JP2001519167A - 病原微生物およびその抗菌剤感受性の検出 - Google Patents
病原微生物およびその抗菌剤感受性の検出Info
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Abstract
Description
生物試験方法、組成物および器具に関し、詳細には、大部分のグラム陰性泌尿器
病原体の微生物検出および尿試料から直接得た泌尿器病原体の抗生物質感受性の
測定に関する。
常、腸内グラム陰性桿菌は、腸管に生息し、尿管で見出される場合には病原体と
なり;この腸内桿菌は腸内細菌科(Enterobacteriacae)のファミリーに分類さ れる。尿路感染症の主たる原因因子はグラム陰性桿菌である。典型的には、これ
にはエスシェリキア・コリ(Escherichia coli)、クレブシエラ・ニューモニエ
(Klebsiella pneumoniae)、エンテロバクター・クローカエ(Enterobacter cl
oacae)およびプロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis)ほかが含まれる。
まれに、(スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)および エンテロコッカス・ファーカリス(Enterococcus faecalis)のごとき)グラム 陽性球菌および(シュードモーナス・アエルギノーザ(Pseudomonas aeruginosa
)のごとき)他のグラム陰性細菌も、泌尿器病原体となり得る。(スタフィロコ
ッカス(Staphylococcus)、ストレプトコッカス(Streptococcus)のごとき) 他のグラム陽性球菌およびグラム陽性桿菌(類ジフテリア菌、バチルス・スブチ
リス(Bacillus subtilis))は一般的な尿道夾雑菌として頻繁に出くわす。
して行われる。患者(ヒトおよび獣医学的動物)から単離された微生物を試験し
て、病原体の同一性および抗生物質に対するその感受性を判定する。最小阻止濃
度(MIC)または同定病原体に対する抗菌剤の分類別の解釈(感受性、適度な
感受性、中位の耐性、または耐性)に関係する情報は、尿路感染症に対する適当
な治療様式を(医学または獣医学の)実践者が確認または選択するために極めて
重要である。
の正確を同定し、ついで適当な抗生物質治療様式を選択して、疾病−原因細菌を
根絶することが必要である。疑われる病原体は、検体を培養培地に接種し、つい
でそれを35℃にて24−48時間インキュベートして細菌の増殖を得ることに
よって単離する。ついで、細菌の同定およびその抗菌剤感受性を、一連のつづく
生化学試験および標準的な抗菌剤感受性試験によって判定する。
釈法および寒天拡散アッセイが含まれる。ブロス希釈法には、問題の純粋な細菌
単離体の標準化された微生物接種源(例えば、1−5×105cfu/ml)の 、そのMICを判定することが求められている所与の抗生物質の一連の所定濃度
を含有する増殖培地(典型的には、カチオン−調整ミュラー・ヒントン・ブロス
培地)への接種が含まれる。接種した培地を18−24時間インキュベートし、
目視可能な増殖につき観察する。単離した生物の肉眼によって検出できる目視可
能な増殖を完全に阻害する最低抗生物質濃度をMICとして記録する。
題の微生物の純粋な単離体を注射した寒天培地(典型的には、ミュラー・ヒント
ン寒天プレート)の表面上の設置が含まれる。ついで、該抗生物質は、抗生物質
の有効濃度が該ディスクまたはストリップからの半径の関数として変化するよう
に該ディスクから拡散する。かくして、該ディスクの周りに生じた非増殖領域の
直径はMICに比例するにちがいない。
72時間)、厄介で、非常に熟達した人員を必要とし、あるいは高価な自動設備
を必要とする。尿路感染症の症状を有する患者(特に、ネコおよびイヌ)は、し
ばしば、細菌学的な知見を考慮することなく治療されている。なぜならば、従来
の培養法によって時間の遅れおよび厄介なアッセイ手法が必要となるからである
。これにより、患者介護の質が妥協され、抗生物質の不適当な使用に起因する抗
生物質耐性細菌の出現に寄与し得る。
よび関連検定デバイスに対する要望が存在する。試験手法が当該試験を行うため
に非常に熟達した人員を必要とせず、かつ試験結果をより短時間で得られるよう
に単純化させることができれば、尿路感染症に適当な治療様式を確認または選択
するヘルスケア実践者の能力を助けるであろう。ヘルスケア実践者(医学または
獣医学)による正確な抗菌剤感受性情報のより早期の入手により、より良好な患
者介護となり、抗生物質の不適当な使用に起因する抗生物質耐性細菌の出現が予
防されるであろう。
用において広く用いられている。Edberg(米国特許第4,925,789号)は標的細菌 によって代謝されると色または他の検出可能な変化を培地に与える基(moiety)
を放出する栄養インジケータを含有する培地を記載している。ChenおよびGu(米 国特許第5,620,865号)は腸球菌検出用のマイクロ−特異的培地中に蛍光性化合 物、4−メチルウンベリフェリル−β−D−グルコピラノシドを用いている。Tow
nsendおよびChen(1995年6月7日に出願された米国特許出願番号08/484,593号 )は、食物製品中の細菌汚染を検出するための蛍光性酵素基質カクテルの使用を
記載している。Koumuraら(米国特許第4,591,554号)は、遊離したウンベリフェ
ロン誘導体の量に基づいて微生物の数を検出および測定するための、4−メチル
ウンベリフェリル誘導体蛍光分析の使用を記載している。PerryおよびMillerは 、病原酵母、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)を特異的に同定する
ために、ウンベリフェリル−コンジュゲート N−アセチル−β−D−ガラクト
サミニドを使用している(J.Clin.Micro.(1987)25:2424−2425)。
は寒天のいずれかにおける微生物増殖の直接的な視覚または機器認識が含まれる
。UrbanおよびJarstrandはニトロブルーテトラゾリウム色素を用いて、抗生物質
に対する細菌の感受性を判定している(J.Antimicro.Chem.(1981)8:363−369
)。SENSITITRETMシステムは、抗菌剤感受性微小希釈トレイを自動的に判読する
ことができる機器を用いる(J.Clin.Microbiol.(1985)22:187−191)。この 手法においては、微生物増殖およびMICを、蛍光性基質に対する微生物酵素の
作用によって生成される蛍光を測定することにより判定する。この群の微生物用
の蛍光性基質は7−(N)−(アミノアシル)−7−アミド−4−メチルクマリ
ン、4−メチルウンベリフェリル ノアネート(noanate)、4−メチルウンベ リフェリル ホスフェートから選択されることが開示されている。Badalら(米 国特許第5,457,030号)は、大部分の臨床的に重要なグラム陽性生物の抗菌剤感 受性を判定するための混合物を形成する、ロイシン−7−アミド−4−メチルク
マリン、フェニルアラニン−7−アミド−4−メチルクマリン、および4−メチ
ルウンベリフェリル ホスフェートよりなる蛍光性基質と所定量の抗菌剤との混
合物の使用を開示している。
立つ臨床検体から得られた細菌単離体のクローンの使用が含まれる。細菌培養物
のコロニー、すなわちクローンは、生物検体から調製する場合、十分な期間増殖
させた後に収集する。収集したコロニーは、生化学的同定および抗菌剤感受性試
験用に、好適な水溶液中に懸濁する。
れるが、汚染する通常の菌叢がしばしば患者の皮膚上または環境中に存在し、こ
の生物が尿試料に対して不定の汚染を供し得る。尿検体中の汚染微生物叢は、ヒ
トにおける医学的実践に対して獣医学的実践において特に優勢であり;これは、
獣医学的実践における検体採取は、動物で制御することがより困難となる傾向が
あるためである。一般的には、ネコおよびイヌの尿検体は、膀胱穿刺、カテーテ
ル法、膀胱の手動圧迫および自然排尿を包含する多種の方法を介して得ることが
できる。膀胱穿刺が(細菌汚染を含む)顕微鏡的汚染を最も低くしか導入しない
ようである。膀胱の手動圧迫または自然排尿によって試料を収集する場合、“中
間の尿流”試料を収集する努力をしてもなお、試料中の微生物汚染が予想される
。膀胱穿刺が推奨されるが、動物を制御することにおける困難性に起因して、獣
医学的実践においては他の方法もしばしば用いられる。尿検体の汚染を伴う問題
点は、過去においては、尿路感染症の有効な抗菌剤療法の正確な評価を妨げてい
た。したがって、泌尿病原体(uropathogen)を汚染生物から識別するデバイス および関連する方法が必要である。
つのコンパートメント;標的微生物の増殖を選択的に維持することができる培地
を含む少なくとも1つのコンパートメント;および、抗菌剤感受性解釈培地(an
timicrobial susceptibility interpretation medium)を含む少なくとも1つの
コンパートメントを含むマルチコンパートメント検定デバイスを開示する。総微
生物の増殖を維持することができる培地は、総微生物を検出するための手段を含
むことができ;該検出するための手段は、微生物酵素の作用によって基質から放
出され得る検出可能な基を含む酵素基質を含むことができる。標的微生物の増殖
を維持することができる培地は、標的微生物を検出するための手段を含むことが
でき;該標的微生物を検出するための手段は、微生物酵素の作用によって基質か
ら放出され得る検出可能な基を含む酵素基質を含むことができる。該抗菌剤感受
性解釈培地は、当該感受性解釈培地中で増殖または繁殖した微生物を検出するた
めの手段を含むことができ;該検出するための手段は、微生物酵素の作用によっ
て基質から放出され得る検出可能な基を含む酵素基質を含むことができる。総微
生物の増殖を維持することができる培地、標的微生物の増殖を維持することがで
きる培地、および抗菌剤感受性解釈培地は、各々、同一タイプの検出可能なシグ
ナルを生成する手段を含む。該抗菌剤感受性解釈培地は、アモキシシリン、クラ
ブラン酸/アモキシシリン、またはエンロフロキサシンを含むことができる。
の感受性を判定する方法を開示し、当該方法は:総微生物の増殖を維持すること
ができる培地を含む少なくとも1つのコンパートメント;標的微生物の増殖を維
持することができる培地を含む少なくとも1つのコンパートメント;および、抗
菌剤感受性解釈培地を含む少なくとも1つのコンパートメントを含むマルチコン
パートメント検定デバイスを供し;生物試料の一部を、総微生物の増殖を維持す
ることができる培地を含む少なくとも1つのコンパートメント;標的微生物の増
殖を維持することができる培地を含む少なくとも1つのコンパートメント;およ
び、抗菌剤を含む抗菌剤感受性解釈培地を含む少なくとも1つのコンパートメン
トに各々入れる工程を含み;それによって、総微生物の増殖を維持することがで
きる培地を含む少なくとも1つのコンパートメント中の生物の増殖が、試料中の
細菌の存在を示し;標的微生物の増殖を維持することができる培地を含む少なく
とも1つのコンパートメント中の生物の増殖が、試料中の標的微生物の存在を示
し、抗菌剤感受性解釈培地を含む少なくとも1つのコンパートメント中の生物の
増殖が、その生物がその抗菌剤に対する感受性を欠いていることを示す。該生物
流体は尿、血液、唾液、脳脊髄液、傷からの流体、化学試料、または環境試料と
することができる。該標的微生物は、腸内細菌科;またはエスシェリキア・コリ
、クレブシエラ種、エンテロバクター種、プロテウス・ミラビリス、プロテウス
・ブルガリス、モルガネラ・モルガニ、プロビデンシア・レッテリ、アシネトバ
クター種。スタフィロコッカス・アウレウス、エンテロコッカス・ファーカリス
、または連鎖球菌のごとき泌尿病原体とすることができる。
キシシリン、クラブラン酸/アモキシシリン、またはエンロフロキサシンを含む
抗菌剤感受性解釈培地を供することができる。
尿道病原細菌の増殖を維持することができる培地を含むコンパートメント;アモ
キシシリンを含む抗菌剤感受性解釈培地を含むコンパートメント;アモキシシリ
ンおよびクラブラン酸を含む抗菌剤感受性解釈培地を含むコンパートメント;お
よび、エンロフロキサシンを含む抗菌剤感受性解釈培地を含むコンパートメント
を含むマルチコンパートメント検定デバイスを開示する。
が、細菌および真菌類が含まれる。本発明の好ましい具体例は、生物試料中の細
菌微生物を検出する。
crocyst)を形成しない、酸−耐性ではないグラム陰性桿菌の群を意味する。こ れらの群の細菌は、酸素の存在または不存在下で増殖することができ、D−グル
コースを唯一の炭素源として利用し、かつ酸および目視可能なガスを生成するこ
とができる。これには、限定されるものではないが、以下の属の微生物:エスシ
ェリキア(Escherichia)、シゲラ(Shigella)、クレブシエラ(Klebsiella) 、エンテロバクター(Enterobacter)、シトロバクター(Citrobacter)、プロ テウス(Proteus)、サルモネラ(Salmonella)、プロビデンシア(Providencia
)、モルガネラ(Morganella)、エルシニア(Yersinia)、エルビニア(Erwini
a)およびハフニア(Hafnia)が含まれる。これらの細菌には、“Bergey's Manu
al of Systematic Bacteriology”(1989) (WilliamsおよびWilkins, U.S.A.)に 記載されているか、または参照されているものが含まれる。
感染症を引起す細菌を意味する。かかる細菌には、限定されるものではないが、
通常は腸管内に生息し、尿路で見出された場合にはしばしば尿路感染症の臨床的
症状を生成する腸内グラム陰性桿菌(腸内細菌科)の群が含まれる。これらの細
菌の例には、限定されるものではないが、(エスシェリキア・コリ、クレブシエ
ラ種、エンテロバクター種、プロテウス・ミラビリス、プロテウス・ブルガリス
、モルガネラ・モルガニ、プロビデンシア・レッテリ、およびアシネトバクター
種のごとき)腸内グラム陰性細菌が含まれる。まれに、シュードモナス種(Pseu
domonas spp.)、および特定のグラム陽性球菌(スタフィロコッカス・アウレウ
ス(Staphylococcus aureus)、エンテロコッカス・ファーカリス(Enterococcus
faecalis)およびストレプトコッチ(Streptococci))も泌尿器病原体となり 得る。これらの語句は、まだ発見されていないが、後に同定されて当業者によっ
てこの群に含められ得る属を排除することを意味するものではない。
症の少なくとも85−90%を引起す細菌の群を意味する。これには、限定され
るものではないが:エスシェリキア・コリ、クレブシエラ種、エンテロバクター
種、およびプロテウス・ミラビリスが含まれる。この語句は、まだ発見されてい
ないが、後に同定されて当業者によってこの群に含められ得る属を排除すること
を意味するものではない。
ば、それには、所与の生物試料中に存在することが疑われるいずれの種の主たる
泌尿器病原体またはいずれの微生物も含まれる。
する培地を意味する。例えば、真菌類を検出する場合には、この培地を“総生物
真菌類培地”または“TVF”培地といい、特定の真菌類種に対して選択的では
ない。細菌を検出する場合には、該培地は“総生存細菌培地”または“TVB培
地”といい、試験試料中の細菌増殖を維持することができるいずれの培地も含ま
れ、特定の細菌種に対して選択的ではなく;例には、限定されるものではないが
、当業者によって認識されるごとく、トリプチカーゼ−ソイ・ブロス、ブイヨン
ほかが含まれる。好ましい具体例において、“生存生物制御培地”は、多様な微
生物種から細菌酵素(例えば、ホスファターゼ、β−グルコシダーゼ、およびL
−アラニンアミノペプチダーゼ)を同定する能力を供することによって細菌増殖
を検出する。好ましい具体例において、該生存生物制御培地は、“Method and C
omposition for Detecting Bacterial Contamination in Food Products”なる 発明の名称で、TownsendおよびChenの発明者により1995年6月7日に出願された米
国特許出願番号08/484,593号に記載されている培地である。好ましい具体例に
おいて、この語句には1またはそれを超える基質を含有する培地が含まれる。該
細菌酵素が同一の発光波長を有する検出可能なシグナルを示す蛍光基を遊離する
ため、該細菌酵素が同定される。この培地は多様な微生物からの種々の細菌酵素
活性を合してより広い酵素活性スペクトルを創製し;広くなったスペクトルによ
って試験試料中の総細菌の検出が可能となることを利用している。この培地によ
って検出される微生物には、限定されるものではないが、グラム陰性泌尿器病原
体(例えば、エスシェリキア・コリ、クレブシエラ種、エンテロバクター種、プ
ロテウス・ミラビリス、シュードモナス・アエルギノーザほか)、グラム陽性病
原体(スタフィロコッカス・アウレウス、エンテロコッチほか)、または尿検体
中の他の潜在的に汚染している微生物叢が含まれる。
選択的に維持することができる培地を意味する。標的生物が尿道病原細菌である
場合、“標的生物特異的培地”は“泌尿病原体特異的培地”または“UTI培地
”ということができる。
病原体の増殖のみを許容し、生物マトリクスのいずれの他の細菌の増殖は実質的
により低く許容する培地をいう。ある種の好ましい具体例において、この語句は
、主たるグラム陰性泌尿器病原体以外の細菌の増殖を阻害または妨害することに
つき特異的である1またはそれを超える選択化合物を含有する培地を含む。他の
好ましい具体例において、それは、好ましくは主たる泌尿器グラム陰性病原体以
外の微生物からの酵素によっていずれの実質的な程度まで加水分解されない1ま
たはそれを超える酵素基質を含有する培地を含む。
した標的微生物の解釈のカテゴリー(例えば、感受性、適度な感受性、中位の耐
性、または耐性)を許容する培地を意味する。これらの培地は、泌尿病原体特異
的培地のごとき、標的生物特異的培地の全成分、ならびに所定量の抗菌剤からな
る。例えば、標的微生物が尿道病原細菌である場合、該抗菌剤感受性解釈培地は
抗生物質に対する標的生物の感受性を検出し;該抗菌剤感受性解釈培地は主たる
グラム陰性泌尿器病原体に対する1またはそれを超える抗生物質の抗菌効力を検
出することができる。
微生物の酵素または酵素群によって代謝され得る分子を意味する。これには、限
定されるものではないが、加水分解可能な酵素基質または酸化還元色素が含まれ
る。酵素反応には、典型的には基質の1またはそれを超える共有結合を加水分解
すること、または特異的な基質から受容体に還元当量を転移させることが含まれ
る。該基質は、典型的には、検出可能な基を含み、あるいは検出可能な化合物に
変換され得る。1またはそれを超える微生物酵素によって代謝される際に、該基
質は培地中に検出可能な基を生成する。好ましい具体例において、シグナル生成
基質は、ホスファターゼ、アミノペプチダーゼ(例えば、L−アラニン アミノ
ペプチダーゼまたはL−ロイシン アミノペプチダーゼ)、グルコシダーゼ、エ
ステラーゼ、およびスルファターゼの発色性または蛍光性基質、ならびに(3' −{1−[(フェニルアミノ)−カルボニル]−3,4−テトラゾリウム}ビス( 4−メトキシ−6−ニトロ)ベンゼンスルホン酸ナトリウム水和物(XTT)、
2−(p−インドフェニル)−3−(p−ニトロフェニル)−5−フェニルテト
ラゾリウム クロリド(INT)、5−シアノ−2,3−ジトリル テトラゾリ
ウム クロリド(CTC)、2,3,5−トリフェニルテトラゾリウム クロリ
ド(TCC)、およびレザズリン(resazurin)ほかのごとき)発色性または蛍 光性テトラゾリウム化合物から選択される。このリストは、まだ発見されていな
いが後に同定されて当業者によってこのリストに含められ得るシグナル生成基質
を排除することを意味するものではない。別の好ましい態様において、生存生物
制御培地中に用いるシグナル生成基質は、4−メチルウンベリフェリル−ホスフ
ェート、4−メチルウンベリフェリル−β−D−グルコシド、およびL−アラニ
ン−7−アミノ−4−メチルクマリンである。さらなる好ましい具体例において
、泌尿病原体特異的培地および抗菌剤感受性解釈培地で用いるシグナル生成基質
は、4−メチルウンベリフェリル−ホスフェートである。
存在し得る分子または基質を意味する。該シグナル生成基は、それが栄養基と関
連(例えば、それに共有結合)した場合、または生物によって還元または代謝さ
れる前は、検出可能なシグナルを引起さず、または生成しない。しかしながら、
生存標的微生物からの酵素または酵素群がシグナル生成基質を代謝すると、シグ
ナル生成基が放出または形成されて、培地中に検出可能なシグナルを引起すかま
たは生成することができる。好ましい具体例において、該検出可能な基は、外部
エネルギー源によって適当に励起された場合に蛍光を生成し、発光する蛍光団、
または好ましくは可視領域で(別法として、紫外線または赤外線スペクトルで)
観察可能な色変化を生成する色原体である。シグナル生成基の例には、限定され
るものではないが:4−メチルウンベリフェロン、オルト−ニトロフェニル、パ
ラ−ニトロフェニル、パラ−ニトロアニリド、4−メトキシ−β−ナフチルアミ
ド、7−アミド−4−クロロ−3−インドキシル、およびホルマザンほかが含ま
れる。さらなる好ましい具体例において、シグナル生成基は栄養基からの放出の
際に同一タイプの検出可能な蛍光シグナルを生成し、培地中の蛍光の変化を引起
す。
生物学的手段によって観察可能または測定可能である、培地または試料中の特徴
的な変化を意味する。かかる検出可能なシグナルは、化学的、視覚的、触覚的ま
たは嗅覚的手段によって検定することができる。例えば、特定の波長における可
視光もしくは非可視光または電波の放射または吸収、導電性、ガスの放出、混濁
または臭気における変化。検出可能なシグナルは、固体、液体および気体間のご
とき物理状態における変化とすることもできる。該検出可能なシグナルは、測定
可能であるpHにおける変化のごとき化学変化を生成することができる。典型的
には、検出可能なシグナルは視覚的に測定し:好ましい具体例において、検出可
能なシグナルは培地の蛍光または色発光における変化を含む。
を含むデバイスを意味する。 “有効量の栄養”なる語句は、標的微生物の増殖または繁殖を許容または促進
する範囲内の量の栄養である。すなわち、標的微生物または他の生物を培地に順
応させ、代謝をつづけさせ、または繁殖に必要な構成物を合成させ、かつつづい
て繁殖することを許容する量である。
害または排除するのに十分である範囲内の量の抗生物質を意味する。 “ビタミン”、“アミノ酸”、“微量元素”および“塩”なる語句は、当業者
によって各カテゴリーに分類される(有機であろうと無機であろうと)すべての
分子、化合物および物質を包含することを意味する。これらのカテゴリーの組合
せは、微生物の生命を維持するために必要であるか、またはそれに資することが
できるいずれの物質をも包含することを意図する。
流体、感染のサイト(sight)からの流体もしくは物質、または化学もしくは環 境試料のごとき生物試料の画分、アリコット、液滴、一部または体積を意味する
。該試料は、ヒト、イヌ、ネコ、またはウマのごとき患者源、あるいは他の源か
ら採取することができる。試験試料は、限定されるものではないが、“Manual o
f Clinical Microbiology”(第6版)1995年、P. R. Murray, E.J.Baron, M.A.
Pfaller, F. C.TenoverおよびR. H. Yolken編に記載または参照されているごと
き技術を包含する当業者に知られている技術を用いて、源から採取することがで
きる。 好ましい具体例において、尿検体は、限定されるものではないが、膀胱穿刺、
カテーテル法、膀胱の手動圧迫および自然排尿を包含する多種の方法によって尿
路感染症に罹っていると疑われるネコまたはイヌから得ることができる。
抗生物質の抗生物質感受性(例えば、感受性、適度な感受性、中位の耐性、また
は耐性)を判定するためのデバイスおよび方法を含む。本発明の態様は、試料中
のいずれかの汚染微生物叢によって引起される妨害を考慮に入れる。
的な大部分のグラム陰性尿路病原体に関する抗生物質感受性の直接検出およびカ
テゴリー解釈を行うための微生物学的方法、組成物および器具を含む。 好ましい具体例において、本発明によるデバイスには、一連のウェルが含まれ
、各ウェルにはそれに試験培地を適用する吸収パッドが含まれる。有利には、該
パッドはウェル間の交差−汚染が防がれるように液体試料を含有することができ
、したがって誤った結果の危険性が低下する。
異的試験培地には、TVB培地、泌尿病原体特異的培地、および一連の抗菌剤感
受性解釈培地が含まれる。抗菌剤感受性解釈培地試験シリーズは、限定されるも
のではないが、アモキシシリン、エンロフロキサシン、クラブラン酸/アモキシ
シリン、セファロシン(cephalothin)[セファロシン検定は、セファロシン、セ
ファプリン(cephaprin)、セフラジン(cephradine)、セファレキシン(cepha
lexin)、セファクロール(cefaclor)およびセファドロキシル(cefadroxil) の効力を示すためにしばしば用いられる(NCCLS Antimicrobial Susceptibility
Testing/SC3,1996年1月)]、ゲンタマイシン、およびクロラムフェニコール ほかの抗菌効力についての試験から選択することができる。好ましくは、主たる
泌尿器病原体用の抗菌剤感受性解釈培地シリーズには、アモキシシリン、エンロ
フロキサシン、クラブラン酸/アモキシシリン、またはセファロシンの効力につ
いての試験が含まれる。
法を判定する方法における改善が提供される。好ましくは、本発明は、単一工程
で主たる泌尿器病原体を検出でき、検出した泌尿器病原体に対する選択した抗生
物質の抗細菌効力を判定することができる一連の微生物培養培地を結合し、ここ
に、感染症に罹っていると疑われる患者から得た尿検体(すなわち、UTI)を
、1またはそれを超える加水分解可能な蛍光または発色シグナル生成物質を含有
する一連の微生物増殖培地に添加し;該一連の増殖培地にはTVB培地、泌尿病
原体特異的培地、および抗菌剤感受性解釈培地シリーズが含まれる。望むなら、
これらの試験材料およびプロセスは、ある種の症例においては、病原体の正確な
同定および定量的な抗菌剤感受性情報が確認のために後に得られるように、従来
の微生物培養を続けられるように手配することもできる。
の試薬を表1に示した濃度にて含有する。
イヌの尿検体を泌尿病原体特異的培地で試験した。該尿検体の50μlアリコー
トを10mlの滅菌食塩水(0.85% NaCl溶液)に添加した。100μ lの希釈尿検体を該尿路感染デバイス内の尿病原体特異的培地に添加し;次いで
、該デバイスを35℃にて24時間インキュベートした。
の一部を血液寒天プレート上にストリークし;次いで、該プレートを35℃にて
24〜48時間インキュベートした。次いで、陽性培養(微生物増殖を示したプ
レート)を継代培養し、生化学的同定に付して単離培養の同一性を得た。 該実験の結果を表2にまとめる。これらの結果は、該泌尿病原体特異的培地が
94.8%の陽性予測値、99.2%の陰性予測値および98.3%の総合的確
度を有することを示す。
受性解釈培地の調製を説明する。 該培地を当業者に良く知られた方法に準じて調製する。該培地は、8mg/リ ッターの濃度にてアモキシシリンを有するUTI培地を含む。 尿路感染している疑いのある当該動物から採集した総計で303のネコおよび
イヌの尿検体を「AMO」培地で試験した。該尿検体の50μlアリコートを1
0mlの滅菌食塩水(0.85% NaCl溶液)に添加した。100μlの希 釈尿検体を該尿路感染デバイス内の「AMO」培地に添加し;次いで、該デバイ
スを35℃にて24時間インキュベートした。
った。1μl尿検体の一部を血液寒天プレート上にストリークし;次いで、該プ
レートを35℃にて24〜48時間インキュベートした。次いで、陽性培養(微
生物増殖を示したプレート)を継代培養し、生化学的同定に付して単離培養の同
一性を得た。グラム陰性泌尿病原体(Escherichia coli、 Klebsiella spp.、 E
nterobacter spp.、および Proteus spp.)のアモキシシリン感受性を、標準カ ービー‐バウアー(Kirby-Bauer)抗菌剤感受性検定によって測定する。
bacter spp.、 および Proteus spp.を予想することにおいて、AMO培地が従 来の抗菌剤感受性試験に相当することを示す。これら二つの方法の間の統計学的
一致は96.6%であった。
AMC)(例えば、Clavamox R, Pfizer)を有する抗菌剤感受性解釈培地の調製
を説明する。 該培地を当業者に良く知られた方法に準じて調製する。該培地は、12mg/ リッターの濃度にてアモキシシリンと6mg/リッターの濃度にてクラブラン酸 とを有するUTI培地を含む。
イヌの尿検体を「AMC」培地で試験した。尿検体の50μlアリコートを10
mlの滅菌食塩水(0.85% NaCl溶液)に添加した。100μlの希釈 尿検体を該尿路感染デバイス内の「AMO」培地に添加し;次いで、該培地を3
5℃にて24時間インキュベートした。 比較として、従来の微生物学的培養、細菌同定法および抗菌剤感受性試験を行
った。1μl尿検体の一部を血液寒天プレートにストリークし;次いで、該プレ
ートを35℃にて24〜48時間インキュベートした。次いで、陽性培養(微生
物増殖を示したプレート)を継代培養し、生化学的同定に付して単離培養の同一
性を得た。該グラム陰性泌尿病原体(Escherichia coli、 Klebsiella spp.、 E
nterobacter spp.、および Proteus spp.)のアモキシシリン/クラブラン酸の 感受性を標準カービー‐バウアー抗菌剤感受性検定によって測定した。
Escherichia coli、 Klebsiella spp.、 Enterobacter spp.、および Proteus s
pp.)を阻害するアモキシシリン/クラブラン酸の薬効を予測することにおいて 、AMC培地が従来の抗菌剤感受性試験に相当することを示す。これら2つの方
法の間の統計的一致は91.4%であった。
剤感受性解釈培地の調製を説明する。 該培地を当業者に良く知られた方法に準じて調製する。該培地は、2.0mg
/リッターの濃度にてエンロフロキサシン(ENR)を有する培地を含む。 尿路感染している疑いのある当該動物から採集した総計で303のネコおよび
イヌの尿検体を「ENR」培地で試験した。尿検体の50μlアリコートを10
mlの滅菌食塩水(0.85 NaCl溶液)に添加した。100μlの希釈尿 検体を該尿路感染デバイス内の「ENR」培地に添加し;次いで、該デバイスを
35℃にて24時間インキュベートした。
った。1μl尿検体の一部を血液寒天プレートに画線し;次いで、該プレートを
35℃にて24〜48時間インキュベートした。次いで、陽性培養(微生物増殖
を示したプレート)を継代培養し、生化学的同定に付して単離培養の同一性を得
た。該グラム陰性泌尿病原体(Escherichia coli、 Klebsiella spp、 Enteroba
cter spp.、および Proteus spp.)のエンロフロキサシンの感受性を標準カービ
ー‐バウアー抗菌剤感受性検定によって測定した。
Escherichia coli、 Klebsiella spp、 Enterobacter spp.、および Proteus sp
p.)を阻害するエンロフロキサシンの薬効を予測することにおいて、AMC培地
が従来の抗菌剤感受性検定に相当することを示す。これら二つの間の統計学的一
致は94.8%であった。
剤感受性解釈培地の調製を説明する。 該培地を当業者に良く知られた方法に準じて調製する。該培地は、32mg/ リッターのセファロンを有する泌尿病原体特異的培地を含む。 Escherichia coli ATCC 25922、Klebsiella pneumoniae、Enterobacter cloac
ae ATCC 13047およびProteus mirabilisを含む代表的な主たるグラム陰性泌尿病
原体を用いて、標準ミュラー‐ヒントン(Muller Hinton)ミクロ希釈抗菌剤感 受性[NCCLS Antimicrobial Susceptibility Testing/SC3, January, 1996]に 対する反応におけるCR30中のセファロシンの抗菌薬効を決定した。セファロ
シンを、標準ミュラー‐ヒントンブロス(MHB)中およびCR30培地(CR
30M)中の両方において以下の濃度:128、64、32、16、8、4、2
および0mg/リッターにて調製した。各レベルの接種において用いた細菌接種 物は1〜5×104cfu/100μlであった。該検定をミクロリッターウェル
中で35℃にて18時間行った。
linical Microbiology, 6th ed. 1995; ASM Press]によって測定し、該生体が≧
32μg/mlのMICを有すればセファロシンに対して「耐性」、該MICが 16μg/mlならば「中間的耐性」、および該MICが8μg/mlならば「感
受性」であると、該細菌を定義する。この実験の結果は、標準ミュラー‐ヒルト
ンブロスおよび本発明による抗菌剤感受性解釈培地(CR30)によって測定し
、セファロシンに対してE. coli、K. pneumoniaeおよびP. mirabilisが感受性で
あり、E. cloacaeが耐性であることを示した。
するデバイスを含む。各ウェルは、標的細菌およびそれらの各抗菌剤耐性パター
ンの検出用の蛍光性酵素基質と連結した特異的培地を含む。該ウェルは、それら
の中で細菌が増殖したときに蛍光信号を発する。 該ウェルを、総生存細菌「TVB」ウェル、主たるグラム陰性尿路感染器官「
UTI」ウェルと呼び、および抗菌剤感受性培地を含有する個々のウェルであっ
て、抗生物質である、アモキシシリンを有するものを「AMO」、クラブラン酸
/アモキシシリン(Clavamox R)を有するものを「AMC」、またはエンロフロ
キサシン(Baytril R)を有するものを「ENR」と呼ぶ。
菌が存在することを示す。「UTI」ウェルは、該普通グラム陰性泌尿病原体(
E. coli、KlebsiellaまたはEnterobacter spp.、およびP. mirabilis)が尿試料
中に存在するときに蛍光発光する。該抗菌剤感受性培地ウェル、例えば、「AM
O」、「AMC」および「ENR」ウェルは、それぞれのウェルに抗生物質であ
る、アモキシシリン、クラブラン酸/アモキシシリン(AMC)(例えば、Clav
amox R)、およびエンロフロキサシン(BaytrilR)を有する試薬混合物を含有す
る。
しない抗生物質ウェルが1以上あるならば、これは、該泌尿病原体が該各試験ウ
ェル中の抗生物質に対して感受性であること、すなわち、該細菌はこのウェル内
では増殖していないことを示す。このような結果は、該試験抗生物質が該尿路感
染の治療に対して好ましい選択であることを示唆する。該細菌が該抗生物質に対
して耐性である場合、該ウェルは蛍光発光し、該試験抗生物質は治療に対して好
ましい選択ではないことを示唆する。 表7は好ましい具体例の使用についての典型的なデータを表す。
を含有し、第2のものはアモキシシリンおよびクラブラン酸の組合せを含有し、
第3のものはエンロフロキサシンを含有した。当該ウェル間の蛍光の発生を比較
することにより、主たるグラム陰性泌尿病原体が存在するか、およびそうであれ
ば、これらの抗生物質に対する感受性を決定した。
スを接種した。合計303個のネコおよびイヌの尿検体を尿路感染を有すると推
測された動物から採取し、それを「AMO」培地で試験した。尿検体の50μl
のアリコートを10mlの滅菌生理食塩水(0.85% NaCl溶液)に添加し
た。100μlの希釈尿検体を尿路感染デバイス中の個々の試験ウェルに添加し
;次いで該デバイスを35℃にて24時間培養した。 各デバイスでは、18時間のインキュベーション期間後、当該ウェルを蛍光の
発生につき調べ、主たる泌尿病原体の存在、および使用した抗菌剤に対するそれ
らの感受性についての結論を得た。
抗菌剤ウェルには発生したものはなかった。これらの結果は、3つの全ての抗菌
剤に感受性である主たるグラム陰性泌尿病原体が存在することを示す。この場合
には、例えば、保健医療医は、好ましくは3つの薬物療法のうちの最低経費の代
替法で治療するであろう。
を示したが、ENRウェルにおいては蛍光を示さなかった。これらの結果は、ア
モキシシリンおよびクラブラン酸/アモキシシリン(例えば、クラバモック(Cla
vamox))の双方に耐性であるが、エンロフロキサシンに感受性である主たるグ ラム陰性泌尿病原体が存在することを示す。従って、保健医療医はわずか18時
間のうちに、アッセイした3つの抗菌剤のうち唯一有効な治療の選択肢がエンロ
フルオキサシンであることを知るであろう。時間およびお金は、生物が感受性で
ない抗生物質で治療されることにおいて浪費される必要はない。また、この実施
例は、微生物の新しい耐性株の発生が最小数の可能な抗生物質にのみ、および感
受性であるものにのみ生物を曝露することによって防止されるというさらなる利
益を示す。
いて蛍光を示した。これらの結果は、主たるグラム陰性泌尿病原体が3つの全て
のアッセイした抗生物質に耐性であることを示す。この場合には、保健医療医は
、わずか18時間のうちに、もう一つの治療方針を探さなければないこと、およ
び尿試料をさらなる確認試験のために試験所に送付して、他の抗生物質に対して
、単離した泌尿病原体の抗菌剤感受性の全スペクトルを得るべきであること、ま
たは定量的抗菌剤感受性試験を行うべきことを知る。生物が耐性である抗生物質
で治療するための時間を浪費せず、耐性株の存在の迅速な理解は、患者を有効な
治療方針で直ちに治療されるのを可能とする。従って、さらなる利益は、患者の
さらなる辛苦が最小化されることにある。
光を示すので、当該アッセイは有効である。UTIウェルが蛍光を示さないとい
う事実は、主たるグラム陰性泌尿病原体が存在しないことを示す。この状況は、
主たる泌尿病原体のうちの1つではない生物によって、または尿試料の汚染があ
った状況によって引き起されたUTIと一致する。次いで、保健医療医は、もう
一つの尿試料を獲得でき、または微生物試験所に最初の試料を送付することがで
きる。
たる生物を検出し、抗菌剤に対するかかる生物の感受性を測定するかを示す。
「EIO」)ウェルを含み、1つはグラム陽性主たる耳感染生物(例えば、Stap
hylococcus spp.)(EIO−S)の増殖を選択的に持続できる培地を含有し、 もう一つは主たるグラム陰性耳感染生物(例えば、Pseudomonas spp.)(EIO
−P)の増殖を選択的に持続できる培地を含有し、第3の培地は、酵母病原体の
検出のためにCandida(CI)の増殖を選択的に持続できる培地を含む。また、 抗菌剤感受性培地を含む個々のウェルが供給される。EIO−SおよびEIO−
P関連のウェルでは、これらの抗菌剤ウェルは、抗生物質ゲンタマイシン「GE
N」およびエンロフロキサシン(BaytrilR)「ENR」を含有する。CI関連の
ウェルでは、抗菌剤ウェルは、Tresderm「TRE」およびOdemax「ODE」を含
有する。従って、合計10種のウェルがこの具体例において提供される。
よび真菌の存在を示す。EIO−SおよびEIO−Pウェルは、培地が選択する
耳感染と関連する通常のグラム陰性またはグラム陽性病原体(Staphylococcus s
pp.またはPseudomonas spp.)が各々試料に存在する場合に、蛍光を発する。「 CI」ウェルは、酵母が試料中に存在する場合に蛍光を発する。「GEN」、「
ENR」、「TRE」および「ODE」ウェルは、その抗菌剤に耐性である生物
が試料中に存在する場合に蛍光を示し、感受性生物が存在する場合に増殖が生じ
ないので蛍光を発しない。
光は、TVOウェル、EIOウェルおよびGENウェルにおいて示される。EI
O−PウェルまたはCIウェル、もしくはそれらに関連した抗菌剤ウェルのいず
れにおいても蛍光は示されない。これらの結果は、エンロフロキサシンに感受性
であるがゲンタマイシンに耐性であるグラム陽性Staphylococcus spp.群からの 病原体の存在を示す。
る生物を検出し、抗菌剤に対する生物の感受性を決定する。 この具体例は、総生存細菌「TVB」ウェル、主たる皮膚感染生物(「SIO
」)ウェルおよび抗生物質セファロチン「CR30」、エンロフロキサシン(Ba
ytrilR)「ENR」およびケフックス「KEF」を含む抗菌剤感受性培地を含有
する個々のウエルを含む。
す。皮膚感染と関連した通常の病原体が試料中に存在する場合に「SIO」ウェ
ルは蛍光を発する。「CR30」、「ENR」および「KEF」ウェルは、それ
らのウェル中に、各々、抗生物質セファロチン、エンロフロキサイン(BaytrilR )またはケフレックスを含む抗菌剤感受性培地を含有する。
ーション期間後に蛍光を発しない他のウェルは、細菌がそのウェル中で増殖せず
、かくして存在する病原体はその各々の試験ウェル中の抗生物質に感受性である
ことを示す。従って、その抗生物質は皮膚感染ための潜在的な治療方針として示
されるが、ウェル中の蛍光は抗生物質の存在にも拘らず病原体が増殖し、生物が
この抗生物質に耐性であることを示す。
18時間のインキュベーション期間後、ウェルを蛍光の発生につき調べる。蛍光
がTVBウェル、SIOウェルおよびCR30ウェル中で判明したならば、これ
はセファロチンに耐性である主たる皮膚感染生物が存在することを示す。従って
、保健医療医は、エンロフロキサインおよびケフレックス間の最低費用の代替物
を自由に選べる。同様に、蛍光がTVBウェル、SIOウェル、ならびにCR3
0およびKEFウェルの双方中で判明するならば、これは主たるグラム陰性皮膚
感染生物が存在し、それはセファロチンおよびケフレックの双方に耐性であるこ
とを示す。従って、保健医療医は、感染を引き起こす生物の耐性パターンをわず
か18時間のうちに知り、この場合にはエンロフロキサインが有効な治療の選択
肢であることを知る。
株の存在の迅速な理解が患者を有効な治療方針で直ちに治療するのを可能とする
。かくして、さらなる利益は、患者の辛苦を最小化することである。
生物の存在および感受性を決定する。これらの生物は、細菌、原生生物および真
菌を含めたいずれの生物でもよく、限定されない。これらの具体例は、一連の試
験ウェルを有するデバイスを含む。各ウェルは、発蛍光基質、比色定量基質、ま
たは酵素変化に際してのpHのごとき化学的パラメーターにおける変化を与える
基質のごとき、鋭敏なシグナルを達成するための酵素手段と結合した特異的な培
地を含む。酵素手段は、かかる酵素手段がそのタイプの感染に一般的に関連した
各々の抗生物質耐性および感受性パターンを持つ抗菌剤感受性培地中に含まれる
場合に、注目する特定のタイプの感染の標的生物の検出を達成する。かかるウェ
ルは、生物がそれの中で増殖する場合に(例えば、蛍光的、比色定量的または化
学的な)鋭敏なシグナルを生じる。
O」)ウェル、およびかかる感染の治療および対象生物に特殊な耐性パターンに
一般的に関連した抗菌剤を含む抗菌剤感受性培地を含有する個々のウェルを含む
。これらの抗菌剤を有効な治療と関連した理由につき厳密に選択して、生物の耐
性株の発生を避けることに関連した理由、またはいずれかの値を供するために選
択した理由で、より経済的な治療方針を調査できる。
「TVB」制御ウェルにおける色の変化は、試料中に微生物の存在を示す。特定
のタイプの感染に関連した通常の病原体が試料中に存在する場合に、「PPO」
ウェルは色が変化する。PPOについての選択培地を調製して、当該分野におい
て知られた技術により特定のタイプの感染の病原体を検出するであろう。色を変
化させる抗菌剤ウェルは、当該ウェル中に存在する抗菌剤に耐性である標的生物
が試料中に存在することを示す。色を変化させないウェルは、生物が当該ウェル
中に存在する抗菌剤に感受性であることを示す。従って、保健医療医は、わずか
18時間のうちに得られた重要でかつ正確な情報で感染の治療を調節できる。感
染治療は、感染している生物に対して有効である抗菌剤に殆ど直ちに集中できる
。患者は、生物が耐性である薬剤で治療するために時間を浪費しないために早く
感染からの軽減を得る。さらにまた、感染生物の新しい耐性株の発生は、感染生
物が最小数の抗菌剤に曝露されるために防止される。
感染と関連する特定のタイプの生物につき、その検出および治療の選択肢を調査
できる。 従って、本発明は、多数の抗生物質および/または複数の試料の試験を可能と
する、いかなる数のウェルも有するデバイスを含み得る。これは、高価な抗生物
質および最大の成功の見込みを有するものだけでなく、感受性も判明し得る安価
な薬物を試験することによって、治療費用を低減する目標に到達するのにとりわ
け有用である。また、これは、保健医療医が絶対的に必要な場合にのみ、より新
しい強力な抗生物質に応戦でき、これらの新しくかつ高価な薬物に対する新しい
耐性株の発生を防止するさらなる目標に到達させる。
び」および「当該」は文脈が明確に特記しない限り、複数の指示物を含むことに
注意しなければならない。かくして、例えば、「ある製剤」なる引用は、異なる
製剤の混合物を含み、「当該治療方法」なる引用は、当業者に知られた等価な工
程および方法の引用などを含む。
が属する当該技術分野における当業者によって通常理解されるのと同一の意味を
有する。本明細書に記載されたものの同等物に類似するいずれの方法および物質
も本発明の実施または試験において用いることができるが、好ましい方法および
物質が現在記載されている。本明細書に言及した全刊行物および文書を十分に出
典明示して本明細書の一部とみなす。
Claims (19)
- 【請求項1】 総微生物の増殖を維持することができる生存生物制御培地を
含む少なくとも1つのコンパートメント; 標的微生物の増殖を選択的に維持することができる培地を含む少なくとも1つ
のコンパートメント;および 抗菌剤感受性解釈培地(antimicrobial susceptibility interpretation mediu
m)を含む少なくとも1つのコンパートメントを含むマルチコンパートメント検定
デバイス。 - 【請求項2】 総微生物の増殖を維持することができる培地が、総生存細菌
培地を含み;ここに、標的微生物が細菌であって;抗菌剤感受性解釈培地が抗生
物質を含むことを特徴とする請求項1記載のデバイス。 - 【請求項3】 総微生物の増殖を維持することができる培地が、総生存真菌
類培地を含み;ここに、標的微生物が真菌類であって;抗菌剤感受性解釈培地が
抗真菌類剤を含むことを特徴とする請求項1記載のデバイス。 - 【請求項4】 総微生物の増殖を維持することができる培地が、総微生物を
検出するための手段を含むことを特徴とする請求項1記載のデバイス。 - 【請求項5】 検出するための手段が、微生物酵素の作用によって基質から
放出され得る検出可能な基を含む酵素基質を含むことを特徴とする請求項4記載
のデバイス。 - 【請求項6】 標的微生物の増殖を維持することができる培地が、標的微生
物を検出するための手段を含むことを特徴とする請求項1記載のデバイス。 - 【請求項7】 総微生物を検出するための手段が、微生物酵素の作用によっ
て基質から放出され得る検出可能な基を含むシグナル生成基質を含むことを特徴
とする請求項6記載のデバイス。 - 【請求項8】 抗菌剤感受性解釈培地が、感受性解釈培地中で増殖または繁
殖した微生物を検出するための手段を含むことを特徴とする請求項1記載のデバ
イス。 - 【請求項9】 検出するための手段が、微生物酵素の作用によって基質から
放出され得る検出可能な基を含むシグナル生成基質を含むことを特徴とする請求
項8記載のデバイス。 - 【請求項10】 総微生物の増殖を維持することができる培地、標的微生物
の増殖を維持することができる培地、および抗菌剤感受性解釈培地が、各々、同
一タイプの検出可能なシグナルを生成する手段を含むことを特徴とする請求項1
記載のデバイス。 - 【請求項11】 少なくとも1つの抗菌剤感受性解釈培地が、アモキシシリ
ン、クラブラン酸/アモキシシリン、またはエンロフロキサシンを含むことを特
徴とする請求項1記載のデバイス。 - 【請求項12】 総微生物の増殖を維持することができる培地を含む少なく
とも1つのコンパートメント;標的微生物の増殖を維持することができる培地を
含む少なくとも1つのコンパートメント;および、抗菌剤感受性解釈培地を含む
少なくとも1つのコンパートメント を含むマルチコンパートメント検定デバイスを供し; 生物試料の一部を、総微生物の増殖を維持することができる培地を含む少なく
とも1つのコンパートメント;標的微生物の増殖を維持することができる培地を
含む少なくとも1つのコンパートメント;および、抗菌剤を含む抗菌剤感受性解
釈培地を含む少なくとも1つのコンパートメントに各々入れ; それによって、総微生物の増殖を維持することができる培地を含む少なくとも
1つのコンパートメント中の生物の増殖が、試料中の細菌の存在を示し;標的微
生物の増殖を維持することができる培地を含む少なくとも1つのコンパートメン
ト中の生物の増殖が、試料中の標的微生物の存在を示し;かつ、抗菌剤感受性解
釈培地を含む少なくとも1つのコンパートメント中の生物の増殖が、該生物がそ
の抗菌剤に対して感受性を欠いていることを示す、 工程を含むことを特徴とする生物試料中の標的微生物の存在を検出し、同時に、
抗菌剤に対するかかる微生物の感受性を判定する方法。 - 【請求項13】 標的細菌生物または標的真菌類生物を検出する方法である
ことを特徴とする請求項12記載の方法。 - 【請求項14】 生物流体が尿、血液、唾液、脳脊髄液、傷からの流体、化
学試料または環境試料であることを特徴とする請求項12記載の方法。 - 【請求項15】 標的微生物が泌尿病原体(uropathogen)であることを特 徴とする請求項12記載の方法。
- 【請求項16】 泌尿病原体が腸内細菌科(Enterobacteriacae)を含むこ とを特徴とする請求項15記載の方法。
- 【請求項17】 泌尿病原体が、エスシェリキア・コリ(Escherichia coli
)、クレブシエラ種(Klebsiella spp.)、腸内細菌種(Enterobacter spp.)、
プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis)、プロテウス・ブルガリス(Pro
teus vulgaris)、モルガネラ・モルガニ(Morganella morganii)、プロビデン
シア・レッテリ(Providencia retteri)、アシネトバクター種(Acinetobacter
spp.)、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)、エンテ
ロコッカス・ファーカリス(Enterococcus faecalis)または連鎖球菌(Strepto
cocci)を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。 - 【請求項18】 少なくとも1つの抗菌剤感受性解釈培地を含むデバイスを
供する工程が、アモキシシリン、クラブラン酸/アモキシシリン、またはエンロ
フロキサシンを含む抗菌剤感受性解釈培地を供することを特徴とする請求項12
記載の方法。 - 【請求項19】 総細菌生物の増殖を維持することができる培地を含むコン
パートメント; 標的尿道病原細菌の増殖を維持することができる培地を含むコンパートメント
; アモキシシリンを含む抗菌剤感受性解釈培地を含むコンパートメント; アモキシシリンおよびクラブラン酸を含む抗菌剤感受性解釈培地を含むコンパ
ートメント;および エンロフロキサシンを含む抗菌剤感受性解釈培地を含むコンパートメント を含むマルチコンパートメント検定デバイス。
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