JP2001520594A - 木繊維板の押出し成形方法及び押出し成形装置 - Google Patents

木繊維板の押出し成形方法及び押出し成形装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、木繊維板、中でも特にMDF(中間密度繊維板)と呼ばれるもの(但しこれに限定はされない)に、著しい高低差を有する複雑な形状の配置を可能にする方法及び装置に関するものである。本発明によって達成される木繊維板の成形は、当業界では押出し法として知られ、材料の流れと伸張に伴って著しい塑性変形が生じる。

Description

【発明の詳細な説明】 木繊維板の成形方法及び成形装置 本発明は、木繊維板、中でも特にMDF(中間密度繊維板)と呼ばれるもの( 但しこれに限定はされない)に、著しい高低差を有する複雑な形状の配置を可能 にする方法及び装置に関するものである。本発明によって達成される木繊維板の 成形は押出し法として知られ、材料の流れと伸張に伴って著しい塑性変形が生じ る。 木繊維板の成形は次のように公知である。例えば、国際特許出願WO96/03262号 公開公報からは、最小で板材の厚さの2.5倍の曲げ半径にまで木繊維板を曲げ ることが可能な方法が公知である。 他の刊行物、例えば欧州特許出願第0 420 831号公開公報は、材料をプレス工 程にかけて表面形状が形成される木繊維板を提案している。この場合、要求され る形状は、局部的に変化する材料の圧縮によって形成される。 本発明によってなされる成形は、最新の方法で達成可能な成形よりもさらに広 範囲にわたるものである。 以下、添付図面を参照しながら、本発明のさらなる詳細について説明する。 図1は、本発明に係る好ましい実施形態による装置を概略的に示している。 図2は、本発明に係る装置及び方法によって製造されたドア外板を示している 。 図3は、図2において矢印IIで示す部分の詳細を示している。 図4は、図3のドア外板のIV-IV線視断面を対応する型部材と共に示している 。 図5は、他の実施形態の形状に対応する断面を示している。 図6は、ドア外板に関する他の実施形態の部分切断斜視図である。 図7は、本発明による方法に使用されるプレスサイクルの一例を示している。 図8は、プレスサイクルの詳細を示している。 図9は、本発明に係る好ましい実施形態によって製造されたドア外板の前面及 びそれに対応する後面の部分斜視図である。 図10は、図1において矢印Xで示す本発明の装置におけるプレス機の一実施 形態を部分破断斜視図で示している。 図11は、図1において矢印XIで示す部分の斜視図である。 図12は、本発明による装置のプレス機を型交換前の閉鎖状態で示している。 図13は、図12において矢印XIIIで示す部分の詳細を示している。 図14は、図13に対応し、交換手段が異なる作動段階にある状態を示してい る。 図15は、図12に対応し、交換手段が異なる作動段階にある状態を示してい る。 図1に示す装置1は概して、木繊維板、特にMDF板を載せて搬送するコンベ ヤ4を備えている。コンベヤ4は、板材2を成形ステーション5のチャンバー1 6内へ搬入する。このチャンバー16内で板材2は、以下に詳細を説明する方法 で加熱され、材料が熱的軟化点に到達するように蒸気処理される。 軟化した状態で板材は成形ステーション5から取出され、プレス機7の成形領 域8に搬入される。この移動はコンベヤ6を用いてなされる。 プレス機7内において、上型9及び下型10それぞれによって成形領域8の上 部及び下部が規定される。上型9及び下型10は、閉鎖状態において特定の形状 をなす型キャビティを規定する。その詳細は以下に記載する。 次にプレス機7が作動状態とされ、その結果として上型9が下型10の方向へ 移動し、一方、熱的に軟化した木繊維板がこれら型の間に配置される。 上型9の注意深く規定された移動経過については以下に詳述するが、この移動 によって木繊維板は著しく塑性変形し、その結果、木繊維板に複雑な形状を形成 することが可能である。図示する実施形態の例では、2枚の木繊維板2を同時に 加工可能であり、木繊維板1枚につき3枚のドア外板が含まれているので、合計 6枚のドア外板が同時に成形されることになる。 型部材9,10のエッジ部において個々のドア外板の間に当たる部分にはナイ フ部が設けられている。このナイフ部は、繊維板のドア外板エッジ部に溝11を 形成する。繊維板は、溝11に沿って容易に裁断することができる。 上記説明のように、この実施形態では6枚のドア外板を隣接して成形可能な下 型10及び上型9は、好ましくは、それぞれが1枚のドア外板を成形する6つの 独立した上型及び下型からなる。このように、製造されるドア外板用の特定の実 施形態は、型部材によって変更が可能であり、そうして特定のモデルに対する要 求に生産を適合させてもよい。 板材2が、コンベヤ6によってプレス機の成形領域8に搬入される前に、板材 の上にプラスチック膜を配置してもよい。この膜は、プレス工程で板材2の最上 面に結合させることができる。この目的に対して好適な材料はメラミン紙である 。この場合、最終的な製品は、ある用途にとって望ましい合成表面を有するもの となる。その結果、ドア外板3のような製造される対象物に、追加的仕上げ工程 はもはや不要である。 以上、本発明による方法及び装置を極めて一般的な用語を用いて説明した。個 別部分については以下に詳細説明する。 本発明による方法において重要な点は基本材料の選択である。木繊維材料、及 び、もし使用されるのであればメラミン紙の両方が考慮の対象となる。 木繊維材料を選択するにあたっては、達成可能な最大限の熱的軟化の程度、及 びその軟化が起こる温度が決め手となることが明らかになっている。熱的軟化点 は、木材の種類及び板材の化学特性によって決まる。細胞内の水分含有量及び与 えられる熱量もまた重要である。できるだけ低い温度で軟化することが望ましい 。 望ましい基本材料の選択は、試験片について熱的軟化点及びその温度での熱的 軟化の程度を測定することによって実験的に行うことができる。長い繊維を有す る木繊維からなる材料が望ましいことが判っている。特に、松は基本材料として 好適に使用できる。好ましくはラディアタ(radiata)松が使用される。その熱的 軟化は95℃から既に始まる。 使用されるメラミン樹脂としては紙タイプのものが選択される。積層目的その 他のために通常必要とされる急速反応とは反対に、このタイプはゆっくり反応す る。硬化時間は10秒以上とするべきであり、好ましくは20秒程度である。こ うして、メラミン樹脂の硬化は、木繊維板が最大限に変形した以降に起こる。 要求される大きな変形を実現可能とするためには、好ましくは、縮んだ担体を 有する材料、例えば、ちりめん状の紙が使用される。 板材が軟化状態となる処理は成形ステーション5の中で行われる。チャンバー 16は、その内部に処理される板材が収容されるものであり、密閉可能となって いる。成形ステーション5内には、図示していないが真空ポンプが配置される。 この真空ポンプは、チャンバー16内に板材2が収容され、チャンバー16が閉 鎖されると直ちに、チャンバー16内を不完全真空状態とする。適切な負圧に到 達すると、ボイラー15からチャンバー16へと蒸気が送られる。供給される蒸 気によってチャンバー16内の圧力は再び概略大気圧まで上昇し、それと同時に 、蒸気が木繊維板2の細孔にすばやく浸透して行く。 チャンバー16における蒸気噴出口は、チャンバーの底部に配置された複数の ノズルからなり、それらは上を向いていて、供給される蒸気をジェットのように 板材2の下面に向かって噴出する。その結果、負圧の解除による吸引作用とあい まって、蒸気の浸透が達成される。 ボイラ−15においては、数バール、好ましくは10バール以上の正圧下で蒸 気が生成される。チャンバー16内での膨張によって蒸気の温度は100℃より わずかに高い温度にまで低下し、蒸気の一部は直ちに板材内で凝縮する。板材は 加熱されると共に湿潤化される。 成形ステーション5内の板材2は、蒸気の直接接触によって加熱されるのに加 えて、チャンバー16の壁面自体が加熱されていてチャンバー16内に収容され た板材2に向けて輻射熱を放出することによって加熱される。ここに例として示 した実施形態においては、チャンバー16のカバー17は空洞体であり、蒸気発 生装置に接続されている。このカバー17は、ふた形状であってもよい。チャン バー16のカバーは、ボイラー15内部の蒸気に対応した高温にさらされる。こ の温度は、必然的に、チャンバー16内で膨張した蒸気の温度よりも高い。 チャンバー16のカバーのこの高温状態のおかげで、輻射熱による板材2の加 熱が適切に行われる一方、膨張した蒸気がカバーに凝着することも防止される。 板材2への水滴の落下は、最終製品に重大な欠陥をもたらすことが判っている。 膨張に使用される蒸気と実質的に同じ温度にまでチャンバー16のカバーを加熱 することによって凝縮が防止できる。 生成される蒸気は必然的に2つの機能を有する。高温高圧状態で蒸気は、チャ ンバー16の壁面、特にチャンバーのカバーの加熱手段として機能し、チャンバ ー16内における膨張状態、すなわち膨張によって温度と圧力とが低下した状態 では、板材2の湿潤化及び加熱手段として機能する。 蒸気供給前のチャンバー16の負圧が低いほど、板材の処理時間は短くなる。 上記圧力が0.8バールのとき、前記ラディアタ松製木繊維板の処理時間は15 〜30秒であることが判っている。この時間は既に、プレス機7のプレスサイク ル時間よりかなり短く、従って、成形ステーション5における処理時間は製造サ イクルを律速しない。 他の種類の木材では、結果的に短い処理時間を実現するためにはさらなる負圧 が要求されるかもしれない。しかし、そのようにすれば、生産サイクル時間に影 響することはない。ゴムの木(ブラジルハエヴェア:haevea brazilienzis)の 木繊維からなるMDF板の、0.8バール負圧下での処理時間は4倍長くかかる ので、この材料を使用する場合、このような低負圧では十分と言えない。適切に 短い処理時間を実現するためには、負圧の程度を高めなければならない。 続く搬送段階における熱損失を補うために、成形ステーション5において木繊 維材料はできる限り加熱される。しかしその加熱温度は、プレス機内部で位置決 めをするために取扱うことができないほど材料を弱くする高温であってはならな い。 実際、上記ラディアタ松の木繊維からなる厚さ3.8mmのMDF板では、約 100℃の温度が最も適していることが判っている。 このようにして前処理が行われた木繊維板2には、次いでプレス機7内におい て実際の押出し処理がなされる。 押出し処理において最大限の変形を達成するためには、基本材料の選択及び軟 化工程に加えて、プレスサイクルの注意深いコントロール、及び、型キャビティ の的確な設計が重要である。 上記最後のポイントは、本発明による方法及び装置を用いて製造される生産品 の例を参照して詳細にわたり説明する。生産品の例とは、上記に記載し図2に詳 細を示すドア外板3である。 図2では、符号20,21,22がそれぞれ、本発明の方法及び装置で製造さ れるドア外板3の前側部材、後側部材、基材を示している。このようなドア外板 3は、木製枠組上に配置されるが、枠組の他の側には同様のまたは他のドア外板 3が配置され、これは公知の方法である。このようにして形成された組立体は、 支柱部24、クロス部25、及びそれらの間に配置されるパネル26からなるド アの外観を有するドアを構成する。このような外観は、図示するように、基材板 22に輪郭部23を押出すことで得られる。 ドア外板3の総表面積が基材板22の表面積より大きいことは明らかである。 輪郭部23を形成するためには、隣接する部分の板材をこの輪郭部に向けて移動 させることになる。 図3は、図2において矢印IIIで示す部分の詳細を図示している。この図にお いて矢印26,27は、押出し中に生じる輪郭部23の方向への材料の移動を示 している。特に矢印27を付した交差部には、押出し工程中に板材に課される応 力に関して格別に臨界的な状況が生じていることは明らかである。材料の強制的 な移動によって破断が生じたり、あるいは軽度の場合には、表面における繊維の 分離が生じたりする。 本発明の方法及び装置によれば、材料を著しい高応力下に置く押出し処理を木 繊維材料に施すことが可能である。 本発明における重要な方策は、押出し中の材料の移動をコントロールすること である。以下に詳細説明する型への方策によって、押出し中、材料がどの方向か ら前記輪郭部に向かって流れるかが確実にコントロールされる。従って、例えば 、図3に示す交差部の中央部分から過剰な材料が輪郭部へ向けて矢印27で示す 方向に流れ、その結果として材料への上記ダメージを起こすような事態を回避す ることができる。 この作用は、型キャビティが局部的なくびれ部を備え、そのくびれ部が型の閉 鎖時に材料を捉え、成形が完了する前に材料を保持することにより達成される。 この狭窄部を経由する材料の流れは、結果的に相互作用する。図4には、上型9 及び下型10を互いにある距離を隔てて示すと共に、それらの間で成形されたば かりのドア外板3を示している。ドア外板3の形状は、閉鎖状態にある上型9及 び下型10で構成される型キャビティの形状に対応する。図4に示す部分は、輪 郭部23の一部が形成される部分である。型キャビティの局部的くびれ部は矢印 31,32,33で示している。例えば3.8mmのMDF板を成形するために は、符号30で示す型空間の一般的高さは概略3.2mmである。これは、直接 押出されない部分にもまた、材料の圧縮作用が存在することを意味する。 狭窄部31,32の型空間高さは概略2.7mmである。符号33部分の型キ ャビティ高さはもう一度3.2mmになる。 始めに型を閉じると、輪郭部23において、全ての方向から材料の伸張及び流 れが徐々に起こることは明らかである。プレス機の行程の最後の1.1mm(= 3.8−2.7)によって、板材は既にくびれ部31,32において保持されて いる。最後の行程部分、すなわち輪郭部の細部が成形されるとき、そして材料に 局部的に最大の歪が生ずるとき、右方向から輪郭部23への流れはもはやない。 矢印31と32との間の部分もまた閉鎖状態となり、そこに材料の動きはもはや 生じない。輪郭部の底部分の形成になおも必要な材料の動きは、左方向から行わ れる。輪郭部の左側には細部が比較的少ないので、左方向から流れが生じる際の 材料の歪は限定的なものに維持される。 輪郭部が形成される最終段階において右部分を形成する材料が輪郭部へと引き 込まれ、その結果、輪郭部右側に過大な材料歪が生じ、板材3の表面で繊維の分 断及び分離につながるという事態は、局部的なくびれ部31,32によって結果 的に回避することができる。 重要であるさらなる方策は、型部材9,10を加熱することである。板材3は 前記型部材に接触しているので、結果として板材も加熱される。型キャビティの 最も狭い部分、すなわち本実施形態では矢印31及び32の部分において、型部 材9,10と板材との第1狭隘接触が生じ、その接触の結果、これらの部分が最 初に加熱され、かつ最も加熱される。温度の上昇によって材料の可塑性が増大し 、このことは押出しの際に必要な材料の流れを助長する。 型キャビティにおけるくびれ部のさらなる効果は、結果的に分離してしまった 繊維を板材の表面に高圧で押付けることである。MDF板のような適当な木繊維 板は結合剤を有しているが、それは通常、まだ完全に硬化してはいない。高圧及 び加熱によって、この結合剤のさらなる硬化が起こる。そのことにより、続く押 出し工程において木繊維が良好に結合される。材料の動きに従って表面で分離し てしまった繊維は、このようして材料にしっかりと再結合される。 図5には、上型35及び下型36を、それらの間で成形されたばかりの板材3 7の一部と共に示している。この実施形態の場合、輪郭部38は図4の輪郭部2 3と比べていくらか簡単な形状となっている。狭窄部分は、輪郭部の右側に矢印 39で示す1ヶ所であるが、輪郭部を形成するための型キャビティへ、初期の成 形に続いて右方向からさらに材料が流れ込むことを回避するためには十分である 。 図示する実施形態では、型キャビティは一定断面形状となっているが、型キャ ビティのくびれ部が輪郭部の長さ方向で変化するような場合もあり得る。例えば 、材料の動きは輪郭部の角部において最も重要であり、その結果、材料の動きの コントロールを適切に行うことが要求されることは明らかである。輪郭部に沿っ た他の位置では、材料の流れコントロールへの要求は角部の場合ほど厳格ではな い。 押出しされた板材40の一部を示す図6に既に例示したように、材料の動きを コントロールできないために材料に過大な歪が生じ、その結果として起こる材料 へのダメージの危険性は、輪郭部分41と輪郭部分43との間のコーナー部42 において最も高い。この部分42の近傍における押出し時の材料の流れは、型キ ャビティの局部的くびれ部によってコントロールされなければならないことは言 うまでもない。 実施形態で図示しているように、局部的くびれ部は、協働する型部材に適切な 固定形状を与えることによって形成してもよい。しかし、型に収容される可動部 材によって材料の流れをコントロールすることも可能である。これら可動部材は 、上型及び下型から所定距離の位置において、押出しされる板材を保持し、押出 しの最中にこの部分で材料の動きが起こらないようにする。これら可動部分は、 例えばスチールのスライド部材で形成してもよいし、ゴムのような材料からなる 挿入部材を利用してもよい。 局部的くびれ部または可動型部材の位置は、明らかに押出し形状に依存する。 この形状を設計する際には、大抵の場合、最も気を遣う部分がどこであるかを既 に決定することが可能であり、それに基づいて、材料の流れをコントロールする ために押出しされる板材のどこを保持しなければならないかかが決定可能である 。 最初のプレストライアルの際に、ある領域で材料の不適当な動きによってダメー ジが生じたことが明らかになったときには、ダメージに応じて型を調整すること が可能である。上記内容を踏まえていれば、これらの調整は、この分野の熟練者 にとっては明白である。 非常に複雑な形状を有する木繊維板の押出しを可能にする上記方策以外に、プ レスサイクルに関する方策をとることもまたできる。 図7は、本発明による方法を実施するのに適切なプレスサイクルを概略的に示 している。横軸には秒単位で時間をプロットし、縦軸にはkg/cm2単位で型圧力を プロットすると共に、ミリメートル単位で型部材間の距離をプロットしている。 破線で型部材間の距離を示す一方、実線で圧力を示している。 軟化した木繊維板が型内に配置されるとサイクルが始まる。そのとき、プレス 機は、両型部材が板材にちょうど接触するところまで極めて迅速に閉じる。次い で、型は、完全閉鎖状態まで極めてゆっくりと閉じて行く。型が完全に閉じると 圧力がかけられ、ある時間保持される。その後圧力は実質ゼロにまで落とされ、 ある時間の後、再び加えられる。これは以下に説明する理由により、もう一度繰 返される。圧力が三度目にゼロに落ちたら型が開けられる。このとき製品は型か ら取出し可能となっている。 閉鎖サイクルの第1部分で型を迅速に閉じるのは、できるだけ短いサイクル時 間を達成するためである。しかし、閉鎖サイクルの第2部分は、適切な押出し処 理のために極めて重要である。 図8には、一例の閉鎖サイクルにおけるこの第2部分を詳細に示している。こ の場合、第1段階を符号50で示している。これは型が迅速に閉じる段階である 。この段階の終わりでは、型部材がちょうど板材に接触する。次いで段階51で は、輪郭部の概略形状を形成するために、材料のゆっくりとした移動を実現させ るべく、速度が著しく減じられる。次に、段階52ではさらに速度が落とされ、 段階53では全ての動きが停止する。材料に生じた歪はここで均一化され、同時 に、加熱された型部材に接触することによって板材の加熱が起こる。その結果、 材料の変形能が向上する。次に、段階54では型がもう一度さらに閉じられ、続 く段階55では再度動きが停止する。この段階で再度、材料に生じた歪を均一化 する ことができ、材料の流動及び伸張が可能となる。閉鎖サイクルの最終部分である 段階56では、再度徐々に閉鎖が行われる。次いで、型は閉じられ圧力が加えら れる。 ここに示したグラフの行程は成形される輪郭部に依存する。概して、輪郭部に おいて最も気を遣うべき部分を成形する際には、閉鎖速度は最小限あるいはゼロ とされる。関心のある成形段階において閉鎖速度が過大であったかどうかは、最 終製品において検知可能である。なぜなら材料欠陥は、主として表面で視認可能 だからである。これらの材料欠陥とは、例えばほつれた繊維あるいは不均質な表 面部分である。ある成形段階において閉鎖速度が過大であったかどうか、または 、まだもう少し高めることができるかどうか、熟練者は最終結果に基づいて判断 することができる。こうして適切な閉鎖曲線を実験的に決定することができる。 ここで前提となるのは、活性化された型によって生ずる変形が最大限の材料歪を 有するとき、速度は、低速か、あるいは少なくともほぼゼロであるべきであると いうことである。加えて、著しい変形を受けようとしている材料のある部分への 型部材からの熱伝導のためには、常に十分な時間が確保されるべきである。 既に説明し、図7に示しているように、このように設定された閉鎖サイクルに 続いて加圧が行われる。図7において最大圧力は60kg/cm2をわずかに上回って いるが、多くの場合、例えば±40kg/cm2のような、より低い圧力で十分である 。こうして、上記に説明した3.8mmから3.2mmの初期板厚を有する板材の一 例の場合に要求される材料の圧縮が実現可能である。その場合、板材全体が型部 材の温度付近まで加熱されるが、その温度は例えば約200℃である。ある時間 の後、圧力はほぼゼロにまで減じられる。ここで、型部材間の距離には変化がな いことに留意すべきである。 板材に含まれ、大気圧における沸点を優に超えて加熱されていた水分は、減圧 によって突然水蒸気となる。この水蒸気は、型の間に形成された側道に抜けて行 く。次に、使用される最大値にまで再度加圧され、ある時間この圧力レベルに保 持されると、まだ残っている水分が再び加熱される。次に圧力がゼロまで減じら れると、この水分の大部分は再び抜け出す。その後、最終的に、使用される最大 値にまで加圧され、このレベルにある時間保持される。型が開けられた後、木繊 維材料の水分含有量は、約5%という極めて低い値にまで下がっている。 ここに説明した乾燥及びガス抜きサイクルが行われる間、型部材は板材の両面 に密着し続けている。従って、製品の欠陥につながる木繊維材料の圧縮分離が水 分の膨張によって生ずるという事態は回避される。圧力は確かに減少するが型部 材は互いの関係を保って動かないので、板材はなおもその全面にわたって支持さ れている。その結果、水蒸気の圧力によって木繊維が動くことはない。 通常、2〜3の乾燥−ガス抜き段階が必要であるが、その数は、材料の水分含 有量、型温度、及び材料のその他の特性に依存する。型温度は、材料にもよるが 、例えば160〜200℃に設定可能である。 図8を参照して説明した閉鎖サイクルは、輪郭部の複雑さやその他要因にもよ るが、20〜30秒間継続可能である。この20〜30秒間における最後の閉鎖 距離6〜8mmは、数段階で構成される。 この動きを実現させるための精度を考慮すると、プレス機が厳しい要求を満足 しなければならないことは明らかである。その要求とは、閉鎖速度をコントロー ル可能な精度、及び型部材の互いの関係を平行に維持可能な精度である。 プレス機の閉鎖速度は完全にコントロール可能でなければならず、0.1〜5 0mm/secの間で可変であることが好ましい。商用生産を可能にするためには、プ レス機における初期の閉鎖時及び開放時の時間損失を節減する必要があり、その ためには速い速度が要求される。 本発明による装置の一部であるプレス機においては、閉鎖速度の調節精度は0 .1mm/secである。 圧力もまた全域で調節可能であり、ここで説明した実施形態では、好ましくは 、例えば最大65kg/cm2まで0.5kg/cm2毎に調節可能である。 ここで説明した製品、すなわちドア外板を商用に生産可能とするためには、6 枚のドア外板を1回のプレスサイクルで形成する複数の型が同時に使用される。 結果的に、プレス機の作業面領域は2.2×5.6m程度の大きさになる。この ように比較的大きな領域で最大成形圧力時に許容される反りは±0.1mmである 。この精度によって、輪郭部の形成に関し、型のあらゆる部分において要求され る閉鎖速度の正確なコントロールが実現可能となる。 上型と下型との平行度もまた、±0.1mmという高精度を満足しなければなら ない。 プレス機の型部材取付部分の作動中における最高温度は約200℃である。型 のあらゆる部分で要求される正確な条件を再現可能とするためには、プレス機の 作業領域全体における温度変化を±2℃以内に維持しなければならない。プレス 機における型の装着部分は、保温性の高いオイルによって加熱することが望まし い。温度の高精度を実現するためには、プラテンの全長にわたって管路が配置さ れる。この管路内を保温性の高いオイルが平行な形態で流れる。 押出し工程があまり複雑でない場合には、プレス機が満足しなければならない 要求値がやや甘くなることは明らかである。 図9は、図2おいて矢印IXで示す部分の部分拡大図である。製造されたドア外 板3の前面20、及びそれと隣接する同じくドア外板3の後面21を示している 。 前面20には木目模様が形成されていることが分かる。上型はこちら側の面に 補完する浮き彫りを備えている。この浮き彫りは、写真エッチング法を用いた適 切な方法で型の表面に形成してもよい。浮き彫りは、木繊維板に押付ける形で転 写される。板材の中である部分はより圧縮され、その結果、木目模様の線に対応 する溝が形成される。 後面21にはまた、パターン60が形成されている。これもまた、下型上に設 けられた浮き彫りを押付けることによって形成される。この浮き彫りもまた写真 エッチング法で形成され、ドア外板の後面21には所定粗さの面が形成される。 この粗さゆえにドア外板の後面21には接着剤が良く付着し、従って、ドア外板 3を備えて構成されたドアは、ドア外板が剥がれてくる危険性なしに、長い耐用 年数を得ることができる。パターン60は、好ましくは、10数mm程度の複数の 小さい凹部及び突起部から形成される。粗さによって接着剤が良く付着すること に加えて、表面積が広がることによっても良好な付着性が実現される。 図10は、本発明に係る好ましい実施形態によるプレス機7の詳細を示す部分 破断図である。この図では、上型9及び下型10の詳細を示している。また、追 って説明する連結手段も示している。この連結手段によって上型及び下型は、そ れぞれプレス機7の上部プラテンすなわちプレスプラテン及び下部プラテンに取 付けられている。 プレスプラテン59の破断部を通して管路60が見えている。この管路は上記 に既に説明したものであり、保温性の高い加熱オイルを流動させるために機能す る。 板材の取込み、製品の取出しはそれぞれ供給往復台62及び搬出往復台70に よって行われる。これら往復台は、下部プラテンの両側に、プレス機7の前側か ら後側の距離にわたって延在するレール61上を移動可能となっている。両レー ル61の側部はU字形状とされており、往復台62,70のフレームに配された 複数の車輪が、これらレールに沿って移動可能となっている。横方向ガイド63 によって、供給往復台62の綿密な横方向位置決めが行われる。 供給往復台62自体はコンベヤ64を有している。このコンベヤ64は、結果 的に供給往復台62と共に移動可能である。 既に説明したように、この実施形態の場合、2枚の板材2が成形ステーション 5で軟化された後、成形ステーション5から供給往復台62のベルト65に載っ て供給される。成形ステーション5から離れる際、供給往復台62は可能な限り 左側に、すなわちプレス機の前側に位置決めされる。成形ステーション5から供 給される板材はベルト65上で慎重に位置決めされる。この位置決めが完了する と、コンベヤ64を動かすことなく往復台62全体がプレス機に入る。往復台6 2が所定位置に到達すると直ちに、往復台62を元の方へ移動させる一方、同時 にコンベヤ64が同じ速度で、但し逆方向に駆動される。前記所定位置とは、往 復台62のベルト65に載置された板材2が、型に対する正確な相対位置に来る ところを意味する。結果的に板材2の、型に対する相対位置が保たれ、板材2は 下型10上の型に対して正しく位置決めされる。往復台62は板材の下から元の 場所へと戻される。 板材が下型上に位置決めされ、供給往復台62が戻されると、ドア外板3の押 出しを目的として上述したプレスサイクルが実行される。 プレス機が再び開けられた後、成形されたドア外板3は、図11に示す搬出往 復台70によってプレス機から取出すことができる。既に言及したように、この 往復台もまたレール61に沿って移動可能である。図で分かるように、往復台7 0はU字形のフレームを備えている。このフレームの脚部がレール61に沿って 移動可能となっている。フレーム69には複数のアーム支持台71が設けられて いる。これらは細く延びたビームであり、フレーム69の脚部に平行に延在し、 垂直方向ガイド72にガイドされながら高位置から低位置の間で垂直方向に移動 可能となっている。これらアーム支持台71の移動はシリンダ73によってなさ れる。 アーム支持台71には、それぞれ3本のアーム74が設けられている。これら アームは、図11に示す突出位置から、レール61に実質的に平行となる図11 右方向へ回動可能となっている。アーム74の動きは、シリンダ80によって前 後に移動可能なロッド79によりコントロールされる。 アーム74の突出端部には、下側に多数の真空吸引カップ76を有する細長い 吸引カップ支持体75がヒンジ結合されている。これら真空吸引カップは、吸引 カップ支持体内の空洞部と可撓性管路77とを経由して真空引き装置78に連通 されている。真空引き装置78による吸引はバルブ81によってオン、オフされ る。 成形されたドア外板をプレス領域から移動させるために、搬出往復台70が、 両型の間において、アーム74を回動して戻した状態で、ドア外板と重なる位置 にまで移動される。次にシリンダ73が適切なコントロール手段によって作動さ れ、その結果、アーム支持体71が上方へ移動する。次いで、フレームの両側に あるシリンダ80が作動され、その結果、アーム74が図11に示す位置まで回 動する。続いてシリンダ73を再び下げることによって、吸引カップ76が成形 されたドア外板3の表面に接触する。次に真空引きをして、吸引カップをドア外 板3にしっかり吸着させる。次の段階では、アーム支持体71を持ち上げ、そう してドア外板3を下型から引き上げるためにシリンダ73を再び作動させる。次 いで搬出往復台70は、吸引カップによって保持されたドア外板を伴いながら、 プレス領域から、プレス領域外に配置されたベルトコンベヤ82の上方位置にま で移動することができる。 次にドア外板3はベルトコンベヤ82の上に降ろされる。吸引カップが回動し て離れた後、ドア外板は搬出可能となる。その間に供給往復台は、次のプレスサ イクルが開始可能となっているプレス機内に、次の板材を既に配置可能となって いる。 既に言及したように、図示する装置の好ましい実施形態における上型及び下型 は、6つの独立した型セットからなる。それぞれの型セットは1枚のドア外板の 押出しに使用される。これら6セットの型は、常に全てが同一であるように各図 に示しているが、要求される製品によっては、適切なアレンジを行って異なる型 セットを使用できることは明らかである。 第1シリーズの型セットを用いて成形されるドア外板から、第2シリーズの型 セットを用いて成形されるドア外板へと、製品を迅速に換えることが可能である ために、本発明による装置は、型板のための迅速連結システムを備えていること が望ましい。この迅速連結システムについては、図10〜図15を参照しながら 以下に説明する。 各型部材は、シリンダを用いて独立にプレス機内に配置される。各上型部材8 7及び各下型部材86には、その長手方向端部に沿って複数の切欠部が設けられ ている。これら切欠部90のうち2つは、シリンダ88に係合するように形成さ れ、これらによって当該型板がプレス機に保持される。これらシリンダ88に加 えて、型部材86,87の各セットのための補助的なシリンダ92が、移動可能 なプレスプラテン59の両側に設けられている。シリンダ92のヘッド部は以下 に説明するように下型部材86の切欠部93と係合可能となっている。 型交換装置85は以下のように作動する。 開始点はプレス機の閉鎖位置であり、この状態は図12に示すと共に、図13 にはその詳細を示している。両型部材の間には成形されたドア外板が収容され、 従って型部材は互いに直接接触することはなく、型部材の損傷が回避される。 型部材を交換するためには、補助シリンダ92を作動させろ。この作動は、シ リンダの回転ヘッド部をまず1/4回転回動させ、次に補助シリンダ92によっ て回転ヘッド部を下型部材86の切欠部93内に向けて下降させる、という形で 行われる。次に回転ヘッド部94を1/4回転戻し、回転ヘッド部94を上昇さ せるように補助シリンダ92を作動させる。このような作動が行われると、回転 ヘッド部94は、その突出部が切欠部93のショルダー95下側に噛み合い、こ のようにしてヘッド部は下型部材と係合する。 次にシリンダ88を解除し、その回転ヘッド部89を1/4回転回動させて、 対応する切欠部90のショルダー部91から開放する。 次いでシリンダ88の吸引ロッドを引き込むと、回転ヘッド部89はもはや型 部材と係合していない状態となる。 こうして実行された状況を図14に示している。下型部材86は、プレス機7 の補助シリンダ92によって可動プレスプラテン59に向けて引き上げられ、上 型部材87と共に保持される。 次に、可動プレスプラテン59を上昇させるようにプレス機を作動させる。上 型及び下型の全てがプレスプラテン周辺に移動し、プレスプラテンから吊り下げ られた状態になる。 図15には次の段階を示している。この図では、供給往復台62がプレス領域 に入り、搬送フレーム97が往復台62の上に載置されていることが分かる。往 復台62が搬送フレーム97と共に、型と重なる位置に位置決めされたら、プレ ス機7を作動させて、下型部材86が搬送フレーム97の支持ビーム98上に載 るまでプレスプラテン59を徐々に下降させる。次に補助シリンダ92を再び作 動させる。この場合の作動は、対応する回転ヘッド部を少し下降させ、1/4回 転回動させてから上昇させるように行われる。これでプレスプラテン59との連 結が解除され、ここでプレス機を作動させてプレスプラテン59を上昇させる。 このとき型部材は搬送フレーム97によって支持され、往復台62と共にプレス 領域外へ移動可能となっている。 ここに図示していない吊上げ装置を用いて、搬送フレーム97を供給往復台6 2から吊上げ、別の型部材セットを備えた別の搬送フレーム97と交換すること が可能である。こうして、別の型部材セットをプレス領域に搬入することができ る。その後、プレスプラテン59を下降させてから補助シリンダ92を型部材に 係合させる。次いで、プレスプラテン59は型部材を搬送フレーム97から持上 げ、このフレーム97は往復台62と共にプレス領域から取除かれる。次いで、 下型部材がプレス機の支持部材上に載るまで、プレスプラテン59を再度下降さ せることができる。対象となるシリンダ88を作動させ、補助シリンダ92を解 除した後、プレス機は再び使用する準備ができた状態になる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年7月30日(1999.7.30) 【補正内容】 明細書 木繊維板の押出し成形方法及び押出し成形装置 本発明は、未加工の木繊維板、中でも特にMDF(中間密度繊維板)と呼ばれ るもの(但しこれに限定されない)を、プレス機の型キャビティ内で形の決めら れた製品に成形する方法に 関するものである。本発明によって達成される木繊維 板の成形は押出し法として知られ、材料の流れと伸張に伴って著しい塑性変形が 生じる。 この種の方法は、例えば、国際特許出願WO96/03262号公開公報から公知である 。この特許出願で開示された方法を用いると、 最小で板材の厚さの2.5倍の曲 げ半径にまで未加工の木繊維板を曲げることが可能である。 他の刊行物、例えば欧州特許出願第0 420 831号公開公報は、材料をプレス工 程にかけて表面形状が形成される木繊維板を提案している。この場合、要求され る形状は、局部的に変化する材料の圧縮によって形成される。 請求項1により特徴付けられる本発明による方法を用いると、未加工の木繊維 板は、板材の厚さより小さい曲げ半径を有する非常に複雑な形状に成形すること が可能である。 本発明はまた、未加工の木繊維板を成形するための装置の改良に関する。この 改良は、請求項11により特徴付けられる本発明に係る装置によって達成される 。さらなる好ましい特性は従属項により特徴付けられる。 以下、添付図面を参照しながら、本発明のさらなる詳細について説明する。 図1には、本発明に係る好ましい実施形態による装置を概略的に示す。 図2には、本発明に係る装置及び方法によって製造されたドア外板を示す。 図3には、図2において矢印IIで示す部分の詳細を示している。 図4は、図3のドア外板のIV-IV線視断面を対応する型部材と共に示している 。 図5は、別の実施形態の形状に対応する断面を示している。 図6は、ドア外板に関する他の実施形態の部分切断斜視図である。 図7には、本発明による方法に使用されるプレスサイクルの一例を示す。 図8には、プレスサイクルの詳細を示す。 図9は、本発明に係る好ましい実施形態によって製造されたドア外板の前面及 びそれに対応する後面の部分斜視図である。 図10は、図1において矢印Xで示す本発明の装置におけるプレス機の一実施 請求の範囲 1. 少なくとも上型及び下型を備え、該上型及び下型の少なくとも一方は他方 に向かって未加工品を受け入れる第1開放位置から型キャビティを規定する第2 閉鎖位置へと移動可能であるプレス機の型キャビティ内で、未加工の木繊維板を 形の決められた製品に成形する方法であって、 前記未加工品を、未加工品の材料が塑性変形可能となる熱的軟化点まで加熱す る加熱工程と、 軟化した未加工品の材料の側方への押出し流れを抑制するために、成形された 製品に欠陥を生じさせない位置に設けられる少なくとも1つの狭窄部を備えた型 キャビティを前記閉鎖位置において形成する工程と、 前記上型及び下型の少なくとも一方を加熱する工程と、 徐々に成形が進行する少なくとも1つの時間帯及び、それに続く、前記型キャ ビティを開けることなく加熱する少なくとも1つの放置時間帯を備えたプレスサ イクルを用いて前記未加工品を前記型キャビティ内でプレスする工程と、 を含むことを特徴とする方法。 2. 前記加熱工程は、前記板材に対する蒸気処理を含むことを特徴とする請求 項1に記載の方法。 3. 閉鎖空間内で行われる前記板材の加熱工程を含み、該加熱工程に先立ち、 前記空間内を減圧し、該空間内に自由流れの形で蒸気を導入することを特徴とす る請求項2に記載の方法。 4. 前記空間の少なくとも天井部分を、前記空間の温度よりも高温に加熱する 工程をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。 5. 前記空間の壁面を追加的に加熱する工程をさらに含むことを特徴とする請 求項3または4に記載の方法。 6. 前記プレス工程は、該プレス工程に使用される前記型部材またはホルダー を加熱しながら行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。 7. 前記プレス工程は、ほぼ無圧状態にする少なくとも1つの減圧過程と、そ れに続いて、前記プレス工程中に使用される型部材にかける圧力の昇圧過程と、 を有しているプレスサイクルを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 8. 前記プレス工程は、その工程で使用される型部材の迅速な閉鎖と、比較的 ゆっくりとした昇圧及び減圧と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法 。 9. 前記板材と共に、プレスされる板材を覆うためのカバーをプレスする工程 をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 10. 前記プレス工程中に、プレスされる板材の可視表面に浮き彫りを形成す る工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 11. 未加工の木繊維板を形の決められた製品に成形する装置であって、 前記未加工品を、未加工品の材料が塑性変形可能となる熱的軟化点まで加熱す る手段と、 少なくとも上型及び下型を備え、該上型及び下型の少なくとも一方は他方に向 かって未加工品を受け入れる第1開放位置から型キャビティを規定する第2閉鎖 位置へと移動可能であるプレス機と、 軟化した前記末加工品の材料の側方への押出し流れを抑制するために、成形さ れた製品に欠陥を生じさせない位置に設けられる少なくとも1つの狭窄部と、を 備え、 前記上型及び下型の少なくとも一方は加熱されるように構成され、前記装置は 、徐々に成形が進行する少なくとも1つの時間帯と、それに続く、前記型キャビ ティを開けることなく加熱する少なくとも1つの放置時間帯とを備えたプレスサ イクルを用いて前記未加工品を前記型キャビティ内でプレスするように構成され ている ことを特徴とする装置。12 . 前記成形ステーションの少なくとも天井部分に、加熱手段をさらに備え ていることを特徴とする請求項11に記載の装置。13 . 前記プレス工程に使用される型部材またはホルダーの内部に、加熱手段 をさらに備えていることを特徴とする請求項11または12に記載の装置。14 . 前記加熱手段は、予加熱されたオイルのための流路を備えていることを 特徴とする請求項13に記載の装置。15 . 前記プレス機は、選択された型部材を係合させるための迅速作動連結手 段を備えていることを特徴とする請求項11から14のいずれか一つに記載の装 置。16 . 前記型部材は、互いに独立に加圧される少なくとも2つの型部材要素に 分割されていることを特徴とする請求項11から15のいずれか一つに記載の装 置。17 . 前記板材を前記プレス機から搬出するための、及び前記プレス機へと搬 入するための搬送手段をさらに備えていることを特徴とする請求項11から16 のいずれか一つに記載の装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 チャールズ,アレックス ニュージランド国 ウェリントン 1 テ アロ エグモント ストリート 8 ボ ンド ストア アパートメンツ アパート メント O

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. MDF板(中間密度繊維板)のような木繊維板、特にその板厚に対して著 しい高低差を有する木繊維板を成形するための方法であって、 前記板材の木繊維材料が塑性変形可能である熱的軟化点まで板材を加熱する加 熱工程と、 加熱された前記板材を所定の形状にプレスする工程と、 を含むこと特徴とする方法。 2. 前記加熱工程は、前記板材に対する蒸気処理を含むことを特徴とする請求 項1に記載の方法。 3. 閉鎖空間内で行われる前記板材の加熱工程を含み、該加熱工程に先立ち、 前記空間内を減圧し、該空間内に自由流れの形で蒸気を導入することを特徴とす る請求項2に記載の方法。 4. 前記空間の少なくとも天井部分を、前記空間の温度よりも高温に加熱する 工程をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。 5. 前記空間の壁面を追加的に加熱する工程をさらに含むことを特徴とする請 求項3または4に記載の方法。 6. 前記プレス工程は、該プレス工程に使用される前記型部材またはホルダー を加熱しながら行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。 7. 前記プレス工程は、ほぼ無圧状態にする少なくとも1つの減圧過程と、そ れに続いて、前記プレス工程中に使用される型部材にかける圧力の昇圧過程と、 を有しているプレスサイクルを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 8. 前記プレス工程は、その工程で使用される型部材の迅速な閉鎖と、比較的 ゆっくりとした昇圧及び減圧と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法 。 9. 前記板材と共に、プレスされる板材を覆うためのカバーをプレスする工程 をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 10. 前記プレス工程中に、プレスされる板材の可視表面に浮き彫りを形成す る工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 11. MDF板(中間密度繊維板)のような木繊維板、特にその板厚に対して 著しい高低差を有する木繊維板を成形するための装置であって、 前記板材を加熱するための加熱手段を有する成形ステーション5と、 予加熱された前記板材を所定の形状にプレスするためのプレス機7と、 を備えていることを特徴とする装置。 12. 前記プレス機は複数の型部材を備え、該型部材は、前記プレス機が閉鎖 位置にある際に、該型部材間の木繊維材料に加わる荷重に対応した位置に、プレ ス後の材料の他の部分の厚さに比べて狭くなっていて材料の変位を妨げるくびれ 部を有していることを特徴とする請求項5に記載の装置。 13. 前記成形ステーションの少なくとも天井部分に、加熱手段をさらに備え ていることを特徴とする請求項11または12に記載の装置。 14. 前記プレス工程に使用される型部材またはホルダーの内部に、加熱手段 をさらに備えていることを特徴とする請求項11から13のいずれか一つに記載 の装置。 15. 前記加熱手段は、予加熱されたオイルのための流路を備えていることを 特徴とする請求項14に記載の装置。 16. 前記プレス機は、選択された型部材を係合させるための迅速作動連結手 段を備えていることを特徴とする請求項11から15のいずれか一つに記載の装 置。 17. 前記型部材は、互いに独立に加圧される少なくとも2つの型部材要素に 分割されていることを特徴とする請求項11から16のいずれか一つに記載の装 置。 18. 前記板材を前記プレス機から搬出するための、及び前記プレス機へと搬 入するための搬送手段をさらに備えていることを特徴とする請求項11から17 のいずれか一つに記載の装置。
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