JP2002001763A - 樹脂成形品の製法 - Google Patents

樹脂成形品の製法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品の形状特性に因る、ヒケやウエルドライ
ンの発生を防止し、高精度で強度を有する樹脂成形品を
得ることのできる樹脂成形品の製法を提供すること。 【解決手段】 最終成形品1を肉厚が均一な筒状の内側
層6と、肉厚が不定形な外側層7とに分離し、先に内側
層6を成形して固化させたのち、内側層6の外側に樹脂
を射出して内側層と一体的に外側層を形成し、最終成形
品1を得ることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂成形品の製
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図15、図16に示すような外径約30
mm程度の合成樹脂製のカラー1'がある。このカラー
1'を射出成形により製作する場合、次の問題がある。
カラー1'の中心部には、中心軸線O−Oを中心して高
精度を要求される穴2を形成することが要求されてい
る。しかし、図16において、該穴2の近傍外側には厚
肉部1aがあり、厚さが寸法tの大きさで、一定である
が、この厚肉部1aのさらに外側は厚さが一定ではな
い。
【0003】例えば、図15において、中心軸線O―O
を中心として、任意の方向O―Bでは穴3があるため厚
さがゼロになる。また、他の任意の方向O―Cでは肉抜
き用の凹部4があるため厚さが薄くなり、外縁部近傍で
再び厚さが寸法tの大きさになっている。他の任意の方
向についても、穴5、凹部4等があるため、肉厚が一定
ではない。
【0004】このような製品の形状特性から、該カラー
1'を1回の射出により成形すると、ヒケが発生して穴
2の内径部について、真円度、垂直度等の寸法精度が出
ないという問題がある。因みに、真円度に関しては穴2
がいびつになるし、垂直度に関しては、穴2が中膨らみ
の太鼓状の形状となる。
【0005】また、注湯方向が中心軸線O―Oと直交す
る2方向からであるため、各方向からの樹脂の合流部に
樹脂の結合によるウエルドラインが発生する。このウエ
ルドラインは、穴2の内径部にも発生するため、該カラ
ー1'の穴2を機械装置等の軸に圧入すると圧入強度の
不足からウエルドラインに沿って割れてしまうという問
題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製品の形状
特性に因る、ヒケやウエルドラインの発生を防止し、高
精度で強度を有する樹脂成形品を得ることのできる樹脂
成形品の製法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1).軸部を第1の型で包囲して該軸部の軸長手方向
から全周にわたり注湯して該軸部のまわりに筒状の内側
層を形成した後、該軸部及び前記内側層を第2の型で包
囲し、この内側層と前記第2の型との間の空隙部に樹脂
を射出して前記内側層と一体的な外側層を形成して最終
成形品を得ることとした(請求項1)。 (2).(1)記載の樹脂成形品の製法において、前記
第1の型が前記軸部の中心軸線方向と直交する方向で開
閉し、前記第2の型が前記軸部の中心軸線方向に開閉す
ることとした(請求項2)。 (3).(1)又は(2)記載の樹脂成形品の製法にお
いて、前記内側層は中心軸線を中心とする半径方向上の
肉厚を全方位で均一とした(請求項3)。 (4).(1)、(2)又は(3)記載の樹脂成形品の
製法において、前記内側層が固化した後、前記外側層の
射出を行なうこととした(請求項4)。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。以下に説明する例は、最終製品の形状が図15、
図16に示すものであるが、本発明の実施にあたって
は、この例に限ることはない。要は、筒状の内側層と、
該内側層の外側に形成される外側層とに分けることがで
きるような最終製品であれば、広く本発明を適用するこ
とができる。
【0009】[1]本発明の基本原理 図1は前記図15、図2は前記図16にそれぞれ対応す
る。図1、図2に示すようにカラー1の外観形状及び寸
法は、図15、図16に示したものと全く同じである。
よって、主要な形状上の特徴部分には図1、図2におけ
るものと同じ符号を付してある。
【0010】異なる点は、カラー1が2つの部分から成
る点である。その一つは、中心軸線O―Oを中心とする
半径方向上の肉厚が全方位で均一な内側層6の部分であ
り、他の一つは内側層6と一体的な外側層7である。外
側層7は内側層6の外側に形成されていて、内側層6と
は異なり、中心軸線O―Oを中心とする半径方向上の肉
厚が一定でない部分を含んでいる。
【0011】本発明では、ヒケを生じないように肉厚の
変化がない形状部分をカラー1から切り出して内側層6
として構成し、残りの部分を外側層7とした。その上
で、先ず一次射出として内側層を樹脂成形し、固化した
のち、この内側層6と一体的に外側層7を二次射出によ
り成形するのである。
【0012】内側層6はこれを単品で成形した場合、そ
の形状上の特性により、ヒケは生じない。よって、内側
層6が固化してからその外側に一体的に外側層7を成形
した場合、内側層6に対して外側層7の寸法精度の歪が
及ぶことはない。
【0013】従って、内側層6を成形後、固化してから
外側層7を内側層6と一体的に成形すれば、最終製品と
しての形状上の特徴は維持したままで、寸法精度の良好
なカラー1を得ることができる。また、従来問題となっ
ていたウエルドラインの発生については、内側層6の軸
長手方向から筒状の内側層の全周にわたり注湯すること
で、問題を解決した。
【0014】なお、内側層6と外側層7とは完全に一体
に融合することは保証できないので、中心軸線O―Oを
中心とする回転モーメントが作用すると、内側層6と外
側層7との間でずれが発生するおそれがある。
【0015】そこで、内側層6については、その外周部
に等間隔に6箇所の部位に突状部6aを形成した。突状
部6aは中心軸線O―O方向に長さを有し、前記回転モ
ーメントに対して内側層6と外側層7とのずれを阻止す
るように作用する。
【0016】[2]金型の構成 図1に示したような内側層6と外側層7とからなるカラ
ー1を成形するための金型の構成を説明する。金型を、
使用する順に列挙すると、内側層6を成形する手段とし
て第1の型および外側層7を成形するための第2の型
と、これら第1の型、第2の型にそれぞれ組合わせて用
いられる軸部により全体の型が構成される。
【0017】2−1.第1の型 例えば図4に示すように、符号14で示す第1の型は一
次固定側キャビティ10と、一次可動側キャビティ11
と、一次サイドスライダー12からなる。軸部としての
可動コアーピン13は第1の型と組合わせて使用され
る。
【0018】図4乃至図8において、一次固定側キャビ
ティ10に対向して一次可動側キャビティ11が配置さ
れている。一次可動側キャビティ11の、一次固定側キ
ャビティ11との対向面部には一次サイドスライダー1
2が位置している。一次固定側キャビティ10にはテー
パのついた細長い穴からなる注湯用のゲート部10aが
形成されている。
【0019】可動コアピン13及びゲート部10aの各
中心軸線は合致しており、図2に示した中心軸線O−O
とも一致する。そこで、図4においてこれら可動コアピ
ン13及びゲート部10aの各中心軸線を符号O―Oで
示した。
【0020】図4において、紙面上、中心軸線O―O方
向と平行な方向をy方向とし、y方向と直交する方向を
x方向とする。これら、x、y方向は図5乃至図14に
おいても共通の方向として図示した。
【0021】可動コアピン13はy方向に可動である。
可動コアピン13はテーパ部13aと、このテーパ部1
3aの上端部よりもよりも小径で一次固定側キャビティ
10側に隣接した軸部13bを有する。この軸部13b
は図2における内側層6の厚さと同じ寸法tを有してい
る。さらに軸部13bに隣接した部位にはテーパ状をし
た、湯の導入部13cが形成されている。
【0022】一次サイドスライダー12は、x方向上、
左右に分割された右型12Rと、左型12Lとからな
る。右型12R、左型12Lは、軸線O―Oを間にして
x方向上、互いにから遠ざかる向きと、近づく向きに移
動することができる。図4には、右型12R、左型12
Lが互いに遠ざかる向きに移動して停止した状態が示さ
れている。この状態を一次サイドスライダー12の開位
置という。
【0023】右型12R、左型12Lにはそれぞれ凹部
12R1、凹部12L1が形成されている。右型12
R、左型12Lを開位置から互いに近づく向きに移動さ
せ両者を密着させた状態を閉じ位置という。閉じ位置に
おいて、凹部12R1と凹部12L1とはテーパ部13
aの周面に密着する。この状態を図5に示す。
【0024】図4において、凹部12R1に隣接して凹
部12R2、凹部12L1に隣接して凹部12L2がそ
れぞれ形成されている。閉じ位置において凹部12R2
と凹部12L2とは軸部13bを包囲し、図2における
内側層6に相当する空隙部を形成する。この空隙部を図
5において符号14で示す。
【0025】図5において、空隙部14の底部はテーパ
部13aと軸部13bとの境界の段部で密閉されてい
る。空隙部14の上部にはゲート部10aの下部が、円
形をした全周部分で連通している。この連通部に相当す
るゲート部10aの下端部はテーパ状に絞られて絞り部
10a1を形成している。
【0026】2−2.第2の型 例えば図9に示すように、符号16で示す第2の型は二
次固定側キャビティ17と、二次可動側キャビティ18
とからなる。軸部としての可動コアーピン13は第2の
型と組合わせて使用される。
【0027】二次固定側キャビティ17には、中心軸線
O―O上に可動コアーピン13の導入部13cを嵌入さ
せるための穴17hが形成されている。また、二次固定
側キャビティ17の下面には中心軸線O―Oを中心にし
て、図2に示した外側層7を成形するための上型17c
が形成されている。さらに、この上型17cの領域内に
は、中心軸線O―Oを間にして対称の位置にテーパのつ
いた細長い穴からなる注湯用のゲート部17a、17b
の下端部が開口している。
【0028】二次可動側キャビティ18には、中心軸線
O―O上に可動コアーピン13を案内する穴18aが形
成されている。穴18aに隣接した上方には可動コアー
ピン13と密着することのできるテーパ状の穴18bが
形成されている。
【0029】穴18bの上部であって二次可動側キャビ
ティ18の上面に相当する位置には、上型17cと協働
して図2に示した外側層7を成形するための所定形状の
凹形をした下型18cが形成されている。
【0030】中心軸線O―Oを中心とする対称の位置で
あって、下型18cの領域内には、2つのエジェクター
ピン18d、18eがy方向に突出可能に設けられてい
る。
【0031】[3]成形手順 以下にカラー1の成形手順を説明する。 (手順1)一次側型開き状態:図4参照 この一次型開き状態では全ての型は開かれた状態にあ
る。図4において、一次固定側キャビティ10に対して
一次可動側キャビティ11は離間しており、また、一次
サイドスライダー12は開位置にある。
【0032】(手順2)一次側型閉じ工程:図5参照 この一次側型閉じ工程では、図1、図2、図3に示した
内側層6を成形するための型が構成される。具体的に
は、図4に示した状態から、図5に示すように一次サイ
ドスライダー12を閉じ位置に移動させた上で、一次可
動側キャビティ11を一次サイドスライダー12と一体
的にy方向上、矢視の向きに移動させて、PL面(型の
分割面)を閉じ、内側層6に相当する空隙部14を形成
することにより一次側型閉じ状態を得ることができる。
【0033】(手順3)一次射出工程:図6参照 図5に示した一次側型閉じ状態のもとで、図6に示すよ
うに、ゲート部10aを介して空隙部14に高温の樹脂
20を射出する。この射出に際しては、ゲート部10a
の下端部で同芯状に導入部13cが位置しているので、
溶融している樹脂20aは導入部13cの全周を包むよ
うにして空隙部14に進入する。よって、従来技術で問
題とされたウエルドラインは生じない。
【0034】(手順4)一次型開き工程:図7参照 一次射出後、10〜15sec後に樹脂は冷却固化す
る。このような冷却固化の構成ののち、型開き動作を行
なう。図7に示すように一次可動側キャビティ11を一
次サイドスライダー12と共にy方向矢印の向きに移動
させてPL面を開く。このとき、絞り部10a1で絞ら
れた樹脂の部位(ゲート部10aと内側層6との境界
部)が切断されてゲート部10aの固化した樹脂20b
(スプールゲート)と内側層6とが分離した状態とな
る。次いで、一次サイドスライダー12を開くことによ
り図7に示したように、可動コアーピン13上に内側層
6を得る。
【0035】(手順5)可動コアーピン後退工程:図8
参照 中心軸線O―O上で可動コアピン13をy方向で矢印の
向きに後退させる。これは、可動コアピン13を第2の
型16上に移動する際に第1の型15や第2の型16に
可動コアピン13が干渉するのを避けるためである。
【0036】或いは、第1の型15に代えて第2の型1
6を可動コアピン13上に移動させる作業をする際に、
これらの型と可動コアーピン13とが干渉するのを防止
するためである。
【0037】(手順6)可動コアピンと第2の型との位
置合わせ工程:図9参照 図8に示すように可動コアピン13を退避状態におき、
可動コアピン13を移動して、或いは第1の型15及び
第2の型16を移動することにより、図9に示すよう
に、可動コアピン13の中心軸O―O上、可動コアピン
13から離間した位置に第2の型16を位置させる。こ
のとき、図9に示すように、二次固定側キャビティ17
と二次可動側キャビティ18とは離間しており、第2の
型16は型開きの状態にある。
【0038】(手順7)可動コアピン前進工程:図10
参照 図9において退避状態にある可動コアピン13を二次可
動側キャビティ18内に移動させる。移動後の位置は可
動コアピン13における内側層6の下端部(テーパ部1
3aと軸部13bとの境界部)が下型18cの底と同レ
ベルとなる位置である。
【0039】(手順8)可動コアピン前進工程:図11
参照 図11に示すように、可動コアピン13と一体化された
二次可動側キャビティ18を中心軸O―O上、二次固定
側キャビティ17側に移動して、PL面(型の分割面)
を閉じ、内側層6を第2の型16で包囲する。これによ
り、内側層6のまわりには、上型17cと下型18cに
よる外側層7相当の空隙部21が形成される。この空隙
部21に連通するようにして、注湯用のゲート部17
a、17bが設けられている。
【0040】(手順9)二次射出工程:図12参照 図11に示した二次側型閉じ状態のもとで、図11に示
した内側層6が固化してから、図12に示すようにゲー
ト部17a、17bを介して空隙部21に高温の樹脂2
0aを射出する。樹脂20aは内側層6を包囲して外側
層7が形成される。
【0041】(手順10)二次側型開き工程:図13参
照 手順9における二次射出の時点から外側層7が冷却する
までの適宜の時間、例えば、10〜15sec経過後、
二次可動側キャビティ18を二次固定側キャビティ17
から離間する向きに移動させてPL面を開く。さらに、
二次固定側キャビティ17から固化した樹脂20b(ス
プールゲート)をゲート部17a、17bから抜く。
【0042】ゲート部17a、17bの下端部はテーパ
状に絞ってあるので、固化した樹脂20bは外側層7の
表面部で切断され、外側層7と樹脂20bとは容易に分
割される。
【0043】(手順11)最終成形品突き出し工程:図
14参照 外側層7の部位に接している2つのエジェクターピン1
8d、18eを突き出すことにより、下型18cの外側
へ最終製品としてのカラー1を突き出す。こうして、内
側層6の寸法精度が高精度に出ている最終製品を得る。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、変形の少ない
形状の内側層を先に形成し固化してからこの内側層の外
側に外側層を一体的に形成して最終製品とするので、内
側層の部分について精度の高い最終製品を得ることがで
きる。
【0045】請求項2記載の発明では、第1の型を軸部
の中心軸線方向と直交する方向で開閉するようにしたの
で、筒状の内側層を損なうことなく型開きが可能であ
り、第2の型を軸部の中心軸線方向に開閉するようにし
たので、中心軸線方向と直交する方向に半径方向を有す
る外側層を損なうことなく型開きが可能である。
【0046】請求項3記載の発明では、内側層は中心軸
線を中心とする半径方向の肉厚が全包囲で均一であるの
でヒケ等の成形後の変形を生じ難い。
【0047】請求項4記載の発明では、単体として精度
に狂いの生じない内側層が固化により安定した状態とな
った後で、精度の狂いを生じるおそれのある外側層の射
出を行ない内側層と一体的に最終製品を成形するのであ
るから、外側層に精度の狂いを生じても、その影響は内
側層に及ばず、必要部分について高精度を維持した最終
成形品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】最終成形品を内側層と外側層とに分けて示した
正面図である。
【図2】図1におけるE―E矢視断面図である。
【図3】図1、図2における内側層の斜視図である。
【図4】第1の型を型開き状態で示した断面図である。
【図5】第1の型を型閉じ状態で示した断面図である。
【図6】第1の型に注湯する状態を示した断面図であ
る。
【図7】第1の型を型開き状態で示した断面図である。
【図8】可動コアーピンを退避位置に位置させた状態を
型開き状態の第1の型と共に示した断面図である。
【図9】注湯前の型開き状態で第2の型を示した断面図
である。
【図10】第2の型を型開き状態で示した断面図であ
る。
【図11】第2の型を型閉じ状態で示した断面図であ
る。
【図12】第2の型に注湯する状態を示した断面図であ
る。
【図13】注湯後の型開き状態で第2の型を示した断面
図である。
【図14】型開き状態の第2の型を最終成形品取り出し
状態で示した断面図である。
【図15】最終成形品を単体で示した正面図である。
【図16】図15におけるA―A矢視断面図である。
【符号の説明】
6 内側層 7 外側層 13 軸部としての可動コアーピン 15 第1の型 16 第2の型 O―O 中心軸線方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸部を第1の型で包囲して該軸部の軸長手
    方向から全周にわたり注湯して該軸部のまわりに筒状の
    内側層を形成した後、該軸部及び前記内側層を第2の型
    で包囲し、この内側層と前記第2の型との間の空隙部に
    樹脂を射出して前記内側層と一体的な外側層を形成して
    最終成形品を得ることを特徴とする樹脂成形品の製法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の樹脂成形品の製法におい
    て、 前記第1の型が前記軸部の中心軸線方向と直交する方向
    で開閉し、 前記第2の型が前記軸部の中心軸線方向に開閉すること
    を特徴とする樹脂成形品の製法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の樹脂成形品の製法に
    おいて、 前記内側層は中心軸線を中心とする半径方向上の肉厚が
    全方位で均一であることを特徴とする樹脂成形品の製
    法。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の樹脂成形品の製
    法において、 前記内側層が固化した後、前記外側層の射出を行なうこ
    とを特徴とする樹脂成形品の製法。
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