JPS6114191Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6114191Y2 JPS6114191Y2 JP15432279U JP15432279U JPS6114191Y2 JP S6114191 Y2 JPS6114191 Y2 JP S6114191Y2 JP 15432279 U JP15432279 U JP 15432279U JP 15432279 U JP15432279 U JP 15432279U JP S6114191 Y2 JPS6114191 Y2 JP S6114191Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- sub
- main line
- ferrite core
- thin layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 14
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 14
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 14
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 9
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 6
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 claims description 2
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 claims description 2
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 claims description 2
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はVHF,UHFの高周波で使用する広
帯域の方向性結合器の改良に関するものである。
帯域の方向性結合器の改良に関するものである。
高周波信号に対する方向性結合器としては第1
図に示す回路が一般的に知られている。すなわ
ち、入力端子1と出力端子2とを主線路3により
接続すると共に、第1の分岐端子4と第2の分岐
端子5とを副線路6により接続し、前記主線路3
及び前記副線路6にはそれぞれこれら線路に電磁
結合する第1の結合巻線7及び第2の結合巻線8
が設けられ、前記第1の結合巻線の一端を接地
し、他端を前記副線路6に接続すると共に、前記
第2の結合巻線8の一端を接地し、他端を前記主
線路3に接続してなるものである。この回路の要
部の組立てた従来の具体例は第2図に示してあ
り、主線路3及び副線路6は空中線を使用し、こ
れら空中線にトロイダルのフエライトコア9,1
0とそれぞれ貫装し、該コア9,10に前記結合
巻線7,8を巻回して構成したものである。この
ような従来の構成は主線路3及び副線路6にイン
ピーダンス整合されていない空中線が使用してあ
るため特性インピーダンスが変化し、特に高域周
波数での特性インピーダンスが乱れて入力側と出
力側のミスマツチによりリターンロスが多くな
り、方向性特性が劣化するという欠点があつた。
なお、空中線は一例であるが、従来使用されてい
る主線路3及び副線路6はいずれもインピーダン
ス整合されていないものであつた。
図に示す回路が一般的に知られている。すなわ
ち、入力端子1と出力端子2とを主線路3により
接続すると共に、第1の分岐端子4と第2の分岐
端子5とを副線路6により接続し、前記主線路3
及び前記副線路6にはそれぞれこれら線路に電磁
結合する第1の結合巻線7及び第2の結合巻線8
が設けられ、前記第1の結合巻線の一端を接地
し、他端を前記副線路6に接続すると共に、前記
第2の結合巻線8の一端を接地し、他端を前記主
線路3に接続してなるものである。この回路の要
部の組立てた従来の具体例は第2図に示してあ
り、主線路3及び副線路6は空中線を使用し、こ
れら空中線にトロイダルのフエライトコア9,1
0とそれぞれ貫装し、該コア9,10に前記結合
巻線7,8を巻回して構成したものである。この
ような従来の構成は主線路3及び副線路6にイン
ピーダンス整合されていない空中線が使用してあ
るため特性インピーダンスが変化し、特に高域周
波数での特性インピーダンスが乱れて入力側と出
力側のミスマツチによりリターンロスが多くな
り、方向性特性が劣化するという欠点があつた。
なお、空中線は一例であるが、従来使用されてい
る主線路3及び副線路6はいずれもインピーダン
ス整合されていないものであつた。
この考案は、上記従来技術の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、主線路及び副線路を共に方向性
結合器の特性インピーダンスに整合させたマイク
ロストリツプ線路とすることにより、高域におけ
る周波数特性、殊に方向性特性の改善を図つた方
向性結合器を提供することを目的とするものであ
る。
れたものであり、主線路及び副線路を共に方向性
結合器の特性インピーダンスに整合させたマイク
ロストリツプ線路とすることにより、高域におけ
る周波数特性、殊に方向性特性の改善を図つた方
向性結合器を提供することを目的とするものであ
る。
以下、この考案を第3図ないし第5図に基づい
て説明する。
て説明する。
この考案の回路は従来の第1図に示した回路と
同じであるが、その組立構成は第3図に示すよう
に、結合トランスA及びBを構成するトロイダル
のフエライトコア9および10を貫通する主線路
3、副線路6がインピーダンス整合されたマイク
ロストリツプ線路M1,M2で構成してある。この
マイクロストリツプ線路Mの構造は方向性結合器
の特性インピーダンスに整合させるために、第4
図に示すように三層の板状体であつて、中央層は
例えばテフロンガラス繊維等の誘電体11で形成
し、該誘電体11の一面にはホツトラインとなる
薄層の導体12が、また他面にはアースラインと
なる薄層の導体13が形成され、かつ前記アース
ラインとなる導体13はフエライトコア9又は1
0の位置する箇所でフエライトコアの厚み若しく
はそれ以上の幅にわたつて除去されてなるもので
ある。
同じであるが、その組立構成は第3図に示すよう
に、結合トランスA及びBを構成するトロイダル
のフエライトコア9および10を貫通する主線路
3、副線路6がインピーダンス整合されたマイク
ロストリツプ線路M1,M2で構成してある。この
マイクロストリツプ線路Mの構造は方向性結合器
の特性インピーダンスに整合させるために、第4
図に示すように三層の板状体であつて、中央層は
例えばテフロンガラス繊維等の誘電体11で形成
し、該誘電体11の一面にはホツトラインとなる
薄層の導体12が、また他面にはアースラインと
なる薄層の導体13が形成され、かつ前記アース
ラインとなる導体13はフエライトコア9又は1
0の位置する箇所でフエライトコアの厚み若しく
はそれ以上の幅にわたつて除去されてなるもので
ある。
上記のように構成した方向性結合器は、主線路
3及び副線路6の特性インピーダンスをフエライ
トコア9及び10の直前、直後まで入力系、出力
系のインピーダンスと同じ値で張設することがで
き、しかもマイクロストリツプ線路Mのアースラ
イン13はフエライトコア9及び10の位置で切
除されているので、結合トランスA及びBにおけ
る電磁結合が乱れることがない。
3及び副線路6の特性インピーダンスをフエライ
トコア9及び10の直前、直後まで入力系、出力
系のインピーダンスと同じ値で張設することがで
き、しかもマイクロストリツプ線路Mのアースラ
イン13はフエライトコア9及び10の位置で切
除されているので、結合トランスA及びBにおけ
る電磁結合が乱れることがない。
第5図はこの考案と従来例の方向性結合器にお
ける周波数特性を比較した図で、実線がこの考案
の実施例、破線が従来例を表わし、同図イにおい
てc,d及びeはそれぞれカツプリング特性曲
線、V.S.W.R.(電圧定在波比)特性曲線及び挿
入損失特性曲線を示し、また同図ロは方向性特性
曲線を示す。この図から、この考案の方向性結合
器によれば従来のものに比べて広帯域の周波数特
性を実現できることがわかる。実験にはマイクロ
ストリツプ線路Mとして、幅3.0mm、全厚1mm、
誘電体11厚0.93mm、誘電率2.6のものを使用
し、フエライトコア9及び10として内径4mm、
外径8mm、厚さ2mmのものを使用し、該コアに銅
線を10回巻いて結合トランスA及びBとし、これ
らをシヤーシ(図示せず)に支持すると共に、ア
ースラインの両側をシヤーシに2点接地した。な
お、特性インピーダンスは50Ωとした。
ける周波数特性を比較した図で、実線がこの考案
の実施例、破線が従来例を表わし、同図イにおい
てc,d及びeはそれぞれカツプリング特性曲
線、V.S.W.R.(電圧定在波比)特性曲線及び挿
入損失特性曲線を示し、また同図ロは方向性特性
曲線を示す。この図から、この考案の方向性結合
器によれば従来のものに比べて広帯域の周波数特
性を実現できることがわかる。実験にはマイクロ
ストリツプ線路Mとして、幅3.0mm、全厚1mm、
誘電体11厚0.93mm、誘電率2.6のものを使用
し、フエライトコア9及び10として内径4mm、
外径8mm、厚さ2mmのものを使用し、該コアに銅
線を10回巻いて結合トランスA及びBとし、これ
らをシヤーシ(図示せず)に支持すると共に、ア
ースラインの両側をシヤーシに2点接地した。な
お、特性インピーダンスは50Ωとした。
以上述べたようにこの考案によれば、主線路及
び副線路を共にインピーダンス整合されたマイク
ロストリツプ線路とすることにより、広帯域に亘
つて特性インピーダンスを安定にさせることがで
きる周波数特性の改善を図れる。従つてVHF,
UHFの広帯域の方向性結合器の製作が可能とな
る実用上の効果を奏する。
び副線路を共にインピーダンス整合されたマイク
ロストリツプ線路とすることにより、広帯域に亘
つて特性インピーダンスを安定にさせることがで
きる周波数特性の改善を図れる。従つてVHF,
UHFの広帯域の方向性結合器の製作が可能とな
る実用上の効果を奏する。
第1図は一般的な方向性結合器の等価回路図、
第2図は第1図の要部の従来組立図、第3図は第
1図の要部のこの考案に係る組立図、第4図はこ
の考案に係るマイクロストリツプ線路を示し、a
は平面図、bは正面図、cは底面図であり、第5
図は従来例とこの考案の実施例の周波数特性を比
較した図である。 1……入力端子、2……出力端子、3……主線
路、4,5……分岐端子、6……副線路、11…
…誘電体、12……導体(ホツトライン)、13
……導体(アースライン)、A,B……結合トラ
ンス、M……マイクロストリツプ線路。
第2図は第1図の要部の従来組立図、第3図は第
1図の要部のこの考案に係る組立図、第4図はこ
の考案に係るマイクロストリツプ線路を示し、a
は平面図、bは正面図、cは底面図であり、第5
図は従来例とこの考案の実施例の周波数特性を比
較した図である。 1……入力端子、2……出力端子、3……主線
路、4,5……分岐端子、6……副線路、11…
…誘電体、12……導体(ホツトライン)、13
……導体(アースライン)、A,B……結合トラ
ンス、M……マイクロストリツプ線路。
Claims (1)
- トロイダルのフエライトコアよりなる主線路用
結合トランスを介して入力端子と出力端子とが接
続されている主線路から、トロイダルのフエライ
トコアよりなる副線路用結合トランスを介して第
1の分岐端子とが接続された副線路へ、電磁誘導
出力を取り出すように、上記主線路用結合トラン
ス及び副線路用結合トランスの2次巻線の一端が
各々副線路及び主線路に接続され且つ2次巻線の
他端が各々アース接続されている方向性結合器に
於て、上記主線路及び副線路がホツトラインとな
る薄層導体、テフロンガラス繊維の誘電体及びア
ースラインとなる薄層導体の三層の板状体から構
成されたマイクロストリツプ線路からなり、上記
主線路及び副線路のマイクロストリツプ線路のア
ースラインとなる薄層導体が該薄層導体を被う上
記フエライトコアの位置する箇所で該フエライト
コアの厚み若しくはそれ以上の幅にわたつて除去
されていることを特徴とする方向性結合器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15432279U JPS6114191Y2 (ja) | 1979-11-07 | 1979-11-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15432279U JPS6114191Y2 (ja) | 1979-11-07 | 1979-11-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5671601U JPS5671601U (ja) | 1981-06-12 |
JPS6114191Y2 true JPS6114191Y2 (ja) | 1986-05-02 |
Family
ID=29384959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15432279U Expired JPS6114191Y2 (ja) | 1979-11-07 | 1979-11-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6114191Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-07 JP JP15432279U patent/JPS6114191Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5671601U (ja) | 1981-06-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5424694A (en) | Miniature directional coupler | |
US4012703A (en) | Transmission line pulse transformers | |
US3956717A (en) | Hybrid diplexing filter | |
US5296823A (en) | Wideband transmission line balun | |
US4677399A (en) | Wide band directional coupler for microstrip lines | |
US3576578A (en) | Dipole antenna in which one radiating element is formed by outer conductors of two distinct transmission lines having different characteristic impedances | |
US5808518A (en) | Printed guanella 1:4 balun | |
US5559524A (en) | Antenna system including a plurality of meander conductors for a portable radio apparatus | |
US4649396A (en) | Double-tuned blade monopole | |
US4631504A (en) | Impedance conversion transformer | |
US10305160B2 (en) | Dual-band radio frequency devices incorporating metamaterial type structures and related methods | |
JP3215170B2 (ja) | 方向性結合器 | |
US3716806A (en) | Signal coupling apparatus utilizing hybrid transformer | |
JPS6114191Y2 (ja) | ||
US4260963A (en) | 4:1 Balun | |
JPH08307286A (ja) | 電力制御装置 | |
US3629761A (en) | Broadband high-frequency transformer | |
JPS6153885B2 (ja) | ||
JP3169657B2 (ja) | 結合度を任意に設定し得る方向性分岐器 | |
US3551856A (en) | Miniaturized circuit device | |
CA1082782A (en) | Directional coupler | |
JPH01305603A (ja) | 線路変成器 | |
JPS6117402B2 (ja) | ||
JPS6145646Y2 (ja) | ||
JP3121796B2 (ja) | サーキュレータ |