JP2001524199A - ロールカバーおよびロールカバーの製造方法 - Google Patents

ロールカバーおよびロールカバーの製造方法

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JP2001524199A JP50324299A JP50324299A JP2001524199A JP 2001524199 A JP2001524199 A JP 2001524199A JP 50324299 A JP50324299 A JP 50324299A JP 50324299 A JP50324299 A JP 50324299A JP 2001524199 A JP2001524199 A JP 2001524199A
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パーソネン,ヤン・エイ
イリセラ,セッポ・エイ
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ストウ・ウッドワード・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 製紙機ロール20を製造する際に利用されるカバー付きロール構造10は、外面がほぼ円筒形状のコアロールと、コアロールの外面を囲む除去可能な材料によるスリーブ30と、除去可能な材料によるスリーブ30を囲む圧縮可能な材料によるスリーブ40と、圧縮可能な材料によるスリーブ40および除去可能な材料によるスリーブ30を囲む重合性材料によるスリーブ50とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】 ロールカバーおよびロールカバーの製造方法 発明の分野 本発明は、製紙業で使用されるカバー付きロールとこのカバー付きロールを製 造する方法に関する。具体的には、本発明は、重合体被覆材料が表面に加工され ているロールからこの重合体被覆材料を取り外すのが一層容易になった製紙業で 使用されるカーバー付きロールに関する。 発明の背景 円筒形ロールは多くの産業分野で利用されており、中でも製紙業でよく利用さ れている。こうしたロールは通常、過酷な環境で利用され、高い動的負荷や温度 にさらされている。1例として、代表的な製紙工業では、ロールは加工ステーシ ョン間で織布を輸送するだけではなく、圧力ロールやカレンダーロールの場合に は、織布自体を紙に加工するのにも使用される。 圧力ロールは、なかんずく、圧力フェルトが新しく形成した織布に圧力を加え る製紙機の圧力部分に備えられ、熱や圧力により、織布から湿気を取り除く。通 常は、織布は、2つの圧力ロール間で挟まれて圧力フェルト上に運ばれるので、 織布から湿気が搾り出されやすい。この環境では、こうした圧力ロールは、圧力 が極端に高く、紙の移動速度が速く、さらに湿気があるために、高度な動的負荷 にさらされる。したがって、ロールは堅牢で、頑丈で、摩耗と湿気に耐えられる ものが好ましい。また、ロールは、織布のしわが少なくなるように、しばしば長 手軸に沿って「凸状」になっている。 カレンダーロールは、製紙機械のカレンダー部分でしばしば利用される。通常 は、カレンダーロールを連続して配置して、ペーパーウェッブのいくぶん回旋状 になった経路を画定して、ペーパーウェッブに圧力をかけるようにロールの中に は互いに緊密に配置されているものもある。カレンダー加工を最初に実行して、 紙を一層に滑らかにてツヤをつける。滑らかさもツヤもカレンダーロールの数と 表面の硬度ならびに与圧により影響を受ける。 製紙ロールには異なる性能上の要求が多々あり、全体が金属製のロールを置換 するのは極めて高額になるので、製紙ロールは通常、金属製のコア部分の周面を 囲む重合体のカバーを備えている。カバーとして利用された重合体を変えること により、設計者は、製紙業の分野が要求している様々な性能上の特性をロールが 備えるように設計している。また、金属製ロール上のカバーの置換は、全体が金 属製のロールを置換するほどは費用が掛からない。カバーで使用される重合体( polymer)は、通常は熱硬化性樹脂か熱可塑性プラスチックである。 さらに、重合体によるシェルコア部を含むロールもある。これらロールでは、 シェルは通常、内部フレームにより支持されている。内部フレームは、シェルの 内面に与圧する液圧式または気圧式シリンダーを複数個備えている。ロール用の カバーシェルの製造時には、一般に、重合体が金属または他の硬い材料から形成 されているコア部に入れられ、望ましい形状に鋳造または成形して硬化させられ る。カバーまたはシェルは、成形コア部から取り除かれて、コア部または内部フ レームに接着される。 重合体のカバーまたはシェルを製造するときには、重合性材料とコア部の材料 の間の熱膨張の差が顕著なので問題が発生する。具体的には、重合性材料の熱膨 張係数は通常、金属の熱膨張係数より1桁大きい。結果として、重合性材料から 形成されたスリーブは、縮みやすく、したがって、成形コア部に緊密にくっつい て離れなくなりやすい。したがって、成形コア部から重合体によるスリーブを取 り除くのは極めて困難になることが多い。さらに、重合性材料が縮むので、不本 意な残留応力が発生する。 カバーやシェルが形成されているコア成形部からの取り外しが一層容易である 重合性カバーやシェルを提供することが当技術分野で必要とされている。 発明の要約 上記の観点から、本発明の目的は、表面に形成された重合性材料のスリーブの 取り外しが一層容易になった製紙に使用されるカバー付きロール構造を提供する ことにある。 本発明の他の目的は、こうしたカバー付きロール構造を製造する方法を提供す ることにある。 上記および他の目的のために、本発明は、従来の重合体によるスリーブよりも 表面に形成された重合性材料のスリーブを取り除くのが一層容易になるカバー付 きロール構造を提供する。一度取り除かれると、重合性材料のスリーブは、他の コア部をカバーしてローラを形成するのに使用できるし、スルー部自体または内 部フレームによりシェルとして使用できる。 1実施例では、ロール構造は、無機質の予備含浸パウダーから形成されるのが 好ましい除去可能な材料を、外表面が円筒形状の成形コア部に塗布して、除去可 能な材料からスリーブを形成する。除去可能な材料の好ましい融点は少なくとも 約華氏100度である。その後、重合性材料を除去可能な材料のスリーブ上に塗布 して、重合性材料のスリーブを形成する。そして、重合性材料のスリーブを硬化 させ、除去可能な材料をロール構造から溶解したり、または取り除く。結果とし て、重合性材料のスリーブは、カバーまたはシェルとして作用し、かつロール構 造から容易に取り除くことができる。 他の実施例では、除去可能な材料のスリーブの形成と重合性材料のスリーブの 形成の間に圧縮可能な材料から成るスリーブを形成するようになっている。利点 としては、圧縮可能な材料は、硬化処理中およびその後で収縮可能であり、重合 性材料の収縮程度は圧縮可能な材料を含まず除去可能な材料だけの場合よりも大 きくなる。この構造は、カバーまたはシェル中に存在する応力を減らすことが可 能になる。所望されれば、重合性材料のスリーブはロール構造から容易に取り除 け、ロールコア部またはフレームに取り付けられる。代わりに、スリーブが成形 コア部に接着されると、作業ロール自体のコア部としての働きをする。圧縮可能 な材料は、除去可能な材料が溶剤による溶解により取り除かれる場合に、溶剤の 導管としても作用する。 図面の簡単な説明 図1は、製紙ロールを製造する際に利用されるカバー付きロール構造の斜視図 である。 図2a〜図2cは、除去可能な材料のスリーブと圧縮可能な材料のスリーブの 利用を含む製紙機用のロールを形成する方法の横断面図である。 図3a〜図3cは、除去可能な材料のスリーブの利用を含む製紙機用のロール を形成する方法の横断而図である。 図4a〜図4cは、圧縮可能な材料のスリーブの利用を含む製紙機用のロール を形成する方法の横断面図である。 発明の詳細な説明 本発明は以下でより詳細に説明され、本発明の好ましい実施例が図示される。 しかし、本発明は、様々な形状で具体化されるが、本明細書で詳述される実施例 に制限されるものではない。さらに、こうした実施例は、本開示が周到で完全に なるように述べられており、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるものである。 図面では、全体を通して、同じ番号は同じ要素を示している。 図面を参照すると、図1は本発明のカバー付きロール構造を示す。このロール 構造10は、コアロール(すなわち、成形コア)20と、除去可能な材料から成る スリーブ30と、圧縮可能な材料から成るスリーブ40と、重合体スリーブ50とを含 む。ロール構造10は、重合性材料(本項で以下により詳細に説明される) のスリーブ50を形成するのに使用できる。このスリーブ50は最終的にはロール構 造10の残りの部分から取り除かれる。重合体スリーブ50は、内部コアまたは内部 支持枠組みと共に、シェル構造としてのみ使用可能である。また、重合体スリー ブ50は、それが形成されているロール構造とは異なるロール構造上にも接着可能 であったり、コアロール20と共に残ったり、コアロール20に接着される。どちら でも、こうしたロール構造は、カレンダーロール、吸引ロール、ワイヤ回旋ロー ル、または圧縮ロールなどの製紙作業での様々な分野で使用できる。 例示してあるように、コアロール20の外面はほぼ円筒形である。このコアロー ル20は、鋳鉄、巻締管、溶接管、鋳鋼(たとえば、POLYCAST(商標))、ダクタイル 鋳鉄、チルド鋳鉄、ステンレス鋼やそれらの合金、青銅など様々な材料から形成 可能である。上記の合金も使用できる。さらに、ファイバーグラスまたはエポキ シ樹脂の下塗が通常含まれている。重合体スリーブ50がコアロール20に接着され たままでいる場合には、コアロール20が鋳鉄、チルド鋳鉄、ダクタイル鋳鉄、ま たはステンレス鋼から形成するのが好ましい。 コアロール20の大きさは、重合体スリーブ50の望ましいサイズに応じて、大幅 に変えることができる。たとえば、コアロールの直径は約2インチから60インチ 、その長さは約5フィートから約30フィートである。 さらに図1を参照すると、除去可能な材料のスリーブ30は、コアロール20の外 面を囲んでいる。本明細書で使用されている「除去可能な材料」は、コアロール 20または他の基礎支持基板に加えて、基礎重合体スリーブ50を最初に取り除くこ となく占有されていた容積に空間が残るようにコアロール20から外せる材料を意 味する。結果として、重合体スリーブ50をコアロール20から取り除くのが一層容 易になる。 除去可能な材料は、セラミックや金属性パウダーなど耐熱性無機質予備含浸パ ウダーを含むのが好ましく、さらに好ましいのは、水性溶剤により溶解可能なパ ウダーを含んでいることである。本発明の目的によると、「水性溶剤」という用 語は幅広く解釈され、たとえば、水道水、蒸留水、およびその混合水をも含む。 また、この水性溶剤には、緩衝剤などの多くの適切な添加物も含まれている。耐 熱性無機質予備含浸パウダーには通常、無機質コア結合剤、無機質充填剤、水お よび界面活性剤が含まれている。特に、除去可能な材料には、1つまたは複数の 低溶融共晶塩または合金が含まれるのが好ましい。 あるいは、除去可能な材料には、ポリアクリレートや、ポリアクリルアミドや 、澱粉や、ポリビニルアルコールなどの有機材料が含まれ、各材料は水溶性重合 体である。これらの材料は未充填状態で使用されたり、砂などの粒子充填剤で充 填され、重合体は望ましい構成で接着されている。水を加えると、重合体が溶解 される。 好ましくは、除去可能な材料の溶融温度は、少なくとも約華氏70度から約華氏 500度またはそれ以上で、さらに、約華氏100度から約華氏450度がより好ましい 。除去可能な材料は、溶融や崩壊なしにこうした温度に耐えられて、溶融重合性 材料が加えられるときに残るのが好ましい。 また、除去可能な材料の熱膨張率は比較的低いのが好ましい。これにより除去 可能な材料が重合体処理温度で円周方向の安定性を維持することが可能になる。 除去可能な材料のスリーブ30は、様々な厚みで利用可能であり、約1/16から約 1インチの厚みが好ましい。コアロール20の円周の厚み対除去可能な材料のスリ ーブ30の円周の厚みの比率は、約0.02から約1の範囲にわたる。 当業者の理解するところでは、除去可能な材料をコアロール20に付加するのに は多くの技術を使用できる。たとえば、こてを使用して除去可能な材料をコアロ ール20上に拡げることができる。あるいは、除去可能な材料はコアロール20上に 押し出してもよい。 図1に示すように、圧縮可能な材料のスリーブ40が除去可能な材料のスリーブ 30を囲んでいる。「圧縮可能な材料」という用語は、冷却中に重合性材料が収縮 しているときに圧縮される材料を示す。結果として、重合体スリーブ50では残留 応力の形成が最小に抑えられる。 圧縮可能な材料は、たとえばポリエステル、ポリアミド、パラアミド、ポリウ レタンまたはブダジエンなどの様々な熱可塑性プラスチックや熱硬化性樹脂を含 む多くの構成要素から形成可能である。鉱物性または金属性材料など追加充填剤 材料もスリーブ40に含まれている。圧縮可能な材料の好ましい弾性率は、約145p siから約14500psiで、より好ましくは、約145psiから約4000psiである。圧縮材 料のスリーブ40の好ましい厚みは、約1/16ないし約1インチであり、その厚み対 コアロールの周囲の厚みの比率は約0.02ないし約1の範囲である。実施例の中に は、圧縮可能な材料は多孔質で、溶剤が通過して除去可能な材料のスリーブ30を 溶解させることが可能である。 さらに図1を参照すると、重合性材料のスリーブ50が圧縮可能な材料のスリー ブ40を囲んでいる。スリーブ50には多数の重合体が使用可能である。たとえば、 ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン(polyethersulfone)、ポリエーテルエー テルケトン(polyetheretherketone),エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリイミド 、シアナート樹脂、共重合体、それらの混合物および融合体などの熱可塑性プラ スチックや熱硬化ポリマーである。重合性材料のスリーブ50の好ましい弾性率は 、約200000psiから約30×106psiであり、好ましい厚みは約1/8ないし約1インチ である。重合性材料のスリーブ50対コアロール20の周囲の比率は、約0.03ないし 1.0が好ましい。重合体には粒子状充填剤および/またはファイバーなどが含ま れる。たとえば、ガラス、滑石または他の鉱物である。 図2a〜図2cは、本発明による製紙機のロール構造10を形成する方法を概略 的に示す。図2aに示すように、最初に、除去可能な材料を(こて、押出し成 形、塗布などで)コアロール20の円筒形状の表面に付加する。望ましい場合には 、除去可能な材料のスリーブ30は、離型合成などの適切な技術によりさらに処理 される。 除去可能な材料をコア構造に加えた後で、圧縮可能な材料をコアロール20に加 えて、スリーブ40を形成する(図2a)。圧縮可能な材料は、通常はこてまたは押 出し成形技術により加えられる。その後、溶融重合性材料が圧縮可能な材料上に 被覆されてスリーブ50を形成し、カバー付きロール構造が形成される(図2b)。 重合性材料は、当業者に周知の適切な技術により被覆することができる。たとえ ば、重合性材料のスリーブ50は、押出し成形、静止鋳造、遠心力鋳造、成形、吹 付けなどにより形成される。重合性材料は、事前に選択された厚み(好ましくは 1/8と1インチの間)が得られるまで、被覆され続ける。 その後、重合性材料のスリーブ50が硬化される。通常は、スリーブ50が熱硬化 重合体から形成されている場合、この工程はオーブンまたは同様の装置中にロー ル構造10を挿入することで実行される。こうした装置は、重合性材料を満足いく 時間の間十分な温度にさらして、重合性材料を硬化させる。熱可塑性プラスチッ クなどの他の材料には、溶融形状の重合性材料を冷却可能にするだけで硬化が実 行可能になる。摂氏約50℃から約300℃、できれば摂氏約100℃から約200℃の温 度で加熱を実行するのが好ましい。熱硬化材料では、硬化は約1時間から約60時 問の問、できれば約10時間から約40時間の間、続けるのが好ましい。また、硬化 工程は、真空など様々な圧力条件下でも利用可能である。当業者により周知のよ うに、スリーブ30、40および50で使用されている複数の材料の差異に応じて、上 記の処理条件を変えることができる。 硬化の後またはそれと同時に、スリーブ50は、所定の比率で、好ましくは約0. 1℃/hと約3℃/hとの間で冷却することが可能である。重合性材料のスリーブ50が 冷却するに応じて、そのスリーブは重合性材料に特定の比率で収縮する。 この比率は通常は基礎コア20とスリーブ30,40の収縮率よりはるかに大きい。結 果として、重合体スリーブ50は(図2cの矢印により指示された)圧縮可能なス リーブ40上に圧縮される。 次に、図2cに示すように、除去可能な材料のスリーブ30は、ロール20か ら取り除かれる。除去可能な材料を溶剤、好ましくは、水性溶剤に接触させて、 除去材料を溶解させることで、スリーブ30をロール20から取り除くのが好ましい 。約5℃から約100℃の温度で水性溶剤を重合性材料に加えるのが好ましい。溶剤 で溶融した除去可能な材料は適切なシステムに輸送され、このシステムにより除 去可能な材料を水性溶剤から分離する。結果として、除去可能な材料は再使用可 能となる。 図2cに示すように、圧縮可能な材料の収縮と除去可能な材料のスリーブ30の 欠如とにより空隙ができるので、重合性材料のスリーブ50が放射方向内方(矢印 で指示)に収縮する。冷却が完了すると、重合性材料のスリーブ50は取り除かれ 、製紙に使用する他のコア構造に配置される。代わりに、スリーブ50はロール20 から取り除かれ、内部で支持されて、調整凸状ロールとして作用する。また、ス リーブ50はコアロール20上に残り、そこに接着する。 図3a〜図3cは、本発明による製紙機用のロール構造を形成する他の方法を 示す。本実施例では、除去可能な材料が上記の方式でコアロール20に被覆されて 、スリーブ30が形成されている(図3a)。この工程の後で、重合性材料が除去可 能な材料のスリーブ30上に被覆されて、スリーブ50が形成される(図3b)。次い で、重合性材料のスリーブ50が本項で述べられた技術を用いて硬化される。 硬化工程の後、ロール構造10は成形体から輸送されて、除去可能な材料のスリ ーブ30は、本項に記載された技術を用いてロール20から取り外される(図3c)。 硬化中の収縮にかかわらず、重合性材料のスリーブ50は、希望されれ ば、コアロール20から容易に取り除くことができる。 図4a〜図4cは、本発明による製紙機用のロール構造10を形成する他の方法 を例示する。図4aに示すように、最初に、本項に記載の技術により、圧縮可能 な材料がコアロール20に被覆されて、スリーブ40が形成される。圧縮可能な材料 がコア構造に被覆された後で、重合性材料が圧縮可能な材料上に被覆されてスリ ーブ50が形成され、その結果、カバー付きロール構造が形成される(図4b)。重 合性材料は、上記の技術により被覆される。 重合性材料の硬化は本項に記載のものと同様の方式で実行される。図4cなど に示すように、重合性材料のスリーブ50は放射状内方に(矢印参照)収縮する。 硬化中に、圧縮可能な材料は応力を吸収し、スリーブ50の残留応力は最小になる という利点がある。硬化の後で、スリーブ50は、たとえばエポキシ樹脂を用いて コアロール20に接着されるか、またはコアロール20から取り除かれる。 明細書および図面では、本発明の代表的な好適実施例が開示されている。特定 の用語が利用されているが、こうした用語は一般的かつ説明的な意味でのみ使用 されており、以下の請求項に詳述する本発明の範囲を制限するためではない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年6月3日(1999.6.3) 【補正内容】 (第34条補正により差し替えられた明細書第3〜3a頁の翻訳文) 縮みやすく、したがって、成形コア部に緊密にくっついて離れなくなりやすい。 したがって、成形コア部から重合体によるスリーブを取り除くのは極めて困難に なることが多い。さらに、重合性材料が縮むので、不本意な残留応力が発生する 。米国特許第4551894号は、ウレタン樹脂カバーが金属ロール上に被覆されてい るカバー付き製紙ロールを提案している。金属ロールとカバーの間の接着を維持 するのを支援するのに、ウレタンカバーと金属ロールの間には空気孔が利用され ている。 カバーやシェルが形成されているコア成形部からの取り外しが一層容易である 重合性カバーやシェルを提供することが当技術分野で必要とされている。 発明の要約 上記の観点から、本発明の目的は、表面に形成された重合性材料のスリーブの 取り外しが一層容易になった製紙に使用されるカバー付きロール構造を提供する ことにある。 本発明の他の目的は、こうしたカバー付きロール構造を製造する方法を提供す ることにある。 上記および他の目的のために、本発明は、従来の重合体によるスリーブよりも 表面に形成された重合性材料のスリーブを取り除くのが一層容易になるカバー付 きロール構造を提供する。一度取り除かれると、重合性材料のスリーブは、他の コア部をカバーしてローラを形成するのに使用できるし、スルー部自体または内 部フレームによりシェルとして使用できる。 1実施例では、ロール構造は、無機質の予備含浸パウダーから形成されるのが 好ましい除去可能な材料を、外表面が円筒形状の成形コア部に塗布して、除去可 能な材料からスリーブを形成する。除去可能な材料の好ましい融点は少なくとも 約華氏100度である。その後、重合性材料を除去可能な材料のスリーブ上に塗布 して、重合性材料のスリーブを形成する。そして、重合性材料のスリーブを硬化 させ、除去可能な材料をロール構造から溶解したり、または取り除く。結果とし て、重合性材料のスリーブは、カバーまたはシェルとして作用し、かつロール構 造から容易に取り除くことができる。 他の実施例では、除去可能な材料のスリーブの形成と重合性材料のスリーブの 形成の間に圧縮可能な材料から成るスリーブを形成するようになっている。 (第34条補正により差し替えられた明細書第5〜8a頁の翻訳文) 図面を参照すると、図1は本発明のカバー付きロール構造を示す。このロール 構造10は、コアロール(すなわち、成形コア)20と、除去可能な材料から成る スリーブ30と、圧縮可能な材料から成るスリーブ40と、重合体スリーブ50とを含 む。ロール構造10は、重合性材料(本項で以下により詳細に説明される)のスリ ーブ50を形成するのに使用できる。このスリーブ50は最終的にはロール構造10の 残りの部分から取り除かれる。重合体スリーブ50は、内部コアまたは内部支持枠 組みと共に、シェル構造としてのみ使用可能である。また、重合体スリーブ50は 、それが形成されているロール構造とは異なるロール構造上にも接着可能であっ たり、コアロール20と共に残ったり、コアロール20に接着される。どちらでも、 こうしたロール構造は、カレンダーロール、吸引ロール、ワイヤ回旋ロール、ま たは圧縮ロールなどの製紙作業での様々な分野で使用できる。 例示してあるように、コアロール20の外面はほぼ円筒形である。このコアロー ル20は、鋳鉄、巻締管、溶接管、鋳鋼(たとえば、POLYCAST(商標))、ダクタイル 鋳鉄、チルド鋳鉄、ステンレス鋼やそれらの合金、青銅など様々な材料から形成 可能である。上記の合金も使用できる。さらに、ファイバーグラスまたはエポキ シ樹脂の下塗が通常含まれている。重合体スリーブ50がコアロール20に接着され たままでいる場合には、コアロール20が鋳鉄、チルド鋳鉄、ダクタイル鋳鉄、ま たはステンレス鋼から形成するのが好ましい。 コアロール20の大きさは、重合体スリーブ50の望ましいサイズに応じて、大幅 に変えることができる。たとえば、コアロールの直径は約2インチから60インチ (約5ないし約152cm)、その長さは約5フィートから約30フィート(約1.5ないし 約9.1m)である。 さらに図1を参照すると、除去可能な材料のスリーブ30は、コアロール20の外 面を囲んでいる。本明細書で使用されている「除去可能な材料」は、コアロール 20または他の基礎支持基板に加えて、基礎重合体スリーブ50を最初に取り除くこ となく占有されていた容積に空間が残るようにコアロール20から外せる材料を意 味する。結果として、重合体スリーブ50をコアロール20から取り除くのが一層容 易になる。 除去可能な材料は、セラミックや金属性パウダーなど耐熱性無機質予備含浸パ ウダーを含むのが好ましく、さらに好ましいのは、水性溶剤により溶解可能なパ ウダーを含んでいることである。本発明の目的によると、「水性溶剤」という用 語は幅広く解釈され、たとえば、水道水、蒸留水、およびその混合水をも含む。 また、この水性溶剤には、緩衝剤などの多くの適切な添加物も含まれている。耐 熱性無機質予備含浸パウダーには通常、無機質コア結合剤、無機質充填剤、水お よび界面活性剤が含まれている。特に、除去可能な材料には、1つまたは複数の 低溶融共晶塩または合金が含まれるのが好ましい。 あるいは、除去可能な材料には、ポリアクリレートや、ポリアクリルアミドや 、澱粉や、ポリビニルアルコールなどの有機材料が含まれ、各材料は水溶性重合 体である。これらの材料は未充填状態で使用されたり、砂などの粒子充填剤で充 填され、重合体は望ましい構成で接着されている。水を加えると、重合体が溶解 される。 好ましくは、除去可能な材料の溶融温度は、少なくとも約華氏70度から約華氏 500度(約21℃から約260℃)またはそれ以上で、さらに、約華氏100度から約華 氏450度(約38℃ないし約232℃)がより好ましい。除去可能な材料は、溶融や崩 壊なしにこうした温度に耐えられて、溶融重合性材料が加えられるときに残るの が好ましい。 また、除去可能な材料の熱膨張率は比較的低いのが好ましい。これにより除去 可能な材料が重合体処理温度で円周方向の安定性を維持することが可能になる。 除去可能な材料のスリーブ30は、様々な厚みで利用可能であり、約1/16から約 1インチ(約0.2cmから約2.54cm)の厚みが好ましい。コアロール20の円周の厚 み対除去可能な材料のスリーブ30の円周の厚みの比率は、約0.02から約1の範囲 にわたる。 当業者の理解するところでは、除去可能な材料をコアロール20に付加するのに は多くの技術を使用できる。たとえば、こてを使用して除去可能な材料をコアロ ール20上に拡げることができる。あるいは、除去可能な材料はコアロール20上に 押し出してもよい。 図1に示すように、圧縮可能な材料のスリーブ40が除去可能な材料のスリーブ 30を囲んでいる。「圧縮可能な材料」という用語は、冷却中に重合性材料が収縮 しているときに圧縮される材料を示す。結果として、重合体スリーブ50では残留 応力の形成が最小に抑えられる。 圧縮可能な材料は、たとえばポリエステル、ポリアミド、パラアミド、ポリウ レタンまたはブダジエンなどの様々な熱可塑性プラスチックや熱硬化性樹脂を含 む多くの構成要素から形成可能である。鉱物性または金属性材料など追加充填剤 材料もスリーブ40に含まれている。圧縮可能な材料の好ましい弾性率は、約145p siから約14500psi(約1.0×106Paないし約1.0×108Pa)で、より好ましくは、約 145psiから約4000psi(約1.0×106Paないし約2.8×107Pa)である。圧縮材料の スリーブ40の好ましい厚みは、約1/16ないし約1インチ(約0.2cmないし約2.54c m)であり、その厚み対コアロールの周囲の厚みの比率は約0.02ないし約1の範 囲である。実施例の中には、圧縮可能な材料は多孔質で、溶剤か通過して除去可 能な材料のスリーブ30を溶解させることが可能である。 さらに図1を参照すると、重合性材料のスリーブ50が圧縮可能な材料のスリー ブ40を囲んでいる。スリーブ50には多数の重合体が使用可能である。たと えば、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン(polyethersulfone)、ポリエーテ ルエーテルケトン(polyetheretherketone),エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリ イミド、シアナート樹脂、共重合体、それらの混合物および融合体などの熱可塑 性プラスチックや熱硬化ポリマーである。重合性材料のスリーブ50の好ましい弾 性率は、約200000psiから約30×106psi(約1.4×109Paないし約2.1×1011Pa)で あり、好ましい厚みは約1/8ないし約1インチ(約0.3cmないし約2.54cm)である 。重合性材料のスリーブ50対コアロール20の周囲の比率は、約0.03ないし1.0が 好ましい。重合体には粒子状充填剤および/またはファイバーなどが含まれる。 たとえば、ガラス、滑石または他の鉱物である。 図2a〜図2cは、本発明による製紙機のロール構造10を形成する方法を概略 的に示す。図2aに示すように、最初に、除去可能な材料を(こて、押出し成形 、塗布などで)コアロール20の円筒形状の表面に付加する。望ましい場合には、 除去可能な材料のスリーブ30は、離型合成などの適切な技術によりさらに処理さ れる。 除去可能な材料をコア構造に加えた後で、圧縮可能な材料をコアロール20に加 えて、スリーブ40を形成する(図2a)。圧縮可能な材料は、通常はこてまたは押 出し成形技術により加えられる。その後、溶融重合性材料が圧縮可能な材料上に 被覆されてスリーブ50を形成し、カバー付きロール構造が形成される(図2b)。 重合性材料は、当業者に周知の適切な技術により被覆することができる。たとえ ば、重合性材料のスリーブ50は、押出し成形、静止鋳造、遠心力鋳造、成形、吹 付けなどにより形成される。重合性材料は、事前に選択された厚み(好ましくは 1/8と1インチの間(約0.3cmないし約2.54cm))が得られるまで、被覆され続ける 。 その後、重合性材料のスリーブ50が硬化される。通常は、スリーブ50が熱硬化 重合体から形成されている場合、この工程はオーブンまたは同様の装置中に ロール構造10を挿入することで実行される。こうした装置は、重合性材料を満足 いく時間の間十分な温度にさらして、重合性材料を硬化させる。熱可塑性プラス チックなどの他の材料には、溶融形状の重合性材料を冷却可能にするだけで硬化 が実行可能になる。摂氏約50℃から約300℃、できれば摂氏約100℃から約200℃ の温度で加熱を実行するのが好ましい。熱硬化材料では、硬化は約1時間から約 60時間の問、できれば約10時間から約40時間の間、続けるのが好ましい。また、 硬化工程は、真空など様々な圧力条件下でも利用可能である。当業者により周知 のように、スリーブ30、40および50で使用されている複数の材料の差異に応じて 、上記の処理条件を変えることができる。 硬化の後またはそれと同時に、スリーブ50は、所定の比率で、好ましくは約0. 1℃/hと約3℃/hとの間で冷却することが可能である。重合性材料のスリーブ50 が冷却するに応じて、そのスリーブは重合性材料に特定の比率で収縮する。 請求の範囲(補正) 1. 外面がほぼ円筒形状であるコアロール(20)と、前記コアロールの外面を 囲む硬化重合性材料のスリーブ(50)とを含み、製紙機ロールを製造するときに 利用されるカバー付きロール構造(10)であって、 前記コアロールの外面を囲む除去可能な材料によるスリーブ(30)と、 前記除去可能な材料によるスリーブ(30)とを含み、 前記硬化重合性材料によるスリーブ(50)は前記圧縮可能な材料のスリーブ( 40)を囲むことを特徴とする前記カバー付きロール構造。 2. 前記除去可能な材料は、無機材料を含む請求項1に記載のカバー付きロ ール構造。 3. 前記除去可能な材料の融点は、少なくとも約華氏70度(21℃)から約華 氏500度(260℃)の範囲にわたる請求項1に記載のカバー付きロール構造。 4. 前記重合性材料は、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン(polyether sulfone)、ポリエーテルエーテルケトン(polyetheretherketone)、エポキシ樹脂 、ポリイミド、およびポリウレタンから成る群から選択される請求項1に記載の カバー付きロール構造。 5. 前記重合性材料は、ファイバーまたは粒子状充填剤を含む請求項4に記 載のカバー付きロール構造。 6. 前記重合性材料の弾性率は、約20×104psi(1.4×109Pa)から約30×106 psi(2.1×1011Pa)の範囲にわたる請求項1に記載のカバー付きロール構造。 7. 圧縮可能な材料は、ポリエステル、ポリアミド、パラアミド、ポリウレ タンおよびブタジエンから成る群から選択される請求項1に記載のカバー付きロ ール構造。 8.前記圧縮可能な材料の弾性率は、約145psi(1.0×106Pa)から約14500psi (1.0×108Pa)の範囲にわたる請求項1に記載のカバー付きロール構造。 9. 前記コアロールの円周の厚み対前記除去可能な材料の前記スリーブの円 周の厚みの比率は、約0.02から約1.0の範囲にわたる請求項1に記載のカバー付 きロール構造。 10. 前記圧縮可能な材料のスリーブの円周の厚み対前記コアロールの円周 の厚みの比率は、約0.02から約1.0の範囲にわたる請求項1に記載のカバー付き ロール構造。 11. 前記コアロールの熱膨張率は、約5×10-6ないし約20×10-6in/in℃( cm/cm℃)の範囲にわたる請求項1に記載のカバー付きロール構造。 12. 外面がほぼ円筒形状のコアロール(20)と、前記コアロールの外面を 囲む硬化重合性材料のスリーブ(50)とを含む製紙機ロールを製造する際に利用 されるカバー付きロール構造(10)であって、 前記コアロールの外面を囲む除去可能な材料によるスリーブ(30)を含み、前 記除去可能な材料の融点は少なくとも華氏70度(21℃)であり、 前記硬化重合性材料によるスリーブ(50)は前記除去可能な材料によるスリー ブ(30)を囲むことを特徴とする前記カバー付きロール構造。 13. 前記除去可能な材料は、無機共結晶塩を含む請求項12に記載のカバ ー付きロール構造。 14. 前記重合性材料は、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン(polyeth ersulfone)、ポリエーテルエーテルケトン(polyetheretherketone)、エポキシ樹 脂、ポリイミド、ポリウレタンから成る群から選択される請求項12に記載のカ バー付きロール構造。 15. 前記重合性材料の弾性率は、約20×104psi(1.4×109Pa)ないし約30 ×106psi(2.1×1011Pa)の範囲にわたる請求項12に記載のカバー付きロール 構造。 16. 前記コアロールの円周の厚み対前記除去可能な材料のスリーブの円周 の厚みの比率は、約0.02ないし1.0の範囲にわたる請求項12に記載のカバー付 きロール構造。 17. 前記円筒形コアロールの熱膨張係数は、約5×10-6から約20×10-6in/ in℃(cm/cm℃)の範囲にわたる請求項12に記載のカバー付きロール構造。 18. 外面がほぼ円筒形状のコアロール(20)と、前記コアロールの外面を 囲む硬化重合性材料によるスリーブ(50)とを含む製紙機ロールを製造する際に 利用されるカバー付きロール構造(10)であって、 前記コアロールの外面を囲む圧縮可能な材料によるスリーブ(40)を含み、前 記圧縮可能な材料の弾性率は約145psi(1.0×106Pa)ないし約14500psi(1.0×1 08Pa)であり、 前記硬化重合性材料によるスリーブ(50)は前記圧縮可能な材料によるスリー ブ(40)を囲むことを特徴とする前記カバー付きロール構造。 19. 前記重合性材料の弾性率は、約20×104psi(1.4×109Pa)ないし約30 ×106psi(2.1×1011Pa)の範囲にわたる請求項18に記載のロール。 20. 前記圧縮可能な材料は、ポリエステル、ポリアミド、パラアミド、ポ リウレタン、ブタジエンから成る群から選択される請求項18に記載のロール。 21. 前記重合性材料は、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン(polyeth ersulfone)、ポリエーテルエーテルケトン(polyeteretherketone)、エポキシ樹 脂、およびポリウレタンから成る群から選択される請求項18に記載のロール。 22. 前記圧縮可能な材料によるスリーブの円周の厚み対前記コアロールの 円周の厚みの比率は、約0.02ないし約1.0の範囲にわたる請求項18に記載のロ ール。 23. 製紙機用のロールを形成する方法であって、 外面が円筒形のコアロール(20)に除去可能な材料を被覆させて、除去可能 な材料によるスリーブ(30)を形成する工程を含み、前記除去可能な材料の溶融 点は少なくとも華氏70度(21℃)であり、さらに、 前記除去可能な材料のスリーブ上に重合性材料を被覆させて末硬化重合性材料 のスリーブ(50)を形成して、カバー付きロール構造(10)を形成する工程と、 前記重合性材料を硬化させる工程と、 前記除去可能な材料のスリーブを除去する工程と、を含むことを特徴とする前 記の方法。 24. 前記カバー付きロール構造から前記重合性材料のスリーブを除去する 工程をさらに含む請求項23に記載の方法。 25. 前記硬化工程は、約50℃ないし約300℃の範囲の温度で前記重合性材 料を加熱することにより実行される請求項23に記載の方法。 26. 前記硬化工程は、約1時間から約60時間の間で実行される請求項23 に記載の方法。 27. 前記硬化工程は、前記ロールを囲む成形体において実行される請求項 23に記載の方法。 28. 前記除去可能な材料は、石英、砂、セラミック粉、ガラスビーズ、金 属性粉または共晶塩から成る群から選択された無機材料を含む請求項23に記載 の方法。 29. 前記除去可能な材料は、有機材料を含む請求項23に記載の方法。 30. 前記除去可能な材料を除去する前記工程は、前記除去可能な材料を水 性溶剤に接触させて実行される請求項23に記載の方法。 31. 前記重合性材料の弾性率は、約20×104psi(1.4×109Pa)ないし約30 ×106psi(2.1×1011Pa)の範囲にわたる請求項23に記載の方法。 32. 前記重合性材料のスリーブ内にコアを挿入してロール構造を形成する 工程をさらに含む請求項23に記載の方法。 33. 製紙機用のロール構造を形成する方法であって、 圧縮可能な材料を外面が円筒形状のコアロール(20)に被覆して、圧縮可能な 材料のスリーブ(40)を形成する工程を含み、前記圧縮可能な材料の弾性率は約 145psi(1.0×106Pa)ないし約14500psi(1.0×108Pa)であり、さらに、 圧縮可能な材料の前記スリーブ(40)上に重合性材料を被覆して、未硬化重合 性材料によるスリーブ(50)を形成して、カバー付きロール構造(10)を形成す る工程と、 前記重合性材料を硬化する工程と、を含むことを特徴とする前記の方法。 34. 前記硬化工程は、約50℃ないし約300℃の温度で前記重合性材料を加 熱することで実行される請求項33に記載の方法。 35. 前記硬化工程は、約1時間から約60時間の間で実行される請求項33 に記載の方法。 36. 前記硬化工程は、完了した成形体において実行される請求項33に記 載の方法。 37. 前記圧縮可能な材料は、ポリエステル、ポリアミド、パラアミド、ポ リウレタンおよびブタジエンから成る群から選択される請求項33に記載の方法 。 38. 前記重合性材料は、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン(polyeth ersulfone)、ポリエーテルエーテルケトン(polyetheretherketone)、エポキシ樹 脂、ポリイミドおよびポリウレタンから成る群から選択される請求項33に記載 の方法。 39. 前記カバー付きロール構造から前記重合性材料のスリーブを除去する 工程をさらに含む請求項33に記載の方法。 40. 製紙機用のロールを形成する方法であって、 除去可能な材料を外面が円筒形のコアロール(20)に被覆して除去可能な材料 によるスリーブ(30)を形成する工程を含み、前記除去可能な材料の融点は 少なくとも華氏70度(21℃)であり、さらに、 圧縮可能な材料を外面が円筒形状のコアロール(20)に被覆して、圧縮可能な 材料によるスリーブ(40)を形成する工程とを含み、前記圧縮可能な材料の弾性 率は約145psi(1.0×106Pa)ないし約14500psi(1.0×108Pa)であり、 前記除去可能な材料のスリーブ(30)と前記圧縮可能な材料のスリーブ(40) 上に未硬化重合性材料を被覆させて、未硬化重合性材料のスリーブ(50)を形成 し、カーバー付きロール構造(10)を形成する工程と、 前記重合性材料を硬化する工程と、 前記カバー付きロール構造(10)から前記除去可能な材料を取り除く工程と、 前記カバー付きロール構造(10)から前記重合性材料によるスリーブを除去す る工程と、を含むことを特徴とする前記の方法。 41. 前記除去可能な材料は、水性溶剤を前記除去可能な材料に付加するこ とにより除去されることを特徴とする請求項40に記載の方法。 42. 前記硬化工程は、約50℃から約300℃の温度範囲で前記重合性材料を 加熱することで実行されることを特徴とする請求項40に記載の方法。 43. 前記硬化工程は、約1時間から約60時間の間で実行される請求項40 に記載の方法。 44. 前記除去可能な材料は、石英、砂、セラミック粉、ガラスビーズ、金 属性粉または共晶塩から成る群から選択された無機材料を含む請求項40に記載 の方法。 45. 前記圧縮可能な材料は、ポリエステル、ポリアミド、パラアミド、ポ リウレタンおよびブタジエンから成る群から選択される請求項40に記載の方法 。 46. 前記重合性材料は、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン(polyeth ersulfone)、ポリエーテルエーテルケトン(polyetheretherketone)、エポキシ樹 脂、ポリイミド、ポリウレタンから成る群から選択される請求項40 に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 製紙ロールの製造で利用されるカバー付きロール構造であって、 外面がほぼ円筒形状のコアロールと、 前記コアロールの外面を囲む圧縮可能な材料によるスリーブと、 前記圧縮可能な材料のスリーブを囲む除去可能な材料によるスリーブと、 前記圧縮可能な材料のスリーブと前記除去可能な材料のスリーブを囲む重合性 材料によるスリーブと、を含むことを特徴とするカバー付きロール構造。 2. 前記除去可能な材料は、無機材料を含む請求項1に記載のカバー付きロ ール構造。 3. 前記除去可能な材料の融点は、少なくとも約華氏70度から約華氏500度 の範囲にわたる請求項1に記載のカバー付きロール構造。 4. 前記重合性材料は、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン(polyether sulfone)、ポリエーテルエーテルケトン(polyetheretherketone)、エポキシ樹脂 、ポリイミド、およびポリウレタンから成る群から選択される請求項1に記載の カバー付きロール構造。 5. 前記重合性材料はフアイバーまたは粒子状充填剤を含む請求項4に記載 のカバー付きロール構造。 6. 前記重合性材料の弾性率は、約20×104psiから約30×106psiに渡る請求 項1に記載のカバー付きロール構造。 7. 圧縮可能な材料は、ポリエステル、ポリアミド、パラアミド、ポリウレ タンおよびブタジエンから成る群から選択される請求項1に記載のカバー付きロ ール構造。 8. 前記圧縮可能な材料の弾性率は、約145psiから約14500psiの範囲にわた る請求項1に記載のカバー付きロール構造。 9.前記除去可能な材料のスリーブの厚み対前記コアロールの円周の比率は、 約0.02から約1.0の範囲にわたる請求項1に記載のカバー付きロール構造。 10. 前記圧縮可能な材料のスリーブの厚み対前記コアロールの円周の比率 は、約0.02から約1.0の範囲にわたる請求項1に記載のカバー付きロール構造。 11. 前記コアロールの熱膨張率は、約5×10-6ないし約20×10-6in/in℃の 範囲にわたる請求項1に記載のカバー付きロール構造。 12. 製紙機ロールを製造する際に利用されるカバー付きロール構造であっ て、 外面がほぼ円筒形状のコアロールと、 前記円筒形コアロールを囲む除去可能な材料によるスリーブとを含み、前記除 去可能な材料の融点は少なくとも華氏70度であり、さらに、 前記除去可能な材料のスリーブを囲む重合性材料のスリーブとを含むことを特 徴とする前記ロール構造。 13. 前記除去可能な材料は、無機共結晶塩を含む請求項12に記載のカバ ー付きロール構造。 14. 前記重合性材料は、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン(polyeth ersulfone)、ポリエーテルエーテルケトン(polyetheretherketone)、エポキシ樹 脂、ポリイミド、ポリウレタンから成る群から選択される請求項12に記載のカ バー付きロール構造。 15. 前記重合性材料の弾性率は、約20×104psiないし約30×106psiの範囲 にわたる請求項12に記載のカバー付きロール構造。 16. 前記除去可能な材料のスリーブ対前記コアロールの円周の比率は、約 0.02ないし1.0の範囲にわたる請求項12に記載のカバー付きロール構造。 17. 前記円筒形コアロールの熱膨張係数は、約5×10-6から約20×10-6in/ in℃の範囲にわたる請求項12に記載のカバー付きロール構造。 18. 外面がほぼ円筒形状のコアロールと、 前記コアロール外表面を囲む圧縮可能な材料のスリーブとを含み、前記圧縮可 能な材料の弾性率は約145psiから約14500psiの範囲にわたり、さらに、 前記除去可能な材料のスリーブを囲む重合性材料のスリーブとを含むことを特 徴とする製紙機用ロール。 19. 前記重合性材料の弾性率は、約20×104psiないし約30×106psiの範囲 にわたる請求項18に記載のロール。 20. 前記圧縮可能な材料は、ポリエステル、ポリアミド、パラアミド、ポ リウレタン、ブタジエンから成る群から選択される請求項18に記載のロール。 21. 前記重合性材料は、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン(polyeth ersulfone)、ポリエーテルエーテルケトン(polyeteretherketone)、エポキシ樹 脂、およびポリウレタンから成る群から選択される請求項18に記載のロール。 22. 前記圧縮可能な材料のスリーブの厚み対前記コアロールの円周の比率 は、約0.02ないし約1.0の範囲にわたる請求項18に記載のロール。 23. 製紙機用のロールを形成する方法であって、 外面が円筒形のコアロールに除去可能な材料を被覆させて、除去可能な材料に よるスリーブを形成する工程を含み、前記除去可能材料の溶融点は少なくとも華 氏70度であり、さらに、 前記除去可能な材料のスリーブ上に重合性材料を被覆させて重合性材料のスリ ーブを形成して、カバー付きロール構造を形成する工程と、 前記重合性材料を硬化させる工程と、 前記除去可能な材料のスリーブを除去する工程と、を含むことを特徴とする前 記方法。 24. 前記カバー付きロール構造から前記重合性材料のスリーブを除去する 工程をさらに含む請求項23に記載の方法。 25. 前記硬化工程は、約50℃ないし約300℃の範囲の温度で前記重合性材 料を加熱することにより実行される請求項23に記載の方法。 26. 前記硬化工程は約1から約60時間の間で実行される請求項23に記載 の方法。 27. 前記硬化工程は前記ロールを囲む成形体において実行される請求項2 3に記載の方法。 28. 前記除去可能な材料は、石英、砂、セラミック粉、ガラスビーズ、金 属性粉または共晶塩から成る群から選択された無機材料を含む請求項23に記載 の方法。 29. 前記除去可能な材料は、有機材料を含む請求項23に記載の方法。 30. 前記除去可能な材料を除去する前記工程は、前記除去可能な材料を水 性溶剤に接触させて実行される請求項23に記載の方法。 31. 前記重合性材料の弾性率は、約20×104psiないし約30×106psiの範囲 にわたる請求項23に記載の方法。 32. 前記重合性材料のスリーブ内にコアを挿入してロール構造を形成する 工程をさらに含む請求項23に記載の方法。 33. 製紙機用のロール構造を形成する方法であって、 圧縮可能な材料を外面が円筒形状のコアロールに被覆して、圧縮可能な材料の スリーブを形成する工程を含み、前記圧縮可能な材料の弾性率は約145psiないし 約14500psiであり、さらに、 柔軟性材料の前記スリーブ上に重合性材料を被覆して、重合性材料によるスリ ーブを形成して、カバー付きロール構造を形成する工程と、 前記重合性材料を硬化する工程と、を含むことを特徴とする前記の方法。 34. 前記硬化工程は、約50℃ないし約300℃の温度で前記重合性材料を加 熱することで実行される請求項33に記載の方法。 35. 前記硬化工程は約1時間から約60時間の間で実行される請求項33に 記載の方法。 36. 前記硬化工程は完了した成形体において実行される請求項33に記載 の方法。 37. 前記圧縮可能な材料は、ポリエステル、ポリアミド、パラアミド、ポ リウレタンおよびブタジエンから成る群から選択される請求項33に記載の方法 。 38. 前記重合性材料は、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン(polyeth ersulfone)、ポリエーテルエーテルケトン(polyetheretherketone)、エポキシ樹 脂、ポリイミドおよびポリウレタンから成る群から選択される請求項33に記載 の方法。 39. 前記カバー付きロール構造から前記重合性材料のスリーブを除去する 工程をさらに含む請求項33に記載の方法。 40. 製紙機用のロールを形成する方法であって、 除去可能な材料を外面が円筒形のコアロールに被覆して除去可能な材料による スリーブを形成する工程を含み、前記除去可能な材料の融点は少なくとも華氏70 度であり、さらに、 弾性率が約145psiないし約14500psiの圧縮可能な材料を前記コアロールに被覆 して、圧縮可能な材料によるスリーブを形成する工程と、 前記柔軟性材料のスリーブと前記除去可能な材料のスリーブ上に重合性材料を被 覆させて、重合性材料のスリーブを形成し、カーバー付きロール構造を形成する 工程と、 前記重合性材料を硬化する工程と、 前記カバー付きロール構造から前記除去可能な材料を取り除く工程と、 前記カバー付きロール構造から前記重合性材料によるスリーブを除去する工程 と、を含むことを特徴とする前記の方法。 41. 前記除去可能な材料は、水性溶剤を前記除去可能な材料に付加するこ とにより除去されることを特徴とする請求項40に記載の方法。 42. 前記硬化工程は、約50℃から約300℃の温度の範囲で前記重合性材料 を加熱することで実行されることを特徴とする請求項40に記載の方法。 43. 前記硬化工程は約1時間から約60時間の間で実行される請求項40に 記載の方法。 44. 前記除去可能材料は、石英、砂、セラミック粉、ガラスビーズ、金属 性粉または共晶塩から成る群から選択された無機材料を含む請求項40に記載の 方法。 45. 前記圧縮可能な材料は、ポリエステル、ポリアミド、パラアミド、ポ リウレタンおよびブタジエンから成る群から選択される請求項40に記載の方法 。 46. 前記重合性材料は、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン(polyeth ersulfone)、ポリエーテルエーテルケトン(polyetheretherketone)、エポキシ樹 脂、ポリイミド、ポリウレタンから成る群から選択される請求項40に記載の方 法。
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