JP2002002626A - 容器殺菌装置 - Google Patents

容器殺菌装置

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JP2002002626A
JP2002002626A JP2000186566A JP2000186566A JP2002002626A JP 2002002626 A JP2002002626 A JP 2002002626A JP 2000186566 A JP2000186566 A JP 2000186566A JP 2000186566 A JP2000186566 A JP 2000186566A JP 2002002626 A JP2002002626 A JP 2002002626A
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重弥 川井
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裕一郎 迫
Masami Matsunaga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、殺菌液の噴霧量の調整が適
正に行なえる容器殺菌装置を提供することにある。 【解決手段】 容器118に揮発性殺菌液を霧状に噴霧
する噴霧手段116と、殺菌液タンク112内の殺菌液
に所定の圧力をかけて該噴霧手段116に供給する加圧
手段114と、を備えた容器殺菌装置において、殺菌液
の流量を調整し、該噴霧手段116からの噴霧量を調整
可能な流量調整弁130と、該弁130の後段に設けら
れ、該殺菌液の噴霧量を、配管中の殺菌液の送液流量に
基づいて監視するための流量センサ132、配管中の殺
菌液の送液圧力に基づいて監視するための圧力センサ1
20と、該流量センサ132からの出力及び圧力センサ
120からの出力が制御情報記憶手段に記憶されている
制御情報での所望の噴霧量が得られる出力となるよう
に、該流量調整弁130に流量調整を行わせる流量制御
手段と、を備えたことを特徴とする容器殺菌装置12
4。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容器殺菌装置、特に
殺菌液の噴霧量の制御機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、細菌などが発育する可能性がある
食品あるいは飲料等を充填した缶等の容器は充填後、加
熱殺菌を行なうが、内容物自体の劣化を防ぐため、フレ
ーバをよくするため、及び内容物に高温をかけられない
場合、あるいは容器に用いられる塗料、フィルム等の耐
熱性が低い場合には、容器への無菌充填を行なう必要が
ある。
【0003】この場合、このような容器については、あ
らかじめ無菌状態としておくことが要求される。そこ
で、従来から、容器に過酸化水素等の揮発性殺菌液を吹
付け、殺菌を行なっている。その後、熱風(温風)乾燥
等が行なわれている。
【0004】前記殺菌を行なう装置としては、殺菌液を
扱う殺菌装置ではなく、本来は塗料等を塗布するもので
あるが、例えば特公平8−22422号公報等に示され
た一般的な吹付け装置等が用いられる。例えば図7に示
すように前記塗料に代えて過酸化水素水等の揮発性殺菌
液10を過酸化水素水タンク12に入れる。この過酸化
水素水タンク12の殺菌液10は吸引ポンプ14により
圧力をかけて噴霧ノズル16に供給され、噴霧ノズル1
6から容器である缶18等に吹付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、容器の殺菌
を適正に行なうには、以下の理由から噴霧ノズル16か
らの噴霧量を一定量に保つことが非常に重要な課題とな
る。すなわち、殺菌液の噴霧量にばらつきが生じ、殺菌
不足であると、細菌及び微生物等の繁殖により容器の充
填内容物が変敗しまうこともある。一方、余剰な殺菌液
を吹き付けてしまうと、乾燥時、容器に付着した余剰殺
菌液が液滴痕として残ってしまうこともある。
【0006】このために、従来においては、前記噴霧ノ
ズル16からの噴霧量を、流量センサ、或いは圧力セン
サ等のセンサ20により監視し、コンピュータ22によ
り噴霧量が適正か否かの簡易な判断をすることが行なわ
れている。しかしながら、食品あるいは飲料等を容器へ
無菌充填を行なう場合、殺菌液を対象容器に安定して均
一に噴霧することが、殺菌不足あるいは殺菌液残りの不
良品が良品に混入してしまうという危険性を回避する上
で、あるいは品質的にも重要であり、噴霧量の調整につ
いては、未だ改善の余地が残されている。
【0007】本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は殺菌液の噴霧量の調整が適正
に行なえる容器殺菌装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明にかかる容器殺菌装置は、流量調整弁と、流量
センサと、圧力センサと、制御情報記憶手段と、流量制
御手段と、を備えることを特徴とする。ここで、前記流
量調整弁は、配管中の殺菌液の送液流量を調整し、噴霧
手段からの噴霧量を調整可能とする。
【0009】また、前記流量センサは、前記流量調整弁
の後段に設けられ、前記噴霧手段からの噴霧量を、配管
中の殺菌液の送液流量に基づいて監視するための殺菌液
の送液流量情報を出力する。前記圧力センサは、前記流
量調整弁の後段に設けられ、前記噴霧手段からの噴霧量
を、配管中の殺菌液の送液圧力に基づいて監視するため
の殺菌液の送液圧力情報を出力する。
【0010】前記制御情報記憶手段は、所望の噴霧量が
得られた時に予め得ておいた前記流量センサの出力と前
記圧力センサの出力の関係を制御情報として記憶する。
前記流量制御手段は、前記流量センサからの出力及び圧
力センサからの出力が前記制御情報記憶手段に記憶され
ている制御情報での所望の噴霧量が得られる出力となる
ように、前記流量調整弁に流量調整を行わせる。なお、
本発明においては、診断手段を備えることが好適であ
る。
【0011】ここで、前記診断手段は、前記制御情報記
憶手段に記憶されている流量センサの出力と圧力センサ
の出力のそれぞれに、正常値範囲が設定されており、少
なくともいずれか一方のセンサ出力が該センサに対応す
る正常値範囲から外れた場合は、これを噴霧量の異常と
して判断する。また、本発明においては、前記配管中の
発泡エアを外部に抜くためのエア抜き手段を備えること
も好適である。
【0012】さらに、本発明においては、前記噴霧手段
に殺菌液のショット噴霧(間欠的な噴霧)を行なわせる
ショット噴霧制御手段と、前記流量センサと前記流量制
御手段との間に設けられた補正手段と、を備え、前記流
量センサは、検出した流量に比例した数のパルス信号を
出力し、前記補正手段は、前記流量センサからの各パル
ス信号の時間間隔を監視し、前段のパルス信号との時間
間隔が所定の時間間隔より小さいパルス信号を逆流パル
スと判断し、前記流量制御手段は、前記流量センサから
の出力のうち、前記補正手段で判断された逆流パルス信
号を除いた数のパルス信号を、流量センサの真の出力と
みなすことも好適である。
【0013】ここにいう容器とは、例えば食品あるいは
飲料等を充填するための缶等をいう。この場合、缶内
面、外面、底面はもちろん、缶を密閉する際に用いられ
る缶蓋等を含めたものをいう。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の好適
な実施形態について説明する。本実施形態では、殺菌液
として過酸化水素水を想定し、これを容器としての缶に
噴霧する場合について説明する。図1には、本発明の一
実施形態にかかる容器殺菌装置の概略構成が示されてお
り、図2には、該本実施形態にかかる容器殺菌装置の制
御系のブロック図が示されている。なお、前記図7と対
応する部分には符号100を加えて示し説明を省略す
る。
【0015】図1,2に示す殺菌装置124は、缶(容
器)118の搬送手段125と、噴霧ノズル116(噴
霧手段)と、過酸化水素水冷却供給タンク112(以
下、「殺菌液タンク」と呼ぶ)と、配管126と、エア
抜きユニット(エア抜き手段)128と、加圧用圧力源
(加圧手段)114と、ニードル自動可変バルブ130
(流量調整弁)と、流量センサ132と、圧力センサ1
20と、コンピュータ122(流量制御手段、制御情報
記憶手段、診断手段)を含んで構成される。
【0016】ここで、前記噴霧ノズル116は、搬送手
段125により自転しながら搬送される缶(容器)11
8に低濃度の過酸化水素水(揮発性殺菌液)を霧状に噴
霧する。また、前記殺菌液タンク112は、過酸化水素
水を入れる。
【0017】前記配管126は、前記殺菌液タンク11
2内の過酸化水素水を噴霧ノズル116に供給する。前
記加圧用圧力源114は、殺菌液タンク112内の過酸
化水素水に圧力をかけて噴霧ノズル116に供給してい
る。すなわち、加圧用圧力源114からの圧縮エア又は
窒素ガス(以下、総称して「圧縮空気」と呼ぶ)は、殺
菌液タンク112に供給され、該殺菌液タンク112内
の低濃度の過酸化水素水に一定圧力をかけて、噴霧ノズ
ル116に供給している。
【0018】前記ニードル自動可変バルブ130は、配
管126内部の流路面積を変え、該配管126中の過酸
化水素水の送液流量を調整している。これにより噴霧ノ
ズル116からの噴霧量を調整可能にしている。前記流
量センサ132は、ニードル自動可変バルブ130の後
段に設けられ、噴霧ノズル116への実噴霧量(実際の
噴霧量)情報を電気パルス信号として出力する。
【0019】前記圧力センサ120は、ニードル自動可
変バルブ130の後段に設けられ、噴霧ノズル116か
らの噴霧圧力情報を、電気電圧比例信号として出力す
る。図2に示される前記コンピュータ122は、制御情
報記憶手段(例えばHDD等)134と、演算処理部1
36を含む。ここで、前記制御情報記憶手段134は、
所望の噴霧量が得られた時にあらかじめ取得しておいた
流量センサ132の送液流量情報、及び圧力センサ12
0の送液圧力情報の関係を制御情報として記憶してい
る。
【0020】前記演算処理部136は、流量センサ13
2からの出力及び圧力センサ120からの出力が、制御
情報記憶手段134に記憶されている制御情報での、所
望の噴霧量が得られる出力となるように、ニードル自動
可変バルブ130に流量調整を行なわせている。
【0021】一方、加圧用圧力源114による殺菌液タ
ンク112内での圧力、圧縮エア又は窒素ガス供給タン
ク137内での圧力は、例えばコンピュータ122等に
より、ある一定圧力に設定されている。そして、本実施
形態において、圧縮エア又は窒素ガス供給タンク137
内の圧縮空気は、ソレノイドバルブ138を介して噴霧
ノズル116に供給されている。
【0022】このため、コンピュータ122によりソレ
ノイドバルブ138と噴霧ノズル116内のソレノイド
バルブ(図示省略)を同期させて開作動すると、噴霧ノ
ズル116では過酸化水素水を圧縮空気で霧状にして缶
118に噴霧する。このコンピュータ122によりソレ
ノイドバルブ138を閉作動すると、噴霧ノズルへの圧
縮空気の供給が止まり、更に噴霧ノズル内のソレノイド
バルブ(図示省略)と同期して閉動作すると、缶118
への過酸化水素水の噴霧が止まる。
【0023】以上のようにして本実施形態にかかる容器
殺菌装置124を構成することにより、缶118に過酸
化水素水の噴霧を行なうか否かの制御が行なわれる。
【0024】<噴霧量の調整>ところで、殺菌を適正に
行うためには噴霧ノズル116からの殺菌液の噴霧量を
一定量に制御しなければならない。このために、本実施
形態では、ニードル自動可変バルブ130の後段にエア
抜きユニット128を配置し、配管126中で発生する
殺菌液の発泡エアを抜く。
【0025】そして、エア抜きユニット128の後段に
噴霧ノズル116への実噴霧量を監視するための流量セ
ンサ132及び圧力センサ120が設けられている。そ
して、これらのセンサ132,120からの出力に基づ
いて、ニードル自動可変バルブ130の例えばPID動
作、或いは位相差補償等のフィードバック制御が行なわ
れ、過酸化水素水の送液流量を適量に調整している。
【0026】すなわち、本実施形態では、流量センサ1
32により配管126中の過酸化水素水の送液流量が監
視され、かつ圧力センサ120により配管126中の過
酸化水素水の送液圧力が監視されている。これにより噴
霧ノズル116からの噴霧量が正規稼動時にはリアルタ
イムに監視される。
【0027】そして、これらのセンサ132,120の
出力は、それぞれのアンプ140,142を介してコン
ピュータ122に入力されている。この総合コンピュー
タ122の演算処理部136では、アンプ140,14
2からのそれぞれのセンサ132,120の出力に基づ
いて、ニードル自動可変バルブ130のフィードバック
制御が行われる。
【0028】ここで、コンピュータ122の制御情報記
憶手段134には、所望の一定噴霧量が得られた時にあ
らかじめ取得しておいた流量センサ132の送液流量情
報、及び圧力センサ120の送液圧力情報の関係が制御
情報として記憶されている。このため、演算処理部13
6は、流量センサ132からの出力及び圧力センサ12
0からの出力が、制御情報記憶手段134の噴霧量と送
液流量情報及び送液圧力情報の関係での所望の噴霧量が
得られる出力となるように、ニードル自動可変バルブ1
30の流量調整が行なわれる。
【0029】このようにして本実施形態では、正規稼動
時、噴霧ノズル116からの噴霧量は流量センサ132
と圧力センサ120によりリアルタイムに監視され、演
算処理部136は、流量センサ132からの出力及び圧
力センサ120からの出力が、制御情報記憶手段134
の噴霧量と送液流量情報及び送液圧力情報の関係での所
望の噴霧量が得られる出力となるように、ニードル自動
可変バルブ130による配管126の内部の流路面積の
調整を行なわれるので、送液流量、すなわち噴霧量が適
量に調整される。
【0030】この噴霧量の調整精度の向上機構の詳細で
あるが、本実施形態に用いられる低濃度の過酸化水素水
は揮発性を有する殺菌液であるため、他の液体を噴霧す
る場合に比較し低い圧力をかけて噴霧する必要がある。
ここで、制御情報に関して、圧力センサからでは、ノズ
ルの磨耗、ノズルの目詰まり、過酸化水素水の発泡、エ
ア抜きユニットからの排出流量による圧力の増減値など
が検出可能であるが、一方の流量センサからでは、実噴
霧量の瞬時流量及び平均流量しかわからない。
【0031】このように一種類のセンサからではこのよ
うな噴霧量制御に微妙な影響を与える情報を監視するの
は非常に困難であるが、流量センサ及び圧力センサの出
力の相互関係を用いることにより、低い圧力で噴霧する
場合でも、前記の微妙な影響をもしっかり監視できる。
【0032】この結果、本実施形態では、噴霧ノズル1
16からの噴霧量を、流量センサのみ、或いは圧力セン
サのみにより監視し、殺菌液タンク内の過酸化水素水に
かける圧力を調整した場合に比較し、より微妙な噴霧量
の調整を迅速に可能にしていると共に、下記のような正
規稼動時の診断機構を構成可能にしている。
【0033】<診断機能>本実施形態では、正規稼動時
において、コンピュータ122が、流量センサ132の
送液流量情報、圧力センサ120の送液圧力情報のいず
れか一方でも、該センサに対応する正常値範囲を外れた
場合は、これを噴霧量等の異常として判断する診断手段
としての機能をも有する。
【0034】すなわち、制御情報記憶手段134に記憶
されている、ある一定の噴霧量と、流量センサ出力及び
の圧力センサ出力の関係のうちで、流量センサの送液流
量情報、圧力センサの送液圧力情報にそれぞれの正常値
範囲を設定している。
【0035】そして、コンピュータ122は、ある一定
噴霧量を得るのに、一方のセンサの出力が正常値範囲に
あるにもかかわらず、他方のセンサの出力が正常値範囲
を外れた状態が所定の時間以上続いた場合は、このよう
な正常値範囲外の出力を示したセンサ、ニードル自動可
変バルブ130、配管126の経路、噴霧ノズル116
等に不具合が生じていると判断している。
【0036】また、本実施形態では、コンピュータ12
2は、噴霧ノズル116の目詰まりと、その開放状態
(噴霧している状態)、またエアー抜き量を検知するた
めに、噴霧時の圧力センサの正常値範囲を設定してい
る。これにより噴霧時の圧力センサ120の出力から瞬
時にその判断が可能である。
【0037】このようにしてコンピュータ122は、流
量センサ132からの出力及び圧力センサ120からの
出力に基づいて、センサ自体の不具合やニードル自動可
変バルブ130等の部品の不具合や、噴霧ノズル116
の目詰まり、開放状態、およびエアー抜き量を検出可能
にしている。また、本実施形態では、フィルタ144,
146の目詰まりは、その前後に設けられた圧力センサ
148,150により監視されている。
【0038】例えばコンピュータ122は、圧力センサ
148,150の出力を検知しており、その圧力出力偏
差が正常値範囲を外れた状態が所定の時間以上続いた場
合は、これをフィルタ144,146に目詰まりが発生
したものと判断する。そして、コンピュータ122は、
異常ありと判断した場合、NG信号を発生し、その不具
合の内容を使用者に知らせる。
【0039】このように本実施形態では、圧力センサ1
20及び流量センサ132による噴霧量の管理だけでな
く、該噴霧量の管理に影響を及ぼすであろう各種の要素
の診断を可能にしたことにより、そのような工夫のない
場合に比較し、噴霧量を常に適量に調整することができ
る。
【0040】<気泡対策>本実施形態においては、容器
殺菌装置124のスタート時、または再スタート時は、
配管126中に気泡が発生することがある。このため、
本実施形態では、エア抜きユニット128の電磁弁14
9により過酸化水素水の大流量排出を強制的に行ってい
る。すなわち、コンピュータ122は、配管126内か
ら発泡エアが排除されてセンサ132,120の出力が
安定するまで、エア抜きユニット128の電磁弁149
から、配管126内の発泡エアを過酸化水素水と共に強
制的に大流量排出させる。
【0041】これにより、配管126に過酸化水素水を
均一に供給することが可能になるので、短時間で流量は
安定状態になる。このように本実施形態では、配管12
6内で発泡したエアは、過酸化水素水と共に強制的に排
出されるので、安定性を増大させることができる。これ
により早い時間に流量コントロールが容易となる。
【0042】そして、コンピュータ122は、センサ1
32,120の出力が演算処理部136の制御情報記憶
手段134と比較し、一致したのを確認した後は、演算
処理部136により制御されている一定量ニードルバル
ブ151によりエア抜きユニット128の排出流量を元
の一定流量に戻し、更にニードル自動可変バルブ130
の制御も同時に行ない、前記本実施形態において特徴的
な流量管理を再開することとなる。
【0043】なお、一定量ニードルバルブ151は、手
動でも切り替えることができる。また、過酸化水素水
は、温度上昇により気体となる性質を持っており、前述
のように配管126中や噴霧ノズル116内に発泡エア
が混じると、安定した流量制御が行えないので、恒温に
保つ必要がある。そこで、本実施形態にかかる容器殺菌
装置124では、殺菌液タンク112に冷却機能を持た
せている。
【0044】この殺菌液タンク112は、該殺菌液タン
ク112内の過酸化水素水を冷却するための冷却フィン
(図示省略)が、例えばその外周囲とほぼ中心部のそれ
ぞれに設けられている。また、この殺菌液タンク112
の外周及び内部フィンにはチラー154からの冷却水を
循環させている。
【0045】すなわち、本実施形態では、チラー154
からの冷却水は、殺菌液タンク112の外周及び内部フ
ィンに供給され、該殺菌液タンク112内の過酸化水素
水の冷却を行い、再度チラー154に供給される。ま
た、殺菌液タンク112内に攪拌装置を設け、過酸化水
素水の発泡が発生しない程度に攪拌し、過酸化水素水の
温度のムラを大幅に低減する。チラー154に戻った冷
却水の温度は再調整され、殺菌液タンク112に供給さ
れている。
【0046】この結果、噴霧ノズル116に供給する過
酸化水素水の温度を適温に維持することができる。した
がって、本実施形態では、配管126内で発生する過酸
化水素水中のエアを最小限に抑えられるので、流量制御
が非常に容易となる。また、過酸化水素水は、配管12
6中を流れているだけで、配管126内の面抵抗等によ
っても温度が上昇し、かつ過酸化水素水が発泡してしま
う場合もある。
【0047】このために、本実施形態では、配管126
の内面を鏡面研磨、電解研磨等の処理された面抵抗の少
ない通過路材としたり、たまり等の段差等をなくした
り、屈曲している部分では内面を大きなRで構成する等
して、配管126内では面抵抗が少ない構造としてい
る。この結果、たまりがなくなるので、過酸化水素水を
よりスムースに流すことができる。
【0048】したがって、そのような工夫のない場合に
比較し、前記面抵抗等による過酸化水素水の発熱、及び
発泡をより大幅に低減することができる。また、配管の
内径を小径としたり、その全長を短くしても、過酸化水
素水の温度上昇、及び発泡を低減することができる。あ
るいは、このような冷却機構に代えて、図3に示すよう
な2重構造の配管126、例えば内側導路を過酸化水素
水の導路156、外側導路を冷却水の導路158とした
ものを用いることも可能である。これにより前記殺菌液
タンク112と同様、過酸化水素水の冷却を良好に行な
える。
【0049】ここで、前記2重構造の配管126を用い
た場合は、冷却水は、過酸化水素水を流す方向とは逆方
向に流すのが好ましい。すなわち、前記2重構造の配管
126を用いる場合は、前記冷却水を噴霧ノズル116
の接続付近から入れ、殺菌液タンク112との接続付近
から出すように構成している。
【0050】この結果、殺菌液タンク112付近に比較
し、温度上昇が予想される噴霧ノズル116付近の過酸
化水素水を積極的に冷却することができる。一方、殺菌
液タンク112付近の過酸化水素水は、あまり温度が上
昇していないので、噴霧ノズル116の付近を流れた後
の冷却水でも、十分に適温に冷却することができる。
【0051】したがって、前記2重構造の配管126を
用いた場合は、冷却水の流れ方向を考慮しない場合に比
較し、過酸化水素水の冷却を効率的に行なうことが可能
となる。また、本実施形態では、エア抜きユニット12
8からの過酸化水素水は、その圧力が途中で大気圧に戻
されて、回収タンク160に回収される。この回収タン
ク160内の過酸化水素水は、送液ポンプ161により
殺菌液タンク112に送液されている。
【0052】このとき、過酸化水素水は、濃度管理装置
162により適当濃度に再調整され、フィルタ144,
146を介して殺菌液タンク112に供給される。この
ようにしてエア抜きユニット128からの回収された過
酸化水素水を再利用することにより、省資源化が図られ
る。また、この濃度管理装置162には、さらに高濃度
過酸化水素水用の配管164と、純水用の配管166を
それぞれ設けることが好ましい。
【0053】この配管164からの高濃度過酸化水素水
と、配管166からの純水は、前記濃度管理装置162
により混合されて、回収されて再利用される過酸化水素
水と合わせて適当濃度に調整され、殺菌液タンク112
に供給される。
【0054】以上のように本実施形態にかかる容器殺菌
装置124によれば、このような配管126中の適所に
設けられた圧力センサ120、及び流量センサ132に
より噴霧量をリアルタイムに監視し、演算処理部136
により、流量センサ132からの出力及び圧力センサ1
20からの出力が制御情報記憶手段134の噴霧量と送
液流量情報及び送液圧力情報の関係での所望の噴霧量が
得られる出力となるように、ニードル自動可変バルブ1
30に流量調整を行なわせることにより、噴霧ノズル1
16からの噴霧量をより適量に調整することができる。
これにより、噴霧量の調整の精度が要求される殺菌装置
であっても、満足のゆく精度が得られる。
【0055】また、本実施形態では、圧力センサ120
及び流量センサ132による噴霧量の管理だけでなく、
噴霧量の調整に影響を及ぼすであろう各種の要素の診断
を可能にしたことにより、そのような工夫のない場合に
比較し、噴霧量を常に適量に調整することができる。
【0056】さらに、本実施形態では、配管中の発泡エ
アを外部に抜くためのエア抜きユニット128を流量セ
ンサ132の前段に備えることにより、過酸化水素中の
発泡エアを外部に効率良く、かつ良好に抜くことができ
るので、配管中に流れる過酸化水素水の流量制御が迅速
かつ容易となるので、スタート時、或いは再スタート時
でも、噴霧量の制御をより適正に行なえる。
【0057】なお、本発明の容器殺菌装置は、前記各構
成に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、
種々の変形が可能である。例えば、前記各構成では、揮
発性殺菌液として過酸化水素水を用い、これを圧縮空気
で霧状にして容器に噴霧した例について説明したが、本
発明の殺菌装置は、これに限定されるものではなく、圧
縮空気で霧状にすることなくそのまま吹付けたり、他の
種類の殺菌液や殺菌対象物、例えば紙や合成樹脂製の容
器等にも適用してもよい。
【0058】また、前記構成では、流量センサ132の
後段に圧力センサ120を設けた例について説明した
が、本発明の容器殺菌装置は、これに限定されるもので
はなく、流量センサ132の前段に圧力センサ120を
設けてもよい。また、前記構成では、連続噴霧を行う例
について説明したが、噴霧ノズル116の内部に装着さ
れているソレノイドバルブ(図示省略)を演算処理部1
36により制御して、下記のようにショット噴霧(間欠
噴霧)を行うことも可能となる。
【0059】<ショット噴霧への適用>連続噴霧を行う
際、噴霧ノズル116からの噴霧量を監視するために
は、通常流量センサが用いられるが、ショット噴霧を行
う際についても、流量センサを用いた場合には、噴霧量
を正確に監視できず、従来は、ショット噴霧量を監視す
るためには圧力センサが用いられる。
【0060】しかしながら、この場合、連続噴霧を行う
場合とショット噴霧を行う場合とで例えば別の殺菌装置
を用意する必要があり、面倒であった。そこで、本発明
者らが、前記ショット噴霧に流量センサを用いた場合の
噴霧量取得情報の信頼性低下について鋭意検討を行った
結果、下記のような原因を究明した。
【0061】すなわち、図4(A)に示すような縦軸に
実際の積算流量を、横軸に時間を取った積算流量と、同
図(B)に示すような縦軸にセンサ出力レベルを、横軸
に時間を取った流量センサ出力について、例えば正流パ
ルスP1の立下りエッジが来てから次のパルスP2の立
上りエッジが来るまでの間(時間t1−t2間)での積
算流量を比較すると、時間はt1〜t2へと経過してい
ても、実際の積算流量は増加しておらず、逆流が生じて
いると考えられる。
【0062】一方、流量センサでは、時間t1−t2の
間に、逆流によって戻された体積により歯車が逆転した
ときに、正転で一度検出部を通過した被検出体(殺菌
液)が再び検出部を通過することにより、歯車の一つの
被検出体が正転、逆転、正転し、計3回検出部を通過す
るので、パルスP2分だけ、1パルス余計に検出される
ことになる。
【0063】このため、同図(B)に示すような流量セ
ンサ出力をそのまま流量の算出に用いると、同図(A)
に示すような実際の流量よりも大きな出力が出てしま
い、正確な流量制御、つまり正確なショット噴霧量制御
が行なえない。そこで、本実施形態においては、図5に
示すように、検出した流量に比例した数のパルス信号を
出力する流量センサ132としての歯車式流量センサと
演算処理部136の流量制御手段170との間に補正手
段172を設けている。
【0064】この補正手段172は、流量センサ132
からの各パルスの時間間隔を監視し、前段のパルスとの
時間間隔が最小パルス時間間隔(所定の時間間隔)ti
より小さいパルスを逆流パルスと判断する。そして、流
量制御手段170は、流量センサ132からの出力に対
し、前段の補正手段172で判断された逆流パルスを除
いた数のパルスを、流量センサ132の真の出力とみな
している。
【0065】すなわち、補正手段172が、正流パルス
エッジから次のパルスエッジが来るまでの時間間隔を計
測し、最小パルス時間間隔tiを用いて、以下に示す判
定条件により正流パルスか、逆流パルスかの判定を行な
っている。
【0066】正流パルスの判定条件 一定時間以上(最小パルス時間間隔ti以上)、同一
レベル継続後のエッジは正流のものとして取り込む。す
なわち、通常は一定流速で流体が流れているので、その
状態で一定未満のパルス間隔にはならないからである。
逆流パルスは2度続かないという前提条件より、逆流
パルス終了後のエッジは正流のものとみなす。
【0067】逆流パルスの判定条件 正流立下りパルスエッジから最小パルス時間間隔ti
未満に次のパルスの立ち上りエッジがあり、かつ変化
後、最小パルス時間間隔ti未満にそのパルスの立下り
エッジが来たとき、このパルスは正流方向としては前提
条件によりありえない速さのパルスである。このような
パルスを逆流によって生じたパルス、つまり逆流パルス
とみなして、このパルスのエッジは有効とせず、周期計
測は逆流パルス発生前の立下りから継続する。
【0068】このように本実施形態では、正流パルスの
立下りエッジから次のパルスが来るまでの時間間隔を計
測し、次のパルスエッジが来たときに正流パルスか、或
いは逆流パルスかの判定を行なう。最小パルス間隔未満
であれば、逆流パルスと判定する。
【0069】この結果、流量制御手段170は、図6
(A)に示すような正流パルスP1の立下りエッジから
最小パルス間隔ti未満で立上りエッジが来た逆流パル
スP2を流量の算出には用いず、流量センサ132から
の出力に対し、同図(B)に示すように、補正手段17
2で判断された逆流パルスP2を除き、1つのパルスP
3とする補正を行ない、これを流量センサ132の真の
出力とみなすので、本来の流量を求めることができる。
【0070】しかも、前記連続噴霧を行う殺菌装置12
4を用いてショット噴霧を行った場合であっても、前述
のようにして得られた正流パルスの数のみに基づいて、
正確な流量情報が得られるので、連続噴霧とショット噴
霧とで別の殺菌装置を用いた場合に比較し、汎用性が向
上される。
【0071】なお、本実施形態では、正流パルスか、或
いは逆流パルスかの判定に用いられる前記最小パルス時
間間隔tiは、流量センサ132のパルスレートと最大
流速の2項目により算出する。 パルスレート:q〔ml/P〕 最大流速:m〔ml/min〕 最大周波数:f=m/60/q〔Hz〕 最大周期:τ=1/f〔s〕 最小パルス時間間隔:ti=τ/2〔s〕
【0072】また、コンピュータ122は、噴霧ノズル
116の不具合前兆を監視するために、1ショット噴霧
毎の圧力を移動平均化、比較する機能を有している。例
えば、コンピュータ122は、1ショット噴霧毎の圧力
の平均値が所定の正常値範囲より外れた場合、これを噴
霧ノズル116の不具合の前兆として判断する。
【0073】この結果、噴霧ノズル116の内部のニー
ドル弁、シート、パッキング、スプリング等の部品(図
示省略)の不具合を監視することが可能となる。なお、
コンピュータ122は、必要に応じてNG信号等を送信
し、噴霧ノズル116の不具合を使用者に知らせること
も可能である。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる容器
殺菌装置によれば、流量調整弁の後段に設けられた流量
センサ及び圧力センサにより噴霧手段からの噴霧量をリ
アルタイムに監視し、流量センサからの出力及び圧力セ
ンサからの出力が制御情報記憶手段に記憶されている制
御情報での所望の噴霧量が得られる出力となるように流
量調整弁に流量調整を行わせる流量制御手段を備えるこ
ととしたので、噴霧手段からの噴霧量の制御が適正に行
なえる。また、本発明においては、少なくとも一方のセ
ンサ出力が該センサに対応する正常値範囲を外れた場合
は、噴霧量に異常ありと判断する診断手段を備えること
により、噴霧量の制御が常に正確に行なえる。また、本
発明においては、配管中の発泡エアを外部に抜くための
エア抜き手段を備えることにより、噴霧量の制御をより
適正に行なえる。さらに、本発明においては、補正手段
により流量センサからの各パルス信号の時間間隔を監視
し、前段のパルス信号との時間間隔が所定の時間間隔よ
り小さいパルス信号を逆流パルスと判断し、流量制御手
段により、前記流量センサからの出力のうち、補正手段
で判断された逆流パルス信号を除いた数のパルス信号を
流量センサの真の出力とみなすことにより、ショット噴
霧量の制御が適正に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる容器殺菌装置の概
略構成の説明図である。
【図2】図1に示した容器殺菌装置の制御系のブロック
図である。
【図3】前記図1に示した容器殺菌装置に好適に用いら
れる配管の説明図である。
【図4】ショット噴霧を行なう際の問題点の説明図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態にかかる容器殺菌装置によ
りショット噴霧を行なうのに好適に用いられる逆流パル
ス信号の補正手段の説明図である。
【図6】図5に示した補正手段の作用の説明図である。
【図7】従来の容器殺菌装置の概略構成の説明図であ
る。
【符号の説明】
112…過酸化水素水タンク(殺菌液タンク) 114…加圧用圧力源(加圧手段) 116…噴霧ノズル(噴霧手段) 118…缶(容器) 120…圧力センサ 122…コンピュータ(制御情報記憶手段、流量制御手
段、診断手段、ショット噴霧制御手段、補正手段) 124…容器殺菌装置 126…配管 128…エア抜きユニット(エア抜き手段) 130…ニードル自動可変バルブ(流量調整弁) 132…流量センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に霧状揮発性殺菌液を噴霧する噴霧
    手段と、前記殺菌液を入れる殺菌液タンクと、前記殺菌
    液タンク内の殺菌液を前記噴霧手段に供給するための配
    管と、前記殺菌液タンク内の殺菌液に圧力をかけて前記
    噴霧手段に供給する加圧手段と、を備えた容器殺菌装置
    において、 前記配管中の殺菌液の送液流量を調整し、前記噴霧手段
    からの噴霧量を調整可能な流量調整弁と、 前記流量調整弁の後段に設けられ、前記噴霧手段からの
    噴霧量を、配管中の殺菌液の送液流量に基づいて監視す
    るための殺菌液の送液流量情報を出力する流量センサ
    と、 前記流量調整弁の後段に設けられ、前記噴霧手段からの
    噴霧量を、配管中の殺菌液の送液圧力に基づいて監視す
    るための殺菌液の送液圧力情報を出力する圧力センサ
    と、 所望の噴霧量が得られた時に予め得ておいた前記流量セ
    ンサ出力と前記圧力センサ出力の関係を制御情報として
    記憶する制御情報記憶手段と、 前記流量センサからの出力及び圧力センサからの出力が
    前記制御情報記憶手段に記憶されている制御情報での所
    望の噴霧量が得られる出力となるように、前記流量調整
    弁に流量調整を行わせる流量制御手段と、 を備えたことを特徴とする容器殺菌装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の容器殺菌装置において、 前記制御情報記憶手段に記憶されている流量センサの出
    力と圧力センサの出力のそれぞれに、正常値範囲が設定
    されており、少なくともいずれか一方のセンサ出力が該
    センサに対応する正常値範囲から外れた場合は、これを
    噴霧量の異常として判断する診断手段を備えたことを特
    徴とする容器殺菌装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の容器殺菌装置にお
    いて、 前記配管中の発泡エアを外部に抜くためのエア抜き手段
    を備えたことを特徴とする容器殺菌装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の容器殺
    菌装置において、 前記噴霧手段に殺菌液のショット噴霧を行なわせるショ
    ット噴霧制御手段と、 前記流量センサと前記流量制御手段との間に設けられた
    補正手段と、 を備え、 前記流量センサは、検出した流量に比例した数のパルス
    信号を出力し、 前記補正手段は、前記流量センサからの各パルス信号の
    時間間隔を監視し、前段のパルス信号との時間間隔が所
    定の時間間隔より小さいパルス信号を逆流パルスと判断
    し、 前記流量制御手段は、前記流量センサからの出力のう
    ち、前記補正手段で判断された逆流パルス信号を除いた
    数のパルス信号を、流量センサの真の出力とみなすこと
    を特徴とする容器殺菌装置。
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