JP2002000007U - 木綿、化学繊維などの如き原料繊維用のカードに設けられる装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定のカージング部材を特に良好なカージン
グ作業を与えるように構成することにより、良好な開繊
と不純物の分離が可能な装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 固定のカージング部材１３，１４の針布
１７，１７ａ〜１７ｎの占有密度Ｂをドラム回転方向Ａ
で見て連続的に増大するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、表面にエンドレスの金属の鋸歯針布を備えた回転可能なドラムと、 内側（底面）に互いに列をなして並べられた鋸歯打ち抜き部分の如き鋸歯レール からなる金属の針布を有し、かつドラムの周面の一部を覆うプレート部材の如き 支持体からなる固定のカージング部材とが設けられ、支持体の針布とドラムの針 布が互いに対向してカージング領域を形成する、木綿、化学繊維などの如き原料 繊維用のカードに設けられる装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

公知の装置においては、カードのドラムには、ドラム回転方向に互いに前後し て配置された多数のカージング部材（固定フラットと称する）が設けられている 。個々のカージング部材には、互いに対して異なるカージング針布を設けること ができる。大体において鋸歯ワイヤシートからなる針布は、例えば異なる方向と 幾何学形状を有することが可能である。その場合に個々のカージング部材には一 体となったカージング針布が設けられている。しかし各カージング部材上のカー ジング針布は隣接するカージング部材上のカージング針布に対してそれぞれ異な っている。カージング部材が飛躍的な段階を有し、それにともなって１つのカー ジング部材から次のカージング部材へ移行する場合にカージング作用が段階的に なるという欠点がある。さらに、多数のカージング部材を形成することは、構造 的に複雑になる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

それに対して本考案の課題は、上述の欠点を除去し、特により良好なカージン グ作業を行うことができ、例えばより良好な開繊ないし不純物の分離が可能な冒 頭で述べた種類の装置を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 この課題は、請求項１に記載の特徴によって解決される。

【０００５】

【作用】

カージング部材上の鋸歯で針布の占有密度を連続的に（不断に）増加させるこ とによって、ドラム回転方向において無段階に変化されたカージング効果が得ら れる。公知の装置とは異なり、カージング針布を変化させることはそれぞれドラ ム回転方向においてそれぞれ直接隣接する歯についてだけに限定されている。

【０００６】 好ましくは各鋸歯レールの針布の幾何学的構成はドラム回転方向（Ａ）に連続 的に変化する。好ましくは各鋸歯レールの前面角度はドラム回転方向に連続的に 変化する。好ましくは各鋸歯レールのくさび角度はドラム回転方向に連続的に変 化する。好ましくは各鋸歯レールの背面角度はドラム回転方向に連続的に変化す る。好ましくは各鋸歯レールの歯の半径はドラム回転方向に連続的に変化する。 好ましくは各鋸歯レールのピッチはドラム回転方向に連続的に変化する。好まし くは各鋸歯レールの歯の円弧のピッチはドラム回転方向に連続的に変化する。好 ましくは各鋸歯レールの歯の高さｈ１はドラム回転方向に連続的に変化する。好 ましくは各鋸歯レールの歯の高さｈ２はドラム回転方向に連続的に変化する。好 ましくは唯一の固定カージング部材が設けられる。これは構造的及び製造技術的 に容易である。というのは１つの支持部材と１つの鋸歯針布のみが設けられるか らである。さらに唯一の固定カージング部材は保守が容易である。というのは互 いに別々に配置された個々のカージングゾーン間の隙間がないからである。他の 利点は、装置が硬いので、調節が容易になり、使用中に長持ちし、特に振動傾向 がない。

【０００７】 他の好ましい実施例によれば、少なくとも２つの固定カージング部材が設けら れており、その場合に各鋸歯レールの針布の占有密度及び／あるいは幾何学形状 の変化は２つ及び多数の固定カージング部材にわたって連続的に延びる。回転式 フラットが設けられている他の好ましい実施例によれば、回転式フラットの上流 及び／あるいは下流に固定カージング部材が配置されている。好ましくは鋸歯レ ールとして鋸歯打ち抜き部分が設けられる。好ましくは鋸歯レールには、支持体 に設けられた蟻溝状の凸部と噛合する蟻溝状の凹部が設けられる。好ましくは固 定カージング部材に設けられた針布とドラムに設けられた針布の間の距離はドラ ム回転方向に減少する。好ましくは鋸歯レールのカージング作用の攻撃性はドラ ム回転方向に増加する。好ましくは鋸歯レール上の針布の歯の自由度はドラム回 転方向に増加する。好ましくは針布レールは歯のないレールによって互いに分離 されている。好ましくは針布レールは互いにほぼ同一の大きさの距離で配置され ている。好ましくは個々の針布レールの単位長さ当りの歯の数は、ドラム回転方 向に少なくとも１回増加する。好ましくは鋸歯レール上の歯の数はcm当り歯ゼロ から１０まで増加する。好ましくはドラムの幅にわたって見て、占有密度は端縁 ゾーンから中央へ向かって減少する。

【０００８】 固定のカージング部材を形成するために打ち抜きの鋸歯部材を使用することに よって、カージング部材の針布においてドラム回転方向に異なる輪郭と異なる粗 さを有する歯を１つの鋸歯部材に設けることができるという利点が得られる。そ の場合には次のような傾向が得られる。すなわち、最初は粗くて次に細かい、最 初は余り攻撃的でなく次に非常に攻撃的になり、最初は密でなく次に密になり、 最初は多数の充填体積で次に少ない充填体積となり、及び／あるいは最初に幅広 で、次に狭くなる。このようにして異なる針布を有する個別バーを互いに前後し て接続する場合に比べて針布を細かく変化させることが可能になる。本考案装置 は安価である。というのは１つの支持体と１つの鋸歯部材を設けるだけだからで ある。本装置は保守が容易である。というのは個々のゾーンの間に、ごみが集ま ったりごみがあふれ出る可能性のある隙間がないからである。固定カージング部 材はより硬く、調節がより容易であって、長持ちする。振動傾向がない。

【０００９】 重要なことは、鋸歯プレートを列に並べることによって形成される固定カージ ングセグメントにおいて針布密度の変化がドラム回転方向に行われることである 。重要なことはさらに、本考案装置によってドラムの広範な周面領域にわたって 密度を無段階に変化させることができることであって、これは回転式フラットの 場合の小さいゾーンに比べてテクノロジー的に著しい利点を有する。固定のフラ ットの場合には占有密度の変化が大きな意味を持つ。特に好ましくは、本考案方 法によって多数の影響、例えば歯の形状、前面角度、歯の高さ、全体高さ、尖端 の形状、歯の背面、歯と歯の距離などの幾何学構成が微妙に同時に変化され、互 いに最適に同調される。これらすべての影響量は、固定カージングセグメントの 材料流入側で弱いカージング効果が得られ、出口側で強いカージング効果が得ら れるように選択される。すなわち、例えば周面距離cm当りの歯の数をcm当りゼロ からcm当り１０まで増加させることができる。cm当り歯ゼロのより長いゾーンを 形成することもできる。このことは、ドラムの幅にわたって平方センチメートル 当りの歯の密度を入口で小さく、出口で大きくなるようにする場合に効果的であ る。

【００１０】

【実施例】

以下、図面に示す実施例を用いて本考案を詳細に説明する。 図１によれば、例えばツリュツラー社のエグザクタカードＤＫ７６０など公知 のカードが設けられており、このカードにはフィードローラ１、フィードテーブ ル２、テーカインローラ３、ドラム４、ドッファ５、ストリップローラ６、２つ のカレンダローラ７ａ，７ｂ、フリース案内部材８、トランペット９、２つのデ リバリローラ１０，１１及び回転式フラット１２が設けられている。ドラム４に は針布４ａが設けられている。ドッファ５と回転式フラット１２の間、及び回転 式フラット１２とテーカインローラ３との間には本考案による２つの固定カージ ング部材１３と１４が設けられている。ドラム４の回転方向（湾曲した矢印を参 照）は符号Ａで示されている。回転式フラット１２とテーカインローラ３及びド ッファ５との間にはそれぞれ唯一の固定カージング部材１３ないし１４が設けら れている。固定カージング部材１３，１４はドラム４の周面の一部を覆っている 。鋸歯レール１６の針布１７（図２を参照）とドラム４の針布は互いに対向して カージング領域を形成している。

【００１１】 図２によれば、固定のカージング部材１３，１４には支持体、例えばダブルＴ 形状のプロフィール部材が設けられ、その底面には平行に並べて配置された多数 の鋸歯レール、例えば鋸歯打ち抜き部材からなる金属の針布が設けられている。 鋸歯レール１６は蟻溝状の凹部１８を有し、この凹部は支持体１５に設けられた 蟻溝状の凸部１９と噛合する。

【００１２】 鋸歯レール１６の針布１７の幾何学的な構成はドラム回転方向（矢印Ａ）に連 続的（絶え間なく）に変化している。鋸歯レール１６の歯の円弧ピッチｔａ（図 ８を参照）はドラム回転方向Ａに連続的に減少している。

【００１３】 図３によれば、鋸歯レール１６の前面角度αはドラム回転方向Ａに連続的に変 化している。符号１７′，１７″，１７′″で示すものは針布１７の歯である。 連続的な変化とは、前面角度が１方向にだんだんと拡大されるか、あるいは縮小 されることを意味している。その場合に隣接する歯の前面角度は互いに関して常 に異なっている。

【００１４】 ドラム回転方向（矢印Ａ）における各鋸歯レール１６の針布の他の変化が、図 ４にくさび角度β（°）について示されており、図５では背面角度γ（°）につ いて、図６では歯の半径ｒＺ（mm）について、図７においてはピッチｔ（mm）に ついて（延ばされたワイヤにおいて）、図８においては歯の円弧ピッチｔａ（mm ）について、図９（Ａ）においては歯の高さｈ２（mm）について、図９（Ｃ）に おいては歯の高さｈ１（mm）について示されている。図９（Ｂ）は図９（Ａ）と 図９（Ｃ）の断面を示すものである。

【００１５】 図１０にはカージング部材１３，１４のカージング針布の上面が示されている 。鋸歯レール１６ａ〜１６ｎは互いに対して平行に且つやや斜めに配置されてい る。針布１７ａ〜１７ｎの歯はドラム回転方向Ａを向いている。固定のカージン グ部材１３，１４上の針布１７の占有密度Ｂはドラム回転方向Ａに連続的に増加 している。一平方cm当りの占有密度は次のように定義され、 Ｂ＝１／（Ｐ・ｔａ） その場合に、Ｐ（mm）は隣接する鋸歯レール上の針布の歯の間の距離であり、ｔ ａは歯の円弧のピッチである。平方センチメートル当りの歯の尖端の数は、ドラ ム回転方向Ａに密になっている。

【００１６】 図１１に示すように、鋸歯レール１６は歯のないレール２０（空レール）によ って互いに分離されている。ドラム４の幅ｃにわたって見て、占有密度Ｂは端縁 ゾーン２１ａ，２１ｂから中央２２に向かって減少している。

【００１７】 図１２によれば、針布１７と針布４ａ間の距離はドラム回転方向Ａに、大きい 距離ａから小さい距離ｂへと減少している。

【００１８】 本考案はカードの例で示されている。本考案による装置は回転する鋸歯ドラム などと共に、例えば梳綿機、クリアラなどにも使用することができる。

【００１９】

【考案の効果】

以上の説明から明らかなように、本考案によれば特定の構造を有する固定のカ ージング部材を用いているので、特に良好なカージング作業を与えることができ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案装置を有するカードの概略側面図であ
る。

【図２】支持体とカージング針布を有する固定カージン
グ部材（鋸歯レール）の側面図である。

【図３】前面角度を異ならせた鋸歯レールの側面図であ
る。

【図４】くさび角度を異ならせた鋸歯レールの側面図で
ある。

【図５】背面角度を異ならせた鋸歯レールの側面図であ
る。

【図６】歯の半径を異ならせた鋸歯レールの側面図であ
る。

【図７】ピッチを異ならせた鋸歯レールの側面図であ
る。

【図８】歯の円弧のピッチを異ならせた鋸歯レールの側
面図である。

【図９】図９（Ａ）は歯の高さｈ２を異ならせた鋸歯レ
ールの側面図であり、図９（Ｂ）は図９（Ａ）及び図９
（Ｃ）に示す鋸歯レールの断面図であり、図９（Ｃ）は
歯の高さｈ１を異ならせた鋸歯レールの側面図である。

【図１０】ドラム回転方向に占有密度が連続的に増加す
る固定カージング部材のカージング針布の上面図であ
る。

【図１１】端縁ゾーンから中心に向かって占有密度が増
加するカージング針布の上面図である。

【図１２】固定部材のカージング針布とドラム針布の側
面図であって、両針布間の距離はドラム回転方向に減少
している。

【符号の説明】

１３，１４…固定のカージング部材 １６，１６ａ〜１６ｎ…鋸歯レール １７，１７ａ〜１７ｎ…針布

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3B151 AA19 AB07 AC07 AC20 CA01 CA06 CB09

Claims (22)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 表面にエンドレスの金属の鋸歯針布を備
   えた回転可能なドラムと、内側鋸歯針布を有し、かつド
   ラムの周面の一部を覆う固定のカージング部材とが設け
   られ、固定のカージング部材の鋸歯針布とドラムの鋸歯
   針布が互いに対向してカージング領域を形成する、木
   綿、化学繊維などの如き原料繊維用のカードに設けられ
   る装置において、 固定のカージング部材（１３，１４）は、内側に鋸歯が
   形成され且つ外側に凹部（１８）が形成された鋸歯レー
   ル（１６）と、該凹部に嵌合される凸部（１９）を有す
   る支持体（１５）とからなり、複数の鋸歯レールが列を
   なして該支持体に支持され、固定のカージング部材（１
   ３，１４）の鋸歯針布（１７；１７ａ〜１７ｎ）の占有
   密度（Ｂ）がドラム（４）の回転方向（Ａ）において連
   続的に増加することを特徴とする木綿、化学繊維などの
   如き原料繊維用のカードに設けられる装置。
2. 【請求項２】 各鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）
   の針布（１７；１７ａ〜１７ｎ）の幾何学的構成がドラ
   ム回転方向（矢印Ａ）に連続的に変化することを特徴と
   する請求項１に記載の装置。
3. 【請求項３】 各鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）
   の前面角度（α）がドラム回転方向（Ａ）に連続的に変
   化することを特徴とする請求項１あるいは２に記載の装
   置。
4. 【請求項４】 各鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）
   のくさび角度（β）がドラム回転方向（Ａ）に連続的に
   変化することを特徴とする請求項１から３のいずれか１
   項に記載の装置。
5. 【請求項５】 各鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）
   の背面角度（γ）がドラム回転方向（Ａ）に連続的に変
   化することを特徴とする請求項１から４のいずれか１項
   に記載の装置。
6. 【請求項６】 各鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）
   の歯の底部の半径（ｒＺ）がドラム回転方向（Ａ）に連
   続的に変化することを特徴とする請求項１から５のいず
   れか１項に記載の装置。
7. 【請求項７】 各鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）
   の隣接する歯の歯先間の距離（ｔ）がドラム回転方向
   （Ａ）に連続的に変化することを特徴とする請求項１か
   ら６のいずれか１項に記載の装置。
8. 【請求項８】 円弧状に曲げられた各鋸歯レール（１
   ６；１６ａ〜１６ｎ）の隣接する歯の歯先間の距離（ｔ
   ａ）がドラム回転方向（Ａ）に連続的に変化することを
   特徴とする請求項１から７のいずれか１項に記載の装
   置。
9. 【請求項９】 各鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）
   の歯の高さ（ｈ１）がドラム回転方向（Ａ）に連続的に
   変化することを特徴とする請求項１から８のいずれか１
   項に記載の装置。
10. 【請求項１０】 各鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６
    ｎ）の歯の高さ（ｈ２）がドラム回転方向（Ａ）に連続
    的に変化することを特徴とする請求項１から９のいずれ
    か１項に記載の装置。
11. 【請求項１１】 個々の固定カージング部材（１３，１
    ４）において針布（１７；１７ａ〜１７ｎ）の連続的な
    変化が存在することを特徴とする請求項１から１０のい
    ずれか１項に記載の装置。
12. 【請求項１２】 互いに前後して配置された少なくとも
    ２つの固定カージング部材（１３，１４）が設けられて
    おり、各鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）の占有密
    度及び／あるいは幾何学構造の変化が、２つあるいは多
    数の固定カージング部材（１３，１４）にわたって連続
    的に変化していることを特徴とする請求項１から１０の
    いずれか１項に記載の装置。
13. 【請求項１３】 前記ドラム（４）の外周部分と協働す
    る回転式フラット（１２）が設けられており、該回転式
    フラット（１２）の上流及び／あるいは下流にそれぞれ
    固定のカージング部材（１３，１４）が設けられている
    ことを特徴とする請求項１から１２のいずれか１項に記
    載の装置。
14. 【請求項１４】 鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）
    として鋸歯打ち抜き部材が設けられることを特徴とする
    請求項１から１３のいずれか１項に記載の装置。
15. 【請求項１５】 鋸歯レール（１６）の凹部（１８）が
    蟻溝状であり、支持体（１５）の凸部（１９）が蟻溝状
    であることを特徴とする請求項１から１４のいずれか１
    項に記載の装置。
16. 【請求項１６】 固定カージング部材（１３，１４）に
    設けられた針布（１７）とドラム（４）に設けられた針
    布（４ａ）間の距離（ａないしｂ）がドラム回転方向
    （Ａ）に減少することを特徴とする請求項１から１５の
    いずれか１項に記載の装置。
17. 【請求項１７】 鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）
    上の針布の歯（１７′，１７″，１７′″）の太さがド
    ラム回転方向（Ａ）に増加することを特徴とする請求項
    １から１６のいずれか１項に記載の装置。
18. 【請求項１８】 鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）
    が歯のないレール（２０）によって互いに分離されてい
    ることを特徴とする請求項１から１７のいずれか１項に
    記載の装置。
19. 【請求項１９】 鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）
    が互いにほぼ同一の大きさの間隔で配置されていること
    を特徴とする請求項１から１８のいずれか１項に記載の
    装置。
20. 【請求項２０】 個々の鋸歯レール（１６；１６ａ〜１
    ６ｎ）の単位長さ当りの歯（１７′，１７″，１
    ７′″）の数がドラム回転方向（Ａ）に少なくとも１回
    は増加することを特徴とする請求項１から１９のいずれ
    か１項に記載の装置。
21. 【請求項２１】 鋸歯レール（１６；１６ａ〜１６ｎ）
    上の歯（１７′，１７″，１７′″）の数が、cm当りゼ
    ロから１０まで増加することを特徴とする請求項１から
    ２０のいずれか１項に記載の装置。
22. 【請求項２２】 占有密度（Ｂ）がドラム（４）の幅
    （ｃ）にわたって見て、端縁領域（２１ａ，２１ｂ）か
    ら中央（２２）に向かって減少することを特徴とする請
    求項１から２１のいずれか１項に記載の装置。