JPH073683Y2 - ハイブリッド変成器 - Google Patents
ハイブリッド変成器Info
- Publication number
- JPH073683Y2 JPH073683Y2 JP2051288U JP2051288U JPH073683Y2 JP H073683 Y2 JPH073683 Y2 JP H073683Y2 JP 2051288 U JP2051288 U JP 2051288U JP 2051288 U JP2051288 U JP 2051288U JP H073683 Y2 JPH073683 Y2 JP H073683Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- hybrid transformer
- conductors
- conductor
- ferrite core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は入力信号の合成,分配を行うハイブリッド変成
器に関し、特にマイクロ波帯で使用するハイブリッド変
成器に関する。
器に関し、特にマイクロ波帯で使用するハイブリッド変
成器に関する。
従来、この種のハイブリッド変成器としては第6図に示
すように、プリント基板上に、合成側端子Σと、分配側
端子CおよびDを結ぶ線路長lを入力信号波長の1/4と
したマイクロストリップライン30を導体薄膜で形成し
た、ウィルキンソン型が用いられていた。なお、BNはバ
ランスネットワーク用抵抗である。
すように、プリント基板上に、合成側端子Σと、分配側
端子CおよびDを結ぶ線路長lを入力信号波長の1/4と
したマイクロストリップライン30を導体薄膜で形成し
た、ウィルキンソン型が用いられていた。なお、BNはバ
ランスネットワーク用抵抗である。
しかしながら、上述した従来のハイブリッド変成器は、
その線路長を入力信号波長の1/4にする必要があるた
め、非常に大型なものとなる欠点があった。
その線路長を入力信号波長の1/4にする必要があるた
め、非常に大型なものとなる欠点があった。
本考案の目的は、上述した問題点を解決したハイブリッ
ド変成器を提供することにある。
ド変成器を提供することにある。
このため本考案では、従来マイクロストリップラインで
構成していた、入力信号の1/4波長線路を導線により構
成し、この1/4波長線路をフェライトコアの脚部に巻き
とる構造として、目的を達成している。
構成していた、入力信号の1/4波長線路を導線により構
成し、この1/4波長線路をフェライトコアの脚部に巻き
とる構造として、目的を達成している。
次に、本考案について図面を参照して説明する。
第1図は、本考案によるハイブリッド変成器の回路図、
第2図は斜視図である。第2図において、バランスネッ
トワーク用抵抗は省いてある。
第2図は斜視図である。第2図において、バランスネッ
トワーク用抵抗は省いてある。
第1図および第2図において、本考案によるハイブリッ
ド変成器は、合成側端子Σおよび2つの分配側端子Cお
よびDを有し、フェライトコア3と、ポリウレタン銅線
からなる4本の導線11,12および21,22とから構成されて
いる。フェライトコア3は中心脚31および左右脚32およ
び33を有し、中心に対して左右対称な形状を有してい
る。4本の導線のうち、導線11と22はフェライトコア3
の左脚31に、導線12と21は右脚33に、平行かつ互い違い
に巻きつけられ2入力信号の1/4波長線路を形成してい
る。また、導線11と12の、合成側端子Σに接続される端
部1および、接地端子Gに接続される導線21および22の
両端部2は、特性インピーダンスの整合をとるため、互
いにより合わされている。導線11および12の、より合わ
されてない端部はそれぞれ、分配側端子CおよびDに接
続される。このような接続により、左脚32および右脚33
には接地された導線と入力信号が伝播する導線が平行か
つ交互に巻かれ、入力信号が伝播する導性の特性インピ
ーダンスを一定に保つことができる。本実施例におい
て、各導線の端部1および2は、より合わせにより特性
インピーダンスの整合を行っているが自己融着性エナメ
ル線に用いられる塗布剤などで平行に接着するなど、他
の方法を用いることもできる。さらに、フェライトコア
3を、E形コアを2個使用するなど、複数のコアを組み
合わせて構成することも可能である。
ド変成器は、合成側端子Σおよび2つの分配側端子Cお
よびDを有し、フェライトコア3と、ポリウレタン銅線
からなる4本の導線11,12および21,22とから構成されて
いる。フェライトコア3は中心脚31および左右脚32およ
び33を有し、中心に対して左右対称な形状を有してい
る。4本の導線のうち、導線11と22はフェライトコア3
の左脚31に、導線12と21は右脚33に、平行かつ互い違い
に巻きつけられ2入力信号の1/4波長線路を形成してい
る。また、導線11と12の、合成側端子Σに接続される端
部1および、接地端子Gに接続される導線21および22の
両端部2は、特性インピーダンスの整合をとるため、互
いにより合わされている。導線11および12の、より合わ
されてない端部はそれぞれ、分配側端子CおよびDに接
続される。このような接続により、左脚32および右脚33
には接地された導線と入力信号が伝播する導線が平行か
つ交互に巻かれ、入力信号が伝播する導性の特性インピ
ーダンスを一定に保つことができる。本実施例におい
て、各導線の端部1および2は、より合わせにより特性
インピーダンスの整合を行っているが自己融着性エナメ
ル線に用いられる塗布剤などで平行に接着するなど、他
の方法を用いることもできる。さらに、フェライトコア
3を、E形コアを2個使用するなど、複数のコアを組み
合わせて構成することも可能である。
第3図〜第5図は本考案によるハイブリッド変成器のデ
ータ実測値を示す。測定を行ったハイブリッド変成器
は、1.5GHzを中心使用周波数として設計され、各端子の
インピーダンスは50Ω,導線の特性インピーダンスは7
0.7Ω,バランスネットワーク用抵抗は100Ωのものを用
いた。第5図〜第7図において、縦軸は減衰量,横軸は
周波数をあらわし、スケールはそれぞれ10dB/Div,0.2GH
z/Divで、マーカは1.5GHzを示す。入力信号は1.5GHzの
正弦波を用いた。
ータ実測値を示す。測定を行ったハイブリッド変成器
は、1.5GHzを中心使用周波数として設計され、各端子の
インピーダンスは50Ω,導線の特性インピーダンスは7
0.7Ω,バランスネットワーク用抵抗は100Ωのものを用
いた。第5図〜第7図において、縦軸は減衰量,横軸は
周波数をあらわし、スケールはそれぞれ10dB/Div,0.2GH
z/Divで、マーカは1.5GHzを示す。入力信号は1.5GHzの
正弦波を用いた。
第3図(1)はΣ→C,(2)はΣ→Dへの動作減衰量
を、第4図(1)はΣ側,(2)はC側,(3)はD側
からみた不整合減衰量を、第5図はC,D間の反響減衰量
を示している。
を、第4図(1)はΣ側,(2)はC側,(3)はD側
からみた不整合減衰量を、第5図はC,D間の反響減衰量
を示している。
以上説明したように本考案は、入力信号の1/4波長線路
を導線で構成し、接地された導線と平行にフェライトコ
アの脚部に巻きつける構成とすることで、従来用いられ
ていたマイクロストリップラインを利用したものと比較
し、大幅な小型化を実現できる。また、フェライトコア
脚部の周囲長および1/4波長線路の巻数を変えることに
よって、使用周波数帯を容易に変更することができる利
点がある。
を導線で構成し、接地された導線と平行にフェライトコ
アの脚部に巻きつける構成とすることで、従来用いられ
ていたマイクロストリップラインを利用したものと比較
し、大幅な小型化を実現できる。また、フェライトコア
脚部の周囲長および1/4波長線路の巻数を変えることに
よって、使用周波数帯を容易に変更することができる利
点がある。
第1図は本考案によるハイブリッド変成器の回路図、第
2図は本考案によるハイブリッド変成器の斜視図、第3
図〜第5図は、本考案によるハイブリッド変成器の実測
データを表わす図、第6図は従来技術を示す図である。 第1図,第2図,第6図において、 1,2……端部、11,12,21,22……導線、3……フェライト
コア、30……マイクロストリップライン、31……中央
脚、32……左脚、33……右脚、Σ……合成側端子、C,D
……分配側端子、G……接地端子、BN……バランスネッ
トワーク用抵抗、l……線路長。
2図は本考案によるハイブリッド変成器の斜視図、第3
図〜第5図は、本考案によるハイブリッド変成器の実測
データを表わす図、第6図は従来技術を示す図である。 第1図,第2図,第6図において、 1,2……端部、11,12,21,22……導線、3……フェライト
コア、30……マイクロストリップライン、31……中央
脚、32……左脚、33……右脚、Σ……合成側端子、C,D
……分配側端子、G……接地端子、BN……バランスネッ
トワーク用抵抗、l……線路長。
Claims (1)
- 【請求項1】1つの合成側端子と、2つの分配側端子を
有し、信号の分配,合成を行うハイブリッド変成器にお
いて、 中心脚および左右脚を有し、前記中心脚に対して対称形
を有するフェライトコアと、 両端が接地され、前記左脚および右脚に各々巻かれる2
本の接地導線と、 この接地導線と平行に前記左脚および右脚に巻かれ、一
端を前記合成側端子に、他端を異なる前記2つの分配側
端子に接続される2本の信号導線とから構成され、 前記接地導線と前記信号導線からなる2対の導線が、そ
れぞれ使用周波数の1/4波長線路を形成していることを
特徴とするハイブリッド変成器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2051288U JPH073683Y2 (ja) | 1988-02-17 | 1988-02-17 | ハイブリッド変成器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2051288U JPH073683Y2 (ja) | 1988-02-17 | 1988-02-17 | ハイブリッド変成器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01124703U JPH01124703U (ja) | 1989-08-24 |
JPH073683Y2 true JPH073683Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31236943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2051288U Expired - Lifetime JPH073683Y2 (ja) | 1988-02-17 | 1988-02-17 | ハイブリッド変成器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073683Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-17 JP JP2051288U patent/JPH073683Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01124703U (ja) | 1989-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101171719B (zh) | 具有边缘及宽边耦合部段的耦合器 | |
US3452301A (en) | Lumped parameter directional coupler | |
US4482873A (en) | Printed hybrid quadrature 3 dB signal coupler apparatus | |
US20070075802A1 (en) | Wide-bandwidth balanced transformer | |
US5808518A (en) | Printed guanella 1:4 balun | |
US6100772A (en) | High frequency test balun with a capacitor across the output | |
US4121180A (en) | Broadband directional coupler | |
JPH073683Y2 (ja) | ハイブリッド変成器 | |
US4260963A (en) | 4:1 Balun | |
US4991665A (en) | Flexible circuit conductor run | |
US5539362A (en) | Surface mounted directional coupler | |
JPH0369203B2 (ja) | ||
US4295107A (en) | Impedance transformation network | |
JPH0524666B2 (ja) | ||
CN214254694U (zh) | 一种定向电桥 | |
US5250753A (en) | Wire assembly for electrically conductive circuits | |
JPS6058605B2 (ja) | π型抵抗減衰器 | |
JPH0555813A (ja) | マイクロストリツプ線路終端器 | |
CN115360492B (zh) | 一种一分七功分器 | |
CN218070174U (zh) | 一种一分九功分器 | |
US20090033436A1 (en) | Directional Coupler in Coaxial Line Technology | |
US6486747B1 (en) | High frequency test balun | |
JP3012701B2 (ja) | 3分配器 | |
JPH0756508Y2 (ja) | アンテナ用分波器 | |
JPS6122329Y2 (ja) |