JP2001513444A - 連続鋳造装置における鋳型装置の交換可能部分を交換する装置及び方法 - Google Patents

連続鋳造装置における鋳型装置の交換可能部分を交換する装置及び方法

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JP2001513444A
JP2001513444A JP2000507073A JP2000507073A JP2001513444A JP 2001513444 A JP2001513444 A JP 2001513444A JP 2000507073 A JP2000507073 A JP 2000507073A JP 2000507073 A JP2000507073 A JP 2000507073A JP 2001513444 A JP2001513444 A JP 2001513444A
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レーリーク,アデルベルト
シュティーリ,アドリアン
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コンカスト スタンダード アクチェンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、連続鋳造装置における鋳塊装置(1) に関し、鋳塊鋳型(2A)と、前記鋳塊鋳型を鋳造位置(2a)にあるときに振動させる振動保持装置(4) とを含む。鋳塊装置は、分離可能な方法で、交換可能部分(2a)及び固定部分(4,11,12,12',71)からなる。交換可能部分を交換するため、固定部分から分離し、運搬手段(23)を使用して、その運転位置から鋳造位置(2a)下方の領域(29)に、少なくとも経路の一部に沿って移動する。このことは、特にマルチライン鋳造装置において、交換可能部分が、鋳造工程の際に、例えば直線(23') 又はアーチ型の部分(23") を含む経路に沿って、任意の意図して選択した位置(2b)へ輸送され、その方法を逆に行うことで新規な交換可能部分と交換することを可能にする。その方法は、任意の隣接する鋳塊装置における鋳造処理に干渉することなく、マルチライン装置において交換可能部分の交換を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の導入部分に従った、連続鋳造装置における鋳型装置の交
換可能部分を交換するための装置、及び請求項1に従った装置を操作する方法に
関する。
【0002】 概して、連続鋳造装置、特に連続鋼鋳造装置においては、鋳型又は少なくとも
鋳型の部品を交換することが必要となることがある。従って、例えば、鋳型の中
空が常にストランド凝固の効果を受けるとき、鋳型中空を規定する壁面は摩耗現
象を示し始め、修理又は交換しなければならなくなる。
【0003】 鋳造作業の際に発生する事故、例えば、ストランドシェルに穴があくこと又は
鋳型の注湯口からの金属溶融物の流出のようなことは、概して、関連した鋳型の
鋳造作業を中断することになる。一般的に、連続鋳造装置の部品、特に鋳型又は
鋳型の部品及び鋳型より下方のストランド案内装置は、鋳造作業を再開する前に
、凝固金属を取り除く又は交換さえもする必要がある。
【0004】 鋳型は、従来、保持装置により連続鋳造装置に支持され、その保持装置は鋳型
が鋳造位置において振動するように構成される。保持装置は通常振動テーブルの
形態をとり、その振動テーブルは、鋳型を取り付ける及び取り外す目的のため、
上方からアクセス可能となっている。垂直又は傾斜中空を有する鋳型を有するマ
ルチストランド装置においては、鋳造作業の際にタンディッシュを鋳型上に配置
し、溶融金属をタンディッシュから鋳型中空に注ぎ、ここで、複数の鋳型は従来
、複数の流出口を含む1つのタンディッシュから溶融物を供給される。鋳型の交
換を伴う事故は、事故による影響を受けた鋳型で鋳造作業を停止することを必要
とし、従って、マルチストランド装置の鋳造量が減少するという結果になり、そ
れはタンディッシュが上方から鋳型へアクセスすることの障害となり、必要な鋳
型の交換は、タンディッシュを取り除いた後に鋳造物を破壊することでのみ可能
となるためである。
【0005】 連続鋳造装置は、US-PS 3 273 208 より知られており、それは長い連続鋳造に
適しており、迅速な鋳型交換のための装置を備えている。直線で水平な移動を可
能にする滑動テーブル上に鋳型を配置し、それと垂直に移動可能な鋳型受け渡し
キャリッジ又は回転台と相互に作用する。移動可能な滑動テーブルは、移動経路
に沿って鋳込み台床面に開口した穴を必要とし、その穴は安全の理由で望ましく
ない。マルチストランド装置と共に回転台を使用するのであれば、ストランド間
に大きな間隔が必要であり、それは大型のタンディッシュを必要とする。マルチ
ストランド装置におけるこの種の交換装置の設備は、高度な構造の複雑化をもた
らすだけでなく、消耗しやすいタンディッシュのメンテナンスから生じる高価な
運転コストをももたらす。その上、溶融金属を1つのタンディッシュから複数の
鋳型に注湯する際に、例えば様々な鋳型における鋳造温度又は過熱温度の差など
の、鋳造パラメータに変動が生じる。これらの変動は、ストランドの間隔が大き
いほど一般的に大きく、異なる鋳型から引き抜くストランドの品質に容認できな
いほどの変動をもたらす。
【0006】 請求項1の導入部分を規定する特開昭62-9749 号は、鋳型を振動保持する装置
を備えた連続鋳造装置において、鋳型を交換する装置を開示している。保持装置
はデッキを含み、そのデッキに運転位置において鋳型を固定し、その高さを、独
立な駆動装置を備えた2つのてこシステムにより調節できる。第1のてこシステ
ムは、デッキを下げる及び上げることを可能にし、かつ鋳型を運転位置から第2
の位置に運ぶ運搬装置として使用し、鋳込み台下方の第2の運搬装置により鋳型
はかみ合い、デッキから持ち上げ、更に運搬する。第2のてこシステムは、第1
のてこシステムにより配置される位置の辺りで、鋳型の振動を可能にし、その組
立品は鋳型を含み、デッキ及び第1のてこシステムは、第2のてこシステムによ
り全体として動くようになっている。この設計は不利益を有し、それは鋳造作業
の際に、鋳型を振動するために、比較的大きな全体の重量を動いた状態に維持し
なければならなく、また第1のてこシステムは、第2のてこシステムにより伝え
られる振動に対して複雑な安定に耐えることで、比較的長期間に渡って鋳造条件
を制御した挙動に維持することを可能にしなければならないということである。
その上鋳型交換の初期段階において、鋳型に加えて比較的大きな重量を運搬装置
により移動しなければならない。
【0007】 本発明の目的は、知られている装置の不利益を回避し、連続鋳造装置における
鋳型装置の交換可能部分を交換する構造的に簡素化した装置及び方法を提供する
ことであり、その趣旨は、鋳造作業が進行中のまま、マルチストランド装置にお
ける個々の選択した鋳型の交換方法の実行を可能にすることである。 この目的を、請求項1に記載の装置及び請求項15に記載の方法による本発明
に従って達成する。
【0008】 ストランドを形成する鋳型中空壁に加えて、鋳型が鋳型中空壁を支持する構造
を含むものと仮定する。支持構造により、分離可能な接合を鋳型中空壁と振動保
持装置の間に形成してもよい。保持装置は鋳型の鋳造位置を確定する。鋳造作業
の際に交換可能な部分に接続した鋳型装置の部分は、交換可能な部分の空間的な
配置を規定するが、交換可能部分の作業位置として以下に示し、運搬装置の助力
で交換可能部分を作業位置から取り外した際に残ったものを固定部分として示す
。定義によると、固定部分は少なくとも保持装置を含む。
【0009】 本発明によると、交換可能部分は鋳型の部品を少なくとも1つ含み、固定部分
から分離した後に、運搬装置により作業位置から鋳造位置より下方の空間に、交
換可能部分が移動するように、保持装置及び交換可能部分を構成する。まず第1
に、交換工程の始めに交換可能部分を固定部分から分離することで、交換可能部
分を振動保持装置との連結から解く。このようにして、固定部分を移動すること
なく交換可能部分を交換することを可能にする。従って、作業の際に運搬装置上
の荷重負荷は最小に低減できる。その上、運搬装置を保持装置から分離するよう
に設計することもでき、また保持装置は鋳型と共に、運搬装置により影響を受け
ることなく鋳造作業の際に振動してもよい。
【0010】 本発明によると、固定部分から分離した後運搬装置により、交換可能部分は作
業位置から鋳造位置の下方の空間に移動してもよいので、鋳型上のタンディッシ
ュが交換可能部分への上方からのアクセスを妨げたとしても、鋳造作業の際でも
交換可能部分をマルチストランド装置において交換することができる。その上、
マルチストランド装置をあらゆる所望のストランド間隔で製造することを可能に
し、及び本発明による装置を予定したストランド間隔に従って構成することを可
能にする。例えば、鋳型をストランドの案内方向に鋳造位置下方の空間に移動し
てもよいように、運搬装置を設計すれば、ストランド間隔を最小化することがで
きる。このようにして隣接したストランドへの鋳型の動きを妨げる。 本発明に従った装置の異なる実施態様は、鋳型の配置により区別される。この
ことは、鋳型の部品及び/又は鋳型そのものを交換できるようなものであっても
よい。各々の実施例において、交換可能部品は運搬装置によりかみ合うものであ
ってもよい。
【0011】 1つの実施態様においては、交換可能部分は単に鋳型中空壁を含む。従って、
鋳型又は鋳型装置の他の部分を動かす必要なしに、著しい損耗を受ける鋳型の部
分のみを交換することができ、鋳型又は鋳型装置は概して鋳型中空壁より著しく
重量がある。鋳型装置の固定部分は、案内要素を備えることで、その作業位置へ
の移動の際に交換可能部品を自動的に配置するのを簡素化する。案内要素に導入
することができる封印を、冷却剤の漏れに対する交換の際に自動的に鋳型中空壁
を封印するように備え、その冷却剤は鋳型中空壁に作用することができる。この
実施例は、噴霧冷却鋳型と共に製造するのに特に容易であり、この実施例におい
ては、鋳型中空壁を冷却する噴霧冷却装置は、鋳型装置の固定部分と関連しても
よい。この実施態様はまた、しかしながら、水ジャケット冷却を有する鋳型で使
用することもできる。
【0012】 他の実施態様においては、交換可能部分は、鋳型中空壁を冷却する冷却流路を
有する鋳型中空壁からなる。冷却流路は、例えば、鋳型中空壁を取り囲む水冷ジ
ャケットの形態をとることができる。そのような実施態様においては、交換可能
部分が作業位置に導かれた際に、冷却流路が自動的に供給接続部に自動的に連結
するように、鋳型装置の固定部分に冷却の供給接続部を備えることが特に有利で
ある。 本発明の更なる態様においては、交換可能部分は鋳型の全体を含む。この場合
、鋳型が、運搬装置によりかみ合い、また作業位置から鋳造位置下方の空間へ移
動できるような方法で、鋳型中空壁の支持構造を保持装置と分離可能に連結する
【0013】 鋳型又は鋳型装置は従来、鋳造及び/又は凝固過程に影響を及ぼすのに役に立
つ装置及び/又はモニターするのに役立つ装置及び/又は連続鋳造装置の運転の
制御に役立つ装置を含む。本発明に従った更なる実施態様は、上述の装置が鋳型
装置の固定部分と関連することについて、及び交換可能な部分を有するものとは
異なる。 鋳型中空の流出口で流出するストランドに直接作用することを意図した装置を
、交換可能部分に配置することは特に有利である。これらの装置の実施例は、脚
部ローラー及び/又は噴霧冷却装置及び/又はストランドの電磁撹拌装置である
【0014】 さほど頻繁に交換する必要のない装置は、鋳型装置の固定部分の部品として有
利に構成することができ、保持装置と例えば鋳型の周囲面で連結するか、鋳型中
空壁の支持構造が固定部分と関連していれば、支持構造物上に配置してもよい。
そのような装置の実施例は、鋳型中空内及び/又はストランドの金属溶融物の電
磁撹拌及び/又はブレーキの装置、又はストランドの噴霧冷却装置である。その
ような装置が特に重量のあるものであれば、鋳型装置の固定部分との結合は、本
発明による装置の特に有利な実施態様となり、それは運搬装置がより小さい負荷
で対処するように設計されているからである。
【0015】 同様に、複雑な供給装置と共に運転しなければならない装置は、有利には鋳型
装置の固定部分と連結し、供給装置へのゲートは過度に複雑な設計、例えば分離
可能な供給接続部である必要はない。例えば、鋳造作業をモニターする測定装置
、特にメニスカスの高さを測定する及び/又は鋳型部分の温度を測定する装置が
、この分類になる。 本発明に従った装置の更なる実施態様は、固定供給接続部を通しての供給を必
要とする1又は複数の構成要素を含む交換可能部分に関する。この実施例におい
ては、固定部分は少なくとも1つの供給接続部を含み、交換可能部分の交換の際
に、供給接続部を対応する供給接続部と連結する又は連結を解くことで、それぞ
れ供給接続をもたらす又は解消するように、交換可能部分を構成する。そのよう
な供給接続部は、エネルギー、冷却剤、又は潤滑剤の供給、又は信号の交換に役
立つ。例えば、自動的に接続可能な供給接続部により、交換可能部分に導入され
た電磁撹拌装置は、電気エネルギーを供給されてもよいし、鋳型中空への潤滑剤
ダクト開口部は潤滑剤を供給してもよいし、交換可能部分と接続した制御可能な
装置又は測定プローブ、例えば鋳型中空壁又は交換可能部分の他の部分の温度を
測定する温度プローブと、交換可能部分の周辺部での制御及び/又は測定装置と
の間で、測定及び/又は制御の信号を交換してもよい。
【0016】 鋳型装置の構成に依存して、様々な実施態様が運搬装置に実行できる。運搬装
置は昇降装置を含み、その昇降装置と交換可能部分を接続し、交換可能部分が作
業位置から鋳造位置下方の空間に移動するような方法で構成する。運搬装置は、
交換可能部分が、流出口においてストランドを運ぶ方向に、作業位置から実質的
に接線方向に、少なくともその工程の程度に沿って移動するような方法で構成し
てもよい。運搬装置のこの実施態様は、交換可能部分が交換の際に特に小さい領
域を横断するという利点を有する。このようにして、鋳型装置を特に小型にする
ことが可能である。特に鋳型装置の固定部分の構成要素、例えば、電磁撹拌装置
又はメニスカス測定装置を、交換可能部分からできる限り近くに配置すれば、交
換可能部分を交換の際に作業位置から取り外した際に、利用できるあそびはほと
んどない。
【0017】 運搬装置の他の変更においては、交換可能部分は、一部は直線で及び/又は一
部は湾曲した経路上で作業位置から移動してもよい。このことは、交換可能部分
が更なる処理を受ける、あらゆる適当な位置に作業位置から交換可能部分を移動
する、有利に有効な可能性をもたらす。鋳型から離れた直後に第2の冷却室を通
じてストランドを案内する連続鋳造装置においては、例えば、運搬装置を第2の
冷却室の外側に位置するような方法で構成することもでき、交換可能部分を、冷
却室の壁の閉鎖可能な開口部によりかみ合ってもよく、またストランドを案内す
る方向の接線沿って移動した後に、第2の冷却室から横向きに運搬してもよい。
鋳造作業の際に、上記の鋳造作業の障害となる、例えばストランドの剥離(break
away) から進展する影響から、運搬装置は冷却室により広く保護されるであろう
。その上、運搬装置を可動構成要素として構成することもできる。マルチストラ
ンド設備の場合においては、適度に交換する交換可能部分の近傍において運搬装
置を配置することにより、複数の鋳型が同一の運搬装置により供給できるという
利点をこの構造は有する。運搬装置を連続鋳造装置に関して固定して配置するこ
とも可能である。例えば、各々の鋳型を運搬装置と連結してもよい。このことは
、運搬装置が1つの交換可能部分に適合したら、運搬装置の複雑な位置決めを回
避する。このようにして本発明による装置の自動化は簡素化している。
【0018】 本発明の実施例を、図を使用して以下に説明する。 図1は鋳込み台の床6の開口部を通って突出している鋳型装置1を示している
。鋳型装置1は、鋳型中空3を有する鋳型2、及び鋳型2の保持装置4を含む。
鋳型2を鋳型装置2の交換可能部分になるように設計し、固定部分を形成する鋳
型装置1の他の構成要素から分離してもよく、運搬装置23により移動する。参照
符号2a,2b などは、鋳型2の異なる部分を示すのに以下で使用する。鋳型中空3
は、上端で注湯口及び鋳型2の下端でストランド3'の流出口を有する鋳型中空壁
9からなる。図1はストランド3'を凝固したストランド残部として示しており、
それは鋳型2の流出口で直接切り離され、鋳造作業の際のメニスカスに対応する
上端3"を含む。鋳型2は、鋳型中空壁9の支持構造体として役立つ外部ジャケッ
トを含み、保持装置4に接続してもよい。ジャケット20と鋳型中空壁9の間の空
間は冷却剤、例えば水の流路に構成され、鋳型中空壁9とそれを取り囲む管49の
間の間隔は、冷却剤流路として役立ち、それを通って冷却剤が供給ライン15' か
ら排出ライン16' へ運ばれる。
【0019】 保持装置4を、開口部及び鋳型テーブル4'に沿って移動できるくさび13' を有
する鋳型テーブル4'として構成し、開口部を通して鋳型2は下方から鋳造位置2a
へ導かれる。図1においてストランドを案内する方向に両方向の矢印で示したよ
うに、保持装置4は、図示していない駆動装置により振動させてもよい。鋳造位
置2aを配置要素13により規定し、その要素は鋳型2に接続し、鋳型2はくさび13
' により鋳型テーブル4'と取り外し可能に接続してもよい。鋳型のジャケット20
から離れた冷却剤の供給及び排出ライン15' 及び16' の端部は、供給接続部とし
て各々構成されている。鋳型を鋳造位置2aに導くと、それらは連結点15" 及び16
" において、鋳型装置の固定部分上に配置した対応する冷却剤の供給及び放出ラ
イン15及び16と分離可能に接続するように形成されている。
【0020】 鋳造作業の際には、鋳型テーブル4'を超えて突出する鋳型2aの部分は、囲い11
に囲まれ、囲いは、鋳造作業の際に必要で、鋳型装置1の固定部分と連結してい
る様々な装置、例えば放射能放射体12及び検出器12' からなるメニスカス3"をモ
ニターする測定装置又は電磁撹拌装置(図示せず)を収容する。鋳型2aの交換の
際に行われる又は分離される、エネルギー及び/又は信号供給接続の実施例は、
図1に示した温度測定装置70であり、それは出口側でのパイプ49の端部で冷却剤
の温度を測定するように設置し、電気接点を経て囲い11上の対応する接点71と鋳
型の外側で接続することで、電気エネルギーの供給又は測定及び/又は制御信号
の交換を確保してもよい。
【0021】 運搬装置23は、鋳型2を2度の自由度で移動することを可能にし、複数の機能
的な群23a,23b,23c,23d からなる。運搬装置23と鋳型2aの間の接続は、連結要素
23d により形成してもよい。連結要素23d を、矢印23' の向きに線形推進器23c
により移動してもよく、線形推進器23c は次に旋回アーム23b 及び旋回アーム23
b の固定旋回装置23a により矢印23" の向きに動かしてもよい。 鋳型2aを交換するのに、運搬装置23を適当に配置した後に、連結要素23d を鋳
型2aと接続し、鋳型2aと保持装置4の間の接続を、くさび13' の移動により解放
する。線形推進器23c の作動により、鋳型をその後矢印23' の長さ方向に、すな
わち鋳型2aの流出口でストランド3'の案内方向の実質的に接線方向に、鋳造位置
2aの下方の空間29に移動し、供給及び排出ライン15,15'及び16,16'の接続は各々
、それぞれの連結点15" 及び16" で接続を絶たれる。この目的のため、鋳型テー
ブル4'及び囲い11における開口部は、案内面4"及び11' として作用する。鋳型2
はその後旋回装置23a の作動を通して、鋳型の2の更なる処理のため適当な位置
に、例えば図1に示した位置2bに運搬してもよい。鋳造位置2aに新しい鋳型2を
挿入する際には、これらの工程を逆にしてもよい。
【0022】 図2は、2つの鋳型装置1'の上で2つのストランド3'用のタンディッシュとし
て使用する鋳込み容器30を示している。鋳型装置1'は、鋳型テーブル4'上に位置
し、鋳型テーブルは振動装置5により振動を引き起こされてもよい。仕切壁8,8'
,8" を有する第2の冷却室7,7'は、鋳型装置1'の下方に配置されている。左側の
ストランドの場合においては、鋳造を中断し鋳型を交換していて、右側のストラ
ンドの場合においては、鋳造は進行中である。
【0023】 鋳型装置1'はそれぞれ交換可能部分及び固定部分の形態をとり、交換可能部分
は、鋳型中空壁9と、鋳型中空壁9の冷却水収容体として構成される支持構造体
10とを有する鋳型2'からなる。固定部分は、鋳型テーブル4'、及び支持構造体10
を冷却水の巡回路に接続する冷却水の供給及び排出ライン15及び16用の連結装置
14を含む。連結装置14は、交換可能部分の固定装置として同時に利用でき、スト
ランドの供給方向に垂直に(矢印17)移動可能な滑動平板として構成される。よ
り明確にする理由のため、矢印17に従った移動を果たすための駆動手段を省略し
ている。鋳型2'の囲い11の上部を形成する潤滑油散布平板18は、交換可能部分の
流入側の半分を固定する追加の装置を構成する。円錐形の案内面19は、交換可能
部分の中心あわせの手段として、及びライン21を経て供給される潤滑油の連結面
として同時に役立つ。
【0024】 望遠鏡式の昇降する円筒の形態の昇降装置22は、第2の冷却室7中の鋳型装置
1'の下方に示してある。昇降装置22の上端において、かみ合い装置24が、昇降装
置22と交換可能部分の間の接続要素として備わっている。昇降装置と共に、中心
案内25及び可動ボルトを備えたかみ合い装置24は、交換可能部分をその作業位置
から引き出す、又は垂直方向に下方から、すなわち鋳型中空壁9に関して実質的
に軸方向にそこに押し込む。
【0025】 この実施例において、昇降装置22はキャリッジ(carriage)27上に配置され、キ
ャリッジを中間台28上で第2の冷却室に挿入し、そこに固定する。キャリッジ27
を第2の冷却室に挿入する前に、鋳型中に締め付けられたあらゆる鋳造ストラン
ドは、切断しそこから引き抜くことで鋳型の下から分離しなければならない。分
離前又は分離後、第2の冷却噴霧装置及び案内ローラーは、存在するのであれば
、旋回する又は動かすことにより移動させる。
【0026】 鋳型装置の同一の部品には同一の参照符号を以下で使用している。図3は、鋳
型2"に固着している分離したストランド部分31を有する鋳型装置1"を示している
。鋳型2"は交換可能部分の形態をとる。 鋳型2"の鋳型中空壁9の支持構造体10は、鋳型中空壁9に沿って冷却水循環用
の案内32を備えている。鋳型中空壁9は湾曲し、円形又は矩形などの断面形状を
有することができる。支持構造体10の外側形状は、円筒又は角柱状であるため、
交換可能部分は、作業位置まで直線状に垂直に、また矢印33の向きに鋳型中空壁
9に対して実質的に軸方向に引き抜く又は押し込むことができる。
【0027】 図3における鋳型装置1"は様々な付属部品を備えている。囲い11及び鋳型2"の
内側に電磁撹拌又はブレーキ装置51が配置されている。鋳型中空壁9の直下の鋳
型2"には、攪拌装置34、脚部ローラー35及び噴霧装置36が備わっている。それら
は、適当に構成されたかみ合い装置38により、固着したストランド部分31、鋳型
中空壁9及び支持構造体10と共にかみ合い、鉛直方向に引き抜かれる。昇降装置
は、欠陥のある交換可能部分を、交換可能部分の供給装置上の縦位置に置き、そ
こから新しいものを取る。かみ合い装置38が例えば90°まで旋回するように昇降
装置に配置されていれば、交換可能部分はまた、機械化した方法で、水平位置に
ある交換可能部分の供給装置から取る又はそこに置くこともできる。交換可能部
分は、滑動平板の形態の結合装置14及び囲い11上の円錐形案内により鋳造位置で
固定又は締め付けられ、滑動平板は案内39に沿って移動することができる。
【0028】 設備が据え置きである時、鋳型交換工程はクレーンを使用して鋳込み台41の上
方から行ってもよい。潤滑油散布平板18を取り外した後に、鋳型2"を上方に引き
抜くことが可能となる。しかしながら、鋳型装置1"、すなわち鋳型2"及び囲い11
を上向きに、鋳型テーブル4'と共に又はそれなしで、構成部分として取り除くこ
ともできる。
【0029】 図面に示した望遠鏡式の昇降する円筒の代わりに、従来技術より知られている
他の昇降及び案内システムを使用することもできる。これらは、例えば、交換可
能部分を、作業位置からあらゆる適当な場所へ、一部は直線及び/又は一部は湾
曲した経路を経て移動できるように設計することができる。 図4及び5は、鋳型2'''の部分、特に鋳型中空壁40及び封印フランジ43からな
り、案内面42,44 を含む、交換可能部分を含む鋳型装置を示している。冷却水漏
れに対して密閉するように、封印フランジ43を鋳型中空壁40に接続する。円形案
内面44は封印面としても作用し、他の環状フランジ46の面45に対して支えられて
いる。フランジ46は、鋳型中空壁40の支持構造体47、水ジャケット49及び撹拌装
置50と共に、鋳型2'''の固定部分に属し、上記の支持構造体47は案内及びフラン
ジ48の支持及び側壁47' の形態をとる。 参照符号52は可動ボルトを示し、それは交換可能部分を固定し、図示していな
い移動手段により水平に動かすことができる。封印部は模式的に小さな円54で示
してある。
【0030】 鋳型の下方に、鋳型中空壁40を取り外すための、部分的に図示した持ち上げ装
置56の一部を示した。封印フランジ43と持ち上げ装置56の間にハンマー状の頭を
有するボルト57により接続を形成する。 図6及び7に従った鋳型装置1"" において、鋳型2"" の鋳型中空壁60を支持構
造体61に設置する。鋳型中空壁60を冷却するために、噴霧管62と噴霧ノズル63か
らなる噴霧水冷手段を備え、それは冷却水供給ライン72及び冷却水排出ライン73
による供給網に接続している。鋳型装置1"" の交換可能部分は、鋳型中空壁60、
潤滑剤供給部66を有する上部封印フランジ65及び支持構造体61のフランジ68に対
して接している下部封印フランジ67からなる。昇降装置69の連結部分を模式的に
示している。上部封印フランジ65と支持構造体61の間に、別のフランジ70が配置
してある。このフランジ70は、交換可能部分と共に、タンディッシュを取り外し
た後に、昇降装置75により上向きに取り外す。
【0031】 図1〜7の鋳型装置は、以下の工程で本発明に従って交換できる交換可能部分
を含む。 ・交換可能部分を鋳型装置の固定部分から分離する工程、及び ・運搬装置によりその作業位置から鋳造位置の下方の空間に、少なくともその
経路の部分に沿って動かす工程。 ・これらの工程を逆に行うことで、新しい交換可能部分をその作業位置に導入
し、鋳型装置の固定部分に接続する。 状況に依存して、様々な支持方法をこれらの方法の工程、例えば溶融金属の流
れの停止、鋳型の振動動作の停止、鋳型の流出口近傍で鋳型に固着しているスト
ランド残部の分離、鋳型下方の第2の冷却装置の一時的な取り外しなどと共に適
切に使用する。このようにして、交換可能部分は運搬装置にアクセス可能になり
、動作に必要なあそびが鋳造位置の下の空間で確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は鋳型装置の縦断面図である。
【図2】 図2は2個のストランド装置の縦断面図である。
【図3】 図3は鋳型装置の更なる実施例の縦断面図である。
【図4】 図4は鋳型装置の更なる実施例の縦断面図である。
【図5】 図5は図4の線IV−IVに沿った断面図である。
【図6】 図6は鋳型装置の更なる実施例の縦断面図である。
【図7】 図7は図6の線VI−VIに沿った断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月8日(2000.2.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】 本発明は、請求項1の導入部分に従った、連続鋳造装置における鋳型装置の交
換可能部分を交換するための装置を有する連続鋳造装置、及び請求項1に従った
連続鋳造装置の交換可能部分を交換する方法に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】 概して、連続鋳造装置、特に連続鋼鋳造装置においては、鋳型又は少なくとも
鋳型の部品を交換することが必要となることがある。従って、例えば、鋳型の中
空が常にストランド凝固の効果を受けるとき、鋳型中空を規定する壁面は摩耗現
象を示し始め、修理又は交換しなければならなくなる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 鋳造作業の際に発生する事故、例えば、ストランドシェルに穴があくこと又は
鋳型の注湯口からの金属溶融物の流出のようなことは、概して、関連した鋳型の
鋳造作業を中断することになる。一般的に、連続鋳造装置の部品、特に鋳型又は
鋳型の部品及び鋳型より下方のストランド案内装置は、鋳造作業を再開する前に
、凝固金属を取り除く又は交換さえもする必要がある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 鋳型は、従来、保持装置により連続鋳造装置に支持され、その保持装置は鋳型
が鋳造位置において振動するように構成される。保持装置は通常振動テーブルの
形態をとり、その振動テーブルは、鋳型を取り付ける及び取り外す目的のため、
上方からアクセス可能となっている。垂直又は傾斜中空を有する鋳型を有するマ
ルチストランド装置においては、鋳造作業の際にタンディッシュを鋳型上に配置
し、溶融金属をタンディッシュから鋳型中空に注ぎ、ここで、複数の鋳型は従来
、複数の流出口を含む1つのタンディッシュから溶融物を供給される。鋳型の交
換を伴う事故は、事故による影響を受けた鋳型で鋳造作業を停止することを必要
とし、従って、マルチストランド装置の鋳造量が減少するという結果になり、そ
れはタンディッシュが上方から鋳型へアクセスすることの障害となり、必要な鋳
型の交換は、タンディッシュを取り除いた後に鋳造物を破壊することでのみ可能
となるためである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 請求項1の導入部分を規定する特開昭62-9749 号は、鋳型を振動保持する装置
を備えた連続鋳造装置において、鋳型を交換する装置を開示している。保持装置
はデッキを含み、そのデッキに運転位置において鋳型を固定し、その高さを、独
立な駆動装置を備えた2つのてこシステムにより調節できる。第1のてこシステ
ムは、デッキを下げる及び上げることを可能にし、かつ鋳型を運転位置から第2
の位置に運ぶ運搬装置として使用し、鋳込み台下方の第2の運搬装置により鋳型
はかみ合い、デッキから持ち上げ、更に運搬する。第2のてこシステムは、第1
のてこシステムにより配置される位置の辺りで、鋳型の振動を可能にし、その組
立品は鋳型を含み、デッキ及び第1のてこシステムは、第2のてこシステムによ
り全体として動くようになっている。この設計は不利益を有し、それは鋳造作業
の際に、鋳型を振動するために、比較的大きな全体の重量を動いた状態に維持し
なければならなく、また第1のてこシステムは、第2のてこシステムにより伝え
られる振動に対して複雑な安定に耐えることで、比較的長期間に渡って鋳造条件
を制御した挙動に維持することを可能にしなければならないということである。
その上鋳型交換の初期段階において、鋳型に加えて比較的大きな重量を運搬装置
により移動しなければならない。 鋳型は、DE 32 07 149より知られており、それは、振動高架台に取り外し可能
な方法で取り付けられ、水冷室、上部及び下部フランジ板、水を通すジャケット
、及び鋳型管を含む。フランジ板、鋳型管、及び水を通すジャケットは、接続要
素により保持された一体の装置を形成し、構造要素に適合した成形体のように、
クレーンにより水冷室から上方に引き抜く、又は水冷室に上方から導入すること
ができ、従って、鋳造を中断している際に、タンディッシュを取り除いた後に、
鋳型上方から取り除くことのみが可能になっている。 LU 84 507 は、鋳型装置を有する多連鋳造装置を開示し、各々の鋳型は、特に
鋳型振動装置のような全ての付属物を含み、長さ方向に変位できるように、降下
可能な台に据え付けられたフレームに配置されている。台を降下すると、振動機
構及び駆動モータからなる振動装置と共に、台に沿って運転位置下方の位置に鋳
型は移動し、そこで振動装置から分離し、交換する。この配置によっても、鋳型
を交換する前に比較的大きな重量を移動できる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 本発明の目的は、知られている装置の不利益を回避し、連続鋳造装置における
鋳型装置の交換可能部分を交換する構造的に簡素化した装置及び方法を提供する
ことであり、その趣旨は、鋳造作業が進行中のまま、マルチストランド装置にお
ける個々の選択した鋳型の交換方法の実行を可能にすることである。 この目的を、請求項1に記載の連続鋳造装置及び請求項14に記載の方法によ
る本発明に従って達成する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 ストランドを形成する鋳型中空壁に加えて、鋳型が鋳型中空壁を支持する構造
を含むものと仮定する。支持構造により、分離可能な接合を鋳型中空壁と振動保
持装置の間に形成してもよい。保持装置は鋳型の鋳造位置を確定する。鋳造作業
の際に交換可能な部分に接続した鋳型装置の部分は、交換可能な部分の空間的な
配置を規定するが、交換可能部分の作業位置として以下に示し、運搬装置の助力
で交換可能部分を作業位置から取り外した際に残ったものを固定部分として示す
。定義によると、固定部分は少なくとも保持装置を含む。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 本発明によると、交換可能部分は鋳型の部品を少なくとも1つ含み、固定部分
から分離した後に、運搬装置により作業位置から鋳造位置より下方の空間に、交
換可能部分が移動するように、保持装置及び交換可能部分を構成する。まず第1
に、交換工程の始めに交換可能部分を固定部分から分離することで、交換可能部
分を振動保持装置との連結から解く。このようにして、固定部分を移動すること
なく交換可能部分を交換することを可能にする。従って、作業の際に運搬装置上
の荷重負荷は最小に低減できる。その上、運搬装置を保持装置から分離するよう
に設計することもでき、また保持装置は鋳型と共に、運搬装置により影響を受け
ることなく鋳造作業の際に振動してもよい。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造装置における鋳型装置(1,1',1",1''',1"")の交換可
    能部分を交換する装置であって、前記鋳型装置が、鋳型(2a,2',2",2''',2"") と
    、前記鋳型を鋳造位置において振動させる振動保持装置とを含み、前記交換可能
    部分が、前記鋳型装置の固定部分と分離可能に接続でき、運搬装置が、運転位置
    と第2の位置の間で前記交換可能部分を運搬するために備わっている装置におい
    て、前記交換可能部分(2a,2',2",40,60)が、前記鋳型(2a,2',2",2''',2"") の少
    なくとも1つの構成要素(9,40,60) を含み、前記交換可能部分が、前記固定部分
    (4,11,47,47',48,61,70)から分離した後に、前記運搬装置(22,23,38,56,69)によ
    り、前記運転位置(2a)から鋳造位置(2a)下方の空間(29)に移動できるように、前
    記保持装置(4) 及び前記交換可能部分(2a,2',2",40,60)が構成されていることを
    特徴とする、鋳型装置の交換可能部分を交換する装置。
  2. 【請求項2】 前記交換可能部分が、鋳型中空壁(40,60) を含み、前記鋳型
    中空壁が、注湯口及びストランド(3')の流出口を有して、前記鋳型(2''',2"")の
    鋳型中空(3) を形成していることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記交換可能部分が、前記鋳型中空壁を冷却するための、前
    記鋳型中空壁(9) を囲む冷却流路(32,49) を含むことを特徴とする、請求項2に
    記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記交換可能部分が、前記鋳型(2a,2',2")を含むことを特徴
    とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記交換可能部分(2")が、前記流出口で前記ストランド(31)
    用の、脚部ローラー(35)及び/又は噴霧冷却装置(36)及び/又は電磁撹拌装置(3
    4)を含むことを特徴とする、請求項2又は3に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記固定部分(11)が、前記鋳型中空(3) 内及び/又は前記ス
    トランド(31)内における溶融金属の電磁撹拌及び/又は電磁ブレーキ用の装置(5
    0,51) 、及び/又は前記ストランド(31)の噴霧冷却装置、及び/又は鋳造作業を
    モニターする測定装置、特にメニスカスの高さを測定する装置(12,12')及び/又
    は前記鋳型部分の温度を測定する装置(71)を含むことを特徴とする、請求項1か
    ら5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記固定部分が、前記鋳型中空壁(60)を冷却するための噴霧
    冷却装置(62,63) を含むことを特徴とする、請求項2及び5から6のいずれか1
    項に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記固定部分が少なくとも1つの供給接続部(15,16,71)を含
    み、前記交換可能部分を交換する際に、前記供給接続部を前記交換可能部分の対
    応する供給接続部(15',16',70)と連結する又は連結を解くことで、供給接続をも
    たらす又は解消するような方法で、前記交換可能部分が構成されていることを特
    徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記供給接続部が、エネルギー(70,71) 、冷却剤(15",16")
    、潤滑剤(21,66) 、又は信号(70,71) を供給する目的で形成されていることを特
    徴とする、請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記運搬装置が昇降装置(22,23,38,56,69)を含み、前記昇
    降装置に前記交換可能部分が接続でき、前記交換可能部分が前記運転位置から前
    記鋳造位置(2a)下方の空間(29)に移動できるような方法で、前記運搬装置が構成
    されていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記交換可能部分が、前記運転位置から、前記流出口にお
    いて前記ストランドを案内する方向の実質的に接線方向(23') に、少なくともそ
    の経路の部分に沿って、及び/又は一部は直線状の経路(23') で及び/又は一部
    は湾曲した経路(23") 上で移動するような方法で、前記運搬装置が構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記運搬装置(23)が、前記鋳型装置(1) に対して固定して
    配置されていることを特徴とする、請求項1から11のいずれか1項に記載の装
    置。
  13. 【請求項13】 前記連続鋳造装置が、複数の鋳型装置(1')を含み、前記運
    搬装置(22,27) が可動式の種類のものであって、各々の鋳型装置の前記交換可能
    部分(2')を、前記運搬装置により移動させることを特徴とする、請求項1から1
    2のいずれか1項に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記交換可能部分(2")が、前記固定部分(4,11)から分離で
    き、かつ前記鋳造位置上方の空間に移動するように、前記鋳型装置(1")が構成さ
    れていることを特徴とする、請求項1から13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 【請求項15】 請求項1から14のいずれか1項に記載の連続鋳造装置に
    おける鋳型装置の交換可能部分を交換する装置を運転する方法であって、前記鋳
    型装置が、鋳型と、前記鋳型を鋳造位置において振動させる振動保持装置とを含
    み、前記交換可能部分が、前記鋳型の少なくとも1つの構成要素を含み、前記交
    換可能部分が、前記鋳型装置の固定部分と分離可能に接続でき、運搬装置が、運
    転位置と第2の位置の間で前記交換可能部分を運搬するのに備わっている方法に
    おいて、前記交換可能部分(2a,2',2",40,60)が、前記鋳型装置(1,1',1",1''',1"
    ")の前記固定部分(4,11,47,47',48,61,70)から分離され、その後、前記運搬装置
    (22,23,38,56,69)により、鋳造位置(2a)下方の空間(29)に移動することを特徴と
    する、鋳型装置の交換可能部分を交換する装置を運転する方法。
  16. 【請求項16】 前記交換可能部分が、前記鋳造位置から、少なくともその
    経路の部分に沿って、前記ストランドを案内する方向の実質的に接線方向(23')
    に、及び/又は前記運転位置から、一部は直線状の経路(23') で及び/又は一部
    は湾曲した経路(23") 上で、移動することを特徴とする、請求項15に記載の方
    法。
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