JP2001526745A - 織機用のよこ糸装置 - Google Patents

織機用のよこ糸装置

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Abstract

(57)【要約】 織機用のよこ糸装置において、ホルダー(8)が少なくとも二つのノズル(10、11、50)に用いるためのものであり、それぞれのノズルが加圧流体用の供給接続口(20、21、52)を有する。供給接続口(20、21、52)はすべてホルダー(8)の同じ面(15)上に配置され、その際、供給接続口はノズル(10、11、50)の軸線(30、31、54)の方向に間隔をとって配置される。

Description

【発明の詳細な説明】 織機用のよこ糸装置 本発明は、少なくとも二つのノズルを有する、織機用のよこ糸装置(Eint ragsystem)に関する。これらのノズルは一つの共通のホルダーに配置 され、それぞれよこ糸用の入口を有し、またこれらのノズルのそれぞれに加圧流 体のための供給接続口が備えられている。 前記の種類のよこ糸装置の場合、加圧流体用の供給接続口は、それぞれ、ホル ダーの異なる面上のインジェクター部分の近くに配置される。この供給用の接続 口は、ノズルの数に応じて、ホルダーの上面、下面、あるいはまた側面上に取り つけられる。そのため、供給接続口に接続された供給導管は互いに交差しなけれ ばならなくなる。ノズルを有するよこ糸装置はおさかまち(筬框)に配置され、 これと一緒に運動するので、供給接続口を静止供給装置に接続する供給導管が互 いに接触して互いにこすり合う、ということになりうる。このこすり合いは、供 給導管の損傷をもたらし、したがって漏れを発生させうるものである。 本発明のもととなった課題は、前記の種類のよこ糸装置を次のように構成する ことである。すなわち、供給導管を、これらの導管ができるだけ接触せずかつで きるだけ互いにこすれ合わないように配置することができるように、構成するこ とである。 この課題は、加圧流体用の供給接続口を、ホルダーの同じ面に、ノズルの長さ 方向に間隔をとって配置すること、およびホルダーに、それぞれ供給接続口から 一つのノズルに導く流路を備えることにより、解決される。 本発明の与える利点は、供給接続口に導く加圧流体用の供給導管を装置に応じ てずらすことができ、したがって供給導管が互いに接触して互いにこすれ合うと いう危険が非常に小さくなる、ということである。さらに、よこ糸装置全体を小 さく作ることができる。本発明は、特に、多数のノズルを装備する場合に著しい 利点を有する。 好ましくは、装備されているノズルの軸線が乗っている一つの平面上に、供給 接続口を配置するようにする。この配置により、ホルダーを割合に小さく作るこ とができ、このことは、いくつかのノズルを一つのホルダーにコンパクトに配置 することができるという利点、またはいくつかのホルダーを織機のおさかまち上 に密接するように取りつけることができるという利点を有する。 本発明の実施態様においては、ホルダーが噴射方向に走る穴を有し、この穴に ノズルがはめ込まれ、このノズルがよこ糸用の導入要素と導管との間にインジェ クターを含む部分を有し、この部分が前記導入要素および前記導管または後続の 案内要素において前記穴の長さ方向に関して密閉されており、また前記部分が流 路によって供給接続口に接続される。その際、さらに好ましくは、供給接続口か ら遠くに配置されているノズルに通じる流路が、より近くに配置されている一つ または複数のノズルのまわりの、ノズルの長さ方向に関して密閉されている部分 を包囲する。この方法により、ノズルの軸線を含む平面を横断する流路が大きす ぎる空間を必要とする、ということがなくなる。 第一の実施態様においては、ホルダーが、実質的に平行な平面上に互いに重な り合ってまたは隣り合って配置されたノズルの組を複数備えている。このような 配置により、非常にコンパクトなよこ糸装置を作ることができ、このとき、すべ てのノズルのための供給接続口は同一の面上に対称的に設けられる。 もう一つの実施態様においては、ホルダーが、事実上垂直な一つの共通平面上 に重なり合って配置された二つ以上のノズルを有する。そのようなホルダーは割 合に小さく作られる。このようにすることにより、利点のある別の形態が考えら れる。すなわち、それぞれ少なくとも二つのノズルを有する複数のホルダーを隣 り合わせて配置し、また供給接続口をホルダーの上面に配置するというものであ る。この方法により、モジュール構成法によって、複数のホルダーしたがって複 数のノズルを取りつけることのできる、やはり非常にコンパクトなよこ糸装置が 作られる。さらにその際特に考えられることは、ホルダーが(上から見たとき) 噴射方向に向かって先細になっており、またホルダーの側面が互いに接して配置 されるということである。このようにすることにより、多数のノズルを割合に正 確におさの案内溝特に空気案内溝に対して整列させることができる。 本発明のその他の特徴と利点は、図面に示す実施例に関する下記の説明および 従属クレームによって明らかになるであろう。 図1は、本発明のよこ糸装置を有する空気ノズル織機の一部分の模式斜視図で ある。 図2は、図1のよこ糸装置のホルダーを通過するノズルの縦断面を、拡大して 示す。 図3は、図2の線III‐IIIに沿う断面図である。 図4は、図2の線IV‐IVに沿う断面図である。 図5は、図2の線V‐Vに沿う断面図である。 図6は、変形実施例における図2と同様の断面図である。 図7は、もう一つの実施例における図2と同様の断面図である。 図8は、図7の線VIII‐VIIIに沿う断面図である。 図9は、もう一つの実施例における図2と同様の断面図である。 図10は、本発明のもう一つの実施例の斜視図である。 図11は、図10の平面XIに沿う断面図である。 図12は、図11の線XII‐XIIに沿う断面図である。 図13は、もう一つの実施例の図11と同様の断面図である。 図14は、本発明のもう一つの実施例における図2と同様の断面図である。 図1は、空気ノズル織機のおさかまち2に取りつけたよこ糸装置1を示す。お さかまち2はおさ3を保持しており、おさ3は導入されるよこ糸のための空気案 内溝4を有している。おさ3の領域には、簡単に図示するたて糸5によってたて 糸‐よこ糸間領域(Webfach)6が形成され、そこによこ糸が導かれて、 そのあとよこ糸は織物7のへりに押しつけられる。 よこ糸装置はいくつかのホルダー8(この実施例の場合、4個のホルダー8) を有し、それぞれのホルダーはボルト9によって台板に固定され、台板はおさか まち2に取りつけられている。それぞれのホルダー8は二つのノズル10、11 を保持し、したがってノズルはおさかまち2とともに運動する。空気ノズル織機 の場合、ノズル10、11は主ノズルと呼ばれる。ノズル10、11のホルダー 8と反対側の端は、止め具12によって台板に取りつけられている。 ホルダー8の各々の上面15には、二つの接続要素16、17が備えてあり、 この要素により、ノズル10、11のそれぞれに加圧空気が供給される。接続要 素16、17には、供給導管18、19が接続されている。供給導管18、19 は、この実施例の場合、接続要素16、17の近くでは実質的に垂直に走ってい る。これらの導管は、互いに間隔をおいて平行に配置してあり、図示していない 弁を通じて同様に図示していない加圧空気供給源に接続されている。ここに示さ ない変形により、接続要素16、17はホルダー8に組み込むこともできる。 図2〜5には、それぞれ、上下に重ねて配置された二つのノズル10、11を 収容するホルダー8の断面図を示す。ノズル10、11は互いに同じものである 。ホルダー8は、各々のノズル10、11のための供給接続口20、21を備え ている。各ノズル10、11は糸導入要素28を有し、該要素は図示していない よこ糸のための入口22を有する。導入要素28には、案内要素29が接続して おり、要素29は導入要素28とともにインジェクターを形成する。案内要素2 9には、導管24が続き、導管24は加圧空気のための出口26を有し、また図 示していないよこ糸を収容している。導入要素28および案内要素29の軸は導 管24の軸と実質的に同軸に走っており、したがってこの軸がノズル10、11 の軸線30、31を形成する。よこ糸が実質的にこれらの軸線30、31に沿っ てノズル10、11内を通過しており、したがって軸線30、31がよこ糸の運 動方向Aを決定する。 導入要素28の外側面32は半径方向突出部33を有している。案内要素29 は、内面34によって、導入要素28の外側面32と突出部33の領域において 係合しており、したがって加圧流体は導入要素28の外側面32と案内要素29 の内面34との間に導入される。内面34は突出部33に密着しており、したが って案内要素29の軸方向延長部分が導入要素28と整列している。導入要素2 8と案内要素29はインジェクターを形成し、このイクジェクターにより、よこ 糸は、入口22から、導入要素28の穴35、案内要素29の穴36、および導 管24を通って導かれる。導入要素28と案内要素29はボルト37によって軸 の狂いを防ぐようにホルダー8に固定されている。 二つの上下に重ねて配置されたノズル10、11のための供給接続口20、2 1は、ホルダー8の同じ面15上にあり、しかも、図1〜4に示すように、ホル ダー8の上面15上にある。図3および4からわかるように、供給接続口20、 21はひとつの平面38上にあり、この平面には、二つのノズル10、11の軸 線30、31も乗っている。この平面38はホルダー8の対称面である。図2に 示すように、供給接続口20、21は、ノズル10、11の軸線30、31の方 向に間隔をとって配置されている。 二つのノズル10、11の導入要素28および案内要素29は、それぞれ軸方 向の穴42、43内にはめ込まれ、これらの穴にボルト37によって固定されて いる。ノズル10に割り当てられた供給接続口20は、インジェクター開始部と なるノズル部分に直接つながっている。この部分は二つのパッキンリング44、 45によって外部に対して密閉されている。この部分の導入要素28の外径は、 加圧流体が案内要素29に流入する環状室を形成する大きさだけ、小さくなつて いる。ノズル11のための供給接続口21は、二つの部分39、40から成る、 ホルダー8の流路を通じて、インジェクターのある、ノズル11の部分に連絡し ている。図3からわかるように、この流路の部分40は、ノズル10の、案内要 素29の部分41の領域を包囲している。加圧流体がこの領域から流出するのを 防ぐために、もう一つのパッキンリング45が備えてあり、このパッキンリング が案内要素29のこの領域において流路部分40を外部に対して密閉している。 流路の部分39は、最初ノズル10、11に対して実質的に半径方向に走る部分 40を、ノズル軸31に同軸に軸方向に移行させる。したがって、この場合も、 インジェクターのある、ノズル11の部分に加圧流体が流入する。ノズル11の 案内要素29はもう一つのパッキンリング45によって、外部に対して密閉され ている。 図1〜5に示す実施例において、ホルダーは鋳造品特に圧力鋳造品または射出 鋳造品から成り、この鋳造品には、流路の部分39、40が作りつけられている 。このとき、穴42、43およびこれらに対応する供給接続口20、21のため の開口部をも作りつけることができるが、しかしこれらにはさらに仕上げ加工が なされる。 しかし、図6に示すように、ホルダー8は一つのブロックとして作り、あとか ら穴を作りつけることもできる。その場合に、流路の部分39、40のために十 分な大きさの断面を得るために、割合に大きな穴46、47を備えなければなら ない。供給接続口21を、流路の部分40を構成する穴と一緒に作る場合、あと で本来の接続口を成形する部分を配置しておかなければならない。ノズル11の 案内要素29には、大厚部48が備えられ、その外径は、流路部分39が形成さ れる穴46の外径に等しい。このとき、この大厚部48の領域には、パッキンリ ング49が備えられる。図6に示す実施例が、図1〜5に示す実施例と異なるそ の他の点は、導管24、25がそれぞれ案内要素29と一体に作られるというこ とである。また、図6の実施例のノズル10、11はやや異なる外形を有するが 、内形に関しては、互いに完全に対応している。 図7および8に示す実施例においては、三つのノズル10、11、50が共通 の平面53内に重ねて配置してあり、したがって三つの供給接続口20、21、 52が備えてある。供給接続口20および21は、図1〜5の実施例に関して説 明したのと同じ方法で、それぞれのノズル10、11に接続されている。関連説 明が参照できるように、ここでも同じ参照番号を使用する。もっとも下のノズル 50はホルダー8の案内流路によって供給接続口52に接続されており、この案 内流路は、ノズル50と同軸の部分39とこれに垂直に走る部分51とから成る 。 図8において特によくわかるように、部分51は、それぞれの案内要素29の 領域において、ノズル10および11を包囲しており、また、この領域において 、案内要素29の部分41は、パッキンリング44、65によって外部に対して 密閉されている。ノズル50の軸54は、ノズル10、11の軸30、31の乗 っている平面上にあり、この平面上には、接続口20、21、52も配置されて いる。 ホルダー8に三つのノズル10、11、50よりも多くのノズルを配置する場 合、これは、図7に関して説明したものと同じシステムによって実現することが できる。その際、最下位のノズルに割り当てられる供給接続口は、このノズルの 軸線に垂直な部分を有する流路によってこのノズルに接続され、この垂直部分は 、上にあるノズルすべてを包囲しており、したがってまたそれぞれのノズルの領 域において、パッキンリングによって密閉されている。 図9に示す実施例において、上下に重ねて配置してあるノズル10、11の軸 線30、31は、一つの平面38上に配置され、この平面は鉛直に対してある角 度をなしている。このことにより、それぞれの導管24の別の配置が可能になる 。供給接続口21はホルダー8の中央にあり、したがってノズル10および11 に対してやや横にずれて配置されている。これに対して、この図には示されない 供給接続口20は、ノズル10の軸線30上方に垂直に配置してあり、したがっ てホルダー8の上面15において中央からややずれている。供給接続口20、2 1はこの場合も軸線30、31の長さ方向に間隔をとって配置されている。 図1および5に示すように、それぞれ二つのノズル10、11を有するいくつ かのホルダー8を、直接接するように配置することができる。その際、適当であ ると考えられることは、ホルダー8が噴射方向に向かって先細になることである 。すなわち、よこ糸のための入口22の領域にある表側60から始まる側壁58 、59が導管24の方向に収束することである。このようにずることにより、ノ ズル10、11の導管24を、おさの案内溝4と整列させることができる。それ ぞれ二つ以上のノズルを有するホルダー8により、よこ糸装置をモジュール構成 法によって作ることができ、したがって所望の運転条件に合わせることができる 。 一つのホルダー8が二つのノズル10、11を有するだけで十分である。しか し、好ましくは、図1に示すものに対応する、少なくとも二つのノズル10、1 1を有する複数の、たとえば、二つ、三つ、四つ、またはそれより多いホルダー 8を隣接させて配置し、したがって四つ、六つ、八つ、またはそれより多いノズ ルを用いて織ることができる。その際、すべてのホルダー8の供給接続口20、 21は、ホルダー8の同じ面上に配置する。すなわち、図1の実施例の場合、各 ホルダー8の上面15上に配置されている。当然のことながら、ホルダー8を隣 接配置しないで、たとえば90°回転させて上下に重ねることもできる。その場 合、接続要素16、17および導管18、19は、ホルダー8の一つの側面上に くることになる。 当然のことながら、二つの上下に重ねて配置されたノズル10、11または三 つの上下に重ねて配置されたノズル10、11、50の複数の組を、単一体から 成るホルダー8にまとめることもできる。その場合、このホルダーは、図2〜9 の実施例に対応する流路を有する。この場合も、上下に重ねて配置されたノズル 10、11、50のすべての供給接続口20、21、52はホルダー8の同一の 面上にあり、その際、それぞれの一組のノズル10、11、50の供給接続口2 0、21、52は、ノズル10、11、50の軸線30、31、54の長さ方向 に、間隔をとって配置され、また好ましくは、軸線30、31、54が形成する 面38、53上に配置される。このとき、ノズル10、11、50の各組の面3 8、53は、実質的に互いに平行になる。 図10〜12に示す実施例においては、例として、それぞれ二つのノズル10 、11から成る二つの組が共通のホルダー63に配置されている。ホルダー63 はそれぞれ二つある供給接続口20および21を有し、これらはホルダー63の 同一面上にあり、この実施例の場合、一つの側面64上にある。二つのノズル1 0、11の組それぞれには、側面64上の一つの供給接続口20と一つの供給接 続口21とが割り当てられており、二つの供給接続口はノズル10、11の軸線 30、31の方向に間隔をとって配置されている。ノズル10、11の組それぞ れに対して、ホルダー63に、部分39、40を有する案内流路が備えてあり、 加圧流体を、対応する供給接続口21からノズル11に導くようになっている。 この実施態様の場合、ノズル10、11は、それぞれ、ノズルの軸線30、31 を通る平面38上に隣接配置してある。この平面内にはまた対応する供給接続口 20、21も配置されている。 図11に示すように、ノズル10、11はすべて同じ内形を有する。しかし、 ノズル11の、よこ糸のための導入要素28は、外径の大きい開始部分によって 、ノズル10の導入要素28から区別される。この開始部分は、穴65の内径に 等しい外径を有し、穴65により、供給接続口21からノズル11に導く流路の 部分39が与えられる。 図13に示す実施例は、原理的には、図6に示す実施例と同じである。小さな 直径を有する、流路の部分40を穴開けすることができ、しかも十分な大きさの 断面を保つために、ノズル10の案内要素28は穴47の領域に環状溝を有して いる。そのような環状溝61は、他の実施態様たとえば図8の実施態様において も、備えることができる。その場合、特に、流路の部分51の領域においてノズ ル10および11の案内要素29に適当な環状溝61が備えられる。 当然のことであるが、図14に示すように、供給接続口20と21を交換する ことができる。すなわち、下のノズル11のための供給接続口21を導入要素2 8の入口22に近い領域に、ノズル10のための供給接続口20をこの入口22 から離れた領域に配置することができる。この場合、下のノズル11には、ホル ダー8内の適当に成形された流路66が割り当てられている。もちろん、同様の やり方で、三つ以上のノズルを上下に重ねて配置して、加圧流体を供給すること ができる。当然のことながら、図2、6、7、11、13、および14の実施態 様の組合わせも可能である。 ここに示さない一つの実施態様においては、八つのノズルのための単一のホル ダーが備えられ、これらのノズルの導管は図1に示すように配置される。このよ うなホルダーの上面に供給接続口が配置される場合、それぞれ二つの上下に重ね て配置されたノズルから成る組四つが備えられる。供給接続口がこのホルダーの 側面に取りつけられる場合、たとえば、それぞれ四つの隣り合って配置されたノ ズルから成る組二つを備えることができる。ノズルの組ごとに、これに属する供 給接続口は、図1〜14に示す実施態様にしたがって、ノズルの組に属するノズ ルの軸線の方向に間隔をとって配置される。ノズルの組ごとに、加圧流体の供給 のための一つまたは三つの流路が備えられ、これらの流路は当該供給接続口から ノズルに通じている。 本発明によるよこ糸装置は、空気織機用の主ノズルでの使用に限定されるもの ではない。このよこ糸装置は、たとえば、水噴射織機の噴射ノズルのためにも使 用することができ、あるいはまた水または空気とは異なる流体を使用するその他 のノズルでも使用することができる。 本発明は提示し説明した実施例に限定されるものではない。保護範囲は下記の 請求の範囲によって定められる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも二つのノズルを有する織機のためのよこ糸装置であって、前記 ノズルが共通のホルダーに配置され、前記ノズルのそれぞれがよこ糸用の 入口を有し、かつ前記ノズルのそれぞれに加圧流体用の供給接続口が割り 当てられているよこ糸装置において、加圧流体用の供給接続口(20、2 1、52)が、ホルダー(8、63)の同一の面上に、ノズル(10、1 1、50)の長さ方向に間隔をとって配置され、またホルダー(8、63 )内に流路が備えられ、これらの流路のそれぞれが供給接続口(20、2 1、52)から一つのノズル(10、11、50)に通じていることを特 徴とするよこ糸装置。 2. 供給接続口(20、21、52)が、対応するノズル(10、11、50 )の軸線(30、31、54)が乗っている一つの平面(38、53)上 に配置されることを特徴とする請求項1記載の装置。 3. 流路が、供給接続口(20、21、52)から、ノズル(10、11、5 1)をそれぞれ包囲している環状室に通じていることを特徴とする請求項 1または2記載の装置。 4. ホルダー(8、63)が噴射方向(A)に走る穴(42、43、65)を 有し、これらの穴にノズル(10、11、50)がはめ込まれており、こ れらのノズルがよこ糸用の導入要素(28)と導管(24)との間にイン ジェクターを含む部分を有し、この部分が、導入要素(28)、および導管 (24)または後続の案内要素(29)において穴(42、43、65) の長さ方向に密閉されており、またこの部分が流路によって供給接続口( 20、21、52)に接続していることを特徴とする請求項1から3の中 のいずれか1つに記載の装置。 5. 供給接続口(21、52)から、遠く離れて配置されているノズル(11 、52)に通じる流路が、部分(41)において、近くに配置されている 一つのノズル(10)または複数のノズル(10、11)を包囲し、部分 (41)がノズル(10、11)の長さ方向に密閉されていることを特徴 とす る請求項4記載の装置。 6. ホルダー(63)が複数組のノズル(10、11)を有し、該ノズルが、 実質的に互いに平行な平面(38)上に、上下に重なるかまたは隣り合っ て配置されることを特徴とする請求項1から5の中のいずれか1つに記載 の装置。 7. ホルダー(8)が共通の平面(38、53)上に上下に重なるかまたは隣 り合って配置された二つ以上のノズル(10、11)を有することを特徴 とする請求項1から5の中のいずれか1つに記載の装置。 8. それぞれ少なくとも二つのノズル(10、11、50)を有する複数のホ ルダー(8)が隣り合って配置され、供給接続口(20、21、52)が ホルダー(8)の上面(15)上に配置されることを特徴とする請求項7 記載の装置。 9. ホルダー(8)が、上から見た場合、噴射方向に向かって先細になってお り、またホルダー(8)の側面(58、59)が互いに接するように配置 されていることを特徴とする請求項8記載の装置。 10.ホルダー(8、63)が作りつけられた流路を有する単一体の鋳造品とし て製造されることを特徴とする請求項1から9の中のいずれか1つに記載 の装置。
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