JP2001512554A - プラスチックと金属要素とを接続するための締付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 プラスチックパネルを金属のフレーム／輪郭(3)に取り付けるための締付け装置であって、キャビンおよび車輌で使用するための装置が、プラスチックパネル(1)の末端部分を金属輪郭(3)中の好ましくは円錐状のポケット(2)中に挿入し、そしてこれをこの位置にコード(4)で押しつけることによって、提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 プラスチックと金属要素とを接続するための締付け装置 本発明は、プラスチックパネルまたは板を金属のフレームまたは輪郭(profile )に取り付けるための締付け装置に関し、特にキャビンおよび車輌における使用 に関する。 プラスチックと輪郭のような金属構造との組み合わせは多くの分野で広く応用 されている。材料の性質が違うため、材料の特有の性質を考慮に入れなければな らないので、2種の材料を種々の仕方で技術的に接続するための設計の必要が生 じる。プラスチックを金属輪郭に取り付けるのは、特に最新の熱可塑性プラスチ ックが使用される場合、特に問題の多い分野である。これらの材料はしばしば、 互いに溶接、接着およびねじ留めまたはリベット留めするのに不適である。プラ スチックは点負荷で比較的弱い。これに加えて、その他の材料の性質は熱／冷膨 張に関して異なり、そのため設計解決に対して実質的な影響を与える。 キャビンを建設するときに、金属の枠組み、好ましくは押出し金属輪郭を最新 の熱可塑性プラスチック製のパネルまたはボディ部分と組み合わせることが望ま れる場合には、金属輪郭をプラスチックパネルに接続する領域の周囲の設計に関 して相当の課題に直面する。この種の設計の場合、押出し輪郭で、ドア、窓の端 などのようなキャビンの開口部を形成するのは普通行われることであり、このよ うにして、蝶番で留めるため、窓をねじ留めするため、窓を接着するため、スト リップをシールするためなどに用いられ得る設計を得ることは自然なことである 。プラスチックパネルまたはボディ部材は三次元の基礎要素を形成し得、これが 次に金属輪郭に取り付けられ、そして金属輪郭に組み込まれる。 WO 93/19342から人または物体の衝撃保護のためのケージが公知であり、これ はケージの壁を形成するパネルを有し、これらの壁は輪郭を形成したレールに接 続している。ケージのパネルは少なくともレールに係合する領域で圧縮性であり 、そしてレールは少なくとも1つの溝を有し、この溝にパネルの縁が係合し得る という事実によって、パネルの縁領域は適合するために圧縮性である。圧縮はレ ールの溝の壁面とパネルの縁領域の表面との間に挿入されるくさび手段によって 達 成される。この接続は板要素が圧縮性であり、そして非圧縮性のくさび要素の手 段によってレールに固定接続され得るという事実に基づく。 EP-A-0452615から、締付けストリップを用いて輪郭要素と板要素との間に締付 け接続を提供することが公知である。輪郭要素は円錐形状の溝またはポケットを 有し、この中に締付けストリップおよび板要素の末端部分が挿入される。板要素 は円錐形の溝の上部で輪郭要素の角に沿って屈曲する。締付けストリップは、溝 内に位置するため、そして締付け力を板要素の末端部分に及ぼすために、円錐形 状の脚部要素を備える。締付けストリップはノーズ(nose)手段によって溝中に保 持され、このノーズは正しい位置では、溝の壁の突出部の下に位置する。この位 置で締付けストリップの頭部は輪郭要素の溝を閉鎖し、そしてこの末端部の一部 は板要素に対して位置し、そして板要素を輪郭要素に向かって押し下げて保持し 、板要素が外れることができないようにする。この構造では、屈曲した末端部分 を有するパネル要素のみが輪郭要素に取り付けられ得、そして製造者の所定の厚 みを有するパネルのみが締付けされ得る。 本発明の目的は、プラスチック板またはパネルと金属枠組みとの組み合わせを 有するようなキャビンの建設に用いるのに特に好適な締付け装置を提供すること にある。 この目的は、特許請求の範囲に提示される特徴によって特徴づけられる締付け 装置によって達成される。 本発明を以下、図面に提示される実施態様によってより詳細に説明する。ここ で： 図1は、本発明の第1の実施態様であり、これは純粋に模式的な断面で示され、 代替の取り付けコードの設計についての詳細な図面を含む； 図2は、図1の変形であり、固定装置(securing device)を有する； 図3は、図2の設計の変形である； 図4は、ロック装置を有するさらなる実施態様である；そして 図5は、図4の変形である。 これらの図面は、図1の純粋に模式的な形状の本発明の締付け装置の種々の別 の実施態様を図示し、図1によって本発明の装置の主要な設計が図示され、ここ でボディ部材を形成し得るプラスチック板またはプラスチックパネルの末端部分 が、車輌キャビン上の金属輪郭3中のポケット2中に進入する。プラスチックパネ ル1の末端はポケット2の中に滑り入るように適合しており、このポケット2がプ ラスチックパネルの末端縁を包囲し、これにより取り付け領域が形成される。こ れらの領域中でプラスチックを金属輪郭に機械的に接続させるために、これは特 別な様式で設計される。ここでプラスチックパネル1の縁または末端が輪郭上の ポケット2中に挿入される。図示された実施態様では、輪郭は片側に鋭角の溝を 備え、かつもう一方の側により波形の形状を備えるように設計され、そして開口 部領域にわずかな角度または円錐形を有するように設計され得る。プラスチック 輪郭1の末端がこの溝中に挿入された後、プラスチック部材の内側のポケットま たは溝中に部分的に弾性のコード4が押し込まれる。これによりプラスチックパ ネルがポケット2のうね形面に向かって押し上げられ、それによりコード4がポケ ットの縁の溝／曲線形状中にしっかりと締め付けられ、かつ押し下げられる。ワ イヤ4が、プラスチック材料より堅く、かつより弾力性であり得る弾性を有する ように弾性的に設計されているので、プラスチック材料はうね形面中にわずかに クリープし、金属とプラスチック材料との間に剪断方向に物理的な結合が提供さ れる。 あるいは、プラスチック輪郭の末端は、図2に図示されるように、その外側縁 上に上方向きに溝またはビード(bead)を有するように設計される。このビードは 金属輪郭のポケット2の内側領域中に形成された溝中に押し上げられ、それによ りパネルがポケットから滑り出ないようにすることを保証する。このような設計 では、ポケットの末端側面に鋭角の縁の溝を有する必要がない。 この設計の代案を図3に示す。これは図2の設計の「逆の」設計を提示し、ビー ドはポケットの壁に備えられ、他方プラスチックパネルの末端が溝を有する。 使用期間の間に、コード4の弾性が低下し得、そしてその弾力性が劣化し得る 場合に、弾性コード4が緩んだり、あるいは抜け落ちたりしないことを保証する ために、ロック輪郭5が図4に示すように使用され得る。このロック輪郭5はまた 、上方向きの縁6を備えるように作製され得、これがプラスチックパネル1の輪郭 づけられた末端部分7を被覆し得、この末端部分7が図5に示すようにポケット2中 に 挿入される。この手段によって、プラスチックパネル1がポケット2から滑り出し て、その位置および金属輪郭3との接続を失わないように保証することが可能と なる。 ロックコード4は押出しにより、円形断面８の字形断面を持つように、あるい は曲面／波状の表面を持つくさび形に作られ得、輪郭ポケット内の溝／曲線には まる。これらの代例を、図１の詳細な断面図として図示する。ロックコードはま たねじれ構造をも有し得る。 本発明の特別な特徴は、プラスチックの外側8が常に金属輪郭3に対して基準ピ ッチ面(reference surface)として用いられるという事実に基づき、これにより プラスチックパネルおよび輪郭要素の外側について制御された水平面(controlle d level)が得られることを保証する。これはプラスチックパネル／ボディ部材の 厚みが等しくない場合に特に問題になり得る。本発明においては、これはコード によって行われる。コードはわずかに円錐形のポケット中に押し込まれ、これは 、プラスチックパネルの厚みおよび非一様性と関係なく、プラスチック縁の外側 を金属輪郭の上部に対して押しつける方法でロックされる。本発明はまた、ポイ ントフリーな(pont-free)取り付け装置に寄与し、これは締付け力を良好に分散 させ、そして大きな歪みおよびパネルの破壊なしに、熱膨張および材料同士が互 いに動くことの可能性を提供する。 連続コードを用いることで、プラスチックパネルの末端部分がその中に挿入さ れる輪郭のポケットの長さ全体に沿って、中断されない締付けが得られ得る。こ の方向でのプラスチックパネルの末端部分の厚みの非一様性はコードによって吸 収され、そしてコードはまたシールストリップとしても機能する。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．プラスチックパネル(1)を金属フレーム／輪郭(3)に取り付けるための締付け 装置であって、特に車輌のキャビンで使用するための装置であり、ここでフレー ム／輪郭はプラスチックパネル(1)の末端部分の挿入のためのポケット(2)を備え 、ここでポケット(2)の少なくとも１つの面は波形／うね形であり、 プラスチックパネル(1)の末端部分が、輪郭(3)およびパネル(1)よりも弾性のあ る材料のコード(4)によってポケット(2)中にロックされ、該コード(4)がポケッ ト(2)の深さより短い幅を有し、そしてパネル(1)とうね形の側面との間の空間に 圧入され、およびコード(4)と反対側のパネルの表面に面した輪郭(3)の側面がパ ネルに対して固定力を確立する手段を備えることを特徴とする、装置。 ２．前記金属輪郭(3)中の前記ポケット(2)が、前記コード(4)と反対側のプラス チックパネルの外側に面した側の上にほぼ鋭角のリブを有することを特徴とする 、請求項１に記載の装置。 ３．前記コードが横断面方向に弾性であることを特徴とする、請求項１〜２のい ずれか１項に記載の装置。 ４．前記輪郭ポケットの突出した縁またはビードが前記プラスチックパネルの外 側または該外側のノッチと係合し、あるいはプラスチック板の外側が該輪郭ポケ ットの側面の溝と係合するビードを備えるように設計されていることを特徴とす る、請求項１〜３のいずれか１項に記載の装置(図2、3)。 ５．前記コード(4)が輪郭(5)によってロック／固定され、該輪郭(5)が該コード( 4)を前記ポケット(2)中に圧入し、そして該輪郭(5)が金属輪郭(3)に取り付けら れることを特徴とする、請求項１〜４のいずれか１項に記載の装置。 ６．前記コード(4)をロックおよび固定するための前記輪郭(5)が外側方向に向い た 輪郭部(6)を有し、これが前記プラスチックパネル(1)の背面縁に対して、主輪郭 に対する取り付けに関連するプラスチックパネル(1)の低下された配置によって 、ロックされることを特徴とする、請求項１〜５のいずれか１項に記載の装置。