JP2015217967A - 殺菌剤の送液・霧化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】微量な流量であっても殺菌剤の流量を高精度にリアルタイムで計測、監視することができる殺菌剤の送液・霧化装置を提供すること。【解決手段】液状の殺菌剤の貯留タンク3と、貯留タンク3から移送された殺菌剤をミスト状で噴出する噴出ノズル7と、これらを連通して貯留タンク内の殺菌剤を噴出ノズル7に案内するパイプ12と、パイプ12に設けられた流量センサー4と、貯留タンク3の上流に設けられ、噴出ノズル7へ液状の殺菌剤を移送するための加圧エアー源1とを備えている。また、噴出ノズル7は、内管と外管からなる二重管構造を有し、その上流側の案内パイプ内を所定圧力に維持する絞り手段として機能するオリフィスノズルからなる内管から殺菌剤が噴出し、エアー供給管13に連通する内管と外管との隙間からエアーが噴出し、殺菌剤がエアーによりミスト状で殺菌液ガス化装置Aのガス化タンク内に噴出される。【選択図】図1

Description

本発明は、食品充填包装機械等における殺菌装置を構成する殺菌剤の送液・霧化装置に関し、より詳しくは、ガス化する過酸化水素等の殺菌剤の量を一定に制御しうる殺菌剤のガス化タンクへの送液及びガス化タンク内で霧化する装置に関する。
従来、牛乳や清涼飲料水等の液体食品を紙容器やプラスチック容器に充填するにあたって、製品の棚寿命を延ばす目的で液体食品充填前の容器を過酸化水素等の殺菌剤を用いて殺菌することが広く行なわれている。ロール状の包装資材(紙、樹脂フィルム)の場合は、高温、高濃度の殺菌剤に一定時間浸漬して滅菌している。容器形状の複雑なものに関しては殺菌剤を沸点以上に加熱しガス化させ容器に噴霧凝縮させ、熱風で乾燥除去する方法が主流である。この殺菌方法ではガス化する殺菌剤(過酸化水素)の量が殺菌性能、薬剤残留の点で重要な管理ファクターになる。すなわち、ガス化する殺菌剤の量(ガス化装置に供給する過酸化水素の流量)を一定に保ち(安定的に供給し)かつその量をリアルタイムで厳密に管理する必要がある。殺菌剤としては過酸化水素が主として使用されているが、この薬品は気泡の発生を起こしやすく、流量計測が難しいという問題がある。
殺菌剤液中に気泡が発生すると殺菌剤の流量が微量であることと相まって液体の搬送に支障を来し単位時間あたりに噴霧される殺菌剤の量を一定レベルに保つことができないことがある。単位時間あたりに噴霧される殺菌剤の量が少ないと十分な殺菌効果が得られず、また多すぎると乾燥による殺菌剤の除去が困難となることからより安全性の高い製品を製造するためには単位時間あたりに使用される殺菌剤の量が常に一定レベルに保たれているか監視する必要がある。
従来、液体殺菌剤のパイプ内での気泡の成長を防ぎ、また単位時間あたりに使用される殺菌剤の量を監視するための装置としては液状の殺菌剤を貯留しておくタンクと、殺菌剤を殺菌対象物に噴霧するノズルと、タンク内の液状殺菌剤を噴霧手段に導くパイプと、液状殺菌剤をパイプを通じてタンクから噴霧手段へ送り出すポンプを備えた殺菌装置において、パイプに流量計を設けるとともにパイプの流量計より下流側にオリフィスを設け、オリフィスによってパイプのオリフィスより上流側を加圧状態として気泡の発生を抑制しながら液体の流量を測定する流量監視装置を備えた殺菌装置が知られている(特許文献1参照)。しかし、この装置では、オリフィスの下流側には高い圧力を掛けることができないため、オリフィスの下流側では気泡の発生が起こる。すなわち噴霧異常が発生する。
また、液状の殺菌剤を貯留しておくタンクと、殺菌剤を殺菌対象物に噴霧するノズルと、タンク内の液状殺菌剤を噴霧手段に導くパイプと、液状の殺菌剤をパイプを通じてタンクからノズルまで送るためタンクにエアー圧を供給する圧力供給手段と、さらにパイプを冷却する冷却手段とを設けて、液体の流速を上げて液体を冷却して気泡の発生を抑制しながら液体の流量を測定する流量監視装置を備えた殺菌装置が知られている(特許文献2参照)。
また、液状の殺菌剤を貯留するタンクと、前記タンクから輸送された殺菌剤を殺菌対象物に噴霧する噴霧手段と、前記タンク及び噴霧手段を連通して該タンク内の液状の殺菌剤を噴霧手段に案内する案内パイプと、前記タンクの上流に設けられ、該タンクから案内パイプを通じて噴霧手段へ液状の殺菌剤を輸送するためのエアー圧を供給する圧力供給手段と、前記案内パイプに設けられた、案内パイプ内を所定圧力に維持するための絞り手段と、前記輸送手段及び絞り手段の間に設けられた圧力検出器とを備え、圧力検出器で検出された圧力に基づいてタンクへの圧力供給手段のエアー圧を制御する制御手段を設け、気泡のパイプ内の圧力への影響を抑制して、殺菌剤の噴霧量を正確に調整する流量監視装置を備えた殺菌装置が知られている(特許文献3参照)。しかしながら、この殺菌剤の噴霧装置では気泡除去手段を設け、気泡による圧力検出器への影響を抑制しようとしているものの、気泡除去手段より上流側のパイプ内には気泡が多く存在することや、気泡除去手段より下流側でも新たに発生する気泡が存在することから、圧力検出器で検出された圧力に基づいてタンクへの圧力供給手段のエアー圧を制御して殺菌剤の噴霧量を調整することはその精度の面から限界があった。また、圧力検出器で検出された圧力に基づいてタンク内の圧力が制御されるまでに所定時間を要することからリアルタイムの制御は難しい。
さらに、一端に入り口と他端に出口をそれぞれ有する熱風管と、入り口に殺菌液をガス化しうる温度の熱風を供給する熱風源と、熱風管内に殺菌液を噴霧する噴霧手段とを備えている殺菌剤ガス化装置において、前記噴霧手段が噴口を熱風管内に臨ませた気液混合二重管構造の噴霧ノズルを有する、気泡の発生を抑制しつつ、過酸化水素送液ポンプの負荷が軽減され、送液状況の安定化を図ることができ、ガス化効率を高めることができる殺菌剤ガス化装置(特許文献4参照)や、一端に熱風入口と他端に熱風出口とを有する熱風管と、熱風入口に殺菌液をガス化しうる温度の熱風を供給する熱風源と、熱風出口から噴出する熱風の流れと逆向きに殺菌液を噴霧し、噴霧され微粒子化した殺菌液を熱風と衝突させるための噴霧ノズルと、少なくとも熱風管の熱風出口及び噴霧ノズルの先端の噴出部を取り囲んでいる密閉状のガス化タンクとを備えており、ガス化タンクにおける熱風出口を挟んで噴霧ノズルの先端の噴出部と反対側にガス排出口が形成されている殺菌液ガス化装置(特許文献5参照)が提案されているが、これら殺菌液ガス化装置における気液混合二重管構造の噴霧ノズルでは、オリフィスノズルが送液ライン末端に設けられていないため、オリフィスノズルの下流側には高い圧力を掛けることができず、オリフィスの下流側では気泡の発生が生じて、噴霧異常が発生することがあった。
特開平5−180685号公報 特開2000−289716号公報 特開2005−200027号公報 特開2007−20744号公報 WO2012/077307
本発明の課題は、前記従来技術の問題点を解決し、微量な流量であっても殺菌剤の流量を高精度にリアルタイムで計測、監視することができる殺菌剤の送液・霧化装置を提供することにある。
本発明者は、気泡の発生を抑制しつつ、流量が微量であっても精度よく殺菌剤の流量を測定でき、低コストの殺菌装置を開発するために鋭意検討した結果、気泡の発生を抑制するために過酸化水素供給ライン末端まで常に加圧された状態にする必要があると考えた。供給ライン末端まで加圧するためには、過酸化水素貯留タンクにエアー圧を掛け圧送する手段と、供給ライン末端まで加圧状態とするために末端にオリフィスを設置する必要があると考えた。オリフィスとしてニードルバルブが知られているが、ニードルバルブをライン末端に設置することはできないので、針管と針基で構成される注射針をオリフィスとして使用し、かつ注射針の針管を過酸化水素噴出ノズル(微粒子化ノズル)の一部分として組み付けることを考えた。また、過酸化水素をガス化させないシステム(=ミスト状で容器に噴出する場合)では注射針の針管の代わりに極細PEEKチューブを使用し、汎用ノズルに専用の継手を用いて接続する方法を考えた。
そこで、過酸化水素貯留タンクの上流に加圧エアー源を接続し、過酸化水素送液ライン末端にオリフィスノズル(注射針の針管)を設け、貯留タンクと噴出ノズルとを接続した案内パイプに流量センサーを設けた過酸化水素の流量測定システムを構築した。そして、案内パイプの末端に接続した噴出ノズルの最下流にオリフィスノズルを備えた結果、案内パイプ内を含めオリフィスノズルより上流側を全て加圧状態とすることができることを確認し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下に開示されるとおりのものである。
(1)液状の殺菌剤を貯留する貯留タンクと、
前記貯留タンクから移送された殺菌剤をミスト状で噴出する噴出ノズルと、
前記貯留タンク及び噴出ノズルを連通して該貯留タンク内の液状の殺菌剤を噴出ノズルに案内する案内パイプと、
前記案内パイプに設けられた流量センサーと、
前記貯留タンクの上流に設けられ、該貯留タンクから案内パイプを通じて噴出ノズルへ液状の殺菌剤を移送するための加圧エアー源と、を備え、
前記噴出ノズルが、内管と外管からなる二重管構造を有し、その上流側の案内パイプ内を所定圧力に維持する絞り手段として機能するオリフィスノズルからなる内管から殺菌剤が噴出し、エアー供給管に連通する内管と外管との隙間からエアーが噴出し、噴出した殺菌剤がエアーによりミストになることを特徴とする殺菌剤の送液・霧化装置や、
(2)エアー供給管が、レギュレーターを介して貯留タンクの上流に設けられた加圧エアー源に接続していることを特徴とする上記(1)記載の殺菌剤の送液・霧化装置や、
(3)エアー供給管が、貯留タンク及びレギュレーターを順次介して加圧エアー源に接続していることを特徴とする上記(1)記載の殺菌剤の送液・霧化装置や、
(4)流量センサーがコリオリ式流量計であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか記載の殺菌剤の送液・霧化装置や、
(5)オリフィスノズルが注射針の針管部分を利用した極細中空体であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか記載の殺菌剤の送液・霧化装置や、
(6)上記(1)〜(5)のいずれか記載の殺菌剤の送液・霧化装置を備え、該送液・霧化装置における殺菌剤を噴出する噴出ノズルがガス化タンク内に配設されていることを特徴とする殺菌液ガス化装置に関する。
従来、過酸化水素をプランジャーポンプで吸引し、定量送液しているが、ポンプの吸引側は負圧となり気泡の発生を完全に防止することが難しく、また脈動抑制のため送液ラインにエアチャンバーを設置しており、ポンプをONしてから設定流量になるまで時間を要していた。さらに、過酸化水素流量と圧力との相関関係から流量に換算しているため、ニードルの交換、ポンプメンテナンス等ライン状態を変更させると信頼性がなくなり、相関関係を再確認する必要があった。本発明によると、上記の問題を解決できる。例えば、過酸化水素供給経路末端にオリフィスノズル(注射針の針管)を設けたので、針管は過酸化水素微粒子化ノズルの役割の他、絞り手段としても機能し、注射針の針管から上流側は全て加圧状態となり、過酸化水素の気泡の発生を抑制することができ、また、過酸化水素の流量は過酸化水素貯留タンクへの供給圧で調整されていることから、容器の殺菌性能、薬剤残留に関するファクターである過酸化水素の流量が汎用のコリオリ式流量計を使用してリアルタイムで計測、管理できる。
本発明の殺菌剤の送液・霧化装置を備えた殺菌液ガス化装置の概略図である。 本発明の殺菌剤の送液・霧化装置を備えた殺菌液ガス化装置の概略図である。 本発明の殺菌剤の送液・霧化装置を備えた殺菌液ガス化装置の一部拡大図である。 本発明の殺菌剤の送液・霧化装置における噴出ノズルの拡大図である。 本発明の殺菌剤の送液・霧化装置における噴出ノズル先端部の拡大図である。
本発明の殺菌剤の送液・霧化装置としては、液状の殺菌剤を貯留する貯留タンクと;前記貯留タンクから移送された殺菌剤をミスト状で噴出する噴出ノズルと;前記貯留タンク及び噴出ノズルを連通して該貯留タンク内の液状の殺菌剤を噴出ノズルに案内(移送)する案内パイプと;前記案内パイプに設けられた流量センサーと;前記貯留タンクの上流に設けられ、該貯留タンクから案内パイプを通じて噴出ノズルへ液状の殺菌剤を移送するための加圧エアー源と;を備え、前記噴出ノズルが、内管と外管からなる二重管構造を有し、その上流側の案内パイプ内を所定圧力に維持する絞り手段として機能するオリフィスノズルからなる内管から殺菌剤が噴出し、エアー供給管に連通する内管と外管との隙間からエアーが噴出し、噴出殺菌剤がミスト状になる装置であれば特に制限されず、上記案内パイプには、プランジャーポンプ、チューブポンプ、ダイヤフラムポンプ等の流量調節自在なポンプや、圧力検出器や、エアチャンバー等の圧力変動吸収手段は特に必要としない。
上記貯留タンクとしては、液状の殺菌剤を貯留することができれば特に制限されるものではなく、大量の殺菌剤を貯留することができる大型のタンクであってもよいし、殺菌剤量検知手段等が設けられた連続、断続的に殺菌剤が追加される形式の小型又は中型のタンクであってもよい。
上記噴出ノズルとしては、貯留タンクから移送された殺菌剤をミスト状で噴出することができる内管と外管からなる二重管構造を有し、噴出ノズルの内管の上流側、及び案内パイプ内を所定圧力、例えば0.01〜0.6MPa、好ましくは0.05〜0.3MPaに維持する絞り手段として機能するオリフィスノズル(極細中空体)からなる内管と、エアー供給管に連通するかかる内管と協働して隙間を形成する外管とを有する二流体ノズルを挙げることができる。上記オリフィスノズルとしては、注射針をオリフィスとして使用し、注射針の針管を過酸化水素等の殺菌剤の微粒子化ノズルの一部分として組み込んだ殺菌液ガス化装置用のものの他、殺菌剤をミスト状で容器に直接噴出する場合などでは、注射針の針管の代わりに極細PEEKチューブを用いることができ、これらは汎用のノズルに専用の継ぎ手を用いて接続して使用することができる。
噴出ノズルは、オリフィスノズル(極細中空体)の部分でいきなり縮径してもよいが、オリフィスノズルの上流側に連設された上流側に向かって拡径したテーパー状導入部を備えたものや、殺菌液中の異物を除去して、詰まりを防止するためのフィルタを有するものが好ましい。このオリフィスノズル(極細中空体)としては、案内パイプの内径に比して小径の所定の長さを有する中空体であれば特に制限されるものではなく、長さが5〜100mm、好ましくは10〜50mm、より好ましくは20〜40mm程度、内径が0.05〜5mm、好ましくは0.05〜2mm、より好ましくは0.1〜2mm程度の中空体(長さ及び内径はそれぞれ組み合わせることができる。)が好適であり、最も好ましい具体例としては、規格が決まっており安価に購入可能で加工精度のバラツキもほとんどない注射針の針管を挙げることができる。例えば、流量が1ml/minのような極微量である場合は、注射針(長さ30mm)の内径が0.05mm程度のものを用いればよいし、流量が1000ml/minのような微量である場合は、内径が2mm程度のものを用いればよい。
また、このオリフィスノズルは、その出口を上方へ指向させて設置されていることが好ましく、これにより、そして、上流側に向かって拡径したテーパー状導入部を備えればさらに、気泡が滞留して成長することなく、気泡を随時スムーズにオリフィスノズルを通過させることができる。なお、オリフィスノズルの出口を上方へ指向させるとは、出口を真上から両側30°の範囲内に指向させることを意味し、出口を真上から両側15°の範囲内に指向させることが好ましく、出口を真上に指向させることが最も好ましい。
前記案内パイプとしては、貯留タンク及び噴出ノズルを連通して貯留タンク内の液状の殺菌剤を噴出ノズルに案内するパイプであれば特に制限されるものではなく、好ましくは内径が1〜15mm、より好ましくは2〜10mmの案内パイプが挙げられ、一部又は全部を透明とすると、パイプ内の気泡の発生状況が視認できるので好ましい。また、案内パイプには、流量センサーとバルブを設けることが好ましく、送液ポンプ、圧力検出器、エアチャンバー等を配設する必要はない。上記流量センサーとしては、殺菌液の流量を検出しうるセンサーであればよく、測定流体を羽根車に当てその回転数を流量値に換算する羽根車式、鉛直方向に設置されたパイプ中の浮きの上昇度合いで流量を検出する浮き子式、交互に発生する規則的なカルマン渦の発生周波数を計測するカルマン式、流量に応じてフローパイプの入口と出口で、コリオリの力が発生してパイプ振動に抵抗し、発生するねじれ角を電気信号で読みとり流量換算するコリオリ式、ファラデーの法則を応用した電磁式などの流量センサーを挙げることができるが、中でもコリオリ式デジタル流量センサー等のコリオリ式流量計が好ましい。コリオリ式流量計を用いると、流量計単体で質量流量が得られる;高精度である;流量範囲が広く、最大流量の1/100まで測定可;流量以外の信号も得られる(密度,温度など);応答が速い;等の効果を奏することができる。
貯留タンクの上流に設けられた加圧エアー源からの加圧エアーにより、貯留タンク内の殺菌剤の液面を加圧し、貯留タンクから案内パイプを通じて噴出ノズルへ液状の殺菌剤を移送することにより、送液時の脈動や負圧の発生が生じない。また、この加圧エアーによって案内パイプ内を移送される液状の殺菌剤の流量としては特に制限されるものではなく、例えば、1〜1000ml/min程度の流量とすることができるが、本発明の送液・霧化装置においては、1〜100ml/min程度の流量であっても、流量センサーによりリアルタイムに高い精度で殺菌剤の流量を監視することができる。
噴出ノズルの内管と外管により形成される隙間に連通状態で接続されるエアー供給管の他端は、エアー供給源に接続されていればよいが、直接的又は間接的に、貯留タンクの上流に設けられた加圧エアー源と接続することが装置のコンパクト化、コストダウン等の点で好ましい。エアー供給管がレギュレーターを介して貯留タンクの上流に設けられた加圧エアー源に直接的に接続している態様(図1)や、エアー供給管が、貯留タンク(上部空間)及びレギュレーターを順次介して加圧エアー源に間接的に接続している態様(図2)を挙げることができる。上記レギュレーターにより、エアーの圧力が制御・調整される。
前記のように、本発明の殺菌剤の送液・霧化装置における殺菌剤を噴出する噴出ノズルが、ガス化タンク内に配設されている殺菌液ガス化装置としては、特許文献4記載の水平方向噴霧タイプや、特許文献5記載の衝突方向噴霧タイプの殺菌液ガス化装置を例示することができるが、本発明の殺菌剤の送液・霧化装置は衝突方向噴霧タイプに適用し、衝突方向噴出タイプとして用いることが好ましい。
以下、図面を参照して、本発明をより詳しく説明する。図1は、エアー供給管が加圧エアー源に直接的に接続したタイプの本発明の殺菌剤の送液・霧化装置を備えた衝突方向噴出タイプ殺菌液ガス化装置の概略図であり、図2は、エアー供給管が加圧エアー源に間接的に接続したタイプの本発明の殺菌剤の送液・霧化装置を備えた衝突方向噴出タイプ殺菌液ガス化装置の概略図である。図3は、本発明の殺菌剤の送液・霧化装置を備えた衝突方向噴出タイプ殺菌液ガス化装置の一部拡大図である。図4は、本発明の殺菌剤の送液・霧化装置における噴出ノズルの拡大図である。図5は、図4の一部拡大図である。
図1及び図2に示すように、本発明の殺菌剤の送液・霧化装置は、液状の殺菌剤を貯留する貯留タンク3と、貯留タンク3から移送された殺菌剤をミスト状で噴出する噴出ノズル7と、貯留タンク3及び噴出ノズル7を連通して貯留タンク内の液状の殺菌剤を噴出ノズル7に案内する案内パイプ12と、案内パイプ12に設けられた流量センサー4と、貯留タンク3の上流に設けられ、貯留タンク3から案内パイプ12を通じて噴出ノズル7へ液状の殺菌剤を移送するための加圧エアー源1とを備えている。また、前記噴出ノズル7は、図4及び図5に示すように、内管17と外管18からなる二重管構造を有し、その上流側の案内パイプ内を所定圧力に維持する絞り手段として機能するオリフィスノズルからなる内管17から殺菌剤が噴出し、エアー供給管13に連通する内管17と外管18との隙間からエアーが噴出し、殺菌剤がエアーによりミスト状で殺菌液ガス化装置Aのガス化タンク14内に噴出される。
図1には、加圧エアー源1に直接続した上流エアーパイプ26が2つに分岐し、一方はレギュレーター2、エアーパイプ27を介して貯留タンク3の上部に接続し、他方はレギュレーター6を介してエアー供給管13に接続する、エアー供給管13が貯留タンク3を介さずに加圧エアー源1に接続するタイプの送液・霧化装置が示されている。加圧エアー源1からのエアーは、上流エアーパイプ26より分岐して、一方は、エアー供給管13により噴出ノズル7へ、他方は、エアーパイプ27により貯留タンク3へと導かれる。その際、レギュレーター2,6により、それぞれ個別に圧力制御がなされる。貯留タンク内の過酸化水素水は、供給されたエアー圧により、案内パイプ12にある流量センサー4,バルブ5(過酸化水素水の供給のオンオフ)を通過して噴出ノズル7へ供給される。このタイプの送液・霧化装置を用いると、過酸化水素水をより効率的にミスト化(霧化)するために、噴出ノズル7へ導かれるエアーの圧力を貯留タンク内の圧力に等しいかあるいはそれ以上(噴出ノズルへの圧力≧タンク内の圧力)とすることができる。例えば、加圧エアー源の圧力:0.6MPa、噴出ノズルへの圧力:0.3MPa、貯留タンク内の圧力:0.2MPaとすることができるが、例えば、貯留タンク内の圧力:0.01〜0.3MPa、噴出ノズルへの圧力:0.01〜0.3MPaの範囲で、圧力の組み合わせは、自由に設定できる。この場合、過酸化水素水の濃度:0.1〜35%、噴出ノズルへのエアー供給量:0.01〜0.1m3/minとすることができる。
図2には、加圧エアー源1に直接続した上流エアーパイプ26がレギュレーター2を介して貯留タンク3の上部に接続し、同じ貯留タンク3の上部にレギュレーター6を介してエアー供給管13が接続している、エアー供給管13が貯留タンク3を介して加圧エアー源1に接続するタイプの送液・霧化装置が示されている。加圧エアー源1からのエアーは、上流エアーパイプ26により貯留タンク3へと導かれる。さらに、貯留タンク3よりエアー供給管13により噴出ノズル7へ導かれる。その際、レギュレーター2,6により、それぞれ個別に圧力制御がなされる。ただし、噴出ノズル7へ導かれるエアーの圧力は、貯留タンク内の圧力に等しいかあるいはそれ以下となる(噴出ノズルへの圧力≦タンク内の圧力)が、この場合でもミスト化(霧化)することができる。貯留タンク内の過酸化水素水は、供給されたエアー圧により、案内パイプ12にある流量センサー4,バルブ5(過酸化水素水の供給のオンオフ)を通過して噴出ノズルの内管17へ供給される。
次に、図3〜図5により、噴出ノズル7をより詳細に説明する。オリフィス23が、フィルタ15(焼結金属エレメント)と共に、プラグ22によりアダプタ21に固定されている。さらに、アダプタ21は、噴出ノズル本体20に固定されており、噴出ノズル7は、ガス化タンク14にフランジ19を介して固定されている。噴出ノズル7には、コネクタ24で接続されたエアー供給管13からエアーが、コネクタ25で接続された案内パイプ12から過酸化水素水がそれぞれ供給される。供給された過酸化水素水は、噴出ノズル7の内管17(注射針の針管)から吐出されると共に、噴出ノズル7の内管17と外管18の間の隙間からエアーが吐出されて、吐出された過酸化水素水は、エアーによりガス化タンク14内において霧状となる。
図1〜4に示されるように、本発明の殺菌剤の送液・霧化装置を備えた殺菌液ガス化装置A(特許文献5参照)は、ヒーター16により加熱された熱風を吹き出す熱風管8と、噴霧手段9に連通した過酸化水素ガス排出口を有するガス化タンク14を備えている。本発明の殺菌剤の送液・霧化装置の噴出ノズル7からミスト状に噴出された過酸化水素はガス化タンク14内でガス化され、搬送コンベア11により搬送されてきた容器10内に噴霧手段(ノズル)9から過酸化水素ガスが噴霧されることになる。
参考までに、上記実施例に記載された本発明の殺菌剤の送液・霧化装置を用いた場合のタンク圧(過酸化水素貯留タンクの気圧;MPa)、長さ35mmの注射針の針管直径(外径×内径;mm)及び過酸化水素の吐出量(ml/min)の実測値を[表1]に示す。
Figure 2015217967
本発明は、飲食品等の包装充填分野で有用である。
1 加圧エアー源
2 レギュレーター
3 貯留タンク
4 流量センサー(コリオリ式デジタル流量センサー)
5 バルブ
6 レギュレーター
7 噴出ノズル
8 熱風管
9 噴霧手段
10 容器
11 搬送コンベア
12 案内パイプ
13 エアー供給管
14 ガス化タンク
15 フィルター
16 ヒータ
17 噴出ノズルの内管(注射針の針管部分)
18 噴出ノズルの外管
19 フランジ
20 噴出ノズル本体
21 アダプタ
22 プラグ
23 オリフィス(注射針)
24 コネクタ
25 コネクタ
26 上流エアーパイプ
27 エアーパイプ
A 殺菌液ガス化装置

Claims (6)

  1. 液状の殺菌剤を貯留する貯留タンクと、
    前記貯留タンクから移送された殺菌剤をミスト状で噴出する噴出ノズルと、
    前記貯留タンク及び噴出ノズルを連通して該貯留タンク内の液状の殺菌剤を噴出ノズルに案内する案内パイプと、
    前記案内パイプに設けられた流量センサーと、
    前記貯留タンクの上流に設けられ、該貯留タンクから案内パイプを通じて噴出ノズルへ液状の殺菌剤を移送するための加圧エアー源と、を備え、
    前記噴出ノズルが、内管と外管からなる二重管構造を有し、その上流側の案内パイプ内を所定圧力に維持する絞り手段として機能するオリフィスノズルからなる内管から殺菌剤が噴出し、エアー供給管に連通する内管と外管との隙間からエアーが噴出し、噴出した殺菌剤がエアーによりミストになる
    ことを特徴とする殺菌剤の送液・霧化装置。
  2. エアー供給管が、レギュレーターを介して貯留タンクの上流に設けられた加圧エアー源に接続していることを特徴とする請求項1記載の殺菌剤の送液・霧化装置。
  3. エアー供給管が、貯留タンク及びレギュレーターを順次介して加圧エアー源に接続していることを特徴とする請求項1記載の殺菌剤の送液・霧化装置。
  4. 流量センサーがコリオリ式流量計であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の殺菌剤の送液・霧化装置。
  5. オリフィスノズルが注射針の針管部分を利用した極細中空体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の殺菌剤の送液・霧化装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか記載の殺菌剤の送液・霧化装置を備え、該送液・霧化装置における殺菌剤を噴出する噴出ノズルがガス化タンク内に配設されていることを特徴とする殺菌液ガス化装置。
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