JP2002000017A - 移植機 - Google Patents

移植機

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JP2002000017A
JP2002000017A JP2000182684A JP2000182684A JP2002000017A JP 2002000017 A JP2002000017 A JP 2002000017A JP 2000182684 A JP2000182684 A JP 2000182684A JP 2000182684 A JP2000182684 A JP 2000182684A JP 2002000017 A JP2002000017 A JP 2002000017A
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Japan
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seedling tray
tray
sensor
planting
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JP2000182684A
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English (en)
Inventor
Naokatsu Ito
尚勝 伊藤
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】苗継ぎ警報装置に関して、苗トレイの有無を確
実に検出するとともに、検出するセンサのレイアウトの
自由度を高める。 【解決手段】機体に配設した苗搬送台63に苗トレイ9を
載置し、同苗トレイ9を搬送装置61,62によって搬送す
るとともに、苗トレイ9から苗Cを取出可能に構成した
苗供給機構部6と、同苗供給機構部6から供給された苗
Cを圃場Bに植付可能な植付器72を設けた植付機構部7
とを具備する移植機において、前記苗搬送台63に、苗ト
レイ9の端縁部下面9 2に接触して苗トレイ9の有無を
検出する苗トレイセンサS1を配設し、同苗トレイセンサ
S1によって苗トレイ9の後端がセンサ位置から通過した
ことを検出すると苗継ぎ警報を発するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移植機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、移植機の一形態として、車輪やエ
ンジンを具備する走行部と、操作ハンドルを具備する操
作部と、移植部とを設けた移植機があり、作業者が機体
後端部に設けた操作ハンドルを操作して圃場を走行させ
ながら、操作部の前方に設けた移植部によって苗を移植
可能としたものがある。
【0003】前記移植部は、機体の後部側に配設した苗
搬送台に苗トレイを載置し、同苗トレイを搬送装置によ
って搬送するとともに、苗取出爪によって苗トレイから
苗を取出すように構成した苗供給機構部と、同苗供給機
構部から供給された苗を、昇降自在とした植付器により
圃場に植付けるように構成した植付機構部とを具備して
いる。
【0004】そして、前記搬送装置に苗トレイに形成さ
れたポット状のセルの側面部に接触して苗トレイの有無
を検出する接触型の苗トレイセンサを配設し、同苗トレ
イセンサが、苗トレイの後端がセンサ位置から通過した
ことを検出すると、移植すべき苗が足りなくなったと判
断し、苗継ぎを促す苗継ぎ警報がブザーにより発せられ
るようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記移植機
には、未だ下記の解決すべき課題が残されていた。
【0006】すなわち、苗継ぎ警報を発するために設け
た苗トレイセンサは、苗トレイに形成されたポット状の
セル側面中程に常時接触するように設けられているため
に、苗トレイが送られているときに、各セル間の凹部に
センサ端子が位置したときに苗トレイの非検出状態とな
ってしまうと苗継ぎ警報であるブザーが鳴るなどの不具
合がある。
【0007】したがって、従来では苗トレイセンサを大
型化せざるをえず、また、大型化するためには、苗トレ
イの搬送装置(搬送チェン)との干渉を避けるようにレ
イアウトしなければならないなど、多くの制約が存在し
ていた。
【0008】本発明は、上記課題を解決することのでき
る移植機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
本発明では、機体に配設した苗搬送台に苗トレイを載置
し、同苗トレイを搬送装置によって搬送するとともに、
苗トレイから苗を取出可能に構成した苗供給機構部と、
同苗供給機構部から供給された苗を圃場に植付可能な植
付器を設けた植付機構部とを具備する移植機において、
前記苗搬送台に、苗トレイの端縁部下面に接触して苗ト
レイの有無を検出する苗トレイセンサを配設し、同苗ト
レイセンサによって苗トレイの後端がセンサ位置から通
過したことを検出すると苗継ぎ警報を発するようにし
た。
【0010】請求項2記載の本発明では、機体に配設し
た苗搬送台に苗トレイを載置し、同苗トレイを搬送装置
によって搬送するとともに、苗トレイから苗を取出可能
に構成した苗供給機構部と、同苗供給機構部から供給さ
れた苗を圃場に植付可能な植付器を設けた植付機構部と
を具備する移植機において、前記苗搬送台に、苗トレイ
の端縁に側方から接触して苗トレイの有無を検出する苗
トレイセンサを配設し、同苗トレイセンサによって苗ト
レイの後端がセンサ位置から通過したことを検出すると
苗継ぎ警報を発するようにした。
【0011】請求項3記載の本発明では、機体に配設し
た苗搬送台に苗トレイを載置し、同苗トレイを搬送装置
によって搬送するとともに、苗トレイから苗を取出可能
に構成した苗供給機構部と、同苗供給機構部から供給さ
れた苗を圃場に植付可能な植付器を設けた植付機構部と
を具備する移植機において、前記苗搬送台に、苗トレイ
の端縁部上面に接触して苗トレイの有無を検出する苗ト
レイセンサを配設し、同苗トレイセンサによって苗トレ
イの後端がセンサ位置から通過したことを検出すると苗
継ぎ警報を発するようにした。
【0012】請求項4記載の本発明では、機体に配設し
た苗搬送台に苗トレイを載置し、同苗トレイを搬送装置
によって搬送するとともに、苗トレイから苗を取出可能
に構成した苗供給機構部と、同苗供給機構部から供給さ
れた苗を圃場に植付可能な植付器を設けた植付機構部と
を具備する移植機において、前記苗搬送台に、苗トレイ
に形成されたセルの側面上部に接触して苗トレイの有無
を検出する苗トレイセンサを配設し、同苗トレイセンサ
によって苗トレイの後端がセンサ位置から通過したこと
を検出すると苗継ぎ警報を発するようにした。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0014】本発明に係る移植機は、基本的構造とし
て、機体に配設した苗搬送台に苗トレイを載置し、同苗
トレイを搬送装置によって搬送するとともに、苗トレイ
から苗取出爪により苗を取出可能に構成した苗供給機構
部と、同苗供給機構部から供給された苗を圃場に植付可
能な植付器を設けた植付機構部とを具備している。そし
て、これら苗供給機構部及び植付機構部とを設けた機体
の上部前側部に原動機部を搭載するとともに、後側部に
は操作ハンドルや操作レバーなどを配置した操作部を設
ける一方、機体下部には走行部を設けている。
【0015】そして、作業者が操作部で操作しながら圃
場を走行させ、畝に苗を連続的に植付可能としている。
【0016】前記苗トレイは、可撓性を有する合成樹脂
製の薄板に、多数のポット状セルをマトリックス状に一
体形成したもので、トレイ下方に突出したポット状セル
中に野菜などの苗を効率よく生育させた苗を収容するこ
とができるようにしている。
【0017】前記した搬送装置は、苗トレイを前下方へ
縦方向に送る搬送チェンを具備する縦送り機構と、同縦
送り機構を左右横方向に送る横送り軸を具備する往復横
送り機構とを具備しており、両送り機構は前記原動機部
のエンジンと、変速機構を介して連動連結されている。
【0018】植付機構部の植付器は、左右一対の先鋭状
の開孔器からなり、連続的に昇降しながら開閉可能とし
ており、苗供給機構部から受け継いだ苗を、畝に順次植
え付けて行くことができる。
【0019】上記構成において、本発明では、前記苗供
給機構部の苗搬送台に、苗トレイの端縁部下面に接触し
て苗トレイの有無を検出する苗トレイセンサを配設し、
同苗トレイセンサによって苗トレイの後端がセンサ位置
から通過したことを検出すると苗継ぎ警報を発するよう
にしている。
【0020】すなわち、苗トレイセンサの検出端子と、
警報スイッチと、警報ブザーと、これらの電源であるバ
ッテリとを直列的に接続するとともに、前記苗トレイセ
ンサの検出端子を、苗トレイの端縁部下面に接触状態に
配設し、しかも、同検出端子は、苗トレイと非接触状態
になると導通するようにしている。
【0021】したがって、畝への苗移植が進行するにつ
れて苗トレイが送られ、同苗トレイの後端部が苗トレイ
センサを通過して、同センサと苗トレイとが非接触状態
となると検出端子と警報スイッチが導通し、警報ブザー
が鳴って作業者に苗継ぎを促すことができる。
【0022】この警報ブザーの停止は、例えば、収納位
置とセット位置とに回動自在に設けた延長苗搬送台の回
動支点近傍にブザーオン・オフスイッチを設け、収納位
置の姿勢においてはオフとなるようにすることができ
る。あるいは、前記エンジンと変速機構との間に介在さ
せ、走行部や苗供給機構部や苗植付機構部に供給される
動力を断切する主クラッチに連動連結した主クラッチレ
バーに前記ブザーオン・オフスイッチを連動させてもよ
い。あるいは、主クラッチレバーに代えて、苗供給機構
部への動力伝達を直接断切する苗取りクラッチレバーに
連動させることもできる。
【0023】このように、苗トレイセンサを、苗トレイ
の端縁下面に接触するように配設することで、ポット状
のセル間に形成される凹部を考慮することなく、連続的
に検出することが可能となり、苗トレイの有無を正確に
検出することができる。
【0024】また、苗の葉などがセンサに絡んだりする
おそれもなく、欠株を生じることもない。
【0025】しかも、苗供給機構部の搬送チェンと干渉
することのない位置に配設することができるので、配置
スペースも大きく取れ、レイアウトが容易となる。
【0026】本発明の他の実施形態として、下記の構成
も考えられる。
【0027】すなわち、苗トレイセンサを苗搬送台に設
けることは同じであるが、苗トレイの端縁に側方から接
触して苗トレイの有無を検出するようにしてもよい。こ
の場合、検出個所がトレイの縁なので略線状となってお
り、センサ自体も小型化が可能となる。
【0028】また、苗トレイの端縁部上面に接触して苗
トレイの有無を検出するようにすることもできる。この
場合、苗トレイセンサはトレイ押さえの外側に配置する
必要があるが、この場合でも上述した構成と同様な効果
を得ることができる。
【0029】さらに、苗トレイに形成されたセルの側面
上部に接触して苗トレイの有無を検出するようにしても
よい。
【0030】すなわち、苗トレイに形成されたポット状
のセルは、下方にいくにしたがって先すぼみに形成され
ており、セル間に形成される間隙である凹部は下方にい
くにしたがって広がることになる。したがって、セルの
側面上部では凹部を形成する間隙が長さ的には短くなっ
ており、従来のようにセル側面の略中央を検出するのに
比べ、比較的にセンサを小型化しても凹部による影響、
すなわち、苗トレイが無い状態であると誤検出するおそ
れが格段に減少する。
【0031】
【実施例】以下、本発明の第一実施例を、図面を参照し
ながら説明する。
【0032】(第一実施例)図1は本実施例に係る移植
機の全体側面図、図2〜図4は要部となる苗供給部の説
明図である。
【0033】本実施例に係る移植機Aは、機体フレーム
10の下部に走行部1を設けるとともに、上部には、前側
に原動機部2を、その後方に移植部3を、さらにその後
方に操作部4を設けて機体を構成している。そして、作
業者が操作部3を操作して、走行部1によって圃場Bを
走行しながら、移植部3によって圃場Bの畝B1にポット
苗Cを連続的に移植可能としている。
【0034】走行部1は、機体フレーム10の前部に左右
一対の遊動輪11,11をそれぞれ遊動輪支持アーム12,12を
介して取付けると共に、後部に左右一対の駆動輪13,13
をそれぞれ伝動ケース14,14を介して取付けている。
【0035】原動機部2は、エンジン21を搭載するとと
もに、伝動ベルト22を介して前記走行部1や移植部3に
動力を伝達可能としている。23は給油タンク、24はボン
ネットである。
【0036】操作部4は、機体フレーム10の後端部に連
設した略J字状の後部フレーム15にハンドルフレーム40
を連設するとともに、同ハンドルフレーム40の周りに各
種の操作具を装備して構成している。図中、41は主クラ
ッチレバー、4 2は植付クラッチレバー、43はサイドク
ラッチレバー、44は走行主変速レバー、45は株間調節レ
バー、46はハンドル端部バーである。
【0037】移植部3は、機体フレーム10の後部に苗供
給機構部6を配設し、同苗供給機構部6の直下方位置に
植付機構部7を配設して構成している。
【0038】苗供給機構部6は、本発明の要部となるも
ので、複数のポット苗収容部となるセル91を形成した可
撓性を有する合成樹脂製の苗トレイ9を前下方へ縦方向
に縦送りする縦送り機構61と、同縦送り機構61を左右横
方向に往復横送りする図示しない横送り機構とを具備し
ており、両送り機構61,62 からなる搬送装置は、前記エ
ンジン21に連動連結している。
【0039】すなわち、前記後部フレーム15の上方位置
に、苗トレイ9を載置する苗搬送台63を側面視で前低後
高に配設するとともに、同苗搬送台63を左右横方向へ往
復移動可能に構成している。そして、横送り軸(図示せ
ず)を具備する横送り機構62により苗トレイ9をセル91
ごとの1ピッチずつ間歇移動させ、横移動終端で逆方向
へ横移動させるようにしている。
【0040】また、図2〜図4に示すように、苗供給機
構部6を支持する機枠60に回転自在に横架した回転軸64
a, 65aの両端に下部スプロケット64と上部スプロケット
65を取付け、両スプロケット64,65間に搬送チェン66を
巻回し、同搬送チェン66から係止杆67を突設して縦送り
機構61を構成し、同係止杆67により、苗トレイ9の縦搬
送方向に並ぶセル91の下部側面に係合させて下部スプロ
ケット64側に縦送り可能としている。
【0041】植付機構部7は、図1に示すように、エン
ジン21の後方に植付伝動ケース71を設け、同植付伝動ケ
ース71の上方位置に植付器72を植付伝動ケース71と連動
連結して配置している。植付伝動ケース71は、植付器72
の後上方位置に配設した前述の苗供給機構部6とも連動
連結している。
【0042】前記植付器72は、先細り状とした半割ポッ
ト形状の一対の爪を開閉自在に構成しており、前記植付
伝動ケース71と連動連結して、上下方向への略楕円軌道
Lで昇降可能としている。かかる植付器72は、苗供給機
構部6の苗取出爪(図示せず)からポット苗Cを受け取
った後、畝B1に突入時に爪が開いてポット苗Cを移植す
ることができるようにしている。
【0043】73,74は前側スライドレールと後側スライ
ドレールであり、植付機構部7を左右にスライド自在に
支持しており、前記操作部4に設けたスライド調節レバ
ー47(図1)により調節可能としている。また、75は植
付器72の駆動機構、76は鎮圧ローラ、77は同鎮圧ローラ
76の支持フレーム、78は植付器72に付着した泥や土を掻
き落とすスクレーパである。
【0044】上記構成において、本実施例では、図2〜
図4に示すように、前記苗供給機構部6の苗搬送台63
に、苗トレイ9の端縁部下面92に接触して苗トレイ9の
有無、すなわち、苗搬送台63上に、セル91内に移植すべ
きポット苗Cを収容した苗トレイ9が有るか否かを検出
する苗トレイセンサとしての上部センサS1を配設し、同
上部センサS1によって、ポット苗Cを収容している苗ト
レイ9が上部センサS1を通過したことを検出すると、苗
継ぎ警報を発するようにしたことに特徴がある。
【0045】しかも、本実施例では、かかる上部センサ
S1に加え、図5に示すように、苗トレイ9の前端部9bが
同センサを通過すると接触状態となって苗トレイ9が有
ることを検出する下部センサS2を配設して、苗搬送台63
に実際に苗トレイ9が有り、なおかつ移植すべきポット
苗Cが無い場合にのみ苗継ぎ警報を発するようにしてい
る。
【0046】すなわち、図6に示すように、上部センサ
S1及び下部センサS2が両方共にオンの場合のみ警報ブザ
ーが鳴る。
【0047】このように、苗トレイ9の後端部9aが同セ
ンサを通過すると、非接触となって苗トレイ9が無いこ
とを検出する上部センサS1と、苗トレイ9の前端部9bが
同センサを通過すると接触状態となって苗トレイ9が有
ることを検出する下部センサS2とを設けたことにより、
移植作業をしていない場合にも警報ブザーが鳴ってしま
うようなうっとうしさを防止している。
【0048】上部センサS1と下部センサS2とは同一の構
成であり、ここで、図2〜図4を参照しながら苗トレイ
センサの構成について説明する。
【0049】図3に示すように、機枠60にステー51を上
方へ伸延させて取付け、同ステー51に支持板52を連結す
るとともに、同支持板52の上側部に、先端に上方湾曲さ
せた輪郭を有するトレイ検出用の接触板53を連設した軸
体5 4を回転自在に挿通している。53aは接触板53の湾曲
縁、57は接触板53を上方付勢するために軸体54に装着し
たスプリング、58は連結ボルトである。また、69は苗ト
レイ押さえ杆である。
【0050】前記軸体54は、搬送チェン66の上方で、苗
搬送台63上の苗トレイ9の端縁部下面92との間に位置す
るように配設しており、接触板53の湾曲縁53aを、苗ト
レイ9の端縁部下面92に上方付勢させた状態で接触させ
ている。
【0051】そして、同軸体54の前記支持板52側に作動
駒55を外装し、同作動体55の直下方位置に、丁度搬送チ
ェン66と平行位置にセンサスイッチ56を前記支持板52の
内側面に取付けている。
【0052】かかる構成により、苗トレイ9が縦送りさ
れている間、前記接触板53が苗トレイ9の端縁部下面92
と接触している間はセンサスイッチ56は押されており、
苗トレイ9が有ることを検出しているオフ信号を発して
いる。
【0053】そして、移植作業が進み、図2に示すよう
に、苗トレイ9の最後列のセル91が上部センサS1を通過
し、同センサS1の接触板53が苗トレイ9の端縁部下面92
から離れて上方へ回動すると、センサスイッチ56が開放
されて苗トレイ9の無い状態であることを検出している
オン信号を発する。
【0054】このときに、下部センサS2の接触板53が、
苗トレイ9の前端側の端縁部下面92に当接していると、
図6に示したように、苗トレイ9が実際に苗搬送台63上
にあることを検出しているオン信号を発し、上部センサ
S1及び下部センサS2が同時にオン信号を発すると、警報
ブザーが鳴り、作業者は新たな苗トレイ9をセットすれ
ばよい。
【0055】また、警報ブザーを停止するためには、図
7に示すように、収納位置とセット位置とに回動自在に
設けた延長苗搬送台69の回動支点69a近傍にブザーオン
・オフスイッチ81を設け、収納位置の姿勢に回動させる
ことでオフとなるようにしている。
【0056】したがって、移植作業を連続して行ってい
る場合など、鳴っているブザーを大きな延長苗搬送台69
の回動操作で容易に停止することができ、操作性が向上
する。
【0057】また、作業時には、延長苗搬送台69を必ず
セットするので、ブザーオン・オフスイッチ81の入れ忘
れを防止できる。さらに、同ブザーオン・オフスイッチ
81の取付け個所としては組付けも容易なので製造コスト
も低減可能となる。
【0058】なお、ブザーオン・オフスイッチ81の取付
けについては、例えば、前記エンジン21と変速機構(図
示せず)との間に介在させ、走行部1や苗供給機構部6
や苗植付機構部7に供給される動力を断切する主クラッ
チ(図示せず)に連動連結した主クラッチレバー41(図
1)に前記ブザーオン・オフスイッチ81を連動させるこ
ともできる。あるいは、主クラッチレバー41に代えて、
苗供給機構部への動力伝達を直接断切する苗取りクラッ
チレバー42に連動させることもできる。
【0059】すなわち、図8に示すように、苗継ぎ警報
を行うための構成として、上記苗トレイセンサとしての
上部センサS1及び下部センサS2と、苗継ぎ警報を発する
警報ブザー(図示せず)と、さらに、ブザーオン・オフ
スイッチ81と、電源としてのバッテリ82とを電気的に直
列に接続し、上部センサS1及び下部センサS2、さらには
ブザーオン・オフスイッチ81がオン信号を発したときの
み電気的に導通して警報ブザーが作動するものである。
【0060】以上説明してきたように、本実施例では、
苗トレイセンサによる苗トレイ9の検出を正確にできる
とともに、特に上部センサS1の配置に関してレイアウト
の自由度が向上するとともにの苗トレイ9の端縁下面92
を検出するようにしたので、ポット苗Cの葉などが上部
センサS1に絡んだりすることがなく、欠株を生じるおそ
れもない。
【0061】また、苗トレイ9が苗搬送台63にない場
合、すなわち移植作業を行っていない場合には警報ブザ
ーが鳴ったりすることもないので、いちいち停止操作し
たりする煩わしさもなくなる。
【0062】ところで、苗トレイセンサの配設位置や苗
トレイ9の検出部位については、下記に示す他の実施例
のように設定することもできる。なお、使用する符号に
ついては第一実施例と同一符号を用いる。
【0063】(第二実施例)すなわち、上部センサS1で
説明すると、図9に示すように、苗トレイ9の端縁92a
に、接触板53が側方から接触して苗トレイ9の有無を検
出するものである。
【0064】この場合、接触板53が接触する苗トレイ9
の検出個所は苗トレイ9の端縁92aとなるので、接触部
分が略線状となっており、上部センサS1自体も小型化す
ることができる。
【0065】また、本実施例では、支持板52をL字状に
折曲し、同支持板52の上面52にセンサスイッチ56を配設
し、接触板53についても水平方向へ回動自在とするとと
もに、接触板53が苗トレイ9の端縁92aと直接接触する
部分を凹状に形成し、苗トレイ9の端縁92aを逃がすこ
となく確実に検出できるようにしている。
【0066】(第三実施例)また、図10に示すよう
に、苗トレイ9の端縁部上面92bに接触して苗トレイ9
の有無を検出することもできる。この場合、上部センサ
S1は苗トレイ押さえ杆95の外側に配置する必要がある。
【0067】この場合においても、第一実施例や第二実
施例と同様な効果を得ることができる。
【0068】(第四実施例)さらに、苗トレイ9に形成
されたセル91の側面上部92cに接触して苗トレイの有無
を検出するようにしてもよい。
【0069】すなわち、苗トレイ9に形成されたポット
状のセル91は、下方にいくにしたがって先すぼみに形成
されており、セル91間に形成される間隙である凹部99は
下方にいくにしたがって広がることになる。したがっ
て、セル91の側面上部では凹部99を形成する間隙が長さ
的には短くなっており、従来のようにセル91側面の略中
央を検出するのに比べ、上部センサS1を小型化しても凹
部99による影響、すなわち、苗トレイ9が有るにもかか
わらず無い状態であると誤検出するおそれが格段に減少
する。
【0070】なお、本実施例における支持板52や接触板
53の取付構造は第二実施例と同様にすればよい。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0072】(1)請求項1記載の本発明では、機体に配
設した苗搬送台に苗トレイを載置し、同苗トレイを搬送
装置によって搬送するとともに、苗トレイから苗を取出
可能に構成した苗供給機構部と、同苗供給機構部から供
給された苗を圃場に植付可能な植付器を設けた植付機構
部とを具備する移植機において、前記苗搬送台に、苗ト
レイの端縁部下面に接触して苗トレイの有無を検出する
苗トレイセンサを配設し、同苗トレイセンサによって苗
トレイの後端がセンサ位置から通過したことを検出する
と苗継ぎ警報を発するようにしたことにより、ポット状
のセル間に形成される凹部を考慮することなく、連続的
に検出することが可能となり、苗トレイの通過を正確に
検出することができる。また、苗の葉などがセンサに絡
んだりするおそれもなく、欠株を生じることもない。し
かも、苗供給機構部の搬送チェンと干渉することのない
位置に配設することができるので、配置スペースも大き
く取れ、レイアウトが容易となる。
【0073】(2)請求項2記載の本発明では、機体に配
設した苗搬送台に苗トレイを載置し、同苗トレイを搬送
装置によって搬送するとともに、苗トレイから苗を取出
可能に構成した苗供給機構部と、同苗供給機構部から供
給された苗を圃場に植付可能な植付器を設けた植付機構
部とを具備する移植機において、前記苗搬送台に、苗ト
レイの端縁に側方から接触して苗トレイの有無を検出す
る苗トレイセンサを配設し、同苗トレイセンサによって
苗トレイの後端がセンサ位置から通過したことを検出す
ると苗継ぎ警報を発するようにしたことにより、センサ
自体の小型化が可能となり、センサ配設スペースが小さ
くて済み、レイアウトも容易となる。また、ポット状の
セル間に形成される凹部を考慮することなく、連続的に
検出することが可能となり、苗トレイの通過を正確に検
出することができる。
【0074】(3 )請求項3記載の本発明では、機体に配
設した苗搬送台に苗トレイを載置し、同苗トレイを搬送
装置によって搬送するとともに、苗トレイから苗を取出
可能に構成した苗供給機構部と、同苗供給機構部から供
給された苗を圃場に植付可能な植付器を設けた植付機構
部とを具備する移植機において、前記苗搬送台に、苗ト
レイの端縁部上面に接触して苗トレイの有無を検出する
苗トレイセンサを配設し、同苗トレイセンサによって苗
トレイの後端がセンサ位置から通過したことを検出する
と苗継ぎ警報を発するようにしたことにより、ポット状
のセル間に形成される凹部を考慮することなく、連続的
に検出することが可能となり、苗トレイの通過を正確に
検出することができる。
【0075】(4)請求項4記載の本発明では、機体に配
設した苗搬送台に苗トレイを載置し、同苗トレイを搬送
装置によって搬送するとともに、苗トレイから苗を取出
可能に構成した苗供給機構部と、同苗供給機構部から供
給された苗を圃場に植付可能な植付器を設けた植付機構
部とを具備する移植機において、前記苗搬送台に、苗ト
レイに形成されたセルの側面上部に接触して苗トレイの
有無を検出する苗トレイセンサを配設し、同苗トレイセ
ンサによって苗トレイの後端がセンサ位置から通過した
ことを検出すると苗継ぎ警報を発するようにしたことに
より、セル側面の略中央を検出するのに比べ、比較的に
センサを小型化しても凹部による影響、すなわち、苗ト
レイが無い状態であると誤検出するおそれが格段に減少
する。また、苗の葉などがセンサに絡んだりするおそれ
もなく、欠株を生じることもない。しかも、苗供給機構
部の搬送チェンと干渉することのない位置に配設するこ
とができるので、配置スペースも大きく取れ、レイアウ
トが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例に係る移植機の側面視による全体説
明図である。
【図2】苗供給部の説明図である。
【図3】苗トレイセンサの正面視による説明図である。
【図4】苗トレイセンサの平面視による説明図である。
【図5】下部センサの説明図である。
【図6】苗トレイセンサの作動条件を示す説明図であ
る。
【図7】ブザーオン・オフスイッチの説明図である。
【図8】苗トレイセンサの回路図である。
【図9】第二実施例に係る苗トレイセンサの取付状態を
示す説明図である。
【図10】第三実施例に係る苗トレイセンサの取付状態
を示す説明図である。
【図11】第四実施例に係る苗トレイセンサの取付状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
A 移植機 C ポット苗(苗) S1 上部センサ(苗トレイセンサ) 6 苗供給機構部 7 植付機構部 9 苗トレイ 61 縦送り機構(搬送装置) 62 横送り機構(搬送装置) 63 苗搬送台 72 植付器 92 端縁部下面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体に配設した苗搬送台に苗トレイを載置
    し、同苗トレイを搬送装置によって搬送するとともに、
    苗トレイから苗を取出可能に構成した苗供給機構部と、
    同苗供給機構部から供給された苗を圃場に植付可能な植
    付器を設けた植付機構部とを具備する移植機において、 前記苗搬送台に、苗トレイの端縁部下面に接触して苗ト
    レイの有無を検出する苗トレイセンサを配設し、同苗ト
    レイセンサによって苗トレイの後端がセンサ位置から通
    過したことを検出すると苗継ぎ警報を発するようにした
    ことを特徴とする移植機。
  2. 【請求項2】機体に配設した苗搬送台に苗トレイを載置
    し、同苗トレイを搬送装置によって搬送するとともに、
    苗トレイから苗を取出可能に構成した苗供給機構部と、
    同苗供給機構部から供給された苗を圃場に植付可能な植
    付器を設けた植付機構部とを具備する移植機において、 前記苗搬送台に、苗トレイの端縁に側方から接触して苗
    トレイの有無を検出する苗トレイセンサを配設し、同苗
    トレイセンサによって苗トレイの後端がセンサ位置から
    通過したことを検出すると苗継ぎ警報を発するようにし
    たことを特徴とする移植機。
  3. 【請求項3】機体に配設した苗搬送台に苗トレイを載置
    し、同苗トレイを搬送装置によって搬送するとともに、
    苗トレイから苗を取出可能に構成した苗供給機構部と、
    同苗供給機構部から供給された苗を圃場に植付可能な植
    付器を設けた植付機構部とを具備する移植機において、 前記苗搬送台に、苗トレイの端縁部上面に接触して苗ト
    レイの有無を検出する苗トレイセンサを配設し、同苗ト
    レイセンサによって苗トレイの後端がセンサ位置から通
    過したことを検出すると苗継ぎ警報を発するようにした
    ことを特徴とする移植機。
  4. 【請求項4】機体に配設した苗搬送台に苗トレイを載置
    し、同苗トレイを搬送装置によって搬送するとともに、
    苗トレイから苗を取出可能に構成した苗供給機構部と、
    同苗供給機構部から供給された苗を圃場に植付可能な植
    付器を設けた植付機構部とを具備する移植機において、 前記苗搬送台に、苗トレイに形成されたセルの側面上部
    に接触して苗トレイの有無を検出する苗トレイセンサを
    配設し、同苗トレイセンサによって苗トレイの後端がセ
    ンサ位置から通過したことを検出すると苗継ぎ警報を発
    するようにしたことを特徴とする移植機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170029588A (ko) * 2014-07-17 2017-03-15 얀마 가부시키가이샤 이식기
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