JP2001516879A - 診断装置及び方法 - Google Patents

診断装置及び方法

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JP2001516879A
JP2001516879A JP2000512079A JP2000512079A JP2001516879A JP 2001516879 A JP2001516879 A JP 2001516879A JP 2000512079 A JP2000512079 A JP 2000512079A JP 2000512079 A JP2000512079 A JP 2000512079A JP 2001516879 A JP2001516879 A JP 2001516879A
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エー. クリステンセン、ダグラス
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UNIVERSITY OF UTHA RESEARCHFOUNDATION
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Abstract

(57)【要約】 アッセイシステム及び方法は、光源(216)、導波管(164)の第1の平面(172)、及びフローセル上部(100)を有するフローセルアセンブリ(190)を備え、エバネッセント波アッセイシステムとともにリアルタイムでアッセイの結果の精度を監視するデータ取得及び分析手順を利用してわずか2分で心疾患を診断することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は一般的に診断装置に関し、より詳細には被験者の心筋梗塞や類似の疾
患の迅速な鑑別診断を行ううえで有用なポイントオブケア型の診断装置に関する
【0002】 (技術的背景) 心機能及び心疾患の診断において様々な心臓マーカが使用されており、こうし
たマーカの中にトロポニンがある。トロポニンは横紋筋の収縮を調節するタンパ
ク複合体である。トロポニンタンパク複合体は3つの異なるタンパク質を含む。
第1のタンパク質は阻害性のサブユニットであるトロポニンIである。第2のタ
ンパク質はカルシウム結合サブユニットであるトロポニンCである。第3のタン
パク質はトロポニンタンパク複合体を横紋筋の薄いフィラメント上のトロポミオ
シンに付着させるサブユニットであるトロポニンTである。
【0003】 トロポニンIには3つのアイソフォームが存在すると考えられており、その内
の1つは心筋に存在し、他の2つは骨格筋に存在する。骨格筋アイソフォームは
互いにほぼ同じ構造を有し、分子量は約19,800ダルトンである。トロポニ
ンIの心筋アイソフォームは骨格筋アイソフォームと構造的に約60%共通して
おり、分子量は約22,500ダルトンである。
【0004】 トロポニンIの心筋アイソフォームは急性心筋梗塞の発症後4〜6時間で血清
中で測定可能である。血清中の濃度は、急性心筋梗塞の発症後12〜18時間で
ピーク値に達する。他の心臓マーカ(例、CK−MBやミオグロビン)と異なり
血清中のトロポニンIレベルは正常値に戻るまで数日間高い値を維持する。こう
した特性によりトロポニンIの心筋型アイソフォームは急性心筋梗塞の診断に用
いられる。
【0005】 例として、マサチューセッツ州ウエストウッド(Westwood)のベーリ
ングダイアグノスティックス(Behring Diagnostics,In
c)社から販売されているOPUSトロポニンは、血清及びヘパリン化した血漿
中のトロポニンIの定量的測定を行うための蛍光酵素免疫測定法(「ELISA
」または「EIA」)において使用される。このアッセイでは、トロポニンIの
心筋アイソフォームに固有であると考えられる異なるポリペプチド部分を認識す
るために精製された2種類のヤギポリクローナル抗体を使用する。
【0006】 ジャコウスキー(Jackowski)に付与された1997年2月18日発
行の米国特許第5,604,105号(ジャコウスキー特許)に詳細に述べられ
ているように、信頼度の高い急性心筋梗塞の診断を行ううえでは迅速性が極めて
重要である。治療法の選択及び有効性は、呼吸困難などの他の病的状態に対して
、心筋梗塞を確実に診断できるか否かにある程度依存している。
【0007】 ジャコウスキー特許には胸痛を診断及び区別するための装置及び方法について
述べられており、患者が虚血性疾患(例、心筋梗塞や不安定狭心症)を有するか
否かの救命医による決定を助けることが報告されている。ジャコウスキー特許の
診断テストではサンドイッチアッセイにより3つの異なる心臓マーカを同時に検
出し、約30分以内に内科医は結果を得る。
【0008】 しかし、処置の迅速さによって生死が分けられる虚血性疾患では時間が非常に
重要である。現時点における、CK−MB、ミオグロビン、及びトロポニンIな
どの心臓マーカの臨床診断アッセイに要する時間は、通常1時間のオーダーであ
る。したがって虚血性疾患の有無を決定する際において、ジャコウスキー特許に
開示される30分の遅れを含む、現時点での臨床診断アッセイにおける時間の遅
れは容認されるものではない。
【0009】 したがって、更に短い時間、例えば2分程度でこうした虚血性疾患を診断する
手段が得られれば当該技術分野における大きな進歩といえよう。 (発明の開示) 驚くべきことに3つの(またはそれよりも多い)心臓マーカシステムを有する
バイオセンサを注意深く構成、選択、及び使用することにより、例として2分以
内の時間で迅速に結果が得られ、監視を行う医師に対して報告がなされることが
明らかとなった。
【0010】 すなわち本発明は、エバネッセント波アッセイシステムとともに、リアルタイ
ムでアッセイの結果の精度を監視するデータ取得及び分析手順を利用した、わず
か2分で心疾患を診断する方法を含むものである。
【0011】 急性心筋梗塞などの虚血性疾患の場合、陽性検体については約1〜2分以内に
信頼度の高い結果が得られることが示された。こうした結果が得られるのは、急
性心筋梗塞を発症した患者では血中の心臓マーカタンパクのレベルが上昇してい
ることによる。こうした高いレベルではアッセイの判定において所定の精度を得
るのに要する反応時間は短い。
【0012】 本発明は更に、試験装置が、信頼度の高い試験データが得られ次第(一般にア
ッセイの反応速度において5%未満の偏差)、試験者に対して試験結果を報せる
診断手順(例 免疫測定法)を用いた病的状態の診断方法を含むものである。こ
の時点で診断手順を終了することが可能である。
【0013】 本発明は更にバイオセンサなどの診断装置を含むものであり、こうした装置で
は本発明の方法及びこうした診断装置の製造法、利用法を利用する。 (発明を実施するための最良の態様) A.フローセル 図1〜図3において参照符合100にて一般的に示されているフロートップセ
ルは、好ましくは光吸収性材料(例、黒色の陽極化表面のような不活性化表面を
有するアルミニウムなどの金属)から形成される。図に示されたフローセル上部
100はほぼプレート状の形状を有し、複数のウェルすなわちリザーバ102,
104,106(例として2〜10個のリザーバ)を有するように形成されてい
る。
【0014】 少なくとも2個のリザーバを有する構成は、1個のリザーバを有する実施形態
と比較して、例えば試験試料の蛍光を同じ導波管上の「コントロール」領域から
の蛍光と同時に測定することが望ましい場合に非常に有利である。例として、導
波管への非特異的な結合のレベル(すなわち非特異的蛍光)を試験試料の蛍光か
ら差し引くことが可能である。更に、励起光の強度の変動に基づく測定値の変化
を補正することが可能である。置換アッセイでは、「コントロール」領域は試料
中に検体を含まないかまたは既知量の検体を含む、予めロードされた導波管とす
ることが可能である。図に示された3以上のウェルを有する実施形態では、「不
明量試料」すなわち試験試料の他に、検体を含まないコントロール、及び既知量
の検体を含む少なくとも1つの度盛り用試料の両方について蛍光を測定すること
が可能である。しかし、本発明は1個のリザーバの使用によっても(複数回の実
験において1個の導波管を使用することなどにより)1つの試料中の複数種の検
体を分析することが可能である。
【0015】 図の実施形態では、リザーバ102〜106は、リザーバ102〜106に分
析する液体を供給し、リザーバから液体を排出するための、フローセル上部10
0を通じて延びる流入/流出孔108,110,112,114,116,11
8をそれぞれ有する。場合に応じてこの液体はポンプを使用してリザーバに振動
供給、またはリザーバから排出することが可能であり、検体と反応物との混合が
促進される。振動によりアッセイの性能(速さなどの)が向上する。図の実施形
態では各孔108〜118にはフローセル上部100に形成された凹部120,
122,124,126,128,130が対応している。
【0016】 1個のリザーバに対応している凹部の間に、横方向または長手方向の通路を設
けてリザーバ内の液体(図に示されていない)の混合を促進することが可能であ
る。
【0017】 図の実施形態では、リザーバ102〜106の外周は壁132,134,13
6によってそれぞれ形成される。壁132,134,136はフローセル上部と
別の要素として設けることも可能であるが、好ましくはフローセル上部100の
残りの部分と一体に形成される。壁132〜136の内周138,140,14
2は、不活性な不透明プラスチック、もしくは不活性化した黒色の陽極化アルミ
ニウム、銅、ステンレススチールや類似の合金などの金属といった不活性かつ不
透明の材料にて形成される。図の実施形態ではフローセル上部100の全体は金
属にて形成されているが、他の実施形態(図に示されていない)ではフローセル
を非金属材料にて形成し、リザーバ内に不透明の暗色材料または金属製のスリー
ブを置くことが可能である(図に示されていない)。液体と接触する材料はタン
パク質の吸収性が低いものでなければならない。したがって、金属、親水性非金
属材料、または親水性材料の薄膜(例 PEG,PLUORONICSまたは他
のヒドロゲル)にてコーティングした疎水性非金属材料を使用することが可能で
ある。
【0018】 図の実施形態では、各リザーバ102〜106に対応した孔108〜118に
より、リザーバの凹部120〜130は、フローセル上部100(図4)の流体
流入/流出孔156,158を受けるための1対のレセプタクル144,146
,148,150,152,154(図1で破線にて示される)に流体移動可能
に連通する。流体流入/流出孔156,158は1個のリザーバについてのみ説
明されているが、フローセルの他のリザーバ(もしある場合)についても同様の
説明が当てはまることは理解されるであろう。
【0019】 図4に示されるように流体流入/流出孔156,158はおねじが切られたニ
ップルとして形成することが可能であり、フローセル上部100に穿設される、
対応するねじ切りを有する要素(ねじ切りは示されていない)に螺合する。ニッ
プルの開放端は例として注射器ポンプ(図に示されていない)に流体移動可能に
(図8に示される管や他の導管要素などにより)連結される。試料流体が孔10
8〜118を通じて流れるようなものであれば、他の液密構成を孔とフローセル
上部との間に使用することも可能である。これにより分析する液体(例 全血、
血漿、賦形剤、またはこれらの混合物)を、例として振動ポンプ(図に示されて
いない)を使用してリザーバ102〜106に注入、またはリザーバから除去す
ることが可能である。
【0020】 図1及び図4に更に示されるように壁132〜136の外周は、フローセル上
部に形成される凹部160の一部を形成する。この凹部160は後述するガスケ
ット162(図4及び5)を受け容れるように構成されている。ガスケット16
2はフローセル上部100上に導波管が載置される際にクッションとして機能し
、導波管がフローセル上部に組み合わされた際に滑ることを防止する。更に詳細
に述べると、ガスケットはリザーバ102〜106内に液体を保持するための壁
132〜136の一部としては機能しないことが好ましい。フローセルは水晶導
波管とともに用いることも可能であるが、より好ましくは後述するプラスチック
成形導波管とともに用いられる。
【0021】 B.導波管 図4,6及び7に示されるように、好ましい一実施形態の導波管は一体形成さ
れた入力及び出力結合レンズ166,168を有するプラスチック成形した導波
管である(ポリスチレンなどの光学プラスチックを用いて成形される)。こうし
た導波管164は好ましくはそり形に形成され、第1及び第2の互いに平行な表
面172,174を有する平面(光学基板)部分170と、互いに平行な表面の
間の厚さ173を有する縁とを備える(図6及び7)。導波管表面172の少な
くとも一方には複数種の選択された捕捉分子240A,240B,240Cが付
着させられる(図9に示されるように固定される)が、捕捉分子が表面の充分近
傍に置かれるような他の方法を用いることも可能である(例えば導波管表面に免
疫測定ストリップを置いたり、繊維に捕捉分子が付着させられた繊維質の「マッ
ト」を使用したりすることなどによる)。表面172,174はできるだけ光学
的に平滑であることが好ましい。厚さは一般的に0.20〜1.0ミリメートル
(mm)であり、より好ましくは約0.5mmである。
【0022】 平面部分の縁は内部に伝播する光を受けるための受光部(例 レンズ166)
を有する。図6及び図7に示される実施形態では、入力部すなわち受光レンズ1
66は導波管の「前面」の受光部近傍において導波管に一体に形成されている。
レンズを平面部分に光学的に関連付ける他の方法を用いることも可能である。こ
うしたレンズの表面は導波管の平面すなわち「プレート」部分と同様の規格を有
する。最大の粗さ幅は0.013〜0.025μm(0.5〜1μインチ)であ
ることが好ましい。加工線は導波管の長軸に対して平行(レンズを見た場合の垂
直方向)であることが好ましい。側面及びレンズの傾斜部分の表面規格はプレー
ト部分の上面及び下面ほど厳密なものではない。
【0023】 別の実施形態(図に示されていない)では、レンズは導波管に一体形成されて
おらず、1個または複数の導波管と光学的に相互作用するように構成されている
【0024】 また、光を導波管に結合するためにレンズではなく回折格子を使用することも
可能である。各種の回折光子及びこれを導波管に組み込むための方法が知られて
いる。例として、Heming等に付与された、1996年1月2日発行の米国
特許第5,480,687号の第4コラムの1〜10行目、及び第6コラムの2
0行目〜第7コラムの55行目や、Flanagan等に付与された、1992
年1月14日発行の米国特許第5,081,012号、Fattingerに付
与された1995年10月3日発行の米国特許第5,455,178号、Kun
zに付与された、1995年8月15日発行の米国特許第5,442,169号
、及び、Burgess.Jr等に付与された1992年1月21日発行の米国
特許第5,082,629号を参照されたい。回折格子は、エンボシング、金型
成形、フォトリソグラフィ、ダイレクトエッチ電子ビームリソグラフィ、干渉リ
ソグラフィ、及び位相シフトリソグラフィなどの多くの手段により製造が可能で
あるがこれらに限定されるものではない。エンボシング格子は表面に機械的にス
タンプされるか、熱により形成して基板上に定着される。フォトリソグラフ格子
はフォトレジストや基板をマスキングして適当な光源にて露光した後、化学的現
像やエッチングを行って形成される。干渉リソグラフィ及び位相シフトリソグラ
フィはよく似た技術であり、従来のフォトリソグラフィと比較してエッチング構
造のより細かい解像度が得られる。イオンまたは粒子ビーム法は、格子基板にイ
オンや分子状粒子の流れによって直接エッチングまたは「書き込み」を行うこと
により高精度の格子を形成する方法である。
【0025】 格子は導波管の平面部分や前面の傾斜部分にコーティングされた金属薄膜に規
則的なパターンをエッチングして形成することが可能である。「レプリカ」格子
などの、分光計に用いられる標準的な回折格子(金属でコーティングした乾燥エ
ポキシからなる格子)を使用することが可能である。このような格子結合器を使
用すれば、受光レンズやプラズマエッチングによる格子を使用する場合の製造の
煩雑さの問題を回避することが可能である。現在のところこうした結合器を適用
するための方法はプラスチック製クレジットカードにホログラムをエンボシング
するために使用されているが、こうした方法により結合器を比較的低コストで大
量生産することが可能である。
【0026】 図12に示される別の一実施形態では、格子314(深さまたは厚さが5nm
よりも大きい)を有する、波状に形成された導波管が、より小さい屈折率を有す
る基板318に(例として接着により)取り付けられたプラスチック薄膜導波管
316(または型成形された薄い平面状のプラスチック製導波管)の受光部分に
(例として型成形、接着、熱スタンプ、またはエンボシングにより)設けられて
いる。図の実施形態では、格子314は薄膜と低屈折率基板との間に設けられて
いるが、薄膜導波管の表面172などの他の部分に設けることも可能である(図
に示されていない)。また、導波管に異なる方向から光を入射させることも可能
である。いずれの場合も光218は格子によって受光され、導波管316の内部
を伝播する。こうした場合、導波管部分316は透明な光学プラスチックにて通
常形成され、約10μm〜約200μm、好ましくは約125μmの厚さを有す
る。厚さが非常に小さい(約10〜25μm)導波管薄膜の場合、薄膜は好まし
くは剛性の開放支持体に取り付けられる。また、薄膜を薄膜よりも屈折率の小さ
い支持基板に取り付けることも可能である(図12)。
【0027】 効率を測定した結果、一体型光学導波管蛍光免疫測定法では最も効率的なエッ
チングの深さは格子間隔の約1.5倍であることが分かった。格子で回折が生じ
るためには格子間隔dは光の波長λのオーダーでなければならない。2つの隣り
合う格子要素(スリット、リジッドなど)からの光線の光路差をδとすると、δ
が波長の整数倍(m)である場合に格子からの光は強め合う干渉縞を形成する。
【0028】
【数1】 ただし、dは格子間隔、θt及びθiはそれぞれ格子面における(格子面の法線に
対する)透過光線の透過角と入射光線の入射角、nt及びniはそれぞれ透過媒体
と入射媒体(すなわち導波管と基板)の屈折率である。この式を用いると、格子
間隔が0.7μmである場合に波長632.8nmの光を結合するための入射角
は38.03°となる。
【0029】 空気から導波管へと最小次数に進む光の入射角及び導波管薄膜の溝密度は上式
により求めることが可能であり、入射光の波長が632.8nmである場合、密
度がそれぞれ2400g/mm,1800g/mm、及び1200g/mmであ
るポリスチレンに対して4.6°,27.4°、及び57.2°であった。
【0030】 更に別の実施形態では、レーザ光を一体型光学導波管(IOW)(図に示され
ていない)にプリズム結合させるか、導波管(図に示されていない)にエンドフ
ァイア結合(導波管内に光の焦点を直接結ばせる)またはテーパ結合(厚さまた
は屈折率にテーパを付けた積層化薄膜を好ましくは格子結合器とともに用いる)
させる。
【0031】 フローセル内に光をテーパ結合するためには、弱いテーパが付けられた部分(
曲線または直線状)を用いて光を薄い平面状導波管の端部に「絞り込む」。よく
コリメートされた入力光線(例 レーザ)は「明るさの法則」(光線の強さと開
口数との積はテーパを通じて一定)の制約によりマルチモード導波管(例として
約50μmの厚さを有する)内に結合する。テーパはレンズにより結合すること
も可能である。
【0032】 図6及び7に示される導波管は棚部すなわちリッジ176を有する。リッジ1
76は導波管164がフローセルに機能的に組み合わされる際にフローセル上部
の縁に当接する(図4)。示されるように(図1)、フローセル上部100は、
フローセル上部100及び導波管164に係合して導波管を保持する(締結する
)ように構成された第2のフレーム部材(フローセル底部)186の整合部材(
整合ピン)182,184と協働する2つの孔178,180を有する(図4)
【0033】 レーザ光は好ましくは平均角度Θで受光レンズに入射する(図8)。平均角度
Θは、導波管を形成するために用いられる材料及び導波管の両面に対向する媒質
の光学的性質に応じて一般に異なる。導波管または導波層がポリスチレンにて形
成されている場合(例 NOVOCOR(商標))、平均角度は一般に32°よ
りも小さく、例として15°〜25°の角度である。光線幅は通常、0.5〜2
.0mmの範囲である。
【0034】 導波管の他方の側において、光の検出が確実に行われるようにアウトカップリ
ング188が後方すなわち出力レンズ168に取り付けられている(図8)。ア
ウトカップリング188としては、1個または複数の光検出器(好ましくは例と
して−22°Cに冷却される)、標準的なCCD(電荷結合素子)、またはこれ
に類する素子を使用することが可能である。導波管164を通過してアウトカッ
プリング188によって受光される光は性質または強度について分析される。1
986年4月15日発行のBlock等に付与された米国特許第4,582,8
09号に述べられる端部での集光と異なり、本発明では2つの理由により光は導
波管の端部において検出される。第1の理由は品質管理上の手段としてのもので
ある。導波管を通過する光を測定することにより、装置の操作者はバイオセンサ
が装置において適当に配置されており、光源が動作していることを確認すること
が可能である。また、装置の使用に先立って、最初に後方レンズ168において
所定の強度の光を検出することにより、参照符合190によって一般的に示され
るフローセルアセンブリ(バイオセンサ)が適当に配置されているかをやはり確
認することが可能であるように装置を構成することが可能である。端部における
検出の第2の理由は、導波管を伝播する光量が均一となるように装置の度盛りを
行い、光量が均一でない場合にはその差違を調整することである。導波管の後部
に設けられたレンズ168から連結される光は、検出可能な蛍光が生じるうえで
充分な光がレンズを通るようにレンズの幅全体にわたって測定されることが好ま
しい。
【0035】 図6及び図7に示されるもののようなプラスチック製導波管は、好ましくはポ
リスチレン、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネート、または
これらに相当する材料にて(例として射出成形により)形成され、1.33より
も大きい屈折率を有する(水の屈折率が1.33である)。導波管の大きさは所
望の用途に応じて異なる。
【0036】 前方レンズ傾斜部192及び後方レンズ傾斜部194は、お互い及び平面部分
170に対して「凹」状、すなわち円弧状に配置されているが(図7)、これら
の傾斜部は共通の中心点に向けて傾斜している必要はなく、レンズ傾斜部の一方
を平面部分を含む平面に対して反対方向に傾斜させ、傾斜部が互いにほぼ平行な
平面に含まれるように構成することが可能である(図に示されていない)。
【0037】 別の一実施形態(図に示されていない)においては、ユタ州立大学リサーチフ
ァウンデーション(University of Utah Research
Foundation)に付与された国際特許出願第PCT/US96/02
662号(1996年8月29日公開の国際特許出願公開公報第WO96/26
432号)に開示されるもののように、導波管は、一方の層が構造的な基板とし
て機能し、他方の層(例 SiON薄膜)が光を伝送するような積層構造を有す
る。こうした実施形態においては、構造的基板はポリスチレン、PMMA、ポリ
塩化ビニル(PVC)、ポリイミド、ポリエステル、ポリウレタン、有機的に修
飾されたセラミック、あるいは、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート
、アリルジグリコールカーボネート、ポリカーボネート、またはこれらに類する
材料の重合体などのプラスチックにて形成することが可能である。光導波層は好
ましくはポリスチレンなどの光学プラスチックであることが好ましいが、TiO 2 、あるいは、TiO2−SiO2、SiO2、ZnO、Nb25、Si34、Ta 25、HfO2、またはZrO2の混合物などの他の適当な材料にて形成すること
も可能である。TiO2、SiO2、またはSi34などの光導波層は、プラズマ
化学蒸着(PVCD)、プラズマインパルス化学蒸着(PICVD)などにより
形成することが可能である。
【0038】 C.ガスケット ガスケット162が好ましくは導波管164とフローセル上部100との間に
配置される(図4及び図5)。一体型レンズを有する導波管164とともに使用
するうえで好ましいガスケット162は、フローセル上部の凹部に嵌合する形状
に形成されたシリコーンゴム製ガスケット198に(例として、米国オハイオ州
ストウ(Stow)のモーガンアドヒーシブズ(Morgan Adhesiv
es)社から販売されているMACTAC No.SB1154などの安定的な
接着剤または両面テープにより)接着される透明なテフロン層196を有する。
また、合成樹脂ポリマ(例 TEFLON様材料)を使用することも可能である
。図に示されたガスケット162は、リザーバ102〜106の周囲に配置され
るがリザーバと連通しない3つの内部開口(図5の破線200)を有する。
【0039】 バイオセンサを組み立てる際、リザーバ102〜106において、導波管16
4の第1の平面172は特定のリザーバの床面または天井面を形成し(図8)、
フローセル上部100が天井面または床面、及び壁を構成する。図8に示される
ような、平面172が天井面を形成するとともに地面に平行に置かれた配置によ
って、特に振動を行った場合に、全血においてすら短時間(例 5〜10分間)
で標的分子を検出することが可能であるため殊に有利である。しかしながらフロ
ーセルアセンブリ190は任意の方向で(垂直または任意の角度にて)配置する
ことが可能である点は無論理解されよう。フローセルアセンブリ190を傾ける
ことにより、必要に応じて導波管164から気泡や重い物質を取り除くことが可
能である。また、妨害となる信号を吸収するために試料溶液に染色素を加えるこ
とも可能である。リザーバ102〜106はほぼ長方形のものが示されているが
他の形状を用いることも可能である。
【0040】 ガスケット162は好ましくは励起光の波長範囲において導波管よりも小さい
屈折率を有する、やや固めの材料にて形成される。最良の結果を得るためにはガ
スケット材料の屈折率は導波管と比較してできるだけ小さい必要がある。水晶や
ガラスから形成される導波管では、屈折率は一般に約1.46〜1.52であり
、鉛ガラスではより大きい。屈折率が1.35〜1.43である透明な(無着色
)シリコーンゴム(シロキサンポリマ)はガスケット162の好適な材料の1つ
である。PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やFEP(フッ素化したエチ
レンプロピレン)などのTEFLONまたはTEFLON型の材料は約1.34
〜1.35の屈折率を有し、層196として好適に使用することが可能である。
【0041】 ガスケットの他の部分198は、好ましくは生物学的に不活性である不透明(
例 赤もしくは黒)のネオプレンやシリコーンゴム材料にて形成することが可能
であるが、壁が金属にて形成されるため、必ずしも必要ではない。
【0042】 D.フローセルアセンブリ 図11に示されるように、本発明に基づく好ましいフローセルアセンブリ19
0は、フローセル部分、ガスケット162、及び導波管164を有する。フロー
セル部分は、フローセル上部100、フローセル底部186、及びフローセルス
テージ(またはフローセルプラットフォーム)202を有する。図8に示される
るとともにここにより詳細に述べるように、バイオセンサ190のこれら3つの
要素は、励起光が導波管164の前方レンズ166に入射し、前方レンズ傾斜部
192及び平面部分170内を伝播し、後方レンズ傾斜部194及び後方レンズ
168を通ってアウトカップリング188に進むように互いに一体に構成されて
いる。
【0043】 フローセルアセンブリは更に、フローセル上部100をフローセル底部186
に組み合わせ、その間にガスケット162及び導波管162を挟持するための手
段を有する。これを行うための図に示された手段は、ねじ切りを有する締結ボル
ト204,206である。ボルト204,206はフローセル底部に設けられた
対応するねじ孔208,210と協働する。無論、ねじ、ナットとボルト、クラ
ンプ、スナップ嵌めなどのこれに相当する手段を使用することも可能である。
【0044】 導波管整合プレート212がフローセル底部186と組み合わされた状態が示
されている(図4)。導波管は整合プレート212に対して揃えられてフローセ
ル上部とフローセル底部との間に再現可能に配置される。光線を受けるための3
個の孔を有する3通路ビームマスク214が更に示されている。
【0045】 E.装置 フローセル200、ガスケット162、及び特定の導波管164が互いに組み
合わされたバイオセンサ190を蛍光免疫測定法などの免疫測定法を行うための
装置において使用することが可能である。図8に示されるように、こうした装置
は、ミラー220,222,224によって光学バイオセンサ190に向けて偏
向される光線218を与える光源216を有する。光源216としては中心波長
がそれぞれ488nm〜514.5nm及び600nm〜約900nm(例 6
33nm)である光を発生するアルゴンレーザまたはレーザダイオードを使用す
ることが可能である。
【0046】 図8の実施形態は更に、必要に応じて特定のバイオセンサ190の入力レンズ
166上に光線218の焦点を合わせることを助けるために配置される、45°
の傾角を有するミラー226を備える。非一体型の水晶導波管の場合、焦点レン
ズ228は、光線218の焦点をバイオセンサの端部に合わせるために、好まし
くは傾斜ミラー226とバイオセンサ190との間に配置される。焦点レンズ2
28は着脱可能であり、X−Y移動ユニットに取り付けてその位置を調整するこ
とにより焦点を合わせることが可能である。更に、移動ユニットを動かして異な
る構成の導波管に対して角度Θを調整することが可能である。光学基板164の
大部分(水晶導波管の場合には全体)は、図9に示されるように幅173だけ懸
隔した2つの平面を有するほぼ平面状の形状をなす。これについて以下に詳述す
る。
【0047】 参照符合230によって一般的に示される光検出手段が、バイオセンサ190
から放射される蛍光を検出または測定するために配置される。図9に基づいて詳
しく述べると、放射される光は試料中の選択された検体の濃度を反映したもので
ある。図8に示される光検出手段230は、光学基板164を通じた光218の
伝播方向にほぼ直交する方向に放射される蛍光を集めるために配置される集光レ
ンズ232を有する。
【0048】 当業者にとって周知であるように、集光レンズ232と光学基板164との間
の距離234は、エバネッセント光の到達範囲から放射される光が最も効率よく
集められ、同時にこの光が光検出器の画像面に画像化されるように選択される。
集光レンズ232によって集められた光が検出手段230に伝送されると、光検
出手段230は集められた蛍光のレベルを反映した信号231を出力する。出力
信号231は、出力信号231の強度の時間的な変化を監視し、試料中における
選択された検体の有無を決定する監視手段を有する制御部233に伝送される。
【0049】 検出手段230としては、当該技術分野においては公知であるように、放射さ
れる蛍光の波長領域の波長を有する光を検出するうえで有用な任意の光検出器を
使用することが可能である。しかし、同時多検体アッセイの好適な一実施形態に
おいては、検出手段230は、エバネッセント領域236(図9)において生じ
る各蛍光信号を直接画像化することが可能な画像型の検出器である。図8の装置
においては、検出手段230は信号を発生するCCD検出器である。このように
画像信号が集められることにより、各ウェルまたはパッチ毎に別々の光学素子を
必要とするシステムと比較して、複数の試料の同時測定を非常に容易に行うこと
が可能である。更に本発明の画像検出システムにより、導波管内への蛍光のエバ
ネッセント透過を介さずに、エバネッセント領域236から放射される蛍光を直
接集めることが可能である(図9)。
【0050】 また、検出手段230としては、光電子倍増管、半導体フォトダイオードやこ
うした検出器のアレイを用いることが可能である。CCD以外の実施形態では、
目的によって1個の検出器よりも検出器のアレイがより好ましい。小型の検出器
のアレイを使用することにより、使用者は蛍光の最大値が検出された場合にこれ
を確認することが可能であり、集光光学素子と検出光学素子との不整合のために
誤って最大値が検出されないということがない。また、場合に応じて回折格子分
光写真器をCCDや他の検出手段と組み合わせて、検出される光のスペクトル分
析を行うことも可能である。その場合、各ピークの周辺において信号関数を積分
して試料から集められた蛍光の全体量を求めるための手段も設けられる。また、
検査期間などで使用される、アッセイのパラメータの全てが標準化されているよ
うな実施形態では、トレーサーが発する蛍光の波長領域の波長のみを透過するフ
ィルターを分光写真器の代りに使用することが可能である。
【0051】 図9に示されるように、光学基板164は、第2の表面174から幅173だ
け懸隔した少なくとも1つの表面172を有する導波管の平面状部分として実施
されている。少なくとも1つの表面174は試料溶液238と接触して配置され
る。捕捉分子240A,240B,240Cは導波管の露曝面172上に固定さ
れている。一実施形態においては、試料溶液238は選択された検体の複数種の
検体分子242A,242B,242Cを含む。検体は更にトレーサー分子24
4A,244B,244Cを含む。トレーサー分子は、例として、アッセイを行
う前に試料に加えるか、または導波管表面172に分子を実際に化学結合させる
ことなく表面に「ドライ塗布」することにより(または、水溶性成分(例 捕捉
分子とトレーサー分子との間の特定の相互作用を妨害しない可溶性の糖)を用い
てトレーサー分子を表面に付着させる場合のように少なくとも恒久的に結合させ
ることなく)試料溶液に加えることが可能である。捕捉分子240A,240B
,240Cは各検体分子242A,242B,242Cの結合部分に結合するよ
うに選択または構成されている。トレーサー分子244A,244B,244C
は対応する捕捉分子に対して相補的(結合に関して)なものが選択され、適当な
波長の光による刺激に応じて蛍光を発するように構成されている(例として捕捉
分子を蛍光標識にて標識することにより)。更に詳しく述べると、トレーサー分
子によって発せられる蛍光のレベルは捕捉分子に結合した検体の量を示すもので
あり、したがって選択された検体分子の溶液中の濃度を反映したものである。
【0052】 光218が導波管164を伝播し、表面172,174において全反射する際
にエバネッセント光場が形成される。エバネッセント光場は距離軸232及び水
平軸(縮尺は異なる)に対して図示したように、表面172からの距離に伴って
減少する強度曲線246を有する。エバネッセント光強度は軸232に沿って距
離と共線形に変化する。励起領域236は、溶液において、エバネッセント光強
度がトレーサー分子244(縮尺は異なる)の充分量すなわち検出可能な量を励
起するうえで充分である唯一の領域である。領域236の外側のトレーサー分子
244は蛍光にほとんどまたは全く寄与しない。励起領域236の深さは通常1
000〜2000オングストローム(1000×10-10m〜2000×10-10 m)である。
【0053】 捕捉分子240A,240B,240Cは、検体分子242A,242B,2
42Cに対して反応性を有し、完全な抗体、Fab’フラグメントなどの抗体フ
ラグメント、膜受容体、核酸プローブ及びこれらの混合物、及び検体に対して特
異的な他の分子が含まれる。例として、捕捉分子240A,240B,240C
としては、細胞や細胞小器官の膜に普通に見られる受容体分子で、所望の検体に
対して特異性を有するものや、こうした受容体の検体特異的結合性を有する部分
を使用することが可能である。
【0054】 捕捉分子240A,240B,240Cは当該技術分野において知られている
任意の方法によって表面172に対して固定することが可能であるが、好ましい
実施形態においては部位特異的に固定される。ここで用いる「部位特異的」とは
、導波管への結合において、従来の一般的な方法におけるように捕捉分子のラン
ダムな部位ではなく、捕捉分子の特定の部位が関与していることを指す。先に触
れた国際特許出願公開公報第94/27137号には、光学基板に抗タンパクコ
ーティングを施すことにより、基板の表面に捕捉分子を部位特異的に固定するた
めの方法について詳細に述べられている。
【0055】 図9には更に、異なる捕捉分子(捕捉Ab1240A,捕捉Ab2240B,捕
捉Ab3240C,...,捕捉AbX)、トレーサー分子(トレーサーAb1, トレーサーAb2,トレーサーAb3,...,トレーサーAbX)、標識(F1
2,F3,...,FX)を使用して、導波管センサから放射される蛍光の波長 分解能及び空間的な分解能に基づいた同時検出を行うための構成が模式的に示さ
れている。この構成は、試料溶液238中の異なる検体(検体1242A,検体2 242B,検体3242C,...,検体X)の検出を目的としたものである。
【0056】 図に示された実施形態においては、各トレーサー分子(例 トレーサーAb1 ,トレーサーAb2,トレーサーAb3,...,トレーサーAbX)は異なる色 の発蛍光団(F1,F2,F3,...,FX)によって標識される。
【0057】 導波管は導波管のエバネッセント領域内にある全ての発蛍光団を励起するうえ
で適当な1以上の異なる波長の光によって照射される。一構成においては、異な
る発蛍光団からの蛍光は帯域通過フィルタを使用して区別される。トレーサー分
子上の各標識から光線248,249及び250が放射される。この光線はレン
ズ252を通過する。レンズ252は、特定のトレーサー分子標識が発する波長
に対して選択的な帯域通過フィルタ254上に放射光をコリメートする。図の場
合、特定のトレーサー分子はトレーサーAb1である。ホイール256などのフ ィルタ交換要素は、例としてそれぞれが異なる発蛍光団標識に対して選択的であ
る3個の異なる帯域通過フィルタを収容する。したがってこの場合トレーサーA
1から発せられる光線248のみがフィルター254を通過する。波長の選択 とは別に空間分解能が求められる場合、フィルタ254を通過した光248は第
2のレンズ258を通過する。第2のレンズ258は光248をCCDやダイオ
ードアレイなどの空間分解された光検出器260に結像させる。波長分解能のみ
が望ましい場合、光検出器260として1個の空間積分器を使用し、レンズ25
8は場合に応じて省略することが可能である。
【0058】 また、波長選択は、フィルタホイールの代りに、回折格子、プリズム、音響光
学変調器などの幾つかの手段の内の1つを用いて、異なる放射波長を角度的に分
離し、この放射波長を、各波長帯域の信号強度を表す出力を行う別個の光検出要
素に与えることによって行うことが可能である。回転式フィルタホイールを使用
しない別の一構成では、固定式ビームスプリッタを使用して、放射光の一部を個
々の光検出要素の手前に配置された固定フィルタに通過させる。
【0059】 また、異なる発蛍光団の励起波長が大きく重なり合うことなく充分に分離して
いる場合、光源を各励起波長を通じて時間的に連続的に動作させることが可能で
ある。任意の時間における放射光は、その時間において選択される励起波長によ
って励起される発蛍光団の信号強度に関連しており、フィルタなどの更なる波長
選択要素を必要としない。
【0060】 導波管は同じ試料について複数(例 4個)の異なるアッセイを行うことが可
能であるように構成することが可能である。これは導波管の異なる領域に異なる
種類の捕捉分子を固定することによって可能であり、このプロセスはパターニン
グと呼ばれる。3つの異なるパターニング方法がポリスチレン製センサに抗体を
固定するうえで好適である。すなわち、ガスケットを有する多ウェル型コーティ
ングトレイ、液体ジェットプリンティング、及びフォトリソグラフィである。第
2の方法では、「インクジェット」プリンタに似た機械を用いて導波管の特定領
域に試薬を噴射する。最後の方法では、紫外線を用いて、選択した領域に対して
抗体を光化学的に架橋させる。
【0061】 固定法の1つとして、導波管による抗体の物理的な吸着に基づいたものがある
。一方法においては、固定化を行う直前に抗体を酸性条件に短時間曝す。この酸
による前処理工程により、固定化された抗体の抗原結合能(AgBC)は場合に
よっては3倍にまで向上することが示されている。この固定法は比較的簡単であ
り、ガスケット多ウェル型コーティングトレイまたは液体ジェットプリンティン
グ法に適用可能であるが、他の方法と比較して非特異的結合の程度が大きくなる
場合がある。
【0062】 他の2つの固定法は、PEOはポリ(エチレンオキシド)、PPOはポリ(プ
ロピレンオキシド)を表すものとして、PEO−PPO−PEOの形態を有する
トリブロック重合体ファミリーに基づいたものである。これらの界面活性剤はP
LURONICSの商標名で販売されており、PEOブロック及びPPOブロッ
クの鎖の長さの異なるものが販売されている。PPOブロックはPEOブロック
よりも大幅に疎水性が大きく、ポリスチレンなどの非極性表面に容易に吸着し、
PEOブロックはバルク溶液に曝された状態となる。PEO鎖の遊離端は高い移
動度を有し、タンパク質は表面から除去される。
【0063】 第2及び第3の固定法のいずれにおいても、抗体を付着させる前に導波管の表
面をPluronicsにてコーティングするが、2つの方法は抗体の付着のさ
せ方において異なる。第2の固定法では、光化学的架橋剤を使用して抗原結合フ
ラグメント(Fab’)をPEOブロックに結合させるが、このためこの方法は
フォトリソグラフィによるパターニングに好適である。第3の固定法では、Fa
b’フラグメントを化学的架橋剤によりPluronicsに付着させるが、こ
のためこの方法はガスケット式多ウェル型コーティングトレイや液体ジェットパ
ターニングに適用することが可能である。光化学的架橋法は2種類の異なるPL
URONICS(F108及びP105)及び2種類の異なる光化学架橋剤(B
PM及びBPIA)を用いて評価した。4つの可能な組み合わせの全てにおいて
全抗原結合のレベルは許容範囲であったが、BPIA架橋剤を使用して抗体をF
108に固定した場合、NSB(非特異的結合)が許容不能なレベルとなる場合
がある。他の3つの組み合わせではNSBレベルは非常に低かった(全結合の約
1.5%)。P105/BPMのペアは非常に良好であり、NSBは検出不能な
レベルであった。
【0064】 図9は、サンドウィッチ免疫測定法を示したものである。例としては、ハイブ
リテック(Hybritech,Inc)社に付与された米国特許第4,376
,110号及び同第4,486,530号を参照されたい。当業者には自明であ
るが、置換アッセイなどの別の方法を本発明とともに用いることも可能である。
【0065】 ポイントオブケア型の心臓血管のマーカであるCK−MB(急性心筋梗塞に関
与している)を用いて血漿及び全血に対して行った試験では互いに同様の結果が
得られた(拡散及び粘度の差を考慮した)。
【0066】 図8の装置の実施形態では、蛍光の測定は分光計によって行う。蛍光の検出は
モノクロメータ(スペックスインダストリーズ社)(SPEX Industr
ies,Inc.)(Model1680C)及びCCD(フォトメトリックス
社)(Photometrics Ltd.)(Series200またはCH
−250)を使用して行うことが可能である。また、光源216は選択される蛍
光色素を励起するうえで望ましい波長の光を放射する任意の光源を使用すること
が可能である。更に、一端アッセイの手順の有効性の確認が行われ、標準化され
れば、蛍光のスペクトルすなわち蛍光の空間的分布を測定する必要はない。検出
手段はアッセイの必要最低条件に基づいて簡素化することが可能である。
【0067】 別の一実施形態においては、光源216は、600nm〜700nmの赤色波
長領域の光を発する市販のレーザダイオードである。このレーザダイオードは約
12ミリワットの出力を有し、ピーク放射の波長は約635nmである。633
nmの光を放射するレーザダイオードも市販されており、使用が可能である。こ
の領域の波長を使用する実施形態では、赤色スペクトル領域の波長の光刺激によ
って励起されて蛍光を発する、シアニンなどの色素を使用する必要がある。こう
した色素の一例として、バイオロジカルディテクションシステムズ(Biolo
gical Detection Systems,Inc.)社(ペンシルベ
ニア州ピッツバーグ)から販売されているCy5蛍光色素(カタログ番号A25
000)がある。Cy5色素は、製造業者の指示に従うか、またはBDS社から
販売されているキットを使用することにより所望のトレーサー分子に結合させる
ことが可能である。第2の色素であるCy7もやはり好適である。この色素及び
これを結合させるための方法は、Southwick,P.L.等による論文「
シアニン標識試薬−カルボキシメチルインドシアニン スクシンイミジルエステ
ル」(“Cyanine Dye Labelling Reagents−C
arboxymethylindocyanine Succinimidyl
Esters”)(Cytometry 11:418−430(1990)
)にも述べられている。光源としてレーザダイオードを使用することにより、バ
イオセンサ及び導波管をプラスチックによって形成することが可能であり、製造
コストが大幅に低減され、導波管及びリザーバに対して半円柱状のレンズを一体
成形することが容易に可能である。
【0068】 必要に応じて、異なる波長の光を放射する異なる標識を使用することが可能で
ある。こうした場合、異なる種類の捕捉分子(例 異なる抗原に対して反応性を
有する抗体)を表面に固定した導波管を使用して、検出すべき1種類以上の分子
を検出することが可能である。このような場合、導波管からの信号を多重化する
ことにより複数の波長の光を検出することが可能である。
【0069】 F.化学的背景 本発明において使用される心臓マーカとしては、「虚血性マーカ」(例 ミオ
シン軽鎖I、ミオシン軽鎖II、及びトロポミオシン)、心筋梗塞の発症後にお
いてのみ心組織から放出されるマーカ(例 ミオグロビン、LDH、及び血清グ
ルタミン酸−オキザロ酢酸トランスアミナーゼ(「SGOT」))、及び、「心
特異的マーカ」(例 トロポニンI、トロポニンT、CK−MB(クレアチンキ
ナーゼの心筋アイソフォーム)、及びグリコーゲンホスホリラーゼBB)がある
。特定のマーカの同定については、ジャコウスキー(Jakowski)に付与
された、1997年2月18日発行の米国特許第5,604,105号の第10
コラム39行目〜第11コラム10行目、及び、第18コラム5行目〜第19コ
ラム18行目を、また、こうしたマーカの一般的な考察に関してはジャコウスキ
ー特許の残りの部分を参照されたい。
【0070】 (ミオグロビンが、アッセイに使用されるマーカの1つである場合に特に有用
である)特に好ましい一実施形態においては、標識していないトレーサー抗体を
反応室に加えて、検体の存在が確認された後の蛍光の量を低減させることが可能
である。例として、ミオグロビンに対して低い感受性を有する抗体がアッセイ領
域の1つに用いられ、トロポニンIに対して比較的高い感受性を有する抗体が、
ミオグロビンに対する固定用抗体が存在する部分に隣接した導波管上の第2のア
ッセイ領域に用いられるアッセイにおいて、標識していないトレーサー抗体をア
ッセイの途中で液相に加え、ミオグロビンアッセイ領域から生じる蛍光の量を低
減させることが可能である。
【0071】 G.分析 心臓マーカの濃度は、低濃度の抗体よりも高濃度の検体をより短時間で測定す
るラピッドアッセイからなる、時間的に柔軟なアッセイによって求めることが可
能である。こうしたラピッドアッセイを利用することができるのは、急性心筋梗
塞の患者では血中の心臓マーカタンパク質レベルが上昇していることによる。こ
のような上昇したレベルでは、アッセイの判定において所定の精度を得るために
要する時間は短い。
【0072】 心臓マーカが存在することの判定は、本発明の開示において述べたようなフロ
ーセルアセンブリ190(図4、図10、及び図11)を利用することによって
行うことが可能である。フローセルアセンブリ190にアッセイの試験溶液(患
者の全血、血漿、賦形剤、またはこれらの混合物)を導入する。フローセルアセ
ンブリ190が試験溶液によって満たされた直後においてアッセイ時間「t」を
0とし、導波管164上の、図9に示された捕捉分子240A,240B及び2
40Cなどの選択された捕捉分子を含む各指定結合領域からの蛍光強度の初期す
なわち「0」測定値を光検出手段230(図8)によって測定する。この後、光
検出手段230によりほぼ等間隔の時間で蛍光強度を更に測定する。各測定の後
に特定の指定結合領域のデータ群の全体(0測定値から最も新しい測定値までを
含む)を分析する。蛍光の値は時間の関数である。時間に伴った蛍光強度の増大
は、アッセイの結合の反応速度論に関連しており、ひいては標的検体の濃度に関
連している。時間に対する蛍光の値の分析を、近似曲線のモデルパラメータを計
算する最小2乗法及び近似曲線パラメータの標準誤差及び相対誤差を用いて行う
。使用した一般的な近似曲線モデルは擬1次結合速度式であり、次式に表される
【0073】
【数2】 ただし、Fはアッセイ装置からの蛍光の値であり、Rは速度パラメータであり
、kは反応室の形状、試料液体のレオロジー及び抗体の会合定数を反映した質量
輸送定数であり、tRは2.5分に固定された時間パラメータであり、I0はモデ
ルのy軸との交点を示すモデルパラメータであり、tはアッセイの開始後の時間
である。
【0074】 tRを2.5分としたのは、アッセイに要する標準的な時間である5分の半分 であるためである。反応速度は時間とともに変化するため曲線の傾きは連続的に
変化する。アッセイ曲線を標準曲線に正規化するために所定の時間、この場合は
2.5分、を選択する必要がある。
【0075】 kの値が固定されていない場合、このモデルは非線形であり、モデルパラメー
タを求めるためには一般的な非線形の近似曲線手順を用いて近似しなければなら
ない。これは近似曲線パラメータに対して標準及び相対誤差を計算するという手
間のかかる手順を必要とする。最終的な近似曲線に更なる有意誤差を導入するこ
となくkの値を固定することが可能であることが示されている。一般にkの値は
対象とする検体の濃度に応じて変化することはない。kの値は近似曲線分析の初
期段階においてkを変化させることによって求めた。異なる濃度についてkの値
を観測した結果、kは若干変化しただけであり、所定の値に固定されていること
が分かった。例として、kの値は、ミオグロビンに対しては1.5/分、CK−
MBに対しては1.5/分、トロポニンIに対しては0.4/分であった。
【0076】 したがって、k及びtRの値が固定されている場合、モデルはF=R×Z+I0 となる。ここでZはもともとのモデル式の[ {1−exp(−k×t)}/{k
×exp(−tR×k)}] 部分であるが、時間(t)のみの関数である。すな わち、モデルは近似曲線パラメータについて線形である。このように式が簡単と
なることにより、以下の一般的な線形近似曲線法及び式を用いることが可能とな
る。
【0077】
【数3】 ただし、添字「i」はデータ点の1つ(例 i=1(1番目の蛍光測定値),
2(2番目の蛍光測定値),...,X(最後の蛍光測定値))であり、添字「
平均」は集められたデータ点全てについての平均値であり、添字「予想」はモデ
ルから予想される値であり、Σは全てのデータ点についての総和である。
【0078】 最小アッセイ時間(アッセイシステムの測定間隔及び測定ノイズ(「ショット
」ノイズやCCDの温度変化など)によって決められる)の後、Rの相対誤差を
用いて、近似曲線データが、R(速度)近似曲線パラメータに基づいて標的検体
濃度を予想するうえで適当かどうかを判定する。Rの相対誤差が許容可能な閾値
を下回った場合、Rの値をアッセイ標準曲線(Rを標的検体濃度に相関させる)
とともに用いて標的検体アッセイの濃度を確定する。装置を引き続き使用するこ
とが望ましい場合、この時点でアッセイを終了させることが可能である。最小ア
ッセイ時間は、システムの洗浄サイクル及びデータ取得サイクル(通常本システ
ムの15秒)の2つのパラメータによって制御される。最低でも4回の読み取り
を行うことが必要である。
【0079】 好ましくは適当なソフトウェアを有するコンピュータによってアッセイ装置全
体の動作が行われ、データの計算(近似曲線方程式を解く)、関連付け、及び記
録が行われる。対象とする心臓マーカの所定の濃度レベルが検出されるか、所定
の時間(対象とする心臓マーカが検出されない場合)が経過した後に、コンピュ
ータが警報を発するなどして使用者に報告が行われる。アッセイを行う各検体に
ついて、好ましくは捕捉分子にてコーティングした導波管の各バッチについて、
標準曲線が作られることが望ましい。
【0080】 本発明を以下の実施例に基づいて更に説明する。 実施例 実施例I 図6及び7に示されるような、一体形成されたレンズを有する導波管は、清潔
な環境で透明な汎用ポリスチレンから射出成形した。導波管の長さは38mm、
幅は25mmであった。平面部分170の厚さは全体を通じて0.5mmであっ
た。リッジまたは「棚部」の高さは1.3mmであった。前方レンズ及び後方レ
ンズはそれぞれの曲率中心と同一平面上にある底縁を有した。前方レンズの水平
角262は約15°であった。後方レンズの水平角264は約19°であった。
前方レンズ及び後方レンズの曲率半径はそれぞれ約3.2mm及び1.6mmで
あった。前方レンズの平均角度は21°であった。後方レンズの平均角度は約2
4°であった。
【0081】 実施例II 図1乃至3及び図10に示されるようなフローセル上部100は、黒色の陽極
化された6061−T6硬質アルムニウムにて形成した。フローセル上部100
は3個のリザーバを有し、リザーバのそれぞれは、厚さ0.25mm(0.01
0インチ)の壁によって囲まれ、中央部において平板な床部を有し、両端に幅1
.6mm(1/16インチ)の2個の半カプセル形状の凹部を有し、各凹部の中
央部に連通する直径1.6mm(1/16mm)のポートを有した。ポートは、
フローセルの反対側の面にまで延びるとともに5.1mm(0.200インチ)
の深さを有する♯10〜32(標準スレッド、NPTではない)コネクタ内に開
口した。ポートコネクタの表面において90°の皿孔266(図2)が設けられ
た(係留突起を有するプラスチック製の管状コネクタがポートコネクタ内に螺入
され、皿孔に対してシールされる)。リザーバのアレイの両側には2個のせりあ
がったプラットフォームとしてのランド268,270が設けられた。各ランド
は厚さ全体を通じて延びる3個の孔を有した。4個の♯31の締結孔272,2
74,276,278が形成された(ドリルにより形成した)。2個の孔178
,180が穿設された。孔178,180は、第2のフレーム部材186に圧入
される呼び寸2.4mm(3/32インチ)の4側面ピン182,184がすべ
り嵌めされるように仕上げた。
【0082】 実施例III 図4及び図5に示されるようなガスケット162は、1.6mm(1/16イ
ンチ)シリコーンゴムシート及び0.076mm(0.003インチ)自己接着
FEPフィルムを積層した複合構造として形成した(全体の厚さ:1.676m
m(0.066インチ))。ガスケット162は約25mm(1インチ)×25
.40mm(1.000インチ)の外寸を有し、フローセルのリザーバに対応す
る3個の内部開口を有した。ガスケットはウォータージェットカッターを使用し
て加工し、FEP層がフローセル表面に対して反対側となるようにフローセル上
に配置した。
【0083】 実施例IV 図4,10及び図11に示されるような第2の部材186は、黒色の陽極化さ
れた6061−T6硬質アルミニウムにて形成した。第2の部材186は、フロ
ーセル100の3個のリザーバ102,104,106に対応する(若干大きい
長さを有する)3個の内部開口280,282,284を有した。内部開口は導
波管が置かれる浅く形成された凹部(深さ0.46mm(0.018インチ))
286内に設けられ、導波管表面の全ての反応トレーサー分子から発せられるエ
バネッセント光が検出手段230によって検出されるようになっている。フロー
セル102と同様、内部開口の両側には2個のランド288,290が設けられ
、各ランドには3個の孔が形成されている。4個の締結孔(例 208,210
)が穿設され、ちょうねじを受けるように♯4〜40にタッピングされている。
2個の孔は孔に圧入される呼び寸3.2mm(1/8インチ)のだぼを受けるよ
うに穿孔された。だぼはステンレス鋼にて形成され、第2の部材の上面から約7
mm(0.280インチ)上側に突出し、底面から6.6mm(0.260イン
チ)下側に突出する。露出しただぼは呼び径2.4mm(3/32インチ)にま
で加工し、断面四角形に加工して低摩擦位置決めピン182,184を形成した
。第2の部材の底面を加工して導波管からの放射蛍光を受けるための1個の大形
の窓292を形成した。第2の部材の前面には♯2〜56の2個の取り付け孔2
94,296が穿設される。取り付け孔294,296は約4mm(0.15イ
ンチ)の深さにまでタッピングされ、フローセル整合プレート212が固定され
る。整合プレートは呼び寸1.6mmの6061−T6アルミニウムプレートか
ら形成される単純なU字形状のブラケットである。整合プレートは第2の部材の
前面に形成された孔に対応する♯42の2個の孔を有する。整合プレートは、導
波管をフローセル内において挟持する際に導波管の横方向の動きを防止する係止
部を与えるためのものである。整合プレートの垂直なアームは、入力結合レンズ
の外縁において導波管に接するが、入力されるレーザ光線の結合を妨害しない。
【0084】 実施例V ステージ202(図4)は黒色の陽極化された6061−T6硬質アルミニウ
ムにて形成されるプレート状の構造である。ステージ202の受け部分298は
段差として形成され、1個の方形の大形内部開口を有する。穿孔及びタッピング
された♯2〜56の3個の孔300,302,304が、レーザビームマスク(
図に示されていない)を固定するために用いられる部分の前面に設けられている
。♯10〜32の2個の孔306,308が、ステージを測定装置に取り付ける
ための部分の右側に深さ19mm(0.750インチ)にまで穿設されている。
内部窓は斜面として形成された前側面310及び後側面312を有する。窓の両
側には2個の2.4mm(3/32インチ)の孔(フローセルの孔と同様である
)が設けられ、互いに締結されたフローセル及び第2の部材をステージ202に
取り付けることが可能である。
【0085】 実施例VI 実施例Iの導波管及び一体型レンズ、実施例IIのフローセル上部、実施例I
IIのガスケット、実施例IVの第2の部材と整合プレート、及び実施例Vのス
テージを図4に示されるように組み立てた。これらの部品には硬質の黒色陽極化
コーティングを呼び厚さ0.0025mm(0.001インチ)にまで施したが
、部品が確実に整合するよう陽極化に先立ってアセンブリ190を精査した。
【0086】 ガスケットはフローセル上部100の3個のリザーバ102〜106の外寸に
合うように切った。アセンブリが締結される際、シリコーンゴム面はフローセル
に接触し、FEP面は導波管に接触した。組み付けの邪魔となるガスケットのバ
リ、または、壁の上側に突出するバリはカミソリで注意深く取り除いた(堰の上
側が導波管の表面に対して曝されるが接触はしない状態。ガスケットからのバリ
は適正な締結を妨害する)。
【0087】 導波管164は第2の部材186に浅く形成された凹部内に載置した。導波管
は横方向の運動が最小に抑えられるように凹部内に置かれるが、このとき導波管
が圧縮されたり、締め付けられることはない。若干量(例 約0.1mm(0.
003インチ)よりも小さい)の横方向の運動は許容される。締め付けが生じる
場合、凹部の壁を更に加工して適正な組み付けを図る必要がある。
【0088】 導波管164をフローセルの直下に再現可能に配置するため、導波管を第2の
部材186内に載置した後、整合プレート214に対して当接させる。整合プレ
ート214との接触は前方レンズの最も外側の角部においてのみ生じ、前方レン
ズの下側の、射出成形により形成されるスタブに対しては接触は生じない(スタ
ブが別の位置に形成されるように射出成形の鋳型を構成することも可能である)
。第2の部材の前面を加工して、導波管が整合プレートに接触する際にフローセ
ルの直下に確実に位置するようにすることが必要な場合もある。
【0089】 フローセル内にガスケットを置き、第2の部材上に導波管を配置した後、位置
決めピンをフローセルの孔に係合させて第2の部材をフローセルに組み合わせる
。完全に組み合わされているが更なる締付け力が作用していない状態(ガスケッ
トが圧縮されていない状態)では、フローセルのランドと第2の部材のランドと
の間には0.15mm(0.006インチ)の間隙が存在する。ランドが互いに
接触するように4個のちょうねじによって完全に締め付けた場合、ガスケットは
0.15mm(0.006インチ)圧縮される。フローセルと第2の部材とは人
の手で容易に分離することが可能であり、その際に接着は生じないが、必要に応
じてピンに対して潤滑剤の薄いコーティングを施してもよい。第2の部材の圧入
孔またはフローセルの孔の少なくともいずれか一方を若干皿孔状に形成して2個
の部分の係合を妨害するバリやバルジを防止することが望ましい場合もある。
【0090】 第2の部材の底部から出る位置決めピンはステージの孔に対して一直線に合わ
せて嵌め込むことが容易に可能である。部品が組み合わされる際において遊びは
存在しない。フローセルと第2の部材との係合と同様、第2の部材とステージと
も人の手の力によって容易に分離することが可能である。
【0091】 実施例VII 実施例Iに示されるような一体型レンズを有する導波管を使用した。導波管の
第1のアッセイ領域は、ミオグロビンに対するモノクローナル抗体(米国、カリ
フォルニア州、サンカルロス(San Carlos)所在のジェンザイム(G
enzyme Corp.)社より入手可能)にてコーティング処理した(導波
管1枚に対し、5×10-8M,1mlの第1のコーティングとこれに続くBSA
/糖溶液の第2のコーティングを行う)。この抗体は、分析試料中に存在する可
能性のあるミオグロビンに対する捕捉分子としてはたらく。液相において使用す
るための、ミオグロビンに対する同様の抗体をCy5色素トレーサーにて標識し
た。
【0092】 導波管をフローセルアセンブリに取り付け(図8参照)、異なる濃度のミオグ
ロビン溶液(0ng/ml,31ng/ml,62ng/ml,125ng/m
l,250ng/ml,500ng/ml)をフローセルアセンブリに導入した
。5分間にわたって15秒毎に蛍光を測定した。図14に示されるように、上述
の式に基づいて計算した線形近似曲線の傾きパラメータの相対誤差(%)は、各
濃度に対して2分のアッセイ時間後において5%よりも小さかった。すなわち、
2分経過後には正確な濃度の決定が可能である。これは、上述の線形回帰式によ
り計算した、異なる時間(2分、3分、4分、5分)についてミオグロビン濃度
に対するアッセイ速度の標準曲線を示した図15のグラフによって証明される。
図15から分かるように、各濃度について求められたアッセイ速度は異なる時間
について若干の変化を見ただけである。すなわち、蛍光の測定値からアッセイ速
度を求めることによりわずか2分後において正確な濃度の決定が可能である。
【0093】 実施例VIII 実施例Iの一体型レンズを有する導波管に以下の処理を行って使用した。 A.第1アッセイ領域(トロポニンIアッセイ) トロポニンIペプチド4(心臓TN I、N末端残存、−RGEKGRALS
TRCQPLELA−(フォートロンバイオサイエンス(Fortron Bi
o Science,Inc.)社(米国、ノースカロライナ州、モリスビル(
Morisville))より入手可能)(保存量無添加))に対するモノクロ
ーナル抗体を実施例Iの導波管の第1のアッセイ領域に固定し(5×10-8Mの
第1のコーティング1ml/導波管、これに続くBSA/糖溶液の第2のコーテ
ィング)、分析試料中に存在する可能性のあるトロポニンIに対する捕捉分子と
した。抗体は第1のアッセイ領域上に直接吸着され、これにヒト血清アルブミン
を後コーティングした。
【0094】 トロポニンIペプチド3(心臓TNI、N末端残存、−RAYATEPHAK
KKSKISASRKLQLKTLLLQIAKQ−)(5×10-9M)に対す
る同様の抗体(米国、マサチューセッツ州、ケンブリッジ(Cambridge
)所在のジェンザイム(Genzyme Corp.)社より入手可能)を、液
相において(トレーサーとして)使用するため、Cy5色素トレーサーにて標識
した。
【0095】 B.第2アッセイ領域(CK−MBアッセイ) CK−MB(J.Ladenson,Clinical Chemistry
,32:657−663(1986))に対するモノクローナル抗体(米国、ミ
ズーリ州、セントルイス(St.Louis)所在のワシントン大学(Wash
ington University)より入手)を、捕捉分子として用いるた
め、導波管の第2のアッセイ領域に固定した。液相において使用するため、CK
−MBに対する同様の抗体をCy5色素トレーサーにて標識した。組み換えCK
−MBは米国カリフォルニア州サンカルロス(San Carlos)のジェン
ザイム(Genzyme Corp.)社より入手可能である。
【0096】 C.第3アッセイ領域(ミオグロビン(分子量16,900)アッセイ) ミオグロビンに対するモノクローナル抗体(カリフォルニア州、サンカルロス
(San Carlos)所在のジェンザイム(Genzyme Corp.)
社より入手可能)を導波管の第3のアッセイ領域に固定し(5×10-8Mの第1
のコーティング1ml/導波管、これに続くBSA/糖溶液の第2のコーティン
グ)、分析試料中に存在する可能性のあるミオグロビンに対する捕捉分子とした
。液相において使用するため、ミオグロビンに対する同様の抗体をCy5色素ト
レーサーにて標識した。
【0097】 導波管において、チャンネル1は臨床試料、チャンネル2は参照溶液(または
緩衝溶液)、チャンネル3は高スタンダードとした。 実施例IX 実施例VIIIの導波管を用いてアッセイを行った。このアッセイは3つの連
続したアッセイ領域を有する1個の3フローチャンネルセンサ上で、血漿試料中
のCK−MB、ミオグロビン、及び心臓トロポニンIの同時測定を行うように構
成されたものである(第3のアッセイ領域が光源に最も近く、第1のアッセイ領
域が光源から最も遠く、第2のアッセイ領域がその間に配置される)。第1のフ
ローチャンネルでは、第1のアッセイ領域でトロポニンI(3ng/ml)を測
定し、第2のアッセイ領域でCK−MB(0ng/ml)を測定し、第3のアッ
セイ領域でミオグロビン(0ng/ml)を測定した。第2のフローチャンネル
では、第1のアッセイ領域でトロポニンI(10ng/ml)を測定し、第2の
アッセイ領域でCK−MB(10ng/ml)を測定し、第3のアッセイ領域で
ミオグロビン(100ng/ml)を測定した。第3のフローチャンネルでは、
第1のアッセイ領域でトロポニンI(0ng/ml)を測定し、第2のアッセイ
領域でCK−MB(30ng/ml)を測定し、第3のアッセイ領域でミオグロ
ビン(30ng/ml)を測定した。
【0098】 トロポニンIに対する3つの異なるチャンネルにおけるアッセイの結果を図1
6(検出された蛍光(カウントの増加)を時間に対して示した)に、これらのグ
ラフから得られた標準曲線を図17(アッセイ速度を検体濃度に対して示した)
に示した。CK−MBに対する3つの異なるチャンネルにおけるアッセイの結果
を図18(検出された蛍光(カウントの増加)を時間に対して示した)に、これ
らのグラフから得られた標準曲線を図19(アッセイ速度を検体濃度に対して示
した)に示した。ミオグロビンに対する3つの異なるチャンネルにおけるアッセ
イの結果を図20(検出された蛍光(カウントの増加)を時間に対して示した)
に、これらのグラフから得られた標準曲線を図21(アッセイ速度を検体濃度に
対して示した)に示した。
【0099】 組み換えCK−MBに対しては0.2ng/ml(緩衝溶液中)のCK−MB
閾値が得られた。血漿中の0.2ng/ml遊離トロポニンI抗原(分子量23
,500)の予備感度データを得た。
【0100】 ここに述べた実施形態の特徴はあくまで説明を目的としたものであり、限定的
、制限的なものではない。当業者によればこの明細書に述べられる実施の形態に
対して、特許請求の範囲において定義される発明の精神及び範囲から逸脱するこ
となく、様々な改変が行われ得ることは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において使用可能なフローセル上部を示す拡大底面図。
【図2】図1のフローセル上部の2−2線に沿った拡大断面図。
【図3】図1のフローセル上部の3−3線に沿った拡大断面図。
【図4】本発明において使用可能なバイオセンサを示す拡大展開斜視図。
【図5】図1のフローセル上部とともに使用される積層化ガスケットを示す
拡大側面図。
【図6】一体形成された入力及び出力結合レンズを有する、型成形されたプ
ラスチック製平板導波管を示す拡大斜視図。
【図7】図6の導波管を示す拡大側面図。
【図8】図4のフローセルアセンブリを、特に有用な地面に対する方向にて
示した、本発明を実施するうえで有用な蛍光アッセイ装置を示す概略図。
【図9】試料溶液中の異なる対象検体を検出するための異なる捕捉分子及び
トレーサー分子を用いた、平面状導波管センサから放射される蛍光の空間分解に
基づく検出を示した、本発明において用いられる免疫蛍光測定法の導波管の一部
及び生化学的要素を模式的に示す拡大側面図。
【図10】本発明において用いられるバイオセンサのフローセル部分を示す
拡大分解斜視図。
【図11】本発明に基づくバイオセンサを示す拡大分解斜視図。
【図12】光学的回折格子結合器を有するプラスチックフィルム導波管の一
部を模式的に示す拡大側面図。
【図13】別個の光学的回折格子を使用したプラスチックフィルム導波管の
一部を模式的に示す拡大側面図。
【図14】ミオグロビンアッセイデータの線形近似曲線の傾きパラメータの
相対誤差(%)を示すグラフ。
【図15】異なる時間について、ミオグロビン濃度に対するアッセイ速度の
線形回帰によって計算した標準曲線を示すグラフ。
【図16】検出された蛍光(カウントの増加)を時間の関数として示した、
1つのアッセイにおいて3つの異なるチャンネルを用いて行ったトロポニンIに
ついてのアッセイの結果を示すグラフ。
【図17】異なる時間について、トロポニンI濃度に対するアッセイ速度の
線形回帰によって計算した標準曲線を示すグラフ。
【図18】検出された蛍光(カウントの増加)を時間の関数として示した、
1つのアッセイにおいて3つの異なるチャンネルを用いて行ったCK−MBにつ
いてのアッセイの結果を示すグラフ。
【図19】異なる時間について、CK−MB濃度に対するアッセイ速度の線
形回帰によって計算した標準曲線を示すグラフ。
【図20】検出された蛍光(カウントの増加)を時間の関数として示した、
1つのアッセイにおいて3つの異なるチャンネルを用いて行ったミオグロビンに
ついてのアッセイの結果を示すグラフ。
【図21】異なる時間について、トロポニンI濃度に対するアッセイ速度の
線形回帰によって計算した標準曲線を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/543 595 G01N 33/543 595 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 クリステンセン、ダグラス エー. アメリカ合衆国 84108 ユタ州 ソルト レイクシティー トップ オブ ザ ワー ルド サークル 8520 (72)発明者 デュルトスキ、ジェイコブ ディ. アメリカ合衆国 84108 ユタ州 ソルト レイクシティー ユニバーシティ ビレッ ジ 1503 Fターム(参考) 2G043 AA01 BA16 CA03 EA01 HA01 JA02 JA04 KA02 KA05 LA02 LA07 2G045 AA13 AA25 CA25 CA26 DA36 DA80 FA11 FA26 FA29 FB03 FB07 FB12 GC15 JA07 2G057 AA04 AB01 AC01 BA10 BB04 BB06 DB01 DB02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッセイを行う方法であって、 少なくとも1種類の対象とする検体を潜在的に含む生物学的液体試料が入れら
    れるアッセイシステムであって、該アッセイシステム内における前記対象検体と
    反応性要素との反応の速度を示す光信号を出力するアッセイシステムを与えるこ
    とと、 前記アッセイシステムから放射される光を所定の時間にわたって連続的に測定
    することと、 前記反応の速度を前記対象検体の濃度に対して連続的に関連付けることと、 5分よりも短い時間で、前記光の関連付けに基づいて前記生物学的液体試料中
    の少なくとも1種類の対象検体の濃度を求めることとを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1種類の対象検体は虚血性マーカである請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記虚血性マーカは、トロポニンI、CK−MB、及びミオ
    グロビンからなる群から選択される請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記アッセイシステムは、 光源と、 少なくとも1つの平らな表面を有する導波管を備えたバイオセンサであって、
    該導波管は第1の部材に対して液密に係合し、該第1の部材は導波管とともに前
    記生物学的液体試料を入れるための少なくとも1個のリザーバを区画し、導波管
    の前記平らな表面には部分的に捕捉分子が結合させられ、更に、リザーバに流体
    移動可能に連通する流入孔及び流出孔であって、前記生物学的液体試料を前記捕
    捉分子に接触させるために、前記リザーバに生物学的液体試料を供給し、リザー
    バから生物学的液体試料を排出するための流入孔及び流出孔を有するバイオセン
    サと、 前記平らな表面を通過する光を検出するための光検出器とを備える請求項1に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 トレーサー分子と、少なくとも1種類の対象検体を潜在的に含む生物学的液体
    試料とを前記バイオセンサの前記少なくとも1個のリザーバ内に同時に導入し、
    前記トレーサー分子は前記対応する捕捉分子に相補的であり、適当な波長の光に
    よる刺激に応じて蛍光を発することと、 前記導波管に前記光源からの光線を導入し、前記適当な波長の光が伝播して刺
    激を与えることにより、導波管の前記平らな表面上の前記捕捉分子によって捕捉
    された少なくとも1種類の前記対象検体の一部に付着した前記トレーサー分子が
    蛍光を発することとを含む請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 生物学的液体試料を分析するためのアッセイシステムであって、 光源と、 少なくとも1つの平らな表面を有する導波管であって、該導波管を伝播する光
    源からの光を読み取るように配された後方レンズに光学的に結合されることによ
    り結合効率及び光線の性質を監視する導波管と、 前記導波管に液密に係合させられる第1の部材であって、該第1の部材は導波
    管とともに生物学的液体試料が入れられる少なくとも1個のリザーバを区画し、
    導波管の平らな表面が該リザーバの床または天井を形成し、該平らな表面には部
    分的に捕捉分子が結合させられる第1の部材と、 リザーバに流体移動可能に連通する流入孔及び流出孔であって、前記生物学的
    液体を前記捕捉分子に接触させるために、前記リザーバに生物学的液体試料を供
    給し、リザーバから生物学的液体試料を排出するための流入孔及び流出孔と、 前記平らな表面を通過する光を検出するための光検出器であって、検出された
    光の強度を示す信号を発生する光検出器と、 前記強度信号を監視するための制御部であって、該信号を前記生物学的試料中
    の前記対象検体の濃度に関連付ける制御部とを有するアッセイシステム。
  7. 【請求項7】 アッセイを行う方法であって、 試料中の複数の検体であって、その内の少なくとも1種類は急性代謝または病
    的状態を示す既知のパラメータを有する複数の検体を同時に検出することと、 試料中の前記複数の検体の濃度を同時に決定することと、 前記複数の検体の内の少なくとも1種類が、代謝または病的状態を示す所定の
    量にて存在することが高い信頼度で判定されるまで前記同時決定を続けることと
    、 前記複数の検体が代謝または病的状態を示す所定の量にて存在することの前記
    高信頼度の判定を報告することとを含む方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の検体の内の他の検体の検出を、急性代謝または病
    的状態を示す所定量が存在することの前記高信頼度判定の報告後において続行し
    、他の検体の存在または濃度を正確に決定する請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 急性代謝または病的状態を示す所定量が存在することの前記
    高信頼度判定の報告は、音声または視覚的警報により行われる請求項7に記載の
    方法。
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