JP2001357495A - 自動配車装置 - Google Patents

自動配車装置

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JP2001357495A JP2000179040A JP2000179040A JP2001357495A JP 2001357495 A JP2001357495 A JP 2001357495A JP 2000179040 A JP2000179040 A JP 2000179040A JP 2000179040 A JP2000179040 A JP 2000179040A JP 2001357495 A JP2001357495 A JP 2001357495A
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  • Traffic Control Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の車両の配車を簡単な操作で自動的に行
うこと。 【解決手段】 顧客14からの電話回線13を介して伝
送されてくる電話番号を電話番号検出手段によって検出
し、顧客DB22にストアされた電話番号に対応する顧
客の名前、住所、位置などの顧客情報を読出し、顧客の
位置に近い場所に存在する車両を、車両DB24から読
出す。オペレータは、受話器31による顧客との電話通
話の後、配車指令用入力手段72を操作するだけで、自
動的に選択された車両16に、通信手段25から配車指
令信号78が無線で送信され、車両16に搭載された通
信手段26で、その配車指令信号が受信される。車両の
運転者は、配車を了解したことを表す受信応答信号を、
通信機器26から送信し、通信手段25に伝送する。こ
れによって配車の一連の動作が終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客からの電話に
よる迎車要求があったとき、複数のタクシーなどの車両
を配車して、車両をその顧客に向かわせるための自動配
車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、先行技術の動作手順を説明す
るためのフローチャートである。ステップa1では、電
話受付オペレータが、顧客からかかってきた電話と通話
し、ステップa2においてその顧客情報である顧客の電
話番号を聞出し、次のステップa3では、キーボードを
操作して、聞出した電話番号をキー入力する。これによ
ってキーボードに接続されたコンピュータなどの処理装
置では、電話番号に対応する顧客情報、たとえばその顧
客の名前、住所、道順などを、予め準備したメモリのデ
ータを検索して読出す。検索された顧客情報は、表示手
段によって目視表示される。前述の電話受付オペレータ
は、表示手段の顧客情報を見ながら、配車入力操作を行
い、これによって次のステップa6では、選択された車
両に搭載された無線通信装置に配車指令信号が与えられ
る。ステップa7において車両の運転者による無線応答
によって、その車両が顧客に向かうことができる了解を
表す信号が受信されたかどうかを判断し、了解を表す信
号が受信されたとき、次のステップa8では、配車作業
を完了したものと判断し、次の注文電話を受付けること
ができる状態となる。このようにして先行技術では、顧
客からステップa1において注文電話がかかってくる
と、オペレータが、電話番号を聞出し、キーボードを操
作してその顧客の電話番号を入力し、これによってメモ
リに予めストアされている顧客情報を検索、確定し、そ
の後、配車指令を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような先行技術
では、ステップa1からステップa7までの一連の動作
を行って1回の配車を終了するまで、次の新たな配車動
作を行うことができない。また、オペレータが顧客から
電話番号を聞出してキーボードを用いて入力し、その顧
客情報を表示し、ステップa5において配車操作をする
までに、手間がかかり、時間がかかる。したがって1回
の配車に長時間を要すると、他の注文電話がかかってき
ても、その電話に応答することができず、作業性が悪
く、またオペレータの負担が大きい。
【0004】本発明の目的は、タクシーなどの配車作業
を、迅速かつ容易に行うことができるようにした自動配
車装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電話回線を介
する顧客からの電話番号を検出する電話番号検出手段
と、顧客に関する配車のための顧客情報と電話番号とが
予め関連付けてストアされる顧客データベースと、出力
手段と、電話番号検出手段の出力に応答し、電話番号検
出手段からの検出された電話番号に対応する前記顧客情
報を、顧客データベースから読出し、出力手段に与えて
出力させる制御手段とを含むことを特徴とする自動配車
装置である。
【0006】本発明に従えば、公衆電話回線などの電話
回線には、顧客である発呼者の電話番号が伝送され、こ
の電話番号を表す信号を、電話番号検出手段によって検
出する。この顧客の電話番号に対応して、顧客データベ
ースに電話番号と関連付けてストアされている顧客情報
を、制御手段によって読出し、出力手段によって出力す
る。顧客情報は、顧客に関する配車のための情報であっ
て、たとえば顧客の電話番号に関連付けて、名前、住
所、位置を表す緯度、経度、さらに文章で表現した道順
などのデータを含む。出力手段は、陰極線管または液晶
などのような目視表示手段であってもよく、または音声
合成装置などによって音響表示を行う構成であってもよ
く、さらに顧客に向かわせるべき配車を行う車両に搭載
された通信装置に、配車指令信号を送信する構成であっ
てもよく、そのほかの出力動作を行う構成であってもよ
い。
【0007】このようにして電話受付オペレータは、顧
客の電話番号を、先行技術に関連して述べたようにキー
ボードなどから入力する操作が不要となり、また誤操作
がなくなり、迅速にかつ正確に、配車を自動的に行うこ
とができるようになる。また短時間に連続して複数の注
文電話がかかってきたときにおいても、オペレータは、
その顧客と電話通信を簡便に行えばよく、1回の配車に
必要な時間が短いので、作業性が良好であり、短時間に
多数の注文電話に対応して配車することができ、これに
よって時間あたりの配車回数を増加することができ、作
業性を向上させることができる。
【0008】また本発明は、電話回線を介する顧客から
の電話番号を検出する電話番号検出手段と、顧客の位置
を含む顧客に関する配車のための顧客情報と電話番号と
が予め関連付けてストアされる顧客データベースと、複
数の各車両毎の現在の位置と動態とを含む運転状況につ
いてのデータを管理する車両データベースと、車両との
間で自動的に無線通信を行う通信手段と、通信手段が車
両からの受信応答信号を受信するとき、受信応答信号の
内容に基づいて、車両データベースにストアされた車両
の動態と位置とを更新する動態更新手段と、電話番号検
出手段の出力に応答し、電話番号検出手段によって検出
された電話番号に対応する前記顧客情報を、顧客データ
ベースから読出して、該顧客情報に含まれる顧客の位置
に近い配車可能な車両を、車両データベースにストアさ
れた運転状況に基づいて検索し、検索した車両に通信手
段から配車指令信号を送信出力させる制御手段とを含む
ことを特徴とする自動配車装置である。
【0009】本発明に従えば、注文電話がかかってきた
とき、電話回線を介して伝送されてきた電話番号を電話
番号検出手段によって検出し、その電話番号に関連付け
てストアされている顧客情報を顧客データベースから読
出し、その顧客の位置、たとえば緯度および経度などの
データを、顧客情報から抽出する。車両データベースで
は、複数の車両毎の運転状況についてのデータが管理さ
れ、この運転状況のデータは、各車両毎の現在の位置と
動態とを含む。通信手段による車両との間の自動的な通
信で、車両からの受信応答信号を受信して、動態更新手
段が車両データベースにストアされた車両の位置と動態
とを更新する。動態というのは、各車両が、顧客に向か
って走行中であり、または顧客を乗せて走行中である実
車状態であるか、または新たな顧客を乗せることができ
る空車状態であるかを表す。
【0010】制御手段は、顧客の電話番号に対応して顧
客データベースから得られる顧客の位置と、車両データ
ベースから得られる配車可能な車両の現在位置とを比較
し、顧客の位置に近い配車可能な車両を検索する。こう
して検索した車両に、通信手段によって配車指令信号を
送信出力させる。
【0011】車両の運転者は、配車指令信号を受信する
と、たとえば配車が可能である了解を表す受信応答信号
を無線で送信する。この受信応答信号は、通信手段で受
信され、配車が可能である信号が受信されたとき、一連
の配車動作を完了する。こうして顧客への自動的な配車
動作が行われることになり、配車作業を、短時間に誤り
なく正確にかつ迅速に行うことができるようになる。し
たがって注文電話を多数、短時間に処理することができ
るようになり、時間あたりの配車回数を増加するととも
に、顧客に対するサービスの向上を図ることができる。
【0012】また本発明は、各車両の配車状況を管理す
るための配車データベース手段と、表示手段とをさらに
含み、前記制御手段は、配車データベース手段によっ
て、各車両毎に前記配車指令信号を送信出力させた時点
からの経過時間W1を管理し、この経過時間W1が予め
定める時間W0以上であるとき、車両に配車指令信号を
送信してからの経過時間W1が予め定める時間W0以上
であることを、表示手段に表示させることを特徴とす
る。
【0013】本発明に従えば、配車データベース手段で
の管理で、車両に配車指令用信号を送信した後、配車完
了までの経過時間W1が長く、予め定める時間W0以上
であれば、そのことが表示手段、たとえば前述のように
陰極線管または液晶などの目視表示手段または音声合成
装置などによって表示される。これによってオペレータ
は、最適な車両を手動で配車し、または顧客に対する適
切な回答を行うことができるようになる。
【0014】また本発明は、表示手段をさらに含み、前
記制御手段は、前記顧客データベース手段によって顧客
からの電話着信時刻を管理し、この管理内容に基づいて
同一顧客からの電話着信時刻間の時間W4を演算し、こ
の演算した時間が予め定める時間W3未満であるとき、
電話着信時刻間の時間W4が予め定める時間W3以上で
あることを、表示手段によって表示させることを特徴と
する。
【0015】本発明に従えば、同一顧客からの予め定め
る時間W3未満の間隔で、たとえば比較的短時間に複数
回の電話がかかってきたときには、そのことを表示手段
によって表示する。これによって配車に関する顧客の待
ち時間が長いなどの苦情に対する対策を適切に行うこと
ができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
全体の構成を示すブロック図である。配車センタ12に
は、公衆電話回線13を介して顧客14の電話器15か
ら、タクシなどの車両16の迎車などの配車を要求すべ
き電話がかけられる。公衆電話回線13には、電話器1
5による発呼によって、その顧客14に対応する電話番
号を表す信号が含まれて伝送される。公衆電話回線13
は、配車センタ12に備えられる電話交換機17に接続
され、電話受付オペレータに個別的に対応した複数(こ
の実施の形態ではたとえば3)の同様な構成を有する端
末装置18a〜18cに接続される。参照符の添字a,
b,cを省略して数字だけで総括的に示すことがある。
【0017】端末装置18は、ライン19を介して顧客
情報サーバ21に接続され、この顧客情報サーバ21に
は、顧客情報を管理するためのデータベース(以下、
「DB」と略称する。)である顧客DB22が接続され
る。ライン19にはまた、通信制御サーバ23が接続さ
れる。通信制御サーバ23には、車両DB24が接続さ
れる。通信制御サーバ23は、通信手段25を含み、こ
の通信手段25は自動的に、車両16に搭載された通信
機器26と無線で通信することができる。
【0018】図2は、図1に示される配車センタ12に
おける一部の構成を具体的に示すブロック図である。端
末装置18aは、マイクロコンピュータによって実現さ
れる処理回路28を有し、LAN(Local Area Networ
k)などを構成するライン19に接続される。処理回路
28には、電話受付オペレータが電話通話を行うマイク
ロホン29とスピーカ30とを含むハンドセット31が
備えられ、図1の公衆電話回線13を介して顧客14の
電話器15と通話することができる。さらに処理回路2
8には、表示手段32と、マウスやキーボードなどの入
力手段33とが備えられる。表示手段32は、たとえば
陰極線管(CRT)または液晶表示装置(LCD)など
によって実現され、その表示画面上などに、タッチパネ
ルなどの入力手段33が配置されることもある。入力手
段33が表示手段32の表示画面上に配置されるタッチ
パネルなどである場合は、オペレータの入力操作される
指またはペンなどに応じて座標位置を検出し、入力情報
を入力することができる。
【0019】処理回路28にはまた、個別ストックメモ
リ33aが接続される。この個別ストックメモリ33a
には、配車データベースとして、端末装置18aによっ
て配車すべき顧客である配車先の顧客名称や住所の緯度
経度などが、参照符A〜Eで示されるようしにして順次
的にストアされる。個別ストックメモリ33a内にスト
アされた配車先は、待ち行列を形成し、順番に配車を行
う対象となる。配車の符号A〜Eは、表示手段32にお
いて表示されることができ、その配車の順番を、入力手
段33の操作によって変更してオペレータの注意が行き
届くようにしてもよい。端末装置18bにも同様にして
個別ストックメモリ33bが備えられ、このことは端末
装置18cに関しても同様である。なお、以下、複数の
端末装置18a〜18cに共通な構成に言及するとき
は、単に「端末装置18」として示すこともある。
【0020】ライン19には、処理回路28とデータの
伝送を行って用いられるメモリ34が接続される。この
メモリ34は、共通ストックメモリ35として示される
ように、共通な配車データベースを備えている。共通ス
トックメモリ35には、各端末装置18から、注文電話
があった顧客に対する情報がストアされる。また、顧客
に対して配車が行われると、配車についての情報が配車
登録としてストアされる。したがって、この共通ストッ
クメモリ35には、いずれかの端末装置18に対して注
文電話があった顧客についての情報が、配車処理の有無
も含めて全てストアされる。各端末装置18の処理回路
28は、配車動作を行うとき、個別ストックメモリ33
a,33bに配車していない顧客があれば、待ち行列に
従って、配車待ちの顧客への配車を通常配車として行
う。配車が行われた顧客については、共通ストックメモ
リ35に対して配車登録を行う。個別ストックメモリ3
3a,33bに配車待ちの顧客がいないときは、共通ス
トックメモリ35にストアされている配車待ちの顧客に
対して、任意に配車を行う。若しくは、共通ストックメ
モリ35を参照して、全ての配車を並列処理する。
【0021】メモリ34には、図1の車両DB24も含
まれ、配車の対象となる車両番号がストアされる。車両
DB24では、各車両について、現在の位置や動態を管
理する。各端末装置18は、配車処理されていない空車
の車両のうちから車両を選択して配車処理を行う。配車
処理では、通信制御サーバ23の通信手段25による無
線通信が行われる。図1に示すように、通信手段25
は、車両16に搭載された通信機器26と無線の送受信
を行う。通信手段25には、送受信機68と、その送受
信機68を動作制御して個別ストックメモリ33a,3
3bや共通ストックメモリ35との間でデータ転送を行
う処理回路69とを含む。
【0022】図3は、顧客DB22のストア内容を示す
図である。顧客DB22には、顧客14毎の電話番号3
7と、顧客14から配車を要求する電話がかかってきて
端末装置18において応答したときにおける着信時刻3
8と、その電話を受信した端末装置18a〜18cのう
ちの1つを表すデータ39とがストアされる。さらに電
話番号37に対応して配車された車両16の配車処理状
況データ40がストアされる。この配車処理状況データ
40というのは、顧客14に車両16が向かうべきこと
が指令された時刻41、配車指令が行われたか、さらに
配車指令された車両16の車両番号などの処理データ4
8を含み、さらに各電話番号37の顧客14に対応して
車両が到着すべき予めストアされた予約時刻75のデー
タもまた、ストアされる。顧客DB22には、電話番号
37に対応して顧客14の名前42、カテゴリ43たと
えば住宅、工場、ビル、担当者などを表すデータ、さら
にその電話番号37の顧客14に対応する位置44がス
トアされる。この位置44は、緯度45および経度46
を含むとともに、住所、文章で表現した道順などのデー
タ47をも含む。
【0023】図4は、車両DB24のストア内容の一例
を示す図である。複数の車両16毎の識別を行う車両番
号51に対応して動態を表すデータ52がストアされ
る。この動態データ52は、車両16の動態として、顧
客を乗せた実車53であるか乗客を乗せていない空車5
4であるかを示すデータ、配車指令を受けてからの経過
時間55で配車中であることを示すデータを含む。経過
時間55が例えば負の値のときには、配車指示を受けて
いない状態であることを示す。端末装置18の処理回路
28は、自動的な配車を行うにあたり、車両16が顧客
14の住所に近い、しかも空車時刻からの時間経過が長
い車両16を優先的に選択して配車指令を自動的に行
う。
【0024】車両DB24にはさらに、車両16の現在
位置を表すデータ56がストアされる。この現在の位置
のデータ56は、緯度57と経度58とを含む。さらに
各車両16毎に、1日の配車回数のデータ59が計数さ
れ、各車両16毎の個別のデータの集計を容易にするこ
とができる。ただし、顧客に対して迅速に配車を行うた
めに必要なデータは、動態および現在位置である。
【0025】図5は、各端末装置18毎の表示手段32
および入力手段33の一例を示す正面図である。表示手
段32の表示画面上には、透光性を有する偏平なタッチ
パネルなどと呼ぶことができる入力手段33を配置して
もよい。表示手段32の部分的な表示領域61には、配
車センタ12の公衆電話回線13の電話番号にそれぞれ
対応した領域62,63が設定される。顧客14との通
話中である回線には、参照符63で示されるように点灯
表示が行われる。また顧客情報を表示する領域64が形
成される。配車される車両16の配車種類などを表す領
域65が設けられる。さらに配車操作などのための入力
領域66が形成される。表示手段32の表示画面に対し
ては、マウスやキーボードの操作などで入力を行うこと
もできる。
【0026】図6は、端末装置18の処理回路28の動
作を説明するためのフローチャートである。顧客14の
電話器15から公衆電話回線13を介して電話がかかっ
てきたとき、各端末装置18の表示手段32の画面に
は、図5に関連して前述したように回線番号の領域61
毎の回線番号表示領域62、63のうち、対応する領域
部分が点灯し、たとえば図5では参照符63で示す回線
番号表示領域63が点灯する。電話受付オペレータは、
この点灯している回線番号表示領域63の1つをマウス
等で選択操作する。また回線ボタンの押圧操作でも通話
可能で、さらにフックボタン操作によって最も古い着信
回線と通話可能となる。これによって顧客14の電話器
15と端末装置18の受話器31との電話通話が可能と
なる。こうしてステップr2では、顧客14から電話器
15によって電話がかかってきたかどうかが判断され、
電話がかかってきたとき、次のステップr3に移る。こ
のとき顧客14からの電話回線13を介する電話番号を
表す信号が、処理回路28において受信され、その顧客
14の電話番号が、図5の領域64に、参照符72で示
されるように表示される。
【0027】この電話番号72に対応して、顧客情報サ
ーバ21は、顧客DB22から、図3に示される顧客の
名前42、カテゴリ43および位置データ44を読出
し、こうして顧客検索を、図6のステップr3において
行う。
【0028】この電話着信時に、処理回路28および顧
客情報サーバ21の働きによって顧客DB22にはま
た、その着信時刻38と電話を受付けた受信端末装置1
8を表すデータ39とが書込まれる。
【0029】ステップr4において、顧客メモリ22の
電話番号37と着信の時刻データ38とを検出して読出
すことによって、同一顧客から電話が再度かかってきた
ことを知ることができる。このときステップr5では、
前回の着信時刻38と今回の着信時刻との間の時間W4
を演算し、この演算したW4が、予め定める時間W3
(たとえば30分)未満であるかを判断する。電話着信
時刻間の時間W4が、予め定める時間W3未満(W4<
W3)であるとき、ステップr6では、表示手段32に
よって、その時間W4が短いことを表示する。これによ
ってオペレータは、顧客からの配車に関する顧客の待ち
時間が長いなどという苦情の対策を、適切に行うことが
できるようになる。
【0030】そして、ステップr7でこれら顧客からの
配車要求データが個別ストックメモリ33a,33bお
よび共通ストックメモリ35に記憶され、処理が終わ
る。また、処理回路28は、個別ストックメモリ33
a,33bに基づく配車処理の空き時間には、ステップ
r8の自動配車処理を行う。ステップr9では、共通ス
トックメモリ35に未配車の配車要求があるかどうか判
断する。未配車の配車要求があれば、ステップr10で
共有ストックメモリ35にストックされている先頭の配
車要求に対して、つまり最も古い配車要求に対して配車
処理を行う。
【0031】したがって電話を受付けるオペレータは、
顧客14と受話器31によって通話を行い、顧客14の
確認を行った後、上述のように配車実行スイッチ72を
操作すればよく、したがって操作性が極めて良好であ
る。顧客14の顧客DB22への電話番号37に対応す
る名前42、カテゴリ43および位置のデータ44など
が書込まれていないとき、顧客登録スイッチ73を操作
し、さらにキーボードなどのその他の入力手段33を用
いて、書込むことができる。
【0032】図7は、図1の通信制御サーバ23が図6
のステップr10において配車処理動作を行うときの具
体的な動作を説明するためのフローチャートである。ス
テップs1において入力手段33の配車実行スイッチ7
2が操作されたことが判断されると、ステップs2に移
り、配車データベースとして共通ストックメモリ35の
ストア内容を読出して、配車待ちの顧客があるか否かを
判断する。配車待ちの顧客14が存在するとき、ステッ
プs3では、直ちに顧客14に車両16を配車すべき
か、または顧客DB22にストアされている図3の予約
時刻75において予約すべきであるかを判断する。予約
配車であるときには、その予約した時刻75に先行して
配車を行うべき時刻が到達しているかどうかをステップ
s4で判断する。この時刻は、顧客まで到達するのに要
する時間などを見込んで決定する。ステップs3におい
て直ちに配車を行うべきとき、およびステップs4にお
いて予約のための配車時刻が到達しているとき、ステッ
プs5に移る。予約ではない顧客に対しては、待ち行列
として最も古い顧客に対して車両を割当てる配車を行う
ことになる。
【0033】なお、各端末装置18は、自己の個別スト
ックメモリ33a,33bの待ち行列に従って配車を行
う。配車待ちの顧客がないときのみ、共有ストックメモ
リ35で配車待ちの顧客に対する配車を行う。ステップ
s5以降は、各端末装置18が配車を行う場合も、通信
制御サーバ23が配車を行う場合も共通である。
【0034】このステップs5では、顧客14の顧客D
B22にストアされている位置のデータ44、特に緯度
45と経度46と、車両DB24を参照して得られる配
車可能な空車である車両16の現在の位置のデータ56
とを比較し、顧客14の位置に最も近い配車可能な車両
16を検索して見つける。こうして適切な車両16を、
2つのデータベースである顧客DB22および車両DB
24のストア内容に基づいて検索することができたと
き、ステップs6では、処理回路69の働きによって送
受信機68は、車両16の通信機器26に、次の図8に
示される配車指令信号78を含む信号76を無線で送信
する。
【0035】図8は、通信手段25による信号76の構
成を示す図である。図7のステップs6において第1通
信手段25の送受信機68から通信機器26に送信され
る信号76は、配車処理すべき車両16の車両番号を表
すデータ77と、配車指令信号78と、顧客情報79と
を含む。顧客情報79は、前述の図5における表示手段
32における領域64に表示されているデータであり、
特に顧客14の名前42、住所47、道順50などのデ
ータ44(図3参照)を含む。さらにこの顧客情報79
は、顧客DB22のおける予約時刻のデータ75などが
含まれて送信される。オペレータの入力手段33の操作
によって入力された顧客14の担当者名80などを含め
て連絡することもできる。
【0036】ステップs7では、車両16の通信機器2
6から無線で応答信号98(後述の図11を参照)が受
信されたかどうかが判断される。すなわち車両16の通
信機器26から無線で通信制御サーバ23の通信手段2
5に受信応答信号98が送信されたかどうかが判断され
る。ステップs7で、受信応答信号98を通信手段25
において受信していると判断されるとステップs6に戻
り、車両への配車指示を繰り返し、さらに所定時間以上
そのような状態が続けば、ステップs5に戻り、配車指
示対象の車両を変更する処理を行う。また、ステップs
7において受信応答信号98を通信手段25において受
信したことが判断されると、次のステップs8では、車
両16の通信機器26から、車両16の運転者が顧客1
4に向って配車を受けることを了解する了解信号99
(図11参照)が受信されたかどうかが判断される。了
解信号99が受信されたとき、ステップs9に移り、処
理回路28は車両DB24の配車状況データ52の経過
時間データ55として、配車操作を行ってからの経過時
間を管理する。この経過時間55がたとえば負の値でな
いことは、配車が行われているステータスを示す。通信
手段25が、通信機器26から、車両16に乗客が乗っ
て実車になったことを表す信号を受信したとき、処理回
路28は、車両DB24に配車状況データ52のうち、
実車になったこと表すデータ53に、その実車になった
時刻を書込むメモリへのストアを行う。また車両DB2
4の配車回数59を1だけインクリメントし、実車にな
った時点で、配車回数を計数し、その車両16の走行状
態を把握することができる。
【0037】なお、ステップs6で車両に配車指令信号
を送信した後、その車両について、車両DB24から動
態データ52を読出して、以下に説明するような時間管
理を行うこともできる。配車操作を行っても動態が未だ
空車であれば、配車操作を行ってからの経過時間55の
データW1が予め定める時間W0と比較され、経過時間
W1が、予め定める時間W0(たとえば20分)以上で
あるか(W1≧W0)を判断する。W1≧W0であるこ
とが判断されたとき、表示手段32によってそのことを
表す画像や音声による表示が行われる。オペレータは、
この表示内容を見ることによって、配車処理、すなわち
配車指令信号を送信してから空車の状態での経過時間W
1が長いことを知る。経過時間W1が、上述のように予
め定める時間W0以上であれば、そのことが表示手段3
2によって表示され、また自動的に警告などが行われ
る。オペレータは、最適な車両に手動で配車指令をおこ
ない、また顧客から問い合わせがあれば適切な回答を行
うことができる。
【0038】図9は、車両16に搭載された通信機器2
6の構成を示すブロック図である。タクシーである車両
16に搭載された通信機器26では、料金メータ81が
備えられ、顧客14の走行距離などに対応した運賃料金
が演算されて表示される。この料金メータ81は、無線
機82に備えられる。運転者は、無線機82によってス
ピーカ兼用マイクロホン83を用いて、通信手段25お
よび受話器31によって通話することができる。このマ
イクロホン83はスピーカを兼ねる。さらに無線機82
には、端末装置84が備えられる。無線機82によって
受信された図8の信号76が端末装置84でデコードさ
れ、配車指示の対象となる顧客の住所や名前が音響ユニ
ット85で音響信号に変換され、スピーカ86から音響
出力される。さらに顧客DB22のデータ42,43,
44である顧客情報79が、端末装置84に備えられる
表示手段87に図5の領域64と同様に表示出力され
る。運転者は、配車指令信号78を表すスピーカ86か
らの音響出力に従い、顧客の所までの所要時間に応じ
て、たとえば、5分程度で到着予定のときは応答スイッ
チ97を、10分程度で到着予定のときは了解スイッチ
88を、15分程度で到着予定のときはキャンセルスイ
ッチ90を、それぞれ操作する。これによって無線機8
2は操作されたスイッチに対応した信号を送信し、オペ
レータは配車車両がどの程度で顧客のところに到達でき
るかを把握することができ、場合によっては配車のやり
直し等の処置を行うこともできる。
【0039】なお、応答スイッチ97と了解スイッチ8
8とは、本来、マイクでの肉声を用いる音声配車時に使
い分けて操作する。本実施形態では、自動配車の場合
に、応答スイッチ97→5分、了解スイッチ88→10
分、キャンセルスイッチ90→15分の意味で使用す
る。すなわち、3つのスイッチは、指示を受けた後で全
て了解を示すようにして、車両の乗務員あどれくらいの
所要時間かを判断してスイッチを選択する。これによっ
て、配車したオペレータは車両が顧客に到着する時間を
知ることができる。
【0040】端末装置84にはまた、車両16の現在の
位置を表す緯度57および経度58を出力するGPS装
置89が接続される。このようなGPS装置89によっ
て検出された現在の位置を表すデータ93(図11参
照)は、無線機82によって送信され、通信手段25に
よって受信され、通信制御サーバ23は、車両DB24
に、前述の図4のようにストアする。端末装置84には
またさらに運転者によって操作される応答スイッチ97
が備えられる。
【0041】無線機82には、図11に示される信号9
1を送信して通信手段25に与える。この無線機82か
らの信号91は、車両16を識別する車両番号データ9
2と、GPS装置89によって検出される車両16の現
在の位置のデータである緯度45および経度46のデー
タ93と、キャンセルスイッチ90および了解スイッチ
88の操作による動態データ94、了解信号99、応答
スイッチ97の操作による応答信号98などを含む。動
態データ94は、車両16が実車であるか、空車である
か、配車中であるかなどの状態を表すデータである。
【0042】図10は、通信機器26における端末装置
84の動作を説明するためのフローチャートである。ス
テップu1からステップu2に移り、通信手段25から
図8に示される信号76を受信したかどうかを判断す
る。信号76が受信されていれば、ステップu3におい
てスピーカ兼用マイクロホン83およびスピーカ86に
よる音声出力により行う。信号76に含まれる各データ
77,78,79などについて、音声合成ユニット85
によるスピーカ86からの音響出力を得ることができ
る。合成音を使用しているので、音声通信を不要にする
ことができる。ステップu4では、顧客14に向って配
車走行が可能であるとき、運転者は、前述のように端末
装置84の了解スイッチ88等を操作し、このことが判
断されると、ステップu5では、操作されるスイッチに
応じた図11の動態データ94が無線機82によって送
信される。
【0043】図11は、車両16に搭載された通信機器
26によって通信手段25に送信される信号91の構成
を示す図である。この信号91は、車両16を識別する
ための車両番号を表すデータ92と、GPS装置89に
よって検出された車両16の現在の位置である緯度57
および経度58とを含むデータ93と、実車、空車また
は配車中を表す動態データ94と、応答スイッチ97が
操作されたことを表す応答信号98と、了解スイッチ8
8が操作されたことを表す了解信号99などを含む。了
解スイッチ88は、配車指令を運転者が了解し、顧客1
4に向けて移動するにあたり、操作される。このような
了解信号99を、通信手段25で受信することによっ
て、処理回路28は図7のステップs8からステップs
9に移り、車両16が配車中の状態になったものと判断
して、車両DB24に経過時間データ55の記録を開始
するとともに顧客DB22にも配車処理された車両番号
のデータ48としてストアする。
【0044】GPS装置89による車両16の現在の位
置を表す緯度57および経度58のデータ56や動態デ
ータ52は、予め定める一定の時間毎、あるいは一定の
距離毎に、定期的に通信機器26から通信手段25に送
信され、処理回路28の働きによって車両DB24に、
図4に関連して示したようにストアされる。
【0045】上述の本発明の実施の形態では、表示手段
32の領域64に、顧客14からの電話がかかってきた
とき、その同時に伝送される電話番号に対応して顧客メ
モリ22から顧客に関するデータが図5に示されるよう
に領域64に表示されるので、表示手段32の領域61
における電話のオフフック操作をしなくても、どの顧客
14から電話がかかってきているかを容易に知ることが
できるという優れた効果が達成される。さらにこの顧客
DB22のストア内容を用いることによって、予め定め
る選択可能な顧客14に対して、入力手段33の操作に
よって、または自動的に、電話発信を行うことが可能で
ある。
【0046】さらに上述のように電話での配車注文があ
り、すぐに配車処理を行い、結果を顧客14に知らせる
運用としている場合、その顧客14からの通話中および
保留中に、配車が完了したら、表示手段32の領域61
における表示領域62,63を点滅させ、どの顧客14
の配車が終了したかを表示することもまた可能である。
さらに電話がつながっている全ての端末装置18の着
信、発信履歴を個別ストックメモリ33a,33bなど
にストアし、いつ、どの端末装置18でどの電話番号か
らの着信があったかの履歴を表示手段32によって表示
することができる。また電話番号が特定できないとき、
すなわち顧客14からの電話番号が顧客DB22に予め
ストアされていないとき、顧客DB22における顧客の
名前42およびカテゴリ43などから顧客情報を検索し
て顧客を特定することができ、その結果を着信履歴と同
様に顧客DB22にストアしておくことができる。さら
に全ての端末装置18における着信、発信、検索の各履
歴が、どの端末18からでも、端末装置18の識別を行
う端末番号、時刻、顧客14の電話番号などを指定し
て、検索を行い、その検索結果を、表示手段32に表示
することができる。こうして上述の実施の形態によれ
ば、顧客検索時の手間と時間を省くことができる。
【0047】端末装置18で受話器31をオフフックし
て取上げ、その電話の相手である顧客14の電話番号を
自動的に公衆電話回線13を介して取得し、顧客DB2
2を検索し、その顧客14に関する配車のための顧客情
報を表示手段32によって表示して利用することができ
る。したがって顧客14の電話器15と端末装置18の
受話器31、表示手段32および入力手段33と、車両
16の通信機器26などとの連携した円滑な配車業務を
行うことができるようになる。
【0048】また電話受付から配車までの処理を簡単に
一括して行うことができ、一人の電話受付オペレータが
同じ1台の端末装置18を用いて電話受付から配車処理
までの一連の作業を簡単に行うことができ、オペレータ
は前述のように受話器31を用いて顧客14および車両
16の運転者との通話を行い、またこの顧客14との通
話を行って配車実行スイッチ72を操作するだけで配車
処理を行うことができ、操作性が極めて良好である。従
来は、顧客について配車処理を順次行っているので、前
の顧客について配車が済むまで次の顧客に取りかかるこ
とができない。本発明では、一定時間当りの配車をこな
す回数が増加するので、電話による配車実績の増加が可
能であり、配車を開始した後、その配車が完了すること
を待つことなく、すなわち最適車両に配車指示を行った
後、その車両の了解信号を通信手段25において受信す
るまで待機することなく、オペレータは次の電話受付と
配車処理を行うことができるようになる。さらに通信手
段25の使用効率を向上して、より多くの配車を行うこ
とができる。
【0049】配車指示信号の通信手段25による伝送か
ら、通信機器26の了解信号を受信するまでの間の動作
シーケンスを、たとえば複数のマイクロコンピュータな
どを用いた複数並列処理を行い、これによってデータ伝
送の効率を向上することができる。したがって無線とい
う定速回線で限られているデータのキャパシティを有効
に活用することができ、時間当りの配車回数を向上する
ことができる。またオペレータの顧客14との電話によ
る判断に従い、その顧客14の優先順位を付けて配車処
理を行うこともまた可能であり、繁忙時の配車効率を向
上することも可能である。さらに顧客DB22に予めス
トアされて登録されている顧客14に対して、その顧客
DB22のストア内容を利用して電話を簡単にかけるこ
とができ、また間違い電話を減らすことができる。さら
に電話による電話番号の情報を有効に活用し、顧客14
に対するオペレータの問合せ時などの対応を円滑に行う
ことができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、電話回線を
介して顧客の電話番号が伝送され、このような電話サー
ビスは、たとえばCLASS(Customer Local AreaSig
naling System)などによって実現されることができ、
このような顧客の電話番号に対応して出力手段からは、
顧客データベースから読出した顧客に関する配車のため
の顧客情報を出力し、目視表示、音響表示、伝送などを
行う。これによって配車作業を迅速に容易に行うことが
できるようになり、作業性が良好であり、短時間に多数
の注文電話に対応して配車することができる。
【0051】請求項2の本発明によれば、電話回線を介
する顧客の電話番号に対応して顧客データベースから配
車のための顧客情報を制御手段によって読出してその顧
客の位置にできるだけ近い現在の位置に存在する車両
に、配車指令信号を通信手段によって送信出力すること
ができ、こうして自動的な配車動作を行うことができ、
操作性が良好であり、短時間に誤りなく正確かつ迅速な
配車作業を行うことができるようになる。
【0052】請求項3の本発明によれば、各車両毎の配
車指令後の経過時間W1が予め定める時間W0以上であ
るとき、たとえば車両に無線通信などによって警告を行
うことなどができ、あるいはまた顧客に対する適切な回
答を行うことができるようになり、配車サービスが向上
されることになる。
【0053】請求項4の本発明によれば、電話回線を介
する顧客の電話番号の電話着信時刻を顧客データベース
にストアし、複数回にわたる同一顧客からの電話着信時
刻間の時間が、予め定める時間W3未満であるとき、す
なわち比較的短時間に複数回の電話が同一顧客からかか
ってきたとき、そのことを表示手段によって表示し、こ
れによって顧客からの苦情の対策を適切に行うことが容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示される配車センタ12における一部の
構成を具体的に示すブロック図である。
【図3】顧客DB22のストア内容を示す図である。
【図4】車両DB24のストア内容を説明するための図
である。
【図5】各端末装置18毎の表示手段32および入力手
段33を示す正面図である。
【図6】端末装置18の処理回路28の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図7】端末装置18の処理回路28が図6のステップ
r10において配車処理動作を行うときの具体的な動作
を説明するためのフローチャートである。
【図8】通信手段25による信号76の構成を示す図で
ある。
【図9】車両16の通信機器26の構成を示すブロック
図である。
【図10】通信機器26における端末装置84の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図11】通信機器26による信号91の構成を示す図
である。
【図12】先行技術による配車処理の動作手順を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
12 配車センタ 13 公衆電話回線 14 顧客 15 電話器 16 車両 17 交換機 18,18a,18b,18c 端末装置 21 顧客情報サーバ 22 顧客DB 23 通信制御サーバ 24 車両DB 25 通信手段 26 通信機器 28 処理回路 31 受話器 32 表示手段 33 入力手段 33a,33b 個別ストックメモリ 34 共通ストックメモリ 52 動態データ 56 現在の位置データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/42 101 H04B 7/26 J Fターム(参考) 5B049 BB31 CC40 DD05 EE05 FF03 FF04 FF09 GG02 GG03 GG04 GG07 5H180 AA14 BB05 BB15 FF05 FF13 FF25 FF33 5K015 AA11 BA00 5K024 AA76 BB08 FF04 GG01 GG05 5K067 AA21 BB26 EE02 FF03 FF05 FF07 HH05 HH22 HH23 KK15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線を介する顧客からの電話番号を
    検出する電話番号検出手段と、 顧客に関する配車のための顧客情報と電話番号とが予め
    関連付けてストアされる顧客データベースと、出力手段
    と、 電話番号検出手段の出力に応答し、電話番号検出手段か
    らの検出された電話番号に対応する前記顧客情報を、顧
    客データベースから読出し、出力手段に与えて出力させ
    る制御手段とを含むことを特徴とする自動配車装置。
  2. 【請求項2】 電話回線を介する顧客からの電話番号を
    検出する電話番号検出手段と、 顧客の位置を含む顧客に関する配車のための顧客情報と
    電話番号とが予め関連付けてストアされる顧客データベ
    ースと、 複数の各車両毎の現在の位置と動態とを含む運転状況に
    ついてのデータを管理する車両データベースと、 車両との間で自動的に無線通信を行う通信手段と、 通信手段が車両からの受信応答信号を受信するとき、受
    信応答信号の内容に基づいて、車両データベースにスト
    アされた車両の動態と位置とを更新する動態更新手段
    と、 電話番号検出手段の出力に応答し、電話番号検出手段に
    よって検出された電話番号に対応する前記顧客情報を、
    顧客データベースから読出して、該顧客情報に含まれる
    顧客の位置に近い配車可能な車両を、車両データベース
    にストアされた運転状況に基づいて検索し、検索した車
    両に通信手段から配車指令信号を送信出力させる制御手
    段とを含むことを特徴とする自動配車装置。
  3. 【請求項3】 各車両の配車状況を管理するための配車
    データベース手段と、表示手段とをさらに含み、 前記制御手段は、 配車データベース手段によって、各車両毎に前記配車指
    令信号を送信出力させた時点からの経過時間W1を管理
    し、 この経過時間W1が予め定める時間W0以上であると
    き、車両に配車指令信号を送信してからの経過時間W1
    が予め定める時間W0以上であることを、表示手段に表
    示させることを特徴とする請求項2記載の自動配車装
    置。
  4. 【請求項4】 表示手段をさらに含み、 前記制御手段は、 前記顧客データベース手段によって顧客からの電話着信
    時刻を管理し、 この管理内容に基づいて同一顧客からの電話着信時刻間
    の時間W4を演算し、この演算した時間が予め定める時
    間W3未満であるとき、電話着信時刻間の時間W4が予
    め定める時間W3以上であることを、表示手段によって
    表示させることを特徴とする請求項2記載の自動配車装
    置。
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