JP2001359260A - 永久磁石回転機の着磁方法およびこれを用いた密閉型電動圧縮機 - Google Patents

永久磁石回転機の着磁方法およびこれを用いた密閉型電動圧縮機

Info

Publication number
JP2001359260A
JP2001359260A JP2000175430A JP2000175430A JP2001359260A JP 2001359260 A JP2001359260 A JP 2001359260A JP 2000175430 A JP2000175430 A JP 2000175430A JP 2000175430 A JP2000175430 A JP 2000175430A JP 2001359260 A JP2001359260 A JP 2001359260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
rotating machine
rotor
magnetizing
magnet rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000175430A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Nakamura
秀司 中村
Masahiro Tsubokawa
正浩 坪川
Satoshi Hakamata
さとし 袴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000175430A priority Critical patent/JP2001359260A/ja
Publication of JP2001359260A publication Critical patent/JP2001359260A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転子が固定子に組み込まれた状態で着磁を
行う、永久磁石回転機の着磁方法で、確実に正確な着磁
位置決めを行う。 【解決手段】 固定子相巻線のインピーダンスを、イン
パルス電圧を印加する等の方法で検知し、中が見えない
状態でも回転子位置を検出できるようにし、回転子を外
部からまわしながら最適着磁位置に設定して着磁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転子に永久磁石
を有する永久磁石回転機の着磁方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境を保護し、エネルギー資
源を節約するために空調機器をはじめとする家電機器に
おいても高効率化が強く求められており、それに使用さ
れる電動機も高効率なものが求められている。一方、家
電機器の高機能化に伴い制御範囲の広い電動機が、さら
に機器の小型化に伴い小型高出力の電動機が求められる
ようになってきている。これらの要求に応えうる電動機
として最近は高性能の永久磁石を搭載した永久磁石回転
機が用いられるようになってきている。
【0003】これらの永久磁石回転機は、組み立て前に
永久磁石を着磁すると磁性屑などを吸着して品質トラブ
ルの原因になったり、回転子どうしが吸着しあって取り
扱いに不都合をきたしたり、さらには組み立て時に強い
力で固定子に引き込まれるので軸受に傷をつけてしまっ
たりといった様々な不具合が発生する。そのため通常は
永久磁石を着磁しない状態で固定子に組み込み、しかる
後、固定子巻線に電流を流すことにより着磁を行う方法
がとられている。
【0004】この組み立て方法は、上記の問題点を克服
するには有効な方法であるが、一方で回転子が固定子に
組み込まれてしまっているため、回転子を正確に着磁位
置に合わせるのが難しいという問題点を有していた。
【0005】このため、固定子に組み込んだ状態で回転
子位置決めを行う方法として、回転子と固定子にそれぞ
れ位置決め用のマーキングをつけておき目視で位置を合
わせてから着磁を行う方法や、固定子巻線に位置決め用
の電流を流して回転子に発生するリラクタンストルクを
利用して最適着磁位置に回転子を移動させ、しかる後着
磁電流を通電して着磁を行う方法などが種々提案されて
いる。
【0006】以下に、従来の着磁方法の一例として特開
平06−253508に示された着磁方法について図を
用いて説明する。
【0007】図5は永久磁石回転機の固定子および回転
子の構成と着磁に際して生じる起磁力を示す図、図6は
回転子の構成図、図7は固定子のスロットと相巻線との
対応を示す図、図8は相巻線と着磁電源の接続を示す
図、図9は従来の着磁方法での相巻線と位置決め電源の
接続を示す図、図10は従来の着磁方法での固定子及び
回転子の構成と位置決めに際して生じる起磁力を示す図
である。
【0008】図5において、1は固定子であり内周側に
設けられたスロットに複数の相巻線2が設けられてい
る。3は回転子で固定子1の内側に回転自在に支持され
て収納されている。固定子3は図6に断面を示すよう
に、回転軸4が圧入等により固定された強磁性材料から
なるヨーク部5の周囲に、複数の円弧状永久磁石6を配
置し、その周囲を外周リング7で覆って永久磁石6の飛
散を防止している。また、隣り合う永久磁石6間には強
磁性材料からなる連結部8が設けられている。 このと
き、永久磁石6はまだ着磁されておらず、後述する着磁
処置によって初めて磁極が形成されるものである。ま
た、図中A−A線およびB−B線はそれぞれ対向する永
久磁石6の周方向中心を通る軸を示している。
【0009】相巻線2は図7および図8に示すように、
中性点2Pを中心に星形結線された相巻線2u,2v,
2wからなる。図7において、1aはスロットをあらわ
し、線上に並記された数字はスロット番号である。ま
た、各図面においてTu,Tv,Twは巻線端子であ
る。
【0010】次に位置決め及び着磁の工程について説明
する。図9に示すように、端子Tuと端子Tv,Twと
の間に位置決め電源10を接続し20〜30Vの直流電
圧を印加することで位置決め電流Iaが相巻線2uから
相巻線2v,2wに分岐して流れる。位置決め電流Ia
が流れると、図10に太線矢印で示す起磁力が固定子1
に発生する。図中A‘−A’、B‘−B’はこの起磁力
の対向する極の中心どうしを結んだものである。固定子
位置に上記のような機磁力が発生すると連結部8との間
でリラクタンストルクが働き、A‘−A’線、B‘−
B’線と連結部8とが重なる位置で回転子3は安定して
静止する。これにより回転子3は最適着磁位置に位置決
めされる。
【0011】しかる後、図8に示すように端子Tvと端
子Twとの間に着磁電源20を接続して800V〜90
0Vの直流電圧を瞬間的に印加する。これにより、相巻
線2vから相巻線2wにかけて瞬間的に大電流が流れ
る。この結果固定子1には図5に太線矢印で示す起磁力
が発生するが、この起磁力はA−A線、B−B線に対応
しており、永久磁石6に対して適正な着磁を行うことが
できることになる。
【0012】
【課題が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の着磁方法では固定子巻線に通電することによる起磁
力と回転子との間のリラクタンストルクを利用して回転
子を基準位置に移動させているので、軸受などのメカト
ルクが大きかった場合回転子が基準位置まで移動しきれ
ない可能性も考えられ、その場合回転子が基準位置から
ずれた状態になっていることを検出することも出来ない
ので間違った位置で着磁してしまう心配があった。ま
た、温度上昇により固定子巻線の抵抗値が大きくなった
場合にも位置決め電流が充分に流れず、基準位置からず
れた状態で着磁されてしまう心配があった。
【0013】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、確実で正確な着磁位置決めが可能な着磁方
法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、永久磁石回転機の固定子相巻線のインピー
ダンスを検知しながら回転子を外部から回転させ、予め
設定したインピーダンス(回転子が最適着磁位置になっ
たときのインピーダンスが設定されている)になったと
ころで回転子を停止させ、その位置で固定子相巻線に着
磁電流を流すことで永久磁石を着磁するようにしたもの
である。
【0015】これにより、回転子位置を確実に最適着磁
位置にあわせられる着磁方法を提供することが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、強磁性体からなる略円筒形状の回転子鉄心と、前記
回転子鉄心の軸方向に延設固定された複数の永久磁石
と、前記回転子鉄心と中心軸が重なるように貫通して固
定された出力軸とを備えた回転子と、前記出力軸を回転
自在に支持する軸受と、複数のスロットを有し前記回転
子鉄心と対向するように配置された強磁性体からなる固
定子鉄心と、前記スロットに電気絶縁体を介して巻装さ
れた相巻線とを備えた固定子とからなる永久磁石回転機
の着磁方法であって、前記相巻線のインピーダンスを検
知すると同時に前記回転子を外部からの動力で回転さ
せ、前記相巻線のインピーダンスが予め設定された値に
なったときに前記回転子を停止させ、しかる後前記相巻
線に着磁電流を通電するものであり、内部が見えない状
態でも回転子が最適着磁位置にあるかどうかを検知する
ことが出来るという作用を有する。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の永
久磁石回転機の着磁方法であって、相巻線のインピーダ
ンスを検知するためにインパルス電圧を印加したときの
電圧減衰波形を観測するものであり、内部が見えない状
態で回転子位置を検出しながら、同時に固定子相巻線の
レアショートなどの欠陥を検出することも可能であると
いう作用を有する。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の永久磁石回転機の着磁方法であって、相巻線のイ
ンピーダンスまたは電圧減衰波形が予め設定した値にな
ったときに停止させる代わりに、着磁を行おうとする永
久磁石回転機の相巻線インピーダンスまたは電圧減衰波
形が、回転子を着磁最適位置に固定した基準永久磁石回
転機のインピーダンスまたは電圧減衰波形と等しくなっ
たときに、着磁を行うものであり、多数の機種を生産す
る場合にインピーダンス値または電圧減衰波形パターン
を設定しなおす代わりに、当該機種の1台を使用して比
較的簡単に機種切り替えが出来るという作用を有する。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の永久磁石回転機の着磁方法であって、複数のイン
ピーダンス値または電圧減衰波形パターンが記憶された
メモリー装置を備え、着磁を行おうとする永久磁石回転
機の仕様に応じて前記メモリー装置からインピーダンス
値または電圧減衰波形パターンを呼び出して使用するも
のであり、更に簡単に機種切り替えが出来るという作用
を有する。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4記
載の永久磁石回転機の着磁方法であって、着磁を行おう
とする永久磁石回転機の出力軸を外部から電動機で回転
させ、インピーダンス値または電圧減衰波形パターンの
目標値との差を演算して、前記目標値との差が零になる
ように電動機を制御するものであり、人手を介さずに自
動で着磁位置決めが可能であるという作用を有する。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5記
載の着磁方法により着磁された密閉型電動圧縮機であ
り、特に内部が見にくい密閉型電動圧縮機で容易且つ確
実に最適着磁位置で回転子永久磁石を着磁できるという
作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について図1を
用いて説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態を示す図、図2は電圧減衰波形を示す図である。図
1において100は基準永久磁石回転機であり、回転子
が固定子に対して最適着磁位置となるようにしっかりと
固定されている。200は基準永久磁石回転機と同じ仕
様で製作された被着磁永久磁石回転機であり、回転軸に
ゆっくり回転する電動機300の出力軸がカップリング
されて回転子の位置が変えられるようになっている。4
00は電圧減衰波形比較手段で、幅の小さなインパルス
電圧を周期的に発生させて基準永久磁石回転機と被着磁
永久磁石回転機の固定子巻線にそれぞれ印加して、両者
の電圧減衰波形を比較する機能をもっている。更に電圧
減衰波形比較手段400は両者の電圧減衰波形の差に応
じて電動機制御手段500を制御する制御信号を出力す
る機能も有しており、最適着磁位置に対応する時間To
に対する遅れ時間ΔT2、または進み時間ΔT1を計測
し、その大きさに応じて回転子位置が最適着磁位置にな
るように電動機制御手段500により電動機を制御す
る。
【0024】以下に上記構成による着磁方法を説明す
る。永久磁石回転機200の回転子3は永久磁石6を外
周面に配置した強磁性体からなるヨーク部5を備えてい
る。このためヨーク部5は永久磁石6を外周面に取付け
るための凹凸を有しており、その結果回転子3と固定子
1の相対的な位置により相巻線2のインピーダンスは周
期的に変化する。そして、インパルス電圧を印加したと
きの電圧減衰波形の周期はこのインピーダンスによって
決まる共振周波数となるので、電圧減衰波形の周期を観
測することで回転子3の位置を検知することが出来る。
そして本実施の形態ではインパルス電圧を印加したとき
の電圧減衰波形の周期が基準永久磁石回転機100のそ
れと一致するように回転子3を外部から電動機300に
より回転させている。このようにして回転子3が最適着
磁位置に移動したことを確認した後、スィッチS1を切
り替えて着磁電源20から被着磁永久磁石回転機200
の相巻線2v、2wに着磁電流Ibを通電する。なお、
本実施の形態では回転子3を永久磁石がヨーク部の外周
面に配置されたもので説明したが、永久磁石をヨーク部
の中に設けた埋設孔に収納した回転子など、周方向に磁
気突極性を有する永久磁石回転子であればどのようなも
のでも適用することが出来るのは言うまでもない。
【0025】(実施の形態2)図3は本発明のもう一つ
の実施の形態を示す図である。図3において200は着
磁しようとする永久磁石回転機で固定子相巻線はインピ
ーダンス検知手段410に接続されている。インピーダ
ンス検知手段410は予め複数の機種での最適着磁位置
に対応したインピーダンス値を記憶しており、その中か
ら目的の機種のインピーダンス値を選択して目標インピ
ーダンス値として設定してある。この状態で回転軸4を
ゆっくりと回転させていくと、回転子の磁気突極性によ
り固定子相巻線のインピーダンス値は回転子位置に応じ
て変化していく。そして、このインピーダンス値が予め
設定された目標インピーダンス値と一致したときに、回
転子の回転を停止させる。しかる後スイッチ手段S1に
より結線を切り替えてV、W相に着磁電源20を接続し
て着磁をおこなう。
【0026】なお、本発明の実施の形態では回転子位置
を検出するのにインピーダンス値を用いたが、インピー
ダンス値を電圧減衰波形に置き換えても同様である。
【0027】(実施の形態3)図4は、本発明の着磁方
法を用いて電動密閉型圧縮機を着磁する場合を示す図で
ある。密閉型圧縮機の場合は図からもわかるように内部
が非常に見えにくいので目視による回転子位置合わせで
は生産性が極めて悪いうえに着磁不良も出やすい。本願
発明では実施の形態1で説明した着磁方法を電動密閉型
圧縮機210に適用することで、容易且つ確実に正確な
着磁位置決めを実現している。
【0028】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、インピーダンスを検知することにより、内部が見え
ない場合でも確実且つ容易に回転子を最適着磁位置にす
ることが出来るという優れた効果を有する。
【0029】請求項2記載の発明によれば、インパルス
電圧を印加したときの電圧減衰波形を観測することで内
部が見えない場合でも回転子を容易に最適着磁位置にす
ることが出来、さらに、インパルス電圧を適当な値に設
定することでレヤショートの様な相巻線の欠陥も同時に
検出することが出来るという優れた効果を有する。
【0030】請求項3記載の発明によれば、着磁を行う
機種の1台を回転子を最適着磁位置に固定して基準にす
ることで、機種切り替えの際の手間を少なくすることが
出来るという効果を有する。
【0031】請求項4記載の発明によれば、目標インピ
ーダンスまたは電圧減衰パターンを予め記憶装置に登録
しておくことで、機種切り替えがきわめて容易に行える
という優れた効果を有する。
【0032】請求項5記載の発明によれば、回転子位置
検出結果に基づいて制御される電動機で着時使用とする
永久磁石回転機の出力軸を外部から回転させて最適着磁
位置に合わせることで、全自動により着磁を行うことが
可能になるという優れた効果を有する。
【0033】請求項6記載の発明によれば、確実に正確
な着磁を行うことが出来るので、生産性がよく安価な電
動圧縮機を提供することが出来るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施の形態を示す図
【図2】電圧減衰波形を示す図
【図3】本発明のもう一つの実施の形態を示す図
【図4】本発明の着磁方法を用いて電動密閉型圧縮機を
着磁する場合を示す図
【図5】固定子及び回転子の構成と着磁に際して生じる
起磁力を示す図
【図6】回転子の構成図
【図7】固定子のスロットと相巻線との対応を示す図
【図8】相巻線と着磁電源の接続を示す図
【図9】従来の着磁方法での相巻線と位置決め電源の接
続を示す図
【図10】従来の着磁方法での固定子及び回転子の構成
と位置決め時の起磁力を示す図
【符号の説明】
1 固定子 2 相巻線 3 回転子 4 回転軸 5 ヨーク部 6 永久磁石 7 外周リング 8 連結部 10 位置決め電源 20 着磁電源 100 基準永久磁石回転機 110 基準電動密閉型圧縮機 200 被着磁永久磁石回転機 210 被着時電動密閉型圧縮機 300 電動機 400 電圧減衰波形比較手段 410 インピーダンス検知手段 500 電動機制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 袴田 さとし 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA05 AB04 AC03 CE03 CF05 CF06 3H029 AA02 AA13 AB03 BB32 BB33 CC07 CC27 5H622 AA03 CA02 CA05 CA13 QB01 QB09 QB10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強磁性体からなる略円筒形状の回転子鉄心
    と、前記回転子鉄心の軸方向に延設固定された複数の永
    久磁石と、前記回転子鉄心と中心軸が重なるように貫通
    して固定された出力軸とを備えた回転子と、前記出力軸
    を回転自在に支持する軸受と、複数のスロットを有し前
    記回転子鉄心と対向するように配置された強磁性体から
    なる固定子鉄心と、前記スロットに電気絶縁体を介して
    巻装された相巻線とを備えた固定子とからなる永久磁石
    回転機の着磁方法であって、 前記相巻線のインピーダンスを検知すると同時に前記回
    転子を外部からの動力で回転させ、前記相巻線のインピ
    ーダンスが予め設定された値になったときに前記回転子
    を停止させ、しかる後前記相巻線に着磁電流を通電する
    ことを特徴とした永久磁石回転機の着磁方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の永久磁石回転機の着磁方法
    であって、相巻線のインピーダンスを検知するためにイ
    ンパルス電圧を印加したときの電圧減衰波形を観測する
    ことを特徴とした永久磁石回転機の着磁方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の永久磁石回転機の
    着磁方法であって、相巻線のインピーダンスまたは電圧
    減衰波形が予め設定した値になったときに停止させる代
    わりに、着磁を行おうとする永久磁石回転機の相巻線イ
    ンピーダンスまたは電圧減衰波形が、回転子を着磁最適
    位置に固定した基準永久磁石回転機のインピーダンスま
    たは電圧減衰波形と等しくなったときに、着磁を行おう
    とする永久磁石回転機の回転子を停止させることを特徴
    とした永久磁石回転機の着磁方法。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の永久磁石回転機の
    着磁方法であって、複数のインピーダンス値または電圧
    減衰波形パターンが記憶されたメモリー装置を備え、着
    磁を行おうとする永久磁石回転機の仕様に応じて前記メ
    モリー装置からインピーダンス値または電圧減衰波形パ
    ターンを呼び出して使用することを特徴とした永久磁石
    回転機の着磁方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4記載の永久磁石回転機の着
    磁方法であって、着磁を行おうとする永久磁石回転機の
    出力軸を外部から電動機で回転させ、インピーダンス値
    または電圧減衰波形パターンの目標値との差を演算し
    て、前記目標値との差が零になるように電動機を制御す
    ることを特徴とした永久磁石回転機の着磁方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5記載の着磁方法により着磁
    された密閉型電動圧縮機。
JP2000175430A 2000-06-12 2000-06-12 永久磁石回転機の着磁方法およびこれを用いた密閉型電動圧縮機 Pending JP2001359260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000175430A JP2001359260A (ja) 2000-06-12 2000-06-12 永久磁石回転機の着磁方法およびこれを用いた密閉型電動圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000175430A JP2001359260A (ja) 2000-06-12 2000-06-12 永久磁石回転機の着磁方法およびこれを用いた密閉型電動圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001359260A true JP2001359260A (ja) 2001-12-26

Family

ID=18677316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000175430A Pending JP2001359260A (ja) 2000-06-12 2000-06-12 永久磁石回転機の着磁方法およびこれを用いた密閉型電動圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001359260A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103018687A (zh) * 2012-11-23 2013-04-03 华北电力大学 一种实时测量永磁电机转子磁场的方法
CN109245460A (zh) * 2016-12-26 2019-01-18 东莞市蓉工自动化科技有限公司 一种定子磁瓦的冲压转送机构
JP2019511198A (ja) * 2016-04-04 2019-04-18 ヴェステック ホールディングス リミテッド 電動機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103018687A (zh) * 2012-11-23 2013-04-03 华北电力大学 一种实时测量永磁电机转子磁场的方法
JP2019511198A (ja) * 2016-04-04 2019-04-18 ヴェステック ホールディングス リミテッド 電動機
CN109245460A (zh) * 2016-12-26 2019-01-18 东莞市蓉工自动化科技有限公司 一种定子磁瓦的冲压转送机构
CN109412364A (zh) * 2016-12-26 2019-03-01 东莞市蓉工自动化科技有限公司 一种能够连续上料的磁瓦定子组装机
CN109510412A (zh) * 2016-12-26 2019-03-22 东莞市蓉工自动化科技有限公司 一种能够连续上料的磁瓦定子组装机
CN109510412B (zh) * 2016-12-26 2020-10-23 泰州利广瑞新材料科技有限公司 一种能够连续上料的磁瓦定子组装机
CN109245460B (zh) * 2016-12-26 2020-11-27 泉州台商投资区长矽工业设计有限公司 一种定子磁瓦的冲压转送机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1196366A (en) Self-starting, direct current motor with permanent magnets of varied magnetic strength
US20090134731A1 (en) Magnet type synchronous machine
EP2157681B1 (en) Direct flux regulated permanent magnet brushless motor utilizing sensorless control by dc and ac excitation
US20130062985A1 (en) Brushless dc motor
JPS6323541A (ja) 電動機の着磁方法
JP4668046B2 (ja) 回転位置検出装置の位相調整方法および回転位置検出装置の位相検出装置
US8258667B2 (en) Reverse electromotive force generating motor
JP2001359260A (ja) 永久磁石回転機の着磁方法およびこれを用いた密閉型電動圧縮機
JP3278032B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の回転子磁極極性検出法
JPH11341752A (ja) 永久磁石形回転電機の着磁方法
US20170133916A1 (en) Generator
JP2002078306A (ja) 磁石界磁回転形回転電機
JP3171293B2 (ja) ブラシレスモータ
JPS5855747B2 (ja) ブラシレスチヨクリユウモ−タ
JP3750620B2 (ja) 永久磁石電動機
JPH079584Y2 (ja) ブラシレスモ−タ
JPH09247909A (ja) 永久磁石モータの着磁方法
JP3818152B2 (ja) 永久磁石回転電機
JP4141117B2 (ja) 永久磁石形モータの組込着磁方法
WO2019003553A1 (ja) モータの製造方法、モータ製造装置、及びセンサマグネット部の位置決め装置
JPS63157646A (ja) 電動機の着磁方法
JP2002186239A (ja) ブラシレスモータの組立方法及びブラシレスモータ
JPH10295061A (ja) 永久磁石回転子の着磁方法
JP2001309618A (ja) ブラシレスモータ
JPH0398445A (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060307