JP2001508575A - ソフトウェア更新マネージャ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ユーザーのコンピュータ（100）に在るソフトウェアをチェックする／アップデートする方法と装置は、グラフィカルユーザーインターフェース（GUI）を利用する。GUI（16）により、ユーザーが、どのようなソフトウェアがコンピュータに存在するかを知らずに、リモートサーバ（14）から、テキストファイルをダウンロードし、リモートサーバ（14）上のソフトウェアがユーザーのコンピュータ（100）に含まれているか否かを調べることが可能になる。ユーザーは、また、GUI（16）により、新しいまたはアップデートされたプログラムをダウンロードしそして自動的にインストールすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】 ソフトウェア更新マネージャ 技術分野 本発明はソフトウェアに関するものであり、より詳細にはソフトウェアを更新 することに関するものである。 背景技術 グラフィックスを多用するソフトウェアアプリケーションプログラムが、増大 している。例えば、ビデオゲームやビジネスソフトウェアは、しばしば大量の２ 次元（2-D）及び３次元（3-D）のグラフィックスを用いる。これらのプログラム の、増大したグラフィックスの部分をサポートするために、ユーザのビデオディ スプレイのドライバソフトウェアは、益々複雑になって来ている。 しかしながら、ソフトウェアアプリケーションのグラフィックスの部分が増大 するにつれ、それらのユーザのディスプレイドライバソフトウェアは、しばしば 、その増大したグラフィックスをサポートできない、旧バージョンのものになっ てしまう。そのより複雑なグラフィックスアプリケーションを動作させるために は、ディスプレイのドライバソフトウェアを取り替えたり更新したりしなければ ならない。 ソフトウェアベンダーは、新しい特徴をサポートしたり、ソフトウェアのバグ を手直しするために、しばしば、既存のソフトウェアの更新バージョンをリリー スする。例えば、ディスプレイドライバソフトウェアの製造者は、より複雑な、 2-Dや3-Dのグラフィックスアプリケーションをサポートする、これらのディスプ レイドライバの新しいバージョンをリリースする。しかしながら、ユーザは、利 用可能なソフトウェアの新しいバージョンを知らない場合が良くある。このため 、現在のユーザは、特定のソフトウェアベンダーが更新したソフトウェアを彼ら に直接知らせてくることに依存しなければならない。 これに代えて、多くのベンダーは、ソフトウェアの新しい改訂の予定や、度々 、実際に行われた改訂に関する情報を、インターネットのウェブサイトのような オンラインシステムを利用してリリースする。このようなオンラインによるリリ ー スの欠点は、多くのユーザがベンダーのウェブサイトから利用できる情報に気が つかないことである。ウェブサイトからのソフトウェアの更新のリリースの別の 欠点は、それらがかなり熟練したユーザを想定していることである。第一に、ユ ーザは、ベンダーのウェブサイトを見つけることができなければならず、かつ、 ユーザのパーソナルコンピュータ（PC）で現在動作しているプログラムのバージ ョンを特定できなければならない。次に、そのユーザは、そのPC上のソフトウェ アが「ダウンレブ(down rev)」であるか否か、即ち、現在利用可能なプログラム より旧バージョンであるか否かを決定できなければならない。最後にそのユーザ は、ソフトウェアをダウンロードしてPCのハードディスクにインストールするた めに、しばしば一連の複雑なステップを処理できなければならない。このような 処理方法の問題点は、多くのユーザがこれに不慣れで熟練しておらず、それらの ステップを実行できないことである。この方法のさらなる問題点は、新しいソフ トウェアがシステムをクラッシュさせてしまう可能性を恐れて、多くのユーザー が、いかなるソフトウェアもハードディスクにダウンロードすることを躊躇する 点である。 発明の開示 コンピュータで現在使用されているソフトウェアが最新のものであるか否かを 、ユーザが簡便に決定することができるようにするシステムの必要性が存在する 。 また、簡単な方法でユーザのコンピュータのソフトウェアが更新されかつそこ に新しいソフトウェアをダウンロードすることができる、システムも必要である 。 これら及びその他の必要性は、ソフトウェアをチェックして更新する方法と装 置を提供する、本発明により満たされる。本発明は、ユーザが、グラフィッカル ユーザインターフェース（GUI）により、ユーザのコンピュータが特定のソフト ウェアの最新バージョンを有しているかどうかを容易に決定できる方法を提供す る。次いで、ユーザはそのGUIにより任意のバージョンのソフトウェアをダウン ロードしてインストールするかどうかを選択する。 本発明の一態様によると、コンピュータに記憶されているソフトウェアプログ ラムをチェックする方法が提供される。この方法は、遠隔地のサーバからソフト ウェアのリストを記載したファイルをダウンロードすることを含んでいる。この 方法はまた、上記のソフトウェアのリストから少なくとも一つのソフトウェアを 選択することを含んでいる。この方法はさらに、選択されたソフトウェアが、コ ンピュータシステム上に記憶されているソフトウェアと同じバージョンであるか 否かを決定するために、その選択されたソフトウェアをチェックすることを含ん でいる。 本発明の別の態様は、プロセッサにより実行される記憶された一連の命令を含 んでいる、コンピュータが読みとることができる媒体を提供する。上記の命令に より、遠隔地のサーバからソフトウェアのリストを記載したファイルが、そのプ ロセッサにダウンロードされる。また、上記の命令により、選択されたソフトウ ェアがそのコンピュータシステムに記憶されているソフトウェアと同じバージョ ンであるか否かを決定するために、その選択されたソフトウェアは、チェックさ れる。 本発明のその他の目的と利点は、以下の詳細な説明により、当業者には容易に 明らかになるであろう。図示されかつ説明されている具体例は、本発明を実施す るベストモードの例を示す。この発明は、種々の自明な細部でこの発明から逸脱 することなく、変更することが可能である。従って、図面は、単なる例と考える べきで、それらに限定されるものと考えるべきではない。 図面の簡単な説明 添付の図面においては、同じ参照番号で表示される要素は、全図において同様 の要素を表している。 第１図は、本発明を導入することができるコンピュータシステムの一例のブロ ックダイアグラムである。 第２図は、本発明の一具体例に従う、ソフトウェア更新システムのブロックダ イアグラムである。 第３図は、本発明の一具体例に従う、ソフトウェア更新定義ファイルを生成す るために用いられるステップを示す流れ図である。 第４図は、本発明の一具体例に従う、グラフィカルユーザインターフェースを 示す。 第５図は、本発明の一具体例に従うソフトウェアをチェック／更新するための 典型的なシナリオを示す流れ図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明は、以下に、インターネットに存在するクライアント／サーバ接続の例 によって、説明される。しかしながら、本発明は以下に詳しく説明されるように 、例えば、ＬＡＮやＷＡＮ又はイントラネットのような、別のネットワークにも 適用可能であることは明らかであろう。 ハードウェアの概観 第１図は、本発明の具体例を導入することができる、コンピュータシステム10 0の単純化したブロックダイアグラムである。コンピュータシステム100は、バス 110又はその他の情報コミュニケーション用のコミュニケーション媒体、及びバ ス110に結合された情報を処理するプロセッサ102を含んでいる。コンピュータシ ステム100は、さらに、ランダムアクセスメモリ(RAM)、又はバス110に結合され ていて、プロセッサ102により処理される命令及び情報を記憶しておく、他の（ メインメモリと称される）ダイナミック記憶デバイス104を含んでいる。メイン メモリ104は、プロセッサ102による命令の実行中に、一時的な変数や他の演算途 中の情報を記憶するために用いても良い。コンピュータシステム100は、読み出 し専用メモリ(ROM)、及び／又は、バス110に結合されていて、プロセッサ102の ためのスタティックな情報及び命令を記憶しておく、他のスタティック記憶デバ イス106も含んでいる。磁気ディスクまたは光記憶ディスクのような、データ記 憶デバイス108とそれに対応するディスクドライブを、情報及び命令を記憶する ためにバス110に結合しても良い。 コンピュータシステム100は、バス110に結合されているディスプレイデバイス 112を含んでいる。ディスプレイデバイスは、コンピュータのユーザに情報を表 示するための陰極線管（CRT）であっても良い。コンピュータシステム100は、さ らに、キーボード114及び、マウスのようなカーソルコントロール116を含ん でいる。 コンピュータシステム100は、また、バス110に接続された、コミュニケーショ ンインターフェース118を含んでいる。コミュニケーションインターフェース118 は、任意のコミュニケーション媒体を経由して、コンピュータシステム100が他 のデバイス／システムとコミュニケーションを行うことを可能にする。例えば、 コミュニケーションインターフェース118は、モデム又はLANへのイーサネットイ ンターフェースであっても良い。この代わりに、コミュニケーションインターフ ェース118は、コンピュータシステム100と他のデバイス／システムとの間のコミ ュニケーションを可能にする、他の任意のインターフェースであっても良い。 本発明は、コンピュータシステム100上に駐在するソフトウェアを更新するた めの、コンピュータシステム100の使用に関する。一具体例によれば、メモリ104 に記憶された命令のシーケンスを実行するプロセッサ102に応じて、ソフトウェ アチェック／更新がコンピュータシステム100により実行される。このような命 令を、データ記憶媒体108のような、コンピュータが読みとり可能な他の媒体か ら読み出して、メモリ−104に記憶させることも可能である。メモリ−104に記憶 された命令のシーケンスの実行により、プロセッサ102は、以下に記述されるよ うなプロセスのステップを実行する。これに代えて、別の具体例の場合、本発明 を実施するために、ハードワイヤードサーキットをソフトウェアと共に使用して も良い。したがって、本発明は、ハードウェアの回路とソフトウェアの特定の組 み合わせに限定されることはない。 第２図は、本発明のソフトウェア更新システム10の簡略化したブロックダイア グラムである。ソフトウェア更新システム10は、ソフトウェア更新マネージャ12 とソフトウェア更新サーバ14を含んでいる。ソフトウェア更新マネージャ12は、 クライアント側として参照されるコンピュータシステム100に駐在し、ソフトウ ェア更新サーバ14はサーバ側に駐在する。説明に用いるこの具体例では、コミュ ニケーション媒体24はインターネットである。しかしながら先に記載したように 、コミュニケーション媒体24は任意のLAN、WAN又はイントラネット接続であって も良い。 ソフトウェア更新マネージャ12は、二つのメイン部分、グラフィカルユーザイ ンターフェース（GUI）16とソフトウェア更新ライブラリ18を含んでいる。説明 に用いるこの具体例の場合、このソフトウェア更新マネージャ12は、Microsoft Windows^TMと互換なアプリケーションプログラムとして構成されており、コンピ ュータシステム100は通常のPCである。しかしながら、先に記載したように、ソ フトウェア更新マネージャ12は、任意の特定オペレーティングシステムソフトウ ェアと、任意の特定コンピュータシステム100に互換であるように設計すること ができる。 ソフトウェア更新サーバ14は、ソフトウェアコンポーネント定義ファイル20及 びソフトウェアコンポーネント記憶領域22を含んでいる。このソフトウェアコン ポーネント定義ファイル20は、周知の任意のテキストエディタにより作ることが 出来、そしてOEMメーカーが、インターネットにより、彼らが選択したソフトウ ェアコンポーネントファイルを配布する便利な方法を提供する、ソフトウェア更 新マネージャ12とのコミュニケーションをサポートする。 ソフトウェアコンポーネント定義ファイル20は、種々のソフトウェアコンポー ネントの現在最も新しいバージョンである、ソフトウェアコンポーネントファイ ルのリストを含んでいる。説明に用いるこの具体例の場合、このソフトウェアコ ンポーネント定義ファイル20は、種々のソフトウェアコンポーネントのヒストリ も含んでいる。例えば、ソフトウェアコンポーネント定義ファイル20は、ある特 定ベンダーのディスプレイドライバソフトウェアの名前と最新バージョンの番号 を、旧バージョンの番号とその日付と共に含んでいる。 このソフトウェアコンポーネント定義ファイル20は、単なるテキストファイル なので、ソフトウェア更新マネージャ12は、ソフトウェア更新サーバ14には依存 せず、任意の数のハードウェアとのコミュニケーションをサポートする。例えば 、あるOEMがあるタイプのサーバ上に第一のソフトウェア更新サーバ14を立ち上 げ、別のOEMが異なるタイプのハードウェアのサーバ上に別の第二のソフトウェ ア更新サーバ14を立ち上げることが出来る。しかしながら、このソフトウェアコ ンポーネント定義ファイル20が単純なテキストファイルとして構成されているの で、ソフトウェア更新マネージャ12はハードウェアには依存せず、 かつ第一と第二の双方の更新サーバとのコミュニケーションをサポートすること ができる。このようにして、ソフトウェア更新マネージャ12は、ユーザ又は様々 なOEMのどちらにも、特別なハードウェアを必要とせずに、種々のソフトウェア 更新サーバ14とのコミュニケーションを可能にする。 第３図は、本発明のソフトウェアコンポーネント定義ファイル20を、作成する 方法を示す単純化した流れ図である。先に論議したように、このソフトウェアコ ンポーネント定義ファイル20は、任意のテキストエディタにより作られる。 サーバ上に存在する特定のソフトウェアコンポーネントが、ステップ200で定 義される。例えば、このソフトウェア更新サーバ20は、Philips Semiconductors^TM のマルチメディアPCグループ（MPC）のようなOEMに、ソフトウェアファイルを 提供する。したがって、Philips Semiconductors^TMのMPCソフトウェア更新サー バ14に含まれる特定ソフトウェアコンポーネントのリストが、ステップ200で定 義される。 次に、ステップ200でリストされたソフトウェアコンポーネントの各々につい て、「新しいもの」("What's New")テキストファイルがステップ202で定義され る。説明に用いるこの具体例の場合、「新しいもの」のテキストファイルは、特定 ソフトウェアコンポーネントのヒストリを記述している。例えば、このファイル は、バージョン番号とリリースの日付を含む、特定コンポーネントの全ての旧バ ージョンに関する情報を含むことが出来る。ステップ204では、例えば、各ソフ トウェアコンポーネントに対しファイル転送プロトコル（ftp）ルートからサブ ディレクトリを識別することにより、ソフトウェア更新サーバ14上の位置が定義 される。旧バージョンのソフトウェアコンポーネントを含む全てのソフトウェア コンポーネントファイルが、ソフトウェアコンポーネント記憶領域22に記憶され る。 次にステップ206で、各ソフトウェアコンポーネントのバージョンが定義され る。このステップでは、各特定ソフトウェアコンポーネント毎の、最新リリース のOEMの製品バージョンが識別される。ステップ208では、ソフトウェアコンポー ネントファイルのバージョンチェックの方法が定義される。このステップでは、 バージョンをチェックすべきファイルの数、バージョンチェック方法及びバージ ョンチェック方法パラメータの定義が含まれている。 例えば、このバージョンチェック方法は以下のいずれかを含むことができる： 1）ローカルファイルのサイズと時間及び日付スタンプのチェック、2）ファイル に埋め込まれたバージョン情報のチェック、3）システムレジストリの指定され たエントリ内に含まれるストリングの比較、4）初期化ファイルで指定されたス トリングの比較、または特定プログラムが存在しかつそれが最新版であるか否か を決定するために、ソフトウェアファイルを比較するのに用いられる他の方法。 方法１（ローカルファイルのサイズと時間及び日付スタンプのチェック）の場 合、プロセッサ102は、ソフトウェアコンポーネント定義ファイル20からのソフ トウェアコンポーネントのファイルのサイズと時間及び日付スタンプを、コンピ ュータシステム100に記憶されている、対応するファイルのサイズと時間及び日 付と比較する。このファイルサイズは、普通は32ビットの数として規定され、時 間は、ストリングHH：MM：SSで規定される（ここでHHは時間、MMは分、SSは秒を 表す)。日付はファイルの修正日の日付で、ストリングDD／MM／YYYYで規定され 、ここでDDは日を表し、MMは月を表し、YYYYは年を表す。プロセッサ102は、そ のソフトウェアのバージョンが同じかどうかを決定するために、ソフトウェアコ ンポーネント定義ファイル20から上記の情報を引き出し、コンピュータシステム 100に記憶されている、対応するファイルの同じ情報と比較する。例えば、もし ファイルサイズが異なっていれば、コンピュータシステム100は、そのソフトウ ェアコンポーネントのダウンレブバージョンを有していることになる。 方法２（バージョン情報のチェック）の場合、プロセッサ102は、そのソフト ウェアファイルに埋め込まれたバージョン情報の構造をチェックする。一般にWi ndows^TMのアプリケーションプログラムでは、バージョン情報はファイルの中に 含まれている。ソフトウェアコンポーネント定義ファイル20から得られる、この ファイルバージョンのバージョン情報構造ファイルは、コンピュータシステム10 0上のバージョンが最新版であるか否かを決定するためのストリングの比較に使 用される。 方法３（レジスタエントリ）の場合、プロセッサ102は、システムレジストリ の指定されたエントリを、コンピュータシステム100上のバージョンが最新版か 否かを決定するための比較として用いることを許可する。 方法４（初期化エントリ）の場合、プロセッサ102は、指定された初期化ファ イルの部分アイテムを、コンピュータシステム100上のバージョンが最新版か否 かを決定するための基本ストリングの比較として用いることを許可する。 上記の方法のいずれもが、種々のソフトウェアコンポーネントが存在するか否 か、及びコンピュータシステム100上に保存されているソフトウェアが最新版か 否かを決定する方法を提供する。これに代えて，ファイルが同じであるか否かを 決定するために、ファイルを比較する他の如何なる方法を、本発明で用いても良 い。さらに、上述の各方法は、ソフトウェアコンポーネント定義ファイル20から のソフトウェアコンポーネントに対応するファイルが、コンピュータシステム10 0上に存在するか否かを、先ず決定する。これにより、ソフトウェア更新マネー ジャ12が、新しいソフトウェアコンポーネントをソフトウェア更新サーバ14から 得ることが可能であるか否かを決定することが可能になる。 次にステップ210で、各ソフトウェアコンポーネント毎にダウンロードすべき ファイルの数が決定される。例えば、ソフトウェアコンポーネント１は二つのフ ァイルを含むことが出来、ソフトウェアコンポーネント２は４つのファイルを含 むことが出来る。ステップ212では、各ソフトウェアコンポーネントの解凍方法 が決められる。例えば、ソフトウェアコンポーネントファイルは、ソフトウェア コンポーネントのインストールを可能とする前に実行されるべきファイルを要求 することが出来る、自己抽出型のzipファイルとして、圧縮することができる。 これに代えて、解凍が必要でない場合には、ステップ210で決められた個々の各 ファイルは、別々にダウンロードされるであろう。 ステップ214で、各ソフトウェアコンポーネントのインストール方法が決めら れる。例えば、あるソフトウェアコンポーネントをインストールするには、指定 されたインストールファイルを動作させること、または自己抽出型のインストー ルファイルを実行することが必要であるかもしれない。 以上のことは、インターネットによりソフトウェアを配布することをサポート するために、あるOEMがソフトウェア更新サーバ14をセットアップするステッ プである。あるOEMがソフトウェアコンポーネントを更新するときには、ソフト ウェア更新定義ファイル20が新しいソフトウェアのバージョンを表示するために 更新される。一般的に、これには、ステップ202で「新しいもの」情報を更新す ること、ステップ206でソフトウェアコンポーネントのバージョンを修正するこ と及びそのソフトウェアファイルをソフトウェアコンポーネント記憶領域22にコ ピーすることが含まれる。しかしながら、新しいソフトウェアの更新には、新し いソフトウェアコンポーネントの種々のパラメータに応じて、ステップ200-214 の何れか又は全てを実行する必要があるかもしれない。同様に、あるOEMがソフ トウェア更新サーバ14にある新しいソフトウェアコンポーネントを追加するとき には、そのソフトウェアコンポーネント定義ファイル20は、第３図に示された手 続きにより、その新しいソフトウェアコンポーネントを含むように、テキストエ ディタにより修正される。 オプションとして、ソフトウェア更新サーバ14を管理維持するために、ソフト ウェアツールを使用しても良い。このツールにより、ソフトウェア更新サーバ14 を管理維持する者が、ソフトウェアコンポーネント定義ファイル20内のテキスト フォーマット（コンマ、スペース等）に注意を払わなくても済むことが可能にな る。このツールは、そのソフトウェア更新サーバ14を保守する者に、テキストプ ロンプトにより新しいバージョン情報や、新しいソフトウェアファイルを書き込 む簡単な方法を提供する。このツールは、自動的に、そのソフトウェア更新定義 ファイル20をフォーマットし、ソフトウェアコンポーネント記憶領域22に新しい バージョンを記憶させ、古いバージョンをアーカイヴする。 上に議論した方法により、個々のOEMは、ソフトウェア更新マネージャ12をサ ポートし、かつインターネットにより彼らが選択したソフトウェアコンポーネン トを配布する、ソフトウェア更新サーバ14をセットアップすることができる。先 に説明したように、様々な0EMがインターネットにより、既にソフトウェアを配 布している。しかしながら、ユーザは、しばしば、ソフトウェアをダウンロード するのに必要な、複雑な操作を実行することが出来ず、またコンピュータシステ ム100上のソフトウェアが旧バージョンであるか否かすら、決定することができ ない。 ソフトウェア更新マネージャ12は、ユーザのコンピュータシステム100にイン ストールされているソフトウェアコンポーネントが更新を必要とするか否かを決 定し、かつ新しいコンポーネントが利用可能か否かを決定する簡単で便利な方法 をユーザに提供する。ソフトウェア更新マネージャ12は、必要に応じ、コンピュ ータシステム100のソフトウェアを更新するための簡単な方法も提供する。 ソフトウェア更新マネージャ12は、ソフトウェア更新の手続きを簡単にする、 グラフィカルユーザインターフェース（GUI）16を含んでいる。説明に用いるこ の具体例の場合、GUI16は、ソフトウェアをチェックし更新するための、直截で 簡単な方法をユーザに与える、使用が簡単なアイコンを含んでいる。別の具体例 では、ソフトウェアを更新するために、ユーザインターフェースを、グラフィッ クスのアイコンの代わりに又はそれと共に、種々のテキストプロンプトで構成す ることも出来る。さらに、説明に用いるこの具体例では、GUI16はディスプレイ1 12上に表示される。 ソフトウェア更新ライブラリ18は、GUI16と共に動作して、ユーザのソフトウ ェアをチェック／更新するのに必要なプロセスを提供する。説明に用いるこの具 体例の場合、ソフトウェア更新ライブラリ18は、記憶デバイス108上に駐在し、 プロセッサ102がソフトウェアのチェック／更新を実行するための命令を提供す る。ユーザは、ソフトウェアを更新する作業を実行するために、内部で進行して いるプロセスを理解する必要はない。さらにユーザは、ソフトウェアをチェック ／更新するのに必要なステップを実行するために、そのOEMのウェブサイトの場 所や、コンピュータシステム100上で使用している種々のソフトウェアのバージ ョンを知っておく必要もない。 第４図は、本発明の具体例に用いられた、対話型GUI16の例である。GUI16及び ソフトウェア更新ライブラリ18を生成するために用いられるこのようなプログラ ムのステップは、この分野の通常の技術を有する者であれば、ここに記述された 機能から決定することができるので、ここでは記述しない。 GUI16は、プログラムファンクションバー40及びソフトウェアコンポーネント 更新リストボックス60を含んでいる。説明に用いるこの具体例では、プログラム ファンクションバー40は、検証42、更新44、アーカイヴ46、新しいもの48、 詳細50及びセットアップ52、のボタンを含んでいる。しかしながら、本発明の趣 旨から逸脱することなく、ボタンをさらに付加しても良く、あるボタンを他のボ タンにより入れ替え、またはあるボタンを除去しても良い。 これらのボタンを起動したときに、各ボタンにより実行される機能が、以下に 詳細に記述されている。これらのボタンは、通常のマウス操作(カーソルをボタ ン上に置きマウスをクリックする)、又はキーボード操作（カーソルをボタン上 に置き「改行」を押す）により、起動される。 検証ボタン42は、ソフトウェア更新サーバ14にある遠隔地のソフトウェアコン ポーネントと、ユーザのコンピュータシステム100上に駐在する、ローカルのソ フトウェアコンポーネントの間の検証を実行する。検証は、ソフトウェアコンポ ーネント定義ファイル20から決定されるように、あるソフトウェアコンポーネン トがダウンレブ（現在利用可能なソフトウェアより古いバージョンである）か否 か、又は単にインストールされていないか否か、を決定することを含む。ユーザ は、以下に詳述するセットアップメニューのオプションを選択することにより、 どのソフトウェアコンポーネントを検証するのか、又は全てのソフトウェアコン ポーネントを検証するのか指定する指示を行うであろう。通常、以下に記述され る標準的なモデムでの接続により、選択したソフトウェア更新サーバ14に接続さ れた後、更新が必要な又はコンピュータシステム100にインストールされていな い任意のソフトウェアコンポーネントが、ソフトウェアコンポーネント更新リス トボックス60にリストアップされ、ユーザは更新するソフトウェアコンポーネン トを選択することが出来る。 更新ボタン44は、ソフトウェアコンポーネント更新リストボックス60に表示さ れた新しいソフトウェアコンポーネントを更新／インストールするための機能を 、実行する。この機能は、上記の検証機能を実行した後に、ソフトウェアコンポ ーネント更新リストボックス60から必要なソフトウェアコンポーネントを選択す ることにより、実行される。必要なコンポーネントの選択は、カーソル116又は キーボード114のコントロールにより、行われる。 アーカイヴボタン46は、ソフトウェア更新サーバ14上に存在する、各ソフトウ ェアコンポーネント毎の、アーカイブバージョンのリストを表示する機能を実 行する。アーカイブされたソフトウェアは、記憶デバイス108にダウンロードさ せることができるし、過去にリリースされたソフトウェアコンポーネントのバー ジョンをインストールするためにも使用することができる。 アーカイヴボタン46は、新しいソフトウェアにバグがあり、コンピュータシス テム100で適切に動作しない場合に特に役に立つ。例えば、あるディスプレイド ライバの新しいバージョンが、ビデオゲームを適切に動作させない（即ちグラフ ィックスが働かない）とか、又は他のどこかで望ましくない作用をしたりするこ とがある。このような場合、ユーザはディスプレイドライバを元ののバージョン に戻したり、又は何れかの旧バージョンに戻したりしなければならない。旧バー ジョンをダウンロードすることは、ソフトウェアコンポーネント更新リストボッ クス60から必要なバージョンを選択することにより、行われる。次いで、アーカ イヴされた旧バージョンは、ソフトウェアコンポーネント記憶領域22から検索さ れ、そしてユーザにダウンロードされる。 新しいものボタン48は、ソフトウェア更新サーバ14により提供される時系列の 情報を表示し、選択されたソフトウェアコンポーネントの現行と、その前のバー ジョンを記述する機能をもつ。ある特定ソフトウェアコンポーネントに対して、 検証機能が既に実行されている場合には、新しいもの機能は、ダウンレブである と決定されたソフトウェアコンポーネントについての情報を、ソフトウェアコン ポーネント更新リスト60に表示する。これに代えて、もしソフトウェア更新サー バ14上の任意のソフトウェアコンポーネントに対して検証機能がまだ実行されて いない場合には、この新しいもの機能は、ソフトウェア更新サーバ14上のソフト ウェアコンポーネントに関する情報を表示する。 この機能は、そのソフトウェアコンポーネントが、ダウンロードすべき望まし いソフトウェアコンポーネントであるか否かを、ユーザが決定するのをサポート する。例えば、ユーザは、ソフトウェアコンポーネント更新リストボックス60か ら、オペレーティングシステムソフトウェアの新しいバージョンが入手可能であ ることを知ることが出来る。しかしながら、ユーザが、この新しいバージョンが 多くのバグを含んでいることを知っていて、それ故このバージョンをインストー ルしたくないことがある。 詳細ボタン50は、詳細なバージョンチェックのレポートと、バージョン比較プ ロセスの間にチェックされた全てのファイルの詳細とを表示するように機能する 。この機能は、検証機能を実行した後に、ソフトウェアコンポーネント更新リス トボックス60からソフトウェアコンポーネントを選択することにより、実行可能 となる。この機能は、又、今既にあるソフトウェアを入れ替えるかどうかの決定 に対し、ユーザをサポートする。新しいものボタン48で論議したように、あるソ フトウェアがコンピュータシステム100に問題を起こすかもしれないということ をユーザが知っている場合、ユーザはそのバージョンをダウンロードしないと決 定するかもしれない。 セットアップボタン52は、セットアップのプロパティフォームを呼び出すため に機能する。セットアップボタン52が押し下げられると、あるセットアップのプ ロパティフォームが表示される。このセットアップのプロパティフォームは、以 下のページを含む。 1）接続ページ： このページは、遠隔地のソフトウェア更新サーバ14への接続パラメータが、形 成されることを許可する。この接続パラメータは、サーバネームと、インターネ ットサーバへのベースFTPユニフォームリソースロケーター（URL）又はLANサー バ上のディレクトリとを含んでいる。これらのパラメータは、OEMカスタム化キ ットを用いて予め作成し、インストールプログラム内に保存しておくことができ る。この方法により、多数のサーバへの多数の接続を定義することができる。 例えば、このOEMカスタム化キットは、Philips Semiconductors^TMや、Microso ft^TM及びCompaq^TMなどのような、ソフトウェアベンダーのリストを含むことが出 来る。これらのベンダーのインターネットソフトウェア更新サーバ14のアドレス は、予め記憶されている。これにより、あるユーザが、コンピュータシステム10 0のhilips Semiconductors^TMのソフトウェアの状況をチェックしたいときには、 そのユーザはフィリップスのソフトウェア更新サーバ14を選択する。これに代え て、あるユーザが、コンピュータシステム100のMicrosoft^TMのソフトウェアの状 況をチェックしたいときには、そのユーザはマイクロソフトのソフトウェア更新 サーバ14を選択する。デフォルトのURLは、任意の特定ウェ ブサーバを指定するように、作成することができる。説明に用いるこの具体例で は、このデフォルトのURLは、Philips Semiconductors^TMのMPCウェブサーバに指 定されている。接続時には一つのソフトウェア更新サーバ14しか選択されないよ うにすることも出来るが、ソフトウェア更新マネージャ12を、多数のソフトウェ ア更新サーバ14に接続することも可能である。 2）ダウンロードプロパティページ： このページは、ソフトウェア更新サーバ14からダウンロードされるファイルが 存在しているフォルダを指定する。ダウンロードフォルダは、（図示しない）エ ンプティボタンを用いて、空にすることができる。 3）オプションプロパティページ： このページは、ユーザが、ソフトウェア更新サーバ14に対する動作のオプショ ンを選択することを可能にする。このオプションの例には、次のものが挙げられ る。 ａ）全てのソフトウェアコンポーネントを検証するか、又はユーザにリストか ら検証するコンポーネントを選択させるかのオプション、 ｂ）ソフトウェアコンポーネントの自動インストールを無視するオプション、 即ち、ダウンロードと解凍のみを行い、そのソフトウェアコンポーネントのイン ストールはユーザが手動操作で行うオプション、 ｃ）インターネットアドレスへの接続時のタイムアウト時間を秒で予め設定し ておくオプション、 ｄ）種々のユーザインターフェースコンポーネントに関する、ツールの使い方 を表示するためのオプション。 4）セキュリティプロパティページ： このページは、ユーザが、ディジタル的に署名されたソフトウェアコンポーネ ントをチェックすることを、可能にしたり不可能にする。例えば、様々なソフト ウェアに、ユーザの現有ファイルを破壊するであろうウィルスが、含まれている 可能性が、ユーザには気に掛かることであろう。この様な場合、ユーザは、これ らのソフトウェアコンポーネントを認証する認証機構を稼動させる。説明に用い るこの具体例の場合、ソフトウェア更新マネージャ12は、そのソフトウェアを 検証するために、Microsoft Authenticode^TMにより既にある認証プロセスを使用 する。この代わりに、そのユーザにダウンロードされるであろうソフトウェアの 認証には、如何なる認証機構も使用することが出来る。 4）言語プロパティページ： このページは、言語（英語、スペイン語、フランス語等）の選択を可能にする 。このソフトウェア更新マネージャ12は、ユーザとの任意の言語でのコミュニケ ーションをサポートするように、構成することができる。選択された言語は、GU I16での全ての表示に用いられるであろう。 第５図は、コンピュータシステム100上のソフトウェアをチェック／更新する ために用いられる典型的なシナリオを示す、流れ図である。以下のシナリオは、 コンピュータシステム100の電源がオンになっており、動作中であることを前提 としている。ステップ300で、ユーザが検証ボタン42を押す。プロセッサ102は、 この入力を処理し、そしてステップ302で、コミュニケーションインターフェー ス118を介してインターネットによりソフトウェア更新サーバ14に接続させる。 説明に用いるこの具体例の場合、コミュニケーションインターフェース118はモ デムであり、ソフトウェア更新サーバ14への接続は電話線を経由するものである 。セットアップ機能により設定された時間内に、Philips Semiconductors^TMのソ フトウェア更新サーバ14へのデフォルトの接続がなされると仮定する。一度接続 が設定されると、ソフトウェア更新サーバ14はソフトウェア更新定義ファイル20 をダウンロードする。接続状態は、GUI16の（図示されていない）ステイタスバ ーに表示される。ファイルがダウンロードされている間、（図示されていない） ファイルダウンロード進捗インジケータも表示される。接続プロセス又はダウン ロードプロセスの間に、何らかのエラーが発生した場合、エラーメッセージがGU I16に表示される。このエラーメッセージは、予め定めた時間表示されるように プログラムされている。ステップ302でソフトウェアコンポーネント定義ファイ ル20が完全にダウンロードされると、ソフトウェア更新マネージャ12は、ソフト ウェア更新サーバ14に記憶されたソフトウェアコンポーネントを、ソフトウェア コンポーネント更新リストボックス60内に表示する。 ステップ304で、ユーザは、カーソルコントロール116により、ソフトウェアコ ンポーネント更新リスト60内にリストされた、ソフトウェアコンポーネントの特 定の一つを選択する。これに代えて、ユーザは、チェックするために全てのソフ トウェアを選択することもできる。次にステップ306で、ソフトウェアコンポー ネント定義ファイル20を、ローカルのソフトウェアコンポーネントと比較するこ とにより、コンピュータシステム100上の選択されたソフトウェアが、ダウンレ ブであるか存在しないものであるかを決定する。先に論議したように、ソフトウ ェア更新マネージャ12は、テキストエディタを用いてステップ208で指定された ソフトウェアコンポーネントのバージョンを検証する多数の方法を、サポートし ている。 プロセッサ102が、ソフトウェアコンポーネントの現在のバージョンがダウン レブであるか、又はあるソフトウェアコンポーネントがインストールされていな いと決定した場合、そのソフトウェアコンポーネントは、ステップ308で、ソフ トウェアコンポーネント更新リストボックス60に表示される。オプションとして 、ステップ310でユーザは詳細ボタン50を押す。プロセッサ102は、この入力を処 理し、検証プロセスでチェックされたファイルのリストを表示し、ユーザがその ソフトウェアコンポーネントを更新しようと決定した場合に、どのファイルが変 更されるかを表示する。 次にステップ312で、ユーザは、カーソルコントロール116を用いて特定コンポ ーネントを選択することにより、あるソフトウェアコンポーネントを更新するこ とを決定し、そして更新ボタン44を押す。プロセッサ102は、ソフトウェア更新 サーバ14に信号を送り、ソフトウェアコンポーネント記憶領域22に記憶されてい る適切なファイルをダウンロードさせ、次いで、そのソフトウェアコンポーネン トファイルを記憶デバイス108に自動的にインストールさせる。この方法により 、ソフトウェアコンポーネント定義ファイル20の情報に基づいて処理が自動的に 実行されるので、ユーザはこのインストール手続きを理解している必要はない。 しかしながら、いくつかのソフトウェアコンポーネントファイルを自動的にイン ストールさせず、ユーザがある簡単なインストール命令に従わなければならない ようにすることもできる。 このようにして、ユーザには、ソフトウェアをチェックし更新するための、一 連のとぎれない方法が提供される。さらに、ここに記載された方法と装置は、そ の処理を容易にする、多くのオプションをユーザに提供する。以上記述したよう に、ソフトウェア更新マネージャ12は、インターネットによりソフトウェアをダ ウンロードするために用いることができる。しかしながら、ソフトウェア更新マ ネージャ12は、任意のLAN、WAN又はイントラネットにより、情報をダウンロード するために用いることもできる。 例えば、ソフトウェア更新マネージャ12を、ある製品のリリースを会社内でス テージするために、用いることが出来る。社内のユーザは、そのソフトウェア製 品が開発されているときに、テストをするためにあるプログラムのステージされ たリリースを、受け取ることができる。LANサーバを、ソフトウェア更新サーバ1 4として構成することが出来る。この方法により、LANのソフトウェア更新サーバ 14を介して、社内のユーザが、テスト目的で最新バージョンを容易に入手するこ とが可能となるであろう。そのソフトウェアでの実際の販売のためのリリースが 可能になると、そのソフトウェアは、インターネットによる利用が可能なソフト ウェア更新サーバ14上に置くことが出来る。 ソフトウェア更新マネージャ12は、選択されたソフトウェアコンポーネントを 定期的に更新するようにする、オプションのスケジューラを含んでいる。このス ケジューラは、ダウンレブのソフトウェアに対して、およびオフピーク時にダウ ンロードされるべきソフトウェアに対して、自動的かつ定期的なチェックを可能 にし、これによりこのシステムはさらにユーザフレンドリになる。このオプショ ンのスケジューラは、ソフトウェア更新マネージャ12の「静粛モード」（"quiet mode")での動作を可能にする。このモードの場合、ソフトウェア更新マネージ ャ12は、起動してあるソフトウェア更新サーバ14に接続し、あるソフトウェアコ ンポーネントの検証を実行し、その検証の結果をログファイルに記録する。この ログファイルは、そのユーザが次にソフトウェア更新マネージャ12を動作させた ときに読まれるか、又はGUI16により、更新を必要とするかもしれないソフトウ ェアコンポーネントが保留されていることを表すアイコンを、ユーザに表示する 。ユーザは、このようにして、任意のコンポーネントファイル を更新することができる。 ソフトウェア更新マネージャ12は、ログインを要請するソフトウェア更新サー バと共に用いることもできる。例えば、あるソフトウェア更新サーバを、更新さ れたソフトウェアに金を支払うユーザに対してのみ、そのソフトウェアをダウン ロードするように構成することが出来る。このような状況の場合、実際にソフト ウェアをダウンロードする前に、ユーザにパスワードを入力するよう指示するこ とも出来る。 以上、ソフトウェアをチェックし更新する方法と装置が記述された。本発明の 利点は、ソフトウェアのチェックと更新の双方の継ぎ目のない連続した方法が、 ユーザに提供されることである。ユーザは、彼らのコンピュータで現在使用中の ソフトウェアのバージョンを知っておく必要が無く、複雑な如何なるインストー ル手続きも行う必要もない。本発明のその他の利点は、更新されたソフトウェア を入手するために、ユーザがそのソフトウェアベンダーのウェブサイトのアドレ スを知っている必要がないことである。本発明のさらなる利点は、新しいソフト ウェアに問題がある場合には、そのソフトウェアの前のバージョンを再現させる ことが可能なことである。 この開示では、本発明の望ましい具体例のみが図示され記述されているが、先 に述べたように、本発明はその他の種々の組み合わせ及び状況において用いるこ とができ、ここに表現された発明の趣旨の範囲内で、変形したり修正したりする ことができることは理解されるべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 記憶されているソフトウェアプログラムを含むコンピューターシステム において、 リモートサーバから、ソフトウェアコンポーネントのリストを有するファイ ルをダウンロードし、 ソフトウェアコンポーネントの前記リストから少なくとも第一番目のソフト ウェアコンポーネントを選択し、そして、 当該第一番目のソフトウェアコンポーネントが前記コンピューターシステム に記憶されているか否かを決定するために、前記選択された第一番目のソフト ウェアコンポーネントをチェックする、 前記ソフトウェアプログラムをチェックする方法。 ２． 当該第一番目のソフトウェアコンポーネントが、コンピューターシステ ムに記憶されているか否かの表示を示すステップを、さらに、有する請求項１ の方法。 ３． 当該第一番目のソフトウェアコンポーネントが前記コンピューターシス テムに記憶されていないとの、当該チェックするステップの決定に基づいて、 前記リモートサーバから当該第一ソフトウェアコンポーネントをダウンロード するステップを、さらに、有する請求項２の方法。 ４． 当該ダウンロードされた第一番目のソフトウェアコンポーネントを前記 コンピューターシステムに自動的にインストールするステップを、さらに、有 する請求項３の方法。 ５． 当該ダウンロードされたファイルに含まれる制御情報に基づいて、当該 第一番目のソフトウェアコンポーネントを解凍しかつインストールするステッ プを、さらに、有する請求項３の方法。 ６． 前記ダウンロードファイルに含まれる制御情報に基づいて、当該第一番 目のソフトウェアコンポーネントをチェックするステップを、さらに、有する 請求項１の方法。 ７． 前記チェックするステップが、 当該第一ソフトウェアコンポーネントのファイルサイズ、時間および日付ス タンプを、前記コンピューターシステムに記憶されている対応するソフトウェ アコンポーネントと比較するステップと、 当該第一番目のソフトウェアコンポーネント内の指定されたストリングを、 前記コンピューターシステムに記憶されている対応するソフトウェアコンポー ネント内の前記指定されたストリングと比較するステップと、 当該第一ソフトウェアコンポーネント内に含まれるバージョンリソースを、 前記コンピューターシステムに記憶されている対応するソフトウェアコンポー ネントの前記バージョンリソースと比較するステップ の内の少なくとも一つのステップを、さらに、有する請求項１の方法。 ８． プロセッサにより実行されるときに、 リモートサーバから、ソフトウェアコンポーネントのリストを有しているフ ァイルをダウンロードするステップと、 ソフトウェアコンポーネントのリストから少なくとも第一番目のソフトウェ アを選ぶステップと、 当該少なくとも第一番目のソフトウェアコンポーネントが前記コンピュータ ーシステムに記憶されているか否かを決定するために、前記選択された第一ソ フトウェアコンポーネントをチェックするステップとを、 当該プロセッサに実行させる、複数の命令のシーケンスを有する、コンピュー タが読み出すことが出来る媒体。 ９． ソフトウェアプログラムを記憶するように構成されているメモリと、 リモートサーバと通信するように構成されている通信装置と、 前記通信装置により前記リモートサーバとの通信を確立し、 前記リモートサーバからソフトウェアコンポーネントのリストを含む ファイルをダウンロードし、 ソフトウェアコンポーネントのリストからの第一番目のソフトウェア が前記メモリに記憶されているか否かを決定し、そして、 当該第一ソフトウェアコンポーネントがメモリに記憶されていないと の、ソフトウェアをチェックするデバイスの決定に基づいて、前記リモ ートサーバから当該第一番目のソフトウェアコンポーネントをダウンロ ードする、 ソフトウェアをチェックするデバイスとを 有するコンピューターシステム。 １０． 複数のソフトウェアコンポーネントと当該ソフトウェアコンポーネント のリストを有しているファイルとを記憶するように構成されているメモリと、 リモート装置との通信を確立するように構成されている通信装置と、 前記リモート装置に前記ファイルをダウンロードし、そして、前記リモート 装置からの信号に基づいて複数のソフトウェアコンポーネントの内の第一番目 のものをダウンロードするように構成されている制御デバイスとを 有するソフトウェアサーバ。