JP2001507079A - カソードスパッタリング装置 - Google Patents

カソードスパッタリング装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、真空チャンバーに取り付けることができるスパッタリングカソードによって基板に層を形成するカソードスパッタリング装置に関する。当該カソードは中心軸に関して同心状に配置された磁極片、ターゲットおよび少なくとも1つの磁石またはリング状磁石(9)を有し、分割されたヨークがスパッタリングカソードの中心軸に関して回転対称である。

Description

【発明の詳細な説明】 カソードスパッタリング装置 本発明は、スパッタリングカソード(または陰極)によって基板(または基体 )にコーティングを形成するカソードスパッタリング装置に関するものであり、 当該装置は、真空チャンバーに設けられ、磁極片、ターゲット、少なくとも1つ の磁石を含み、スパッタリングカソードが円形である場合には、後者は磁極片、 ターゲットおよび磁石に関して同心状に配置される。ターゲットのスパッタリン グカソードの形状、磁極片(pole shoe)および磁石のアレンジメント(または 配列もしくは配置)は、基板の形状に合わせることができる。 少なくとも1つの開口部を有し、当該開口部がその上にスパッタリングカソー ドを配置させることによって外部から密閉された真空チャンバー中で、プラズマ によりディスク形状の基板を静的コーティングするためのカソードスパッタリン グ装置は、既に知られている(DE 43 15 023 A1)。弾性を有する真空シー ルリングおよび環状アノードがカソードとチャンバー壁との間に設けられ、それ らは外部から開口部を放射状に密閉し、アノードはカソードと面する表面に平坦 な接触面を有する。公知のスパッタリングカソードはディスク形状の強磁性ヨー ク(継鉄)および冷却プレートから成る。ディスク形状の絶縁体がこれら両者の 間に挿入される。スパッタされるターゲットは、冷却プレートの前に配置され、 一方、環状に配置される磁石は、冷却プレートの背面のグルーブ(または溝)に 挿入される。環状に配置された磁石によって逆磁場が形成され、それは磁場の磁 力線の経路に影響を及ぼす。これにより、磁場の磁力線の経路はほぼ平行、また はレンズ形状、あるいは凸形状となる。 これに対し、本発明の目的は、最適な磁気フロー分布が得られるようにスパッ タリングカソードを構成することである。 この目的を達成するにあたり、本発明は、ヨークを対称的に分割するという基 本的な考えから出発した。円形のスパッタリングカソードの場合、分割されたヨ ークまたは2つのパーツから形成されるヨークは、スパッタリングカソードの中 心軸に関して軸対称に配置される。分割された、あるいはまたステップ状に形成 したヨークプレートは、非常に簡単な、そして費用効率の良いヨークプレートの 構成を可能とし、また、簡単な、例えば環状に配置される磁石の使用をも可能に する。磁石は例えば、リング状磁石としてではなく、正方形または矩形の磁石と して使用することができ、ヨークプレートの間に容易に設けることができる。リ ング状磁石はより複雑であり、従って、正方形または矩形の磁石よりもより高価 である。 例えば、ターゲットの下方または他のいずれかの場所に配置することができる 磁気コイルを使用することにより、プラズマを内側から外側へ放射状に移動させ 得るように、ターゲット・スペースにおける磁場に意図的に影響を及ぼす、また は当該磁場を変化させることができる。その結果、エロージョン(erosion;ま たは侵食)グルーブをターゲット上で放射状に移動させることができ、従って、 磁場を連続的に変化させることにより非常に幅の広いエロージョン・グルーブを 形成すること、または磁場を前後に段階的に切り替えることにより2つの互いに 隣り合うエロージョン・グルーブを形成することが可能である。 更に、分割されたヨークは、リング状磁石のエリアおよび可変磁場を形成する 少なくとも一部のエリアに設けることが好都合である。 本発明の装置の実施態様において、第1もしくは第2ヨークプレートのエリア 、または第1もしくは第2ヨークプレートの外周のエリアにおいて、少なくとも 環状に配置される磁石を設けることが更に可能であり、この態様において、ヨー クプレートとターゲットまたはターゲットの背面との間に少なくとも1つの環状 に配置される第1磁気コイルが設けられる。 本発明の別の態様においては、第1磁気コイルをターゲットの外周のエリアに 設け、第2磁気コイルを冷却ヘッドのエリアに設けることが好都合である。 本発明による解決手段の好ましい態様によれば、2つの磁気コイルが場合によ りターゲットの頂面(もしくは上側境界面)または背面の僅かに上方に設けられ る。 本発明において、2つの磁気コイルは第1または第2ヨークプレートおよび/ またターゲットの背面の間の横方向の同一平面に配置させることが特に重要であ る。 更に、第1および/または第2ヨークの外周のエリアに環状に配置される磁石 は、上側もしくは第2ヨークプレートと下側もしくは第1ヨークプレートとの間 、または1つの平面に配置されたヨークプレートの間に設けることが有利である 。 更に、2つの磁気コイルおよびリング状磁石はスパッタリングカソードの中心 軸に関して同心状に配置されることが有利である。 この点に関して、リング状磁石は、第1磁気コイルの外径とほぼ同じ大きさ、 またはそれよりも僅かに小さい、もしくは僅かに大きい外径を有することが好都 合である。 更に、ターゲットと少なくとも1つのヨークプレートとの間に設けられる絶縁 体および/またはターゲットに、磁気コイルを収容するリングチャンバーを設け ることが有利である。 本発明の別の態様においては、2つの磁気コイルが異なる外径を有することも また可能である。 本発明の別の態様においては、第2磁気コイルが第1磁気コイルの外径よりも 小さい外径を有することが好都合である。 更に、リング状磁石は基板に向かっているNS極性を有することが好都合であ る。 シールド手段を2つの磁気コイルの間に設けることもまた好都合である。 本発明の装置の別の態様において、シールド手段をヨークプレートの1つとタ ーゲットとの間、またはヨークプレートと基板との間に設けることが更に可能で ある。 更に、シールド手段をヨークプレートの1つおよび/または絶縁体とターゲッ トとの間に設けることが有利である。 重要な有利な態様は、2つのヨークプレートを中心軸に関して互いに間隔をあ けて、ターゲット・スペース内および/またはターゲット・スペースの外側の1 つの平面に配置させることにより達成される。 更に、2つのヨークプレートの間の距離は、リング状磁石の高さおよび/また は幅にほぼ相当することが好都合である。 更に、2つのヨークプレートが環状のプレートであること、それらの外径は異 なる寸法を有すること、ならびに/またはそれらはステップ状に配置されること が有利である。 本発明の装置の別の態様において、より小さい外径を有するヨークプレートを 冷却フィンガーおよび/または間接的もしくは直接的に中空ねじと連結させ、よ り大きい外径を有するヨークプレートを間接的もしくは直接的に磁極片と連結さ せることが更に可能である。 本発明の別の態様において、可変磁場を形成する手段は磁極片のエリアに設け ることが有利である。 本発明の解決手段の好ましい態様において、コイルに供給される電流を時間に 応じて変化させ得ることが場合により可能である。 本発明において、コイルに送られる電流またはコイルに供給される電流は、コ ントロール・カーブ(制御曲線)またはプリセットされたプログラムによってコ ントロールできること、およびこのために導線をカレント・ディバイダ(curren tdivider;または電流分割装置)を介してコンピュータと連動させることが特に 重要である。 本発明の展開またはアレンジメントに関して、第1コイルをより小さい外径を 有するヨークプレートの外周のエリアに設けること、および第2コイルを第2ヨ ークプレートの内周のエリアに設けることが好都合である。 更に、2つの環状のコイルがまたステップ状に配置されることが好都合である 。 このために、基板のエリアにおいて、ターゲット・スペース内および/または ターゲット・スペースの外側に配置されるシールド手段は、2つのコイルの間で コイルと同じ平面に配置されることが好都合である。 本発明の別の有利な態様は、少なくとも1つの回転し得る鉄芯を含む。 本発明の更なる利点および詳細は、請求の範囲および明細書において記載し、 図面において示す。 図1は、複数の同心状に配置されたコイルおよび永久磁石のリングを備えたタ ーゲットの断面図である。 図2は、ステップ状のヨークの模式図である。 図3は、磁極片および対応する磁力線を示す模式図である。 図4〜6は、種々のコイルまたはシールド手段のアレンジメントを有するステ ップ状のヨークの3種類の模式図である。 図7は、種々の鉄芯のアレンジメントを備えたステップ状のヨークの模式図で ある。 基板、例えばコンパクトディスク(CD)27上にコーティングを形成するカソ ードスパッタリング装置を図1に示す。プロセスを実施するために、スパッタリ ングカソード2は、カソードスパッタリング装置のチャンバー壁1に設置するこ とができる。カソードはディスク形状の強磁性の第1下側ヨーク21'(I)およ びそれから離れている第2または上側ヨーク21(II)を有する。第1ヨーク21' の直径は第2ヨーク21の直径よりも大きい。 図1および図2から明らかなように、2つのヨーク21、21'はステップ状の形 態で、スパッタリングカソード2の縦(または長手)方向の軸44に関して軸対称 に配置され、それらは互いに十分に間隔を置いて配置されており、この空間に、 環状に配置される磁石9もまた縦方向の軸44に関して軸対称に配置され得るよう になっており、当該空間は相応する高さを有する。この環状に配置される磁石9 はターゲット8に関してN/S極性を有する。 より小さい外径を有する内側ヨークプレート21は、間接的または直接的に冷却 フィンガー74と連結しており、より大きい外径を有するヨークプレート21’は、 間接的または直接的に磁極片14と連結している。 図3において、例えば、変化する磁場を形成する手段、または一もしくは複数 の磁気コイル76、77がヨークプレート21、21’のエリアに設けられている。 図1に示す2つの磁気コイル76、77は、ヨークプレート21’の下側水平面の下 で横方向の同じ平面に配置されている。 第1磁気コイル76はターゲット8の外周55のエリアに設け、第2磁気コイル77 は冷却フィンガーまたは冷却ヘッド74のエリアに設けてよい。2つの磁気コイル 76、77はターゲット8の頂面57または背面側40よりも僅かに上側に設けられる。 この点に関して、例えば環状に配置され、第1および/または第2ヨーク21、21 ’の外周のエリアに設けられる磁石9を、上側または第2ヨークプレート21と下 側 または第1ヨークプレート21’との間に設け、2つの磁気コイル76、77および環 状に配置される磁石9をスパッタリングカソード2の中心軸44に関して同心状に 配置すると、好都合である。 スパッタリングカソード2は更に冷却プレート7を含む。絶縁体6はヨーク21 ’と冷却プレート7との間で締着され、ねじ切りしたボルト91によって固定され る。 スパッタされるターゲット8は、冷却プレート7の前方に設けられる。内側お よび外側磁気コイル76、77を収容する1つまたは2つの環状のグルーブ86が冷却 プレート7の背面に設けられ、前記磁気コイル76、77はターゲット8の中心軸44 に関して同心状となるように配置される。 ヨークまたは絶縁体6および冷却プレート7はボルト91および冷却フィンガー 74によって固定される。絶縁体6はボルト91またはボルト73をヨークから有利に 絶縁する。 磁場を形成するための電力供給源は、導線78、79を介して磁気コイル76、77に 接続することができる。 磁石9は、磁束を導くようにヨーク21および/または21’ならびに磁極片14に 連結され、従って完全な磁気閉じ込めを形成する。 磁極片14の下端部はフランジ88を形成し、このフランジに外側マスク(または 遮蔽膜)またはアノード4が接続される。磁極片14の高さおよび/またはアノー ド4の高さは可変である。 基板27はアノード4の下端部に設けられて、ターゲット・スペース84をアノー ド4およびターゲット表面とともに包囲する。 装置全体に延び、中空のねじ20および冷却フィンガー74を収容する開口部67は 、スパッタリングカソード2の中心軸44のエリアに配置される。冷却フィンガー 74は図示されていない冷却ラインに接続することができる。 ヨークプレートを有する第2ヨーク21(II)は、中空ねじ20と接触することな く、軸方向において中空ねじ20の上端部と近接している。 第2ヨーク21(II)はフランジ22によって冷却ヘッドまたは冷却フィンガー74 の上端部に連結され、一方、第1ヨーク21'(I)は磁極片14に連結され、ボル ト73、73’によって固定することができる。 センター・マスクまたはセンター・アノード26は着脱自在に冷却フィンガー74 のねじ部分90のフロント面または下端部に連結される。センター・アノード26は ターゲット8の中央の凹部に延びており、この中央の凹部はターゲットのフロン ト面に設けられ、その下端部は外側アノード4または外側マスクとともに、基板 27をマスクするリング形状のエリアを形成する。 環状に配置される磁石9と中心軸44との間の距離は態様に応じて変化させるこ とができる。いずれの場合においても、環状に配置される磁石9は中心軸44と磁 極片14との間に設けられる。図1から明らかなとおり、シールド手段75は2つの コイル76、77の間に設けられる。更に、シールド手段75を、ヨーク21、21’のう ちの1つとターゲット8との間に設けることが可能である。シールド手段75は、 一方では、コイル76、77の鉄芯として作用してそれらの磁場を強くし、他方では 、磁場の変動を磁気コイルにより比較的小さい電流にてもたらすことができるよ うに、ターゲットのスペース84を磁石9の短絡磁力線からシールドする。このた めに、シールド手段75は、ヨークプレート21、21’の1つおよび/または絶縁体 6とターゲット8との間に設けてよい。磁石9はマグネトロンの磁場を形成する 作用をする。図3の右側において、カソードまたはスパッタリングマグネトロン の磁力線71は、ターゲットの背面に関して凸形状または平坦、あるいはほぼ平行 なコースをとっている。これはまた、有利にはシールド手段75によってもたらさ れる。そのようなアレンジメントは、非強磁性金属のターゲット、例えば金また はアルミニウムターゲットに特に適している。 2つの磁気コイル76、77は環状に配置された磁石9の僅かに下側に配置される 。環状に配置される磁石9は多数の磁石から成る単一の環状に配置された磁石で 形成され得る。 例えば、アルミニウムターゲットまたは金ターゲットとして実施され得るター ゲット8の実施態様に応じて、絶対的な磁場の強度を大きくするために、第1の 環状に配置された磁石9に加え、少なくとも1つの環状に配置された別の磁石( 図示せず)を磁石9の付近に設けることができる。 図1から明らかなとおり、外側の環状に配置された磁石は、2つの磁気コイル 76、77よりもターゲットの背面40から離れた位置にある。 図3に示す磁気コイル76、77により主磁場は変化させることができ、これらの コイル76、77は所定の極性を有し得る。図3では、中心軸44と磁石9との間の半 径R9は、図3に従って最適な磁場42を形成し得るように変化させたり、または 調節したりすることができる。 コイル76、77に供給される電流Iは時間に応じて変化し得る。コイル76、77に 供給される電流Iまたはコイルへの電流供給は、コンピュータ82にプリセットさ れたプログラムまたはコントロール・カーブによってコントロールすることがで き、このために、導線78、79はカレント・ディバイダ80を経由してコンピュータ 82と接続している(図1)。従って、ターゲットの表面に全体のスパッタリング プロセスを通じて意図的に影響を及ぼすことができ、同時に、基板27に形成され るコーティングが一定の厚さを有し、コーティングの厚さの偏差を±2%〜3% の範囲とし得ることが確保される。必要とされるコントロール・カーブは経験的 に決定され得る。従って、対応するいずれのターゲット、例えば金またはアルミ ニウムターゲットについても、電流供給に最適なコントロール・カーブを決定す ることができる。 既に言及したように、ヨークが一体でなく、分割されており、2つの個々のパ ーツ、即ち、上側および下側ヨークプレート21、21’から構成されれば特に好都 合である。その場合、これらのパーツは軸対称である2つのディスクから成り、 互いに離れていて、それらの間に少なくとも1つの磁石9を設けることができる ようになっている。 図4〜図6は、基板27にコーティングを形成するカソードスパッタリング装置 の別の態様を示し、この態様において、ヨークプレート21、21’または磁極片14 およびコイル76、77はまた異なる形態にて配し又は実施することができる。 図4において、ヨークプレート21、21’は、ステップ状となるように実施され ている。この場合、図4の上側ヨークプレートの内側エッジは中空ねじ20と連結 され、外側エッジは、環状に配置された磁石9を介して、段になっている下側の 第1ヨークプレート21’の内側エッジと連結されている。第1ヨークプレート21 ’の外側エッジは磁極片14と連結している。 第2コイル77よりも大きな直径を有する第1コイル76は上側ヨークプレート21 の上方において、上側ヨークプレート21の外側エッジと下側ヨークプレートの外 側エッジとの間に配置される。一方、より小さい直径を有する第2コイル77は上 側ヨークプレート21の下方において、下側ヨークプレート21’の内側エッジと中 空ねじ20との間に配置される。この装置の残りのアレンジメントは、図1の装置 のアレンジメントに相応する。 図5の実施態様においても、ヨークプレート21、21’は分割されており、それ らはまた、異なる直径を有するリング形状のヨークプレート21、21’として実施 される。その場合、両方のヨークプレートは、装置のベースに関して水平であり 、中心軸44と直交する平面に配置されている。 リング状磁石9は2つのヨークプレート21、21’の間に設けられている。 2つの環状に配置されたコイル76、77はシールド手段75を囲み、図5では、タ ーゲット・スペース84に配置されている。 図6の実施態様は、2つのリング状磁気コイル76’、77’を有する第2シール ド手段75’が図5と同じアレンジメントでターゲット・スペース84の外側に配置 されていることに関して、図5の実施態様とは異なる。 2つの磁気コイル76、77または76’、77’を有する、ターゲット・スペース84 のシールドプレート75またはターゲット・スペース84の外側のシールドプレート 75’は、意図的にそしてより最適に磁場をコントロールする作用をする。従って 、磁束線のレンズ形状(磁場42参照)がコントロールされる。図3のようなレン ズ形状の磁場42を形成することにより、ターゲット8に、有効ガス原子、例えば アルゴン原子をスパッタリングチャンバーにおいてイオン化する作用をする電子 の閉じ込めがもたらされる。電子は磁場によってターゲット8の上方に保持され 、それらは最適な方法でアノードへ流れることができず、従って、イオン化プロ セスに数倍貢献する。従って、一定のコーティング厚さを基板27の表面で達成 することが更に確保される。 この説明したアレンジメントによれば、そして電流−時間関数(f(I)=I(t) )を考慮すれば、最適な一定のコーティング厚さが達成される。既に言及したよ うに、このアレンジメントにおいて、電流はターゲットの表面に応じて変化させ られる。種々の電流をコイル76、77に供給することにより、ターゲット表面41の 上 方でプラズマを放射状に変位させ得る。このことは、プラズマがターゲット8の 表面に関して左または右のどちらかに変位させられることを意味する。従って、 基板27の表面コーティングは、しっかりと方向付けられてスパッタされ、または 成長する。 ヨークプレート21、21’をステップ状に形成することにより、非常に簡単な、 費用効率のよい全体的なカソードの構成が得られ、簡単な環状に配置される磁石 を使用することもできる。磁石は、例えば、リング状磁石ではなく、正方形また は矩形の磁石に形成することができ、ヨークプレート21および21’の間に容易に 設けることができる。リング状磁石はより複雑であり、従って、正方形または矩 形の磁石よりもより高価である。 図4において、コイル76、77は、図5および6の実施態様のコイルよりも、タ ーゲット8から離れたところに配置される。従って、図1のコイルは図5および 図6の態様のコイル76、77よりも大きくする必要があり、当該コイルには、より 多くの電流を供給する必要がある。図1によれば、プラズマは他の実施態様と同 じ程度に変位させることができ、その場合、図1のエネルギーの所要量は僅かに 高い。 個々のコイルは種々の程度にコントロールすることができ、それらは実施態様 に応じて結合してもしなくてもよい。例えば、コイル76、77は直列に接続してよ い。 既に言及したように、ターゲットの下方または他の場所に配置して磁気コイル を用いることにより、プラズマが内側から外側へ放射状に変位し得るように、タ ーゲット・スペースにおいて磁場を意図的にコントロールし、そして変化させ得 ることは好都合である。従って、エロージョン・グルーブをターゲット上で半径 方向に変位させることが可能である。その結果、一方では、連続的に磁場を変化 させることによって非常に幅の広いエロージョン・グルーブを形成することがで き、他方では、磁場を前後に段階的に切り替えることによって互いに隣合う2つ のエロージョン・グルーブを形成することが可能である。 時間に関して変化する磁場を静磁場に追加することによって(またはこれらの 2つの磁場を重ねることによって)、一定のコーティング厚さが達成され得る。 この可変磁場はコーティング厚さをコーティングサイクルの間、最適化する作用 をする。このために、経験的に決定される電流−時間関数が、例えばDE−B− 196 54 000においてより詳細に記載されているように、決定される。 ターゲット・スペース84に設けられる図5および図6のコイル76、77は、ター ゲット・スペースにおける磁場をコントロールする作用を主にする。ターゲット ・スペース84の外側の磁場をコントロールするために、図6では、追加のコイル 76’、77’およびシールドプレート75’が設けられている。 この実施態様においても、ヨーク21、21’を中心軸44に関して垂直に分割する ことができる。従って、磁石9は磁束が中空ねじ20および磁極片14の間で良好に 分布するように配置され得る。従って、ターゲット・スペース84において一様な 水平方向の磁場を得ることができる。既に言及したように、この磁場は意図的に コイル76、77によってコントロールすることができる。 図7は、軸44を中心として回転可能な4つの鉄芯83、85、92および93のアレン ジメントの実施態様を示す。鉄芯85の回転保持手段94を模式的に示す。180° 回転した後の鉄芯の位置を破線で表し、83’、85’、92’および93’で示す。本 発明の範囲内においては、当該鉄芯を所望の数だけ設けることができるが、1つ または2つの鉄芯が好ましい。図示した軸44を中心とする鉄芯の回転によって、 ターゲット8の表面のエリアにおける磁場は、時間に応じて変化させられ、極め て均一なコーティング厚さおよび高いターゲットの利用率を達成するために最適 化される。 図7の実施態様において示すように、ヨーク21、21’はまた、分割され軸対称 に配置される。更に、例えばリング状磁石9のエリアにおいて、可変磁場を形成 できる少なくとも1つの磁気コイル(図示せず)を更に設けてもよい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年1月25日(1999.1.25) 【補正内容】 更に、2つのヨークプレートが環状のプレートであること、それらの外径は異 なる寸法を有すること、ならびに/またはそれらはステップ状に配置されること が有利である。 本発明の装置の別の態様において、より小さい外径を有するヨークプレートを 冷却フィンガーおよび/または間接的もしくは直接的に中空ねじと連結させ、よ り大きい外径を有するヨークプレートを間接的もしくは直接的に磁極片と連結さ せることが更に可能である。 本発明の別の態様において、可変磁場を形成する手段は磁極片のエリアに設け ることが有利である。 本発明の解決手段の好ましい態様において、コイルに供給される電流を時間に 応じて変化させ得ることが場合により可能である。 本発明において、コイルに送られる電流またはコイルに供給される電流は、コ ントロール・カーブ(制御曲線)またはプリセットされたプログラムによってコ ントロールできること、およびこのために導線をカレント・ディバイダ(curren tdivider;または電流分割装置)を介してコンピュータと連動させることが特に 重要である。 本発明の展開またはアレンジメントに関して、第1コイルをより小さい外径を 有するヨークプレートの外周のエリアに設けること、および第2コイルを第2ヨ ークプレートの内周のエリアに設けることが好都合である。 更に、2つの環状のコイルがまたステップ状に配置されることが好都合である 。 このために、基板のエリアにおいて、ターゲット・スペース内および/または ターゲット・スペースの外側に配置されるシールド手段は、2つのコイルの間で コイルと同じ平面に配置されることが好都合である。 本発明の別の有利な態様は、少なくとも1つの回転し得る鉄芯を含む。 本発明の更なる利点および詳細は、請求の範囲および明細書において記載し、 図面において示す。 図1は、複数の同心状に配置されたコイルおよび永久磁石のリングを備えたタ ーゲットの断面図である。 図2は、ステップ状のヨークの模式図である。 図3は、本発明に従って得られる磁場の磁力線のコースの模式図である。 図4〜6は、種々のコイルまたはシールド手段のアレンジメントを有するステ ップ状のヨークの3種類の模式図である。 図7は、種々の鉄芯のアレンジメントを備えたステップ状のヨークの模式図で ある。 基板、例えばコンパクトディスク(CD)27上にコーティングを形成するカソ ードスパッタリング装置を図1に示す。プロセスを実施するために、スパッタリ ングカソード2は、カソードスパッタリング装置のチャンバー壁1に設置するこ とができる。カソードはディスク形状の強磁性の第1下側ヨーク21'(I)およ びそれから離れている第2または上側ヨーク21(II)を有する。第1ヨーク21' の直径は第2ヨーク21の直径よりも大きい。 図1および図2から明らかなように、2つのヨーク21、21’はステップ状の形 態で、スパッタリングカソード2の縦(または長手)方向の軸44に関して軸対称 に配置され、それらは互いに十分に間隔を置いて配置されており、この空間に、 環状に配置される磁石9もまた縦方向の軸44に関して軸対称に配置され得るよう になっており、当該空間は相応する高さを有する。この環状に配置される磁石9 はターゲット8に関してN/S極性を有する。 より小さい外径を有する内側ヨークプレート21は、間接的または直接的に冷却 フィンガー74と連結しており、より大きい外径を有するヨークプレート21’は、 間接的または直接的に磁極片14と連結している。 図3において、例えば、変化する磁場を形成する手段、または−もしくは複数 の磁気コイル76、77がヨークプレート21、21’のエリアに設けられている。 図1に示す2つの磁気コイル76、77は、ヨークプレート21’の下側水平面の下 で横方向の同じ平面に配置されている。 第1磁気コイル76はターゲット8の外周55のエリアに設け、第2磁気コイル77 はターゲット8の内周54のエリアまたは冷却フィンガーもしくは冷却ヘッド74の エリアに設けてよい。2つの磁気コイル76、77はターゲット8の頂面57または背 面側40よりも僅かに上側に設けられる。この点に関して、例えば環状に配置され 、第1および/または第2ヨーク21、21’の外周のエリアに設けられる磁石9を 、 上側または第2ヨークプレート21と下側または第1ヨークプレート21'との間に 設け、2つの磁気コイル76、77および環状に配置される磁石9をスパッタリング カソード2の中心軸44に関して同心状に配置すると、好都合である。 スパッタリングカソード2は更に冷却プレート7を含む。絶縁体6はヨーク21 'と冷却プレート7との間で締着され、ねじ切りしたボルト91によって固定され る。 スパッタされるターゲット8は、冷却プレート7の前方に設けられる。内側お よび外側磁気コイル76、77を収容する1つまたは2つの環状のグルーブ86が冷却 プレート7の背面に設けられ、前記磁気コイル76、77はターゲット8の中心軸44 に関して同心状となるように配置される。 ヨークまたは絶縁体6および冷却プレート7はボルト91および冷却フィンガー 74によって固定される。絶縁体6はボルト91またはボルト73をヨークから有利に 絶縁する。 磁場を形成するための電力供給源は、導線78、79を介して磁気コイル76、77に 接続することができる。 磁石9は、磁束を導くようにヨーク21および/または21’ならびに磁極片14に 連結され、従って完全な磁気閉じ込めを形成する。 磁極片14の下端部はフランジ88を形成し、このフランジに外側マスク(または 遮蔽膜)またはアノード4が接続される。磁極片14の高さおよび/またはアノー ド4の高さは可変である。 基板27はアノード4の下端部に設けられて、ターゲット・スペース84をアノー ド4およびターゲット表面41とともに包囲する。 装置全体に延び、中空のねじ20および冷却フィンガー74を収容する開口部67は 、スパッタリングカソード2の中心軸44のエリアに配置される。冷却フィンガー 74は図示されていない冷却ラインに接続することができる。 ヨークプレートを有する第2ヨーク21(II)は、中空ねじ20と接触することな く、軸方向において中空ねじ20の上端部と近接している。 第2ヨーク21(II)はフランジ22によって冷却ヘッドまたは冷却フィンガー74 の上端部に連結され、一方、第1ヨーク21’(I)は磁極片14に連結され、ボル ト73、73'によって固定することができる。 センター・マスクまたはセンター・アノード26は着脱自在に冷却フィンガー74 のねじ部分90のフロント面または下端部に連結される。センター・アノード26は ターゲット8の中央の凹部に延びており、この中央の凹部はターゲットのフロン ト面に設けられ、その下端部は外側アノード4または外側マスクとともに、基板 27をマスクするリング形状のエリアを形成する。 環状に配置される磁石9と中心軸44との間の距離は態様に応じて変化させるこ とができる。いずれの場合においても、環状に配置される磁石9は中心軸44と磁 極片14との間に設けられる。図1から明らかなとおり、シールド手段75は2つの コイル76、77の間に設けられる。更に、シールド手段75を、ヨーク21、21'のう ちの1つとターゲット8との間に設けることが可能である。シールド手段75は、 一方では、コイル76、77の鉄芯であってそれらの磁場を強くし、同時に、磁場の 変動を磁気コイルにより比較的小さい電流にて形成できるように、ターゲットの スペース84を磁石9の短絡磁力線からシールドする。このために、シールド手段 75は、ヨークプレート21、21’の1つおよび/または絶縁体6とターゲット8と の間に設けてよい。磁石9はマグネトロンの磁場を形成する作用をする。図3で は、カソードまたはスパッタリングマグネトロンの磁力線71は、磁力線42のよう にターゲット表面41上で凸形状のコースを、磁力線42'のようにターゲットの背 面40に関して平坦または略平行なコースをとっている。これはまた、有利にはシ ールド手段75によってもたらされる。そのようなアレンジメントは、非強磁性金 属のターゲット、例えば金またはアルミニウムターゲットに特に適している。 2つの磁気コイル76、77は環状に配置された磁石9の僅かに下側に配置される 。環状に配置される磁石9は多数の磁石から成る単一の環状に配置された磁石で 形成され得る。 例えば、アルミニウムターゲットまたは金ターゲットとして実施され得るター ゲット8の実施態様に応じて、絶対的な磁場の強度を大きくするために、第1の 環状に配置された磁石9に加え、少なくとも1つの環状に配置された別の磁石( 図示せず)を磁石9の付近に設けることができる。 図1から明らかなとおり、外側の環状に配置された磁石は、2つの磁気コイル 76、77よりもターゲットの背面40から離れた位置にある。 図3に示す磁気コイル76、77により主磁場は変化させることができ、これらの コイル76、77は所定の極性を有し得る。図3では、中心軸44と磁石9との間の半 径R9は、図3に従って最適な磁場42を形成し得るように変化させたり、または 調節したりすることができる。 コイル76、77に供給される電流Iは時間に応じて変化し得る。コイル76、77に 供給される電流Iまたはコイルへの電流供給は、コンピュータ82にプリセットさ れたプログラムまたはコントロール・カーブによってコントロールすることがで き、このために、導線78、79はカレント・ディバイダ80を経由してコンピュータ 82と接続している(図1)。従って、ターゲットの表面41に全体のスパッタリン グプロセスを通じて意図的に影響を及ぼすことができ、同時に、基板27に形成さ れるコーティングが一定の厚さを有し、コーティングの厚さの偏差を±2%〜3 %の範囲とし得ることが確保される。必要とされるコントロール・カーブは経験 的に決定され得る。従って、対応するいずれのターゲット、例えば金またはアル ミニウムターゲットについても、電流供給に最適なコントロール・カーブを決定 することができる。 既に言及したように、ヨークが一体でなく、分割されており、2つの個々のパ ーツ、即ち、上側および下側ヨークプレート21、21'から構成されれば特に好都 合である。その場合、これらのパーツは軸対称である2つのディスクから成り、 互いに離れていて、それらの間に少なくとも1つの磁石9を設けることができる ようになっている。 図4〜図6は、基板27にコーティングを形成するカソードスパッタリング装置 の別の態様を示し、この態様において、ヨークプレート21、21'または磁極片14 およびコイル76、77はまた異なる形態にて配し又は実施することができる。 図4において、ヨークプレート21、21'は、ステップ状となるように実施され ている。この場合、図4の上側ヨークプレートの内側エッジは中空ねじ20と連結 され、外側エッジは、環状に配置された磁石9を介して、段になっている下側の 第1ヨークプレート21'の内側エッジと連結されている。第1ヨークプレート21' の外側エッジは磁極片14と連結している。 第2コイル77よりも大きな直径を有する第1コイル76は上側ヨークプレート21 請求の範囲 1.磁極片(14)、ターゲット(8)および少なくとも1つの磁石またはリン グ状磁石(9)を含み、真空チャンバーに配置し得るスパッタリングカソード( 2)によって基板(27)にコーティングを形成するカソードスパッタリングの装 置であって、 (a)第1および第2ヨークプレート(21、21')が設けられ、それらはスパ ッタリングカソード(2)において内側から外側へ延在し、第2ヨークプレート (21')は外側へ最も遠くに延在しており、 (b)磁石(9)は第1および第2ヨークプレート(21、21')の間に配置さ れている ことを特徴とする装置 2.第1および第2ヨークプレート(21、21')が垂直にずらされている請求 の範囲第1項に記載の装置。 3.第1および第2ヨークプレート(21、21')が1つの平面に配置されてい る請求の範囲第1項に記載の装置。 4.スパッタリングカソード(2)が円形であり、磁極片(14)ならびに第1 および第2ヨークプレート(21、21')がスパッタリングカソード(2)に関し て同心状に配置されている請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の装置。 5.可変磁場を形成する少なくとも1つの手段(76、77)または少なくとも1 つの回転可能な鉄芯(83、85、92、93)が設けられている請求の範囲第1〜4項 のいずれかに記載の装置。 6.ヨークプレート(21、21')が、リング状磁石(9)および可変磁場を形 成する少なくとも1つの手段(76、77)または少なくとも1つの回転可能な鉄芯 (83、85、92、93)のエリアに設けられている請求の範囲第5項に記載の装置。 7.少なくとも1つの環状に配置される磁気コイル(76)がターゲット(8) またはターゲットの背面(40)とヨークプレート(21、21')との間に設けられ ている請求の範囲第5項または第6項に記載の装置。 8.第1磁気コイル(76)がターゲット(8)の外周(55)のエリアに設けら れ、第2磁気コイル(77)がターゲット(8)の内周(54)のエリアに設けられ ている請求の範囲第5〜7項のいずれかに記載の装置。 9.2つの磁気コイル(76、77)がターゲット(8)の頂面(57)または背面 (40)の僅か上方に設けられている請求の範囲第8項に記載の装置。 10.2つの磁気コイル(76、77)が横方向の同じ平面に配置されている請求 の範囲第8項または第9項に記載の装置。 11.2つの磁気コイル(76、77)が、第1または第2ヨークプレート(21、 21')および/またはターゲット(8)の背面(40)の間で横方向の同じ平面に 配置されている請求の範囲第10項に記載の装置。 12.リング状磁石(9)が、上側第1(21)と下側第2ヨークプレート(21 ')との間、または1つの平面に配置されるヨークプレート(21、21')の間で、 第1ヨークプレート(21)の外周のエリアに設けられている請求の範囲第2〜1 1項のいずれかに記載の装置。 13.2つの磁気コイル(76、77)がスパッタリングカソード(2)の中心軸 (44)に関して同心状に配置されている請求の範囲第8〜12項のいずれかに記 載の装置。 14.磁石(9)が、第1コイル(76)の外径とほぼ同じ、またはそれよりも 僅かに小さいもしくは僅かに大きい外径を有する請求の範囲第7〜13項に記載 の装置。 15.磁気コイル(76、77)を収容するリングチャンバー(86)が絶縁体(6 )に設けられ、当該絶縁体はターゲット(8)と少なくとも1つのヨークプレー ト(21、21’)との間、および/またはターゲット(8)に設けられている請求 の範囲第8〜14項のいずれかに記載の装置。 16.2つの磁気コイル(76、77)が異なる直径を有する請求の範囲第8〜1 5項のいずれかに記載の装置。 17.第2磁気コイル(77)が第1リングコイル(76)よりも小さい外径を有 する請求の範囲第16項に記載の装置。 18.リング状磁石(9)が基板(27)に向けられたN/S極性を有する請求 の範囲第1〜17項のいずれかに記載の装置。 19.鉄芯(75)が2つのコイル(76、77)の間に設けられている請求の範囲第 8〜18項のいずれかに記載の装置。 20.鉄芯(75)がヨークプレート(21、21')の1つとターゲット(8)と の間、またはヨークプレート(21、21')と基板(27)との間に設けられている 請求の範囲第19項に記載の装置。 21.鉄芯(75)がヨークプレート(21、21')の1つおよび/または絶縁体 (6)とターゲット(8)との間に設けられている請求の範囲第19項または第 20項に記載の装置。 22.2つのヨークプレート(21、21')がスパッタリングカソード(2)の 中心軸(44)に関して互いに間隔を置いて配置され、ターゲット(8)および基 板(27)によって画定されたターゲット・スペース(84)内および/またはター ゲット・スペース(84)の外側の平面に配置されている請求の範囲第3〜21項 のいずれかに記載の装置。 23.2つのヨークプレート(21、21')の間の距離が磁石(9)の高さおよ び/または幅にほぼ相当する請求の範囲第1〜22項のいずれかに記載の装置。 24.2つのヨークプレート(21、21')が、異なる外径を有する、及び/ま たはステップ状に配置されている環状のプレートである請求の範囲第1〜23項 のいずれかに記載の装置。 25.より小さい外径を有するヨークプレート(21)が、スパッタリングカソ ード(2)の中央部で冷却フィンガー(74)と、および/または間接的もしくは 直接的に中空ねじ(20)と連結しており、より大きい外径を有するヨークプレー ト(21')が間接的もしくは直接的に磁極片(14)と連結している請求の範囲第 1〜24項のいずれかに記載の装置。 26.可変磁場を形成する手段が磁極片(14)のエリアに設けられている請求 の範囲第1〜25項のいずれかに記載の装置。 27.第1コイル(76)がより小さい外径を有するヨークプレート(21)の外 周のエリアに設けられており、第2コイル(77)が第2ヨークプレート(21') の内周のエリアに設けられている請求の範囲第5〜7項のいずれかに記載の装置 。 28.2つのリングコイル(76、77)がステップ状に配置されている請求の範 囲第27項に記載の装置。 29.コイル(76、77)への電流供給が時間に応じて変化させ得る請求の範囲 第1〜28項のいずれかに記載の装置。 30.コイル(76、77)に供給される電流またはコイルへの電流供給が、コン トロール・カーブまたはプリセットされたプログラムによってコントロールする ことができ、このために導線(78、79)がカレント・ディバイダ(80)を介して コンピュータ(82)と連結している請求の範囲第1〜29項のいずれかに記載の 装置。 31.ターゲット(8)に関して、鉄芯(75')が、基板(27)の後ろにおい て、2つのコイル(77'および76')の間でコイルと同じ平面に配置されている請 求の範囲第1〜30項のいずれかに記載の装置。 32.鉄芯(75)が2つのコイル(77、76)の間でコイルと同じ平面に配置さ れている請求の範囲第8〜27項、第29項および第30項のいずれかに記載の 装置。 【図1】 【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 19654007.0 (32)優先日 平成8年12月21日(1996.12.21) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),JP,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.磁極片(14)、ターゲット(8)および少なくとも1つの磁石またはリン グ状磁石(9)を含み、真空チャンバーに配置し得るスパッタリングカソード(2) によって基板(27)にコーティングを形成するカソードスパッタリングの装置で あって、分割されたヨークまたは2つのパーツ(21、21’)で形成されるヨーク が設けられていることを特徴とする装置。 2.スパッタリングカソード(2)が円形であり、磁極片(14)および分割さ れたヨークがスパッタリングカソード(2)に関して同心状に配置されている請 求の範囲第1項に記載の装置。 3.可変磁場を形成する少なくとも1つの手段(コイル76、77)または少なく とも1つの回転可能な鉄芯(83、85、92、93)が設けられていることを特徴とす る請求の範囲第1項または第2項に記載の装置。 4.分割されたヨーク(21、21’)がリング状磁石(9)および可変磁場を形 成する少なくとも1つの手段(コイル76、77)または少なくとも1つの回転可能 な鉄芯(83、85、92、93)のエリアに設けられていることを特徴とする請求の範 囲第3項に記載の装置。 5.少なくとも1つの環状に配置される磁石(9)が第1または第2ヨークプ レート(21、21’)のエリア、または第1または第2ヨークプレート(21、21’ )の外周のエリアに設けられ、少なくとも1つの環状に配置される第1磁気コイ ル(76)がターゲット(8)またはターゲットの背面(40)とヨークプレート( 21、21’)との間に設けられていることを特徴とする請求の範囲第1、2、3ま たは4項に記載の装置。 6.第1磁気コイル(76)がターゲット(8)の外周(55)のエリアに設けら れ、第2磁気コイル(77)が冷却ヘッド(74)のエリアに設けられていることを 特徴とする請求の範囲第1〜5項に記載の装置。 7.2つの磁気コイル(76、77)がターゲット(8)の頂面(57)または背面 (40)の僅か上方に設けられていることを特徴とする請求の範囲第6項の装置。 8.2つの磁気コイル(76、77)が横方向の同じ平面に配置されていることを 特徴とする請求の範囲第6項または第7項に記載の装置。 9.2つの磁気コイル(76、77)が、第1または第2ヨークプレート(21、21 ’)および/またはターゲット(8)の背面(40)の間で横方向の同じ平面に配 置されていることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の装置。 10.環状に配置される磁石(9)が、上側または第2ヨークプレート(21’ )の間もしくは1つの平面に配置されたヨークプレート(21、21’)の間で第1 および/または第2ヨーク(21、21’)の外周のエリアに設けられていることを 特徴とする請求の範囲第1〜9項のいずれかに記載の装置。 11.2つの磁気コイル(76、77)がスパッタリングカソード(2)の中心軸 (44)に関して同心状に配置されていることを特徴とする請求の範囲第6〜10 項のいずれかに記載の装置。 12.磁石(9)が、第1コイル(76)の外径とほぼ同じ、またはそれよりも 僅かに小さいもしくは僅かに大きい外径を有することを特徴とする請求の範囲第 5〜11項に記載の装置。 13.磁気コイル(76、77)を収容するリングチャンバー(86)が絶縁体(6 )に設けられ、当該絶縁体はターゲット(8)と少なくとも1つのヨークプレー ト(21、21’)との間、および/またはターゲット(8)に設けられていること を特徴とする請求の範囲第6〜12項のいずれかに記載の装置。 14.2つの磁気コイル(76、77)が異なる直径を有することを特徴とする請 求の範囲第6〜13項のいずれかに記載の装置。 15.第2磁気コイル(77)が第1リングコイル(76)よりも小さい外径を有 することを特徴とする請求の範囲第14項に記載の装置。 16.リング状磁石(9)が基板(27)に向けられたN/S極性を有すること を特徴とする請求の範囲第1〜15項のいずれか1つまたは複数に記載の特徴を 有する装置。 17.シールド手段(75)が2つのコイル(76、77)の間に設けられているこ とを特徴とする請求の範囲第6〜16項のいずれかに記載の装置。 18.シールド手段(75)がヨークプレート(21、21’)の1つとターゲット (8)との間、またはヨークプレート(21、21’)と基板(27)との間に設けら れていることを特徴とする請求の範囲第17項に記載の装置。 19.シールド手段(75)がヨークプレート(21、21’)の1つおよび/また は絶縁体(6)とターゲット(8)との間に設けられていることを特徴とする請 求の範囲第17項または第18項に記載の装置。 20.2つのヨークプレート(21、21’)が中心軸(44)に関して互いに間隔 を置いて配置され、ターゲット・スペース(84)内および/またはターゲット・ スペース(84)の外側の平面に配置されていることを特徴とする請求の範囲第1 〜19項のいずれか1つまたは複数に記載の特徴を有する装置。 21.2つのヨークプレート(21、21’)の間の距離が磁石(9)の高さおよ び/または幅にほぼ相当することを特徴とする請求の範囲第1〜20項のいずれ か1つまたは複数に記載の特徴を有する装置。 22.2つのヨークプレート(21、21’)が、異なる外径を有する、及び/ま たはステップ状に配置されている環状のプレートであることを特徴とする請求の 範囲第1〜21項のいずれか1つまたは複数に記載の特徴を有する装置。 23.より小さい外径を有するヨークプレート(21)が冷却フィンガー(74) および/または間接的もしくは直接的に中空ねじ(20)と連結しており、より大 きい外径を有するヨークプレート(21’)が間接的もしくは直接的に磁極片(14 )と連結していることを特徴とする請求の範囲第1〜22項のいずれか1つまた は複数に記載の特徴を有する装置。 24.可変磁場を形成する手段が磁極片(14)のエリアに設けられていること を特徴とする請求の範囲第1〜23項のいずれか1つまたは複数に記載の特徴を 有する装置。 25.コイル(76、77)への電流供給が時間に応じて変化させ得ることを特徴 とする請求の範囲第1〜24項のいずれか1つまたは複数に記載の特徴を有する 装置。 26.コイル(76、77)に供給される電流またはコイルへの電流供給が、コン トロール・カーブまたはプリセットされたプログラムによってコントロールする ことができ、このために導線(78、79)がカレント・ディバイダ(80)を介して コンピュータ(82)と連結していることを特徴とする請求の範囲第1〜25項の いずれか1つまたは複数に記載の特徴を有する装置。 27.第1コイル(76)がより小さい外径を有するヨークプレート(21)の外 周のエリアに設けられており、第2コイル(77)が第2ヨークプレート(21’) の内周のエリアに設けられていることを特徴とする請求の範囲第1〜26項のい ずれか1つまたは複数に記載の特徴を有する装置。 28.2つのリングコイル(76、77)がステップ状に配置されていることを特 徴とする請求の範囲第1〜27項のいずれか1つまたは複数に記載の特徴を有す る装置。 29.基板(27)のエリアにおいて、ターゲット・スペース(84)内および/ またはターゲット・スペースの外側に配置されるシールド手段(75)が、2つの コイル(77、77’および76、76’)の間でコイルと同じ平面に配置されているこ とを特徴とする請求の範囲第1〜28項のいずれか1つまたは複数に記載の特徴 を有する装置。
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