JP3110212B2 - 鋳型交換装置を備えた連続鋳造設備 - Google Patents

鋳型交換装置を備えた連続鋳造設備

Info

Publication number
JP3110212B2
JP3110212B2 JP05169157A JP16915793A JP3110212B2 JP 3110212 B2 JP3110212 B2 JP 3110212B2 JP 05169157 A JP05169157 A JP 05169157A JP 16915793 A JP16915793 A JP 16915793A JP 3110212 B2 JP3110212 B2 JP 3110212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
tundish
continuous casting
molds
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP05169157A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0724554A (ja
Inventor
健治 岩下
邦政 佐々木
安生 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP05169157A priority Critical patent/JP3110212B2/ja
Publication of JPH0724554A publication Critical patent/JPH0724554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3110212B2 publication Critical patent/JP3110212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多ストランド式連続鋳
造設備に関し、特に鋳型交換装置を備えた多ストランド
式連続鋳造設備に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、多ストランド式連続鋳造設備
はレードルによって搬送された溶湯をタンディッシュに
よって複数の鋳型に分配注湯して連続鋳片を製造するも
のであり、タンディッシュに溶湯の供給を継続すること
によって長時間の連続操業を行なうことができる。各々
の鋳型はタンディッシュの底面に列設された各々のノズ
ルの直下に配設されていて、鋳型を交換する場合はレー
ドル及びタンディッシュ内の溶湯を鋳型に全て注湯した
後鋳造を停止し、タンディッシュを除去してから交換作
業を行っている。
【0003】鋳型はある程度の寿命はあるが消耗品であ
り、定期的交換または損傷を受けた場合の不時の交換が
必要であるが、最近のように長時間の連続操業が常態と
なると鋳込中においても鋳型の交換を必要とする場合が
しばしば発生する。このような場合に従来の連続鋳造設
備では、鋳込操業を中断し、タンディッシュを台車によ
って除去してからその鋳型を交換する必要があり、能率
及び生産性が低下していた。また、一度使用を中断した
タンディッシュは、その耐火材の寿命が尽きてなくても
更新する必要があるので、タンディッシュ耐火材のコス
ト上昇の原因になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、タンディッ
シュの各ノズルの直下にそれぞれ鋳型を列設した多スト
ランド式連続鋳造設備において、他の鋳型の鋳込を継続
したままで、必要な鋳型だけを速やかに交換することが
可能な構成をもつ連続鋳造設備を提供することを課題と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明による連続鋳造設備では、タンディッシュの
各ノズルの直下にそれぞれ鋳型を列設し、同鋳型の列設
方向に前記タンディッシュを移動させるためのレールが
設けられている多ストランド式連続鋳造設備において、
前記各々の鋳型と鋳型振動装置をそれぞれ支持する複数
の支持フレーム、支持フレームの下部にそれぞれ設け
られた摺動部材及び同摺動部材を前記鋳型の列設方向
と直交する水平方向(鋳片引抜き)にそれぞれ摺動可
能に支持する摺動ガイドフレームで構成された鋳型交換
装置を備えるとともに、前記タンディッシュを移動させ
るためのレールは前記鋳型の引き出し側のレールが同鋳
型の頂部よりも高い位置に設けている。
【0006】
【作用】レードルによって搬送された溶湯を、タンディ
ッシュの各々のノズルから、このノズルの直下に列設さ
れた複数の鋳型に溶湯を分配注湯し、連続鋳造を開始す
る。この鋳込中に各々の鋳型のうち、1個またはストラ
ンド数未満の鋳型の交換が必要になった場合、タンディ
ッシュは固定したままで前記鋳型に注湯しているノズル
だけを閉塞してこの鋳型の鋳片を下方に排出し、他のノ
ズルからは鋳型への鋳込を継続する。
【0007】そしてこの交換を要する鋳型と支持フレー
ムと摺動部材とを摺動ガイドフレーム上で水平方向(
片引抜き側)に摺動して移動させ、この鋳型をタンディ
ッシュの下方から鋳型交換の容易な位置に引出す。そし
て、この鋳型を支持フレームから外して新しい鋳型と交
換し、摺動部材を摺動ガイドフレームと摺動させてノズ
ルの直下の元の位置に戻し、そのノズルを開口して交換
した鋳型による鋳造を開始する。本発明による連続鋳造
設備では、タンディッシュを鋳型の列設方向に移動させ
るためのレールのうち引き出し側のレールが鋳型の頂部
よりも高い位置に設けられているので、支持フレームに
よる鋳型と鋳型振動装置の移動に対しレールが障害にな
ることがなく、鋳型と支持フレームの移動は容易に行な
うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明による連続鋳造設備を図1〜図
3に示した一実施例に基づいて具体的に説明する。図1
において、1はタンディッシュであり、その底部には複
数のノズル2が列設され、鋳型列設方向に自走する台車
3に載置されている。4は複数の鋳型であり、各々のノ
ズル2の直下にそれぞれ正確に配設され、レール10上
を鋳片引抜き方向に移動する鋳型フレーム5及び、鋳型
振動機構6、振動駆動装置7を介して支持フレーム8に
よって支持されている。この支持フレーム8の下面には
平面状及び逆V字状の摺動部材9が固設されている。
【0009】12は平面状及び逆V字の摺動ガイドフレ
ームであり、その端部にはC型ストッパ12aが成型さ
れ、架構15上にそれぞれ固設されている。この双方の
摺動ガイドフレーム12上を各々の摺動部材9が摺動
し、油圧シリンダ14によって支持フレーム8、振動駆
動装置7、鋳型振動機構6、鋳型4及び鋳型フレーム5
水平方向(図1の右方向の鋳片引抜き側)に移動させ
るようになっている。16は2次冷却装置、17はガイ
ドローラである。22と23はタンディッシュ1を載せ
た台車3を鋳型列設方向に自走させるためのレールで、
鋳片引抜き方向のレール23が鋳型4の頂部よりも高い
位置に設けられている。
【0010】次に、本装置の作用について説明する。図
示しないレードルによって搬送された溶湯20をタンデ
ィッシュ1に連続して供給し、このタンディッシュ1内
に溶湯20が所定量溜まると各々の鋳型4を鋳型振動機
構6及び振動駆動装置7によって振動させながら、各々
のノズル2から、各々の鋳型4に分配注湯して冷却凝固
させる。この棒状に成形鋳造した鋳片21をガイドロー
ラ17によってガイドしながら下方に排出し、2次冷却
装置16によってさらに冷却し、完全に凝固した鋳片2
1を連続的に製造する。
【0011】この鋳込中に各々の鋳型4のうちのいずれ
かの交換が必要になった場合、タンディッシュ1は固定
したままで交換を要する鋳型4に注湯しているノズル2
だけを閉塞してこの鋳型4の鋳片21を下方に排出し、
他の鋳型4は鋳込を継続したままで油圧シリンダ14に
よってこの鋳型4と鋳型フレーム5、鋳型振動機構6、
振動駆動装置7、支持フレーム8、摺動部材9を摺動ガ
イドフレーム12上で水平方向に摺動して移動させ、こ
の鋳型4をノズル2の下方から鋳型4の交換が容易な位
置に引出す。台車3走行用のレール22、23のうち、
鋳型引き出し側のレール23は、鋳型4の頂部よりも高
い位置に設けられているので、鋳型を引き出す際にレー
ル23が障害にならない。
【0012】このように引出した鋳型4を鋳型フレーム
5及び鋳型振動機構6から外して新しい鋳型4と交換
し、油圧シリンダ14によって摺動部材9を摺動ガイド
フレーム12上を摺動させて移動させ、支持フレーム8
及び摺動部材9をC型ストッパ12aと当接させて鋳片
引抜き方向の位置決めをし、油圧シリンダ14を作動さ
せてノズル2の直下の元の位置に戻し、そのノズル2を
開口して交換した鋳型4による鋳造を開始する。
【0013】本実施例においては、鋳型4のノズル2の
直下における、鋳型列設方向の位置決めを逆V字状の摺
部材9と摺動ガイドフレーム12とによって正確に行
うことができ、鋳片引抜き方向の位置決めをC型ストッ
パ12aによって正確に行うことができる。
【0014】以上、本発明を図示した実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明がこれらの実施例に限定さ
れず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その形
状、構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもな
い。
【0015】
【発明の効果】以上具体的に説明したように本発明で
は、多ストランドの鋳型のうち、交換を要する鋳型とそ
の支持フレームだけを摺動部材を介して摺動ガイドフレ
ーム上で摺動させながら鋳片引抜き方向に移動してタン
ディッシュの下方から鋳型交換の容易な位置に引出すこ
とにより、連続操業中でも他のストランドの鋳造を停止
することなく鋳型交換が可能になり、鋳型交換も容易で
その交換時間を短縮できるので、連・連操業の能率及び
生産性を向上することができる。
【0016】また、タンディッシュをその耐火材の寿命
が尽きる迄使用することができるので、タンディッシュ
耐火材のコストを低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である、多ストランド式連続
鋳造設備の鋳型交換装置を示す側面図。
【図2】図1のII部拡大図
【図3】図3は図2の III−III 線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
1 タンディッシュ 2 ノズル 4 鋳型 8 支持フレーム 9 摺動部材 12 摺動ガイドフレーム 12a C型ストッパ 14 油圧シリンダ 20 溶湯 21 鋳片22 レール 23 レール
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 邦政 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三 菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 藤川 安生 広島市西区観音新町四丁目6番22号 菱 重製鉄エンジニアリング株式会社広島支 社内 (56)参考文献 特開 平5−146849(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/04 B22D 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンディッシュの各ノズルの直下にそれ
    ぞれ鋳型を列設し、同鋳型の列設方向に前記タンディッ
    シュを移動させるためのレールが設けられている多スト
    ランド式連続鋳造設備において、前記各鋳型とその鋳型
    振動装置をそれぞれ支持する複数の支持フレーム、同支
    持フレームの下部にそれぞれ設けられた摺動部材、及び
    同摺動部材を前記鋳型の列設方向と直交する水平方向に
    それぞれ摺動可能に支持する摺動ガイドフレームで構成
    された鋳型交換装置を備えるとともに、前記タンディッ
    シュを移動させるためのレールは前記鋳型の引き出し側
    のレールが同鋳型の頂部よりも高い位置に設けられてい
    ことを特徴とする連続鋳造設備。
JP05169157A 1993-07-08 1993-07-08 鋳型交換装置を備えた連続鋳造設備 Expired - Lifetime JP3110212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05169157A JP3110212B2 (ja) 1993-07-08 1993-07-08 鋳型交換装置を備えた連続鋳造設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05169157A JP3110212B2 (ja) 1993-07-08 1993-07-08 鋳型交換装置を備えた連続鋳造設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0724554A JPH0724554A (ja) 1995-01-27
JP3110212B2 true JP3110212B2 (ja) 2000-11-20

Family

ID=15881344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05169157A Expired - Lifetime JP3110212B2 (ja) 1993-07-08 1993-07-08 鋳型交換装置を備えた連続鋳造設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3110212B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT414221B (de) * 2004-06-09 2006-10-15 Voest Alpine Ind Anlagen Stranggiessanlage und verfahren zum wahlweisen giessen eines breiten metallstranges oder maximal zweier demgegenüber schmälerer metallstränge

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0724554A (ja) 1995-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4679621B2 (ja) 金属ストリップ連続鋳造装置
US3273208A (en) Interchangeable continuous casting apparatus
JP3303031B2 (ja) 薄手スラブ連続注型プラントにおける注型チューブ供給・交換装置
JP3007942B2 (ja) 金属ストリップ鋳造方法及び装置
KR101119007B1 (ko) 연속주조기의 롤러 안착장치
JP3110212B2 (ja) 鋳型交換装置を備えた連続鋳造設備
US3464482A (en) Continuous casting
JP3178935B2 (ja) 溶融金属を水平で鋳造するための連続鋳造装置
US6164366A (en) Strip casting apparatus
JP2001513444A (ja) 連続鋳造装置における鋳型装置の交換可能部分を交換する装置及び方法
JP2620006B2 (ja) 複数ストランドを有するビレット連続鋳造設備
KR102163553B1 (ko) 개선된 구조를 갖는 턴디쉬 슬라이드 게이트 장치
US3465809A (en) Process for casting slab type ingots
CN212070333U (zh) 复合连铸机
GB2273068A (en) Strip casting apparatus and nozzle therfor
JP2920014B2 (ja) 連続鋳造設備の鋳型交換装置
KR102309266B1 (ko) 중량체반전용 회전장치
CN113523208A (zh) 复合连铸机及其生产方法
JPH01306053A (ja) 無限軌道式連鋳機
US3584679A (en) Continuous casting apparatus
JP2843078B2 (ja) 双ロール式連鋳機及び該双ロール式連鋳機による注湯開始方法
RU12804U1 (ru) Многоручьевая машина непрерывного литья заготовок
JP2944473B2 (ja) 連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ装置
RU2464123C1 (ru) Способ регулирования режима электромагнитного перемешивания жидкой фазы слитка в машине непрерывного литья слябов и устройство для его осуществления
KR20210063072A (ko) 주조기용 더미장치

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000808

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term