JP4289445B2 - 生茶葉収容コンテナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、製茶工場等において、茶園で摘採した生茶葉を新鮮な状態で一定時間貯蔵し、その後、この生茶葉を必要に応じて蒸熱工程等の後工程に供給する生茶葉収容コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
生茶葉は、各茶園での摘採作業が一段落する度に製茶工場に運び込まれるので、製茶工場内では、茶葉蒸機に供給するまでの間において鮮度を保ちつつ一定時間貯蔵する必要がある。かかる貯蔵を行わせしめる従来の生茶葉収容コンテナは、周囲が側壁で構成されて上部が開放された収容箱内に生茶葉を収容するとともに、生茶葉の葉焼け等を防止すべく下方から送風する送風ファンを備えていた。
【0003】
生茶葉の投入機により収容箱内に収容された生茶葉は、収容箱内に配設された通気性コンベア上に積載され、収容された生茶葉を次工程へ供給する際には、通気性コンベアを駆動させて生茶葉を収容箱の搬出口まで搬送し、当該搬出口に配設された掻き落とし装置にて必要量の生茶葉を取り出すよう構成されていた。ここで通気性コンベアは、パンチングメタル板等から成るエンドレスな搬送面を具備するとともに、下方に位置する送風ファンからの送風を当該搬送面上に積載された生茶葉まで通過させ得る構成とされたものである。
【0004】
かかる通気性コンベアには搬送面を移動させるためのモータが連結されており、該モータと通気性コンベアとの間には減速機が介在している。即ち、モータの出力軸と減速機とがVベルトで連結される一方、減速機と通気性コンベアの一方の端に配設されたプーリーとをVベルトで連結させて搬送面を駆動させる構成とされている。
【0005】
ここで、モータの出力軸には、Vベルトが当接する径を変えて、通気性コンベアのプーリーに伝達される回転速度を調節することができるバリダイヤプーリーが配設されており、かかるバリダイヤプーリーにより通気性コンベアの搬送速度を調整し得るよう構成されている。これにより、収容箱の搬出口から取り出される生茶葉の量を加減することができ、次工程以降における生茶葉の量を一定量とすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の生茶葉コンベアにおいては、その通気性コンベアの搬送速度を調整する手段として専らバリダイヤプーリーが用いられているため、以下の問題があった。即ち、収容箱の搬出口から取り出される生茶葉の量を調整する場合、作業者が搬出口近傍の生茶の量を常に監視し、所定量より多い場合は当該作業者が手作業にてバリダイヤプーリーを操作し、通気性コンベアの搬送速度を遅くし、少ない場合は搬送速度を速くする必要があるので、作業が繁雑となり、監視のために常時作業者を搬出口近傍に配置しておく必要があった。
【0007】
また、バリダイヤプーリーは、生茶葉コンベア下方の極めて狭い空間に配設された通気性コンベアのモータに形成されるため、作業者は搬出口近傍の生茶葉の量と通気性コンベアの搬送速度とを見比べながら、姿勢を低くしてバリダイヤプーリーを操作しつつ収容箱内を覗き込む必要があり、作業が更に煩雑となり適度な搬送速度の調整を困難にしている。このように、バリダイヤプーリーによる生茶葉の取り出し量の調整は、専ら作業者の手作業によるところが大きく、人手の足りない生産現場等においては、調整自体をしなくなってしまい、後工程において支障を来してしまうこととなる虞があった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、収容箱における搬出口近傍の生茶葉の量に応じて自動的に通気性コンベアの搬送速度を調整し、作業性を向上するとともに、常に的確な生茶葉の搬出量の調整を行い得る生茶葉収容コンテナを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上部が開放されて生茶葉の収容空間を成す収容箱と、該収容箱内に載置され、生茶葉を当該収容箱の搬出口まで搬送する通気性コンベアと、該通気性コンベア下から前記収容空間に対し送風する送風手段とを有する生茶葉収容コンテナにおいて、前記収容箱の搬出口近傍における生茶葉の高さを検知する検知手段と、該検知手段の検知に基づき前記通気性コンベアの搬送速度を調整する変速手段とを具備し、前記検知手段で所定値以上の高さを検知した場合、通気性コンベアを断続的に駆動させることを特徴とする。
【0010】
かかる構成によれば、検知手段が収容箱における搬出口近傍の生茶葉の積載高さが所定値より低いことを検知した場合、変速手段にて通気性コンベアの搬送速度を速く調整し、生茶葉の積載高さが所定値より高い場合、通気性コンベアの搬送速度を遅く調整する。検知手段による検知は、生茶葉の積載高さを連続的に検知しても段階的に検知してもよく、これに応じて通気性コンベアの搬送速度も、連続的に調整しても、段階的に調整してもよい。また、通気性コンベアの搬送速度の調整に加え、運転状態自体を変更させ、収容箱の搬出口から取り出される生茶葉の量を調整する。
【0013】
請求項2記載の発明は、上部が開放されて生茶葉の収容空間を成す収容箱と、該収容箱内に載置され、生茶葉を当該収容箱の搬出口まで搬送する通気性コンベアと、該通気性コンベア下から前記収容空間に対し送風する送風手段とを有する生茶葉収容コンテナにおいて、前記収容箱の搬出口近傍における生茶葉の高さを検知する検知手段と、該検知手段の検知に基づき前記通気性コンベアの搬送速度を調整する変速手段とを具備し、前記検知手段は、生茶葉が予め設定された高さに達したことを検知する複数のセンサから成り、これらの設定される検知高さを互いに異ならせるとともに、検知したセンサに応じて前記通気性コンベアの搬送速度を調整することを特徴とする。
【0014】
かかる構成によれば、センサ毎に検知する高さを異ならせ、検知したセンサに応じた搬送速度とする。例えば、積載高さが低い場合を検知する低位置検知用センサと高い場合を検知する高位置検知用センサとの2つを設けた場合、両センサが共に検知しない場合は、(生茶葉が少ないと判断して)標準より速い速度とする一方、低位置検知用センサのみが検知した場合は標準の搬送速度とするとともに高位置検知用センサも検知した場合は標準速度より遅い速度とするよう予め設定する。
【0015】
請求項3記載の発明は、一部が前記収容箱に固定された固定部材と、該固定部材に回転自在に取り付けられた昇降ネジと、該昇降ネジに一端部が螺合するとともに、前記収容箱が成す収容空間を臨みつつその幅方向に延びて配設されたセンサ取付バーと、から構成される支持手段を具備し、当該支持手段の前記センサ取付バーに前記検知手段を支持させたことを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明は、前記センサ取付バーの一端部を前記固定部材に対して固定するためのストッパ手段を具備したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る生茶葉収容コンテナは、各茶園で摘採された生茶葉をその鮮度を保ちつつ一定時間貯蔵するためのものであり、図1に示すように、収容箱1と、通気性コンベア2と、検知手段としての光電スイッチ3と、モータ4と、変速手段としての自動変速盤6と、送風手段8とから主に構成されている。
【0018】
収容箱1は、上部が開放されて生茶葉の収容空間を成すものであり、この収容空間は一対の側壁1aが上枠1b、下枠1c、及び柱枠1dで支持されることにより形成されている。当該収容箱1内には、送風手段としての送風ファン8及び通気性コンベア2が配設されており、当該通気性コンベア2上に積載された生茶葉に対し送風して鮮度を保つよう構成されている。
【0019】
即ち、通気性コンベア2は、パンチングメタル板等から成る搬送面をモータ4で駆動させ、該搬送面上の生茶葉を搬出口1eまで搬送するものであり、その下方に配設された送風ファン8からの送風を搬送面上の生茶葉に通過させ得る構成とされている。尚、モータ4の出力は減速機9を経て通気性コンベア2の駆動プーリーに連結されている。
【0020】
収容箱1の搬出口1eには、通気性コンベア2で搬送された生茶葉をかき落とすためのかき落とし装置10が配設されている。かかるかき落とし装置10は、例えば上下に揺動する機枠を有し、該機枠の先端に形成された爪を回転させて、搬出口1eの生茶葉を収容箱1からかき落とすよう構成されたものである。
【0021】
更に、収容箱1の上方には、走行台車5a及び走行コンベア5bから成る投入機5が配設されており、収容箱1の収容空間に生茶葉を供給し得るよう構成されている。走行台車5aには車輪が設けられており、この車輪が収容箱1の上枠1b上を転動することにより、上部に配設された走行コンベア5bとともに収容箱1の前後方向に移動可能とされている。尚、走行台車5aは、収容箱1の前後端近傍に配設されたリミットスイッチ(不図示)により、その移動範囲が制限されており、走行台車5aが規定範囲外に移動するのを防止している。
【0022】
また、走行コンベア5bにも車輪が設けられており、この車輪が走行台車5a上に固定されたガイドレール上を転動することにより、走行台車5a上における収容箱1の幅方向に移動しつつ、供給コンベア11及び振分けコンベア12から搬送された生茶葉を収容箱1内に投入する。
【0023】
振分けコンベア12は、供給コンベア11における上端の下方に配設されたものであり、その基端12aを軸に水平方向に揺動自在とされている。そして、走行コンベア5bが収容箱1の幅方向に移動すると先端12bがそれに追従することにより、常に走行コンベア5b上に生茶葉を供給し得るよう構成されたものである。
【0024】
供給コンベア11は、ホッパ13内に保持された生茶葉を振分けコンベア12を介して一定量づつ投入機5に供給すべく所定角度傾斜して配設されたものである。該ホッパ13は、図示しない埋設コンテナから排出された生茶葉を所定量保持しつつその下方から一定量の生茶葉を吐出するものである。尚、符号14は、供給コンベア11上の生茶葉の搬送高さを均一にするためのものである。
【0025】
制御盤15は、床面に固設されるとともに、上記走行台車5a及び走行コンベア5bの動作等を制御して、一括投入、分割投入及び先投入により生茶葉を収容箱1内に収容せしめるものである。即ち、走行コンベア5bの移動と走行台車5aの前進又は後退を交互に繰り返し行わせつつ、生茶葉を投入すべき位置に投入するよう走行コンベア5b及び走行台車5aの駆動機構に指示を出すよう構成されている。
【0026】
光電スイッチ3は、収容箱1の搬出口1e近傍における生茶葉の高さを検知するものであり、図2に示すように、支持手段25により支持された低位置検知用センサ3a及び高位置検知用センサ3bの2つのセンサから成る。尚、これらセンサとして、本実施形態においては拡散反射型の光電スイッチを用いているが、例えば透過型の光電スイッチを用いてもよい。
【0027】
そして、生茶葉が通気性コンベア2の搬送面から例えば約30cmの高さになると低位置検知用センサ3aが検知し、約60cmの高さになると高位置検知用センサ3bが検知するよう設定すれば、生茶葉の積載高さが低い場合、標準の場合、高い場合の3通りを識別することができる。即ち、両方のセンサが検知しない状態では生茶葉の高さが30cm以下(生茶葉の積載高さが低い)と判断でき、低位置検知用センサ3aのみが検知して高位置検知用センサ3bが検知しない状態では生茶葉の高さが30cm以上60cm未満(生茶葉の積載高さが標準)であると判断でき、また、両方のセンサが検知する状態では生茶葉の高さが60cm以上(生茶葉の積載高さが高い)と判断できる。尚、上記具体的数値は一例であり、他の適切な数値を設定し、低位置検知用センサ3a及び高位置検知用センサ3bの検知高さを調整することができる。
【0028】
上記低位置検知用センサ3a及び高位置検知用センサ3bは、支持手段25におけるセンサ取付バー16にステー等を介して取り付けられており、固定バンド17で結束された配線にて駆動電力が供給されるとともに検出信号を自動変速機6に送信し得るよう配設されている。尚、同図中の符号18は、かかる配線を包含したスパイラルチューブであり、センサ取付バー16が上下動すると変形を生じる配線部位の強度を向上している。
【0029】
一方、支持手段25は、図3に示すように、一部が収容箱1の上枠1bに固定された固定部材19と、該固定部材19に回転自在に配設された昇降ネジ20と、該昇降ネジ20に一端部16aが螺合するとともに、収容空間を臨みつつ収容箱1の幅方向に延びて配設されたセンサ取付バー16と、一端部16aを固定部材19に対して固定するためのストッパ21とを有する。
【0030】
固定部材19は、金属製のフレーム19a〜19dから成る枠体で構成され、フレーム19aの一端が収容箱1の上枠1bにボルト固定されるとともに、フレーム19c及び19dが一端部16aが上下動する際のガイドの役割を果たすものである。尚、本実施形態では固定部材を枠体としているが、板材や他の形態のものを用いてもよい。
【0031】
フレーム19a及び19bの中央には、ベアリング22が固設されており、これらベアリング22により回転自在に昇降ネジ20が配設されている。この昇降ネジ20は、その外周面に雄ネジが形成され、下端から突設されたハンドル23を回すとその軸周りに回転するよう構成されている。ハンドル23は昇降ネジ20の上端に配設してもよいが、操作性の観点から下端へ配設した方が好ましい。
【0032】
センサ取付バー16は、先端側に各センサを支持するとともに、一端部16aが具備するナット部16bが昇降ネジ20と螺合するよう構成されている。従って、ハンドル23を回して昇降ネジ20を回転させると、図2で示したように、その回転方向に応じてセンサ取付バー16が上下動可能となっている。
【0033】
ストッパ21は、フレーム19dを貫通し、センサ取付バー16の一端部16aに押圧離間可能なものであり、ストッパ21を締め付けて当該ストッパ21の先端を一端部16aに押圧させることにより、センサ取付バー16がフレーム19dに対して固く支持される。従って、誤ってハンドル23に干渉したとしても、センサ取付バー16の位置決め状態が維持されるので、センサの高さ設定をより確実なものとすることができる。
【0034】
また、上記支持手段25の取付強度を強化すべく、図4に示すように、フレーム19bから収容箱1の柱枠1dまで補強材24を渡している。かかる補強材24に代えて他の補強手段を用いてもよく、フレーム自体の剛性を高めて補強材を不要にするよう構成してもよい。
【0035】
上記の如くセンサの高さを可変とすることができるので、センサに形成された操作つまみ等を操作して検知高さを設定する必要がなく、検知高さの設定はそのままでハンドル23を回すのみで検知すべき生茶葉の高さを調節することができる。従って、作業者が収容箱1内に入り込んで、センサの検知高さを設定するものに比べ、操作性を格段に向上させることができる。
【0036】
自動変速盤6は、低位置検知用センサ3a及び高位置検知用センサ3bの検知に基づき通気性コンベア2の搬送速度を調整すべくインバータ7を介してモータ4に接続されたものであり、例えばインバータ7とともに収容箱1の側壁1aに固設される。尚、自動変速盤6として、プログラマブルコントローラ(PC)や各種バッチ処理機器等を用いることができ、かかる機能を制御盤15に持たせるようにしてもよい。
【0037】
図5に示すように、上記自動変速盤6が低位置検知用センサ3a及び高位置検知用センサ3bの何れからの検知信号をも受信しない場合は、生茶葉の積載高さが低いと判断し、回転数を上げて通気性コンベア2の搬送速度を速くするようモータ4に指示する一方、低位置検知用センサ3a及び高位置検知用センサ3bの双方から検知信号を受信した場合は、生茶葉の積載高さが高いと判断し、回転数を下げて通気性コンベア2の搬送速度を遅くするようモータ4に指示する。尚、低位置検知用センサ3aのみの検知信号を受信している場合、生茶葉の積載高さが標準であると判断してモータ4に対する指示を行わず、その結果、モータ4は制御盤15による指示に従い予め設定された回転数で駆動される。
【0038】
これにより、搬出口1e近傍の生茶葉が少な過ぎてもかき落とし装置10から搬出される生茶葉の量を一定まで増加させ、搬出口1e近傍の生茶葉が多すぎてもかき落とし装置10から搬出される生茶葉の量を一定まで減少させることにより、生茶葉収容コンテナ以降の各工程における生茶葉の量を一定量にすることができる。また、低位置検知用センサ3a及び高位置検知用センサ3bの双方からの検知信号を受信し、生茶葉の積載高さが高いと判断した場合、モータ4を断続的に駆動させ、搬出口1eから搬出される生茶葉の量を調整するようにすることもできる。
【0039】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば光電スイッチを透過型のものとし、収容箱1における対向する側壁1aに投光手段及び受光手段をそれぞれ設置して、生茶葉の高さを検知するよう構成してもよく、他の汎用的なセンサを用いてもよい。また、本発明に係る生茶葉収容コンテナは、他の形態の投入機5或いは供給コンベア11等を具備したものにおいても適用することができる。
【0040】
更に、検知手段としてのセンサを3つ以上配設し、よりきめ細かな生茶葉の高さを検知し、これに応じた通気性コンベア2の搬送速度の調整を行ってもよく、1つのセンサで生茶葉の高さを検知するようにしてもよい。特に、1つのセンサの場合、生茶葉の高さをリニアに検知可能なものが好ましく、これを用いればよりきめの細かな通気性コンベア2の駆動制御をも行うことができる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、収容箱における搬出口近傍の生茶葉の量に応じて自動的に通気性コンベアの搬送速度を調整し、作業性を向上するとともに、常に的確な生茶葉の搬出量の調整を行うことができる。更に、搬送速度の調整に加え、通気性コンベアの運転状態を断続的にすることができるので、更に的確な生茶葉の搬出量の調整を行うことができる。
【0043】
請求項2の発明によれば、調整されるべき通気性コンベアの搬送速度を検知するセンサと予め対応させることができるので、例えばセンサと搬送速度とをテーブルにより対応させることができ、通気性コンベアの搬送速度をセンサの検知から演算するための手段等等を不要として装置構成を簡単にすることができる。
【0044】
請求項3の発明によれば、昇降ネジを回転させることによりセンサ取付バーを上下動させ、収容箱内の生茶葉に対する検知手段の取付高さを調整することができるので、検知手段が検知する高さ設定を収容箱の外から行うことができる。即ち、検知手段の検知高さを設定し直すためには、作業者が収容箱内に入り込み、検知手段の検知機構を操作する必要があるが、昇降ネジを回転させてセンサ取付バーの高さを変更すれば、通気性コンベアの搬送面から検知手段までの高さ(即ち、生茶葉から検知手段までの高さ)を調整できるので、検知手段の設定はそのままで、且つ収容箱の外から生茶葉の検知高さを設定することができる。
【0045】
請求項4の発明によれば、ストッパ手段によりセンサ取付バーの一端部を固定部材に対して固く支持させることができるので、検知手段の高さ設定をより確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る生茶葉収容コンテナを示す模式図
【図2】本発明の実施形態に係る生茶葉収容コンテナにおける支持手段を示す正面図
【図3】同拡大図
【図4】同右側面図
【図5】本発明の実施形態に係る生茶葉収容コンテナにおける自動変速盤による制御内容を示す図
【符号の説明】
1…収容箱
1a…側壁
1b…上枠
1c…下枠
1d…柱枠
1e…搬出口
2…通気性コンベア
3…光電スイッチ(検知手段)
4…モータ
5…投入機
5a…走行台車
5b…走行コンベア
6…自動変速盤(変速手段)
7…インバータ
8…送風ファン(送風手段)
9…減速機
10…かき落とし装置
11…供給コンベア
12…振分けコンベア
12a…基端
12b…先端
13…ホッパ
14…掻均し手段
15…制御盤
16…センサ取付バー
16a…一端部
16b…ナット部
17…固定バンド
18…スパイラルチューブ
19…固定部材
19a〜19d…フレーム
20…昇降ネジ
21…ストッパ
22…ベアリング
23…ハンドル
24…補強材
25…支持手段
Claims (4)
- 上部が開放されて生茶葉の収容空間を成す収容箱と、
該収容箱内に載置され、生茶葉を当該収容箱の搬出口まで搬送する通気性コンベアと、
該通気性コンベア下から前記収容空間に対し送風する送風手段と、
を有する生茶葉収容コンテナにおいて、
前記収容箱の搬出口近傍における生茶葉の高さを検知する検知手段と、
該検知手段の検知に基づき前記通気性コンベアの搬送速度を調整する変速手段と、
を具備し、前記検知手段で所定値以上の高さを検知した場合、通気性コンベアを断続的に駆動させることを特徴とする生茶葉収容コンテナ。 - 上部が開放されて生茶葉の収容空間を成す収容箱と、
該収容箱内に載置され、生茶葉を当該収容箱の搬出口まで搬送する通気性コンベアと、
該通気性コンベア下から前記収容空間に対し送風する送風手段と、
を有する生茶葉収容コンテナにおいて、
前記収容箱の搬出口近傍における生茶葉の高さを検知する検知手段と、
該検知手段の検知に基づき前記通気性コンベアの搬送速度を調整する変速手段と、
を具備し、前記検知手段は、生茶葉が予め設定された高さに達したことを検知する複数のセンサから成り、これらの設定される検知高さを互いに異ならせるとともに、検知したセンサに応じて前記通気性コンベアの搬送速度を調整することを特徴とする生茶葉収容コンテナ。 - 一部が前記収容箱に固定された固定部材と、
該固定部材に回転自在に取り付けられた昇降ネジと、
該昇降ネジに一端部が螺合するとともに、前記収容箱が成す収容空間を臨みつつその幅方向に延びて配設されたセンサ取付バーと、
から構成される支持手段を具備し、
当該支持手段の前記センサ取付バーに前記検知手段を支持させたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の生茶葉収容コンテナ。 - 前記センサ取付バーの一端部を前記固定部材に対して固定するためのストッパ手段を具備したことを特徴とする請求項3記載の生茶葉収容コンテナ。
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