JP2001510290A - 送信ラインのインピーダンスマッチング - Google Patents

送信ラインのインピーダンスマッチング

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JP2001510290A JP2000502577A JP2000502577A JP2001510290A JP 2001510290 A JP2001510290 A JP 2001510290A JP 2000502577 A JP2000502577 A JP 2000502577A JP 2000502577 A JP2000502577 A JP 2000502577A JP 2001510290 A JP2001510290 A JP 2001510290A
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transformer
transmission line
twin
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オーリ ペッカ メッキネン
ヨウニ ピーケレー
ティモ パサネン
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ノキア ネットワークス オサケ ユキチュア
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    • H04L25/0272Arrangements for coupling to multiple lines, e.g. for differential transmission

Abstract

(57)【要約】 本発明は、送信ラインのインピーダンスマッチングを形成する回路構成体に係る。この回路構成体は、制御段(11)と、抵抗により形成される動的な入力インピーダンスと、一次及び二次コイルが設けられた変成器(13)とを備えている。制御段(11)及び入力インピーダンスは、変成器(13)の二次コイルの極に接続され、相互に異なる特性インピーダンスをもつ送信ラインが変成器(13)の一次コイルの極に一度に1つづつ接続される。本発明によれば、回路構成体は、抵抗性入力インピーダンスを形成するために、プロセッサ(15)と、マッチングを遂行する手段(14)とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、送信ラインのインピーダンスマッチングを形成する回路構成体に係
る。この回路構成体は、制御段と、抵抗により形成される動的入力インピーダン
スと、一次及び二次コイルが設けられた変成器とを備えている。制御段及び入力
インピーダンスは、変成器の二次コイルの極に接続され、一方、全てが異なる特
性インピーダンスをもつ送信ラインが変成器の一次コイルの極に1つづつ接続さ
れる。
【0002】
【背景技術】
PCMシステムにおいては、例えば、ヨーロッパ規格ではE1ラインを経て、
又はアメリカ規格ではT1ラインを経て、送信ユニットと信号をやり取りするこ
とができる。E1ラインは、例えば、75Ωの同軸ケーブル又は120Ωのねじ
れ対ケーブルであり、一方、T1ラインは、例えば、100Ωの対ケーブルであ
る。初期には、送信ユニットの回路板がE1又はT1ラインのいずれか一方にし
か適合しなかったが、今日では、送信カードのIC回路がE1及びT1ラインの
両方に使用するのに適したものとなり、従って、これら両方のラインを回路板に
配線することができ、そして送信回路に電気的に接続するようにいずれかのライ
ンを選択することができる。
【0003】 PCMシステムの送信ユニット、例えば、パンヨーロピアンGSM移動通信シ
ステムの送信/受信の送信ユニットでは、所望の信号及びインピーダンスレベル
を形成するために使用される送信ケーブルの特性インピーダンスに送信回路板を
マッチングさせねばならない。例えば、上記のE1ライン又はT1ラインのケー
ブルを送信ラインとして使用することができる。できるだけ多様性のある送信カ
ードの異なるラインインピーダンスにマッチングするために、例えば、図1に示
すような変成器のマッチングを使用することが知られており、この場合に、二次
コイルに中間出力があり、従って、適当な出力抵抗が変成器の異なる変成比にセ
ットされ、例えば、75Ωの出力抵抗は、120Ωのケーブルに適するように1
:1.26の変成比にセットされるか、或いは100Ωのケーブルに適するよう
に1:1.15の変成比にセットされる。このような実施に伴う問題は、大きな
変成器を必要とすることである。
【0004】 出力回路と送信ラインとの間のインピーダンスマッチングに対して、図2に示
すように、変成器の二次コイルに個別の中間出力を伴わずに実施されたラインコ
ントローラ回路を使用することが特許公告FI−95182から知られている。
この特許公告のラインコントローラ回路においては、出力インピーダンスRopt と変成器の巻回数noptとがマッチングされ、従って、回路は、各々異なるイン ピーダンスを有する2つの送信ラインにより必要とされる信号レベルを同時に与
える。現状のインピーダンスマッチングに伴う問題は、通常、2つの異なる特性
送信ラインインピーダンスに対して適するようにそれらを同時にマッチングでき
るに過ぎないことである。
【0005】
【発明の開示】
本発明の目的は、異なる送信ラインの特性インピーダンス、例えば、PCM
システムのE1ライン及びT1ラインのインピーダンスに対して柔軟なインピー
ダンスマッチングを実施することである。 この新規な形式のインピーダンスマッチングは、独立請求項に記載した本発明
の構成体によって達成される。
【0006】 本発明は、PCMシステムの送信回路の入力インピーダンスが、アナログ信号
を接続するデジタル制御のアナログスイッチで選択された送信ラインの特性イン
ピーダンスにマッチングするように選択されるという考え方に基づく。適当なア
ナログスイッチで選択された抵抗の並列な接続により、送信回路への送信ライン
の電気的接続に関連して異なる送信ラインの多数の特性インピーダンスに対して
入力インピーダンスをマッチングすることができる。本発明の1つの実施形態で
は、コネクタストリップ、好ましくは、ピンヘッドコネクタを含むコネクタ部分
と、2つの異なる位置でそれに取り付けることのできる対応部分とにおいて送信
ラインの接続を行うことができる。上記対応部分は、その第1の位置において、
2本のツインワイヤの第1のツインワイヤのみを送信カードに接続し、そしてそ
の第2の位置では、第2のツインワイヤのみを接続する。上記対応部分は、第1
及び第2の位置において、コネクタストリップに対して同じ側にある。加えて、
上記対応部分の第2位置は、コネクタストリップに対してその側の平面内で上記
対応部分を180°回転することにより到達する。このように、異なるライン、
例えば、ヨーロッパ規格に基づくE1ライン又はアメリカ規格に基づくT1ライ
ンがコネクタストリップによって互いに分離され、そしてコネクタストリップの
上部に入れられた対応部分によって所望の信号ルートが短絡される。信号ルート
は、対応部分を回転することにより変更される。
【0007】 このようなインピーダンスマッチングの効果は、簡単で、且つ非常に安定した
単一接続であるということである。 又、インピーダンスマッチング及び接続構成体の効果は、送信回路への所望の
送信ケーブルの接続が簡単なことである。ケーブル接続の切り換えも容易であり
且つ明確である。
【0008】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面の図3ないし8の例を参照して、本発明の好ましい実施形態
を詳細に説明する。 本発明は、先ず、図3、4及び5a−5cを参照し、本発明の第1の実施形態
について詳細に説明する。
【0009】 図3は、送信回路に対する送信ラインの本発明によるインピーダンスマッチン
グを例示する回路図である。図示された例では、プロセッサにより制御されるア
ナログスイッチで受信側のインピーダンスマッチングが選択される。図中、接続
構成体17は、送信ユニットの外部から到来する送信ケーブルに接続され、これ
らのケーブルは、図3に示すケースでは、ケーブルインピーダンスで示されてい
る。図3に示す例では、ツインケーブル及びねじれ対ケーブルのような対称的な
送信ラインの接続には100/200の表示が与えられ、一方、同軸ケーブルの
ような非対称的な送信ラインの接続には、75及び接地電位表示が与えられる。
ここに示すインピーダンス値は、本発明による接続構成体17の接続を示すため
に一例として設定されたものに過ぎない。当然、上記とはインピーダンスが異な
るケーブルが接続構成体17に接続されてもよい。図3の接続構成体17は、対
称的な100/120Ωケーブルの信号ルートが短絡ストリップ16で接続され
た状態で示されている。図中、ライン制御ユニット11は、ラインを他の送信回
路に接続する。送信回路の送信側Txは、出力抵抗R及び変成器12を経て接続
構成体17に接続され、この構成体は、更に、本発明によるインピーダンスマッ
チングによって送信回路の受信側Rxに接続される。以下、図4及び5a−5c
を参照して、本発明を詳細に説明する。
【0010】 図4は、本発明によるラインコントローラ回路のインピーダンスマッチングを
示す回路図である。選択された送信ラインは、変成器13の一次コイルの極に接
続され、そしてスイッチ14で選択された入力抵抗が変成器13の二次コイルの
極に接続されると共に、ラインコントローラユニット11の入力に接続される。
プロセッサ15は、アナログスイッチ14のスイッチ14a及び14bを制御し
て、インピーダンスマッチングに必要な抵抗R1、R2及び/又はR3を並列に
接続し、図5a−5cの例を参照して以下に詳細に述べるように、本発明による
ラインコントローラ回路の抵抗性入力インピーダンスを与える。スイッチの異な
る位置において、抵抗R1、抵抗R1及びR2の並列接続、抵抗R1及びR3の
並列接続、或いは抵抗R1、R2及びR3の並列接続によって入力インピーダン
スが形成される。抵抗R1、R2及びR3の値は、マッチングされるべき送信ラ
インの特性インピーダンスに必要なものとなるように選択される。
【0011】 図5a−5cを参照し、本発明によるラインコントローラ回路において、各々
75、100及び120Ωの特性インピーダンスを有する送信ラインのインピー
ダンスマッチングについて一例として以下に説明する。図5aは、ラインコント
ローラユニット11への120Ω送信ラインのマッチングを示す。図4に示す両
スイッチ14a及び14bは、プロセッサ15によりそれらの開位置へと制御さ
れ、これにより、回路の入力インピーダンスは、抵抗R1のみによって形成され
る。送信ラインの120Ω特性インピーダンスとのマッチングを与えるために、
抵抗R1の値として例えば121Ωが選択される。
【0012】 図5bは、ラインコントローラユニット11への75Ω送信ラインのマッチン
グを示す。このとき、プロセッサ15は、図4に示すスイッチ14bをその閉位
置へそしてスイッチ14aをその開位置へ制御し、これにより、回路の入力イン
ピーダンスは、抵抗R1及びR2の並列接続によって形成される。送信ラインの
特性インピーダンス75Ωのマッチングを与えるために、抵抗R1及びR2の値
として例えばR1=121Ω及びR2=182.2Ωが選択される。
【0013】 図5cは、ラインコントローラユニット11への100Ω送信ラインのマッチ
ングを示す。このとき、プロセッサ15は、図4に示すスイッチ14aをその閉
位置へそしてスイッチ14bをその開位置へ制御し、これにより、回路の入力イ
ンピーダンスは、抵抗R1及びR3の並列接続によって形成される。送信ライン
の特性インピーダンス100Ωのマッチングを与えるために、抵抗R1及びR3
の値として例えばR1=121Ω及びR3=481.2Ωが選択される。
【0014】 本発明によるラインコントローラ回路の場合、周波数、温度等に関してできる
だけ安定した広帯域のデジタル制御型アナログスイッチを選択するのが効果的で
ある。このスイッチは、例えば、市場で入手できるMAX392形式のものであ
る。ラインコントローラ回路において、入力インピーダンスの動的な調整により
全てのライン形式に対して同じ変成器を使用することができる。図3の変成器1
2及び13は、1:1又は1:2変成器であるのが効果的であるが、他の変成比
をもつ変成器を使用することもできる。
【0015】 図3は、コネクタストリップ、好ましくは、ピンヘッドストリップを含むコネ
クタ部分と、2つの異なる位置においてそれに取り付けられるその対応部分とで
形成されるのが好ましい接続構成体17を示す。その第1位置では、対応部分は
、第1のツインワイヤを送信カードに接続し、そしてその第2位置では、第2の
ツインワイヤを接続する。第1及び第2の位置において、コネクタストリップに
対する対応部分の側は、同じである。更に、対応部分の第2位置は、コネクタス
トリップに対して位置する側の平面内で対応部分を180°回転することにより
到達する。従って、例えば、ヨーロッパ規格に基づくE1ライン又はアメリカ規
格に基づくT1ラインがコネクタストリップにおいて互いに分離され、そしてコ
ネクタストリップの上部に配置された対応部分によって所望の信号ルートが短絡
される。信号ルートは、対応部分を回転することにより切り換えられる。対応部
分は、短絡部片又は接続部分、及び回路板のような短絡ボードによって形成され
るのが好ましい。本発明によるインピーダンスマッチングは、送信ライン用の他
の何らかの種類の接続構成体と一緒に使用するのが適当である。
【0016】 図6aは、送信ラインのインピーダンスマッチングに関連して本発明の実施形
態に基づく接続構成体の第1位置を例示する。この位置では、送信ラインL1が
送信回路の送信ラインTX及び受信ラインRXに電気的に接続される。送信ライ
ンL1は、例えば、対称的なツインケーブルである。送信回路の送信ラインTX
は、接続構成体17の送信回路側においてピンラインのピン21及び23に接続
され、一方、対応的に、受信ラインRXは、ピン27及び29に接続される。接
続構成体の送信回路側におけるピンラインのピンのうち、ピン31及び33も、
送信ラインTXに接続され、ピン31は配線25によってピン23に接続され、
一方、ピン33は配線40によってピン21に対応的に接続される。同様に、ピ
ン36及び38も受信ラインRXに接続され、ピン36は配線26によってピン
29に接続され、そしてピン38は配線41によりピン27に接続される。図6
aに例示されたケースにおいて、送信ユニットに接続される送信ラインL1は、
送信回路から実行されるべき送信に対して接続構成体17の送信ライン側におけ
るピンラインのピン22及び24に配線され、そして送信回路への信号の送信に
対してピン28及び30に接続される。同様に、送信ラインL2は、接続構成体
17のピン32及び34へ配線されると共に、ピン37及び39へも配線される
。図6aに示す接続構成体の第1動作位置では、短絡ストリップ16がピン21
と22との間及びピン23と24との間に配置され、送信ラインL1を送信回路
の送信ラインTXに電気的に接続する。対応的に、短絡ストリップ16がピン2
7と28との間及びピン29と30との間にも配置され、送信回路の受信ライン
RXを送信ラインL1に電気的に接続する。
【0017】 図6bは、接続構成体をその第2の動作位置において例示するものであり、こ
の位置では、送信ラインL2が送信回路の送信ラインTX及び受信ラインRXに
電気的に接続される。送信回路の送信ラインTX及び受信ラインRXと、送信ラ
インL1及びL2は、図6aについて述べたように、接続構成体17に接続され
る。短絡ストリップ16を含む接続構成体17の部分は、図6aに示す動作位置
から180°回転され、接続構成体の表面44は依然として同じ方向を向くと共
に、図6bに示す第2の動作位置では、接続構成体の端42及び43が、図6a
に示す第1の位置の場合とは逆の位置に配置される。従って、図6bに示す接続
構成体17の第2の動作位置では、ピン31と33との間の長さ部分及びピン3
3と34との間の長さ部分を導電的に接続することにより、送信回路の送信ライ
ンTXを送信ラインL2に電気的に接続するように短絡ストリップ16が配置さ
れる。対応的に、ピン36と37との間の長さ部分及びピン38と39との間の
長さ部分を導電的に接続することにより、受信ラインRXを送信ラインL2に電
気的に接続するように短絡ストリップ16が配置される。
【0018】 図7は、接続構成体の第1実施形態の構造を示す図である。接続構成体の第1
の実施形態は、コネクタストリップ45と、これに取り付けることのできる対応
部分46とを備えている。図示された2つの矢印は、コネクタストリップ45へ
の対応部分46の取り付けを示している。コネクタストリップ45、即ち図7に
示す例では、ピンヘッドストリップは、送信ユニットの回路板に取り付けられる
のが好ましく、そしてこのピンヘッドストリップは、導電性のピン47を含み、
これに送信ラインと、送信及び受信ラインとが接続される。明瞭化のため、図7
は、コネクタストリップへの送信ラインL1及びL2の接続しか示していない。
接続構成体の第1の実施形態では、対応部分46は、ピンストリップのピン47
が嵌合される空洞48と、短絡ストリップ16とを含む短絡部片である。この短
絡部片46は、プラスチックで形成されるのが好ましく、そして図7に示すケー
スでは、コネクタストリップの構造が長方形の梁のような形状にされるのが好ま
しい。少なくとも幾つかの空洞48には、導電性材料で作られた被覆が取り付け
られる。相互に電気的に接続できる空洞48間に所望の短絡接続を与えるために
、導電性材料で作られた短絡ストリップ16が取り付けられ、空洞48の導電性
被覆を互いに接続する。短絡ストリップ16は、空洞の全深さを通して空洞間に
形成されるのが好ましい。少なくも、電気的接続を与えるために短絡ストリップ
16により接続されるべき空洞48は、それらの内面を導電性材料で被覆しなけ
ればならない。図7の右側には、破線A−Aの方向に沿った短絡部片46の断面
図が示されている。この断面図に示すように、空洞48は、短絡部片全体にわた
って形成されるのが好ましい。短絡接続は、同じ短絡ストリップ16が、短絡部
片の第1の位置では1つの送信ラインを送信回路に接続し、そして第2の位置で
は、それが第1の位置に対して180°回転されて、第2の送信ラインを送信回
路に接続するように、短絡部片において形成される。
【0019】 図8は、接続構成体の第2の実施形態の構造を示す。接続構成体のこの第2の
実施形態は、コネクタストリップ45と、これに取り付けることのできる対応部
分51とを備えている。図示された矢印は、対応部分51及びコネクタストリッ
プ45の構造部分をいかに互いに取り付けるか示している。コネクタストリップ
45は、図7を参照して上述したものと同様である。対応部分51は、接続部分
52と、本質的にプレート状構造の短絡ボード53とを含む。接続部分52の構
造は、コネクタストリップ45と同じ形状であるのが好ましく、図8に示すケー
スでは、長方形の梁の形状であり、そしてその接続ピン54は、コネクタストリ
ップ45に取り付けられる側が空洞55を形成し、一方、短絡ボード53に取り
付けられる側がタップ56を形成する。接続ピン54は、コネクタストリップの
ピン47と電気的接続を形成する。短絡ボード53は、その部分に対する穴57
と、幾つかの穴を電気的に接続するための導電性ストリップ58とを含み、従っ
て、導電性ストリップ58は、コネクタストリップ45と対応部分51が互いに
取り付けられたときにコネクタストリップの選択されたピン47を互いに電気的
に接続する。短絡ボード53のストリップ58は、例えば、回路ボードに取り付
けられるホイルとして、又は表面取付接続として実施されてもよい。接続構成体
の第2の実施形態の別の効果は、接続を行う者を手引きするように短絡ボードに
表示59が書き込まれることである。例えば、図8に示すケースでは、短絡ボー
ドがその現在動作位置において接続するラインの名前が、送信ラインの側で、短
絡ボード53に表示される。
【0020】 1つの実施形態では、接続構成体の対応部分は、好ましくは構造の安定した回
路ボードである短絡ボードのみを含む。従って、短絡ボードは、本質的に、短絡
ボードの第2の実施形態について上述した短絡ボード53のようなものであり、
これをコネクタストリップ45に直接取り付けることができる。
【0021】 本発明の1つの実施形態に基づいて接続を与えるために、接続構成体の対応部
分46及び51は、その第1動作位置、又はこの位置に対して180°回転され
た第2動作位置においてコネクタストリップ45に取り付けられる。接続構成体
の第2の実施形態では、接続を切り換えるときに、接続部分52及び短絡ボード
53により形成されたエンティティが回転される。
【0022】 接続構成体の対応部分は、本質的に、コネクタストリップと同じ長さであって
もよいし、又はそれより短くてもよい。対応部分がコネクタストリップより短い
場合には、対応部分は、コネクタストリップの全てのピンに対して充分な空洞を
もたない。対応部分の構造において重要なことは、両方の動作位置においてそれ
をコネクタストリップへ明確に接続でき、従って、接続構成体において接続を間
違えるおそれがないことである。明確な接続を確保するために、例えば、コネク
タストリップにおける対応部分の場所を表示することができる。
【0023】 接続構成体の対応部分は、多数の送信ラインを同時に接続することができ、例
えば、異なる送信ラインを送信回路の異なる部分と同時に接続することもできる
し、又は上記例に関連して上述したように、送信ラインを送信回路の送信側TX
及び受信側RXの両方に接続することもできる。又、対応部分は、一度に1つの
送信ラインを回路の1つの配線に接続するだけであるように実施することもでき
る。 本発明によるインピーダンスマッチングは、厳密な受信マッチングを実施する
のに特に適しているが、送信回路を送信ラインに対してマッチングするのに使用
することもできる。
【0024】 添付図面及びそれを参照した説明は、本発明の考え方を単に例示するものに過
ぎない。本発明によるラインコントローラ回路の細部は、請求の範囲内で変更す
ることができる。本発明は、主として、3つの抵抗の組合体の並列接続によって
形成される入力インピーダンスに関連して説明したが、更に多数の抵抗の並列接
続をマッチング回路に使用することができ、従って、送信回路に対し多数の異な
る送信ライン特性インピーダンスをマッチングすることができる。本発明に関連
して上述した送信ラインの特性インピーダンスは、本発明の考え方を例示するも
のに過ぎない。本発明によるインピーダンスマッチングは、もちろん、上述した
もの以外の特性インピーダンス値をマッチングするのにも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 変成器の二次コイルに中間出力を伴う現状のインピーダンスマッチング回路を
示す図である。
【図2】 送信ラインの2つの異なる特性インピーダンスにマッチングされる現状のライ
ンコントローラ回路を示す図である。
【図3】 本発明によるインピーダンスマッチングを一例として示す回路図である。
【図4】 本発明によるラインコントローラ回路を一例として示す回路図である。
【図5a】 インピーダンスマッチングにおける本発明のラインコントローラ回路の回路図
である。
【図5b】 異なるインピーダンスマッチングにおける本発明のラインコントローラ回路の
回路図である。
【図5c】 異なるインピーダンスマッチングにおける本発明のラインコントローラ回路の
回路図である。
【図6a】 本発明の接続構成体を第1の動作位置において示す図である。
【図6b】 本発明の接続構成体を第2の動作位置において示す図である。
【図7】 本発明による対応部分の第1実施形態の構造を示す図である。
【図8】 本発明による対応部分の第2実施形態の構造を示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月11日(2000.1.11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 パサネン ティモ フィンランド エフイーエン−02620 エ スプー カラセークセンエティエ 8ゲー 58

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信ラインのインピーダンスマッチングを形成する回路構成
    体であって、この回路構成体は、制御(11)段と、抵抗により形成された動的入力
    インピーダンスと、一次及び二次コイルが設けられた変成器(13)とを備え、制御
    段(11)及び入力インピーダンスは、変成器(13)の二次コイルの極に接続され、そ
    して相互に異なる特性インピーダンスを有する送信ラインが変成器(13)の一次コ
    イルの極に一度に1つづつ接続されるような回路構成体において、 抵抗性入力インピーダンスを形成するために、プロセッサ(15)と、マッチング
    を遂行する手段(14,14a,14b)とを備えたことを特徴とする回路構成体。
  2. 【請求項2】 マッチングを遂行する上記手段は、上記プロセッサ(15)の制
    御に応答するアナログスイッチ(14,14a,14b)と、このアナログスイッチにより選
    択される抵抗性入力インピーダンスとを含む請求項1に記載の回路構成体。
  3. 【請求項3】 選択されるべき入力インピーダンスは、異なる送信ラインの
    特性インピーダンスに対して異なり、そして並列に接続された1つ以上の抵抗(R
    1,R2,R3)を含む請求項1又は2に記載の回路構成体。
  4. 【請求項4】 入力インピーダンスは、ラインコントローラ回路への送信ラ
    インの電気的接続に関連して非繰り返し的に選択される請求項1、2又は3に記
    載の回路構成体。
  5. 【請求項5】 更に、接続構成体(17)を備え、これを通して、異なる特性イ
    ンピーダンスをもつ送信ラインが変成器(13)の一次コイルの極に一度に1つづつ
    接続され、この接続構成体は、第1及び第2組のワイヤ(Tx,Rx)を含み、第1組 のワイヤは、少なくとも第1及び第2のツインワイヤを含み、そして更に、第1
    及び第2組のワイヤが一緒に接続されるコネクタ部分を含み、このコネクタ部分
    は、回路ボードに取り付けられるコネクタストリップと、このコネクタストリッ
    プに取り付けることのできる解放型対応部分とを含み、この対応部分は、第1組
    のワイヤに関連してマッチングされ、その第1位置では、第1及び第2のツイン
    ワイヤのうちの、第1のツインワイヤのみを、第2組(Tx,Rx)の少なくとも1つ のワイヤに接続し、そして第1位置に対して180°回転された第2位置では、
    第1及び第2のツインワイヤのうちの、第2のツインワイヤのみを、第2組(Tx,
    Rx)の少なくとも1つのワイヤに接続する請求項1ないし4のいずれかに記載の 回路構成体。
  6. 【請求項6】 送信ラインのインピーダンスマッチングを形成する回路構成
    体であって、この回路構成体は、制御(11)段と、抵抗により形成された動的入力
    インピーダンスと、一次及び二次コイルが設けられた変成器(13)と、第1組のワ
    イヤ(L1,L2)及び第2組のワイヤ(Tx,Rx)を含む接続構成体(17)とを備え、第1組
    のワイヤは、少なくとも第1のツインワイヤ(L1)及び第2のツインワイヤ(L2)を
    含み、接続構成体は、更に、第1及び第2組のワイヤが互いに接続されるところ
    のコネクタ部分を含み、このコネクタ部分は、回路ボードに取り付けられるコネ
    クタストリップ(45)であって接続先端(47)を含むコネクタストリップと、このコ
    ネクタストリップの接続先端(47)に取り付けられる解放型対応部分(46,51)とを 含み、上記制御段(11)及び入力インピーダンスは、変成器(13)の二次コイルの極
    に接続され、そして相互に異なる特性インピーダンスをもつ送信ラインが、接続
    構成体(17)を経て変成器(13)の一次コイルの極に一度に1つづつ接続されるよう
    な回路構成体において、 抵抗性入力インピーダンスを形成するために、上記回路構成体は、プロセッサ
    (15)と、マッチングを遂行する手段(14,14a,14b)とを備え、そして 上記接続構成体の上記対応部分(46,51)は、第1組のワイヤに関連してマッチ ングされて、その第1位置では、第1及び第2のツインワイヤのうちの、第1の
    ツインワイヤ(L1)のみを、第2組の少なくとも1つのワイヤ(Tx,Rx)に接続し、 そして第1位置に対して180°回転された第2位置では、第1及び第2のツイ
    ンワイヤのうちの、第2のツインワイヤ(L2)のみを、第2組の少なくとも1つの
    ワイヤ(Tx,Rx)に接続することを特徴とする回路構成体。
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