JP2001505214A - 新規な置換テトラヒドロピリジン化合物、それらの調製方法及びそれらを含有する医薬組成物 - Google Patents

新規な置換テトラヒドロピリジン化合物、それらの調製方法及びそれらを含有する医薬組成物

Info

Publication number
JP2001505214A
JP2001505214A JP52527098A JP52527098A JP2001505214A JP 2001505214 A JP2001505214 A JP 2001505214A JP 52527098 A JP52527098 A JP 52527098A JP 52527098 A JP52527098 A JP 52527098A JP 2001505214 A JP2001505214 A JP 2001505214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
group
branched
linear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP52527098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3872821B2 (ja
Inventor
マラザノ,クリスチャン
コンペール,デルフィーヌ
ダ,セー・ビュペシュ
ルパニョール,ジャン
Original Assignee
アディール エ コンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アディール エ コンパニー filed Critical アディール エ コンパニー
Publication of JP2001505214A publication Critical patent/JP2001505214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3872821B2 publication Critical patent/JP3872821B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D211/00Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings
    • C07D211/04Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D211/68Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
    • C07D211/70Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/14Drugs for disorders of the nervous system for treating abnormal movements, e.g. chorea, dyskinesia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/14Drugs for disorders of the nervous system for treating abnormal movements, e.g. chorea, dyskinesia
    • A61P25/16Anti-Parkinson drugs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Psychology (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Hydrogenated Pyridines (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、一般式(I)(式中、R、R1、R2、X及びYは、明細書中で定義するとおりである)の化合物、それらの幾何及び/又は光学異性体ならびに薬学的に許容しうる酸又は塩基とのそれらの付加塩に関する。医薬。

Description

【発明の詳細な説明】 新規な置換テトラヒドロピリジン化合物、それらの調製方法及びそれらを含有す る医薬組成物 本発明は、新規な置換テトラヒドロピリジン化合物、それらの調製方法及びそ れらを含有する医薬組成物に関する。 文献における多くの研究が、ニコチン様レセプタと相互作用することができる アルカノイド類としてのロベリンから誘導される化合物の合成を記載している。 とりわけ、セジノン及びセダクリンの合成に関するHooteleの文献(Hootele C. ,Driessens F.,Can.J.Chem.,1991,69(2),pp.211-17)ならびにセジニン の合成に関するNatsumeの文献(Natsume M.,Ogawa M.,Heterocycles,1985,2 3(4),pp.831-4)を挙げることができる。 本発明の化合物は、ニコチン様レセプタとの特異的な相互作用に関して薬理的 観点から新規で特に有利であり、大脳の老化に伴う疾病の治療に用途を見いだす 。 期待寿命の延長による人口高齢化が、加齢に伴う神経変性疾病、特にアルツハ イマー病の発症における大幅な増大を付随的にもたらしている。大脳の老化、非 常に具体的には神経変性疾病の主な臨床的発現は、痴呆につながるおそれのある 記憶及び認識機能の欠損である。種々の神経伝達物質のうち、アセチルコリンが 記憶機能において圧倒的な地位を有し、特定の神経変性疾病又は大脳の老化中に 活性化の欠如がある場合にコリン作動性ニューロン経路が劇的に破壊されるとい うことが広く実証されている。したがって、数多くの治療方法が、アセチルコリ ンエステラーゼを介する神経媒介物質の破壊を防ぐことに向けられ、欠陥のある 神経媒介物質の代用物を探求してきた。後者の場合、提案されたコリン作動性作 用薬は、M1ポストシナプスレセプタに特異的なムスカリン様タイプであった。 最近、実際に、アルツハイマー病に伴うコリン作動性障害が、ムスカリン様レ セプタを有するニューロンよりもニコチン様レセプタ(N)を有するニューロン により影響するということが証明された(Schroder et al.,in“Alzheimerdisea se:therapeutic strategies”,ed.Birkhauser Boston,1994,181-185)。さら には、多数の研究は、ニコチンが記憶促進特性を有し(Warburton,Prog.Neurop sychopharmacol,1992,16,181-191)、そのような特性が、注意力及び覚 醒の機能に対する効果(Turchi et al.,Psychopharmacol.,1995,118,195-20 5)と同じくらい大きな効果を記憶機能に対しても及ぼす(Levin and Torry,Ps ychopharmacol.,1996,123,88-97)ということを示した。そのうえ、ニコチン は、毒性促進剤、たとえばグルタメートに関して神経保護効果を発揮する(Akaik e et al.,Brain Res.,1994,644,181-187)。これらの収集データは、おそら くは、喫煙者の間でアルツハイマー病又はパーキンソン病の発症率が低いことを 示した疫学的研究に結び付けられる。 ニコチン様レセプタは未だ十分には分類されていないが、今日では、これらの レセプタは性質が異なり、組み合わさると、非常に多様な電気生理学的性質を有 しうることが十分に実証されている(参照:Williams et al.,Drug News Perspe ct.,1994,7,205-223)。したがって、ニコチンは、アルツハイマー患者で実証 される有益な記憶支援性(Wilson et al.,1995,51,509-514)と、可変性の不 活性化速度を有するレセプタの活性化による習慣化の有害な性質の両方を有する 。 ニコチンそのものからは独立して、強力な記憶支援性を有するが(Decker et a l.,Pharmacol.Biochem.Behav.,45,571-576)、ニコチンとは異なり、α7と 指定される特定の急速脱感作性のレセプタサブタイプと優先的に結合するロベリ ンをはじめとする他のニコチン様作用薬が記載されている(Marks et al.,J.Ph armacol.Exp.Ther.,1986,30,427-436)。したがって、ロベリンには潜在的 に常用性はない。 したがって、本発明の化合物は、大脳の老化及び神経変性疾病、たとえばアル ツハイマー病、パーキンソン病、ピック病、コルサコフ病ならびに前頭及び大脳 皮質下痴呆に伴う記憶障害の治療のための記憶支援性を有するニコチン様配位子 として合成された。 より具体的には、本発明は、式(I)(式中、Xが水素原子を表し、 Yがヒドロキシル基を表すか、又は XとYとがいっしょになってオキソ基を形成し、 Rは、直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルキル基又は、場合によっては1 個以上のハロゲン原子もしくは1個以上の直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)ア ルキル、(C1〜C6)アルコキシ、直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)ポリハロ アルキルもしくはヒドロキシル基によって置換されているフェニル基を表し、 R1は、水素原子又は式(II) (式中、X’が水素原子を表し、 Y’がヒドロキシル基を表すか、又は X’とY’とが同時に直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルコキシ基を表す か、又は X’とY’とがいっしょになってオキソ基又は直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜 C4)アルキレンジオキシ基を表し、 R3は、直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルコキシ基又は、場合によって は1個以上のハロゲン原子もしくは1個以上の直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6 )アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)ポリ ハロアルキルもしくはヒドロキシル基によって置換されているフェニル基を表す ) の基を表し、 R2は、水素原子又は、場合によっては1個以上の同一又は異なる、場合によ っては置換されているアリール、直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルコキシ もしくはヒドロキシル基によって置換されている直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜 C6)アルキル基を表し、 ただし、RとR2とが同時にメチル基を表し、Xが水素原子を表し、Yがヒド ロキシル基を表し、R1は、X’が水素原子を表し、Y’がヒドロキシル基を表 す式(II)の基を表す場合、R3はフェニル基を表すことができない) の化合物、それらの異性体ならびに薬学的に許容しうる酸又は塩基とのそれらの 付加塩に関する。 場合によっては置換されている(又は置換されていてもよい)アリールとは、 いずれも場合によっては1個以上のハロゲン原子もしくは1個以上の直鎖状又は 分岐鎖状の(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、直鎖状又は分岐鎖 状の(C1〜C6)ポリハロアルキルもしくはヒドロキシル基によって置換されて いるフェニル又はナフチルをいうものと理解される。 薬学的に許容しうる酸のうち、限定を暗示することなく、塩酸、臭化水素酸、 硫酸、ホスホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コ ハク酸、グルタル酸、フマル酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、アスコルビン 酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、ショウノウ酸などの酸を挙げることができる 。 薬学的に許容しうる塩基のうち、限定を暗示することなく、水酸化ナトリウム 、水酸化カリウム、トリエチルアミン、tert−ブチルアミンなどを挙げることが できる。 本発明は、優先的には、Xが水素原子を表し、Yがヒドロキシル基を表す式( I)の化合物、特に、Xが水素原子を表し、Yがヒドロキシル基を表し、R1が水 素原子又は式(II) (式中、X’、Y’及びR3は、上記に定義したとおりである) の基を表す式(I)の化合物に関する。 本発明はまた、式(I)の化合物を調製する方法であって、 式(III)(式中、R4は、直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルキル又は場合によって は置換されているアリール基を表す) の化合物を出発原料として使用し、これを、水酸化ナトリウムの存在下、水素化 ホウ素ナトリウムと反応させて式(IV) (式中、R4は、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これをレフォルマトスキー試薬BrZnCH2COOEtに付 して式(V) (式中、R4は、上記と同じ定義である) の化合物を得て、これを、順次、ジメチルテキシルクロロシランの作用及び水素 化アルミニウムリチウムの作用に付して式(VI) (式中、R4は、上記に定義したとおりであり、Thexは、1,1,2−トリ メチルプロピル基を表す) の化合物を得て、これをSwern酸化に付して式(VII)(式中、R4及びThexは、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これをマグネシウム化合物RMgBr(Rは、式(I)で定義 したとおりである)の作用に付して式(VIII) (式中、R、R4及びThexは、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これを、適宜、酸化剤に付して式(IX) (式中、R、R4及びThexは、上記と同じ定義である) の化合物を得ると、集合的な化合物(VIII)及び(IX)が式(X) (式中、R、R4、X、Y及びThexは、上記に定義したとおりである) の化合物を形成し、式(X)の化合物を酸性媒体中で加水分解して、式(I)の 化合物の特殊なケースである式(I/a)(式中、R、X、Y及びR4は、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これを、 Xが水素原子を表し、Yがヒドロキシル基を表す場合には、パラジウム担持炭 の存在下に水素で処理して、式(I)の化合物の特殊なケースである式(I/b ) (式中、Rは、上記に定義したとおりである) の化合物を得るか、又は 式(XI) (式中、R5は、直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルキル基を表す) のジフェニルアルキルスルホニウムテトラフルオロボレートで処理して式(XII ) (式中、R、R4、R5、X及びYは、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、式(XII)の化合物を、tert−ブタノール中、カリウムtert− ブタノレートの作用に付して、式(I)の化合物の特殊なケースである式(I/ c) (式中、R、X、Y及びR5は、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これを、Xが水素原子を表し、Yがヒドロキシル基を表す場合 には、メタクロロ過安息香酸で処理して式(XIII) (式中、R及びR5は、上記と同じ定義である) の化合物を得て、これをトリフルオロ酢酸無水物の作用に付して式(XIV) (式中、R及びR5は、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これをレフォルマトスキー試薬BrZnCH2COOR6(R6 は、直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルキル基を表す)で処理して、式(I )の化合物の特殊なケースである式(I/d) (式中、R、R5及びR6は、上記と同じ定義である) の化合物を得て、これを、順次、Weinreb試薬の作用及びリチウム化合物R7−Li(R7は、場合によっては1個以上のハロゲ ン原子もしくは1個以上の直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルキル、 (C1〜C6)アルコキシ、直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)ポリハロアルキル もしくはヒドロキシル基によって置換されているフェニル基を表す)の作用に付 して、式(I)の化合物の特殊なケースである式(I/e) (式中、R、R5及びR7は、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これを、 酸化剤に付して、式(I)の化合物の特殊なケースである式(I/f) (式中、R、R5及びR7は、上記と同じ定義である) の化合物を得るか、又は 還元剤に付して、式(I)の化合物の特殊なケースである式(I/g) (式中、R、R5及びR7は、上記に定義したとおりである) の化合物を得るか、又は 酸性媒体中、アルコールの作用によってアセタール形態で保護して、式(I) の化合物の特殊なケースである式(I/h) (式中、R、R5及びR7は、上記に定義したとおりであり、X”とY”とが、同 時に直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルコキシ基を表すか、又は、いっ しょになって直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C4)アルキレンジオキシ基を形成す る) の化合物を得て、 化合物(I/a)〜(I/h)が本発明の集合的な化合物を形成し、これらを 、適宜、標準的な精製技術にしたがって精製し、また、望むならば、それらの種 々の光学異性体に分別したり、薬学的に許容しうる酸又は塩基で塩化したりする ことができる方法にも及ぷ。 本発明はまた、上記で詳述した方法に記載した式(V)、(XII)及び(XIII )の合成中間体に関する。 上述した方法で使用される出発ピリジニウム塩は、文献で周知の方法、たとえ ばY.Genisson,C.Marazano、M.Mehmandoust,D.Gnecco及びB.C.Dasにより Synlett,1992,p.431で記載された方法にしたがって、当業者には入手可能で ある。 式(I)の化合物は、有利な薬理学性質を有している。 したがって、本発明の化合物は、その記憶促進性により、また、α7ニコチン 様レセプタに対する優先的親和性の結果として、大脳の老化及び神経変性疾病、 たとえばアルツハイマー病、パーキンソン病、ピック病、コルサコフ病ならびに 前頭及び大脳皮質下痴呆に伴う記憶障害の治療に有用である。 本発明の主題はまた、式(I)の生成物、それらの光学異性体又は薬学的に許 容しうる塩基もしくは酸とのそれらの付加塩の1種を、単独で、又は1種以上の 不活性で非毒性の賦形剤もしくは担体と組み合わせて含有する医薬組成物である 。 本発明の医薬組成物のうち、特に、経口、非経口、経鼻、直腸、舌下、経眼又 は呼吸投与に適したもの、とりわけ、素錠もしくは糖衣錠、舌下錠、サシェット 、パケット、硬ゼラチンカプセル、舌下で溶かす製剤、ロゼンジ、座剤、クリー ム、軟膏、皮膚ゲル、注射もしくは経口摂取される製剤、エーロゾル及び点眼剤 もしくは点鼻剤を挙げることができる。 適当な用量は、患者の年齢及び体重、投与経路ならびに治療の指示及び併用さ れうる治療の性質に応じて異なり、1日1回又は数回の投与で1〜500mgの範 囲である。 以下の例が本発明を説明するが、決してそれを限定するものではない。例1 :(1S,1’S,2”S)−2−[1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエ チル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル]−1−フェニルエタノ ール 工程A:(3S,8aS)−3−フェニル−2,3,8,8a−テトラヒドロ−5 H−オキサゾロ[3,2−a]ピリジン 水に溶解した(1’S)−1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)ピリ ジニウムクロリド42.5mmolを、5N水酸化ナトリウム(100ml)とエーテ ル(400ml)との二相系に溶解した水素化ホウ素ナトリウム132mmolに室温 でゆっくりと加えた。1時間、激しく磁気撹拌したのち、沈降が生じた後で有機 相を分離し、アルミナ(60g)のショートカラムに通して速やかにろ過した。 減圧下に溶媒を蒸発させると、オキサゾリジンが得られた。 橙〜赤色の油状物工程B :(1’S,2”S)−1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−2 −(エトキシカルボニルメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン 無水エーテル(180ml)に溶解した(3S,8aS)−3−フェニル−2, 3,8,8a−テトラヒドロ−5H−オキサゾロ[3,2−a]ピリジン118 .61mmolを、アルゴン雰囲気下、磁気撹拌しながら、0℃で置いたレフォルマ トスキー試薬BrZnCH2COOEt(474ml、474mmol)に滴下した。 添加が完了すると、温度を25℃まで上昇させ、その後、この温度で撹拌を夜通 し維持した。反応混合物を0℃の塩化アンモニウム飽和溶液に注加したのち、ブ フナー漏斗に通して不溶性沈殿物を除去した。有機相をエーテルで抽出し、さら に酢酸エチルで抽出し、最後に硫酸マグネシウム上で乾燥させた。減圧下に溶媒 を蒸発すると、テトラヒドロピリジン類の混合物がそれぞれ60:40の割合で 得られた(粗反応生成物のアセチル化ののちガスクロマトグラフィーに よって測定)。これらの2種のジアステレオ異性体を、シリカゲル上のクロマト グラフィーにより、酢酸エチル/ヘプタン400mlの勾配(0:100〜50: 50、増分5%)で溶離させて分離した。 橙〜黄色の油状物 HR(CI)(メタン):C1724NO3 計算値:290.1756 実測値:290.1769工程C :(1’S,2”S)−1−{2−[ジメチル−(1,1,2−トリメチル プロピル)シラニルオキシ]−1−フェニルエチル}−2−(エトキシカルボニ ルメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン (1’S,2”S)−1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−2−( エトキシカルボニルメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン30.6 5mmolを無水ジクロロメタン(70ml)に希釈したのち、アルゴン雰囲気下に0 ℃に置いた。ジメチルテキシルクロロシラン(1.5eq、9.0ml、45.98 mmol)を加え、続いてトリエチルアミン(2.5eq、10.8ml、76.64mm ol)及び触媒量のジメチルアミノピリジンを加えた。温度を25℃まで上昇させ 、この温度で撹拌を夜通し維持した。反応混合物を0℃の塩化アンモニウム飽和 溶液に注加した。有機相をジクロロメタンで抽出したのち、硫酸マグネシウム上 で乾燥させた。減圧下に溶媒を蒸発させたのち、粗反応生成物を、酢酸エチル/ ヘプタン勾配(0:100〜30:70、増分10%)で溶離させながら、アル ミナ(140g)のショートカラムに通してろ過した。このようにして、シリル 化モノアルキル化合物を単離した。 黄色の油状物 [α]D:+24(c=1.7、CHCl3工程D :(1’S,2”S)−2−(1−{2−[ジメチル−(1,1,2−トリ メチルプロピル)シラニルオキシ]−1−フェニルエチル}−1,2,3,6− テトラヒドロ−2−ピリジル)エタノール (1’S,2”S)−1−{2−[ジメチル−(1,1,2−トリメチルプロ ピル)シラニルオキシ]−1−フェニルエチル}−2−(エトキシカルボニルメ チル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン27.45mmolを無水THF( 90ml)に希釈し、磁気撹拌しながら0℃に置いた。水素化アルミニウムリチウ ム(1.5eq、2.56g、41.17mmol)をゆっくりと加えた。温度を25 ℃に上昇させ、混合物を夜通し撹拌した。反応が完了すると、酢酸エチルを加え 、続いて数滴の水を加えて過剰の水素化物を分解した。得られた溶液をセライト に通してろ過し、酢酸エチルですすぎ、さらにメタノールですすいだ。ろ液を硫 酸マグネシウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させた。次に、粗反応生成物を、酢 酸エチル/ヘプタン勾配(0:100〜20:80、増分5%)で溶離させなが ら、アルミナ(110g)のショートカラムに通してろ過することによって精製 した。このようにして、還元されたシリル化モノアルキルを単離した。 薄黄色の油状物 HR(CI)(メタン):C2340NO2Si 計算値:390.2828 実測値:390.2803 [α]D:−11(c=0.65、CHCl3工程E :(1’S,2”S)−2−(1−{2−[ジメチル−(1,1,2−トリ メチルプロピル)シラニルオキシ]−1−フェニルエチル}−1,2,3,6− テトラヒドロ−2−ピリジル)エタナール 無水ジクロロメタン(180ml)に溶解した塩化オキサリル(4eq、8.40 ml、97.56mmol)を−78℃に冷却した。無水ジクロロメタン(180ml) で希釈したジメチルスルホキシド(6eq、10.40ml、146.34mmol)を アルゴン雰囲気下で撹拌しながら加えた。10分後、無水ジクロロメタン(30 ml)に希釈した(1’S,2”S)−2−(1−{2−ジメチル−(1,1,2 −トリメチルプロピル)シラニルオキシ]−1−フェニルエチル}−1,2,3 ,6−テトラヒドロ−2−ピリジル)エタノールを滴下した。−78℃で15分 間、磁気撹拌を維持した。次に、トリエチルアミン(8eq、27.5ml、195 .12mmol)を加えたのち、反応混合物を室温に戻した。水を添加したのち、有 機相をジクロロメタンで抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発 させた。得られたアルデヒドは、その不安定性を考慮して、すぐに反応させた。工程F :(1’S,2”S)−2−(1−{2−[ジメチル−(1,1,2−トリ メチルプロピル)シラニルオキシ]−1−フェニルエチル}−1,2,3,6− テトラヒドロ−2−ピリジル)−1−フェニルエタノール 臭化フェニルマグネシウム(1.5eq.、61ml、36.59mmol)を、アル ゴン雰囲気下に磁気撹拌しながら0℃で三つ口フラスコに注加した。無水エーテ ル(80ml)に希釈したSwern反応の粗生成物(9.44g、24.39mmol) を滴下漏斗によって滴下した。添加が完了すると、温度を25℃まで上昇させ、 この温度で撹拌を夜通し維持した。次に、反応混合物を0℃の塩化アンモニウム 飽和溶液に注加した。有機相をエーテルで抽出し、さらにジクロロメタンで抽出 し、最後に硫酸マグネシウム上で乾燥させた。減圧下に溶媒を蒸発させると、ア ルコール類の混合物がそれぞれ60:40の割合で得られた(NMRにおける陽 子の積分によって測定)。これらの2種のジアステレオ異性体を、アルミナ(3 60g)上のクロマトグラフィーにより、酢酸エチル/ヘプタン400mlの勾配 (0:100〜5:95、増分1%、その後、5:95〜20:80、増分5% )で溶離させて分離した。優勢なほうのジアステレオ異性体を単離した。 褐色のペースト HR(CI)(メタン):C2944NO2Si 計算値:466.3141 実測値:466.3152 [α]D:−18(c=0.22、CHCl3工程G :(1S,1’S,2”S)−2−[1−(2−ヒドロキシ−1−フェニル エチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル]−1−フェニルエタ ノール (1’S,2”S)−2−(1−{2−[ジメチル−(1,1,2−トリメチ ルプロピル)シラニルオキシ]−1−フェニルエチル}−1,2,3,6−テト ラヒドロ−2−ピリジル)−1−フェニルエタノール9.81mmolを塩酸/水/ テトラヒドロフランの3:1:1混合物に希釈した。得られた混合物を室温で磁 気撹拌しながら夜通し放置した。次に、炭酸カリウムの存在下に反応媒体をエー テルで抽出し、さらにジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸マグネシウム上 で乾燥させ、減圧下に蒸発させた。次に、粗反応生成物を、酢酸エチル/ヘプタ ン勾配(0:100〜100:0、増分10%)、続いてメタノール/ジクロロメ タン勾配(0:100〜5:95、増分1%)で溶離させながら、アルミナ(9 5g)のショートカラムに通してろ過した。このようにして、ジオールを単離し た。 黄色の油状物 HR(CI)(メタン):C2126NO2 計算値:324.1964 実測値:324.1965 [α]D:−49(c=1.1、CHCl3例2 :(1R,1’S,2”S)−2−[1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエ チル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル]−1−フェニルエタノ ール 例1と同じ方法を使用したが、工程Fで少ない方のジアステレオ異性体を選択 した。 黄色の油状物 HR(CI)(メタン):C2126NO2 計算値:324.1963 実測値:324.1941 [α]D:+52(c=2.4、CHCl3) 例3〜6は、例1と同じ方法を使用して、工程Fで適当なマグネシウム化合物 を選択しながら得た。例3 :(1R,1’S,2”S)−1−[1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエ チル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル]−2−プロパノール例4 :(1R,1’S,2”S)−1−[1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエ チル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル]−4−メチル−2−ペ ンタノール例5 :(1S,1’S,2”S)−2−[1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエ チル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル]−1−(4−メチル フェニル)エタノール例6 :(1S,1’S,2”S)−2−[1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエ チル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル]−1−(3−トリフル オロメチルフェニル)エタノール例7 :(1S,2”S)−2−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−2 −ピリジル)−1−フェニルエタノール工程A :(1S,2”S)−2−[1−メチル−1−(2−ヒドロキシ−1−フェ ニルエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジニウミル]−1−フ ェニルエタノールテトラフルオロボレート 例1の化合物15.3mmolを蒸留アセトニトリル(160ml)に溶解した。ジ フェニルメチルスルホニウムテトラフルオロボレート(1.1eq、6.67g、 21.09mmol)を磁気撹拌しながら加え、混合物を48時間還流させた。減圧 下に溶媒を蒸発させたのち、粗反応生成物を、酢酸エチル/ヘプタン200mlの 勾配(0:100〜50:50、増分10%)で溶離させながらアルミナ(19 5g)上でクロマトグラフィーに付して、硫化ジフェニル及び未反応生成物を除 去し、さらにメタノール/ジクロロメタン100mlの勾配(0:100〜5:9 5、増分0.5%、その後、5:95〜50:50、増分5%)で溶離させた。 このようにして、メチル化生成物を単離した。 淡いベージュ色の泡状物工程B :(1S,2”S)−2−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ− 2−ピリジル)−1−フェニルエタノール 工程Aで得た塩3.56mmolを蒸留tert−ブタノール(40ml)に溶解した。 事前に昇華(145℃、P=0.6mmHg)させておいたカリウムtert−ブタノレ ート(1.5eq、600mg、5.34mmol)を加えた。混合物を2時間還流させ た。冷却した反応混合物を塩化アンモニウム飽和溶液に注加し、ジクロロメタン で抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥させた。この操作をこの方法で3回繰り返 した。減圧下に溶媒を蒸発させたのち、粗反応生成物を、酢酸エチル/ヘプタン 勾配(0:100〜50:50、増分10%)、続いてメタノール/ジクロロメタ ン勾配(0:100〜6:94、増分0.5%)で溶離させながらアルミナ (70g)上でクロマトグラフィーに付した。 橙〜黄色の油状物 HR(EI):C1419NO 計算値:217.1467 実測値:217.1464例8 :(1R,2”S)−2−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−2 −ピリジル)−1−フェニルエタノール 手順は例7の場合と同じであり、例2の化合物から出発した。 橙〜黄色の油状物 HR(EI):C1419NO 計算値:217.1467 実測値:217.1466例9 :(2”S)−2−ベンゾイルメチル−1−メチル−1,2,3,6−テトラ ヒドロピリジン 手順は例1の工程Eと同じであり、例7又は8の化合物から出発した。例10 :(1R,2”S)−1−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ −2−ピリジル)−2−プロパノール 手順は例7の場合と同じであり、例3の化合物から出発した。例11 :(1S,2”S)−2−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ− 2−ピリジル)−1−(4−メチルフェニル)エタノール 手順は例7の場合と同じであり、例5の化合物から出発した。例12 :(2”S)−2−(4−メチルベンゾイルメチル)−1−メチル−1,2 ,3,6−テトラヒドロピリジン 手順は例1の工程Eと同じであり、例11の化合物から出発した。例13 :(1S,2”S)−2−(1−メチル−6−エトキシカルボニル−メチル −1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル)−1−フェニルエタノール工程A :(1S,2”S)−2−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ− 2−ピリジル)−1−フェニルエタノールN−酸化物 例7の化合物1mmolを無水ジクロロメタン(10ml)に希釈し、磁気撹拌し ながら0℃に置いた。メタクロロ過安息香酸(1.5eq、371mg、1.5mmol )を加えた。15分後、混合物を、メタノール/ジクロロメタン勾配(0:10 0〜5:95、増分1%)で溶離させながらアルミナのショートカラム(理論重 量の60倍)に通して速やかにろ過した。減圧下に溶媒を蒸発させたのち、N− 酸化物を単離し、ただちに次の反応工程に使用した。工程B :(1S,2”S)−2−(1−メチル−2,3−ジヒドロ−2−ピリジニ ウミル)−1−フェニルエタントリフルオロアセテート 工程Aで得たN−酸化物1mmolを無水ジクロロメタン(10ml)と合わせ、こ の媒体を0℃に置いた。トリフルオロ酢酸無水物(2.5eq、0.35ml、2. 5mmol)をゆっくりと加えた。反応物を0℃で20〜30分間放置した。減圧下 に溶媒及び過剰の試薬を蒸発させて、ジヒドロピリジニウム塩を得た。その不安 定性を考慮して、この化合物をすぐにアルキル化した。工程C :(1S,2”S)−2−(1−メチル−6−エトキシカルボニルメチル− 1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル)−1−フェニルエタノール 工程Bで得たジヒドロピリジニウム塩を無水ジクロロメタン(10ml)で希釈 し、アルゴン雰囲気下に0℃に置いたレフォルマトスキー試薬1モル溶液(5eq 、5ml、5mmol)に磁気撹拌しながら滴下した。添加が完了すると、温度を25 ℃まで上昇させ、この温度で撹拌を夜通し維持した。反応混合物を0℃の塩化ア ンモニウム飽和溶液に注加した。有機相をジクロロメタンで抽出したのち、硫酸 マグネシウム上で乾燥させた。減圧下に溶媒を蒸発させたのち、粗反応生成物を 、酢酸エチル/ヘプタン(50:50)混合物で溶離させながら、アルミナの非 常に短いカラムに通してろ過した。そして、ジアステレオ異性体60:40(N MRにおける陽子の積分によって測定)の分離不可能な混合物(182mg、0. 60mmol)を得た。 黄色の油状物 MS(CI)(イソブタン):m/z 360([M+57]+、7)、304([M+H]+、100) 216([M−CH2COOCH2CH3]+、8)例14 :(1R,2”S)−1−(1−メチル−6−エトキシカルボニル−メチ ル−1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル)−1−プロパノール 手順は例13の場合と同じであり、例10の化合物から出発した。例15 :(1S,2”S)−2−(1−メチル−6−ベンゾイルメチル−1,2, 3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル)−1−フェニルエタノール工程A :(1S,2”S)−2−[6−(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル) −1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル]−N−メトキシ −N−メチルアセトアミド 無水トルエン(1.8ml)で希釈したN,O−ジメチルヒドロキシルアミンヒ ドロクロリド(3eq、88mg、0.90mmol)を、アルゴン下に撹拌しながら0 〜5℃に置いた。トルエン中トリメチルアルミニウムの2M市販溶液(1.15e q、0.52ml、1.04mmol)を滴下した。添加が完了すると、氷冷水の槽を 取り除き、混合物を2時間撹拌した。このようにしで調製したWeinreb試薬を、 無水トルエン(3ml)で希釈した例13の化合物(91mg、0.30mmol)にア ルゴン雰囲気下で滴下した。なおもアルゴン下で混合物を80℃で2時聞45分 間維持した。次に、粗反応生成物を0℃の塩酸溶液(0.12N)にゆっくりと 注加した。混合物を1〜2分間撹拌したのち、反応媒体が中性になるまで、すぐ に0℃の炭酸水素ナトリウムに注加して戻した。次に、有機相をエーテルで抽出 し、その後、ジクロロメタンで5回抽出し、最後に硫酸マグネシウム上で乾燥さ せた。減圧下に溶媒を蒸発させたのち、得られたヒドロキシアミド(90mg、0 .28mmol)をすぐに次に反応工程に使用した。 MS(CI)(イソブタン):m/z 319([M+H]+、100)、216([M−CH2CON(Me)OMe]+、1 0)工程B :(1S,2”S)−2−[1−メチル−6−ベンゾイルメチル)−1,2 ,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル)−1−フェニルエタノール 工程Aで得たヒドロキシアミド0.28mmolを、アルゴン雰囲気下に−78℃ に冷却した無水テトラヒドロフラン(3ml)に磁気撹拌しながら配した。シクロ ヘキサン/エーテル混合物中フェニルリチウムの1.6M市販溶液(5eq、0. 88ml、1.41mmol)を滴下した。添加が完了すると、温度を25℃まで 上昇させ、その後、この温度で撹拌を夜通し維持した。反応混合物を0℃の塩化 アンモニウム飽和溶液に注加した。有機相をまずエーテルで抽出し、次にジクロ ロメタンで抽出し、最後に硫酸マグネシウム上で乾燥させた。メタノール性塩化 水素で処理することにより、粗デヒドロロベリン生成物を直接その塩酸塩に転換 した。混合物を蒸発させ、最小量のメタノール中にとり、ヘプタンで3回洗浄し た。次に、塩を、メタノール/ジクロロメタン(0、0.5、1及び2%)で溶 離させながらシリカゲルに通して速やかにろ過した。このようにして、さらなる 精製方法なしでデヒドロロベリン塩酸塩を単離した。塩基性媒体中で塩酸塩を処 理すると、ジアステレオ異性体85:15(NMRにおける陽子の積分によって 測定)の分離不可能な混合物が得られた。 MS(EI):m/z 例16:(2”S)−2,6−ビス(ベンゾイルメチル)−1−メチル−1,2, 3,6−テトラヒドロピリジン 手順は例1の工程Eと同じであり、例15の化合物から出発した。例17 :(1R,2”S)−1−(1−メチル−6−ベンゾイルメチル)−1,2 ,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル)−2−プロパノール 手順は例15の場合と同じであり、例14の化合物から出発した。例18 :(2”S)−2−アセチルメチル−6−ベンゾイルメチル−1−メチル− 1,2,3,6−テトラヒドロピリジン 手順は例1の工程Eと同じであり、例17の化合物から出発した。例19 :(1S,2”S,6”R)−2−[1−メチル−6−(1,1−エチレン ジオキシ−2−フェネチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル] −1−フェニルエタノール ベンゼン(5ml)、大きく過剰のエチレングリコール(1ml)及びパラトルエン スルホン酸(1.2eq、27mg、0.143mmol)を小さな丸底フラスコに入れ た。この混合物をディーンスターク装置中で約10分間還流させて、痕跡量の 水をすべて除去した。次に、ベンゼン数mlに希釈した塩基形態の例15の化合物 (40mg、0.119mmol)を加えた。ディーンスターク装置中で4時間還流さ せたのち、冷却した反応媒体を炭酸水素ナトリウム溶液に注加した。有機相をま ずエーテルで抽出し、次にジクロロメタンで抽出し、最後に硫酸マグネシウム上 で乾燥させた。減圧下に溶媒を蒸発させたのち、アセタールを、ジクロロメタン で溶離させながらアルミナに通して速やかにろ過し、単離した。 黄色の油状物 MS(EI):m/z 例20:(2”S,6”R)−2−ベンゾイルメチル−1−メチル−6−(1,1 −エチレンジオキシ−2−フェネチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジ ン 手順は例1の工程Eと同じであり、例19の化合物から出発した。薬理学的研究 例A :本発明の化合物がニコチン様レセプタに結合する能力の研究 第一の目的として、Marksらの方法(J.Pharmacol.Exp.Ther.,1986,30,4 27-436)を使用して、本発明の化合物がニコチン様レセプタに結合する能力を研 究した。本発明の化合物は、放射性配位子[125I]−α−ブンガロトキシンと して使用するα7レセプタに対して有利な親和性を示した。この活性は、α7レ セプタに特異的なmRNAを注入されたカエル卵母細胞の技術で確認した。例B :ラットにおける受動回避試験 コリン作動遮断による実験的記憶障害中のラットにおける受動回避試験を使用 して、記憶促進性の研究を実施した。 この試験は、照明のない黒いコンパートメントと、25Wランプによって十分 に照明された白いコンパートメントとを有する2コンパートメントボックスを使 用して実施した。二つのコンパートメントは落し戸によって隔てられ、黒いコン パートメントの床は、電気ショック(0.5mA、3秒間)を印加することができ るものであった。学習段階で、ラットを白いコンパートメントに入れ、60秒後 、 隔てるドアを開いた。ラットが暗いコンパートメントに入ったのち、ドアを閉じ 、電気ショックを与えた。再記憶段階で、24時間後、ラットを再び白いコンパ ートメントに入れた。これらの条件の下、正常なラットは、不快な電気ショック を覚えていたため、もはや暗い区域には戻らなかった。進入の待ち時間測定の最 大期間は300秒で固定した。コリン作動遮断によって誘発される記憶障害中は 、ラットは、罰を受けるコンパートメントに再び入った。 ロベリン又は本発明の化合物での治療の間、ラットは、実験的記憶障害から保 護され、ひいては、罰を受けるコンパートメントには戻らず、したがって、近事 実記憶の機能の完全性が実証された。例C :医薬組成物 例15の化合物10mg用量を含有する錠剤1,000個を調製するための処方 (1S,2”S)−2−(1−メチル−6−ベンゾイルメチル−1,2,3,6 −テトラヒドロ−2−ピリジル)−1−フェニルエタノール10g 小麦デンプン15g トウモロコシデンプン15g ラクトース65g ステアリン酸マグネシウム2g シリカ1g ヒドロキシプロピルセルロース2g
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダ,セー・ビュペシュ フランス国、エフ―91190 ジフ・シュー ル・イヴェット、リュ・フェルナン・レジ エ、3 (72)発明者 ルパニョール,ジャン フランス国、エフ―28210 ショドン、リ ュ・ドゥ・レグリーズ、4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I) (式中、Xが水素原子を表し、 Yがヒドロキシル基を表すか、又は XとYとがいっしょになってオキソ基を形成し、 Rは、直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルキル基あるいは、場合によって は1個以上のハロゲン原子又は1個以上の直鎖状もしくは分岐鎖状の(C1〜C6 )アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、直鎖状もしくは分岐鎖状の(C1〜C6) ポリハロアルキル又はヒドロキシル基によって置換されているフェニル基を表し 、 R1は、水素原子又は式(II) (式中、X’が水素原子を表し、 Y’がヒドロキシル基を表すか、又は X’とY’とが同時に直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルコキシ基を表す か、又は X’とY’とがいっしょになってオキソ基あるいは直鎖状又は分岐鎖状の(C1 〜C4)アルキレンジオキシ基を表し、 R3は、直鎖状もしくは分岐鎖状の(C1〜C6)アルコキシ基あるいは、場合 によっては1個以上のハロゲン原子又は1個以上の直鎖状もしくは分岐鎖状の( C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、直鎖状もしくは分岐鎖状の(C1 〜C6)ポリハロアルキル又はヒドロキシル基によって置換されているフェニル 基を表す) の基を表し、 R2は、水素原子あるいは、場合によっては1個以上の同一もしくは異なる、 置換されていてもよいアリール、直鎖状もしくは分岐鎖状の(C1〜C6)アルコ キシ又はヒドロキシル基によって置換されている直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜 C6)アルキル基を表し、 ただし、RとR2とが同時にメチル基を表し、Xが水素原子を表し、Yがヒド ロキシル基を表し、R1は、X’が水素原子を表し、Y’がヒドロキシル基を表 す式(II)の基を表す場合、R3はフェニル基を表すことができない) の化合物、その異性体あるいは薬学的に許容しうる酸又は塩基とのその付加塩。 2.Xが水素原子を表し、Yがヒドロキシル基を表す、請求項1記載の式(I) の化合物。 3.R1が式(II) の基を表す、請求項2記載の式(I)の化合物。 4.(1S,2”S)−2−(1−メチル−6−ベンゾイルメチル−1,2,3,6 −テトラヒドロ−2−ピリジル)−1−フェニルエタノールである、請求項1記 載の式(I)の化合物。 5.(1S,2”S,6”R)−2−[1−メチル−6−(1,1−エチレンジオ キシ−2−フェネチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−2−ピリジル]−1 −フェニルエタノールである、請求項1記載の式(I)の化合物。 6.請求項1記載の式(I)の化合物を調製する方法であって、 式(III) (式中、R4は、直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルキルあるいは場合によ っては置換されているアリール基を表す) の化合物を出発原料として使用し、これを、水酸化ナトリウムの存在下、水素化 ホウ素ナトリウムと反応させて式(IV) (式中、R4は、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これをBrZnCH2COOEtの作用に付して式(V) (式中、R4は、上記と同じ定義である) の化合物を得て、これを、順次、ジメチルテキシルクロロシランの作用及び水素 化アルミニウムリチウムの作用に付して式(VI) (式中、R4は、上記に定義したとおりであり、Thexは、1,1,2−トリ メチルプロピル基を表す) の化合物を得て、これを酸化させて式(VII) (式中、R4及びThexは、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これをマグネシウム化合物RMgBr(Rは、式(I)で定義 したとおりである)の作用に付して式(VIII)(式中、R、R4及びThexは、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これを、場合により、酸化剤で処理して式(IX) (式中、R、R4及びThexは、上記と同じ定義である) の化合物を得、化合物(VIII)及び(IX)は式(X) (式中、R、R4、X、Y及びThexは、式(I)に定義したとおりであり、 R4は、上記と同じ定義である) で示される化合物であり、式(X)の化合物を酸性媒体中で加水分解して、式( I)の化合物の特殊なケースである式(I/a) (式中、R、X、Y及びR4は、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これを、 Xが水素原子を表し、Yがヒドロキシル基を表す場合には、パラジウム担持炭 の存在下に水素で処理して、式(I)の化合物の特殊なケースである式(I/b )(式中、Rは、上記に定義したとおりである) の化合物を得るか、又は 式(XI) (式中、R5は、直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルキル基を表す) のジフェニルアルキルスルホニウムテトラフルオロボレートで処理して式(XII ) (式中、R、R4、R5、X及びYは、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これを、tert−ブタノール中、カリウムtert−ブタノレートの 作用に付して、式(I)の化合物の特殊なケースである式(I/c) (式中、R、X、Y及びR5は、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これを、Xが水素原子を表し、Yがヒドロキシル基を表す場合 には、メタクロロ過安息香酸で処理して式(XIII)(式中、R及びR5は、上記と同じ定義である) の化合物を得て、これをトリフルオロ酢酸無水物の作用に付して式(XIV) (式中、R及びR5は、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これをBrZnCH2COOR6(R6は、直鎖状又は分岐鎖状 の(C1〜C6)アルキル基を表す)で処理して、式(I)の化合物の特殊なケー スである式(I/d) (式中、R、R5及びR6は、上記と同じ定義である) の化合物を得て、これを、順次、Weinreb試薬 の作用及びリチウム化合物R7−Li(R7は、場合によっては1個以上のハロゲ ン原子あるいは1個以上の直鎖状もしくは分岐鎖状の(C1〜C6)アルキル、( C1〜C6)アルコキシ、直鎖状もしくは分岐鎖状の(C1〜C6)ポリハロアルキ ル又はヒドロキシル基によって置換されているフェニル基を表す)の作用に付し て、式(I)の化合物の特殊なケースである式(I/e)(式中、R、R5及びR7は、上記に定義したとおりである) の化合物を得て、これを、 酸化剤で処理して、式(I)の化合物の特殊なケースである式(I/f) (式中、R、R5及びR7は、上記と同じ定義である) の化合物を得るか、又は 還元剤で処理して、式(I)の化合物の特殊なケースである式(I/g) (式中、R、R5及びR7は、上記に定義したとおりである) の化合物を得るか、又は 酸性媒体中、アルコールの作用によってアセタール形態で保護して、式(I) の化合物の特殊なケースである式(I/h) (式中、R、R5及びR7は、上記に定義したとおりであり、X”とY”とが、同 時に直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C6)アルコキシ基を表すか、あるいは、いっ しょになって直鎖状又は分岐鎖状の(C1〜C4)アルキレンジオキシ基を形成す る) の化合物を得て、 化合物(I/a)〜(I/h)が本発明の集合的な化合物を形成し、これらを 、場合により、標準的な精製技術にしたがって精製し、また、望むならば、それ らの種々の光学異性体に分別したり、薬学的に許容しうる酸又は塩基で塩化する 方法。 7.請求項1記載の式(I)の化合物の合成中間体として有用である、請求項6 記載の式(V)、(XII)又は(XIII)の化合物。 8.請求項1〜5記載の式(I)の化合物の少なくとも1種の化合物又は薬学的 に許容しうる酸とのそれらの付加塩の1種を、1種以上の薬学的に許容しうる不 活性で非毒性の賦形剤又は担体と組み合わせて含有する医薬組成物。 9.大脳の老化及び神経変性疾病、たとえばアルツハイマー病、パーキンソン病 、ピック病、コルサコフ病ならびに前頭及び大脳皮質下痴呆に伴う記憶障害の治 療に有用である、請求項1〜5のいずれか1項記載の少なくとも1種の活性成分 を含有する請求項8記載の医薬組成物。
JP52527098A 1996-12-05 1997-12-02 新規な置換テトラヒドロピリジン化合物、それらの調製方法及びそれらを含有する医薬組成物 Expired - Fee Related JP3872821B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR96/14951 1996-12-05
FR9614951A FR2756826B1 (fr) 1996-12-05 1996-12-05 Nouveaux derives tetrahydropyridiniques substitues, leur procede de preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent
PCT/FR1997/002172 WO1998024765A1 (fr) 1996-12-05 1997-12-02 Nouveaux derives tetrahydropyridiniques substitues, leur procede de preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001505214A true JP2001505214A (ja) 2001-04-17
JP3872821B2 JP3872821B2 (ja) 2007-01-24

Family

ID=9498371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52527098A Expired - Fee Related JP3872821B2 (ja) 1996-12-05 1997-12-02 新規な置換テトラヒドロピリジン化合物、それらの調製方法及びそれらを含有する医薬組成物

Country Status (19)

Country Link
US (1) US6232319B1 (ja)
EP (1) EP0937043B1 (ja)
JP (1) JP3872821B2 (ja)
CN (1) CN1126739C (ja)
AT (1) ATE214051T1 (ja)
AU (1) AU719208B2 (ja)
CA (1) CA2274133C (ja)
DE (1) DE69710909T2 (ja)
DK (1) DK0937043T3 (ja)
ES (1) ES2172023T3 (ja)
FR (1) FR2756826B1 (ja)
HK (1) HK1023346A1 (ja)
HU (1) HUP0001773A3 (ja)
NO (1) NO313589B1 (ja)
NZ (1) NZ336111A (ja)
PL (1) PL189372B1 (ja)
PT (1) PT937043E (ja)
WO (1) WO1998024765A1 (ja)
ZA (1) ZA9710960B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2793245B1 (fr) * 1999-05-05 2002-10-11 Adir Nouveaux composes pyridiniques ou piperidiniques substitues, leur procede de preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent
DE10164139A1 (de) 2001-12-27 2003-07-10 Bayer Ag 2-Heteroarylcarbonsäureamide
DK1949901T3 (da) * 2002-12-06 2014-05-19 The Feinstein Inst Medical Res Fremgangsmåde til bestemmelse af en cholinerg agonist selektiv for en alfa-7-nikotinsk receptor
US7238715B2 (en) * 2002-12-06 2007-07-03 The Feinstein Institute For Medical Research Treatment of pancreatitis using alpha 7 receptor-binding cholinergic agonists
US8316104B2 (en) 2005-11-15 2012-11-20 California Institute Of Technology Method and apparatus for collaborative system
WO2010059844A1 (en) 2008-11-19 2010-05-27 Envivo Pharmaceuticals, Inc. Treatment of cognitive disorders with (r)-7-chloro-n-(quinuclidin-3-yl)benzo[b]thiophene-2-carboxamide and pharmaceutically acceptable salts thereof
TW201031664A (en) 2009-01-26 2010-09-01 Targacept Inc Preparation and therapeutic applications of (2S,3R)-N-2-((3-pyridinyl)methyl)-1-azabicyclo[2.2.2]oct-3-yl)-3,5-difluorobenzamide
CN102802620A (zh) * 2009-05-11 2012-11-28 英维沃医药有限公司 使用某种α-7烟酸受体与乙酰胆碱酯酶抑制剂结合治疗认知障碍
PT3029039T (pt) 2010-05-17 2017-11-28 Forum Pharmaceuticals Inc Formulações farmacêuticas que compreendem formas cristalinas de cloridrato de (r)-7-cloro-n-(quinuclidin-3-il)benzo(b)tiofeno-2-carboxamida mono-hidratado
AU2013259871A1 (en) 2012-05-08 2014-11-20 Forum Pharmaceuticals Inc. Methods of maintaining, treating or improving cognitive function

Also Published As

Publication number Publication date
FR2756826B1 (fr) 1999-01-08
CA2274133A1 (fr) 1998-06-11
AU719208B2 (en) 2000-05-04
NO313589B1 (no) 2002-10-28
JP3872821B2 (ja) 2007-01-24
EP0937043A1 (fr) 1999-08-25
HUP0001773A3 (en) 2002-12-28
DK0937043T3 (da) 2002-06-10
ATE214051T1 (de) 2002-03-15
WO1998024765A1 (fr) 1998-06-11
DE69710909T2 (de) 2002-11-07
EP0937043B1 (fr) 2002-03-06
PL189372B1 (pl) 2005-07-29
HK1023346A1 (en) 2000-09-08
CN1239951A (zh) 1999-12-29
AU7624398A (en) 1998-06-29
NO992731L (no) 1999-06-04
CN1126739C (zh) 2003-11-05
NZ336111A (en) 2000-03-27
DE69710909D1 (de) 2002-04-11
NO992731D0 (no) 1999-06-04
HUP0001773A2 (hu) 2000-11-28
CA2274133C (fr) 2003-09-16
US6232319B1 (en) 2001-05-15
ES2172023T3 (es) 2002-09-16
PT937043E (pt) 2002-07-31
ZA9710960B (en) 1998-06-15
FR2756826A1 (fr) 1998-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3302351B2 (ja) 神経栄養活性および神経保護活性を有する4−アリール−1−フェニルアルキル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
EP1438309A1 (en) Quinuclidine derivatives, processes for preparing them and their uses as m2 and/or m3 muscarinic receptor inhibitors
CA2309434A1 (en) New 4-arylpiperidine derivatives for the treatment of pruritus
FR2696178A1 (fr) Amides basiques quaternaires, procédé pour leur préparation et compositions pharmaceutiques en contenant.
PT96405B (pt) Processo para a preparacao de derivados da 3-aminopiperidina e de heterociclos afins contendo azoto
JP2001505214A (ja) 新規な置換テトラヒドロピリジン化合物、それらの調製方法及びそれらを含有する医薬組成物
LU81923A1 (fr) 1,2,4,5-tetra-alkyl-4-arylpiperidines,leur utilisation therapeutique,leur preparation et les intermediaires appropries
FR2471981A1 (fr) Nouveaux derives de la (piperidyl-4)-2 (quinolyl-4)-1 ethanone, produits intermediaires et procedes pour leur preparation, et leur utilisation comme medicaments
JPH08503229A (ja) Gaba−bアンタゴニストとしての2−置換モルホリンおよびチオモルホリン誘導体
EP1438291A1 (fr) Aralkyl-tetrahydro-pyridines, leur preparation et compositions pharmaceutiques les contenant
JPH07291974A (ja) エピ−エピバチジン誘導体及びその製造法
JPH06102657B2 (ja) 新規ベンゾチオピラニルアミン
EP1050530B1 (fr) 1-Aza-2-Alkyl-6-Aryl-Cycloalcanes utiles pour améliorer la mémoire
US5098925A (en) Spiro-dihydroisoindole compounds
CZ290242B6 (cs) Gem-difenylalkyl-1,2,3,6-tetrahydropyridiny, způsob jejich přípravy a farmaceutické prostředky tyto pyridiny obsahující
JP2719063B2 (ja) 置換3−アミノキヌクリジンp物質拮抗剤
JP2894617B2 (ja) 2―フエニルインドール誘導体
JP2000517314A (ja) 置換されたアミン誘導体
CA2272453A1 (fr) Benzoylalkyl-1,2,3,6-tetrahydropyridines
WO1990007509A1 (en) Diazabicycloalkane derivatives
AU2002337126A1 (en) Quinuclidine derivatives, processes for preparing them and their uses as M2 and/or M3 muscarinic receptor inhibitors
JPH08511782A (ja) N−置換アザ複素環式カルボン酸類とそのエステル類

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees