に閉じていないことがド
アスイッチにより示され、これによって、これらの停止
状態が全てフィーチャとして記録されてしまうためであ
る。図3に示されているように、電源が投入され、続い
て初期化が完了した後で、「セイフティ損傷」ルーチン
が初期状態35で開始され、続いて、テスト36が行わ
れる。安全チェーンが完全な状態である場合、テスト3
6の結果がYESになり、ルーチンは安全状態37に入
る。安全状態37では、テスト40において、エレベー
タかごが走行しているか停止しているかが判断される。
ブレーキが解放されていない場合、つまりエレベータが
停止している場合は、テスト41において、ドア以外の
安全チェーンが完全な状態か否かが決定される。完全な
状態であれば、ルーチンは安全状態37に残る。しか
し、ドア以外の安全チェーンがもはや完全な状態ではな
い場合、テスト41の結果はNOとなり、続いて、ステ
ップ43でセイフティタイマが起動され、さらに、ステ
ップ44で「乗場におけるセイフティ損傷」という名称
ラベルでフィーチャが記憶される。続いて、ルーチン
は、非安全状態45に入り、ドア以外の安全チェーンが
完全な状態に形成されているか否かを判断するテスト4
6を通ってサイクルされる。ドア以外の安全チェーンが
完全な状態で形成されていない場合は、ルーチンは非安
全状態45に残る。しかし、ドア以外の安全チェーンが
再形成されると、テスト46の結果がYESとなり、続
いて、ステップ49においてセイフティタイマが停止さ
れ、さらに、ステップ50においてセイフティタイマの
値が記憶される。以上のように、セイフティタイマは、
記録される継続時間信号の一例である。この継続時間
は、実際には、このフィーチャ(セイフティ損傷)自体
の継続時間である。セイフティが損傷している時間の長
さは、問題の厳しさを示している。
【0012】ブレーキが解放されている(つまりブレー
キがかかっていない)場合、つまりエレベータが走行し
ている場合、テスト40の結果がYESになることによ
って、図3のルーチンが走行状態53に入る。走行状態
53では、テスト54において、ブレーキがなお解放さ
れているか否かが判断され、解放されていない場合は、
ルーチンが安全状態37に戻される。エレベータが解放
されていない状態では、常に、エレベータは安全である
ためである。しかし、ブレーキがなお解放されている場
合は、テスト55においてドア以外の安全チェーンが完
全な状態か否かが判断される。ドア以外の安全チェーン
が完全な状態である限りは、エレベータ走行が安全に行
われる。通常の状態では、テスト54およびテスト55
の結果がYESとなるため、走行状態53がサイクルさ
れ、このサイクルは、エレベータかごが乗場に停止する
まで続けられる。エレベータかごが乗場に停止すると、
テスト54の結果がNOになり、安全状態37に戻る。
ドア以外の安全チェーンが損傷している状態でエレベー
タかごが走行している場合は、テスト55の結果がNO
となり、ステップ56においてセイフティタイマが起動
され、続いて、ステップ57において、「走行中のセイ
フティ損傷」という名称ラベルでフィーチャが記憶され
る。続いて、上述したように、非安全状態45に入る。
【0013】図2および図3に関して記載されたよう
に、タイマの値により示された継続時間およびフィーチ
ャ名称は、本発明の主要な形態(つまり関連するフィー
チャをグループに分割する分割標識)を含む時系列のロ
グ(データベース)の内部に記憶される。関連するフィ
ーチャを標識により分割する方式として、イベントによ
る識別、共通の原因に関連させることができる注目すべ
きフィーチャの連続が終了すること(フィーチャスペー
スが終了すること)を示す、イベントからの経過時間に
基づいている。ドア反転およびドア以外のセイフティ損
傷に対して、フィーチャスペースは、エレベータの運転
状態に対応した経過時間に基づいて終了する。この経過
時間は、エレベータが走行している状態では最も短く、
ドアが閉じ、かつエレベータが停止している状態では僅
かに長く、ドアが開き、かつエレベータが停止している
状態では、非常に長い。関連する経過時間の間に運転状
態が変化した場合は、タイマが再スタートされる。従っ
て、関連するとみなすべき運転状態で生じる一連の関連
するフィーチャは、標識(marker)間に共に記憶され
る。エレベータの運転の変化により分割されるために関
連しないものとみなすべきフィーチャは、標識のそれぞ
れ反対側に配置される(表1)。
【0014】
【表1】
【0015】表1において、End Markerは「終了標
識」、Door open in flightは「走行中のドア開」、Doo
r reversal, long は「長時間反転」、Door reversal,
mediumは「中時間反転」、Short reversalは「短時間反
転」、Lost SAF in flightは「走行中のセイフティ損
傷」、reboundは「はね返り」である。
【0016】電力が投入され、続いて初期化が行われた
後に、図4のルーチンが初期状態57で開始される。初
期状態57では、テスト58を行うことによって、フィ
ーチャが発生して記憶される(例えば、ステップ32,
44,57)たびに、このことを判断する。エレベータ
のイベントおよび状態が注目すべきものでない場合は、
テスト58の結果がNOとなり、これによって、ルーチ
ンが初期状態57に残る。上述したようにフィーチャが
記憶される場合は、常に、テスト58の結果がYESに
なり、続いて、ステップ62においてフィーチャスペー
スタイマがスタートされる。フィーチャスペースタイマ
の値は、記録データの一部となるアトリビュート(attr
ibute)である。図4のルーチンは、続いて、「フィーチ
ャスペース」状態63に入り、様々な状況と、走行状
態、ドア閉・停止状態およびドア開・停止状態の間での
シフトと、を認識し、続いて、上述した時間が経過する
のを待つ。一連のテスト66,67,68によって、こ
れらの状態(走行状態、ドア閉・停止状態、もしくはド
ア開・停止状態)のうちのどの状態にあるかが判断され
る。ドアが開きつつある間および閉まりつつある間は、
これらの状態のどれにも該当しないため、テスト66,
67,68の結果がNOとなることによって、関連する
フィーチャスペース状態63が単にサイクルする。テス
ト66において、ブレーキが解放されているか否かが判
断され、解放されていれば、ステップ69において状態
タイマが起動され、続いて、テスト71において、ブレ
ーキが解放されているか否かが再び判断される。最初
は、通常そうであるため、テスト72において、状態タ
イマが0.5秒を経過したか否かが決定される。経過し
ていない場合は、ルーチンが走行状態70に残り、テス
ト71の結果がYES、テスト72の結果がNOとなる
ことによって、サイクルされる。ブレーキがかかってい
る場合、タイマが再スタートされることによって、0.
5秒以上経過するまでルーチンが走行状態70に残るこ
とが可能となる。しかし、ブレーキがかかっておらず、
0.5秒経過した場合は、テスト72の結果がYESと
なり、ステップ74〜78の組において、標識、ステッ
プ62で起動されたフィーチャスペース継続時間および
時間スタンプ、日付スタンプおよびかごが停止した階が
記憶される。しかし、最後にブレーキが解放されてから
0.5秒経過する前にブレーキがかかった場合、テスト
71の結果がNOとなり、ルーチンがフィーチャスペー
ス状態63に戻る。1つの標識スペース内でセイフティ
損傷が連続的に生じ得ることは、認識すべきである。こ
れは、ブレーキがかかることによって、関連するフィー
チャを分類するフィーチャスペース状態63に戻り、テ
スト66の結果がNOになり、デマンドが存在した場合
に、テスト67,68がNOになるためである。従っ
て、セイフティが再び記憶され、ブレーキが解放され、
かつ0.5秒経過するまで、フィーチャスペースが継続
する。続いて、テスト72がYESになることによっ
て、一連のステップ74〜78に到達し、ここで、標識
がログ内に記憶され、フィーチャスペース継続時間が記
憶され、時間スタンプおよび日付スタンプが記憶され、
さらに、このときにエレベータが停止した階数が記憶さ
れる。
【0017】テスト66の結果がNOであり、かつテス
ト67の結果がYESの場合、図4のルーチンは、ステ
ップ79に到達し、ここで状態タイマが起動される。続
いて、ルーチンは、ドア閉・停止状態80に入り、テス
ト81〜83がNOである場合、つまりドア閉スイッチ
が開かれておらず、ドア開命令が発生しておらず、かつ
ドア閉・停止状態80に入ってから1秒以上経過してい
ない場合は、ここに残る。テスト81がNO、もしくは
テスト82がYESである場合、つまりドアがもはや完
全には閉じていない場合は、ルーチンはフィーチャスペ
ース状態63に戻る。しかし、ドア閉・停止状態80に
入ってから1.0秒経過した場合、テスト83の結果は
YESになることによって、ステップ74〜78に到達
し、表1に示されたように、標識、継続時間、時間スタ
ンプおよび階数が記憶される。テスト66およびテスト
67の結果が両方ともNOであるが、テスト68の結果
がYESである場合、ステップ85において状態タイマ
が起動され、ドア開・停止状態87に入る。このとき、
3つのテスト88〜90によって、ドアがもはや開いた
状態でなくなった時点が判断される。ドア閉命令もしく
はデマンドが存在するときは、必ず、ドアが閉じるた
め、テスト88もしくはテスト89の結果がYESとな
った場合には、フィーチャスペース状態63に戻り、テ
スト67に到達してドア閉・停止状態80に入る。ドア
開命令が存在する場合、これは定常状態にないことを意
味するため、関連する注目すべきイベントがさらに発生
し得る。従って、ルーチンは、フィーチャスペース状態
63に戻る。テスト88〜90がNOである場合、テス
ト91において、ドア開・停止状態87に入ってから3
0秒が経過したか否かが判断される。経過していない場
合は、ルーチンがドア開・停止状態87に残る。最終的
に、このドア開・停止状態87に入ってから30秒が経
過すると、テスト91の結果がYESとなり、ステップ
74〜78に到達して、表1に示されるように、標識、
フィーチャスペース継続時間、時間スタンプ、日付スタ
ンプおよび階数が記憶される。
【0018】図5に示されているように、学習処理によ
って、フィーチャスペース当たりの関連するフィーチャ
の数Nの平均値μおよび標準偏差σが決定される。これ
らの値は、この後、乗員干渉確率(L.O.P.I)を
決定するために、実時間で利用される。ドア反転を学習
するためのルーチンには、入口点131から入ることが
できる。第1ステップ132では、処理されているフィ
ーチャが「ドア反転」として認識される。続いて、ステ
ップ133において、増加ファクタn’が、初期値n
(学習プロセスのためには、この値として、ログ内の現
在の最新データのアドレス、もしくは任意選択された他
のアドレスを利用することができる)としてセットされ
る。ステップ135において、第2の増加値Sが1にセ
ットされる。続いて、ステップ136において、第3の
増加値b’が0にセットされる。標識以外のフィーチャ
に到達して処理が開始されるまで、ルーチンは、n’が
減少されるステップ138、およびテスト139を通過
する。続いて、ステップ141において標識カウンタが
0にセットされ、ステップ142においてb’が増加さ
れる。ステップ143において、フィーチャカウンタが
0にセットされる。1つのフィーチャスペース内には、
1つもしくは複数のドア反転以外のフィーチャととも
に、処理されているフィーチャ(この場合はドア反転)
が0個、1個もしくは複数個存在し得ることは認識すべ
きである。図5のルーチンでは、フィーチャカウンタに
よって、各標識スペース内におけるドア反転フィーチャ
の数がカウントされる。さらに、ステップ144におい
て、ログアドレスn’が減少され、ステップ145にお
いて、ログアドレスn’に記憶されているフィーチャが
処理中のフィーチャ(この場合はドア反転)であるか否
かが判断される。これがドア反転である場合、続いて、
ステップ148において、フィーチャカウンタが増加さ
れる。これとは逆に、現在のアドレスにおけるフィーチ
ャがドア反転でない場合、テスト145の結果がNOと
なり、ステップ148が省略される。フィーチャカウン
タが各フィーチャスペース毎に0にされ、標識カウンタ
が25個の各ビン毎に0にされるため、2つのカウンタ
が別個に必要となる。続いて、テスト150において、
現在のフィーチャが標識か否かが判断される。最初はそ
うではないため、テスト150の結果がNOとなり、ル
ーチンがステップ144に戻り、ここでアドレスn’が
1だけ減少される。続いて、テスト145において、こ
のアドレスn’にあるフィーチャがドア反転(もしく
は、図5のルーチンで処理することができるような他の
特別なフィーチャ)か否かが判断される。ステップおよ
びテスト144〜150を通るこの処理は、次の標識が
見つけられるまで続けられる。次の標識が見つけられる
と、テスト150の結果がYESになり、テスト151
においてフィーチャカウンタが0であるか否かが判断さ
れる。これが0であれば、このことは特定の標識スペー
ス内にドア反転が含まれていないことを意味しているた
め、無視されるべきである。すなわち、学習プロセス
中、ルーチンは、ドア反転フィーチャに出会うことな
く、分割標識が存在するアドレスを通り、フィーチャが
存在する幾つかのアドレスを通り、分割標識が存在する
もう一方のアドレスまで移動する可能性がある。このよ
うな場合、テスト151の結果がYESになることによ
って、ルーチンがステップ144に戻り、分割標識間に
おけるフィーチャを走査する処理が継続される。関連す
るフィーチャ(この場合はドア反転)がフィーチャスペ
ース内に存在することが発見された後、テスト150の
結果が再びYESになることによりこのフィーチャスペ
ースが終了されると、フィーチャカウンタの値がもはや
0ではないためにテスト151の結果がNOとなる。こ
れによって、ステップ155において、ビン要素b’に
対するフィーチャ数Nが、フィーチャカウンタと等しい
値にセットされる。続いて、ステップ156において、
標識カウンタが増加される。続いて、テスト157にお
いて、見つけられた標識の総数が既に20になったか否
かが判断される。最初は、そうではないため、テスト1
57の結果はNOとなり、ルーチンがステップ142に
戻り、ここでb’が増加される。続いて、ステップ14
3においてフィーチャカウンタが0にリセットされる。
関連するフィーチャを少なくとも1つ含んでいるフィー
チャスペースが20個累積されるまで、同様な方法で処
理が継続される。この後、テスト157の結果はYES
となり、ステップ158において、関連するフィーチャ
(この場合はドア反転)の数がそれぞれNである20個
のフィーチャスペースb’を1つのセットSとし、この
1つのセットSに対して、平均値N’が計算される。ス
テップ159において、20個のフィーチャスペースを
含む第1セットSに対して、範囲Rが、20個のビンに
おけるNの最大値から20個のビンにおけるNの最小値
を減算したものとして決定される。続いて、テスト16
0において、エクセスフラグ(以下で説明される)が存
在するか否かが調べられる。このエクセスフラグは、最
初の処理では存在しない。テスト161において、25
個のビンが処理されたか否かが判断される。最初は、そ
うではないため、ステップ162においてSが増加さ
れ、プログラムがステップ141に到達し、ここで標識
カウンタが0とされる。さらに、ステップ142におい
てb’が増加され、ステップ143においてフィーチャ
カウンタが0とされた後、ステップ144〜151に関
して上述したようにログ内のアドレスn’を1つずつ処
理し始める。20個のフィーチャスペースをそれぞれ含
んでいるビンが25個処理されてしまうと、テスト16
1の結果がYESになり、ステップ163において、フ
ィーチャ「ドア反転」の平均値μが、25個のセットS
からそれぞれ得られた平均値N’の合計値の25分の1
の値として決定される。続いて、ステップ164におい
て、フィーチャ「ドア反転」に対する標準偏差σが、2
5個のビンSに対して得られた範囲Rを0.06倍した
値として決定される。この係数0.06は、標準的な統
計表から得られたものである。
【0019】ルーチンは、ステップ165に進み、ここ
でセットSが1にされ、続いて、ステップ167におい
て、ビン1におけるフィーチャ数の平均値N’が、平均
値μに標準偏差σの3倍値を加算した値よりも大きいか
否かが判断される。このようなビンが発見された場合、
ステップ172においてXSフラグ(エクセスフラグ)
がセットされる。ステップおよびテスト136〜164
に関して上述したような方法で、他のログアドレスn’
から得られる新たなデータおよび同じSの値を用いて、
新たな値が計算されるが、このときにはテスト160が
YESになるため、テスト161が省略され、ステップ
162において、XSフラグがリセットされる。このこ
とによって、ステップ163において平均値μが新たに
決定され、ステップ164において標準偏差σが新たに
決定される。続いて、ステップ165およびテスト16
7が繰り返して行われることにより、エクセスが、新た
に計算されたμおよびσを用いて全てのビンに対して調
べられる。現在の平均値N’が、平均値μに標準偏差の
3倍値を加算した値以下である場合、テスト167の結
果がNOとなり、テスト168においてSが25に等し
いか否かが判断される。最初は、そうではないため、テ
スト168の結果はNOとなり、ステップ166におい
てSが増加され、これによって、次の平均値N’が順に
テストされる。平均値μに標準偏差σの3倍値を加算し
た値以下である平均値N’を有するビンが全て連続的に
テストされると、テスト168の結果がYESになり、
ルーチンが点169において終了する。図5のルーチン
から得られるμおよびσの値は、不変の値とすることが
できるが、通常の摩耗が生じたり大きな改良が行われる
ことによりエレベータが著しく変化した場合は、新たに
決定することができる。
【0020】乗員干渉の影響を受ける他の特定のフィー
チャを処理するためには、異なる点(例えば、点17
0)から図5のルーチンに入る。続いて、ステップ17
1において、「ドア反転」フィーチャに関して上述した
ように、フィーチャとしてこの特定のフィーチャ(いか
なるフィーチャであっても)がセットされ、ルーチンが
継続される。
【0021】ドア反転フィーチャのフィーチャ処理が図
6〜8に示されている。初期化の後、図6のルーチン
は、移送点173から初期状態に入る。フィーチャ処理
は、一組の標識の間に記憶されているフィーチャ、つま
り同じフィーチャスペース内にあるフィーチャの全てに
関する。以下で説明するように、処理により決定される
フィーチャスペースの特性は、フィーチャスペースの終
了を示す標識Mが存在するログアドレスnに記憶され
る。
【0022】ログ110への最新の入力が標識である場
合は必ず、これはフィーチャスペースが終了することを
示している。テスト174の結果がYESになることに
よって、ルーチンが初期状態から抜ける。ステップ17
5において、増加可能な数n’として標識のログアドレ
スnがセットされる。ステップ176においてn’が減
少され、テスト177において、標識がアドレスn’に
記憶されているか否かが判断される。最初は、そうでは
ないため(2つの標識が隣接して存在することはないの
で)、テスト177の結果はNOとなり、ステップ17
6において、n’がさらに1だけ減少される。この処理
は、現在のフィーチャスペースの開始を示す1つ前の標
識が見つけられるまで継続される。続いて、ステップ1
78においてn’が増加され、このフィーチャスペース
内におけるフィーチャの処理が開始される。一連のテス
ト179〜183によって、このフィーチャスペース内
における第1のフィーチャの特定の種類が判断される。
この種類は、このフィーチャスペースを特徴付けるもの
である。この種類がドア反転であると仮定すると、テス
ト179の結果がYESになり、移送点185から図7
のルーチンに入る。
【0023】図7を参照すると、ステップ186におい
て、20を法とする(modulo 20)ドア反転ビンカウン
タbが増加される。このビンカウンタは、単に、関連す
るフィーチャ(この場合は、ドア反転)の処理により得
られた最新の20個のフィーチャスペース内にドア反転
の数Nを維持するものである。20番目の最も古いフィ
ーチャスペースよりも前に処理されたフィーチャスペー
スは、単に捨てられる。ステップ197において、標識
Mに対するフィーチャ(f1)としてログアドレスn’
にあるフィーチャがセットされる。これは、アドレスn
にある標識により終了するフィーチャスペースに対して
上述された徴候S(n)=f1(n),f2(n),F
(n)の第1フィーチャである。次のステップ198に
おいて、フィーチャカウンタが1にセットされ、ステッ
プ199においてf2フラグがリセットされ、続いて、
ステップ200においてL.O.P.I.(乗員干渉確
率)フラグがリセットされる。これらのフラグは、両方
とも、説明されるルーチン内で利用されるものである。
【0024】第1に、テスト203において、フィーチ
ャスペース内における第1フィーチャのアドレスn’に
あるドアサブシステムフィーチャがドア反転か否かが判
断される。そうでない場合は、ステップ204において
L.O.P.I.フラグがセットされる。これによっ
て、ドア反転以外のフィーチャ(つまり乗員干渉の影響
を受けない他の特定のフィーチャ)のL.O.P.I.
が自動的に「低い」ことが示される。ステップ205に
おいてアドレスn’が増加され、テスト206におい
て、アドレスn’に標識が記憶されているか否かが判断
される。通常は、2つ以上のフィーチャが1つのフィー
チャスペース内に存在し得るため、アドレスn’に標識
が記憶されていない可能性がある。このような場合、テ
スト206の結果がNOになり、テスト207におい
て、第2のアドレスにあるフィーチャがドア反転か否か
が判断される。ドア反転である場合、ステップ208に
おいて、フィーチャカウンタが増加される。ドア反転で
ない場合、フィーチャカウンタが省略され、ステップ2
09においてL.O.P.I.フラグがセットされる。
これによって、ドア反転以外のフィーチャを有する標識
スペースのL.O.P.I.が「低い」ことがさらに示
される。続いて、テスト211において、f2フラグ
(このルーチンだけで利用される)がセットされている
か否かが判断される。最初は、f2がセットされていな
いため、ステップ212において、この標識の徴候の第
2フィーチャf2として、ログの現アドレスにおけるフ
ィーチャがセットされる。ステップ213において、f
2フラグがセットされ、これによって、この標識に対し
てステップ212がこの段階で重複して行われることが
なくなる。続いて、ルーチンは、ステップ205に戻
り、ここでログアドレスn’が増加される。テスト20
6において、現アドレスに標識が存在するか否かが判断
される。標識が存在しない場合は、テスト207におい
て、現アドレスにドア反転が存在するか否かが判断され
る。ドア反転が存在する場合、ステップ208において
フィーチャカウンタが増大される。これとは逆に、ドア
反転が存在しない場合は、ステップ208は省略されて
L.O.P.I.フラグがセットされる(これは、重複
する可能性がある)。続いて、f2フラグがセットされ
ているか否かが判断される。f2フラグが以前にセット
されている場合、ステップ212,213は省略され
る。ルーチンは、再びステップ205に戻り、ここでロ
グアドレスが増加される。フィーチャスペースに、1つ
もしくは複数のドア反転が含まれるとともに他のフィー
チャがドア反転によって分散して存在している可能性が
あることは認識すべきである。ステップおよびテスト2
05〜213を含むこのような処理は、ログアドレス
n’に標識が入るまで続けられる。続いて、テスト20
6の結果がYESになることによって、テスト218に
到達し、ここでf2フラグがセットされているか否かが
判断される。f2フラグがセットされていない場合は、
処理中のドア反転のみがこのフィーチャスペース内に存
在するということであるため、ステップ219において
徴候における第2フィーチャf2(n)が0にセットさ
れる。続いて、ステップ220において、このビンbの
関連するフィーチャの数としてこのフィーチャカウンタ
の値がセットされる。
【0025】本発明の特徴は、ドア反転、および乗員干
渉の影響を受ける他の特定のフィーチャが、これらのフ
ィーチャの原因となっている乗員干渉確率(L.O.
P.I.)によって分類されることである。フィーチャ
スペースにドア反転(もしくは他の特別なフィーチャ
(処理されている場合))以外のフィーチャが含まれて
いる場合、そのL.O.P.I.が低いことが自動的に
判定される。テスト221において、L.O.P.I.
フラグがセットされているか否かが判断され、これがセ
ットされていれば、ステップ222において、アドレス
nにあるこの標識に対するL.O.P.I.として
「低」がセットされる。L.O.P.I.フラグがセッ
トされていない場合、サブルーチン223において、最
新の連続した関連するフィーチャスペースが20個含ま
れる1つのビンに亘って、フィーチャスペース当たりの
関連するフィーチャ(この場合はドア反転)数の平均値
N’が決定される。この実施例では、各ビン(b)に、
20個のフィーチャスペースを最初から含んでいるこの
ビンに対して得られたフィーチャスペース当たりのフィ
ーチャ数の平均値N’のみならず、このビンをトリガし
たフィーチャスペース(現在処理されているフィーチャ
スペース)内のフィーチャの数が記憶される。サブルー
チン223において平均値N’が決定されると、最新の
フィーチャスペース内のドア反転が乗員干渉に起因して
生じた確率が決定される。最初に、テスト227におい
て、標識スペース当たりのドア反転の数の平均値N’
が、平均値μに標準偏差σ(図5に関して説明されたよ
うに決定された値)の3倍値を加算した値以上か否かが
判断される。そうであれば、乗員干渉確率は「低」とな
り、ステップ222においてこれが記録される。しか
し、平均値N’が平均値μよりも標準偏差σの3倍値以
上大きくない場合は、最新の3つのビンのうちの2つの
ビンについてのN’が平均値μに標準偏差σの2倍値を
加算した値以上か否かが判断される。ステップ230に
おいてN’カウンタが0にセットされ、ステップ231
においてローカルカウント数Mが0にセットされる。b
の値は、ここでもまた、処理中のフィーチャスペースの
ビン(ステップ186でセットされたb値)を示してい
る。ステップ232において、Mの値が1に増大され、
テスト233において、アドレスがbとされたビンの平
均値N’の値が、平均値μに標準偏差の2倍値を加算し
た値以上か否かが判断される。そうである場合、ステッ
プ234において、N’カウンタが増大される。これに
対して、そうではない場合、ステップ234は省略され
る。続いて、テスト235において、Mカウンタが3に
到達したか否かが判断される。最初は、そうではないた
め、ステップ236において、アドレスbが減少され、
続いて、ステップ232においてMカウンタが増加され
る。再び、テスト233において、次のビンの平均値
N’が平均値μよりも標準偏差σの2倍値以上大きいか
否かが判断される。そうである場合、ステップ234に
おいてこれがカウントされるが、そうでない場合は、こ
れはカウントされない。再び、テスト235において、
3つのアドレスbが調べられたか否かが判断される。3
つのアドレスbが調べられている場合、テスト238に
おいて、N’カウンタが2以上であるか否かが判断され
る。そうである場合、最後の3つのビンのうちの2つビ
ンの平均値N’が平均値μよりも標準偏差σの2倍値以
上大きいことを意味している。この場合、ステップ23
9において、アドレスnにある標識により終了するフィ
ーチャスペース内のフィーチャに対する乗員干渉確率
が、「中」としてセットされる。しかし、3つビンのう
ちの2つのビンの平均値N’が、平均値μよりも標準偏
差σの2倍値以上大きくない場合、テスト238の結果
がNOとなり、ステップ240において、乗員干渉確率
が「高」としてセットされる。移送点241により示さ
れるように、図8のルーチンが続いて行われる。図8に
示されているように、ステップ243において、他のド
アサブシステムのビンカウンタjが増加される。このビ
ンカウンタは、図8に示されているように使用できるデ
ータを提供するために、ドアサブシステムの最後の5つ
のフィーチャスペースに対して、フィーチャスペースの
標識とともに記録される階を調べるためのものである。
続いて、ステップ244において、ビンjのためのデー
タスタンプとして、アドレスnにある終了標識の日付ス
タンプがセットされる。ステップ245において、ビン
jの階として、アドレスnにある終了標識に関連する階
がセットされる。続いて、ステップ246において、階
カウンタが1にセットされ、ステップ247において、
増加可能な係数j’がjにセットされる。さらに、ステ
ップ248において、ローカルカウンタの値Mが0にセ
ットされる。続いて、ステップ250において、jが減
少されることによって、ドアサブシステムに関する1つ
前のビンが調べられる。テスト251において、前のビ
ンの乗員干渉確率が現在のビンの乗員干渉確率と比較さ
れる。これらが等しくない場合は、前のビンが、このフ
ィーチャスペースの階ファクタFの決定に利用されな
い。これとは逆に、これらのビンの乗員干渉確率が等し
い場合、ステップ252においてMが増加されることに
よって、等しい乗員干渉確率を有するためにこの計算に
含まれるビンの数がカウントされる。続いて、テスト2
53において、前のビンj’の階が現在のビンjの階と
同じか否かが判断される。同じであれば、ステップ25
4において階カウンタが増加される。同じでない場合
は、ステップ254が省略される。続いて、テスト25
5において、適したビン(エレベータサブシステムおよ
びL.O.P.I.が同じであるビン)が既に5つ調べられ
たか否かが判断される。そうでない場合は、テスト25
6において、このビンj’の日付スタンプが今日の日付
スタンプから90日よりも前のものであるか否かが判断
される。そうであれば、これより前のビンは、この計算
に含まれない。これとは逆に、そうではない場合は、テ
スト256の結果はNOとなり、ルーチンがステップ2
50に戻る。この処理は、5つのドアサブシステムビン
が現在のビンと同じ乗員干渉確率を有することが発見さ
れてテスト255がYESになるか、最後に調べられた
ビンが今日から90日より前のものであることによりテ
スト256がYESになるまで、継続される。続いて、
テスト260において、Mがステップ256で1にセッ
トされただけであるか否かが判断される。そうであれ
ば、現ドアシステムフィーチャスペースと同じ乗員干渉
確率を有するドアシステムフィーチャが90日以内に1
度だけ生じたことを意味している。このような場合、ス
テップ261において、アドレスnにおける現在の標識
により終了するフィーチャスペースの階ファクタが、
「未知」とされる。階カウンタがMと等しい場合は、連
続した各ビンj’がこのビンjの階と等しいということ
を意味しているため、Mが増加されるたびに、これに対
応して階カウンタが増加される。従って、現フィーチャ
スペースと同じ乗員干渉確率を有する全てのドアシステ
ムフィーチャスペースが、現ドアシステムフィーチャス
ペースの階(ビンjの階)と同じ階で生じたということ
である。従って、ステップ263において、アドレスn
にある現在の標識により終了するフィーチャスペースの
階ファクタFが、「単一」とされる。しかし、同じ乗員
干渉確率を有するビンが、現在のビンと同じ階を有して
いなかった場合は、階カウンタはMと等しくないため、
テスト262の結果がNOとなり、ステップ264にお
いて、アドレスnにおける現標識により終了するフィー
チャスペースの階ファクタFとして、「複数」がセット
される。この階ファクタFは、アドレスnにおける現標
識により終了するフィーチャスペースの徴候S(以下で
説明する方法に用いられるf1(n),f2(n),F
(n))の一部となる。続いて、プログラムは、移送点
173を介して、図6の初期状態に戻る。以上の説明で
は、フィーチャの例としてドア反転が挙げられた。この
場合、短時間ドア反転、中時間ドア反転および長時間ド
ア反転が起こり得るが、これらは、図6〜8に関して説
明された方法では、1つのものとして処理される。これ
に対して、本発明が適用されるべき特定の用途に依存し
て、上述された説明を、短時間ドア反転、中時間ドア反
転および長時間ドア反転に対して別々に利用することも
できる。
【0026】図6を参照すると、別の時点では、テスト
179の結果がNOであるが、テスト180の結果がY
ESであると仮定する。これによって、乗員干渉確率を
有する特定のフィーチャについてのフィーチャ処理が行
なわれる。このような場合、この特定のフィーチャに関
するビンを用いて、図7および図8に関して説明したよ
うに、処理が行なわれる。これとは逆に、テスト180
がNOであり、テスト182がYESである場合は、移
送点270に到達して、図9に示されるような、セイフ
ティサブシステムに関するフィーチャの処理に入る。続
いて、ステップ274において、アドレスnにおける現
標識により終了するフィーチャスペースの第1フィーチ
ャとして、図6のステップ177〜178により得られ
たアドレスn’における、処理中のフィーチャスペース
の第1フィーチャがセットされる。続いて、ステップ2
78においてn’が増加されることによって、このフィ
ーチャスペース内の第2フィーチャが指し示される。テ
スト279において、このフィーチャスペースの第2フ
ィーチャが標識か否かが判断される。標識であれば、こ
のフィーチャスペースには1つのフィーチャしか含まれ
ていないということであるため、テスト279の結果が
YESである場合は、ステップ280において、アドレ
スnにおける現標識により終了するフィーチャスペース
の第2フィーチャが0にセットされる。これに対して、
第2フィーチャが標識でない場合は、テスト279の結
果がNOとなり、ステップ281において、アドレスn
における現標識により終了するフィーチャスペースの第
2フィーチャとして、ログ内のn’に記憶されている、
フィーチャスペースの第2フィーチャがセットされる。
続いて、フィーチャスペースの終わりにある標識がアド
レスn’に入るまで、ステップ282およびテスト28
3において、n’が増加される。ステップ284におい
て、5を法とする(modulo five)セイフティサブシス
テムビンカウンタkが増加される。乗員干渉確率を有さ
ないフィーチャに対して、あるフィーチャに関連する階
の数が単一であるか複数であるかが、最新の5つのビン
から決定されるためである。5番目に新しいビンより前
のビンは、単に捨てられ、新たなビンがこれに代わる。
ステップ285において、このビンの日付スタンプとし
て、処理されているフィーチャスペースの終了標識のア
ドレスn’における日付スタンプがセットされる。さら
に、ステップ286において、このビンの階kとして、
処理されているフィーチャスペースの終了標識(アドレ
スn’にある)の階がセットされる。ドア反転もしくは
他の特定のフィーチャではないため、ステップ290に
おいて、このフィーチャスペースのL.O.P.Iは、
「低」としてセットされる。さらに、ステップ292に
おいて、階カウンタが0にセットされる。ステップ29
3において、以下のルーチンで利用されるローカル数M
が1にセットされ、ステップ294において、増加可能
なビンカウンタのアドレスk’として、このビンのアド
レスkがセットされる。続いて、ステップ297におい
て、k’が減少されることによって、セイフティドアシ
ステムのビンの順序における1つ前のビンが指し示され
る。さらに、ステップ297において、数Mが増加され
る。テスト298によって、調べられているビンの階が
処理されているフィーチャスペースの終了標識の階と同
じか否かが判断される。同じであれば、ステップ299
において階カウンタが増加される。しかし、同じでない
場合は、ステップ299が省略される。テスト301に
おいて、5つのビン(処理中の1つのビンを含めて)が
比較されたか否かが判断される。そうでない場合は、テ
スト302によって、最後に調べられたビンの日付スタ
ンプが今日から90日前のものであるか否かが判断され
る。そうでない場合は、プログラムがステップ296に
戻り、5つのビンが現ビンと比較されるか、もしくは調
べられた最後のビンの日付が今日から90日より前のも
のである状態になるまで、処理が継続される。このよう
な場合、テスト301もしくはテスト302の結果がY
ESになり、テスト305において、Mがステップ29
7で1にセットされたのみであるか否かが判断される。
そうであれば、ステップ306において、アドレスnに
おける現標識により終了するフィーチャスペースの階フ
ァクタFが「未知」とセットされる。Mが1ではなく、
かつ階カウンタがMと等しい場合は、連続した各ビン
k’の階がこのビンkの階と同じであることから全階が
同じであるということであるため、ステップ308にお
いて、ファクタFとして「単一」がセットされる。しか
し、階カウンタがMカウンタと同様に増加しなかった場
合は、2つ以上の階が存在しているということであるた
め、ステップ309において、ファクタFが「複数」と
セットされる。続いて、プログラムは、移送点173を
介して図6の初期状態に戻る。
【0027】約6〜8か月の間、本発明が特定のエレベ
ータ、もしくは複数の同様なエレベータのグループに利
用された後、f1,f2,Fを含む特定の徴候Sが、エ
レベータの特定部材の損傷に起因している確率をサービ
ス記録から決定することができる。整備記録によって、
損傷していることが決定されるべき実際の部材が各徴候
に関連付けられるためである。これは、部材Cが徴候S
の原因となっている確率Pとして示すことができる。
【0028】
【数3】
【0029】適切なサービス履歴を得る前に、以下の関
係式から確率を見積もることができる。
【0030】
【数4】
【0031】ここで、P(S/C)は、損傷した部材に
よって特定の徴候が生じる確率であり、P(C)は、部
材(C)が損傷している確率であり、P(S)は、特定
の徴候が生じる確率である。所定のエレベータもしくは
エレベータタイプに関する以前の損傷についての統計的
報告から、部材Cの損傷に起因して特定のエレベータが
損傷もしくは破壊する確率P(C)が得られる。ファク
タP(S/C)は、本発明が適用されているエレベータ
の運転履歴がなければ、得ることができない。しかし、
エレベータの整備および修理の専門家であれば、各部材
Cの損傷によって特定の徴候Sが生じる確率P’ (S
/C)を予想することができる。 P’(S/C)=強=0.8 P’(S/C)=中=0.5 P’(S/C)=弱=0.2 P’(S/C)=無=0.0 同様に、ファクタP(S)は、本発明を用いて履歴を得
る前には、得ることができない。しかし、統計的に、特
定の部材Cの損傷によって特定の徴候が生じる確率を考
えられる全ての部材について合計した値は、1にならな
ければならない。
【0032】
【数5】
【0033】式2を式3に代入して、
【0034】
【数6】
【0035】予想される確率P’(S/C)および未知
の基準化係数(normalizing factor)であるP’(S)
を式4に代入して、
【0036】
【数7】
【0037】従って、
【0038】
【数8】
【0039】従って、部材Cの損傷に起因して徴候Sが
生じる確率は、
【0040】
【数9】
【0041】予想確率が利用されても(例えば、本発明
を最初に適用する場合に)、実際の確率(本発明により
数ヶ月間運転させることにより得られる)が利用されて
も、特定の部材に起因して特定の徴候が生じる確率は、
各徴候、ひいては各フィーチャスペースの終了標識と関
連する。部材により徴候が生じている確率は、乗員干渉
確率(L.O.P.I)が低いフィーチャのみに対して
得られることが好適であると考えられている。
【0042】上述した特許出願は、この点について開示
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を詳細に示す機能上のブロック
図。
【図2】ドア反転ルーチンの論理流れ図。
【図3】ドア以外のセイフティのルーチンの論理流れ
図。
【図4】分割標識ルーチンの論理流れ図。
【図5】学習処理ルーチンの論理流れ図。
【図6】フィーチャ処理の初期化の論理流れ図。
【図7】ドアサブシステムのフィーチャ処理の論理流れ
図。
【図8】ドアサブシステムのフィーチャ処理の論理流れ
図。
【図9】セイフティサブシステムのフィーチャ処理の論
理流れ図。
【符号の説明】
101…エレベータ 105…分割標識 110…ログ 112〜114…フィーチャ認識ルーチン 118…学習ルーチン 120…ビン
フロントページの続き (72)発明者 ジュアン エイ.レンス バーレイロ スペイン,サンティアゴ デ コムポステ ラ,ミラドイロ 121 (72)発明者 チョウワン モーン アメリカ合衆国,コネチカット,グラスト ンベリー,ハンター レーン 11 (72)発明者 ロナルド アール.ペピン アメリカ合衆国,コネチカット,ウィンザ ー ロックス,アコーン ドライヴ 15 (72)発明者 ギャリー エル.フリーランド アメリカ合衆国,コネチカット,プレイン ヴィル,イースト ストリート 492 (72)発明者 ロバート エイチ.マシアック アメリカ合衆国,コネチカット,ソマー ズ,スプリングフィールド ロード 416 Fターム(参考) 3F303 BA01 CB21 EA05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごを備えたエレベータの運転パラメー
    タの監視および処理を行う方法であって、前記方法に
    は、(a)エレベータ性能に大きな影響を及ぼす様々な
    タイプの注目すべきフィーチャを示すイベントもしくは
    状態の発生を、エレベータの運転パラメータから検出
    し、前記の注目すべきフィーチャの発生に応答して、対
    応するフィーチャ信号を発生させるステップが含まれて
    おり、前記注目すべきフィーチャには、エレベータの運
    転状態および乗員の動作により生じ得るエレベータの運
    転イベントを示す特定の注目すべきフィーチャが含ま
    れ、さらに、前記方法には、(b)各フィーチャ信号に
    応答して、前記注目すべきフィーチャに対応するフィー
    チャ表示を時系列のログに記憶することによって、記憶
    された特定のフィーチャ表示を含む関連する記憶された
    フィーチャ表示を提供するステップと、(c)前記の記
    憶されたフィーチャ表示を、共通の原因に関連させるこ
    とができる類似したフィーチャ表示の群に分割するステ
    ップと、が含まれており、 エレベータが非運転状態にある学習段階では、(d)前
    記の記憶された特定のフィーチャ表示から、複数の前記
    の類似したフィーチャの群のそれぞれに含まれる前記フ
    ィーチャ表示の数の平均値(N’)を決定し、これに応
    答して各群に対して対応する第1の平均値(N’)表示
    を記憶するステップと、(e)前記の類似したフィーチ
    ャの群における前記表示の数の範囲を決定して、これを
    示す範囲表示を記憶するステップと、(f)前記表示の
    数の標準偏差(σ)を前記範囲表示の関数として決定
    し、これを示す標準偏差表示を記憶するステップと、が
    行われ、 前記学習段階の後のエレベータの通常運転段階では、
    (g)前記ステップ(a)〜(c)を連続的に行い、前
    記の記憶されたフィーチャ表示から、各類似したフィー
    チャ表示の群における前記フィーチャ表示の数を決定す
    るステップと、(h)前記ステップ(g)で決定された
    それぞれの前記フィーチャ表示の数と、前記平均値
    (N’)および前記標準偏差(σ)と、の関係に応じ
    て、注目すべきフィーチャの発生が乗員干渉によって生
    じている確率を示す表示を提供するステップと、が行わ
    れることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記のエレベータが非運転状態にある学
    習段階では、前記ステップ(d)およびステップ(e)
    を複数回繰り返すことによって、前記平均値(N’)表
    示を複数決定するとともに前記範囲表示を複数決定し、
    前記ステップ(d)〜(f)では、前記平均値(N’)
    表示の平均値(μ)を決定し、これを示す前記平均値
    (μ)表示を記憶し、 前記の複数の範囲表示の平均値の関数として前記標準偏
    差(σ)表示を決定することを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記関数は、前記範囲表示の前記平均値
    を0.06倍したものとすることを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップ(h)では、 前記ステップ(g)で決定された前記フィーチャ表示の
    数が、前記平均値(N’)から前記標準偏差(σ)の3
    倍値以上離れている場合に、前記の注目すべきフィーチ
    ャが乗員干渉に起因して発生している確率が低いことを
    示す表示を提供することを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記ステップ(h)では、 前記ステップ(g)で決定された前記フィーチャ表示の
    数のうちの最新の3つのうちの2つが、前記平均値
    (N’)から前記標準偏差(σ)の2倍値以上離れてい
    る場合に、前記の注目すべきフィーチャが乗員干渉に起
    因して発生している確率が中程度であることを示す表示
    を提供することを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ステップ(h)では、 (1)前記ステップ(g)で決定された前記フィーチャ
    表示の数が前記平均値(N’)から前記標準偏差(σ)
    の3倍値以上離れておらず、(2)前記ステップ(g)
    で決定された前記フィーチャ表示の数のうちの最新の3
    つのうちの2つが、前記平均値(N’)から前記標準偏
    差(σ)の2倍値以上離れていない場合に、前記の注目
    すべきフィーチャが乗員干渉に起因して発生している確
    率が高いことを示す表示を提供することを特徴とする請
    求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記の注目すべきフィーチャは、エレベ
    ータのドア反転であることを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 前記ステップ(c)では、(1)エレベ
    ータの運転パラメータから、前記の注目すべきフィーチ
    ャを共通の原因に関連させることができるエレベータ運
    転の継続の終了を示すエレベータ運転のイベントもしく
    は状態を検出し、これに応じて分割標識信号を発生さ
    せ、(2)前記分割標識に応答して、前記分割標識表示
    を前記ログ内に時系列で記憶し、前記分割標識表示によ
    って、前に前記ログ内に記憶された注目すべきフィーチ
    ャが、前記分割標識表示が前記ログ内に記録された後に
    前記ログ内に記録される注目すべきフィーチャから分割
    されるようにすることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 前記フィーチャ信号を、閉動作中のかご
    ドア反転に応じて発生させ、 前記標識信号を、(1)エレベータ走行の開始もしくは
    (2)エレベータの停止に応答して発生させることを特
    徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 かごを備えたエレベータの運転パラメ
    ータの監視および処理を行う方法であって、(a)エレ
    ベータ性能に大きな影響を及ぼす様々なタイプの注目す
    べきフィーチャを示すイベントもしくは状態の発生を、
    イベントおよび状態を含むエレベータの運転パラメータ
    から検出し、前記の注目すべきフィーチャの発生に応答
    して、対応するフィーチャ信号を発生させるステップ
    と、(b)各フィーチャ信号に応答して、前記注目すべ
    きフィーチャに対応するフィーチャ表示を時系列のログ
    に記憶することによって、関連する記憶されたフィーチ
    ャ表示を提供するステップと、(c)各フィーチャ信号
    に応答して、エレベータかごが位置する階を示す階数信
    号を記憶し、(d)前記の記憶されたフィーチャ表示
    を、共通の原因に関連させることができる類似したフィ
    ーチャ表示の群に分割するステップと、(e)各群の注
    目すべきフィーチャと同じタイプの第1の注目すべきフ
    ィーチャを有する所定数の前記群から、前記の第1の注
    目すべきフィーチャの全てが前記かごとともに(1)同
    じ階で起こっているか、もしくは(2)複数の階で起こ
    っているか、を各群に対して決定し、(1)の場合には
    単一階表示を記憶し、(2)の場合には複数階表示を記
    憶するステップと、が含まれることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 前記の所定数の群のうち、各群の第1
    の注目すべきフィーチャと同じ第1の注目すべきフィー
    チャを含む群の数が、選択された数以上でない場合に、
    (1)(2)が未知であることを示す表示を各群に対し
    て記憶することを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記の選択された数が、前記の各群を
    含めて1であることを特徴とする請求項11記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 かごを備えたエレベータの運転パラメ
    ータの監視および処理を行う方法であって、(a)エレ
    ベータ性能に大きな影響を及ぼす様々なタイプの注目す
    べきフィーチャを示すイベントもしくは状態の発生を、
    イベントおよび状態を含むエレベータの運転パラメータ
    から検出し、前記の注目すべきフィーチャの発生に応答
    して、対応するフィーチャ信号を発生させるステップ
    と、(b)各フィーチャ信号に応答して、前記注目すべ
    きフィーチャに対応するフィーチャ表示を時系列のログ
    に記憶することによって、関連する記憶されたフィーチ
    ャ表示を提供するステップと、(c)前記の記憶された
    フィーチャ表示を、共通の原因に関連させることができ
    る類似したフィーチャ表示の群に分割するステップと、
    (d)前記群における第1のフィーチャと、第2のフィ
    ーチャが前記群に含まれている場合にはこの第2のフィ
    ーチャと、を含む徴候Sの信号表示を各群に対して提供
    するステップと、(e)損傷履歴を有するエレベータの
    各部材Cに対して、(1)専門家に各部材Cの損傷に起
    因して1つもしくは複数の徴候Sが発生する確率P’
    (S/C)を予想させ、さらに、(2)各部材Cが損傷
    している確率P’(C)を決定するステップと、(f)
    徴候Sが各部材Cの損傷に起因して生じる予想確率P’
    を決定するステップと、が含まれることを特徴とする方
    法。 【数1】
  14. 【請求項14】 ステップ(d)で提供された徴候Sに
    対して、損傷していることにより前記徴候Sの原因とな
    っている可能性がある部材のリストの表示を提供し、前
    記リストを、ステップ(f)で最も可能性が高いものと
    決定された部材が最初に、最も可能性が低いものと決定
    された部材が最後となるような順序で構成することを特
    徴とする請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 かごを備えたエレベータの運転パラメ
    ータの監視および処理を行う方法であって、前記方法に
    は、(a)エレベータ性能に大きな影響を及ぼす様々な
    タイプの注目すべきフィーチャを示すイベントもしくは
    状態の発生を、エレベータの運転パラメータから検出
    し、前記の注目すべきフィーチャの発生に応答して、対
    応するフィーチャ信号を発生させるステップが含まれて
    おり、前記注目すべきフィーチャには、エレベータの運
    転状態および乗員の動作により生じ得るエレベータの運
    転イベントを示す特定の注目すべきフィーチャが含ま
    れ、さらに、前記方法には、(b)各フィーチャ信号に
    応答して、前記注目すべきフィーチャに対応するフィー
    チャ表示を時系列のログに記憶することによって、記憶
    された特定のフィーチャ表示を含む関連する記憶された
    フィーチャ表示を提供するステップと、(c)前記の記
    憶されたフィーチャ表示を、共通の原因に関連させるこ
    とができる類似したフィーチャ表示の群に分割するステ
    ップと、が含まれており、エレベータが非運転状態にあ
    る学習段階では、(d)前記の記憶された特定のフィー
    チャ表示から、複数の前記の類似したフィーチャの群の
    それぞれに含まれる前記の特定のフィーチャ表示の数の
    平均値(N’)を決定し、これに応答して各群に対して
    対応する第1の平均値(N’)表示を記憶するステップ
    と、(e)それぞれの類似したフィーチャの群における
    前記表示の数の範囲を決定して、これを示す範囲表示を
    記憶するステップと、(f)前記表示の数の標準偏差
    (σ)を前記範囲表示の関数として決定し、これを示す
    標準偏差表示を記憶するステップと、が行われ、(g)
    損傷履歴を有するエレベータの各部材Cに対して、
    (1)専門家に各部材Cの損傷に起因して1つもしくは
    複数の徴候Sが発生する確率P’(S/C)を予想さ
    せ、さらに、(2)各部材Cが損傷している確率P’
    (C)を決定するステップと、前記学習段階の後のエレ
    ベータの通常運転段階では、(h)前記ステップ(a)
    〜(c)を連続的に行い、前記の記憶されたフィーチャ
    表示から、各類似したフィーチャ表示の群における前記
    の特定のフィーチャ表示の数を決定するステップと、
    (i)前記ステップ(g)で決定されたそれぞれの前記
    フィーチャ表示の数と、前記平均値(N’)および前記
    標準偏差(σ)と、の関係に応じて、注目すべきフィー
    チャの発生が乗員干渉によって生じている確率を示す表
    示を提供するステップと、(j)各フィーチャ信号に応
    答して、エレベータかごが位置する階を示す階数信号を
    記憶するステップと、(k)各群の注目すべきフィーチ
    ャと同じタイプの第1の注目すべきフィーチャを有する
    所定数の前記群から、前記の第1の注目すべきフィーチ
    ャの全てが前記かごとともに(1)同じ階で起こってい
    るか、もしくは(2)複数の階で起こっているか、を各
    群に対して決定し、(1)の場合には単一階表示を記憶
    し、(2)の場合には複数階表示を記憶するステップ
    と、(i)前記群における第1のフィーチャと、第2の
    フィーチャが前記群に含まれている場合にはこの第2の
    フィーチャと、を含む徴候Sの信号表示を各群に対して
    提供するステップと、(m)徴候Sが各部材Cの損傷に
    起因して生じる予想確率P’を決定するステップと、が
    含まれることを特徴とする方法。 【数2】
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