JP3849407B2 - 車両開口部周りの部品取付構造 - Google Patents

車両開口部周りの部品取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3849407B2
JP3849407B2 JP2000192877A JP2000192877A JP3849407B2 JP 3849407 B2 JP3849407 B2 JP 3849407B2 JP 2000192877 A JP2000192877 A JP 2000192877A JP 2000192877 A JP2000192877 A JP 2000192877A JP 3849407 B2 JP3849407 B2 JP 3849407B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
lower panel
mounting structure
door
trim
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000192877A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002002402A (ja
Inventor
達朗 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2000192877A priority Critical patent/JP3849407B2/ja
Publication of JP2002002402A publication Critical patent/JP2002002402A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3849407B2 publication Critical patent/JP3849407B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の開口部周りの部品取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両ドア開口下部のロアパネルに取り付けられる外装部品及びトリム部品の取付構造としては、例えば図7から図9に示す従来例1や、図10に示す従来例2のようなものが知られている。
まず、従来例1及び2に共通する部分から説明すると、04は車両のドア開口下部に沿って延在し、ロアパネルに相当する車両室内側に開口した断面略コの字形状のサイドシルアウタで、02及び03は前記サイドシルアウタ04の上面部012を覆うトリム部品の前側及び後側キッキングプレートで、01はサイドシルアウタ04の側面部013から下面部を覆う外装部品のシルカバーである。
サイドシルアウタ04の側面部013にはシルカバー01の取付孔08が設けられ、上面部012にはキッキングプレート02,03の取付孔022が設けられている。
さらに、図7から図9の従来例1においては、シルカバー01の裏面には前記取付孔08に対応する位置にクリップ取付ボックス020をシルカバー01と一体に形成して、取付手段であるクリップ019が取り付けられており、また、前記キッキングプレート02,03の裏面026には前記取付孔022に対応してクリップ027が溶着等により取り付けられている。
そして、前記シルカバー01は、前記サイドシルアウタ04の取付孔08にグロメット07を挿入し、このグロメット07に前記クリップ019を嵌合させて取り付けられ、前記キッキングプレート02,03は、前記サイドシルアウタ04の上面部012の取付孔022に前記クリップ027を嵌合して、サイドシルアウタ04の上面部012を覆うように取り付けられている。
一方、図10の従来例2においては、シルカバー01に前記サイドシルアウタ04の側面部013に沿う縦壁部014を設け、この縦壁部014にはサイドシルアウタ04の取付孔08に対応する位置に取付孔09を設け、前記両取付孔08と09の位置を合わせて取付手段であるスクリュー06及びグロメット07によって、シルカバー01を取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の車両のドア開口部周りの構造では、前記シルカバー01とキッキングプレート02,03が離間しているため、ドア閉時に両部品の間に前記サイドシルアウタ04の側面が見えて見栄えが悪い。
特に最近の車体構造として、車体剛性及び強度を向上するために、図3のようにボディサイドアウタ5とサイドシルアウタ4を別体に成形し、ボディサイドアウタ5下部と前記サイドシルアウタ4の側面部13にて両者を接合する車体構造を成す時には、両部品の間から、前記ボディサイドアウタ5とサイドシルアウタ4とを接合するための溶接部28等が見えて、見栄えを悪化させる恐れがある。
また、図8のようにシルカバー01側面の裏面にクリップ019を取り付けるための取付ボックス020をシルカバー01と一体で設けているため、この取付ボックス020の足025とシルカバー01の接合部表面021に、成形時の熱収縮による凹みが発生して見栄えを悪化させる恐れがある。
これを回避するために図10のようにクリップを使用せず、取付手段であるスクリュー06及びグロメット07により前記シルカバー01を取り付けた場合には、ドア閉時に車両外側方向から前記スクリュー06が見えて、見栄えを損なうという問題がある。
さらに、同図に示すように、車両室外から室内への水等の進入を防ぐために、ドア室内側面の部材であるドアインナ010にドアシール011を設け、このドアシール011をドアインナ010とサイドシルアウタ04とで挟む構造が一般的であるが、このドアシール011の設定部位においてはドアインナ010とサイドシルアウタ04との距離は、ドアシール011を所定割合で圧縮して水密性能を確保できる一定の距離Lでなければならず、前述のようなスクリュー06にてシルカバー01を取り付ける構造においては、シルカバー01の縦壁部014上側のサイドシルアウタ04に凸部028を設けて一定の距離Lとしているため、ドアシール11はこの凸部028のある限られた範囲でしか設定できず、ドアシール構造の規制となる。
そこで、本発明は外装部品をロアパネルへ取り付ける際に、従来の構造に対して車両のドア開口下部周りの見栄え及びシール構造の自由度を向上することができる部品取付構造を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の車両開口部周りの部品取付構造では、車両のドア開口下部に沿って延在して、少なくとも前記ドア開口に面する上面と該上面の外側端から下方に延びる側面とを有するロアパネルと、該ロアパネルの側面に沿う縦壁部と、該縦壁部下端から車両室外方向に延びる上面部とを有するとともに、該上面部から下方に折曲延設されている外装部品と、前記ロアパネルの上面を覆うトリム部品と、からなる車両開口部周りの部品取付構造において、前記ロアパネル側面に外装部品の取付孔を設け、該取付孔に対応して前記外装部品の縦壁部に取付孔を形成し、前記両取付孔の位置を合わせた状態で、取付手段を前記外装部品の縦壁部に形成した取付孔を貫通させて前記ロアパネル側面に設けた外装部品の取付孔に挿入することで、前記トリム部品と前記外装部品のうち外装部品のみを前記ロアパネルに取り付ける一方、前記トリム部品をロアパネル上面から外装部品の上面部まで連設して、前記取付手段を覆う連設部を設けたことを特徴としている。ここで、連設部とは、トリム部品から連続して設けられる部位であって、トリム部品と一体であっても良いし、別体に成形されていても良い。このような構成としたことにより、トリム部品の連設部によって取付手段が覆われるので、見栄えが損なわれない。また、トリム部品と外装部品間に車体パネル面が見えないため、見栄えが向上し、なおかつ、あたかも両部品が一体のように見えて、更なる見栄え向上が達成できる。さらに、従来のように外装部品の裏面にクリップ取り付けボックスを設ける必要が無く、このクリップ取り付けボックスを、外装部品と一体で設けることによって発生する、成形時の熱収縮による凹みによる見栄えの悪化を防止できる。
【0005】
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の車両開口部周りの部品取付構造において、前記トリム部品の連設部の垂直断面形状を、ドア閉時に該連設部の車両室外側に近接するドア室内側面下部の垂直断面形状に沿うように形成したことを特徴としている。
このような構成としたことにより、トリム部品とドア室内側面との距離が一定となるため、ドアとトリム部品との間のシールは、この間のどの位置でも設定が可能となり、シール構造の自由度を向上できる。
請求項3記載の発明にあっては、請求項1または2記載の車両開口部周りの部品取付構造において、前記トリム部品の上面及び連設部を、ドア開口下部の前記ロアパネル及び該ロアパネルに隣接する車体パネル形状に沿って、前記ロアパネル長手方向に延長したことを特徴としている。
このような構成としたことにより、トリム部品がロアパネルとこのロアパネルに隣接する車体パネルとの接合部等を覆うため、更なる見栄えの向上を達成できる。
請求項4にあっては、請求項3記載の車両開口部周りの部品取付構造において、前記トリム部品の上面及び連設部を、前記ロアパネルに隣接する車体パネル形状に沿って、車両上方に延長したことを特徴としている。
このような構成としたことにより、トリム部品の立体感が増すため、更なる見栄えの向上を達成できる。
【0006】
【発明の効果】
以上、本発明によれば次に述べる効果が奏せられる。
請求項1によれば、ドアの開口下部に沿って延在して、少なくとも、前記ドア開口に面する上面と該上面の外側端から下方に延びる側面とを有するロアパネルの、前記側面に外装部品の取付孔を設け、該取付孔に対応して前記外装部品の縦壁部に取付孔を設け、両取付孔の位置を合わせて、該外装部品を取付手段により取り付けるとともに、前記トリム部品を前記ロアパネル上面から前記外装部品の上面部まで連設して、前記取付手段を覆う連設部を設けたため、前記トリム部品の連設部により取付手段が覆われて、見栄えを損なわない。
また、従来のクリップによる取付のように、外装部品の裏面に外装部品と一体のクリップ取付ボックスを設ける必要が無く、凹みの発生による見栄えの悪化を防止できる。
さらに、トリム部品と外装部品間に車体パネル面が見えないため見栄えが向上し、なおかつあたかも両部品が一体のように見えて、更なる見栄え向上が達成できる。
【0007】
請求項2によれば、トリム部品の延長部の垂直断面形状を、ドア閉時に該連設部の車両室外側に近接するドア室内側面下部の垂直断面形状に沿うように形成したことにより、トリム部品とドア室内側面との距離が一定となるため、ドアとトリム部品との間のシールは、この間のどの位置でも設定が可能となり、シール構造の自由度を向上できる。
請求項3によれば、前記トリム部品はロアパネル上面部だけでなく、連設部をロアパネル及びこのロアパネルに隣接する車体パネル形状に沿って、ロアパネル長手方向に延長したことにより、トリム部品がロアパネルと、このロアパネルに隣接する車体パネルとの接合部等を覆うため、更なる見栄えの向上を達成できる。
請求項4によれば、トリム部品の上面及び連設部を、ロアパネルに隣接する車体パネル形状に沿って上方に延長したことにより、トリム部品の立体感が増すため、更なる見栄えの向上を達成できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1から図5において、5はフロントドア及びリアドア開口周縁を形成するボディサイドアウタで、このボディサイドアウタ5は、車両のフロントドア及びリアドアの開口下部に沿って、前後方向に延びるL字状断面を有すると共に、その略前端部、中央部、後端部から、それぞれ前記ドア開口に沿って上方に延びるフロントピラー部24a,センタピラー部24b,リアピラー部24cを有し、前記各ピラー部24a,24b,24cの下部には、車両前後方向に延びる断面凹状のビード部23a,23b,23cがそれぞれ形成されている。また、前記センタピラー部24bは、図5に示すように、ドア開口周縁5a,5aと車両側面を形成する側壁5bとからなる車両室内側に開口した水平断面略コの字形状のパネル部品である。
【0009】
そして、前記ドア開口周縁部5a,5aは、図2に示すように、車両下方に延びるに従って緩やかに角度を水平方向に変え、下部は後述するサイドシルアウタ4の上面部12上に沿って、フロントドア及びリアドア開口下縁部5c,5cを形成し、一方、前記側壁5b下部は前記サイドシルアウタ4の側面部13に沿って前後に延びて、ドア開口下部の側壁5dを形成している。
【0010】
前記サイドシルアウタ4は、車両のフロントドア及びリアドア開口下部に沿って延在する、車両室内側に開口した略コの字断面形状の車体パネルであり、このサイドシルアウタ4は、上述した上面部12と側面部13とを有し、前記上面部12はボディサイドアウタ5下部に成形された前記下縁部5c,5cの下側面と溶接にて接合されて、フロントドア及びリアドア開口に面するロアパネル34の上面部29,29を、前記側面部13はボディサイドアウタ5のドア開口下部の側面5d内側に溶接にて接合されて、前記上面部29,29の外側端29a,29aから下方に延びるロアパネル34の側面部30を、それぞれ形成する。こうして、サイドシルアウタ4とボディサイドアウタ5とを接合して、ロアパネル34を形成している。前記側面部30には、後述する外装部品であるシルカバー1を取り付けるための取付孔8が、車両前後方向に複数形成されている。
一方、前記上面部29,29には、トリム部品である前側及び後側キッキングプレート2,3を取り付けるための取付孔22が、複数形成されている。
【0011】
前記シルカバー1は、ロアパネル34の外側部を覆う外装部品であり、このシルカバー1は前記側面部30に沿う縦壁部14と、この縦壁部14下端から車両室外方向に延びる上面部15と、この上面部15から下方に折曲延設されて前記ロアパネル34の下面を覆う面とを有し、縦壁部14には前記取付孔8に対応する位置に取付孔9が車両前後方向に沿って複数形成されており、前記側面部30に形成された取付孔8にグロメット7を挿入し、取付孔9との位置を合わせてから取付手段であるスクリュー6を取付孔9とグロメット7とに車両外側方向からねじ込むことにより、シルカバー1をサイドシルアウタ4とボディサイドアウタ5とに取り付ける。
【0012】
前記前側及び後側キッキングプレート2,3は、車両のドア開口下縁部に、ボディサイドアウタ5とサイドシルアウタ4により形成される前記ロアパネル34の上面部29,29を覆うトリム部品であり、このキッキングプレート2,3は、車幅方向には前記上面部29,29を覆うキッキングプレート上面部2u及び3uからシルカバー1の上面部15まで連設され、前記スクリュー6を車両外側から覆う連設部16,16が、ドア室内側面部材であるドアインナ10の垂直断面形状に沿って設けられている。この連設部16,16下端には、車両前後方向に沿って複数個の係合爪18が形成され、この係合爪18は、これらに対応してシルカバー1の上面15に形成された複数個の係合孔17に係合する。また、前記上面部2u,3u及び連設部16,16は、車両前後方向には、前記サイドシルアウタ4とボディサイドアウタ5の形状に沿って延設され、前側キッキングプレート2と後側キッキングプレート3の前記連設部16,16は、前記センタピラー部24b下部で連続面を形成している。一方、前記上面部2u,3u及び連設部16,16は車両上方にも、前記各ピラー部24a,24b,24cに沿って、前記ボディサイドアウタ5に形成されたビード部23a,23b,23cまで延設されて、ドア開口部下端を完全に覆う形状となっており、このキッキングプレート上面部2u及び3uの裏面26,26には従来と同様に、前記取付孔22に対応してクリップ27を溶着等にて取り付け、このクリップ27を前記取付孔22に挿入して取り付ける。
【0013】
以上の実施の形態1の構成によれば、サイドシルアウタ4及びボディサイドアウタ5により形成された、側面部30に前記両部品を貫通して形成されたシルカバー1の取付孔8を設け、この取付孔8に対応して前記シルカバー1の縦壁部14に取付孔9を形成し、両取付孔8,9の位置を合わせてスクリュー6をねじ込むことによって、シルカバー1を取り付ける。また、前側及び後側キッキングプレート2,3は、サイドシルアウタ4とボディサイドアウタ5からなる上面部29,29からシルカバー1の上面部15まで連設して、前記スクリュー6を覆う連設部16,16を設けたため、前記スクリュー6はこのキッキングプレート2,3にて完全に覆われることにより、見栄えを損なうことは無く、その上、キッキングプレート2,3とシルカバー1は離間していないため、両部品の間からロアパネル面が見えて、見栄えを損なうことが無く、さらに、あたかもシルカバー1とキッキングプレート2,3を一体の部材のように見せることができて、更なる見栄えを向上することができる。
【0014】
また、スクリュー6によってシルカバー1をサイドシルアウタ4及びボディサイドアウタ5に取り付けるため、シルカバー1の裏面にクリップ取り付けボックスを設ける必要は無く、クリップ取付ボックスを設けることによって発生する、シルカバー1表面の凹みによる見栄えの悪化を防止できる。
しかも、前側及び後側キッキングプレート2,3の連設部16,16の垂直断面はドアインナ10の垂直断面形状に合わせて形成されているため、この連設部16,16とドアインナ10との距離Lは一定となり、ドアシール11はこの間のどの位置でも設定が可能となるので、シール構造の自由度が向上する。
なおかつ、両キッキングプレート2,3の上面部2u,3u及び連設部16,16は、ドア開口下縁のロアパネル34及びボディサイドアウタ5の形状に沿って、車両前後方向に延長したことにより、サイドシルアウタ4とボディサイドアウタ5の接合部等が覆われるため、見栄えが向上する。
さらに、キッキングプレート2,3の上面部2u,3u及び連設部16,16は、前記ロアパネル34及びボディサイドアウタ5の形状に沿って、前記各ビード部23a,23b,23cまで上方に延設したことにより、立体感が増して更なる見栄えの向上を図ることができる。
【0015】
加えて、前述のようにシルカバー1は、スクリュー6によってロアパネル34に強固に取り付けられるため、従来のクリップによる取付と比較して、足掛け等の外力に対しての取付強度が向上する。
また、前側キッキングプレート2と後側キッキングプレート3の連設部16,16は、車両前後方向に延長されてセンタピラー部24下部で連続面を形成しているため、フロントドア及びリアドア開口の下部側面は、前側および後側キッキングプレート2,3によって連続して覆われて、見栄えを向上できる。
さらに、前側キッキングプレート2と後側キッキングプレート3の上面部2u,3u及び連設部16,16は、各ピラー部24a,24b,24cに形成された各ビード部23a,23b,23cまで上方に延設されているため、両キッキングプレート2,3の上面部2u,3u及び連設部16,16は、図4に示すように、各ピラー部24a,24b,24cと面一の縦壁を成し、見栄えを向上できる。
なおかつ、前側及び後側キッキングプレート2,3は、前述のように、ドア開口下部の広い範囲を覆うため、乗車時の乗員の足又は荷物等が当たることによるドア開口周辺のパネル部品の傷付や塗装の剥がれ等を広い範囲で防止することができる。
【0016】
<実施の形態2>
図6は、本発明の車両開口部周りの部品取付構造の実施の形態2を示すものである。
なお、実施の形態1と同一乃至均等な部材については同一符号を付して説明する。
本実施の形態の車両開口部周りの部品取付構造では、キッキングプレート2,3の連設部16,16は、ロアパネル34の上面部29から側面部30の上部を覆う部材である上部側キッキングプレート40a,50aと、側面部30を覆う部材である下部側キッキングプレート40b,50bのように別体で構成されている。
前記上部側キッキングプレート40a,50aの下端には係合爪31が設けられ、一方、下部側キッキングプレート40b,50bの上面部32には、前記係合爪31の位置に合わせて係合孔33が形成されている。そして、下部側キッキングプレート40b,50bは、係合爪18をシルカバー1の上面部15に設けられた係合孔17に係合してスクリュー6を覆うように取り付けられることにより連設部16,16を形成し、また、上部側キッキングプレート40a,50aは、前記係合爪31を、下部側キッキングプレート40b,50bに設けられた係合孔33に、クリップ27を取付孔22にそれぞれ挿入して取り付けられる。このように、キッキングプレート2,3の連設部16,16が別体で構成された本実施の形態の上記以外の部分の構成及び作用効果については、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0017】
以上の実施の形態は、車両サイドドア開口下部周りの構造に本発明を適用した例であるが、車両後部のバックドア等、他の開口下部周りの構造にも適用が可能である。
また、上記実施の形態では、シルカバーのロアパネルへの取付手段をスクリューとしているが、クリップを取付手段としても適用可能である。
さらに、実施の形態1では、車両ボディサイド部をボディサイドアウタとサイドシルアウタで車両上下方向分割の車体パネル構造をとっているが、これらが他の分割方法もしくは一体の車体構造であっても、同様に適用可能であることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両開口部周りの実施の形態1を表す斜視図である。
【図2】本発明の車両開口部周りの実施の形態1の部品構成及び部品の取付構造を示す斜視図である。
【図3】実施の形態1の代表垂直断面(図1のS3−S3断面図)である。
【図4】実施の形態1のセンタピラー部垂直断面(図1のS4−S4断面図)である。
【図5】実施の形態1のセンタピラー部水平断面(図1のS5−S5断面図)である。
【図6】実施の形態2における図3相当の垂直断面図である。
【図7】従来例1の部品構成及び部品取付構造を示す斜視図である。
【図8】従来例1における図3相当の垂直断面図である。
【図9】クリップ取付ボックス20の外装部品裏面側斜視図である。
【図10】従来例2における図3相当の垂直断面図である。
【符号の説明】
1 シルカバー(外装部品)
2 前側キッキングプレート(トリム部品)
2u 上面部
3 後側キッキングプレート(トリム部品)
3u 上面部
4 サイドシルアウタ(ロアパネル)
5 ボディサイドアウタ(ロアパネル)
5a ドア開口周縁
5b 側壁
5c 下縁部
5d 側面
6 スクリュー(取付手段)
7 グロメット
8 取付孔
9 取付孔
10 ドアインナ(ドア室内側面)
11 ドアシール
12 上面部
13 側面部
14 縦壁部
15 上面部
16 連設部
17 係合孔
18 係合爪
22 取付孔
23a ビード部
23b ビード部
23c ビード部
24a フロントピラー部
24b センタピラー部
24c リアピラー部
26 裏面
27 クリップ
28 溶接部
29 凸部
29a 外側端
30 側面部
31 係合爪
32 上面部
33 係合孔
34 ロアパネル
40a 上部側キッキングプレート
40b 下部側キッキングプレート
50a 上部側キッキングプレート
50b 下部側キッキングプレート

Claims (4)

  1. 車両のドア開口下部に沿って延在して、少なくとも前記ドア開口に面する上面と該上面の外側端から下方に延びる側面とを有するロアパネルと、
    該ロアパネルの側面に沿う縦壁部と、該縦壁部下端から車両室外方向に延びる上面部とを有するとともに、該上面部から下方に折曲延設されている外装部品と、
    前記ロアパネルの上面を覆うトリム部品と、
    からなる車両開口部周りの部品取付構造において、
    前記ロアパネル側面に外装部品の取付孔を設け、該取付孔に対応して前記外装部品の縦壁部に取付孔を形成し、前記両取付孔の位置を合わせた状態で、取付手段を前記外装部品の縦壁部に形成した取付孔を貫通させて前記ロアパネル側面に設けた外装部品の取付孔に挿入することで、前記トリム部品と前記外装部品のうち外装部品のみを前記ロアパネルに取り付ける一方、
    前記トリム部品をロアパネル上面から外装部品の上面部まで連設して、前記取付手段を覆う連設部を設けたことを特徴とする車両開口部周りの部品取付構造。
  2. 請求項1記載の車両開口部周りの部品取付構造において、
    前記トリム部品の連設部の垂直断面形状を、ドア閉時に該連設部の車両室外側に近接するドア室内側面下部の垂直断面形状に沿うように形成したことを特徴とする車両開口部周りの部品取付構造。
  3. 請求項1または2記載の車両開口部周りの部品取付構造において、
    前記トリム部品の上面及び連設部を、ドア開口下部の前記ロアパネル及び該ロアパネルに隣接する車体パネル形状に沿って、前記ロアパネル長手方向に延長したことを特徴とする車両開口部周りの部品取付構造。
  4. 請求項3記載の車両開口部周りの部品取付構造において、
    前記トリム部品の上面及び連設部を、前記ロアパネルに隣接する車体パネル形状に沿って、車両上方に延長したことを特徴とする車両開口部周りの部品取付構造。
JP2000192877A 2000-06-27 2000-06-27 車両開口部周りの部品取付構造 Expired - Fee Related JP3849407B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000192877A JP3849407B2 (ja) 2000-06-27 2000-06-27 車両開口部周りの部品取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000192877A JP3849407B2 (ja) 2000-06-27 2000-06-27 車両開口部周りの部品取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002002402A JP2002002402A (ja) 2002-01-09
JP3849407B2 true JP3849407B2 (ja) 2006-11-22

Family

ID=18691952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000192877A Expired - Fee Related JP3849407B2 (ja) 2000-06-27 2000-06-27 車両開口部周りの部品取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3849407B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10940808B2 (en) 2019-05-01 2021-03-09 Nissan North America, Inc. Trim panel member for a vehicle

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004024338A1 (de) * 2004-05-17 2005-12-15 Bayerische Motoren Werke Ag Verkleidung eines seitlichen Längsträgers eines Kraftfahrzeuges
CN115320716B (zh) * 2022-08-02 2023-10-31 奇瑞汽车股份有限公司 用于车辆的门槛压板总成及具有其的车辆

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10940808B2 (en) 2019-05-01 2021-03-09 Nissan North America, Inc. Trim panel member for a vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002002402A (ja) 2002-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3920257B2 (ja) サイドシルガーニッシュの取付構造
EP1582421B1 (en) Roll bar assembly and method for mounting the same
JP2006282119A (ja) 車両のルーフサイド部取付構造
JP2005119459A (ja) ガーニッシュの取付け構造及び取付け方法
JP3978711B2 (ja) スプラッシュガードの構造
JP3849407B2 (ja) 車両開口部周りの部品取付構造
WO2010103912A1 (ja) アウタールーフ用防水構造
JP2003118371A (ja) 車両のドアサッシュ構造
JP3518166B2 (ja) 車体前部構造
JP2001328429A (ja) リヤゲート構造
JP4867829B2 (ja) 車両用サイドステップ
JP2008068765A (ja) 車両の樹脂ルーフ構造
JP2564344Y2 (ja) 自動車におけるルーフレールの取付構造
JP2000095145A (ja) 自動車のフロントフェンダ取付け構造
JP5255481B2 (ja) 車両用ドアフレームのシール構造
JP4264331B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP3719109B2 (ja) 車両用ルーフモール構造
JP3928371B2 (ja) 自動車のサイドシル部構造
JP3671695B2 (ja) マッドプロテクタ取付構造
JP3919483B2 (ja) 自動車のバンパ補強構造
JP4184134B2 (ja) ボディサイドウエザーストリップの取付構造
JPH0748445Y2 (ja) リヤバンパ仮保持部の構造
JP4636832B2 (ja) 車両用ドア構造
JP4092460B2 (ja) ドアロック取付構造
JPH09142150A (ja) 車両用ドア構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060307

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees