JP2001523520A - 吸収陰唇間装置のためのトイレ水洗可能な個別包装 - Google Patents

吸収陰唇間装置のためのトイレ水洗可能な個別包装

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    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
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    • A61F13/551Packaging before or after use
    • A61F13/5516Packaging before or after use packaging of interlabial absorbing articles
    • A61F13/55165Packaging before or after use packaging of interlabial absorbing articles before use

Abstract

(57)【要約】 女性使用者の陰唇間隙内への吸収体の衛生的挿入を援助するための個別包装が開示される。個別包装は吸収体を包装するための包装紙を含む。包装紙は吸収体の周囲で包まれる柔軟性シートを含む。柔軟性シートは吸収性陰唇間装置に隣接する吸収性内面を有し、これは前記包装紙が開封されたときに使用者に吸収性陰唇間装置を陰唇間隙内に挿入しながら陰唇を清拭するための衛生的清拭装置を提供する。ある実施形態では、包装紙は吸収性陰唇間装置の下方部分の長手方向軸を基準に吸収体の周囲で折り畳まれ、長手方向折畳み、対向する開口端、及び横断方向側縁を形成する。対向する開口端及び横断方向側縁はシールされて個別包装を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、月経処理目的、尿失禁保護、又はその両方のために女性装着者によ
って陰唇間に装着される吸収体のための個別包装に関する。より詳細には、本発
明は使用者が吸収性陰唇間装置を陰唇間隙内に挿入しながら陰唇を清拭するため
の衛生的清拭装置を提供する個別包装に関する。
【0002】 発明の背景 経血、尿及び大便のような体液を吸収するために作られたあらゆる方法及び様
々な吸収体は、もちろんよく知られている。女性を保護する装置に関しては、先
行技術は2つの基本的タイプの装置を提供してきた;外陰部領域の周囲に外部装
着するために生理用ナプキン類が開発されており、他方膣腔からの月経血流を遮
断する目的で膣腔内に内部装着するためにタンポン類が開発されている。そうし
たタンポン装置は、1983年11月1日にWeignerらに発行された「タ
ンポンアプリケーター(Tampon Applicator)」と題された米
国特許第4,412,833号、及び1983年11月8日にJacobsに発
行された「無菌挿入のための手段を備えたタンポン組立体(Tampon As
sembly With Means For Sterile Insert
ion)」と題された米国特許第4,413,986号に開示されている。
【0003】 生理用ナプキンとタンポンの構造的特徴を合体して単一装置にすることを試み
たハイブリッド装置も又提案されている。そうしたハイブリッド装置は、193
7年9月7日にAroneに発行された「月経処理用パッド(Catameni
al Pad)」と題された米国特許第2,092,346号、及び1975年
9月16日にDenkingerに発行された「女性用衛生保護シールド(Fe
minine Hygiene Protective Shield)」と題
された米国特許第3,905,372号に開示されている。その他のそれほど侵
入的でないハイブリッド装置は陰唇若しくは陰唇間生理用ナプキンとして知られ
ており、少なくとも一部が装着者の陰唇前庭内に残留する部分と少なくとも一部
が装着者の陰唇前庭の外部に残留する部分とを有することを特徴とする。そうし
た装置は、1953年12月15日にJacksに発行された「生理用パッド(
Sanitary Pad)」と題された米国特許第2,662,527号、及
び1986年12月23日にLassenらに発行された「陰唇生理用パッド(
Labial Sanitary Pad)」と題された米国特許第4,631
,062号に開示されている。
【0004】 陰唇間パッドには、サイズが小さく漏れのリスクが低いために、単に不便さか
ら解放する以上のことを提供する可能性がある。これまでに、タンポンと生理用
ナプキン各々に関連する少なくとも一部の欠点を回避しながら、同時にこれらの
タイプの装置がもつ最高の特徴を組み合わせた陰唇間パッドを作り出すために数
多くの試みがなされてきた。そうした装置の例は、1959年12月15日にD
elaneyに発行された米国特許第2,917,049号、1969年1月7
日にHarmonに発行された米国特許第3,420,235号および1986
年6月17日にJohnsonらに発行された米国特許第4,595,392号
に開示されている。市販で入手可能な陰唇間装置は、オレゴン州ポートランド所
在のアテナ・メディカル社(Athena Medical Corp.)によ
り市販されているFRESH ’N FIT(登録商標) PADETTE陰唇
間製品であり、各々1976年10月5日及び1979年11月27日にHir
schmanに発行された米国特許第3,983,873号及び第4,175,
561号に開示されている。
【0005】 消費者が後に使用するために陰唇間パッドを1個だけ必要とする場合は、消費
者はそれが箱又は袋から取出される時点から製品が使用されるまで汚れたり汚染
したりしないように陰唇間パッドを保護するために注意を払わなければならない
。これは挿入中及び取出し中の衛生的環境を維持することに関する特別な問題で
ある。つまり、非衛生的な微粒子を陰唇間隙に運搬することを防止するために運
送中の個々の陰唇間パッドを衛生的に保管する必要が存在する。
【0006】 市販で入手可能なFRESH ’N FIT(登録商標) PADETTE(
登録商標)陰唇間製品のための包装は、製品の周囲で包まれ、横断方向側縁及び
長手方向縁に沿って密封されているコート紙シートから作られている。製品の横
断方向側縁及び長手方向縁は接着剤を用いて密封され、その後一緒に圧着される
。陰唇間パッドのための包装の例は1988年5月10日にF.O.Lasse
nらに発行された「陰唇衛生パッド(Labial Sanitary Pad
)」と題された米国特許第4,743,245号に示されている。しかし、これ
らの陰唇間製品用包装には欠点がある。
【0007】 重要な欠点の1つは、陰唇間製品の使用者が陰唇間装置を皮膚のひだ内に挿入
するときに衛生を維持するための手段をこれらの包装紙が提供しない点である。
トイレにおける衛生の欠如、非衛生的なトイレのドアに触れる必要性、及び装置
を挿入しながら自分自身に触れる必要性は感染の可能性を生じさせることがある
。さらに、月経中に装置を挿入するときには、使用者の手が汚れないように保つ
ことが望ましい。このため、消費者は使用者の手、指及び製品の衛生的性質を保
護する個別包装を必要としている。
【0008】 衛生製品のための他の包装は、1962年11月6日にD.Patience
に発行された「内部無菌複合包装(Internally Sterile C
omposite Package)」と題された米国特許第3,062,37
1号及び1972年10月17日にJ.A.Glassmanに発行された「小
型製品用包装(Packages for Small Articles)」
と題された米国特許第3,698,549号に記載されている。Patienc
e特許は、包装からパネルを折り畳み、無菌鉗子を使用して内容物を取り出すこ
とによって開封する包装を記載している。Glassman特許は、ガーゼドレ
ッシング類又は外科用スポンジのようなフラットな製品を保持するための内部ポ
ケットを有する包装を記載している。この包装を開くと、個々の製品を取り出す
ための個別ポケットが露出する。
【0009】 Patience特許、Glasmann特許に記載されている包装、PAD
ETTE(登録商標)製品と一緒に使用される包装紙、及びLassen特許に
記載された包装紙は封入された製品を保護するが、包装又は包装紙は製品の衛生
的挿入及び配置においては役に立たない、又は装着者の手が製品若しくは装着者
の身体に触れることを防止するための障壁を提供することはない。
【0010】 タンポン用の包装は1964年6月2日にW.Koblerらに発行された「
タンポン(Tampon)」と題された米国特許第3,135,262号及び1
993年1月19日にS.ShimataniおよびK.Shimataniに
発行された「生理用タンポンの包装(Package of a Sanita
ry Tampon)」と題された米国特許第5,180,059号に記載され
ている。Kobler特許は開封したときにKoblerが使用者の手をカバー
する傘と説明しているものを形成する包装紙を記載している。タンポンの形状の
ために(タンポンの高さはタンポンの長手方向寸法より相当に大きい)、開封さ
れたときに使用者の手をくるむためには包装紙はタンポンより相当に長くなけれ
ばならない。包装紙を開封すると、シールドを形成する材料が大きいので、適正
な配置にとっての障害物となるであろう。さらに、Kobler特許における包
装紙は包装の内側の製品の全ての部分を完全には密封していないので、汚染の可
能性を作り出す。特に、使用者は包装紙をタンポン上に保持する帯を破るために
使用される開封用コードに触れなければならない。この同一のコードはその後、
タンポンが使用されるときには、汚染に敏感である膣領域内に留まる。
【0011】 Shimatani特許は、タンポンを挿入するときのシールドを形成するた
めにタンポンを取り囲むために相互に重ねられたパッキンシートを含む包装を記
載している。この特許も又、汚染から保護されなければならない包装内の製品の
全ての部分を密封していない、又は無菌性を維持しなければならない部分に使用
者が触れることを防止しないので、無菌環境を提供することができない。さらに
、Shimatani包装の硬さは、使用者にとって製品を挿入するときの心地
よさを提供しないであろう。
【0012】 Kobler及びShimatani特許の包装は丈が長く、円形の形状であ
る。Kobler及びShimatani包装は長手方向寸法より高さの方が大
きい製品を包装するときには適合する可能性があるが、しかし陰唇間製品のよう
な長手方向寸法の方が製品の高さより大きい小型の製品については、そうした包
装紙は実行可能ではないであろう。本発明の包装は比較的にフラットであり、陰
唇間装置の使用者にとって衛生的で心地よい挿入及び配置を提供するためにサイ
ドパネルを使用する。さらに、本発明の包装は、Kobler及びShimat
ani包装がトイレ水洗可能でも生分解性でもない点でそれらの包装と相違して
いる。
【0013】 このため、本発明の目的は陰唇間装置のための衛生的な個別包装を提供するこ
とである。
【0014】 本発明のもう1つの目的は、装置の衛生的挿入を容易にする陰唇間装置のため
の個別包装を提供することである。
【0015】 本発明のさらにもう1つの目的は、トイレ水洗可能かつ生分解性である陰唇間
装置のための衛生的個別包装を提供することである。
【0016】 本発明のさらになおもう1つの目的は、吸収性陰唇間装置を陰唇間隙内に挿入
しながら陰唇を清拭するための衛生的清拭装置を提供することである。
【0017】 本発明のこれら及びその他の目的は、下記の説明を参照して考慮に入れ、添付
の図面と結び付けたときにより容易に明白になるであろう。
【0018】 発明の概要 本発明は、吸収性陰唇間装置のための個別包装に関する。より詳細には、本発
明は吸収性陰唇間装置を陰唇間隙内に挿入しながら清拭するための衛生的清拭装
置を使用者に提供する個別包装に関する。
【0019】 個別包装は吸収性陰唇間装置を包装するための包装紙を含む。吸収性陰唇間装
置は幅、高さ及び高さより大きい長手方向寸法を有する。吸収性陰唇間装置は、
長手方向寸法が陰唇間隙内を長手方向に走るように使用者の陰唇間隙内に少なく
とも部分的に挿入されなければならない。包装紙は吸収性陰唇間装置の周囲で包
まれる柔軟性シートを含む。吸収体は、長手方向軸、上方部分及び下方部分を有
する。包装紙は、好ましくは吸収体の長手方向軸を基準に吸収体の周囲で折り畳
まれて長手方向折畳み、対向する開口端、及び横断方向側縁を形成する。この好
ましい実施形態では、対向する開口端及び横断方向側縁はシールされて個別包装
を形成する。
【0020】 柔軟性シートは吸収性陰唇間装置に隣接する吸収性内面を有し、これは包装紙
が開封されると使用者に前記吸収性陰唇間装置を陰唇間隙内に挿入しながら清拭
するための衛生的清拭装置を提供する。包装紙はさらに又陰唇間装置を汚染から
遮蔽することによって保管及び輸送中に吸収性陰唇間装置を保護する。
【0021】 発明の詳細な説明 本発明は、月経処理目的、尿失禁保護、又はその両方のために女性装着者によ
って陰唇間に装着される吸収体のための個別包装に向けられる。図1は吸収性陰
唇間装置20の1つの好ましい実施形態を示している。しかし陰唇間装置は、数
多くの他の形状であってもよく、図面に示されている特定形状を有する構造には
限定されない。
【0022】 ここで使用する用語「吸収性陰唇間装置」とは、少なくとも一部の吸収性成分
を有しており、さらに使用中に女性装着者の陰唇間隙内に少なくとも一部が残留
するように特別に作られている構造体を意味する。好ましくは、本発明の吸収性
陰唇間装置20全体の2分の1以上がそうした陰唇間隙内に残留し、より好まし
くは既に実質的に吸収性陰唇間装置20全体がそうした陰唇間隙内に残留し、さ
らに最も好ましくは吸収性陰唇間装置20全体が使用中に女性装着者のそうした
陰唇間隙内に残留する。
【0023】 ここで使用する用語「陰唇間隙」とは、陰唇前庭内に伸長している大陰唇の内
面間に位置する女性の解剖学的構造の外陰部領域にある間隙を意味する。この陰
唇間隙内に位置するのは小陰唇、陰唇前庭と陰核を含む主要尿生殖器の一部、尿
道口、及び膣口である。標準的な医学権威書は、陰唇前庭とは小陰唇の内面によ
って側面が限定され、陰核と膣口の間の床まで内側へ向かって伸びている間隙で
あると教示している。このため、上記で定義された陰唇間隙は、同様に陰唇前庭
として知られている小陰唇の内面間の間隙を含む大陰唇の内面間の間隙を意味す
ると理解されるであろう。本発明のための陰唇間隙は、実質的に膣口を越えて膣
内部にまでは伸長しない。
【0024】 ここで使用する用語「陰唇」とは、一般に大陰唇及び小陰唇の両方を意味する
。陰唇は前方及び後方が各々前陰唇交連及び後陰唇交連で終了する。当業者であ
れば、大陰唇及び小陰唇の相対的なサイズ及び形状に関して女性間で極めて広範
囲の変動が存在することは認識するであろう。しかし、本発明のためには、そう
した相違を詳細に取り扱う必要はない。上記で定義された装着者の陰唇間隙内に
吸収性陰唇間装置を配置するためには、特定装着者の大陰唇及び小陰唇間の境界
の正確な位置とは無関係に、大陰唇の内面間に挿入することが必要であることが
認識されるであろう。女性のこの部分の解剖学的構造に関するより詳細な説明に
ついては、Gray’s Anatomy(グレイの解剖学),Running
Press 1901 Ed.(1974),at1025−1027を参照
されたい。
【0025】 図1に示されている吸収性陰唇間装置20は、図1に示されている「x」軸に
沿って走る長手方向中心線Lを有する。ここで使用する用語「長手方向」とは、
一般に陰唇間装置20の平面において陰唇間装置20が装着されたときに立って
いる装着者の身体を左右に二分する垂直面と整列している(例えば、ほぼ平行の
)線、軸若しくは方向を意味する。ここで使用する用語「横団方向」及び「側面
方向」は取り換えることができ、一般に長手方向に対して垂直である線軸又は方
向を意味する(即ち、この垂直面から装着者の太腿へ向けて外側に向かう方向)
。側方方向は、図1においては「y」軸として示されている。図1に示されてい
る「z」方向は、上記の垂直面に平行な方向である。用語「上方」は、z方向に
おいて装着者の頭部に向かう方向である。「下方」若しくは下向きは、装着者の
足へ向かう方向である 図1に示されている実施形態では、陰唇間装置20は中央吸収性部分(若しく
は「主要吸収体」)22、及び任意で中央吸収性部分22に接合されている一対
の柔軟性延長部24を含む。中央吸収性部分22は少なくとも部分的に吸収性で
なければならない。主要吸収性部分22は、吸収された排泄物が主要吸収性部分
22から漏出するのを防止するために液体不透過性バリヤーのような非吸収性部
分を備えていてよい。中央吸収性部分22は、上方部分26と上方部分の反対側
にある下方部分とを備える。図1及び2に示されているように、中央吸収性部分
22の横の寸法が一様である場合は(即ち、上方部分と下方部分の接合部を限定
する横の寸法に急激な変化がない)、上方部分26と下方部分28との間の部分
は中央吸収性部分22の全長の約半分に等しい高さにあると見なされる。柔軟性
延長部24は、中央吸収性部分の上方部分26に接合されている。使用時には、
上方部分26は装着者の陰唇間隙内の最も奥に配置される。下方部分28は基部
(又は底辺若しくは下縁)29を有する。
【0026】 陰唇間装置20は、少なくともその一部分が装着者の陰唇間隙内に心地よくフ
ィットすること及び装着者の膣口、さらに好ましくは装着者の尿道も被覆するこ
とを許容するのに適当なサイズ及び形状でなければならない。陰唇間装置20は
、経血、尿、及び装着者の膣口及び尿道からのその他の身体排泄物の流出を少な
くとも部分的に阻止する、及びより好ましくは完全に阻止して妨害する。
【0027】 陰唇間装置20のサイズは、本装置を装着することに関する心地よさのために
も重要である。図1、2及び3に示されている実施形態では、横断方向(y方向
)で測定したときの陰唇間装置20の中央吸収性部分22の幅は、好ましくは約
2mm〜約12mm以下、より好ましくは約3mmと約8mmの間である。好ま
しい実施形態では、陰唇間装置20の中央吸収性部分の幅は約4.5mmである
。陰唇間装置20の中央吸収性部分22は、長手方向中心線Lに沿って測定した
ときに約35mmと約120mmとの間の長さを有する。好ましくは、陰唇間装
置20の長さは約45mmと約100mmの間であり、さらにより好ましくは約
49mmである。中央吸収性部分22の高さ(若しくは「z」方向の寸法)は、
好ましくは約8mmと約35mmの間、さらにより好ましくは約20mmである
。ここで示されている厚みの測定値は、0.25psi(ゲージ)の荷重及び径
0.96インチの足(foot)を備えたAMESゲージを用いて測定された。
当業者であれば、径0.96インチの足(foot)が特定サンプルサイズにと
って不適切な場合は、足(foot)のサイズを変化させ、それに応じて0.2
5psi(ゲージ)の制限圧を維持するためにゲージ上の荷重を変化させられる
ことを認識するであろう。
【0028】 陰唇間装置20は、好ましくは装着者の身体から排出される排泄物を吸収かつ
保持するために十分な吸収力を備えている。しかし、製品の容量は、少なくとも
一部には吸収性陰唇間装置20、詳細にはその中央吸収性部分22の物理的量に
依存する。中央吸収性部分22は、好ましくは0.9%の生理食塩水重量で少な
くとも1gの容量を有するが、さらに湿ると膨張する吸収性ゲル又はフォームを
使用することによって約30gまでの容量を有することができる。容量は、典型
的には生理食塩水に換算して約2g〜約10gの範囲内である。当業者であれば
、例えば経血のような身体排泄物を吸収できる容量が生理食塩水を吸収できる上
記の容量より少ないことは認識するであろう。陰唇間隙は拡張できるので、体圧
に適応するゲルとして流体が蓄えられる場合はもっと多くの量を陰唇間隙に蓄え
ることができる。さらに、吸収性陰唇間装置20が装着者の陰唇間隙内に完全に
残留しない場合は、吸収された排泄物の一部を装着者の陰唇間隙の外部へ蓄える
ことができる。
【0029】 陰唇間装置20の中央吸収性部分22は、液体(例、経血及び/又は尿)を吸
収及び/又は保持することのできる何らかの適切なタイプの吸収性構造を含むこ
とができる。中央吸収性部分22は広範囲の形状で製造することができる。非限
定的例には、卵形、台形、長方形、三角形、円柱形、半球形若しくは上記のあら
ゆる組み合わせが含まれる。同様に、中央吸収性部分22は例えば一般にエアフ
ェルトと呼ばれる微粉砕木材パルプのような吸収体に使用される広範囲の液体吸
収性材料から製造することができる。その他の適切な吸収性材料の例には、綿;
クレープセルロースワッディング;コフォームを含むメルトブロウンポリマー;
化学的剛性、変性若しくは架橋セルロース繊維;クリンプポリエステル繊維のよ
うな合成繊維;ピートモス;ティシュー・ラップ及びティシューラミネートを含
むティシュー;吸収性フォーム;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲ
ル化材料;又は同等の材料若しくは材料の組み合わせ、又はこれらの混合物が含
まれる。好ましい吸収性材料には、折畳みティシュー、織布、不織布ウェブ、ニ
ードルパンチレーヨン、及び薄層状のフォーム材が含まれる。中央吸収性部分2
2は、単一材料又は例えば種々の吸収性材料から構成された中央紙綿を取り囲む
ラッピング層のような材料の組み合わせを含むことができる。
【0030】 図1及び2に示されている実施形態では、吸収性陰唇間装置20の中央吸収性
部分22はプリーツ構造を含む。図1及び2に示されているように、中央吸収性
部分22は折畳みティシューウェブを含む。折畳みティシューウェブは、好まし
くはトイレットペーパーの標準的非湿潤強さより大きな強さを有する。好ましく
は、中央吸収性部分22は約100g以上の一時的湿潤強さを有するティシュー
を含む。好ましい実施形態では、この湿潤強度は湿潤破裂強さ試験下で測定した
ときには約30分を超えると最初の強さの約50%以下に減少するであろう。
【0031】 図1及び2に示されているように、中央吸収性部分22を含むティシューウェ
ブは並列関係で配置されている複数のプリーツ30を含むプリーツ構造に折り畳
まれている。ティシューウェブは、適切な数のプリーツを有するように折り畳む
ことができる。好ましくは、ティシューウェブはこの実施形態の中央吸収性部分
22の全体の厚み(即ち、幅)が約2mm〜約8mm以下であるように折り畳ま
れている。
【0032】 折畳みティシューウェブにおけるプリーツは、好ましくはプリーツ区間がそれ
らのプリーツ形状を維持し、完全には広がることができないように何らかの適切
な方法で接続又は接合(若しくは保持)される。プリーツは、糸、接着剤又は例
えばポリエチレンのような熱可塑性材料を含むヒートシール・ティシューの使用
を含む様々な手段によって接続することができる。好ましいデザインは、中央吸
収性部分22におけるプリーツ全部を一緒に綿繊維を用いて接合するステッチを
使用する。好ましくは、主要吸収性構造体22には5ヶ所のステッチ位置(4ヶ
所はコーナー、追加の1ヶ所は2つの下方コーナーのほぼ中央)が備えられる。
【0033】 中央吸収性部分22のプリーツ構造は幾つかの長所を提供する。プリーツ構造
によって提供される1つの長所は、排泄物収集のためにフラットな平面より大き
くかつ効果的な吸収面を示す構造のプリーツ内に排泄物が透過できる点である。
これは、例えば身体に当てられる構造の表面を塞ぐ可能性のある細胞挫滅片及び
凝塊のようなもしかすると粘性の流体及び微粒子物質を処理するときには特に重
要である。このデザインの第2の長所は、プリーツの数を変化させることによっ
て製品の厚み(若しくは幅)を容易かつ便宜的に調節できる点である。プリーツ
構造のもう1つの長所は、プリーツの数、厚さ及び緊密さが構造の硬さを調節す
る点である。
【0034】 中央吸収性部分22の硬さは製品の心地よさにとって重要である。中央吸収性
部分22が過度に柔軟であると、装置は陰唇のひだの間に便宜的若しくは容易に
配置されず、過度に硬いと装置は心地よくなく、使用者が座っている体位の場合
は製品は陰核に向かって前へ押しやられて不快感を惹起する。中央吸収性部分2
2は、好ましくは米国特許第4,995,150号及び第4,095,542号
に記載された製品の硬さとほぼ同等の硬さを有する。
【0035】 図3に示されている実施形態では、中央吸収性部分22は例えばレーヨン繊維
のような柔らかな吸収性材料又はその他の適切な天然若しくは合成繊維若しくは
細布から形成される。図3に示されている中央吸収性部分22は、一般に卵形断
面形である。図3に示されている実施形態の中央吸収性部分22は、下方部分2
8に比較して大きな横断面寸法を備えた上方部分26を含む。上方部分26は、
好ましくは下方部分28と統合されている。しかしこれほどは好ましくない実施
形態では、上方部分26及び下方部分28は、技術において知られている何らか
の適切な手段によって一緒に接合されている別個の要素を含んでいてもよい。図
3に示されている実施形態では、中央吸収性部分22の上方部分26と下方部分
28の接合点は横の寸法において実質に急激な変化を含んでおり、それによって
そうした接合点でショルダー様形状を形成している。図3に示されている実施形
態では、中央吸収性部分22の上方部分26と下方部分28の接合点はステッチ
34によって形成される。
【0036】 上記で説明されて図3に示されている実施形態の変形では、上方部分26は下
方部分の横断面寸法に比して小さい横断面寸法を有していることがあり、さらに
これらの部分は相違する吸収能力を有していることがある。図1及び2に示され
ているような他の実施形態では、上方部分26と下方部分28の間の接合部は見
分けがつかない場合がある。
【0037】 中央吸収性部分22はいずれかの適切なプロセスによって製造することができ
る。1991年2月26日にGerstenbergerらに発行された米国特
許第4,995,150号及び1978年6月20日にHirschmanに発
行された米国特許第4,905,542号は、図3に示されている吸収性陰唇間
装置20の中央吸収性部分22として使用するために適した吸収体を製造する方
法を記載している。
【0038】 図1及び2に示されているように、吸収性陰唇間装置20は、好ましくはさら
に吸収性陰唇間装置20の中央吸収性部分22の上方部分26に接合されている
一対の柔軟性延長部24を含む。図1及び2に示されている好ましい実施形態で
は、柔軟性延長部24は、一般に長方形である。柔軟性延長部24のためには、
半円形、台形若しくは三角形のような他の形状も又考えられる。柔軟性延長部2
4は、好ましくは長さ約40mm〜約160mm、より好ましくは長さ約45m
m〜約130mm、及び最も好ましくは長さ約50mm〜約115mmである。
柔軟性延長部24は中央吸収性部分22より長さ(x方向で測定される)が短く
てもよいが、好ましくは吸収性陰唇間装置20の中央吸収性部分22の長さとほ
ぼ同一であるか若しくはそれより大きい長さを有する。各柔軟性延長部の幅とは
、主要吸収性部分22への柔軟性延長部24の取付部(若しくは柔軟性延長部2
4の近位端24A)から柔軟性延長部24の遠位端(若しくは自由端)までの距
離を意味する。柔軟性延長部24の幅は、好ましくは上記の中央吸収性部分の高
さとほぼ同一であるか若しくはそれより大きい長さである。柔軟性延長部の厚み
は、好ましくは約3mm以下、より好ましくは約2mm以下、及び最も好ましく
は約1mm以下である。理想的には、柔軟性延長部24及び主要吸収性部分22
の厚みは、吸収性陰唇間構造20全体の厚みが約8mm以下となるように選択さ
れる。
【0039】 柔軟性延長部24はティシュー層から構成することができる。適切なティシュ
ーは、ウィスコンシン州グリーンベイのフォート・ハワード社(Fort Ho
ward Tissue Company)から入手可能できる、35lbs.
/3000sq. ft.の基本重量を有するエアレイティッシュである。もう
1つの適切なエアレイティッシュは、61g/平方mの基本重量を有しており、
指定等級番号176を有するカナダのブリティッシュコロンビア州デルタのMe
rfin Hygenic Products,Ltd.から入手できる。さら
にもう1つの適切な材料は、オハイオ州トゥインスバークのRevco Sto
res,Inc.によって化粧用スクエアとして販売されているエアレイド精製
綿である。柔軟性延長部24は、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はポリビニ
ルアルコールのような身体排泄物に対して不透過性若しくは半透過性である層状
材料で任意に裏打ちされてよい。
【0040】 図1及び2に示されている実施形態では、対の柔軟性延長部24は吸収性陰唇
間装置20の中央吸収性部分22の長手方向中心線Lの両側に伸長している1枚
の材料シートを含んでいてよい。或いは又、対の柔軟性延長部24は中央吸収性
部分22の上方部分26へ独立して接合された別個の材料シートを含んでいても
よい。好ましくは、柔軟性延長部24は中央吸収性部分22の長手方向中心線L
の周囲で対称的に配列されている。柔軟性延長部24は、吸収性陰唇間装置20
の中央吸収性部分22の上方部分26に接合されている。最も好ましくは、柔軟
性延長部は中央吸収性部分22の上方部分26の上面に、又は中央吸収性部分2
2の上面から約5mm以内に接合されている。
【0041】 ここで使用する用語「接合されている」は、1つの要素を他の要素へ直接に貼
付することによりその要素を別の要素へ直接に定着させる形状;その要素を順に
他の要素へ貼付される中間成分へ貼付することによって1つの要素が他の要素へ
間接的に定着させられる形状;及び1つの要素が別の要素と統合されている、つ
まり1つの要素が他の要素の実質的に一部である形状を含む。
【0042】 図1及び2に示されているように、柔軟性延長部24は中央吸収性部分28の
上方部分24に取り付けられている。柔軟性延長部24は中央吸収性部分22か
ら中央吸収性部分に取り付けられていない自由端24Bへ向かって下方及び側方
へ伸びている。柔軟性延長部24は、吸収性陰唇間装置20が所定位置にあると
きに延長部24が陰唇の内面と接触しているのを維持する傾向を示すように中央
吸収性部分22から僅かに外向きに偏っていてよい。さらに、陰唇の自然に湿っ
ている表面は柔軟性延長部24を含む材料に付着する傾向を有するであろうから
、さらにそれらが陰唇の内面に接触しているのを維持する傾向を有するであろう
。好ましくは、柔軟性延長部24は、柔軟性延長部24の自由端が中央吸収性部
分22に隣接する位置から柔軟性延長部24が中央吸収性部分22から出て横断
方向に直接伸長する位置へ移動することができなければならない。
【0043】 柔軟性延長部24は、何らかの様々な手段によって中央吸収性部分22の上方
部分26へ接合されてよい。例えば、図3に示されている実施形態では、柔軟性
延長部24は中央吸収性部分22の長手方向中心線Lのほぼ中央(即ち、長手方
向中心線Lの両側上)に配置された何らかの適切な接着剤を使用して上方部分2
6へ接合されてよい。接着剤は主要吸収性部分22の長さに沿って連続的に伸長
してよい、又は不連続の間隔をあけて「点線」法で適用されてもよい。或いは又
、柔軟性延長部24はステッチ(綿糸若しくはレーヨン糸を用いて)、加熱接着
、溶融接合、又はそうした材料を接合させるために技術において知られている他
の何らかの適切な手段によって主要吸収性部分22の上方部分26へ接合されて
よい。
【0044】 柔軟性延長部24は、吸収性陰唇間装置29が装着者の陰唇間隙内に挿入され
たときに柔軟性延長部が装着者の指先を被覆できるほど十分な幅及び柔軟性を備
えていなければならない。さらに、柔軟性延長部24は装着者の陰唇との接触を
維持するために装着者の陰唇の内面と一緒に動くことができなければならない。
柔軟性延長部24は、例えばしゃがむような様々な範囲の装着者の運動を通して
主要吸収性部分22を所定位置に維持するのに役立つ。
【0045】 柔軟性延長部は親水性であっても疎水性であってもよい。柔軟性延長部24は
、中央吸収性部分22より低い疎水性にするための処理がなされてもよい。材料
の親水性は、一般にその接触角に関して表現される。従って、柔軟性延長部24
は、流体が好ましくは主要吸収性部分22に向かって行ってこれに吸収されるよ
うに、主要吸収性部分22の上向き接触角より大きな上向き接触角を有していて
よい。柔軟性延長部24は吸収性若しくは非吸収性のどちらでもよい。好ましく
は、柔軟性延長部24は少なくとも一部の吸収性を有する。しかし、吸収性陰唇
間装置20によって吸収かつ保持される流体の大半は、好ましくは最終的に主要
吸収性部分22に保持されるであろう。親水性及び接触角についてのより詳細な
説明については、参照してここに組み込まれる次の出版物を参照されたい:19
64年にRobert F.Gouldによって編集され版権が所有されている
「接触角、湿潤性、及び接着(Contact Angle,Wettabil
ity, and Adhesion)」と題された米国化学学会(The A
merican Chemical Society)の出版物、及びどちらも
Dr.H.G.Heilweilによって編集されている、1992年4月に発
行された「表面張力を測定するための顕微技術(A Microtechniq
ue for Determining Surface Tension)」
と題されたTRI/プリンストン出版物、出版物番号459、及び1993年1
月に発行された「多孔性網内の接触角の測定(Determining Con
tact Angles Within Porous Networks)」
と題された出版物番号468。
【0046】 図1及び2に示されているプリーツデザインは、柔軟性延長部24を容易に提
供する追加の利点を有する。延長部24は中央吸収性部分22と同一材料を備え
ることができるが、又は相違する材料を含むこともできる。延長部24は中央吸
収性部分22の上方部分26に接合されるが、さらにこの実施形態のために最も
好ましくは中央吸収性部分22の上面に、又は中央吸収性部分22の上面から1
mm以内に接合される。好ましくは、図1及び2に示されている実施形態では、
延長部24は主要吸収性部分22の統合部分である(即ち、延長部24は中央吸
収性部分22を形成するために折り畳まれている吸収性ティシュー材料の統合延
長部を備えている)。
【0047】 これらの図面に示されているいずれかの実施形態における陰唇間装置20は他
の任意の構成成分を備えることができる。例えば陰唇間装置20は、装置20の
身体接触面の全部若しくは一部の上に配置されてそれらに接合されているトップ
シート42及び/又は柔軟性延長部24を含むその裏面の全部若しくは一部の上
に配置されてそれらに接合されているバックシート38を含むことができる。好
ましくは、トップシート42及び/又はバックシート38が使用される場合、こ
れらの成分は主要吸収性部分の少なくとも一部に接合されている。或いは又別の
実施形態では、主要吸収性部分はトップシート42によって少なくとも部分的に
被覆することができよう。
【0048】 トップシートが使用される場合は、トップシートは従順であり、ソフトな感触
を有しており、さらに装着者の皮膚に対して非刺激性でなければならない。さら
に、トップシートは液体(例、経血及び/又は尿)がその厚さ全体に容易に透過
するのを許容する液体透過性でなければならない。適切なトップシートは、天然
繊維(例、木材若しくは綿繊維)、合成繊維(例、ポリエステル、レーヨン、ポ
リプロピレン若しくはポリエチレン繊維のようなポリマー繊維)又は天然繊維及
び合成繊維の組み合わせを含む織布及び不織布のような広範囲の材料から製造さ
れてよい。その他の織布及び不織布材料には、開口成形熱可塑性フィルム、開口
プラスチックフィルム及びハイドロフォーム熱可塑性フィルムのようなポリマー
材料;多孔質フォーム;網状フォーム;網状熱可塑性フィルム;及び熱可塑性ス
クリムのようなポリマー材料が含まれてよい。
【0049】 トップシートは開口成形フィルムを含むことができる。開口成形フィルムは身
体排泄物にとって透過性であり、さらに適正に開口成形されている場合は、液体
が逆戻りして装着者の皮膚を再湿潤させることを可能にする傾向が低い。従って
、身体と接触する形成されたフィルムの表面は乾燥したままであり、これによっ
て身体が汚れることを減少させ、装着者にとってより心地よい感触を作り出す。
適切に形成されたフィルムは、1975年12月30日にThompsonに発
行された「先細り毛細管を有する吸収性構造(Absorptive Stru
ctures Having Tapered Capillaries)」と
題された米国特許第3,929,135号;1982年4月13日にMulla
neらに発行された「汚れ抵抗トップシートを有する使い捨て吸収体(Disp
osable Absorbent Articlr Having A St
ain Resistant Topsheet)」と題された米国特許第4,
324,246号;1982年8月3日にRadelらに発行された「繊維様特
性を示す弾力的なプラスチックウェブ(Resilient Plastic
Web Exhibiting Fiber−Like Properties
)」と題された米国特許第4,342,314号;1984年7月31日にAh
rらに発行された「光沢のない可視表面及び布のような触感を示す肉眼的に拡張
された三次元プラスチックウェブ(Macroscopically Expa
nded Three−Dimensional Plastic Web E
xhibiting Non−Glossy Visible Surface
and Cloth−Like Tactile Impression)」
と題された米国特許第4,463,045号;及び1991年4月9日にBai
rdに発行された「多層ポリマーフィルム(Multilayer Polym
eric Film)」と題された米国特許第5,006,394号に記載され
ている。本発明の好ましいトップシートは、1以上の上記の特許に記載されてお
り、「ドリウィーブ(DRI−WEAVE)」トップシートとしてオハイオ州シ
ンシナティのプロクター&ギャンブル社(The Procter & Gam
ble Company)によって市販されている成形フィルムである。
【0050】 そうした成形フィルムが陰唇間装置で使用される場合は、成形フィルムトップ
シートの本体表面は、経血が主要吸収性部分22中に流入して吸収されるのでは
なくむしろトップシートから流出する可能性を低下させるように、本体表面が疎
水性ではない場合よりも急速にトップシートを通して液体が移動するのに役立つ
ように疎水性である。好ましい実施形態では、成形フィルムトップシートのポリ
マー材料には界面活性剤が組み込まれる。或いは又、トップシートの本体表面は
、Osbornに発行された米国特許第4,950,254号に記載されている
ように界面活性剤を用いて処理することによって疎水性にすることもできる。
【0051】 バックシートが使用される場合は、バックシート38は液体(例、経血及び/
又は尿)に対して不透過性であっても半透過性であってもよく、好ましくは柔軟
性である。ここで使用する用語「柔軟性」とは、従順であり、人の身体の一般的
形状及び輪郭に容易に適応する材料に関連する。バックシート38は、中央吸収
性部分22に吸収され含有された排泄物が装着者の下着のような吸収性陰唇間装
置20に接触する物品が湿潤化することを防止する。バックシートはさらに、主
要吸収性部分22を補助して装着者の身体が排泄物によって汚れることを防止す
る。さらに、バックシートが使用されると、吸収性陰唇間装置20を挿入すると
き、又は指を用いて本装置を任意に取り除くときに装着者が指の間でつまむため
の改良された表面が提供されることがある。
【0052】 バックシート38は、織布若しくは不織布、ポリエチレン若しくはポリプロピ
レンの熱可塑性フィルムのようなポリマーフィルム、又はフィルムコーティング
不織布のような複合材料を含むことができる。好ましくは、バックシートは約0
.012mm(0.5ミル)〜約0.051mm(2.0ミル)の厚さを有する
ポリエチレンフィルムである。典型的ポリエチレンフィルムは、P18−040
1の名称でオハイオ州シンシナティのクロペイ社(Clopay Corpor
ation)によって製造されている。バックシートは、排泄物がバックシート
を通過するのを防止しながら水蒸気を主要吸収性部分22から蒸発させる(即ち
、通気性がある)ことができる。
【0053】 図1〜3に示されている実施形態及びあらゆるその他のそうしたタイプの装置
の変形は図4に示されているような個別包装60内に包装することができる。個
別包装60は、衛生的環境を提供するために吸収性陰唇間装置20を取り囲む包
装紙50を含む。包装紙50は、少なくとも部分的に吸収性陰唇間装置20を取
り囲まなければならず、さらに好ましくは吸収性陰唇間装置20を完全に取り囲
む。包装紙50は、好ましくは柔軟性材料の長方形シートを含む。包装紙50は
あらゆる適切な方法で吸収性陰唇間装置20の周囲で折り畳まれる、又は巻き付
けられることができる。包装紙50は、好ましくはその長手方向側を吸収性陰唇
間装置20の長手方向中心線Lに対して垂直に向けて吸収性陰唇間装置20の周
囲で折り畳まれる、又は巻き付けられる。
【0054】 図示されている好ましい実施形態では、包装紙50のラッピングは、長手方向
縁52、側縁54、及びサイドパネル68を向き合わせて吸収性陰唇間装置20
の下方長手方向縁の周囲での長手方向折畳み又は屈曲58を形成する。上方長手
方向縁52、即ち吸収性陰唇間装置20の上方部分に最も近い長手方向縁及び側
縁54はシールされて個別包装60を形成する。上方長手方向縁52及び側縁5
4は、好ましくは一緒に壊れやすくシールされて、包装の側面及び端面を閉鎖す
るためのクリンプ縁56を形成する。包装の辺縁を壊れやすくシールするために
適切な方法は、Swansonら発行された米国特許第4,556,146号、
Quickに発行された米国特許第5,181,610号、及びMintonら
に発行された米国特許第5,462,166号に記載されている。
【0055】 個別包装60は、好ましくは上方長手方向縁52に沿って配置されていて包装
の各側縁54に実質的に伸びているミシン目66の形であってよい弱い線を有す
る。又別の実施形態では、弱い線はレーザー刻みによって作られるような刻み線
の形であってよい。個別包装60は、好ましくはさらに又一般にミシン目66の
方向に沿って伸びている開封用テープ又は開封用コードを有する。個別包装60
は、個別包装60の辺縁の有意な部分に沿ってミシン目66を破るために開封用
コード62を使用することによって開封される。これによって使用者の指の両側
を覆う2つの別個のサイドパネル68が解放され、吸収性陰唇間装置20が露出
する。
【0056】 包装紙50は、装置20の周囲から部分的に取り外すことができ、長手方向折
畳み又は屈曲58を形成している包装紙50の部分は使用者の手と吸収体20と
の間に残って、装置20の位置決め及び配置に役立つ。この形状は使用者が装置
20を位置決め及び配置するのに役立ち、使用者の指が汚れないように保護し、
さらに使用者の指が装置202触れないように保持して無菌環境を維持する。図
5は、陰唇のひだ内に正しく配置されている陰唇間装置20とともに、上記のよ
うに開封された個別包装60を示している。
【0057】 図6に示されている又別の実施形態では、個別包装60には引裂きストリング
の代わりにタブ64が備えられている。個別包装60は、陰唇間装置20にとっ
ての開口部を作り出すために、タブ64を持ち上げ、吸収性陰唇間装置20の上
方部分に最も近い少なくとも1つのサイドパネル68の上方部分に沿って配置さ
れているミシン目66を破ることによって開封される。クリンプ縁56は、サイ
ドパネル68を解放するために引き剥がされる。タブ64は、上方長手方向縁5
2の延長部がサイドパネル68に向かって折り畳まれる若しくは曲げられるとき
に形成される。側縁54は上記のようにシールされている。さらに又別の実施形
態では、ここに記載されたいずれかの実施形態の包装紙50は個別包装を形成す
るためにシートの辺縁の周囲で壊れやすくシールされている2つの個別シートを
用いて形成することができる。
【0058】 図7に示されている別の実施形態では、個別包装60には引裂きストリングの
代わりのサイドタブ65のような側面開口機能が備えられている。サイドタブ6
5は、好ましくは包装の上方長手方向縁に沿ったミシン目66と整列している。
個別包装60は、陰唇間装置20の上方部分を露出するためにサイドタブ65を
引き剥がし、上方長手方向縁52に沿って配置されているミシン目66を破るこ
とによって開封される。クリンプ縁56は、サイドパネル68を解放するために
引き剥がされる。図7に示されている包装はその他の点では上記のように図4に
記載の包装に類似している。サイドタブ65は多数の方法で形成されてよく、そ
の1つは望ましいパターンのサイドタブ65をカットすることによって包装がシ
ールされた後にサイドタブ65を形成するために材料を取り除く。例えば、サイ
ドタブ65を形成するために包装の側縁54内に切り目67をカットすることが
できる。タブを形成するための別の方法は、個別包装を形成する前に包装紙材料
をプレカットすることであろう。
【0059】 図1〜3に示されている吸収性陰唇間装置20は、製品をつかんで陰唇間隙内
に陰唇間装置20を挿入するための便利なゾーンを提供する。中央吸収性部分2
2の下方部分28は使用者がつかむことができ、上記のように包装紙50が開封
されたときに保持することができる。図5に示されているように、包装紙50は
使用者が陰唇間装置20を陰唇間の間隙内に配置するときにまだ陰唇間装置20
と接触している。好ましくは、包装紙50は装置20が使用されるために陰唇間
隙内に少なくとも部分的に挿入されるまでは陰唇間装置20と接触したままであ
る。包装紙50は、その後好ましくは取外される。
【0060】 図5に示されているような本発明の長所は、それが挿入中に挿入点で使用者の
指が陰唇間装置20若しくは自分の身体に触れないように保護する点である。サ
イドパネル68は完全に使用者の指の両側を覆い尽くし、製品を挿入及び配置す
るための衛生的環境を維持する。本発明のもう1つの長所は、それが製品の輸送
中若しくは保管中の陰唇間装置20のための保護カバーを提供する点である。使
用前及び使用中における陰唇間装置のための衛生的環境を維持することは非衛生
な微粒子を陰唇間隙に移すことを防止するために極めて重要である。
【0061】 或いは又、図7に示されている実施形態は、上方及び下方長手方向縁52の間
の中央に長手方向で配置されていて個別包装の両側に位置しているミシン目を有
することができる。包装を開封するためには、使用者は包装紙の上方部分を引き
剥がして取り去り、包装紙の下方部分を使用して中央吸収性部分22の下方部分
28をつかむであろう。包装紙は使用者の手と吸収体20との間に留まり、使用
者が装置20を位置決めして挿入するのに役立ち、さらに無菌環境を維持するた
めに使用者の指が装置20に触れないように保持するであろう。
【0062】 好ましくは、包装紙50は約0.0127mm(0.5ミル)〜約0.127
mm(5.0ミル)の厚さを有する。包装紙50は、熱可塑性材料、不織布材料
、コラーゲンフィルム、ペーパーティシュー、又はティシューとフィルム、不織
布材料とフィルムのラミネート、又はその上にコーティングが施されている上記
のタイプのいずれかの材料であってよいプラスチックフィルムから作られてよい
。本発明の1つの実施形態は水に分解する低秤量ティシューから作られてよい。
低秤量ティシューは、カルボキシメチルセルロースと木材パルプ繊維とから作る
ことができ、約6秒間で75°F(24℃)の水に分解する;及び約8秒間で5
0°Fの水に分解する。そうした材料の1つはCMS Gilbreath P
ackaging Systems(Bensalem,PA)によってガス−
タングステンアーク(TIG)溶接用のDISSOLVO(登録商標) WLD
−53水溶性パージダム材料として販売されている。
【0063】 さらに、そうした低秤量ティシューは、同様に水に分解するポリ酢酸ビニル(
PVA)、ポリビニルアルコール(PVOH)、若しくはメチルヒドロキシプロ
ピルセルロース(MHPC)のようなコーティング剤若しくはフィルムと組み合
わされてもよい。そうした材料の1つは、Chris Craft(登録商標)
Industrial Products,Inc.(ゲーリー、インディア
ナ州)によってMono−Sol(登録商標) MC−8630水溶性フィルム
として販売されている。好ましい1つのラミネート材料は、厚さ0.089mm
(3.5ミル)のDISSOLVO(登録商標) WLD−53のシートを0.
038mm(1.5ミル)のMono−Sol(登録商標) MC−8630
MHPC水溶性フィルムと組み合わせることによってChemInstrume
nts社から入手されるHot Roll Laminatorを使用して作ら
れる。ティシューをMHPCフィルムと一緒に344°F(173℃)〜366
°F(185℃)の温度及び35ft/min〜50ft/minの給紙速度で
ラミネート加工すると、本発明の包装紙を製造するために好ましい厚さ0.1m
m(4ミル)の材料が作られる。
【0064】 ラミネート材料は93.6g/平方mの秤量を有する。この材料は75°F(
24℃)の水に約6.1秒間で分解し、50°Fの水に約7.9秒間で分解する
。ラミネート材料が分解する平均時間は75°F(24℃)の水ではおよそ17
.3秒間であり、50°F(10℃)の水では34.4秒間である。
【0065】 フィルム単独の引裂き抵抗(引裂き強さ)は約1575gfであるが、他方D
ISSOLVO(登録商標) WLD−53の引裂き抵抗は、紙を製造するため
の製造ラインを通過する工程流れの方向である流れ方向(MD)で約25gf、
流れ方向に垂直な方向である横断流れ方向(CD)で25gfである。ラミネー
ト材料の引裂き抵抗は、およそ88gf(MD)及び76.8gf(CD)であ
る。ラミネートの引裂き強さは自動的にフィルムの引裂き強さより有意に小さい
。紙とラミネート材料を比較したときの引裂き強さの増加は、紙単独のようには
容易に引裂かれない強力な包装を提供する。フィルムをラミネート紙及びラミネ
ートフィルムに比較したときの引裂き強さの低下によって、使用者は包装がフィ
ルム単独から造られている場合よりはるかに容易に包装を開封することができる
。材料をラミネート加工すると、フィルムの優れた引裂き抵抗特性が弱められる
が、それでも紙の強さは有意に増加するので、容易に開封できるが、それでも取
扱い中及び輸送中の引裂きに十分抵抗できる程度に強力である理想的包装が提供
される。
【0066】 ラミネート材料は、上記に識別した数多くの他の包装紙材料と同様に、包装を
ヒートシールするのに役立ち、衛生的かつ水分を含まない環境を提供し、さらに
包装を運んだり開封するときに結び付いた騒音を減少させる。ラミネート材料は
さらに又、弱い線を用いて、又は用いずに開封できる包装紙を作り出す。
【0067】 紙のコーティング側は製品に面することも、又は使用者が触れる包装紙の外側
部分として役立つこともできる。コーティング側は、湿気に対して保護するため
に陰唇間装置20に隣接して配置することができる。連続フィルムとしてコーテ
ィングが適用される、又は包装紙材料にラミネート加工される場合は、それは湿
気を遮断する無孔の不透過性バリヤーを形成する。しかし、陰唇間装置20に隣
接して包装紙50の非コート側を配置すると、サイドパネル68の内面上には、
製品が開封されたときには陰唇間装置20を挿入するときに陰唇上若しくは陰唇
間隙上に所見できる排出物を吸収する及び拭い去るために使用できる吸収性面が
提供される。
【0068】 包装紙50は、好ましくは挿入中に心地よさを提供することに役立つ材料から
構成される。上記で識別された数多くの他の包装紙材料と同様に、ラミネート材
料はよりソフトな包装紙材料を提供する。包装紙50は、好ましくは少なくとも
70%生分解性である、より好ましくは少なくとも90%生分解性である、及び
/又は攪拌すると(トイレにおけるように)水中で断片化する材料から構成され
る。好ましくは、吸収性陰唇感装置20及び吸収性陰唇感装置のための包装紙5
0はどちらも個別に又は組合せてトイレ水洗可能であり、トイレに流されたとき
に包装紙又は吸収性陰唇完成品と包装紙の組合せは28日間スラッジ試験におけ
る時点の80%でトイレから排除され、時点の少なくとも95%で生分解する。
ここで使用する用語「トイレ水洗可能(flushable)及びトイレ水洗性
(flushability)」は、詰まり又は製品の物理的構造に直接的に関
連付けることのできる類似問題を惹起せずに典型的な市販で入手可能な米国の家
庭用トイレ及び排水管システムを通過することのできる製品の能力に関する。
【0069】 しかし、利用できる様々なタイプのトイレ間には数多くの相違があることが認
識されている。このため、添付のクレームのために、例えば陰唇間装置のような
月経処理製品又は月経処理製品の包装紙のトイレ水洗性を測定するための試験が
本明細書の試験方法の部が用意されている。
【0070】 本発明の吸収性陰唇間装置についてはさらに又数多くの別の実施形態が可能で
ある。例えば、包装はここで記載された機能をなお実行しながら他の形状で提供
されることができよう。さらに、ここに記載された包装材料は衛生的環境が重要
な問題である場合に女性用若しくは男性用尿失禁製品、タンポン、又は体外に装
着される生理用ナプキンのような体液を吸収するために形成された様々な吸収体
と一緒に使用することができる。例えば、生理用ナプキン上の接着剤及び/又は
ウィング付き生理用ナプキンのウィング接着剤はそうした材料から作られたカバ
ーストリップによって被覆することができる。さらに、1985年12月3日に
Swansonらに発行された「個別包装使い捨て吸収体(Individua
lly Packaged Disposable Absorbent Ar
ticle)」と題された米国特許第4,556,146号に記載されているよ
うな生理用ナプキンのための個別包装として役立つ包装紙は、そうした材料から
作られている及び/又は衛生的清拭装置として役立つ吸収性内面を有することを
条件とすることができる。 試験方法 トイレ水洗性 概要 上記で説明されたように、用語「トイレ水洗可能若しくはトイレ水洗性」とは
、詰まり又は製品の物理的構造に直接的に関連付けることのできる類似問題を惹
起せずに典型的な市販で入手できる家庭用トイレ及び排水管システムを通過する
ことのできる製品の能力に関連する。添付のクレームのために、陰唇間製品及び
それらの包装紙は、便器及びトラップからの比較的に容易な排出及び引き続いて
の模擬配管システムを通しての運搬によってトイレ水洗性について評価される。
そうした製品のトイレ水洗性は下記の試験方法によって測定されなければならな
い。
【0071】 試験方法は4人家族(男2人、女2人)における2日間に渡る通常のトイレ使
用をシミュレーションするように設計されている。本試験では次の条件をシミュ
レーションするための水洗順序を使用する:男性の排尿、女性の排尿(排尿後の
トイレットペーパーを用いた乾燥を含む)、トイレットペーパーを使用する清し
ょくを伴う吸収体若しくは包装紙の廃棄、及び排便。各トイレットペーパー水洗
のために使用されるトイレットペーパーの量は7シート2片からなる通常負荷で
ある。通常負荷は、典型的慣習及び慣例に関する消費者リサーチに基づいている
。本試験は、それが従来型トイレを通して洗い流され、公営排水管又は浄化層内
へ流される場合に製品が遭遇するであろう条件をシミュレーションするためにデ
ザインされている。試験片を次のことについて評価する:1)便器及びトラップ
からの排除、2)排水管の詰まり、及び3)トイレ水洗中の分解。
【0072】 装置 トイレ水洗性試験のために適切な装置は図9に平面図で示されている。本装置
は下記を含む: ・210と表示されている容量3.5ガロン(13.2リットル)の節水型サ
イホン式渦流形トイレ(市販の圧力式トイレのような種々のフラッシングメカニ
ズムを使用して試験片の行動を評価するために、図9に示された配管レイアウト
に追加のトイレを取り付けることができる); ・内径4インチ(10cm)を持つ長さおよそ59フィート(18メートル)
のアクリル製パイプ(図9から明らかなように、パイプは211、213、21
5、217、219、221を通過する長さ約10フィート(3メートル)の線
形を有するほぼ正方形の形状に組み立てられる); ・排気のために大気へ開口しているトイレ210の僅かに下流にある鋳鉄T2
23。
【0073】 ・5個の鋳鉄製90°エルボー212、214、216、218及び220; ・パイプの末端から垂直に約15フィートの位置に配置されている長さ約1イ
ンチ(2.5cm)のスパイク若しくはスナッグ222;及び ・分解を評価するために固体流出物を捕捉するためのスクリーン224(No
.4 Tylerふるい)。
【0074】 本試験方法に使用する装置は、ビトレアスチャイナ(Vitreous Ch
ina)製取付具についてのANSI規格A112.19.2M−1990と同
等であるようにセットアップする。パイプはパイプ長さ1フィート当たり0.2
5インチ(2cm/m)の落下を生じさせるように配管する。
【0075】 材料 試験で使用するティシュー製品:プロクター&ギャンブル社(Procter
& Gamble Company,シンシナティ、オハイオ州)によって製
造されたスタンダード形CHARMIN(登録商標)トイレットペーパー 合成大便:下記に記載する方法に従って調製した。
【0076】 試験水洗順序 2回のルーチンから構成される試験水洗順序は、4人家族(男2人、女2人;
消費者の慣習及び慣例に関するリサーチに基づいて)における2日間に渡る通常
のトイレ使用をシミュレーションする。計40回の水洗の順序は、便器が空の状
態での14回の水洗、トイレットペーパーだけを用いての8回の水洗、トイレッ
トペーパー及び包装紙を用いての6回の水洗;トイレットペーパー、陰唇間製品
及び包装紙を用いての6回の水洗;及びトイレットペーパー及び模擬大便(SF
M)を用いての6回の水洗から構成される。包装紙及び吸収体を組合せとして試
験するときは、最初に包装紙から吸収体を取り出すことによって個別に便器内に
入れた包装紙と陰唇間製品の両方を用いてルーチン1及び2を実行する。SFM
を使用する場合は、SFMはトイレットペーパーを添加する直前に便器内に入れ
る。160g±5gのSFM負荷は1インチ(2.5センチメートル)×4イン
チ(10センチメートル)の2片及び1インチ(2.5センチメートル)×2イ
ンチ(5センチメートル)の1片から構成される。折り畳まれたトイレットペー
パーの細片は10秒間隔で便器内に入れる。トイレットペーパー、吸収体若しく
は包装紙の最後の細片を便器内に入れてから10秒後にトイレの水を流す。トイ
レ水洗順序を下記の順序で組み合わせた2つのルーチンのシリーズとして説明す
る: ルーチン#1(計36回のトイレ水洗のために最初に6回実施する) 1)トイレットペーパーだけを用いて水洗する−水が模擬閉塞部のスナッグ・
ポイントに到達してから2分後に排水管閉塞を読み取り、さらに1分間待ち、ス
テップ2へ移る。
【0077】 2)空の便器を水洗する。水がスナッグ・ポイントに到達してから2分後に排
水管閉塞を読み取り、ステップ3へ移る。
【0078】 3)トイレットペーパーと包装紙を用いて水洗する。水がスナッグ・ポイント
に到達してから2分後に排水管閉塞を読み取り、さらに1分間待ち、ステップ4
へ移る。
【0079】 4)トイレットペーパー並びに吸収体及び包装紙を用いて水洗する。水がスナ
ッグ・ポイントに到達してから2分後に排水管閉塞を読み取り、さらに1分間待
ち、ステップ5へ移る。
【0080】 5)空の便器を水洗する。水がスナッグ・ポイントに到達してから2分後に排
水管閉塞を読み取り、ステップ6へ移る。
【0081】 6)トイレットペーパー及び模擬大便(SFM)を用いて水洗する。水がスナ
ッグ・ポイントに到達してから2分後に排水管閉塞を読み取り、さらに1分間待
つ。
【0082】 ルーチン#2(計4回の水洗に対して1回実施する) 1)トイレットペーパーだけを用いて水洗する−水がスナッグ・ポイントに到
達してから2分後に排水管閉塞を読み取り、さらに1分間待ち、ステップ2へ移
る。
【0083】 2)空の便器を水洗する。水がスナッグ・ポイントに到達してから2分後に排
水管閉塞を読み取り、ステップ3へ移る。
【0084】 3)トイレットペーパーだけを用いて水洗する−水がスナッグ・ポイントに到
達してから2分後に排水管閉塞を読み取り、さらに1分間待ち、ステップ4へ移
る。
【0085】 4)空の便器を水洗する。水がスナッグ・ポイントに到達してから2分後に排
水管閉塞を読み取る。
【0086】 1順序(ルーチン1+ルーチン2)についてのトイレ水洗の総数は40回であ
る。
【0087】 トイレ水洗順序における2回目の水洗の後に水洗後に製品が便器若しくはトラ
ップ内に残っている場合は、トイレットペーパー及び/又は吸収体及び/又は包
装紙を手で排水管内に落下させ、トイレ水洗順序を継続する。各試験負荷の完了
後には、その後の試験を開始する前に排水管を洗浄する。
【0088】 上記のトイレ水洗順序を各試験製品について3回繰り返す。
【0089】 データの報告 排水管閉塞の度合いは閉塞の後方で堰き止められた水の長さを測定することに
よって判定する。閉塞部の上流の排水管上に12インチ(30cm)毎に目盛り
をマークする。水が溜まっている長さ1フィートは各閉塞点での0.25インチ
(0.6cm)若しくは6.25%の遮断に相当する。排水管を抜け出た試験製
品残留物も収集する。
【0090】 各評価について下記のデータを記録する: 1)包装紙が1回のトイレ水洗において便器及びトラップを通過する失敗の発
生率(%) 2)包装紙が2回のトイレ水洗において便器及びトラップを通過する失敗の発
生率(%) 3)模擬スナッグ上における包装紙の発生率 4)排水管閉塞の最大レベル(%) 5)2日間の模擬試験期間に渡る排水管閉塞の累積レベル(%) 好ましくは、ここに記載されている包装紙は2回以下のトイレ水洗における時
点の少なくとも70%、より好ましくは1回のトイレ水洗における時点の少なく
とも80%、及び最も好ましくは1回のトイレ水洗における時点の少なくとも約
95%で便器を完全に通過するであろう。ここに記載されている包装紙は、好ま
しくは約80%以下の排水管閉塞の最大レベルを有するであろう。ここに記載さ
れている包装紙は、好ましくは2日間の模擬試験期間に渡って約50%以下の排
水管閉塞の累積レベルを有するであろう。
【0091】 合成大便の調製 I.必要な材料: ・Feclone合成糞便(900g); (製品BFPS−7乾燥濃縮物としてペンシルバニア州Valley Fo
rgeのSiliclone Studioから入手可能) ・100℃の水道水(6,066g) II.必要な装置: ・ミキサー(Model A200としてオハイオ州トロイのHobart C
orp.から入手可能) ・押出機(Model 4812としてオハイオ州トロイのHobart Co
rp.から入手可能) ・スクリューキャップ付きディスポーザブル遠心管(50ml)(製品番号No
.21−008−176としてイリノイ州シカゴのVWR Scientifi
cから入手可能) ・温度を37℃に調節するための水浴 III.調製: 1.ミキサーのミキシングボウルに100℃の水を注入し、乾燥Feclone
濃縮物を添加する。 2.低速で1分間混合する。 3.中速で2分間混合する。 4.材料がよく混合された後に、押出機へ移し換える。 5.アイスピックを用いて各遠心管の先端に小さな孔を1つ開ける。 6.Fecloneを遠心管の中に押し出す。 7.遠心管にキャップをはめ、冷蔵庫に保管する。 8.使用前に、遠心管を38℃の水浴中に入れる。 水分散試験 装置 攪拌器 マグネチック式Thermolyne型モデルS7225又は72
00。攪拌器の上面上に直径3.5インチ(8.9cm)の円を永久的に銘記す
る。円の中心は攪拌器の幾何学的中心と一致していなければならない。
【0092】 攪拌棒 回転リングを備えた2.5インチ(6.2cm)のテフロンコーテ
ィング。先端から0.5インチ(1.2cm)下がった距離に黒インクで棒の一
方の端部に永久的にマークする。
【0093】 温度計 1°刻みで30〜120°Fを計測できる タイマー デジタル式ストップウォッチ ストロボスコープ イリノイ州SkokieのStrobette, Po
wer Instrument, Inc.から入手可能な可変速度式ストロボ
スコープが適当である。
【0094】 ビーカー 底部の径135±2mm及び2,000mlの目盛りでの高さ1
62±2mmを備えた注ぎ口付きKimaxブランドの2,000ml入りビー
カー。ビーカーの底部から5.6インチ(14.3cm)の高さに充填マークを
記す。平底を有していない ビーカーは使用しない。
【0095】 状態調節された部屋 温度及び湿度は下記の限界内に維持するためにコント
ロールされなければならない: 温度:73±3°F(23℃±2℃) 湿度:相対湿度50±2% 試験の準備 1.ビーカーの充填マークまで73±3°F(23℃±2℃)の水道水を満たす
。 2.明記された円にセンタリングしてマグネチック攪拌器の上にビーカーを載せ
る。 3.ビーカーに攪拌棒を加える。 4.ストロボスコープのスイッチを入れ、製造業者の取扱い説明書に従って速度
を1,000rpmに設定する。 5.オン/オフスイッチを用いてマグネチック攪拌器のスイッチを入れる。攪拌
棒が静止しているように見え、両端が黒色に見えるようになるまでマグネチック
攪拌器の速度を調整する。これは、マグネチック攪拌器が500rpmで回転し
ていることを示している(即ち、ストロボスコープ上の設定の半分)。オン/オ
フスイッチを用いてマグネチック攪拌器のスイッチを切る。
【0096】 方法 1.サンプル(例、吸収性陰唇間装置若しくは包装紙のような吸収体)を水面の
上方3〜4インチ(7.6〜10.2センチメートル)で保持する。サンプルを
水面上に静かに落下させ、サンプルが水面に触れたときにタイマーをスタートさ
せる。 2.5秒間待つ。 3.オン/オフスイッチを用いてマグネチック攪拌器をスタートさせる。サンプ
ルが攪拌棒の回転を中断させた場合は、攪拌器を停止させ、攪拌棒の方向を修正
し、ただちに攪拌器を再びスタートさせる。 4.サンプルが少なくとも2片に分離するまでに必要な時間を記録する。分離に
はその他の点では無傷のサンプルからの数本の個別繊維の分裂は含まれない。時
間は、サンプルを向け直すために攪拌器が停止されていた時間を含めてサンプル
が水中に浸漬されている総時間である。
【0097】 包装紙が実質的に攪拌棒の回転を中断させるケースでは、径約1mmの銅線か
ら作られた3インチ(7.62cm)径の外円及び等しく分割された6区間から
構成される円形ワイヤー・スクリーンを攪拌棒の直ぐ上に吊るして配置してもよ
い。
【0098】 包装紙が攪拌棒の回転の実質的中断を繰返し引き起こす場合は、包装紙の端面
から3/8インチ(0.95cm)の包装紙に取り付けたクランプによって包装
紙に取り付けたひもによって、攪拌棒の1インチ上方に包装紙の最下端を吊るす
ことによって包装紙を吊り下げてもよい。 5.追加の3サンプルを用いて1〜4のステップを繰返す。
【0099】 計算及び報告 試験した4サンプルについて水分散性時間の平均値及び標準偏差を計算して報
告する。好ましくは、包装紙は約2時間以下で少なくとも2断片に分散する。 ウェット−アウト時間 目的: 液体を吸収する又は液体の表面下に沈むのいずれかによって包装紙が完全に湿
るための時間量を測定すること。従来型包装紙は浮揚したままでいる傾向があり
、それらがトイレ水洗可能にデザインされていてもいなくても、それらがトイレ
水洗されると、典型的にはトイレの水が流されたときには水の力によって液体の
表面下に引張られる。 1.陰唇間装置若しくは包装紙のような吸収体を蒸留水の表面3〜4インチ(7
.62〜10.16cm)上方に保持する。 2.包装の広い面が水面にぶつかるように、サンプルを水面上に静かに落下させ
る。計時をスタートする。 3.サンプルが完全に湿った時点で計時をストップする。 4.5サンプルについてステップ1〜3を繰返す。
【0100】 ウェット−アウト時間の平均値及び標準偏差を報告する。ウェット−アウト時
間は、好ましくは30秒間以下、より好ましくは15秒間以下である。 28日間スラッジ試験 目的: 包装紙が生物学的に活性な嫌気性スラッジに曝露したときに分解する程度を測
定すること。嫌気性条件は、典型的には家庭用浄化槽、並びに嫌気性スラッジ処
理装置の形での市営汚水処理施設において所見される。28日間の期間に渡って
試験製品の分解の程度及び速度を測定するために、包装紙のような試験製品は嫌
気性処理装置スラッジと接合させる。分解(重量の変化によって測定される)は
、典型的には特定試験の第3、7、14、21及び28日に測定される。このプ
ロトコールはNational Sanitation Foundation
(国立衛生財団)(アナーバー、ミシガン州)の国際プロトコール:Evalu
ation of the Anaerobic Disintegratio
n of Test Product,November,1992(試験製品
の嫌気性分解の評価、1992年11月)を模倣している。
【0101】 材料: 対照製品 嫌気性分解試験における陽性対照製品としてTampaxブランドのタンポン
を使用する。
【0102】 材料の調製 試験製品及び対照製品を反応装置に添加する前に、材料を103℃±2℃の熱
風炉内で2時間乾燥させ、その後初期重量を測定するために計量する。ほぼ同重
量の対照及び試験製品を各反応装置内に入れる。
【0103】 嫌気性スラッジ: この評価試験で使用するスラッジは市営汚水処理施設から入手された嫌気性ス
ラッジ、又は沈殿及び上層の水を注ぎ移すことによって濃縮されている汚水処理
施設からの流入水として入手された未処理下水である。評価試験で使用する前に
、スラッジの下記のパラメーターを標準検査操作手順書に従って測定する: 総固形物 総揮発性固形物 pH 評価に使用するためにはスラッジは下記の基準を満たしていなければならない
: pH:6.5と8との間 総固形物≧15,000mg/L 総揮発性固形物≧10,000mg/L スラッジの活性についての基準は、対照タンポン材料が28日間の曝露後に初
期乾量の少なくとも95%を消失しなければならないことを要求している。
【0104】 方法: 1,500mlの嫌気性処理施設スラッジ若しくは濃縮未処理下水を含有する
2L広口ガラス製フラスコ(反応装置)に試験及び対照製品を添加する。1試験
材料当たり、1サンプリング日当たり3個の反応用フラスコを準備する。従って
、分解を第3、7、14、21及び28日に測定する場合は、試験製品のために
計15個及び対照製品のために15個の反応用フラスコが必要になる。これらの
反応装置は密封して、インキュベーター内で35±2℃に保持する。規定サンプ
リング日に、試験及び対照材料について各3個の反応装置をインキュベーターか
ら取り出す。規定サンプリング日に、各反応装置の内容物を1mmメッシュスク
リーンを通過させて未分解物質を回収する。収集された物質を水道水ですすぎ洗
いし、スクリーンから取り除き、103±2℃の熱風炉内に少なくとも2時間入
れる。乾燥した物質を計量して最終重量を測定する。反応装置から回収した時点
の物質の物理的外観についての視覚的観察も行い、記録する。
【0105】 結果: 各試験物質及び対照物質の嫌気性分解の速度及び程度を物質の初期乾量及びサ
ンプリング日に回収された物質の乾量から測定する。下記の方程式を使用して嫌
気性分解率を決定する(減量率): 分解率(%)=(初期乾量−最終乾量)/(初期乾量)×100 各サンプリング日についての試験及び対照製品の平均分解率が示される。添付
のクレームのためには、分解率値は試験の第28日の数値である。
【0106】 本明細書を通して言及された全ての特許、特許出願(及びそこに公表されてい
るすべての特許並びに全ての対応する公表された外国特許出願)、及び出版物は
これにより参照してここに組み込まれる。しかし、参照してここに組み込まれた
いずれの文書も本発明を教示若しくは開示しているとは明らかに認められない。
【0107】 本発明の特定実施形態が例示して説明されているが、当業者であれば本発明の
精神及び範囲から逸脱することなく様々な他の変更及び修正を行えることは明白
であろう。
【0108】 本明細書は本発明を形成すると見なされる主題を詳細に指摘して明確に請求し
ている請求項を持って完了するが、本発明は添付の図面と接合した上記の説明に
よってより明瞭に理解されるであろうと思われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 吸収性陰唇間装置の1つの実施形態の透視図である。
【図2】 図1に示されている吸収性陰唇間装置の端面図である。
【図3】 吸収性陰唇間装置の別の実施形態の透視図である。
【図4】 本発明の個別包装の好ましい実施形態の側面図である。
【図5】 本発明が使用者の指を保護するためにどのように使用されるのかを示している
装着者の大陰唇及び小陰唇を取り囲んでそれらを含んでいる装着者の身体の透視
図である。
【図6】 包装を開封するためのフロントタブを示している本発明の又別の好ましい実施
形態の側面図である。
【図7】 包装を開封するためのサイドタブを示している本発明の又別の好ましい実施形
態の側面図である。
【図8】 部分的に開封された本発明の包装の透視図である。
【図9】 トイレ水洗性試験のために適切な装置の平面図である。
【図10】 図9に記載の装置の配管の部分の横断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA Fターム(参考) 4C003 GA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収性陰唇間装置のための個別包装であって、前記吸収性陰
    唇間装置が使用者の陰唇間隙内に少なくとも部分的に挿入され、 包装用の包装紙が前記吸収性陰唇間装置を取り囲んでおり、前記包装紙が前記
    吸収性陰唇間装置の周囲で少なくとも部分的に包まれる柔軟性シートを含んでお
    り、前記柔軟性シートが前記吸収性陰唇間装置に隣接する吸収性内面を有してお
    り、これは前記包装紙が開封されたときに使用者に吸収性陰唇間装置を陰唇間隙
    内に挿入しながら陰唇を清拭するための衛生的清拭装置を提供する、ことを特徴
    とする個別包装。
  2. 【請求項2】 使用前の吸収性陰唇間装置を保護するために個別包装された
    吸収性陰唇間装置であって、このとき前記吸収性陰唇管装置が長手方向寸法、幅
    、高さを含む中央吸収性部分を含み、このとき前記長手方向寸法が前記高さ、上
    方部分及び下方部分より大きく、前記上方部分が前記陰唇間隙内への挿入中に前
    記装着者の前庭床に面して挿入中に前記下方部分を誘導し、前記上方部分が長手
    方向軸、を有し、前記下方部分が前記上方部分に向き合っていて前記陰唇間隙内
    への前記吸収体の挿入後には前記下方部分が前記装着者の前庭床には向き合わな
    くなり、 前記吸収性陰唇管装置を取り囲むための個別包装が前記下方部分の前記長手方
    向軸を基準に前記吸収性陰唇管装置の周囲で折り畳まれて長手方向折畳み、長手
    方向縁及び横断方向側縁を形成し、このとき前記長手方向縁及び前記横断方向側
    縁がシールされて前記個別包装を形成し、前記包装紙が開封されたときに使用者
    に吸収性陰唇間装置を陰唇間隙内に挿入しながら陰唇を清拭するための衛生的清
    拭装置を提供する、ことを特徴とする個別包装された吸収性陰唇管装置。
  3. 【請求項3】 前記包装紙がティシュー;コラーゲンフィルム;熱可塑性フ
    ィルム;不織布材料;熱可塑性フィルムとティシューのラミネート;コラーゲン
    フィルムとティシューのラミネート;熱可塑性フィルムと不織布材料のラミネー
    ト;及びコラーゲンフィルムと熱可塑性フィルムのラミネートからなる群から選
    択される材料のうちの少なくとも1つを含む請求項1または請求項2に記載の個
    別包装。
  4. 【請求項4】 前記包装紙が外面を有し、さらに前記外面が液体不透過性で
    ある請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の個別包装。
  5. 【請求項5】 トイレ水洗性試験下で2回以下の水洗における時点の少なく
    とも約70%で便器から完全に排除される十分にトイレ水洗可能である請求項1
    乃至請求項4のいずれか1項に記載の個別包装。
  6. 【請求項6】 トイレ水洗性試験下で1回の水洗における時点の少なくとも
    約95%で便器から完全に排除される十分にトイレ水洗可能である請求項1乃至
    請求項5のいずれか1項に記載の個別包装。
  7. 【請求項7】 水分散性試験によって測定されたときに前記包装紙が少なく
    とも2断片に分散するために要する時間が約2時間未満である請求項1乃至請求
    項6のいずれか1項に記載の個別包装。
  8. 【請求項8】 前記包装紙が80%未満の排水管閉塞を惹起する請求項1乃
    至請求項7のいずれか1項に記載の個別包装。
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