JP2002002402A - 車両開口部周りの部品取付構造 - Google Patents

車両開口部周りの部品取付構造

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JP2002002402A
JP2002002402A JP2000192877A JP2000192877A JP2002002402A JP 2002002402 A JP2002002402 A JP 2002002402A JP 2000192877 A JP2000192877 A JP 2000192877A JP 2000192877 A JP2000192877 A JP 2000192877A JP 2002002402 A JP2002002402 A JP 2002002402A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外装部品をロアパネルへ取り付ける際に、従
来の構造に対して車両のドア開口下部周りの見栄え及び
シール構造の自由度を向上することができる部品取付構
造を提供すること。 【解決手段】 側面部30にシルカバー1の取付孔8を
設け、この取付孔8に対応してシルカバー1の縦壁部1
4に取付孔9を形成し、両取付孔8,9の位置を合わせ
てシルカバー1をスクリュー6及びグロメット7により
ロアパネル34に取り付け、キッキングプレート2,3
をロアパネル34の上面29からシルカバー1の上面部
15まで連設してスクリュー6を覆う連設部16を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の開口部周
りの部品取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両ドア開口下部のロアパネルに
取り付けられる外装部品及びトリム部品の取付構造とし
ては、例えば図7から図9に示す従来例1や、図10に
示す従来例2のようなものが知られている。まず、従来
例1及び2に共通する部分から説明すると、04は車両
のドア開口下部に沿って延在し、ロアパネルに相当する
車両室内側に開口した断面略コの字形状のサイドシルア
ウタで、02及び03は前記サイドシルアウタ04の上
面部012を覆うトリム部品の前側及び後側キッキング
プレートで、01はサイドシルアウタ04の側面部01
3から下面部を覆う外装部品のシルカバーである。サイ
ドシルアウタ04の側面部013にはシルカバー01の
取付孔08が設けられ、上面部012にはキッキングプ
レート02,03の取付孔022が設けられている。さ
らに、図7から図9の従来例1においては、シルカバー
01の裏面には前記取付孔08に対応する位置にクリッ
プ取付ボックス020をシルカバー01と一体に形成し
て、取付手段であるクリップ019が取り付けられてお
り、また、前記キッキングプレート02,03の裏面0
26には前記取付孔022に対応してクリップ027が
溶着等により取り付けられている。そして、前記シルカ
バー01は、前記サイドシルアウタ04の取付孔08に
グロメット07を挿入し、このグロメット07に前記ク
リップ019を嵌合させて取り付けられ、前記キッキン
グプレート02,03は、前記サイドシルアウタ04の
上面部012の取付孔022に前記クリップ027を嵌
合して、サイドシルアウタ04の上面部012を覆うよ
うに取り付けられている。一方、図10の従来例2にお
いては、シルカバー01に前記サイドシルアウタ04の
側面部013に沿う縦壁部014を設け、この縦壁部0
14にはサイドシルアウタ04の取付孔08に対応する
位置に取付孔09を設け、前記両取付孔08と09の位
置を合わせて取付手段であるスクリュー06及びグロメ
ット07によって、シルカバー01を取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の車
両のドア開口部周りの構造では、前記シルカバー01と
キッキングプレート02,03が離間しているため、ド
ア閉時に両部品の間に前記サイドシルアウタ04の側面
が見えて見栄えが悪い。特に最近の車体構造として、車
体剛性及び強度を向上するために、図3のようにボディ
サイドアウタ5とサイドシルアウタ4を別体に成形し、
ボディサイドアウタ5下部と前記サイドシルアウタ4の
側面部13にて両者を接合する車体構造を成す時には、
両部品の間から、前記ボディサイドアウタ5とサイドシ
ルアウタ4とを接合するための溶接部28等が見えて、
見栄えを悪化させる恐れがある。また、図8のようにシ
ルカバー01側面の裏面にクリップ019を取り付ける
ための取付ボックス020をシルカバー01と一体で設
けているため、この取付ボックス020の足025とシ
ルカバー01の接合部表面021に、成形時の熱収縮に
よる凹みが発生して見栄えを悪化させる恐れがある。こ
れを回避するために図10のようにクリップを使用せ
ず、取付手段であるスクリュー06及びグロメット07
により前記シルカバー01を取り付けた場合には、ドア
閉時に車両外側方向から前記スクリュー06が見えて、
見栄えを損なうという問題がある。さらに、同図に示す
ように、車両室外から室内への水等の進入を防ぐため
に、ドア室内側面の部材であるドアインナ010にドア
シール011を設け、このドアシール011をドアイン
ナ010とサイドシルアウタ04とで挟む構造が一般的
であるが、このドアシール011の設定部位においては
ドアインナ010とサイドシルアウタ04との距離は、
ドアシール011を所定割合で圧縮して水密性能を確保
できる一定の距離Lでなければならず、前述のようなス
クリュー06にてシルカバー01を取り付ける構造にお
いては、シルカバー01の縦壁部014上側のサイドシ
ルアウタ04に凸部028を設けて一定の距離Lとして
いるため、ドアシール11はこの凸部028のある限ら
れた範囲でしか設定できず、ドアシール構造の規制とな
る。そこで、本発明は外装部品をロアパネルへ取り付け
る際に、従来の構造に対して車両のドア開口下部周りの
見栄え及びシール構造の自由度を向上することができる
部品取付構造を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の車両開口部周りの部品取付構造で
は、車両のドア開口下部に沿って延在して、少なくとも
前記ドア開口に面する上面と該上面の外側端とから下方
に延びる側面とを有するロアパネルと、該ロアパネルの
側面に沿う縦壁部と、該縦壁部下端から車両室外方向に
延びる上面部と、該上面部から下方に折曲延設されてい
る外装部品と、前記ロアパネルの上面を覆うトリム部品
と、からなる車両開口部周りの部品取付構造において、
前記ロアパネル側面に外装部品の取付孔を設け、該取付
孔に対応して前記外装部品の縦壁部に取付孔を形成し、
前記両取付孔の位置を合わせて、該外装部品を取付手段
により前記ロアパネルに取り付ける一方、前記トリム部
品をロアパネル上面から外装部品の上面部まで連設し
て、前記取付手段を覆う連設部を設けたことを特徴とし
ている。ここで、連設部とは、トリム部品から連続して
設けられる部位であって、トリム部品と一体であっても
良いし、別体に成形されていても良い。このような構成
としたことにより、トリム部品の連設部によって取付手
段が覆われるので、見栄えが損なわれない。また、トリ
ム部品と外装部品間に車体パネル面が見えないため、見
栄えが向上し、なおかつ、あたかも両部品が一体のよう
に見えて、更なる見栄え向上が達成できる。さらに、従
来のように外装部品の裏面にクリップ取り付けボックス
を設ける必要が無く、このクリップ取り付けボックスを
外装部品と一体で設けることによって発生する、成形時
の熱収縮による凹みによる見栄えの悪化を防止できる。
【0005】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の車両開口部周りの部品取付構造において、前記ト
リム部品の連設部の垂直断面形状を、ドア閉時に該連設
部の車両室外側に近接するドア室内側面下部の垂直断面
形状に沿うように形成したことを特徴としている。この
ような構成としたことにより、トリム部品とドア室内側
面との距離が一定となるため、ドアとトリム部品との間
のシールは、この間のどの位置でも設定が可能となり、
シール構造の自由度を向上できる。請求項3記載の発明
にあっては、請求項1または2記載の車両開口部周りの
部品取付構造において、前記トリム部品の上面及び連設
部を、ドア開口下部の前記ロアパネル及び該ロアパネル
に隣接する車体パネル形状に沿って、前記ロアパネル長
手方向に延長したことを特徴としている。このような構
成としたことにより、トリム部品がロアパネルとこのロ
アパネルに隣接する車体パネルとの接合部等を覆うた
め、更なる見栄えの向上を達成できる。請求項4にあっ
ては、請求項3記載の車両開口部周りの部品取付構造に
おいて、前記トリム部品の上面及び連設部を、前記ロア
パネルに隣接する車体パネル形状に沿って、車両上方に
延長したことを特徴としている。このような構成とした
ことにより、トリム部品の立体感が増すため、更なる見
栄えの向上を達成できる。
【0006】
【発明の効果】以上、本発明によれば次に述べる効果が
奏せられる。請求項1によれば、ドアの開口下部に沿っ
て延在して、少なくとも、前記ドア開口に面する上面と
該上面の外側端から下方に延びる側面とを有するロアパ
ネルの、前記側面に外装部品の取付孔を設け、該取付孔
に対応して前記外装部品の縦壁部に取付孔を設け、両取
付孔の位置を合わせて、該外装部品を取付手段により取
り付けるとともに、前記トリム部品を前記ロアパネル上
面から前記外装部品の上面部まで連設して、前記取付手
段を覆う連設部を設けたため、前記トリム部品の連設部
により取付手段が覆われて、見栄えを損なわない。ま
た、従来のクリップによる取付のように、外装部品の裏
面に外装部品と一体のクリップ取付ボックスを設ける必
要が無く、凹みの発生による見栄えの悪化を防止でき
る。さらに、トリム部品と外装部品間に車体パネル面が
見えないため見栄えが向上し、なおかつあたかも両部品
が一体のように見えて、更なる見栄え向上が達成でき
る。
【0007】請求項2によれば、トリム部品の延長部の
垂直断面形状を、ドア閉時に該連設部の車両室外側に近
接するドア室内側面下部の垂直断面形状に沿うように形
成したことにより、トリム部品とドア室内側面との距離
が一定となるため、ドアとトリム部品との間のシール
は、この間のどの位置でも設定が可能となり、シール構
造の自由度を向上できる。請求項3によれば、前記トリ
ム部品はロアパネル上面部だけでなく、連設部をロアパ
ネル及びこのロアパネルに隣接する車体パネル形状に沿
って、ロアパネル長手方向に延長したことにより、トリ
ム部品がロアパネルと、このロアパネルに隣接する車体
パネルとの接合部等を覆うため、更なる見栄えの向上を
達成できる。請求項4によれば、トリム部品の上面及び
連設部を、ロアパネルに隣接する車体パネル形状に沿っ
て上方に延長したことにより、トリム部品の立体感が増
すため、更なる見栄えの向上を達成できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 <実施の形態1>図1から図5において、5はフロント
ドア及びリアドア開口周縁を形成するボディサイドアウ
タで、このボディサイドアウタ5は、車両のフロントド
ア及びリアドアの開口下部に沿って、前後方向に延びる
L字状断面を有すると共に、その略前端部、中央部、後
端部から、それぞれ前記ドア開口に沿って上方に延びる
フロントピラー部24a,センタピラー部24b,リア
ピラー部24cを有し、前記各ピラー部24a,24
b,24cの下部には、車両前後方向に延びる断面凹状
のビード部23a,23b,23cがそれぞれ形成され
ている。また、前記センタピラー部24bは、図5に示
すように、ドア開口周縁5a,5aと車両側面を形成す
る側壁5bとからなる車両室内側に開口した水平断面略
コの字形状のパネル部品である。
【0009】そして、前記ドア開口周縁部5a,5a
は、図2に示すように、車両下方に延びるに従って緩や
かに角度を水平方向に変え、下部は後述するサイドシル
アウタ4の上面部12上に沿って、フロントドア及びリ
アドア開口下縁部5c,5cを形成し、一方、前記側壁
5b下部は前記サイドシルアウタ4の側面部13に沿っ
て前後に延びて、ドア開口下部の側壁5dを形成してい
る。
【0010】前記サイドシルアウタ4は、車両のフロン
トドア及びリアドア開口下部に沿って延在する、車両室
内側に開口した略コの字断面形状の車体パネルであり、
このサイドシルアウタ4は、上述した上面部12と側面
部13とを有し、前記上面部12はボディサイドアウタ
5下部に成形された前記下縁部5c,5cの下側面と溶
接にて接合されて、フロントドア及びリアドア開口に面
するロアパネル34の上面部29,29を、前記側面部
13はボディサイドアウタ5のドア開口下部の側面5d
内側に溶接にて接合されて、前記上面部29,29の外
側端29a,29aから下方に延びるロアパネル34の
側面部30を、それぞれ形成する。こうして、サイドシ
ルアウタ4とボディサイドアウタ5とを接合して、ロア
パネル34を形成している。前記側面部30には、後述
する外装部品であるシルカバー1を取り付けるための取
付孔8が、車両前後方向に複数形成されている。一方、
前記上面部29,29には、トリム部品である前側及び
後側キッキングプレート2,3を取り付けるための取付
孔22が、複数形成されている。
【0011】前記シルカバー1は、ロアパネル34の外
側部を覆う外装部品であり、このシルカバー1は前記側
面部30に沿う縦壁部14と、この縦壁部14下端から
車両室外方向に延びる上面部15と、この上面部15か
ら下方に折曲延設されて前記ロアパネル34の下面を覆
う面とを有し、縦壁部14には前記取付孔8に対応する
位置に取付孔9が車両前後方向に沿って複数形成されて
おり、前記側面部30に形成された取付孔8にグロメッ
ト7を挿入し、取付孔9との位置を合わせてから取付手
段であるスクリュー6を取付孔9とグロメット7とに車
両外側方向からねじ込むことにより、シルカバー1をサ
イドシルアウタ4とボディサイドアウタ5とに取り付け
る。
【0012】前記前側及び後側キッキングプレート2,
3は、車両のドア開口下縁部に、ボディサイドアウタ5
とサイドシルアウタ4により形成される前記ロアパネル
34の上面部29,29を覆うトリム部品であり、この
キッキングプレート2,3は、車幅方向には前記上面部
29,29を覆うキッキングプレート上面部2u及び3
uからシルカバー1の上面部15まで連設され、前記ス
クリュー6を車両外側から覆う連設部16,16が、ド
ア室内側面部材であるドアインナ10の垂直断面形状に
沿って設けられている。この連設部16,16下端に
は、車両前後方向に沿って複数個の係合爪18が形成さ
れ、この係合爪18は、これらに対応してシルカバー1
の上面15に形成された複数個の係合孔17に係合す
る。また、前記上面部2u,3u及び連設部16,16
は、車両前後方向には、前記サイドシルアウタ4とボデ
ィサイドアウタ5の形状に沿って延設され、前側キッキ
ングプレート2と後側キッキングプレート3の前記連設
部16,16は、前記センタピラー部24b下部で連続
面を形成している。一方、前記上面部2u,3u及び連
設部16,16は車両上方にも、前記各ピラー部24
a,24b,24cに沿って、前記ボディサイドアウタ
5に形成されたビード部23a,23b,23cまで延
設されて、ドア開口部下端を完全に覆う形状となってお
り、このキッキングプレート上面部2u及び3uの裏面
26,26には従来と同様に、前記取付孔22に対応し
てクリップ27を溶着等にて取り付け、このクリップ2
7を前記取付孔22に挿入して取り付ける。
【0013】以上の実施の形態1の構成によれば、サイ
ドシルアウタ4及びボディサイドアウタ5により形成さ
れた、側面部30に前記両部品を貫通して形成されたシ
ルカバー1の取付孔8を設け、この取付孔8に対応して
前記シルカバー1の縦壁部14に取付孔9を形成し、両
取付孔8,9の位置を合わせてスクリュー6をねじ込む
ことによって、シルカバー1を取り付ける。また、前側
及び後側キッキングプレート2,3は、サイドシルアウ
タ4とボディサイドアウタ5からなる上面部29,29
からシルカバー1の上面部15まで連設して、前記スク
リュー6を覆う連設部16,16を設けたため、前記ス
クリュー6はこのキッキングプレート2,3にて完全に
覆われることにより、見栄えを損なうことは無く、その
上、キッキングプレート2,3とシルカバー1は離間し
ていないため、両部品の間からロアパネル面が見えて、
見栄えを損なうことが無く、さらに、あたかもシルカバ
ー1とキッキングプレート2,3を一体の部材のように
見せることができて、更なる見栄えを向上することがで
きる。
【0014】また、スクリュー6によってシルカバー1
をサイドシルアウタ4及びボディサイドアウタ5に取り
付けるため、シルカバー1の裏面にクリップ取り付けボ
ックスを設ける必要は無く、クリップ取付ボックスを設
けることによって発生する、シルカバー1表面の凹みに
よる見栄えの悪化を防止できる。しかも、前側及び後側
キッキングプレート2,3の連設部16,16の垂直断
面はドアインナ10の垂直断面形状に合わせて形成され
ているため、この連設部16,16とドアインナ10と
の距離Lは一定となり、ドアシール11はこの間のどの
位置でも設定が可能となるので、シール構造の自由度が
向上する。なおかつ、両キッキングプレート2,3の上
面部2u,3u及び連設部16,16は、ドア開口下縁
のロアパネル34及びボディサイドアウタ5の形状に沿
って、車両前後方向に延長したことにより、サイドシル
アウタ4とボディサイドアウタ5の接合部等が覆われる
ため、見栄えが向上する。さらに、キッキングプレート
2,3の上面部2u,3u及び連設部16,16は、前
記ロアパネル34及びボディサイドアウタ5の形状に沿
って、前記各ビード部23a,23b,23cまで上方
に延設したことにより、立体感が増して更なる見栄えの
向上を図ることができる。
【0015】加えて、前述のようにシルカバー1は、ス
クリュー6によってロアパネル34に強固に取り付けら
れるため、従来のクリップによる取付と比較して、足掛
け等の外力に対しての取付強度が向上する。また、前側
キッキングプレート2と後側キッキングプレート3の連
設部16,16は、車両前後方向に延長されてセンタピ
ラー部24下部で連続面を形成しているため、フロント
ドア及びリアドア開口の下部側面は、前側および後側キ
ッキングプレート2,3によって連続して覆われて、見
栄えを向上できる。さらに、前側キッキングプレート2
と後側キッキングプレート3の上面部2u,3u及び連
設部16,16は、各ピラー部24a,24b,24c
に形成された各ビード部23a,23b,23cまで上
方に延設されているため、両キッキングプレート2,3
の上面部2u,3u及び連設部16,16は、図4に示
すように、各ピラー部24a,24b,24cと面一の
縦壁を成し、見栄えを向上できる。なおかつ、前側及び
後側キッキングプレート2,3は、前述のように、ドア
開口下部の広い範囲を覆うため、乗車時の乗員の足又は
荷物等が当たることによるドア開口周辺のパネル部品の
傷付や塗装の剥がれ等を広い範囲で防止することができ
る。
【0016】<実施の形態2>図6は、本発明の車両開
口部周りの部品取付構造の実施の形態2を示すものであ
る。なお、実施の形態1と同一乃至均等な部材について
は同一符号を付して説明する。本実施の形態の車両開口
部周りの部品取付構造では、キッキングプレート2,3
の連設部16,16は、ロアパネル34の上面部29か
ら側面部30の上部を覆う部材である上部側キッキング
プレート40a,50aと、側面部30を覆う部材であ
る下部側キッキングプレート40b,50bのように別
体で構成されている。前記上部側キッキングプレート4
0a,50aの下端には係合爪31が設けられ、一方、
下部側キッキングプレート40b,50bの上面部32
には、前記係合爪31の位置に合わせて係合孔33が形
成されている。そして、下部側キッキングプレート40
b,50bは、係合爪18をシルカバー1の上面部15
に設けられた係合孔17に係合してスクリュー6を覆う
ように取り付けられることにより連設部16,16を形
成し、また、上部側キッキングプレート40a,50a
は、前記係合爪31を、下部側キッキングプレート40
b,50bに設けられた係合孔33に、クリップ27を
取付孔22にそれぞれ挿入して取り付けられる。このよ
うに、キッキングプレート2,3の連設部16,16が
別体で構成された本実施の形態の上記以外の部分の構成
及び作用効果については、実施の形態1と同様であるの
で説明を省略する。
【0017】以上の実施の形態は、車両サイドドア開口
下部周りの構造に本発明を適用した例であるが、車両後
部のバックドア等、他の開口下部周りの構造にも適用が
可能である。また、上記実施の形態では、シルカバーの
ロアパネルへの取付手段をスクリューとしているが、ク
リップを取付手段としても適用可能である。さらに、実
施の形態1では、車両ボディサイド部をボディサイドア
ウタとサイドシルアウタで車両上下方向分割の車体パネ
ル構造をとっているが、これらが他の分割方法もしくは
一体の車体構造であっても、同様に適用可能であること
は明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両開口部周りの実施の形態1を表す
斜視図である。
【図2】本発明の車両開口部周りの実施の形態1の部品
構成及び部品の取付構造を示す斜視図である。
【図3】実施の形態1の代表垂直断面(図1のS3−S
3断面図)である。
【図4】実施の形態1のセンタピラー部垂直断面(図1
のS4−S4断面図)である。
【図5】実施の形態1のセンタピラー部水平断面(図1
のS5−S5断面図)である。
【図6】実施の形態2における図3相当の垂直断面図で
ある。
【図7】従来例1の部品構成及び部品取付構造を示す斜
視図である。
【図8】従来例1における図3相当の垂直断面図であ
る。
【図9】クリップ取付ボックス20の外装部品裏面側斜
視図である。
【図10】従来例2における図3相当の垂直断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シルカバー(外装部品) 2 前側キッキングプレート(トリム部品) 2u 上面部 3 後側キッキングプレート(トリム部品) 3u 上面部 4 サイドシルアウタ(ロアパネル) 5 ボディサイドアウタ(ロアパネル) 5a ドア開口周縁 5b 側壁 5c 下縁部 5d 側面 6 スクリュー(取付手段) 7 グロメット 8 取付孔 9 取付孔 10 ドアインナ(ドア室内側面) 11 ドアシール 12 上面部 13 側面部 14 縦壁部 15 上面部 16 連設部 17 係合孔 18 係合爪 22 取付孔 23a ビード部 23b ビード部 23c ビード部 24a フロントピラー部 24b センタピラー部 24c リアピラー部 26 裏面 27 クリップ 28 溶接部 29 凸部 29a 外側端 30 側面部 31 係合爪 32 上面部 33 係合孔 34 ロアパネル 40a 上部側キッキングプレート 40b 下部側キッキングプレート 50a 上部側キッキングプレート 50b 下部側キッキングプレート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドア開口下部に沿って延在して、
    少なくとも前記ドア開口に面する上面と該上面の外側端
    とから下方に延びる側面とを有するロアパネルと、 該ロアパネルの側面に沿う縦壁部と、該縦壁部下端から
    車両室外方向に延びる上面部と、該上面部から下方に折
    曲延設されている外装部品と、 前記ロアパネルの上面を覆うトリム部品と、からなる車
    両開口部周りの部品取付構造において、 前記ロアパネル側面に外装部品の取付孔を設け、該取付
    孔に対応して前記外装部品の縦壁部に取付孔を形成し、
    前記両取付孔の位置を合わせて、該外装部品を取付手段
    により前記ロアパネルに取り付ける一方、 前記トリム部品をロアパネル上面から外装部品の上面部
    まで連設して、前記取付手段を覆う連設部を設けたこと
    を特徴とする車両開口部周りの部品取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両開口部周りの部品取
    付構造において、前記トリム部品の連設部の垂直断面形
    状を、ドア閉時に該連設部の車両室外側に近接するドア
    室内側面下部の垂直断面形状に沿うように形成したこと
    を特徴とする車両開口部周りの部品取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車両開口部周り
    の部品取付構造において、前記トリム部品の上面及び連
    設部を、ドア開口下部の前記ロアパネル及び該ロアパネ
    ルに隣接する車体パネル形状に沿って、前記ロアパネル
    長手方向に延長したことを特徴とする車両開口部周りの
    部品取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両開口部周りの部品取
    付構造において、前記トリム部品の上面及び連設部を、
    前記ロアパネルに隣接する車体パネル形状に沿って、車
    両上方に延長したことを特徴とする車両開口部周りの部
    品取付構造。
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