JP2001525365A - 抗ウイルス化合物 - Google Patents

抗ウイルス化合物

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JP2001525365A
JP2001525365A JP2000523989A JP2000523989A JP2001525365A JP 2001525365 A JP2001525365 A JP 2001525365A JP 2000523989 A JP2000523989 A JP 2000523989A JP 2000523989 A JP2000523989 A JP 2000523989A JP 2001525365 A JP2001525365 A JP 2001525365A
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halogen
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JP2000523989A
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ベダール,ジヤン
ランド,ロバート
ラバレー,ジヤン−フランソワ
フアラルド,ギ
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バイオケム・フアーマ・インコーポレーテツド
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D513/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
    • C07D513/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D513/04Ortho-condensed systems
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【化1】 本発明は、抗ウイルス活性をもつ複素環式化合物に関する。特に、式(I)[式中、B,W,X,Y,Q,R1,R2,R3,R4およびnは、本明細書に定義されたとおりである]の化合物は、哺乳類におけるウイルス感染の治療および予防において有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
発明の分野 本発明は、複素環式化合物、より特別にはナフチリジン化合物、ならびにウイ
ルス感染の治療および予防におけるそれらの使用に関する。
【0002】 発明の背景 DNAウイルスでは、ヘルペス群が、ヒトにおけるもっとも普通のウイルス病
の起源である。この群は、単純ヘルペスウイルス(HSV)IおよびII型、水
痘帯状ウイルス(VZV)、エプスタイン・バールウイルス(EBV)およびサ
イトメガロウイルス(CMV)からなる。
【0003】 他のヘルペスウイルスによるように、CMVによる感染は、ウイルスと宿主の
寿命の長い係わり合いをもたらす。1次感染に続いて、ウイルスは、何年間も放
出されるであろう。成人人口の80%が、潜伏型のウイルスを宿しているように
、別の健康な個人における感染は、しばしば、無症候性である。免疫寛容にされ
た(immunocompromised)個人、例えば化学療法患者、臓器移
植患者および特にエイズ(AIDS)罹患者においては、潜伏しているCMVが
、再活性化されて小頭症、肝脾腫、黄疸、痙攣性てんかん発作をもたらすことが
でき、これらは、遅鈍、単核症、網膜炎、そして死さえ惹起するかもしれない。
エイズ患者では、CMVは罹病率の主因である。
【0004】 天然に存在するタンパク質および合成ヌクレオシド類似体を含む種々の薬物が
、ヘルペスウイルス感染を治療するために開発されている。現在、単純ヘルペス
ウイルスI型感染に対して選択的な療法であるヌクレオシド類似体、シトシン−
アラビノシド、アデニン−アラビノシド、インドキシウリジンおよびアシクロビ
ルを有するように、例えば、天然の抗ウイルス性タンパク質、インターフェロン
は、ヘルペスウイルス感染の治療において使用されている。不幸にも、ある種の
ヘルペスウイルス感染を治療するのに有効であると証明されたアシクロビルのよ
うな薬物は、CMVを治療するのに十分には有効ではない。そして、CMV感染
を治療するために現在使用される薬物、例えばガンシクロビル(9−[(1,3
−ジヒドロキシ−2−プロポキシ)メチル]グアニン)およびフォスカルネット
(ホスホノギ酸)は、他のヘルペスウイルスの治療のために証明された薬物の許
容しうる副作用および安全性プロフィルを欠いている。
【0005】 エイズ治療の場合、今日では、併用抗HIV療法が、HIVをもつ人々のケア
ーの基本である。今日、法規上利用できる11種の抗HIV薬物が存在する。こ
れらの抗HIV薬物は、3つの部類:AZT,ddI,ddC,d4Tおよび3
TCTMを含むヌクレオシド類似体;インジナビル、ネルフィナビル、サクィナビ
ルおよびリトナビルを含むプロテアーゼ阻害剤;ならびにネビラピンおよびデラ
ビルジンを含む非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(NNRTI)に入る。HIV
に比較して、近年、慢性のB型肝炎ウイルス感染に対して唯一認可された療法が
あり、これはインターフェロンである。ラミブジン、ファムシクロビル、ロブカ
ビルおよびアデフォビルを含む他の薬物が、現在、臨床試験下にある。しかし、
多くの研究では、ほとんどの患者が、治療終了後に再発し、そして薬物に対する
耐性を発現することが分かった。
【0006】 耐性の発現は、近年、HIVおよびHBV感染の治療における主要な関心事に
なっている。耐性は、通常、使用されている薬物が、ウイルス複製を完全に停止
させる十分な力をもたない場合に起きる。もしウイルスが、薬物存在下で完全に
再生できる場合は、ウイルスは、変異と呼ばれるその構造上の変化を起こす機会
をもつ結果、薬物にも拘わらずウイルスを再生できることが分かっている。一旦
、変異が起きれば、次に、ウイルスは阻害されずに増殖し、そして直ぐに、個体
におけるこのウイルスの有力株になる。薬物は、新しい株に対して次第に弱くな
る。また、交差耐性に対する懸念が増大しつつある。交差耐性は、変異が惹起す
る1つの薬物に対する耐性が、また、その他に対しても耐性を惹起する場合に起
きる。いくつかの研究は、2種の薬物を併用することが、どちらかの薬物が単独
で使用される場合に較べて、1つもしくは両薬物に対する耐性の出現を遅延する
ことを証明した。他の研究は、3種薬物組み合わせ物が、さらに一層この恩典を
拡大することを示唆している。結果として、多くの人々は、耐性を防止するか、
または少なくとも遅延する最良の方法が、多剤併用療法を使用することであると
信じている。
【0007】 HCV感染に対して現在利用しうる唯一の治療は、インターフェロン−α(I
FN−α)である。しかしながら、異なる臨床研究によれば、治療された患者の
70%のみが、血清中のアラニン・アミノトランスフェラーゼ(ALT)レベル
を正常化し、これらの応答者の35%〜45%が再発している。一般に、長期投
与された患者の20%〜25%が、IFNに対して応答するだけである。しかし
ながら、試験的な研究では、IFN+リバビリン(RIBA)による併用療法が
、大多数の患者において持続性応答をもたらすことが示唆された。HCVの種々
の遺伝子型は、IFN療法に対して異なって応答し、遺伝子型1bが、2および
3型よりもIFN療法に対して、より耐性である。
【0008】 かくして、ウイルス感染に対して有効な治療的および予防的非ヌクレオシド薬
剤へのニーズが残されている。したがって、本発明の目的は、哺乳類におけるウ
イルス複製を阻害する方法を提供することである。また、本発明の目的は、哺乳
類においてウイルス複製を阻害するために有用な化合物および製薬組成物を提供
することである。
【0009】 発明の概要 1つの態様では、本発明は、式(I):
【0010】
【化16】
【0011】 {式中、 Wは、CH,CR3,CH2,C=O,CHR3,NおよびNR5から選ばれ; X,YおよびZの1つは、NもしくはNR5であり、一方、他の2つは、独立し て、CH,CR4,CH2,C=OおよびCHR4から選ばれ; Qは、CH,CR3,CH2,C=O,CHR3,N,NR5,OもしくはSから選
ばれ; Bは、
【0012】
【化17】
【0013】 からなる群より選ばれ、 ここで、Aは、O,NもしくはSであり; R1は、 OH、ハロゲン、アミノ、カルボキシル,またはOH、ハロゲン、アミノ、メル
カプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4ア ルコキシにより置換されているC1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、 アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボニル)により場合によっては置
換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭素環もしくは複素環)により、場合
によっては置換されているC1-6アルキル、C2-6アルケニルもしくはC3-7シク ロアルキル、; OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4(アルキル、
アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボニ
ル)により、場合によっては置換されているC6-10アリールに縮合されたC3-7 シクロアルキル; R2およびR'2は、独立して、HもしくはC1-4アルキルから選ばれるか、または
1およびR2は、一緒になって、場合によってはC6-10アリールもしくはヘテロ
アリールに縮合されている飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成
し;そして OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシによって置換されているC1-4(アルキル
、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボ
ニル)により、場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭素
環もしくは複素環);から選ばれる; R3およびR4は、独立して、H,OH,ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によっ
てはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1 -6 (アルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボニ
ル)、C2-6アルケニル、および場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メル カプト、C1-4アルキルチオ、C1-4アルコキシカルボニル、ハロ置換C1-4アル キルもしくはハロ置換C1-4アルコキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシもし くはカルボキシにより置換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭素環もしく
は複素環); から選ばれ; R5は、H、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシに
より置換されているC1-6アルキルもしくはC1-6アシルであり;そして nは、0,1もしくは2である} の化合物の抗ウイルス量を哺乳類に投与することを含んでなる該哺乳類において
サイトメガロウイルス(CMV)以外のウイルス複製を阻害する方法を提供する
【0014】 本発明のなおその他の態様では、QがS,O,NおよびNR5から選ばれる式 (I)による、ウイルス(CMVを含む)阻害化合物およびそれらの製薬的に許
容しうる塩が提供される。
【0015】 発明の詳細な記述 1つの態様では、本発明は、式(I):
【0016】
【化18】
【0017】 [式中、W,X,Y,Q,Z,B,R1〜R4およびnは、本明細書で定義されて
いる] の化合物の複製阻害量を哺乳類に投与することを含んでなる、該哺乳類において
ウイルス複製を阻害する方法を提供する。
【0018】 本発明のなおその他の態様では、式(V):
【0019】
【化19】
【0020】 [式中、B,W,R3およびR4は、本明細書で定義されている] による、ウイルス複製阻害化合物およびそれらの製薬的に許容しうる塩が提供さ
れる。
【0021】 本発明のなおその他の態様では、式(VI):
【0022】
【化20】
【0023】 または
【0024】
【化21】
【0025】 [式中、A,W,R1,R2,R3およびR4は、本明細書で定義されている] による、ウイルス複製阻害化合物およびそれらの製薬的に許容しうる塩が提供さ
れる。
【0026】 本発明のなおその他の態様では、式(VIII):
【0027】
【化22】
【0028】 [式中、A,R1およびR2は、以下に定義されている] による、ウイルス阻害化合物およびそれらの製薬的に許容しうる塩が提供される
【0029】 本明細書を通して使用される用語「アルキル」は、直鎖もしくは分枝であって
もよい飽和炭素鎖を指す。同様に用語「アルケニル」は、直鎖もしくは分枝炭素
鎖であるが、不飽和炭素原子を組み入れている。しかしながら、便宜的には、用
語「アルコキシ]、「アルキルチオ」、「アシル」、「アシルオキシ」および「
アルコキシカルボニル」は、飽和もしくは不飽和のいずれかであり、そしてまた
、直鎖もしくは分枝であってもよい鎖を指す。指示される場合は、いずれも上記
鎖は、種々の置換基を有してもよい。別に特定されなければ、1種以上の置換基
が存在してもよいと理解される。
【0030】 用語「炭素環」は、飽和もしくは不飽和である環式炭素鎖もしくは環を指す。
「複素環」は、炭素の代わりに、N,OおよびSから選ばれるヘテロ原子を組み
入れている環である。不飽和の炭素環および複素環は、芳香族、すなわちフェニ
ルもしくはナフチルのようなアリールか、またはピリジンもしくはキノリンのよ
うなヘテロアリールであってもよい。指示される場合、いずれも上記環は、種々
の置換基を有してもよい。別に特定されなければ、1種以上の置換基が存在して
もよいと理解される。
【0031】 用語「アリール」は、炭素原子6〜16個の不飽和炭素環式環である。「ヘテ
ロアリール」は、炭素原子の代わりに、N,OおよびSから選ばれる少なくとも
1個のヘテロ原子を組み入れている炭素原子6〜16個の不飽和炭素環式環であ
る。
【0032】 用語「アミノ」は、第1級アミン、すなわちNH2、第2級アミン、すなわち NHR、または第3級アミン、すなわちN(R)2(この場合、RはC1-4アルキ
ルである)を包含する。また、用語では、NH3 +のような第4級アミンも包含さ
れる。
【0033】 本発明の方法において、ウイルスの複製は、先に示されたような式(I),(
V),(VI),(VII)および(VIII)の化合物を投与することによっ
て阻害されるが、この場合: Wは、CH,CR3,CH2,C=O,CHR3,NおよびNR5から選ばれ;そし
てX,YおよびZの1つは、NもしくはNR5であり、一方、他の2つは、独立 して、CH,CR4,CH2,C=OおよびCHR4から選ばれる。本発明のヘテ ロ二環式化合物は、飽和、不飽和もしくは一部不飽和であってもよく、そしてW
,X,YおよびZは、各条件について適当な原子価をもつと理解されるであろう
。例えば、環が不飽和である場合は、Wは、N,CHもしくはCR3であっても よい。そして反対に、環が飽和である場合は、Wは、CH2,C=O,CHR3
NHもしくはNR5であってもよい。同じ原則が、X,YおよびZについても適 合する。
【0034】 好適な実施態様では、nは1である。
【0035】 好適な実施態様では、Wは、NもしくはNR5である。
【0036】 好適な実施態様では、Xは、NもしくはNR5であり、一方、YおよびZは、 独立して、CH,CR4,CH2,C=OもしくはCHR4である。
【0037】 好適な実施態様では、Yは、NもしくはNR5であり、一方、XおよびZは、 独立して、CH,CR4,CH2,C=OもしくはCHR4である。
【0038】 好適な実施態様では、Zは、NもしくはNR5であり、一方、XおよびYは、 独立して、CH,CR4,CH2,C=OもしくはCHR4である。
【0039】 好適な実施態様では、Qは、CH,CHR5である。
【0040】 好適な実施態様では、Qは、S,O,NもしくはNR5である。
【0041】 好適な実施態様では、W,X,YおよびZを組み入れているヘテロ二環式環は
、不飽和である。
【0042】 特に好適な実施態様では、WおよびYは、独立して、NもしくはNR5であり 、一方、XおよびZは、独立して、CH,CR4,CH2,C=OもしくはCHR 4 である。
【0043】 特に好適な実施態様では、WおよびYは、両方Nであり、一方、XおよびZは
、CHもしくはCR4であり、そしてヘテロ二環式環は、不飽和である。
【0044】 もっとも好適な実施態様では、WおよびYは、両方Nであり、一方、Xおよび
Zは、CHもしくはCR4であり、ヘテロ二環式環は、不飽和であり、そしてn は1であり。それによって1,6−ナフチリジン環を形成する。
【0045】 特に好適な実施態様では、Yは、NもしくはNR5であり、Wは、CHもしく はCR4であり、一方、XおよびZは、独立して、CH,CR4,CH2,C=O もしくはCHR4である。
【0046】 特に好適な実施態様では、Yは、Nであり、Wは、CHもしくはCHR4であ り、一方、XおよびZは、CHもしくはCR4であり、そしてヘテロ二環式環は 、不飽和である。
【0047】 もっとも好適な実施態様では、Yは、Nであり、Wは、CH2であり、一方、 XおよびZは、CHもしくはCR4であり、そしてX,YおよびZを含有する左 の複素環式環は、不飽和であり、Qは、CH2であり、そしてnは1であり、そ れによってジヒドロイソキノリン環を形成する。
【0048】 その他のもっとも好適な実施態様では、WおよびYは、両方NもしくはNR5 であり、一方、XおよびZは、CHもしくはCR4であり、そしてX,Yおよび Zを含有する左の複素環式環は、不飽和であり、Qは、Sであり、そしてnは0
であり、それによってチアゾロ[5,4−c]ピリジン環を形成する。
【0049】 好適な実施態様では、Aは、Oである。
【0050】 R1は、 OH、ハロゲン、アミノ、カルボキシル、またはOH、ハロゲン、アミノ、メル
カプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4ア ルコキシにより置換されているC1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、 アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボニル)により場合によっては置
換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭素環もしくは複素環)により、場合
によっては置換されているC1-6アルキル、C2-6アルケニルもしくはC3-7シク ロアルキル、; OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4(アルキル、
アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボニ
ル)により、場合によっては置換されているC6-10アリールに縮合されたC3-7 シクロアルキル;および OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4(アルキル、
アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボニ
ル)により、場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭素環
もしくは複素環); から選ばれる。
【0051】 好適な実施態様では、R1は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-4アルキル、C1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルコキシカルボニル、ハロ置換C1-4 アルキルもしくはハロ置換C1-4アルコキシにより場合によっては置換されてい る6員のアリールもしくはヘテロアリールもしくはシクロアルキル環によって置
換されているC2-6アルケニル;C1-6アルキルもしくはC3-7シクロアルキル; およびハロゲン、ヒドロキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキ ルチオ、C1-4アルコキシカルボニルもしくはハロ置換C1-4アルキルにより、場
合によっては置換されている6員のアリールもしくはヘテロアリール環に縮合さ
れたC3-7シクロアルキルである。
【0052】 別の実施態様では、R1は、OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキ シ、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置 換されているC1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオ キシもしくはアルコキシカルボニル)により、場合によっては置換されている不
飽和C3-10(炭素環もしくは複素環)である。
【0053】 特に好適な実施態様では、R1は、ヒドロキシ;アミノ、特にNH2もしくはN
3 +;C1-4アルキル、特にメチル;ハロゲン、特にフルオロ、クロロもしくは ブロモ;C1-4アルコキシ、特にメトキシもしくはエトキシ;C1-4アルコキシカ
ルボニル、特にメトキシカルボニル;C1-4アルキルチオ、特にメチルチオ;C1 -4 ハロ置換アルキル、特にフルオロメチルから選ばれる置換基1もしくは2個に
より、場合によっては置換されているベンジル、ピリジニルメチルもしくはシク
ロヘキシルメチルである。より特に好適には、環の2,3,5もしくは6位にお
いて、もっとも好ましくは2および/または6位において、メチル、メトキシ、
エトキシ、ヒドロキシ、フルオロ、ブロモ、クロロ、メトキシカルボニル、メチ
ルチオ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、NH2もしくはNH3 +C l-により、場合によっては一もしくは二置換されているベンジルである。より 一層好適な実施態様では、R1は、2位において、フルオロ、クロロ、ブロモ、 メチル、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、トリフルオロメチルもしく
はNH3 +Cl-により、場合によっては置換されているベンジルである。
【0054】 その他の特に好適な実施態様では、R1は、ヒドロキシ、アミノ、C1-4アルキ
ル、ハロゲン、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキル チオもしくはC1-4ハロ置換アルキルから選ばれる置換基1もしくは2個により 、場合によっては置換されているフェニルにより置換されているC3-7シクロア ルキルである。より特に好適には、C3-7シクロアルキルは、シクロプロピルで ある。
【0055】 その他の特に好適な実施態様では、R1は、ヒドロキシ、アミノ、C1-4アルキ
ル、ハロゲン、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキル チオもしくはC1-4ハロ置換アルキルから選ばれる置換基1もしくは2個により 、場合によっては置換されているフェニルに縮合されたC3-7シクロアルキルで ある。より特に好適には、C3-7シクロアルキルは、シクロペンチルもしくはシ クロヘキシルである。
【0056】 R2およびR'2は、独立して、H、C1-4アルキルであるか、またはR1および R2は、一緒になって、C6-10アリールもしくはヘテロアリールに場合によって は縮合されている飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成する。好
適な実施態様では、R2は、Hもしくはメチル、もっとも好ましくはHである。 R'2は、Hもしくはメチル、もっとも好ましくはHである。
【0057】 その他の好適な実施態様では、R2は、R1と一緒になって、C6-10アリールも
しくはヘテロアリールに場合によっては縮合されている飽和もしくは不飽和の5
もしくは6員の複素環を形成する。適当な5もしくは6員複素環は、ピペリジン
、ピペラジン、モルホリン、ピロール、ピラゾールおよびイミダゾールを含む。
これらは、C6-10アリールもしくはヘテロアリールに縮合されて適当な二環式環
、例えばインドール、プリン、ベンズイミダゾール、キノリンもしくはイソキノ
リンを生成してもよい。
【0058】 好ましくは、R3およびR4は、独立して、H,OH,ハロゲン、アミノ、シア
ノ、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置 換されているC1-6(アルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシもしくはア ルコキシカルボニル)、およびOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4ア ルキルチオ、C1-4アルコキシカルボニル、ハロ置換C1-4アルキルもしくはハロ
置換C1-4アルコキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシもしくはカルボキシに より場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭素環もしくは
複素環)から選ばれ; R3およびR4は、独立して、H,OH,ハロゲン、アミノ、シアノ、および場
合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換され ているC1-6(アルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシおよびアルコキシ カルボニル)C2-6アルケニルから選ばれる。X,YおよびZを組み入れている 環は、置換基R41〜4個により置換されていてもよく、一方、Wを組み入れて いる環は、置換基R31〜3個により置換されていてもよいことが考えられる。
【0059】 好ましくは、R3およびR4は、独立して、H,OH,ハロゲン、アミノ、シア
ノ、および場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシに より置換されているC1-6(アルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシおよ びアルコキシカルボニル)から選ばれる。
【0060】 R3およびR4は、独立して、OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4ア ルキル、C1-4アルコキシもしくはカルボキシにより場合によっては置換されて いる飽和もしくは不飽和C3-10(炭素環もしくは複素環)である。
【0061】 別の実施態様では、R3およびR4は、独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、C1- 4 アルキル、C1-4アルコキシにより場合によっては置換されている6員のアリー
ルもしくはヘテロアリールもしくはシクロアルキル環である。
【0062】 別の実施態様では、R4は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-4アルキル、C1-4ア ルコキシにより場合によっては置換されている6員のアリールもしくはヘテロア
リールもしくはシクロアルキル環である。さらなる実施態様では、R4は、6員 ヘテロアリールである。さらなる実施態様では、R4は、ピリジルである。
【0063】 好適な実施態様では、H;OH;ハロゲン、特にフルオロもしくはクロロ;お
よびC1-4アルコキシ、特にメトキシもしくはエトキシから選ばれるR3置換基1
個が存在する。より好ましくは、R3は、H,クロロ、ヒドロキシもしくはメト キシ、もっとも好ましくはHである。
【0064】 好適な実施態様では、R4は、H、ハロゲン、アミノ、OH、場合によっては OH、ハロゲンもしくはアミノにより置換されているC1-6(アルキル、アルコ キシ、アシル、アシルオキシおよびアルコキシカルボニル)から選ばれる。好ま
しくは、R4置換基1もしくは2個が存在し、そしてもっとも好ましくは、R4
換基1個が存在する。
【0065】 より好適な実施態様では、R4は、アミノである。
【0066】 より好適な実施態様では、R4は、C1-4アミノアルキルである。
【0067】 より好適な実施態様では、R4は、OHである。
【0068】 より好適な実施態様では、R4は、ハロゲンである。
【0069】 より好適な実施態様では、R4は、メトキシである。
【0070】 より好適な実施態様では、R4は、ビニルである。
【0071】 もっとも好適な実施態様では、R4は、Hである。
【0072】 R5は、H、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシ
によって置換されているC1-6アルキルもしくはアシルである。
【0073】 好適な実施態様では、R5は、Hである。
【0074】 好適な実施態様では、R5は、C1-4アルキル、より好ましくはメチルである。
【0075】 好適な実施態様では、R5は、アミノによって置換されているC1-4アルキル、
より好ましくは、NH2によって置換されているメチルもしくはエチルである。
【0076】 好適な実施態様では、R5は、C1-4アシル、より好ましくはエタノイルである
【0077】 好適な実施態様では、R5は、アミノによって置換されているC1-4アシル、よ
り好ましくは、NH2によって置換されているエタノイルである。
【0078】 本発明の好適な化合物は、表1におけるそれらを包含する。
【0079】
【表1】
【0080】
【表2】
【0081】
【表3】
【0082】
【表4】
【0083】
【表5】
【0084】
【表6】
【0085】
【表7】
【0086】
【表8】
【0087】
【表9】
【0088】 本発明のより好適な化合物は、 化合物#2 N−ベンジル−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#4 N−(2−クロロベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカ
ルボキサミド; 化合物#12 N−(3−メトキシベンジル)−2−(1.6)ナフチリジ
ンカルボキサミド; 化合物#14 N−(2,6−ジメトキシベンジル)−2−(1.6)ナフ
チリジンカルボキサミド; 化合物#19 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸シクロヘキシルメ
チルアミド; 化合物#24 (1.6)ナフチリジン−2−カルボン酸アリルアミド(P
FC−029); 化合物#25 N−(2−メトキシベンジル)−2−(1.6)ナフチリジ
ンカルボキサミド; 化合物#26 N−(2−プロポキシベンジル)−2−[1.6]ナフチリ
ジン−2−カルボキサミド; 化合物#28 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2,3,4,5
−テトラヒドロベンゾ[B]オキセピン−5−イル)−アミド; 化合物#31 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2,3−(メチレ
ンジオキシ)−ベンジルアミド; 化合物#32 7,8−ジヒドロイソキノリン−6−カルボン酸2’−メト
キシベンジルアミド; 化合物#33 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2
−N−エチルアミノベンジルアミン); 化合物#35 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2
−メトキシベンジルアミン); 化合物#36 8−クロロ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2
−イソプロポキシベンジルアミン); 化合物#40 [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−イソプ
ロポキシベンジルアミン; 化合物#43 [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−メトキ
シベンジルアミド; 化合物#46 1−(2−イソ−プロポキシ−フェニル)−3−[1.6]
ナフチリジン−2−イル−ウレア; 化合物#47 1−(2−イソ−プロポキシベンジル)−3−[1.6]ナ
フチリジン−2−イル−ウレア; 化合物#51 1−[(R)−α−メチルベンジル]−3−[1.6]ナフ
チリジン−2−イル−ウレア; 化合物#59 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸−2−メ
トキシベンジルアミド; 化合物#60 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸−2−イ
ソプロポキシベンジルアミド; 化合物#61 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸(1(R
)−フェニル−エチル)アミド; 化合物#62 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸(1(S
)−フェニル−エチル)アミド; 化合物#63 8−(ビニル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸
2−イソプロポキシベンジルアミン; 化合物#64 8−(メチル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸
2−イソプロポキシベンジルアミン; 化合物#65 (S)−(+)−8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2
−カルボン酸2−sec−ブトキシ−ベンジルアミド; 化合物#66 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1
−フェニル−エチル)−アミド; 化合物#67 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸フェネチ
ル−アミド; 化合物#68 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸[2−(
1H−インドル−3−イル)−エチル]−アミド;および 化合物#69 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸[2−(1H−イ
ンドル−3−イル)−エチル]−アミド; を包含する。
【0089】 本発明のもっとも好適な化合物は、 化合物#26 N−(2−プロポキシベンジル)−2−[1.6]ナフチリ
ジン−2−カルボキサミド; 化合物#32 7,8−ジヒドロイソキノリン−6−カルボン酸2’−メト
キシベンジルアミド; 化合物#33 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2
−N−エチルアミノベンジルアミン); 化合物#36 8−クロロ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2
−イソプロポキシベンジルアミン); 化合物#40 [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−イソプ
ロポキシベンジルアミン; 化合物#43 [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−メトキ
シベンジルアミド; 化合物#46 1−(2−イソ−プロポキシ−フェニル)−3−[1.6]
ナフチリジン−2−イル−ウレア; 化合物#47 1−(2−イソ−プロポキシベンジル)−3−[1.6]ナ
フチリジン−2−イル−ウレア; 化合物#51 1−[(R)−α−メチルベンジル]−3−[1.6]ナフ
チリジン−2−イル−ウレア; 化合物#59 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸−2−メ
トキシベンジルアミド; 化合物#60 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸−2−イ
ソプロポキシベンジルアミド; 化合物#61 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸(1(R
)−フェニル−エチル)アミド; 化合物#62 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸(1(S
)−フェニル−エチル)アミド; 化合物#63 8−(ビニル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸
2−イソプロポキシベンジルアミン; 化合物#64 8−(メチル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸
2−イソプロポキシベンジルアミン; 化合物#65 (S)−(+)−8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2
−カルボン酸2−sec−ブトキシ−ベンジルアミド; 化合物#66 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1
−フェニル−エチル)−アミド; 化合物#67 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸フェネチ
ル−アミド; 化合物#68 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸[2−(
1H−インドル−3−イル)−エチル]−アミド;および 化合物#69 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸[2−(1H−イ
ンドル−3−イル)−エチル]−アミド; を包含する。
【0090】 さらなる好適な実施態様では、本発明の化合物は、 化合物#26 N−(2−プロポキシベンジル)−2−[1.6]ナフチリ
ジン−2−カルボキサミド; 化合物#32 7,8−ジヒドロイソキノリン−6−カルボン酸2’−メト
キシベンジルアミド; 化合物#46 1−(2−イソ−プロポキシ−フェニル)−3−[1.6]
ナフチリジン−2−イル−ウレア; 化合物#59 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸−2−メ
トキシベンジルアミド; 化合物#60 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸−2−イ
ソプロポキシベンジルアミド; 化合物#61 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸(1(R
)−フェニル−エチル)アミド; 化合物#62 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸(1(S
)−フェニル−エチル)アミド; 化合物#63 8−(ビニル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸
2−イソプロポキシベンジルアミン; 化合物#64 8−(メチル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸
2−イソプロポキシベンジルアミン; 化合物#66 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1
−フェニル−エチル)−アミド; 化合物#67 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸フェネチ
ル−アミド;および 化合物#68 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸[2−(
1H−インドル−3−イル)−エチル]−アミド; を包含する。
【0091】 本発明の化合物は、有機化学の技術分野における熟練者には既知である慣用の
製造段階および回収方法を用いて合成することができる。AがOである場合の式
(VI)の化合物を製造するための好適な合成経路は、式のカルボン酸中間体
をスキーム1の式のアミノ中間体とカップリングさせることが必要である。反
応は、アミド結合形成のための適当な条件下、すなわちEDCもしくはdCCの
ような適当なカップリング剤の存在下で行われて、式(VI)の最終化合物を生
成するであろう。反応は、スキーム1において具体的に説明される。
【0092】 OとしてAをもつ式(VI)の化合物は、それをLawesson試薬のよう
な加硫剤と反応させることによって、SとしてAをもつ式(VI)の化合物に転
化できる。Lawesson試薬の使用は、当該技術分野において周知である(
例えば、Synthesis,941(1979);Tetrahedron
35,2433(1979);およびTet.Lett.,21,4061(1
980)参照)。
【0093】 式(VII)の二環式化合物を製造するための好適な合成経路は、式の二環
式アミノ中間体をアミド部分とカップリングさせることが必要である。この反
応は、スキーム2において具体的に説明される。反応は、適当な溶媒中、《ウレ
ア》結合形成のための適当な条件下で行われて、式(VII)の化合物を生成す
るであろう。窒素上へのR2置換基の導入は、当該技術分野において既知の方法 を用いて実施することができる。化合物(VII)のウレア結合は、また、その
化合物を前記チオ化剤と反応させることによってチオウレアに転化できる。
【0094】 スキーム1
【0095】
【化23】
【0096】 [式中、X,Y,Z,R1〜R4およびnは、先に定義されたとおりである] 中間体およびは、市販品から得ることができる、例えば、2−カルボ
キシ−[1,6]ナフチリジン(Peakdale Fine Chemica
ls,Glossop,Derbyshire UK,PFC−027);6,
7−ジブロモ−4−ヒドロキシ−[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸(P
omorski et al Rocz.Chem.,1974,48(2):
321);1,2,3,4−テトラヒドロ−8−ヒドロキシ−[1,6]ナフチ
リジン−2−カルボン酸(Abe et al Tet.Lett.,1977
,9:735)。さもなければ、また中間体およびは、確立された合成
技術にしたがって製造されてもよい。
【0097】 スキーム2
【0098】
【化24】
【0099】 式(VIII)による化合物チアゾロ[5,4−c]ピリジンは、確立された
有機化学技術を用いて合成されてもよい。例えば、合成スキームは、Katne
r et al(1990)J.Heterocycl.Chem.27(3)
:563に記述される。
【0100】 ある種の置換基が、合成工程中の保護と、続く脱保護に必要であることは理解
されるであろう。例えば、R3もしくはR4がヒドロキシルである場合は、アルコ
キシもしくはエステルへの転化によってそれを保護し、そして続いて脱保護する
ことが必要であろう。他の置換基のための保護基は、Protective G roups in Organic Synthesis ,2nd ed.,G
reene and Wuts, John Wiley & Sons,Ne
w York,1991に記述されている。
【0101】 置換基に応じて、式Iの化合物は、1個以上のキラル中心を含有してもよく、
かくして多数の異なる異性体、光学異性体(すなわち鏡像異性体)およびラセミ
混合物を含むそれらの混合物の形態において存在することは、当業者によって評
価されるであろう。そのような異性体、鏡像異性体およびラセミ混合物を含む混
合物のすべては、本発明の範囲内に包含される。
【0102】 本発明の方法によれば、式(I)の化合物は、ウイルスの複製を阻害するか、
または細胞変性効果を減少するために、哺乳類に投与される。特に、獲得性免疫
不全症候群(AIDS)の病原因子であることが知られているHIVウイルス。
式(I)の化合物により阻害される他のウイルスは、限定されるものではないが
、HSV−1(単純ヘルペスウイルス1型)、HSV−2(単純ヘルペスウイル
ス2型)、HBV(B型肝炎ウイルス)、HCV(C型肝炎ウイルス)、HPV
(ヒト乳頭腫ウイルス)、インフルエンザA、インフルエンザB、RSV(呼吸
シンシチアウイルス)、RV(ライノウイルス)、AV(アデノウイルス)、パ
ラインフルエンザウイルスおよびサイトメガロウイルス(CMV)を含む。
【0103】 好適な実施態様では、式(I)の化合物は、HIVウイルスの複製を阻害する
か、または細胞変性効果を減少するために、哺乳類に投与される。
【0104】 好適な実施態様では、式(I)の化合物は、B型肝炎ウイルスの複製を阻害す
るか、または細胞変性効果を減少するために、哺乳類に投与される。
【0105】 好適な実施態様では、式(I)の化合物は、C型肝炎ウイルスの複製を阻害す
るか、または細胞変性効果を減少するために、哺乳類に投与される。
【0106】 好適な実施態様では、式(I)の化合物は、HSV−1(単純ヘルペスウイル
ス1型)もしくはHSV−2(単純ヘルペスウイルス2型)の複製を阻害するか
、または細胞変性効果を減少するために、哺乳類に投与される。
【0107】 好適な実施態様では、式(I)の化合物は、インフルエンザAの複製を阻害す
るか、または細胞変性効果を減少するために、哺乳類に投与される。
【0108】 好適な実施態様では、式(I)の化合物は、インフルエンザBの複製を阻害す
るか、または細胞変性効果を減少するために、哺乳類に投与される。
【0109】 好適な実施態様では、式(I)の化合物は、RSV(呼吸シンシチアウイルス
)の複製を阻害するか、または細胞変性効果を減少するために、哺乳類に投与さ
れる。
【0110】 好適な実施態様では、式(I)の化合物は、RV(ライノウイルス)の複製を
阻害するか、または細胞変性効果を減少するために、哺乳類に投与される。
【0111】 好適な実施態様では、式(I)の化合物は、AV(アデノウイルス)の複製を
阻害するか、または細胞変性効果を減少するために、哺乳類に投与される。
【0112】 好適な実施態様では、式(I)の化合物は、パラインフルエンザウイルスの複
製を阻害するか、または細胞変性効果を減少するために、哺乳類に投与される。
【0113】 さらにまた、式(I)の化合物は、核因子κB(NFκB)シグナル伝達経路
と相互作用する。その結果、式(I)の化合物は、NFκBの転写制御下で腫瘍
壊死因子(TNFα)もしくは他のサイトカインによって仲介される症状を治療
するために使用されてもよい。症状は、急性および慢性炎症病、例えば類リウマ
チ関節炎、骨関節炎、Krohn病、大腸炎および敗血症性ショックを含む。
【0114】 さらに、ウイルス複製を阻害することができる有効用量の式(I)の化合物お
よび製薬的に許容しうる塩が、ラミブジン、ヒドロキシメチル−4−(シトシン
−1’−イル)−1,3−オキサチオラン、FTC、AZT,d4T、ネビラピ
ン、DMP−226、ネルフィナビル、インジナビル、デラビルジン、9−[(
(2−ヒドロキシメチル)−1,3−ジオキソラン−4−イル]グアニン、2−
アミノ−9−[(2−ヒドロキシメチル)−1,3−ジオキソラン−4−イル]
アデニン、MKC−442、1592U89(アバカビル)、141W94、M
K−639、インジナビル、サクィナビル、リトナビル、TIBO、HEPT、
BHAP、α−APA,TSAO、カラノリデス、L−697,661、2’,
3’−ジデオキシシチジン(ddC)、2’,3’−ジデオキシアデノシン、2
’,3’−ジデオキシイノシン(ddI)、3’−デオキシチミジン、2’,3
’−ジデオキシ−2’,3’−ジデヒドロチミジンおよび2’,3’−ジデオキ
シ−2’,3’−ジデヒドロシチジンおよびリバビリン;非環式ヌクレオシド、
例えばアシクロビル、ガンシクロビル;インターフェロン、例えばα−、β−お
よびγ−インターフェロン;グルクロン化(glucuronation)阻害
剤、例えばプロベネシド;ヌクレオシド輸送阻害剤、例えばジピリダモル;免疫
調節因子、例えばインターロイキンII(IL2)および顆粒球マクロファージ
コロニー刺激因子(GM−CSF)、エリトロポイエチン、アンプリゲン、チモ
モジュリン、チモペンチン、フォスカルネット;グリコシル化阻害剤、例えば2
−デオキシ−D−グルコース、カスタノスペルミン、1−デオキシノジリマイシ
ン;およびCD4受容体へのHIV結合の阻害剤、例えば可溶性CD4、CD4
フラグメント、CD4−ハイブリッド分子およびHIVアスパルチルプロテアー
ゼの阻害剤、例えばL−735,524からなる群から選ばれる第2の抗ウイル
ス剤との組み合わせにおいて使用されてもよい。
【0115】 また、本発明は、製薬的に許容しうるキャリヤーもしくはアジュバントおよび
哺乳類においてウイルス複製を阻害するのに有効な式(I)の化合物量を含んで
なる抗ウイルス組成物を提供する。各キャリヤー、希釈剤もしくはアジュバント
の割合は、標準製薬実施にしたがって化合物の溶解度および化学的性質、ならび
に投与経路によって決定される。
【0116】 ウイルス複製阻害組成物は、経口、肛門内、鼻内、局所(口腔および舌下を含
む)、膣内もしくは非経口(筋肉内、皮下および静脈内を含む)投与のために適
当であるか、または吸入もしくは吹入による投与のために適当な形態における組
成物を含む。製剤は、適当であれば、便宜的に、分割用量単位において存在して
もよく、そして製剤学の技術分野において周知のいかなる方法によっても製造す
ることができる。すべての方法は、活性化合物を液状キャリヤーもしくは粉砕さ
れた固形キャリヤーもしくは両方と混合し、次いで、必要ならば、生成物を所望
の製剤に成形する段階を含む。
【0117】 本発明の治療的および予防的方法は、それらの化合物もしくは組成物を用いて
製薬的に許容しうる方式において患者を処置する段階を含んでなる。そのような
組成物は、錠剤、カプセル剤、キャプレット剤(caplets)、散剤、顆粒
剤、ロジンジ剤(lozenges)、坐剤、再調合されうる散剤、または液状
製剤、例えば経口もしくは無菌非経口液剤もしくは懸濁剤の形態において存在し
てもよい。
【0118】 また、AがOである式(VIII)の化合物は、CMV感染の結果としての網
膜炎を治療するために眼内移植物を介して投与されてもよい。特に、これらの化
合物は、長期間にわたって眼内に放出されるポリマーに基づく移植物中に包埋さ
れてもよい。
【0119】 一貫した投与を得るために、本発明の組成物は、単位用量の形態で存在するこ
とが好適である。経口投与のための単位用量形態は、錠剤およびカプセル剤であ
ってもよく、そして慣用の添加物を含有してもよい。例えば、結合剤、例えばア
ラビヤゴム、ゼラチン、ソルビトールもしくはポリビニルピロリドン;賦形剤、
例えば乳糖、蔗糖、トウモロコシ澱粉、リン酸カルシウム、ソルビトールもしく
はグリシン;打錠滑沢剤、例えばステアリン酸マグネシウム;崩壊剤、例えば澱
粉、ポリビニルピロリドン、ナトリウム澱粉グリコレートもしくは微結晶セルロ
ース;または製薬的許容しうる湿潤剤、例えばラウリル硫酸ナトリウム。
【0120】 化合物は、非経口的に注射されてもよい;これは、筋肉内、静脈内もしくは皮
下である。非経口投与では、化合物は、他の溶質、例えば溶液を等張にさせるの
に十分な食塩もしくはグルコースを含有する無菌液剤の形態で使用されてもよい
。非経口的に投与される有効成分量は、約0.01〜250mg/kg/day
、好ましくは約1〜10mg/kg/day、より好ましくは約0.5〜30m
g/kg/day、よりもっとも好ましくは約1〜20mg/kg/dayであ
ろう。
【0121】 化合物は、経口的に、適当な添加物、例えば澱粉、乳糖、白糖などを含有する
錠剤、カプセル剤もしくは顆粒剤の形態で投与されてもよい。化合物は、経口的
に、着色剤および/または着香剤を含有してもよい液剤の形態で投与されてもよ
い。化合物は、また、各有効成分が、糖もしくはコーンシロップ、着香剤および
染料と混合され、次いで十分に脱水されて固形形態に圧縮するために適当な混合
物にされているトローチ剤もしくはロジンジ剤の形態で、舌下に投与されてもよ
い。経口的に投与される有効成分量は、特定の化合物の生物学的利用能に依存す
るであろう。
【0122】 固形経口組成物は、混合、充填、打錠もしくは類似の慣用の方法によって製造
されてもよい。反復される混合操作は、大量の賦形剤を用いるそれらの組成物中
に有効成分を分散するために使用されてもよい。そのような操作は、もちろん、
当該技術分野において慣用のものである。錠剤は、通常の製薬実施においては周
知の方法にしたがって、特に腸溶性皮膜を用いて剤皮を施されてもよい。
【0123】 経口液状製剤は、乳剤、シロップ剤もしくはエリキシル剤の形態で存在するか
、または使用前に水もしくは他の溶剤により再調合するために乾燥製品として提
供されてもよい。そのような液状製剤は、慣用の添加物を含有しても、しなくて
もよい。例えば、懸濁剤、例えばソルビトール、シロップ、メチルセルロース、
ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステア
リン酸アルミニウムゲルもしくは水素化食用油;乳化剤、例えばソルビタンモノ
オレエートもしくはアラビヤゴム;非水性溶剤(食用油を含んでもよい)、例え
ばアーモンド油、分溜ヤシ油、そしてグリセリン、プロピレングリコール、エチ
レングリコールおよびエチルアルコールからなる群から選ばれる油性エステル;
保存剤、例えばソルビン酸のパラヒドロキシ安息香酸メチル、パラヒドロキシ安
息香酸エチル、パラヒドロキシ安息香酸n−プロピルもしくはパラヒドロキシ安
息香酸n−ブチル;および所望ならば、慣用の着香もしくは着色剤。
【0124】 非経口投与のためには、液体単位製剤が、ペプチドおよび無菌溶剤を利用する
ことによって製造されてもよく、そして用いられる濃度に応じて、溶剤中に懸濁
されても溶解されてもよい。溶液の場合は、適当なバイアルもしくはアンプルに
充填し、続いて運搬もしくは保存包装を密閉する前に、化合物が、注入および濾
過滅菌されてもよい。アジュバント、例えば局所麻酔薬、保存剤もしくは緩衝剤
が、使用前に溶剤中に溶解されてもよい。製薬組成物の安定性は、バイアルに充
填した後、組成物を凍結し、そして水を真空下で除去する(例えば、組成物を凍
結乾燥する)ことによって増強されてもよい。非経口懸濁剤は、実質的に同様の
方式で製造されてもよいが、ペプチドが、溶解されるよりも、むしろ溶剤中に懸
濁されねばならず、そしてさらに滅菌が、濾過によって達成されない点が異なる
。しかしながら、化合物は、無菌溶剤中にそれを懸濁する前にエチレンオキシド
に曝露することによって滅菌されてもよい。界面活性もしくは湿潤化溶液は、化
合物の均一な分散を容易にするために、組成物中に含有されるのが得策であろう
。 皮膚への局所投与のためには、本発明による化合物は、軟膏剤、クリーム剤
もしくはローション剤か、または経皮パッチ剤として製剤化されてもよい。軟膏
剤およびクリーム剤は、例えば、適当な粘稠化および/またはゲル化剤の添加さ
れた水性もしくは油性基剤とともに製剤化されてもよい。ローション剤は、水性
もしくは油性基剤とともに製剤化されてもよく、そしてまた、一般に、1種以上
の乳化剤、安定剤、分散剤、懸濁化剤、粘稠化剤もしくは着色剤を含有するであ
ろう。
【0125】 本発明の製薬組成物は、ウイルス複製阻害量の式(I)の化合物および製薬的
に許容しうるキャリヤー、希釈剤もしくはアジュバントを含んでなる。典型的に
は、それらは、使用される投与方法に応じて、有効成分約0.1重量%〜約99
重量%、好ましくは約10重量%〜約60重量%を含有する。
【0126】 ウイルス複製阻害量は、ウイルス複製の進行を遅くさせるか、または該化合物
の投与がなければ起きるであろうウイルスの負荷量(load)を減少するため
に要求される有効成分の量である。あるいは、それは、進行を遅らせるか、また
はウイルス感染により生じる症候の重篤度を軽減するかそれを除去するのに要求
される有効成分の量である。
【0127】 本発明の化合物のウイルス阻害活性は、実施例において詳細に記述されるCM
Vに関するプラーク減少アッセイか、または他のウイルスに関する他の標準アッ
セイにしたがって決定することができる。これらの特定の条件下では、抗CMV
活性をもつ化合物は、IC50約50μg/mlまたはそれ未満、好ましくは25
μg/mlまたはそれ未満、より好ましくは10μg/mlまたはそれ未満、そ
してもっとも好ましくは1μg/ml未満を示す。医者は、もっとも適当である
本治療剤の用量を決定するであろう。用量は、選ばれる投与様式および特定の化
合物により変わるであろう。その上、用量は、治療中の特定の患者により変わっ
てもよい。治療において使用される化合物の用量は、ウイルス負荷量、患者の体
重、化合物の相対的効力および治療する医者の判定に応じて、変わるであろう。
そのような治療は、断続的もしくは連続的方式において、数週間もしくは数カ月
にわたってもよい。
【0128】 本発明の理解をさらに助けるために、次の限定されることのない実施例が提供
される。
【0129】 実施例1 合成 化合物#1 N−(2−メチルベンジル)−2−[1.6]ナフチリジンカルボキサミド 0℃における無水THF(5ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボン酸
(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、トリエチルアミン(44m
l,0.316mmol)を添加した。5分後、クロロギ酸イソプロピル(0.
316ml,トルエン中1M溶液,0.316mmol)を添加した。混合液を
、0℃において20分間撹拌し、次いで、2−メチルベンジルアミン(53.4
6ml,0.43mmol)を、0℃においてその混合液に添加した。得られる
混合液を、放置して室温まで暖め、そして5時間室温で撹拌し、次いでCH2C l2(100ml)中に希釈した。有機層を水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥し
、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合物のクロマトグラフィー(Hex:E
tOAc=1:1〜純EtOAc)によって白色固体として所望の生成物(29
.8mg,37%):m.p.120−121℃を得た。
【0130】 化合物#2 N−ベンジル−2−[1.6]ナフチリジンカルボキサミド 0℃における無水THF(5ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボン酸
(50mg,0.287mmol)、1−ヒドロキシベンゾ−トリアゾール水和
物(42.7mg,0.316mmol)、ベンジルアミン(45mg,0.4
2mmol)の撹拌混合液に、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチ
ルカルボジイミド塩酸塩(60.6mg,0.316mmol)を添加した。得
られる混合液を、RTで撹拌させた。20分後、DMF(2ml)を、その反応
混合液に添加し、そして混合液を、室温で一夜撹拌を続け、そしてそれは、澄明
になるのが分かった。溶媒を真空下で除去し、そして得られる残渣を、CH2C l2(100ml)中に再溶解した。有機層をNaHCO3水溶液で洗浄し、無水
MgSO4で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合物のクロマトグラ フィー(Hex:EtOAc=1:1〜純EtOAc)によって白色固体として
所望の生成物(97mg,99%):m.p.113−115℃を得た。
【0131】 化合物#3 N−(2−ブロモベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド 無水DMF(5ml)中4−ブロモベンジルアミン塩酸塩(97.8mg,9
8%、0.431mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(60.1μl,
0.431mmol)を添加した。5分後、2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水
和物(42.7mg,0.316mmol)および1−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(60.6mg,0.316mmo
l)を連続して添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌放置し、そしてそ
れは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去し、そして得られる残渣を
、CH2Cl2(100ml)中に再溶解した。得られる混合液を、室温で一夜撹
拌し続け、そしてそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去し、そ
して得られる残渣を、CH2Cl2(100ml)中に再溶解した。有機層をNa
HCO3水溶液で洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を得
た。粗混合物のクロマトグラフィー(Hex:EtOAc=1:1〜純EtOA
c)によって白色固体として所望の生成物(97mg,99%):m.p.14
9−150℃を得た。
【0132】 化合物#4 N−(2−クロロベンジル)−2−[1.6]ナフチリジン−カルボキサミド 室温において無水DMF(5ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボン酸
(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、2−クロロベンジルア
ミン(54.7μl,95%,0.43mmol)および1−(3−ジメチルア
ミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(60.6mg,0.316
mmol)を連続して添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続け、そ
してそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去し、そして得られる
残渣を、CH2Cl2(100ml)中に再溶解した。得られる混合液を、室温で
一夜撹拌し続け、そしてそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去
し、そして得られる残渣を、CH2Cl2(100ml)中に再溶解した。有機層
をNaHCO3水溶液で洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、そして濃縮して粗混合
物を得た。粗混合物のクロマトグラフィー(Hex:EtOAc=1:1〜純E
tOAc)によって白色固体として所望の生成物(83mg,97%):m.p
.120−121℃を得た。
【0133】 化合物#5 N−(2−ブロモベンジル)−2−[1.6]ナフチリジン−カルボキサミド 無水DMF(5ml)中2−ブロモベンジルアミン塩酸塩(80.7mg,9
5%、0.345mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(51.8μl,
0.345mmol)を添加した。5分後、2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(40mg,0.229mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水
和物(34.2mg,0.253mmol)および1−(3−ジメチルアミノ−
プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(48.5mg,0.253mm
ol)を連続して添加した。得られる混合液を、室温で4時間撹拌し続け、そし
てそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去し、そして得られる残
渣を、CH2Cl2(100ml)中に再溶解した。有機層をNaHCO3水溶液 で洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合物 のクロマトグラフィー(Hex:EtOAc=1:1〜純EtOAc)によって
白色固体として所望の生成物(70mg,89%):m.p.129−130℃
を得た。
【0134】 化合物#6 N−(3−ブロモベンジル)−2−(1.6)ナフチリジン−カルボキサミド 無水DMF(5ml)中3−ブロモベンジルアミン塩酸塩(77.5mg,0
.345mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(51.8μl,0.34
5mmol)を添加した。5分後、2−[1.6]ナフチリジンカルボン酸(4
0mg,0.229mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(3
4.2mg,0.253mmol)および1−(3−ジメチルアミノ−プロピル
)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(48.5mg,0.253mmol)を
連続して添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続け、そしてそれは、
澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去し、そして得られる残渣を、CH 2 Cl2(100ml)中に再溶解した。有機層をNaHCO3水溶液で洗浄し、 無水MgSO4で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合物のクロマト グラフィー(Hex:EtOAc=1:1〜純EtOAc)によって白色固体と
して所望の生成物(64mg,81%):m.p.112−113℃を得た。
【0135】 化合物#7 N−(2−フルオロベンジル)−2−[1.6]ナフチリジン−カルボキサミ
ド 室温において無水DMF(6.3ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、2−フ
ルオロベンジルアミン(51.0μl,0.431mmol)および1−(3−
ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(61.8mg,
0.316mmol)を添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続け、
そしてそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去し、そして得られ
る残渣を、CH2Cl2(50ml)中に再溶解した。有機層をNaHCO3水溶 液で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合
物のフラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル〜10
0%酢酸エチル)によって白色固体として所望の生成物(79.2mg,98%
):m.p.110−111℃を得た。
【0136】 化合物#8 N−(4−クロロベンジル)−2−[1.6]ナフチリジン−カルボキサミド 室温において無水DMF(6.3ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、4−ク
ロロベンジルアミン(53.5μl,0.431mmol)および1−(3−ジ
メチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(61.8mg,0
.316mmol)を添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続け、そ
してそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去し、そして得られる
残渣を、CH2Cl2(50ml)中に再溶解した。有機層をNaHCO3水溶液 で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合物
のフラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル〜100
%酢酸エチル)によって白色固体として所望の生成物(80.3mg,94%)
:m.p.110−111℃を得た。
【0137】 化合物#9 N−(2−エトキシベンジル)−2−[1.6]ナフチリジン−カルボキサミ
ド 室温において無水DMF(6.3ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、2−エ
トキシベンジルアミン(64.9μl,0.431mmol)および1−(3−
ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(61.8mg,
0.316mmol)を添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続け、
そしてそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去し、そして得られ
る残渣を、CH2Cl2(50ml)中に再溶解した。有機層をNaHCO3水溶 液で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合
物のフラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル〜10
0%酢酸エチル)によって白色固体として所望の生成物(85.0mg,96%
):m.p.79−80℃を得た。
【0138】 化合物#10 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸インダン−1−イルアミド 室温において無水DMF(6.3ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、1−ア
ミノインダン(56.0μl,0.431mmol)および1−(3−ジメチル
アミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(61.8mg,0.31
6mmol)を添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続け、そしてそ
れは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去し、そして得られる残渣を
、CH2Cl2(50ml)中に再溶解した。有機層をNaHCO3水溶液で洗浄 し、無水Na2SO4で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合物のフラ
ッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル〜100%酢酸
エチル)によって白色固体として所望の生成物(80.1mg,96%):m.
p.156−157℃を得た。
【0139】 化合物#11 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1,2,3,4−テトラヒドロ−
ナフタレン−1−イル)−アミド 室温において無水DMF(6.3ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、1,2
,3,4−テトラヒドロ−1−ナフチルアミン(63.0μl,0.431mm
ol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド
塩酸塩(61.8mg,0.316mmol)を添加した。得られる混合液を、
室温で一夜撹拌し続け、そしてそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下
で除去し、そして得られる残渣を、CH2Cl2(50ml)中に再溶解した。有
機層をNaHCO3水溶液で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、そして濃縮して 粗混合物を得た。粗混合物のフラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキ
サン/酢酸エチル〜100%酢酸エチル)によって白色固体として所望の生成物
(87.0mg,100%):m.p.164−165℃を得た。
【0140】 化合物#12 N−(3−メトキシベンジル)−2−[1.6]ナフチリジン−カルボキサミ
ド 室温において無水DMF(1.0ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、3−メ
トキシベンジルアミン(56.6μl,0.431mmol)および1−(3−
ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(61.8mg,
0.316mmol)を添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続け、
そしてそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去した。その残渣の
フラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル〜100%
酢酸エチル)によって澄明オイルとして所望の生成物(79.1mg,94%)
を得た。
【0141】 化合物#13 N−(2−トリフルオロメチルベンジル)−2−[1.6]ナフチリジンカル
ボキサミド 室温において無水DMF(1.0ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、2−(
トリフルオロメチル)−ベンジルアミン(61.6μl,0.431mmol)
および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩
(61.8mg,0.316mmol)を添加した。得られる混合液を、室温で
一夜撹拌し続け、そしてそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去
した。その残渣のフラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸
エチル〜100%酢酸エチル)によって白色固体として所望の生成物(90.9
mg,96%):m.p.125−127℃を得た。
【0142】 化合物#14 N−(2,6−ジメトキシベンジル)−2−[1.6]ナフチリジン−カルボ
キサミド 室温において無水DMF(1.0ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、2,6
−ジメトキシベンジルアミン(75.0mg,0.431mmol)および1−
(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(61.8
mg,0.316mmol)を添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し
続け、そしてそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去した。その
残渣のフラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル〜1
00%酢酸エチル)によって白色固体として所望の生成物(90.6mg,98
%):m.p.169−171℃を得た。
【0143】 化合物#15 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(トランス−2−フェニル−シクロ
プロピル)アミド 無水DMF(1.0ml)中トランス−2−フェニルシクロプロピルアミン塩
酸塩(75.3mg,0.431)の撹拌混合液に、トリエチルアミン(60.
0μl,0.431mmol)を添加した。5分後、2−[1.6]ナフチリジ
ンカルボン酸(50mg,0.287mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)および1−(3−ジメチル
アミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(61.8mg,0.31
6mmol)を連続して添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続け、
そしてそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去した。その残渣の
フラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル〜100%
酢酸エチル)によって白色固体として所望の生成物(79.2mg,95%):
m.p.123−124℃を得た。
【0144】 化合物#16 N−(2−アミノ−6−フルオロベンジル)−2−[1.6]ナフチリジンカ
ルボキサミド 室温において無水DMF(1.0ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、2−ア
ミノ−6−フルオロベンジルアミン(60.0μl)および1−(3−ジメチル
アミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(61.8mg,0.31
6mmol)を添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続け、そしてそ
れは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去した。その残渣のフラッシ
ュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル〜100%酢酸エチ
ル)によって白色固体として所望の生成物(80.0mg,94%):m.p.
165(分解)を得た。
【0145】 化合物#17 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1−フェニルエチル)アミド 室温において無水DMF(1.0ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、1−フ
ェニルエチルアミン(56.1μl,0.431mmol)および1−(3−ジ
メチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(61.8mg,0
.316mmol)を添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続け、そ
してそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去した。その残渣のフ
ラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル〜100%酢
酸エチル)によって澄明オイルとして所望の生成物(78.7mg,99%)を
得た。
【0146】 化合物#18 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(ピリジン−2−イルメチル)アミ
ド 室温において無水DMF(1.0ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、2−(
アミノメチル)ピリジン(45.3μl,0.431mmol)および1−(3
−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(61.8mg
,0.316mmol)を添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続け
、そしてそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去した。その残渣
のフラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル〜5%メ
タノール/酢酸エチル)によって明褐色固体として所望の生成物(78.7mg
,99%):m.p.123−125℃を得た。
【0147】 化合物#19 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸シクロヘキシル−メチルアミド 室温において無水DMF(1.0ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、シクロ
ヘキサンメチルアミン(57.2μl,0.431mmol)および1−(3−
ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(61.8mg,
0.316mmol)を添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続け、
そしてそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去した。その残渣の
フラッシュカラムクロマトグラフィー(100%酢酸エチル)によって白色固体
として所望の生成物(74.9mg,97%):m.p.62−63℃を得た。
【0148】 化合物#20 (3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−[1.6]ナフチリ
ジン−2−イル−メタノン 室温において無水DMF(1.0ml)中2−[1.6]ナフチリジンカルボ
ン酸(50mg,0.287mmol)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg,0.316mmol)、1,2
,3,4−テトラヒドロイソキノリン(55.6μl,0.431mmol)お
よび1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(
61.8mg,0.316mmol)を添加した。得られる混合液を、室温で一
夜撹拌し続け、そしてそれは、澄明になるのが分かった。溶媒を真空下で除去し
た。その残渣のフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%酢酸エチル)に
よって白色固体として所望の生成物(79.1mg,95%):m.p.98−
100℃を得た。
【0149】 化合物#21 N−(2−メチルチオベンジル)−2−[1.6]ナフチリジンカルボキサミ
ド 無水DMF(1.0ml)中2−メチルスルファニルベンジルアミン塩酸塩(
81.7mg,0.431)の撹拌混合液に、トリエチルアミン(60.0μl
,0.431mmol)を添加した。5分後、2−[1.6]ナフチリジンカル
ボン酸(50mg,0.287mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
水和物(42.7mg,0.316mmol)および1−(3−ジメチルアミノ
プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(61.8mg,0.316mm
ol)を連続して添加した。得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続けた。溶媒
を真空下で除去した。その残渣のフラッシュカラムクロマトグラフィー(50%
ヘキサン/酢酸エチル〜100%酢酸エチル)によって明褐色固体として所望の
生成物(88.2mg,99%):m.p.102−103℃を得た。
【0150】 化合物#32 7,8−ジヒドロイソキノリン−6−カルボン酸2’−メトキシベンジルアミ
段階1
【0151】
【化25】
【0152】 三酸化クロム(15.50,173.10mmol)を、0℃においてジクロ
ロメタン(175ml)中ピリジン(28ml,346.20mmol)溶液に
一定分量づつ添加した。冷浴槽を取り除き、そして混合液を、30分間撹拌し続
けた。次いでその溶液に、ジクロロメタン(15ml)中アルコール(Chen
g,C.Y.;Hsin,L.W.;Liou,J.P.Tetrahedro ,1996,52,10935)(3.851g,25.85mmol)溶液
を添加した。次いで、混合液を室温で2時間撹拌し、そして溶液をデカントし、
次いで、溶媒を除去し、そして残渣を、CH2Cl2中2%MeOHにより溶出す
るクロマトグラフィーによって精製した。所望の化合物を、淡黄色固体として得
た(2.662g,70%)。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.69(s,1H,H−1),
8.64(d,1H,H−2,J=7.1Hz),7.78(d,1H,H−4
,J=7.1Hz),2.99(t,2H,H−6,J=6.2Hz),2.7
3(t,2H,H−8,J=6.3Hz),2.21(t,2H,H−7,J=
6.2Hz). 段階2
【0153】
【化26】
【0154】 THF中LiHMDS(1M,11.0ml,1mmol)を、−78℃にお
いてTHF(3ml)中ケトン(115mg,0.78mmol)の溶液名(L
ithrium 1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン)に添加し
た。この温度で15分後、シアノギ酸メチル(0.3ml,3.9mmol)を
添加し、そして混合液を一夜撹拌し続けた。次いで、反応を、飽和塩化アンモニ
ウムで停止させ、酢酸エチルで抽出した。乾燥(Na2SO4)後、残渣を、冷酢
酸エチルで粉砕して、所望の化合物(75mg,47%)を得た。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ:11.81(s,1H,OH),
8.63(d,1H,H−3,J=5.9Hz),8.58(s,1H,H−1
),8.16(d,1H,H−4,J=5.9Hz),3.93(s,3H,O
CH3),3.05(t,2H,H−8,J=7.8Hz),2.74(t,2 H,H−7,J=8.5Hz). 段階3
【0155】
【化27】
【0156】 メタノール(10ml)中、段階2からのエノール(350mg,1.71m
mol)溶液を、水素雰囲気下、炭素担持のパラジウム(10%、350mg)
の存在下で1時間撹拌した。次いで、触媒を、セライトを通して濾過によって除
去し、そして濾液を濃縮乾固して、白色固体として所望の化合物(350mg,
100%)を得た。1 H NMR(400MHz,DMSO)δ:8.72(s,1H,H−1), 8.67(d,1H,H−3,J=5.8Hz),7.90(d,1H,H−4
,J=5.8Hz),6.6(br,1H,OH),5.02(d,1H,H−
5,J=4.3Hz),3.63(s,3H,OCH3),3.0(m,2H) ,2.8(m,1H),2.0(m,1H),1.9(m,1H). 段階4
【0157】
【化28】
【0158】 塩化メタンスルホニル(0.18ml,2.37mmol)を、0℃において
ジクロロメタン(10ml)中段階3からのアルコール(350mg,1.69
mmol)およびトリエチルアミン(0.35ml,2.54mmol)溶液に
添加した。次いで、混合液を、室温で2時間撹拌し、次いでその溶液を水、Na
HCO3で洗浄し、そしてNa2SO4を用いて乾燥した。次いで、溶媒を除去し 、そして残渣を、ジクロロエタン(5ml)中に採取し、そしてDBU(1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン)(0.5ml)と処理し
た。溶液を、室温で2時間撹拌し、そして溶媒を真空下で除去し、そして残渣を
、クロマトグラフィー(CH2Cl2中1%MeOH)により精製して、所望の化
合物(159mg,アルコールから50%)を得た。1 H NMR(300MHz,CDCl3)δ:8.44(d,1H,H−3,J
=4.4Hz),8.44(s,1H,H−1),7.44(s,1H,H−5
),7.06(d,1H,H−4,J=4.4Hz),3.83(s,3H,O
CH3)、2.87(t,2H,H−8,J=8.0Hz),2.69(t,2 H,H−7,J=8.0Hz). 段階5
【0159】
【化29】
【0160】 NaOH(1N,1.3ml,1.3mmol)を、rtにおいてジオキサン
(3ml)中段階4からのエステル(159mg,0.84mmol)溶液に添
加した。3時間後、混合液を約1mlまで濃縮し、そしてHCl(6N)を、こ
の氷冷溶液にpH5になるまで注意して添加した。得られる沈殿を回収し、水で
洗浄し、そして真空下で乾燥した(92mg,62%)。1 H NMR(400MHz,DMSO)δ:8.42(m,2H,H−1およ びH−3),7.45(s,1H,H−5),7.31(d,1H,H−4,J
=4.9Hz),2.82(t,2H,H−8,J=8.2Hz),2.53(
t,2H,H−7,J=7.5Hz). 段階6
【0161】
【化30】
【0162】 DMF(1ml)中,段階5からの酸(60mg,0.34mmol)、1−
(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(79mg
,0.41mmol)およびHOBT(1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和
物)(55mg,0.41mmol)、2−メトキシベンジルアミン(54μl
,0.41mmol)の溶液を、室温で24時間撹拌した。次いで溶媒を真空下
で除去し、そして残渣を、ヘキサン中50〜100EtAcで溶出するクロマト
グラフィーにより精製した。所望の化合物(80mg,79%)を白色固体とし
て得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ:8.45(d,1H,J
=4.8Hz),8.41(s,1H,H−1),7.31(m,2H),7.
10(s,1H,H−5),7.03(d,1H,H−4,J=4.8Hz),
6.94(br,1H,NH),4.59(d,2H,CH2,J=5.8Hz ),3.91(s,3H,OCH3)、2.88(t,2H,H−8,J=8. 0Hz),2.64(t,2H,H−7,J=8.3Hz). 化合物#33 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−N−エチルアミノ
ベンジルアミン 段階1 N−エチル−2−アミノベンゾニトリル
【0163】
【化31】
【0164】 リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(7.6ml,テトラヒドロフラン
中1M)溶液を、テトラヒドロフラン(10ml)およびDMF(2ml)中2
−アミノベンゾニトリル(1g,8.5mmol)の冷(0℃)溶液に添加した
。得られる溶液を30分間撹拌し、次いでヨードエタン(0.68ml,8.5
mmol)を滴下した。溶液を室温まで到達させ、そして一夜撹拌した。次いで
、反応混合液を飽和NH4Clで停止させ、蒸発させ、CH2Cl2で希釈し、水 、食塩水で洗浄し、そして合わせた有機抽出液を、Na2SO4を用いて乾燥し、
そして濃縮した。得られる液体を、シリカゲルにおいてクロマトグラフィー(3
0%EtOAc−Hex)して、分離不可能な一および二アルキル化された化合
物の9対1の割合における表題の化合物を得た。
【0165】 N−エチル−2−アミノベンゾニトリル1 H NMR(400MHz)(CDCl3)d:7.41−7.33(m,2H
Ph),6.68−6.65(m,2H,Ph),4.5(s,1H,N
,3.29−3.22(m,2H,C 2N),1.32(t,J=7Hz,3 H,C 3CH2). N−ジエチル−2−アミノベンゾニトリル1 H NMR(400MHz)(CDCl3)d:7.41−7.33(m,2H
Ph),6.68−6.65(m,2H,Ph),4.5(s,1H,N
,3.41(q,4H,C 2N),1.20(t,J=7Hz,6H,C 3
2). 段階2 N−エチル−2−アミノベンジルアミン二塩酸塩およびN−ジエチル−2−ア
ミノベンズアミン二塩酸塩
【0166】
【化32】
【0167】 N−エチル−2−アミノベンゾニトリル(0.4g,2.7mmol)10%
Pd/C(100mg)を、乾燥フラスコ中に添加し、続いてエタノール(15
ml)を添加した。この溶液に、HClを添加した(2.7ml,ジオキサン中
4M)。得られる反応をH2(g)雰囲気下で実施した。得られる溶液を、セラ イト上で濾過し、蒸発させ、エーテルで粉砕し、そして溶媒を蒸発して、上記中
間体を得た。
【0168】 N−エチル−2−アミノベンジルアミン二塩酸塩1 H NMR(400MHz)(DMSO)d:8.5−8.2(m,3H,N 3 ),7.35−7.25(l,2H,Ph),7.34(t,J=7.5H z,1H,Ph),7.1−6.9(m,2H,Ph),4.07(s,2H,
2N),3.19(q、2H,J=7Hz,CH3 2).1.27(t, J=7Hz,3H,C 3CH2). N−ジエチル−2−アミノベンズアミン二塩酸塩1 H NMR(400MHz)(DMSO)d:8.5−8.2(m,3H,N 3 ),7.35−7.25(l,2H,Ph),7.34(t,J=7.5H z,1H,Ph),7.1−6.9(m,2H,Ph),4.07(s,2H,
2N),3.33(q、2H,J=7Hz,CH3 2),1.07(t, J=7Hz,3H,C 3CH2). 段階3 8−ブロモ−[1,6]ナフチリジン−2−カルボン酸
【0169】
【化33】
【0170】 室温において酢酸(150ml)中[1,6]ナフチリジン−2−カルボン酸
(3g,17.25mmol)の懸濁液に、Br2を40分にわたって添加する (18.96mmol)。溶液を室温で一夜撹拌し、次いで、混合液を、氷を用
いて反応停止し、そして1時間撹拌した。懸濁液を蒸発乾固し、次いで粉砕し、
濾過し、再少量の冷水で洗浄した。得られる組成物を、一夜、真空乾燥して、5
9%の収率において表題の化合物を得た。1 H NMR(400MHz)(DMSO)d:14.1−13.8(m,1H ,COO),9.49(s,1H,H5),9.10(s,1H,H7),8
.83(d,1H,J=8.5Hz,H4),8.31(d,1H,J=8.5
Hz,H3). 段階4 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−N−エチルアミノ
−ベンジルアミン
【0171】
【化34】
【0172】 トリエチルアミン(0.095ml,0.68mmol)を、室温においてD
MF(1.5ml)中塩(57mg,0.255mmol)溶液に添加した。溶
液を5分間撹拌した。同時に、酸(30mg,0.12mmol)、HOBT(
25mg,0.19mmol)およびEDClを添加した(36mg,0.19
mmol)。反応液を、一夜室温で撹拌し続けた。溶液を蒸発乾固し、そして残
渣を、再少量のCH2Cl2に溶解し、そしてフラッシュクロマトグラフィー(5
0%AcOEt/ヘキサン〜100%AcOEt)を用いて精製して、61%の
収率において表題の化合物を得た。1 H NMR(400MHz)(CDCl3)d:9.27(s,1H,H5),
9.05(s,1H,H7),8.65−8.55(s,1H,N),8.5
5−8.45(m,2H,H4およびH3),7.3−7.2(m,2H,Ph
),7.85−7.65(m,2H,Ph),4.67(d,2H,J=6.5
Hz,C 2),3.25−3.15(m、2H,C 2CH3),1.4−1. 3(m,3H,C 3CH2). 段階5 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−N−エチルアミノ
ベンジルアミン塩酸塩
【0173】
【化35】
【0174】 HClを、室温においてCH2Cl2(0.5ml)中アミド(28.4mg,
0.06mmol)の溶液に添加した(1ml,ジオキサン中4M)。溶液を室
温で20分間撹拌した。懸濁液を蒸発乾固し、次いでエーテル中で粉砕して、定
量的収率において表題の化合物を得た。1 H NMR(400MHz)(CDCl3)d:9.27(s,1H,H5),
9.05(s,1H,H7),8.65−8.55(s,1H,NH),8.5
5−8.45(m,2H,H4およびH3),7.3−7.2(m,2H,Ph
),7.85−7.65(m,2H,Ph),4.67(d,2H,J=6.5
Hz,CH2),3.25−3.15(m、2H,CH2CH3),1.4−1. 3(m,3H,CH3CH2). 化合物#39 [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−トリフルオロメチルベン
ジルアミン;
【0175】
【化36】
【0176】 Lawesson試薬を、トルエン(1.5ml)中BCH−5024(30
mg,0.09mmol)の撹拌溶液に添加した(38mg,0.09mmol
)。次いで溶液を、1時間90℃に加熱した。溶媒を蒸発し、そして生成物を、
フラッシュクロマトグラフィー(50%AcOEt/ヘキサン〜100%AcO
Et)によって精製して、チオアミン誘導体25.8mgを得た。1 H NMR(400MHz,CDCl3):10.55(bs,1H),9.3
(s,1H),9.0(d,J=8.5Hz,1H),8.81(d,J=6H
z,1H),8.44(d,J=8.5Hz,1H),7.90(d,J=6.
0Hz,1H),7.75(d,J=7.5Hz,1H),7.68(d,J=
7.5Hz,1H),7.56(t,J=7.5Hz,1H),7.46(t,
J=7.5Hz,1H),5.37(d,J=6Hz,2H). 化合物#46 1−(2−イソ−プロポキシ−フェニル)−3−[1.6]ナフチリジン−2
−イル−ウレア;
【0177】
【化37】
【0178】 ジクロロメタン(10.0ml)中2−イソプロポキシフェニルアミン(40
0mg,2.64mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.
02ml,5.82mmol)の溶液を、−78℃においてジクロロメタン(6
.0ml)中トリホスゲン(274.7mg,0.93mmol)の溶液に、管
を通して滴下した。溶液を−78℃で1時間、次いで0℃で1時間そして室温で
1時間撹拌した。混合液を濃縮し、ペンタンで粉砕し、次いで濾過した。所望の
イソシアネートを、褐色オイルとして単離した(449.7mg,96%)。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.12(1H,Ph),6.9
9(1H,Ph),6.90(1H,Ph),6.86(1H,Ph),4.6
5(septet,1H,CH,J6.5Hz),1.42(d,6H,CH3 ,J6.5Hz)ppm. アセトニトリル(1ml)中イソシアネート(45.8mg,0.258)お
よびアミン(25mg,0.172)の混合液を、3時間潅流下で加熱した。溶
媒をrotoエバポレーターを用いて除去した。次いで、残渣をジエチルエーテ
ルを用いて粉砕して、濾過し、そしてジエチルエーテルで洗浄した。固形物を、
再びエタノールを用いて、次いでジエチルエーテルで繰り返し洗浄した。所望の
生成物を、明褐色固体として単離した(34.4mg,62%):m.p.>2
00℃。1 H NMR(400MHz,DMSO)δ:11.33(bs,1H,NH) ,10.56(bs,1H,NH),9.17(s,1H,H−5),8.68
(d,1H,H−7,J5.8Hz),8.43(d,1H,H−4,J8.9
Hz),8.16(1H,Ph),7.68(d,1H,H−8,J5.8Hz
),7.50(d,1H,H−3,J8.9Hz),7.12(1H,Ph),
7.03(1H,Ph),6.93(1H,Ph),4.70((septet
,1H,CH,J6.0Hz),1.34(d,6H,CH3,J6.0Hz) ppm. 化合物#63 8−(ビニル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−イソプロポキ
シベンジルアミン
【0179】
【化38】
【0180】 臭化物(0.05mg,0.125mmol)、ビニルトリブチルスズ(0.
047ml,0.1625mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)Pd(
II)二塩化物(7mg,0.01mmol)混合液に、DMF(1ml)を添
加し、そして120℃で1時間加熱した。溶液を蒸発乾固し、そして残渣を再少
量のCH2Cl2に溶解し、そしてフラッシュクロマトグラフィー(100%He
〜100%AcOEt)を用いて精製した。1 H NMR(400MHz)(DMSO)d:9.25(s,1H),9.0 0(s,1H),8.73(m,1H),8.48(d、J=8.5Hz,1H
),8.44(d,J=8.5Hz,1H),7.80(dd,J=11.5,
17.5Hz,1H),7.40(d,1H,J=7.5Hz),7.3−7.
2(m,1H),6.95−6.91(m,2H),6.12(d,1H,J=
17.5Hz),5.59(d,J=11.5Hz,1H),4.73(d,J
=6.5Hz,1H),4.74−4.68(m,1H),1.46(d,J=
6Hz,1H). 化合物#64 8−(メチル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−イソプロポキ
シベンジルアミン
【0181】
【化39】
【0182】 臭化物(156.8mg,0.39mmol)、テトラメチルスズ(0.22
ml,1.56mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)Pd(II)二塩
化物(42mg,0.06mmol)混合液に、DMF(3ml)を添加し、ガ
ラス栓でフラスコを密閉し、そして80℃で24時間加熱した。溶液を蒸発乾固
し、そして残渣を再少量のCH2Cl2に溶解し、そしてフラッシュクロマトグラ
フィー(50%AcOEt/He〜100%AcOEt)を用いて精製した。1 H NMR(400MHz)(DMSO)d:9.20(s,1H),8.7 1(m,1H),8.67(s,1H),8.47(d、J=8.5Hz,1H
),8.43(d,J=8.5Hz,1H),7.41(d,1H,J=7Hz
),7.28−7.25(m,1H),6.94−6.90(m,2H),4.
74(d,J=6.5Hz,1H),4.72−4.66(m,1H),2.7
7(s,3H),1.44(d,J=6Hz,1H). 化合物#65 (S)−(+)−8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−
sec−ブトキシベンジルアミド
【0183】
【化40】
【0184】 無水DMF(1.0ml)中塩酸塩(74.7mg,0.345mmol)の
撹拌溶液に、トリエチルアミン(48.2μl,0.346mmol)を添加し
た。5分後、2−[1.6]ナフチリジンカルボン酸(73.0mg,0.28
8mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.9mg,0.
317mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカル
ボジイミド塩酸塩(62.0mg,0.317mmol)を連続して添加した。
得られる混合液を、室温で一夜撹拌し続けた。溶媒を真空下で除去した。残渣の
フラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル)によって
白色固体として所望の生成物(106.6mg,89%):m.p.78−80
℃を得た。
【0185】 化合物#66 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1−フェニル−エチ
ル)−アミド
【0186】
【化41】
【0187】 この化合物は、化合物#33の合成について開示されたスキームにしたがって
製造された。1 H NMR(400MHz,CDCl3):9.27(s,1H),9.06(
s,1H),8.64(d、J=6.6Hz,1H),8.50(2d,J=8
.5Hz,2H),7.40(m,5H),5.38(m,1H),1.71(
d,J=6.9Hz,3H). 化合物#67 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸フェネチル−アミド
【0188】
【化42】
【0189】 RTにおいて無水DMF(1.0ml)中酸(40mg,0.228mmol
)の撹拌混合液に、連続して、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(33
.9mg,0.251mmol)、アミン(43.4μl,0.342mmol
)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸
塩(49.1mg,0.251mmol)添加した。得られる混合液を、室温で
一夜撹拌し続けた。溶媒を真空下で除去した。残渣のフラッシュカラムクロマト
グラフィー(100%酢酸エチル)によって白色固体として所望の生成物(50
.5mg,80%)を得た。
【0190】 化合物#68 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸[2−(1H−インドル−
3−イル)−エチル]−アミド
【0191】
【化43】
【0192】 0℃におけるTHF(92ml)中7,8−ジヒドロイソキノリン−6−カル
ボン酸(50mg,0.29mmol)の懸濁液に、N−メチルモルホリン(9
6μl,0.87mmol)を、続いてクロロギ酸イソプロピル(トルエン中1
M,0.29ml,0.29mmol)を添加した。0℃において1時間後、ト
リプタミン(62mg,0.31mmol)を添加し、次いで混合液を放置して
室温まで暖め、そして2時間撹拌した。NaOH91N,1mL0を添加し、そ
して生成物を塩化メチレン中に抽出した。溶液を乾燥(NaSO4)し、溶媒を 除去した後、得られる固形物をエーテルで粉砕した。次いで固形物を塩化メチレ
ン(5ml)中に溶解し、そしてHCl(ジオキサン中4N)を添加した。揮発
成分を除去し、そして固形物をエーテルで粉砕し、そして真空乾燥した(69m
g,68%)。1 H NMR(400MHz)(DMSO)δ:10.84(s,1H,H−5 ),8.70(m,2H),8.56(t,1H,NH),7.79(d、1H
,J=5.7Hz),7.56(d,1H,J=7.6Hz),7.34(m,
2H),7.19(s,1H),7.06(t,1H,J=7.6Hz),6.
98(t,1H,J=7.6Hz),3.44(m,2H),2.99(t,2
H,J=8.3Hz),2.91(t,2H,J=7.6Hz),2.64(t
,2H,J=8.2Hz). 同じ方式で、次の化合物が製造された: 化合物#22 N−(2−ヒドロキシベンジル)−2−(1.6)ナフチリ
ジンカルボキサミド; 化合物#23 N−(2−メトキシカルボニルベンジル)−2−(1.6)
ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#26 N−(2−プロポキシベンジル)−2−[1.6]ナフチリ
ジン−2−カルボキサミド; 化合物#27 (2−{[([1.6]ナフチリジン−2−カルボニル)−
アミノ]−メチル}−フェニル)−炭酸tert−ブチルエステル; 化合物#28 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2,3,4,5
−テトラヒドロベンゾ[B]オキセピン−5−イル)−アミド; 化合物#29 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(クロマンー4−
イル)−アミド; 化合物#30 N−(2’−メトキシベンジル)−5−アミノ−2−[1.
6]ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#31 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2,3−(メチレ
ンジオキシ)−ベンジルアミド; 化合物#33 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2
−N−エチルアミノベンジルアミン); 化合物#34 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2
−イソプロポキシベンジルアミン); 化合物#35 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2
−メトキシベンジルアミン); 化合物#36 8−クロロ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2
−イソプロポキシベンジルアミン); 化合物#37 8−クロロ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2
−N−エチルアミノベンジルアミン); 化合物#38 8−(2ピリジル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボ
ン酸(2−イソプロポキシベンジルアミン); 化合物#40 [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−イソプ
ロポキシベンジルアミン; 化合物#41 [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−3−メトキ
シベンジルアミン; 化合物#42 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸
−2−イソプロポキシベンジルアミン; 化合物#43 [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸2−メトキシ
ベンジルアミド; 化合物#44 [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸2−エトキシ
ベンジルアミド; 化合物#45 [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−メトキ
シ−シクロヘキシルメチル−アミド; 化合物#47 1−(2−イソ−プロポキシベンジル)−3−[1.6]ナ
フチリジン−2−イル−ウレア; 化合物#48 1−(N−boc−4−アミノブチル)−3−[1.6]ナ
フチリジン−2−イル−ウレア; 化合物#49 1−(4−アミノブチル)−3−[1.6]ナフチリジン−
2−イル−ウレア塩酸塩; 化合物#50 1−[(S)−α−メチルベンジル]−3−[1.6]ナフ
チリジン−2−イル−ウレア; 化合物#51 1−[(R)−α−メチルベンジル]−3−[1.6]ナフ
チリジン−2−イル−ウレア; 化合物#52 1−(2−メトキシ−フェニル)−3−[1.6]ナフチリ
ジン−2−イル−ウレア; 化合物#53 1−ブチル−3−[1.6]ナフチリジン−2−イル−ウレ
ア; 化合物#54 1−(2−メトキシベンジル)−3−[1.6]ナフチリジ
ン−2−イル−ウレア; 化合物#55 1−(2−エトキシ−フェニル)−3−[1.6]ナフチリ
ジン−2−イル−ウレア; 化合物#56 1−(2−メチル−フェニル)−3−[1.6]ナフチリジ
ン−2−イル−ウレア; 化合物#57 8−(2−ピリジル)−[1.6]ナフチリジン−2−カル
ボン酸(2−イソプロポキシベンジルアミン); 化合物#69 [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸[2−(1H−イ
ンドル−3−イル)−エチル]−アミド。
【0193】 次の化合物は、市販品より得られた(Peakdale Fine Chem
icals Limited,Glossop Derbyshire,UK)
: 化合物#24 (1.6)ナフチリジン−2−カルボン酸アリルアミド(P
FC−029); 化合物#25 N−(2−メトキシベンジル)−2−(1.6)ナフチリジ
ン−カルボキサミド(PFC−032)。
【0194】 実施例2 チアゾロ[5,4−c]ピリジン化合物の製造 化合物#58および#59 [5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸エチルエステルおよびチアゾロ[5
,4−c]ピリジン−2−カルボン酸−2−メトキシベンジルアミド
【0195】
【化44】
【0196】 ジクロロメタン(0.3ml)中チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カル
ボン酸エチルエステル(14mg,0.08mmol)および2−メトキシベン
ジルアミン(0.03ml,0.23mmol)溶液に、ヘキサン中トリメチル
アルミニウム(0.115ml,2.0M,0.23mmol)溶液を添加した
。次いで、溶液を室温で5時間撹拌した。通常の精製後、生成物を、フラッシュ
クロマトグラフィー(CH2Cl2/EtOAc2:1)によって精製し、チアゾ
ロ誘導体14mgを得た。1 H NMR(400MHz,CDCl3):9.32(s,1H),8.72(
d,J=6.0Hz,1H),7.95(d,J=6.0Hz,2H),7.3
5(bd,J=7.6Hz,2H),7.35(m,2H),6.95(m,2
H),4.71(d,J=6.0Hz,2H),3.94(s,3H). 化合物#60 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸−2−イソプロポキシベン
ジルアミド
【0197】
【化45】
【0198】 ジクロロメタン(1.7ml)中チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カル
ボン酸エチルエステル(34mg,0.16mmol)および2−イソプロポキ
シベンジルアミン(67mg,0.41mmol)溶液に、ヘキサン中トリメチ
ルアルミニウム溶液(0.203ml,2.0M,0.41mmol)を添加し
た。次いで、溶液を室温で5時間撹拌した。通常の精製後、生成物を、フラッシ
ュクロマトグラフィー(CH2Cl2/EtOAc2:1)によって精製し、チア
ゾロ誘導体30mgを得た。1 H NMR(400MHz,CDCl3):9.32(s,1H),8.72(
d,J=6.0Hz,1H),8.12(bs,1H),7.93(d,J=6
.0Hz,2H),7.35(m,2H),6.95(m,2H),4.69(
m,2H),1.45(d,J=6Hz,6H). 化合物#61 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸(1(R)−フェニル−エ
チル)アミド
【0199】
【化46】
【0200】 ジクロロメタン(0.3ml)中チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カル
ボン酸エチルエステル(16mg,0.08mmol)および1(R)−フェニ
ルエチルアミン(0.03ml,0.23mmol)溶液に、ヘキサン中トリメ
チルアルミニウム(0.115ml,2.0M,0.23mmol)溶液を添加
した。次いで、溶液を室温で5時間撹拌した。通常の精製後、生成物を、フラッ
シュクロマトグラフィー(CH2Cl2/EtOAc1:1)によって精製し、そ
してヘキサン中で粉砕して、チアゾロ誘導体14mgを得た。1 H NMR(400MHz,CDCl3):9.33(s,1H),8.73(
d,J=5.7Hz,1H),7.95(d,J=5.2Hz,1H),7.7
0(d,J=7.6Hz,1H),7.39(m,5H),5.35(m,1H
),1.70(d,J=6.9Hz,3H). 化合物#62 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸(1(S)−フェニル−エ
チル)アミド
【0201】
【化47】
【0202】 ジクロロメタン(0.3ml)中チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カル
ボン酸エチルエステル(16mg,0.08mmol)および1(S)−フェニ
ルエチルアミン(0.03ml,0.23mmol)溶液に、ヘキサン中トリメ
チルアルミニウム(0.115ml,2.0M,0.23mmol)溶液を添加
した。次いで、溶液を室温で5時間撹拌した。通常の精製後、生成物を、フラッ
シュクロマトグラフィー(CH2Cl2/EtOAc1:1)によって精製し、そ
してヘキサン中で粉砕して、チアゾロ誘導体12mgを得た。1 H NMR(400MHz,CDCl3):9.33(s,1H),8.73(
d,J=5.7Hz,1H),7.95(d,J=5.2Hz,1H),7.7
0(d,J=7.6Hz,1H),7.39(m,5H),5.35(m,1H
),1.70(d,J=6.9Hz,3H). 実施例3 抗ウイルスアッセイ 試験化合物の抗HIV活性は、Ojwang et al(J.Acquir
ed Immune Deficiency Syndromes,1994,
7:560)によって記述されたものと類似の標準操作にしたがって評価された
【0203】 他のウイルスの阻害は、標準技術にしたがってアッセイされた。
【0204】 次の一般的操作が使用された: ウイルスの細胞変性効果(CPE)の阻害 この試験は、96穴平底ミクロプレートにおいて実施され、すべての新試験化
合物の最初の抗ウイルス評価について使用される。このCPE阻害試験では、各
試験化合物の7種の1/2log10希釈液が、細胞モノレアーを含有する4カッ
プに添加される;5分以内に、ウイルスが添加され、そしてプレートが密閉され
、37℃において培養され、そして未処理感染対照が3〜4+CPEを現す時(
ウイルスに応じて約72時間〜168時間)に、CPEが顕微鏡的に読み取られ
る。既知のポジティブ対照薬物(ウイルスに応じてリバビリン、HPMPA、ア
シクロビル、ガンシクロビル)が、各試験において試験薬物と平行に評価される
。 データは、50%有効(ウイルス阻害)濃度(EC50)として表される。
【0205】 ニュートラルレッド(NR)染料の取り込み この試験は、最初の試験において見られたCPE阻害を確認するために実施さ
れ、そしてCPEが読み取られた後の同じ96穴ミクロプレートを利用する。ニ
ュートラルレッドが培養基に添加される;ウイルスによって傷害されなかった細
胞は、より多量の染料を取り込むが、これが、コンピュータ化されたミクロプレ
ート自動読み取り装置において読み取られる。EC50は、この染料取り込み量
から決定される。
【0206】 プラーク減少アッセイ(サイトメガロウイルス) 24穴ミクロプレートにおける細胞のモノレアーがウイルスに曝露され、そし
てウイルスが吸着している間に、プレートを、室温で30分間、2200rpm
において遠心して、ウイルスのプラーク形成を増強する。次いで、7種の1/2
log濃度の試験化合物が、1希釈液当たり2ウェルに添加される。プレートは
、プレートが検査されるまで、5%CO2および95%空気の湿潤雰囲気下37 ℃で培養される。細胞は、試験化合物の細胞毒性による形態的変化に関して顕微
鏡観察されてCC50値が決定され、次いで、培養基が吸引され、そして細胞が
、10%の緩衝化されたホルマリン中クリスタルバイオレットを添加することに
よって染色される。染色後、プラークが、解剖(dissecting)顕微鏡
を用いてカウントされてEC50値が決定される。
【0207】 細胞毒性のアッセイ方法 A.肉眼観察 CPE阻害試験では、各濃度の試験化合物により処理される未感染細胞の2つ
のウェルが、感染され、処理されたウェルと平行に実施される。その時点で、C
PEは顕微鏡的に測定され、また、毒性対照細胞が、同じプレートにおいて実施
された正常の対照細胞に比較して、細胞外観におけるすべての変化について顕微
鏡的に検査される。これらの変化は、拡大、顆粒状態、周辺の傷、膜状外観、球
状化、ウェル表面からの剥離もしくは他の変化であってもよい。これらの変化は
、観察された細胞毒性の程度にしたがって、T(100%毒性)、PVH(部分毒
性−非常に重い−80%)、PH(部分毒性−重い−60%)、P(部分毒性− 40%)、PS(部分毒性−軽い−20%)、もしくは0(毒性なし−0%)の 指標を与えられる。50%細胞阻害(細胞毒性)濃度(CC50)は、これらの
データの回帰解析によって決定される。
【0208】 B.ニュートラルレッドの取り込み 上記の抗ウイルス試験のニュートラルレッド染料取り込み期において、また、
2つの毒性対照ウェルが、ニュートラルレッドを添加され、そして呈色強度が、
分光光度測定法によって測定される。続いて、ニュートラルレッドCC50(N
RCC50)が決定される。
【0209】 データ解析 各試験化合物の抗ウイルス活性は、選択性指標(SI)として表現されるが、
これは、CC50をEC50によって除する。
【0210】 特定の操作 特記される場合を除いて、試験化合物は、濃度10mg/mlにおいて100
%DMSO中に可溶化され、次いでDMSOが、細胞に対してもはや毒性がなく
なるまで希釈される。
【0211】 C.3Hチミジンの取り込みアッセイ 平底96穴プレートは、それぞれ、5X10E3 Vero−34細胞/ウェ
ルおよび1X10E4 Hs68もしくはWi−38細胞/ウェルを注入され、
そして37℃および5%CO2/空気において一夜培養される。培養後、上澄培 養基が除去され、2%DMEM中試験化合物希釈液(150μl)を注入される
。次いで、細胞は、5%CO2培養器内で37℃で48時間培養される。[3H]
−メチルチミジン(比活性約2Ci/mmol)の10μCi/ml溶液50μ
l/ウェルが、培養基に添加され、そして5%CO2培養器内で37℃で一夜( 18時間)培養される。次いで、細胞が、Tomtecセル・ハーベスターによ
りファイバーガラスフィルター(Printed Filtermat A14
50−421 Wallac)上に回収される。懸濁された細胞は、直接フィル
ター上に回収され、一方、接着細胞では、培養基が最初に除去され、次いで、細
胞がPBSにより洗浄され、そして回収前に2〜3分間トリプシン処理される(
50μlトリプシン/ウェル)。フィルターは、37〜40℃で1時間乾燥され
、次いで、Betascint4.5ml含有のバッグ(1450−micro
bata#1450−432 Wallac)中に注入され、そして、カウント
が、Microbeta 1450 Wallacを用いて得られる(プロトコ
ール1)。
【0212】 細胞増殖のパーセントは、対照(試験化合物なし)に比較して決定され、それ
によって確定50%阻害濃度が確定される。
【0213】
【表11】
【0214】
【表12】
【0215】
【表13】
【0216】
【表14】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月29日(2000.1.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項35
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 {式中、 Wは、CH,CR3,CH2,C=O,CHR3,NおよびNR5から選ばれ;Yは、NもしくはNR5であり、XおよびZは、独立 して、CH,CR4,CH2 ,C=OおよびCHR4から選ばれ; Qは、Sであり; Bは、
【化2】 からなる群より選ばれ、 ここで、Aは、OもしくはSであり; R1は、 OH、ハロゲン、アミノ、カルボキシル;またはOH、ハロゲン、アミノ、メル
カプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4ア ルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキ ルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくはC1-4アルコキシカルボニル により場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくは
3-10複素環により、場合によっては置換されているC1-6アルキル、C2-6アル
ケニルもしくはC3-7シクロアルキル; OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくは
1-4アルコキシカルボニルにより、場合によっては置換されているC6-10アリ ールに縮合されたC3-7シクロアルキル;および OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4(アルキル、
アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボニ
ル)により、場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭素環
もしくは複素環); から選ばれ、 R2およびR'2は、独立して、HもしくはC1-4アルキルから選ばれるか、または
1およびR2は、一緒になって、場合によってはC6-10アリールもしくはヘテロ
アリールに縮合されている飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成
し; R3およびR4は、独立して、H,OH,ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によっ
てはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1 -6 アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アシル、C1-6アシルオキシもしくはC1-6 アルコキシカルボニル;および 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ置換C1-4アルキルもしくはハロ置換C1-4アルコ
キシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシもしくはカルボキシにより置換されてい
る飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環; から選ばれ; R5は、H、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシに
より置換されているC1-6アルキルもしくはC1-6アシルであり;そして nは、0である}。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項36
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/4725 A61K 31/4725 4C086 31/505 31/505 31/535 31/535 31/54 31/54 A61P 31/12 A61P 31/12 C07D 217/16 C07D 217/16 401/12 401/12 495/04 495/04 513/04 343 513/04 343 //(C07D 495/04 (C07D 495/04 333:00 333:00 221:00) 221:00) (C07D 513/04 (C07D 513/04 277:00 277:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ランド,ロバート カナダ・ケベツク エイチ9ダブリユー 5イー9・・ビーコンスフイールド・ハイ リツジロード57 (72)発明者 ラバレー,ジヤン−フランソワ カナダ・ケベツク ジエイ7シー 2ワイ 8・ブラインビル・デスロージエールスス トリート297 (72)発明者 フアラルド,ギ カナダ・ケベツク エイチ7ダブリユー 3エス6・ラバル・クレルーブールバード 5635 Fターム(参考) 4C034 AH06 4C063 AA01 BB09 CC15 DD06 EE01 4C065 AA04 AA05 BB09 CC01 DD02 EE02 HH08 JJ07 KK01 LL02 PP03 4C071 AA01 BB01 CC02 CC21 EE13 FF06 HH28 JJ01 LL01 4C072 AA01 BB02 CC02 CC16 EE13 FF07 GG09 HH02 UU01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC30 CB09 CB26 MA01 NA14 ZB33

Claims (71)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 {式中、 Wは、CH,CR3,CH2,C=O,CHR3,NおよびNR5から選ばれ; X,YおよびZの1つは、NもしくはNR5であり、一方、他の2つは、独立し て、CH,CR4,CH2,C=OおよびCHR4から選ばれ; Qは、CH,CR3,CH2,C=O,CHR3,N,NR5,OおよびSから選ば
    れ; Bは、 【化2】 からなる群より選ばれ、 ここで、Aは、O,NもしくはSであり; R1は、 OH、ハロゲン、アミノ、カルボキシル、またはOH、ハロゲン、アミノ、メル
    カプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4ア ルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキ ルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくはC1-4アルコキシカルボニル により場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくは
    3-10複素環により、場合によっては置換されているC1-6アルキル、C2-6アル
    ケニルもしくはC3-7シクロアルキル; OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくは
    1-4アルコキシカルボニルにより、場合によっては置換されているC6-10アリ ールに縮合されたC3-7シクロアルキル;および OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4(アルキル、
    アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボニ
    ル)により、場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭素環
    もしくは複素環); から選ばれ、 R2およびR'2は、独立して、HもしくはC1-4アルキルから選ばれるか、または
    1およびR2は、一緒になって、場合によってはC6-10アリールもしくはヘテロ
    アリールに縮合されている飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成
    し; R3およびR4は、独立して、H,OH,ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によっ
    てはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1 -6 アルキル、C2-6アルケニル、C1-6アルコキシ、C1-6アシル、C1-6アシルオ
    キシもしくはC1-6アルコキシカルボニル;および 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ置換C1-4アルキルもしくはハロ置換C1-4アルコ
    キシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシもしくはカルボキシにより置換されてい
    る飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環; から選ばれ; R5は、H、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシに
    より置換されているC1-6アルキルもしくはC1-6アシルであり;そして nは、0,1もしくは2である} の化合物の抗ウイルス量を哺乳類に投与することを含んでなる、該哺乳類におい
    てサイトメガロウイルス(CMV)以外のウイルスの複製の阻害方法。
  2. 【請求項2】 Wが、NもしくはNR5であり、Yが、NもしくはNR5であ
    り、そしてQが、CH,CH2,CR3およびCHR3から選ばれる、請求項1記 載の方法。
  3. 【請求項3】 n=1である、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 WおよびYが、Nであり、Qが、CR3もしくはCHR3であ
    り、そしてnが1である、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 XおよびZが、独立して、CHおよびCR4から選ばれる、 請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 XおよびZが、CHである、請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 AがOである、請求項4記載の方法。
  8. 【請求項8】 R1が、OH、ハロゲン、アミノ、カルボキシル、または場 合によってはOH、ハロゲン、アミノ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシにより
    置換されている飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環により、
    場合によっては置換されているC1-6アルキル、C2-6アルケニル、および OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくは
    1-4アルコキシカルボニルにより、場合によっては置換されている飽和もしく は不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環、 から選ばれる、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 R1が、ヒドロキシ;アミノ、C1-4アルキル、ハロゲン、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキルチオもしくはC1-4 ハロ−置換アルキルから選ばれる1もしくは2個の置換基により、場合によって
    は置換されているベンジル、ピリジルメチルもしくはシクロヘキシルメチルから
    選ばれる、請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 R1が、メチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、フル オロ、ブロモ、クロロ、メトキシカルボニル、メチルチオ、トリフルオロメチル
    、トリフルオロメトキシ、NH2もしくはNH3 +Cl-により、環の2,3,5も
    しくは6位において場合によっては一もしくは二置換されているベンジルである
    、請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】 R1が、ヒドロキシ、アミノ、C1-4アルキル、ハロゲン、
    1-4アルコキシ、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキルチオもしくはC1 -4 ハロ−置換アルキルから選ばれる1もしくは2個の置換基により、場合によっ
    ては置換されているフェニルにより置換されているC3-7シクロアルキルである 、請求項7記載の方法。
  12. 【請求項12】 Bが(II)であり、R2およびR'2が、独立して、Hお よびメチルからなる群から選ばれる、請求項4記載の方法。
  13. 【請求項13】 Bが(IV)であり、R2およびR'2が、独立して、Hお よびメチルからなる群から選ばれる、請求項4記載の方法。
  14. 【請求項14】 R3およびR4が、独立して、H,OH,ハロゲン、アミノ
    、シアノにより、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコ キシにより置換されているC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アシル、C1 -6 アシルオキシおよびC1-6アルコキシカルボニルから選ばれる、請求項1〜1 3のいずれか1つに記載の方法。
  15. 【請求項15】 R3がHであり、そしてR4が、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキル、C1-4アルコキシもしくはカルボキ
    シにより置換されている飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環
    から選ばれる、請求項1〜13のいずれか1つに記載の方法。
  16. 【請求項16】 R4が、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-4アルキル、C1-4ア ルコキシにより、場合によっては置換されている6員アリール、6員ヘテロアリ
    ールもしくは6員シクロアルキルから選ばれる、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 R4が、6員ヘテロアリールである、請求項16記載の方 法。
  18. 【請求項18】 R4が、C2-6アルケニルである、請求項2記載の方法。
  19. 【請求項19】 R4が、ビニルである、請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 R3が、H;OH;ハロゲンおよびC1-4アルコキシから選
    ばれる、請求項2記載の方法。
  21. 【請求項21】 R3が、Hである、請求項2記載の方法。
  22. 【請求項22】 R4が、Hである、請求項2記載の方法。
  23. 【請求項23】 R4が、Brである、請求項2記載の方法。
  24. 【請求項24】 R5が、Hである、請求項2記載の方法。
  25. 【請求項25】 式(V): 【化3】 {式中、 Wは、NもしくはNR5[ここで、R5は、HおよびC1-6アルキルから選ばれる ]であり、 Bは、 【化4】 からなる群より選ばれ、 ここで、Aは、Oであり; R1は、 OH、ハロゲン、アミノ、カルボキシル、または場合によってはOH、ハロゲン
    、アミノ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシにより置換されている飽和もしくは
    不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環により、場合によっては置換されてい
    るC1-6アルキルおよびC2-6アルケニル、および OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくは
    1-4アルコキシカルボニルにより、場合によっては置換されている不飽和C3-1 0 炭素環もしくはC3-10複素環、 から選ばれ; R2およびR'2は、HおよびC1-4アルキルから選ばれ、 R3およびR4は、独立して、H,OH,ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によっ
    てはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC2 -6 アルケニル、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アシル、C1-6アシルオ
    キシ、C1-6アルコキシカルボニル;および 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキル、C1-4
    ルコキシもしくはカルボキシにより置換されている飽和もしくは不飽和C3-10
    素環もしくはC3-10複素環、 から選ばれる} の化合物の抗ウイルス量を投与することを含んでなる、請求項1記載の方法。
  26. 【請求項26】 N−(2−メチルベンジル)−2−(1.6)ナフチリジ
    ンカルボキサミド; N−ベンジル−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(2−ブロモベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(2−クロロベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(2−ブロモベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(3−ブロモベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(2−フルオロベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(4−クロロベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(2−エチルオキシベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミ
    ド; [1,6]ナフチリジン−2−カルボン酸インダン−1−イルアミド; [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナ
    フタレン−1−イル)−アミド; N−(3−メトキシベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(2−トリフルオロメチルベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボ
    キサミド; N−(2,6−ジメトキシベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサ
    ミド; [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(トランス−2−フェニル−シクロプ
    ロピル)アミド; N−(2−フルオロ−6−フルオロベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカ
    ルボキサミド; [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1−フェニル−エチル)アミド; [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(ピリジン−2−イルメチル)アミド
    ; [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸シクロヘキシル−メチルアミド; (3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−[1.6]ナフチリジ
    ン−2−イル−メタノン; N−(2−メチルチオベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド
    ; N−(2−ヒドロキシベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド
    ; N−(2−メトキシカルボニルベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボ
    キサミド; (1.6)ナフチリジン−2−カルボン酸アリルアミド(PFC−029); N−(2−メトキシベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(2−プロポキシベンジル)−2−[1.6]ナフチリジン−2−カルボキ
    サミド; (2−{[([1.6]ナフチリジン−2−カルボニル)−アミノ]−メチル}
    −フェニル)−炭酸tert−ブチルエステル; [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2,3,4,5−テトラヒドロベン
    ゾ[B]オキセピン−5−イル)−アミド; [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(クロマンー4−イル)−アミド; N−(2’−メトキシベンジル)−5−アミノ−2−[1.6]ナフチリジンカ
    ルボキサミド; [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2,3−(メチレンジオキシ)−ベン
    ジルアミド; 7,8−ジヒドロイソキノリン−6−カルボン酸2’−メトキシベンジルアミド
    ; 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−N−エチルアミノ
    ベンジルアミン); 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−イソプロポキシベ
    ンジルアミン); 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−メトキシベンジル
    アミン); 8−クロロ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−イソプロポキシベ
    ンジルアミン); 8−クロロ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−N−エチルアミノ
    ベンジルアミン); 8−(2ピリジル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−イソプロ
    ポキシベンジルアミン); [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−トリフルオロメチルベンジ
    ルアミン; [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−イソプロポキシベンジルア
    ミン; [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−3−メトキシベンジルアミン; 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−イソプロポキ
    シベンジルアミン; [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸2−メトキシ−ベンジルアミド; [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸2−エトキシ−ベンジルアミド; [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−メトキシ−シクロヘキシル
    メチル−アミド; 1−(2−イソ−プロポキシ−フェニル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−
    イル−ウレア; 1−(2−イソ−プロポキシベンジル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−イ
    ル−ウレア; 1−(N−boc−4−アミノブチル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−イ
    ル−ウレア; 1−(4−アミノブチル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−イル−ウレア塩
    酸塩; 1−[(S)−α−メチルベンジル]−3−[1.6]ナフチリジン−2−イル
    −ウレア; 1−[(R)−α−メチルベンジル]−3−[1.6]ナフチリジン−2−イル
    −ウレア; 1−(2−メトキシ−フェニル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−イル−ウ
    レア; 1−ブチル−3−[1.6]ナフチリジン−2−イル−ウレア; 1−(2−メトキシベンジル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−イル−ウレ
    ア; 1−(2−エトキシ−フェニル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−イル−ウ
    レア; 1−(2−メチル−フェニル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−イル−ウレ
    ア; 8−(2−ピリジル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−イソプ
    ロポキシベンジルアミン); 8−(ビニル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−イソプロポキシ
    ベンジルアミン; 8−(メチル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−イソプロポキシ
    ベンジルアミン; (S)−(+)−8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−s
    ec−ブトキシベンジルアミド; 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1−フェニル−エチル
    )−アミド; 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸フェネチル−アミド; 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸[2−(1H−インドル−3
    −イル)−エチル]−アミド;および [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸[2−(1H−インドル−3−イル)
    −エチル]−アミド; からなる群から選ばれる化合物の抗ウイルス量を哺乳類に投与することを含んで
    なる、該哺乳類においてCMV以外のウイルスの複製の阻害方法。
  27. 【請求項27】 化合物が、 N−ベンジル−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(2−クロロベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(3−メトキシベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(2,6−ジメトキシベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサ
    ミド; [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸シクロヘキシル−メチルアミド; (1.6)ナフチリジン−2−カルボン酸アリルアミド(PFC−029); N−(2−メトキシベンジル)−2−(1.6)ナフチリジンカルボキサミド; N−(2−プロポキシベンジル)−2−[1.6]ナフチリジン−2−カルボキ
    サミド; [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2,3,4,5−テトラヒドロベン
    ゾ[B]オキセピン−5−イル)−アミド; [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2,3−(メチレンジオキシ)−ベン
    ジルアミド; 7,8−ジヒドロイソキノリン−6−カルボン酸2’−メトキシベンジルアミド
    ; 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−N−エチルアミノ
    ベンジルアミン); 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−メトキシベンジル
    アミン); 8−クロロ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−イソプロポキシベ
    ンジルアミン); [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−イソプロポキシベンジルア
    ミン; [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−メトキシベンジルアミド; 1−(2−イソ−プロポキシ−フェニル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−
    イル−ウレア; 1−(2−イソ−プロポキシベンジル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−イ
    ル−ウレア; 1−[(R)−α−メチルベンジル]−3−[1.6]ナフチリジン−2−イル
    −ウレア; 8−(ビニル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−イソプロポキシ
    ベンジルアミン; 8−(メチル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−イソプロポキシ
    ベンジルアミン; (S)−(+)−8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−s
    ec−ブトキシ−ベンジルアミド; 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1−フェニル−エチル
    )−アミド; 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸フェネチル−アミド; 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸[2−(1H−インドル−3
    −イル)−エチル]−アミド;および [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸[2−(1H−インドル−3−イル)
    −エチル]−アミド; から選ばれる、請求項26記載の方法。
  28. 【請求項28】 化合物が、 N−(2−プロポキシベンジル)−2−[1.6]ナフチリジン−2−カルボキ
    サミド; 7,8−ジヒドロイソキノリン−6−カルボン酸2’−メトキシベンジルアミド
    ; 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−N−エチルアミノ
    ベンジルアミン); 8−クロロ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−イソプロポキシベ
    ンジルアミン); [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−イソプロポキシベンジルア
    ミン; [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−メトキシベンジルアミド; 1−(2−イソ−プロポキシ−フェニル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−
    イル−ウレア; 1−(2−イソ−プロポキシベンジル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−イ
    ル−ウレア; 1−[(R)−α−メチルベンジル]−3−[1.6]ナフチリジン−2−イル
    −ウレア; 8−(ビニル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−イソプロポキシ
    ベンジルアミン; 8−(メチル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−イソプロポキシ
    ベンジルアミン; (S)−(+)−8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−s
    ec−ブトキシ−ベンジルアミド; 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1−フェニル−エチル
    )−アミド; 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸フェネチル−アミド; 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸[2−(1H−インドル−3
    −イル)−エチル]−アミド;および [1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸[2−(1H−インドル−3−イル)
    −エチル]−アミド; から選ばれる、請求項26記載の方法。
  29. 【請求項29】 化合物が、 N−(2−プロポキシベンジル)−2−[1.6]ナフチリジン−2−カルボキ
    サミド; 7,8−ジヒドロイソキノリン−6−カルボン酸2’−メトキシベンジルアミド
    ; 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(2−N−エチルアミノ
    ベンジルアミン); [1.6]ナフチリジン−2−チオカルボン酸−2−イソプロポキシベンジルア
    ミン; 1−(2−イソ−プロポキシ−フェニル)−3−[1.6]ナフチリジン−2−
    イル−ウレア; 8−(ビニル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−イソプロポキシ
    ベンジルアミン; 8−(メチル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−イソプロポキシ
    ベンジルアミン; (S)−(+)−8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−s
    ec−ブトキシベンジルアミド; 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1−フェニル−エチル
    )−アミド; 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸フェネチル−アミド;および 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸[2−(1H−インドル−3
    −イル)−エチル]−アミド; から選ばれる、請求項26記載の方法。
  30. 【請求項30】 化合物が、 N−(2−プロポキシベンジル)−2−[1.6]ナフチリジン−2−カルボキ
    サミド; 7,8−ジヒドロイソキノリン−6−カルボン酸2’−メトキシベンジルアミド
    ; 8−(ビニル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−イソプロポキシ
    ベンジルアミン; 8−(メチル)−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸2−イソプロポキシ
    ベンジルアミン; 8−ブロモ−[1.6]ナフチリジン−2−カルボン酸(1−フェニル−エチル
    )−アミド; 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸フェネチル−アミド;および 7,8−ジヒドロ−イソキノリン−6−カルボン酸[2−(1H−インドル−3
    −イル)−エチル]−アミド; から選ばれる、請求項1記載の方法。
  31. 【請求項31】 該ウイルスが、HIV,HBV,HCV,HSV−1,H
    SV−2,パラインフルエンザ、インフルエンザA,インフルエンザB,アデノ
    ウイルス、RVおよびRVSからなる群から選ばれる、請求項1記載の方法。
  32. 【請求項32】 該ウイルスが、HIV,HBV,HCV,HSV−1,H
    SV−2,パラインフルエンザ、インフルエンザA,インフルエンザB,アデノ
    ウイルス、RVおよびRVSからなる群から選ばれる、請求項2記載の方法。
  33. 【請求項33】 該ウイルスが、HIV,HBV,HCV,HSV−1,H
    SV−2,パラインフルエンザ、インフルエンザA,インフルエンザB,アデノ
    ウイルス、RVおよびRVSからなる群から選ばれる、請求項25記載の方法。
  34. 【請求項34】 該ウイルスが、HIV,HBV,HCV,HSV−1,H
    SV−2,パラインフルエンザ、インフルエンザA,インフルエンザB,アデノ
    ウイルス、RVおよびRVSからなる群から選ばれる、請求項26記載の方法。
  35. 【請求項35】 式(I)による化合物およびその製薬的に許容しうる塩: 【化5】 式中、 Wは、CH,CR3,CH2,C=O,CHR3,NおよびNR5から選ばれ; X,YおよびZの1つは、NもしくはNR5であり、一方、他の2つは、独立し て、CH,CR4,CH2,C=OおよびCHR4から選ばれ; Qは、Sであり; Bは、 【化6】 からなる群より選ばれ、 ここで、Aは、OもしくはSであり; R1は、 OH、ハロゲン、アミノ、カルボキシル;またはOH、ハロゲン、アミノ、メル
    カプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4ア ルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキ ルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくはC1-4アルコキシカルボニル により場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくは
    3-10複素環により、場合によっては置換されているC1-6アルキル、C2-6アル
    ケニルもしくはC3-7シクロアルキル; OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくは
    1-4アルコキシカルボニルにより、場合によっては置換されているC6-10アリ ールに縮合されたC3-7シクロアルキル;および OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4(アルキル、
    アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボニ
    ル)により、場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭素環
    もしくは複素環); から選ばれ、 R2およびR'2は、独立して、HもしくはC1-4アルキルから選ばれるか、または
    1およびR2は、一緒になって、場合によってはC6-10アリールもしくはヘテロ
    アリールに縮合されている飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成
    し; R3およびR4は、独立して、H,OH,ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によっ
    てはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1 -6 アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アシル、C1-6アシルオキシもしくはC1-6 アルコキシカルボニル;および 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ置換C1-4アルキルもしくはハロ置換C1-4アルコ
    キシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシもしくはカルボキシにより置換されてい
    る飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環; から選ばれ; R5は、H、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシに
    より置換されているC1-6アルキルもしくはC1-6アシルであり;そして nは、0である。
  36. 【請求項36】 Wが、NもしくはNR5であり、そしてYが、Nもしくは NR5である、請求項35記載の化合物。
  37. 【請求項37】 WおよびYが、Nである、請求項36記載の化合物。
  38. 【請求項38】 XおよびZが、独立して、CHおよびCR4から選ばれる 、請求項36記載の化合物。
  39. 【請求項39】 XおよびZが、CHである、請求項38記載の化合物。
  40. 【請求項40】 AがOである、請求項35記載の化合物。
  41. 【請求項41】 Bが(II)であり、そしてR1が、ヒドロキシ;アミノ 、C1-4アルキル、ハロゲン、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシカルボニル、 C1-4アルキルチオもしくはC1-4ハロ−置換アルキルから選ばれる1もしくは2
    個の置換基により、場合によっては置換されているベンジル、ピリジルメチルも
    しくはシクロヘキシルメチルから選ばれる、請求項36記載の化合物。
  42. 【請求項42】 Bが(II)であり、そしてR1が、ヒドロキシ、アミノ 、C1-4アルキル、ハロゲン、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシカルボニル、 C1-4アルキルチオもしくはC1-4ハロ−置換アルキルから選ばれる1もしくは2
    個の置換基により、場合によっては置換されているフェニルに縮合されているC 3-7 シクロアルキルである、請求項36記載の化合物。
  43. 【請求項43】 R2およびR'2が、独立して、Hおよびメチルからなる群 から選ばれる、請求項36記載の化合物。
  44. 【請求項44】 R4が、Hである、請求項35記載の化合物。
  45. 【請求項45】 R3が、Hである、請求項35記載の化合物。
  46. 【請求項46】 R5が、Hである、請求項35記載の化合物。
  47. 【請求項47】 式(VIII): 【化7】 [式中、Aは、OもしくはSであり; R1は、 OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくは
    1-4アルコキシカルボニルにより、場合によっては置換されている飽和もしく は不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環;および OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくは
    1-4アルコキシカルボニルにより、場合によっては置換されているC6-10アリ ールに縮合されたC3-7シクロアルキル; から選ばれ、 R2は、HもしくはC1-4アルキルから選ばれる] の請求項35記載の化合物。
  48. 【請求項48】 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸−2−
    メトキシベンジルアミド; チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸−2−イソプロポキシベンジ
    ルアミド; チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸(1(R)−フェニル−エチ
    ル)アミド;および チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸(1(S)−フェニル−エチ
    ル)アミド; から選ばれる化合物。
  49. 【請求項49】 式(I): 【化8】 {式中、 Wは、CH,CR3,CH2,C=O,CHR3,NおよびNR5から選ばれ; X,YおよびZの1つは、NもしくはNR5であり、一方、他の2つは、独立し て、CH,CR4,CH2,C=OおよびCHR4から選ばれ; Qは、Sであり; Bは、 【化9】 からなる群より選ばれ、 ここで、Aは、OもしくはSであり; R1は、 OH、ハロゲン、アミノ、カルボキシル;またはOH、ハロゲン、アミノ、メル
    カプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4ア ルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキ ルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくはC1-4アルコキシカルボニル により場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくは
    3-10複素環により、場合によっては置換されているC1-6アルキル、C2-6アル
    ケニルもしくはC3-7シクロアルキル; OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくは
    1-4アルコキシカルボニルにより、場合によっては置換されているC6-10アリ ールに縮合されたC3-7シクロアルキル;および OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4(アルキル、
    アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボニ
    ル)により、場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭素環
    もしくは複素環); から選ばれ、 R2およびR'2は、独立して、HもしくはC1-4アルキルから選ばれるか、または
    1およびR2は、一緒になって、場合によってはC6-10アリールもしくはヘテロ
    アリールに縮合されている飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成
    し; R3およびR4は、独立して、H,OH,ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によっ
    てはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1 -6 アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アシル、C1-6アシルオキシもしくはC1-6 アルコキシカルボニル;および 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ置換C1-4アルキルもしくはハロ置換C1-4アルコ
    キシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシもしくはカルボキシにより置換されてい
    る飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環; から選ばれ; R5は、H、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシに
    より置換されているC1-6アルキルもしくはC1-6アシルであり;そして nは、0である} による化合物およびその製薬的に許容しうる塩の抗サイトメガロウイルス(CM
    V)量を哺乳類に投与することを含んでなる、該哺乳類におけるCMVの複製の
    阻害方法。
  50. 【請求項50】 Wが、NもしくはNR5であり、そしてYが、Nもしくは NR5である、請求項49記載の方法。
  51. 【請求項51】 WおよびYが、Nである、請求項50記載の方法。
  52. 【請求項52】 XおよびZが、独立して、CHおよびCR4から選ばれる 、請求項50記載の方法。
  53. 【請求項53】 XおよびZが、CHである、請求項52記載の方法。
  54. 【請求項54】 AがOである、請求項49記載の方法。
  55. 【請求項55】 Bが(II)であり、そしてR1が、ヒドロキシ;アミノ 、C1-4アルキル、ハロゲン、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシカルボニル、 C1-4アルキルチオもしくはC1-4ハロ−置換アルキルから選ばれる1もしくは2
    個の置換基により、場合によっては置換されているベンジル、ピリジルメチルも
    しくはシクロヘキシルメチルから選ばれる、請求項50記載の方法。
  56. 【請求項56】 Bが(II)であり、そしてR1が、ヒドロキシ、アミノ 、C1-4アルキル、ハロゲン、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシカルボニル、 C1-4アルキルチオもしくはC1-4ハロ−置換アルキルから選ばれる1もしくは2
    個の置換基により、場合によっては置換されているフェニルに縮合されているC 3-7 シクロアルキルである、請求項50記載の方法。
  57. 【請求項57】 R2およびR'2が、独立して、Hおよびメチルからなる群 から選ばれる、請求項49〜56のいずれか1つに記載の方法。
  58. 【請求項58】 R4が、Hである、請求項50記載の方法。
  59. 【請求項59】 R3が、Hである、請求項50記載の方法。
  60. 【請求項60】 R5が、Hである、請求項50記載の方法。
  61. 【請求項61】 式(VIII): 【化10】 [式中、Aは、Oであり; R1は、 OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくは
    1-4アルコキシカルボニルにより、場合によっては置換されている飽和もしく は不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環; OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくは
    1-4アルコキシカルボニルにより、場合によっては置換されているC6-10アリ ールに縮合されたC3-7シクロアルキル;および OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4(アルキル、
    アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボニ
    ル)により、場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭素環
    もしくは複素環); から選ばれ、そして R2は、HおよびC1-4アルキルから選ばれる] の請求項49記載の方法。
  62. 【請求項62】 化合物が、 チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸−2−メトキシベンジルアミ
    ド; チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸−2−イソプロポキシベンジ
    ルアミド; チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸(1(R)−フェニル−エチ
    ル)アミド;および チアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−カルボン酸(1(S)−フェニル−エチ
    ル)アミド; から選ばれる、請求項49記載の方法。
  63. 【請求項63】 式(VIII): 【化11】 [式中、Aは、Oであり; R1は、 OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシによって置換されているC1-4アルキル、
    1-4アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしく
    はC1-4アルコキシカルボニルによって、場合によっては置換されている飽和も しくは不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環; OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシによって置換されているC1-4アルキル、
    1-4アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしく
    はC1-4アルコキシカルボニルによって、場合によっては置換されているC6-10 アリールに縮合されたC3-7シクロアルキル;および OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシによって置換されているC1-4(アルキル
    、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボ
    ニル)によって、場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭
    素環もしくは複素環); から選ばれ、そして R2は、HおよびC1-4アルキルから選ばれる] の請求項35記載の化合物。
  64. 【請求項64】 抗ウイルス化合物8−(ビニル)−[1.6]ナフチリジ
    ン−2−カルボン酸2−イソプロポキシベンジルアミン。
  65. 【請求項65】 式(I): 【化12】 {式中、 Wは、CH,CR3,CH2,C=O,CHR3,NおよびNR5から選ばれ; X,YおよびZの1つは、NもしくはNR5であり、一方、他の2つは、独立し て、CH,CR4,CH2,C=OおよびCHR4から選ばれ; Qは、CH,CR3,CH2,C=O,CHR3,N,NR5,OもしくはSから選
    ばれ; Bは、 【化13】 からなる群より選ばれ、 ここで、Aは、O,NもしくはSであり; R1は、 OH、ハロゲン、アミノ、カルボキシル、またはOH、ハロゲン、アミノ、メル
    カプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4ア ルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキ ルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくはC1-4アルコキシカルボニル により場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくは
    3-10複素環により、場合によっては置換されているC1-6アルキル、C2-6アル
    ケニルもしくはC3-7シクロアルキル; OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくは
    1-4アルコキシカルボニルにより、場合によっては置換されているC6-10アリ ールに縮合されたC3-7シクロアルキル;および OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4(アルキル、
    アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシもしくはアルコキシカルボニ
    ル)により、場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10(炭素環
    もしくは複素環); から選ばれ、 R2およびR'2は、独立して、HもしくはC1-4アルキルから選ばれるか、または
    1およびR2は、一緒になって、場合によってはC6-10アリールもしくはヘテロ
    アリールに縮合されている飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成
    し; R3およびR4は、独立して、H,OH,ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によっ
    てはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1 -6 アルキル、C1-6アルケニル、C1-6アルコキシ、C1-6アシル、C1-6アシルオ
    キシもしくはC1-6アルコキシカルボニル;および 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ置換C1-4アルキルもしくはハロ置換C1-4アルコ
    キシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシもしくはカルボキシにより置換されてい
    る飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環; から選ばれ; R5は、H、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシに
    より置換されているC1-6アルキルもしくはC1-6アシルであり;そして nは、0,1もしくは2である} の化合物もしくはその製薬的に許容しうる誘導体の、哺乳類においてサイトメガ
    ロウイルス(CMV)以外のウイルスの複製の阻害のための薬剤の製造における
    使用。
  66. 【請求項66】 式(I): 【化14】 {式中、 Wは、CH,CR3,CH2,C=O,CHR3,NおよびNR5から選ばれ; X,YおよびZの1つは、NもしくはNR5であり、一方、他の2つは、独立し て、CH,CR4,CH2,C=OおよびCHR4から選ばれ; Qは、Sであり; Bは、 【化15】 からなる群より選ばれ、 ここで、Aは、OもしくはSであり; R1は、 OH、ハロゲン、アミノ、カルボキシル、またはOH、ハロゲン、アミノ、メル
    カプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4ア ルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキ ルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくはC1-4アルコキシカルボニル により場合によっては置換されている飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくは
    3-10複素環により、場合によっては置換されているC1-6アルキル、C2-6アル
    ケニルもしくはC3-7シクロアルキル;および OH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、場合によってはOH、ハロ
    ゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1-4アルキル、C 1-4 アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アシル、C1-4アシルオキシもしくは
    1-4アルコキシカルボニルにより、場合によっては置換されているC6-10アリ ールに縮合されたC3-7シクロアルキル; から選ばれ、 R2およびR'2は、独立して、HもしくはC1-4アルキルから選ばれるか、または
    1およびR2は、一緒になって、場合によってはC6-10アリールもしくはヘテロ
    アリールに縮合されている飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成
    し; R3およびR4は、独立して、H,OH,ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によっ
    てはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシにより置換されているC1 -6 アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アシル、C1-6アシルオキシもしくはC1-6 アルコキシカルボニル;および 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ置換C1-4アルキルもしくはハロ置換C1-4アルコ
    キシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシもしくはカルボキシにより置換されてい
    る飽和もしくは不飽和C3-10炭素環もしくはC3-10複素環; から選ばれ; R5は、H、場合によってはOH、ハロゲン、アミノもしくはC1-4アルコキシに
    より置換されているC1-6アルキルもしくはC1-6アシルであり;そして nは、0である} の化合物の、哺乳類においてサイトメガロウイルス(CMV)の複製の阻害のた
    めの薬剤の製造における使用。
  67. 【請求項67】 Qが、CHR3であり、Wが、CHであり、Yが、Nであ り、XおよびZが、独立して、CHおよびCR4から選ばれ、そしてnが1であ る、請求項1記載の方法。
  68. 【請求項68】 製薬的に許容しうるキャリヤーと組み合わせて、請求項3
    5〜48のいずれか1つにおいて特定されるような式(I)の化合物またはその
    製薬的に許容しうる塩の製薬的に許容しうる有効量を含んでなる、製薬組成物。
  69. 【請求項69】 製薬的に許容しうるキャリヤーと組み合わせて、請求項1
    〜34のいずれか1つにおいて特定されるような式(I)の化合物またはその製
    薬的に許容しうる塩の許容しうる阻害量を含んでなる、サイトメガロウイルス以
    外のウイルス複製の阻害のための、ウイルス複製の阻害製剤。
  70. 【請求項70】 製薬的に許容しうるキャリヤーと組み合わせて、請求項4
    9〜63のいずれか1つにおいて定義されるような式(I)の化合物またはその
    製薬的に許容しうる塩の許容しうる抗CMV量を含んでなる、サイトメガロウイ
    ルス(CMV)複製の阻害製剤。
  71. 【請求項71】 製薬的に許容しうるキャリヤーと組み合わせて、請求項6
    4の化合物の許容しうる抗ウイルス量を含んでなる、抗ウイルス製薬組成物。
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