JP2001510174A - アミノアリールアセチレンを調製するためのプロセス - Google Patents
アミノアリールアセチレンを調製するためのプロセスInfo
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Abstract
Description
、本発明は、アミノアリールハライドと末端アセチレンとからアミノアリールア
セチレンを調製すること、およびこれらの調製に有用な新規化合物に関する。ア
ミノフェニルアセチレンは、薬学的に活性な化合物の前駆体として、およびアセ
チレン末端ポリマーの前駆体として、有用である。特に、3−アミノフェニルア
セチレンは、高性能ポリイミド樹脂のための末端キャッピング剤として使用され
る。
m.Soc.,第24巻、第233〜239頁は、3−ブロモニトロベンゼンお
よび2−メチル−3−ブチン−2−オールからの、2−メチル−4−(3−アミ
ノフェニル)−3−ブチン−2−オール(アミノフェニルアセチレン)および3
−アミノフェニルアセチレンのそれぞれ2工程および3工程での調製を、開示す
る。第1の工程において、3−ブロモニトロベンゼンおよび2−メチル−3−ブ
チン−2−オールを、トリエチルアミン溶媒中のビス(トリフェニルホスフィン
)パラジウムジクロリドと、さらなるトリフェニルホスフィンと、ヨウ化第一銅
との触媒系の存在下、還流温度にて反応させて、2−メチル−4−(3−ニトロ
フェニル)−3−ブチン−2−オールを得た。第2の工程において、このニトロ
フェニルアセチレンを、Ru/Al2O3触媒の存在下で、イソプロパノール中で
水素化して、2−メチル−4−(3−アミノフェニル)−3−ブチン−2−オー
ルを得た。この参照文献は、三重結合の還元が続いて起こるので、化学量論的点
で水素化反応を停止することが必須であると述べている。第3の工程において、
このアミノフェニルアセチレンを、トルエン中で、水酸化ナトリウムペレットの
存在下で加熱し、蒸留によりアセトン副生成物を除去して、3−アミノフェニル
アセチレンを得た。
ンを、2−メチル−3−ブチン−2−オールと同様に反応させて、2−メチル−
4−(3−アミノフェニル)−3−ブチン−2−オールを直接得る試みを開示し
、そして、3−ブロモアニリンは、約100℃までの温度にて、測定できる速度
で反応しなかったことを報告している。
た、同様にSabourin(発明者として)およびSelwitzから)もま
た、3−ブロモニトロベンゼンおよび2−メチル−3−ブチン−2−オールから
の2−メチル−4−(3−ニトロフェニル)−3−ブチン−2−オールのこの調
製を開示している。米国特許第4,139,561号およびJ.Org.Che
m.第44巻(1979)、第1223〜1236頁(両方とも、Onopch
enkoならびに同様のSabourinおよびSelwitzから)もまた、
ルテニウム触媒を用いた水素化による2−メチル−4−(3−ニトロフェニル)
−3−ブチン−2−オールからの2−メチル−4−(3−アミノフェニル)−3
−ブチン−2−オールの調製、およびその3−アミノフェニルアセチレンへの引
き続く転化を開示している。この特許および学術誌の両方は、アセチレン基の存
在下におけるニトロ基の選択的水素化の難しい挑戦を強調して開示している。引
き続く米国特許第4,215,226号;同第4,216,341号;同第4,
219,679号;および刊行物J.Org.Chem.第44巻(1979)
、第3671〜3674頁(Onopchenko、Sabourin、および
Selwitzから)は、他の水素化触媒を用いた、2−メチル−4−(3−ニ
トロフェニル)−3−ブチン−2−オールから2−メチル−4−(3−アミノフ
ェニル)−3−ブチン−2−オールへの水素化を開示している。
の1,2−ジメトキシエタン:水中の2.5当量の炭酸カリウムの存在下、パラ
ジウム(炭素担持)、トリフェニルホスフィン、およびヨウ化第一銅を含む触媒
系を用いる、4−ブロモニトロベンゼンおよび2−メチル−3−ブチン−2−オ
ールからの2−メチル−4−(4−ニトロフェニル)−3−ブチン−2−オール
の高収率でのこの調製を開示する。この参照文献はまた、同様の系および同様の
条件を用いた、3−ヨードアニリン(4−ブロモニトロベンゼンの代わりに)か
らの2−メチル−4−(3−アミノフェニル)−3−ブチン−2−オールの調製
(78%単離収率)を開示する。この参照文献は、3−ブロモアニリンを同様に
反応させるといういかなる試みも開示していない。
ェニルアセチレンの調製のためのプロセスを提供することである。本発明のさら
なる目的は、アセチレン基の存在下におけるニトロ基の選択的水素化という固有
の挑戦を避ける、アミノフェニルアセチレンの調製のためのプロセスを提供する
ことである。本発明の別の目的は、アミノフェニルハライドからのアミノフェニ
ルアセチレンの調製のためのプロセスを提供することである。本発明は、上記目
的の1つまたはそれ以上に関する。他の目的および利点は、本明細書を慎重に読
むことから、当業者および背景となる参照文献に熟知している者に明らかになる
。
プロセスを提供し、このプロセスは、塩基および触媒系(パラジウム触媒および
第一銅塩を含む)の存在下で、N−アリールメチルデンアミノアリールハライド
と末端アセチレンとを反応させて、新規なN−アリールメチリデンアミノアリー
ルアセチレンを生成する工程を包含する。このN−アリールメチリデンアミノア
リールアセチレンは、加水分解されてN−アリールメチリデン基を除去され、そ
してアミノアリールアセチレンを提供し得る。本発明は、これにより、アミノフ
ェニルアセチレンを調製するための実用的なプロセスを提供し、このプロセスは
、塩基およびパラジウム触媒と第一銅塩とを含む触媒系の存在下で、N−ベンジ
リデンアミノフェニルハライドを末端アセチレンと反応させて、新規N−ベンジ
リデンアミノフェニルアセチレンを生成する工程、ならびにこのN−ベンジリデ
ンアミノフェニルアセチレンをアミノフェニルアセチレンに加水分解する工程を
包含する。N−ベンジリデンアミノフェニルハライドは、当該分野で公知の方法
によって、対応するベンズアルデヒドと対応するアミノフェニルハライドとから
、代表的には酸触媒の存在下で、容易に調製され得る。本発明の特定の実施態様
では、 N−ベンジリデンアミノフェニルハライドは、ベンズアルデヒド、アミ
ノフェニルハライド、および酸触媒による反応において提供される。本発明は、
それにより、ニトロフェニルアセチレンのアミノフェニルアセチレンへの選択的
水素化という固有の挑戦を避ける、アミノフェニルハライドからのアミノフェニ
ルアセチレンの調製のためのプロセスを提供する。
ic)のベンズアルデヒドを用いる実験から、驚くべきことに、得られたN−ベ
ンジリデンアミノフェニルハライドとの混合物中に残存する遊離のアミノフェニ
ルハライドもまた反応して、アミノフェニルアセチレンとN−ベンジリデンアミ
ノフェニルアセチレンとの混合物を提供することが発見された。明らかに、不足
当量のベンジリデン基は、アミノフェニルハライドのアミノフェニルアセチレン
への転化を触媒する。理論に束縛されることを意図していないが、このことは、
ベンジリデン基が、反応の間に、最初の生成物(N−ベンジリデンアミノフェニ
ルアセチレン)から、未反応の遊離のアミノフェニルハライドへと転化され、そ
れをより反応性であるN−ベンジリデンアミノフェニルハライドへと転化するこ
とにより説明され得る。
ら3−アミノフェニルアセチレンカルビノールを調製するプロセスを提供し、こ
れは、3−アミノフェニルハライドのN−ベンジリデン誘導体とα−ヒドロキシ
末端アセチレンをアミン塩基および触媒系の存在下で反応させる工程を包含し、
この触媒系は、リンリガンドおよび第一銅ハライドを含むパラジウム触媒を包含
し、そして得られる新規なN−ベンジリデン3−アミノフェニルアセチレンカル
ビノールを3−アミノフェニルアセチレンカルビノールに加水分解する工程を包
含する。必要に応じて、3−アミノフェニルハライドとN−ベンジリデン3−ア
ミノフェニルハライドの混合物が反応して、3−アミノフェニルアセチレンカル
ビノールおよび対応するN−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンカルビノー
ルを提供する。3−アミノフェニルアセチレンカルビノールは、当該技術で公知
の方法により、3−アミノフェニルアセチレンへと換えられ得る。それによって
本発明は、3−アミノフェニルハライドから3−アミノフェニルアセチレンを調
製するための有効なプロセスを提供する。
よび中間体は、一般にアミノアリールハライド、一般にアリールカルボキシアル
デヒド(arylcarboxaldehyde)、一般に末端アセチレン、一
般にN−アリールメチリデンアミノアリールハライド、および一般にN−アリー
ルメチリデンアミノアリールアセチレンである。N−アリールメチリデンアミノ
アリールハライド、およびN−アリールメチリデンアミノアリールアセチレンは
、炭素−窒素二重結合のまわりで、シス異性体またはトランス異性体、あるいは
それらの混合物であり得る。
N−アリールメチリデンアミノアリールアセチレン、およびアミノアリールアセ
チレンについての好適なアミノアリール基は、アリール環系が炭素環式芳香族環
系であるものを含み、これは環系に炭素原子だけを有し、そして芳香族環系が複
素環式芳香族環系であるものを含み、これは環系に1つまたはそれ以上のヘテロ
原子を有する。アミノアリール基中の典型的な炭素環式芳香族環系は、芳香族環
系中に6〜14個の炭素原子を有する。好ましい炭素環式芳香族環系は、フェニ
ル基および置換されたフェニル基である。アミノアリール基中の好適な複素環式
芳香族環系は、芳香族環系中に5〜13個の原子を有し、これは炭素原子および
1つまたはそれ以上のヘテロ原子を包含する。好ましいヘテロ原子は、酸素、硫
黄および窒素である。典型的な複素環式芳香族環系は、芳香族環中に5または6
個の原子を有し、これは酸素、硫黄、および窒素からなる群から選択された1つ
またはそれ以上のヘテロ原子、それらのベンズ縮合した(benz−fused
)誘導体、およびそれらの置換された誘導体を包含する。アミノアリール基中の
好ましい複素環式芳香族環系の例として、ピリジル、フリル、チオフェニル、ピ
ロリル、それらのベンズ縮合した誘導体、キノリニル、イソキノリニル、ベンズ
フリル、ベンズチオフェニル、インドリル、イソインドリル、およびそれらの置
換された誘導体が挙げられる。
イド、およびN−アリールメチリデンアミノアリールアセチレンのアリールメチ
リデン基についての好適なアリール基は、アミノアリール基に好適なものとして
上に記載した芳香族環系を有するものを含む(アリールカルボキシアルデヒドは
アリールメチリデンオキシドである。例えば、ベンズアルデヒドはベンジリデン
オキシドであり、かつフェニルカルボキシアルデヒドであり、かつフェニルメチ
リデンオキシドである。)。アリールメチリデン基中の芳香族環系は、アミノア
リール基中の芳香族環系と同じであっても、異なっていてもよい。
の調製に関して、好適な出発物質および中間体は、一般にアミノフェニルハライ
ド、一般にベンズアルデヒド、一般に末端アセチレン、一般にN−ベンジリデン
アミノフェニルハライド、および一般にN−ベンジリデンアミノフェニルアセチ
レンである。好適なアミノフェニルハライド、ベンズアルデヒド、末端アセチレ
ン、N−ベンジリデンアミノフェニルハライド、およびN−ベンジリデンアミノ
フェニルアセチレンは、それぞれ構造式I、II、III、IVおよびVを有す
るものを含む。これらの好適な出発物質および中間体から調製されるアミノフェ
ニルアセチレンは、構造式VIを有する。
れた、好ましくはブロモおよびヨードからなる群から選択された、そして最も好
ましくはブロモであるハロゲン置換基である。
ら選択された置換基である。これらは当業者に公知であり、そして慣用的な実験
によって決定され得る。好適な置換基の例には、フルオロ、クロロ(但し、Xは
ブロモまたはヨードである)、アルキル(C1〜C12が好ましい)、アルケニル (C1〜C12が好ましい)、アルキニル(C1〜C12が好ましい)、アルコキシ(
C1〜C12が好ましい)、アシルオキシ(C1〜C12が好ましい)、アリール、ア
リールオキシ、ヘテロアリール、OH、NO2、CN、COOH、SO2R、SO
R、NH2、NH−アルキル(C1〜C12が好ましい)、N−ジアルキル(C1〜 C12が好ましい)、トリハロメチル、NHCO−アルキル(C1〜C8が好ましい
)、CONH−アルキル(C1〜C4が好ましい)、CON−ジアルキル(C1〜 C4が好ましい)、COO−アルキル(C1〜C12が好ましい)、CONH2、C O−アルキル(C1〜C12が好ましい)、NHCOH、NHCOO−アルキル( C1〜C8が好ましい)、CO−アリール、COO−アリール、CHCHCO2− アルキル(C1〜C12が好ましい)、CHCHCO2H、PO−ジアリール、およ
びPO−ジアルキル(C1〜C8が好ましい)が挙げられる。
くは0または1の、最も好ましくは0である整数である。n=0である場合、式
中に存在する置換基Yは無い。nが1より大きい場合、Y置換基は同じであって
も、異なっていてもよく、そして互いに独立して選択される。
した文字mは、0〜5の、好ましくは0または1の、そして最も好ましくは0で
ある整数である。m=0の場合、式中に存在する置換基Zは無い。mが1より大
きい場合、Z置換基は同じであっても、異なっていてもよく、そして互いに独立
して選択される。
ニルアセチレンは、炭素−窒素二重結合のまわりで、トランス異性体(式IVお
よびVに示したように)またはシス異性体、あるいはそれらの混合物であり得る
。
い任意の置換基である。これらは当業に公知であり、そして慣用的な実験によっ
て決定され得る。好適な置換基の例には、アルキル(C1〜C12が好ましい)、 アルケニル(C1〜C12が好ましい)、アルキニル(C1〜C12が好ましい)、ア
ルコキシ(C1〜C12が好ましい)、アシルオキシ(C1〜C12が好ましい)、ア
リール、アリールオキシ、ヘテロアリール、NH−アルキル(C1〜C12が好ま しい)、N−ジアルキル(C1〜C12が好ましい)、トリハロメチル、NHCO −アルキル(C1〜C8が好ましい)、CONH−アルキル(C1〜C4が好ましい
)、CON−ジアルキル(C1〜C4が好ましい)、COO−アルキル(C1〜C1 2 が好ましい)、CONH2、CO−アルキル(C1〜C12が好ましい)、NHC OH、NHCOO−アルキル(C1〜C8が好ましい)、CO−アリール、COO
−アリール、CHCHCO2−アルキル(C1〜C12が好ましい)、およびヒドロ
キシアルキル(C1〜C12が好ましい)が挙げられる。
要に応じてさらなるアミノフェニルハライドと混合して、α−ヒドロキシ末端ア
セチレンと反応されて、N−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンカルビノー
ルおよび、究極的には、アミノフェニルアセチレンカルビノールを提供する。α
−ヒドロキシ末端アセチレン、N−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンカル
ビノールおよびアミノフェニルアセチレンカルビノール中のRは、それぞれ式V
II、VIII、およびIX中で示されるように、式−C(OH)R’R”のα
−ヒドロキシ−アルキル基である。
る。
義されるように、同じかまたは異なり得る。好ましいR’およびR”は、水素、
1から4の炭素原子を有する低級アルキル基、フェニル、置換フェニルからなる
群より独立して選択される;あるいは、R’およびR”は、水酸基を有する炭素
といっしょにされる場合に、飽和シクロアルキル基、好ましくはシクロヘキシル
またはシクロペンチル基を形成する。
、アセチレンはアセトンと反応され得て2−メチル−3−ブチン−2−オール(
アセチレンジメチルカルビノールとしてもまた公知である)を形成し得、これは
、本発明のプロセスで使用するための好ましいα−ヒドロキシ末端アセチレンで
ある。他の適切なα−ヒドロキシ末端アセチレンには、3−メチル−1−ペンチ
ン−3−オール、3−エチル−1−ペンチン−3−オール、2−フェニル−3−
ブチン−2−オール、1−エチニル−シクロヘキサノール、および1−エチニル
シクロペンタノール(ethynlcyclopentanol)が挙げられる
。
ルデヒド、N−ベンジリデンアミノフェニルハライド、N−ベンジリデンアミノ
フェニルアセチレン、およびアミノフェニルアセチレンが、好適な実施態様とし
て使用されて、それぞれ、一般にアミノアリールハライド、一般にアリールカル
ボキシアルデヒド、一般にN−アリールメチリデンアミノアリールハライド、一
般にN−アリールメチリデンアミノアリールアセチレン、および一般にアミノア
リールアセチレンのためのプロセスを記述する。
アニリンおよびベンズアルデヒドからイミンを調製するために当該技術分野で公
知の方法によって調製され得る。N−ベンジリデンアミノフェニルハライドは、
反応体への前形成を提供され得るかまたは、ベンズアルデヒド、アミノフェニル
ハライドおよび酸触媒から、反応のための溶液中で調製され得る。酸触媒の性質
および量は、N−ベンジリデンアミノフェニルハライドの生成に効果的であり、
そしてアミノフェニルアセチレン形成のためのプロセスを妨害しなければ重要で
はなく、慣用的な実験によって決定され得る。市販の供給源からのベンズアルデ
ヒドは、しばしば対応する安息香酸を不純物として含み、そして多くの場合、こ
の安息香酸はすべて、N−ベンジリデンアミノフェニルハライドの形成を触媒す
るために必要な酸である。他のカルボン酸(例えば酢酸)はまた、効果的な酸触
媒を提供する。ヒドロハロ酸(hydrohalic acid)およびアミン
ヒドロハライドはまた使用され得る。固体酸(例えば酸樹脂)はまた使用され得
る。
ライドのモル比は、典型的には0.01:1〜1.1:1の範囲、好ましくは0
.1:1および1.0:1の範囲である。1.0:1またはそれ以上のモル比が
使用される場合、本質的には、全てのアミノフェニルハライドがN−ベンジリデ
ンアミノフェニルハライドに変換される。1.0:1未満のモル比が使用される
場合、N−ベンジリデンアミノフェニルハライドおよび遊離のアミノフェニルハ
ライドの混合物が提供される。N−ベンジリデンアミノフェニルハライドおよび
遊離のアミノフェニルハライドの混合物はまた、前形成されたN−ベンジリデン
アミノフェニルハライドを使用しても提供され得る。このような混合物中のN−
ベンジリデンアミノフェニルハライド対遊離のアミノフェニルハライドのモル比
は、前形成されたN−ベンジリデンアミノフェニルハライドを使用して作製され
ても、またはベンズアルデヒドを使用して作製されても、典型的には0.01:
1〜0.99:1の範囲、好ましくは0.1:1〜0.9:1の範囲である。本
明細書中で使用される、用語「アミノフェニルハライド反応体」は、いくらかの
遊離のアミノフェニルハライドと合わせたN−ベンジリデンアミノフェニルハラ
イドの、これらの混合物を表す。
の反応体も限定反応体であり得、そしてこの選択が他の考慮(例えばこれが、提
供するためのより高価な反応体であり、そしてこれが受容可能なレベルで生成物
からより容易に分離されるかまたは除去される)に応答し得る。一般に、アミノ
フェニルハライド反応体対末端アセチレンのモル比は、0.5:1〜2:1の範
囲である。典型的な実施態様においては、この比は1:1〜1.5:1の範囲で
ある。
式に従って塩基の存在下で起こる:
てXおよびRは上記で定義した通りである。塩基の同定は、反応において効果的
であり、そして反応を妨害しなければ重要ではなく、慣用的な実験によって決定
され得る。適切な塩基には、アミン塩基、カルボン酸塩、炭酸塩および重炭酸塩
が挙げられる。第二級および第三級アミン塩基が好ましい。特に好ましいのは、
一般式NRaRbRcを有するジアルキルおよびトリアルキルアミンであり、ここ で、Ra、Rb、およびRcは、水素および1〜4の炭素を有する低級アルキル基 からなる群より独立して選択される;またはここで、Ra、Rb、およびRcの2 つは、窒素と一緒になる場合に複素環式アミンを形成する;ただし、Ra、Rb、
およびRcの内の一つより多くが水素であることはない。このような好ましいア ミン塩基の例示的な例には、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、およびN−メチル
ピペリジンが挙げられる。トリアルキルアミンが最も好ましい。この式に正確に
は一致しない関連のアミン塩基(例えばN−メチルモルホリン、N,N−ジメチ
ルアニリン、およびN,N−ジメチルアミノピリジン)もまた適切である。可溶
性塩基(例えばアミン塩基)と不溶性塩基(例えば炭酸塩)の組み合わせもまた
使用され得る。
端アセチレンのどちらでも、典型的には少なくとも1.0である。反応体に対す
る塩基のより高い比が適切である。好ましいアミン塩基は簡便には反応のための
溶媒として使用され得る。
0)化合物およびパラジウム(II)化合物および塩)によって提供されるもの
が挙げられる。好ましくは、触媒はまた配位子を含む。適切な配位子には、配位
原子として窒素またはリンを含む単座および二座配位子が挙げられる。好ましい
配位子は、トリ有機ホスフィン、トリ有機ホスファイトおよび芳香族窒素複素環
式配位子である。好ましい配位子の例には、トリアリールホスフィン(例えばト
リフェニルホスフィン)、二座ビス(ジアリールホスフィノ)化合物(例えば1
,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン)、トリアルキルホスファイト(
例えば、トリイソプロピルホスファイト)、およびピリジン型配位子(例えば、
ピリジン、ビピリジン)が挙げられる。特に好ましい配位子は、一般式PRdRe Rfを有するトリ有機ホスフィンであって、ここで、Rd、Re、およびRfは、1
〜6の炭素原子を有するアルキル基、フェニル、および置換されたフェニル基か
らなる群より独立して選択される。フェニル基上の置換基には、1〜4の炭素原
子を有するアルキル基、1〜4の炭素原子を有するアルコキシ基、およびハロゲ
ンが挙げられ得る。トリフェニルホスフィンは、頻繁に使用される好ましい配位
子である。
依存し、これは、リガンドの同一性、パラジウム触媒の濃度、反応温度、反応体
の反応性、溶媒などを含み、そして、慣用的な実験によって容易に決定され得る
。代表的には、リガンド対パラジウムのモル比は、1:1〜100:1の範囲内
、好ましくは、2:1〜50:1の範囲内、そして最も好ましくは、4:1〜2
0:1の範囲内にある。特定の実施態様において、アミノフェニルハライド反応
体の改良された転換およびアミノフェニルアセチレンの改良された収率は、パラ
ジウムに結合され得る過剰の最大モル比(4:1)で、反応混合物におけるリガ
ンドの量を提供することによって、得られる。
は反応混合物中で生成され得る。反応における活性触媒は、パラジウム(0)化
合物であると考えられる。この活性パラジウム触媒は、予備形成され結合したパ
ラジウム(0)化合物(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウム(0))によって提供され得るか、または溶液中で、反応混合物に対してエ
クスサイチュもしくはインサイチュのいずれかにて、適切なリガンドと適切なパ
ラジウム(0)化合物(例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム
(0))とを組み合わせることによって提供され得る。この触媒がパラジウム(
II)化合物または塩によって提供される場合、この活性触媒は、反応混合物に
対してエクスサイチュまたはインサイチュのいずれかでの、その還元によって提
供される。一般に、反応混合物の他の成分(例えば、アミン塩基)は、パラジウ
ム(II)を還元し得、インサイチュで活性触媒を生じる。これは、慣用的な実
験によって決定され得る。パラジウム(II)原料由来の活性触媒のエクスサイ
チュ生成のための適切な還元剤は、当該分野で公知であり、そして有機マグネシ
ウムハライド試薬(例えば、メチルマグネシウムハライド)および種々のヒドリ
ド試薬(例えば、ナトリウムビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムジヒド
リド)を含む。好ましくは、このパラジウム(II)は、その還元の前に、リガ
ンドと組み合わされる。このパラジウム(II)は、予備形成され結合されたパ
ラジウム(II)化合物(例えば、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム(II))として提供され得るか、または溶液中で、適切なリガンドと
適切なパラジウム(II)化合物(例えば、ジクロロビス(アセトニトリル)パ
ラジウム(II))もしくはパラジウム(II)塩とを組み合わせることによっ
て提供され得る。適切なパラジウム(II)塩は、一般式PbA2を有する塩を 含み、ここでAは無機または有機塩アニオンである。アニオンAの同一性は、決
定的ではないが、反応によって妨害されてはならず、これは、慣用的な実験によ
って決定され得る。好ましいパラジウム(II)塩は、クロリド、ブロミド、カ
ルボキシレート(例えば、ホルメート、アセテート、ステアレート)およびアセ
チルアセトネートを含む。特に好ましくは、パラジウムジアセテートおよびジパ
ラジウムクロリドである。
対して約1:10未満、そして好ましくは約1:100未満の触媒性モル比であ
るべきである。パラジウム触媒の最少量は、他のパラメーターに依存し、これは
、リガンドの同一性、リガンドの濃度、反応温度、特定の反応体の反応性、アミ
ノフェニルハライド反応体のどのくらいの量がN−ベンジリデンアミノフェニル
ハライドであるか、反応体の濃度、溶媒、および反応の完了を可能にする最大時
間を含み、そして、これは、慣用的な実験によって容易に決定され得る。代表的
な実施態様において、パラジウム触媒対アミノフェニルハライド反応体の適切な
モル比は、1:10,000〜1:100の範囲内、好ましくは1:5000〜
1:500の範囲内である。
に定義されるが、独立して選択される。好ましい第一銅塩は、第一銅ハライドで
ある。ヨウ化第一銅は、特に好ましい。第一銅塩の量は重要ではないが、アミノ
フェニルハライド反応体に対して約1:10未満の触媒性モル比であるべきであ
る。第一銅塩の最少量は、他のパラメーター(パラジウム触媒の量について上記
で列挙されたもの)に依存する。代表的な実施態様において、第一銅塩対パラジ
ウム触媒の適切なモル比は、1:1〜100:1の範囲内、好ましくは5:1〜
25:1の範囲内である。
媒として過剰のアミン塩基を用いて、反応不活性である追加の溶媒を用いて、ま
たは過剰のアミン塩基と反応不活性である溶媒との混合物を用いて、行われ得る
。反応不活性溶媒は、反応の反応体もしくは生成物と反応しないか、または触媒
と好ましくなく反応する溶媒系を意味する。用語、溶媒系は、単一の溶媒あるい
は2つかまたはそれ以上の溶媒の混合物が使用され得ることを示すために使用さ
れる。代表的な溶媒は、芳香族炭化水素(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン;脂肪族炭化水素(例えば、ペンテン、ヘキサン、ヘプタン);アセトニトリ
ル;ジアルキルエーテル;環式エーテル、非プロトン性極性溶媒(例えば、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、およびスル
ホラン、塩素化炭化水素(例えば、塩化メチレン、ジクロロエタン、四塩化炭素
、およびクロロホルム)、ならびにそれらの混合物)である。使用される溶媒系
は、反応体の完全な溶液をもたらす必要がない。好ましい溶媒は、アミン塩基お
よびアミン塩基と炭化水素溶媒との混合物を含む。
に十分である。適切でかつ最適な反応温度は、多数の他のパラメーターに依存し
、これは、特定の触媒系の反応性、触媒成分の濃度、特定の反応体の濃度よび反
応性、および溶媒を含み、そして、慣用的な実験によって容易に決定され得る。
代表的な実施態様において、この反応は、約20℃〜200℃、好ましくは約5
0℃〜120℃の範囲内の温度で行われる。反応混合物の還流温度で反応を行う
ことはしばしば便利である。
の任意の加熱の前に添加され得るか、あるいは他の成分が所望の反応温度にもた
らされる場合、1つまたはそれ以上の成分が添加され得る。任意の特定の実施態
様における好ましい添加の順番は、両方の反応効率および化学工学対価(con
sideration)についての見解から、慣用的な実験によって決定され得
る。
一般に、C,N−ジアリールイミンの加水分解について当該分野で公知の方法に
よって、アミノフェニルアセチレンに加水分解され得る。代表的には、これは、
イミンを水および酸で処理することによって達成される。N−ベンジリデンアミ
ノフェニルアセチレンの加水分解は、適切に完了したと判断されるアミノフェニ
ルハライド反応体の転化に引き続くプロセスにおける任意の地点にて、行われ得
る。任意の分離の前の加水分解に効果を与えるために、転化した反応混合物に水
および酸が添加され得る。あるいは、加水分解は、後に、別々のスキームで行わ
れ得る。別の代替は、N−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンを、必要に応
じてこの反応の任意の遊離アミノフェニルアセチレン共生成物と組み合わせて単
離し、そして、後にそれをアミノフェニルアセチレンへの加水分解に供すること
である。このN−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンおよびアミノフェニル
アセチレンは、それぞれ、公知の方法で、回収されそして単離され得る。
な程度に利用することができると考えられる。以下の特定の実施例は、単に本発
明を例示し、そして、如何なる方法であろうと開示の範囲または特許請求の範囲
を制限するものではないすることが意図される。
製: 等モル量の3−ブロモアニリン(1.72 g、10 mmol)およびベン
ズアルデヒド(1.06 g、10 mmol)の溶液と、トリエチルアミン(
5 g)中の安息香酸(0.20 g、1.6 mmol)を12時間加熱還流
した。薄層クロマトグラフィー(40%酢酸エチル/ヘプタン;シリカ)によっ
て、この反応は実質的に完了した。アリコートの1H−NMRスペクトルは、N −ベンジリデン3−アミノフェニルブロミド(8.45の標準のN−ベンジリデ
ンアニリンと比較して、δ8.43(CD2Cl2)にベンジリデニルプロトン一
重線)の存在を示した。この反応混合物を冷却し、そして、PdCl2(2 m g、0.01 mmol)とトリフェニルホスフィン(73 mg、0.28
mmol)を添加した。窒素をバブリングすることによって、この混合物を脱気
した。この混合物を、20分間加熱還流し、次いで、2−メチル−3−ブチン−
2−オール(1.1 g、13 mmol)中のCuI(20 mg、0.1
mmol)のスラリーで処理した。この反応混合物を12時間加熱還流した。薄
層クロマトグラフィー(40%エチルアセテート/ヘプタン;シリカ)は反応が
完了したことを示した。
出した。有機相を窒素流下でエバポレートした。得られたオイルの1H−NMR スペクトルは、ベンジリデニルプロトン(δ8.46、s、1H)およびジメチ
ルカルビノール部位(δ1.60、s、6H)の両方の共鳴を有する3−メチル
−4−(3−アミノフェニル)−3−ブチン−2−オール(N−ベンジリデン3
−アミノフェニルアセチレンジメチルカルビノール)のベンジリデンイミンと一
致した。1H−NMR(CD2Cl2):δ1.60(s、6H)、2.5(br s、1H)、7.15−7.20(m、1H)、7.25−7.49(m、3H
)、7.45−7.55(m、3H)、7.88−7.95(m、2H)、8.
46(s、1H)。
分配した。この有機相をGC/MSを用いて分析し、たった一つの主な非溶媒ピ
ークを示した。この溶出液のマススペクトルは、質量263の分子イオン(M+ )を示し、N−ベンジリデン3−アミノフェニルアセチレンジメチルカルビノー
ルのC18H17NOと一致した。
と水性HClとの間で分配することによってN−ベンジリデン基を除去した。酸
性水相を分離し、水酸化ナトリウム水溶液で塩基性化し、そして40%酢酸エチ
ル/ヘプタンを用いて抽出した。この有機溶液の薄層クロマトグラフィーは、主
な成分として3−メチル−4−(3−アミノフェニル)−3−ブチン−2−オー
ル(信頼できる基準に対する)を示した。
)ならびにパラジウム触媒および第一銅塩を含む触媒系の存在下で、エクスサイ
チュで予備形成されたN−ベンジリデンアミノフェニルハライド(N−ベンジリ
デン3−アミノフェニル−ブロミド)と末端アセチレン(2−メチル−3−ブチ
ン−2−オール;アセチレンジメチルカルビノールとも呼ばれる)を反応するこ
とによって、N−ベンジリデンアミノフェニルアセチレン(N−ベンジリデン3
−アミノフェニルアセチレンジメチルカルビノール)を調製する。
備え付けた250 mLの三口フラスコに、安息香酸(300 mg、2.8
mmol)およびPdCl2(25 mg)を添加した。次いで、3−ブロモア ニリン(25g、145 mmol)、ベンズアルデヒド(4.6 g、44
mmol)およびトリエチルアミン(80 mL)を充填した。得られた混合物
を真空脱気し(150 torr;N2充填;5×)、そして窒素下で1時間加 熱環流し、N−ベンジリデン3−アミノフェニルブロミドを形成した。
Lトリエチルアミン中0.94g)をシリンジを介して添加した。次いで、2−
メチル−3−ブチン−2−オール(16g)を添加し、続けてCuI(20mL
トリエチルアミン中0.3g)を添加した。この反応混合物を10時間、還流し
た。冷却後、トルエン(20mL)および50%水酸化ナトリウム(11.6g
)をを含む水(40mL)を添加した。この水層を分離し、そして得られた混合
物を減圧(200torr)下で蒸留すると同時に、さらなるトルエン(3×、
75mL)を添加した。全300mLの蒸留物を得た。得られたスラリーを冷却
し、そしてHCl(100mL、21gの37% HClを含む)を用いて処理
した。この混合物を1時間、室温で攪拌して、N−ベンジリデン3−アミノフェ
ニルアセチレンジメチルカルビノールを加水分解した。
(30mL)で処理した。この混合物を(氷浴で)冷却し、そして50%水酸化
ナトリウム(17g)を用いて塩基性化した。水層のいくらかを分離し、次いで
この混合物を60℃まで加熱した。残留した水層を分離し、そしてさらなるトル
エン(155mL)を添加した。この混合物を冷却して生成物を結晶化させた。
ろ過および冷トルエンを用いての洗浄および真空中での乾燥により、19.21
g(75.5%)の2−メチル−4−(3−アミノフェニル)−3−ブチン−2
−オールを得た。1H−NMR(DMSO−d6):δ1.44(s,6H)、5
.14(brs,2H)、5.37(s,1H)、6.5−6.7(m,3H)
、6.97(t,1H,J=7.8Hz)。
対応するN−ベンジリデンアミノフェニルハライドとの混合物(これはエクスサ
イチュ(ex situ)でアミノフェニルハライドを不足当量のベンズアルデ
ヒド(この場合では0.3等量)と反応させることにより前もって形成した)を
、塩基ならびにパラジウム触媒および第一銅塩を含む触媒系の存在下で末端アセ
チレンと反応させて、アミノフェニルアセチレンと対応するN−ベンジリデンア
ミノフェニルアセチレンとの混合物を提供し、そして混合物中のN−ベンジリデ
ンアミノフェニルアセチレンをアミノフェニルアセチレンへと加水分解する。
ノフェニルブロミドのエクスサイチュ形成を意図する工程、および2−メチル−
3−ブチン−2−オールとの触媒反応を介して、安息香酸を含まないベンズアル
デヒドを使用する、実施例2に記載されるものと同様であった。CuIの添加の
際に、Pdの明らかな沈殿が観察された(実施例2の手順では見出されない)。
数時間還流した後、N−ベンジリデン部分を有する、または有さないアミノフェ
ニルアセチレンジメチルカルビノールを形成する反応は、薄層クロマトグラフィ
ーにより観察され得なかった。
在しない場合を実証し、この場合、酸触媒はベンズアルデヒドからの形成につい
て提供されないので、このアミノフェニルハライドと末端アセチレンとが結合す
る触媒反応は容易に進行しない。このことは、本発明において、N−ベンジリデ
ンアミノフェニルハライドの反応に対する有効性は、パラジウム触媒を安定化す
るために働くことをさらに示す。
香酸を含まずに0.27g、2.5mmol)、安息香酸(20mg、0.16
mmol)、PdCl2(2mg)およびトリエチルアミン(3.5g)の混合 物を窒素をバブリングすることにより脱気し、次いで30分間、加熱還流した。
この反応混合物を50℃まで冷却し、そしてトリフェニルホスフィン(0.5g
のTEA中73mg)、続けて2−メチル−3−ブチン−2−オール(1.1g
、13mmol)、次いでCuI(1gのTEA中20mg)を用いて処理した
。この混合物を12時間、加熱還流した。薄層クロマトグラフィーはN−ベンジ
リデン3−アミノフェニルアセチレンジメチルカルビノールとの混合物中で、3
−アミノフェニルアセチレンジメチルカルビノールを形成する反応が完了してい
ることを示した。
る場合のN−ベンジリデンアミノフェニルハライドを形成するための酸触媒(こ
の場合は安息香酸)の添加が、N−ベンジリデンアミノフェニルハライドとの混
合物中でのアミノフェニルハライドの、N−ベンジリデン3−アミノフェニルア
セチレンとの混合物中でのアミノフェニルアセチレンへの良好な転化を提供する
ことを実証する。
−2−オール(1.1g、13mmol)、ベンズアルデヒド(いくらか安息香
酸不純物を含んで、0.3g、2.8mmol)、トリエチルアミン(3g)、
トルエン(3g)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(15
mg)およびトリフェニルホスフィン(80mg)の混合物を窒素をバブリング
することにより脱気し、そしてこの反応混合物を80℃まで加熱し、そしてCu
I(10mg)で処理した。この混合物を7時間、還流した。冷却した反応混合
物を水性NaOH(3mL、5mM)で処理した。水層を分離し、そして有機層
を蒸留してTEAを除去し、さらなるトルエンを添加した。この得られたトルエ
ン溶液を水性HCl(5mL、9%)で処理した。30分後、水層を分離し、そ
して50%NaOHで塩基性化した。沈殿した固体をろ過および乾燥して1.2
gの3−アミノフェニルアセチレンジメチルカルビノールを得た。
予め形成される必要はないが、インサイチュでアミノフェニルハライドおよびベ
ンズアルデヒドから形成されることを実証し、この場合不足当量のベンズアルデ
ヒドは安息香酸不純物を含む。
−2−オール(1.1g、13mmol)、3−ニトロベンズアルデヒド(0.
5g、3.3mmol)、トリエチルアミン(5g)、ジクロロビス(トリフェ
ニルホスフィン)パラジウム(15mg)およびトリフェニルホスフィン(80
mg)の混合物を窒素をバブリングすることにより脱気した。この反応混合物を
80℃まで加熱し、そしてCuI(10mg)で処理した。7時間の還流後、薄
層クロマトグラフィーは、3−ブロモアニリンの3−ブロモフェニルアセチレン
ジメチルカルビノールとN−(3−ニトロ−ベンジリデン)アミノフェニルアセ
チレンジメチルカルビノールとの混合物へのほぼ完全な転換を示した。
合は3−ニトロベンジリデン)が、N−(3−ニトロベンジリデン)アミノフェ
ニルハライドのインサイチュ形成を伴う、不足当量の3−ニトロベンズアルデヒ
ドによって提供されたことを実証する。
らかの安息香酸を含んで、0.27g、2.5mmol)およびPdCl2(2 mg)のトリエチルアミン(4g)中の混合物を窒素をバブリングすることによ
り脱気した。この混合物を45分間還流し、次いで、50℃まで冷却し、そして
トリエチルホスフィン(0.8gトリエチルアミン中73mg)で処理した。フ
ェニルアセチレン(1.33g、13mmol)、次いでCuI(0.8gトリ
エチルアミン中25mg)を添加した。6時間の還流後、この反応混合物を冷却
し、そして水(5mL)で処理した。このトリエチルアミン層を真空で濃縮し、
そしてトルエンで置換した。この溶液に水性HCl(15mL、7%)を添加し
た。沈殿物を形成し、そしてこれをろ過およびトルエンを用いて洗浄した。真空
での乾燥により3−アミノジフェニルアセチレン塩酸塩を得た(1.4g)。
ェニルアセチレンをアミノジフェニルアセチレンを作製するために使用する。
27g、2.5mmol)、安息香酸(0.05g、0.4mmol)、PdC
l2(2mg)およびトリエチルアミン(3.5g)の混合物を窒素をバブリン グすることにより脱気し、次いで45分間、加熱還流した。薄層クロマトゲラフ
ィーはN−ベンジリデン4−アミノフェニル臭化物の形成を示した。この反応混
合物を50℃まで冷却し、そしてトリフェニルホスフィン(1gのトリエチルア
ミン中73mg)、続けてCuIのスラリー(20mg)および4−ペンチン−
1−オール(1.1g、13mmol)で処理した。この反応混合物を10時間
、加熱還流した。この混合物を冷却し、そしてトリエチルアミン(5mL)で希
釈し、そして水(6mL)で処理した。この水層を分離し、そしてトリエチルア
ミン層を減圧下で濃縮した。トルエンを添加し、そして混合物を再び濃縮した。
次いで、水性HCl(10mL,7%)を添加した。得られた水溶液を冷却し、
50%NaOHを用いて塩基性化し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。この
酢酸エチル抽出物を減圧下でエバポレートし、そして残渣をフラッシュクロマト
グラフィー(20% 酢酸エチル−ジクロロメタン、シリカ)にかけて0.57
gの5−(4−アミノフェニル)−4−ペンチン−1−オールをオイルとして得
た。
る4−ブロモアニリン、および別の末端アセチレンである4−ペンチン−1−オ
ールの使用を実証する。
l)、2−メチル−3−ブチン−2−オール(1.1g、13mmol)および
ベンズアルデヒド(いくらか安息香酸を含んで、0.3g、2.8mmol)の
混合物をパラジウムジアセトン(11mg)およびトリフェニルホスフィン(1
97mg)を用いて処理した。この混合物を窒素をバブリングすることにより脱
気し、次いで加熱還流した。CuI(10mg)を添加し、そしてこの混合物を
7時間、加熱還流した。実施例2に類似の生成物単離は、1.2gの3−アミノ
フェニルアセチレンジメチルカルビノールを与えた。
ム塩であるパラジウムジアセテートの使用を実証する。
、そして本発明の範囲を制限すると解釈されるはずではない。当業者は以下の特
許請求の範囲によって記載される本発明のプロセスに対する等価物を想像し、こ
れは本願発明の範囲および精神の内にある。
Claims (27)
- 【請求項1】 N−アリールメチリデンアミノアリールアセチレンを調製す
るプロセスであって、N−アリールメチリデンアミノアリールハライドを、塩基
ならびにパラジウム触媒および第一銅塩を含む触媒系の存在下で、末端アセチレ
ンと反応させる工程を含む、プロセス。 - 【請求項2】 アミノアリールアセチレンを調製するプロセスであって、こ
こで請求項1に記載のプロセスにより生成されたN−アリールメチリデンアミノ
アリールアセチレンが、該アミノアリールアセチレンに加水分解される、プロセ
ス。 - 【請求項3】 前記N−アリールメチリデンアミノアリールハライドが、酸
触媒の存在下、対応するアリールカルボキシアルデヒドおよび対応するアミノア
リールハライドを反応させることによる反応混合物で提供される、請求項1に記
載のプロセス。 - 【請求項4】 前記酸触媒が、前記アリールカルボキシアルデヒド中の不純
物として存在する該アリールカルボキシアルデヒドに対応するアリールカルボン
酸である、請求項3に記載のプロセス。 - 【請求項5】 前記N−アリールメチリデンアミノアリールハライドがN−
ベンジリデンアミノフェニルハライドであり、そして前記N−アリールメチリデ
ンアミノアリールアセチレンがN−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンであ
る、請求項1に記載のプロセス。 - 【請求項6】 アミノフェニルアセチレンを調製するプロセスであって、こ
こで請求項5に記載のプロセスにより生成されるN−ベンジリデンアミノフェニ
ルアセチレンが、該アミノフェニルアセチレンに加水分解される、プロセス。 - 【請求項7】 前記末端アセチレンがα−ヒドロキシ末端アセチレンであり
、そして前記N−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンがN−ベンジリデンア
ミノフェニルアセチレンカルビノールである、請求項5に記載のプロセス。 - 【請求項8】 前記α−ヒドロキシ末端アセチレンが、アセチレンジメチル
カルビノールであり、そして前記N−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンア
ルビノールがN−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンジメチルカルビノール
である、請求項7に記載のプロセス。 - 【請求項9】 前記N−ベンジリデンアミノフェニルハライドがN−ベンジ
リデン3−アミノフェニルハライドであり、そして前記N−ベンジリデンアミノ
フェニルアセチレンジメチルカルビノールがN−ベンジリデン3−アミノフェニ
ルアセチレンジメチルカルビノールである、請求項8に記載のプロセス。 - 【請求項10】 前記塩基がトリアルキルアミンを含み、ここで前記パラジ
ウム触媒が、パラジウム(0)化合物により提供される触媒、パラジウム(II
)化合物により提供される触媒、およびパラジウム(II)塩により提供される
触媒から選択され、そして連結原子が窒素およびリンから選択されるリガンドを
含み、そしてここで前記第一銅塩が第一銅ハライドである、請求項5に記載のプ
ロセス。 - 【請求項11】 アミノアリールアセチレンを調製するプロセスであって、
塩基ならびにパラジウム触媒および第一銅塩を含む触媒系の存在下で、アミノア
リールハライドおよび対応するN−アリールメチリデンアミノアリールハライド
の混合物を末端アセチレンと反応させて、該アミノアリールアセチレンおよび該
対応するN−アリールメチリデンアミノアリールアセチレンの混合物を提供する
工程を含む、プロセス。 - 【請求項12】 前記混合物中の前記N−アリールメチリデンアミノアリー
ルアセチレンを前記アミノアリールアセチレンに加水分解する工程をさらに含む
、請求項11に記載のプロセス。 - 【請求項13】 前記N−アリールメチリデンアミノアリールハライドが、
酸触媒の存在下で、前記反応に提供される前記アミノアリールハライドの一部を
不足当量(substoichiometric amount)の前記対応す
るアリールカルボキシアルデヒドと反応させる前記反応混合物中で提供される、
請求項11に記載のプロセス。 - 【請求項14】 前記酸触媒が、前記アリールカルボキシアルデヒド中の不
純物として存在する該アリールカルボキシアルデヒドに対応するアリールカルボ
ン酸である、請求項13に記載のプロセス。 - 【請求項15】 前記アミノアリールハライドがアミノフェニルハライドで
あり、前記対応するN−アリールメチリデンアミノアリールハライドがN−ベン
ジリデンアミノフェニルハライドであり、前記アミノアリールアセチレンがアミ
ノフェニルアセチレンであり、そして前記対応するN−アリールメチリデンアミ
ノアリールアセチレンがN−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンである、請
求項11に記載のプロセス。 - 【請求項16】 前記混合物中の前記N−ベンジリデンアミノフェニルアセ
チレンを前記アミノフェニルアセチレンに加水分解する工程をさらに含む、請求
項15に記載のプロセス。 - 【請求項17】 前記末端アセチレンがα−ヒドロキシ末端アセチレンであ
り、そして前記アミノフェニルアセチレンがアミノフェニルアセチレンカルビノ
ールである、請求項15に記載のプロセス。 - 【請求項18】 前記α−ヒドロキシ末端アセチレンがアセチレンジメチル
カルビノールであり、そして前記アミノフェニルアセチレンカルビノールがアミ
ノフェニルアセチレンジメチルカルビノールである、請求項17に記載のプロセ
ス。 - 【請求項19】 前記アミノフェニルハライドが3−アミノフェニルハライ
ドであり、そして前記アミノフェニルアセチレンジメチルカルビノールが3−ア
ミノフェニルアセチレンジメチルカルビノールである、請求項18に記載のプロ
セス。 - 【請求項20】 前記塩基がトリアルキルアミンを含み、ここで前記パラジ
ウム触媒が、パラジウム(0)化合物により提供される触媒、パラジウム(II
)化合物により提供される触媒、およびパラジウム(II)塩により提供される
触媒から選択され、そして連結原子がリンおよび窒素から選択されるリガンドを
含み、そしてここで前記第一銅塩が第一銅ハライドである、請求項15に記載の
プロセス。 - 【請求項21】 アミノフェニルアセチレンを調製するプロセスであって、
アミノフェニルハライドをベンズアルデヒドと反応させてN−ベンジリデンアミ
ノフェニルハライドを形成する工程、塩基ならびにパラジウム触媒および第一銅
塩を含む触媒系の存在下で、該N−ベンジリデンアミノフェニルハライドを末端
アセチレンと反応させてN−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンを形成する
工程、および続いて該N−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンを加水分解し
て該アミノフェニルアセチレンを形成する工程を含む、プロセス。 - 【請求項22】 アミノフェニルアセチレンを調製するプロセスであって、
アミノフェニルハライドを不足当量のベンジルアルデヒドと反応させて、対応す
る量の該アミノフェニルハライドを対応するN−ベンジリデンアミノフェニルハ
ライドに転換する工程、塩基ならびにパラジウム触媒および第一銅塩を含む触媒
系の存在下で、該N−ベンジリデンアミノフェニルハライドおよび残りのアミノ
フェニルハライドの混合物を末端アセチレンと反応させて、該アミノフェニルア
セチレンおよび該対応するN−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンの生成混
合物を形成する工程、および続いて該生成混合物中の該N−ベンジリデンアミノ
フェニルアセチレンを該アミノフェニルアセチレンに加水分解する工程を含む、
プロセス。 - 【請求項23】 炭素窒素二重結合についての、シス異性体およびトランス
異性体およびそれらの混合物から選択されたN−アリールメチリデンアミノアリ
ールアセチレン。 - 【請求項24】 前記N−アリールメチリデンアミノアリールアセチレンが
N−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンである、請求項23に記載の化合物
。 - 【請求項25】 前記トランス異性体が以下の式: 【化1】 を有する請求項24に記載のN−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンであっ
て、 ここで、 YおよびZは、フルオロ、クロロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル
コキシ、アシルオキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、OH、N
O2、CN、COOH、SO2R、SOR、NH2、NH−アルキル、N−ジアル キル、トリハロメチル、NHCO−アルキル、CONH−アルキル、CON−ジ
アルキル、COO−アルキル、CONH2、CO−アルキル、NHCOH、NH COO−アルキル、CO−アリール、COO−アリール、CHCHCO2−アル キル、CHCHCO2H、PO−ジアリール、およびPO−ジアルキルから独立 して選択される置換基である; nは、0〜4の整数であり、ここでnが1より大きい場合、該Y置換基は同じ
でも異なってもよく、そして互いに独立して選択される; mは、0〜5の整数であり、ここでmが1より大きい場合、該Z置換基は同じ
でも異なってもよく、そして互いに独立して選択される;そして Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アシルオキシ
、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、NH−アルキル、N−ジアルキ
ル、トリハロメチル、NHCO−アルキル、CONH−アルキル、CON−ジア
ルキル、COO−アルキル、CONH2、CO−アルキル、NHCOH、NHC OO−アルキル、CO−アリール、COO−アリール、CHCHCO2−アルキ ル、およびヒドロキシアルキルから選択される、N−ベンジリデンアミノフェニ
ルアセチレン。 - 【請求項26】 N−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンカルビノール
を含む請求項25に記載の化合物であって、ここでRは式−C(OH)R’R’
’のα−ヒドロキシアルキル基であり、ここでRおよびR’’は、水素、1〜4
個の炭素原子を有する低級アルキル基、フェニル、置換フェニルから独立して選
択されるか;またはR’およびR’’は、該ヒドロキシル基を有する該炭素と一
緒になった場合、シクロヘキシルまたはシクロペンチル(cylopentyl
)基を形成する、化合物。 - 【請求項27】 前記N−ベンジリデンアミノフェニルアセチレンカルビノ
ールがN−ベンジリデン3−アミノフェニルアセチレンジメチルカルビノールで
ある、請求項26に記載の化合物。
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