JP2001513582A - スポンジ状材料、その製造方法及びその応用 - Google Patents

スポンジ状材料、その製造方法及びその応用

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JP2001513582A JP2000507276A JP2000507276A JP2001513582A JP 2001513582 A JP2001513582 A JP 2001513582A JP 2000507276 A JP2000507276 A JP 2000507276A JP 2000507276 A JP2000507276 A JP 2000507276A JP 2001513582 A JP2001513582 A JP 2001513582A
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アルジ,ジル
シェモル,アンドレ
ガロア,ニコラ
テリス,ジャン
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ハッチンソン エス.エイ.
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    • D04H1/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
    • D04H1/40Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties
    • D04H1/58Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties by applying, incorporating or activating chemical or thermoplastic bonding agents, e.g. adhesives
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • A47L13/10Scrubbing; Scouring; Cleaning; Polishing
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/0085Use of fibrous compounding ingredients

Abstract

(57)【要約】 本発明は、多孔性材料、その製造方法及びその応用に関する。この多孔性材料はセルロース繊維と少なくとも1つのエラストマーの混合物からなり、大きさが0.1〜10mmの範囲の気泡を有し、密度が0.03〜0.1のオーダーで、吸水能が750%より少なく、手動でのしぼり出し後の保水能が100%未満のハネカム構造を有することを特徴とする。この発明は、面清掃用のブラシ及びスクィーズのようなスポンジ部材からなるスポンジ及び家庭用品の製造に特に利用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、特にスポンジ布、スポンジモップ及び面清掃用スクィーズのような
スポンジ状部材を含む家庭用のスポンジと製品の製造用のスポンジ状材料、その
製造方法及びその応用に関する。
【0002】 家庭用の清掃分野で主に用いられるスポンジは、再生セルロースベースで植物
由来のスポンジ及び通常ポリウレタンの連続気泡体からなる合成スポンジである
。 再生セルロースベースのスポンジは、概して水吸収及び水保持能力の両方の点
において非常に十分な性質を有するが、しぼり出し能力、柔軟性、靭性、機械的
強度ならびに耐水性、耐洗剤性及び耐熱性が、それらの製造で主要な問題となっ
ている。 これは、これらのスポンジが、最初にセルロースをビスコースパルプに転化し
(転化は、水酸化ナトリウムでセルロースを処理して行なう)、このようにして生
じたアルカリセルロースを二硫化炭素に溶かし、得られたセルロースキサンテー
トを水酸化ナトリウム中で処理することからなる処理で製造されるためである。
次に、このようにして得られたビスコースパルプに補強繊維(麻、亜麻、綿など)
、染料及び硫酸ナトリウムの結晶を混和した後及び成形又は押出しで形成した後
に化合物を加熱し、それによりビスコースを凝固させ、二硫化炭素を蒸留してビ
スコースからセルロースを再生し、硫酸ナトリウムの結晶を融解させ、それらを
除くことによってそれらの位置に多くの気泡を残すことができる。 したがって、投資と操作の費用の両方の点でかなり高価で非常に特異的なプラ
ントを要する工業スケールでのこれらの方法の実施は、用いる製品にかなり腐食
性の毒性[sic]を付与するため、これらのプラントが汚染除去装置と心身に有害 な作用を制限する処置を含むにもかかわらず、環境を高度に汚染し、生産収率が
比較的低い。
【0003】 ポリウレタン発泡体のスポンジは、水相中でのポリオールとポリイソシアネー
トとの縮合反応ベースの非常に無理のない方法で得られる。しかし、それらは比
較的疎水性であるという欠点を有し、その結果、より親水性のポリウレタン発泡
体を製造するための多くの処理が従来技術で提案されているにもかかわらず、湿
潤性、水分保持性及びしぼり出し特性が不十分となっている。 さらに、織物、不織布もしくはプラスチックシートのような支持体にセルロー
ス、ビスコースもしくはポリビニルアルコール繊維からなるタイプの親水性繊維
とラテックスとの混合物からなる発泡体を付着させ、次いで化合物を加熱処理に
付して発泡体を固化し、乾燥と架橋によりそれを連続気泡構造物に安定化させる
ことにより、厚さ数ミリのシート形態のスポンジ状構造物を製造することがUS-A
-4,559,243号に提案されている。これらのスポンジ状構造物、例えばポリウレタ
ン発泡体のスポンジの製造では植物由来スポンジを製造する方法の欠点がないが
、これらの構造物は吸収性が低く、それらの重要性をかなり限定する場合のある
ことが分かっている。
【0004】 それ故、出願人には家庭用の用途に必要な全ての品質、特に大量の水を吸収し
、このようにして吸収した水を積極的に放出せずに望ましい限り保持するが、手
動のしぼり出し作用でこの水を放出する能力を有し、拭き取り性が高く、スポン
ジの製造が実施しやすく、大きな工業的投資を要さず、腐食性物質も毒性物質も
用いず、環境に優しくかつ経済的に有利な生産レベルで特徴付けられるスポンジ
を提供するという課題があった。
【0005】 本発明によれば、この目的はセルロース繊維と少なくとも1つのエラストマー
の混合物からなり、 -気泡構造物が0.01〜10mmの大きさの気泡で形成され; -相対密度が0.03〜0.1; -吸水能が少なくとも750%;及び -手動のしぼり出し後の保水能が100%未満 であることを特徴とするスポンジ状材料により達せられる。
【0006】 本発明の明細書で、「吸水能」の表現は、スポンジ状材料の乾燥質量に一定量
の水を完全に含浸させる場合にこのスポンジ状材料で吸収されうる水の質量比( %で示す)を意味するものと理解されるべきであり、「手動のしぼり出し後の保 水能」の表現は、手動でしぼり出した後のスポンジ状材料に保持される、スポン
ジ状材料の乾燥質量に対する水の質量比(これも%で示す)を意味するものと理解
されるべきである。
【0007】 本発明によれば、有用なセルロース繊維は、木材のセルロース繊維又は製紙繊
維(漂白又は未漂白の針葉樹もしくは落葉樹の木材繊維)のような天然の全セルロ
ース繊維、綿、亜麻、麻、ジュート又はサイザル繊維又はラッグ由来の他の再生
繊維である。 さらに、繊維は長繊維(つまり1cmより長い繊維)、短繊維(3mm未満の長さ)又は
中間の長さの繊維(3mm〜1cmの長さ)であってもよく、又は種々の長さの繊維混合
物からなっていてもよい。したがって、例えばコットンリンターのシートを数cm
の大きさの断片に切断し、それ自体又は長さが約900μmの短いセルロース繊維( 例えばRettenmaier & Sohneにより商標名ARBOCELL(登録商標)で市販)もしくは中
間の長さのセルロース繊維(これもコットンリンターのシートを切断して製造さ れるが、断片の長さは約8mm〜1cmである)と組み合わせて製造される長いセルロ ース繊維のいずれかを用いることによって、優れた結果が得られる。
【0008】 さらに、どのような長さであっても、本発明で使用できるセルロース繊維は、
エラストマー内での絡み合いを促進するのに適した処理に予め付し、その結果こ
のエラストマーへ付着させることが有利である。このような処理は、例えばフィ
ブリル化処理、つまり繊維表面でフィブリルを固定しないで互いに捕捉させるか
、又は繊維表面に反応部位を形成させて紫外線照射に曝し、これらの繊維を化学
的に結合させる機械的攪拌からなっていてもよい。フィブリル化に付した市場で
入手可能なセルロース繊維の一例として、Courtaulds ChemicalsによりLYOCELL(
登録商標)の商標名で市販されている繊維が挙げられる。
【0009】 本発明に有用なエラストマーに関しては、これらのエラストマーがセルロース
と相溶性で、そのために明らかな疎水性を有しない限り、非常に多くのエラスト
マーから選択することができる。 したがって、エラストマーは、ポリブタジエンゴム、ブタジエン-スチレンコ ポリマー、ブタジエン-アクリロニトリルコポリマー(又はニトリルゴム)、エチ レン-プロピレンのコポリマー及びターポリマー、スチレン-ブタジエン又はスチ
レン-イソプレンブロックコポリマー、スチレン-エチレン-ブチレン-スチレンブ
ロックコポリマー、ポリオレフィン(例えばAESのSANTOPRENE(登録商標)又はHutc
hinsonのVEGAPRENE(登録商標))由来熱可塑性エラストマー、オクテン-エチレン コポリマー(例えば商標ENGAGE(登録商標)でDuPont-Dowより市販)、エチルアクリ
レート及び他のアクリレートのコポリマー、例えばアクリレート-エチレン-アク
リル酸ターポリマー(例えば、それぞれVAMAC(登録商標)及びATX(登録商標)325で
DuPont de Nemours及びExxon より市販)又はアクリレート-アクリロニトリル-ス
チレンターポリマー(例えばGoodyearのSUNIGUM(登録商標))、ポリクロロプレン 、クロル化ポリエチレン及びそれらの混合物から選択することが有利である。 さらに、上記ポリオレフィンエラストマー、特にポリブタジエンに関して、ブ
タジエン-スチレン及びブタジエン-アクリロニトリルゴム、これらのエラストマ
ーのカルボキシル化誘導体を用いるのが特に有利であることが分かっている。と
いうのは、それらは亜鉛、カルシウム又はアルミニウムのような二価もしくは三
価金属の存在下でカルボキシル官能基の間のイオン架橋により、スポンジ状材料
に十分な結合性を与える役割を果たす網状構造を形成できるためである。
【0010】 本発明によれば、スポンジ状材料は、セルロース繊維に加えて、エラストマー
内で補強材として作用するのに適切で、スポンジ状材料の結合性をさらに増して
必要な際にその機械的強度を増すか又は適切な結合性を得るのに必要なエラスト
マー量を減じて材料の製造費用を減らすことができる合成繊維を含んでいてもよ
い。 適当な合成繊維の例としては、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリエチ
レン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリアクリロニトリル繊維及びポリビニルアル
コール繊維が挙げられ、選択された繊維の化学的性質がどのようなものであって
も、補強繊維として役割を果たすことができる十分な靱性と、最終的に得られた
スポンジ状材料が硬化するのを妨げるのに十分な柔軟性を備える繊維を用いるこ
とが好ましいと理解される。どのような状況であっても、このような補強繊維が
スポンジ状材料に存在する際は、それらが、この材料に存在する繊維の全質量に
対して多くて20量%、好ましくは5〜15量%であることが有利である。
【0011】 また、本発明のスポンジ状材料は、セルロース繊維(及び任意に合成繊維)とエ
ラストマーの界面として作用する剤として用いられ、このためにそれらの相互の
付着を促進するのに適切な1以上のポリマーを含むことが有利である。このよう
にするために、これ又はこれらのポリマーは、エラストマーよりも親水性である
ことが好ましい。 使用可能なポリマーの例として、ポリビニルアルコール(DuPont de Nemoursの
ELVANOL(登録商標)、Nippon GosheiのGOHSENOL(登録商標)など)、メラミン-ホル
ムアルデヒド樹脂(CytecのCYREZ 963E、MONSANTOのRESIMENE s 3521など)、ビニ
ル接着剤又は木材接着剤、又は他のポリウレタンが挙げられる。このようなポリ
マーがスポンジ状材料に存在する際、それらはエラストマー100量部当たり35量 部までであればよい。
【0012】 さらに、スポンジ状材料は、付与されるのが望ましい特性によって、ポリマー
工業に従来用いられる添加剤から適切に選択される1以上の添加剤を含んでいて もよい。つまり、それは、以下に説明されるようにシリカ、カーボネート、クレ
イ、チョーク又はカオリンタイプの淡色充填剤、可塑剤、染料又は顔料、抗酸化
剤のような安定剤、UV安定剤、オゾン亀裂防止剤、殺真菌剤、殺菌剤、マイクロ
カプセル化香料ならびに製造を容易にするのに適した加工助剤、例えば増粘剤、
界面活性剤、ラテックス凝固剤又は架橋剤を含むものであってもよい。
【0013】 本発明のスポンジ材料の最初の好ましい具体例によれば、この材料に存在する
エラストマー量に対する繊維(セルロース繊維及び任意の合成繊維)の全量の比は
2〜0.2、好ましくは1.5〜0.3である。 本発明によれば、スポンジ状材料は、全てが同じ大きさか又はほぼ同じ大きさ
の気泡を有することができる。しかし、スポンジ状材料内でマイクロキャビティ
とマクロキャビティの網状構造[網状構造は、この材料の吸水能ならびに絞りだ す前のその保水能(水が重力の作用により材からしたたらない)を増し、さらに容
易に絞りだすのを可能にするのに必要な柔軟性を材料に付与することができる] を形成するように、これらの気泡の大きさは不均一で、広範囲にわたって分布し
ていることが好ましい。 本発明のスポンジ状材料の別の好ましい具体例によれば、相対密度は0.03〜0.
08、吸水能は900〜1200%である。 さらに、本発明のスポンジ状材料のさらに別の有利な具体例によれば、引張り
強さは少なくとも0.1Mpaである。
【0014】 したがって、本発明のスポンジ状材料は多くの利点を有する:高吸収性に加え
て、積極的に出さずに望ましい限り吸収した水分を保持できるが、手動のしぼり
出し作用の下で水をさらに放出できる。さらに、拭き取り能が高い。加えて、柔
軟で取り扱いやすく、かつ弾力的で、各々の拭き取り処理後に材料を最初の形状
に回復することができる。さらに、非常に十分な機械特性、特に引っ張り強度特
性を有する。 本発明のスポンジ状材料は、スポンジ、特にトイレ用スポンジ及び面清掃用ス
ポンジの構築での使用に特にかなり適している。このようにするために、厚みは
1〜15cm、特に1.5〜10cm、さらに2〜5cmであることが好ましく、これにより、こ
れらのスポンジを取扱いやすくすることができる。
【0015】 また、本発明の目的は、 a) 少なくともセルロース繊維とエラストマーからなる混合物を準備し; b) この混合物を形成し; c) 可能であれば物理的状態の変化を介して、工程b)で得られた生成物に気泡構
造を付与しうる剤を工程a)又は工程b)のあいだに混合物に混和し;必要であれば d) 工程b)で得られた生成物に、剤の物理的状態及び/又は生成物の架橋を変化 させることができる処理を付す ことからなるのを特徴とする上記スポンジ状材料を製造する方法である。
【0016】 本発明の方法を実施する最初の好ましい方法によれば、エラストマーは、ラテ
ックス形態で用いられる架橋性エラストマーであり、その方法は a) 水相中にセルロース繊維を分散し、適切に選択された架橋系の存在下でこの
分散物をラテックスと混合し、得られた混合物に氷片を入れ; b) 凍結させてこの混合物を形成し;かつ c) 凍結で得た生成物を加熱して含まれる氷片を溶かし、それを架橋して乾燥す
ること からなる。 したがって、本発明による方法を実施するこの最初の好ましい例では、氷片( 凍結前にセルロース繊維分散物/ラテックス混合物に混和される)からなるスポン
ジ材料に気泡構造を付与しうる剤は、この混合物が凍結してその結果凝固するあ
いだに気泡を位置付けて、その位置で気泡を混合物内に占有させる。凍結操作後
に続いて生成物を加熱することによって、含まれる氷片を同時に溶かし、この生
成物を架橋、乾燥し、気泡構造を形成することができる。
【0017】 実際、用いられる氷片の形状と大きさは、スポンジ状材料の気泡の形状と大き
さを決定づける。また、これらの氷片は、スポンジ状材料に付与されることが望
ましい気泡構造によって選択される。したがって、場合によっては、例えばすり
つぶしたり破砕して得られる破砕氷のような不規則な形状の氷片や、逆に成形、
粗砕もしくはいずれかの他の方法で得られる球状もしくは卵形の氷片のような規
則的な形状の氷片、さもなければこのような破片の混合物を使用することができ
る。さらに、気泡の大きさが広範囲にわたって分布しているスポンジ状材料を得
るために大きさの異なる氷片混合物を用いることが一般的に好ましいが、スポン
ジ状材料の気泡がほぼ全て同じ大きさであることが望ましい場合には、同じ大き
さか、ほぼ同じ大きさの氷片を用いることもできる。 この最初の好ましい方法の実施に有利な例によれば、セルロース繊維分散物/ ラテックス混合物に混和される氷片は、直径が0.1〜10mm範囲のほぼ球状の氷片 混合物からなる。 この混合物に混和される氷片の量に対するセルロース繊維分散物/ラテックス 混合物に存在する乾燥物の質量の比は、最終的なスポンジ状材料の密度を決定す
る。したがって、スポンジ状材料に付与されることが望ましい密度にしたがって
選択することが有利である。
【0018】 つまり、一例として、優れた結果は、この最初の好ましい方法によるエラスト
マーの乾燥質量に対するセルロース繊維の乾燥質量比が1に近いスポンジ状材料
の製造: -混合物中の水の質量に対する乾燥質量比が氷片の混和前に約0.2であるようにす
ることができる比率で、加えられる添加剤(架橋系及び任意の凝固剤、充填剤、 染料など)を考慮して、繊維が約10%濃度のセルロース繊維の分散物を乾燥エラ ストマー含量が約42%のラテックスと混合し、 -氷片を、混合物中の水の質量(氷片中の水を含む)に対する乾燥質量比を約0.1の
値に低下させるのに適した量でこの混合物に入れること によって得られる。
【0019】 セルロース繊維は、適宜選択した量の水で予め満たしたミキサーにこれらの繊
維を入れて適当な機械的攪拌に付し(一般にセルロース繊維が長くなるほど激し い)、均一なパルプが得られるまでこの攪拌を維持することによって水相に分散 される。この分散がなされるミキサーがどのようなタイプ(ターボディスパーサ ー、遊星形ミキサー、解膠ブレードを備えた攪拌機など)のものであっても、こ のミキサーは、分散物の加熱(heat-up)を防止するか少なくとも制限する装置、 例えば壁を冷却する装置を備えていることが有利である。 この最初の好ましい方法を実施する別の有利な例によれば、氷片を混和した後
、セルロース繊維分散物/ラテックス混合物を-10〜-40℃の温度に冷却し、この 温度を厚みに応じて2〜5時間維持して混合物を凍結する。しかし、例えば約-50 〜-60℃の低温で使用することができる。 凍結後の生成物は、好ましくはマイクロウエーブや赤外線トンネル、スチーム
チューブ、生蒸気オートクレーブ又はホットエアオートクレーブ、押込空気炉又
は熱風炉又は高周波オーブンのような加熱装置、又は連続したこれらの装置の幾
つかを用いて100〜200℃の温度に付すことによって加熱される。
【0020】 スポンジ状材料がセルロース繊維に加えて合成繊維を含むことが望ましい場合
には、この最初の好ましい方法により、例えば水相で合成繊維をセルロース繊維
とともに分散させて、これらの合成繊維をセルロース繊維に加えることのできる
ことが指摘される。 同様に、繊維とエラストマーの界面として作用する剤として用いるのに適した
1以上のポリマー及び/又は1以上の添加剤及び、特にラテックスの凝固促進に適 した剤(塩化カルシウム、塩化アンモニウム、硝酸カルシウムなど)を凍結工程の
あいだに用いることが望ましい場合には、これらは、セルロース繊維分散物又は
ラテックス、さもなければ工程a)で得られるような混合物のいずれかに混和する
ことができる。
【0021】 本発明の方法を実施する二番目の好ましい方法によれば、エラストマーはラテ
ックス形態で用いられる架橋性エラストマーで、その方法は a) 水相中でセルロース繊維を分散し、適切に選択された架橋系の存在下でこの
分散物をラテックスと混合し、得られた混合物を発泡体に変え; b) この発泡体を凝固で形成し;かつ c) この凝固で得られた生成物を加熱して生成物を架橋させ乾燥させる ことからなる。
【0022】 つまり、本発明の方法を実行するこの第二の好ましい方法において、スポンジ
状材料に気泡構造を付与できる剤は、セルロース繊維分散物/ラテックス混合物 に導入され、この混合物中で多量の気泡を発生させてそれを発泡体に変えるガス
からなる。続いて、含有する気泡を維持しながら固化させてこの発泡体を凝固す
ることにより、気泡の大きさが広範囲にわたっていることを有利な特徴とする連
続気泡構造物が形成される。 好ましくは、このガスは空気であり、セルロース繊維分散物/ラテックス混合 物を数分間激しく機械的に攪拌させて、この混合物に導入される。この攪拌は80
0〜1200rpmが有利であり、例えば壁を冷却する装置のような混合物の加熱を防止
するか少なくとも制限する装置を備えたターボディスパーサーで行われる。しか
しながら、この発泡処理を行うために空気以外のガス、例えば不活性ガスを使用
することができる。 セルロース繊維分散物/ラテックス混合物が機械的に攪拌される速度と攪拌時 間の範囲で、最終的に得られるスポンジ状材料の気泡の密度と大きさがともに制
御される。つまり、攪拌が長く激しくなるほど、この密度と大きさはともに減少
する。したがって、攪拌の速度と時間は、スポンジ状材料に付与されることが望
ましい特性によって選択することが有利である。
【0023】 この第二の好ましい実行方法の第一の変形によれば、発泡体はこれを凍結させ
て凝固される。凍結は発泡体を−10℃〜−30℃の温度に冷却し、この温度を厚み
に応じて2〜5時間維持することにより好都合に行われる。 この第二の好ましい実施方法の別の変形によれば、発泡体は、これに含有され
るラテックスを熱的に感作させて凝固される。このような熱感作処理では、発泡
体の温度上昇作用、つまり実際に発泡体が加熱されたときに反応しうるオルガノ
シロキサンのような凝固剤が発泡体に存在することが必要である。この凝固剤は
、ラテックス中のエラストマーの乾燥質量100部当たりに好ましくは0.05〜0.5質
量部の比率でラテックスに加えられる。 例えばマイクロウエーブ又は赤外線トンネル、スチームチューブ、生蒸気オー
トクレーブ又はホットエアオートクレーブ、押込み空気炉もしくは熱風炉もしく
は高周波オーブン中で発泡体を少なくとも25℃、好ましくは35℃以上にし、この
発泡体がゲル化するのに十分な時間、実際には発泡体の厚み、ラテックスと凝固
剤の性質及び使用する凝固剤の量に応じて1〜5時間、発泡体をこの温度に維持し
て熱感作処理することにより、ラテックスを凝固することが有利である。
【0024】 本発明によれば、凍結によるか熱感作によるかに関係なく、凝固の後には凝固
により得られた生成物を加熱する処理を行う。この処理は、凍結の場合において
はこの生成物を解凍、乾燥して架橋することを目的とし、熱感作の場合において
は生成物を乾燥し架橋することに限定される。この加熱処理は、好ましくはマイ
クロウエーブや赤外線トンネル、スチームチューブ、生蒸気オートクレーブ又は
ホットエアオートクレーブ、押込空気炉又は熱風炉又は高周波オーブンからなる
タイプの加熱装置、又は連続したこれらの装置の幾つかを用いて生成物を100〜2
00℃の温度にし、この温度を場合に応じて1〜5時間維持することにより行われる
。 実際には、ラテックスを熱感作させて発泡体を凝固させる場合には、乾燥およ
び架橋のために選択した温度に予め熱した加熱装置に発泡体を直接置き、発泡体
の温度が上昇するあいだに凝固させることにより、得られた生成物の凝固、乾燥
および架橋を1つの加熱装置を用いて1回の工程で行うことができ、有利である。
【0025】 さらに、本発明の方法を実行するこの第二の好ましい方法によれば、場合によ
って、 -セルロース繊維分散物/ラテックス混合物の発泡体への転換を促進するのに適当
な界面活性剤;例えば本発明の方法を実行するのに特に有用であることが証明さ
れた界面活性剤として、商標名AEROZOL(登録商標)でCytecから販売されているよ
うなチオコハク酸塩が挙げられる;このような界面活性剤が使用される場合、ラ
テックスをセルロース繊維分散物と混合する前に、ラテックス中のエラストマー
の乾燥質量100部あたり2〜6質量部の比でラテックスに加えることが好ましい; -発泡体がいったん形成された後、それを安定させるのに適した剤;このような 剤は特にセルロースエステルまたはエーテル(ヒドロキシエチルセルロース、ヒ ドロキシプロピルメチルセルロース等)のような増粘剤であってもよい;またこ の剤はラテックス中のエラストマーの乾燥質量[sic]に対して0.5〜4質量部でセ ルロース繊維分散物に有利に混和される; -塩化カルシウム、塩化アンモニウムまたは硝酸カルシウムのタイプを凍結して 凝固させる際に発泡体の凝固を促進するのに適した剤 をセルロース繊維分酸物、ラテックスまたはそれらの混合物に混和することが含
まれる。
【0026】 この第二の好ましい実行方法によれば、一例として、エラストマーの乾燥質量
に対するセルロース繊維の乾燥質量の比がほぼ0.5であるスポンジ状材料を製造 することにより、優れた結果が得られる。これは、加えられる添加剤(架橋系及 び任意の充填剤、界面活性剤、増粘剤、凝固剤等)を考慮して、8〜15%の繊維濃
度を有するセルロース繊維分散物と約55%の乾燥エラストマーを含有するラテッ
クスを混合物中の水分の質量に対する乾燥物質の質量比が約0.3になるような比 率で混合することによって生成される。 本発明の方法を実施するこの第二の好ましい方法において、セルロース繊維は
、第一の好ましい実行方法において先に記載したのと同様の条件下で当然に水相
に分散させてもよい。 また、この第二の好ましい実施方法において、例えば合成繊維を水相中のセル
ロース繊維とともに分散させて合成繊維をセルロース繊維に加え、繊維とエラス
トマーとの界面として作用する剤として使用できる1以上のポリマー及び/又は上
記で特定した以外の1以上の添加剤を使用することが望ましい場合には、セルロ ース繊維分散物又はラテックスさもなければ工程b)で得られるようなそれらの混
合物のいずれかに、これらの要素を混和することもできる。
【0027】 本発明の方法を実施する第三の好ましい方法によれば、エラストマーは架橋性
エラストマー又は乾燥形態で使用される熱可塑性エラストマーであり、 a) 適宜選択された架橋系の任意の存在下でセルロース繊維をエラストマーと混
合し、この混合物に1つ以上の発泡剤を混和し、 b) 押出し、圧延及び/又は成形により混合物を形成し、必要に応じて c) このようにして形成した生成物を加熱して、含まれる発泡剤又は剤を分解し
、発泡させ、任意に架橋する ことからなる。
【0028】 本発明の明細書において、「発泡剤」の語句は温度作用によって分解されてガ
スを放出し、それによってこの発泡剤を含む物質を発泡させることができるいず
れかの剤を意味すると理解すべきである。 従って、本発明の方法の第三の好ましい実行方法において、スポンジ状材料に
気泡構造を与えることができる剤は、形成前にセルロース繊維/エラストマー混 合物に混和され、この混合物の形成中または形成後に分解することによって得ら
れる生成物を発泡させ、この生成物中に気泡構造を形成することができる少なく
とも1つの発泡剤からなる。 気泡の大きさ分布が広範囲にわたっているスポンジ状材料を得るために、分解
速度(decomposition kinetics)が異なる数種の発泡剤をセルロース繊維/エラス トマー混合物に混和することが好ましい。しかし、スポンジ状材料の気泡がほぼ
同じ大きさであることが望ましい場合には、発泡剤を1種のみ使用することもで
きる。 本発明において有用な発泡剤は、特にアゾジカーボンアミド、アゾジイソブチ
ロニトリル、p,p'-オキシビス-(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、p-トルエンス
ルホニルセミカルバジドおよびp-トルエンスルホニルヒドラジドから選択しても
よい。 エラストマーが架橋性エラストマーである場合、架橋剤と発泡剤の性質と量を
変化させて形成処理後の生成物の発泡速度と架橋速度を調節することがさらに好
都合である。従って架橋それ自体が最大のときは発泡もまた最大となり、この生
成物は発泡が最大の状態で安定化される。
【0029】 この第三の好ましい実行方法の第一の変形によれば、セルロース繊維/エラス トマー混合物は、架橋性エラストマーであるエラストマーを用いて60〜80℃の温
度で押出し、次いで押出生成物を押出機から取り出して直接例えばマイクロウエ
ーブトンネルやスチームチューブに通過させて120〜180℃に加熱し、それを発泡
および架橋させることにより形成される。 この第三の好ましい実行方法の別の変形によれば、熱可塑性エラストマーであ
るエラストマーを用いて140〜180℃の温度で押出し、ダイから出ると同時に押出
生成物を発泡させることにより、セルロース繊維/エラストマー混合物が形成さ れる。 この第三の好ましい実行方法のさらに別の変形によれば、架橋性エラストマー
であるエラストマーを用いて120〜150℃の温度で圧延し、圧縮成形し、成形した
生成物を部分的に架橋することによりセルロース繊維/エラストマー混合物が形 成される。生成物を取り出した後、例えばオーブンまたはホットエアオートクレ
ーブでこれを150〜200℃の温度に熱し、発泡させて架橋を完成させる。 エラストマーが架橋性エラストマーである場合と熱可塑性エラストマーである
場合の両方に適用される第三の好ましい実行方法のさらに別の変形によれば、混
合物を射出成形またはトランスファー成形用金型に部分的に充填し、次いで発泡
させると同時に金型内で任意に架橋させ、混合物を完全に充填することによって
、セルロース繊維/エラストマー混合物が形成される。エラストマーが架橋性エ ラストマーである場合には、金型は例えば150〜200℃の温度に予め加熱される。
【0030】 本発明の方法の第四の好ましい実行方法によれば、エラストマーは乾燥形態で
使用される熱可塑性エラストマーで、方法は: a) セルロース繊維をエラストマーと混合し、 b) 押出で混合物を形成し、この形成中に混合物に発泡体を混和する ことからなる。 この第四の好ましい実施方法の第一の変形によれば、発泡剤は水またはプロパ
ンやフレオンのようなガスであり、セルロース繊維/エラストマー混合物が可塑 化される間に押出機に導入される。押出生成物は、含有する水またはガスの気化
により、ダイから取り出すと同時に発泡する。 これは、例えば熱力学不均衡を生じるのに適したダイ出口の温度および圧力条
件を適用し、押出生成物に含まれる水分やガスを液体状態から気体状態に変化さ
せることによってなしうる。 この第三の好ましい実施方法の別の変形によれば、発泡剤は、セルロース繊維
/エラストマー混合物が供給されている間に押出機に導入される1以上の気泡剤 からなり、押出生成物は、ダイから出ると同時に発泡する。 いずれの場合においても、押出は140〜190℃の温度で行うことが好都合である
【0031】 本発明の方法を実行する方法がどのようなものであっても、この方法は、架橋
性エラストマーが使用されるときは常に架橋系を混和することを含む。この架橋
系はエラストマーに応じて適宜選択され、セルロース繊維/エラストマー混合物 の形成中に実際の架橋剤(硫黄または過酸化物)とは別の架橋促進剤および助長剤
を含んでいてもよい。 同様に、この方法において、セルロース繊維(及び任意の合成繊維)とエラスト
マーとの界面として作用する剤として、架橋の際に例えばポリビニルアルコール
のような特定の架橋系を要するポリマーを使用する場合は常に、このような架橋
系を追加することを含む。これは、架橋剤そのものだけでなく架橋促進剤および
助長剤が含まれていてもよい。 さらに、本発明の方法の実行方法がどのようなものであっても、この方法は、
得られたスポンジ状材料を目的とする使用に適した大きさおよび形状(ブロック 状、スラブ状、シート状など)に切断することを含む。
【0032】 また、本発明の主題は、上記のスポンジ状材料からなることを特徴とするスポ
ンジである。 これらスポンジは、化粧表面(toilet surface)および面清掃の両方を目的とし
、好ましくは1〜15cm、特に好ましくは1.5〜10cm、さらに好ましくは2〜5cmの厚
さで取り扱いが容易である。 また、本発明の主題は、例えば平面(床、壁、鏡、窓ガラス等)を清掃するため
のスポンジ布、スポンジモップ、スクィーズのようなスポンジ部材であって、上
記したスポンジ状材料からなることを特徴とする家庭用品である。 本発明によるスポンジ状材料を例示し、それらの性質の例証する以下の記載に
より、本発明はさらに明確に理解されうるだろう。 しかし、当然に、これらの実施例は本発明の主題を説明するものにすぎず、い
かなる限定をもするものではない。
【0033】実施例1 :ラテックスとセルロース繊維からのスポンジ状材料の製造 長セルロース繊維のパルプは、予め数センチの大きさの断片に切断したコット
ンリンターのシート235gを水2.255kgに激しく攪拌しながら(1200-1500rpm) タ ーボディスパーサー(Lodige)で徐々に分散させ、約10分攪拌を維持して製造する
。 このようにして製造したパルプ繊維に10%CaCl2水溶液(ラテックスの凝固を促
進させる)141gを注ぎ、化合物を1200-1500rpmで1分混合する。次いで、乾燥ゴム
100部当たり1部の酸化亜鉛、1部の硫黄および1部のジブチルジチオカルバメート
亜鉛(架橋促進剤および硫黄供与体)で形成される加硫システムを含む乾燥ゴム
含有量が42%である559gのカルボキシ化ブタジエンアクリロニトリルゴムラテッ クス、続いて粒径分布が均一に0.1〜10mmの範囲にある球状の氷片(顆粒状の氷 )1.359kgを、ゆっくり攪拌しながら(300rpm)この化合物に混和させる。 得られた混合物を金型に注ぎ、金型で深さ約10cmの混合物とし、最低でも3時 間-30℃の温度でフリーザーに金型を置く。 この冷凍期間を経て型から取り出した後、このようにして得られた冷凍ブロッ
クを金属担持網に密閉し、140℃の温度の生蒸気オートクレーブに30分置く。こ れによってブロックに含まれる氷片を溶かし、この融解で生じた水を除いてラテ
ックスを架橋し、次いで130℃の温度の押込み空気炉に3時間半置いて乾燥させる
。次に、得られたスポンジ状材料は、所望の大きさに切断できる。
【0034】実施例2 :ラテックスとセルロース繊維混合物からのスポンジ状材料の製造 長セルロース繊維のパルプは、予め数センチの大きさの断片に切断したコット
ンリンターのシート117gを水1.127kgに穏やかに攪拌しながら(300-350rpm) タ ーボディスパーサーで徐々に分散させて製造する。全てのシート断片を水に混和
した後、攪拌速度を900rpmに上げて攪拌を5〜10分維持する。 一方、短セルロース繊維のパルプは、水1.127kgにARBOCELL(登録商標) PWC500
繊維(Rettenmaier & Sohne)117gを穏やかに攪拌しながら(300rpm)分散させ、均
一なパルプが得られるまで攪拌を続けることによって、遊星形ミキサー中で製造
する。 次いで、さらに穏やかに攪拌しながら、このようにして得られた短パルプ繊維
に長パルプ繊維を混和し、数分間攪拌を続けて均一な混合物とする。
【0035】 遊星形ミキサー容器のこの混合物2.490kgに、穏やかに攪拌しながら ・10% CaCl2 水溶液141g; ・PERBUNAN(登録商標) N VT ラテックス559g (Bayerにより市販されているカル ボキシル化ブタジエン-アクリロニトリルゴムラテックス、乾燥ゴム含量42%) ・硫黄9.4g、ジエチルジチオカーバメート亜鉛4.7g(ZDEC、架橋促進剤及び硫黄 供与体)及びメルカプトベンゾチオアゾール亜鉛 4.7g (ZMBT、架橋促進剤及び硫
黄供与体);及び ・粒径分布が均一に0.1〜10mmの範囲である球状の氷片2kg を連続して加える。 このようにして得られた混合物をすぐに金型に注ぎ、この金型で深さ約10cmの
混合物とし、実施例1に記載するのと同じ条件でフリーザーに金型を置く。 冷凍期間を経て型から取り除いた後、実施例1に記載したように、冷凍ブロッ
クを金属担持網に密閉し、140℃の温度の生蒸気オートクレーブに30分置き、次 いで120℃の温度の押込み空気炉に3時間半置く。
【0036】実施例3 :ラテックス及びセルロース繊維とポリアミド繊維の混合物からのスポ
ンジ材料の製造 粗砕機でコットンリンターのシートを約8mm〜1cmの長さの断片に切断した後、
このようにして得た断片141.7g、ポリアミド繊維(Le Flockage) 12.3g及び水1.3
86kgをターボディスパーサーに混和し、化合物を3分850rpmで攪拌する。このよ うにして、セルロース繊維とポリアミド繊維が全繊維質量に対して8質量%の混 合物からなるパルプ繊維1.540kgを得る。 さらに、磁気攪拌機(磁気攪拌機のインデックス6)を備えた容器中のCHEMIGUM(
登録商標)248ラテックス560g(Goodyearにより市販されるブタジエン-アクリロ ニトリルゴムラテックス、乾燥ゴム含量55%)に、連続して ・12.3gのAEROSOL(登録商標)22 (Cytecの界面活性剤);及び ・解膠ブレードを備えた攪拌機(Rayneri)中で激しく攪拌しながら100gの硫黄、5
0gのZDECと50gのZMBTを5%メチレンビス-(ナフタレンナトリウム)含有溶液(TAMO
L(登録商標)でBASFから入手可能な分散剤)200mlに分散させて予め製造した49.2g
の架橋系 を加え、数分攪拌を続けて均質な混合物を得る。
【0037】 184.8gの10%CaCl2水溶液と3.08gのCELACOL(登録商標)(Coutaulds Chemicals
によって販売されているヒドロキシプロピルメチルセルロース)をゆっくり攪拌
しながら、ターボディスパーサーにおいて、先に得られた繊維パルプに連続して
加える。次いで、前記のラテックスを得られた混合物に混和させ、この混合物を
800rpmで5分間攪拌し発泡体を形成させる。攪拌速度を1000rpmに上げることによ
って、この発泡体をターボディスパーサーから排出し、ビーカーに集める。これ
を直ちに金型に注ぎ、約6cmの深さまで満たす。発泡体の表面をならし、金型で の深さが均一になるようにした後、-20℃の温度のフリーザーに金型を直ちに入 れ、この温度を最低3時間維持する。 この冷凍期間を経て型から取り出した後、冷凍ブロックを金属支持網に密閉し
、120℃の温度に設定した押込み空気炉に置き、約3時間このオーブンに置いて乾
燥させ(乾燥後、ブロックの質量が変化する)ラテックスを架橋させる。クラスト
(crust)を除いた後、このようにして得られたスポンジ状材料を所望の大きさに 切断できる。
【0038】実施例4 :ラテックス、シリカ及びセルロース繊維とポリアミド繊維の混合物か
らのスポンジ状材料の製造 本発明のスポンジ状材料は、下記の相違点以外は上記実施例3に記載されるの
と同様の操作方法により得られる: -架橋系は、5%TAMOL(登録商標)水溶液200mlに硫黄75g、ZDEC 25g、ZMBT 25g及 び酸化亜鉛125gを分散させて製造する; -ラテックスの混和前に、この架橋系をULTRASIL(登録商標) VN3 250g (Rhone-Po
ulencにより市販されているシリカ)と混合し、化合物をボールミルで粉砕して完
全に均一にし、最後に; -ターボディスパーサーで繊維/ラテックス混合物(架橋系及びシリカ含む)を攪拌
して形成した発泡体を、800rpmの速度(実施例3のような1000rpmではない)で攪 拌を続けるあいだに排出する。
【0039】実施例5 :ラテックス、ポリビニルアルコール及びセルロース繊維とポリアミド
繊維の混合物からのスポンジ状材料の製造 本発明のスポンジ状材料は、下記の相違点以外は実施例3に記載されるのと同
様の操作方法により得られる: -繊維(つまりコットンリンター断片141.7gとポリアミド繊維12.3g)は、水1.185k
gに分散してパルプ繊維1.338kgとし; - CaCl2溶液、CELACOL(登録商標)及びラテックスに加えて、このパルプにGOHSEN
OL(登録商標)( Nippon Gosheiにより市販されているポリビニルアルコール) 30.
8gを含有する水溶液205g、次いでRESIMEN(登録商標) s 3521 (Monsantoにより市
販されるメラミン-ホルムアミド樹脂、ポリビニルアルコール用架橋剤として役 立つ)1.2g、最後に0.6gのCYCAT600 (Cytecにより市販されているスルホン酸、ポ
リビニルアルコール用架橋促進剤として役立つ)を混和し;かつ -最終的な混合物(繊維+ラテックス+架橋系+ポリビニルアルコール+添加剤)を5分
850rpmで攪拌して発泡体を形成させ、この混合物の攪拌速度を950rpmに上げるこ
とによって、この発泡体をターボディスパーサーから排出する。
【0040】実施例6 :ラテックス、ビニル接着剤及びセルロース繊維とポリアミド繊維の混
合物からのスポンジ状材料の製造 本発明のスポンジ状材料は、ポリビニルアルコールとその架橋系をビニル接着
剤(Sader)30gに代える以外は、実施例5に記載したのと同様の操作方法によって
も得られる。
【0041】実施例7 :ラテックス、炭酸カルシウム及びセルロース繊維からのスポンジ状材
料の製造 セルロース繊維パルプは、予め約8mm〜1cmの長さの断片に切断したコットンリ
ンターシート209.8gを水1.615kgにターボディスパーサー中で分散させ、3分850r
pmで化合物を攪拌して製造する。次いでこの混合物をろ過して混合物から水361g
を除き、セルロース繊維含量が14.3%(m/m)のパルプ1.464kgとする。 さらに、磁気攪拌機(磁気攪拌機のインデックス6)を備えた容器中のCHEMIGUM
(登録商標)6271ラテックス(Goodyearによって販売されるブタジエン-アクリロ ニトリルゴムラテックス、乾燥ゴム含量46%)636gに、 ・解膠ブレードを備えた攪拌機(Rayneri)において、47gの硫黄、35gのZDECおよ び117.5gの酸化亜鉛を、5%のTAMOL(登録商標)を含有する200mlの溶液に激しく
攪拌しながら分散させることによって予め製造した架橋系58.6g; ・60%CaCO3水溶液(OMYAからのHYDROCARB(登録商標))49.2g;および ・HANSA(登録商標)凝固剤4710 (Goodschmitt Groupによって販売されているオル
ガノシロキサン)の5%水溶液12.3g、 を連続して加え、攪拌を数分間続け、均一な混合物を得る。
【0042】 2.9gのCELACOL(登録商標)、次いでラテックスをターボディスパーサーにおい
て先に得られた繊維パルプに加える。この混合物を850rpmで5分間攪拌し、発泡 体を形成する。850rpmで攪拌し続けることによって、この発泡体をターボディス
パーサーから排出し、ビーカーに集める。これを直ちに成形型に注ぎ、約6cmの 深さまで満たす。 発泡体の表面をならし、型での深さが均一になるようにした後、120℃の温度 の押込空気炉に型を直ちに入れ、約6時間この炉に保持する。これによって発泡 体を凝固させ、この凝固によって生じる生成物を乾燥させ、ラテックスを架橋さ
せる。クラストを除いた後、このようにして得られたスポンジ状材料を所望の大
きさにカットすることができる。
【0043】本発明のスポンジ状材料の性質 : 本発明のスポンジ状材料の特性は、 −その相対密度; −吸水能; −手で絞った後の保水能; −引張強さ;及び −拭き取り能 を測定し、評価した。 相対密度は、スポンジ状材料の密度と水の密度の比(d)をとって、測定した
。 吸水能は、完全に乾燥しているときと一定量の水に浸漬した後のスポンジ状材
料を秤量し、次式: 水に含浸させた後の質量 −乾燥質量 A = -------------------------------------------- ×100 乾燥質量 により比(A)をとって、測定した。手で絞った後の保水能は、同じスポンジ状 材料を手できつく絞った後に秤量し、次式: 水に含浸させた後の質量 −手動でしぼり出した後の質量 R = --------------------------------------------------- ×100 乾燥質量 により比(R)をとって、測定した。
【0044】 引張強さは、長さ5〜6cm、幅2.5〜3.5cm、厚さ1.5〜2.5cmになるように切
断したスポンジ状材料を、300mm/min.に設定した電子引張試験機で破砕するまで
引張り、測定した。 最後に、拭き取り能は、予め濡らしておいた面を前記スポンジ状材料で拭った
後、水の痕跡が残っているか否かによって、査定した。 一例として、実施例1、2、3、4及び5で製造されたスポンジ状材料(以降 、材料1、材料2、材料3、材料4及び材料5とする)について得られた結果を 、下記の表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】 本発明は、明らかに記載したにすぎない具体例に限定されない。逆に、それは
本発明の関係又は範囲から逸脱しない限り、当業者がなしうる全ての変形を包含
するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 1/00 C08L 1/00 21/00 21/00 D04H 1/42 D04H 1/42 F W (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AU,BA,BB,BG,BR,CA,CN, CU,CZ,EE,GE,HR,HU,ID,IL,I S,JP,KG,KP,KR,LC,LK,LR,LT ,LV,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL, RO,SG,SI,SK,SL,TR,TT,UA,U S,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 2,rue Balzac,F−75008 Paris FRANCE (72)発明者 ガロア,ニコラ フランス、アミリ エフ−45200、リュ ドゥ ラ コオペラティブ、417 (72)発明者 テリス,ジャン フランス、ストラスブール エフ−67100、 リュ ドゥ ラ ガンゾ、22アー Fターム(参考) 3B074 AA03 AB02 AC02 AC03 4F074 AA02 AA07 AA09 AA12A AA13A AA13B AA14 AA17 AA17A AA25A AA29 AA32B AA40C AA48 AA65 AA71 AE04 AG01 AG02 AG04 AG05 AG06 AG13 AG14 AG20 BA13 BA14 BA17 BA18 BA32 BA33 BA34 BA35 BA42 BB01 BC01 CA22 CA24 CA25 CC04Y CC05X CC06Y CC22X CC22Y DA02 DA03 DA08 DA13 DA24 DA45 4J002 AB01W AC03X AC07X AC08X AC09X BB03Y BB05X BB12Y BB15X BB24X BE02Y BG05X BG10Y BP01X CF03Y CL00Y FA04Y FD017 FD027 FD037 FD097 FD147 FD187 FD317 FD326 GC00 4L047 AA08 AA14 AA16 AA17 AA21 AA23 BA08 BC05 BC12 BC14 CB07 CC16

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース繊維と少なくとも1つのエラストマーの混合物か
    らなり、 - 気泡構造物が0.1〜10mmの大きさの気泡で形成され; - 相対密度が0.03〜0.1; - 吸水能が少なくとも750%;及び - 手動でしぼりだした後の保水能が100%未満 であることを特徴とするスポンジ状材料。
  2. 【請求項2】 エラストマー内での絡み合いの促進に適した処理に予め付さ
    れているセルロース繊維からなることを特徴とする請求項1に記載のスポンジ状
    材料。
  3. 【請求項3】 予めフィブリル化に付されているセルロース繊維からなるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のスポンジ状材料。
  4. 【請求項4】 エラストマーが、ポリブタジエンゴム、ブタジエン-スチレ ンコポリマー、ブタジエン-アクリロニトリルコポリマー、エチレン-プロピレン
    のコポリマー及びターポリマー、スチレン-ブタジエン又はスチレン-イソプレン
    ブロックコポリマー、スチレン-エチレン-ブチレン-スチレンブロックコポリマ ー、ポリオレフィン由来熱可塑性エラストマー、オクテン-エチレンコポリマー 、エチルアクリレートコポリマー及び他のアクリレート、ポリクロロプレン、ク
    ロル化ポリエチレン及びそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1つに記載のスポンジ状材料。
  5. 【請求項5】 スポンジ状材料が、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポ
    リエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリアクリロニトリル繊維、ポリビニル
    アルコール繊維及びそれらの混合物から選択される合成繊維を含むことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1つに記載のスポンジ状材料。
  6. 【請求項6】 合成繊維が、この材料に存在する繊維の全質量に対して多く
    て20量%、好ましくは5〜15量%であることを特徴とする請求項5に記載のスポ ンジ状材料。
  7. 【請求項7】 繊維とエラストマーの界面として作用する剤として用いられ
    、ポリビニルアルコール、メラミン-ホルムアルデヒド樹脂、ビニル接着剤及び ポリウレタンから選択される1以上のポリマーを含むことを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか1つに記載のスポンジ状材料。
  8. 【請求項8】 淡色の充填剤、可塑剤、染料又は顔料、抗酸化剤のような安
    定剤、UV安定剤、オゾン亀裂防止剤、抗真菌剤、抗菌剤、マイクロカプセル化香
    料、増粘剤、界面活性剤、ラテックス凝固剤及び架橋剤から選択される1以上の
    添加剤を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のスポンジ状
    材料。
  9. 【請求項9】 この材料に存在するエラストマーの質量に対する繊維の全質
    量比が2〜0.2、好ましくは1.5〜0.3であることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れか1つに記載のスポンジ状材料。
  10. 【請求項10】 0.03〜0.08の相対密度と900〜1200%の吸水能を有するこ とを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載のスポンジ状材料。
  11. 【請求項11】 少なくとも0.1MPaの引張り強さを有することを特徴とする
    請求項1〜10のいずれか1つに記載のスポンジ状材料。
  12. 【請求項12】 a) 少なくともセルロース繊維とエラストマーからなる混
    合物を準備し; b) この混合物を形成し; c) 可能であれば物理的状態の変化を介して、工程b)で得られた生成物に気泡構
    造を付与しうる剤を工程a)又は工程b)のあいだに混合物に混和し;必要であれば d) 工程b)で得られた生成物に、剤の物理的状態及び/又は生成物の架橋を変化 させることができる処理を付す ことからなるのを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載のスポンジ状
    材料の製造方法。
  13. 【請求項13】 エラストマーがラテックス形態で用いられる架橋性エラス
    トマーであり、 a) 水相中にセルロース繊維を分散し、適宜選択した架橋系の存在下でこの分散
    物をラテックスと混合し、この混合物に氷片を入れ; b) 凍結させて混合物を形成し;かつ c) 凍結で得た生成物を加熱して含まれる氷片を溶かし、それを架橋して乾燥す
    ること からなることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 セルロース繊維分散物/ラテックス混合物に混和される氷 片が、直径が0.1〜10mm範囲のほぼ球状の氷片混合物からなることを特徴とする 請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 氷片を混和した後、セルロース繊維分散物/ラテックス混 合物を-10〜-40℃の温度に冷却し、2〜5時間この温度で維持して凍結することを
    特徴とする請求項13又は請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 凍結で得た生成物を100〜200℃の温度に付して加熱するこ
    とを特徴とする請求項13〜15のいずれか1つに記載の方法。
  17. 【請求項17】 エラストマーがラテックス形態で用いられる架橋性エラス
    トマーで、 a) 水相中でセルロース繊維を分散し、適宜選択した架橋系の存在下でこの分散
    物をラテックスと混合し、得られた混合物を発泡体に変え; b) この発泡体を凝固で形成し;かつ c) この凝固で得られた生成物を加熱して生成物を架橋させ乾燥させる ことからなるのを特徴とする請求項12に記載の方法。
  18. 【請求項18】 セルロース繊維分散物/ラテックス混合物が、機械的に攪 拌されることにより発泡体に転化されることを特徴とする請求項17に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 発泡体が、凍結されることにより凝固されることを特徴と
    する請求項17又は請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 発泡体が、-10〜-30℃の温度に冷却されて凍結されること
    を特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 発泡体が、含有されるラテックスを熱的に感作させて凝固
    されることを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の方法。
  22. 【請求項22】 工程a)のあいだに温度の上昇作用の下で反応し得る凝固剤
    を加え、少なくとも25℃、好ましくは35℃より高温にすることにより発泡体を凝
    固することを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 凝固で得られた生成物を100〜200℃の温度に付して加熱す
    ることを特徴とする請求項17〜22のいずれか1つに記載の方法。
  24. 【請求項24】 工程a)のあいだに界面活性剤及び/又は発泡安定剤及び/又
    はラテックス凝固剤を加えることを特徴とする請求項17〜23のいずれか1つ
    に記載の方法。
  25. 【請求項25】 エラストマーは架橋性エラストマー又は乾燥形態で使用さ
    れる熱可塑性エラストマーであり、 a) 適宜選択された架橋系の任意の存在下でセルロース繊維をエラストマーと混
    合し、この混合物に1以上の発泡剤を混和し; b) 押出し、圧延及び/又は成形により混合物を形成し、必要に応じて; c) このようにして形成した生成物を加熱して、含まれる発泡剤又は剤を分解し
    、発泡させ、任意に架橋する ことからなるのを特徴とする請求項12に記載の方法。
  26. 【請求項26】 分解速度が異なる数種の発泡剤をセルロース繊維/エラス トマー混合物に混和し、気泡の大きさ分布が広範囲にわたっているスポンジ状材
    料を得ることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 セルロース繊維/エラストマー混合物が、架橋性エラスト マーであるエラストマーを用いて60〜80℃の温度で押出し、次いで押出生成物を
    押出機から取り出して直接120〜180℃の温度に加熱して形成されることを特徴と
    する請求項25又は請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 セルロース繊維/エラストマー混合物が、熱可塑性エラス トマーであるエラストマーを用いて140〜180℃の温度で押出し、ダイから出ると
    同時に押出生成物を発泡させることにより形成されることを特徴とする請求項2
    5又は請求項26に記載の方法。
  29. 【請求項29】 セルロース繊維/エラストマー混合物が、架橋性エラスト マーであるエラストマーを用いて120〜150℃の温度で圧延し、圧縮成形し、成形
    した生成物を150〜200℃の温度に加熱して形成されることを特徴とする請求項2
    5又は請求項26に記載の方法。
  30. 【請求項30】 セルロース繊維/エラストマー混合物が、射出成形または トランスファー成形用金型に部分的に充填し、次いで混合物を発泡させると同時
    に金型内で任意に架橋させ、混合物を完全に充填することによって形成されるこ
    とを特徴とする請求項25又は請求項26に記載の方法。
  31. 【請求項31】 エラストマーが乾燥形態で使用される熱可塑性エラストマ
    ーで、 a) セルロース繊維をエラストマーと混合し;かつ b) 押出で混合物を形成し、この形成中に混合物に発泡体を混和する ことからなることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  32. 【請求項32】 発泡剤が、セルロース繊維/エラストマー混合物が可塑化 される間に押出機に導入される水又はガスで、押出生成物は、含有する水または
    ガスの気化により、ダイから取り出すと同時に発泡することを特徴とする請求項
    31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 発泡剤が、セルロース繊維/エラストマー混合物が供給さ れている間に押出機に導入される1以上の気泡剤からなり、押出生成物はダイか
    ら出ると同時に発泡することを特徴とする請求項31に記載の方法。
  34. 【請求項34】 押出が140〜190℃の温度で行われることを特徴とする請求
    項31〜33のいずれか1つに記載の方法。
  35. 【請求項35】 請求項1〜11のいずれか1つにスポンジ状材料からなる
    ことを特徴とするスポンジ。
  36. 【請求項36】 スポンジ部材が請求項1〜11のいずれか1つに記載のス
    ポンジ状材料からなることを特徴とするスポンジ布、スポンジモップ及び面清掃
    用スクィーズのようなスポンジ部材からなる家庭用品。
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