JP3818152B2 - 永久磁石回転電機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、永久磁石回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁束発生手段に永久磁石を使用する永久磁石回転電機は、回転子の永久磁石が常に磁力を発生していることから、回転子の周囲に鉄粉が付着することや固定子鉄心に磁力が働くことにより、組立時において回転子を固定子に収めるための工夫が必要である。
【0003】
また、回転子を固定子内に収めた後、回転子の永久磁石の磁力が劣化した場合には、回転子を固定子より取り出し再着磁しなければならない。
【0004】
特公昭62−45786 号公報には、永久磁石回転電機のうち固定子の巻線方式として分布巻を用いた分布巻型永久磁石回転電機を対象に、上記問題を克服する着磁方法が開示されている。この公報には、位置決め電源より固定子巻線に通電することによって生ずる巻線起磁力の位置に回転子を保持し、ついで着磁電源より固定子巻線に通電することによって生ずる巻線起磁力の位置に回転子を移動させることにより回転子内磁石を着磁するものが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
昨今では、一般の大型機に使用されている分布巻型の固定子に対して、コイルエンドの長さを短くできること、巻線長が短く低抵抗のため効率を高めることができること等の理由により、固定子突極に巻線を集中的に巻回する集中巻型永久磁石回転電機が所望されている。
【0006】
集中巻型永久磁石回転電機において前記公報に記載の方法を応用することは困難である。その理由は、分布巻型永久磁石回転電機の固定子鉄心が1相の磁束を発生する周方向幅が回転子の一の磁石素材の周方向幅とほぼ一致するのに対し、集中巻型永久磁石回転電機はその二つが一致しないからである。
【0007】
従って、分布巻型永久磁石回転電機に前記公報記載の方法を適用すれば、2度目の着磁のために回転子を回転させても、1度目の着磁でそれぞれN極,S極に着磁された磁石素材は、またそれぞれN極,S極に着磁するための巻線に対向し、着磁が可能である。
【0008】
しかし、該方法を集中巻型永久磁石回転電機に適用すると、1度目の着磁でそれぞれN極,S極に着磁された磁石素材の一方が、1度目に着磁された極に着磁する固定子突極に対向したとき、他の一方の磁石素材は必ず1度目に着磁された極とは逆の極の固定子突極に対向することとなり、着磁が不可能である。
【0009】
上記に鑑み本発明は、集中巻型永久磁石回転電機の回転子において、固定子の内部から取り出さずに回転子を着磁できる着磁方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
ここに、本発明は、永久磁石回転電機において、固定子と、この固定子に対し空隙を介して回転可能に設けられた回転子とを有し、固定子は、複数の突極部を有する固定子鉄心と、突極部に集中的に巻かれた巻線とを備えており、回転子は、回転子鉄心と、この回転子鉄心の内部に埋め込まれ、周方向に極性が交互に異なるように、回転子鉄心に対して環状に配置された複数の永久磁石とを備えており、回転子鉄心における永久磁石の外周側には磁極片が一体に形成されており、複数の永久磁石は、巻線への1度の通電によって着磁されたものであり、それぞれ、周方向両側において異なった磁化方向を示すように着磁されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態をなす永久磁石回転電機の周方向断面図を示す。
【0014】
固定子1の突極部13には巻線2が集中的に巻回され、回転子1の回転子鉄心31には環状に複数の磁石素材が配置されている。
【0015】
固定子1は固定子鉄心11と巻線2とで構成され、固定子鉄心はさらに突極部13とその磁束の通路を形成する固定子ヨーク部12とからなる。ここでは特に突極部13の数が12のものを示す。突極部13に集中的に巻回された巻線2は巻線収納部14に収納される。各巻線2は空隙面での磁路を共有することがない構成である。
【0016】
回転子3には、着磁後に永久磁石として機能する磁石素材4がほぼ等間隔のピッチで隣り合うように設けられている。ここでは磁石素材4の数が8のものを示す。
【0017】
図2は図1の永久磁石回転電機の軸方向断面図である。
【0018】
回転子3はシャフト5,ベアリング7を介してエンドブラケット6に回転可能に保持される。回転子3のシャフト5上には着磁された後の磁石素材4の位置を検出する図示しない磁極位置検出器PSおよび位置検出器Eを備える。
【0019】
ここでは固定子鉄心11の外周にフレームが無い構成で示したが、必要によってはフレームを用いてもよい。
【0020】
図1において、巻線2のU相にはU1,U2,U3,U4、V相にはV1,
V2,V3,V4、W相にはW1,W2,W3,W4がそれぞれ直列にかつ3相スター結線で接続される。ここで添字は巻線番号である。
【0021】
磁石素材4を着磁する方法を以下に説明する。
【0022】
はじめに固定子1のV相の突極部13とU相の突極部13との間に回転子3の磁石素材4のN極とS極の間が一致するよう、図1に示されているが如く回転子3を位置決め固定する。位置決め固定の手段としてここでは第1固定穴35を用いる。たとえば、図示しない貫通ボルトをエンドブラケット6に設けられた図示しない固定用のネジ穴を介して差し込むこと等により、回転子3を所定の回転角に位置決めする。
【0023】
次に、図示しない着磁電源より巻線2のV相からU相にかけて着磁電流を通電する。このことにより、V相とU相の突極部13にギャップを介して対向する磁石素材4のうち、突極部13の周方向幅に対応する部分が着磁される。
【0024】
次に、W相の突極部13とV相の突極部13との間に回転子3の磁石素材4のN極とS極が一致するよう、回転子3を時計方向に15度回転させ、その位置に回転子3を位置決め固定する。この場合も第1固定穴35に対して反時計方向に15度の角度をなす第2固定穴36を用いて位置決め固定を行う。
【0025】
そして着磁電源により巻線2のV相からW相に対して電流を通電する。このことにより、回転子3の磁石素材4の残りの部分を着磁することが可能である。
【0026】
図3に本実施形態の原理図を示す。図3(a)は固定子鉄心11を周方向に展開したもの、図3(b)および図3(c)は回転子3の磁石素材4を周方向に展開したものであり、それぞれ回転子3を第1固定穴35,第2固定穴36によって位置決め固定したときのものである。
【0027】
第1の段階では、図3(a)と図3(b)の組み合わせのように、突極部13のV相とU相の間に磁石素材4のN極とS極の間を一致させるべく第1固定穴
35によって回転子3が位置決め固定される。着磁電源によって巻線2のV相からU相に対して電流を通電すると、図3(b)の斜線で示した磁石素材4の部分が図示の極性に着磁される。
【0028】
次に図3(a)と図3(c)の組み合わせのように、突極部13のW相とV相の間に磁石素材4のN極とS極の間が一致するよう回転子3が15度回転され、第2固定穴36によって位置決め固定される。
【0029】
そして着磁電源によって巻線2のV相からW相に対して電流を通電すると、図3(c)で示した磁石素材4の部分が図示の極性に着磁される。
【0030】
図3(b)においてW相に対向する部分は、S極とN極に着磁されるべき2つの隣り合った磁石素材4の境目付近であり、回転子を15度回転させることによりその境目がW相とV相の間に来ることになる。そこで図3(b)ですでに着磁された極性に、それぞれの磁石素材4が着磁されるよう、W相とV相に通電を行う。
【0031】
なお、それぞれの磁石素材4を3分割したときの中央部分は、図3(b)と図3(c)により2度着磁されることとなるが、このことにより、磁石素材4の全面を等間隔に完全に着磁することが出来る。
【0032】
図4に本発明の一実施例をなす回転電機の誘起電圧波形を示す。破線は固定子外の着磁装置により完全に着磁された回転電機の誘起電圧波形を示し、実践は本発明の実施形態により着磁された回転電機の誘起電圧波形を示す。
【0033】
図のように本発明の実施形態による誘起電圧波形は固定子外の着磁装置によるものと比べてノイズを含んだ不完全なものとなるが、回転電機としての特性は誘起電圧の実効値で定まり、その値は両者に差がなく、十分な着磁が可能である。
【0034】
図5に図3(c)で着磁されたときの磁石素材4の磁化方向を示す。
【0035】
図のように、N極,S極内の周方向の両側では異なった磁化方向を示す。すなわち、W1相に対向するS極の左側は図3(b)の着磁による磁化が残り、一方、W1相に対向するS極の右側は図3(c)の着磁による磁化が残る。これらの影響は固定子外の着磁装置により完全に着磁されたものと特性上ほとんど差異がない。
【0036】
図6,図7に本発明の一実施例をなす永久磁石回転電機、および着磁に必要なデバイスを組み合わせたときの電気的回路構成図を示す。
【0037】
通常は、図6,図7のように巻線2がインバータ82に接続され、バッテリ
83の電力を受けて回転電機が回転する。このときコンタクタ84は閉じておく。なお、このコンタクタ84は、図6のようにインバータ82内に備えられていても、図7のように回転電機に設けられていてもよい。
【0038】
着磁する際には、着磁装置81を着磁用端子85に接続する。コンタクタ84を開き、着磁切換スイッチ86により所定の相を選んだ後、着磁装置81のスイッチを入れることにより巻線に通電し、第1の着磁を行う。その後回転子を所定の角度回転させ、着磁切換スイッチ86を切り換えて、第2の着磁を行うものである。
【0039】
ここで着磁用端子85および着磁切換スイッチ86は、図6または図7のように、回転電機、または着磁装置81のどちらに備えられていてもよい。また、着磁切換スイッチ86ではなく、手動で所定の2相を選び、着磁装置81に接続してもよい。
【0040】
このような着磁方法によって、集中巻型永久磁石回転電機の磁石素材を、回転子3を固定子1の内部に入れたまま着磁することが可能である。また、時間の経過等により発生磁束の小さくなった磁石素材を、回転子3を取り出さずに再着磁が可能である。
【0041】
従って、着磁用の治具が不要となり、集中巻型永久磁石回転電機の製造時の工程が少なく、組立性の良い回転電機が得られる。また回転電機を分解せずに発生磁束をリフレッシュすることが可能である。
【0042】
なお、このような着磁方法によって、磁石素材4内部の磁束は回転子3の軸に対して放射状に着磁される。
【0043】
図8に本発明の他の実施形態を示す。
【0044】
本実施形態の回転子3は、磁石埋め込み型のものであり、磁石素材4,回転子鉄心31,磁極片部32,磁極片部間のブリッジ部33,空隙部34によって構成される。回転子鉄心31,磁極片部32、およびブリッジ部33は、珪素鋼板等の磁性体によって一体に構成される。
【0045】
このような回転子3に対しては、1度の着磁工程により全着磁が可能である。磁石素材4を着磁するときは、突極部13のV相とU相間を磁石素材4のN極とS極の間を一致させるように第1固定穴35によって回転子3を固定子1に対して位置決め固定する。これに着磁電源により巻線2のV相からU相に対して電流を通電し、磁石素材4を図示の極性に着磁する。
【0046】
集中巻型永久磁石回転電機において高効率化を狙う場合、その特性により磁石素材4の数が突極部13の数よりも少なくなる。この実施形態も、磁石素材4の数8に対して突極部13の数は12である。従って突極部13の周方向幅は自ずと磁石素材4の周方向幅より小さくなり、ここに磁石素材4を2度着磁しなければならない理由が存在する。
【0047】
しかし、本実施形態のように磁石素材4を回転子3の内部に埋め込むようなものの場合は、1度の着磁で磁石素材4全体が着磁可能である。それは、磁石素材4の外周にある磁極片部32が磁石素材4の周方向全面に着磁起磁力をかけるよう作用するからである。
【0048】
例えば図8の回転子の磁極材が回転子3の外に露出していたならば、U1に対向する磁石素材4は、図において左に隣り合ったN極の磁石素材4に近い部分では完全に着磁されるのに対し、右に隣り合ったN極の磁石素材4に近い部分は完全に着磁することは難しく、1磁極の中でも磁極の着磁量に差が生じてしまう。つまり、磁石素材の周方向の両端で着磁の大きさが変わってしまう。しかし、
U1から発生する磁束は、磁極片部32を介して磁石素材4に至るため、磁極片部32が磁束を分散させ、磁石素材4の全体を着磁することが可能となるものである。
【0049】
また、磁極片部32の厚さが小さい場合には、上述の効果はあまり期待できないが、磁石素材4の周方向で着磁された磁束量が均等でなくても、回転子3は回転子として十分に機能する。回転電機の特性は全体の磁束量によって決まるものであり、一部の磁石素材における磁束量の減少は影響が少なく、一度のみのいわば偏った着磁でも全体としての特性にあまり影響はない。
【0050】
図9に図8で着磁されたときの磁石素材4の磁化方向を示す。
【0051】
図のように、N極,S極内の周方向の両側では異なった磁化方向を示す。すなわち、W1相に対向するS極の左側は図3(b)の着磁による磁化が残り、一方、W1相に対向するS極の右側は図3(c)の着磁による磁化が残る。しかし、これらの影響は固定子外の着磁装置により完全に着磁されたものと特性上ほとんど差異がない。
【0052】
図10に本発明の他の実施形態を示す。
【0053】
これは図8で示した構造と同一の構造を持つ集中巻型永久磁石回転電機であるが、ここでは第1固定穴を、U相の突極部13の周方向中心と所定の磁石素材4の周方向中心が合致するように設けている。
【0054】
着磁する場合には、U相を着磁電源のプラス側に、V相とW相とを並列にして着磁電源のマイナス側に接続し、着磁電流を通電する。このことにより、磁石素材4の全極を同時に着磁することが可能である。
【0055】
つまり、U相の巻線2が作る起磁力を、磁極片部32の効果によってその下のN極の磁石素材4全面にかけることができる。一方S極の磁石素材4は、V相とW相の二つの巻線によって幅広く着磁される。
【0056】
図11に図9で着磁されたときの磁石素材4の磁化方向を示す。
【0057】
図のように、N極,S極内の周方向の両側では異なった磁化方向を示す。すなわち、U相の巻線に対向する磁石素材は、その周方向両側が周方向に着磁され、V相,W相の巻線に対向する磁石素材は半径方向に磁化される。従ってN極,S極間で磁束量に若干の差が生じるが、これらの影響は、磁極片部32により磁石素材全面に磁化力がかかることにより、固定子外の着磁装置により完全に着磁されたものと特性上ほとんど差異がない。
【0058】
図12に本発明の他の実施形態を示す。
【0059】
ここでは磁石素材の数が10,突極部が12の集中巻型永久磁石回転電機の実施形態を説明する。
【0060】
はじめに、突極部13のU1+,U1-に対して磁石素材4の極性がそれぞれN,Sとなるよう、第1固定穴35によって図のように回転子3を固定する。
【0061】
次に、U相を着磁電源のプラス側に、中性点を着磁電源のマイナス側に接続し、着磁電流を通電することにより、磁石素材4のN,Sの4極を着磁することができる。ここで、各相の巻線2の+−の符号は巻き方向を指す。
【0062】
次に回転子3を12度時計方向に回転させ、突極部13のW1+,W1-と磁石素材4のN,Sを一致させる。この位置に回転子3を固定し、巻線2の接続の中性点を着磁電源のプラス側に、W相を着磁電源のマイナス側に接続する。この状態で着磁電源より着磁電流を通電することにより、磁石素材4のN,Sの4極を着磁することができる。
【0063】
さらに回転子3を12度時計方向に回転させ、V相の巻線2を使用することによってさらに磁石素材4のN,Sの4極を着磁することができる。この場合、着磁した4極中2極は、既に着磁されたものである。
【0064】
以上の操作によって回転子3の全磁極を着磁することが出来る。
【0065】
このように、どのような突極部の数,磁石素材の数に対しても、本発明を応用できるものである。
【0066】
尚、以上は本発明の実施形態であり、記述した方法にのみ限定される物ではない。また上記は集中巻型永久磁石回転電機をその形態として説明したが、リニアモータ等への適用も可能である。また、電動機だけでなく、発電機にも適用でき、さらに回転子の外転型,内転型を問わない。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、3相のうち2相の巻線が施された突極に対向する磁石素材の部分を着磁し、その後回転子を所定の角度回転させて固定し、前記2相の巻線のうちの1相と他の1相を組み合わせて磁石素材の未着磁部分を着磁することにより、回転子を内部に入れたまま磁石素材を着磁することが可能となる。
【0068】
また、所定の相互に隣り合った前記突極の間に所定の相互に隣り合った前記磁石素材の間が対向するよう前記回転子を位置決め固定し、相互に隣り合った磁石素材を逆極性に着磁することにより、回転子を内部に入れたまま磁石素材を着磁することが可能となる。
【0069】
また、3相のうち1相の突極に所定の磁石素材が対向するよう回転子を位置決め固定し、相互に隣り合った磁石素材を逆極性に着磁することにより、回転子を内部に入れたまま磁石素材を着磁することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態をなす集中巻型永久磁石回転電機の周方向断面図を示す。
【図2】図1の永久磁石回転電機の軸方向断面図を示す。
【図3】本発明の一実施形態をなす回転子の着磁方法の原理図を示す。
【図4】本発明の一実施形態をなす回転電機の誘起電圧波形を示す。
【図5】図3(c)における永久磁石の磁化状況を示す。
【図6】本発明の一実施形態をなす着磁用電気回路図を示す。
【図7】本発明の一実施形態をなす着磁用電気回路図を示す。
【図8】本発明の他の実施形態をなす集中巻型永久磁石回転電機を示す。
【図9】図7の回転電機における永久磁石の磁化状況を示す。
【図10】本発明の他の実施形態をなす集中巻型永久磁石回転電機を示す。
【図11】図9の回転電機における永久磁石の磁化状況を示す。
【図12】本発明の他の実施形態をなす集中巻型永久磁石回転電機を示す。
【符号の説明】
1…固定子、2…巻線、3…回転子、4…磁石素材、5…シャフト、6…エンドブラケット、7…ベアリング、11…固定子鉄心、12…固定子ヨーク部、13…突極部、14…巻線収納部、31…回転子鉄心、32…磁極片部、33…ブリッジ部、34…空隙部、35…第1固定穴、36…第2固定穴、81…着磁装置、82…インバータ、83…バッテリ、84…コンタクタ、85…着磁用端子、86…着磁切換スイッチ。

Claims (3)

  1. 固定子と、
    該固定子に対し空隙を介して回転可能に設けられた回転子とを有し、
    前記固定子は、
    複数の突極部を有する固定子鉄心と、
    前記突極部に集中的に巻かれた巻線とを備えており、
    前記回転子は、
    回転子鉄心と、
    該回転子鉄心の内部に埋め込まれ、周方向に極性が交互に異なるように、前記回転子鉄心に対して環状に配置された複数の永久磁石とを備えており、
    前記回転子鉄心における前記永久磁石の外周側には磁極片が一体に形成されており、
    前記複数の永久磁石は、
    前記巻線への1度の通電によって着磁されたものであり、
    それぞれ、周方向両側において異なった磁化方向を示すように着磁されていることを特徴とする永久磁石回転電機。
  2. 請求項1に記載の永久磁石回転電機において、
    前記巻線は3相巻線であり、
    前記複数の永久磁石は、前記3相巻線のいずれか2相の巻線への1度の通電によって着磁されたものである
    ことを特徴とする永久磁石回転電機。
  3. 請求項1に記載の永久磁石回転電機において、
    前記巻線は3相巻線であり、
    前記複数の永久磁石は、前記3相巻線への1度の通電によって着磁されたものである
    ことを特徴とする永久磁石回転電機。
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