JP2001506827A - 腕搭載型電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 着用者の手首に取り付ける腕搭載型セルラー電話機。この電話機は、ハウジングに搭載されたセルラーフォン機構とハウジングに連結されたバッテリー電源を具備する。また、バッテリー電源は、着用者の手首の少なくともかなりの部分に沿つて円周方向に延びている。

Description

【発明の詳細な説明】 腕搭載型電話機 技術分野 本発明は、概して、携帯型セルラー電話機に関するものである。 発明の背景 セルラーフォンは、広く使用されている一般的な携帯型通信用アクセサリであ る。初期モデルは、自動車やバックパックに入れて持ち運びされる大きく扱いに くいものであった。さらに開発が進んだモデルでは、不使用の際に、ポケットに しまっておくか、あるいは、ベルトにクリップで留めておいた。したがって、こ のような電話機は、落としたり壊れやすい、あるいは単に忘れてしまう傾向があ った。さらに、このようなモデルには、洋服のポケットからセルラーフォンを取 り出して、あるいは、ベルトのホルダーから取り外して、電話機の向きを整えて から応答モードを作動させることによって生じるタイムロスがあった。 これまでに、多くの腕搭載型電話機が開発されており、例えば、米国特許第5, 239,521;5,274,513;5,224,076号に開示されてきた。これらの開示では、電話機 は、ストラップでユーザの手首に固定される形が代表的であり、セルラーフォン の機構部分が、腕時計の機構部分と従来の位置で置き換えられる位置にあること を特徴としている。バッテリー電源に加え、トランシーバ、通話開始手段、キー ボード、音声認識装置、表示器等、セルラーフォンの機構部分の主要な構成部品 は、共通のケースに収容されている。マイクロホンおよびスピーカは、通常、ス トラップに組み込まれている。 例えば、米国特許第5,239,521号に開示されている装置において、ストラップ は、ストラップに沿って固定された非動作位置とストラップに対して垂直な動作 位置との間で回転できるように、揺動可能に連結された部材を有している。この 揺動式部材は、イヤホンとして機能し、その自由端に受信機を有し、ストラップ に最も近い反対側の端部または近傍にマイクロホンを備えている。 前述の各特許に開示されている各電話機は、バッテリーサイズがかなり小さい ために低電力であるという事実に関連した共通の不利益がある。実際に、バッテ リーは、常に、電話機構を収容しているケースの一部であり、そのケースは、従 来のストラップによって腕時計のようにユーザの手首上で支持されている。 ＷＯ 第95/35622号公報では、ユーザの手首に装着する従来のストラップに搭 載することによって腕時計型セルラーフォンとして使用できる電話機が開示され ている。ここで、バッテリーは、一端が、電話機構を収容するケースの一端にヒ ンジで連結される個別のケースに収容されている。ところが、バッテリーは依然 として小型であり、セルラーフォン機構を収容しているケースと同じユーザの手 首の部分に連結されている。この２つの相互に接続されたケースは、通常、各自 由端を接続しユーザの手首上で各ケースを支持するストラップに結合されている 。 したがって、ここに明示された種類の従来型装置において、バッテリーが小さ すぎて、ユーザの要求を満たすことができない一方で、ストラップが常にユーザ の手首の少なくとも半分を占めることになり、そこには、バッテリーと電話機構 のどちらも含まれていない。 さらに、周知のセルラーフォンのほとんどは、例えば、ユーザが公衆の集まる コンサートやレクチャー等の場所にいるときに、呼出し音が鳴り始めた場合に迷 惑をかける原因となる。ユーザが、着呼があったことを即座に分かるように、自 分のセルラーフォンを常時オンにしておきたいと考えるケースも多い。しかしな がら、ユーザの周辺にいる他の人々に迷惑をかけずに着呼があったことをユーザ に知らせるようなやり方で、電話機を作動させる方が望ましいことは明らかであ る。この問題点を解決するために、セルラーフォン機構には、大抵、バイブレー タが具備されており、このバイブレータは、着呼によって作動するときにセルラ ーフォンの装置全体が継続的に振動するように、電話機のリンガーに接続されて いる。このような装置全体を振動させる動作によって、非常に多くのエネルギー が消費されることは明らかである。 発明の要約 そこで、本発明は、主に、従来型セルラーフォンの前記ならびにその他の不利 益をなくし、新規の腕搭載型電話機を提供することを目的とする。 また、本発明は、セルラーフォン機構のすべての主要構成部品とバッテリー電 源が、ユーザの手首の周囲に最も効果的な方法で割り当てられていることを特徴 とする、ブレスレット状の腕搭載型電話機を提供することを目的とする。これに より、大幅に寸法が拡大され、しかも、セルラーフォン機構自体の妨げとならず に容易に交換可能なバッテリーの設計が可能になる。 さらに、本発明は、バイブレータの作動時に、電話機全体を振動させずに着用 者に着呼を知らせるバイブレータを具備する装置を提供することを目的とする。 したがって、本発明の１態様によれば、着用者の手首に取り付ける腕搭載型電 話機であって、 ハウジングに収容されているセルラーフォン機構と、 前記ハウジングに連結されたバッテリー電源とを有し、 前記バッテリー電源が、前記着用者の手首の少なくともかなりの部分に沿って 円周方向に延びていることを特徴とする、腕搭載型電話機が提供されている。 前記ハウジングとバッテリー電源が、共に、ブレスレットのそれぞれ第１およ び第２のインターロック部を形成することが好ましい。その構造は、ブレスレッ トの第１および第２部分の少なくとも一つがＣ形またはフラットな形状を有して いる。 バッテリー電源は、セルラーフォン機構に電気的に接続可能に作製されている ことは言うまでもない。また、この電気的接続は、電線によって行なわれる。 バッテリー電源は、着用者の手首のかなりの部分を占めることが好ましい。セ ルラーフォン機構を収容するハウジングは、着用者の手首の手のひら側に配置さ れる。 ハウジングとバッテリー電源は、機械的にかみ合わせるコネクタによって結合 されている。コネクタは、ヒンジ、クラスプ機構、または少なくとも１のベルト を具備している。さらに、コネクタは、かなり小さく、着用者の手首のさほど広 い部分を占めていない。ベルトの場合、プラスチック、布等の材料により形成さ れている。 セルラーフォン機構は、着用者の手のひら領域に向かって伸張可能であり、ハ ウジング領域まで収縮可能なイヤホンを具備している。イヤホンは、着用者の腕 軸に沿って伸張可能であることが好ましい。イヤホンは、ハウジングに揺動可能 に連結されたフリップオープンカバーによって伸張することができ、少なくとも １個のはめ込み式またはアコーディオン状のカバーセグメントによってさらに伸 張される。代わりに、セルラーフォン機構のイヤホンが、着用者の指に固定する ための固定装置を有するチューブの一端に搭載されてもよい。この固定装置を解 除すると、チューブは、チューブの一端に連結されている弾性のバイアス手段に よってハウジング内に収縮する。 バッテリー電源は、着用者の手首の少なくともかなりの部分に沿って円周方向 に延在する単一のバッテリー、または、相互に連結され、各々が着用者の手首に 沿って円周方向に延在する複数のバッテリーから構成されている。どのような種 類のバッテリーも使用可能なことは言うまでもない。バッテリーは、ケース内に 取外し可能に収容されている。 複数のバッテリーが使用される場合、各々は、そのケース内に収容され、各ケ ースが相互に連結されている。このため、本装置は、セルラーフォン機構を複数 のバッテリーのうちの予め設定された一つに選択的に接続するよう作製された電 気回路を具備することが好ましい。 また、セルラーフォン機構は、伸縮自在式のアンテナを具備することが好まし い。さらに、本装置は、着用者に着呼があることを知らせるためのセルラーフォ ン機構に反応式に接続された指示手段を具備していてもよい。この指示手段は、 着用者の手首をつつくための往復プロングを有する機械的アセンブリーによるバ イブレータを具備していることが好ましい。さらに、本装置は、少なくとも１の データ表示パネルを具備している。 また、本装置は、腕時計装置を具備することが好ましい。この腕時計装置とハ ウジングは、着用者の手首において直径の反対側にくる関係にあるように配置さ れる。 本発明の別の態様によれば、着用者の手首に取り付ける腕搭載型電話機であっ て、 ハウジングに収容されているセルラーフォン機構と、 前記ハウジングに連結されたバッテリー電源と、 前記セルラーフォン機構を収容するハウジングに対して直径の反対側に配置さ れた腕時計と、 から成る腕搭載型電話機が提供されている。 このバッテリー電源は、ハウジングに連結されたケースに収容され、腕時計装 置は、バッテリー電源と電気的および／または機械的に接続されている。 図面の簡単な説明 本発明を理解し実際の実施方法を知ることができるように、以下に、添付図面 を参照しながら、例示によって好適な実施例をいくつか説明する。 図１は、本発明の１実施例による腕搭載型セルラーフォンの絵画図である。 図２は、図１の装置のロック解除された状態をさらに詳しく示した絵画図であ る。 図３ａは、図２の装置の一部であるミニバイブレータをさらに詳しく示した側 面図である。 図３ｂは、図１の装置において、フリップオープンカバーが収縮し、バッテリ ーが取り外された状態を示す部分分解図である。 図４ａ〜図４ｃは、本発明のさらに別の３つの実施例を示す図である。 図５ａは、腕時計が搭載された腕搭載型セルラーフォンに関するさらに別の実 施例を示す図である。 図５ｂは、図５ａの電話機において、セルラーフォンに腕時計を搭載するため の連結手段をさらに詳しく示した断面図である。 実施例の詳細な説明 図１および図２について説明すると、２つのＣ形部分２ａおよび２ｂを有する ブレスレット２によるハウジングを備えた全体を１で示された装置が図示されて いる。部分２ａおよび２ｂは、一対のヒンジ３によって一端が永続的に連結され 、ユーザの手首５に着用されたときのブレスレット２の閉じた状態から、ユーザ の手首からブレスレットを外すときの開いた状態に至るまでの間に、一方が他方 に対して揺動できるようになっている。部分２ａおよび部分２ｂの反対側の端部 は、例えば、内部突合せ端部２ｃに作製されたラッチ４を有することにより、部 分２ａの相手側の突合せ端部（不図示）に施されたくぼみとかみ合う周知の種類 のクラスプ機構によってインターロックされる。ユーザの手でラッチ４を簡単に 外せ る適切な手段が設けられていることは言うまでもない。 さらに、偶発的に外れる心配がない一方で、ユーザが簡単に取り外せるような 部分２ａと部分２ｂの間の機械的なかみ合わせを設けるという同じ目的から、他 の連結機構を使用してもよい。例えば、磁気クラスプ機構を使用してもよい。 図１に示すように、ブレスレット２は、バッテリーを除く従来型セルラーフォ ン機構のすべての主要構成部品が、ユーザの手首５の片側５ａ、例えば手のひら 側に配置されるように、手首５の周囲に巻きつけられる。したがって、部分２ａ の外面には、ユーザが簡単に利用できる従来型キーパッド６と液晶表示装置が設 けられている。表示装置７は、通常、装置１から発呼を送信するときにユーザが 現時点でダイアルした番号の他に、着呼を発生した遠隔の電話機の番号も表示す ることができるが、後者は、遠隔の電話機の所有者がそのようなオプションを認 可している場合である。 ブレスレット２の部分２ａに連結されているのは、ヒンジで連結された２枚の プレート９およびプレート１０によって形成された、全体が８で示されているは め込み式フリップオープンカバーである。プレート１０は、凹部を有し、プレー ト９よりもやや大きく、従来の方法で後者を内部に収容できるようになっている 。その結果、プレート１０は、内部に一対の間隔を開けた平行なガイドが設けら れており、そのガイドは、プレート９を支持するプレート１０の対向する両側に 沿って延在している。このようなはめ込み式装置は、周知であるため、ここでは 特に図示されていない。したがって、プレート９は、一部がプレート１０に挿入 されているときの折り畳まれた状態（図２）から、プレート１０から完全に突き 出た抜き出された状態（図１）に至るまで摺動するように作製されている。プレ ート９の一端１２には角があり、プレート９が折り畳まれた状態のときに、プレ ート１０から突き出ている。この状態は、図２を見た方が分かりやすい。プレー ト１０は、その一端が一対のヒンジ１１によって部分２ａに接続されていること から、図１のプレートが開いて抜き出された状態から、キーパッド６を部分的に 覆っているときの閉じて中に戻された状態に至るまでの問、部分２ａに対して回 転可能になっている。このような一部が引き込まれた状態は、図２に示されてい る。したがって、カバー８は、軟質材料により形成されてもよい。全体が１３で 示さ れる２つのセグメントから成る磁気クラスプが、部分２ａとプレート１０上でう まく合うように配備されることにより、カバー８を閉じた状態に保持することが できる。 磁気クラスプ１３の代わりに、他の適した手段を使用できることは明らかであ る。また、特に図示されていないが、表示器７または補足的な適切な表示器がプ レート１０の片側に配置されていてもよい。 さらに、伸縮自在のアンテナである従来型アンテナ１４が、部分２ａにおいて 表示器７と反対側に搭載されている。アンテナ１４は、支持部分を横切って延び るように、ブレスレット２の片方の部分の一端で支持されており、アンテナ１４ の軸がユーザの腕と平行になっている。さらに、部分２ａに（マウスピースを構 成する）従来型マイクロホン１５が搭載されており、プレート９の角度をなす端 部１２には、（イヤホンを構成する）スピーカ１６が配置されている。 図３ａに示されるように、本発明の本質的特徴の一つに、部分２ａから突出し 、呼出し信号に反応してユーザの手首を刺激することにより、付近の他の人々に 迷惑をかけずにユーザに着呼を知らせる往復プロング１８を有するミニバイブレ ータ１７が設けられていることが挙げられる。小型でゴム製のディスク形ワッシ ャー２０が、プロング１８の突起した端部に取り付けられており、プロングの反 対側の端部は、着呼による作動時に、従来型セルラーフォンリンガー（不図示） が、プロング１８を往復させるミニバイブレータ１７を作動させるように、その セルラーフォンリンガーに接続されている。通常の可聴呼出し音が迷惑になるよ うな公共の場所では、非作動にしてもよく、それでもユーザは、ミニバイブレー タ１７により着呼を知ることができる。前述の構造を使用した場合、かなりの低 電力しか必要とせず、動作時に装置１を全体的に振動させないことは明らかであ る。 次に、図３ｂについて説明すると、本発明の別の本質的特徴が示されている。 バッテリー２１は、ブレスレット２の一部であるような形状を有し、概ね中空で ありバッテリーホルダー部材として機能する部分２ｂに差し込んでそこから取り 出せる形状を有するように示されている。したがって、中空部分２ｂは、内部に 、一対の周辺スロットまたはガイドが設けられ、バッテリーが従来の方法でスラ イド式に出し入れできるようになっている。特に図示されてはいないものの、バ ッ テリー２１は、部分２ａに収容されている電話機構の個々の構成部品と電気的に 接続されていることは言うまでもない。このため、部分２ａおよび部分２ｂの内 部には、電線が適正に配置されている。 必要に応じて、部分２ｂは、２つの部分から構成されてもよく、両方の部分が 、例えば、両者の間にバッテリーをはさんで収容できるように曲線状に区分され た形に設計されてもよい。この構造は、カセットの挿入および取り出しを行なう テープに用いられるものと似ているが、それ自体は周知であり、したがって、通 常、押ボタンによって作動するバネ装置を具備している点に言及する以外は、特 にここで説明する必要はない。 代替例として、特に図示されてはいないものの、バッテリー２１に、周知の種 類のクラスプ機構が設けられていてもよく、例えば、部分２ａおよび部分２ｂに 関してすでに説明したような方法で、取り付けられている場合は、、バッテリー によってブレスレット形状全体が完結することから、ブレスレットの一体部分２ ｂとして機能する。このような構造は、部分２ｂ、すなわち、バッテリーとの結 合部分が、手首５の全体に巻き付けられ、部分２ａ、すなわち、電話機構との結 合部分が、その上方で部分２ｂと適正に接続されるような構造である。また、前 述した通り、単一のバッテリーの代わりに、適正な電気回路コネクターを有する ２以上のバッテリーを使用してもよいことは明らかである。このような目的から 、部分２ｂは、ヒンジ、または、短いベルト等により連結された２以上のセグメ ントにより形成されてもよく、各々は、その内部のバッテリーを保持するか、あ るいは、それ自体がバッテリーであってもよい。短いベルトであった場合、各ベ ルトは、着用者の手首の部分を大きく占めないほどの短いものである。特に、ど のような種類のバッテリーでも使用できる点に注意が必要である。 セルラーフォンである装置１は、時間、日付け、アラームクロック、自動ダイ ヤルモード、フォンブックなどの従来のセルラーフォンの特徴を備えた設計が施 されている。さらに、センサ手段が設けられ、カバーのプレート１０が回転して 開状態になったときに、装置を自動的に動作モードに設定し、また、その逆の動 作を行なう。このような機能は、すべてそれ自体周知であり、特にここで説明す る必要はない。 ユーザは、手首５にこのセルラーフォン装置１をはめ、装置の使用時に、ブレ スレット２が口の領域付近に来るようにして、自然な手の位置で手を顔の方に向 ける。これにより、ブレスレット部２ａのマイクロホン１５は、ユーザの口と非 常に近い位置にくることになり、他方、指先は耳付近にくることになる。この状 態のとき、カバーの伸張されたプレート９のスピーカ１６は、ユーザの耳付近に 保持される。また、指を丸めて囲むことにより、背景の雑音が取り除かれると同 時に、スピーカから出る受信音の品質を高める共鳴外部キャビティとしての役割 を果たすことになる。 次に、図４ａ、図４ｂ、および図４ｃについて説明すると、本発明のさらに別 の３実施例が示されており、概ね、前述の実施例に似ていることから、すべての 実施例において同一の構成部品には、同じ参照符合が付けられている。セルラー フォン１００および２００は、フリップオープンカバーの多少異なった構造によ って、互いに、また、装置１とも区別できる。このため、図４ａに明示されてい るように、カバー１０８は、一対のヒンジ１１１および１１２によって揺動可能 に連結された２枚のプレート１０９および１１０によって形成され、スピーカが プレート１０９に搭載されている。カバー１０８は、アコーディオン状に折り畳 みおよび伸縮可能であることが容易に理解できる。補足的な２部から成る磁気ク ラスプが、従来の方法で、プレート１１０の内側１１０ａと接触するプレート１ ０９の内側１０９ａに設けられているが、この状態は特に図示されていない。ま た、このような磁気クラスプの代わりに、同じ目的に合った他の手段を使用でき ることは明らかである。セルラーフォン２００のカバー２０９は、３枚のプレー トから成るはめ込み式カバーであり、最後のプレート２０９は、中間のプレート ２１０にスライド式に挿入可能であり、さらに、中間のプレートは、図１〜図３ について前述した方法でプレート２１１に収容可能である。 図４ｃに戻って説明すると、セルラーフォン３００には一切カバーがなく、自 由端３０９ａに搭載されたスピーカ１６に接続された結線を収容する軟質の薄い チューブ３０９を有することを特徴としている。これら電線のもう一方の端部は 、セルラーフォンの音声出力に接続されている。図示されているように、電線３ ０９の自由端３０９ａは、（固定手段を形成する）ループ３１１によってユーザ の 人さし指３１０に取り付けられる。したがって、ユーザの両手は、電話機３００ を操作するうえでほとんど自由に使うことができる。また、コイルばね（不図示 ）の一方の端部が部分２ａに固定され、もう一方の端部がチューブ３０９の自由 端３０９ａに固定されている。図４ｃに示されるように、チューブ３０９が伸張 動作位置まで引っ張られた状態になると、必要に応じて、チューブ３０９のコイ ルばねによって自動的に収縮できるよう弾性によるバイアスがかけられている。 前述した好適な実施例のどの実施例も、ブレスレット２のＣ形部分が共に、ブ レスレット２の望ましくない動きを回避するために、ユーザの手首５を覆ってい る内側が荒い内面で形成されていることが好ましい。 図５ａおよび図５ｂについて説明すると、本発明の好適な実施例のいずれか、 例えば、装置１によく似ているうえに、さらに、部分２ｂに腕時計装置３０が搭 載されたセルラーフォンが示されている。このため、従来型ボルトおよびナット アセンブリー３２が設けられている。例えば、ねじ込みボルト３４が、腕時計装 置３０の底面から突き出しており、部分２ｂに施されたナット３６によって保持 できるようになっている。代わりに、同じ目的から他の手段を使用できることは 明らかである。例えば、腕時計３０は、ハウジングに搭載されるか、あるいは、 ハウジングと一体に形成され、ハウジングは、ヒンジ等によってブレスレット２ に連結されてもよい。この構造では、セルラーフォン１の同一のバッテリー２１ によって腕時計３０に電力を供給するようなものでもよい。 添付したクレームに定義されている範囲を逸脱せずに、例示された本発明に多 くの変更が加えられることを、当業者は容易に理解できるであろう。したがって 、例えば、アンテナが、イヤホンを収容するはめ込み式またはアコーディオン状 カバーの一体部分であったり、あるいは、ブレスレットにイヤホンを取り付ける チューブの一体部分であってもよい。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. 着用者の手首に取り付ける腕搭載型電話機であって、 ハウジングに搭載されたセルラーフォン機構と、 前記ハウジングに連結されたバッテリー電源とを有し、前記バッテリー電源が 、前記着用者の手首の少なくともかなりの部分に沿って円周方向に延びているこ とを特徴とする腕搭載型電話機。 2. 前記ハウジングと前記バッテリー電源が、共に、ブレスレットのそれぞれ 第１および第２のインターロック部を形成することを特徴とする請求項１に記載 の装置。 3. 前記バッテリー電源が、前記着用者の手首のかなりの部分を占めることを 特徴とする請求項１に記載の装置。 4. 前記バッテリー電源が、電線により、前記セルラーフォン機構と電気的に 接続されていることを特徴とする請求項１に記載の装置。 5. 前記ハウジングと前記バッテリー電源が、コネクタにより連結され、機械 的にかみ合っていることを特徴とする請求項１に記載の装置。 6. 前記コネクタがヒンジから成ることを特徴とする請求項５に記載の装置。 7. 前記コネクタがクラスプ機構から成ることを特徴とする請求項５に記載の 装置。 8. 前記コネクタが、前記着用者の手首のさほど広い部分を占めないような少 なくとも１本の短いベルトから成ることを特徴とする請求項５に記載の装置。 9. 前記少なくとも１本のベルトがプラスチック材で作られていることを特徴 とする請求項８に記載の装置。 10．前記少なくとも１本のベルトが織物材で作られていることを特徴とする請 求項８に記載の装置。 11．前記セルラーフォン機構が、前記着用者の手のひら領域に向かって伸張可 能であり、かつ、前記ハウジング領域に向かって収縮可能なイヤホンから成るこ とを特徴とする請求項１に記載の装置。 12．前記イヤホンが前記着用者の腕軸に沿って伸張可能であることを特徴とす る請求項１１に記載の装置。 13．前記イヤホンが前記ハウジングに揺動可能に連結されたフリップオープン カバーによって延長されることを特徴とする請求項１１に記載の装置。 14．前記イヤホンが前記カバーの少なくとも１つのアコーディオン状セグメン トによってさらに延長されることを特徴とする請求項１３に記載の装置。 15．前記カバーが、少なくとも１個のはめ込み式部材を具備し、前記イヤホン が前記部材に取り付けられていることを特徴とする請求項１３に記載の装置。 16．前記セルラーフォン機構のイヤホンが、着用者の指に固定するための固定 装置を有するチューブの一端に搭載されていることを特徴とする請求項１１に記 載の装置。 17．前記チューブが、前記チューブの一端に連結されている弾性バイアス手段 によって、前記固定装置の開放時に前記ハウジング内へ引き込まれることを特徴 とする請求項１６に記載の装置。 18．前記バッテリー電源が、前記着用者の手首の少なくともかなりの部分に沿 って円周方向に延在する少なくとも１個のバッテリーから成ることを特徴とする 請求項１に記載の装置。 19．前記バッテリー電源が、相互に連結された複数のバッテリーから成り、前 記複数のバッテリーの各々が、前記着用者の手首の１部分に沿って円周方向に延 びていることを特徴とする請求項１に記載の装置。 20．前記ブレスレットの前記第２の部分が、少なくとも１個のバッテリーであ ることを特徴とする請求項２に記載の装置。 21．前記少なくとも１個のバッテリーが、ケース内に取り外し可能に収容され ていることを特徴とする請求項１８に記載の装置。 22．前記複数のバッテリーの各々が、そのケース内に収容され、各ケースが相 互に連結されていることを特徴とする請求項１９に記載の装置。 23．前記装置が、さらに、前記セルラーフォン機構を前記複数のバッテリーの 予め設定された一つに選択的に接続するよう作られた電気回路を具備することを 特徴とする請求項１９に記載の装置。 24．前記ブレスレットの前記第１および第２の部分がＣ形であることを特徴と する請求項２に記載の装置。 25．前記ブレスレットの前記第１および第２の部分が平形であることを特徴と する請求項２に記載の装置。 26．前記セルラーフォン機構がアンテナを具備することを特徴とする請求項１ に記載の装置。 27．前記アンテナがはめ込み式であることを特徴とする請求項２６に記載の装 置。 28．前記着用者に着呼を知らせる前記セルラーフォン機構に反応式に接続され た指示手段をさらに具備することを特徴とする請求項１に記載の装置。 29．前記指示手段が、前記着用者の手首に刺激を与えるための往復プロングを 具備する機械的アセンブリーによるバイブレータから成ることを特徴とする請求 項２８に記載の装置。 30．データ表示パネルをさらに具備することを特徴とする請求項１に記載の装 置。 31．前記セルラーフォン機構を収容する前記ハウジングが、前記着用者の手首 の手のひら側に配置されることを特徴とする請求項１に記載の装置。 32．腕時計装置をさらに具備し、前記腕時計装置と前記ハウジングが、前記着 用者の手首において直径の反対側にくる関係にあるように配置されていることを 特徴とする請求項１に記載の装置。 33．着用者の手首に取り付ける腕搭載型電話機であって、 ハウジングに収容されているセルラーフォン機構と、 前記ハウジングに連結されたバッテリー電源と、 前記ハウジングに対して直径の反対側に配置された腕時計装置と、 を有することを特徴とする腕搭載型電話機。 34．前記バッテリー電源が、前記ハウジングに連結されたケースに収容されて いることを特徴とする請求項３３に記載の装置。 35．前記腕時計装置が前記バッテリー電源と電気的に接続されていることを特 徴とする請求項３３に記載の装置。 36．前記腕時計装置が、前記バッテリー電源と機械的に連結されていることを 特徴とする請求項３３に記載の装置。