JP2001502523A - 植物性肉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 植物性肉は、グルテン蛋白質、シリアルと豆果の鉱物、ビタミン及び食物繊維を利用する高い栄養価の植物性食物である。植物性肉は、ある割合のグルテンをある割合の１種以上のシリアルフラワー、或いはある割合の１種以上の豆果フラワー、或いはある割合の１種以上のシリアルフラワーと豆果フラワーと混合する事により得られる。この混合物は、天然のスパイスにより、要求される味に味付けされ、次に水または植物の煮汁でこねて、その後煮沸される。成分の割合を種々変化しさらに異なる種類のフラワーを用いて、種々のタイプの植物性肉：ステーキ、シチュー、ミンチ、ハンバーガー、ソーセージ、ピザイオラ、モルタデラ、ハム、ブレスオラ、グアンシャル（guanciale）等が得られる。これは丸い端部を持つ円筒形状をしている。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称：植物性肉 発明の分野 本発明は、動物性肉の代わりとなる高い栄養価の食物に関する。先行技術 植物性肉は、グルテン、シリアルフラワー（flower）及び豆果フラワー(flowe r)をベースとする天然物からなる。 この混合物により、グルテンに濃縮されている高い割合の蛋白質、シリアル及 び豆果に含まれる鉱物（特に鉄分）、ビタミン及び食物性繊維の利用が可能とな る。その構造により、植物性肉がモオータデラ(mortadella)、ハム、ブレサオラ (bresaola)、グアンシアル(guanciale)等の味に対し冷たく食べられる食物とし て、或いはステーキ、シチュー、ミンチ、ハンバーガー、ソーセージ、ピザイオ ラ等のように熱く食べられる食物として利用可能となっている。 高い栄養価を持ち、著者らには知られている他の植物性食物としては、セイタ ン(Seitan)及び、大豆ステーキや大豆シチューの様な大豆（Soya）副産物が挙げ られる。これらは、あるアミノ酸や食物性繊維が不足しているので、植物性肉の 様に完全ではない。さらに、これらでは上述のすべてのタイプの肉（モータデラ 等）を製造できない。発明の開示 どのように植物性肉が造られるか： 45％から99.9％の割合のグルテンが、0.1％から55％の割合の１種以上のシリ アルフラワーか、或いは0.1％から55％の割合の１種以上の豆果フラワーか、或 いは0.1％から55％の割合の１種以上のシリアルフラワーと豆果フラワーの混合 物と混合される。 この混合物が種々のスパイスで味付けされ、水または植物の煮汁でこねられ、 その後、要求される大きさの個数が造られ、約２時間煮沸された。 シリアルフラワー用に使用されるシリアルのリストには、硬質穀物、軟質穀物 、蕎麦、カマット（kamut）穀物、オート麦、大麦、精白丸麦、トウモロコシ、 ライ麦、スペルト小麦、米が含まれる。 豆果フラワー用に使用される豆果のリストには、ヒヨコマメ、エンドウ豆、そ ら豆、ヒラマメ、豆、大豆、チックリング（chickling）が含まれる。 使用されるシリアルまたは豆果フラワーの種類としては、全粒のもの、精製し たもの、特別に精製したもの、糠が挙げられる。 使用されるグルテン、シリアルフラワー及び豆果フラワーは生物学的または非 生物学的に良質である。 植物性肉は、端部が丸い円筒状の切り身の様な肉片の形態で得られる。 その重量は0.5Ｋｇ、1Ｋｇ、2Ｋｇ、3Ｋｇ等であってもよく、その円筒形態を 得る為に、サラミや他の味付け肉製品用の合成包装皮を使用してもよい。 使用される調味料のリストには、ニンニク、ウイキョウの実、マンネンロウの 葉、ピスタチオの実、アマトウガラシ、黒胡淑、チリ（chili）、食塩、バジル の葉、パセリの葉、特別高純度のオリーブ油、酵母抽出物等が含まれる。 フラワーこね粉に対する水または植物の煮汁の量は、フラワー混合物のキログ ラム当たり0.8から１リッターの間である。 上述の種々の植物肉（ステーキ、シチュー、ハンバーガー、モルタデラ、ハム 等）が、使用された割合の量のグルテン、シリアルフラワー及び豆果フラワーと 、また異なるタイプのシリアルフラワー及び豆果フラワー（全粒のもの、精製し たもの、特別に精製したもの、糠）と、さらに異なるタイプのスパイスと共に、 かき混ぜる事により得られた。 植物性肉の利点を以下に挙げる： 1）植物性肉は、肉を食べない人達（菜食主義者）、コレステロール、尿酸また は消化機能等の問題のために肉を食べる事ができない人達に対し、動物性肉の完 全な代替物（広範囲の異なる種類の植物性肉とその栄養価の御蔭で）を食する機 会を与える。 2）真空パックの状態で冷蔵庫中30日間、冷凍庫中12ヶ月間保存可能である。発明を実施する最良の方法 ある種の植物性肉："ステーキ"を調製する例を挙げよう。 以下のフラワー、グルテン（700ｇ）、全粒のヒヨコマメ（200ｇ）、全粒のオ ート麦（70ｇ）、全粒のスペルト小麦（30ｇ）を１リッターの植物性煮汁と混合 し、食塩、胡淑、マンネンロウの葉、特上オリーブ油で味付けした。 この混合物をすべてが混じり合うまでこね、20分間放置し、次にサラミ用の合 成包装皮を用いて円筒形状の肉の塊が調製され、これを１時間45分の間煮沸する 。産業上の利用性 植物性肉は最新式産業システムを用い非常に好適に製造され、実際、上述のフ ラワー混合物と料理用の最新式煮沸器を用い、さらに真空パック用の自動化シス テムを用い、非常に大量の生産が可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＵ，ＢＡ，ＢＢ ，ＢＧ，ＢＲ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＥＥ，ＦＩ， ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＰ，ＫＲ，Ｌ Ｃ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＥ，ＳＧ， ＳＩ，ＳＫ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 請求項１ グルテンに濃縮されている高い割合の蛋白質、及びシリアルと豆果の鉱物、ビ タミン及び植物性繊維を利用する、グルテン、シリアルフラワー及び豆果フラワ ーをベースとする天然物を含む高い栄養価の食物である植物性肉であって、 その構造が、植物性肉をモオータデラ(mortadella)、ハム、ブレサオラ(bresa ola)、グアンシアル(guanciale)等の味に対し冷たく食べられる食物として、或 いはステーキ、シチュー、ミンチ、ハンバーガー、ソーセージ、ピザイオラ等の ように熱く食べられる食物として利用可能にしており、 その組成が、45％から99.9％の割合のグルテンを、0.1％から55％の割合の1種 以上のシリアルフラワーか、或いは0.1％から55％の割合の１種以上の豆果フラ ワーか、或いは0.1％から55％の割合のシリアルフラワー及び豆果フラワーと混 合した混合物であり、 前記混合物が以下のスパイス：ニンニク、ウイキヨウの実、マンネンロウの葉 、ピスタチオの実、アマトウガラシ、黒胡淑、チリ（chili）、食塩、バジルの 葉、パセリの葉、特別高純度のオリーブ油、酵母抽出物等で要求されるように味 付けされ、次にこの混合物1Ｋｇ当たり0.8から１リッターの水または植物の煮汁 でこねられ、その後、肉の塊が造られ、約２時間煮沸されて調製され、 端部が丸い円筒状の切り身の様な肉片の形態で得られ、その重量が0.5Ｋｇ、1 Ｋｇ、2Ｋｇ、3Ｋｇ等であってもよく、 種々の種類の植物肉（ステーキ、シチュー、ソーセージ、ハンバーガー、ピザ イオラ、モルタデラ、ハム、ブレサオラ等）が、前記割合の量のグルテンとシリ アルフラワー及び豆果フラワー（全粒のもの、精製したもの、特別に精製したも の、糠）を、使用する異なるタイプのスパイスと共にかき混ぜる事により得られ る、前記植物性肉。 請求項２ シリアルのリストに硬質穀物、軟質穀物、蕎麦、カマット（kamut）穀物、オ ート麦、大麦、精白丸麦、トウモロコシ、ライ麦、スペルト小麦、米が含まれて いる、請求項１の植物性肉。 請求項３ 豆果のリストにヒヨコマメ、エンドウ豆、そら豆、ヒラマメ、豆、大豆、チッ クリング（chickling）が含まれている、請求項１の植物性肉。 請求項４ シリアルフラワー及び豆果フラワーの種類として全粒のもの、精製したもの、 特別に精製したもの、糠が含まれる、請求項１の植物性肉。 請求項５ 前記グルテン、シリアルフラワー、豆果フラワーが生物学的または非生物学的 に良質である、請求項１の植物性肉。 請求項６ 請求項１に規定された割合と異なる割合の前記植物性肉の成分の混合物から得 られ、結果として請求項１の植物性肉に類似の副製品である製品。 請求項７ 前記植物性肉成分と、請求項１に規定されたスパイスとは異なるスパイスとを 混合する事により得られ、請求項１の植物性肉とは少し異なる味を有するが同等 の植物性肉製品。 請求項８ グルテンと、請求項２及び３に記載されていないか或いは新しく発見されたシ リアルフラワー及び豆果フラワーとの混合物から得られるが、結果として請求項 １の植物性肉と同等の植物性肉である製品。 請求項９ 前記植物性肉成分の混合物から得られ、水または植物煮汁の量が請求項１に記 載された量とは異なり、多少水分を含んでいるけれども請求項１の植物性肉と同 等の植物性肉製品。 請求項10 前記植物性肉成分と他の成分との混合物から得られ、新しい成分の割合が前記 植物性肉成分のそれより低い、請求項１の植物性肉またはその副製品に類似の製 品。 請求項11 前記植物性肉成分の混合物から請求項１に記載の方法とは異なる方法により得 られる、請求項１の植物性肉と同等の植物性肉製品。