JPH0353674Y2 - - Google Patents

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JPH0353674Y2
JPH0353674Y2 JP1984135685U JP13568584U JPH0353674Y2 JP H0353674 Y2 JPH0353674 Y2 JP H0353674Y2 JP 1984135685 U JP1984135685 U JP 1984135685U JP 13568584 U JP13568584 U JP 13568584U JP H0353674 Y2 JPH0353674 Y2 JP H0353674Y2
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JP
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sterilization
liquid
temperature
sterilized
strength
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JP1984135685U
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ビール等の飲用液体の殺菌装置に関
する。
(従来の技術) ビール等の飲用液体の殺菌強度は、60℃、1分
間における殺菌効果をその単位とし、これを1パ
ストルユニツト(PU)と称し、いかなる殺菌温
度でもその温度で得られる殺菌効果を60℃におけ
る何分間の殺菌効果に相当するという形で表現し
ている。
ある温度Tにおける1パストルユニツトの殺菌
効果を得るのに要する時間(分)yは、次式 y=log-160−T/6.94 ……(1) から求めることができ、この関係はいかなる温度
についても成立する。
そこで従来の殺菌装置では、殺菌温度を決め、
(1)式から殺菌温度に応じた1パストルユニツトの
所要時間を求め、こらから殺菌強度に応じた殺菌
所要時間を算出し、加熱装置内を流通する被殺菌
液体の流量を決定していた(この逆の場合もあ
る)。
(考案が解決しようとする問題点) この従来装置によれば、被殺菌液体の処理工程
上の理由からその液体の流量を変更しなければな
らない場合には、(1)式に基づいて殺菌温度を算出
し、その殺菌温度になるように加熱装置を手動で
調整しなければならないから、操作が面倒である
と共に多くの調整時間を要する不都合が存した。
また、被殺菌液体の殺菌所要時間を一定に設定し
ても外乱などにより流量が変つた場合には、殺菌
効果の不足や過剰が生じ品質上問題が生じた。
本考案はこのような不都合などが生じない殺菌
装置を提供することをその目的としたものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、被殺菌液体の加熱装置と、該加熱装
置内を流通する被殺菌液体の殺菌温度及び流量を
測定する温度検知器及び流量計と、該温度検知器
及び流量計の出力信号より被殺菌液体になされた
殺菌強度を演算し被殺菌液体の殺菌温度が設定殺
菌強度に応じた値になるように、演算した殺菌強
度と設定殺菌強度との偏差に基づいて前記加熱装
置の加熱を制御する演算制御装置とを具備するこ
とを特徴とする。
(実施例) 図面は本考案の一実施例のブロツク図を示す。
1は図示しない例えばビール等の被殺菌液体の
タンクに連なる液体通路2の入口部で、この入口
部1から流体通路2内に流入した液体はポンプ3
で殺菌用熱交換器4に送り込まれ、その加熱部4
aで加熱され、ホールデイングチユーブ5で一定
時間殺菌温度に保持された後熱交換器4の冷却部
4bで冷却され、図示しない例えばびんづめ機に
連なるクツシヨンタンク6に送給されるようにな
つている。
前記熱交換器4の加熱部4aには、温水タンク
7を介して循環する温水通路8が貫通しており、
該温水通路8にはバルブ9を介して図示しない蒸
気源に連なる蒸気インジエクタ10、温度検知器
11及びポンプ12が介在している。また熱交換
器4の冷却部4bにはバルブ13を介して図示し
ない冷水源又は冷媒源に連なる通路14が貫通し
ている。
前記熱交換器4の加熱部4a、温水通路8及び
蒸気インジエクタ10等で構成される被殺菌液体
の加熱装置によつて加熱された被殺菌液体の殺菌
温度はホールデイングチユーブ5に介在させた温
度検知器15で検知するようにし、液体通路2を
流通する液体の流量は該通路2に介在させた流量
計16で検知するようにしている。
図において、17は流量計16の出力信号を後
述のCPU18に供給するとともに液体通路2に
介在させたバルブ19を制御して液体流量を通常
高流量とし、更にクツシヨンタンク6の液面計2
0により測定されたレベルに応じて小流量にする
流量制御装置、21は温度検知器15の出力信号
を後述のCPU18に供給するとともにその温度
をメーターで監視する殺菌温度監視装置である。
CPU18は、殺菌温度監視装置21及び流量
制御装置17から入力する殺菌温度及び流量に関
する信号に基づいて殺菌強度I(PU)を次式によ
り演算する。
殺菌時間Xは、 X=K・1/G(但しK:常数、G:流量)あ
る温度Tにおける1PUの殺菌効果を得るために要
する時間(分)yは y=log-160−T/6.94 であるから I(pu)=x/y 次いでこの殺菌強度I(PU)とあらかじめ設定
された殺菌強度Isp(PU)とで次式のような演算
を行ない、 △I(PU)=I(PU)−Isp(PU) 偏差△I(PU)を出力する。
22は循環熱水温度制御装置で、該制御装置2
2は前記偏差値△I(PU)を入力信号とし、この
△I(PU)が△I(PU)>0のときは△I(PU)
に対応した熱水温度下降指令信号を出力し、 △I(PU)=0のときは 指令信号を出力せず、 △I(PU)<0のときは △I(PU)に対応し
た熱水温度上昇指令信号を出力し、この指令信号
によりバルブ9を周期的(例えば0.1秒)に制御
するようにすると共に温度検知器11で検知され
た熱水温度をメータで指示するものである。
上述したCPU18と循環熱水温度制御装置2
2とは、前記温度検知器15及び流量計16の出
力信号により被殺菌液体に対してなされる殺菌強
度を演算し、被殺菌液体の殺菌温度が設定殺菌強
度に応じた値になるように、演算した殺菌強度と
設定殺菌強度との偏差に基づいて前記加熱装置の
加熱を制御する演算制御装置27を構成する。
23は液体通路2の圧力に応じてポンプ3を制
御する圧力制御装置、24は常時開放されている
バルブ、25は温度検知器26で検知された液体
の温度をバルブ13を制御することにより所定温
度に冷却する温度制御装置である。
次にその作動について説明するに、入口部1か
ら液体通路2に流入した被殺菌液体はポンプ3の
力で熱交換器4の加熱部4a、ホールデイングチ
ユーブ5、冷却部4bを経てクツシヨンタンク6
に流量制御装置17により設定された流量で送給
される。このときの液体の流量は流量計16によ
り測定され、その流量信号は流量制御装置17を
介してCPU18に入力する。一方液体の殺菌温
度は温度検知器15により測定され、その温度信
号殺菌温度監視装置21を介してCPU18に入
力する。かくて、CPU18において前述のよう
な演算が行なわれ、設定された殺菌強度Isp(PU)
と液体通路2を流れる液体2になされた殺菌強度
I(PU)との偏差△I(PU)が出力するから、こ
の偏差△I(PU)に応じて循環熱水温度制御装置
22は、その出力する指令信号で偏差△I(PU)
が正のときはバルブ9を絞り、負のときはバルブ
9をより開放して熱水の加熱量を減少あるいは増
加し液体の殺菌強度を設定された殺菌強度になる
ように上昇あるいは下降させる。
クツシヨンタンク6から出た液体を例えば異な
るびんにびんづめする等の工程上の理由から液体
の流量を変更したときはその流量は流量計16で
再び測定され、そのときの液体の殺菌温度も温度
検知器15で測定され、CPU18よりそれらか
ら演算された液体の殺菌強度と設定された殺菌強
度との偏差信号が出力し、その信号で循環熱水温
度制御装置22はバルブ9を制御し、液体り殺菌
温度を上昇あるいは下降させるから、液体の流量
が変つても、液体の殺菌は設定された殺菌強度に
自動的に保持される。
(考案の効果) 本考案は、被殺菌液体の加熱装置と、該加熱装
置内を流通する被殺菌液体の殺菌温度及び流量を
測定する温度検知器及び流量計と、該温度検知器
及び流量計の出力信号より被殺菌液体に対する殺
菌強度を演算し被殺菌液体の殺菌温度が設定殺菌
強度に応じた値になるように、演算した殺菌強度
と設定殺菌強度との偏差に基づいて前記加熱装置
の加熱を制御する演算制御装置とを具備するの
で、被殺菌液体の流量が変つても常に自動的に設
定された殺菌強度で被殺菌液体を殺菌する効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例のブロツク図を示す。 1……入口部、2……流体通路、3……ポン
プ、4……熱交換器、4a……加熱部、4b……
冷却部、5……ホールデイングチユーブ、6……
クツシヨンタンク、7……温水タンク、10……
蒸気インジエクタ、11……温度検知器、12…
…ポンプ、15……温度検知器、16……流量
計、17……流量制御装置、18……CPU、2
0……液面計、21……殺菌温度監視装置、22
……循環熱水温度制御装置、24……バルブ、2
5……温度制御装置、26……温度検知器、27
……演算制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被殺菌液体の加熱装置と、該加熱装置内を流通
    する被殺菌液体の殺菌温度及び流量を測定する温
    度検知器及び流量計と、該温度検知器及び流量計
    の出力信号より被殺菌液体になされる殺菌強度を
    演算し被殺菌液体の殺菌温度が設定殺菌強度に応
    じた値になるように、演算した殺菌強度と設定殺
    菌強度との偏差に基づいて前記加熱装置の加熱を
    制御する演算制御装置とを具備することを特徴と
    する殺菌装置。
JP1984135685U 1984-09-08 1984-09-08 Expired JPH0353674Y2 (ja)

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JP1984135685U JPH0353674Y2 (ja) 1984-09-08 1984-09-08

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JP1984135685U JPH0353674Y2 (ja) 1984-09-08 1984-09-08

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JPS6150596U JPS6150596U (ja) 1986-04-04
JPH0353674Y2 true JPH0353674Y2 (ja) 1991-11-25

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