JP2001508582A - 改善された応力緩和抵抗を有する硬化室温硬化性シリコーン組成物から形成されるエラストマー部材を備えた電子アセンブリ - Google Patents

改善された応力緩和抵抗を有する硬化室温硬化性シリコーン組成物から形成されるエラストマー部材を備えた電子アセンブリ

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、硬化室温硬化性ポリシロキサン組成物から形成されるエラストマー部材(12)を含む電子アセンブリに関する。このアセンブリを使用して第1の電子装置(20)上の第1の接触部位(18)を第2の電子装置(24)上の第2の接触部位(22)に電気的に相互接続するときに、エラストマーの耐応力緩和性によって局部接触力を高めて、信頼性のある接続を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】 改善された応力緩和抵抗を有する硬化室温硬化性シリコーン組成物から形成され るエラストマー部材を備えた電子アセンブリ 発明の背景 発明の分野 本発明は、電子相互接続用途に用いる電子アセンブリに関する。より詳しくは 、本発明は、硬化室温硬化性ポリシロキサン組成物から形成されるエラストマー 部材を含む電子アセンブリに関する。本発明に係る電子アセンブリを使用して、 第1の電子装置上の第1の接触部位と第2の電子装置上の第2の接触面を電気的 に相互接続すると、エラストマー部材の応力緩和抵抗特性によって局部接触力が 増強されて、信頼できる接続が維持される。さらに、こうしたポリシロキサン組 成物は、高温老化時に並外れた応力緩和抵抗を示す。 関連技術の説明 金属ピンとばねビームを接触させる従来の電気コネクタは、容易に最小化でき ないので、高性能電子装置に期待されるピンの本数の密度を満たすことができな い。こうしたコネクタの電気特性は、伝播遅延、立上り時間劣化、反射、クロス トークなどの必要条件を満たすことができない。電子装置に対してより速い速度 とより高いI/O接触密度を求める声が高まってきたことから、非金属成分を利用 して接触力を発生させて維持する新しいコネクタが開発された。 例えば、コネクタの中には、導電性材料を添加したエラストマーマトリックス にすぎないものもある。このようなエラストマーマトリックスを、第1の電子装 置上の接点と第2の電子装置の接点に挟んで配置し、それら2つの装置を互いに 加圧することで、導電性材料によって電気的な相互接続が行われる。このような コネクタは、よく知られており、例えば、Reylekによる米国特許第5,049,085号 、Ponnによる米国特許第4,008,300号、Casciottiらによる米国特許第5,037,312 号、Calhounによる米国特許第5,275,856号、Lampによる米国特許 第4,003,621号などに示されている。これらの特許に記載されているコネクタは 、多種多様なエラストマー材料を利用しており、ブタジエン-スチレンゴム、ブ タジエン-アクリロニトリルゴム、ブタジエン-イソブチレンゴム、クロロプレン ポリマー、ポリサルファイドポリマー、ポリ塩化ビニル、ビニルアセテート、ポ リウレタン、シリコーンゴムなどが挙げられる。Lampによる第4,003,621号特許 には、シリコーンが好ましく、こうした材料は、ジメチル、メチル-フェニル、 メチル-ビニルまたはハロゲン化シロキサンから選択することができると記載さ れている。こうしたシリコーンは、過酸化物または金属塩で硬化することができ る。さらに、Lampの第4,003,621号特許には、有用なシリコーンは、自重下で変 形したり、硬化後に塑性変形したりすることが望ましくないことも記載されてい る。 いくつかの用途では、特に、可撓性回路を使用する場合、標準的な金属ピンと 金属ばねソケットによる接触の代わりに、電気的相互接続が回路上の第1の接触 パッドをコネクタ、装置、またはその他の回路上の第2の接触パッドに機械的に 押し付けることによって確立される接触を利用する。通常、圧力による接触は、 エラストマー部材などの弾性圧力アプリケータをによって行われる。エラストマ ー部材を圧縮し、電気的に相互接続すべき少なくとも1つの構成要素を他の構成 要素に付勢して、その接触パッドを電気的に接触している状態に維持する。この ような例には、Gordonらによる米国特許第5,009,607号、Hortonらによる米国特 許第5,186,632号、Brodskyらによる米国特許第5,059,129号、Volzらによる米国 特許第5,313,368号、Stillieによる米国特許第4,636,018号、Ceresaらによる米 国特許第3.967,162号などが挙げられる。これらの特許には、さまざまなポリマ ー材料をエラストマー部材として使用することができ、かつ、シリコーンゴムが 多くの場合において好ましいことが記載されている。例えば、Brodskyらによる 米国特許第5,059,129号には、エラストマー材料の重要な特性には、長期応力保 留性、接点に対する低圧力、耐熱性、耐溶剤性、および耐湿性を含むことが記載 されている。米国特許第5,059,129号において好ましいエラストマー材料は、低 圧縮永久歪ポリシロキサン(シリコーン)ゴムである。 さらに、エラストマー圧縮部材を使用して構成要素をコネクタ、回路、または その他の装置に対して付勢することができることが広く知られている。このよう な例には、Biernathによる米国特許第5,345,364号、Redmondらによる米国特許第 4,867,689号、Benarrらによる米国特許第4,548,451号が挙げられる。例えば、Be narrらによる米国特許第4,548,451号には、「均一な圧縮力」を維持する弾性材 料のいずれかを、シリコーンやポリウレタンなどの圧縮部材として使用すること ができることが記載されている。Biernathによる米国特許第5,345,364号には、 エラストマー構成要素は、ゴム、フォームなどを含んでいてもよいことが記載さ れている。 したがって、低圧縮永久歪を有するゴム性の材料、特に、シリコーンをエラス トマー部材として電子コネクタに使用することは、広く知られている。圧縮永久 歪耐性は、弾性材料が、応力を加える部材を除去した後にその予め応力が加えら れた形状を回復することができる能力として定義される(ASTM D 395)。圧縮永久 歪耐性は、適用された応力の除去後のエラストマー材料における寸法変化の基準 である。 ただし、電気コネクタの主な機能は、第1の装置上の第1のセットの接点と第 2の装置上の第2のセットの接点の間の電気的相互接続を維持することである。 信頼性のある電気的相互接続を維持すべき場合には、特に、コネクタが、外部に 適用される機械力に曝されるか、または、熱、湿気、溶剤などの環境的応力に暴 露される場合には、接触界面でコネクタによって適用される力は、実質的に一定 であり続けなければならない。エラストマーがこのようなコネクタなどのコンポ ーネント部品として使用される場合、選択されるエラストマーは、単に、その予 め応力が加えられた立体的な形状を維持する能力というよりも、接触界面で法線 力を維持する能力を有する必要がある。尚、この法線力は、この分野では「接触 力」と呼ばれている。 電子構成要素の力耐性エラストマーは、高温で長時間にわたって(例えば、125 ℃で1000時間)安定した力耐性能力を有する必要がある。このような必要条件は 、それらの使用法によって指示されたり、標準化機構によって標準化されたりし ている(例えば、陸軍規格1344A電気コネクタに関する試験方法を参照されたい) 。 接触界面での耐性が低い状態を維持し、接触力が高い状態を維持する場合には 、接触界面でシリコーンエラストマーによって印加される法線力は、機械力や上 述のような環境に長い間暴露された後に、高く維持されなければならない。した がって、電子コネクタの場合には、シリコーンエラストマー材料は、高い割合の この法線力が、機械力や環境応力に暴露された後に接触界面に隣接するエラスト マーの部分に維持されることが必要である。電子コネクタに使用するためのシリ コーンエラストマーの適性を測定するために適切なパラメータは、耐応力緩和性 であり、これは、機械応力および環境に暴露した後に材料によって保留される適 用された機械力をパーセントで計測する基準である。 上述の参照は、低圧縮永久歪を有するエラストマー、好ましくは、シリコーン エラストマーは、電子装置での電気的相互接続を維持するために十分に適してい る。ただし、圧縮永久歪(寸法特性)と耐応力緩和性(力/圧力特性)の間に確立す ることができる直接的な相関関係はない。例えば、老化後に100%初期サイズの 回復を示すエラストマー(このため、0%の圧縮永久歪)は、材料を再圧縮するた めにごくわずかの初期強制負荷しか必要としないこともある。したがって、シリ コーンエラストマー材料の圧縮永久歪耐性は、電子コネクタ用途で接触力を維持 するための適性の基準としては不充分である。 優秀な耐応力緩和性という必要条件の他に、電子コネクタに使用するために選 択されるシリコーンエラストマー材料は、さまざまな非常に正確な形状に容易に 成形することができなければならない。シリコーンは、型の正確な寸法に容易に 適合するように流れなければならない。硬化処理時に、シリコーンは、高い寸法 精度を保持しなければならない。接触法線力の変化は、寸法の変更から生じるこ とがあるので、正確な電子構成要素の電気的相互接続は、寸法変化によって悪影 響を受ける恐れがある。エラストマーには、その導電性領域と相互接続すべき接 触パッドに適切なアラインメントを確保するために、いくつかの設計では正確な 側方寸法精度も必要とすることがある。シリコーンは、低温で急速に硬化可能で なければならない。長い硬化時間は、商業的な生産処理には受け入れられないし 、高温は、繊細な電子構成要素を損傷する恐れがある。さらに、高い硬化温度は 、成形材料の寸法精度に悪影響を与える恐れがある。さらに、硬化処理によって 、 繊細な電子構成要素を損傷または腐蝕し得る副産物を生産してはならない。 現在のところ、上述の特性を組み合わせたシリコーンエラストマー材料はない 。実際には、上述のように、現在入手可能なシリコーンエラストマーは、優秀な 圧縮永久歪耐性を有するが、そのような耐性は、電子コネクタ用途にはほとんど または全く重要ではない。さらに、高温硬化が圧縮永久歪耐性を達成するために 必要であることが従来から教示されている。例えば、米国特許第5,219,922号、D ow Corning Productliterature,p.60,form#10-008F-91、米国特許第5,153,244号 、第5,219,922号、第5,260,364号などでは、高温硬化が高温圧縮永久歪耐性を有 するエラストマーを生産するために必要であることが示唆されている。これらの 特許や刊行物は、高温力耐性安定性という必要条件は、低温硬化に対する必要条 件と矛盾することを示唆している。 また、一般に、白金触媒濃度は、シリコーンエラストマー組成物では、主に経 済的な配慮から最低限にすることが望ましいと理解され、実践されている(米国 特許第5,153,244号)。白金金属の下限は、すべての反応成分の総合重量あたり10 万重量部(ppm)が指定され、それを下回ると、硬化は十分に進行しない。 優秀な耐応力緩和性、低温硬化、優秀な寸法安定性、有害な反応副産物の不在 などの電子コネクタ用途に必要とされる正確な特性の組み合わせを有するシリコ ーンエラストマーを提供することが望まれている。本発明は、このような所見に 基づくものである。 発明の大要 本発明は、弾性硬化シリコーン組成物から形成される力耐性部材を含む電子ア センブリである。エラストマー部材を形成するために使用されるシリコーン組成 物は、 a)分子あたり平均で少なくとも2つの不飽和官能基、好ましくは、ビニルを含 む付加硬化性シリコーンポリマーと、 b)分子あたり平均で少なくとも2つの珪素-水素結合を含む架橋剤と、 c)好ましくは白金を含む触媒と、を含む。 この触媒は、約30℃の温度で約1時間未満で組成物を硬化することができる 十分な量で存在する。好ましくは、硬化後に、組成物は、ASTM-395に記載される 改良手続きにしたがって測定した場合に(保持される力のパーセントとして測定 した場合に)、所定の耐応力緩和性、好ましくは少なくとも75%の耐応力緩和性 を有する。 本発明の硬化シリコーンエラストマー組成物は、従来のシリコーンエラストマ ーと比較して改善された耐応力緩和性を有する。このような特性によって、エラ ストマー部材が所定のレベルの接触力を維持し長時間にわたって信頼性のある電 気的相互接続を確保することができる。エラストマー部材は、ばね部材、力ディ ストリビュータ、および/または電子コネクタアセンブリのコンプライアント層 として機能することもできる。本発明のシリコーン組成物は、低温で急速に硬化 し、硬化処理時とその後で優秀な寸法安定性を保持し、かつ、硬化処理時に有害 な副産物を放出しない。 ある態様では、本発明は、隣接する少なくとも1つの電子接触部位を有するエ ラストマー部材を含む電子コネクタサブアセンブリを提供する。サブアセンブリ 上の第1の接触部位を、例えば、回路板、可撓性回路、または電子構成要素など の別の装置または回路構造上の少なくとも第2の接触部位と接触して配置しても よい。機械力をサブアセンブリに作用させて、エラストマー部材を付勢し、第1 の接触部位と第2の接触部位の電気的相互接続を維持してもよい。エラストマー 部材は、上述の硬化シリコーン組成物から形成される。 別の態様では、本発明は、第1の接触部位を有する雌型部材と第2の接触部位 を有する雄型部材とを含む電子アセンブリを提供する。上述の硬化シリコーン組 成物から形成されるエラストマー部材は、雌型部材と第1の接触部位の間、また は、雄型部材と第2の接触部位の間、あるいはその両方の間に位置付けられる。 雄型部材を雌型部材に挿入するとき、機械力はエラストマー部材を付勢し、かつ 、第1の接触部位と第2の接触部位の間で信頼性のある電気的相互接続を維持す るように適用される。エラストマー部材は、ばね部材および/または電子コネク タアセンブリの力ディストリビュータとして機能する。 さらに別の態様では、本発明は、例えば、プリント回路に取付および/または 電気的相互接続される第1の電子装置を有するプリント回路などの第1の基板 を含む電子アセンブリを提供する。第1の装置または第1の基板自体またはその 両方が、少なくとも1つの第1の電気接触部位を有する。第2の基板は、それに 取付けられかつ/または電気的に相互接続される第2の電子装置を有してもよい 。第2の装置または第2の基板自体あるいはその両方は、少なくとも1つの第2 の接触部位を有する。上述の硬化シリコーン組成物から形成されるエラストマー 部材は、第1の基板と第1の接触部位の間、または、第2の基板と第2の接触部 位、あるいは、その両方に配置されてもよい。次に、機械力は、エラストマー部 材を付勢し、第1の基板または第1の装置上の第1の接触部位と第2の基板もし くは第2の装置上の第2の接触部位の電気的および/または熱的相互接続を維持 するように適用される。硬化シリコーンエラストマーから形成される部材は、少 なくとも1つの力ディストリビュータ、ばね部材、平面補正装置、または、熱不 整合緩衝器として機能し、かつ、電子装置を基板から機械的に切り離す。 別の態様では、本発明は、第1の接触部位を有する第1の電子構成要素と第2 の接触部位を有する第2の電子構成要素とを含む電子アセンブリを含む。次に、 上述の硬化シリコーン組成物から形成されるエラストマー部材を第1の接触部位 と第2の接触部位の間に配置してもよい。エラストマー部材に導電性粒子を添加 するかまたはばらばらの導電性部材のアレイを備えて、少なくとも1つの導電性 経路を第1の接触部位と第2の接触部位の間に形成してもよい。機械力をアセン ブリに適用してエラストマー部材を付勢するときに、エラストマー部材は少なく とも1つの力ディストリビュータ、ばね部材、平面補正装置、または熱不整合緩 衝器として再び機能し、第1の部位と第2の部位を電気的におよび/または熱的 に信頼性のある相互接続をする。 上述の電子アセンブリのいずれかでは、本発明の硬化シリコーン組成物から形 成されるエラストマー部材の寸法安定性および優秀な応力緩耐性は、局部的に力 を集中させるのに役立てて、それぞれの接触部位間の界面で接触力を維持し、信 頼性のある電気的相互接続を確保するために用いられる。エラストマー部材は、 局部的なコンプライアンスを提供し、例えば接触部位の高さや基板の欠損などの さまざまな寸法的差異も調整する。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の電子アセンブリの一実施例を示す斜視図である。 図2は、雄型部材と雌型部材を含む本発明の電子アセンブリの一実施例を示す 斜視図である。 図3Aは、第1の基板と第2の基板を含む本発明の電子アセンブリの一実施例で あり、電子アセンブリが接続されていない状態であることを示す断面図である。 図3Bは、図3Aの電子アセンブリが接続状態である場合の一実施例を示す断面図 である。 図4は、導電性経路を有するエラストマー部材を有する本発明の電子アセンブ リの一実施例を示す断面図である。 図5Aは、エラストマー材料の耐応力緩和性を測定するために使用される試験装 置を示す断面図である。 図5Bは、エラストマー材料の耐応力緩和性を測定するために使用される試験装 置を示す断面図である。 好ましい態様の詳細な説明 本発明の電子アセンブリのエラストマー部材の耐応力緩和性は、エラストマー 部材が特定のコネクタ用途の力に耐えるときには、いつでも利点がある。用語「 力耐性」は、本文で使用されるように、その使用過程のある段階で、エラストマ ー部材が外部に適用される機械的付加に耐えることを意味する。この負荷は、一 度または繰り返して時間の長さを問わずに適用することができる。負荷は、圧縮 性、引張性、あるいはそれらのある種の組み合わせであっても良い。 図1について説明する。電子コネクタサブアセンブリ10は、エラストマーコア 部材12を含むように示されている。コア部材12に隣接して、例えばポリイミドの ような可撓性ポリマーフィルム16(以下、「可撓性回路」)の表面上に提供される わずかに離隔した複数の金属性電子接触部位14が存在する。一般に、ポリマーフ ィルム16は、適切な接着剤(図示せず)によってコア部材12に取付けられる。接触 部位14は、例えば、回路板20などの電子構成要素上で複数の対応 する接触部位18と接触する。用語「電子構成要素」、または、「電子装置」は、本文 で使用するように、ある方法で電気を導いたり通したりするために意図される構 造を意味する。これには、電子コネクタ、可撓性回路をベースとするコネクタ、 プリント回路板をベースとするコネクタ、導電性エラストマー、z軸導電性エラ ストマー、試験ソケット、生産ソケット、メモリカードコネクタなどが挙げられ る。 第2の回路板24上の第2の群の接触部位22もサブアセンブリ10の接触部位14と 接触させて配置して、回路板20と24の間で電気的相互接続を提供することができ る。方向Fの外部の圧縮性機械力は、サブアセンブリのエラストマーコア12を付 勢するために回路板に作用させることができる。圧縮力が適用されると、その力 が伝わるエラストマーコアの断面がほぼ卵形をしていることでサブアセンブリ10 と回路板20、24上の接触部位18、22の間の界面に大きな局部接触力が作用する。 コア12を構成するエラストマー材料の耐応力緩和性は、この大きな局部接触力を 維持し、電気的相互接続を確保する。 本発明の電子アセンブリ110を示す第2の実施例を、図2に示す。雌型部材112 は、テーパーソケット様の領域114を含む。可撓性回路116は、適切な接着剤によ ってソケット様の領域114の内壁に取り付けられる。可撓性回路116は、金属性電 気接触部位118を含む第1のアレイを含み、この接触部位118には回路板(図示せ ず)または他の可撓性回路(図示せず)に電気的に相互接続するための金属性隆起 様突起119を含むアレイを要すれば含んでもよい。 第2の可撓性回路122は、楔様雄型部材120に接着剤で取付けられる。可撓性回 路には、金属性電気的結合部位124を含む第2のアレイを含む。金属性結合部位 は、回路板(図示せず)またはそのほかの可撓性回路(図示せず)を電気的に相互接 続するために金属性隆起様突起126を含むアレイをさらに含んでもよい。エラス トマー部材130は、雄型部材120と可撓性回路122の間に位置付けられる。雄型部 材120は、雌型部材のテーパーソケット様領域114上に確実に嵌合するように適合 されて、そのように挿入した場合に、雌型部材112に取付けられる可撓性回路116 上の金属性結合部位118を含む第1のアレイは、雄型部材120に取付けられる可撓 性回路122上の金属性結合部位124を含む第2のアレ イに電気的に相互接続される。雄型部材120が雌型部材112に楔止めされるとき、 エラストマー部材130が付勢去れ、その卵型の断面にばね様の力が働き、電気的 に相互接続される結合部位118と124の間の接触力を維持する。 図3Aに示される本発明の電子アセンブリ210を示す別の実施例では、例えば、 プリント回路板212などの第1の基板には、それに取付けおよび/または電気接続 が成される第1の可撓性回路214を含む。可撓性回路214は、金属性電気接触部位 216の第1のアレイを含む。本発明の硬化シリコーン組成物の第1のエラストマ ー部材218は、回路板212と可撓性回路214上の接触部位216の間に位置付けられる 。集積回路チップ220などの第2の基板は、それに取付けられる第2の可撓性回 路222を有する。第2の可撓性回路222は、金属性電気接触部位224を含む第2の アレイを含む。本発明の硬化シリコーン組成物から形成される任意の第2のエラ ストマー部材226は、チップ220と可撓性回路222上の接触部位224の間に位置付け られる。 図3Bに示すように、圧縮力をハウジング(図示せず)、クランプ(図示せず)など のいずれかの手段によってF方向に適用し、金属性接触部位216と224を一緒に押 し付けてエラストマー部材を付勢して、回路板212とチップ220の間に電気的相互 接続を提供しても良い。エラストマー部材218と226は、少なくとも1つの力スプ レダー、ばね部材、平面補正装置、または熱不整合緩衝器として機能する。エラ ストマー部材218と226は、回路板212からチップ220を切り離し、装置をお互いに 独立して操作できるようにする。図3Aおよび3Bに示される装置は、接続が比較的 短期間の場合に、集積回路装置の試験に非常に有用であることが期待されている 。あるいは、エラストマー部材の耐応力緩和性によって、大きな局部接触力を作 用させて、長期間電気的な相互接続を維持することも期待されている。 図4に示す本発明の電子アセンブリ300を示す別の実施例では、第1の電子装 置310は第1のセットの金属接触部位314を含む。第2の電子装置320は、第2の セットの金属接触部位324を含む。エラストマー部材330は、第1の表面334と第 2の表面336を有するマトリックス332の形態で提供されてもよい。この実施例で は、マトリックス332は、少なくとも1つの、好ましくは複数の 通路340を含み、その通路340は、マトリックス332の第1の表面334からその第2 の表面336まで延在する。通路340には、好ましくは金属結合剤またはポリマー結 合剤と組み合わせて、例えば、金属性粒子、セラミック性粒子、金属被覆ポリマ ー粒子、金属被覆セラミック粒子、金属性線材の一部などの電気的または熱的伝 導要素342を含んでもよい(Reylekによる同時継続同時出願米国特許出願第08/651 ,185号を参照されたい)。図4には示されていない代替的構造では、エラストマ ーマトリックス332に任意に配分される伝導材料またはばらばらの位置に位置付 けられる伝導要素を添加して、接触部位314と324の間に単数または複数の伝導通 路を形成してもよい。 圧縮性接触力Fが、例えば、弾性ハウジングまたは締付部材(図4には示して いない)などによって第1の装置310と第2の装置320に適用されるとき、伝導材 料がお互い同士と、マトリックス332を形成する材料と、任意の結合剤とで、相 互作用して、伝導部材345として機能し、第1および第2の電子装置上の接触部 位314および324でそれぞれ電気的および/または熱的に相互接続する。これらの 伝導部材45の剛性、電気特性および熱特性は、特定の相互接続用途のために微細 に調整することができる。力が適用されて電子アセンブリ300を圧縮するときに は、耐応力緩和性の硬化シリコーンエラストマーは、少なくとも1つの力ディス トリビューター、ばね部材、平面補正装置、または熱不整合緩衝器として再び機 能し、電気的または熱的相互接続の信頼性を高める。 本発明の電気コネクタのエラストマー部材を製造するために使用されるシリコ ーン組成物は、 a)分子あたり平均で少なくとも2つの不飽和官能基を含む付加硬化性シリコー ンポリマーと、 b)分子あたり平均で少なくとも2つの珪素-水素結合を含む架橋剤と、 c)約30℃の温度で約1時間未満で組成物を硬化することができる十分な量の触 媒と、を含む。 好ましくは、効果後に、組成物が、一般にはASTM-395に記載された改良手続き に従って測定されるような所定の耐応力緩和性を有する。 本発明の硬化エラストマー組成物は、従来のシリコーンエラストマーと比較し て改善された耐応力緩和性を有し、それによってエラスマー部材を所定の接触力 に維持し、長い時間にわたって信頼性のある電気的相互接続を確実にすることを 可能にする。本発明のシリコーン組成物は、低温で急速に硬化し、硬化処理時お よびその後に優秀な寸法安定性を維持し、かつ、硬化処理時には有害な副産物を 放出しない。 本発明のシリコーン組成物の成分は、以下に記載する。 (1)付加硬化性シリコーンポリマー シリコーンポリマーは、本発明の電子コネクタのエラストマー部材が形成され るシリコーン組成物に使用される第1の成分である。こうしたポリマー材料は、 この分野では付加硬化性化合物として知られており、並外れて広い範囲の物性を 所有する合成ポリマーシリコーン材料である。このような材料には、低粘性の液 体、高粘性の液体、固形樹脂、または加硫ガムなどが成り得る。シリコーンおよ び酸素原子の代わりとなる独自の分子構造は、有機化学特性と無機化学特性の異 常な組み合わせを有する付加硬化性シリコーンポリマーを提供する。適切なシリ コーンポリマーは、この分野では広く知られており、例えば、「Silicones」、Kir k-Othmer Encyclopedia of Chemical Technology ,3rd Ed.,20,922-962(1982) などに記載されている。 本発明に使用される適切な付加硬化性シリコーンポリマーは、ヒドロシリル化 触媒の存在下で架橋剤によって架橋反応を経るエチレン不飽和化合物を含む。一 般に、架橋反応の速度は、触媒化合物によって増加し、温度によって影響を与え ることができる(例えば、反応を高い温度で幾分速い速度で進行させたり、高温 で開始したりすることができる)。好ましいエチレン不飽和化合物には、触媒の 存在下で架橋剤と反応する側鎖または末端のエチレン不飽和気を含むモノマー、 オリゴマー、ポリマーを含む。あるいは、反応基は、ポリマー鎖(すなわち、主 鎖)に沿って配置し、側鎖位置に配置しなくてもよい。 一般に、硬化組成物の主鎖網または構造は、従来のエチレン不飽和化合物およ び架橋剤を含む。いずれかの化合物は、より大きいかまたは小さい割合で使用す ることができ、より大きいかまたは小さい初期分子量を有することができよう。 さらに、エチレン不飽和化合物と架橋剤の組み合わせによっては、これらの化合 物の広範囲の主鎖を利用し、それによって、広い範囲の物性を有する多岐にわた る硬化組成物を得ることができよう。 本発明に有用であり脂肪族不飽和基を含む付加硬化性化合物は、オレフィン系 不飽和基またはアセチレン系不飽和基を有する。これらの化合物は、ヒドロシル 化の分野ではよく知られており、米国特許第3,159,662号(Ashby)、米国特許第3, 220,972号(Lamoreux)、米国特許第3,410,886号(Joy)などの特許に開示されてい る。さらに、珪素を含む特に有用な不飽和化合物が米国特許第4,916,169号(Boar dmanら)に開示されている。 一般的な付加硬化性シリコーンポリマーは、以下の式F1に示されているシロキ サンポリマーである。 式(F1)の化学基R1およびR2は、ポリマー鎖の「末端」部分を表し、好ましくは 架橋反応に関係する反応基を取付けるための部位である(以下、「官能基」)。式 (F1)の主鎖に沿った末端ではない部位も官能基を取付けるための部位であるが、 このような場合には、末端部位R1および/または末端部位R2は、メチル基や以下 に記載する一価のヒドロカルビル基またはハロゲン化された一価のヒドロカルビ ル基などの官能基を含んでもよい。したがって、式(F1)は、末端官能基を有する 好ましいオルガノポリシロキサンポリマーを説明する以外の意図はない。2つ以 上の官能基の取付け部位を、所望のとおりに変更してもよい。 オルガノポリシロキサンの官能基の数は、意図する用途によってさまざまに変 更できるが、ポリマー分子あたり平均で少なくとも2つの官能基が必要である。 式F1の2つ以上の官能基は、一般に、ビニル基、アリル基、ブテニル基、プロ ペニル基、イソプロペニル基およびヘキセニル基を含むアルケニル基、または、 シクロヘキセニル基、シクロペンテニル基、シクロヘプテニル基およびシクロオ クテニル基を含むシクロアルケニル基などの2乃至20の炭素原子を有する置換お よび未置換の不飽和脂肪族基である。置換基には、例えば、ハロゲン、シアノ基 、アミノ基などが挙げられる。好ましい不飽和脂肪族基は、ビニル基である。最 も好ましくは、両方の官能基が、式F1の末端位置(R1およびR2)に位置するビニル 基である。 特殊な特性が必要なときには、他の官能性ではない一価のヒドロカルビル基お よびハロゲン化された一価のヒドロカルビル基を式(F1)の部位Z1-Z6で置換して もよい。例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、ドデシル、オ クチルおよびオクタデシルなどの1乃至18個の炭素原子を有するアルキル基;シ クロヘキシルやシクロヘプチルなどの5乃至7個の環状の炭素原子を有するシク ロアルキル基;フェニル、ナフチル、トリル、キシリルなどの6個乃至18個の炭 素原子を有するアリール基;ベンジル、β-フェニルプロピル、β-フェニルエチ ル、およびナフチルメチルを含むアラルキル基;ヒドロキシ、メトキシ、エトキ シやドデシロキシなどの0乃至18個の炭素原子を有するアルコキシ基;ジブロモ フェニル、クロロメチル、3,3,3-トリフルオロプロピルなどのハロ-置換炭化水 素基を、式(F1)の部位Z1-Z6のすべてまたはいくつかで使用してもよい。こうし た化学基の置換基には、ハロゲン、シアノ基、アミノ基などを含んでもよい。部 位Z1-Z6について好ましい化合物は、メチル、メチルフェニル、シアノエチル、 トリフルオロプロピルが挙げられる。 本発明に有用な付加硬化性化合物は、以下の一般式を有する枝分かれしたオル ガノポリシロキサンである。 尚、式F1.1の各R1は、上述で定義された官能基または非官能基であり、少 なくとも2つであるがシロキサン中のすべてのR1基のうち好ましくは半分以下が 官能基であり、mは、0、1、2、または3を表し、nは平均で1乃至約10,000 の値を有する数値を表す。式(F1.1)に示されたような1つの分岐点より多く含む 化合物も使用してよい。 本発明のエチレン不飽和シロキサンポリマーとして有用であり、かつ、式(F1. 1)に示される官能価を含む適切な付加硬化性化合物の別のクラスは、MQ樹脂であ る。これらのポリマーは、テトラ官能性SiO4/2(Qユニット)およびRaRbRcSiO1/2 (Mユニット)を含み、式中、Ra、RbおよびRcは、ビニル、メチル、フェニル、エ チル、ヒドロキシ、または水素である。RaとRbがメチルであり、かつ、Rcがビニ ルであるMQ樹脂は、本発明のエチレン化合物として使用するために最も適してい る。一般に、これらは、この式のエチレン系化合物のみとしては使用されず、む しろその他のエチレン系化合物との組み合わせ、特に、R1およびR2がビニルであ る式F1に示されるビニルを末端基とするポリジメチルシロキサンポリマーとの組 み合わせとして使用されるものと思われる。 ポリシロキサンは、広く知られている平衡処理によって、他のシロキサンから 形成され、一般には、約0.01Pa・s乃至約2500Pa・sにわたる範囲の粘度を有する( 例えば、Silicone Compound:Register and Review,5th ed.,United リシロキサンの好ましい分子量は、架橋前のシリコーン組成物に対する所望の粘 度によって決まることが多い。一般には、分子量が増加すると、未架橋組成物の 粘度も、それに対応して増加する。本発明のエラストマーに用いる成形組成物と して使用する場合、式F1の平均値nは、好ましくは約10乃至約6000、より好まし くは、約50乃至約2000、および最も好ましくは、約100乃至約1000である。1分 子量を超える混合物も同様に使用することができる。ビニルシロキサン化合物に 対する粘度の好ましい範囲は、約0.010乃至250Pa・s、好ましくは、0.1乃至100Pa・ s、最も好ましくは0.5乃至50Pa・sである。 本発明のシリコーン組成物中のシリコーンポリマー成分の好ましい量は、シリ コーン組成物の所望の物性によって異なるものと思われる(所望の未硬化の粘度 、硬化される硬度などによる)。シリコーンポリマー成分に関する許容できる分 子 量の範囲が広いことや、ポリマーに添加することができるアジュバントのタイプ が多いことが一部原因して、この量は幅広く異なる。シリコーン組成物中のシリ コーン成分の現在好ましい量は、約10重量%乃至約100重量%であり、より好ま しくは、約20重量%乃至約80重量%であるが、この量は組成物の全重量に基づく 。 (2)架橋剤 本発明のシリコーン組成物の第2の成分は、架橋剤である。用語「架橋剤」は、 本文で使用されるように、シリコーンポリマー(オルガノポリシロキサン)のポリ マー鎖(すなわち、好ましくは式F1のR1およびR2)を含む単数または複数の官能基 と反応し、それらを同時に延ばしかつ接続して、架橋された網状構造を形成する ポリマーのことを示す。加熱時に軟化して流れる熱可塑性ポリマーとは対照的に 、架橋ポリマーは、架橋後に、さらに流れることは特質上不可能である。 本発明のエラストマー部材に使用されるシリコーン組成物の架橋成分は、ポリ マー化合物であっても、非ポリマー化合物であってもよい。この架橋剤は、分子 あたり少なくとも2つの珪素-水素結合を含み、いずれか1個の珪素原子につい ても3個以下の水素原子が結合される。好ましくは、2個以下の水素原子が、い ずれか1個の珪素原子に結合され、最も好ましくは、1個以下の水素原子がいず れか1個の珪素原子に結合される。このような化合物は、この分野でよく知られ ており、例えば、Ashbyによる米国特許第3,159,662号、Lamoreauxによる米国特 許第3,220,972号、Joyによる米国特許第3,410,886号などに開示されている。 本発明で使用することができる珪素結合水素原子を有する化合物のクラスのい くつかは、次の通りである。 (a)以下の実験式を有する有機水素シラン (H)a(R3)bSic (F2) 式中、各R3は、同じであっても異なってもよく、有機基を示し、好ましくは、 一価のヒドロカルビル基、一価のヒドロアルコキシル基およびハロゲン化される 一価のヒドロカルピル基からなる群から選択することができ、cは、1乃至10,0 00 の値を有する整数を表し、aは、少なくとも2の値を有する整数であり、かつ、 cが1よりも大きいときはc以下であり、aとbの合計は、2とcの2倍との合 計に等しい。 (b)以下の実験式を有する有機水素シクロプロピルシロキサン (HdR3 eSiO)f (F3) 式中R3は、上述で定義された通りであり、fは3乃至18の値を有する整数を示 し、dは少なくとも2の値を有する整数でありかつf以下であり、dとeの合計 はfの2倍に等しい。 (c)以下の実験式を有する有機水素ポリシロキサンのポリマーまたはコポリマ ー (H)g(R3)hSijO(j-1) (F4) 式中R3は、上述で定義された通りであり、jは2乃至10,000の値を有する整数 を示し、gは少なくとも2の値を有する整数でありかつj以下であり、gとhの 合計は2とfの2倍の合計に等しい。 R3によって表される基については、例えば、1乃至18個の炭素原子を有するア ルキル基、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、オクチル基、およびオク タデシル基など、5乃至7個の環状炭素原子を有するシクロアルキル基、例えば 、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルなど、6乃至18個の炭素原子を有するア リール基、例えば、フェニル、ナフチル、トリル、キシリルなど、0乃至18個の 炭素原子を有するアルコキシル基、例えば、ヒドロキシル、メトキシ、エトキシ 、プロポキシルなど、アルキル基とアリール基の組み合わせ、例えば、ベンジル やフェニルエチルのようなアラルキル基、および、それらのハロ置換基、例えば 、クロロメチル、クロロフェニル、ジブロモフェニルなどが挙げられる。好まし くは、R3基は、メチル、またはメチルとフェニルの両方である。R3基は、アルケ ニルまたはシクロアルケニル、例えば、ビニル、アリルおよびシクロヘキセニル などの1乃至20個の炭素原子を有する不飽和脂肪族基であってもよい。R3基が脂 肪族不飽和基であるとき、珪素-水素結合を含有する珪素化合物をそれ自体と反 応させて、架橋構造または架橋網状構造を形成することができる。 本発明に有用な珪素結合水素を有する好ましい化合物は、以下の一般式を有す るポリ有機水素ポリシロキサンである。 式中、R4は、同じであっても異なっていてもよく、水素、1乃至18個の炭素原子 を有するアルキル基、3乃至12個の炭素原子を有するシクロアルキル基、または フェニル基を表し、少なくとも2つであるがシロキサン中のすべてのR4のうち半 分以下が水素であり、mは、0、1、2または3を表し、nは、約1乃至約10,0 00にわたる平均値を有する数値を表す。式(F5)に示すような2つ以上の分岐点を 含む化合物を使用してもよい。 また、架橋剤として本発明に有用であり、式(F5)に記載される官能価を含むも のは、MQ樹脂である。これらのポリマーは、テトラ官能性SiO4/2(Qユニット)お よびRdReRfSiO1/2(Mユニット)を含み、式中、Rd、ReおよびRfは、ビニル、メチ ル、フェニル、エチル、ヒドロキシ、または水素である。RdとReがメチルであり 、かつ、Rfが水素であるMQ樹脂は、本発明のエチレン不飽和化合物として使用す るために最も適している。一般に、これらは、この式の架橋剤のみとしては使用 されず、むしろその他の架橋剤との組み合わせ、特に、式(F4)に示されるオルガ ノヒドロポリシロキサンコポリマーとの組み合わせとして使用されるものと思わ れる。 架橋剤成分の量は、シリコーン組成物の架橋の所望の度合いを提供できるよう に十分であることが望ましい。シリコーンポリマー(オルガノポリシロキサン)成 分について許容できる分子量が広範囲であることが一部原因で、現在では架橋剤 の量は、シリコーン組成物中のオルガノシロキサンのSi-H基対官能基(例、ビニ ル)の比について説明することが最良であると考えられている。Si-H基対官能基(「 SiH:f」)の現在の好ましい比は、約1:1乃至約20:1であり、より好ましくは、 約1:1乃至約10:1であり、最も好ましくは約1.3:1乃至約4:1である。本発 明の組成物の特に好ましい実施例では、式F4のヒドリド基対式F1(R1,R2は、ビニ ル)の官能基の比は、1:1乃至10:1、好ましくは、1.1:1乃至5:1、最も好まし くは、1.3:1乃至3:1である。全組成物中の架橋剤成分の現在の好まし い量は、0.2重量%乃至90重量%、より好ましくは、0.2重量%乃至20重量%、最 も好ましくは0.2重量%乃至10重量%である。 (3)触媒 本発明の電子アセンブリのエラストマー部材を形成するために使用されるシリ コーン組成物の第3の成分は、触媒である。さまざまな触媒を使用することがで きて、約30℃の温度で約1時間以内に十分に硬化シリコーン組成物を提供する触 媒であれば、使用することができる。 本発明に使用するための適切なヒドロシル化触媒には、シリコーンポリマーの エチレン不飽和基と架橋剤の珪素結合水素基の付加的な反応を促進する上述の化 合物を含む。適切な触媒の例には、クロロ白金酸、クロロ白金酸とアルコールの 錯体、白金とオレフィンの錯体、白金とケトンの錯体、白金とビニルシロキサン の錯体、コロイド白金、コロイド白金とビニルシロキサンの錯体などを例とする 白金または白金化合物の触媒、パラジウム、パラジウムブラックとトリフェニル ホスフィンの混合物、ロジウムまたはロジウム化合物の触媒などが挙げられる。 本発明に使用するために適切な触媒としては、放射性活性化ヒドロシル化触媒も ある。例えば、(η4-シキロロオクタジエン)ジアリール白金錯体(Drahnakによる 米国特許第4,530,879号に記載されているようなもの);(η5-シクロペンタジエ ニル)トリアルキル白金錯体(Drahnakによる米国特許第4,510,094B号に記載され ているようなもの)または、(η5-シクロペンタジエニル)トリ(σ-脂肪族)-白金 錯体および従来のビニルシロキサンポリマーおよび架橋剤を有し可視光線を吸収 することができる増感剤(Boardmanらによる米国特許第4,916,169号に記載されて いるようなもの)を使用してもよい。白金または白金化合物の触媒が現在は好ま しい。あるいは、米国特許第5,145,886号に開示されるPt(II)β-ジケトン錯体ま たは米国特許出願第07/626,904号および第07/627,009号に開示される光ヒドロシ ル化触媒系が、本発明に使用するために適切である。 本発明のアセンブリのエラストマー部材を形成するために使用されるシリコー ン組成物に使用するために現在好ましい触媒材料は、「Karstedt」タイプの触媒で ある。Karstedt白金触媒は、米国特許第3,715,334号、米国特許第3,775,452 号および第3,814,730号に記載されている。一般に、Karstedt触媒を製造するた めには、(A)白金ハリドを(B)錯体生成材料と併用しなければならない。錯体生成 材料は、不飽和有機珪素材料であり、好ましくは、(a)不飽和シラン、(b)不飽和 の線状または枝分かれシロキサン、および(c)不飽和環状シロキサンから選択さ れる。 Karstedtの触媒は、(1)不飽和有機珪素材料と白金ハリドを接触させて有効な 無機ハロゲンの濃度を有する混合物を生成し、(2)その結果生じる混合物を処理 して有効な無機ハロゲンを除去し、(3)(2)から白金のグラム原子当たり0.1グラ ム原子未満のハロゲンを含む有効な無機ハロゲンを有する白金-シロキサンを回 収することによって製造される。好ましくは、生成される錯体は、実質的にハロ ゲンを含まないことが望ましい。 本文に記載されるように、用語「有効な無機ハロゲン」は、「無機塩化物」に対す るASTM指定D-1821-63の改良方法によって検出することができるハロゲンを示す 。改良手続きは、実質的にASTM D-1821-63に記載されるものと同様であるが、氷 酢酸とアセトンの混合物を引用されたアセトンの代わりに使用する点で異なる。 原子吸光分光分析法は、白金-シロキサン錯体中の白金の原子グラムを測定する ために使用された(R.Dockyer and G.F.Hames,Analyst,84,385(1959)などを 参照のこと)。 好ましくは、白金-シロキサン錯体は、白金ハリドと少なくとも1つの以下の 式の構造単位を有する不飽和の線状シロキサン、枝分かれシロキサン、または環 状シロキサンとを反応させることによって生成することができる。 式中、上述の構造単位の不充分な原子価(「Si=」)は、R、R'、および酸素遊離 基によって満たすことができ、RおよびR'は、例えば、アルキル、ビニル、アリ ル、およびフェニルなどの飽和もしくは不飽和の脂肪族基または芳香族機である 。最も好ましいR'は、ビニル基である。 本発明の実践に使用することができる白金ハリドは、例えば、H2PtCl6nH2O や、NaHPtCl6nH2O、KHPtCl6nH2O、Na2PtCl6nH2O、K2PtCl6nH2Oなどの金属塩など である。さらに、PtCl4nH2OやPtCl2、Na2PtCl4nH2O、H2PtCl4nH2O、NaHPtCl4nH2 O、KHPtCl4nH2O、K2PtBr4などの白金タイプのハリドや、例えば、[(CH2=CH2)PtC l2]2、(PtCl2C3H6)2などのAshbyによる特許第3,159,601号および第3,159,662号 に説明されているような脂肪族炭化水素を有する白金ハリド錯体を使用してもよ い。その他の白金ハリドは、Lamoreauxの特許第3,220,972号によって示される如 きであり、クロロ白金酸六水和物やオクチルアルコールなどのような反応生成物 が挙げられる。 本発明のエラストマーを製造するために使用されるシリコーン組成物の白金触 媒成分の量は、約30℃で1時間以内に、好ましくは、約20分間に30℃で、最も好 ましくは、10分間未満に30℃で、シリコーン組成物を所望の硬化度を提供するこ とができるのに十分であることが望ましい。シリコーンポリマー(オルガノポリ シロキサン)成分に対して許容可能な分子量の範囲が広範であることが一部原因 で、必要とされる触媒のこの量は、触媒錯体中の白金原子対ポリオルガノシロキ サンの官能基の比について説明することができる。白金原子対不飽和アルキル官 能基(「Pt:F」)の現在の好ましい比は、1:10乃至1:2000であり、好ましくは、 1:20乃至1:1000であり、最も好ましくは、1:30乃至1:500である。十分な触 媒を使用して、白金対組成物中のすべての反応成分の重量比が、約50ppmより大 きく、好ましくは、約100ppmより大きく、最も好ましくは、約200ppmよりも大き くなるようにすることが望ましい。オルガノポリシロキサン成分の官能基がビニ ルである場合、理論的な(白金対ビニル、例Pt:f)比は、約1:200未満であり、好 ましくは約1:125未満であり、最も好ましくは、約1:75未満であることが望ま しい。 本発明の電子アセンブリ中のエラストマー部材を製造するために使用されるシ リコーン組成物に関する好ましい配合表を以下の表1に記載する。 (4)任意の添加剤 本発明の電子アセンブリのエラストマー部材を製造するために使用されるシリ コーン組成物には、Koningsによる米国特許第5,371,162号に記載されるKarstedt 触媒錯体に用いるアミン安定剤を含む。さらに、シリコーン組成物は、要すれば 、例えば、金属粒子、シリカ、石英、カルシウムカルボネートまたは金属酸化物 などの充填剤や、適切な重合開始剤および防止剤の他、界面活性剤、顔料、改質 剤、共重合補助溶剤、非共重合補助溶剤などを含んでいてもよい。 本発明の電子アセンブリのエラストマー部材を製造するために使用されるシリ コーン組成物の硬化反応は、一般に、触媒と、架橋剤と、シリコーンポリマーと 、その他の任意添加剤とを一緒に混合することによって開始される。用語「硬化 」は、本文で使用されるように、架橋を形成する化学反応が進行してその系に「 架橋」を好ましくは室温かそれに近い温度で生じさせることを示唆する。 各成分を使用する前に、好ましくは、予混する。例えば、混合物の成分「A」( ビニル官能基を有するオルガノポリシロキサンと白金触媒とを含んでいてもよい )を成分「B」(有機水素ポリシロキサンおよび要すれば別のビニル含有オルガノ ポリシロキサンを含んでいてもよい)とを混合してもよい。次に、この混合物は 、 適切な型に適用して、特定の電子アセンブリに用いる所望の形状のエラストマー 部材を製造する。 型内では、材料が硬化し始めるにつれて、その粘度が大きくなる。用語「作業 時間」は、本文で使用されるように、(1)ビニル含有オルガノポリシロキサンと、 有機水素ポリシロキサンと、白金触媒を混ぜたときの硬化反応開始から、(2)硬 化反応が、その意図する目的のために改質などの系にたいする物理的な作業をそ れ以上には実際に行わなくなる段階に進行したときまでの時間を意味する。反応 が段階(2)まで進行したときに、材料はその「ゲル点」に到達したと言い、もは や材料は容易には流れなくなり、新しい形状には適合しなくなる。 作業時間には、好ましくは、楽に混合してシリコーン組成物をその所望の形態 にするために十分な時間を取る。好ましくは、約30℃の温度での作業時間は、約 1分乃至約30分、最も好ましくは、約1分乃至約10分である。これより長い作業 時間も許容できる。 架橋反応が、実質的に完了すると、材料は、「硬化」したといわれる。この「硬 化時間」は、シリコーンばね部材に対して同様に重要なパラメータであるが、こ の理由は、材料が、完全に硬化するまで型内に存続することが重大だからである 。型から早期に取り出すと、成分が変形し、それに続いてゆがんだ位置で架橋が 生じることになる。このため、短い硬化時間を有することが望まれている。 用語「硬化時間」は、本文で使用されるように、十分な硬化が起きて、永久的な 変形を起こさずに複製される表面からシリコーン材料を除去することができる時 間のことを言う。硬化時間は、例えば、振動レオメーターで反応する組成物のト ルクを測定するなどして、概算することができる。トルク値が最大値に達すると きに、材料は完全に硬化したといわれる。あるいは、典型的な最大値未満である 任意のトルク値を硬化時間の相対的な概算値として使用してもよい。一般に、硬 化時間は、得られるトルク値が、その最大値の約90%に達したときと定義されて いる。一般には、短い硬化時間は、長い硬化時間よりも好ましい。好ましくは、 硬化時間は、約30℃の温度で約10分である。より好ましくは、5分と30℃での作 業時間の合計未満である。最も好ましくは、硬化時間は、所望の作業時間よりも わずかに長い。 本発明の電子アセンブリのエラストマー部材のシリコーン組成物を製造するた めに使用される硬化反応は、例えば、約25乃至約40℃の室温またはそれに近い温 度で商業的に適した時間で進行する。これとは対照的に、「高」温硬化シリコーン エラストマーは、比較的高い温度(例、>100℃)でしか硬化せず、長い期間(1時 間以上)室温で安定している(すなわち、硬化反応は、遅くなる)。本発明のエラ ストマー部材を製造するために使用されるシリコーン組成物の硬化速度は、上述 で指定した範囲内で触媒と架橋剤の量を変更することによって調整することがで きる。 硬化速度は、周知の防止剤および/または遅延剤によってさらに調整すること ができる。このような防止剤の1つは、1,3,5,7-テトラメチル-1,3,5,7-テトラ ビニルシクロテトラシロキサンであり、これは、触媒と競合的に反応して架橋反 応を遅くする。硬化速度は、熱を適用することによって早めることができる。但 し、熱の適用によって、型とエラストマーの熱膨張特性の不整合の結果としてエ ラストマー部材の最終形状が変化してしまう。この形状における変化は、硬化を 速くするために必要な温度上昇を最低限にすることによって最小化される。理想 的な材料は、好ましくは約90℃以下の温度で、より好ましくは約60℃以下の温度 で、最も好ましくは約30℃以下の温度で約5分間未満の硬化時間を有する。 このような低い温度では、最終部品の寸法忠実度は高くなり、処理装置に対す る必要条件は少なくなる。低温と早い硬化時間によって、組みたてライン上での 処理コストまたは連続的なウェブ処理での処理コストは単純化し、抑えられる。 さらに、より低い温度および速い硬化時間は、電子構成要素自体が、ばねエラス トマーに用いる型のすべてまたは一部として役立ち、装置(より少ない型)ならび に必要な処理工程(型からのエラストマーの取り出し、在庫品の貯蔵、およびそ れに続く電子構成要素の挿入)を低減することができる。 十分に硬化した後、本発明のエラストマー部材を製造するために使用されるシ リコーン組成物は、優秀な耐応力緩和性を有する。外部の力が上述のシリコーン 組成物から形成されるエラストマー部材に適用されると、その部材には、それに 対応する反力が作用する。用語「耐応力緩和性」は、本文で使用されるように、材 料が規定の時間にわたって規定の温度で(例えば、125℃で1000時間にわたって) 実質的に変化しない適合する反力を提供することによって外部に適用される機械 力に耐えることができる能力を意味する。このため、高い耐応力緩和性を有する 材料は、実験の過程ではその機械力について最小の変化しか示さなかった。本発 明のエラストマー部材に用いる耐応力緩和性の好ましい範囲は、60%ないし80% の初期力保留性、より好ましくは、80%ないし90%の初期力保留性、および最も 好ましくは、90%以上の初期力保留性を有する。 力保留性を測定するために使用される方法は、ASTM D 395とASTM D 575の改良 版である。改良試験では、サンプルを室温まで放置して冷却しながら、締付固定 してから、固定具からサンプルを取り外した直後に、サンプルを元の圧縮可能な 撓みまで再び圧縮するために必要な力を記録する。これら、老化前のサンプルを 最初に圧縮するのに必要な力と比較する。パーセントによる力の保留性は、老化 時の値と元の値との比を求めることによって算出する 上述のように、電子コネクタに使用されるシリコーンエラストマーは、腐蝕ま たはそれ以外の方法で繊細な電子構成要素を損傷する恐れのある硬化または老化 時に、副産物を生成してはならない。本発明の目的には、非常に低い減量が、電 子コネクタがはんだリフロー手続き時に経験する温度で必要である。本発明のエ ラストマー部材は、はんだリフローに必要な温度(約245℃乃至約320℃)に加熱し たときに、約5%未満の減量、好ましくは約2%の減量を有する。 本発明は、あくまでも説明のためであり、かつ、本発明の範囲を制限すること を意味しない以下の実施例を考慮することで、さらに理解できよう。別途指示が 内限り、すべての部および百分率は、重量換算である。 例 調製例1 Karstedt触媒の調製 三口フラスコに機械的撹拌機と、還流冷却機と、温度計と、窒素パージを取付 けて、水浴させた。フラスコには、3,000部のエタノールと1,200部の1,1,3,3-ト リメチル1,3-ジビニルジシロキサンを充填してから、5分間窒素でパージした。 600部のヘキサクロロ白金酸をその溶液に添加し、混合物を酸が実質的に溶解す るまで撹拌した。1,800部の重炭酸ナトリウムをさらに5分間かけて添加した。 水浴を60℃に加熱してから、2.5時間撹拌した。冷却後、溶液を濾過し、150部の エタノールで洗浄し、6,000部のジメチルビニルシロキシを末端とするポリジメ チルシロキサンを含むフラスコに移した。フラスコを回転蒸発器に配置し、減圧 が0.5-1.0mmHgに達するまで45℃でストリッピングして、約2.3-3.0%の白金濃度 を有するKarstedtタイプの触媒溶液を得た。 調製例2-7 配合 原触媒組成物と原架橋剤組成物を、Rossダブル遊星形ミキサー中の以下の成分 と組み合わせて、60分間30rpmで表P1に記載の減圧下で混合することによって調 製した。 以下の略語は、表P1の他、以下の表P2にも適用する。 2 「LMWポリシロキサン」= 約2Pa・sの粘度を有するY-7942 ビニルジメチル シロキシを末端基とするポリジメチルシロキサン、Witco Corp.,OSi Specialti es Group,Danbury,Ctから入手可能。 3a 「白金触媒」 = 調製例1の白金触媒溶液。 3b 「白金触媒」 = 調製例1の白金触媒溶液と同様の溶液であるが、2.0Pa・ sのポリマーを0.3Pa・sの代わりに用いた。 4a 「架橋剤」 = 約24乃至38mPa・sの粘度と約0.2重量%のヒドリドを有する 有機水素ポリシロキサン、Witco Corp.,OSi Specialties Group,Danbury,Ctから 入手可能。 4b 「架橋剤」 = 約50乃至70mPa・sの粘度および約0.15重量%のヒドリドを 有する有機水素ポリシロキサン、3M,St.Paul,MNから入手可能。 5 Witco Corp.,OSi Specialties Group,Danbury,CtからSilwet L-77の商品指定 で入手可能な界面活性剤。 6 「微晶質シリカ」 = Unimen Specialty Minerals,Cairo,ILから商品指定I msil A-25で入手可能なミネラルシリカ充填剤。 7 「DVTMDS」 = 1,1,3,3-テトラメチル-1,3-ジビニルジシロキサン、硬化時 間抑制剤、United Chenmical Technology,Inc.,Bristol,PAから入手可能。 8 シリカ充填剤、Degussa Corp,Dublin,OHから、商品指定Sipernat D-13で入手 可能な表面処理沈降シリカ。 9 「顔料」 = Ferro Corp.,South Plainfield,NJから商品指定V-1232で入手 可能な青色顔料ペースト。 10 「顔料」 = Ferro Corp.,South Plainfield,NJから商品指定SV-2608で入 手可能な緑色顔料ペースト。 11 「顔料」 = DAY-GLO Color Corp.,Cleveland,OHから、商品指定AX-13-5 で入手可能なRocket Red顔料。 調製例8-12 配合 原触媒組成物と原架橋剤組成物を、Rossダブル遊星形ミキサー中の以下の成分 を組み合わせて、表P2に記載するように減圧下で60分間30rpmで混合することに よって調製した。調製例13 成形および注型による造形 調製例2の等しい量の触媒組成物と基礎組成物を、Kenics静的ミキサーを備え た二液型シリンジ(すなわち、本質的に等しい直径を有する2つの並列バレルを 有するシリンジ)の個別のバレルに入れた。Kenics静的ミキサは、左ピッチと 右ピッチが交互の一連の短い螺旋要素に固定される環状パイプから成る。中央の 要素の螺旋設計によって、横方向の流れがパイプの軸に垂直な平面に生じる。そ の結果として2つの成分の半径方向の混合が達成される。Kenics静的ミキサの流 体力学の完全な説明は、Stanley MiddlemanによるFundamentals of Polymer Pro cessingの327ページと328ページから知ることができる。 混合された化合物は、静的ミキサの先端から0.100インチ(0.254cm)の幅と0.10 0インチ(0.254cm)の深さと6インチ(15.2cm)の長さを有し、その6インチ×0.10 0インチの面に沿って空中に対して開放されたキャビティを有するプラスチック の型に直接小分けした。材料を放置して5分間硬化した。材料が硬化した後、型 を開いて、硬化されたエラストマー部分を取り出した。 調製例14 注型による造形 調製例2の等しい量の触媒組成物と基礎組成物を、Kenics静的ミキサーを備え た二液型シリンジ(すなわち、本質的に等しい直径を有する2つの並列バレルを 有するシリンジ)の個別のバレルに入れた。 混合された化合物は、静的ミキサの先端から0.120インチ(0.305cm)の深さと4 インチ(10.2cm)の正方形の寸法を有し、その上面沿って空中に対して開放された キャビティを有するプラスチックの型に直接小分けした。プレスで平坦な面を上 面に対して押し付けることによってその上面を平坦化した後、材料を5分間放置 して硬化した。材料が硬化した後、型を開いて、硬化されたエラストマー部分を 取り出した。 調製例15 過剰成形による組成物の加工 例13で形成される硬化サンプルを、0.100インチ(0.254cm)の幅と、0.200イン チ(0.508cm)の深さと6インチ(15.2cm)の長さを有し、その6インチ×0.100イン チの面に沿って空中に開放されたキャビティを有するプラスチックの型に挿入し た。調製例8の等しい量の触媒組成物と基礎組成物を、Kenics静的ミキサ ーを備えた二液型シリンジの個別のバレルに入れた。混合化合物は、静的ミキサ ーの先端からキャビティに直接、例13から得られたサンプル上に小分けされた。 化合物をより初期の硬化サンプルと接触させて、5分間型に入れて放置して硬化 した。材料が硬化し終わった後、錯体エラストマー部分を注型キャビティから取 り出した。2つのエラストマーは、お互いに優秀な接着力を示した。 性能例1 配合物2-12の熱老化性能 各配合物(2-12)のエラストマーサンプルを例14の調製例の手順に従って調製し た。この後で、応力緩和実験以下のように各サンプルに対して実施した。 応力緩和試験手順(各サンプル対して実施、図5A-5Bを参照のこと) 1.エラストマーサンプル400を以下のサイズに切断した:幅=0.150インチ(3.81 mm)、高さ=0.120インチ(3.048mm)、長さ=0.500インチ(12.7mm)。 2.エラストマーを2つの補剛板402、404の中心に置いた。11.1 1b(5.03kg)の力 を達成するために必要な圧縮間隔Coを、高さ方向にエラストマー400を圧縮する ことによって測定した。これは、Larson Systems,Inc.,Minneapolis,MNから入手 可能なSuper DHTばねテスターを用いて行われた。 3.2セットのシム406、408を選んだ。それぞれ厚さCoに等しかった。 4.エラストマーを板402、404の中央に置いて、シムのセット406、408をエラス トマー(図5B参照のこと)の各端に沿って配置し、試験固定具405を提供した。上 部板402を一組のねじ404を用いて下部板404にしっかりと取付けた。シム406、40 8を使用して、板402、404の問の間隔をステップ2で測定した間隔Coに設定した 。上部板については、補剛板402、404は、アルミニウムであり、上部板について は、2.1インチ(5.3cm)の長さと、0.35インチ(0.89cm)の厚さと、0.5インチ(1.3c m)の幅を有し、下部板については、2.1インチ(5.3cm)の長さと、0.5インチ(1.3c m)の厚さと、0.5インチ(1.3cm)の幅を有していた。 5.エラストマーは、125℃のオーブンで1ヶ月かけて応力緩和試験固定具内で老 化された。 6.応力緩和試験固定具をオーブンから取り出して、圧縮しながら室温に冷却し た。 7.試験固定具をはずして、エラストマーサンプル400を取り出した。 8.老化したエラストマーを元の間隔Coまで再度圧縮し、それによって印加され る力を測定した。 9.保持されるパーセントの力を、以下の式を用いて算出した。 F老化/F初期x100%,式中、F初期=11.1lb(5.03kg) これらの配合物の性能データを表P3に記載する。上述のように急速にシリコー ンエラストマー配合物を硬化することで、優秀な耐応力緩和性を示すことがわか る。このシリーズの性能は、125℃で4週問応力緩和による老化後、79%乃至92 %の力保留性にわたる範囲であった。性能例2は、複数の市販の注型可能なシリ コーンエラストマー配合物について得られるデータを示す。 性能例2 市販の注型可能な配合物の熱老化性能 各市販の配合物のエラストマーサンプルを、製造業者が推奨する硬化スケジュ ールを用いて置換しながら、調製例14の手順に従って調製した。この後で、応力 緩和実験を性能例1と同じ方法で実施した。これらの配合物についての性能デー タは、表P4に記載した。これらのシリコーンエラストマーは、本発明に開示され る配合物の耐応力緩和性を示さなかった。性能例3 空中でのはんだリフロー時のガス発生 空気はんだリフロー処理を模倣するために、調製例2の室温硬化エラストマー 配合物のサンプルを、Perbkin-Elmer Series 7 Thermal Analysis Systemを用い てTGA(熱重力測定分析法)で試験した。 サンプルは、試験前に焼付けされていなくて、かつ、乾いていないように形成 されものについて試験した。TGA(100℃/分で245℃に急速加熱)によって測定した ところ、245℃リフローで2分間に0.15重量%しか損失しなかったが、これは湿 気の損失によるものと思われる。4分後、0.63重量%を損失した。 第2のサンプルについては、5℃/分での力学的TGA時に、サンプルが200℃に達 するときまでに0.45重量%を損失した。約1.5重量%は、350℃で損失し、 350℃を超えた場合に限り、サンプルは評価できる減量を示し始めた。例えば、5 00℃での減量は15%である。 これらのデータは、電子装置に用いるエラストマーを維持する必要がある温度 範囲にわたって優秀な熱安定性を示す。 性能例4 不活性雰囲気でのはんだリフロー時のガス発生 不活性(窒素)はんだリフロー処理を模倣するために、室温硬化からエラストマ ー配合物2のサンプルを性能例3に記載されたようにTGAで試験した。 サンプルは、試験前に焼付けされていなくて、かつ、乾いていないように形成 されものについて試験した。約0.094重量%を1時間の窒素パージ中に損失した が、これは、エラストマーからの湿気の蒸発によるものと思われる。わずか0.16 重量%を、TGA(100℃/分で245℃に急速加熱)を用いる窒素シミュレーションでの 245℃リフローで損失した。これは湿気の損失によるものと思われる。4分後、0 .53重量%を損失した。 第2のサンプルについては、1時間の窒素パージ中に、約0.098重量パーセン トを損失したが、これは、エラストマーからの湿気の蒸発によるものと思われる 。その後に行われた5℃/分での力学的TGA時に、0.37重量%がサンプルを200℃に 達するときまでに損失した。わずか1.8重量%しか、380℃で損失せず、350℃を 超えた場合に限り、サンプルは評価できる減量を示し始めた。例えば、500℃で の減量は10%である。 これらのデータも、電子装置に用いるエラストマーを維持する必要がある温度 範囲にわたって優秀な熱安定性を示す。 本文に記載される具体的な実施例は、本発明の範囲を決して制限するものでな いことは理解されよう。本発明のその他の変更は、上述の説明から考えれば、当 業者には明らかであろう。これらの説明は、本発明を明確に開示する実施例の特 定の例を提供するものである。従って、本発明は、説明される実施例、あるいは 、特定の要素、寸法、材料またはそれに含まれる構成に制限されるものではない 。 請求の範囲の精神および範囲内に含まれるすべての代替的な修正および変更は、 本発明に含まれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レイレク,ロバート・エス アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 硬化組成物から形成される力耐性部材(12)を含む電子アセンブリ(10)であ って、 a)分子あたり平均で少なくとも2つの不飽和官能基を含む付加硬化性シリコー ンポリマーと、 b)分子あたり平均で少なくとも2つのシリコーン-水素結合を含む架橋剤と、 c)触媒とを含み、前記触媒が、約30℃の温度で約1時間未満内に組成物を硬化 することができるのに十分な量で存在する、電子アセンブリ。 2. シリコーンポリマーの官能基が、ビニル、アリル、1-ヘキセニルおよびシ クロヘキセニルからなる群から選択される、請求項1記載の電子アセンブリ。 3. 前記架橋剤が、有機水素シラン、有機水素シクロポリシロキサンおよび有 機水素ポリシロキサンからなる群から選択される、請求項1記載の電子アセンブ リ。 4. 前記触媒が、白金、パラジウムおよびロジウムから成る群から選択される 成分を含む、請求項1記載の電子アセンブリ。 5. 硬化組成物から形成される力耐性部材(12)を含む電子アセンブリ(10)であ って、 a)分子あたり平均で少なくとも2つの不飽和官能基を含む付加硬化性シリコ ーンポリマーと、 b)分子あたり平均で少なくとも2つの珪素-水素結合を含む架橋剤とを含み、 前記架橋剤が、有機水素シラン、有機水素シクロポリシロキサンおよび有機水素 -ポリシロキサンからなる群から選択され、かつ、架橋剤の量が、予備硬化組成 物が約4:1乃至約1:1のSiH:官能基の比で1つのアルキルを有し、 c)Karstedt触媒が、約200:1未満のPt:F比を提供するために十分な量で存在 する、電子アセンブリ。 6. 前記触媒が、約75:1未満のPt:F比を提供するために十分な量で存在する 、請求項5に記載の電子アセンブリ。 7. 前記硬化組成物が、改良ASTM-395手順に従って測定して少なくとも75%の 力保留性を有する、請求項5に記載の電子アセンブリ。 8. 前記触媒が、約30℃の温度で約10分未満で組成物を硬化することができる のに十分な量で存在する、請求項5に記載の電子アセンブリ。 9. 電子アセンブリ(110)であって、 楔様の雄型部材(120)と前記雄型部材に取付けられる第1の電子構成要素(122) を含み、前記第1の電子構成要素が、少なくとも1つの第1の電気接触部位(124 )と、前記電子構成要素と雄型部材の間にエラストマー部材(13)を含み;前記雄 型部材を受容するように構成されるソケット様雌型部材(112)と前記雌型部材に 取付けられる第2の電子構成要素(116)とを含み;前記第2の電子構成要素が、 少なくとも1つの第2の電気接触部位(118)を含み;前記雄型部材が、前記雌型 部材に挿入されるときに、前記エラストマー部材が前記第1の電子構成要素と前 記第2の電子構成要素の間の電気的相互接続を維持するように付勢され;前記エ ラストマー部材が硬化組成物を含む、電子アセンブリであって、 a)分子あたり平均で少なくとも2つの不飽和官能基を含む付加硬化性シリコ ーンポリマーと、 b)分子あたり平均で少なくとも2つの珪素-水素結合を含む架橋剤と、 c)約30℃の温度で約1時間未満で組成物を硬化することができるのに十分な 量で存在するKarstedt触媒と、を含む電子アセンブリ。 10.第1の表面(334)と第2の表面(336)とを有するマトリックス(332)であっ て、前記マトリックスが、 a)分子あたり平均で少なくとも2つの不飽和官能基を含む付加硬化性シリコ ーンポリマーと、 b)分子あたり平均で少なくとも2つの珪素-水素結合を含む架橋剤と、 c)Karstedt触媒とを含む硬化室温硬化性シリコーン組成物を含み、前記組成 物が、約30℃の温度で約1時間未満で硬化することができるマトリックス、およ び、 第1の電子構成要素(310)と第2の電子構成要素(320)の間に電気的および熱的 相互接続の少なくとも一方を提供するための前記マトリックス中の伝導性粒子 (342)を含む、伝導構造体(300)。
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