JP2001510419A - 特殊なビード形状を有する重荷重用タイヤ - Google Patents

特殊なビード形状を有する重荷重用タイヤ

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JP2001510419A JP53283698A JP53283698A JP2001510419A JP 2001510419 A JP2001510419 A JP 2001510419A JP 53283698 A JP53283698 A JP 53283698A JP 53283698 A JP53283698 A JP 53283698A JP 2001510419 A JP2001510419 A JP 2001510419A
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トーマス,アンソニー,ウィリアム
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ザ グッドイヤー タイヤ アンド ラバー カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 適合するフランジ部を有する規格リムに装着されるように設計された改良重荷重用空気タイヤが記載されている。リムフランジは、タイヤのビード領域の軸線方向外側部に接触する軸線方向内側面と、軸線方向外側の半径方向に延びる外側面とを有する。各ビード部はリムフランジの半径方向内側部に接触する面と、リムフランジの半径方向外側面の上方に半径方向に延びる一つ以上のビードコアとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】 特殊なビード形状を有する重荷重用タイヤ技術分野 本発明は、土木工事用機械や航空機や農業用や、ランフラットタイヤ(パンク したままで走行できるタイヤ)のような特殊な用途に通常用いられる重荷重用空 気タイヤに関し、特にタイヤの下部のビード領域とその上にタイヤが装着される ように設計されている対応するリムのフランジ部分との間に特殊な関係を有する 空気タイヤに関する。背景技術 路面外で用いられる土木工事用機械用や航空機用などのように重荷重や大きな 変形に曝される空気タイヤでは、従来からビード領域における激しい応力や温度 の上昇の問題に当面している。農業用の駆動軸用のタイヤや特殊なタイヤでも、 同様に極端に高い水準のトルクに曝されるので、タイヤとリムの間の滑り防止の ために精密な適合性を持ったビードとリムとが要求される。これらのタイヤは非 常に高い内圧で稼動し、多量の内部流体、一般には空気またはある種の他の不活 性ガスが充填されている。これらのタイヤの半径方向の変形は一般に高い衝撃の もとに発生し、タイヤは大きな負荷を受ける。これまで、これらのタイヤはリム フランジに接触しているビート部分で激しく変形していた。この部分の繰り返し の衝撃は一般に「ビード腐食」といわれる現象を発生させることがある。これら の激しい変形は、プライの端部や他の構成部材の接触面のようなタイヤカーカス の内部構成要素に重圧を与えており、そして、もし非常に過酷であるならばタイ ヤのケーシングの損傷につながるプライ端部の分離や他の関連する問題を引き起 こすことにもなる。 空気タイヤの最近の進歩はランフラット乗用車用タイヤである。このランフラ ットタイヤは、上述の航空機用や路面外使用の高圧、高トルクのタイヤと異なり 、これらのタイヤが一般に空気が僅かあるいは皆無の時にも車両の重量を支持す るための硬い側壁を持っているという一つの大きな相違点を除いて、通常は一般 の 乗用車用のタイヤと同様に動作する。空気が僅かあるいは皆無の状態では、大き な変形や負荷はタイヤのビード部分に伝えられる。この膨れていないタイヤは、 タイヤのランフラット能力を制限する可能性のある高熱を急速に発生する。この ような環境では、大型航空機や路面外使用のタイヤに高圧、高負荷、高トルクの かかっている時の状態と同様に、ランフラット乗用車用タイヤは過剰な重圧や過 負荷の状態になる。それ故、ランフラットタイヤの設計もまたこのような状態へ の適応性を持たなければならない。 米国特許第5,368,082号ではランフラットタイヤに適合できる斬新な ビードの設計が開示されている。このビードは頂部を切られた三角形の形状の1 本の単鋼線で作られている。このビードの設計は、タイヤが膨れていない状態で 使用された時にタイヤがリムの上に確実に固定された状態のままであるようにと の非常に広い基礎付けを有している。このタイヤは硬いゴム製のエイペックスの フランジを有している。ビートコアは、リムフランジの半径方向外側面よりも実 質的に低く、ある距離だけ半径方向に延びている。 よく知られているように、土木工事用機械には通常建設機械用タイヤとして知 られる大きな空気タイヤが用いられている。建設機械用タイヤは厳しい環境の中 で作動することが求められている。路面外で使用される時に、非常に重い車両を 押したり、引いたり、非常に重い負荷を持ち上げたりすための優れた牽引力を有 することが求められる。環境はタイヤを傷付ける岩石や鋭い破片の危険を伴って いる。これらの大きなタイヤは他に比べて高コストなので、耐久性と長寿命が設 計の主要な限定要素となる。このタイヤが性能を期待されている第2の環境は公 共の高速道路上である。時にこの土木工事用機械は建設現場から建設現場への移 動のためこのような高速道路を走行しなければならない。 この要求される強度は、事前にタイヤの外形の型の形状の中に、ある種の曲面 を組み合わせることによって取り入れられる。この特別な曲面や膨らみは、下側 の側壁や、中央の側壁や、トレッドの中央のような信頼性が特に重要なタイヤの 領域を特別に補強すると信じられている。ビードフランジ領域においては、従来 例の路面外用のタイヤはタイヤのビード部分がリムフランジの半径方向外側と接 触するような干渉的な適合を用いていた。従来から路面外用のタイヤの工学技術 ではタイヤの信頼性を改善するための多くの構造的な改良が加えられてきた。 航空機用のタイヤでは、タイヤ技術者は独特の重量制限による量の削減を注目 していた。 米国特許第4,790,364号と4,813,467号では、リムフランジ とタイヤのビード部分の表面との間の間隙を示す航空機用タイヤとリムの組み合 わせを開示している。航空機用タイヤは、土木工事用機械のタイヤや路面外用の タイヤと比べて、構造とデザインで多くの違いがあるが、その上上述のような大 きな変形や過負荷状態を乗越えなければならない。 米国特許第5,429,168号では、斬新な土木工事用タイヤのデザインが 開発されており、それはリムフランジとビード部分との間に隙間を設けることに よりタイヤの下側の側壁とビード部分の厚みを減らしている。このタイヤは特に ラジアルカーカス構造に適用できる。ここでは航空機用タイヤ技術における有用 な特性の一部を土木工事用タイヤで実現している。 本発明では、バイアスあるいはラジアルプライの双方の重荷重用タイヤへの適 用に非常に有効な斬新なビードコアの設計が記載されている。ここでの重荷重用 タイヤへの適用は、路面外用、土木工事用、航空機用、農業用タイヤと新しいラ ンフラットタイヤ技術などの特殊産業型タイヤを含む。このビードコアの斬新な 設計は、タイヤのビード部分の横方向の剛性を増加しながら達成すべきゴムの量 の削減を可能としている。 本発明の目的の一つは、重荷重用タイヤの耐久性の改善であるが、それは従来 技術に対する著しい改善として示されるビード部分の設計を提供することによっ てなされた。 従って、本発明の目的は、耐久性の改善された重荷重用タイヤを供給すること である。 本発明の他の目的は、タイヤのビード部分の信頼性と剛性とを改善するように 対応するリムのフランジ部分と協調するビード部分を有する重荷重用タイヤを提 供することである。 さらに本発明の他の目的は、リムフランジとリムフランジ内のタイヤのフラン ジ領域との間にある種の関係を有する重荷重用タイヤのビードコアを提供するこ とであり、この関係によりタイヤとリムフランジの半径方向外側の面との間に間 隙を生成する。この間隙の性状についてはこの中で論議され、求められる耐久性 を提供するための一定の要求に適う。発明の開示 概要 改良された重荷重用空気タイヤ11が開示されている。改良された重荷 重用空気タイヤ11は規格のリム直径D、回転軸線および一対のビード部分25 を備えたカーカス14を有する。各ビード部分25は少なくとも1個の環状の非 伸長性のビードコア15を有する。ラジアルプライタイヤのカーカス14はさら に、ビードコア15の間に延びビードコア15を包んでおり、コードで強化され たラジアルプライ18を備える。バイアスプライタイヤ110のカーカス14は 、コードで補強された一対のバイアスプライ180を備えている。バイアスプラ イ180は一つ以上のビードコア15、150、151、250、251、25 2の周りを包む折り返し端部280を備える。タイヤ11、110は各ビードコ ア15、150、151、250、251、252から外側に軸線方向かつ半径 方向に延びるプライ折り返し端部28、280と、プライまたは複数のプライの 半径方向の外方向に配置された複数の補強されたベルトを備える。トレッド12 はカーカス14の半径方向の外方向に配置されている。それぞれのビード部分2 5は半径方向の内側の第1の面96と半径方向の外側に延びる第2の面100と を有する。ビード部分25の第1と第2の面96、100は適用される標準化機 構により記載された規格型リムに組み合わされるように設計されている。規格型 リム60はそれぞれ一対のビードシート部92と一対のリムフランジ部98を有 する。各ビード部はリム60のビードシート部92と接触する第1の面96と、 リムフランジ部の半径方向内側部分に接触する半径方向の外側に延びる第2の面 100とを有する。 タイヤ11がリム60上に装着され、膨張されずかつ負荷がかからない状態で は、第2の面100とリムフランジ98とはフランジの領域のタイヤとリムとの 断面の位置101で先ず接触を終わり互いに分離する。各ビード部分25の一つ 以上のビードコア15、150、151、250、251、252はリムフラン ジの半径方向外側の面100の半径方向の高さ(H)を超えて、半径方向かつ外 側方向に延びている。 リムフランジ98上を延びるビードコア15は、三角形状の半径方向外側部1 5Aと、形状が長方形、正方形、円形あるいは台形である半径方向内側部15B とを有することが望ましい。ビードコア15が所望の形状を得るために連続して 包まれた1本の単鋼線か高張力鋼線で形成されることが最も望ましい。 用語の定義 タイヤの“アスペクト比”は、断面高さ(SH)の断面幅(SW)に対する比 を意味する。 “軸線方向および”軸線方向に”は、タイヤの回転軸に平行なラインまたは方 向を意味する。 “ビード”は、一般に環状の張力部材を有するタイヤの部分を言い、プライコ ードに包まれて形成され、規格のリムに適合するように形成される。この場合フ リッパ、チッパ、エイペックス、トウガードおよびチェイファのような他の補強 部材を有することもあれば、有しないこともある。 “ベルト補強構造”は、織物または不織布で、トレッドの下側に配置され、ビ ードに固定されておらず、タイヤの赤道平面に対して17°ないし27°の範囲 の左および右のコード角度を有する平行コードのプライの少なくとも2つの層を 意味する。 “バイアスプライタイヤ”は、カーカスプライの補強コードが、タイヤの赤道 平面に対して約25°ないし65°でビードからビードにタイヤを横切って斜め に伸びており、プライコードが、他の層と交互に反対の角度で配置されているタ イヤを言う。 “カーカス”は、プライ状のベルト構造、トレッド、アンダートレッドおよび サイドウオールラバーとは別でビードを含むタイヤ構造を意味する。 “円周方向”は、軸線方向に直角な環状トレッドの表面の周囲に沿って延びる ラインまたは方向を意味する。 “チェイファ”は、リムからコードプライを保護するためのビードの外側を囲 む細い帯状の材料をいい、リム上の可撓性とタイヤのシールに役立つ。 “チッパ”はタイヤのビード部分に配置された補強構造を意味する。 “コード”は、タイヤのプライを構成する補強用の撚り糸の一つを意味する。 “デザインリム”は、特定の形状および幅を有するリムを意味する。この特定 の目的のために、デザインリムおよびデザインリムの幅は、タイヤを製造する場 所において実施されている工業標準によって特定される。例えば、アメリカ合衆 国において、デザインリムはタイヤおよびリム協会によって特定される。ヨーロ ッパにおいてはリムは、ヨーロッパタイヤおよびリム技術協会の標準マニュアル で特定され、デザインリムの用語は標準寸法リムと同じものを意味する。日本に おける標準化の組織は日本自動車タイヤ製造協会である。 “赤道平面(EP)”は、タイヤの回転軸線に直角でそのトレッドの中央を通 過する平面を意味する。 “インナーライナー”は、チューブレスタイヤの内面を形成するエラストマや 他の材料の単層または複層を意味し、タイヤの中に膨張用の流体を保持する。 “標準リム直径”は、タイヤのビード部分が取り付けられる場所におけるリム フランジの平均直径を意味する。 “正規の膨張圧”は、対応する標準化組織によって決められたタイヤの稼働条 件での正規の設計膨張圧および荷重を意味する。 “正規の荷重”は、対応する標準化組織によって決められたタイヤの稼働条件 での正規の設計膨張圧および負荷を意味する。 “プライ”はゴム被覆された平行するコードの連続する層を意味する。 “半径方向”および“半径方向に”は、半径方向に向かうかあるいはタイヤの 回転軸から離れる方向を意味する。 “ラジアルプライタイヤ”は、コード角度がタイヤの赤道平面に対して65° ないし90°で、ビードからビードに延びているプライコードが配置されるベル トで締め付けられるかまたは円周方向に制限を持った空気タイヤを意味する。 “断面高さ”(SH)は、その赤道平面におけるタイヤの正規のリムの直径か らタイヤの外径までの半径方向の距離を意味する。 “断面幅”(SW)は、24時間にわたって正規の圧力で膨張したとき、およ びその後で、無負荷時に、ラベリング、装飾、保護バンドによる側壁の隆起部を 除いた、タイヤの軸線と平行な、側壁の外側の間の最大の直線距離を意味する。図面の簡単な説明 この発明は物理的な形態と構成部材と構成部材の組合わせであり、その幾つか の望ましい実施形態が詳細にこの明細書と明細書の一部をなす下記の添付の図面 の表示により説明される。 図1は、従来例の対称的な土木工事用タイヤの、片方すなわち半分の断面図で ある。 図2は、図1の従来例のビード部分の拡大断面図である。 図3は、本発明の対称的な重荷重用タイヤの、片方すなわち半分の断面図であ る。 図4は、図3のタイヤのビード部分の拡大断面図である。 図5は、タイヤのビード部分とリムのフランジ部分の軸線方向外側部分の幾何 学的な関係の模式図である。 図6A、図6B、図6Cおよび図6Dは、本発明の一個のビードに用いられる 各種のビード構造である。 図7は、本発明の二個のビードを用いたタイヤのビード部分の断面図である。 図8Aおよび図8Bは、本発明の三個のビードを用いたタイヤのビード部分の 断面図である。 図9Aおよび図9Bは、事前に硬化されたゴムまたはエラストマの挿入物を有 する種々なビードコアの断面図である。 図9Cは、ビードコアのゴムでコートされた撚り線またはフィラメントの断面 図である。 図10は、単一のビードコアを用いたバイアスプライ重荷重用タイヤのビード 部分の断面図である。 発明の詳細な説明 図1および図2に、従来技術の土木工事用タイヤ10の半分の断面図を示す。 タイヤ10はカーカス14の頂部領域に配置されたトレッド12を有する。カ ーカス14は一対の伸長性を持たない環状のビード16を有する。図示のビード 16は六角形の断面形状をしており、ビード16の周囲を鋼線で補強されたプラ イ18が取り囲んでいる。プライ18の半径方向かつ外側方向には少なくとも4 枚のベルトからなる鋼線で補強されたベルトパッケージ20が配置されている。 トレッド12とビード領域の間には一対の側壁部22が延びている。ビード16 の上部には弾性体からなるエイペックス24がある。ビード16の周囲にはフリ ッパ26が巻き付けられている。フリッパ26はビード16とカーカスプライ1 8に隣接している。プライ折り返し部28の外側にはコードで補強されたチッパ 30がある。コードで補強された織物製のチッパ34はビードの位置に見られる 。カーカス14の半径方向内側には空気を通さないインナーライナ36を備える 。インナーライナ36に隣接して弾性体からなるプライラインインサート50が 設けられている。 タイヤのトレッドは符号TCで示される領域のトレッド12の中心線(CL) で平滑なトレッドの弧形となっている。トレッド12は複数の半径方向外側の接 地用のラグ44とインナートレッド46とを備える。 図3および図4をならびに本発明の実施の形態を参照し、それぞれのビード部 25に1個のビードコア15を有するタイヤ11を説明する。この発明の目的と して、このタイヤは上述のように土木工事用タイヤ、農業用タイヤ、特殊目的の タイヤ、航空機タイヤおよびランフラットタイヤを含む重荷重用タイヤに限定す る。図示のように、このタイヤはビードコア15の周囲を囲むシングルプライ構 造18を有する。この発明の目的として、ラジアルあるいはバイアスタイヤへの 適用において1層以上の補強された構造18を用いることができる。この場合に 単に1個のビードコアが用いられている状態で図示のようにプライ構造18はビ ード15の周りを取り囲んでいる。この発明の目的として、図1および図2に示 す従来技術の構成要素の符号番号はビードコア15のみを除いて本発明のタイヤ とリムに同様に用いられる。図3および図4に示される実施の態様において、ビ ード15の半径方向外側の半分15Aは三角形の形状を有し、一方半径方向内側 の半分15Bはほぼ台形の形状となっている。 ビードコア15は単線の撚りワイヤ17から構成され、その撚りワイヤ17は 複数のワイヤからなる層の中に包み込まれ、図3および図4に示されるようにこ れらの複数のワイヤからなる層が次の層と互いに密着していることが望ましい。 半径方向に接触しているワイヤの層の間におけるそれぞれの内側のワイヤ17の 枠組みが非常に強く横方向に堅い鋼製のリングを作り出している。連続的に重な っている単線の撚りワイヤ17を用いることによって、ビードコア15の幾何学 的な形状は、それぞれの層の撚りワイヤの数を変えることにより容易にかつ簡単 に作り出すことができる。これがこのビードコア15の特に有効な形態である。 このことはタイヤ設計者にプライパス19とプライの折り返しパス19Aとを負 荷を除去する利点が得られるような望ましい設計とすることを可能にする。 第2の有効な形態は、ビード部分25はやや細く作ることができ、タイヤ11 の通常は非常に厚い領域から多量のゴムを減少させることができることである。 タイヤを作るために用いられる多数のプライのために各部分25にしばしば複数 の長方形のビードコア16が用いられるバイアスタイヤの場合に、この設計の発 想を用いると、より少ない一つのビードコアを用いることが勧められる。この発 想はこの後この発明の種々な図面を参照した実施の形態により論議される。 この発明性の発想は、米国特許第5,524,688号で示される軽トラック タイヤに用いられる密着抱き合わせビード構造と同様である。一つの解決点およ び基本的な違いは、このタイヤ11は高い比率の側壁の変形を伴う大きい重荷重 を繰り返して受け、それにより多量の熱が発生し、このような大きな変形によっ て折り返し部28の分離の可能性が非常に大きい重荷重用タイヤに限定されるこ とである。全てのタイヤ11、110は、ランフラットタイヤを除いて、通常の 旅客用あるいは軽トラック用と比べてさらに高い内圧で稼動する重荷重用に限定 される。ランフラットタイヤは0圧力状態での変形において高い負荷を繰り返し 、重荷重タイヤとして0膨張状態に分類の根拠となっている。 本発明には少なくとも1個の撚り線のビードコア15が用いられており、それ はリムフランジ98の半径方向外側の表面108を超えて半径方向に延びている 。図3に示すように、ビードコア15は半径方向外側の頂上部15Aでプライの 経路19にほぼ平行するように多少傾斜してもよい。単一の撚りワイヤ17で形 成されているビードコア15は、タイヤ11がビードコア15を変形させようと したとき、その応力が上昇するように働き、その結果タイやビード部25とリム フランジ98に沿って生ずる変形量を大きく制限する非常に剛性の高いスプリン グのように作用する。 これは、図1および図2の従来例のタイヤ10で通常発生する負荷の下でフラ ンジ98に当たるタイヤの膨大な変形を簡単に除去できることを意味する。さら に、タイヤ11が苛酷な負荷や変形の下で反応する時、この発明のタイヤ構造の ばね定数は、堅いリムフランジに比べてばね定数が非常に低い従来例のタイヤ1 0のビード部25のゴムのエイペックス24と対照的に、最初は非常に高く、接 触前のリムフランジ98のばね定数と近く、特にタイヤが高温状態で走行してい る時に顕著である。従来例のビード25がリムフランジ98に接触していてタイ ヤが極端に過負荷となった時に瞬間的な衝撃負荷が生じ、繰り返し継続的にプラ イ折り返し端部28に作用する。本発明のタイヤ11はビード部分25の領域に おいて、これらの苛酷な過負荷条件に対して優れている。図3および図4に示す ように、タイヤ11はビードコア15の上部に配置されるゴム製のエイペックス 24の必要もなく形成されている。応用例では、タイヤの設計者はこのビードコ ア15の半径方向上部部分15Aにゴム質の帯や小型のエイペックス24を配設 することができる。さらに、殆どの応用例で織物製のチェイファ34やチッパ3 0のような従来例の構成要素は弾性を有するエイペックス24と同様に全体とし て使用されていない。 図示のようにゴム質のチェイファ33を軸線方向外側のビード部に加えること が望ましいとされている。 図7および図8に示されるような、新しい設計のビードコア15の使用が重荷 重のバイアスタイヤの路面外への適用に対しさらに有益である。通常はバイアス タイヤはそれぞれのビード部25に2個、3個さらには4個のビードコアが用い られている。これらのビードコアは典型的に撚り線のビードワイヤの束により構 成されており、それらは幾つかの分離したワイヤが用いられており、従来技術と して知られるように一緒に束ねられあるいは撚られてワイヤの層が形成されてい る。この複数のビードコア16の使用は、ビードコア16の周囲を包み込む必要 のある多数のプライ18のために必要となっている。もし、ビートコアの周囲が あまりにも多数のプライ18で囲まれているならば、折り返し端部28で必要と されるずれが材料の過剰な浪費を生じ、もしプライ端部の端部28の位置の重な りがあまりに近ければその結果として折り返し端部の剥離を増加させる。 図7、図8および図10に示されるように、半径方向の高さがリムフランジ9 8の半径方向外側の表面108を超え、プライ180の裏面に折り返し端部28 0が接着される1個あるいはそれ以上のビードコア15、150、151、25 0、251、252を備えることにより、従来技術のバイアスタイヤに見られた 有害な現象を生ずることなくビードコアの数の1個あるいはそれ以上の減少が実 行できる。これは主として、リムフランジ98の上方を半径方向に延びるビード コア15、150、151、250、251、252を有することにより達成で きた、非常に増強された横方向ならびに半径方向の剛性により可能となった。 図7は2個のビードコア150、151を有するビード部25を示し、第1の ビードコア150は軸線方向内側のテーパー面154を有し、第2のビードコア 151は軸線方向外側のテーパー面155を有する。両コア150、151は、 一般にその構成は三角形状であり、他方の平滑面に面する垂直または平滑な面1 52、153を有する。その結果非常にコンパクトな横幅の非常に背の高いビー ドコア150、151となる。 図8は3個のビードコア250、251、252を有するビード部を示す。こ の応用例では、第3のビードコア252は軸線方向内側の250と軸線方向外側 の251の2個の三角形状のビートコアの間に配置されている。ビードコア25 0、251あるいは252の少なくとも一つの半径方向の高さ(ha)が他の2 個のビードコア250、251、252の頂上即ち高さ(hb)と少なくとも同 じであるか望ましくは大きいことが重要である。半径方向外側の表面253は平 らであってよく、この場合小さなゴムのエイペックス24が用いられることが望 ましい。代わりにビードコア252は半径方向外側の位置253で三角形状であ ってもよい。このような設計では、三角形状の部分253の傾斜面は隣接すろビ ードコア250または251の頂上の上になるべきであり、同様な傾斜面を有す ることが望ましい。図示のように、これが互いに助け合っているビードコア25 0、251、252の長手方向の延長を平滑にし、負荷に対し望ましい仕方で応 答することを可能にする。 図6A、図6B、図6Cおよび図6Dでは種々な断面形状を有する単独のビー ドコア15の設計を示している。この応用例では、それぞれのビード部分25に 対して1個だけのビードコア15が必要とされており、ビードコア15の下の部 分15Bは一般に長方形状(6A)、円形状底部(6B)、正方形状(6C)ま たは台形状(6D)のいずれかで形成されており、そこでは下半分は六角形状の ビードの下半分と類似である。代わりに下半分の形状を単純に三角形状の上半分 15Aの延長としてもよい。当業者は容易に多くの形状を採用することができる 。 図5に示すように、下側のビード部分15Bはビードコア15の環状方向の張 力の大部分を分担する。ビードコア15は下側部分15Bから半径方向かつ外側 方向に延びているので、ビードコア上部15Aは狭くなりかつ軸線方向かつ外側 方向に向かっている。ビードコア15の上部あるいは頂部15Aの軸線方向内部 の表面に沿った接線を引くと、その結果生ずる曲線は半径方向から30°以上の 角度θ1で傾斜する。軸線方向外側面15Dは半径方向あるいは垂直線に対し同 様な方向に傾斜することが望ましいが、半径方向に対し0°かあるいは0°より も大きくなる小さな角度θ0とする。図示されているようにθ1は約40°であり 、θ0は約15°である。当業者は望ましい実施の形態で容易に軸線方向外側の 面15Dを下側の半径方向内側の支持用ビードコア15Bの軸線方向かつ外側方 向にすることができる。これにより、ビードコア15は円錐台形状あるいは傾斜 した円錐状となる。ビードコア15の半径方向外側部分15Aはリブフランジ9 8の上部にあってその偏心した形状により非常に高いばね定数を有するスプリン グのように動作する。 図9Aに図示するように、ビードコア350の上部部分350Aの可撓性の一 層の強化が行われており、ビードコア350の組立中に弾性を有する材料300 あるいは他の柔軟性のある材料のストリップがビードコア350の下側部分35 0Bと上側部分350Aとの間に挿入されることにより実現される。これにより 蝶番状に動くビードコア350の有効なばね定数を変化させ、可撓性を追加的に 上昇させる。代わりに、図9Bに示すようにストリップ300を二つの分離した 要素352と354との間に設けることもできる。その結果このビードの束は僅 かながら対応性が向上し柔らかいばね定数となるという効果が得られる。 これらの単線ワイヤ17のそれぞれが、種々の直径で構成することができるこ とは注目に値する。一般的には0.037インチから約0.080インチの間で ある。通常土木工事用タイヤとしては大型のラジアル上木工事用タイヤには0. 072インチから0.080インチが用いられ、土木工事用のバイアスタイヤに は0.037インチと0.050インチが用いられる。同様のサイズのワイヤ直 径が航空機用、ランフラット乗用車用および特殊用途、ならびに農業用タイヤに 対して用いられる。 図9Cに示すように、全体のビードの束あるいはビードコアの剛性を減少させ るための他の方法は、各ワイヤ17の周囲のゴムの寸法を増加させることによっ て行われる。このワイヤ17はワイヤ素線の周囲に同時に押し出し形成された弾 性体17Aを有している。通常は0.03から0.010インチのゴム材料が用 いられる。タイヤ11、110が加硫されるとき、この材料はビードコア15の 周囲の全ての間隙を埋め、一体に密着した要素を形成するのに役立つ。ビードコ ア15、150、151、250、251、252を包み込む前に材料17Aを 硬化させたりコーティングすることにより、この材料はワイヤ素線の間でのその 位置を保持することができ、それにより柔軟化されてゴム減衰型のビードコアを 形成することができる。 図3にみられるように、ワイヤ17は半径方向外側に向いた形態に積み重ねら れており、半径方向内側の第1の層は5本のワイヤから構成され、第2の層は6 本、第3の層から第7の層は7本のワイヤ、第8と第9の層はそれぞれ6本、第 10と第11の層は5本、第12の層は4本、第13から第15の層は3本、第 16と第17の層は2本、そして最上段の18の層は1本のワイヤから構成され ている。この幾何学的な形状は図示されているようにテーパー状の半径方向外側 部分15Aを有しており、そこでは劇的にそのばね様の効果を生み出している。 高さを増加させることにより横方向の負荷を減衰させることができ、下側のビー ドコア15Bの幅を増加させることにより広いベースのビードコアを用いること になりビードのリムに対する適合性をさらに確実にするようにねじりに対応する 能力を変化させることができる。 図10に示すように、本発明のバイアスタイヤは単一のビード15を取り囲む 4枚のプライを設けることができ、2枚はビードコア15の周りで折り畳まれる 。通常の従来技術のバイアスタイヤは第1のビード16の周りの2枚のプライを 有 し、さらに第2のビード16の周りに2枚の追加のプライを有し、そこで2枚の プライが折り畳まれて形成されている。本発明の新しいビードコア15を用いる ことによりこれらのビード16の内の1個を減らすことができるので、製造速度 の大幅な改善が達成できる。 上述のようにバイアスタイヤにおいて1個のビードコアの削減が容易に達成で きる。図7および図8に図示されているようにビード部25に2個または3個の ビードコア150、151、250、251、252を有している場合、第1あ るいは軸線方向内側のビードコアに巻き付けられたプライ18が、ビードコアを 偏向させ、ビードコアが軸線方向に隣接するビードコアに対して揺動してプライ 折り返し28をさらにしっかりつかむようにビードが共同して動作するために、 ビードコアが角張った外形を有するように決定されている。このことによりビー ドがプライをしっかりとつかんでいるので、折り返し部28の端部の負荷を劇的 に減少させる。あるいは、軸線方向外側のカーカスプライの折り返し28は、第 1のビードコア150、252に密着しているベースで第2のビードコア151 、251を回転させようとする力が加わったとき、再びつかむ動作を発生する。 隣接するコア間における内側での協同動作は、ビードが垂直な面を有していても 図8Aまたは図8Bに示すように重なり合う傾斜を有していても隣接するビード コア間において連結させるような半径方向の干渉を発生する。この相互作用は、 従来の編み線のビード16に比べて非常に緊密な動作関係を創造すると信じられ ている。これは張力を受けた時全体のビードコアの表面に亙って動作する単素線 の被覆された単線ワイヤ17のビードコアを使用することによって達成される。 この形態は従来は航空機用、農業用あるいは他のバイアスタイヤへの適用のよう な複数ビードコア設計においては実現されていない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年12月17日(1998.12.17) 【補正内容】 これらの単線ワイヤ17のそれぞれが、種々の直径で構成することができるこ とは注目に値ずる。一般的には1.0mm(0.037インチ)から約2.0m m(0.080インチ) の間である。通常土木工事用タイヤとしては大型のラジ アル土木工事用タイヤには1.8mmから1.25mm(0.072インチから 0.080インチ) が用いられ、土木工事用のバイアスタイヤには1.0mm( 0.037インチ)と1.25mm(0.050インチ) が用いられる。同様の サイズのワイヤ直径が航空機用、ランフラット乗用車用および特殊用途、ならび に農業用タイヤに対して用いられる。 図9Cに示すように、全体のビードの束あるいはビードコアの剛性を減少させ るための他の方法は、各ワイヤ17の周囲のゴムの寸法を増加させることによっ て行われる。このワイヤ17はワイヤ素線の周囲に同時に押し出し形成された弾 性体17Aを有している。通常は7mmから2.5mm(0.03から0.01 0インチ) のゴム材料が用いられる。タイヤ11、110が加硫されるとき、こ の材料はビードコア15の周囲の全ての間隙を埋め、一体に密着した要素が形成 される。ビードコア15、150、151、250、251、252を包み込む 前に材料17Aを硬化させたりコーティングすることにより、この材料はワイヤ 素線の間でのその位置を保持することができ、それにより柔軟化されてゴム減衰 型のビードコアを形成することができる。請求の範囲 1. 規格のリム直径、回転軸線およびカーカス(14)を有する重荷重用空気 タイヤ(11、110)であって、前記カーカス(14)は一つ以上のコードで 補強されたプライ(18)と一対のビード部(25)とを有し、各ビード部(2 5)は周囲にコードで補強された前記プライ(18)が巻き付けられた少なくと も一つの環状の非伸長性のビードコア(15、150、151、250、251 、252、350)を有し、トレッド(12)とベルト補強構造が前記カーカス の半径方向外側に配置され、各ビード部(25)は半径方向内側の第1の面(9 6)と半径方向外側に延びる第2の面(100)とを有し、ビード部(25)の 第1と第2の面(96、100)は規格のリム(60)と嵌合するように設計さ れており、該規格のリム(60)は1対のビードシート部(92)と半径方向外 側に延びるリムフランジ(98)とを有し、前記規格のリム(60)に装着され た前記タイヤ(11)において、 各ビード部(25)の少なくとも1個のビードコア(15、150、151、 250、251、252、350)が、前記リム(60)の前記ビードシート部 (92)の半径方向上部から前記リムフランジ(98)の半径方向外側面(10 8)を超えて半径方向外側に延び、各ビード部(25)の少なくとも1個のビー ドコア(15、150、151、250、251、252、350)が、プライ パス(19)に実質的に平行になるように、半径方向外側の頂部(15A)で半 径方向から30°よりも大き角度θ1で傾斜し、前記一つ以上のコードで補強さ れたプライ(18)が少なくとも1個のビードコア(15、150、151、2 50、251、252、350)から軸線方向ならびに半径方向外側に延びるパ イル折り返し端部(28)を有している ことを特徴とする重荷重用空気タイヤ。 2. さらに、各ビード部(25)にあって前記リムフランジ上を半径方向に延 びている前記少なくとも1個のビードコア(15、150、151、250、2 51、252、350)は、鋼製素線ワイヤの単一撚り線(17)から構成され ていることを特徴とする、請求項1に記載の重荷重用空気タイヤ(11、110 )。 3. さらに、各ビード部(25)にあって前記リムフランジ(98)上を半径 方向に延びている前記少なくとも1個のビードコア(15、150、151、2 50、251、252、350)は、断面が三角形状の半径方向外側の部分(1 5A)と前記規格のリム(60)の前記ビードシート部(92)に近接する半径 方向内側の部分(15B)とを有することを特徴とする、請求項1に記載の重荷 重用空気タイヤ(11、110)。 4. 前記リムフランジ(98)上を半径方向に延びている前記少なくとも1個 のビードコア(15、150、151、250、251、252、350)の前 記半径方向外側部分(15A)は、前記ビードコア(15B)の半径方向内側部 分に対して部分的に軸線方向外側に位置する軸線方向外側面(15D)を有する 、請求項3に記載の重荷重用空気タイヤ(11、110)。 5. さらに、前記カーカス(14)は各ビード部(25)の1個のビードコア (15)を取り囲む、コードで補強された一つ以上の半径方向のプライ(18) を有し、各ビード部(25)の前記1個のビードコア(15)は前記ビードシー ト部(92)上から前記リムフランジ(98)の半径方向外側面(108)の半 径方向上方に延びていることを特徴とする、請求項1に記載の重荷重用空気タイ ヤ(11、110)。 6. さらに、前記カーカス(14)はコードで補強された複数のバイアスプラ イ(180)を有することを特徴とする、請求項1に記載の重荷重用空気タイヤ (11、110)。 7. 前記ビード部(25)は2個のビードコア(150、151)を有し、前 記リムフランジ(98)の上方に半径方向に延びている少なくとも1個のビード コア(150、151)が各ビード部(25)に存在する、請求項6に記載の重 荷重用空気タイヤ(110)。 8. 3個のビードコア(250、251、252)が各ビード部(25)に存 在し、各ビード部(25)の少なくとも1個のビードコア(250、251、2 52)が前記リムフランジ(98)の上方に半径方向に延びている、請求項6に 記載の重荷重用空気タイヤ(110)。 9. 前記リムフランジ(98)の上方に半径方向に延びている前記少なくとも 1個のビードコア(350)がばね定数の低い層(300)を有し、該層(30 0)が半径方向内側部分(350B)と半径方向外側部分(350A)の間に配 設されている、 請求項1に記載の重荷重用空気タイヤ(11、110)。 10. 前記ワイヤの単一撚り線(17)がばね定数を低下させるゴムの層(1 7A)で予め被覆されている、請求項2に記載の重荷重用空気タイヤ(11、1 10)。 11. 前記タイヤ(110)の各ビート部(25)の隣接するビードコアの間 に半径方向の干渉が生ずるように前記ビードコア(250、251、252)が 傾斜している、請求項8に記載の重荷重用空気タイヤ(110)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 規格のリム直径、回転軸線およびカーカスを有する重荷重用空気タイヤで あって、前記カーカスは一つ以上のコードで補強されたプライと一対のビード部 をと有し、各ビード部は周囲にコードで補強された前記プライが巻き付けられた 少なくとも一つの環状の非伸長性のビードコアを有し、トレッドとベルト補強構 造が前記カーカスの半径方向外側に配置され、各ビード部は半径方向内側の第1 の面と半径方向外側に延びる第2の面とを有し、ビード部の第1と第2の面は規 格のリムと嵌合するように設計されており、該規格のリムは1対のビードシート 部と半径方向外側に延びるリムフランジとを有し、前記規格のリムに装着された 前記タイヤにおいて、 各ビード部の少なくとも1個のビードコアが、前記リムの前記ビードシート部 の半径方向上部から前記リムフランジの半径方向外側面を超えて半径方向外側に 延びていることを特徴とする重荷重用空気タイヤ。 2. さらに、各ビード部にあって前記リムフランジ上を半径方向に延びている 前記少なくとも1個のビードコアは、鋼製素線ワイヤの単一撚り線により構成さ れていることを特徴とする、請求項1に記載の重荷重用空気タイヤ。 3. さらに、各ビード部にあって前記リムフランジ上を半径方向に延びている 前記少なくとも1個のビードコアは、断面が三角形状の半径方向外側の部分と前 記規格のリムの前記ビードシート部に近接する半径方向内側の部分とを有するこ とを特徴とする、請求項1に記載の重荷重用空気タイヤ。 4. 前記リムフランジ上を半径方向に延びている前記少なくとも1個のビード コアの前記半径方向外側部分は、前記ビードコアの半径方向内側部分に対して部 分的に軸線方向外側に位置する軸線方向外側面を有する、請求項3に記載の重荷 重用空気タイヤ。 5. さらに、前記カーカスは、各ビード部の1個のビードコアを取り囲む、コ ードで補強された一つ以上の半径方向のプライを有し、各ビード部の前記1個の ビードコアは、前記ビードシート部上から前記リムフランジの半径方向外側面の 半径方向上方に延びていることを特徴とする、請求項1に記載の重荷重用空気タ イヤ。 6. さらに、前記カーカスはコードで補強された複数のバイアスプライを有す ることを特徴とする、請求項1に記載の重荷重用空気タイヤ。 7. 前記ビード部は2個のビードコアを有し、前記リムフランジの上方に半径 方向に延びている少なくとも1個のビードコアが各ビード部に存在する、請求項 6に記載の重荷重用空気タイヤ。 8. 3個のビードコアが各ビード部に存在し、各ビード部の少なくとも1個の ビードコアが前記リムフランジの上方に半径方向に延びている、請求項6に記載 の重荷重用空気タイヤ。 9. 前記リムフランジの上方に半径方向に延びている前記少なくとも1個のビ ードコアがばね定数の低い層を有する、請求項1に記載の重荷重用空気タイヤ。 10. 前記ワイヤの単一撚り線がばね定数を低下させるゴムの層で予め被覆さ れている、請求項2に記載の重荷重用空気タイヤ。 11. 前記タイヤの各ビート部の隣接するビードコアの間に半径方向の干渉が 生ずるように前記ビードコアが傾斜している、請求項8に記載の重荷重用空気タ イヤ。
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