JP2001507839A - データ入力装置 - Google Patents

データ入力装置

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JP2001507839A JP53055198A JP53055198A JP2001507839A JP 2001507839 A JP2001507839 A JP 2001507839A JP 53055198 A JP53055198 A JP 53055198A JP 53055198 A JP53055198 A JP 53055198A JP 2001507839 A JP2001507839 A JP 2001507839A
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Abstract

(57)【要約】 回転ボール1と、該ボール1の回転を検知する回転検知手段4とを有するデータ入力装置にして、少なくとも1個の第1相互作用手段2がボール1上またはボール1内の所定の位置に設けられており、少なくとも1個の第2相互作用手段3がボール回りの所定の位置に設けられており、前記第1、第2相互作用手段2;3が、ボール1を回転するに要する力が第1、第2相互作用手段2;3の間の位置的関係に依存するように、相互に作用し得るようになっていることを特徴とする装置。従って、ボールは所定の有限数の状態を占めることが出来、使用者はボールがこれら状態を占めたことを感じ、好ましくは聴取することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】 データ入力装置 [発明の分野] 本発明はデータ入力装置、特に、トラックボールのような回転ボールタイプの データ入力装置に関する。 [技術的背景と先行技術] データを電子装置に手動で入力する種々のタイプの装置は、例えばキーボード 、プッシュボタン列のように既に知られている。使用者に情報を与え使用者が電 子装置と相互作用することを助けるためにディスプレイ・スクリーンを使用する 電子装置の出現に伴い、スクリーンのハイライト部(例えば、カーソル、指針) を操作する、例えば、スクリーン上の位置へ動かすことの出来るデータ入力装置 を設けることが重要になった。良く知られたこのタイプのデータ入力装置はマウ ス(mouse)である。 マウスは一般にハウジング内に回転可能に支持されたボールを収容しており、 使用者がハウジングを動かすと、ボールはハウジングの下にある表面と摩擦接触 して支持されているから、ボールが回転する結果になる。ボールの回転は、違っ た2方向の回転を計測するセンサ要素により検知される。次いで、この2方向の ボールの運動が、2次元ディスプレイ・スクリーン上のカーソルまたは指針の運 動に変換される。 基本的に同じ原理により作動する入力装置が所謂トラックボールである。トラ ックボールもまたボールの回転を検知するハウジング内に置かれた回転可能なボ ールから成っているが、相違する点は、トラックボールの場合はハウジングが動 くのではなく、ボール自身が使用者により直接操作されることである。これはマ ウスを動き回らせるのに要する場所が要らないという利点を持つ。従って、トラ ックボールは、ラップトップ計算機等のポータブル装置のような利用空間を経済 的に使用する必要のある装置に適している。 ボールの回転運動を計測するには種々の技術が知られている。その一つは、ボ ールに接触しボールの違った回転方向を検知するローラを設けることである。ロ ーラの回転は、例えば、ローラを支持する軸に取り付けられた走査ディスクを光 学的に計測することにより検知される。 また、WO−94/22071に示されたように、ボール回転を直接計測する 光学的方法を設けることも可能である。本文献に従えば、ボールが多数の凹んだ 反射体で覆われ、ゴルフボールに似ている。光の送受信手段がボールの回りに設 けられ、ボールからの変化する反射がボールの回転を検知するのに使用されてい る。ボールは円滑に回転し得るように透明な層により被覆されている。類似の構 成がDE−3045133A1にも見られる。 さらに、回転距離を正確に計測するシステムがDE−3912354A1から 知られており、ここでは、ゼロでない角度をなして互いに交差する少なくとも2 個の永久磁石が回転ボールに設けられている。ホール(hall)センサのよう な2個の磁気センサがボール回りに設けられ、磁場の変化に基づいてボールの回 転を計測している。 上記システムの特徴は、カーソルまたは指針(pointer)をスクリーン 上の所望の点へ動かし、該点に関連する指令を選択し得るようになっており、つ いで使用者はボタンまたはキーを作動させ、装置に該指令を実行させる。この見 掛け上の利点は、視覚状態が劣化したとき、すなわち、使用者がスクリーン上に 明瞭な像を有しないとき不利になる。例えば、ポータブル電子装置を屋外で直射 日光を受けて使用する場合である。また、使用者が盲である場合もある。キーボ ードおよび押しボタン列が、単にキーを所定の位置で所定の回数押すことにより 所望の指令が実行され得るようにして盲人によっても使用可能にすることも出来 るが、一般に回転ボールタイプの入力装置は盲人による使用には適しない。 DE−4140780C2は、使用者への触覚によるフィードバックを備えた 入力装置を開示している。この入力装置はマウスに類似しているが、ただ、使用 者が手を置く領域の一部が、スクリーン上の指針の位置に応じて高さを調節され るボタン列で覆われている。かくて、使用者は列内の高くなったボタンの位置に よってスクリーン指針の位置を“触覚”することが出来る。本システムは、持ち 上げられ得るボタンが必要であり、スクリーン制御システムからのフィードバッ クが必要であるから複雑であり、さらに、大きい空間を占有する。 DE−3828416C2は電子装置を手動制御するための装置を開示してい る。本文献は、トラックボールがテープ位置を調節しスクリーン上でカーソルを 動かすのに選択的に使用されるテーププレーヤーの例を開示している。トラック ボールはボールとローラとを有し、ローラの軸がブレーキに連結されている。ブ レーキは、スクリーンから、または、テープ調節手段からフィードバックされる 情報に応じて作動され、使用者が、所定位置におけるボールの抵抗を感じ得るよ うになっている。例えば、カーソルがスクリーンの縁に到達したとき、両ブレー キが作動され、使用者が縁を“感じ”得るようになっている。前述の場合と同様 に、本装置もまた複雑であり、ブレーキは充分な空間を必要とする。 JP−62−75830は、回転ボールのためのブレーキを含むマウスを開示 している。 複雑さと所要空間とのため、これら入力装置は小型化には不適であり、歩ポー タブル装置、特にセルラホーン(cellular phone 携帯電話)の ような小寸法の装置には適用が容易でない。しかし、小さいポータブル装置の分 野は、トラックボールは4方向キーよりも所要空間が小さくてすむから、トラッ クボール入力装置を適用するのに非常に有望な分野である。これは、キーは充分 な面積と、互いの間の充分な距離とを有することが必要であり、そうしなければ 、多くのキーを同時に押す危険を冒すことなく使用者が1個の独立キーを操作す ることが困難になる。 [発明の開示] 本発明の目的は、ボールを回転させるとき、使用者がスクリーン上の指針を注 視している必要のない回転ボールタイプのデータ入力装置にして、構造簡単にし て小型化容易な装置を提供することである。 本目的は、回転ボールタイプのデータ入力装置と、ボールの回転を検知するた めの回転検知手段とを有するデータ入力装置にして、少なくとも1個の第1相互 作用手段がボール上、またはボール内の所定の位置に設けられ、少なくとも1個 の第2相互作用手段がボール回りの所定の位置に設けられ、前記第1、第2相互 作用手段が相互に作用して、ボールを回転させるに要する力が、第1、第2相互 作用手段の間の位置関係に依存するようになっていることを特徴とするデータ入 力装置により解決される。 本発明の好適実施例に従えば、第1相互作用手段はボール上の窪みであり、第 2相互作用手段は該窪みと機械的に係合するバネ要素である。他の好適実施例に 従えば、第1相互作用手段はボール内部に配置された永久磁石であり、第2相互 作用手段はボール回りに設けられた磁石である。後者の磁石は、磁場の強さが制 御出来る電磁石であることが好ましい。さらに有利な実施例が従属請求の範囲に 記載されている。 2個の相互作用手段の間の相互作用のために、使用者は不連続な状態の間のボ ールの動きを感じ、好ましくは聞くことが可能であり、これら不連続な状態は第 1、第2相互作用手段の配置により決められている。使用者が入力装置を操作し ながら感じる力は、ボール上とボール回りとの両方に設けられた要素の相互作用 から生じるのであるから、簡単にして小型な構造が達成される。 本発明は、ボールが所定の有限個の状態を占めることが出来、使用者がこれら 状態にあるボールを感じる(また、好ましくは、聞く)ことの出来る、回転ボー ルを含んだデータ入力装置を提供している。 [図面の説明] 本発明の特徴と利点とは、以下述べる本発明の実施例の詳細な説明から明らか になろう。添付の図面が参照される。 図1は、相互作用手段が機械的相互作用に基づき作動している本発明の実施例 の略図、 図2は、相互作用手段が磁気的相互作用に基づき作動している本発明の他の実 施例の略図、 図3は、図2に示すボール内に収容された磁石を保持する構造の透視図、 図4は、光学的回転検知器を使用した本発明の実施例の略図である。 [実施例の詳細な説明] 図1は本発明の第1実施例を示す。1は回転ボール、2はボール1の表面の窪 み、3はボール1の表面の窪み2と相互作用する機械的相互作用手段(係合手段 )を示し、4はボール1の回転の量を検知するための回転検知手段に関連して いる。機械的相互作用手段3はバネ32に取り付けられたボール31から成るこ とが好ましい。 回転検知手段4は回転評価回路(図示せず)に接続され、検知器4により検知 されたボール1の回転量が電気信号に変換され、該電気信号が本実施例が搭載さ れている電子装置への入力となる。図1に示す構造がハウジング(図示せず)内 に収容され、トラックボールまたはマウスのような回転ボールタイプのデータ入 力装置を構成している。 図1に示すボール1が図示の位置、すなわち、バネ32により押された小ボー ル31が窪み2内に保持されている位置から回転されたとき、使用者はある量の 機械的抵抗を感じる。他方、ボール31が所定の窪み2内に落ち込んでいないと きは、ボール1を回転させるに要する力は、ボール31が窪み2の一つ内に在る 場合に比較して小さい。また、ボール31の一つが窪み2の縁21に達すると、 ボール31は窪み2内の位置にスナップ係合する。このスナップ係合はボール1 を操作する使用者により容易に感知され得るであろうし、ボール31の該位置へ のスナップ動作が聴取可能なクリック音を生じさせることが好ましい。かくて、 使用者は回転ボール1の動きを感じ、聞くことが出来る。 機械的相互作用手段3と窪み2とが係合する状態の数は有限であり、ボール1 の表面の窪み2の数と、周辺1に沿って配置された相互作用手段3の数とに依存 して決まる。状態の数はまた、窪みと係合手段の相対的幾何学的配置、および、 窪みと係合手段とが配置されている対称性に依存して決まる。窪み2内に係合し ている相互作用手段3によりボールが保持されている状態の有限な数は、本実施 例のデータ入力手段を搭載した電子装置のディスプレイ・スクリーン上の状態の 数に対応していることが好ましい。特に、スクリーンは例えば、カーソルがスク リーン上のn個(nは整数)の位置に動かされ得るメニューを示している。この 場合、図1に示す入力装置もn個の状態を取り得ることが好ましい。この場合、 回転ボールがカーソルを或る位置から他の位置へと動かしたとき、使用者は直接 “感じ”(および聞く)ことが出来る。カーソル(または指針要素)がスクリー ン上に占め得る状態の数と、ボール1が占め得る状態の数との間の上記のような 対応は好ましいことではあるが、本発明はかかる対応に限定されるものでは決し てない。むしろ、ボール1が占め得る状態の数が、カーソルがスクリーン上に占 め得る状態よりも大きいか、または、小さいことも同様に可能である。 さらに、図1に示すボール1は表面に規則正しく配置された、すなわち、対称 形に配置された窪み2を有している。かかる配置は、ボール1がスナップして入 り込む個別の状態が、ボール1の等しい回転間隔を置いて位置するという点で有 利であるが、本発明はかかる対称配置に限定されるものではない。全く反対に、 スクリーン上のカーソルの状態の特殊な非対称配置を反映することが望ましい場 合には、ボール表面の窪みの配置も非対称形にし、回転ボール1の動きをスクリ ーン上のカーソルの動きに密接に対応させることもまた、非常に可能性がある。 また、図1は回転ボール1に対して対称に配置された2個の機械的係合手段3を 示している。しかし、ただ1個、または2個以上の機械的係合手段を設けること も同様に可能である。さらに、複数個のかかる係合手段は必ずしも対称に配置さ れる必要はない。 ボール1上の窪み2の対称な配置と、機械的係合手段のボールに関しての対称 な配置とにより、図1のシステムは6個の状態を占めることが可能であるが、図 には、ボール1の窪みの一つが、図の面から上方に向いた側面と反対側の側面に 位置しているため図示されていないことに注意されたい。 図1のボール1は、回転ボールタイプ入力装置の分野では良く知られている従 来型の軸受装置により支持されてよい。しかし、ボール1を回転可能に保持する 目的を達成するように機械的係合手段3を配置することが可能であるから、上記 のような従来型の軸受手段を有しない方が好ましい。言い換えれば、機械的係合 手段3は一方においては、窪み2と干渉することによりシステムが占める状態の 有限な数を決め、他方においては、ボール1の軸受として作用し、かくて、二重 の作用を果たしている。 本発明の他の好適実施例に従えば、回転の検知が光学的検知構造により実行さ れている。図4に示すように、光線をボール1の表面に向かわせる光案内手段8 1(または光発生手段)が設けられている。窪みは、窪み2が図4の右側に示す ように検知器82に対向して位置しているとき、案内手段81からの光が光検知 器82上に焦点を結ぶように形成されている。他方、ボール1が他の位置にある ときは、案内手段81からの光は、図4の左側に示すように、光検知器82に到 達しない。かくて、光検知器82からの信号がボール1の回転を決め、計測する ために使用され得る。光案内手段81は所望の特性をもつ既知のプラスチック材 料で作られてよく、その際、光案内手段81に光を供給する光源(図示せず)は 、例えば従来型のキーボードの照明に関連した光源でよい。しかし、図4に示す 要素81が、図示の位置において光を発生する光源、例えばLED(発光ダイオ ード)であることも同様に可能である。 かかる光学的回転計測手段は、窪み2を二重の態様で利用し得るから、本発明 において有利に使用される。窪み2は一方において、相互作用手段3(バネ)と 相互に作用し、ボールが占め得る不連続な状態を画定し、使用者がボール1を動 かすとき該状態を感じることを可能にしており、他方において、ボール1の回転 を計測するために使用出来る。相互作用手段3の前述した二重の作用(すなわち 、窪みとの干渉とボール1の保持)が窪み2の上記二重の作用と組合わされると 、特に有利な構造が得られる。しかし、光学的回転計測手段の特性は、上述した 実施例のいずれとも組合わされ得ることに注意すべきである。 窪み2と機械的相互作用手段3との間の相互作用から生じる可聴音に加え、光 検知器82の出力が、窪みが光検知器82を通過する度に、例えばピイッという ような音声信号を発生するように使用することが出来る。これはシステムの性能 を向上させる。 上記実施例は、ボール1上の窪み2を第1相互作用手段として使用し、柔軟な 係合手段3を第2相互作用手段として使用している。しかし本発明はかかる特殊 な構造に限定されるものではない。むしろ、他の実施例においては、ボール1が 窪みの代わりに突起を有し、これら突起が、ボールの周辺回りに設けられたバネ 要素と相互作用を行うようにすることも同時に可能になっている。本システムは 上述したものと同じ原理に従って作動する、すなわち、ボールは回転されるとき 、状態の不連続な数に対応してスナップ動作をなし、該状態の数は、ボール表面 上の突起の幾何学的配置と、ボール周辺回りに設けられた柔軟な要素の幾何学的 配置とから決まっている。 図2は本発明の他の実施例を示し、第1、第2相互作用手段の間の相互作用に 関して違った原理を使用している。図1と同様に、1は回転ボール、4はボール 1の回転量を検知するための回転検知手段を示す。5はボール1の内部に置かれ た永久磁石51の幾何学的配置を示す。図3は、磁石51を配置する構造5の一 例の透視図である。 61はボール1の表面に対向して設けられた永久磁石を示す。62は、電源7 1から電流を加えることにより磁場の強さを調節出来る電磁石を示す。電磁石6 2は例えば、コアー74回りに巻かれたコイル73から成る。図2はさらに、電 源71からの電流が所望の態様で制御可能であり、従って電磁石62により生じ る磁場の強さが所望の値に調節できることを象徴的に意味するスイッチ72を示 している。 図2に示した要素51、61に関しては、両要素が必ずしも永久磁石であるこ とを要しないことに注意されたい。1個の要素が永久磁石であり、他は例えば磁 気的軟鋼のような強磁性体であるだけで充分である。各要素が磁気的に相互作用 を及ぼすことだけが重要である。しかし上述したように、要素51、61が共に 永久磁石であることが好ましい。 回転検知器4は、例えば、ボールと摩擦的に係合し、ボールの回転が、ローラ が取り付けられた軸の回転に変換されるようになったローラのような機械的タイ プであってもよく、または、ボール1内に収容された磁石51が回転されたとき の磁束密度の変化をセンサにより計測するようなホール(Hall)要素または 小インダクタンス感知要素(例えばコイル)のような磁気タイプであってもよい 。さらに、図4に示したような光学的タイプであってもよい。 図2の構造は、図1のものと同じ原理に従って作動する、すなわち、ボール1 を回転させるに要する力は、ボール内の永久磁石51と、ボール回りに配置され た磁石61または62との間の位置的関係に依存する。より詳しくは、磁石の北 極と南極とが図2に示すように配置されている、すなわち、ボール1内の磁石5 1の北極がボール表面に向けられ、ボール回りに配置された磁石61の南極が前 記表面に対向しているときには、図2に示すように整列している場合、ボールを 違った位置へと回転させようとするときの機械的抵抗を生じさせている。他方、 磁石611、62、51が整列していないときは、整列位置へと回転させる力が ボールに働く。 ボール内の磁石51の方向と、ボール外の磁石61の方向とは任意であること に注意されたい。例えば、図2に示す永久磁石61が逆にされる、すなわち、北 極がボール表面に面するようにされると、磁石61と磁石51との間の相互作用 により磁石51が反発される。この結果として、2個の磁石51が磁石61から 等距離を保っているボールの安定状態(すなわち、ボールがスナップ係合してい る状態)が得られる。 図2の磁石51の配置は図1の窪み2の配置に対応している。さらに、図2の 外側磁石61、62の配置は、図1の柔軟な係合手段3の配置に対応している。 図1に関連して既に説明したように、本発明は相互作用手段の幾何学的配置のい ずれかに限定されるものではなく、磁石51、61、62は原理的に適切な方法 で自由に配置され得る。また、磁石の数も自由である。 図2に示す配置においては、1個の構造内に永久磁石61と電磁石62とが共 に使用されている。これも一つの可能性である。専ら永久磁石または電磁石を使 用することも可能である。電磁石には、磁場の強さが調節出来るという利点があ る。従って、適当な制御手段(図2のスイッチ72として概略示す)を設けるこ とにより、磁場の強さが望み通り調節され得る。例えば磁場の強さは、図2の入 力手段が搭載されている電子装置のスクリーン上の特性に応じて調節可能である 。スナップの力を、使用者が望む強さに調節することも可能である。 電磁石62の使用には他の重要な利点がある。電圧検知手段(図示せず)をコ イル73に接続させることにより、ボール1の回転を計測することが可能になる 、何となれば、通過する永久磁石51が磁束密度の変化を生じさせ、コイル73 内に電圧を誘起させるからである。従って好適実施例においては、図2に示す回 転検知装置4が除去され、ボール1の回転は電磁石62のコイル73内に誘起さ れる電圧に従って検知される。 他の好適実施例においては、電磁石73のコイル73内の電圧誘起が、例えば ピイッというような音声信号を発生させ、図1に示す構造により発生される機械 的クリック(click)音に類似して、使用者がボール1の回転を聴取し得る ように使用することも出来る。この目的のために、図2のデータ入力装置を搭載 した電子装置が拡声器および拡声器制御手段とを備える必要があり、コイル73 において計測された電圧または電圧変化が特定の条件を満たしたとき、該拡声器 制御手段が拡声器を作動させて特殊な音声信号を発信させている。 さらに他の好適実施例においては、構造5内の磁石51が磁気的硬鋼のような 磁化可能材料から作られ、磁石51は一度磁化されると永久磁石として作用する が、充分強い外部磁場を加えることにより磁化の程度を変化させることが出来る 。磁石51を磁化および/または消磁する装置としては、磁化のためにはDC磁 石が、消磁のためにはAC磁気源がある。かくて、ボール1内の独立磁石51の 磁気特性が外部から調節出来るから、“プログラム可能な”ボール1を達成する ことが可能になっている。例えば、製造中には所望の方法でボール1を磁気的に 形作ることが可能であり、ここで、形作られた一つの形態は、ボール1内の磁石 51に対する磁化の強さ、パターンを単に変化させることにより容易に変化され 得る。さらに、形態は後刻、本発明の入力手段を搭載した装置内に収容された磁 化/消磁手段により変化させることが可能である。使用者は自分の好みと、また は、自分が使用している装置とソフトウェアの要求とに応じて、ボール1の磁気 的形態を個別に調節することが出来る。 以下本発明の適用例について述べる。現今のセルラ(cellular 携帯 )電話器は一般に、使用者への情報を表示するために使用される小さいデータス クリーンを有している。かかるスクリーン発明は典型的には例えば、記憶されて おり、特定のボタンを押すことにより簡単に自動的にダイヤル出来る電話番号の リストのようなメニューを表示している。この場合使用者は、所望の電話番号に 対応するリスト上の項目へとカーソルを動かさねばならない。使用者が例えば直 射日光のためにスクリーンを見ることが出来ないが、実際上スクリーン上の項目 の位置を知っている場合には、本発明のデータ入力装置においては、使用者がカ ーソルが動くスクリーンを見ることが出来なくとも、カーソルを所望の位置へ動 かすことが出来る。例えば、使用者が所望の項目が3段下方、1段左方にあるこ とを知っている場合には、使用者は本発明のボール1を、3状態を通過したと感 じるまで下方に回転させ、ついで、ボールを1段右方へ動かす。使用者は同じく 、ボール1の移動により生じるクリック音の数を聴取し計数することが出来る。 同時に、本発明のデータ入力装置は4個の押しボタンのセツトに比較して、スク リーン上でカーソルを操作するための所要空間が節減されている。 勿論、本発明はかかる適用に限定されるものではなく、例えば、電子オーガナ イザー(electronic organizer)のようなラップトップ( 膝上)計算機、掌上計算機に、また、類似の装置に対しても使用可能である。 従って本発明は、ボールが所定の有限個の状態を占めることが出来、ボールが これら状態を占めたことを使用者が感じ、好ましくは聴取することの出来る回転 ボールを収容したデータ入力装置を提供している。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月16日(1998.11.16) 【補正内容】 クが必要であるから複雑であり、さらに、大きい空間を占有する。 DE−3828416C2は電子装置を手動制御するための装置を開示してい る。本文献は、トラックボールがテープ位置を調節しスクリーン上でカーソルを 動かすのに選択的に使用されるテーププレーヤーの例を開示している。トラック ボールはボールとローラとを有し、ローラの軸がブレーキに連結されている。ブ レーキは、スクリーンから、または、テープ調節手段からフィードバックされる 情報に応じて作動され、使用者が、所定位置におけるボールの抵抗を感じ得るよ うになっている。例えば、カーソルがスクリーンの縁に到達したとき、両ブレー キが作動され、使用者が縁を“感じ”得るようになっている。前述の場合と同様 に、本装置もまた複雑であり、ブレーキは充分な空間を必要とする。 JP−62−75830は、回転ボールのためのブレーキを含むマウスを開示 している。 複雑さと所要空間とのため、これら入力装置は小型化には不適であり、歩ポー タブル装置、特にセルラホーン(cellular phone 携帯電話)の ような小寸法の装置には適用が容易でない。しかし、小さいポータブル装置の分 野は、トラックボールは4方向キーよりも所要空間が小さくてすむから、トラッ クボール入力装置を適用するのに非常に有望な分野である。これは、キーは充分 な面積と、互いの間の充分な距離とを有することが必要であり、そうしなければ 、多くのキーを同時に押す危険を冒すことなく使用者が1個の独立キーを操作す ることが困難になる。 文献“測地線ボール(Geodesic Ball)”,研究報告No.30 3,1989年7月,頁519 XP000045833P,から、ボールの動 きが不連続な読みを与えるように、所定の数の平坦面を有する測地線ボールを使 用したマウスが知られている。これは使用者への触覚フィードバックを可能にし ている。文献“キーボード組み込み親指ボール”,IBM 技術報告ブルチン, Vol.36,No.9B,1993年9月1日,頁189 XP000397 116,は、所謂親指ボール、すなわち、小さいキーボード、棒、遠隔制御箱に 搭載可能にして、ボールの押し下げと回転運動とを検知出来るようにオンオフス イッチを組み込まれた親指サイズのトラックボールを開示している。本文献は、 ボールが回転されるとき、使用者が運動に対する抵抗を感じ得るように、親指ボ ールの使用者に力がフィードバックされることを述べている。EP−05200 89から、ボールの回転力が調節出来るマウスが知られている。本文献は、ボー ルが鉄または他の磁性材料から成るコアーと、ボールの外部のハウジング内に配 置された磁石とを有し、該磁石がボールの鉄コアーを引き付けることを述べてい る。内部コアーは、ボール力が変化し、操作者が小さいステップのボールの動き を感じるように小さい隆起またはクレーターを有していてももよい。また、本文 献は制御磁石が電磁石でもよいと述べている。 GB−2272763Aは、運動体表面に向けられるレーザーのようなコヒー レント(干渉性)放射源と、運動体表面から反射される放射と干渉して生じるレ ーザー斑点パターンのような強度パターンを検知するため配置された多数の放射 センサとを有する、運動を決める装置と方法とを述べている。本装置はマウスま たはトラックボールに対し特に有用であると述べられている。ボールが、特殊な 反射パターンを生じさせる小さい“ディンプル(窪み)”により覆われている構 造が示されている。 [発明の開示] 本発明の目的は、ボールを回転させるとき、使用者がスクリーン上の指針を注 視している必要のない回転ボールタイプのデータ入力装置にして、構造簡単にし て小型化容易な装置を提供することである。 本目的は、二重の作用を達成する要素を備えることにより構造が簡単になって いる独立請求の範囲1、7、9に記載されたデータ入力装置により解決される。 一般に本発明の実施例は第1、第2相互作用手段を有し、これら手段が、ボー ルを回転させるに要する力が第1、第2相互作用手段の間の相対位置関係に依存 するように相互に作用している。 本発明の好適実施例に従えば、第1相互作用手段はボール上の窪みであり、第 2相互作用手段は該窪みと機械的に係合するバネ要素である。他の好適実施例に 従えば、第1相互作用手段はボール内部に配置された永久磁石であり、第2相互 作用手段はボール回りに設けられた磁石である。後者の磁石は、磁場の強さが制 御出来る電磁石であることが好ましい。さらに有利な実施例が従属請求の範囲に 記載されている。 2個の相互作用手段の間の相互作用のために、使用者は不連続な状態の間のボ ールの動きを感じ、好ましくは聞くことが可能であり、これら不連続な状態は第 1、第2相互作用手段の配置により決められている。使用者が入力装置を操作し ながら感じる力は、ボール上とボール回りとの両方に設けられた要素の相互作用 から生じるのであるから、簡単にして小型な構造が達成される。 本発明は、ボールが所定の有限個の状態を占めることが出来、使用者がこれら 状態にあるボールを感じる(また、好ましくは、聞く)ことの出来る、回転ボー ルを含んだデータ入力装置を提供している。 [図面の説明] 本発明の特徴と利点とは、以下述べる本発明の実施例の詳細な説明から明らか になろう。添付の図面が参照される。 図1は、相互作用手段が機械的相互作用に基づき作動している本発明の実施例 の略図、 図2は、相互作用手段が磁気的相互作用に基づき作動している本発明の他の実 施例の略図、 図3は、図2に示すボール内に収容された磁石を保持する構造の透視図、 図4は、光学的回転検知器を使用した本発明の実施例の略図である。 [実施例の詳細な説明] 図1はデータ入力装置を示す。1は回転ボール、2はボール1の表面の窪み、 3はボール1の表面の窪み2と相互作用する機械的相互作用手段(係合手段)を 示し、4はボール1の回転の量を検知するための回転検知手段に関連している。 機械的相互作用手段3はバネ32に取り付けられたボール31から成ることが好 ましい。 回転検知手段4は回転評価回路(図示せず)に接続され、検知器4により検知 されたボール1の回転量が電気信号に変換され、該電気信号が本実施例が搭載さ れている電子装置への入力となる。図1に示す構造がハウジング(図示せず)内 に収容され、トラックボールまたはマウスのような回転ボールタイプのデータ入 力装置を構成している。 図1に示すボール1が図示の位置、すなわち、バネ32により押された小ボー ル31が窪み2内に保持されている位置から回転されたとき、使用者はある量の 機械的抵抗を感じる。他方、ボール31が所定の窪み2内に落ち込んでいないと きは、ボール1を回転させるに要する力は、ボール31が窪み2の一つ内に在る 場合に比較して小さい。また、ボール31の一つが窪み2の縁21に達すると、 ボール31は窪み2内の位置にスナップ係合する。このスナップ係合はボール1 を操作する使用者により容易に感知され得るであろうし、ボール31の該位置へ のスナップ動作が聴取可能なクリック音を生じさせることが好ましい。かくて、 使用者は回転ボール1の動きを感じ、聞くことが出来る。 機械的相互作用手段3と窪み2とが係合する状態の数は有限であり、ボール1 の表面の窪み2の数と、周辺1に沿って配置された相互作用手段3の数とに依存 して決まる。状態の数はまた、窪みと係合手段の相対的幾何学的配置、および、 窪みと係合手段とが配置されている対称性に依存して決まる。窪み2内に係合し ている相互作用手段3によりボールが保持されている状態の有限な数は、本例示 のデータ入力手段を搭載した電子装置のディスプレイ・スクリーン上の状態の数 に対応していることが好ましい。特に、スクリーンは例えば、カーソルがスクリ ーン上のn個(nは整数)の位置に動かされ得るメニューを示している。この場 合、図1に示す入力装置もn個の状態を取り得ることが好ましい。この場合、回 転ボールがカーソルを或る位置から他の位置へと動かしたとき、使用者は直接“ 感じ”(および聞く)ことが出来る。カーソル(または指針要素)がスクリーン 上に占め得る状態の数と、ボール1が占め得る状態の数との間の上記のような対 応は好ましいことではあるが、本発明はかかる対応に限定されるものでは決して ない。むしろ、ボール1が占め得る状態の数が、カーソルがスクリーン上に占め 得る状態よりも大きいか、または、小さいことも同様に可能である。 さらに、図1に示すボール1は表面に規則正しく配置された、すなわち、対称 形に配置された窪み2を有している。かかる配置は、ボール1がスナップして入 り込む個別の状態が、ボール1の等しい回転間隔を置いて位置するという点で有 利であるが、本例示はかかる対称配置に限定されるものではない。全く反対に、 スクリーン上のカーソルの状態の特殊な非対称配置を反映することが望ましい場 合には、ボール表面の窪みの配置も非対称形にし、回転ボール1の動きをスクリ ーン上のカーソルの動きに密接に対応させることもまた、非常に可能性がある。 また、図1は回転ボール1に対して対称に配置された2個の機械的係合手段3を 示している。しかし、ただ1個、または2個以上の機械的係合手段を設けること も同様に可能である。さらに、複数個のかかる係合手段は必ずしも対称に配置さ れる必要はない。 ボール1上の窪み2の対称な配置と、機械的係合手段のボールに関しての対称 な配置とにより、図1のシステムは6個の状態を占めることが可能であるが、図 には、ボール1の窪みの一つが、図の面から上方に向いた側面と反対側の側面に 位置しているため図示されていないことに注意されたい。 本発明に従えば、機械的係合手段3がボール1回転可能に保持する目的をも達 成するように配置され得るのであるから、従来型の軸受手段を有していない。言 い換えれば、機械的係合手段3は一方においては、窪み2と干渉することにより システムが占める状態の有限な数を決め、他方においては、ボール1の軸受とし て作用し、かくて、二重の作用を果たしている。 本発明の他の好適実施例に従えば、回転の検知が光学的検知構造により実行さ れている。図4に示すように、光線をボール1の表面に向かわせる光案内手段8 1(または光発生手段)が設けられている。窪みは、窪み2が図4の右側に示す ように検知器82に対向して位置しているとき、案内手段81からの光が光検知 器82上に焦点を結ぶように形成されている。他方、ボール1が他の位置にある ときは、案内手段81からの光は、図4の左側に示すように、光検知器82に到 達しない。かくて、光検知器82からの信号がボール1の回転を決め、計測する ために使用され得る。光案内手段81は所望の特性をもつ既知のプラスチック材 料で作られてよく、その際、光案内手段81に光を供給する光源(図示せず)は 、例えば従来型のキーボードの照明に関連した光源でよい。しかし、図4に示す 要素81が、図示の位置において光を発生する光源、例えばLED(発光ダイオ ード)であることも同様に可能である。 かかる光学的回転計測手段は、窪み2を二重の態様で利用し得るから、本発明 において有利に使用される。窪み2は一方において、相互作用手段3(バネ)と 相互に作用し、ボールが占め得る不連続な状態を画定し、使用者がボール1を動 かすとき該状態を感じることを可能にしており、他方において、ボール1の回転 を計測するために使用出来る。相互作用手段3の前述した二重の作用(すなわち 、窪みとの干渉とボール1の保持)が窪み2の上記二重の作用と組合わされると 、特に有利な構造が得られる。しかし、光学的回転計測手段の特性は、上述した 実施例のいずれとも組合わされ得ることに注意すべきである。 窪み2と機械的相互作用手段3との間の相互作用から生じる可聴音に加え、光 検知器82の出力が、窪みが光検知器82を通過する度に、例えばピイッという ような音声信号を発生するように使用することが出来る。これはシステムの性能 を向上させる。 上記実施例は、ボール1上の窪み2を第1相互作用手段として使用し、柔軟な 係合手段3を第2相互作用手段として使用している。しかし本発明はかかる特殊 な構造に限定されるものではない。むしろ、他の実施例においては、ボール1が 窪みの代わりに突起を有し、これら突起が、ボールの周辺回りに設けられたバネ 要素と相互作用を行うようにすることも同時に可能になっている。本システムは 上述したものと同じ原理に従って作動する、すなわち、ボールは回転されるとき 、状態の不連続な数に対応してスナップ動作をなし、該状態の数は、ボール表面 上の突起の幾何学的配置と、ボール周辺回りに設けられた柔軟な要素の幾何学的 配置とから決まっている。 図2は本発明の他のデータ入力装置を示し、第1、第2相互作用手段の間の相 互作用に関して違った原理を使用している。図1と同様に、1は回転ボール、4 はボール1の回転量を検知するための回転検知手段を示す。5はボール1の内部 に置かれた永久磁石51の幾何学的配置を示す。図3は、磁石51を配置する構 造5の一例の透視図である。 61はボール1の表面に対向して設けられた永久磁石を示す。62は、電源7 1から電流を加えることにより磁場の強さを調節出来る電磁石を示す。電磁石6 2は例えば、コアー74回りに巻かれたコイル73から成る。図2はさらに、電 源71からの電流が所望の態様で制御可能であり、従って電磁石62により生じ る磁場の強さが所望の値に調節できることを象徴的に意味するスイッチ72を示 している。 図2に示した要素51、61に関しては、両要素が必ずしも永久磁石であるこ とを要しないことに注意されたい。1個の要素が永久磁石であり、他は例えば磁 気的軟鋼のような強磁性体であるだけで充分である。各要素が磁気的に相互作用 を及ぼすことだけが重要である。しかし上述したように、要素51、61が共に 永久磁石であることが好ましい。 回転検知器4は、例えば、ボールと摩擦的に係合し、ボールの回転が、ローラ が取り付けられた軸の回転に変換されるようになったローラのような機械的タイ プであってもよく、または、ボール1内に収容された磁石51が回転されたとき の磁束密度の変化をセンサにより計測するようなホール(Hall)要素または 小インダクタンス感知要素(例えばコイル)のような磁気タイプであってもよい 。さらに、図4に示したような光学的タイプであってもよい。 図2の構造は、図1のものと同じ原理に従って作動する、すなわち、ボール1 を回転させるに要する力は、ボール内の永久磁石51と、ボール回りに配置され た磁石61または62との間の位置的関係に依存する。より詳しくは、磁石の北 極と南極とが図2に示すように配置されている、すなわち、ボール1内の磁石5 1の北極がボール表面に向けられ、ボール回りに配置された磁石61の南極が前 記表面に対向しているときには、図2に示すように整列している場合、ボールを 違った位置へと回転させようとするときの機械的抵抗を生じさせている。他方、 磁石611、62、51が整列していないときは、整列位置へと回転させる力が ボールに働く。 ボール内の磁石51の方向と、ボール外の磁石61の方向とは任意であること に注意されたい。例えば、図2に示す永久磁石61が逆にされる、すなわち、北 極がボール表面に面するようにされると、磁石61と磁石51との間の相互作用 により磁石51が反発される。この結果として、2個の磁石51が磁石61から 等距離を保っているボールの安定状態(すなわち、ボールがスナップ係合してい る状態)が得られる。 図2の磁石51の配置は図1の窪み2の配置に対応している。さらに、図2の 外側磁石61、62の配置は、図1の柔軟な係合手段3の配置に対応している。 図1に関連して既に説明したように、本発明は相互作用手段の幾何学的配置のい ずれかに限定されるものではなく、磁石51、61、62は原理的に適切な方法 で自由に配置され得る。また、磁石の数も自由である。 図2に示す配置においては、1個の構造内に永久磁石61と電磁石62とが共 に使用されている。これも一つの可能性である。専ら永久磁石または電磁石を使 用することも可能である。電磁石には、磁場の強さが調節出来るという利点があ る。従って、適当な制御手段(図2のスイッチ72として概略示す)を設けるこ とにより、磁場の強さが望み通り調節され得る。例えば磁場の強さは、図2の入 力手段が搭載されている電子装置のスクリーン上の特性に応じて調節可能である 。スナップの力を、使用者が望む強さに調節することも可能である。 本発明によれば電磁石62が使用される。電圧検知手段(図示せず)をコイル 73に接続させることにより、ボール1の回転を計測することが可能になる、何 となれば、通過する永久磁石51が磁束密度の変化を生じさせ、コイル73内に 電圧を誘起させるからである。従って本発明によれば、図2に示す回転検知装置 4が除去され、ボール1の回転は電磁石62のコイル73内に誘起される電圧に 従って検知される。 好適実施例においては、電磁石73のコイル73内の電圧誘起が、例えばピイ ッというような音声信号を発生させ、図1に示す構造により発生される機械的ク リック(click)音に類似して、使用者がボール1の回転を聴取し得るよう に使用することも出来る。この目的のために、図2のデータ入力装置を搭載した 電子装置が拡声器および拡声器制御手段とを備える必要があり、コイル73にお いて計測された電圧または電圧変化が特定の条件を満たしたとき、該拡声器制御 手段が拡声器を作動させて特殊な音声信号を発信させている。 さらに他の好適実施例においては、構造5内の磁石51が磁気的硬鋼のような 磁化可能材料から作られ、磁石51は一度磁化されると永久磁石として作用する が、充分強い外部磁場を加えることにより磁化の程度を変化させることが出来る 。磁石51を磁化および/または消磁する装置としては、磁化のためにはDC磁 石が、消磁のためにはAC磁気源がある。かくて、ボール1内の独立磁石51の 磁気特性が外部から調節出来るから、“プログラム可能な”ボール1を達成する ことが可能になっている。例えば、製造中には所望の方法でボール1を磁気的に 形作ることが可能であり、ここで、形作られた一つの形態は、ボール1内の磁石 51に対する磁化の強さ、パターンを単に変化させることにより容易に変化され 得る。さらに、形態は後刻、本発明の入力手段を搭載した装置内に収容された磁 化/消磁手段により変化させることが可能である。使用者は自分の好みと、また は、自分が使用している装置とソフトウェアの要求とに応じて、ボール1の磁気 的形態を個別に調節することが出来る。 以下本発明の適用例について述べる。現今のセルラ(cellular 携帯 )電話器は一般に、使用者への情報を表示するために使用される小さいデータス クリーンを有している。かかるスクリーン発明は典型的には例えば、記憶されて おり、特定のボタンを押すことにより簡単に自動的にダイヤル出来る電話番号の リストのようなメニューを表示している。この場合使用者は、所望の電話番号に 対応するリスト上の項目へとカーソルを動かさねばならない。使用者が例えば直 射日光のためにスクリーンを見ることが出来ないが、実際上スクリーン上の項目 の位置を知っている場合には、本発明のデータ入力装置においては、使用者がカ ーソルが動くスクリーンを見ることが出来なくとも、カーソルを所望の位置へ動 かすことが出来る。例えば、使用者が所望の項目が3段下方、1段左方にあるこ とを知っている場合には、使用者は本発明のボール1を、3状態を通過したと感 じるまで下方に回転させ、ついで、ボールを1段右方へ動かす。使用者は同じく 、ボール1の移動により生じるクリック音の数を聴取し計数することが出来る 請求の範囲 1. 回転ボール(1)と、該ボール1の回転を検知する回転検知手段(4;7 3)とを有するデータ入力装置にして、少なくとも1個の第1相互作用手段(2 ;51)がボール(1)上またはボール(1)内の所定の位置に設けられており 、少なくとも1個の第2相互作用手段(3;61;62)がボール回りの所定の 位置に設けられており、前記第1、第2相互作用手段(2;51;3;61;6 2)が相互に力を加え合って、ボール(1)を回転するに要する力が第1、第2 相互作用手段(2;51;3;61;62)の間の位置的関係に依存するように なっている装置において、前記第2の相互作用手段(3;61;62)がボール (1)を回転可能に保持する軸受を構成していることを特徴とする装置。 2. 請求の範囲第1項に記載のデータ入力装置において、前記第1相互作用手 段がボール(1)の表面に設けられた窪み(2)であり、前記第2相互作用手段 がボール(1)の表面に対向して設けられた柔軟要素(3)であり、該柔軟要素 (3)がボール(1)の表面に接触し、該表面へ向かう力を加えていることを特 徴とする装置。 3. 請求の範囲第2項に記載のデータ入力装置において、前記柔軟要素(3) がバネ装置(32)とボール装置(31)とから成り、前記ボール装置(31) がバネ装置(32)のボール(1)の表面に対向する一端に設けられ、前記バネ 装置(32)がハウジング内で圧縮され、ボール装置(31)をボール(1)の 表面に向かって押していることを特徴とする装置。 4. 請求の範囲第1項に記載のデータ入力装置において、前記第1相互作用手 段がボール(1)の表面に設けられた突起であり、前記第2相互作用手段がボー ル(1)の表面に対向して設けられた柔軟要素であり、該柔軟要素がボール(1 )の表面に接触し、該表面へ向かう力を加えていることを特徴とする装置。 (補正前の請求項5は削除) 5. 請求の範囲第2項および第2項に従属する項の何れか1項に記載のデータ 入力装置において、光案内手段(81)が光線をボール(1)の表面に向けるた めに設けられ、光検知手段(82)が、前記窪み(2)が光案内手段(81)と 光検知手段(82)に対し所定の幾何学的関係にあるとき、前記光案内手段(8 1)からの光が窪み(2)により光検知手段(82)上に焦点を結ぶようになっ ていることを特徴とする装置。 6. 請求の範囲第5項に記載のデータ入力装置において、前記光検知手段(8 2)からの出力信号がボール(1)の回転を検知するために使用されていること を特徴とする装置。 7. 回転ボール(1)と、該ボール1の回転を検知する回転検知手段(4)と を有するデータ入力装置にして、少なくとも1個の第1相互作用手段がボール( 1)上またはボール(1)内の所定の位置に設けられており、少なくとも1個の 第2相互作用手段がボール回りの所定の位置に設けられており、前記第1、第2 相互作用手段(2;3)が相互に力を加え合って、ボール(1)を回転するに要 する力が第1、第2相互作用手段(2;51;3;61;62)の間の位置的関 係に依存するようになっている装置において、 前記第1相互作用手段がボール(1)の表面に設けられた窪み(2)または突 起であり、前記第2相互作用手段がボール(1)の表面に対向して設けられた柔 軟要素(3)であり、前記柔軟要素(3)がボール(1)の表面に接触し、該表 面に向かう力を加えており、 前記回転検知手段(4)が、光線をボール(1)の表面に向ける光案内手段( 81)と、光検知手段(82)にして、前記窪み(2)または突起が光案内手段 (81)および光検知手段(82)に関して所定の幾何学的関係にあるとき、光 案内手段(81)からの光を第1相互作用手段の窪み(2)または突起の一つに より該光検知手段(82)上に焦点を結ばせるように配置されている光検知手段 とを有し、および 前記光検知手段(82)からの出力信号がボール(1)の回転を検知するため に使用されている、 ことを特徴とする装置。 8. 請求の範囲第7項に記載のデータ入力装置において、前記柔軟要素(3) がボール(1)を回転可能に保持する軸受を構成していることを特徴とする装置 。 9. 回転ボール(1)と、該ボール(1)の回転を検知する回転検知手段とを 有するデータ入力装置にして、少なくとも1個の第1相互作用手段(51)がボ ール(1)上またはボール(1)内の所定の位置に設けられており、少なくとも 1個の第2相互作用手段(61;62)がボール回りの所定の位置に設けられて おり、前記第1、第2相互作用手段(51;61;62)が相互に力を加え合っ て、ボール(1)を回転するに要する力が第1、第2相互作用手段(51;61 ;62)の間の位置的関係に依存するようになっている装置において、前記第2 磁気相互作用手段が、前記回転検知手段の一部を同時に構成しているコイルをも つ電磁石(62)であることを特徴とする装置。 10.請求の範囲第9項に記載のデータ入力装置において、前記第1磁気相互作 用手段(51)が永久磁石であることを特徴とする装置。 11.請求の範囲第10項に記載のデータ入力装置において、前記第1磁気相互 作用手段(51)が磁気的に硬い材料から成ることを特徴とする装置。 11.請求の範囲第8項または第9項に記載のデータ入力装置において、前記第 2磁気相互作用手段(61;62)が永久磁石であることを特徴とする装置。 12.請求の範囲第9〜11項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、前記電磁石(62)が、該電磁石(62)により生じる磁場の強さを制御する ための電流制御手段(71,72)に接続されていることを特徴とする装置。 13.請求の範囲第9〜12項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、前記コイル(73)が、第1磁気相互作用手段(51)の動きにより誘起され る電圧を検知するための電圧検知手段に接続されていることを特徴とする装置。 14.請求の範囲第13項に記載のデータ入力装置において、前記電圧検知手段 が、該電圧検知手段により計測された電圧が所定の条件を満足したとき可聴音声 を生じさせる指令を発する制御手段に接続されていることを特徴とする装置。 15.請求の範囲第1〜14項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、複数個の第1相互作用手段(2;51)がボール(1)の中心に関してボール (1)上、またはボール内に対称に配置されていることを特徴とする装置。 16.請求の範囲第1〜15項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、複数個の第2相互作用手段(3;61;62)がボール(1)の中心に関して 対称に配置されていることを特徴とする装置。 17.請求の範囲第1〜16項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、前記入力装置が、スクリーンを有する機器内に収容され、該機器には前記回転 検知手段(4;73)により計測されたボール(1)の動きをスクリーン上のマ ークの動きに変換するため制御手段が設けられていることを特徴とする装置。 18.請求の範囲第17項に記載のデータ入力装置において、前記第1、第2相 互作用手段((2;51;3;61;62)が、第1、第2相互作用手段((2 ;51;3;61;62)の相互作用を受けて生じるボール(1)が占め得る状 態の数が、前記マークがスクリーン上に占め得る状態の数に対応するように配置 されていることを特徴とする装置。 19.請求の範囲第1〜18項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、前記データ入力手段がトラックボールの一部であることを特徴とする装置。 20.請求の範囲第1〜19項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、前記データ入力手段がポータブル電話器の一部であることを特徴とする装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 回転ボール(1)と、該ボール1の回転を検知する回転検知手段(4;7 3)とを有するデータ入力装置にして、少なくとも1個の第1相互作用手段(2 ;51)がボール(1)上またはボール(1)内の所定の位置に設けられており 、少なくとも1個の第2相互作用手段(3;61;62)がボール回りの所定の 位置に設けられており、前記第1、第2相互作用手段(2;51;3;61;6 2)が相互に作用して、ボール(1)を回転するに要する力が第1、第2相互作 用手段(2;51;3;61;62)の間の位置的関係に依存するようになって いることを特徴とする装置。 2. 請求の範囲第1項に記載のデータ入力装置において、前記第1相互作用手 段(2;51)がボール(1)の表面に設けられた窪みであり、前記第2相互作 用手段(3;61;62)がボール(1)の表面に対向して設けられた柔軟要素 (3)であり、該柔軟要素(3)がボール(1)の表面に接触し、該表面へ向か う力を加えていることを特徴とする装置。 3. 請求の範囲第2項に記載のデータ入力装置において、前記柔軟要素(3) がバネ装置(32)とボール装置(31)とから成り、前記ボール装置(31) がバネ装置(32)のボール(1)の表面に対向する端部に設けられ、前記バネ 装置(32)がハウジング内で圧縮され、ボール装置(31)をボール(1)の 表面に向かって押していることを特徴とする装置。 4. 請求の範囲第1項に記載のデータ入力装置において、前記第1相互作用手 段(2;51)がボール(1)の表面に設けられた突起であり、前記第2相互作 用手段(3;61;62)がボール(1)の表面に対向して設けられた柔軟要素 であり、該柔軟要素がボール(1)の表面に接触し、該表面へ向かう力を加えて いることを特徴とする装置。 5. 請求の範囲第1〜4項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において、 前記第2相互作用手段(3;61;62)がボール(1)を回転可能に保持する 軸受を構成していることを特徴とする装置。 6. 請求の範囲第2項および第2項に従属する項の何れか1項に記載のデータ 入力装置において、光案内手段(81)が光線をボール(1)の表面に向けるた めに設けられ、光検知手段(82)が、前記窪み(2)が光案内手段(81)と 光検知手段(82)に対し所定の幾何学的関係にあるとき、前記光案内手段(8 1)からの光が窪み(2)により光検知手段(82)上に焦点を結ぶようになっ ていることを特徴とする装置。 7. 請求の範囲第6項に記載のデータ入力装置において、前記光検知手段(8 2)からの出力信号がボール(1)の回転を検知するために使用されていること を特徴とする装置。 8. 請求の範囲第1項に記載のデータ入力装置において、前記第1相互作用手 段(2;51)がボール(1)の内部に置かれた第1磁気相互作用手段(51) であり、前記第2相互作用手段(3;61;62)がボール(1)の表面に面し て設けられた第2磁気相互作用手段(61:62)であることを特徴とする装置 。 9. 請求の範囲第8項に記載のデータ入力装置において、前記第1磁気相互作 用手段(51)が永久磁石であることを特徴とする装置。 10.請求の範囲第9項に記載のデータ入力装置において、前記第1磁気相互作 用手段(51)が磁気的に硬い材料から成ることを特徴とする装置。 11.請求の範囲第8項または第9項に記載のデータ入力装置において、前記第 2磁気相互作用手段(61;62)が永久磁石であることを特徴とする装置。 12.請求の範囲第8項または第9項に記載のデータ入力装置において、前記第 2磁気相互作用手段(61;62)が電磁石(62)であることを特徴とする装 置。 13.請求の範囲第12項に記載のデータ入力装置において、前記電磁石(62 )が、該電磁石(62)により生じる磁場の強さを制御するための電流制御手段 (71;72)に接続されていることを特徴とする装置。 14.請求の範囲第12項または第13項に記載のデータ入力装置において、前 記電磁石(62)がコア(74)回りに巻かれたコイル(73)から成ることを 特徴とする装置。 15.請求の範囲第14項に記載のデータ入力装置において、前記コイル(73 )が、第1磁気相互作用手段(51)の動きにより誘起される電圧を検知する ための電圧検知手段に接続されていることを特徴とする装置。 16.請求の範囲第15項に記載のデータ入力装置において、前記電圧検知手段 が、該電圧検知手段により計測された電圧が所定の条件を満足したとき可聴音声 を生じさせる指令を発する制御手段に接続されていることを特徴とする装置。 17.請求の範囲第14〜16項のいずれか1項に記載のデータ入力装置におい て、前記コイル(73)が回転検知手段(4;73)を構成していることを特徴 とする装置。 18.請求の範囲第8〜17項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、前記回転検知手段(4:73)がボール(1)の表面の近傍に設けられた少な くとも1個の計測コイルから成り、該計測コイルが第1磁気相互作用手段(51 )の動きにより誘起される電圧を決めるための電圧検知手段に接続されているこ とを特徴とする装置。 19.請求の範囲第8〜17項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、前記回転検知手段(4:73)がホール(Hall)要素であることを特徴と する装置。 20.請求の範囲第8項に記載のデータ入力装置において、前記第1、第2磁気 相互作用手段(51;61;62)のいずれか一つが永久磁石であり、他が磁気 的にソフトな材料から成ることを特徴とする装置。 21.請求の範囲第1〜20項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、複数個の第1相互作用手段(2;51)がボール(1)の中心に関してボール (1)上、またはボール内に対称に配置されていることを特徴とする装置。 22.請求の範囲第1〜21項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、複数個の第2相互作用手段(3;61;62)がボール(1)の中心に関して 対称に配置されていることを特徴とする装置。 23.請求の範囲第1〜22項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、前記入力装置が、スクリーンを有する機器内に収容され、該機器には前記回転 検知手段(4;73)により計測されたボール(1)の動きをスクリーン上のマ ークの動きに変換するため制御手段が設けられていることを特徴とする装置。 24.請求の範囲第23項に記載のデータ入力装置において、前記第1、第2相 互作用手段((2;51;3;61;62)が、第1、第2相互作用手段((2 ;51;3;61;62)の相互作用を受けて生じるボール(1)が占め得る状 態の数が、前記マークがスクリーン上に占め得る状態の数に対応するように配置 されていることを特徴とする装置。 25.請求の範囲第1〜24項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、前記データ入力手段がトラックボールの一部であることを特徴とする装置。 26.請求の範囲第1〜25項のいずれか1項に記載のデータ入力装置において 、前記データ入力手段がポータブル電話の一部であることを特徴とする装置。
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