JP2002001829A - 複合発泡体の製造方法 - Google Patents

複合発泡体の製造方法

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JP2002001829A
JP2002001829A JP2000181817A JP2000181817A JP2002001829A JP 2002001829 A JP2002001829 A JP 2002001829A JP 2000181817 A JP2000181817 A JP 2000181817A JP 2000181817 A JP2000181817 A JP 2000181817A JP 2002001829 A JP2002001829 A JP 2002001829A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、多孔質粒子がその
表面活性が高められた状態で連続気泡群内に分散保持さ
れている複合発泡体の製造方法を提供するにある。 【解決手段】 熱可塑性物質と発泡剤と多孔
質粒子との混練物よりなりかつ実質的に連続気泡群を形
成し得るよう調節された発泡性複合材料を、成形して加
熱・加圧した後発泡・膨張させ、得られる複合発泡体を
圧縮して上記連続気泡群(F)内に分散保持されている多
孔質粒子(z)の多孔質面を該気泡(F)群内で露呈させて表
面活性を高めて発泡ガスを効率よく吸収させたり、また
この活性化された多孔質粒子に抗菌剤、消臭剤、鮮度保
持剤等の薬剤を十分に担持させて、付加価値を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔質粒子を発泡
体内部に保持した複合発泡体の製造方法の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン系樹脂やポリウレタン系
樹脂に代表される熱可塑性樹脂製の発泡体は、例えば、
これらの樹脂を熱分解型発泡剤と混合後、溶融混練して
発泡体製造用混練物を得、これを加熱・加圧プレス内で
所望の温度・圧力に付して発泡条件に保持した後、プレ
スから取り出して発泡・膨張させること等により製造さ
れている。
【0003】ところで、上記発泡体やまたこの発泡体を
スライスして得られる発泡シート体等の発泡樹脂製品で
は、樹脂そのものの臭いや発泡ガスの臭いが強く、放置
してガス抜きしたり、水洗したりしただけではその臭い
がなかなかとれない。
【0004】そして、このように樹脂や発泡ガスの臭い
が強いと、例えば介護用シートやその他常に身体と接触
し又は身近に用いる物品に使用した場合、臭いが鼻につ
いて不快感や嫌悪感を生じさせ、酷いときは吐き気をも
よおしたりする場合がある。
【0005】一方、多孔質粒子を発泡体内部に保持した
複合発泡体は良く知られている。このような複合発泡体
は、通常、熱可塑性樹脂に発泡剤と多孔質粒子とを混合
して溶融混練し、次いで発泡させることにより製造する
ことができる。
【0006】上記のようにして得られる複合発泡体は、
主として連続気泡群を有しかつこれらの気泡群内に多孔
質粒子が分散保持されている状態のものと理解されては
いるが、実際のところ、分散保持される多孔質粒子の表
面活性は、発泡時の気泡膜片の接着や発泡ガスの吸収等
により低下していて、多孔質粒子が本来有する吸着機能
や担持機能が十全に発揮されていない。
【0007】さらに、上記多孔質粒子に薬剤を担持させ
ようとする試みもあるが、上記のことから多孔質粒子そ
のものの吸着・担持能がかなり弱まっており、また発泡
体の表層より内部に分散保持さている多孔質粒子には薬
剤が到達せず、従って全体として担持される薬剤量は極
めて少なく、所期の効果を発揮できないものとなってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、多孔質粒子
がその表面活性が高められた状態で連続気泡群内に分散
保持されている複合発泡体の製造方法を提供するにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】かくして本願『請求項
1』に係る発明によれば、『熱可塑性物質と発泡剤と多
孔質粒子との混練物よりなりかつ実質的に連続気泡群を
形成し得るよう調節された発泡性複合材料(A)を、成形
して加熱・加圧した後発泡・膨張させ、得られる複合発
泡体(Fa)を圧縮して上記連続気泡(F)群内に分散保持さ
れている多孔質粒子(z)の多孔質面を該気泡(F)群内で露
呈させることを特徴とする複合発泡体の製造方法』が提
供される。
【0010】また、本願『請求項2』に係る発明によれ
ば、『熱可塑性物質と発泡剤と多孔質粒子との混練物よ
りなりかつ実質的に連続気泡群を形成し得るよう調節さ
れた発泡性複合材料(A)を、成形して加熱・加圧した後
発泡・膨張させ、得られる複合発泡体(Fa)をスライスし
てシート状に取り出し、得られたシート状の複合発泡体
(FSa)を圧縮して上記連続気泡(F)群内に分散保持されて
いる多孔質粒子(z)の多孔質面を該気泡(F)群内で露呈さ
せることを特徴とする複合発泡体の製造方法』が提供さ
れる。
【0011】さらに、本願『請求項3』に係る発明によ
れば、『熱可塑性物質と発泡剤と多孔質粒子との混練物
よりなりかつ実質的に連続気泡群を形成し得るよう調節
された発泡性複合材料(A)の表面を、熱可塑性物質と発
泡剤との混練物よりなりかつ実質的に独立気泡群を形成
し得るよう調節された発泡性外皮材(B)にて被覆し、次
いで加熱・加圧した後発泡・膨張させ、得られる被覆複
合発泡体(Fab)をスライスしてシート状に取り出し、得
られたシート状の複合発泡体(FSab)を圧縮して上記連続
気泡(F)群内に分散保持されている多孔質粒子(z)の多孔
質面を該気泡(F)群内で露呈させることを特徴とする複
合発泡体の製造方法』が提供される。
【0012】本発明において、「多孔質粒子の多孔質面
を該気泡群内で露呈させる」とは、連続気泡(F)群内に
分散保持される多孔質粒子(z)の多孔質面が、該連通気
泡(F)内雰囲気及び該連通気泡(F)群を通じて外気と接触
可能な状態にすることを意味する。
【0013】また、本発明において、「実質的に連続気
泡群を形成し」とは、独立気泡が混在しても良いが主と
して連続気泡群からなり、全体として通気性を有するこ
とを意味する。
【0014】本発明は、上記「多孔質粒子の多孔質面の
露呈」を、複合発泡体の圧縮により達成する。すなわ
ち、「圧縮」により、連続気泡(F)群の内壁と接着して
いる多孔質粒子(z1)を引き離したり、多孔質粒子(z2)の
表面を被覆している気泡膜片(f1)を剥離したり、上記気
泡(F)群内でくっつき合っている多孔質粒子(z3)の塊を
分割したり、多孔質粒子そのものを粉砕したりする事に
よって、多孔質面を露出させる事ができると共に、気泡
連通路を塞いでいる若干の気泡膜片(f2)を破ることがで
きる。
【0015】本発明において、圧縮前の複合発泡体の製
造は、本願『請求項1』に示すように、『熱可塑性物質
と発泡剤と多孔質粒子との混練物よりなりかつ実質的に
連続気泡群を形成し得るよう調節された発泡性複合材料
(A)を、成形して加熱・加圧した後発泡・膨張させ』る
ものであっても良く、本願『請求項3』に示すように、
『熱可塑性物質と発泡剤と多孔質粒子との混練物よりな
りかつ実質的に連続気泡群を形成し得るよう調節された
発泡性複合材料(A)の表面を、熱可塑性物質と発泡剤と
の混練物よりなりかつ実質的に独立気泡群を形成し得る
よう調節された発泡性外皮材(B)にて被覆し、次いで加
熱・加圧した後発泡・膨張させ』るものであっても良
い。
【0016】上記後者の場合は、より緻密かつ均質で細
かい気泡からなる連通気泡群が得られ、弾力性に富みか
つ剛性が高まる点で好ましいものである。
【0017】本発明において、圧縮に付される複合発泡
体は、ブロック状であってもよく、またスライスされた
シート状であってもよい。特に前記請求項3に示すよう
な被覆複合発泡体(Fab)を圧縮する場合は、通気性の無
い外皮発泡体(Fb)にて被覆されているので、スライスし
て通気性を有する状態にしてから圧縮に付されることが
好ましい。
【0018】本発明はまた、本願『請求項4』に示すよ
うに、請求項1〜3で得られた「圧縮して連続気泡(F)
群内に分散保持されている多孔質粒子(z)の多孔質面が
該気泡(F)群内で露呈された複合発泡体」を、『更に、
発泡ガスを溶解する液体に浸漬し、次いで該液体を除去
することを特徴とする複合発泡体の製造方法』を提供す
ることができる。
【0019】上記「発泡ガスを溶解する液体」は、それ
自身単独で用いられるものであっても良いが、本願『請
求項5』に示すように、更に『抗菌剤、消臭剤、鮮度保
持剤からなる薬剤群から選択される1種又は2種以上の
薬剤が溶解され』ていると、これらの薬効を多孔質粒子
に担持させ得る点でより好ましいものとなる。
【0020】また、本願『請求項6』に示すように、上
記「発泡ガスを溶解する液体」に浸漬してこれを除去し
た後、『防黴剤、抗菌剤、消臭剤、鮮度保持剤からなる
薬剤群から選択される1種又は2種以上の薬剤が溶解さ
れた溶液に浸漬し、次いで該溶液を除去』することによ
り、これらの薬効を多孔質粒子に担持させるものであっ
ても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明において、熱可塑性物質と
しては、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマ、合成ゴ
ム、天然ゴム等が挙げられ、これらは1種で又は2種以
上の混合物で用いられる。
【0022】上記熱可塑性樹脂としては、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、エチレン・プロピレン・ジエン三元
共重合体などのポリオレフィン系樹脂の他、ポリウレタ
ン系樹脂等が好適なものとして挙げられる。
【0023】上記熱可塑性エラストマとしては、例え
ば、スチレン系エラストマ(硬質分:ポリスチレン、軟
質分:ポリブタジエン、ポリイソプレン)、オレフイン
系エラストマ(硬質分:ポリプロピレン、軟質分:エチ
レンαオレフィンゴム)、ポリエステル系エラストマ
(硬質分:ポリエステル、軟質分:ポリエーテル)、ポ
リアミド系エラストマ(硬質分:ポリアミド、軟質分:
ポリエーテル)その他ポリウレタン系エラストマ等が挙
げられる。
【0024】本願『請求項3』に係る発明において、発
泡性複合材料(A)に用いられる熱可塑性物質と発泡性外
皮材(B)に用いられる熱可塑性物質とは、互いに同一の
ものを用いることが、同一の熱膨張率を有しかつ発泡・
膨張後にこれらを溶着により強固に一体化せしめられる
点から好ましいが、別段これに限定されない。
【0025】また、本願『請求項3』に係る発明におい
て、「実質的に独立気泡群を形成し」とは、連続気泡が
混在しても良いが主として独立気泡群からなり、表裏方
向の通気性を有しないものを意味する。
【0026】また本発明において、「連続気泡群を形成
し得るよう調節」したり、「独立気泡群を形成し得るよ
う調節」するとは、例えば発泡剤、発泡助剤、架橋剤を
適宜組合せることにより達成できる。
【0027】本発明に用いられる発泡剤としては、化学
発泡剤が好ましく、有機系発泡剤及び無機系発泡剤の何
れもを用いることができる。また、これらの化学発泡剤
のうち、熱分解型の方が好適に用いられるが、反応型の
ものであっても良い。
【0028】熱分解型無機系発泡剤には、炭酸塩、重炭
酸塩、亜硝酸塩、水素化物等があり、具体的には炭酸水
素ナトリウム、炭酸アンモニウム等が好ましいものとし
て挙げられる。
【0029】熱分解型有機系発泡剤には、アゾ化合物、
ヒドラジン誘導体、セミカルバジド化合物、アジ化物、
ニトロソ化物、トリアゾール化物等があり、具体的には
アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレンテト
ラミン、p,p'-オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジ
ド等が挙げられる。
【0030】発泡助剤には、亜鉛華、尿素、ジンクステ
アレート、サリチル酸等が好ましいものと挙げられる。
【0031】架橋剤には、パーオキシケタール、ジアル
キルパーオキサイド等が挙げられ、ジ(t−ブチルパー
オキシイソプロピル)ジイソプロピルベンゼン、ジクミ
ルパーオキサイド等が好ましい。
【0032】本発明に用いられる多孔質粒子(z)として
は、無機粉粒体や有機粉粒体の何れのものであっても良
く、例えば、前者にはセラミック、酸化鉄、鉱石等に由
来するものが挙げられ、具体的には、酸性処理粘土、フ
ラー土、活性アルミナ、モレキュラーシーブ、ゼオライ
ト、人工ゼオライト、白土、含水若しくは無水珪酸、シ
リカゲル、活性炭、パーライト、バーミキュライト、マ
グネシア等が挙げられる。また、後者には籾殻、木炭、
デキストリン等が挙げられる。しかしながら、別段これ
らに限定されるものではない。なお、「粒子」には、粒
状、粉状は勿論のこと、微細な繊維状も含まれる。
【0033】上記多孔質粒子は、1種で用いられても良
くまた2種以上混合されて用いられても良い。また、脱
臭、消臭、防臭、脱色、遠赤外線放射等のそれぞれの目
的に応じて適宜選択することができる。
【0034】本発明において、複合発泡体の「圧縮」
は、該発泡体の連続気泡(F)群内に分散保持されている
多孔質粒子(z)の多孔質面を該気泡(F)群内で露呈させ、
かつ、該気泡(F)群の連通路を塞いでいる気泡膜片(f2)
を破れる方法であればいずれであっても良く、例えば本
願『請求項7』に示すように、『該複合発泡体をその厚
さよりも狭い間隙を有する1対のローラ(r)(r)間を通し
て行』う方法が、簡単で好ましいものとして挙げられる
が、別段これに限定されない。
【0035】本発明において、複合発泡体形成時に発生
する発泡ガスを溶解しうる溶媒は、発泡ガスの種類に応
じて適宜選択されるが、例えば、発泡ガスが酸性ガスの
場合は水や弱塩基性水溶液が、また、塩基性ガスの場合
は水や弱酸性水溶液がそれぞれ好適なものとして挙げら
れ、発泡ガスが中性や不活性ガスの場合は水や低沸点の
極性又は無極性溶媒等が好適なものとして挙げられる。
【0036】本願『請求項5』又は『請求項6』に係る
発明において、防黴剤、抗菌剤、消臭剤、鮮度保持剤等
は、当該分野で公知のもののなかから人体に害を与えな
いものが適宜選択される。特に、防黴剤としてはプロピ
ルパラベンやメチルパラベンが、消臭・鮮度保持剤とし
て例えば鉄とアスコルビン酸との複合又は化合物等が好
適なものとして挙げられるが、別段これに限定されるも
のでもない。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0038】[実施例1]下記表1に示された配合に従
って、オープンロール、バンバリーミキサ、加圧ニーダ
等で均一に溶融混合して混練りし、発泡性複合材料(A)
用組成物を調製した。
【0039】
【表1】
【0040】溶融混合された上記組成物を押出機で成形
し、加熱・加圧用プレス内に配した後、温度:150〜180
℃、圧力:150〜200kg/cm2で10〜15分程度保持した。
【0041】上記のごとく加熱・加圧した後、上記プレ
スから取り出すと発泡・膨張を始めた。そして、発泡・
膨張が完了したとき、実質的に連続気泡群からなる複合
発泡体(Fa)が得られた。
【0042】次に、上記得られた複合発泡体(Fa)を図1
に示すように厚さ2.5mmにスライスしてシート状の複合
発泡体(SFa)とした。すると切断された断面を詳しく観
察すると、図2に示すように、連続気泡(F)群の一部で
は、あるゼオライト粒子(z1)は気泡壁に密着されてお
り、あるゼオライト粒子(z2)は、発泡時に生成した気泡
膜片(f1)に取り囲まれており、またあるゼオライト粒子
(z3)は粒子同士が塊を作っていてそれらが気泡膜片(f1)
に取り囲まれていたり、さらには連続気泡(F)の連通路
が気泡膜片(f2)により塞がれていたりしていた。
【0043】上記で得られたシート状の複合発泡体(SF
a)を、図3に示すように、1対のロール(r)(r)間に通し
て全体を圧縮した。
【0044】上記のように圧縮処理されたシート状の複
合発泡体(SFa1)は、非常に軟らかく弾力に富むものとな
りかつ風合いが増すものとなった。またこれと同時に、
上記で観察された断面では、図4に示すように、連続気
泡(F)群内に残存していた気泡膜片(f1)(f2)はほぼ完全
に破れており、気泡内壁に接着していたゼオライト粒子
(z1)は引き剥がされ、ゼオライト粒子(z2)表面を覆って
いた気泡膜片は除去され、塊となっていたゼオライト粒
子(z3)同士は分割され、全体としてゼオライト粒子はそ
の多孔質面が連続気泡内に露呈されているものとなっ
た。その上、連続気泡(F)群の連通度は非常に増すもの
となった。従って、ゼオライト粒子は外気と十分に接触
可能な状態となっていた。
【0045】本実施例で得られたシート状の複合発泡体
(SFa1)は、軟らかく風合いが良好な上に臭いが少なく、
また、連続気泡群内に分散保持されているゼオライト粒
子は、多孔質面が露呈されているために遠赤外線効果も
発揮されて暖かいので、身体に接触又は近接して用いる
場合例えば介護用シートや膝掛け等に好適なものであっ
た。
【0046】[実施例2]下記表2に示された各配合に
従って、それぞれ個別にオープンロール、バンバリーミ
キサ、加圧ニーダ等で均一に溶融混合して混練りし、発
泡性複合材料(A)及び発泡性外皮材(B)をそれぞれ製造す
る各組成物を調製した。なお、発泡性外皮材(B)製造用
組成物については、発泡剤、架橋剤の非分解温度(具体
的には80〜130℃)で溶融混合した。
【0047】
【表2】
【0048】得られた各溶融混合物について、それぞれ
ロール、押出機等で成形して、発泡性複合材料(A)用シ
ート体(SA)及び発泡性外皮材(B)用シート体(SB)をそれ
ぞれ得た。このとき、シート体(SA)については1mmの厚
さ、シート体(SB)については3mmの厚さに成形した。
【0049】次いで、図5に示すように、加熱・加圧用
プレス(P)内に、上・下層にシート体(SB)を配しかつ中
間層に複数枚のシート体(SA)を配してサンドイッチ構造
に積層して複合物(SAB)を構成した後、一段加熱・加圧
発泡方式により、温度:150〜180℃、圧力:150〜200kg
/cm2で10〜15分程度保持した。
【0050】なお、上記サンドイッチ構造の複合物(SA
B)において、中間層の側周面をも上・下層で被覆するこ
とができるように、上・下層を構成するシート体(SB)
は、中間層を構成するシート体(SA)よりも大きい目に用
いた。この一例として挙げれば、シート体(SC):900×7
00(mm)、シート体(SB):850×650(mm)である。
【0051】上記のごとく加熱・加圧した後プレス(P)
から取り出す際、上記サンドイッチ構造の複合物(SAB)
は、図6に示すように、発泡性複合材料(A)の全表面が
発泡性外皮材(B)に完全に被覆された複合物(AB)の状態
になっており、この状態で発泡・膨張を始めた。
【0052】発泡・膨張が完了したとき、図7に断面を
示すように、発泡性複合材料(A)が発泡した複合発泡体
(Fa)と発泡性外皮材(B)が発泡した外皮発泡体(Fb)とが
溶着一体化した被覆複合発泡体(Fab)が得られた。
【0053】この被覆複合発泡体(Fab)は、前記複合物
(SAB又はAB)における発泡性複合材料(SA又はA)及び発泡
性外皮材(SB又はB)がいずれも発泡・膨張するが、この
とき発泡性外皮材(SB又はB)は実質的に独立気泡群を生
成しながら発泡・膨張するのでガスバリヤ性は損なわれ
ず、従って発泡性複合材料(A)が発生する発泡ガスを逃
さなく、内部ガス圧を適度に保持したままで発泡性複合
材料(A)の発泡が均等に行われ、この結果、均質で緻密
な内部の複合発泡体(Fa)が形成されると共に全体に発泡
・膨張に際して偏りや変形が無いものであった。
【0054】また、内部の複合発泡体(Fa)は若干の独立
気泡が混在するが実質的に連続気泡群からなりかつこの
連続気泡群内にゼオライト粒子(z)が分散保持されたも
のであった。
【0055】以上のようにして得られた被覆複合発泡体
(Fab)を、実施例1と同様に、厚さ2.5mmにスライスして
シート状の被覆複合発泡体(SFab)とし、次いでロール間
に通して圧縮処理を施し、シート状の被覆複合発泡体(S
Fab1)を得た。
【0056】上記被覆複合発泡体(SFab1)は、上記実施
例1で得られたシート状複合発泡体(SFa1)よりも、細か
くかつ均質な連続気泡群からなるものでシートの表裏間
の透水性は殆ど認められなく(但し、外力をかけない場
合)、その上、軟らかくかつ風合いも良好で全体的に肌
触りがより良好なものであった。
【0057】[実施例3及び4]実施例1及び2とそれ
ぞれ同様にして得られたシート状の複合発泡体(SFa)及
び被覆複合発泡体(SFab)を、実施例1と同様にローラに
より圧縮処理した後、水洗いした。すなわち、複合発泡
体(SFa1)及び被覆複合発泡体(SFab1)をそれぞれ水中に
漬けて発泡体内部の連続気泡群内にまで水を吸い込ま
せ、次いで吸い込んだ水を絞り出した後加温庫に入れて
乾燥させて、本実施例のシート状の複合発泡体(SFa2)及
び被覆複合発泡体(SFab2)を得た。
【0058】以上のようにして得られた複合発泡体(SFa
2)及び被覆複合発泡体(SFab2)は、製造時につきものの
発泡樹脂特有の臭いが全くしないものであった。これ
は、水洗することによって、連通気泡群内に導入された
水が、そこに多孔質面を露呈して分散保持されているゼ
オライト粒子と接触することによってゼオライト粒子に
既に吸収されている発泡ガスを溶解して取り出し、これ
によってゼオライト粒子の表面が活性化されて吸着能が
再生されたために、水への溶解によるガス除去とゼオラ
イト粒子の活性表面によるガス吸着とが相乗され、その
結果、ほぼ完全な脱臭ができたものと思われる。
【0059】従って、これらの複合発泡体(SFa2)及び被
覆複合発泡体(SFab2)は、実施例1と同様に風合い・軟
らかさが良好な上、臭いなどが全くないこと、及び、内
部に分散保持されているゼオライト粒子は活性化されて
いるので、さらなる脱臭、吸湿効果が一層発揮されるこ
と等から、尿や汗等の水分を吸収しかつこれらの臭いも
脱臭できるので、なおさら介護用シートなどに最適のも
のとして提供できる。
【0060】[実施例5及び6]実施例3及び4と同様
にして得られた各シート状の複合発泡体(SFa2)及び被覆
複合発泡体(SFab2)それぞれを、防黴剤であるプロピル
パラベン及びメチルパラベンを溶解した溶液中に十分に
浸漬した後、加温庫で乾燥させてシート状の複合発泡体
(SFa3)及び被覆複合発泡体(SFab3)を得た。
【0061】本例で得られた複合発泡体(SFa3)及び被覆
複合発泡体(SFab3)はいずれも、実施例3及び4の複合
発泡体(SFa2)及び被覆複合発泡体(SFab2)とそれぞれ同
様な効果を発揮できる上、ゼオライト粒子及び気泡内面
に防黴剤が担持されてシート全体に防黴性が付与されて
おり、尿や汗等を吸収しても黴等が繁殖しないもので、
非常に衛生的であった。
【0062】[実施例7及び8]実施例3及び4と同様
にして得られた各シート状の複合発泡体(SFa2)及び被覆
複合発泡体(SFab2)をそれぞれ、アスコルビン酸及び鉄
(II)イオンを有効成分とする鮮度保持剤を溶解した溶液
中に十分に浸漬した後、加温庫で乾燥させてシート状の
複合発泡体(SFa4)及び被覆複合発泡体(SFab4)を得た。
【0063】本例で得られた複合発泡体(SFa4)及び被覆
複合発泡体(SFab4)はいずれも、緩衝材として好適な
上、鮮度保持剤が担持されているので、野菜や果物その
他魚介類等の保存や運搬に頗る好適なシート材であっ
た。
【0064】
【発明の効果】本願請求項1又は8に係る発明によれ
ば、多孔質面が露呈され吸着・担持能が高められた状態
の多孔質粒子が連続気泡群内に分散保持されているの
で、連通気泡群内に残存する発泡ガスはこれらの多孔質
粒子に効率よく吸収され、発泡ガスの臭いが殆どしない
発泡製品を提供できる。
【0065】また、圧縮により複合発泡体全体が解され
ているので弾力性に富みかつ風合いが良好な上、分散保
持されている多孔質粒子は連通気泡群の連通路を通じて
外気との接触ができて脱臭効果も有するので、非常に付
加価値の高い発泡製品を提供できる。
【0066】本願請求項2に係る発明によれば、上記し
た請求項1又は8が奏する技術的効果をそのまま有する
シート状の複合発泡製品とすることができ、従って、介
護用シートやフロアーマット、膝掛け用シート等、非常
に利用価値の高い発泡シート製品を提供することができ
る。
【0067】本願請求項3に係る発明によれば、発泡・
膨張過程において、発泡性外皮材に被覆された発泡性複
合材料が該外皮材と共に発泡・膨張するので、適度な内
部圧力を保持したまま膨張でき、緻密で均質な連続気泡
群が形成されるので非常に弾力性に富み、かつ圧縮処理
によって風合いも高められており、請求項2で得られる
発泡シート製品の技術的効果をより一層高めたものを提
供する事ができる。
【0068】本願請求項4に係る発明によれば、多孔質
粒子が吸収している発泡ガスを除去することができ、製
造時の臭いが全くなくかつ多孔質粒子の吸着・担持能を
より高めた複合発泡体を提供できる。
【0069】従って、樹脂成形物の臭いに弱い人にとっ
ても使用に際しての違和感や不快感が全く無く、脱臭機
能も強力なものとなっており、その上、軟らかくて風合
いがよいので保温効果や床ずれ防止効果が発揮でき、介
護用シートとして好適であるばかりでなく、フロアマッ
ト、浴室用マット、トイレ用マット、膝掛け等にも好適
なシート材として提供することができる。
【0070】本願請求項5又は6に係る発明によれば、
活性化されて吸着・担持能が高められた表面を有する多
孔質粒子に、防黴剤、抗菌剤・消臭剤、鮮度保持剤等の
薬剤を十分な量で担持することができ、従って、請求項
1〜4の発明が奏する技術的効果に加えて、担持されて
いる薬剤に基づく効果を長期にわたって発揮することが
できる。従って、上記したシート材への利用以外に、例
えば強力な鮮度保持機能を有する緩衝材として提供する
こともできる。
【0071】本願請求項7に係る発明によれば、圧縮処
理が非常に簡便にかつ均等に行え、均一な風合いで均質
な吸着・担持能を有する複合発泡体を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の一例であるシート状複合発
泡体を製造するときの説明図
【図2】圧縮処理前のシート状複合発泡体における連続
気泡群に分散保持されるゼオライト粒子の状態を説明す
る要部拡大模式図
【図3】本発明の製造方法における圧縮処理の一例の模
式図
【図4】圧縮処理後のシート状複合発泡体における連続
気泡群に分散保持されるゼオライト粒子の状態を説明す
る要部拡大模式図
【図5】被覆複合発泡体を製造する際の加熱・加圧前の
発泡性複合材料の一例の概略断面図
【図6】加熱・加圧後でかつ発泡・膨張前の被覆複合発
泡体の一例の概略断面図
【図7】発泡・膨張後の被覆複合発泡体の一例の概略断
面図
【符号の説明】
(A)…発泡性複合材料 (B)…発泡性外皮材 (SA)…発泡性複合材料用シート体 (SB)…発泡性外皮材用シート体 (AB)…被覆発泡体製造用複合物 (Fa)…複合発泡体 (Fab)…被覆複合発泡体 (SFa)…シート状の複合発泡体 (SFa1)…圧縮処理後のシート状複合発泡体 (F)…連通気泡群 (f1)(f2)…気泡膜片 (z)(z1)(z2)(z3)…ゼオライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/00 C08L 101/00 // A61L 2/16 A61L 2/16 Z B29K 7:00 B29K 7:00 21:00 21:00 23:00 23:00 75:00 75:00 (72)発明者 市位 政嗣 大阪府大東市大野1丁目9番10号 イチイ 有限会社内 Fターム(参考) 4C058 AA01 AA02 BB07 JJ08 4F074 AA02 AA08B AA16 AA17 AA22 AA24 AA25 AA32 AA32B AA65 AA71 AA78 AC02 AC17 AC19 AC20 AC32 AC35 AC36 AG12 AG13 AG20 BA02 BA03 BA04 BA05 BA13 BA16 BA18 BA19 BB02 CA23 CC03Y CC03Z CC04Y CC22X CC25X CD08 CD20 CE02 CE25 CE43 CE46 CE47 CE48 CE49 CE50 CE59 CE64 CE65 CE98 DA13 DA19 DA20 DA37 DA45 4F212 AA03 AA31 AA42 AA45 AA46 AB01 AB02 AB16 AB26 AC04 AG01 AG20 UA09 UA15 UB02 UF06 UW23 UW26 UW32 4J002 AB012 AH002 BB031 BB061 BB121 BB151 BC031 BP011 CF101 CK021 CL001 DA017 DA088 DE077 DE117 DE147 DE206 DE216 DF036 DJ007 DJ017 EL018 EL088 EQ016 ER016 ES006 EU166 FD012 FD017 FD188 FD202 FD207 FD208 FD326 GC00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性物質と発泡剤と多孔質粒
    子との混練物よりなりかつ実質的に連続気泡群を形成し
    得るよう調節された発泡性複合材料を、成形して加熱・
    加圧した後発泡・膨張させ、得られる複合発泡体を圧縮
    して上記連続気泡群内に分散保持されている多孔質粒子
    の多孔質面を該気泡群内で露呈させることを特徴とする
    複合発泡体の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性物質と発泡剤と多孔質粒
    子との混練物よりなりかつ実質的に連続気泡群を形成し
    得るよう調節された発泡性複合材料を、成形して加熱・
    加圧した後発泡・膨張させ、得られる複合発泡体をスラ
    イスしてシート状に取り出し、得られたシート状の複合
    発泡体を圧縮して上記連続気泡群内に分散保持されてい
    る多孔質粒子の多孔質面を該気泡群内で露呈させること
    を特徴とする複合発泡体の製造方法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性物質と発泡剤と多孔質粒
    子との混練物よりなりかつ実質的に連続気泡群を形成し
    得るよう調節された発泡性複合材料の表面を、熱可塑性
    物質と発泡剤との混練物よりなりかつ実質的に独立気泡
    群を形成し得るよう調節された発泡性外皮材にて被覆
    し、次いで加熱・加圧した後発泡・膨張させ、得られる
    被覆複合発泡体をスライスしてシート状に取り出し、得
    られたシート状の複合発泡体を圧縮して上記連続気泡群
    内に分散保持されている多孔質粒子の多孔質面を該気泡
    群内で露呈させることを特徴とする複合発泡体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 多孔質粒子の多孔質面が露呈され
    た複合発泡体を、更に、発泡ガスを溶解する液体に浸漬
    し、次いで該液体を除去することを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の複合発泡体の製造方法。
  5. 【請求項5】 発泡ガスを溶解する液体に、防黴
    剤、抗菌剤、消臭剤、鮮度保持剤からなる薬剤群から選
    択される1種又は2種以上の薬剤が溶解されてなる請求
    項4記載の複合発泡体の製造方法。
  6. 【請求項6】 液体が除去された複合発泡体を、
    更に、防黴剤、抗菌剤、消臭剤、鮮度保持剤からなる薬
    剤群から選択される1種又は2種以上の薬剤が溶解され
    た溶液に浸漬し、次いで該溶液を除去することを特徴と
    する請求項4記載の複合発泡体の製造方法。
  7. 【請求項7】 複合発泡体の圧縮が、該複合発泡
    体をその厚さよりも狭い間隙を有する1対のローラ間を
    通して行われる請求項1〜6のいずれかに記載の複合発
    泡体の製造方法。
  8. 【請求項8】 熱可塑性物資が、ポリオレフィン
    系樹脂、ポリウレタン系樹脂、熱可塑性エラストマ、合
    成ゴム、天然ゴムからなる群からされる1つの物質又は
    2つ以上の混合物である請求項1〜7のいずれかに記載
    の複合発泡体の製造方法。
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