JP2001511438A - メルカプトデキストランを含む皮膚白化組成物 - Google Patents

メルカプトデキストランを含む皮膚白化組成物

Info

Publication number
JP2001511438A
JP2001511438A JP2000504835A JP2000504835A JP2001511438A JP 2001511438 A JP2001511438 A JP 2001511438A JP 2000504835 A JP2000504835 A JP 2000504835A JP 2000504835 A JP2000504835 A JP 2000504835A JP 2001511438 A JP2001511438 A JP 2001511438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mercaptodextran
skin
whitening
composition according
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000504835A
Other languages
English (en)
Inventor
ジェフリー エム ドーノフ
Original Assignee
アムウェイ コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アムウェイ コーポレイション filed Critical アムウェイ コーポレイション
Publication of JP2001511438A publication Critical patent/JP2001511438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/34Alcohols
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/0208Tissues; Wipes; Patches
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/046Aerosols; Foams
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/49Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds
    • A61K8/4973Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds with oxygen as the only hetero atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/96Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
    • A61K8/97Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
    • A61K8/9783Angiosperms [Magnoliophyta]
    • A61K8/9789Magnoliopsida [dicotyledons]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • A61P17/16Emollients or protectives, e.g. against radiation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/02Preparations for care of the skin for chemically bleaching or whitening the skin

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 皮膚白化組成物はメルカプトデキストランを含む。組成物は人の皮膚に局所的に塗布することができ、白化効果を増大させるためにメルカプトデキストランとともに1種以上の白化剤を含みうる。人の皮膚を白化する方法は、目に見えるほど皮膚を白化するのに十分な量及び時間メルカプトデキストランを皮膚に局所的に塗布することを含む。その方法は、メルカプトデキストランと公知の白化剤を混合し、目に見えるほど皮膚を白化するのに十分な量及び時間皮膚に塗布することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、メルカプトデキストランを含む外用皮膚白化組成物及び、有効量のメ
ルカプトデキストランを含む組成物を局所的に塗布することにより皮膚を白化す
る方法に関する。 皮膚の色は、主として皮膚中に存在するメラニンの量に依存する。したがって、
近年皮膚中のメラニンの量を減少させて皮膚を白化する美容用組成物が開発され
ている。これらの開発の努力は、メラニンの生合成において重要な役割を果たす
チロシナーゼの機能及び活性を阻害する白化剤に集中している。例えば、とりわ
けハイドロキノン、ビタミンC及びその誘導体、麹酸、アルブチン、グルタチオ
ン、システイン、及び桑抽出物のようなチロシナーゼ活性阻害剤を美容用組成物
に混合することが提案された。 更に、メルカプトスクシン酸及びメルカプトエタノールのようなチオール化物質
も提案された。しかしながら、これらの物質には、そのチオール部分のために消
費者に望ましくないような製品としてしまうようないやな臭いを製品が有すると
いう問題がある。更に、そのような物質は一般的には溶解性に問題があるため水
を含む美容用組成物に混合することは困難である。 したがって、より白い皮膚を生み出す前記化合物の有効性にもかかわらず、それ
に代わるものが絶えず探し求められている。本発明者は、メルカプトデキストラ
ンが有効な皮膚白化剤であることを見いだした。更に、メルカプトデキストラン
はいやな臭いが少なく、その他の公知のチオールを含む白化剤の溶解性の問題が
ない。また、メルカプトデキストランの添加によりその他の公知の白化剤の皮膚
白化効果が増大しうるとされている。
【0002】 (発明の要約) メルカプトデキストランを含み、外用に適し、かつ皮膚中のメラニンの形成を予
防または阻害して皮膚を白化する組成物を提供することが本発明の目的である。
メルカプトデキストランを添加することにより公知の白化剤により示される美白
効果の発現を増大及び促進することが更に別の目的である。 本発明はまた、目に見えるほど皮膚を白化するのに十分な量及び時間メルカプト
デキストランを皮膚に局所的に塗布することを含む皮膚を白化する方法も含む。
好ましい方法は、メルカプトデキストラン及び任意に1種以上の公知の白化剤を
含む組成物、好ましくは美容用組成物を皮膚に局所的に塗布することを含む。 1種以上の公知の白化剤は、チロシナーゼ阻害剤、ラジカル捕捉剤、及びそれら
の混合物からなる群から選択しうる。 適するチロシナーゼ阻害剤の例には、限定するわけではないが、麹酸及びその誘
導体、アルブチン及びその誘導体、甘草(Licorice)抽出物及びその誘導体、アス
コルビン酸及びその誘導体、及びハイドロキノン及びその誘導体が含まれる。適
するラジカル捕捉剤の例には、限定するわけではないが、甘草抽出物及びその誘
導体、ビタミンE及びその誘導体、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンC及び
その誘導体、ローズマリー抽出物及びその誘導体、及びスーパーオキシドジスム
ターゼが含まれる。メルカプトデキストランはまた、アセロラサクランボ(acero
la cherry)抽出物または発酵物とも組み合わせうる。
【0003】 本発明による白化組成物においては、使用するメルカプトデキストランの量は調
剤の形に依存して変化するので絶対的に明記することはできない。しかしながら
、一般的には約0.01乃至約50%、更に一般的には約0.01乃至約10%
使用される。好ましくは、メルカプトデキストランは白化剤組成物の総質量に対
して約0.05乃至約2%、更に好ましくは約0.1乃至約1%の量が使用され
る。 メルカプトデキストランを公知の白化剤と組み合わせる場合には、好ましくは、
メルカプトデキストランの公知の白化剤に対する比が約1:100乃至約100
:1、好ましくは約1:50乃至約50:1、更に好ましくは約1:10乃至約
10:1であるように組み合わせる。最も好ましくは、メルカプトデキストラン
の公知の白化剤に対する比は約1:5乃至約5:1である。 特に記述がなければ、本明細書に記載されている%はすべて質量%である。
【0004】 (発明の詳細な説明) 本発明によれば、皮膚白化組成物が提供され、それは活性成分としてメルカプト
デキストランを含む。本発明による白化組成物においては、使用するメルカプト
デキストランの量は調剤の形に依存して変化するので絶対的に明記することはで
きない。しかしながら、一般的には約0.01乃至約50%、更に一般的には約
0.01乃至約10%使用される。好ましくは、メルカプトデキストランは白化
剤組成物の総質量に対して約0.05乃至約2%、更に好ましくは約0.1乃至
約1%の量が使用される。 メルカプトデキストランは、例えばN-アセチルホモシステインチオラクトンを用
いてデキストラン化合物をチオール化することにより合成しうるポリチオールで
ある。デキストランの適する分子量は約500乃至500,000である。本発
明に有用なメルカプトデキストランは、ともに本明細書に参考として導入されて
いる、Eldjarn, L. & E. Jellum: Organomercurial-polysaccharide, a chromat
ographic material for the separation and isolation of SH-proteins; Acta Chem. Scand. 17: 2610-21 (1963)、及び/またはJellum, E., J. Aaseth & L.
Eldjarn: Mercaptodextran, a metal chelating and disulphide-reducing poly
thiol of high molecular weight; Biochem. Pharmacol., 22: 1179-88 (1973) に示されている方法に従って調製しうる。あるいは、メルカプトデキストランは
メルカプトスクシン酸のような硫黄誘導体を用いてデキストランを重合すること
により製造しうるとされている。いずれにしても、今日では製造法は本発明の実
施においては重要ではないとされている。したがって、メルカプトデキストラン
はいずれかの適する方法で調製しうる。
【0005】 前述のように、デキストランの分子量は約500乃至約500,000であると
されているので、得られるメルカプトデキストランの適する分子量もまた、メル
カプトデキストランがチロシナーゼの阻害を示す約500乃至約500,000
である。この点については、分子量が約100,000未満のメルカプトデキス
トランのほうが、約100,000より大きい分子量のそれより皮膚の白化に効
果的であるされている。したがって、約1,000乃至100,000の分子量
のメルカプトデキストランを使用するのが好ましい。好ましい実施態様において
は、Pharmacia Biotechから市販されている分子量が約10,000のメルカプ トデキストランが有効であることが見いだされた。 別の面においては、皮膚白化組成物は1種以上の白化剤、及び白化剤の白化効果
を増大させるためのメルカプトデキストランを含む。このその他の実施態様にお
いては、本発明の組成物はメルカプトデキストラン及び1種以上の白化剤を含む
。本発明において有用な白化剤には、すべての公知の白化剤及び将来開発されう
るものが含まれているとされている。好ましくは、白化剤はチロシナーゼ阻害剤
、ラジカル捕捉剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される。適するチロ
シナーゼ阻害剤の例には、限定するわけではないが、麹酸及びその誘導体、アル
ブチン及びその誘導体、甘草抽出物及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘
導体、及びハイドロキノン及びその誘導体が含まれる。適するラジカル捕捉剤の
例には、限定するわけではないが、甘草抽出物及びその誘導体、ビタミンE及び
その誘導体、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンC及びその誘導体、ローズマ
リー抽出物及びその誘導体、及びスーパーオキシドジスムターゼが含まれる。
【0006】 すべての公知の白化剤を確認及び記載することはできないけれども、以下の白化
剤について言及する。それらは本発明には好ましい。アセロラサクランボ抽出物
または発酵物、ハイドロキノン、ビタミンC及びその誘導体、麹酸及びその誘導
体、アルブチン、クマコケモモ(bearberry)抽出物、グルタチオン、レモン抽出 物、キュウリ抽出物、桑抽出物、甘草抽出物、及びそれらの誘導体。好ましい白
化剤は、麹酸、麹酸の誘導体、アルブチン、アルブチンの誘導体、クマコケモモ
抽出物、レモン抽出物、キュウリ抽出物、ビタミンC及びその誘導体、アセロラ
サクランボの抽出物及びアセロラサクランボの発酵物からなる群から選択される
。 麹酸またはそのエステルは下式で表される。
【0007】
【化1】
【0008】 (式中、R1及びR2は、同種または異種であり、各々は水素原子または3乃至20
個の炭素原子のアシル基である。) エステルの非限定例は、例えば、麹酸モノブチレート、麹酸モノカプレート、麹
酸モノパルミテート、麹酸モノステアレート、麹酸モノシンナモエート及び麹酸
モノベンゾエートのような麹酸モノエステル、麹酸ジブチレート、麹酸ジパルミ
テート、麹酸ジステアレート及び麹酸ジオレエートのような麹酸ジエステルであ
る。好ましいモノエステルは、麹酸の5-位のOH基がエステル化されたエステルで
ある。エステル化は、麹酸のメラニン合成阻害活性と等しい活性を保持しつつ、
pHまたは太陽光に対する安定性を改良しうる。 ビタミンC誘導体の非限定例は、例えば、L-アスコルビルパルミテート、L-アス
コルビルイソパルミテート、 L-アスコルビルジパルミテート、 L-アスコルビル
イソステアレート、 L-アスコルビルジステアレート、 L-アスコルビルジイソス
テアレート、L-アスコルビルミリステート、 L-アスコルビルイソミリステート 、 L-アスコルビル2-エチルヘキサノエート、 L-アスコルビルジ-2-エチルヘキ サノエート、 L-アスコルビルオレエート及び L-アスコルビルジオレエートのよ
うなL-アスコルビン酸のアルキルエステル、L-アスコルビル-2-ホスフェート及 びL-アスコルビル-3-ホスフェートのようなL-アスコルビン酸のホスフェート、L
-アスコルビル-2-スルフェート及びL-アスコルビル-3-スルフェートのようなL- アスコルビン酸のスルフェート、それらのアルカリ土類金属の塩(例えばカルシ
ウム及びマグネシウム)である。それらは単独でも2種以上の混合物でも使用し
うる。
【0009】 メルカプトデキストランを公知の白化剤と混合する場合には、メルカプトデキス
トランの公知の白化剤に対する比は約1:100乃至約100:1、好ましくは
約1:50乃至約50:1、更に好ましくは約1:10乃至約10:1である。
最も好ましくは、メルカプトデキストランの公知の白化剤に対する比は約1:5
乃至約5:1である。 メルカプトデキストランと公知の白化効果を有する1種以上の物質を含む組成物
は、公知の皮膚白化剤の皮膚白化効果を増大することにより相乗作用を示しうる
とされている。メルカプトデキストランがチロシナーゼ中に存在する銅と錯体を
形成するかキレートを形成するのでその合成を阻害するとされている。その結果
メラニンの製造が阻害される。 本発明の組成物は種々の形に調製しうる。例えば、クリーム、美容ローション、
パックまたは粉末、またはエマルジョン、ローション、塗擦剤または軟膏のよう
な美容調剤の形でもよい。各配合物には、種々の公知の従来の美容成分が含まれ
うる。例えば、アルコール、脂肪及び油、界面活性剤、脂肪酸、シリコーン油、
保湿剤、湿気付与剤、粘度調節剤、乳化剤、安定剤、着色剤、及び香料のような
美容成分が含まれうる。
【0010】 本発明の組成物の別の面においては、その改良がメルカプトデキストランを添加
することを含む、皮膚白化剤を含む種類の改良された皮膚白色化組成物が提供さ
れる。 本発明はまた、公知の皮膚白化剤を含む組成物にメルカプトデキストランを添加
することを含む公知の白化剤の皮膚白化効果を増大させる方法に関する。 本発明の別の面においては、皮膚を白化する方法が提供され、その方法は目に見
えるほど皮膚を白化するのに十分な量及び時間メルカプトデキストランを皮膚に
局所的に塗布することを含む。更に好ましくは、その方法は、メルカプトデキス
トラン及び薬学的に許容しうるキャリヤーを含む組成物を皮膚に局所的に塗布す
ることを含む。“薬学的に許容しうる”という用語は、適切でない毒性、不適合
性、不安定性、刺激等がなく、利点/危険の割合に無理のない状態で、ヒト及び
それより低級の動物の組織と接触して使用するのに適する薬剤、医薬、または不
活性成分を意味する。
【0011】 本発明によるメルカプトデキストランの有効性を示すために、以下の試験を実施
した。 pH6.8を得るために、50mMの酢酸ナトリウムを含む緩衝液Aを調製した。1
5mgのチロシンを100mlの緩衝液Aに添加することによりチロシン溶液を調製
した。キノコ(Serva Art. 37618, 72μ/mg)から得られた11.5mgのチロシナ ーゼを1.2mlの緩衝液Aに添加することによりチロシナーゼ溶液を調製した。
ブランクを定義するために、試験管に2.7mlの緩衝液A及び0.4mlの水を入
れた。同様にして、対照を定義するために、試験管に2.7mlのチロシン溶液、
0.3mlの水、及び0.1mlのチロシナーゼ溶液を入れた。試料を23乃至25
℃の温度で24時間貯蔵した。対照の吸光度は分光光度計で475nmにおいて測
定され、吸光度を零に設定した。 以下の実施例は、メルカプトデキストランを含む数種の白化剤により前述のよう
にして測定されたチロシナーゼの阻害の結果を示す。
【0012】 実施例1 試験管に2.7mlのチロシン溶液、0.1mlのチロシナーゼ溶液及び、Pharmaci
a Biotech製の分子量約10,000のメルカプトデキストラン1%を入れた。 試料を23乃至25℃の温度で24時間貯蔵した。24時間後の吸光度を測定し
た。チロシナーゼの%阻害は以下のようにして計算した。 %阻害=100×[1−(実施例1の吸光度−対照の吸光度)]/(対照の吸 光度−ブランクの吸光度) 24時間後の%阻害は90.2%であった。 表1は、その他の公知の白化剤の24時間後の%阻害を実施例1に記載したよう
にしてメルカプトデキストランと比較する。
【0013】
【表1】 表1
【0014】 実施例2 以下の実施例においては、異なる濃度のメルカプトデキストラン(Pharmacia Bi
otech製で分子量約10,000)を、前述のようにして一定濃度の2種類の公 知の白化剤と比較した。表2は結果を示す。
【0015】
【表2】 表2
【0016】 前記の試験に基づいて、メルカプトデキストランは皮膚を白化するのに有効であ
るとされる。 実施例3 以下は、本発明による組成物の例である。
【0017】
【表3】 表3
【0018】 実施例4 以下は、本発明による水中油エマルジョン組成物の例である。
【0019】
【表4】 表4
【0020】 前述の実施態様に幅広い範囲の変化及び修正をなし得ることは理解されるべきで
ある。したがって、前述の記載は本発明を限定するというよりむしろ説明してお
り、本発明の範囲を限定するのは、すべての等価物を含む特許請求の範囲である
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月8日(2000.9.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/16 A61P 17/16 C08B 37/02 C08B 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4C083 AA112 AA122 AC012 AC122 AC172 AC212 AC352 AC442 AC542 AD092 AD152 AD241 AD242 CC02 CC04 CC05 DD15 DD16 DD22 DD23 DD31 EE16 4C090 BA12 BB12 BB54 BB63 BB95

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メルカプトデキストランを含む、メラニン合成阻害活性有す
    る局所的に使用するための組成物。
  2. 【請求項2】 前記メルカプトデキストランが約0.01乃至約50質量%
    存在する請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記メルカプトデキストランの分子量が約500乃至約50
    0,000である請求項1または2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 クリーム、軟膏、フォーム、ローション、プラスター、錠剤
    、顆粒、またはエマルジョンの形である請求項1乃至3のいずれかに記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 チロシナーゼ阻害剤、ラジカル捕捉剤、及びそれらの混合物
    からなる群から選択される皮膚白化剤を更に含む請求項1乃至4のいずれかに記
    載の組成物。
  6. 【請求項6】 メルカプトデキストランの皮膚白化剤に対する比が約100
    :1乃至1:100である請求項1乃至4のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】 皮膚を白化するための請求項1乃至6のいずれかに記載の組
    成物の使用。
  8. 【請求項8】 目に見えるほど皮膚を白化するのに十分な量及び時間、請求
    項1乃至6のいずれかに記載の組成物を皮膚に局所的に塗布することを含む、ヒ
    トの皮膚を目に見えるほど白化する方法
  9. 【請求項9】 メラニン合成活性を阻害するための皮膚科学的に許容しうる
    キャリヤーを含む局所的組成物の製造におけるメルカプトデキストランの使用。
JP2000504835A 1997-07-30 1998-07-29 メルカプトデキストランを含む皮膚白化組成物 Pending JP2001511438A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/903,426 1997-07-30
US08/903,426 US6077503A (en) 1997-07-30 1997-07-30 Skin whitener composition containing mercaptodextran
PCT/US1998/015685 WO1999006020A1 (en) 1997-07-30 1998-07-29 Skin whitener composition containing mercaptodextran

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001511438A true JP2001511438A (ja) 2001-08-14

Family

ID=25417485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000504835A Pending JP2001511438A (ja) 1997-07-30 1998-07-29 メルカプトデキストランを含む皮膚白化組成物

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6077503A (ja)
JP (1) JP2001511438A (ja)
KR (1) KR20010021943A (ja)
CN (1) CN1112917C (ja)
AU (1) AU8599498A (ja)
MY (1) MY133038A (ja)
TW (1) TW492873B (ja)
WO (1) WO1999006020A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6417226B1 (en) 2000-12-12 2002-07-09 Nicholas V. Perricone Skin whiteners containing hydroxytetronic acid
US7226583B2 (en) 2002-08-12 2007-06-05 Hair Systems, Inc. Composition containing leukocyte extract for the whitening or lightening of skin
US20070154437A1 (en) * 2002-09-03 2007-07-05 Pingfan Rao Peptide-tagged proteins and methods of making and using thereof
US20040043463A1 (en) * 2002-09-03 2004-03-04 Pingfan Rao Peptide-tagged proteins and compositions for regulating features of the skin or hair; methods of making, and methods of using thereof
US7025957B2 (en) * 2002-09-06 2006-04-11 Desert Whale Jojoba Company Composition and method to whiten skin
US7429391B2 (en) * 2004-01-30 2008-09-30 Access Business Group International Llc Holistic composition and method for reducing skin pigmentation
US20060188559A1 (en) * 2005-02-18 2006-08-24 E. T. Browne Drug Co. Topical cosmetic compositions comprising alpha arbutin
US20070077220A1 (en) * 2005-09-30 2007-04-05 Ramirez Jose E Stable ascorbic acid compositions
US20070269534A1 (en) * 2006-02-02 2007-11-22 Ramirez Jose E Methods of treating skin to enhance therapeutic treatment thereof
US20070178058A1 (en) * 2006-02-02 2007-08-02 Ramirez Jose E Methods of using stable ascorbic acid compositions
JP5481197B2 (ja) 2006-12-26 2014-04-23 ボミ・パテル・フラムローゼ 高色素沈着した皮膚のための皮膚美白組成物
CA2730265C (en) 2008-07-21 2016-06-28 Unigen, Inc. Series of skin-whitening (lightening) compounds
US9199102B2 (en) 2009-07-21 2015-12-01 Oradin Pharmaceutical Ltd. A3 adenosine receptor ligands for modulation of pigmentation
US7897184B1 (en) * 2009-08-13 2011-03-01 Access Business Group International Llc Topical composition with skin lightening effect
US20140147523A1 (en) * 2012-11-28 2014-05-29 Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. Extracts of solanum esuriale and solanum glaucophyllum and methods of treating skin
CN106880511A (zh) * 2017-03-08 2017-06-23 上海新肌生物科技有限公司 具有美白皮肤效果的纳米级乳清蛋白的提纯工艺和配方

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4818768A (en) * 1977-04-19 1989-04-04 Schering Ag Process for the treatment of hyperpigmentary dermatoses including malignant melanomas
US4827016A (en) * 1985-09-16 1989-05-02 Morgan Lee R Method and compounds for reducing dermal inflammations
GB9002274D0 (en) * 1990-02-01 1990-03-28 Cranfield Biotech Ltd Colorimetric analysis
GB9020861D0 (en) * 1990-09-25 1990-11-07 Ml Lab Plc Pharmaceutical compositions
DE4242876C2 (de) * 1992-12-18 1997-11-27 Beiersdorf Ag Kosmetische und/oder dermatologische Zubereitungen zur kosmetischen und/oder dermatologischen Pflege der Haut und/oder der Hautanhangsgebilde
JPH10501817A (ja) * 1994-06-15 1998-02-17 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 哺乳動物皮膚における色素過剰部位のライトニング方法
US5683705A (en) * 1996-03-29 1997-11-04 Estee Lauder, Inc. Sulfur-based amides and bis-amides useful against skin disorders

Also Published As

Publication number Publication date
AU8599498A (en) 1999-02-22
US6077503A (en) 2000-06-20
WO1999006020A1 (en) 1999-02-11
CN1265580A (zh) 2000-09-06
MY133038A (en) 2007-10-31
TW492873B (en) 2002-07-01
CN1112917C (zh) 2003-07-02
KR20010021943A (ko) 2001-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3076787B2 (ja) アセロラチェリー発酵体を含有する皮膚白色化組成物
KR940000671B1 (ko) 멜라닌 생성 억제 외용약제
JP2001511438A (ja) メルカプトデキストランを含む皮膚白化組成物
JP3139843B2 (ja) (2,5−ジヒドロキシフェニル)カルボン酸誘導体、それらの同族体又は塩を有効成分として含有する、脱色作用のある皮膚用又は化粧料組成物
KR101496373B1 (ko) 국소 투여를 위한 아르기닌 헤테로머
JPH022848B2 (ja)
JPH0725742A (ja) 美白化粧料
JP3084104B2 (ja) 化粧料
US5834518A (en) Use of N,N'-dibenzylethylenediamine-N,N'-diacetic acid derivatives as depigmenting agents
KR100419527B1 (ko) 멜라닌생성-억제효과또는탈색활성을갖는,화장품또는약학적조성물을제조하기위한,특히피부과학에의아황산염과메타중아황산염의사용
JP2578394B2 (ja) 美白剤
JP2663136B2 (ja) 美白化粧料
KR100297347B1 (ko) 안정화된l-아스코르빈산을함유하는유중수형에멀젼화장료조성물및그의제조방법
JPH0899859A (ja) 皮膚外用剤
JP2565516B2 (ja) 皮膚外用剤
JP4763232B2 (ja) 皮膚外用剤
JPH08113525A (ja) 美白用皮膚外用剤
CA2256947C (fr) Composition depigmentante destinee a l'eclaircissement de la peau et au traitement des taches pigmentaires
EP2056782A1 (en) Use of chromen-4-one derivatives
JP2006206537A (ja) 皮膚外用剤及び皮膚の美白方法
JP4959914B2 (ja) 皮膚外用剤
JPH0114202B2 (ja)
JP4504656B2 (ja) 新規1,4−ベンゼンジオールカルボン酸エステル誘導体又はその塩、その製造方法及びそれを含有する皮膚外用剤
JPH04149117A (ja) 美白化粧料
JP2844104B2 (ja) 皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040628