JP2001524564A - 光変換材料及びその製造のための組成物 - Google Patents

光変換材料及びその製造のための組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、マトリックス、アパタイト、及び一般式Me Eu (mx+3y=nz;Me =Mex’ m’+Mex” m”+...;R =Rz’ ’+Rz” ”+...;mx=m’x’+m”x”+...;nz=n’z’+n”z”+...;×≧1.0≧y≧0.01)の少なくとも1種類のユーロピウム錯化合物を含む材料に関する。ここで、Meは、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジウム、ネオジム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、イッテルビウム、アルミニウム、ビスマス、スズ、チタン、マンガン、カルシウム、バリウム、亜鉛、カドミウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムからなる群より撰択される金属を表1している。またRは、酸素、硫黄、フッ素、塩素、臭素、リン、ホウ素、バナジウム、モリブデン、タングステン、ゲルマニウム又はこれらの元素の化合物を表しており、m及びnはそれぞれMe及びRイオンの電荷を示している。この材料を作るための組成物は、0.01〜10.0wt%のアパタイト、0.01〜10.0wt%の錯化合物、及び釣り合う量のマトリックス形成剤を含んでおり、このマトリックス形成剤は例えば、ポリマー、繊維、ガラス形成組成物、又はラッカー若しくは接着剤生成物質である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [発明の属する分野] 本発明は錯体材料、特に農業、医療、バイオテクノロジー、及び光産業で使用
する光変換材料に関する。
【0002】 [発明の背景] 本発明の目的は、UV光を赤外光に変換することができる光変換材料であって
、その能力を長期間にわたって維持することができる材料を提供することである
【0003】 第1に、太陽光のUV及び科学技術的なUV放射(UV放射)から人間、動物
及び植物を保護することが必要なので、この問題は非常に緊急なものとなってい
る。ここでこのUV光は、肌に日焼けをもたらし、また同時に腫瘍疾患を肌の黒
色腫に発達させる。第2に、多くの文献は赤色光の好ましい影響を説明している
。この赤色光は、カタラーゼ酵素、スーパーオキシドスカベンジャー、及びグル
タチオンレダクターゼの活性を促進し(Y.A.Vladimiroivらの「
Free Radical Biol. Med.」、N5、1988年、p.
281〜286)、また細胞に損傷を与える活性酸素の量を減少させ、またDN
A及びプロテインの合成を促進し(V.S.Letokhovらの「Laser
Science and Technology」(スイス国クールのHor
wood Academic Publisher、1989年)T.I.Ka
ru「Photobiology of Low−power Laser t
herapy」)、また外傷の付着を促進し、日焼けした肌の回復を促進する。
加えて赤色光(600〜630nmの波長)は、緑色の葉のクロロフィルbによ
って最も効率的に吸収される。従って、光合成が比較的速く進行し、植物の葉の
重量が比較的速く増加し、温室栽培の収穫が増加し、且つ成熟までの期間が短く
なる(Stoy V.、Physiol.Plant.、1965年、v.14
、p.963〜971;Inada K.、Plant and cell P
hysiol.、1976年、v.17、p.355〜365;イギリス国特許
第2158833号明細書)。
【0004】 この材料は、マトリックスとUV放射線を吸収することができる活性な添加剤
(米国特許第4081300号、日本国特許第53−136050号、1991
年7月8日公開の日本国特許出願公開第3−158103号、及びフランス国特
許第2419955号明細書)又は比例したUV放射線を提供することができる
活性な添加剤(国際公開第94/1735号明細書)とを含んでいることが知ら
れている。これらの材料は活性な添加剤としては、カーボンブラック及びフタロ
シアニン染料(日本国特許第53−136050号明細書)、ベンゾフェノン又
はアジミドベンゼン(フランス国特許第2419955号明細書)、トリ−n−
ブチル(フェニル)サリチラート又は2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン(日本国特許出願公開第3−158103号)、染料類、シアン又はバイオ
レットと組み合わせたサリチル酸、クエン酸及びシュウ酸の化合物(国際公開第
94/1735号明細書)を含んでいる。マトリックスは熱可塑性樹脂ポリマー
のフィルム状に延ばし(米国特許第4081300号、日本国特許第53−13
6050号、フランス国特許第2419955号明細書)、又は繊維状材料(天
然又は合成)にし(日本国特許出願公開第3−158103号)、又は熱可塑性
樹脂ポリマーのプレート状にし(国際公開第94/1735号明細書)、又は繊
維状はない材料、スレッド又はラッカーにする(国際公開第94/1735号明
細書)。フィルム状材料は主に農業の分野で使用して、温室及び温暖室を保護す
る(米国特許第4081300号、日本国特許第53−136050号、及びフ
ランス国特許第2419955号明細書)。織物状材料は、屋根のフード等及び
日よけ等の製造で使用することを意図しており(日本国特許出願公開第3−15
8103号)、プレート状材料は屋根のフード等、日よけ等、及び屋根の覆い等
の製造で使用することを意図している(国際公開第94/1735号明細書)。
【0005】 しかしながら、これらいずれの材料もUV光を赤色光に変換することはできな
い。
【0006】 マトリックスと活性添加剤として希土類金属(ユーロピウム、サマリウム、テ
ルビウム、ガドリニウム)の錯化合物とを含む光変換材料(スイス国特許第66
7463号、及びイギリス国特許第2158833号特許明細書)が知られてい
る。これは、光のUV成分をオレンジ色−赤色のスペクトル範囲(580〜75
0nm)の光に変換する。このマトリックスはフィルム状に延ばされた熱可塑性
樹脂ポリマーである。この材料の製造のための組成物は、0.001〜5.0w
t%の活性添加剤、及び95.0〜99.99wt%のマトリックス形成成分を
含んでいる。この組成物は、活性添加剤として、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリビニルクロリド、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、ポリメチル
メタクリレート、又はそれらのコポリマーからなる群より選択される少なくとも
1種のポリマーを含んでいる。同時にこの材料は、60日以内に限ってその光を
変換する性質を維持する。これは、錯化合物と呼ばれているこの材料の製造に使
用する希土類金属化合物が、光の作用によって素早く分解することがあることに
よる。
【0007】 マトリックスと、活性添加剤として少なくとも一種の[La1-x Eux m
Lig)n の一般式の複合化合物光変換材料(ロシア国特許第205999号明
細書)が知られている(ここで、LigはF、Cl、Br、O、S、Seであり
、これらも光のUV成分をオレンジ色から赤色のスペクトル範囲(580〜75
0nm)に変換することができる)。この材料は熱可塑性樹脂ポリマーのフィル
ム状に作る。この材料の製造のための組成物は、0.05〜1.0wt%の活性
添加剤、及び99.0〜99.95wt%のマトリックス形成剤を含む。この組
成物は、マトリックス形成剤として、ポリエチレン、コポリマー、又はエチレン
とビニルアセテート(EVA)又はポリ(エチレンテレフタレート)からなる群
より選択される少なくとも1種のポリマーを含んでいる。
【0008】 またこの材料は、光のスペクトルのUV成分を赤色光に変換することもできる
。しかしながら、この材料はその活性を300日以内に限って維持する。これは
、全てのオキソハロゲン化物、特に希土類化合物のオキソハロゲン化物が空気中
において、特に湿分の存在下で分解することによる。
【0009】 [発明の概略] 本発明の主な目的は、活性添加剤の光、空気、及び湿分の作用に対する抵抗性
を増加させることによって、光変換材料が同じ転換強度でUV光を赤色光に転化
させる能力を延長させることである。もう1つの目的は、光変換能力を持つ製造
材料のためにふさわしい物質の範囲を広げることである。
【0010】 本発明の更にもう1つの目的は、材料の熱反射能力を増加させることである。
【0011】 本発明の先の目的は、マトリックス(母材)と、UV光をオレンジ色から赤色
のスペクトル範囲に変換する添加剤を含む光変換材料の製造を行うことによって
達成される。本発明では、添加剤としては、前記材料はアパタイト(リン灰石)
、及び少なくとも1種のMex m Euy 3 z n の一般式のユーロピウム(II
I)錯化合物、又はこの化合物とそれぞれMex m y 3 z n の一般式のサマ
リウム(III)、テルビウム(III)、又はガドリニウム(III)の少な
くとも1つの錯化合物の混合物を含む(mx+3y=nz、Mex m =Mex' m' +Mex'' m'' +…、Rz n =Rz' n'+Rz'' n'' +…、mx=m’x’+m''
x''+…、nz=n’z’+n''z''+…、x≧1.0≧y≧0.01。) ここで、Meは、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジウム、ネオ
ジム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、ジスプロシウム、ホルミウム
、エルビウム、イッテルビウム、アルミニウム、ビスマス、スズ、チタン、マン
ガン、カルシウム、バリウム、亜鉛、カドミウム、ナトリウム、カリウム、ルビ
ジウム、セシウムからなる群より選択される金属を表している。 Mは、ユーロピウム、サマリウム、テルビウム、ガドリニウムからなる群より
選択される金属を表している。 Rは、酸素、硫黄、フッ素、塩素、臭素、リン、ホウ素、バナジウム、モリブ
デン、タングステン、ゲルマニウム、又はこれらそれぞれの組み合わせからなる
群より選択される元素を表している。 m及びnはそれぞれMe及びRイオンの電荷である。
【0012】 ここでは、活性添加剤はマトリックスの内側又は表面に分配させることができ
る。
【0013】 マトリックスは、材料の少なくとも0.02wt%の量で活性添加剤を含有し
ている。
【0014】 マトリックスは、光に対して透明なように作る。
【0015】 アパタイトとしては、前記材料は、Ca10(PO4 6 ' 2 (R' はF、C
l、又はOH)の式に対応して、結晶格子中に微細に分割された条件の天然若し
くは合成のアパタイト、又は任意の割合のこれらの化合物の混合物のアパタイト
を含む。
【0016】
【外3】
【0017】
【外4】
【0018】 更に、前記材料は、金属Eの少なくとも1種の化合物を含むことができる。こ
こでこの金属Eの化合物は、〔E(TTA)3 (Phen)〕,〔E(TTA) 3 (TPhPO)2 〕,(DPhG)H〔E(TTA)4 〕,(DPhG)H〔
E(HFAA)4 〕,〔E(HFAA)3 (Phen)〕,〔E(HFAA)3 (TPhPO)2 〕,(DPhG)H〔E4 (AA)4 〕,〔E(AA)3 (P
hen)〕,〔E(BB)3 (Phen)〕,〔E(TFA)3 (Phen)〕
,(DPhG)H〔E(TFA)4 〕,〔E(Capr)3 (Phen)〕,〔
2 (Ter)3 (Phen)2 〕,〔E(NO3 3 (Phen)2 〕からな
る群より選択される。 Eは、ユーロピウム、サマリウム、テルビウム、ガドリニウムからなる群より
選択される金属を表している。 Hは水素イオン、TTAはテノイルトリフルオロアセトネートアニオン、HF
AAはヘキサフルオロアセチルアセトネートアニオン、BBはベンゾイルベンゾ
アネートアニオン、AAはアセチルアセトネートアニオン、TFAはトリフルオ
ロアセテートアニオン、Caprはカプロネートアニオン、Terはテレフタラ
ートアニオン、Phenは1,10−フェナントロリン、TPhPOはトリフェ
ニルホスフィンオキシド、DPhGはメラニリンをそれぞれ表している。
【0019】 金属Eの配位化合物としては前記材料は、80〜90℃の水性−アルコール性
媒体中での、テノイルトリフルオロアセトン、又はヘキサフルオロアセチルアセ
トン、又はアセチルアセトン、又はベンゾイルベンゾン、又はトリフルオロアセ
トン、又はカプロン、又はテレフタル酸、及び1,10−フェナントロリン、又
はトリフェニルホスフィンオキシド、又はメラニリンによる、ユーロピウム(II
I )、サマリウム(III )、テルビウム(III )、又はガドリニウム(III )の
硝酸塩の変態生成物を含むことができる。
【0020】 前記材料は、フィルム、プレート、又は織物状又は繊維状/非繊維状材料で得
られるマトリックスを含むことができる。
【0021】 マトリックスは熱可塑性樹脂で作ることができる。
【0022】 マトリックスは可溶性ポリマーで作ることができる。
【0023】 マトリックスは、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポ
リカーボネート(PC)、ポリ(エチレンテレフタラート)及びそれらの誘導体
からなる群より選択されるポリエステル、又はポリプロピレン、ポリビニルクロ
リド、ポリスチレン、ポリエチレン及びそれらの誘導体からなる群より選択され
るポリオレフィン、ポリアミド、又はそれらの誘導体;又はこれらのポリマーの
コポリマー、又はこれらのポリマーの混合物で作ることができる。
【0024】 マトリックス繊維状材料(コットン、シルク、ウール、麻類を含む天然物、又
はビスコース、アセテート、カプロン、ナイロン、ポリアミド、ポリエステルを
含む人工物、それらのコポリマー、それらの混合物、又はそれらの配合物)又は
繊維状材料の混合物で作ることができる。
【0025】 マトリックスは、シリケート又は改質シリケートガラスで作ることができる。
【0026】 マトリックスは有機ガラスで作ることができる。
【0027】 マトリックスは更にラッカー又は接着剤を含むことができる。
【0028】 ラッカー又は接着剤としては、前記材料は、シリコーン、ポリエステル、ポリ
エポキシ、エポキシ樹脂又はそれらの混合物を含むことができる。
【0029】 先に概略を示した目的は、改良されたマトリックス形成剤と添加剤を含む光変
換材料の製造のための組成物を提供することによっても達成される。本発明では
、添加剤としては、前記材料はアパタイト、及び少なくとも1種のMex m y 3 z n の一般式のユーロピウム(III)錯化合物、又はそれらの化合物と少
なくともそれぞれMex m y 3 z n の一般式のサマリウム(III)、テル
ビウム(III)、又はガドリニウム(III)の1つの錯化合物の混合物を含
む(mx+3y=nz、Mex m =Mex' m'+Mex'' m'' +…、Rz n =Rz' n' +Rz'' n'' +…、mx=m’x’+m''x''+…、nz=n’z’+n''z
''+…、x≧1.0≧y≧0.01) ここで、Meは、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジウム、ネオ
ジム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、ジスプロシウム、ホルミウム
、エルビウム、イッテルビウム、アルミニウム、ビスマス、スズ、チタン、マン
ガン、カルシウム、バリウム、亜鉛、カドミウム、ナトリウム、カリウム、ルビ
ジウム、セシウムからなる群より選択される金属を表している。 Mは、ユーロピウム、サマリウム、テルビウム、ガドリニウムからなる群より
選択される金属を表している。 Rは、酸素、硫黄、フッ素、塩素、臭素、リン、ホウ素、バナジウム、モリブ
デン、タングステン、ゲルマニウムからなる群より選択される元素又はそれらの
化合物を表している。 m及びnはそれぞれMe及びRイオンの電荷である。
【0030】 マトリックス形成剤としてこの組成物は、熱可塑性樹脂又は可溶性ポリマー、
又は繊維状材料(天然物、合成物、又はそれらの混合物)、又は有機ガラス、シ
リケートガラス、又は改質シリケートガラスの製造のための組成物又はラッカー
/接着剤製造物質を以下の成分の割合(wt%)で含有することができる。 アパタイト 0.01〜10.0 錯化合物 0.01〜10.0 マトリックス形成材料 釣り合う量
【0031】 更に前記組合物は、以下の群より選択される金属Eの少なくとも1種の配位化
合物をその下の割合(wt%)で含むことができる。 〔E(TTA)3 (Phen)〕,〔E(TTA)3 (TPhPO)2 〕,(
DPhG)H〔E(TTA)4 〕,(DPhG)H〔E(HFAA)4 〕,〔E
(HFAA)3 (Phen)〕,〔E(HFAA)3 (TPhPO)2 〕,(D
PhG)H〔E4 (AA)4 〕,〔E(AA)3 (Phen)〕,〔E(BB) 3 (Phen)〕,〔E(TFA)3 (Phen)〕,(DPhG)H〔E(T
FA)4 〕,〔E(Capr)3 (Phen)〕,〔E2 (Ter)3 (Phe
n)2 〕,〔E(NO3 3 (Phen)2 〕 アパタイト 0.01〜10.0 錯化合物 0.01〜10.0 配位化合物 0.01〜1.00 マトリックス形成剤 釣り合う量
【0032】 マトリックス形成剤として前記組成物は、ポリメチルメタクリレート、ポリブ
チルメタクリレート、ポリカーボネート(PC)、ポリ(エチレンテレフタラー
ト)、ポリプロピレン、ポリビニルクロリド、ポリスチレン、ポリエチレン、ポ
リアミド、これらのポリマーの誘導体、これらのポリマーのコポリマー、又はこ
れらのポリマーの混合物を含むことができる。
【0033】 マトリックス形成剤として前記組成物は、シリケート又は改質シリケートガラ
スを作る組成物を含むことができる。
【0034】 ラッカー/接着剤形成剤として前記組成物は、シリコーン、ポリエステル、ポ
リエポキシ、エポキシ樹脂、又はそれらの混合物を含むことができる。
【0035】 天然繊維状材料として前記組成物は、シルク、ウール、コットン、麻類、及び
それらの混合物からなる群より選択される繊維材料を含むことができる。
【0036】 合成繊維材料として前記組成物は、ビスコース、アセテート、ポリエステル、
ポリアミド、ポリアクリルアミド、及びそれらの混合物からなる群より選択され
る繊維材料を含むことができる。
【0037】 本発明の本質を明らかにするために添加剤としての希土類金属−亜リン酸類の
以下の一般式の錯化合物を考慮し、本発明の材料に含める。 Mex m y 3 z n 、 (mx+3y=nz、Mex m =Mex' m'+Mex'' m'' +…、Rz n =Rz' n' +Rz'' n'' +…、mx=m’x’+m''x''+…、nz=n’z’+n''z''
+…、x≧1.0≧y≧0.01) m及びnはそれぞれMe及びRイオンの電荷である。
【0038】 この式は、イオン活性剤Me、蛍光中心イオンM、及び化合物のアニオン部分
Rを含む錯化合物の構造を反映している。ここでRは、Me及びMの正電荷を釣
り合わせている。m及びnはそれぞれMe及びRイオンの電荷である。
【0039】 活性添加剤として示された錯化合物がヘテロ多核錯体であることを指摘するこ
とは必要である。ここでイオン活性剤Meと蛍光中心Mは架橋基Rによって相互
作用をしている。後者は、「固溶体」という考えをもたらす。これは、まさに固
溶体において、ヘテロ多核化合物の形成が最も可能であるためである。
【0040】 既知のように(E.F. Kustov, G.A. Bandarkin, E.N. Muravyov, V.P. Orlovsk
y の“Electronic spectra of rare earth compounds”, Ed. By I.V. Tananaye
v. Nauka, Moscow, 1981年)、ユーロピウム(III )を含むヘテロ多核化合物は
610〜630nmの領域(赤色スペクトル範囲の発光の維持のために最も重要な
領域)で、最も蛍光する。従って、化合物の活性添加物として与えられた元素の
構成を説明する式は、少なくとも2つのタイプの原子Me及びMを含む(ここで
少なくともMがEu(III )である場合は指数x及びyはx≧1.0≧y≧0.
01であり、
【0041】 目的とする錯化合物製造のためにふさわしい必要条件はユーロピウム(III )
イオンの存在である。サマリウム(III )、テルビウム(III )、ガドリニウム
(III )の化合物によって比較的弱い役割をはたす。
【0042】 x及びyの値の範囲はy=0.01の最小値によって決定される。これは、蛍
光中心Mの濃度が小さいと、UVの変換が小さいためである。また、実験から、
x=1.0が最大である。
【0043】 示されている式の錯化合物のアニオン部分は、値Rz'の積分である。これは様
々な割合で様々な構造のアニオンを含むことができる:Rz'+Rz'' +Rz'''
+…(Z=Z’+Z''+Z''' +…)。
【0044】 例えば、既知の錯化合物(イッテルビウム−ユーロピウムバナデートホスフェ
ートの発光体)の構造は、以下のようなものである。 Yx Euy (PO4 )(VO4 )。ここで、 Me=Yx 3 、M=Euy 3 、R=(PO4 1 3- +(VO4 1 3- 、 nz=1×3+1×3=6 x=1.9よりmx=3×1.9=5.7; y=0.1より3y=3×0.1=0.3、従ってmx+3y=5.7+0.
3=6 よってmx+3y=nzとなる。
【0045】 これは式Ba(Gd)1.9 Eu0.1 (WO4 4 の錯化合物でも同じである。 Mex m =Mex' m'+Mex'' m'' =Ba1 2+Gd1.9 3、My =Eu0.1 3、R
=(WO4 4 2- ; z=4、n=2、nz=4×2=8; ここでx’=1、x''=1.9、m’=1.0、m''=3.0、 mx=m’x’+m''x''=2×1+3×1.9=2+5.7=7.7; ここでy=0.1、3y=3×0.1=0.3、従ってmx+3y=7.7+
0.3=8.0、 よってmx+3y=nz
【0046】 従って、示されたヘテロ多核錯化合物の式は、我々の技術で達成するように選
択した錯化合物(蛍光体)の構造を示す最も完全な式である。
【0047】 実験によれば、活性添加剤としてのアパタイト(4〜5μmの平均粒度組成の
天然又は合成アパタイト)の使用は、光透過性材料の構造中の錯化合物の蛍光能
力を長く維持し、他方で材料の熱を反射する性質を促進し、またこの性質を強化
し、長く作用するようにする。
【0048】 加えて、アパタイトと錯化合物の組み合わせが、緑色及びシアン色のスペクト
ル範囲における放射力を増加させることを明らかにした。
【0049】 固相高温合成によって得られるユーロピウム(III)、サマリウム(III
)、テルビウム(III)、及びガドリニウム(III)の使用した錯化合物(
ヘテロ多核化合物)は、熱的にかなり安定である。天然アパタイトと合成アパタ
イトの組み合わせは、ポリエチレンテレフタレート)(ロシアの等価物はDac
ron)又はポリカーボネート(PC)のような高融点有機ポリマー類の構造中
に、これらの化合物を含有させるのにふさわしくする。
【0050】 ユーロピウム(III)、サマリウム(III)、テルビウム(III)、及
びガドリニウム(III)の配位化合物は、活性添加剤の追加の成分として使用
する。これは、これらの化合物が緑色及びオレンジ色から赤色のスペクトル範囲
において明るい発光を示し、ポリマーに可溶性であり(ニトレート及びテレフタ
ラートを除く)、また第1に太陽光のUV成分を吸収するためである。これらの
化合物は、錯化合物の発光作用の延長を促進する。
【0051】 提案した材料の希土類の配位化合物、錯化合物、及びアパタイトの必要十分な
成分は実験的に選択する。材料中のアパタイト及び錯化合物の含有量がそれぞれ
の添加剤の0.01wt%未満であることは、技術的な成果が達成されないので
、効果的ではないことが見出されている。これらそれぞれの濃度を、それぞれの
10.0wt%よりも多くまで増加させることは、材料による太陽光放射線の吸
収を増加し、材料が光に対して透明な場合にはこの材料のの濁りが増加し、また
材料の光変換能力を比較的長く維持しないで過剰な活性添加剤を消費する。前記
特定の性質の組み合わせのみが、先に概略を示した目的を達成する。つまり、U
V光を赤色光に変換する材料の延長された光変換能力、及びUV照射を赤色スペ
クトル範囲の光に同じ強度で変換する条件において材料が光を反射する強化され
た性質を達成する。
【0052】 提案した材料の製造に使用するマトリックス形成剤の選択は、この材料で作る
製品の用途に依存している。例えば、この材料を温室及び乾燥室の覆いとして使
用することを意図している場合、マトリックスは光に対して透明な延伸されたフ
ィルム状であるべきことは明らかである。ここで、既知の熱可塑性又は可溶性フ
ィルム形成ポリマー、例えばポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレ
ート、ポリカーボネート(PC)、ポリ(エチレンテレフタラート)、ポリプロ
ピレン、ポリビニルクロリド、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリアミドは、マ
トリックス形成剤として使用することができる。マトリックス形成剤としての熱
可塑性ポリマーを、光に対して透明なフィルムを得るために使用して、バイオテ
クノロジーに関する装置、例えば微生物培養及び細胞培養のためのキャピラリー
管、ペトリ皿、テストテーブル、分離フラスコを製造することができ、また冬の
温室保護、固定式サンルーム、及び動物の建築物のためのプレートを製造するこ
とができる。
【0053】 提案した材料を例えばガラスハウス及びオフィスビル、並びに温室及び動物の
ための建物に適用させることを意図した場合、又は例えばガラス類、自動車、サ
ンバイザー、及び日よけを製造することを意図した場合、マトリックス形成剤と
して、シリケートガラス(又は他のガラス)を得るための組成物を使用すること
ができる。
【0054】 マトリックス形成剤としての天然及び/又は合成の繊維は、例えば光保護屋根
フード及び日よけの製造、及び光保護布帛を製造に必要な光を変換する織物を得
るために使用することができる。人工繊維、特に合成繊維を使用すると、光変換
不織布を製造し、これを農業分野において保護材料として使用することが可能に
なる。
【0055】 [好ましい態様の説明] 更なる用途に適当なアパタイト(天然及び合成のアパタイト)、ユーロピウム
錯化合物、及マトリックス形成剤を使用して、本発明の材料を製造する。
【0056】 天然のアパタイトとして、平均粒度組成が4〜5μmの無色微細結晶アパタイ
トを使用することが比較的適当である。
【0057】 合成アパタイトを得る方法は既知であり、これは文献で詳細に説明されている
。(フルオロアパタイト及びヒドロキシアパタイトの製造方法はYu. K. Voron'k
o, A.V. Gorbachov, A.A. Zverev, A.A. Sobol', N.N. Morozov, E.N. Murav'ev
, Sh. A. Niyazov及びV.P. Orlovskiiの文献「Raman Scattering and Luminesce
nce Spectra of Compounds with the Structure of Apatite Ca5(PO4)3F and Ca 5 (PO4)3OH. Activated with Eu3+Jons. 」、Inorganic Materials. 1992 年、v.
28、13、p. 442 ;並びにG.V. Rodicheva, V.P. Orlovskii, N.M. Romanova, A.V
. Steblevskii, G.E. Sukhanova の文献「Physicochemical Investigation of a
n Khibini Apatite and Its Comparison to Hydroxyapatite」、Russian Journa
l of Inorganic Chemistry, 1996年、v.41、15、p. 728で説明されており;また
ハイドロキシアパタイトの製造方法は、V.P. Orlovskii、Zh. A. Ezova、G.V. R
odicheva、E.M. Koval、G.E. Sukhanovaの文献「Conditions for the formation
of hydroxyapatite CaCl2(NH4)2HPO4-NH4OH-H2O system (25oC)」、Russian Jo
urnal of Inorganic Chemistry, 1992年、v.37、14、p. 443で説明されている)
【0058】 活性添加剤成分としての錯化合物を得る方法も既知である。(E.F. Kustov, G
.A. Bandarkin, E.N. Muraviov, V.P. Orlovsky の「Electronic spectra of ra
re-earth compounds」I.V. Tananayev出版「Science 」、Moscow、1981年;「Ra
re earth compounds, silicates, germanates, phosphates, arsenates, vanada
tes 」、「Chemistry of rare elements」シリーズ、 Science、Moscow、1983年
)。
【0059】 ユーロピウム、サマリウム、テルビウム、及びガドリニウムの配位化合物を得
る方法は既知であり、L.R. Melby, N.J. Rose, E. Abramson、J.C. Caris. の文
献「Synthesis and Fluorescence of some Trivalent Lanthanide Complexes 」
、 J. Amer. Chem. Soc.、1964年、v.86、23、p. 5117 で説明されている。
【0060】 活性添加剤の成分としての錯化合物は従来の高温合成法によって得ることがで
きる(E.F. Kustov、G.A. Bandarkin、 E.N. Muraviov、V.P. Orlovsky の「Elec
tronic spectra of rare-earth compounds」I.V. Tananayev出版「Science 」、
Moscow、1981年)。この方法によれば、イットリウム(III)の酸化物(又は
他の相当する金属)と組み合わせたユーロピウム(III)、サマリウム(II
I)、テルビウム(III)、又はガドリニウム(III)の酸化物を、化合物
のアニオン部分(R)を作る対応する成分と混合して、数時間にわたって110
0〜1200℃で維持する。この方法で得られたくリンカーを洗浄し、乾燥し、
そして粉砕する。
【0061】 [例] 特定の錯化合物である発光体の製造を以下の例によって説明する。
【0062】 [例1] 100gの酸化ランタン、5.7gの酸化ユーロピウムを混合し、37.8g
のバナデート及び48.1gのアンモニウムホスホネートの混合物に加える。得
られた混合物を(溶融混合物)を、ガラスカーボンのポッドに配置し、4時間に
わたって1200〜1250℃で焼却する。その後、ゆっくりとポッドを冷却し
取り出す。このクリンカーを脱イオン水で浸出して、平均微細構造が4μmにな
るまで分割する。組成物の構造は、La1.9 Eu0.1 (VO4 )(PO4 )に対
応している。
【0063】 [例2] 90gの酸化イットリウム及び10gの酸化ユーロピウムを混合し、この混合
物を95℃の硝酸に溶解する。そして、この得られた溶液にアンモニウムオキサ
レートを加え、25℃まで冷却し、ろ過によって分離して、イットリウムとユー
ロピウムオキサレートの均一混合物にした。
【0064】 その後、焼却のために、30.0gの元素の硫黄、100.0gのナトリウム
カーボネート、及び2.6gのリチウムフルオライドの沈殿物を含む溶融混合物
を調製する。この溶融物をガラスカーボンポッドに入れて、4時間にわたって1
220〜1260℃で焼却した。その後、ホッドをゆっくりと冷却し、そして取
り出す。クリンカーは脱イオン水で浸出させて、平均微細構造が4μmになるま
で分割した。得られる錯化合物の構造は、式Y1.9 Eu0.1 2 1 に対応して
いる。
【0065】 [例3] 100gの酸化イットリウムと8.2gの酸化ユーロピウムを混合し、この溶
融混合物に109.1gのアンモニウムバナデートを加える。この混合物はガラ
スカーボンポッドに配置して、4時間にわたって900〜1100℃で焼却する
。その後、このポッドをゆっくりと冷却し、取り出す。クリンカーは脱イオン水
で浸出させて、平均微細構造が5μmになるまで分割する。得られる錯化合物の
構造は式Y1.95Eu0.1 (VO4 2 に対応している。
【0066】 [例4] 100gの酸化ランタンと5.7gの酸化ユーロピウムを混合し、この溶融混
合物に48.13gのアンモニウムホスフェート及び19.96gのホウ酸を加
える。この混合物はガラスカーボンポッドに入れて、4時間にわたって900〜
1100℃で焼却する。その後、このポッドをゆっくりと冷却し、取り出す。ク
リンカーは脱イオン水で浸出させて、平均微細構造が4μmになるまで分割する
。得られる錯化合物の構造は式Y1.9 Eu0.1 (BO3 )(PO4 )に対応して
いる。
【0067】 [例5] 例4のように、基礎混合物は100gの酸化イットリウム及び8.2gの酸化
ユーロピウム69.5gのアンモニウムホスフェート及び28.8gのホウ酸を
含む。得られる錯化合物の構造は式Y1.9 Eu0.1 (BO3 )(PO4 )に対応
している。
【0068】 [例6] 100gの酸化イットリウムと4.0gの酸化ユーロピウムを混合し、この溶
融混合物に63.8gのバナデート及び40.6gのアンモニウムホスフェート
並びに5.6gのホウ酸を加える。この混合物はガラスカーボンポッドに入れて
、4時間にわたって1200〜1250℃で焼却する。その後、このポッドをゆ
っくりと冷却し、取り出す。クリンカーは脱イオン水で処理して、平均微細構造
が4μmになるまで分割する。得られる錯化合物の構造は式Y1.95Eu0.05(V
4 1.2 (PO4 0.6 (BO3 0.2 に対応している。
【0069】 [例7] 例6のように基礎混合物は、100gの酸化イットリウム及び8.2gの酸化
ユーロピウム54.5gのバナデート、48.6gのアンモニアホスフェート及
び8.6gのホウ酸を含む。得られる錯化合物の構造は式Y1.95Eu0.1 (VO 4 1.0 (PO4 0.7 (BO3 0.3 に対応している。
【0070】 [例8] 100gの酸化イットリウムと8.2gの酸化ユーロピウムを混合し、この溶
融混合物に108.1gの酸化タングステン及び28.8gのホウ酸を加える。
この混合物はガラスカーボンポッドに入れて、4時間にわたって900〜100
0℃で焼却する。その後、このポッドをゆっくりと冷却し、廃棄する。クリンカ
ーは脱イオン水で浸出させて、平均微細構造が4μmになるまで分割する。得ら
れる錯化合物の構造は式Y1.9 Eu0.1 (BO2 2 (WO4 2 に対応してい
る。
【0071】 [例9] 例8と同様であるが、基礎混合物は酸化タングステンの代わりに67.1gの
酸化モリブデンを含んでいる。得られる錯化合物の構造は式Y1.9 Eu0.1 (B
2 2 (MoO4 2 に対応している。
【0072】 [例10] 26.1gのバリウムニトレート、65.2gの酸化ガドリニウム、7.0g
の酸化ユーロピウム、43.2gの酸化モリブデンを混合する。得られる混合物
はガラスカーボンのポッドに入れて、2時間にわたって、その後2時間にわたっ
て1100℃で焼却する。このポッドをゆっくりと冷却し、取り出す。クリンカ
ーは脱イオン水で浸出させて、平均微細構造が5μmになるまで分割する。得ら
れる錯化合物の構造は式BaGd1.8 Eu0.2 (MoO4 4 に対応している。
【0073】 [例11] 23gの酸化イットリウムと3.5gの酸化ユーロピウム及び0.9gのナト
リウムフルオライドを混合する。この混合物はアランダムのポッドに入れて、4
時間にわたって1100〜1200℃で焼却する。その後、このポッドをゆっく
りと冷却し、取り出す。クリンカーは脱イオン水で浸出させて、平均微細構造が
4μmになるまで分割する。得られる錯化合物の構造は式Y0.9 Eu0.1 OFに
対応している。
【0074】 [例12] 基礎混合物が、酸化ユーロピウムの代わりに10.0gの酸化サマリウムを含
むようにすることを除いて、例2のように行う。得られる錯化合物の構造は、式
1.9 Sm0.1 2 1 に対応している。
【0075】 [例13] 基礎混合物が、酸化ユーロピウムの代わりに10.0gの酸化テルビウムを含
むようにすることを除いて、例2のように行う。得られる錯化合物の構造は、式
1.9 Tb0.1 2 1 に対応している。
【0076】 [例14] 基礎混合物が、酸化ユーロピウムの代わりに10.0gの酸化ガドリニウムを
含むようにすることを除いて、例2のように行う。得られる錯化合物の構造は、
式Y1.9 Gd0.1 2 1 に対応している。
【0077】 [例15] 基礎混合物が、32.6gのランタン、4.0gの酸化ユーロピウム、15g
の元素の硫黄、50gのナトリウムカーボネート、及びリチウムフルオライドを
含むようにすることを除いて、例2のように行う。得られる錯化合物の構造は、
式La1.9 Eu0.1 2 1 に対応している。
【0078】 [例16] 基礎混合物が、酸化ユーロピウムの代わりに5.6gの酸化サマリウムを含む
ようにすることを除いて、例4のように行う。得られる錯化合物の構造は、式L
1.9 Sm0.1 (BO3 )(PO4 )に対応している。
【0079】 [例17] 基礎混合物が、酸化ユーロピウムの代わりに5.5gの酸化テルビウムを含む
ようにすることを除いて、例4のように行う。得られる錯化合物の構造は、式L
1.9 Tb0.1 (BO3 )(PO4 )に対応している。
【0080】 例18〜19で示すようにして、80〜90℃の水性アルコール性媒体中のそ
れぞれの酸及び塩基で、ユーロピウム、サマリウム、テルビウム、及びガドリニ
ウムの硝酸塩を処理することによって、本発明の、それらの配位化合物を得た。
【0081】 [例18] 4.46gのユーロピウム(III )硝酸塩を、50mlのエタノールに加熱しな
がら溶解させた。10mlのエタノール中の8.89gのテノイルトリフルオロア
セトン、その後15mlのエタノール中の8.44gのメラニリンを、得られる溶
液に加えた。この溶液を冷却し、沈殿物をろ過した。ろ液を自由に揮発させた。
得られるアモルファス−結晶質は式(DPhG)H〔Eu(TTA)4 〕の構造
を持つ。
【0082】 [例19] 4.46gのユーロピウム(III )硝酸塩を、50mlの高温の水に溶解させた
。10mlのエタノール中の3.4gの1,10−フェナントロリンを、得られる
溶液に加えた。結晶がすばやく沈殿した。この溶液を冷却し、沈殿物をガラス多
孔質膜にろ過し、これ水、その後エタノール及びエステルで洗浄した。得られる
化合物は式〔Eu(NO3 3 (Phen)2 〕に対応する構造を持つ。
【0083】 例1〜17は、商業的な製造に使用することができる復化合物の合成を説明し
ている。
【0084】 マトリックスがフィルム状又はプレート状に延ばされ、又は熱可塑性樹脂又は
可溶性ポリマーからできており、マトリックスと活性添加剤を含む光変換材料の
製造方法は、スイス国特許第667463号及びイギリス国特許第215883
3号明細書で説明されるポリマーフィルム又はシートの製造方法に似ている。
【0085】 [例20] 光変換材料を製造するために、マトリックス形成成分として、99.8kgの粒
状ポリエチレン、0.1kgの天然アパタイト、及びY1.9 Eu0.1 (VO4 1. 5 (PO4 0.5 の構造で微粉末の形の0.1kgの複化合物(4μmの平均分散
構造)を含む組成物を使用する。この組成物をミキサーに入れて、よく撹拌し、
100〜150μmに押し出す。
【0086】 得られた材料はマトリックスと活性添加剤とを含んでおり、天然アパタイトが
0.1wt%で前記イットリウム−ユーロピウムバナデート−ホスフェートが0.
1wt%である。活性添加剤はマトリックス中に分散して、フィルムに押し出され
ている。
【0087】 得られた材料の光学的な性質は表1に示している。ここで、280〜400nm
の範囲の太陽光の定量的な変換率は85%にまで達している。580〜750nm
の範囲の光透過率は82%である。蛍光特性の安定性は650日以上である。 透明フィルムの形のこの材料は、温室及び乾燥室を覆うのに使用することがで
きる。
【0088】 例21〜35は表1に示す。
【0089】
【表1】
【0090】
【表2】
【0091】
【表3】
【0092】
【表4】
【0093】
【表5】
【0094】 表1は、例20において説明するようにして得られた光変換材料の性質を説明
している。ここでは、異なる量の異なる構造の複化合物、及び異なる量の天然及
び/又は合成アパタイトを活性添加剤として使用している。製造された材料の性
質と類似の見本(表1の最後の行、例36)の性質を比較すると、同じ変換強度
の条件下において、UV光を赤色放射スペクトルに転換させる光を変換する能力
を、材料が650日まで維持できることが分かる(発光の安定性)。
【0095】 例37〜45は表2に示す。
【0096】 [表2] 表2は、例20において説明するようにして、フィルム状に押し出された光変
換材料の性質を示している。ここでは、マトリックス形成剤として様々なポリマ
ーを使用し、活性添加剤として異なる量で異なる構造の錯化合物及び配位化合物
並びに異なる量で合成及び/又は天然アパタイトを使用している。
【0097】 表2に示されるように、この材料の製造のためのマトリックス形成剤として使
用するポリマーの性質は、本発明の材料の光変換能力を維持する期間には影響を
与えない。
【0098】 更に、天然及び/又は合成のアパタイトを活性添加剤に加えることは光変換材
料を強化することが分かる。例えば、例20で説明するように特にポリエチレン
のフィルム状にされたマトリックスを有し、活性添加剤として天然及び合成のア
パタイトをそれぞれ0.075wt%づつ含有しており、また錯化合物として0
.1wt%のY1.95Eu0.052 Sを含有している材料(例26)、又は0.1
5wt%の合成アパタイト及び0.1wt%のY1.95Eu0.052 Sを含有して
いる材料(例34)は、見本のものよりも引っ張り強度が10%大きく、また隙
間での材料の伸張が2倍になる。
【0099】 この材料の熱を保持する性質は、見本のものと比較すると促進されていること
が示される。例えば、見本の添加剤を含む材料で保護された温室内の土壌温度と
外の土壌温度との差は2〜5℃であり、例26及び34の材料で温室を保護した
ときのこれらの温度の差は7〜8℃に達する。
【0100】 例46〜48は表3に示す。
【0101】 [表3] 表3は、シリケート(例46、47、48)、ポリメチルクリレート(例47
)、ポリカーボネートでできた光変換プレート状材料の性質を示している。
【0102】 ガラス(例46)の表面を、分散した活性添加剤を有するラッカー組成物をコ
ーティングした。例46〜48に従って製造した材料は、700日以内でその光
変換特性を維持した。
【0103】 [例49] マトリックスとしてのポリプロピレン及び活性添加剤を含む光変換材料を製造
するために、0.1kgの錯化合物、0.1kgの合成ヒドロキシアパタイト、
及び100.0kgの粒状プロピレンを使用する。材料は従来の方法を使用して
製造した。製造した材料はその光変換特性を600日以内で維持している。
【0104】 [例50] マトリックスとしてのコットン繊維を含む光変換材料を製造するために、可溶
性ポリウレタン及び0.03kgの合成フッ化アパタイト及び0.03kgの錯
化合物の混合物で含浸した9.94kgの布を使用する。この材料は、その光変
換特性を60日以内で維持している。
【0105】 [例51] マトリックスとしてのポリプロピレンを含む光変換織物状材料を製造するため
に、96.5kgの粒状のこのポリマーを使用して、これを0.2kgの活性添
加剤の天然アパタイト、及び0.3kgの錯化合物と混合する。
【0106】 得られる組成物をミキサーに入れて、よく撹拌し、その後、この混合物をフィ
ルム状に押し出して、スレッド繊維と同じぐらいまで深く切断した。得られるス
レッド繊維を使用して、従来の方法で光変換織物状材料を製造した。
【0107】 得られる材料は、650日以内でその光変換特性を維持する。
【0108】 [例52] マトリックスとしてボロ−シリケートガラスを含む光変換プレート状材料を製
造するために、シリケートガラスを製造するための98.0kgの組成物を使用
し、これに、1:2の割合の天然アパタイトと合成アパタイトの混合物0.3k
g及び錯化合物1.7kgを加える。
【0109】 得られる混合物をミキサーに入れ、よく撹拌し、1000℃まで加熱する。そ
の後、通常の方法でガラスプレートを作る。得られる材料は、その光変換特性を
700日以内で維持する。
【0110】 光変換フィルムの形の本発明の光変換材料を使用して、トマト、キュウリ、コ
ショウ、ダイコン、ニンジン等を異なる気候条件で栽培する間の温室及び温暖室
を保護した。
【0111】 [例53] この例は表4に示している。この例では、例20によって説明されるようにし
て製造した本発明の光変換材料を含む様々なフィルムで保護した温室でのキンセ
ンカの成長の結果を示している。
【0112】 光変換特性がない標準のポリエチレンフィルムも、テストフィルムとして使用
した。
【0113】 [例54] この例は表5で示している。この例では、例20によって説明されるようにし
て製造した光変換材料を含む様々なフィルムで保護した温室でのダイコンの成長
の結果を示している。
【0114】 光変換特性がない標準のポリエチレンフィルムも、テストフィルムとして使用
している。
【0115】
【表6】
【0116】
【表7】
【0117】 表4及び5に示した実験結果は、マトリックスとしてポリエチレンフィルムを
含む本発明の光変換材料は温室を効果的に保護することが分かる。
【0118】 従って、本発明を使用すると、UV放射を赤色放射スペクトルに転化させる材
料の光変換特性の作用を、この変換特性を維持して650日まで延長させること
が可能になる。
【0119】 本発明は、光変換特性を持つ製品の製造にふさわしい材料の候補を増やすこと
を可能にする。更に、マトリックスとして熱可塑性樹脂ポリマー含む材料を用い
ると、本発明は材料の光反射性を改良することができ、またその強度を促進させ
ることができる。
【0120】 マトリックスとしてポリマーフィルムを有する材料の強度が促進されるので、
4μmの薄いフィルムを製造することができる。従って、この材料は温室及び狭
い床の保護だけでなく、屋外の農作物の保護にも使用することができる。
【0121】 本発明は、UV照射をシアン及び青色のスペクトルに変換する強度を増加させ
ることができ、これは我々のデータによれば植物の生産性を少なくとも5%増加
させる。
【0122】 [用途] 本発明は、農業分野において使用して温室、植物室、及び動物のための建物を
保護することができ;医療分野で使用して人を日焼けから効果的に保護し及び/
又はUV照射の被照射量を減少させる能力によって迅速な癒着を提供することが
でき;光産業において使用して衣類、日よけ、サンルーフのフードの製造に使用
する光変換生地の製造に適用することができ;バイオテクノロジー分野で使用し
て、UV照射を赤色スペクトルに変換させて、微生物及び細胞を培養する装置の
開発に役立てることができ;エンジニアリング分野において使用して、住宅及び
オフィスビル、温室及び動物のための建物、並びに自動車の窓のための光変換ガ
ラスの製造に有用に使用することができる。
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月8日(2000.6.8)
【手続補正2】
【補正対象書類名】要約書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【要約】 本発明は、マトリックス、アパタイト、及び一般式Mex m Euy 3 z n
mx+3y=nz;Mex m =Mex' m'+Mex'' m'' +…;Rz n =Rz' n'
z'' n'' +…;mx=m’x’+m''x''+…;nz=n’z’+n''z''+
…;x≧1.0≧y≧0.01)の少なくとも1種類のユーロピウム錯化合物を
含む材料に関する。ここで、Meは、イットリウム、ランタン、セリウム、プラ
セオジウム、ネオジム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、ジスプロシ
ウム、ホルミウム、エルビウム、イッテルビウム、アルミニウム、ビスマス、ス
ズ、チタン、マンガン、カルシウム、バリウム、亜鉛、カドミウム、ナトリウム
、カリウム、ルビジウム、セシウムからなる群より選択される金属を表している
。またRは、酸素、硫黄、フッ素、塩素、臭素、リン、ホウ素、バナジウム、モ
リブデン、タングステン、ゲルマニウム又はこれらの元素の化合物を表しており
、m及びnはそれぞれMe及びRイオンの電荷を示している。この材料を作るた
めの組成物は、0.01〜10.0wt%のアパタイト、0.01〜10.0wt%
の錯化合物、及び釣り合う量のマトリックス形成剤を含んでおり、このマトリッ
クス形成剤は例えば、ポリマー、繊維、ガラス形成組成物、又はラッカー若しく
は接着剤生成物質である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 13/02 C08K 13/02 //(C08K 3/00 (C08K 3/00 3:18 3:18 3:38 3:38 3:30) 3:30) (C08K 13/02 (C08K 13/02 5:31 5:31 5:5313 5:5313 3:32 3:32 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN Fターム(参考) 4G076 AA05 AA06 AA09 AA10 AA19 AA22 AB02 AB10 BA38 BA43 BA46 DA11 4J002 AB011 BB001 BB031 BB121 BC031 BD051 BF001 BG051 BG061 CF031 CF061 CG001 CL001 CP031 DA006 DD006 DE006 DG006 DH006 DK006 FD206 GA00 GB00 GP00

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックスと、UV光をオレンジ色から赤色のスペクトル
    範囲に変換することができる活性添加剤を含む光変換材料であって、活性添加剤
    が、アパタイト、及び少なくとも1種のMex m y 3 z n の一般式のユーロ
    ピウム(III)複化合物又はこの化合物とそれぞれMex m y 3 z n の一
    般式のサマリウム(III)、テルビウム(III)、又はガドリニウム(II
    I)の少なくとも1つの錯化合物との混合物である光変換材料(mx+3y=n
    z;Mex m =Mex' m'+Mex'' m'' +…;Rz n =Rz' n'+Rz'' n'' +…
    ;mx=m’x’+m''x''+…;nz=n’z’+n''z''+…;x≧1.0
    ≧y≧0.01、(m及びnはそれぞれMe及びRイオンの電荷))。 (Meは、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジウム、ネオジム、
    サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エル
    ビウム、イッテルビウム、アルミニウム、ビスマス、スズ、チタン、マンガン、
    カルシウム、バリウム、亜鉛、カドミウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム
    、セシウムからなる群より選択される金属を表し、 Mは、ユーロピウム、サマリウム、テルビウム、ガドリニウムからなる群より
    選択される金属を表し、また Rは、酸素、硫黄、フッ素、塩素、臭素、リン、ホウ素、バナジウム、モリブ
    デン、タングステン、ゲルマニウムからなる群より選択される元素又はこれらの
    元素の化合物を表している。)
  2. 【請求項2】 活性添加剤が、マトリックスの内側又は表面に分散している
    請求項1に記載の材料。
  3. 【請求項3】 活性添加剤が、材料の少なくとも0.02wt%の量である
    請求項1に記載の材料。
  4. 【請求項4】 マトリックスが、光に対して透明なように作られている請求
    項1に記載の材料。
  5. 【請求項5】 アパタイトが、Ca10(PO4 6 2 (RはF、Cl、又
    はOH)の式に対応して、結晶格子中で微細に分割された条件の天然若しくは合
    成のアパタイトであり、又は任意の割合のこれらの化合物の混合物である請求項
    1に記載の材料。
  6. 【請求項6】 【外1】
  7. 【請求項7】 一般式Mex y OGal又はMex y 2 Halの錯化
    合物が、800〜1200℃のアルカリハロゲン類又はハルコゲニド類の媒体中
    でのMe及びMの酸化物の固溶体の処理生成物である請求項6に記載の材料。
  8. 【請求項8】 【外2】
  9. 【請求項9】 一般式Mex y (VO4 2 の錯化合物が、900〜11
    00℃のアンモニウムバナデートでの固相のMe及びMの酸化物の反応生成物で
    ある請求項6に記載の材料。
  10. 【請求項10】 一般式Mex y (BO3 z'(PO4 z'の錯化合物が
    、900〜1100℃のホウ酸及びアンモニウムホスフェートでの固相のMe及
    びMの酸化物の反応生成物である請求項6に記載の材料。
  11. 【請求項11】 一般式Mex y (VO4 z'(PO4 z'の錯化合物が
    、1000〜1200℃のアンモニウムホスフェート及びバナデートでの固相の
    Me及びMの酸化物の反応生成物である請求項6に記載の材料。
  12. 【請求項12】 一般式Mex y (VO4 z'(PO)z'' (BO3 z' の錯化合物が、800〜1100℃のアンモニウムホスフェート及びバナデート
    並びにホウ酸での固相Me及びMの酸化物の反応生成物である請求項6に記載の
    材料。
  13. 【請求項13】 一般式Mex y (BO2 z'(WO4 z'' 又はMex y (BO2 z'(MoO4 z の錯化合物が、1100〜1200℃のホウ酸
    での固相のMe及びMの酸化物、タングステン(モリブデン)の反応生成物であ
    る請求項6に記載の材料。
  14. 【請求項14】 金属Eの少なくとも1種の配位化合物を更に含み、この金
    属Eの化合物を〔E(TTA)3 (Phen)〕,〔E(TTA)3 (TPhP
    O)2 〕,(DPhG)H〔E(TTA)4 〕,(DPhG)H〔E(HFAA
    4 〕,〔E(HFAA)3 (Phen)〕,〔E(HFAA)3 (TPhPO
    2 〕,〔E(AA)3 (Phen)〕,〔E(BB)3 (Phen)〕,〔E
    (TFA)3 (Phen)〕,(DPhG)H〔E(TFA)4 〕,〔E(Ca
    pr)3 (Phen)〕,〔E2 (Ter)3 (Phen)2 〕,〔E(NO3 3 (Phen)2 〕からなる群より選択する請求項1に記載の材料。 (Eは、ユーロピウム、サマリウム、テルビウム、ガドリニウムからなる群よ
    り選択される金属を表し、 Hは水素イオン、TTAはテノイルトリフルオロアセトネートアニオン、HF
    AAはヘキサフルオロアセチルアセトネートアニオン、BBはベンゾイルベンゾ
    エートアニオン、AAはアセチルアセトアネートアニオン、TFAはトリフルオ
    ロアセトネートアニオン、Caprはカプロネートアニオン、Terはテレフタ
    ラートアニオン、Phenは1,10−フェナントロリン、TPhPOはトリフ
    ェニルホスフィンオキシド、DPhGはジフェニルグアニジン(メラニリン)を
    それぞれ表している)
  15. 【請求項15】 金属Eの配位化合物が、80〜90℃の水性−アルコール
    性媒体中での、テノイルトリフルオロアセトン、又はヘキサフルオロアセチルア
    セトン、又はアセチルアセトン、又はベンゾイル安息香酸、又はトリクロロカル
    ボン酸、又はカプロン酸、又はテレフタル酸、及び1,10−フェナントロリン
    、又はトリフェニルホスフィンオキシド、又はジフェニルグアニジンによるユー
    ロピウム(III )、サマリウム(III )、テルビウム(III )又はガドリニウム
    (III )の硝酸塩の変態生成物である請求項14に記載の材料。
  16. 【請求項16】 マトリックスを、フィルム、プレート、又は織物状又は繊
    維状/非繊維状材料に押し出した請求項1に記載の材料。
  17. 【請求項17】 マトリックスが熱可塑性樹脂ポリマーでできている請求項
    16に記載の材料。
  18. 【請求項18】 マトリックスが可溶性ポリマーでできている請求項16に
    記載の材料。
  19. 【請求項19】 マトリックスが、ポリメチルメタクリレート、ポリブチル
    メタクリレート、ポリカーボネート(PC)、ポリ(エチレンテレフタラート)
    及びそれらの誘導体からなる群より選択されるポリエステル、又はポリプロピレ
    ン、ポリビニルクロリド、ポリスチレン、ポリエチレン及びそれらの誘導体から
    なる群より選択されるポリオレフィン、又はポリアミド、又はその誘導体;又は
    これらのポリマーのコポリマー又はこれらのポリマーの混合物でできている請求
    項16に記載の材料。
  20. 【請求項20】 マトリックスが、コットン、シルク、ウール、麻類、混合
    繊維を含む天然繊維、又はポリプロピレン、アセテート、カプロン、ナイロン、
    ポリアミド、ポリエステル、それらのコポリマー、それらの混合物を含む合成繊
    維、又はこれらの繊維類を混合することによる合成及び天然の繊維の混合物、で
    できている請求項16に記載の材料。
  21. 【請求項21】 マトリックスが、シリケートガラス又は改質シリケートガ
    ラスでできている請求項16に記載の材料。
  22. 【請求項22】 マトリックスが、有機ガラスでできている請求項16に記
    載の材料。
  23. 【請求項23】 更にラッカー又は接着剤を含む請求項1に記載の材料。
  24. 【請求項24】 ラッカー又は接着剤が、シリコーン、ポリエステル、ポリ
    エポキシ、エポキシ樹脂又はそれらの混合物である請求項23に記載の材料。
  25. 【請求項25】 マトリックス形成剤と活性添加剤を含む光変換材料の製造
    のための組成物であって、 添加剤が、アパタイト、及び少なくとも1種のMex m y 3 z n の一般式
    のユーロピウム(III)錯化合物又はこの化合物とそれぞれMex m y 3 z n の一般式のサマリウム(III)、テルビウム(III)、又はガドリニウ
    ム(III)の少なくとも1種の錯化合物との混合物であり(mx+3y=nz
    ;Mex m =Mex' m'+Mex'' m'' +…;Rz n =Rz' n'+Rz'' n'' +…;
    mx=m’x’+m''x''+…;nz=n’z’+n''z''+…;x≧1.0≧
    y≧0.01(m及びnはそれぞれMe及びRイオンの電荷)) (Meは、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジウム、ネオジム、
    サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エル
    ビウム、イッテルビウム、アルミニウム、ビスマス、スズ、チタン、マンガン、
    カルシウム、バリウム、亜鉛、カドミウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム
    、セシウムからなる群より選択される金属を表し、 Mは、ユーロピウム、サマリウム、テルビウム、ガドリニウムからなる群より
    選択される金属を表し、 Rは、酸素、硫黄、フッ素、塩素、臭素、リン、ホウ素、バナジウム、モリブ
    デン、タングステン、ゲルマニウムからなる群より選択される元素又はそれらの
    組み合わせ、を表し、 m及びnはそれぞれMe及びRイオンの電荷を表している)、且つ マトリックス形成剤が、熱可塑性樹脂又は可溶性ポリマー、又は繊維状材料(
    天然物、合成物、又はそれらの混合物)、又は有機ガラス、シリケートガラス、
    若しくは改質シリケートガラスの製造のための組成物、又はラッカー/接着剤生
    成物質であり、また 以下の成分の割合(wt%)に従う光変換材料の製造のための組成物。 アパタイト 0.01〜10.0 錯化合物 0.01〜10.0 マトリックス形成剤 釣り合う量
  26. 【請求項26】 以下の群より選択される金属Eの少なくとも1種の配位化
    合物をその下の割合(wt%)で更に含む請求項25に記載の組成物。 〔E(TTA)3 (Phen)〕,〔E(TTA)3 (TPhPO)2 〕,(
    DPhG)H〔E(TTA)4 〕,(DPhG)H〔E(HFAA)4 〕,〔E
    (HFAA)3 (Phen)〕,〔E(HFAA)3 (TPhPO)2 〕,〔E
    (AA)3 (Phen)〕,〔E(BB)3 (Phen)〕,〔E(TFA)3 (Phen)〕,(DPhG)H〔E(TFA)4 〕,〔E(Capr)3 (P
    hen)〕,〔E2 (Ter)3 (Phen)2 〕,〔E(NO3 3 (Phe
    n)2 〕 (Eは、ユーロピウム、サマリウム、テルビウム、ガドリニウムからなる群よ
    り選択される金属を表し、 Hは水素イオン、TTAはテノイルトリフルオロアセトネートアニオン、HF
    AAはヘキサフルオロアセチルアセトネートアニオン、BBはベンゾイルベンゾ
    エートアニオン、AAはアセチルアセトネートアニオン、TFAはトリフルオロ
    アセトネートアニオン、Caprはカプロネートアニオン、Terはテレフタラ
    ートアニオン、Phenは1,10−フェナントロリン、TPhPOはトリフェ
    ニルホスフィンオキシド、DPhGはジフェニングアニジン(メラニン)をそれ
    ぞれ表している) 天然アパタイト 0.01〜10.0 複化合物 0.01〜10.0 配位化合物 0.01〜1.00 マトリックス形成剤 釣り合う量
  27. 【請求項27】 マトリックス形成剤が、ポリメチルメタクリレート、ポリ
    ブチルメタクリレート、ポリカーボネート(PC)、ポリ(エチレンテレフタラ
    ート)、ポリプロピレン、ポリビニルクロリド、ポリスチレン、ポリエチレン、
    ポリアミド、これらのポリマーの誘導体、これらのポリマーのコポリマー、又は
    これらのポリマーの混合物からなる群より選択されるポリマーである請求項26
    に記載の組成物。
  28. 【請求項28】 マトリックス形成剤が、シリコーン、ポリエステル、ポリ
    エポキシ、エポキシ樹脂、又はそれらの混合物である請求項25に記載の組成物
  29. 【請求項29】 マトリックス形成剤が、シルク、ウール、コットン、麻類
    、及びそれらの混合物からなる群より選択される天然繊維である請求項25に記
    載の組成物。
  30. 【請求項30】 マトリックス形成剤が、ビスコース、アセテート、ポリエ
    ステル、ポリアミド、ポリアクリルアミド、及びそれらの混合物からなる群より
    選択される合成繊維である請求項25に記載の組成物。
  31. 【請求項31】 マトリックス形成剤が、シリケートガラス又は改質シリケ
    ートガラスを製造するための組成物である請求項25に記載の組成物。
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