JPH02259186A - 樹脂ロール - Google Patents

樹脂ロール

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JPH02259186A
JPH02259186A JP7894789A JP7894789A JPH02259186A JP H02259186 A JPH02259186 A JP H02259186A JP 7894789 A JP7894789 A JP 7894789A JP 7894789 A JP7894789 A JP 7894789A JP H02259186 A JPH02259186 A JP H02259186A
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JP
Japan
Prior art keywords
roll
resin
fibrous
modulus
young
Prior art date
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Pending
Application number
JP7894789A
Other languages
English (en)
Inventor
Keitaro Minamimura
南村 桂太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ODAKA RUBBER KOGYO KK
Original Assignee
ODAKA RUBBER KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by ODAKA RUBBER KOGYO KK filed Critical ODAKA RUBBER KOGYO KK
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Publication of JPH02259186A publication Critical patent/JPH02259186A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、たとえば、カレンダー装置用ロールとして
用いられる樹脂ロールに関する。
〔従来の技術〕
布9紙2合成樹脂レザー、金属箔等の被加工物に対し表
面を所望の光沢にしたり、平滑にしたり、高密度にした
り、模様を施したりするのにカレンダー装置が用いられ
ている。
カレンダー装置は、表面が平滑でかつ熱媒を内蔵した金
属ロールと、第2図および第3図にみるように紙や天然
繊維あるいは合成繊維のシート材21を鉄心22に圧着
破線して形成した所謂ペーパーロールあるいはコツトン
ロールと呼ばれる繊維材料からなるロール(以下、「繊
維質ロール」と記す)2とを一対として組み合わせ、こ
れらロール間を通過する被加工物に熱および荷重を加え
て前記のような処理を施すようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
これら繊維質ロール2は、耐熱性および圧縮歪みの復元
性が低いため短期間の使用により、繊維質の熱による焼
損や衝撃(被加工物の継ぎ目や硬い異物等の通過等)に
よる凹み傷が起こりやずいと言う欠点がある。特に、布
の継ぎ目などが通過すると、大きな凹みが出来てしまう
。そこで、布の継ぎ目が通過する際に自動的に加圧を解
除するジャンピング装置が設けられているが、継ぎ目の
前後で1m程度が非加圧状態になるため、生地のロスが
生じる。また、前記凹みを補正すべく、ロール表面を頻
繁に再研磨を行い、品質を確保する必要が有るなど、日
常のメンテナンスも極めて煩雑である。
このような問題を解決するために、樹脂ロールが開発さ
れている。
しかしながら、繊維質ロールと樹脂ロールとでは、その
成形方法や鉄心の構造が全く異なり、ロール本体を構成
する素材部分の厚みが、ペーパーが100〜200mm
、樹脂が10〜30m+sと著しく差がある。このため
、繊維質ロールの鉄心をそのまま樹脂ロールの成形に利
用することが出来ず、別途に樹脂ロール用の鉄心製作の
必要があり、不便かつ不経済であった。
さらに、従来の樹脂ロールは、その硬度がShoreD
85〜95°と硬く割れやすく、弾性も乏しいため、極
めて精密なりラウン加工をしなげれば、使用できない。
また、使用圧力の僅かな変動に介してもその都度ロール
のクラウンを修正しなければ使用できないと言う問題も
あった。
この発明は、このような事情に鑑みて、安価で、破損し
にくく、しかも、クラウンなどの修正の必要がない樹脂
ロールを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、この発明者は、使用
済の繊維質ロールをその表面に凹凸が無くなるまで旋削
加工したのち、その繊維質ロールの表面に注型や塗布な
どにより樹脂層を設けるようにすれば、新たに樹脂ロー
ル用として鉄心を製作しなくてもよく経済的であると考
えた。
そこで、ニップ幅を充分に得るために、5hare07
5〜856程度の柔らかい樹脂を用いて表面層を形成し
て適正な弾性を持たせれば、ロールのクラウンが完全に
正確でなくても、ツヤや通気度等の処理ムラがなく割れ
のない製品を得ることができるのであるが、柔らかい樹
脂で繊維質ロールの表面を囲繞するだけでは、第4図に
みるように、表面樹脂層51に加わる二ツブ圧によって
、芯材となる繊維質ロール52が破線で示すように変形
を生じ、表面樹脂層51と繊維質ロール52との間の接
着破壊が促進される。しかも、カレンダーロールとして
用いた場合、表面樹脂層51が加熱されるのであるが、
表面樹脂層51と繊維質ロール52との熱膨張率に差が
あるため、界面で破断が生じやすいと言う欠点があるこ
とが判り、さらに、鋭意検討を重ねた結果、この発明を
完成するに至った。
したがって、この発明は、繊維質材料からなる芯ロール
の表面に、硬さが5hore D 75〜85゜または
ヤング率が5000〜25000kg/c績の物性を備
えた樹脂からなる表面樹脂層が、硬さが5hore D
 B 5°以上またはヤング率が25000kg / 
cIII以上で、かつ、線膨張係数が前記表面樹脂の3
0〜70%の物性を備えた樹脂成分からなる中間層を介
して積層されてなる樹脂ロールを要旨としている。
〔作 用〕
表面樹脂層が、比較的ヤング率の低い材料で構成されて
おり、弾性変形しやすく、熱ロールとの間に挟まれる布
地などへの密着性がよい。すなわち、ニップ幅を大きく
することができる。しかも、表面樹脂層より硬い材質の
中間樹脂層を備えているので、表面樹脂層に加わったニ
ップ圧が中間樹脂層により緩衝されて芯ロール表面に加
わらず、芯体となる繊維質ロールが変形することがない
〔実 施 例〕 以下に、この発明をその実施例をあられす図面を参照し
つつ詳しく説明する。
第1図はこの発明にかかる樹脂ロールの実施例を側面か
ら見て一部切り欠いてあられしている。
図にみるように、この樹脂ロール1は、鉄心11に繊維
質材料12が圧着破線されてなる芯ロール13が中間層
14を介して表面樹脂層15で囲繞されている。
表面樹脂層15は、硬さが5hore D 75〜85
0またはヤング率が5000〜25000kg/cJの
物性を備えた合成樹脂から形成されている。
硬さが5hore Dが75°およびヤング率が500
0kg/cnlを下回ると、二ツブが大きくなりすぎ、
ニップ圧が不足して、被加工物の通気度、風合を充分に
確保することができない。
S h o r e Dが85°およびヤング率が25
000に+77 cntを超すと、脆く割れやすくなり
、クラウンの要求精度が極めて高くなる。
上記合成樹脂としては、特に限定されないが、たとえば
、特開昭63−202612号公報に記載された製造方
法で得られるような熱耐久性に優れたポリ尿素樹脂など
が挙げられる。
中間層]4は、硬さが5hore D 85°以上また
はヤング率が25000 kg/ct以上の物性を備え
る合成樹脂あるいは合成樹脂に分散材が混合されたもの
から形成されている。
硬さが5hore D 856およびヤング率が250
00kg/cJを下回ると、ロールが荷重を受けた時、
表面樹脂層と同じように変形して芯体と中間層間の接着
破壊を招きやすくなる。
線熱膨張係数が表面樹脂の30%を下回ると、表面樹脂
と中間層の界面での製造時の接着不良やロール使用時の
加熱膨張による界面の剪断応力により接着疲労が生しや
すい。
70%を超えると、芯体表面と中間層との間に同じよう
に膨張率の差によって界面の剪断応力が大きくなる。
なお、中間層14を形成する材料としては、たとえば、
ポリエステル、エポキシ、ポリウレタン、ポリ尿素樹脂
等に、繊維材料を分散混合して補強したものなどが挙げ
られるが、カレンダーロールとして用いるならば、12
0°C以上の耐熱性を有するものが好ましい。
また、中間層14の厚めは、使用条件によって異なるが
、一般に10〜20朋程度が好ましい。
10111を下回ると大直径の場合曲げ強さ、耐久性の
点で問題が出る虞があり、201mを超えても顕著な効
果か発揮できなくなる傾向がある。
この樹脂ロール1の製造方法は、たとえば、使用により
表面に凹凸が形成されたペーパーロールの表面を旋削加
工等により更新し、その表面に中間樹脂層14を形成す
る。中間層14は、特に限定されないが、注型9巻き付
け、吹き付は等により形成される。つぎに、中間層14
の上に表面樹脂層15を注型1巻き旬け2吹き付は等に
より形成するようになっている。
この発明にかかる樹脂ロールは、」−記の実施例に限定
されない。たとえば、上記の実施例では、中間樹脂層が
単一の材料で形成されていたが、表面層の界面から芯材
の界面に向かって徐々にヤング率が変化するように多層
にしても構わない。
また、表面樹脂層に用いられる樹脂は、芯材に鉄心を用
いたロールの表面樹脂層を形成することもできる。その
場合も、中間層を設けることが好ましい。
〔発明の効果〕
この発明にかかる樹脂ロールは、以上のように、繊維質
材料からなる芯ロールの表面に、硬さが5hore D
 75〜85°またはヤング率が5000〜25000
 kg/cJの物性を備えた樹脂からなる表面樹脂層が
、硬さが5hare D 85°以上またはヤング率が
25000 kg/ct以上で、かつ、線膨張係数が前
記表面樹脂の30〜70%の物性!備えた樹脂成分から
なる中間層を介して積層されてなるので、表面樹脂層が
、比較的ヤング率の低い材料で構成されており、弾性変
形しやすく、熱ロールとの間に挟まれる布地などへの密
着性がよい。
すなわち、ニップ幅を大きくすることができる。
また、ロールのクラウンが完全に正確でなくても、表面
樹脂層が適度な柔軟性を有しているので、ツヤや通気度
等が安定した処理ムラのない製品を得ることができる。
しかも、表面樹脂層より硬く、線熱膨張係数の小さい材
質の中間層を備えているので、表面樹脂層に加わった二
ツブ圧が中間層により緩衝されて芯ロール表面に加わら
ず、芯ロールが変形することがないはとともに、熱膨張
による表面樹脂層と中間層および中間層と芯ロールの界
面での剪断応力が小さくなり、各層の接合面での接着破
壊を押さえることができる。
さらに、芯材に従来から用いられてきた繊維質ロールが
使用できるので、経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる樹脂ロールの1実施例の一部
切欠正面図、第2図は従来の繊維質ロールの製造状態を
あられず正面図、第3図は従来の繊維質ロールの正面図
、第4図は繊維質ロールの表面に直接表面樹脂層を形成
した場合の二ツブ圧が繊維質ロールへ作用する状態を説
明する模式図である。 1・・・樹脂ロール 13・・・芯ロール 14・・・
中間層 15・・・表面樹脂層 ■ 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維質材料からなる芯ロールの表面に、硬さがS
    horeD75〜85°またはヤング率が5000〜2
    5000kg/cm^2の物性を備えた樹脂からなる表
    面樹脂層が、硬さがShoreD85°以上またはヤン
    グ率が25000kg/cm^2以上で、かつ、線膨張
    係数が前記表面樹脂の30〜70%の物性を備えた樹脂
    成分からなる中間層を介して積層されてなる樹脂ロール
JP7894789A 1989-03-29 1989-03-29 樹脂ロール Pending JPH02259186A (ja)

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