JP2001299214A - 生茶葉の収容装置及び収容方法 - Google Patents

生茶葉の収容装置及び収容方法

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JP2001299214A
JP2001299214A JP2000116242A JP2000116242A JP2001299214A JP 2001299214 A JP2001299214 A JP 2001299214A JP 2000116242 A JP2000116242 A JP 2000116242A JP 2000116242 A JP2000116242 A JP 2000116242A JP 2001299214 A JP2001299214 A JP 2001299214A
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tea leaves
conveyor
raw tea
fresh
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JP2000116242A
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Fumio Nakano
文雄 中野
Mariko Harakawa
真理子 原川
Masayuki Suzuki
正行 鈴木
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Kawasaki Kiko Co Ltd
Original Assignee
Kawasaki Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】走行台車を手動で移動させる際の作業効率を向
上させ、並びに、所謂一括投入又は分割投入における走
行台車の往復動の始端を任意に設定することができる生
茶葉の収容装置及び収容方法を提供する。 【解決手段】通気性コンベア6及び送風ファン7が配設
された生茶収容部1と、走行台車2と、生茶葉を投入す
る走行コンベア3と、床面に固設された制御盤4と、を
具備した生茶葉の収容装置において、制御盤4に対し遠
隔操作可能であって携帯可能な遠隔操作部5を備えたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製茶工場等におい
て、茶園で摘採した生茶葉を新鮮な状態で所定時間貯蔵
し、その後、この生茶葉を必要に応じて蒸熱工程等の後
工程に供給する生茶葉の収容装置及び収容方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生茶葉は、各茶園での摘採作業が一段落
する度に製茶工場に運び込まれるので、製茶工場内で
は、茶葉蒸機に供給するまでの間において生茶葉の鮮度
を保ちつつ一定時間貯蔵する必要がある。かかる貯蔵を
行わせしめる生茶葉の収容装置は、具備する側壁及び通
気性コンベアから構成される生茶収容部内に生茶葉を収
容するとともに、生茶葉の赤やけ等を防止するため下方
から送風する送風ファンを備え、収容された生茶葉を次
工程へ供給する際には、通気性コンベアを駆動させて必
要量の生茶葉を取り出すよう構成されたものである。
【0003】上記生茶葉収容部内への生茶葉の投入手段
として、従来、生茶収容部の前後方向に移動可能な走行
台車と、該走行台車上を生茶収容部の幅方向に移動しつ
つ、生茶収容部内に生茶葉を投入する走行コンベアと、
これら走行台車及び走行コンベアの動作を制御すべく床
面等に固設された制御盤とにより主に構成されていた。
【0004】かかる投入手段を具備した生茶葉の収容装
置による生茶収容部内への生茶葉の投入方法として、一
般に、所謂一括投入(図5(a)参照)、分割投入(同
図(b)参照)及び先投入(同図(c)参照)が挙げら
れる。一括投入は、生茶収容部全域に順次生茶葉を積み
上げる方法であり、分割投入は、生茶収容部の前側に生
茶葉を順次所定の高さまで積み上げた後、後側にも同様
に積み上げる方法である(同図中の矢印参照)。また、
先投入は、一の位置において生茶葉を所定高さまで積み
上げた後、これと隣接する他の位置において同様に生茶
葉を積み上げていく方法である。
【0005】これら投入方法のうち、一括投入又は分割
投入を行うには、制御盤により、走行コンベアの移動と
走行台車の前進又は後退とを交互に繰り返し行わせつ
つ、生茶葉を投入すべき範囲の始端と終端との間で前記
走行台車を往復動させて前記生茶収容部に生茶葉を所定
高さまで生茶葉を積み上げていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生茶収
容部内への生茶葉の収容作業は一括して行われるとは限
らず、茶園からの生茶葉の搬入状況や装置のメンテナン
ス等により断続的に行われることがある。このような場
合であって、生茶葉の投入作業と取り出しが同時に行わ
れている時は、前回投入し終えた生茶葉の終端の位置が
前側に移動しており、隙間なく生茶葉を投入するには、
走行コンベアを前回の生茶葉投入の終端まで手動で移動
させる必要があった。
【0007】尚、2台の生茶収容部に一組の走行台車2
及び走行コンベア3で生茶葉を投入する際には、投入す
べき生茶収容部に切り換える際、走行台車2又は走行コ
ンベア3は初期位置(予め、定められた所定の位置)に
移動するため、前回投入し終えた生茶葉の終端まで手動
で移動させる必要が生じる場合もあった。
【0008】更に、茶園毎の生茶葉の品質を保つために
各生茶葉を生茶収容部内の所定範囲毎に区分けして収容
する場合、一の茶園から生茶葉の搬入があった後他の茶
園の生茶葉が搬入され、その後更に一の茶園の生茶葉が
搬入される際には、他の茶園の収容位置から一の茶園の
収容位置に走行台車を手動にて位置決めする必要があっ
た。
【0009】上記の如く、生茶葉の収容作業を断続的に
行うべく走行台車を手動で移動させるためには、作業者
が制御盤を操作して走行台車を前進又は後退させる必要
があったが、製茶工場内のレイアウトの都合等で制御盤
が生茶収容部から離れた位置に固設されている場合や制
御盤と生茶収容部との間に他の装置等が介在する場合、
走行台車の位置を目視しながら制御盤を操作することが
できず、制御盤と生茶収容部との間を作業者が往復して
走行台車の位置決めを行う必要があったため、作業効率
が著しく悪化してしまうという問題があった。
【0010】もっとも、従来より、生茶収容部を図5の
如く複数の範囲(同図中生茶収容部側部に付された番号
1〜6)に区分し、かかる番号を制御盤の操作で指定す
ることにより走行台車の往復動における始端を設定する
ことができたが、上記番号で区分された範囲の途中にお
いて走行台車の始端を設定することはできなかった。従
って、このような場合には、最初に手動で走行台車の位
置を設定しても、その後の往復動の始端は生茶収容部の
区分の始端(最初の走行台車の位置より戻り過ぎの位
置)となり、先に収容した生茶葉の一部に重なった状態
で新たな生茶葉を積み重ねることになってしまうという
問題があった。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、走行台車を手動で移動させる際の作業効率を
向上させることができる生茶葉の収容装置を提供するこ
とにあり、並びに、所謂一括投入又は分割投入における
走行台車の往復動の始端を任意に設定することができる
生茶葉の収容装置及び収容方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
側部が側壁で囲まれた通気性コンベアを有して当該通気
性コンベア上に生茶葉を収容するとともに、収容した生
茶葉に送風するための送風手段が配設された生茶収容部
と、該生茶収容部上部に沿って当該生茶収容部の前後方
向又は幅方向に移動可能な走行台車と、該走行台車上を
生茶収容部の幅方向又は前後方向に移動しつつ、前記生
茶収容部内に生茶葉を投入する走行コンベアと、前記走
行台車及び走行コンベアの動作を制御する制御盤と、を
具備した生茶葉の収容装置において、前記制御盤に対し
遠隔操作可能であって携帯可能な遠隔操作部を備えたこ
とを特徴とする。
【0013】かかる構成によれば、作業者が前記遠隔操
作部を携帯しながら操作することにより、前記操作盤に
対し遠隔操作し、前記走行台車又は走行コンベアを前進
又は後退させて生茶収容部に対して所望の位置に移動さ
せる。
【0014】請求項2記載の発明は、前記制御盤によ
り、前記走行コンベアと前記走行台車の移動とを交互に
繰り返し行わせつつ、生茶葉を投入すべき範囲の始端と
終端との間で前記走行台車又は走行コンベアを往復動さ
せて、前記生茶収容部内の所定範囲内で生茶葉を積み上
げる生茶葉の収容装置において、前記走行コンベアによ
る生茶葉の投入開始時における前記走行台車又は走行コ
ンベアの位置を前記始端として記憶する記憶手段を具備
したことを特徴とする。
【0015】かかる構成によれば、前記記憶手段で記憶
された位置を始端として前記走行台車(走行コンベアが
前後方向に移動する場合は、走行コンベア)が往復動し
つつ走行コンベアから生茶葉が投入され、生茶収容部内
の任意の範囲で生茶葉を積み上げる。
【0016】請求項3記載の発明は、前記制御盤によ
り、前記走行コンベアと前記走行台車の移動とを交互に
繰り返し行わせつつ、生茶葉を投入すべき範囲の始端と
終端との間で前記走行台車又は走行コンベアを往復動さ
せて、前記生茶収容部内の所定範囲内で生茶葉を積み上
げる生茶葉の収容方法において、前記走行コンベアによ
る生茶葉の投入開始時における前記走行台車の位置を記
憶し、該位置を前記始端とした往復動を前記走行台車又
は走行コンベアに行わせつつ生茶葉を前記生茶収容部内
へ投入することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態について図面
を参照しながら具体的に説明する。本実施形態に係る生
茶葉の収容装置は、各茶園で摘採された生茶葉をその鮮
度を保ちつつ一定時間貯蔵するためのものであり、図1
又は図2で示すように、生茶収容部1と、走行台車2
と、走行コンベア3と、制御盤4と、遠隔操作部5とか
ら主に構成される。
【0018】生茶収容部1は、側部が一対の側壁1a、
1bで囲まれた通気性コンベア6を有して当該通気性コ
ンベア6上に生茶葉を収容するとともに、収容した生茶
葉に対して下方から送風するための送風手段としての送
風ファン7が配設されたものである。側壁1a(1bも
同様)は、図1で示すように、上枠1c、下枠1d及び
柱枠1eで支持されたもので、生茶葉を収容するための
空間を構成している。
【0019】通気性コンベア6は、パンチングメタル板
等から成る搬送面を図示しないモータ等で駆動させ、生
茶葉を搬出口1fへ搬送可能なものであり、その下方に
配設された送風ファン7からの風を搬送面上の生茶葉に
通過させ得るものである。
【0020】生茶収容部1の搬出口1fには、通気性コ
ンベア6で搬送された生茶葉をかき落とすためのかき落
とし装置11が配設されている。このかき落とし装置1
1は、例えば具備する機枠が上下に揺動しつつ、この機
枠の先端に形成された爪が回転して、搬出口1fの生茶
葉を生茶収容部1からかき落とすよう構成されている。
【0021】走行台車2は、具備する車輪2aが生茶収
容部1の上部を構成する上枠1c上を転動することによ
り、上部に配設された走行コンベア3と共に生茶収容部
1の前後方向(図1中a方向)に移動可能なものであ
る。尚、走行台車2は、生茶収容部1における前後端近
傍に配設されたリミットスイッチ(不図示)により、そ
の移動範囲が制限されており、走行台車2が規定範囲外
を移動するのを防止している。
【0022】走行コンベア3は、具備する車輪3aが走
行台車2上に固定されたガイドレール2b上を転動する
ことにより、走行台車2上を生茶収容部1の幅方向(図
2中b方向)に移動しつつ、搬送コンベア8及び振分け
コンベア12で搬送された生茶葉を生茶収容部1内に投
入するものである。
【0023】搬送コンベア8は、図1中2点鎖線で示し
たように、所定角度傾斜して配設されたもので、その下
端8aに配設されたホッパ10内に収容された生茶葉を
上端8bまで搬送し、該上端8bから振分けコンベア1
2上に落下させるものである。尚、搬送コンベア8の途
中には、生茶葉に送風するための冷却ファン9が設けら
れている。
【0024】振分けコンベア12は、搬送コンベア8に
おける上端8bの下方に基端12aが位置するととも
に、下方に走行コンベア3が位置するよう配設されたも
のであり、基端12aを軸に揺動自在とされている。そ
して、走行コンベア3が生茶収容部1の幅方向に移動す
ると先端12bがそれに追従し、常に走行コンベア3上
に生茶葉を供給し得るよう構成されたものである。
【0025】制御盤4は、床面fに固設されるととも
に、上記走行台車2及び走行コンベア3の動作を制御し
て、走行コンベア3のb方向への移動と走行台車2の前
進又は後退(a方向への移動)とを交互に繰り返し行わ
せつつ、生茶葉を投入すべき範囲の始端と終端との間で
走行台車2を往復動させて生茶収容部1に生茶葉を所定
高さまで投入(所謂一括投入又は分割投入)すべき動作
を行わせるものである。
【0026】尚、走行台車2の往復動は、例えば走行台
車2や走行コンベア3に具備した光電スイッチ等の高さ
センサで生茶収容部1内の生茶葉が所定高さに達したこ
とを検知するまで行われる。従って、生茶葉の供給量や
投入される生茶葉の嵩が一定でなくても、生茶収容部1
内における所望高さまで生茶葉を収容することができ
る。
【0027】即ち、まず走行台車2を移動させて、生茶
葉を投入すべき範囲の始端に位置させた後、その位置に
て走行コンベア3を生茶収容部1の幅方向に移動させ
る。この時、走行コンベア3は、搬送コンベア8から搬
送された生茶葉を生茶収容部1内に投入しながら移動す
るので、始端位置における幅方向一列に生茶葉を収容す
ることとなる。
【0028】そして、走行コンベア3が側壁1a側から
1b側(又は側壁1b側から1a側)へ移動して停止し
た後、走行台車2を所定距離だけ前進又は後退させて、
その位置にて再度走行コンベア3を移動させることによ
り、次に投入する生茶葉の列が先に投入された生茶葉の
列に隣接して投入するようにする。
【0029】上記生茶葉の投入を繰り返し行うと、走行
台車2が終端に達した時点で図1で示したような生茶葉
の積層T1が形成される。これを、生茶葉が所望の高さ
に積み上がるまで積層T2、T3、…を形成すべく、走
行台車2を始端と終端との間で往復動させる。
【0030】ここで、制御盤4の操作により生茶収容部
1に付された番号を指定することにより、走行台車2の
往復動における始端を指定された番号の範囲の前端(同
図中P1からP6のいずれかの位置)に設定することが
できる。かかる設定により、例えば作業者が制御盤4を
操作して番号3を指定すると、走行台車2がP3を始端
として往復動し、P3を前端とする範囲で生茶葉を積層
することができる。
【0031】一方、図4(a)に示したように、先に投
入された生茶葉の積層T1’〜T3’の前端がP1の位
置であり後端がcの位置となる範囲で積層されている場
合、新たな生茶葉の投入の前に、制御盤4又は遠隔操作
部5を操作して手動にて走行台車2を前進又は後退さ
せ、走行台車2の最初の位置をcの位置に設定すること
もできる。
【0032】但し、後述する遠隔操作部5のS1を「重
ねない」側に操作しない限り、走行台車2は、設定され
た最初の位置cから終端(例えばP6の位置)に達した
後、折り返してP3の位置まで戻って往復動を繰り返す
ので、新たに投入される生茶葉の積層T2及びT3は、
図4(a)で示したように、P3の位置とcの位置との
間で先に投入された生茶葉の積層T1’〜T3’上に重
なって積層されることとなる。
【0033】遠隔操作部5は、ケーブル13を介して制
御盤4と電気的に接続されて当該制御盤4に対し遠隔操
作可能であって、作業者が携帯可能(可搬とすべく小型
かつ軽量)なものであり、図3に示すように、「前進」
「後退」を選択するスイッチS1、「前投入」「後投
入」を選択するスイッチS2、及び「重ねる」「重ねな
い」を選択するスイッチS3が配設されている。
【0034】スイッチS1は、走行台車2を手動で前進
又は後退させるためのもので、「前進」側を選択すると
走行台車2を前進させ、「後退」側を選択すると走行台
車2を後退させるよう構成されている。このスイッチS
1により、走行台車2を移動させるとともに、任意の位
置(例えば、図4(b)中cの位置)に停止させること
ができる。
【0035】スイッチS2は、走行コンベア3の駆動方
向を設定するためのもので、「前投入」側を選択すると
生茶葉がp方向(図4(b)参照)から投入するように
駆動し、「後投入」側を選択すると生茶葉がq方向(同
図参照)から投入するように駆動するよう構成されてい
る。このスイッチS2により、生茶葉を走行コンベア3
の前側から投入するのか、後ろ側から投入するのかを設
定することができる。
【0036】スイッチS3は、走行コンベア3による生
茶葉の投入開始時における走行台車2の位置を往復動の
始端として記憶するか否かを選択するもので、「重ね
る」側を選択すると走行台車2の最初の位置を記憶せ
ず、図4(a)に示すような生茶葉の投入(即ち、T1
の始端のみがcの位置となり、T2、T3…の始端はP
3の位置となってしまう)となり、「重ねない」側を選
択すると走行台車2の最初の位置が制御盤4内の記憶手
段(メモリ等)に記憶され、その位置を始端として走行
台車2が往復動し、同図(b)に示すような生茶葉の投
入(即ち、T1〜T3のいずれの始端もcの位置とな
る)となる。
【0037】即ち、走行台車2は、記憶された最初の位
置(例えば、cの位置)から終端(例えばP6の位置)
に達した後、折り返して記憶されたcの位置まで戻って
往復動を繰り返すので、先に投入された生茶葉の積層T
1’〜T3’上に重なることなく新たな生茶葉の積層T
1〜T3を形成することができる。
【0038】次に、上記構成による生茶葉の収容装置に
おける作用について説明する。例えば、生茶収容部1の
cの位置から生茶葉を投入する場合、作業者は遠隔操作
部5を携帯して生茶収容部1の近傍(少なくとも、生茶
収容部1内が目視できる位置)まで移動する。そして、
遠隔操作部5のスイッチS1を操作して走行コンベア3
の駆動方向を選択することにより前投入か後投入かを決
定した後、スイッチS2を操作して走行台車2を移動さ
せ、走行コンベア3から投入される生茶葉がcの位置に
堆積するように設定する。
【0039】尚、撮像手段により生茶収容部1内を撮像
し、これをモニタにて視認しつつ遠隔操作部5を操作す
るようにしてもよい。このように、作業者が生茶収容部
1の近傍で作業でき、又はモニタにて視認しつつ作業す
ることができるので、生茶葉の状態だけでなく、作業者
以外の者が生茶収容部1近傍にいない事を確認でき、安
全性を向上することができる。
【0040】その後、スイッチS3を操作して「重ねな
い」側を選択し、記憶手段4aで記憶されたcの位置を
始端として走行台車2が往復動しつつ走行コンベア3か
ら生茶葉が投入され、生茶収容部1内の任意の範囲で生
茶葉を積み上げる。尚、スイッチS3を操作して「重ね
る」側を選択すれば、上述したように、図4(a)で示
した如き積層T1〜T3を形成する。
【0041】本実施形態によれば、製茶工場内のレイア
ウトの都合等で制御盤4が生茶収容部1から離れた位置
に固設されている場合や制御盤4と生茶収容部1との間
に他の装置等が介在する場合であっても、作業者が遠隔
操作部5を携帯して生茶収容部1の近傍で作業すること
ができ、走行台車2の位置を目視しながら制御すること
ができる。
【0042】また、走行コンベア3による生茶葉の投入
開始時における走行台車2の位置を記憶手段4aにて記
憶し、かかる記憶された位置を往復動の始端とするた
め、先に収容した生茶葉に重ねて新たな生茶葉を積み重
ねる事態を回避することができる。
【0043】以上、本実施形態について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば遠隔操作
部5に他の機能を選択するためのスイッチを設けてもよ
く、制御盤4に対する遠隔操作を無線(例えば、赤外線
通信等)によって行うものとしてもよい。また、走行台
車又は走行コンベアの移動のための機構を他の形態とし
てもよく、例えばLMガイドによる摺動機構、ラックア
ンドピニオンやチェーンによる駆動機構を採用したもの
としてもよい。
【0044】ここで、本実施形態においては、走行台車
が生茶収容部上部を前後に移動し、走行コンベアが幅方
向に移動するよう構成されているが、走行台車が幅方向
に移動するとともに、走行コンベアが前後に移動し、当
該走行コンベアから生茶葉を投入するよう構成してもよ
い。そして、制御盤4は、適宜の位置に固設されたもの
であってもよく、本実施形態の如く床面に設置される場
合の他、製茶工場の壁面や生茶葉の収容装置に固定され
ていてもよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、遠隔操作部を
具備しているので、走行台車を手動で移動させる際の作
業効率を向上させることができる。請求項2又は請求項
3の発明によれば、所謂一括投入又は分割投入における
走行台車の往復動の始端を任意に設定できるので、先に
投入された生茶葉と重なることなく新たに生茶葉を投入
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る生茶葉の収容装置を模
式的に示す側面図
【図2】本発明の実施形態に係る生茶葉の収容装置を模
式的に示す上面図
【図3】本発明の実施形態に係る生茶葉の収容装置に配
設された遠隔操作部を示す斜視図
【図4】(a)本発明の実施形態に係る生茶葉の収容装
置において生茶葉を重ねて投入させた状態を示す模式
図、(b)本発明の実施形態に係る生茶葉の収容装置に
おいて生茶葉を重ねないで投入させた状態を示す模式図
【図5】(a)従来の生茶葉の収容装置で一括投入を行
う状態を示す模式図、(b)従来の生茶葉の収容装置で
分割投入を行う状態を示す模式図、(c)従来の生茶葉
の収容装置で先投入を行う状態を示す模式図
【符号の説明】
1…生茶収容部 1a、1b…側壁 1c…上枠 1d…下枠 1e…柱枠 1f…搬出口 2…走行台車 3…走行コンベア 2a、3a…車輪 4…制御盤 4a…記憶手段 5…遠隔操作部 6…通気性コンベア 7…送風ファン(送風手段) 8…搬送コンベア 9…冷却ファン 10…ホッパ 11…かき落とし装置 12…振分けコンベア 13…ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正行 静岡県榛原郡金谷町金谷河原347番地の8 カワサキ機工株式会社内 Fターム(参考) 4B027 FB02 FC10 FP04 FR01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側部が側壁で囲まれた通気性コンベアを有
    して当該通気性コンベア上に生茶葉を収容するととも
    に、収容した生茶葉に送風するための送風手段が配設さ
    れた生茶収容部と、 該生茶収容部上部に沿って当該生茶収容部の前後方向又
    は幅方向に移動可能な走行台車と、 該走行台車上を生茶収容部の幅方向又は前後方向に移動
    しつつ、前記生茶収容部内に生茶葉を投入する走行コン
    ベアと、 前記走行台車及び走行コンベアの動作を制御する制御盤
    と、を具備した生茶葉の収容装置において、 前記制御盤に対し遠隔操作可能であって携帯可能な遠隔
    操作部を備えたことを特徴とする生茶葉の収容装置。
  2. 【請求項2】前記制御盤により、前記走行コンベアと前
    記走行台車の移動とを交互に繰り返し行わせつつ、生茶
    葉を投入すべき範囲の始端と終端との間で前記走行台車
    又は走行コンベアを往復動させて、前記生茶収容部内の
    所定範囲内で生茶葉を積み上げる生茶葉の収容装置にお
    いて、前記走行コンベアによる生茶葉の投入開始時にお
    ける前記走行台車又は走行コンベアの位置を前記始端と
    して記憶する記憶手段を具備したことを特徴とする請求
    項1記載の生茶葉の収容装置。
  3. 【請求項3】前記制御盤により、前記走行コンベアと前
    記走行台車の移動とを交互に繰り返し行わせつつ、生茶
    葉を投入すべき範囲の始端と終端との間で前記走行台車
    又は走行コンベアを往復動させて、前記生茶収容部内の
    所定範囲内で生茶葉を積み上げる生茶葉の収容方法にお
    いて、 前記走行コンベアによる生茶葉の投入開始時における前
    記走行台車の位置を記憶し、該位置を前記始端とした往
    復動を前記走行台車又は走行コンベアに行わせつつ生茶
    葉を前記生茶収容部内へ投入することを特徴とする請求
    項1記載の生茶葉の収容装置による収容方法。
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