JP2001517655A - コレステロールエステル輸送タンパク質のインヒビターとして利用される4−フェニルテトラヒドロキノリン - Google Patents
コレステロールエステル輸送タンパク質のインヒビターとして利用される4−フェニルテトラヒドロキノリンInfo
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Abstract
Description
の使用に関する。
び高タンパク血症を処置するための7-(ポリ置換ピリジル)-6-ヘプテノエートを 開示する。さらに7-(4-アリール-3-ピリジル)-3,5-ジヒドロキシ-6-ヘプテノエ ートの製造は、欧州特許出願公開第325 130-A2号明細書に記載されている。さら
に化合物5(6H)-キノロン,3-ベンジル-7,8-ジヒドロ-2,7,7-トリメチル-4-フェニ
ルは、Khim.Geterotsikl.Soedin.(1967),(6),1118-1120の公表から知られている
。
る直鎖もしくは分枝鎖アルキルもしくはアルコキシから成る群からの同一もしく
は異なる置換基により最高2回まで場合により置換されてもよいフェニルを表し
、 Dは、式
、ニトロ、シアノ、トリフルオロメトキシから成る群からの同一もしくは異なる
置換基により、または式-SO2-CH3もしくは-NR9R10 式中、 R9およびR10は同一もしくは異なり、そして水素または直鎖もしくは分 枝鎖の最高3個の炭素原子を有するアルキルを表す、 の基により最高4回まで場合により置換されてもよいフェニル、ナフチル、ベン
ゾチアゾリル、キノリル、ピリミジルまたはピリジルを表し、 Eは、3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキルを表すか、または最高8個
の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルキルを表し、 R1は、ヒドロキシルを表し、 そして R2は、水素を表すか、またはメチルを表し、 R3およびR4は同一もしくは異なり、そして直鎖もしくは分枝鎖の最高3個の
炭素原子を有するアルキルを表すか、 あるいは R3およびR4は一緒に2〜4個の炭素原子を有するスピロ結合したアルキル鎖
を形成する、 のテトラヒドロキノリンならびにそれらの塩およびN-オキシドに関する。
機または無機塩基または酸との塩がここで挙げられる。
明の化合物の生理学的に許容できる塩は、本発明の物質と鉱酸、カルボン酸また
はスルホン酸との塩であることができる。特に好適であるのは、例えば塩酸、臭
化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、
乳酸、酒石酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸または安息香酸との塩である。
の金属またはアンモニウム塩であることができる。特に好適であるのは例えば、
ナトリウム、カリウム、マグネシウムまたはカルシウム塩、ならびにアンモニア
、有機アミン、例えばエチルアミン、ジ−もしくはトリエチルアミン、ジ−もし
くはトリエタノールアミン、シジクロヘキシルアミン、ジメチルアミノエタノー
ル、アルギニン、リシン、エチレンジアミンまたは2-フェニルエチルアミンに由
来するアンモニウム塩である。
ない(ジアステレオマー)ようないずれの立体異性体で存在することができる。
本発明は鏡像異性体またはジアステレオマーおよびそれらの各混合物の両方に関
する。鏡像異性体およびジアステレオマーのこれらの混合物は、既知の様式で立
体異性的に均一な成分に分離することができる。
エトキシから成る群からの同一もしくは異なる置換基により、最高2回まで場合
により置換されてもよいフェニルを表し、 Dは、式
オロメチル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメトキシ、アミノまたはジメチルア
ミノから成る群からの同一もしくは異なる置換基により最高3回まで場合により
置換されてもよいフェニル、ナフチル、ベンゾチアゾリル、キノリル、ピリミジ
ルまたはピリジルを表し、 Eは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルを表すか、または最高
6個の炭素原子を有す直鎖もしくは分枝アルキルを表し、 R1は、ヒドロキシルを表し、 そして R2は、水素を表すか、またはメチルを表し、 R3およびR4は同一もしくは異なり、そしてメチルを表すか、 あるいは R3およびR4は一緒に、スピロ結合したシクロプロピル、シクロブチルまたは
シクロペンチル環を形成する、 の化合物ならびにそれらの塩およびN−オキシドである。
から成る群からの同一もしくは異なる置換基により、最高2回まで場合により置
換されてもよいフェニルを表し、 Dは、式
オロメチル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメトキシ、アミノおよびジメチルア
ミノから成る群からの同一もしくは異なる置換基により最高3回まで場合により
置換されてもよいフェニル、ナフチル、ベンゾチアゾリル、キノリル、ピリミジ
ルまたはピリジルを表し、 Eは、シクロプロピルまたはクロペンチルを表すか、または最高3個の炭素原
子を有す直鎖もしくは分枝アルキルを表し、 R1は、ヒドロキシルを表し、 そして R2は、水素を表すか、またはメチルを表し、 R3およびR4は同一もしくは異なり、そしてメチルを表すか、 あるいは R3およびR4は一緒に、スピロ結合したシクロプロピル、シクロブチルまたは
シクロペンチル環を形成する、 の化合物ならびにそれらの塩およびN-オキシドである。
属試薬を使用して不活性溶媒中で合成されるか、 またはDが式R8-CH2-O-CH2-の基を表す場合、式中R8は上記定義の通りである の化合物中で、 [B]一般式(III)
させるか、 あるいは [C]一般式(III)の化合物を最初に一般式(V)
保護基の導入により、一般式(XI)
により変えるか、または導入することを特徴とする。
フラン、グリコールジメチルエーテルのようなエーテル、ベンゼン、トルエン、
キシレン、ヘキサン、シクロヘキサンもしくは鉱物油留分のような炭化水素、ま
たはジクロロメタン、トリクロロメタン、四塩化炭素、ジクロロエチレン、トリ
クロロエチレンもしくはクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素、または酢
酸エチル、またはトリエチルアミン、ピリジン、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、アセトニトリル、アセトンま
たはニトロメタンである。挙げた溶媒の混合物を使用することも可能である。好
適であるのは、ジクロロメタンである。
、例えばN-ブチルリチウム、sec-ブチルリチウム、tertブチルリチウムもしくは
フェニルリチウムのようなオルガノリチウム化合物、または例えばリチウムジイ
ソプロピルアミド、ナトリウムアミドもしくはカリウムアミド、またはリチウム
ヘキサメチルシリルアミドのようなアミド、あるいは水素化ナトリウムもしくは
水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物を含む。特に好適であるのは、N-
ブチルリチウム、水素化ナトリウムまたはリチウムジイソプロピルアミドを使用
することである。
れらは好ましくは、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたは水酸化バリ
ウムのようなアルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物、あるいは
炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムまたは重炭酸ナトリウムのようなアルカリ金
属炭酸塩を含む。特に好適であるのは、水素化ナトリウムまたは水酸化カリウム
を使用することである。
/ブロモベンゾトリフルオライド、および適当な有機リチウム化合物、例えばp- トリフルオロメチルフェニルリチウムである。
に適当なものを使用して行われる。ここで特に好適であるのは、適当な場合には
トリアルキルボランの存在下で、不活性溶媒中にて水素化金属または複合水素化
金属(complex metal hydride)を用いた還元である。還元は好ましくは、例えば
ホウ水素化リチウム、ホウ水素化ナトリウム、ホウ水素化カリウム、ホウ水素化
亜鉛、トリアルキルホウ水素化リチウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、水
素化アルミニウムリチウムのような複合水素化金属を使用して行われる。還元は
大変好ましくは、水素化ジイソブチルアルミニウムおよびホウ水素化ナトリウム
を使用して行われる。
は1モル〜4モルの量で使用される。
も可能である。
下で水素を使用して、上記の1つの溶媒中、好ましくは例えばメタノール、エタ ノールもしくはプロパノールのようなアルコール中で、−20℃から+100℃、好 ましくは0℃から+50℃の温度範囲で、大気圧または超大気圧下で通例の方法に
より行う。
HF中、塩酸の存在下で0℃〜50℃の温度範囲好ましくは室温で、および大気圧で
除去される。特別な場合において、テトラブチルアンモニウムフルオリド(TBAF
)をTHF中で用いて保護基を開裂することが好ましい。
リル、トリイソプロピルシリル、tert ブチルジメチルシリル、ベンジル、ベン ジルオキシカルボニル、2-ニトロベンジル、4-ニトロベンジル、tert ブチルオ キシ-カルボニル、アリルオキシカルボニル、4-メトキシベンジル、4-メトキシ ベンジルオキシカルボニル、テトラヒドロピラニル、ホルミル、アセチル、トリ
クロロアセチル、2,2,2-トリクロロエトキシカルボニル、メトキシエトキシカル
ボニル、[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル、べンゾイル、4-メチルベンゾ
イル、4-ニトロベンゾイル、4-フルオロベンゾイル、4-クロロベンゾイルまたは
4-メトキシベンゾイルから成る群からの保護基を表す。好ましいのはテトラヒド
ロピラニル、tert-ブチルジメチルシリルおよびトリイソプロピルシリルである 。特に好ましいのはtert-ブチルジメチルシリルである。
ラン、グリコールジメチルエーテル、ジイソプロピルエーテルのようなエーテル
、またはベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサンまたは鉱物
油留分のような炭化水素、あるいはジクロロメタン、トリクロロメタン、四塩化
炭素、ジクロロエチレン、トリクロロエチレンまたはクロロベンゼンのようなハ
ロゲン化炭化水素である。挙げた溶媒の混合物を使用することも可能である。
リウム(IV)アンモニウム、2,3-ジクロロ-5,6-ジシアノベンゾキノン、クロロ クロム酸ピリジニウム(PCC)、塩基性アルミナ上のクロロクロム酸ピリジニウム 、四酸化オスミウムおよび二酸化マンガンである。好ましいのは、二酸化マンガ
ンおよび硝酸である。
クロロメタンおよび水である。
くは2モル〜5モルの量で使用される。
ともできる。
ン錯体、例えばBH3×THF、BH3×DMSおよびBH3×(C2H5)2NC6H5を使用して行う。 好ましいのはボランジエチルアニリン/1R,2S-アミノインダノールの系である。
は1モル〜4モルの量で使用される。
。
可能である。
ましくは−5℃〜室温の温度範囲および大気圧で導入される。
う。この目的に特に適するのは、不活性溶媒中で適当ならばトリアルキルボラン
の存在下にて金属水素化物または複合水素化金属を用いた還元である。還元は好
ましくは、例えばホウ水素化リチウム、ホウ水素化ナトリウム、ホウ水素化カリ
ウム、ホウ水素化亜鉛、トリアルキルホウ水素化リチウム、水素化ジイソブチル
アルミニウム、水素化ナトリウムビス-(2-メトキシエトキシ)-アルミニウムまた
は水素化アルミニウムリチウムのような複合水素化金属を使用して行われる。特
に大変好ましくは、還元は水素化ナトリウムビス-(2-メトキシエトキシ)-アルミ
ニウムを使用して行われる。
は1モル〜3モルの量で使用される。
も可能である。
ピリジニウム(PCC)または活性化二酸化マンガン、特に活性化二酸化マンガンの ような通例の酸化剤で再酸化することができ、そしてこのように収量に損失をも
たらすことなく合成サイクルで再使用することができる。
はトルエン中で、そして大気圧の保護ガス中で導入される。
オロ-置換アミン、例えばジエチル-1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピルアミンに
なると考えられる。
HF中、塩酸の存在下で0℃〜50℃の温度範囲、好ましくは室温および大気圧で開
裂される。特別な場合において、弗化テトラブチルアンモニウム(TBAF)をTHF中
で用いて室温で保護基を開裂することが好ましい。
ミド化/スルホアミド化。
、例えばn-ブチルリチウム、sec-ブチルリチウム、tertブチルリチウムもしくは
フェニルリチウムのような有機リチウム化合物、または例えばリチウムジイソプ
ロピルアミド、ナトリウムアミドもしくはカリウムアミド、またはリチウムヘキ
サメチルシリルアミドのようなアミド、あるいは水素化ナトリウムもしくは水素
化カリウムのようなアルカリ金属水素化物を含む。特に好適であるのは、N-ブチ
ルリチウム、水素化ナトリウムまたはリチウムジイソプロピルアミドを使用する
ことである。
化ナトリウム、水酸化カリウムまたは水酸化バリウムのようなアルカリ金属水酸
化物またはアルカリ土類金属水酸化物、あるいは炭酸ナトリウムまたは炭酸カリ
ウムまたは重炭酸ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸塩を含む。特に好適であ
るのは、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを使用することである。
タノールまたはtertブタノールのようなアルコールである。好適であるのはtert
ブタノールである。
る。
レン中で行われる。
モルホリノ−硫黄またはSOCl2である。
存して、−78℃から+50℃、好ましくは−78℃から0℃の温度範囲で進行する。
ことも可能である。
、 の化合物を、一般式(XV) A−CHO (XV) 式中、 Aは上記定義の通りである、 のアルデヒドおよび一般式(XVI)
の化合物と反応させて、一般式(XVII)
アルデヒド基に転換することにより製造することができる。
グリコールジメチルエーテルのようなエーテル、またはベンゼン、トルエン、キ
シレン、ヘキサン、シクロヘキサンまたは鉱物油留分のような炭化水素、あるい
はジクロロメタン、トリクロロメタン、四塩化炭素、ジクロロエチレン、トリク
ロロエチレンまたはクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素、あるいは酢酸
エチルあるいはトリエチルアミン、ピリジン、ジメチルスルホキシド、ジメチル
ホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、アセトニトリル、アセトンまた
はニトロメタンである。挙げた溶媒の混合物を使用することも可能である。好適
であるのは塩化メチレンである。
-ジシアノベンゾキノン、クロロクロム酸ピリジニウム(PCC)、塩基性アルミナ上
のクロロクロム酸ピリジニウム、四酸化オスミウムおよび二酸化マンガンである
。好ましいのは、DMSO/塩化メチレン中の三酸化硫黄−ピリジン錯体および塩基 性アルミナ上のクロロクロム酸ピリジニウムである。
くは2モル〜5モルの量で使用される。
である。
れ自体既知であるか、または常法により製造することができる。
うな場合はそれらを上記のように製造することができる。
アルコールである。好適であるのは、ジイソプロピルエーテルである。
酸および無機酸、例えばシュウ酸、マレイン酸、リン酸、フマル酸およびトリフ
ルオロ酢酸である。好適であるのは、トリフルオロ酢酸およびシュウ酸である。
ましくは1モルの量で使用される。
も可能である。
造することができる。
そして好適であるのはテトラヒドロフランである。
タノール、プロパノールまたはイソプロパノールのようなアルコールである。好
適であるのは、エタノールである。
に製造することができる。
理学的活性スペクトルを有する。
有用な薬理特性を有する:特に、それらはコレステロールエステル輸送タンパク
質(CETP)の高度に効果的なインヒビターであり、そしてそれらは逆のコレステ
ロール輸送を刺激する。本発明の活性化合物は血中のLDLコレステロールレベル の減少に作用し、そして同時にHDLコレステロールレベルを増加する。したがっ てそれらは高リポタンパク症、異脂肪血症(dyslipidaemias)、高トリグリセリド
血症、高脂血症または動脈硬化症の処置および予防に使用できる。
フィーにより得、そして試験に使用する。このために、ヒト血漿はNaBrを使用し
てmlあたり1.21gの密度に調整し、そして50,000rpmで4℃にて18時間遠心する。
底の画分(d>1.21g/ml)をSephadex(商標)Phenyl-Sepharose4B(ファルマシア:Ph
armacia)カラムにのせ、0.15m NaCl/0.001M TrisHCl pH7.4で洗浄し、そして続 いて蒸留水を使用して溶出する。CETP−活性画分をプールし、50mM 酢酸Na pH4.
5に透析し、そしてCM-Sepharose(商標)(ファルマシア)カラムに のせる。続 いて溶出は直線状勾配(0〜1M NaCl)を使用して行う。プールしたCETP画分を
10mM TrisHCl pH7.4に透析し、そして続いてMonoQ(商標)カラム(ファルマシア)
でクロマトグラフィーを行うことによりさらに精製する。放射活性標識したHDLの調製 50mlの新しいヒトEDTA血漿を、1.12の密度にNaBrを使用して調整し、そして4
℃でTy65ローターを用いて50,000rpmにて18時間遠心する。上相を使用して冷LDL
を得る。下相を3*4リットルのPDBバッファー(10mM Tris/HCl pH7.4、0.15mM
NaCl、1mM EDTA、0.02% NaN3)に対して透析する。保持された材料10ml容量あた
り、20mlの3H-コレステロール(デュポン:Dupont NET-725;1mC/ml、エタノール
の溶解)を続いて加え、そして混合物を37℃のN2下で72時間インキューベーショ
ンする。
を用いて50,000rpmにて18時間遠心する。上相を集め、そしてリポタンパク質画 分を勾配遠心により精製する。このために、単離された標識リポタンパク質画分
を1.26の密度にNaBrを使用して調整する。各々の場合で4mlのこの溶液は、4ml
の密度1.21の溶液および4.5mlの密度1.063の溶液(PDBバッファーの密度溶液およ
びNaBr)を含む遠心管内(SW40ローター)を覆い、そして管を続いてSW40ローター 中で38,000rpmおよび20℃で24時間遠心する。密度1.63と密度1.21の間で、標識H
DLを含む中間層を、3*100容量のPDBバッファーに対して4℃にて透析する。
ク質からビオチン化LD-リポタンパク質への輸送を測定する。
ウンターで直接測定する。
0mlのビオチン-LDL(アマーシャム)と50mMのHepes/0.15m NaCl/0.1%ウシ血清ア ルブミン/0.05% NaN3 pH7.4中で、10mlのCETP(1mg/ml)および3mlの被験物(10 %のDMSO/1% BSAに溶解)の溶液と、37℃で18時間インキューベーションする 。200mlのSPAストレプトアビジンビーズ溶液(TRKQ 7005)を続いて加え、混合物
を震盪しながらさらに1時間インキューベーションし、そして続いてシンチレー
ションカウンターで測定する。
CETPを用いたインキューベーションに相当する。
酔をかける(0.8mg/kgのアトロピン、0.8mg/kgのKetavet(商標)s.c.、30秒後に5
0mg/kgのネンブタール i.p.)。続いて頸静脈を開き、そしてカニューレを入れ る。試験物質を安定溶媒(通常はアダラート(adalate)プラセボ溶液:60gのグリ
セロール、100mlのH2O、1000mlのPEG-400)に溶解し、そして頸静脈中に導入し たPEカテーテルを介して動物に投与する。試験物質を含まない同容量の溶媒を対
照動物に投与する。続いて静脈を繋ぎ、そして傷を縫合する。
試験化合物を含まない同容量の溶媒を、対照動物に投与する。
の穿刺により採血する(約250ml)。凝固は4℃で一晩インキューベーションする
ことにより完了し、そして続いてサンプルを6000×gで10分間遠心する。CETP活 性は得られたサンプルで変更CETP試験を使用して決定する。HD-リポタンパク質 からビオチン化LD-リポタンパク質への3H-コレステロールエステルの輸送は、上
記のCETP試験のように測定する。
し、そして輸送された放射活性を液体カンチレーションカウンターで直接決定す
る。
るために、10mlのCETPを10mlの適当な血清サンプルに置き換える。未処理動物の
血清に相当するインキューベーションを対照とする。
DMSOに溶解し、そして0.5%チロースに懸濁した試験物質を出願人の研究室で飼 育したシリアンゴールドハムスターに咽頭管を使用して経口投与する。CETP活性
を決定するために、血液サンプル(約250ml)を実験の開始前に後方−眼窩の穿 刺により採血する。試験物質は続いて咽頭管を使用して経口投与する。試験物質
を含まない等容量の溶媒を、対照動物に投与する。続いて動物を絶食させ、そし
て異なる間隔で物質投与後の最高24時間まで、血液サンプルを後方−眼窩の静脈
叢の穿刺により採血する。
サンプルを6000×gで10分間遠心する。得られた血清中のコレステロールおよび トリグリセリドの含量を、変更された市販の酵素試験により評価する(コレステ
ロール酵素的14366 メルク:Merck、トリグリセリド 14364 メルク)。血清は生 理塩溶液で適当な様式で希釈する。
て室温で10分間、インキューベーションする。続いて光学密度は、自動化プレー
トリーダーを使用して492nmの波長で決定する。サンプルのトリグリセリドおよ びコレステロール濃度を、平行で測定した標準曲線を用いて決定する。
art,Gonzxlez,Karmann,Schmidt,Wirak;BBA(1995),1295,301)に餌から投与した。
実験開始前に、血清中のコレステロールおよびトリグリセリドを決定するために
、血液サンプルをマウスの後方−眼窩から採った。上記のハムスターについて記
載したように、血清は4℃で一晩インキューベーションし、続いて6000×gで遠 心することにより得た。1週間後、血液サンプルを再度マウスから採り、リポタ
ンパク質およびトリグリセリドを決定した。測定したパラメーターの変化は、初
期値に基づくパーセントの変化として表す。
ために、一般式(I)のテトラヒドロキノレンとグルコシダーゼおよび/または アミラーゼインヒビターの組み合わせに関する。本発明の内容に於けるグルコシ
ダーゼおよび/またはアミラーゼインヒビターは、例えばアカルボース、アジポ
シン、ボグリボース、ミグリトール、エミグリタート、MDL-25637、カミグリボ ース(MDL-73945)、テンダミステート、AI-3688,トレスタチン、プラジミシン
-Qおよびサルボスタチンである。
ボースと、本発明の上記一般式(I)の化合物の1つとの組み合わせである。
セリド血症と合併した異脂肪血症を処置するために、コレステロールを下げるバ
スタチンまたはアポB-低下成分と組み合わせることができる。
も使用することができる。
プラバスタチン、フルバスタチン、アトロバスタチンおよびセリバスタチンであ
る。アポ-B低下剤は、例えばMTPインヒビターである。
合物の1つとの組み合わせが好適である。
ップ、乳剤、懸濁剤および溶剤のような通例の製剤に既知の様式で、不活性な非
毒性の医薬的に適当なキャリアーまたは溶剤を使用して転換することができる。
このような場合は、治療に活性な化合物が各々の場合で全混合物の約0.5〜90重 量%、すなわち示す用量範囲を達成するために十分な量で存在するべきである。
ならば乳化剤および/または分散剤を使用して延ばすことにより調製できるが、
例えば使用する希釈剤が水ならば補助剤として有機溶媒を使用することも可能で
ある。
行なわれる。
することにより使用することができる。
好ましくは約0.01〜0.5mg/kg体重の量を投与し、そして経口投与の場合は、用量
は約0.01〜20mg/kg、好ましくは0.1〜10mg/kg体重であることが有利であると示 された。
様式および投与を行う時期または間隔に依存して、適当であれば述べた量からは
ずれることが必要かもしれない。すなわち、上記の最少量未満で維持するに十分
である場合もあり、一方、上記の上限を越えなければならない場合もあるかもし
れない。比較的大量の投与の場合は、これらを1日にわたり幾つかの個々の用量
に分けることを薦める。使用する略号: Cy=シクロヘキサン EA=酢酸エチル PE=石油エーテル THF=テトラヒドロフラン DAST=三弗化ジメチルアミノ硫黄 PTA=パラ−トルエンスルホン酸 PDC=二クロム酸ピリジニウム PE/EA=石油エーテル/酢酸エチル Tol=トルエン
,4,5,6,7,8-ヘキサヒドロキノリン-3-カルボキシレート
.32g(0.202モル)の5,5-ジメチル-1,3-シクロヘキサンジオン(ジメドン)および34
.18g(0.202モル)のエチル 3-アミノ-3-シクロペンチルアクリレートを24時間、 還流下で沸騰させる。混合物を室温に冷却し、そして濃縮乾固する。残渣を180m
lのトルエン中で加熱しながら懸濁し、そして冷却中に石油エーテルの層で覆い 、ここで結晶化が始まる。晶出した生成物を吸引濾過する。 収量:41.21g(理論値の51%) TLC:Rf=0.07(トルエン/酢酸エチル=9:1)実施例II メチル 2-シクロペンチル-4-(4-フルオロフェニル)-5-オキソ-7,7-ジメチル-5
,6,7,8-テトラヒドロキノリン-3-カルボキシレート
1.2g(0.104モル)の実施例Iの化合物溶液(300gのジクロロメタンp.a.中)に加え
、そして混合物を室温で2時間撹拌する。次に混合物は500mlのシリカゲル60(0.
04〜0.063mm)を通して吸引濾過し、シリカゲルを300gのジクロロメタンで洗浄し
、そして合わせた濾液を濃縮乾固する。粗生成物は酢酸エチルを用いた勾配様式
でトルエンを使用してシリカゲルから溶出させる。 収量:38.31g(理論値の94%) TLC:Rf=0.6(トルエン/酢酸エチル=9:1)実施例III メチル 2-シクロペンチル-4-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-7,7-ジメチ
ル-5,6,7,8-テトラヒドロキノリン-3-カルボキシレート
溶解し、混合物を−78℃に冷却し、そして84.96ml(84.96ミリモル:1.2当量)の
水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL-H);トルエン中1.0モル)を20分間にわ たり滴下する。−78℃で5分間撹拌した後に冷却浴を取り外し、そして混合物を
さらに15分間撹拌し、次に500mlの20%濃度の酒石酸カリウムナトリウム溶液を 滴下し、そして混合物を600mlの酢酸エチルと混合する。1時間撹拌した後、水 性相を分離し、そして酢酸エチルで2回再抽出し、そして合わせた有機相を硫酸
ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、そして濃縮する。 収量:27.66g(理論値の98.2%) TLC:Rf=0.37(トルエン/酢酸エチル=9:1)実施例IV メチル 5-(tertブチルジメチルシラニルオキシ)-2-シクロペンチル-4-(4-フル
オロフェニル)-7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロキノリン-3-カルボキシレー
ト
(0.1418モル、2.12当量)のtert.ブチル-ジメチルシリル トリフルオロメタンス ルホネート(TBS-トリフレート)を−10℃から0℃で連続して混合する。冷却せず
に1時間撹拌した後、バッチを500mlの塩化アンモニウム溶液および800mlの酢酸
エチルと撹拌し、そして6モルの塩酸を使用してpH5〜6に調整する。有機相を
分離し、水性相を酢酸エチルで2回以上抽出し、そして合わせた有機相を硫酸ナ
トリウム上で乾燥させ、濾過し、そして濃縮する。粗生成物をトルエンに溶解し
、そしてトルエンを使用してシリカゲル上でクロマトグラフィーを行う。 収量:31.5g(理論値の96%) TLC:Rf=0.76(トルエン/酢酸エチル=9:1)実施例V 5-(tertブチルジメチルシラニルオキシ)-2-シクロペンチル-3-ヒドロキシメチ
ル-4-(4-フルオロフェニル)-7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロキノリン
当量)のDIBAL-H(トルエン中1.0モル)を滴下し、そして混合物を引き続き冷却 せずに15分間撹拌する。反応溶液を700mlの20%濃度の酒石酸カリウムナトリウ ムに溶液中で撹拌し、そして350mlの酢酸エチルの層で覆う。40分間撹拌した後 、有機相を分離し、そして水性相を酢酸エチルで2回抽出する。そして合わせた
有機相をNa2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして減圧下で濃縮乾固する。
収量:39.42g(理論値の100%) TLC:Rf=0.54(トルエン/酢酸エチル=9:1)実施例VI 5-(tertブチルジメチルシラニルオキシ)-2-シクロペンチル-4-(4-フルオロフ ェニル)-7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロキノリン-3-カルボアルデヒド
0.407モル、5当量)のトリエチルアミンを、39.4g(81.5ミリモル)の実施例V からの化合物溶液(400mlのジクロロメタン中)に加える。48.7g(0.326モル;3.
75当量)の三酸化硫黄−ピリジン錯体を次に加え、そして混合物を氷冷しながら 2時間撹拌する。反応溶液を撹拌しながら250mgのNaHCO3溶液と混合し、塩化メ チレン相が分離し、そして水性相を塩化メチレンで2回洗浄する。合わせた有機
相をNa2SO4上で乾燥させ、そして濃縮する。残渣(トルエンに溶解)は、トルオ
、トルエン/酢酸エチルを使用してシリカゲルでクロマトグラフィーを行う。収
量:32.61g(理論値の83%) TLC:Rf=0.92(トルエン/酢酸エチル=9:1)実施例VII 5-(tertブチルジメチルシラニルオキシ)-2-シクロペンチル-4-(4-フルオロフ ェニル)-3-[ヒドロキシ-(4-トリフルオロメチルフェニル)-メチル]-7,7-ジメチ ル-5,6,7,8-テトラヒドロキノリン
-ブロモベンゾトリフルオライドをシリンジを用いて滴下する。混合物を還流下 で60分間沸騰させ、そして室温に冷却する(グリニャール試薬)。18.17g(0.03
77モル)の実施例VIの化合物を115gのTHFに溶解し、そしてアルゴン下で約−78 ℃に冷却し、そしてグリニャール試薬を撹拌しながら加える。冷却浴を取り外し
、そして浴を1時間撹拌する。反応溶液は600mlの濃塩化アンモニウム溶液およ び500mlの酢酸エチル中で分配し、そして有機相が分離し、そして水性相を酢酸 エチルでもう1回抽出し、そして合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ
、濾過し、濃度し、そして高真空下で乾燥させる。2つのジアステレオマー(Da
iAおよびDiaB)は、シクロヘキサンでコンディショニングした1kgのシリカゲル
でクロマトグラフィーを行い、60mlのシクロヘキサン/THF(9:1)中に粗生 成物を溶出することにより分離する。画分の濃縮により2つの部分のジアステレ
オマーを得る。 収量: DiaA:18.5g(理論値の78.2%) TLC:Rf=0.54(シクロヘキサン/THF、9:1) DiaB:6.3g(理論値の26.6%) TLC:Rf=0.41(シクロヘキサン/THF、9:1)実施例VIII 5-(tertブチルジメチルシラニルオキシ)-2-シクロペンチル-4-(4-フルオロフ ェニル)-3-[フルオロ-(4-トリフルオロメチル)-メチル]-7,7-ジメチル-5,6,7,8-
テトラヒドロキノリン(DiaA)
中で撹拌し、有機相が分離し、そして水性相を酢酸エチルで3回抽出し、合わせ
た有機相抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そして高真空下で乾燥
させる。 収量:3.1g(理論値の93.7%) TLC:Rf=0.79(トルエン/THF、9:1)実施例IX 5-(tertブチルジメチルシラニルオキシ)-2-シクロペンチル-4-(4-フルオロフ ェニル)-3-[フルオロ-(4-トリフルオロメチル)-メチル]-7,7-ジメチル-5,6,7,8-
テトラヒドロキノリン(DiaB)
aB 6.3g(10ミリモル)を、2.0ml(15ミリモル;1.5当量)のDASTと−78℃で反応 させる。収量:5.9g(理論値の93.6%) TLC:Rf=0.75(シクロヘキサン/THF、9:1)実施例X 2-シクロペンチル-4-(4-フルオロフェニル)-3-[フルオロ-(4-トリフルオロメ チル-フェニル)-メチル]-7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-キノリン5-オー ル(DiaA)
mlのメタノールおよび46mlのTHFに溶解)に加え、そして混合物を60℃で1.5時間
撹拌する。反応溶液を酢酸エチルの層で覆った飽和重炭酸ナトリウム溶液中で撹
拌する。有機相が分離し、そして水性相を酢酸エチルで2回抽出する。合わせた
有機相を飽和塩化ナトリウム溶液中で1回洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濾過し
、そして濃縮する。残渣を150mlのシリカゲルでトルエンおよびトルエン/酢酸 エチル(8:2)で互いにクロマトグラフィーにかける。 収量:2.43g(理論値の95.7%) TLC:Rf=0.61(トルエン/酢酸エチル、9:1)実施例XI 2-シクロペンチル-4-(4-フルオロフェニル)-3-[フルオロ-(4-トリフルオロメ チル-フェニル)-メチル]-5-オキソ-7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-キノリ
ン
ルオロメチル-フェニル)-メチル]-7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-キノリ ン-5-オールからの3.0g(5.819ミリモル)の化合物鏡像異性体I(270mlのジクロ ロメタンp.a.中)を、6.57g(17.452ミリモル;3当量)の二クロム酸ピリジニウ ムと反応させる。5時間後、反応溶液を予めジクロロメタンでコンディショニン
グした300mlのシリカゲルにのせ、そして溶液をジクロロメタンで溶出する。純 粋な生成物を含有する画分を合わせ、そして濃縮する。 収量:2.64g TLC:Rf=0.66(トルエン/酢酸エチル、9:1)製造例 実施例1および2 2-シクロペンチル-4-(4-フルオロ-フェニル)-3-[フルオロ-(4-トリフルオロメ
チル-フェニル)-メチル]-5-メチル-7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-キノリ
ン-5-オール
モレキュラーシーブで乾燥した)に溶解し、そして混合物をアルゴン下で−78℃ に冷却し、そして3.1ml(5ミリモル、5当量)のメチルリチウム(エーテル中の
1.6モル溶液)を滴下する。溶液を続いて−30℃(ディープフリーザー)で20時 間保存する。次に溶液を−78℃に冷却し、そして20mlの塩化アンモニウム溶液お
よび40mlのトルエンp.a.と混合する。冷却浴を取り外し、そして溶液を室温に暖
める。有機相が分離し、水性相をトルエンで2回抽出し、そして合わせた有機相
をNa2SO4で乾燥し、濾過し、そして濃縮する。残渣(トルエンに溶解)を、500m
lのシリカゲル上で、溶出液として少量の酢酸エチルを含むシクロヘキサンを使 用してクロマトグラフィーを行う。実施例1 :異性体A:収量:39mg TLC:Rf=0.57(ジクロロメタン)実施例2 :異性体B:収量:39mg TLC:Rf=0.48(ジクロロメタン)実施例3 [2-シクロペンチル-4-(3,4-ジフルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-7,7-ジメチル-5
,6,7,8-テトラヒドロ-キノリン-3-イル]-(4-トリフルオロメチルフェニル)-メタ
ノン
ルオロメチルベンゾイル)-7,8-ジヒドロ-6H-キノリン-5-オン
メチル-3-(4-トリフルオロメチルベンゾイル)-4,6,7,8-テトラヒドロ-1H-キノリ
ン-5-オンは、25mlの塩化メチレン中の4.5gの二酸化マンガン(活性化)を使用し て室温で酸化し、1時間以内にピリジンを生じた。二酸化マンガンを分離し、そ
して塩化メチレンを留去し、そして次に混合物は石油エーテルを用いて吸引濾過
した。これにより融点が210〜212℃の0.8gの結晶を得た。 b)2.1g(4ミリモル)の2-シクロペンチル-4-(3,4-ジフルオロフェニル)-7,7-
ジメチル-3-(4-トリフルオロメチルベンゾイル)-7,8-ジヒドロ-6H-キノリン-5- オンを、20mlのテトラヒドロフランに溶解し、0℃で0.2g(1.2ミリモル)の1R,2
S-アミノインダノールおよび2.7ml(16ミリモル)のボラン-ジエチルアニリン錯 体溶液(2mlのTHF中)を滴下した。混合物をRTで一晩撹拌する。約20時間後、反
応は2.4mlの1,2-エタンジオールを使用して停止した。テトラヒドロフランを留 去し、生成した油を酢酸エチルに溶解し、そして有機相は2Nの塩酸および飽和 重炭酸ナトリウムで洗浄した後に、乾燥させ、そして濃縮した。残渣はシクロヘ
キサンから再使用した。これにより融点が166〜168℃の無色の結晶を全部で1.4g
得た。実施例4 2-シクロペンチル-4-(3,4-ジフルオロフェニル)-3-[フルオロ-(4-トリフルオ ロメチルフェニル)-メチル]-7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロキノリン-5-オ
ール
5mlのルチジンと−5℃で混合する。−5℃から−10℃で、0.459ml(2ミリモル
)のtert-ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホネートを加える。混 合物を20℃で3時間撹拌する。混合物をトルエンで希釈し、反応を10%濃度の塩
化アンモニウム水溶液で停止し、そして有機相を0.1N 塩酸および飽和重炭酸ナ トリウム水溶液で洗浄し、そして乾燥させる。溶媒を減圧下で留去し、そして残
渣をカラムを使用して精製する。これにより融点が128℃〜129℃の無色の結晶62
0mgを得る。 b)[5-(tert-ブチルジメチルシラニルオキシ)-2-シクロペンチル-4-(3,4-ジフ ルオロフェニル)-7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロキノリン-3-イル]-(4-ト リフルオロメチルフェニル)-メタノール
ミニウムジヒドライド(トルエン中65%濃度)を、600m(0.93ミリモル)の[5-(te
rt-ブチルジメチルシラニルオキシ)-2-シクロペンチル-4-(3,4-ジフルオロフェ ニル)-7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロキノリン-3-イル]-(4-トリフルオロ メチルフェニル)-メタノン(6mlのトルエンに溶解)に滴下した。3.5時間後、 反応をメタノールで止め、混合物を酢酸エチルで抽出し、そして有機相を酒石酸
カリウム−ナトリウム溶液および飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、そして
乾燥させた。溶媒を減圧下で留去し、そして残渣をシリカゲルカラム上でトルエ
ン/酢酸エチルを使用して精製する。これにより0.56gの無色の泡沫を得る。 c)5-(tert-ブチルジメチルシラニルオキシ)-2-シクロペンチル-4-(3,4-ジフル
オロフェニル)-3-[フルオロ-(4-トリフルオロメチルフェニル)-メチル]-7,7-ジ メチル-5,6,7,8-テトラヒドロキノリン
)を、200m(0.3ミリモル)の[5-(tert-ブチルジメチルシラニルオキシ)-2-シク ロペンチル-4-(3,4-ジフルオロフェニル)-7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロ キノリン-3-イル]-(4-トリフルオロメチルフェニル)-メタノール(2mlのトルエ
ンに溶解)に滴下した。60分後、反応を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で止め、ト
ルエンを加え、そして有機相をもう1回飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、
そして乾燥させた。溶媒を減圧下で留去し、そして残渣をシリカゲルカラム上で
精製した。これにより全部で190mgの無色の油を得た。 d)190mgの5-(tert-ブチルジメチルシラニルオキシ)-2-シクロペンチル-4-(3,4
-ジフルオロフェニル)-3-[フルオロ-(4-トリフルオロメチルフェニル)-メチル]-
7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロキノリンを、1.6mlの5N 塩酸、2.3mlのメ タノールおよび1.5mlのテトラヒドロフランの混合物状態で、RTにて1時間、そ して次に40℃〜45℃で2時間撹拌した。幾らかの化合物が副産物として沈殿した
。これは融点が206〜207℃で80mgであった。母液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液
および酢酸エチルと混合する。有機相をもう一度、飽和重炭酸ナトリウム水溶液
で洗浄し、そして次に乾燥させる。溶媒を減圧下で留去し、そして残渣をシリカ
ゲルカラム上で精製する。ヘプタンを用いた結晶化で40mgの融点が149〜150℃の
塩基を得る。実施例5 2-シクロプロピル-4-(3,4-ジフルオロフェニル)-3-(4-トリフルオロメチルベ ンジル)-7,7-ジメチル-5,6,7,8-テトラヒドロキノリン-5-オール
℃から−15℃で溶解し、3.5mlの25%水素化ジイソプブチルアルミニウム溶液に 滴下する。混合物を1時間撹拌し、−70℃に冷却し、そして0.2mlのメタノール を滴下する。20℃で混合物を塩化ナトリウム溶液と混合し、相が分離し、そして
有機相を乾燥させる。蒸発残渣をシリカゲルカラムで精製する。ヘプタンからの
結晶化により、融点が126〜127℃の無色の結晶195mgを得る。以下の表1に掲げ る化合物は、実施例1〜5の手順に順じて製造する:
Claims (10)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 式中、 Aは、ハロゲン、トリフルオロメチルおよび各々が最高3個の炭素原子を有す
る直鎖もしくは分枝鎖アルキルもしくはアルコキシから成る群からの同一もしく
は異なる置換基により最高2回まで場合により置換されてもよいフェニルを表し
、 Dは、式 【化2】 の基を表し、 式中、 R5およびR6は一緒にカルボニル基(=O)を形成するか、 あるいは R5は、水素を表し、 そして R6は、ハロゲンまたはヒドロキシルを表すか、 あるいは R5およびR6は水素を表し、 R7およびR8は同一もしくは異なり、そしてハロゲン、トリフルオロメチル
、ニトロ、シアノ、トリフルオロメトキシから成る群からの同一もしくは異なる
置換基により、または式-SO2-CH3もしくは-NR9R10 式中、 R9およびR10は同一もしくは異なり、そして水素または直鎖もしくは分 枝鎖の最高3個の炭素原子を有するアルキルを表す、 の基により最高4回まで場合により置換されてもよいフェニル、ナフチル、ベン
ゾチアゾリル、キノリル、ピリミジルまたはピリジルを表し、 Eは、3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキルを表すか、または最高8個
の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルキルを表し、 R1は、ヒドロキシルを表し、 そして R2は、水素を表すか、またはメチルを表し、 R3およびR4は同一もしくは異なり、そして最高3個の炭素原子を有する直鎖
もしくは分枝鎖のアルキルを表すか、 あるいは R3およびR4は一緒に2〜4個の炭素原子を有するスピロ結合したアルキル鎖
を形成する、 のテトラヒドロキノリンならびにそれらの塩およびN-オキシド。 - 【請求項2】 Aが、フッ素、塩素、トリフルオロメチル、メチル、エチル
、メトキシおよびエトキシから成る群からの同一もしくは異なる置換基により、
最高2回まで場合により置換されてもよいフェニルを表し、 Dが、式 【化3】 の基を表し、 式中、 R5およびR6が一緒にカルボニル基(=O)を形成するか、 あるいは R5が、水素を表し、 そして R6が、フッ素またはヒドロキシルを表すか、 あるいは R5およびR6が、水素を表し、 R7およびR8が同一もしくは異なり、そしてフッ素、塩素、臭素、トリフル
オロメチル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメトキシ、アミノまたはジメチルア
ミノから成る群からの同一もしくは異なる置換基により最高3回まで場合により
置換されてもよいフェニル、ナフチル、ベンゾチアゾリル、キノリル、ピリミジ
ルまたはピリジルを表し、 Eが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルを表すか、または最高
6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキルを表し、 R1が、ヒドロキシルを表し、 そして R2が、水素を表すか、またはメチルを表し、 R3およびR4が同一もしくは異なり、そしてメチルを表すか、 あるいは R3およびR4が一緒に、スピロ結合したシクロプロピル、シクロブチルまたは
シクロペンチル環を形成する、 請求項1に記載の式のテトラヒドロキノリンならびにそれらの塩およびN−オキ
シド。 - 【請求項3】 Aが、フッ素、塩素、トリフルオロメチル、メチル、メトキ
シおよびエトキシから成る群からの同一もしくは異なる置換基により、最高2回
まで場合により置換されてもよいフェニルを表し、 Dが、式 【化4】 の基を表し、 式中、 R5およびR6が一緒にカルボニル基(=O)を形成するか、 あるいは R5が、水素を表し、 そして R6が、フッ素またはヒドロキシルを表すか、 あるいは R5およびR6は、水素を表し、 R7およびR8が同一もしくは異なり、そしてフッ素、塩素、臭素、トリフル
オロメチル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメトキシ、アミノおよびジメチルア
ミノから成る群からの同一もしくは異なる置換基により最高3回まで場合により
置換されてもよいフェニル、ナフチル、ベンゾチアゾリル、キノリル、ピリミジ
ルまたはピリジルを表し、 Eが、シクロプロピルまたはクロペンチルを表すか、または最高3個の炭素原
子を有する直鎖もしくは分枝アルキルを表し、 R1が、ヒドロキシルを表し、 そして R2が、水素を表すか、またはメチルを表し、 R3およびR4は同一もしくは異なり、そしてメチルを表すか、 あるいは R3およびR4が一緒に、スピロ結合したシクロプロピル、シクロブチルまたは
シクロペンチル環を形成する、 請求項1に記載の式のテトラヒドロキノリンならびにそれらの塩およびN-オキシ
ド。 - 【請求項4】 薬剤としての請求項1ないし3に記載のテトラヒドロキノリ
ン。 - 【請求項5】 請求項1ないし3に記載のテトラヒドロキノリンの製造法で
あって、 [A]Dが基 【化5】 を表す場合、一般式(II) 【化6】 式中、 A、E、R1、R2、R3およびR4は上記定義の通りであり、 置換基Dは、グリニャール、ウィティッヒまたは有機リチウム反応で有機金属
試薬を使用して不活性溶媒中で合成されるか、 またはDが式R8-CH2-O-CH2-の基を表す場合、式中R8は上記定義の通りである
、 の化合物中で、 [B]一般式(III) 【化7】 式中、 A、E、R1、R2、R3およびR4は上記定義の通りである、 の化合物を一般式(IV) R8−CH2−Z (IV) 式中、 R8は、上記定義の通りであり、 そして Zは、ハロゲン好ましくは塩素または臭素を表す、 の化合物と不活性溶媒中で適当ならば塩基および/または補助剤の存在中で反応
させるか、 あるいは [C]一般式(III)の化合物を最初に一般式(V) 【化8】 式中、 R11は、最高4個の炭素原子を有する直鎖アルキルを表す、 の化合物を用いた反応により、一般式(VI) 【化9】 式中、 A、E、R1、R2、R3、R4およびR11は上記定義の通りである、 の化合物に転換し、そして続いて一般式(VII) R8−CH2−OH (VII) 式中、 R8は、上記定義の通りである、 の化合物と反応させ、そして適当ならば保護基を開裂するか、 あるいは [D]一般式(Ia) 【化10】 式中、 A、E、R3、R4、R5およびR6は上記定義の通りである、 の化合物の場合には、一般式(VIII) 【化11】 式中、 A、E、R3、R4およびR7は上記定義の通りである、 の化合物を、最初に一般式(IX) 【化12】 式中、 R3、R4、R7、AおよびEは上記定義の通りである、 の化合物に酸化し、これらを次の工程で一般式(X) 【化13】 式中、 R3、R4、R7、AおよびEは上記定義の通りである、 の化合物に非対称的に還元することにより転換し、これらを次にヒドロキシル−
保護基の導入により、一般式(XI) 【化14】 式中、 R3、R4、R7、AおよびEは上記定義の通りであり、 そして R12は、ヒドロキシル−保護基、好ましくは式-SiR13R14R15の基を表し、 式中、 R13、R14およびR15は同一もしくは異なり、そしてC1−C4-アルキルを 表す、 の化合物に転換し、この化合物から、次の工程で一般式(XII) 【化15】 式中、 R3、R4、R7、R12、AおよびEは上記定義の通りである、 の化合物をジアステレオマー選択的な還元により製造し、 そして続いて、例えばDASTおよびSF4誘導体のようなフッ素化剤を用いてフッ素 置換基を導入することにより一般式(XIII) 【化16】 式中、 R3、R4、R7、R12、AおよびEは上記定義の通りである、 の化合物を製造し、 そして続いてヒドロキシル−保護基を常法により開裂し、 そして適当ならば、D、Eおよび/またはR1およびR2で挙げた置換基を、常法
により変えるか、または導入することを特徴とする上記方法。 - 【請求項6】 請求項1に記載の少なくとも1つのテトラヒドロキノリンお
よび薬理学的に許容できる製剤助剤を含んで成る薬剤。 - 【請求項7】 高リポタンパク血症を処置するための請求項6に記載の薬剤
。 - 【請求項8】 動脈硬化症を処置するための請求項6または7に記載の薬剤 。
- 【請求項9】 薬剤を調製するための請求項1に記載のテトラヒドロキノリ
ンの使用。 - 【請求項10】 動脈硬化症、特に異脂肪血症を処置するための薬剤を調製
するための請求項9に記載の使用。
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