JP2001500917A - インク組成物用のバインダー樹脂 - Google Patents

インク組成物用のバインダー樹脂

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Abstract

(57)【要約】 特定の置換スチレンバインダー樹脂及びそのようなバインダー樹脂を含むインク組成物が開示される。バインダー樹脂の例は、式(I)であって、式中、XはOR1であり、ここでR1は、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ヒドロキシアルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アミノアルキル、シアノC1〜C6アルキル、又はC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキルであり;又はXはNR23であり、ここでR2及びR3は、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ヒドロキシアルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アミノアルキル、シアノC1〜C6アルキル、又はC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキルである。紙、ガラス、金属、セラミック又はプラスチック基材上に、キャリア、着色剤及びバインダー樹脂を含む識別マークをジェット印刷するのに好適なジェットインク組成物も開示する。本発明のインク組成物を使用して印刷する工程も開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 インク組成物用のバインダー樹脂 本発明は、インク組成物の調製に有用なバインダー樹脂、特に、インクジェッ トインク組成物の調製に有用なバインダー樹脂に関する。 インク組成物にバインダー樹脂を使用することは、よく知られている。バイン ダー樹脂は、着色料用のキャリアーとして役立ち、かつ印刷されるメッセージを 印刷媒体に固定する補助になる。数々のバインダー樹脂が開示されてきた。例え ば、米国特許第3028349号明細書は、高光沢水分設定印刷用インクにおけるイミ ン修飾酸性樹脂の使用について開示する。 米国特許4177076号明細書は、グラビアインク又はフレキソインクのような印 刷用インクを調製するために有用な、水又はアルコール溶解性のスチレンコポリ マー、多価アルコールとα,β−不飽和カルボン酸とのモノアクリレート又はモ ノメタクリレートの使用について開示する。米国特許第5316575号明細書は、ジ ェットインク組成物の調製に有用な、特定のアクリル酸又はアルキルアクリル酸 の水溶性ポリマー及びコポリマーについて開示し、米国特許第5158606号明細書 は、スチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−ブタジエン−ビニルピリジン ターポリマー、ポリエチレン、ポリウレタン、ビニルピロリドン−ビニルアセテ ートコポリマー等が、新聞印刷用インクのような低摩消性印刷用インクを調製す るためのバインダー樹脂として使用され得ることを開示する。 バインダー樹脂は、バインダー樹脂として有用な特定の性質を有するべきであ る。従って、例えば、バインダー樹脂は、インク溶媒中で溶解性又は分散性であ るべきである。バインダー樹脂は、また、好ましくは、着色料上に被膜を形成し 得るべきである。この被膜は、急速に形成し、摩擦及び水分に対して耐久性があ るべきである。インク産業は、よりよい性能又はコストパフォーマンスを有する 樹脂を得る希望を持って、新しいバインダー樹脂の探求に積極的に関わっている 。従って、インク組成物の使用に好適な新しいバインダー樹脂が必要である。 インクジェット印刷は、印刷装置と印刷文字が堆積される基材との接触なしに 印刷を完成することでよく知られた技術である。簡単に言えば、インクジェット 印刷は、インク液滴が表面上の所望の印刷イメージを形成するように、インク液 滴の流れを当該表面上に放出し、その流れの方向を電子的に制御する技術を含む 。この非接触印刷技術は、多孔性及び非多孔性表面を含む種々の表面上に文字を 適用するために非常に好適である。 インクジェット印刷の種々の様相の概観は、Kuhnら、Scientific American 4 月号、162〜178頁、1979年;及びKeeling、Phys.Technol.、12(5)、196〜303頁 、1981年の刊行物において見ることができる。種々のインクジェット装置は、米 国特許第3060429、3298030、3373437、3416153、3673601号明細書に開示されて いる。 一般的に、インクジェットインク組成物は、インクジェット印刷操作に有用で あるべき特定の厳格な要求を満たさなければならない。これらの操作は、組成物 の粘性、耐久性、溶解性、適合性、及び基材の湿潤性に関連する。更に、このイ ンクは、急速乾燥及び耐よごれ性で、インクジェットノズルが詰まることなく通 過することができ、かつ装置部晶の急速浄化が最小限の労力で出来なければなら ない。 インクジェット組成物を開示した。この組成物は、一般的にキャリア、バイン ダー樹脂、着色料及び他の任意の添加物を含む。キャリアは、水溶性あるいは非 水溶性であってもよい。ガラス、セラミック、金属又はプラスチックのような非 多孔性基材上にジェット印刷するために、インクジェット組成物を、主に非水溶 性溶媒を使用して調製した。 非多孔性基材用の伝統的なインクジェットインクは、多くがメタノール及びメ チルエチルケトンを基礎とした。これらの溶媒は、急速乾燥ジェットインクとし て提供され、バインダー樹脂及び着色料を溶解又は分散する優れた能力を有する 。加えて、これらの溶媒は、導電剤をイオン化して、特に連続的なインクジェッ ト印刷操作のために良好な導電性を与える能力を有する。従って、例えば、米国 特許第4834799号明細書は、ビニルポリマー及び可塑剤を含むビニル基材上にジ ェット印刷するのに好適なジェットインク組成物を開示する。この組成物は、メ チルメタクリレートとジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマーのよ うなアミノ側基、色素、及びキャリアを有する樹脂成分を含むように製剤され る。このキャリアは、一般的にメタノールのような低級アルコール及びMEKのよ うな低級ケトンの混合物からなる。 しかしながら、MEK及びメタノールの安全性に関する公衆の認識及び政府の規 制が増加していることを考えると、MEK又はメタノールをあまり含まないジェッ トインクを開発することが重要になってきた。この目標を達成するために、エタ ノールベースジェットインクが提案されてきた。例えば、英国特許出願公開第28 6402号が伝えるところによれば、液体溶媒としてエタノールを、及びバインダー 樹脂としてポリアミドを含む、連続インクジェットプリンター用のジェットイン クを開示する。エタノールベースジェットインクは、エタノールの蒸発速度が遅 いために、いくつかの成功には役立ったが、特定のエタノールベースインクは、 多くのインクジェットの用途に十分な程早くは乾燥しない。 従って、ガラス、プラスチック、金属、又はセラミックのような非多孔性基材 上に印刷するために好適なジェットインク組成物が必要である。また、本質的に メタノール及びMEKを含まないジェットインク組成物も必要である。更に、連続 ジェットプリンター用に十分早く乾燥するジェットインク組成物が必要である。 更に、短い乾燥時間を有するエタノールベースジェットインク組成物が必要であ る。 本発明のこれら及び他の目的は、以下に示した本発明の好ましい態様の詳細な 説明から明らかにされるだろう。 前記必要性は、特定の新規バインダー樹脂と、該バインダー樹脂を含むインク 組成物を提供する本発明によって、広い範囲まで満たされる。 本発明に従って、インクキャリア、着色料、及びヒドロキシスチレンを有する ポリマーのバインダー樹脂を含むインク組成物が提供される。 好ましくは、インク組成物は、インクジェットプリンターで使用するために適 しており、25℃で1.8cps〜7.0cpsのブルックフィールド粘度、20ohm- cm〜2000ohm-cmの電気抵抗、及び1200メートル/秒〜1700メートル /秒の音速を有する。 好ましくは、バインダー樹脂は、ヒドロキシスチレンとフリーラジカル法によ って重合可能なモノマーとのコポリマーである。このモノマーはメチルメタクリ レートであってもよい。 好ましくは、本発明のインク組成物において、ポリマーは、以下の式を有する 。 式中、XはOR1又はNR23であり、ここでR1、R2及びR3は、水素、アルキ ル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルカルボニル、アミノアルキル 、シアノアルキル、又はアルコキシアルキルであり;及びR5はアルキルであり ;当該アルキル又はアルコキシ成分は、1〜6の炭素原子を有するものである。 好ましくは、このインク組成物は、更に界面活性剤を有するものである。 好ましくは、このインク組成物は、他のバインダー樹脂を有するものである。 当該他のバインダー樹脂は、ポリウレタン樹脂又はスチレン−アクリルコポリマ ーであってもよい。 好ましくは、このインク組成物は、更に有機シラン又は有機チタネートのよう な接着促進剤を有してもよい。 本発明に従って、以下の式を有する樹脂が提供される。式中、XはOR1又はNR23であり、ここでR1、R2及びR3は、水素、アルキ ル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルカルボニル、アミノアルキル 、シアノアルキル、又はアルコキシアルキルであり;及びR5はアルキルであり ;当該アルキル又はアルコキシ成分は、1〜6の炭素原子を有するものである。 本発明は、以下の式Iを有するバインダー樹脂を提供する。 式中、XはOR1であり、ここでR1は、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ヒドロ キシアルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アミノアルキル、シアノ C1〜C6アルキル、又はC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキルであり;又はXは NR23であり、ここでR2及びR3は、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロ アルキル、C1〜C6ヒドロキシアルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜 C6アミノアルキル、シアノC1〜C6アルキル、又はC1〜C6アルコキシC1〜C6 アルキルである。 本発明は、更に、以下の式II又はIIIを有するバインダー樹脂を提供する。 式中、XはOR1又はNR23であり、ここでR1、R2及びR3は、水素、C1〜 C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ヒドロキシアルキル、C1〜C6 アルキルカルボニル、C1〜C6アミノアルキル、シアノC1〜C6アルキル、又は C1〜C6アルコキシC1〜C6アルキルであり;R4およびR5は、C1〜C6アルキ ルであり;ただし、すべてのはX、同時に、R1が水素又はアルキルであるOR1 にはなり得ない。 本発明は、更に以下の式IVを有するバインダー樹脂を提供する。 式中、XはOR1又はNR23であり、ここでR1、R2及びR3は、水素、C1〜 C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ヒドロキシアルキル、C1 〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アミノアルキル、シアノC1〜C6アルキル 、又はC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキルであり;Mは、不飽和重合性モノマ ーであり;ただし、XがOR1でR1がH又はアルキルカルボニルであるときは、 Mは、アルキルアクリレート、アルカジエン、又はアリルエステルではない。 式I〜IVにおいて、mおよびnは、いかなる好適な整数であってもよいが、好 ましくは、約10〜約1000であり、より好ましくは、約10〜約100であ る。 本発明は、更に、インク組成物、特に、紙、ガラス、金属、セラミック、又は プラスチック表面上にジェット印刷するために適しており、溶媒、着色料、及び 式I、II、III、又はIVを有するバインダー樹脂を含むジェットインク組成物を 提供する。 式中、XはOR1又はNR23であり、ここでR1、R2及びR3は、水素、C1〜 C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ヒドロキシアルキル、C1〜C6 アルキルカルボニル、C1〜C6アミノアルキル、シアノC1〜C6アルキル、又は C1〜C6アルコキシC1〜C6アルキルであり;R4およびR5は、C1〜C6アルキ ルであり;Mは、重合性不飽和モノマーである。 式I〜IVにおいて、mおよびnは、いかなる好適な整数であってもよいが、好 ましくは、約10〜約1000であり、より好ましくは、約10〜約100であ る。 本発明は、また、本発明のインク組成物を使用して、多孔性及び非多孔性表面 上に印刷イメージを形成する方法を提供する。本発明の一つの側面において、こ の方法は、インク液滴が表面上の所望の印刷イメージを形成するように、インク 組成物の液滴の流れを当該表面上に放出し、かつその流れの方向を電子的に制御 することを含む。 本発明は、特定の好ましい態様と製法と共に、以下に記述しかつ開示されてい る一方で、本発明をこれらの特定の態様に限定することを意図するものではない 。更に、本発明の精神及び範囲に含まれるすべての当該別の態様及び改変を包含 することを意図する。 本発明は、特定の新規バインダー樹脂及び当該バインダー樹脂を含むインク組 成物を提供する。 本発明は、以下の式Iを有するバインダー樹脂を提供する。 式中、XはOR1であり、ここでR1は、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ア ルキルカルボニル、アミノアルキル、シアノアルキル、又はアルコキシアルキル であり;又はXはNR23であり、ここでR2及びR3は、水素、アルキル、ハロ アルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルカルボニル、アミノアルキル、シアノ アルキル、又はアルコキシアルキルである。上記列挙した置換基R1、R2及びR3 中のアルキルとアルコキシ成分は、約1〜約10の炭素原子、好ましく は約1〜約6の炭素原子、より好ましくは約1〜約3の炭素原子を有し得る。X は、オルト、パラ、又はメタ位をとり得るが、好ましくはパラ位である。 本発明は、更に、以下の式II又はIIIを有するバインダー樹脂を提供する。式中、XはOR1又はNR23であり、ここでR1、R2及びR3は、水素、アルキ ル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルカルボニル、アミノアルキル 、シアノアルキル、又はアルコキシアルキルであり;R4およびR5は、アルキル であり;ただし、すべてのXは、同時に、R1が水素又はアルキルであるOR1に はなり得ない。上記列挙した置換基R1〜R5中のアルキルとアルコキシ成分は、 約1〜約10の炭素原子、好ましくは約1〜約6の炭素原子、より好ましくは約 1〜約3の炭素原子を有し得る。Xは、オルト、パラ、又はメタ位をとり得るが 、好ましくはパラ位である。 本発明は、更に以下の式IVを有するバインダー樹脂を提供する。 式中、XはOR1又はNR23であり、ここでR1、R2及びR3は、水素、アルキ ル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルカルボニル、アミノアルキル 、シアノアルキル、又はアルコキシアルキルであり;Mは、不飽和重合性モノマ ーであり;ただし、XがOR1でR1がH又はアルキルカルボニルであるときは、 Mは、アルキルアクリレート、アルカジエン、又はアリルエステルではない。上 記列挙した置換基R1、R2及びR3中のアルキルとアルコキシ成分は、約1〜約 10の炭素原子、好ましくは約1〜約6の炭素原子、より好ましくは約1〜約3 の炭素原子を有し得る。Xは、オルト、パラ、又はメタ位をとり得るが、好まし くはパラ位である。 式I〜IVにおいて、mおよびnは、いかなる好適な整数であってもよいが、好 ましくは、約10〜約1000であり、より好ましくは、約10〜約100であ る。 本発明は、更に、式I、II、III、又はIVを有するバインダー樹脂を含むイン ク組成物を提供する。 式中、XはOR1又はNR23であり、ここでR1、R2及びR3は、水素、アルキ ル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルカルボニル、アミノアルキル 、シアノアルキル、又はアルコキシアルキルであり;R4およびR5は、アルキル であり;Mは、重合性不飽和モノマーである。上記列挙した置換基R1〜R5のア ルキルとアルコキシ成分は、約1〜約10の炭素原子、好ましくは約1〜約6の 炭素原子、より好ましくは約1〜約3の炭素原子を有し得る。Xは、オルト、パ ラ、又はメタ位をとり得るが、好ましくはパラ位である。 式I〜IVにおいて、mおよびnは、いかなる好適な整数であってもよいが、好 ましくは、約10〜約1000であり、より好ましくは、約10〜約100であ る。 本発明のインク組成物は、いかなる好適なインク組成物をも含み、例えば、米 国特許第4895888号明細書において開示されたような積層インク;例えば、欧州 特許出願公開第0359129号、英国特許出願公開第2238792号、米国特許第4690712 号、4177076号及び4820765号明細書において開示されたような溶媒中又は水性の フレキソ/グラビアインク;例えば、米国特許第5158606号、5389130号明細書に 開示されたような印刷用インク;例えば、米国特許第5316575号明細書に記載さ れたようなジェットインクのようなインク組成物を含む。これらのインク組成物 は、前記特許の教示に従って、当業者に公知の方法により調製され得る。 本発明は、式I〜IVのいかなるバインダー樹脂を含むジェットインク組成物を 提供する。本発明は、更に、MEK及びメタノールがない又はほとんどなく、かつ 紙、ガラス、金属、セラミック、及びプラスチックのような非多孔性基質の上に 印刷するのに好適な式I〜IVのいかなるバインダー樹脂を含むジェットインクを 提供する。 一般的性質 一般的に、本発明のジェットインク組成物は、インクジェット印刷装置で使用す るために以下の性質を示す。 (1)25℃で約1.6〜約7.0センチポイズ(cps)の粘度; (2)約50〜約2000ohm-cmの電気抵抗;及び (3)約1100〜約1500メートル/秒の音速 成分及び発明に係るインク組成物、特にジェットインク組成物の詳細な説明を 以下に示す。インクキャリア いかなる好適なインクキャリアも、本発明のジェットインク組成物を調製する ために使用され得る。好適な溶媒には、アルコール、エステル、ケトン、アミド 、エーテル、及びハロゲン化物が含まれる。メタノールとMEK以外のアルコール は、好ましい溶媒である。特に好ましい溶媒の例として、エタノール及びアセト ンが含まれる。一般的に、前記キャリアは、ジェットインク組成物の約40重量 %〜約90重量%、好ましくは、約60重量%〜約85重量%存在する。溶媒の 混合物も使用され得る。例えば、アセトンとエタノールの混合物が使用され得る 。混合物中のアセトンの量は、エタノールの量より少ないことが好ましい。従っ て、アセトンは、約30重量%まで、エタノールは、約70重量%までの量で使 用され、好ましくは、アセトンは、約25重量%まで、エタノールは、約75重量 %までの量で使用される。非水性溶媒をジェットインクキャリアとして使用する ときに、必要な電気伝導率を与えるため、少量の水は、キャリアとして使用され 得る。着色料 インク組成物は、所望の色を印刷されるメッセージに与える1種以上の着色料 を含む。インク組成物に溶解又は分散させてもよい、あらゆる色素、顔料又はレ ーキが使用され得る。色素は、特に、非水溶性溶媒と共に使用することが好まし い。 本発明のインク組成物、特にジェットインク組成物の調製に使用するために適 した色素の例には、C.I.溶媒イエロー19(C.I.13900A)、C.I.溶媒イエロー21(C. I.18690)、C.I.溶媒イエロー61、C.I.溶媒イエロー80、FD&Cイエロー#5、イエ ローシェイド(Shade)16948、アシッドイエロー23、レバダン(Levaderm)レモンイ エロー(Mobay)、スピリットファーストイエロー3G、アイゼンスピロンイエローC -GNH(Hodagaya Chemical Co.)、パーガソールイエローCGP(Ciba-Geigy)等の黄色 色素、C.I.溶媒オレンジ1(C.I.11920)、C.I.オレンジ37、C.I.オレンジ40、ダ イヤレザイン(Diaresin)オレンジK(三菱化学工業(株))、ダイアレジンオレンジG (三菱化学工業(株))、スミプラスト(Sumiplast)オレンジ3G(住友化学(株))等の 橙色色素、C.I.溶媒レッド8、C.I.溶媒レッド81、C.I.溶媒レッド82、C.I.溶媒 レッド84、C.I.溶媒レッド100、チバクロン(Cibacron)ブリリアントレッド38-A( アルドリッチケミカル(株))、ドリマレン(Drimarene)ブリリアントレッドE-6A(P ylam,Inc)、アシッドレッド92、リアクティブレッド31(ICIアメリカ)等の赤色 色素、ダイヤレザインピンクM(三菱化学工業(株))、スミプラストピンクRFF(住 友化学(株))ディレクトブリル(Direct Brill)ピンクBグラウンドクルード(Crom ptom & Knowles)等の桃色色素、ベーシックバイオレット3、C.I.溶媒バイオレッ ト8、C.I.溶媒バイオレット21、ダイヤレザインバイオレット(三菱)、ダイヤレ ザインバイオレットD、スミプラストバイオレットRR(住友)等の紫色色素、C.I .溶媒ブルー2、C.I.溶媒ブルー11、C.I.溶媒ブルー25、C.I.溶媒ブルー36、C.I. 溶媒ブルー55等の青色色素、C.I.溶媒グリーン3等の緑色色素、C.I.溶媒ブラウ ン3及びダイヤレザインブラウンA(三菱)等の茶色色素、ニグロシン色素、C.I. 溶媒ブラック3、C.I.溶媒ブラック5、C.I.溶媒ブラック7、C.I.溶媒ブラック22 、C.I.溶媒ブラック27、C.I.溶媒ブラック29、C.I.溶媒ブラック48、C.I.溶媒ブ ラック123等の黒色色素が含まれるが、これらに限定されない。 いかなる好適な量の着色料も使用され得る。着色料は、一般的にインク組成物 中に、所望のコントラストと読みやすさを与えるように要求された量で存在す る。この着色料は、好ましくはインク組成物の約0.1重量%〜約10重量%、 より好ましくは約1重量%〜約5重量%、更に好ましくは、約2重量%〜約4重 量%存在する。バインダー樹脂 あらゆる好適なバインダー樹脂が使用され得る。本発明で使用され得る好適な バインダー樹脂には、インクキャリアに溶解又は分散可能な樹脂を含む。このバ インダー樹脂は、プリンターキャピラリーチューブよりも実質的に小さい細孔の 大きさを有するフィルター、例えば、1μmフィルターを通して実質的な分離を することなくろ過できれば使用されてもよいような、真の溶液又はコロイド懸濁 液を形成してもよい。 ジェットインク組成物は、式I〜IVのバインダー樹脂を使用して有利に調製さ れ得る。更に好ましいバインダー樹脂は、XがOR1である式Iの樹脂を含む。 更に好ましいバインダー樹脂は、XがOHである式Iの樹脂を含む。従って、好 ましいバインダー樹脂の特別な例は、ポリ(p-ヒドロキシスチレン)(PHS)であ る。 式Iの樹脂は、当業者に知られた方法によって調製され得る。例えば、PHSは 、米国特許第4678843号、4689371号、4822862号、4857601号及び5239015号明細 書に示したように、4−アセトキシスチレンのホモポリマーから調製され得る。 又は、これとは別に、4−ヒドロキシアセトフェノンは、例えば、水素とプラチ ナ又はパラジウムのような触媒とを使用することにより、好適な条件下で還元さ れ、4−ヒドロキシフェニルメチルカルビノールを得、これを、例えば硫酸を使 用する好適な条件下で脱水して、4−ヒドロキシスチレンモノマーを得た。この ヒドロキシスチレンモノマーは、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)のようなフ リーラジカル開始剤を使用することによって重合することを含め、当業者に知ら れた方法によって重合され得る。 ヘキストセラニーズPHSは、2分子量で利用される。6000の平均分子量を 有するPHSは、155℃Tg、及び7.00の水酸価を有する。30000の平 均分子量を有するPHSは、155℃Tg、及び7.06の水酸価を有する。 いかなる好適な分子量のPHSも使用され得る。PHSのガラス転移温度(Tg)は 、ある特定の分子量範囲で分子量によって変化する。従って、Tgは、約500 0〜約100000の分子量範囲のPHSに対して、それぞれ約155℃〜約19 0℃で変動する。PHSは、ヘキストセラニーズCorp.(ダラス、テキサス州)か ら得られ得る。 XがOR1である式Iの他の樹脂も、当業者に知られた方法によって調製され 得る。例えば、Xがアルキルエーテルである樹脂は、ウィリアムソン合成によっ て調製され、それによって、樹脂モノマーのフェノール基(X=OH)は、ヨウ 化メチルのようなアルキルハロゲン化物又は硫酸ジメチルのような硫酸アルキル と反応することによってエーテル基に転換され得る。XがOR1であり、R1がア ルキルカルボニルである樹脂は、一般に知られた手順を使用して酸無水物を使っ てフェノール基をエステル化することによって、調製され得る。 ポリ(アミノスチレン)及びポリ(置換アミノスチレン)は、適切なアミノス チレンモノマーを重合することによって調製され得る。従って、例えば、ポリ( 4−アミノスチレン)は、4−アミノスチレンモノマーの重合を開始するフリー ラジカルによって調製され、これは、アルドリッチケミカルCo.(ミルウォーキ ー、ウィスコンシン州)から入手できる。X=NR23でありR2及び/又はR3 がアルキルである式Iの樹脂は、アルキルハロゲン化物又は硫酸アルキルのよう な通常のアルキル化剤を使用するNH2基のアルキル化によっても調製され得る 。R2及び/又はR3がアルキルカルボニルである樹脂は、第1又は第2アミノ基 と酸塩化物又は酸無水物を当業者に知られた好適な条件下で反応することによっ て調製され得る。 好ましいバインダー樹脂は、XがOR1である式IIの樹脂も含む。更に好まし いバインダー樹脂は、XがOHでR4がメチルである樹脂を含み、例えば、以下 の式IIaによって示される。 式IIの樹脂は、当業者に知られた方法によって調製され得る。例えば、ポリ( p-ヒドロキシスチレン)と好適なハロアルキルフェノールとを、好適なフリーデ ルクラフツ触媒を使用してフリーデルクラフツアルキル化を行うことによる。水 酸基は、アルキル化の前に保護することが好ましい。式IIaの樹脂は、p-ヒドロ キシフェニルメチルカルビノールの存在中で、p-ヒドロキシスチレンの重合を触 媒する酸によって調製され得る。 式IIaの樹脂は、ヘキストセラニーズCorp.から、高分子級ポリ(p-ヒドロキシ スチレン)(PHS-PG)として入手し得る。PHS-PGは、約4500〜6000の分子 量、約2.0〜2.6の多分散性、約135〜145℃のガラス転移点を有する タン(tan)の粉末である。 好ましいバインダー樹脂は、XがOR1である式IIIの樹脂も含む。更に好まし いバインダー樹脂は、XがOHでありR5がメチルである樹脂を含み、以下の式I IIaによって示される。式IIIの樹脂は、当業者に知られた方法によって調製され得る。例えば、式IIIa の樹脂は、ヒドロキシフェニルメチルカルボニルのカチオン重縮合を触媒する酸 によって調製され得る。 式IIIaの樹脂は、ヘキストセラニーズCorp.から、ノボラック級ポリ(p-ヒド ロキシスチレン(PHS-N)として入手可能である。PHS-Nは、約5400〜700 0の分子量、約1.5〜1.9の多分散性、及び約140〜145℃のTgを有 する非アルデヒド由来ポリマーである。 好ましいバインダー樹脂は、式IVの樹脂も含み、ここでMは、好適な重合性不 飽和モノマーである。Mの例には、アクリレート、メタクリレート、スチレン、 ビニル、アルカジエン等が含まれる。アクリレートの例は、アクリル酸、アクリ ルアミド、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、 ブチルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアク リレート等が含まれる。メタクリレートの例には、メタクリル酸、メタクリルア ミド、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート 、ブチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピ ルメタクリレート等が含まれる。 スチレンの例には、スチレン、α−メチルスチレン、及びアルキル、アルコキ シ、ニトロ、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロア ルキル、アミド、カルボニル等で置換したスチレンが含まれる。上記列挙したモ ノマー中のアルキル又はアルコキシ成分は、約1〜約10の炭素原子、好ましく は約1〜6の炭素原子を有する。 ビニルの例には、エチレン、プロピレン、及びブチレンのようなアルケン、フ ッ化ビニル、塩化ビニル、又は臭化ビニルのようなハロゲン化ビニル、フッ化ビ ニリデン、塩化ビニリデン、又は臭化ビニリデンのようなハロゲン化ビニリデン 、テトラフルオロエチレン、及びクロロトリフルオロエチレン、ビニルピリジン 、ビニルピロリドン、及びビニルカプロラクタムのようなビニルヘテロ環、ビニ ルアセテート、ビニルプロピネート、又はビニルブチレートのようなビニルエス テル、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、及びビニルプロピルエー テルのようなビニルエーテル、及びアクリロニトリルのようなビニルニトリルが 含まれる。 アルカジエンの例には、ブタジエン、ペンタジエン、ヘキサジエン、イソプレ ン、及びクロロプレンが含まれる。ビニルエステル成分を含むコポリマーは、例 えば、加水分解によって転換することができ、ビニルアルコール成分を含むコポ リマーが得られる。 更に好ましいバインダー樹脂は、XがOR1である式IVの樹脂を含む。XがO OHである式IVの樹脂は、更に好ましい。 式IVのコポリマーは、当業者に知られた方法、例えば、米国特許第4880487号 及び5239015号明細書に開示された方法によって調製され得る。従って、ポリ(p -ヒドロキシスチレン−co−M)は、、p-ヒドロキシスチレンと重合性モノマー Mとの共重合をフリーラジカルのバルク、溶液、懸濁液又はエマルジョンによっ て調製され得る。好適なフリーラジカル重合触媒は、当業者に周知であり、AIBN とベンゾイルペルオキシドのようなペルオキシドを非排他的に含む。式IVの他の コポリマー誘導体も、この方法により調製され得る。従って、p-メトキシ又はp −アセトキシスチレン及び重合性モノマーは、前述のように共重合され得る。 本発明のインク組成物は、式I〜IVのバインダー樹脂に加え、他のバインダー 樹脂を含み得る。いかなる好適な付加的バインダー樹脂でも使用され得る。その ようなバインダー樹脂の例には、ロジン及び修飾ロジン、セラック、アスファル ト、フェノール樹脂及びロジン修飾フェノール樹脂、アルキド樹脂、ポリスチレ ン樹脂、及びスチレンアクリルコポリマーのようなこれらのコポリマー、テルペ ン樹脂、アルキル化尿素ホルムアルデヒド樹脂、アルキル化メラミンホルムアル デヒド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリビニルアセテート及びポリ ビニルアルコールのようなビニル樹脂、ケトン樹脂、ポリアクリル酸やポリメタ クリル酸のようなアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、及びニトロ セルロース、エチルセルロース、セルロースアセテートブチレート、及びカルボ キシメチルセルロースのようなセルロース樹脂が含まれる。 アクリル樹脂の例には、スチレンと、アクリル酸又はメタクリル酸のようなア クリルモノマーと、任意にメチルアクリレート、メチルメタクリレート、ブチル アクリレート、ブチルメエタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒド ロキシエチルメタクリレート等のようなアルキルアクリレートモノマーとの共重 合によって作られ得るスチレン−アクリル樹脂が含まれる。いくつかのスチレン −アクリル樹脂は、市場で入手可能である。例えば、Rohm & Haas Co.(フィラ デルフィア、ペンシルバニア州)は、アクリルポリマーエマルジョンであるRHOP LEX AC-261を販売する。のS.C.Johnson & Co.(ラシーヌ、ウィスコンシン州 )は、スチレンアクリル樹脂を商品名JONCRYLで販売する。JONCRYL樹脂の例には 、JONCRYL 555、586、678、680、682、683、及び67が含まれる。JONCRYL 682は 、好ましい樹脂であり、約1700の平均分子量、約238の酸価、約105℃ の軟化点、及び約56℃のガラス転移点を有する。 他の好ましい付加的なバインダー樹脂は、熱可塑性ポリウレタン、好ましくは 柔軟性の熱可塑性ウレタンである。柔軟性熱可塑性ポリウレタン樹脂は、好適な ジオールとジイソシアナートとの反応によって調製され得る。好適なジオールの 例には、エチレングリコール、プロピレングリコール、プロパンジオール、ブタ ンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチグ リコールアジパートジオール、ポリエチレングリコールスクシネートジオール、 及びポリテトラヒドロフランジオールが含まれる。好適なジイソシアナートの例 には、2,4-トリレンジイソシアナート、2,6-トリレンジイソシアナート、4,4'- ジフェニルメタンジイソシアナート、及びヘキサメチレンジイソシアナートが含 まれる。ポリプロピレングリコール及び4,4'-ジフェニルメタンジイソシアナー トから作られたポリウレタンは、特に好ましい。約4000〜約22000の平 均分子量を有するポリウレタンが好ましく、約7000〜約9000の平均分子 量を有するポリウレタンが更に好ましい。 本発明で有用な好ましいポリウレタンの例は、Kane International Corp.(Mit chanol),Rye,ニューヨークでSURKOPAKTMの取引名で販売されている柔軟性熱可塑 性ポリウレタン溶液が含まれるが、これに限定されるものではない。いくつかの グレードのポリウレタンは、この名前及び、SURKOPAK 2135、SURKOPAK 5299、SU RKOPAK 5244、SURKOPAK 5255、SURKOPAK 2X、SURKOPAK 5322、SURKOPAK 5311、 及びSURKOPAK XLで販売されている。ポリウレタン溶液の物理的性質を以下の表 1に示す。 表1.SURKOPAKポリウレタン樹脂の性質 A=アルコール、E=エステル、E/A=EとAの混合 *18000〜22000の平均分子量 **7000〜9000の平均分子量 これらのSURKOPAKポリウレタンは、非反応性でかつ本質的にイソシアナート基 がない。これら好ましいポリウレタン溶液の中で、SURKOPAK 5322が更に好まし い。SURKOPAK 5322、即ちポリプロピレングリコールと4,4'-ジフェニルメタンジ イソシアナートとで構成されたポリウレタンは、エチルアセテートとイソプロパ ノールを含む混合溶媒中の溶液として販売されている。 バインダー樹脂は、あらゆる好適な分子量を有し得る。バインダー樹脂の平均 分子量は、一般的に約1500〜約1000000、好ましくは約5000〜約 50000、より好ましくは約5000〜約30000である。 バインダー樹脂は、あらゆる好適なガラス転移点を有し得る。バインダー樹脂 のガラス転移点は、一般に約50℃〜約200℃、好ましくは約80℃〜150 ℃、より好ましくは約100℃〜約150℃である。 バインダー樹脂は、インク組成物中に、基材に対するイメージの良好な接着性 を提供するのに十分な量で存在し得る。この樹脂は、一般的にインク組成物中に インク組成物の約1重量%〜約40重量%、好ましくは約2重量%〜約20重量 %、より好ましくは約5重量%〜約15重量%で存在する。この樹脂を過剰に使 用すると、インク組成物の粘度が増加し、特にジェットインク組成物の場合、印 刷操作が悪くなり、印刷イメージの質が汚れのように悪くなり得る。導電剤 ジェット印刷インク組成物の最良の結果として、約50〜約2000ohm-cmのよ うな低い固有抵抗を有するべきである。所望の導電性は、イオン化性物質の添加 によって達成され得る。そのようなイオン化性物質の例には、水酸化アンモニウ ム、硝酸リチウム、塩化リチウム、チオシアン酸リチウム、トリフルオロメタン スルホン酸リチウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、臭化カリウム、塩化カル シウム等のアンモニウム、水酸化アンモニウムのようなアルカリ、及びアルカリ 土類金属の塩、ジメチルアミンハイドロクロライド、及びヒドロキシアミンハイ ドロクロライドが含まれる。あらゆる好適な量のイオン化性物質が使用され得る 。通常、インク組成物の約2重量%まで含まれるイオン化性材料が、所望の導電 性を与える。界面活性剤 インク組成物は、更に界面活性剤を含んでもよい。界面活性剤は、インク組成 物によって良好な基材の湿潤性を得ることを補う。この界面活性剤は、アニオン 性、カチオン性、非イオン性、又は両性であってよい。アニオン正解面活性剤の 例には、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ブチル又はノニルナフチルスルホン酸 塩のようなアルキルナフチルスルホン酸塩、ラウリル硫酸ナトリウムのようなジ アミルスルホスクシネートアルコールスルフェートのようなジアルキルスルホス クシネート、及び過フルオロデカン酸及び過フルオロドデカン酸のような過フッ 化カルボン酸が含まれるが、これらに限定されるものではない。 非イオン界面活性剤には、ポリエチレングリコール、脂肪酸グリセロールエス テル、脂肪酸グリコールエステル等、及び3M Co.から入手できるFC 170C、FC 430、FC 431、FC 740、FC 120、FC 248、FC 352、FC 396、FC 807、及びFC 824 のような蛍光化学界面活性剤が含まれる。FC 430及びFC 431は、フルオロ脂肪族 ポリマーのエステルである。カチオン界面活性剤には、アルキルアミン、アミン オキシド、アミンエトキシラート、アルキルヒドロキシアルキルイミダゾリン、 4級アンモニウム塩、及びアルキルベタイン、アミドプロピルベタイン等を含む 脂肪族界面活性剤が含まれる。 界面活性剤の特別な例には、式RfSO2N(C25)(CH2CH2O)xHのフル オロ脂肪族スルホンアミドアルコールのポリオキシエチレン付加物であって、式 中、Rf=Cn2n+1、nは、約5〜10、好ましくは7〜9、及びxは約10〜 20で好ましくは約12〜16である。例えば、FC 170Cは、80%活性で、琥 珀色であり、かつ非イオン性である。FC 170Cは、式RfSO2N(C25)(CH2 CH2O)xH、式中、Rf=Cn2n+1、nは約8、xは14の構造を有する。 界面活性剤は、インク組成物中に、あらゆる好適な量で存在してもよい。一般 的にインク組成物の約0.01重量%〜約1重量%、好ましくは、約0.1重量 %〜約0.5重量%、更に好ましくは、約0.2重量%〜約0.4重量%で存在 する。接着促進剤 本発明のインク組成物は、更に接着性を改善するために接着促進剤を更に含ん でもよい。いかなる好適な接着促進剤も利用され得る。接着促進剤の例には、有 機シラン及び有機チタネートが含まれる。有機シランの例には、トリクロロシラ ン、ビニルトリクロロシラン、メチルトリクロロシラン、メチルジクロロシラン 、ジメチルジクロロシラン、メチルビニルジクロロシラン、ヘキサメチルヂシリ ザン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリエト キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルートリス(2−メトキシエトキ シシラン)、ビニルトリアセトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルートリ メトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピル−トリス−(2−メトキシエトキ シ)シラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ ン、及びγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランが含まれる。γ−グリシ ドキシプロピルトリメトキシシランは好ましい有機シランであって、ユニオンカ ーバイトCo.(ダンベリー、コネチカット州)からシランA-187として販売され ている。 有機チタネートの例には、有機酸チタニウム、有機酸ジルコニウム、有機酸ハ フニウム等のような有機酸遷移金属が含まれる。市場で入手可能な有機酸塩には 、デュポンケミカルCo.から商品名TYZORTMチタネートで販売されている有機酸チ タニウムを含む。TYZORチタネートの例には、チタンテトラ−n−ブトキシドで あるTYZOR TBT、チタントリイソプロポキシドであるTYZOR TPT、チタンジイソポ ロポキシドビス(2,4−ペンタンジオナート)であるTYZOR GBA、チタンアン モニウムラクテートであるTYZOR LA、チタンアセチルアセトネートであるTYZOR AAが含まれる。 いかなる好適な量の接着促進剤も使用されるが、好ましくは、インク組成物の 約0.1重量%〜約5重量%、より好ましくは、約0.5重量%〜約2重量%で ある。粘度 ジェットインク組成物は、所望の流体力学的な性質を達成するために、25℃ で測定して、約1.0〜約10cpsN好ましくは約1.0〜約7.0cpsの粘度を 有することは、本発明の実施において重要である。前述したように、本発明のイ ンク組成物の粘度は、当業者に知られているように、実際は、好適なバインダー 樹脂、有機溶媒、及び他の添加物の量と分子量の選択によって都合よく調節され ている。 ここで示したすべてのパーセントは、他言しないかぎり、本発明のインク組成 物の全重量に基づく。 以下の実施例は、本発明を更に説明するものであるが、もちろん本発明の範囲 を何ら限定するものではない。 実施例1 本実施例は、本発明のジェットインク組成物の具体的製法を示す。このジェッ トインク組成物は、式IIの樹脂を使用する。 ジェットインク組成物は、以下の成分を混合し、なめらかな組成物が得られる まで連続撹拌することにより混合した。成分 重量% 複写液#5、無水物(イーストマン ケミカル) 77.5 PHS−PG(ヘキスト セラニーズ) 10.0 シランA-187(ユニオン カーバイト) 1.0 モルファストブラック101(キーストン アニリン) 10.0 FC−122(3M) 1.5 100 モルファスト ブラック101は、コバルト金属作体の色素である。複写液#5は 、MEKとメタノールを含まない変性エタノールである。 このようにして調製されたジェットインク組成物を種々のガラス、金属及びプ ラスチック基材上にジェット印刷した。この基材には、ガラス、スズ、スチール 、アルミニウム、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポ リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン、及び塩化ポ リビニルが含まれる。印刷は、すべての基材で良好な接着性を有した。印刷は、 良好な指先摩擦耐久性を有した。 実施例2 本実施例は、本発明の式IIの樹脂を使用するジェットインク組成物の他の具体 的製法を示す。 ジェットインク組成物は、以下の成分を混合し、なめらかな組成物が得られる まで連続撹拌することにより混合した。成分 重量% アセトン99%(アッシュランド) 19.0 SDA-23A、200プルーフ 60.5 PHS−PG(ヘキスト セラニーズ) 12.0 NUBIAN PC-0850(オリエント ケミカル) 5.0 テトラエチルアンモニウム トルエンスルホネート(アルドリッチ) 2.5 FC-430(アセトン中10%)(3M) 1.0 100 NUBIAN PC-0850は、エタノール可溶性ブラックニグロシンの色素である。ニグ ロシンベースは、アルコールには溶けないが、スルホン酸基を有する界面活性剤 と反応することによって、エタノール可溶性になる。SDA-23Aは、アセトンによ って変性されたエタノールであり、Aaper Alcohol Co.(シェルビーヴィル、コ ネチカット州)から入手できる。 このようにして調製されたジェットインク組成物を種々のガラス、金属及びプ ラスチック基材上にジェット印刷した。この基材には、ガラス、スズ、スチール 、アルミニウム、LDPE、HDPE、ポリプロピレン、PET、ポリスチレン、及び塩化 ポリビニルが含まれる。印刷は、すべての基材で良好な接着性を有した。印刷 は、良好な指先摩擦耐久性を有した。 実施例3 本実施例は、本発明の式IIIの樹脂を使用するジェットインク組成物の他の具 体的製法を示す。 ジェットインク組成物は、以下の成分を混合し、なめらかな組成物が得られる まで連続撹拌することにより混合した。成分 重量% SDA-23A、200プルーフ 83.5 PHS−NG(ヘキスト セラニーズ) 10.0 シランA-187(ユニオン カーバイト) 1.0 FC-430、アセトン中10%(3M) 0.5 ヘクト(HEKTO)バイオレット610 (ベーシック バイオレット3)(BASF) 3.0 D.I.ウォーター 2.0 100 このようにして調製されたジェットインク組成物を種々のガラス、金属及びプ ラスチック基材上にジェット印刷した。この基材には、ガラス、スズ、スチール 、アルミニウム、LDPE、HDPE、ポリプロピレン、PET、ポリスチレン、及び塩化 ポリビニルが含まれる。印刷は、すべての基材で良好な接着性を有した。印刷は 、良好な指先摩擦耐久性を有した。 実施例4 本実施例は、本発明の式IIIの樹脂を使用するジェットインク組成物の他の具 体的製法を示す。 ジェットインク組成物は、以下の成分を混合し、なめらかな組成物が得られる まで連続撹拌することにより混合した。成分 重量% アセトン99%(アッシュランド) 20.0 複写液#5、無水物(イーストマン ケミカル) 61.0 PHS−NG(ヘキスト セラニーズ) 7.0 SURKOPAK 5322(Mithchanol) 5.5 ヘクト(HEKTO)バイオレット610 (ベーシック バイオレット3)(BASF) 3.0 TYZOR GBA(デュポン) 1.0 FC-430(アセトン中10%)(3M) 0.5 D.I.ウォーター 2.0 100 このようにして調製されたジェットインク組成物を種々のガラス、金属及びプ ラスチック基材上にジェット印刷した。この基材には、ガラス、スズ、スチール 、アルミニウム、LDPE、HDPE、ポリプロピレン、PET、ポリスチレン、及び塩化 ポリビニルが含まれる。印刷は、すべての基材で良好な接着性を有した。印刷は 、良好な指先摩擦耐久性を有した。 実施例5 本実施例は、本発明の式IIIの樹脂を使用するジェットインク組成物の他の具 体的製法を示す。 ジェットインク組成物は、以下の成分を混合し、なめらかな組成物が得られる まで連続撹拌することにより混合した。成分 重量% アセトン99%(アッシュランド) 20.0 複写液#5、無水物(イーストマン ケミカル) 62.5 PHS−PG(ヘキスト セラニーズ) 7.0 JONCRYL 682(S.C.Johnson) 4.0 ヘクト(HEKTO)バイオレット610 (ベーシック バイオレット3)(BASF) 3.0 TYZOR GBA(デュポン) 1.0 FC-430(アセトン中10%)(3M) 0.5 D.I.ウォーター 2.0 100 このようにして調製されたジェットインク組成物を種々のガラス、金属及びプ ラスチック基材上にジェット印刷した。この基材には、ガラス、スズ、スチール 、アルミニウム、LDPE、HDPE、ポリプロピレン、PET、ポリスチレン、及び塩化 ポリビニルが含まれる。印刷は、すべての基材で良好な接着性を有した。印刷は 、良好な指先摩擦耐久性を有した。 実施例6 本実施例は、本発明の式IVの樹脂を使用するジェットインク組成物の他の具体 的製法を示す。 ジェットインク組成物は、以下の成分を混合し、なめらかな組成物が得られる まで連続撹拌することにより混合した。成分 重量% アセトン99%(アッシュランド) 20.0 複写液#5、無水物 61.0 ポリ(4-ヒドロキシスチレン-co-メチルメタクリレート) (ヘキストセラニーズ) 12.0 ヘクト(HEKTO)バイオレット610(BASF) 3.0 シランA-187 1.0 テトラエチルアンモニウム トルエンスルホネート(アルドリッチ) 0.5 FC-430(アセトン中10%)(3M) 0.5 D.I.ウォーター 2.0 100 このようにして調製されたジェットインク組成物を種々のガラス、金属及びプ ラスチック基材上にジェット印刷した。この基材には、ガラス、スズ、スチール 、アルミニウム、LDPE、HDPE、ポリプロピレン、PET、ポリスチレン、及び塩化 ポリビニルが含まれる。印刷は、すべての基材で良好な接着性を有した。印刷は 、良好な指先摩擦耐久性を有した。 本発明は、更に、前記ジェットインク組成物を使用し、かつ識別マークを乾燥 して基材の上にジェット印刷することを含む耐摩擦性のある識別マークを基材上 に印刷する工程を提供する。このマークは、通常の蒸発、空気の流れ、例えば一 ランプを使用した加熱によって当業者に公知のいかなる方法によっても乾燥され 得る。 本発明は、更に前記印刷方法によって製造された識別マークを提供する。 本発明は、耐摩擦性マークを紙、ガラス、金属、セラミック又はプラスチック 基材上に、キャリア、着色剤及びバインダー樹脂を混ぜて混合することを含めて 印刷するのに好適なジェットインク組成物の調製方法も提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 11/00 C09D 11/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.インクキャリア、着色料、及びヒドロキシスチレンを含む高分子であるバイ ンダー樹脂を含むことを特徴とする、インク組成物。 2.インクジェットプリンターで使用するために適しており、25℃で1.8cp s〜7.0cpsのブルックフィールド粘度、20ohm-cm〜2000ohm-cmの電 気抵抗、及び1200メートル/秒〜1700メートル/秒の音速を有す る、請求項1に記載のインク組成物。 3.前記バインダー樹脂が、ヒドロキシスチレンとフリーラジカル法で重合可能 なモノマーとのコポリマーである、請求項1に記載のインク組成物。 4.前記モノマーがメチルメタクリレートである、請求項3に記載のインク組成 物。 5.前記高分子が以下の式を有する、請求項1に記載のインク組成物。 式中、XはOR1又はNR23であり、ここでR1、R2及びR3は、水素、ア ルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルカルボニル、アミノ アルキル、シアノアルキル、又はアルコキシアルキルであり;及びR5はア ルキルであり;当該アルキル又はアルコキシは、1〜6の炭素原子を有す る。 6.更に、界面活性剤を含む、請求項1乃至5のいずれかに記載のインク組成 物。 7.更に、他のバインダー樹脂を含む、請求項1乃至6のいずれかに記載のイン ク組成物。 8.前記他のバインダー組成物が、ポリウレタン樹脂又はスチレン−アクリルコ ポリマーである、請求項7に記載のインク組成物。 9.更に、有機シラン又は有機チタネートのような接着促進剤を含む、請求項1 乃至8のいずれかに記載のインク組成物。 10.以下の式を有することを特徴とする樹脂。 式中、XはOR1又はNR23であり、ここでR1、R2及びR3は、水素、アル キル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルカルボニル、アミノア ルキル、シアノアルキル、又はアルコキシアルキルであり;及びR5はアル キルであり;当該アルキル又はアルコキシは、1〜6の炭素原子を有するも のである。
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