JP2002000175A - 生茶葉の収容装置及び収容方法 - Google Patents

生茶葉の収容装置及び収容方法

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JP2002000175A
JP2002000175A JP2000188730A JP2000188730A JP2002000175A JP 2002000175 A JP2002000175 A JP 2002000175A JP 2000188730 A JP2000188730 A JP 2000188730A JP 2000188730 A JP2000188730 A JP 2000188730A JP 2002000175 A JP2002000175 A JP 2002000175A
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raw
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JP2000188730A
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English (en)
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Yoshimi Yamada
好美 山田
Hirofumi Suganuma
宏文 菅沼
Mariko Harakawa
真理子 原川
Masayuki Suzuki
正行 鈴木
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Kawasaki Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】常に生茶葉の高さを正確に検知することにより
装置の信頼性を向上することができる生茶葉の収容装置
及び収容方法を提供する。 【解決手段】生茶収容部1と、走行台車2と、生茶収容
部1内に生茶葉を投入する走行コンベア3と、投入され
た生茶葉の高さを検知する光電スイッチ5と、を具備し
た生茶葉の収容装置において、光電スイッチ5を走行台
車2に取り付けるとともに、走行コンベア3からの生茶
葉の投入前に、生茶葉の高さを予め光電スイッチ5によ
って検知するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製茶工場等におい
て、茶園で摘採した生茶葉を新鮮な状態で一定時間貯蔵
し、その後、この生茶葉を必要に応じて蒸熱工程等の後
工程に供給する生茶葉の収容装置及び収容方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生茶葉は、各茶園での摘採作業が一段落
する度に製茶工場に運び込まれるので、製茶工場内で
は、茶葉蒸機に供給するまでの間において生茶葉の鮮度
を保ちつつ一定時間貯蔵する必要がある。かかる貯蔵を
行わせしめる生茶葉の収容装置は、具備する側壁及び通
気性コンベアから構成される生茶収容部内に生茶葉を収
容するとともに、生茶葉の葉焼け等を防止するため下方
から送風する送風ファンを備えたものであり、収容され
た生茶葉を次工程へ供給する際には、通気性コンベアを
駆動させて必要量の生茶葉を取り出すよう構成されてい
る。
【0003】ここで、生茶収容部内へ生茶葉を投入する
従来の投入手段を開示する資料として、例えば特許登録
公報第2598770号が挙げられる。かかる投入手段
は、生茶収容部の前後方向(長手方向)に移動可能な走
行台車と、該走行台車上を生茶収容部の幅方向に移動し
つつ生茶葉を投入可能な走行コンベアと、生茶収容部内
に収容された生茶葉の積層高さを検知すべく走行コンベ
アに固定されたレベルセンサとを具備したものである。
【0004】上記投入手段を具備した生茶葉の収容装置
は、走行コンベアと共に移動するレベルセンサで生茶葉
が規定の高さに達したことを検知すると、規定高さに達
していない箇所まで走行台車を移動させ、そこで走行コ
ンベアの移動による生茶葉の投入が行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の生葉茶の収容装置におけるレベルセンサは、走行コ
ンベアに固定されて走行コンベアの移動と共に移動しつ
つ生茶葉の高さを検知するものであったので、以下の問
題があった。即ち、設定高さ付近まで積み上がった時の
生茶葉の投入において、これから投入する箇所の生茶葉
の高さが所定高さに達していなくても、走行コンベア直
下の生茶葉の高さが設定高さまで積み上がっていると、
それを検知して生茶葉の投入を停止させてしまうので、
投入が断続的になってしまうという問題があった。尚、
生茶葉の設定高さ付近において積載面に凹凸ができてい
る場合においても同様のことが生じてしまう。
【0006】特に、走行コンベアの前側(生茶葉の取り
出し口側)から生茶葉を投入(所謂、前投入)しつつ走
行台車を順次前進させる場合や、走行コンベアの後側か
ら生茶葉を投入(所謂、後ろ投入)しつつ走行台車を順
次後退させる場合には、設定高さを検知した生茶葉の上
でセンシングしていくこととなるので、上記のような断
続的な投入が生じやすいという不都合があり、装置の信
頼性が低下するという問題があった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、常に生茶葉の高さを正確に検知することによ
り装置の信頼性を向上することができる生茶葉の収容装
置及び収容方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
側部が側壁で囲まれた通気性コンベアを有して当該通気
性コンベア上に生茶葉を収容するとともに、収容した生
茶葉に送風するための送風手段が配設された生茶収容部
と、該生茶収容部上部に沿って当該生茶収容部の前後方
向又は幅方向に移動可能な走行台車と、該走行台車上を
生茶収容部の幅方向又は前後方向に移動しつつ、前記生
茶収容部内に生茶葉を投入する走行コンベアと、前記生
茶収容部内に収容された生茶葉の高さを検知する検知手
段と、を具備した生茶葉の収容装置において、前記走行
コンベアによる所定位置への生茶葉の投入前に、当該所
定位置の生茶葉の高さを予め前記検知手段によって検知
することを特徴とする。
【0009】かかる構成によれば、検知手段によって生
茶収容部内の生茶葉の高さが検知された箇所に沿って、
走行コンベアが移動しつつ生茶葉を投入する。投入後
は、走行台車を生茶収容部の前後方向に移動させ、その
場所にて同様な生茶葉の高さの検知及び投入を行う。
【0010】請求項2記載の発明は、前記検知手段を前
記生茶収容部の幅方向へ移動させる移動機構が配設され
るとともに、当該検知手段を前記走行コンベア又は走行
台車の前記幅方向への移動よりも前で移動させることを
特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、前記走行コンベア
又は走行台車が、前記生茶収容部の幅方向へ延出された
支持フレームを有し、該支持フレームの両端にそれぞれ
前記検知手段を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、前記走行コンベア
又は走行台車が、前記生茶収容部の幅方向へ延出された
支持フレームを有し、該支持フレームの一方の端部から
他方の端部へ移動可能な前記検知手段を設けたことを特
徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、前記検知手段で検
知した生茶葉の高さに基づいて前記走行コンベア又は走
行台車の前記幅方向への移動速度を制御することを特徴
とする。
【0014】かかる構成によれば、生茶収容部内に収容
された生茶葉の高さが不均一である場合、高さが低い場
所では走行コンベアの移動速度を遅くするとともに、高
さが高い場所では走行コンベアの移動速度を速くすると
いう制御を行う。
【0015】請求項6記載の発明は、側部が側壁で囲ま
れた通気性コンベアを有して当該通気性コンベア上に生
茶葉を収容するとともに、収容した生茶葉に送風するた
めの送風手段が配設された生茶収容部と、該生茶収容部
上部に沿って当該生茶収容部の前後方向又は幅方向に移
動可能な走行台車と、該走行台車上を生茶収容部の幅方
向又は前後方向に移動しつつ、前記生茶収容部内に生茶
葉を投入する走行コンベアと、前記生茶収容部内に収容
された生茶葉の高さを検知する検知手段と、を具備した
生茶葉の収容装置による生茶葉の投入方法であって、前
記走行コンベアによる所定位置への生茶葉の投入前に、
当該所定位置の生茶葉の高さを予め前記検知手段によっ
て検知し、検知された生茶葉の高さに基づいて走行コン
ベア又は走行台車の前記幅方向への移動速度を制御しつ
つ生茶葉を投入することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態について図面
を参照しながら具体的に説明する。第1の実施形態に係
る生茶葉の収容装置は、各茶園で摘採された生茶葉をそ
の鮮度を保ちつつ一定時間貯蔵するためのものであり、
図3及び図4に示すように、生茶収容部1と、走行台車
2と、走行コンベア3と、検知手段としての光電スイッ
チ5と、かき落とし装置11とから主に構成されてい
る。
【0017】生茶収容部1は、側部が一対の側壁1a、
1bで囲まれた通気性コンベア6を有して当該通気性コ
ンベア6上に生茶葉を収容するとともに、収容した生茶
葉に対して下方から送風するための送風手段としての送
風ファン7が配設されたものである。側壁1a(1bも
同様)は、図4で示すように、上枠1c、下枠1d及び
柱枠1eで支持されたもので、生茶葉を収容するための
空間を構成している。
【0018】通気性コンベア6は、パンチングメタル板
等から成る搬送面を図示しないモータ等で駆動させ、生
茶葉を搬出口1fへ搬送可能なものであり、その下方に
配設された送風ファン7からの送風を搬送面上の生茶葉
に通過させ得るものである。
【0019】生茶収容部1の搬出口1fには、通気性コ
ンベア6で搬送された生茶葉をかき落とすためのかき落
とし装置11が配設されている。このかき落とし装置1
1は、例えば具備する機枠に回転自在な爪が配設され、
この爪がモータ(不図示)によって回転され、搬出口1
fの生茶葉を生茶収容部1からかき落とすよう構成され
たものである。
【0020】走行台車2は、具備する車輪2aが生茶収
容部1の上部を構成する上枠1c上を転動することによ
り、上部に配設された走行コンベア3と共に生茶収容部
1の前後方向(図4中a方向)に移動可能なものであ
る。尚、走行台車2は、生茶収容部1における前後端近
傍に配設されたリミットスイッチ(不図示)により、そ
の移動範囲が制限されており、走行台車2が規定範囲外
に移動してしまうのを防止している。
【0021】走行コンベア3は、図1に示すように、主
にベルトコンベア3aaから成るコンベア部3aと車輪
3baを有する台車部3bとから構成されたものであ
り、車輪3baが駆動ベルト3bcを介してモータ3b
bで駆動され、走行台車2上に固定されたガイドレール
2b上を転動することにより、走行台車2上を生茶収容
部1の幅方向(同図中b方向)に移動しつつ、搬送コン
ベア8及び振分けコンベア12で搬送された生茶葉を生
茶収容部1内に投入するものである。
【0022】搬送コンベア8は、図4に示したように、
所定角度傾斜して配設されたもので、その下端8aに配
設されたホッパ10内に収容された生茶葉を上端8bま
で搬送し、該上端8bから振分けコンベア12上に落下
させるものである。尚、搬送コンベア8の途中には、生
茶葉に送風するための冷却ファン9が設けられている。
【0023】振分けコンベア12は、搬送コンベア8に
おける上端8bの下方に基端12aが位置するととも
に、下方に走行コンベア3が位置するよう配設されたも
のであり、基端12aを軸に揺動自在とされている。そ
して、走行コンベア3が生茶収容部1の幅方向に移動す
ると先端12bがそれに追従し、常に走行コンベア3上
に生茶葉を供給し得るよう構成されたものである。
【0024】制御盤4は、床面fに固設されるととも
に、上記走行台車2及び走行コンベア3の動作等を制御
して、所謂一括投入、分割投入及び先投入等の投入方法
により生茶収容部1内に生茶葉を収容せしめるものであ
る。
【0025】一括投入は、生茶収容部1全域に順次生茶
葉を積み上げる方法であり、分割投入は、生茶収容部の
前側に生茶葉を順次所定の高さまで積み上げた後、後側
にも同様に積み上げる方法である。また、先投入は、一
の位置において生茶葉を所定高さまで積み上げた後、こ
れと隣接する他の位置において同様に生茶葉を積み上げ
ていく方法である。
【0026】光電スイッチ5は、生茶収容部1内の生茶
葉に向けて光を投射するための投光手段と、生茶葉から
反射した光を受光する受光手段とを具備し、当該受光手
段による受光の有無により生茶収容部1内の生茶葉の高
さを検知するものである。尚、光電スイッチ5は、投光
手段により投射された光を生茶葉が遮るか否かを検知し
て、生茶収容部1内の生茶葉の高さを検知する方式のも
のを用いてもよい。
【0027】また、光電スイッチ5は、移動機構として
のラックアンドピニオン機構を介して走行台車2に取り
付けられており、生茶収容部1の幅方向へ移動すること
が可能とされている。そして、光電スイッチ5の移動
を、走行コンベア3の移動よりも前で行うことにより、
走行コンベア3による所定位置への生茶葉の投入前に、
当該所定位置の生茶葉の高さを予め検知し得るよう構成
されている。
【0028】ラックアンドピニオン機構は、図1及び図
2で示すように、走行台車2に固定されたフレーム17
に固設されたラック13と、該ラック13上面に沿って
回転移動するピニオン14とから主に構成され、モータ
15の駆動力により回転するピニオン14の移動と共に
光電スイッチ5を移動させるためのものである。以下に
その詳細な構成について説明する。
【0029】光電スイッチ5は、所定角度前方に傾斜し
てセンサ取付板20の先端に取り付けられており、この
センサ取付板20にはピニオン14を回転駆動するため
のモータ15を固定するモータ取付板19が連結されて
いる。更に、モータ取付板19のピニオン14と前後す
るそれぞれの位置には、フレーム17の側面に形成され
た開口における縁部上を転動する車輪16が設けられて
いる。
【0030】尚、センサ取付板20にはケーブルベア
(登録商標)18の一端が取り付けられており、光電ス
イッチ5に電力を供給するためのケーブルを保護すると
共に、その絡み又は広がりを防止している。また、図中
の符号21は、光電スイッチ5と共に移動するリミット
押さえを示しており、このリミット押さえ21がラック
13の端部に固定されたリミットスイッチ22に達する
と、光電スイッチ5の移動が停止するよう制御されてい
る。
【0031】更に、上記光電スイッチ5により検知した
生茶収容部1内の生茶葉の高さを演算により算出すると
ともに、その演算結果により算出された生茶葉の高さを
記憶する演算記憶手段4aが制御盤4内に配設されてお
り、検知した生茶葉の高さを制御盤4による動作制御に
フィードバックさせ得る構成とされている。
【0032】次に、上記構成の生茶葉の収容装置におけ
る作用について説明する。まず、制御盤4を操作して、
走行コンベア3におけるベルトコンベア3aaの駆動方
向(即ち、「前投入」又は「後ろ投入」の選択)、生茶
葉を投入する範囲、及び生茶葉の投入方法(即ち、「一
括投入」、「分割投入」、又は「先投入」の選択)等を
設定し、走行台車2を所望の位置に移動させる。かかる
移動は、予め記憶された手順に従って自動で行ってもよ
いし、作業者が制御盤4を手動で操作して行ってもよ
い。
【0033】例えば、走行コンベア3の駆動方向を「前
投入」とし、生茶葉の投入方法を「一括投入」又は「分
割投入」を選択した場合、先にモータ15を駆動させて
光電スイッチ5を移動させた後、走行コンベア3を移動
させつつ生茶葉を生茶収容部1内に投入する。この時、
常に光電スイッチ5が走行コンベア3よりも前で移動す
るようにすればよく、光電スイッチ5と走行コンベア3
とを同時に移動させるとともに光電スイッチ5を走行コ
ンベア3よりも速い速度で移動させるようにしてもよ
い。
【0034】これにより、走行コンベア3による所定位
置への生茶葉の投入前に、当該所定位置の生茶葉の高さ
を予め光電スイッチ5によって検知することができる。
即ち、光電スイッチ5で検知した箇所に沿って、後から
走行コンベア3が生茶葉を投入するので、投入する生茶
葉に遮られずに生茶葉の高さを検知することができ、収
容装置の信頼性を向上することができる。
【0035】光電スイッチ5がラック13の端部まで移
動すると、リミット押さえ21がリミットスイッチ22
をONしてモータ15の駆動が停止されるので、光電ス
イッチ5はその位置で停止する。尚、走行コンベア3も
走行台車2の端部に達すると、図示しないリミットスイ
ッチをONしてモータ3bbの駆動が停止されるので、
走行コンベア3はその位置で停止する。
【0036】この時点では、生茶収容部1の幅方向(b
方向)一列に生茶葉が投入された状態となっており、こ
の列に隣接する位置に次の一列の生茶葉を収容すべく走
行台車2を所定距離前進又は後退させる。そして、その
位置で再び光電スイッチ5及び走行コンベア3をb方向
に移動させ、生茶葉を投入する。
【0037】上記走行コンベア3及び光電スイッチ5の
b方向への移動と走行台車2の前進又は後退とを交互に
繰り返し行い、且つ、走行台車2が生茶葉を投入すべき
範囲の始端と終端との間を往復動すると、生茶収容部1
内の所望の範囲に生茶葉の積層T1、T2、T3…が順
次形成される。
【0038】そして、積み上げられた生茶葉が所定高さ
に達したことを光電スイッチ5が検知すると、それに応
じた走行コンベア3の移動が行われる。例えば、検知し
たb方向一列の生茶葉の高さが、一律に所定高さに達し
ている場合は、走行コンベア3を移動させず、その列に
対して生茶葉を投入しないようにするか、或いは極めて
速い速度で走行コンベア3を移動させて、その列に投入
される生茶葉が微少となるようにする。
【0039】また、検知したb方向一列の生茶葉の高さ
が高い部分と低い部分とが混在している場合は、走行コ
ンベア3の移動速度を制御して、高い部分(所定高さに
達している部分含む)では設定速度より速く、低い部分
では設定速度通りに移動させる。これにより、生茶葉の
高さが低い部分には、より多くの生茶葉が投入されるの
で、搬送コンベア8からの生茶葉の供給速さを変えずに
投入された生茶葉の高さを一定にすることができる。
【0040】尚、生茶葉が所定高さ付近まで積み上がっ
ている場合において、積載面に凹凸が生じていて凸部の
みが所定高さに達していると、これを検知して生茶葉の
投入が停止されることが予想されるため、光電スイッチ
5が生茶葉の設定高さを検知した時間及び回数を計測
し、該時間及び回数が予め設定した許容範囲内であれば
生茶葉の投入を行うよう制御するのが好ましい。この場
合において、生茶葉が所定高さまで積み上がっていない
状態にもかかわらず生茶葉の投入が停止される事態を回
避することができ、常に連続的な生茶葉の投入を行うこ
とができる。
【0041】以上、説明した生茶葉の投入方法は、「一
括投入」又は「分割投入」の場合であるが、「先投入」
の場合であっても同様である。即ち、走行台車2は、始
端から終端までを移動するのみであり往復動はしない
が、走行台車2が一の位置にあるとき光電スイッチ5及
び走行コンベア3が複数回往復動し、走行コンベア3に
よる所定位置への生茶葉の投入前に、当該所定位置の生
茶葉の高さを予め光電スイッチ5で検知する。
【0042】上記生茶葉の収容装置によれば、光電スイ
ッチ5が走行台車2に取り付けられて走行コンベア3と
別個独立に移動するとともに、走行コンベア3による生
茶葉の投入より前に生茶収容部1内に収容された生茶葉
の高さを検知するので、投入途中の生茶葉が検知すべき
生茶葉と光電スイッチ5との間を通過するのを回避で
き、常に精度良く生茶葉の高さを検知することができ
る。
【0043】次に、本発明に係る第2の実施形態を図5
及び図6に基づいて説明する。尚、本実施形態の生茶葉
の収容装置における生茶収容部1、走行台車2、走行コ
ンベア3、光電スイッチ5等については、第1の実施形
態と同様のものであるため、同一の符号を付すとともに
説明を省略する。
【0044】本実施形態に係る生茶葉の収容装置におけ
る光電スイッチ5の移動機構は、チェーン駆動方式によ
るものであり、モータ23の駆動力を無端状のチェーン
25に伝達し、取付板20の先端に取り付けられた光電
スイッチ5を移動するよう構成されている。尚、無端状
のチェーン25と取付板20とはL型金具29を介して
固定されており、無端状のチェーン25の回転に伴い取
付板20が移動する。
【0045】即ち、モータ23が回転するのに伴いスプ
ロケット24が回転して無端状のチェーン25を回転さ
せると、取付板20が移動し、その移動に伴って取付板
20の先端に取り付けられた光電スイッチ5が生茶収容
部1の幅方向に移動するのである。尚、ケーブルベア1
8、リミット押さえ21、及びリミットスイッチ22に
ついては、第1の実施形態と同様のものであり、図6中
の符号26は、ケーブルベア18をガイドするためのケ
ーブルベア用ガイドを示している。
【0046】本実施形態によれば、移動機構により移動
する構成部材を軽量化することができるため(即ち、第
1の実施形態の如くモータ15を移動させる必要がない
ため)、安定した状態で光電スイッチ5を移動させるこ
とができ、車輪16を具備するような重量に耐え得る構
成とする必要がない。
【0047】以上、第1及び第2の実施形態について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば光電スイッチの代わりに他の検知手段(例えば、超
音波センサや光アナログセンサ等)とすることができ
る。これらセンサとした場合、生茶収容部内に収容され
た生茶葉の高さを無段階に設定することができる。
【0048】また、検知手段(光電スイッチ含む)を走
行台車の前方略中央部に配設し、左右に揺動させること
により、走行コンベアによる所定位置への生茶葉の投入
前に、当該所定位置の生茶葉の高さを予め検知するよう
にしてもよい。この場合、公知の揺動機構により検知手
段を揺動させることができる。
【0049】更に、上記した2つの実施形態における走
行台車2及び走行コンベア3の動作とは逆、即ち走行台
車2を生茶収容部1の幅方向に移動させ、走行コンベア
3を前後方向に移動させる生茶葉の収容装置において
も、本発明を適用することができる。この場合、検知手
段としての光電スイッチ5は、図7に示すように、生茶
収容部1の幅方向に延出した支持フレーム27を介して
走行コンベア3の左右両側にそれぞれ取り付けられる。
【0050】そして、走行台車2の幅方向への移動方向
と同じ側の光電スイッチ5で、生茶収容部1内に収容さ
れた生茶葉の高さを検知する。例えば、同図中走行台車
2が右側へ移動(これに伴い走行コンベア3も右側へ移
動)する場合、右側の光電スイッチ5により検知するも
のとし、逆に走行台車2が左側へ移動(これに伴い走行
コンベア3も左側へ移動)する場合、左側の光電スイッ
チ5により検知するよう作動する光電スイッチ5を切り
換えるのである。
【0051】従って、走行台車2の幅方向への移動に伴
う走行コンベア3の移動よりも検知手段5が常に先行し
て移動するので、走行コンベア3による所定位置への生
茶葉の投入前に、当該所定位置の生茶葉の高さを予め検
知することができる。尚、第1の実施形態又は第2の実
施形態における光電スイッチ5の移動機構に代えて、上
記の如く、生茶収容部1の幅方向に延出した支持フレー
ム27を介して配設された光電スイッチ5を適用しても
よい。
【0052】また、図8に示すように、走行コンベア3
から生茶収容部1の幅方向に延出した支持フレーム28
に光電スイッチ5を支持させ、かかる光電スイッチ5が
支持フレーム28に沿って移動可能とした構造としても
よい。かかる構成によれば、同図中走行台車2が右側へ
移動(これに伴い走行コンベア3も右側へ移動)する場
合、光電スイッチ5を支持フレーム28の右端に移動さ
せ、その位置にて検知するものとし、逆に走行台車2が
左側へ移動(これに伴い走行コンベア3も左側へ移動)
する場合、光電スイッチ5を支持フレーム27の左端に
移動させ、その位置にて検知することができる。
【0053】従って、図7の如く支持フレーム28の両
側に1つづつ光電スイッチ5を配設した場合と同様、走
行台車2の幅方向への移動に伴う走行コンベア3の移動
よりも検知手段5が常に先行して移動するので、走行コ
ンベア3による所定位置への生茶葉の投入前に、当該所
定位置の生茶葉の高さを予め検知することができるとと
もに、配設される光電スイッチ5は1つで足りる。この
場合、光電スイッチ5の駆動は、エアシリンダや油圧シ
リンダ等公知のアクチュエータを用いて行うことができ
る。
【0054】以上のように、支持フレーム27又は28
を介して走行台車2又は走行コンベア3に光電スイッチ
5を設ければ、検知手段の移動のための別途の駆動源を
不要とすることができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
常に生茶葉の高さを正確に検知することにより装置の信
頼性を向上することができる。請求項3及び請求項4の
発明によれば、常に生茶葉の高さを正確に検知すること
により装置の信頼性を向上することができるとともに、
走行台車又は走行コンベアに支持フレームを介して検知
手段を配設したので、検知手段の移動のための別途の駆
動源を不要とすることができる。
【0056】請求項5及び請求項6発明によれば、常に
生茶葉の高さを正確に検知することにより装置の信頼性
を向上し得るとともに、生茶葉の供給速さを変えずに投
入された生茶葉の高さを一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る生茶葉の収容装
置における検知手段の移動機構を示す正面図
【図2】図1中II−II線断面図
【図3】本発明の第1の実施形態に係る生茶葉の収容装
置を示す上面図
【図4】本発明の第1の実施形態に係る生茶葉の収容装
置を示す側面図
【図5】本発明の第2の実施形態に係る生茶葉の収容装
置における検知手段の移動機構を示す正面図
【図6】図5中VI−VI線断面図
【図7】本発明に係る生茶葉の収容装置において、走行
コンベアに2つの検知手段を配設したものを示す模式図
【図8】本発明に係る生茶葉の収容装置において、支持
フレームに沿って移動可能な検知手段を走行コンベアに
配設したものを示す模式図
【符号の説明】
1…生茶収容部 1a、1b…側壁 1c…上枠 1d…下枠 1e…柱枠 1f…搬出口 2…走行台車 2a…車輪 2b…ガイドレール 3…走行コンベア 3a…コンベア部 3aa…ベルトコンベア 3b…台車部 3ba…車輪 3bb…モータ 3bc…駆動ベルト 4…制御盤 4a…記憶手段 5…光電スイッチ(検知手段) 6…通気性コンベア 7…送風ファン(送風手段) 8…搬送コンベア 9…冷却ファン 10…ホッパ 11…かき落とし装置 12…振分けコンベア 13…ラック 14…ピニオン 15…モータ 16…車輪 17…フレーム 18…ケーブルベア 19…モータ取付板 20…センサ取付板 21…リミット押さえ 22…リミットスイッチ 23…モータ 24…スプロケット 25…チェーン 26…ケーブルベア用ガイド 27、28…支持フレーム 29…L型金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原川 真理子 静岡県榛原郡金谷町金谷河原347番地の8 カワサキ機工株式会社内 (72)発明者 鈴木 正行 静岡県榛原郡金谷町金谷河原347番地の8 カワサキ機工株式会社内 Fターム(参考) 4B027 FB02 FP04 FP10 FR09 FR17 FR18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側部が側壁で囲まれた通気性コンベアを有
    して当該通気性コンベア上に生茶葉を収容するととも
    に、収容した生茶葉に送風するための送風手段が配設さ
    れた生茶収容部と、 該生茶収容部上部に沿って当該生茶収容部の前後方向又
    は幅方向に移動可能な走行台車と、 該走行台車上を生茶収容部の幅方向又は前後方向に移動
    しつつ、前記生茶収容部内に生茶葉を投入する走行コン
    ベアと、 前記生茶収容部内に収容された生茶葉の高さを検知する
    検知手段と、を具備した生茶葉の収容装置において、 前記走行コンベアによる所定位置への生茶葉の投入前
    に、当該所定位置の生茶葉の高さを予め前記検知手段に
    よって検知することを特徴とする生茶葉の収容装置。
  2. 【請求項2】前記検知手段を前記生茶収容部の幅方向へ
    移動させる移動機構が配設されるとともに、当該検知手
    段を前記走行コンベア又は走行台車の前記幅方向への移
    動よりも前で移動させることを特徴とする請求項1記載
    の生茶葉の収容装置。
  3. 【請求項3】前記走行コンベア又は走行台車は、前記生
    茶収容部の幅方向へ延出された支持フレームを有し、該
    支持フレームの両端にそれぞれ前記検知手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の生茶葉の収容装置。
  4. 【請求項4】前記走行コンベア又は走行台車は、前記生
    茶収容部の幅方向へ延出された支持フレームを有し、該
    支持フレームの一方の端部から他方の端部へ移動可能な
    前記検知手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    生茶葉の収容装置。
  5. 【請求項5】前記検知手段で検知した生茶葉の高さに基
    づいて前記走行コンベア又は走行台車の前記幅方向への
    移動速度を制御することを特徴とする請求項1〜請求項
    4のいずれか1つに記載の生茶葉の収容装置。
  6. 【請求項6】側部が側壁で囲まれた通気性コンベアを有
    して当該通気性コンベア上に生茶葉を収容するととも
    に、収容した生茶葉に送風するための送風手段が配設さ
    れた生茶収容部と、 該生茶収容部上部に沿って当該生茶収容部の前後方向又
    は幅方向に移動可能な走行台車と、 該走行台車上を生茶収容部の幅方向又は前後方向に移動
    しつつ、前記生茶収容部内に生茶葉を投入する走行コン
    ベアと、 前記生茶収容部内に収容された生茶葉の高さを検知する
    検知手段と、を具備した生茶葉の収容装置による生茶葉
    の収容方法であって、 前記走行コンベアによる所定位置への生茶葉の投入前
    に、当該所定位置の生茶葉の高さを予め前記検知手段に
    よって検知し、検知された生茶葉の高さに基づいて走行
    コンベア又は走行台車の前記幅方向への移動速度を制御
    しつつ生茶葉を投入することを特徴とする生茶葉の収容
    方法。
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