JP2015158851A - 配車システム - Google Patents

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Abstract

【課題】配車システムの受付フローにおいて、受付時間を短縮し、配車効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】顧客から着信を受けると、電話番号検出手段107が、顧客の電話番号を検出し、前記電話番号が顧客データベース108に登録されており、登録されている顧客情報の迎え先が複数ある場合、迎え先推定手段109が、予め設定した推定条件に従って顧客の要望する迎え先を推定し、車両検索手段110が、前記推定した迎え先に基づいて車両検索を行い、前記車両検索の結果を配車端末111に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に配車用AVM(Automatic Vehicle Monitoring)システムを用いた無線通信システムに関するものである。
近年、無線移動通信システムの発展と共に、手軽に広域エリアを対象とした移動体データ通信を行うことが可能となっている。また電波を利用した測位技術の発展により、人工衛星を利用したGPS(Global Positioning System)測位システムにより、位置情報を得ることができるようになった。
これら無線移動通信システムと測位システムの融合により、移動体のデータ伝送システムや位置管理システムが実用化され、業務無線や公衆無線を通じてタクシーや運送車両の配車効率向上を目的に利用されている。
無線移動通信システムと測位システムを利用した配車システムについて、図8に示す概略構成の例を参照して説明する。
同図の配車システムは、管理センタ701と、複数の無線基地局702(702−1,2,・・・,L) と、複数の移動局(車両)704(704−1,2,3,4,・・・,M)と、GPS衛星705と、複数の配車端末706(706−1,2,・・・,N)を有する配車センタ707と、から構成される。
各無線基地局702は、自局が通信可能なエリア(703−1,2,・・・,L)を有しており、例えば、無線基地局702−1の通信エリア703−1は、その通信エリア内に位置する移動局704と無線基地局702−1とが通信できることを示している。
各移動局704は、GPS衛星705からの位置情報を受けて、移動局(車両)704自身の位置情報(緯度、経度)を入手することができる。入手した位置情報は移動局(車両)704の動態情報と共に、その移動局(車両)704が存在する通信エリア703を有する無線基地局702を通じて定期的に管理センタ701へ送られる。
管理センタ701は、複数ある各無線基地局702を通じて、その通信エリア703内に存在する移動局704の位置情報と動態情報を収集している。
このようなタクシー配車用AVMシステムでは、顧客が配車センタ707に連絡し、オペレータに対して自分の迎え先、例えば現在位置情報と必要な車両情報を伝え、配車要求が行われる。
配車センタ707では、オペレータが、配車端末706を操作して、管理センタ701へ顧客情報と必要な車両情報を送信する。
管理センタ701では、配車センタ707から受信した顧客の現在位置情報と、収集した移動局704の位置情報と、に基づいて最適な車両を検索し、顧客の現在位置まで車両を配車する運用を行う。
このような配車システムにおける受付処理手順を示すフローチャートの例について、図9を参照して詳述する。
まず、顧客からタクシー配車を依頼する電話が着信すると(ステップ801)、配車センタ707が、着信した電話の電話番号情報から既に登録されている登録顧客かどうかを判断する(ステップ802)。未登録顧客の場合には、顧客情報を登録するための電話受付フローへ進む(ステップ802のNoルート)。図9では未登録顧客の電話受付フローは省略する。
一方、着信した電話番号が登録顧客の場合には、配車センタ707は、電話番号から顧客情報を読み出す(ステップ803)。読み出した顧客情報には、名前の他に、迎え先と、その場所を地図上で示すポイントデータ、配車される車両の条件等があり、これらのデータは、オペレータがオフフック動作を行う前に、オペレータに事前情報として通知される。例えば、配車端末706のディスプレイ上に顧客情報のデータが表示される。
オペレータは、オフフック動作を行い、電話を受け付け(ステップ804)、顧客との会話によって配車に必要な顧客名(ステップ805)、迎え先(ステップ806)、必要な車両台数(ステップ807)、必要な車両の前付け条件(ステップ808)をディスプレイ上の表示と対比しながら確認する。オペレータは、ステップ805〜808で確認し、必要に応じて修正した条件を基に、配車端末706を操作して条件に合う車両を検索する(ステップ809)。車両の検索結果が配車端末706のディスプレイに表示され、オペレータは、検索された候補車両を確認し(ステップ810)、候補車両の中から、顧客に配車する車両を選択する(ステップ811)。オペレータの選択操作に基づいて、選択した車両に配車指示が出される(ステップ812)。オペレータは、顧客に配車情報(到着までの時間と、車両番号)を報告し(ステップ813)、オンフック動作を行い、受付を終了する(ステップ814)。
なお、上記のような配車システムに関し、配車効率を向上させるため、種々の発明が提案されている。例えば、特許文献1には、車両が直ちに移動できない状態である場合、乗務員の入力操作により、動態情報に「構内待機」を設定させ、「構内待機」の動態情報をもつ車両に対しては配車を禁止することで、無駄な配車指示を抑え、配車効率の向上を図る手法が記載されている。
特開2011−86243号公報
図9に示したように、従来の配車システムにおける受付処理手順では、オペレータが、電話を受け付けてから(ステップ804)、配車に必要な情報を顧客に電話で確認(ステップ805〜808)後に、オペレータが配車端末706を操作して条件に合う車両を検索(ステップ809)する必要があり、全てのステップを順番にシリアルに処理していた。したがって、オペレータの負担が多くなるとともに、一人の顧客の配車完了までの電話受付に多くの時間が掛かってしまうという問題があった。
本発明は、オペレータの受付時間を短くすることで、配車効率を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る配車システムは、複数の車両のそれぞれに備えられ、基地局と無線通信を行う複数の移動局と、前記基地局を介して前記複数の移動局から前記車両の情報を受信して管理する車両情報データベースと、前記基地局を介して前記移動局に配車指示を行う配車指示手段と、顧客からの電話を受け付け、前記配車指示手段に配車指示の要求を行う配車端末と、前記顧客からの電話の電話番号を検出する電話番号検出手段と、顧客の電話番号に対応する顧客の迎え先が登録された顧客データベースと、前記電話番号検出手段が検出した電話番号に基づき前記顧客データベースを検索して、顧客の迎え先を推定する迎え先推定手段と、前記迎え先推定手段によって推定された前記顧客の迎え先と前記車両情報データベースによって管理された車両の情報に基づいて、当該顧客に配車する車両を検索し、検索結果を前記配車端末に表示させる車両検索手段と、を備え、前記迎え先推定手段は、前記電話番号検出手段により検出した電話番号に対応する顧客の迎え先が、顧客データベースに複数登録されている場合、複数の迎え先から予め設定された条件に基づいて1つの迎え先を選択することを特徴としている。
なお、前記電話番号検出手段、前記迎え先推定手段、前記車両検索手段は、前記配車端末におけるオペレータによる顧客からの電話に対するオフフック動作に係わらず、電話番号の検出、迎え先の推定、車両の検索処理をそれぞれ行い、迎え先の推定結果及び車両の検索結果を前記配車端末に出力しても良い。
また、前記迎え先推定手段は、配車実績回数、時間帯、曜日、祝日のうち少なくとも1つを前記条件として迎え先を選択しても良い。
また、前記迎え先推定手段は、前記電話番号検出手段が検出した電話番号が固定電話の電話番号である場合は、前記顧客の迎え先を推定し、前記電話番号検出手段が検出した電話番号が固定電話以外の電話番号である場合は、前記顧客の迎え先を推定しないようにしても良い。
また、前記車両検索手段による前付け条件を加えた車両検索において、前記車両検索の結果を配車端末に表示する際、合致する前付け条件が多い順に表示しても良い。
また、前記車両検索手段は、前記顧客の迎え先以外の顧客が要求する前付け条件を加えて車両を検索し、前記配車端末は、合致する前付け条件が多い順に前記検索の結果を表示しても良い。
また、前記電話番号検出手段が検出した電話番号と、前記顧客データベースから読み出した顧客情報と、前記迎え先推定手段が推定した迎え先と、前記車両検索手段が前記推定した迎え先に基づいて検索した検索結果と、を前記車両検索手段が検索を完了した後に、配車端末へ出力する表示出力制御部を備えても良い。
また、前記車両検索手段は、前記顧客の迎え先以外の顧客が要求する前付け条件を加えて車両を検索し、車両が見つからない場合は、予め設定された前記前付け条件の優先度に基づいて、優先度が低い前付け条件から1つずつ外して車両の再検索を行っても良い。
また、前記電話番号検出手段が検出した電話番号と、前記顧客データベースから読み出した顧客情報と、前記迎え先推定手段が推定した迎え先と、前記車両検索手段が前記推定した迎え先に基づいて検索した検索結果と、を前記車両検索手段が検索を完了した後に、配車端末へ出力する表示出力制御部を備えても良い。
本発明によれば、配車にかかるオペレータの受付時間を短くすることができ、配車効率を向上することができる。
本発明の実施例1に係る配車システムのシステム構成図である。 本発明の実施例1に係る配車システムにおける配車端末の構成例を示す図 である。 本発明の実施例1に係る配車システムにおける受付処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る配車システムにおける候補車両の検索方法の一例を説明するための図である。 本発明の実施例1に係る配車システムにおける配車端末の表示部の表示例を示す図である。 本発明の実施例2に係る配車システムのシステム構成図である。 本発明の実施例2に係る配車システムにおける受付処理手順を示すフローチャートである。 従来の測位システムを利用した配車システムの概略構成の例を示す図である。 従来の配車システムにおける受付処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る配車システムを実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1に係る配車システム構成図の一例である。
複数の車両101(101−1,2)は、移動局102(102−1,2)をそれぞれ有している。移動局102は、車両101の位置情報や動態情報等を、基地局103を介して車両情報データベース104へ定期的に送信する。
なお、移動局102はGPS受信機を備えており、上記位置情報としてGPS受信機が受信した位置情報を基地局103に送信する。また、移動局102は車両101のドライバが動態情報を入力するための操作装置を備えている。動態情報とは、空車、実車、支払、迎車などの車両101の状態を示す情報をいう。
ここで、移動局102としては、基地局と無線通信を行う無線機と、GPS受信機(例えばナビゲーション装置)と、操作装置とを一体型で構成してもよいし、それぞれ別体で構成してもよい。
以下の説明の一部において、移動局102と車両101を同義として説明するが、車両101の情報とは移動局102の情報であり、車両101との情報の通信は移動局102によって行われる。
なお、図1において、符号103−aは基地局103の通信エリアを示す。
ゲートウェイ105は、基地局103を介する無線通信を行う際に、移動局102から送信されるデータの受信、及び移動局102へのデータの送信のためのインタフェースである。
アダプタ106は、顧客と本発明の実施例1に係る配車システムとを接続する。例えば、顧客が電話により配車システムと接続する場合は、アダプタ106として回線交換装置を用いて顧客の電話回線と配車システムの電話回線を接続する。また、電話回線とコンピュータシステムを統合するためのCTI(Computer Telephony Integration)アダプタをアダプタ106として用いても良い。
電話番号検出手段107は、顧客から着信した電話の電話番号を検出する。
顧客データベース108は、顧客の電話番号、名前、迎え先、前付け条件などの顧客情報を保持している。前付け条件とは、例えば顧客が要求する乗務員の名前、スキル、車両の色など配車車両の条件を示す情報である。
車両情報データベース104は、車両101ごとの位置情報、動態情報、運転手の情報など、基地局103を介して車両101に搭載された移動局102から収集した情報と車両やドライバの属性に関する情報等を保持している。
迎え先推定手段109は、電話番号検出手段107が検出した電話番号に基づき顧客データベース108を検索して、顧客データベース108に登録されている迎え先の中で、顧客がどこの迎え先を要求するかを推定する手段である。
車両検索手段110は、顧客への配車に適切な車両101を検索する手段であり、迎え先推定手段109によって推定された顧客の迎え先と車両情報データベース104に基づいて、顧客に配車する車両を検索する。また、車両検索手段110は、車両の検索結果を配車端末111に出力する。
配車指示手段112は、各配車端末111(111−1,2,・・・,n)から配車指示要求信号を受け、配車指示要求信号に基づいた配車指示を、基地局103を介してオペレータが配車端末111から選択した車両101に搭載された移動局102へ送る。
複数の配車端末111(111−1,2,・・・,n)は、顧客データベース108から読み出した顧客情報を表示したり、車両検索手段110に対して検索条件を指定したり、車両検索手段110が検索した車両を表示したり、表示された複数の候補車両から配車を指示する車両を選択することにより配車指示要求信号を出力したりするための端末である。
配車端末111の構成の一実施例を図2に示す。
表示部111−bは、顧客データベース108から読み出した顧客情報、車両情報データベース104から読み出した車両情報、車両検索手段110の検索結果などを表示する。
操作入力部111−cは、オペレータが配車端末111に対して顧客情報や配車要求内容を入力するために利用する。
配車指示要求信号生成部111−dは、配車指示手段112へ配車指示を要求するための、オペレータが配車端末111上で選択した車両101の車両情報や顧客情報を含んだ配車指示要求信号を生成する。なお、この配車指示要求信号生成部111−dの機能は、後述する制御部111−aが実現してもよい。
通話手段111−eは、オペレータが顧客と通話するために使用するものである。
制御部111−aは、表示部111−b、操作入力部111−c、配車指示要求信号生成部111−d、通話手段111−eの制御を行う。
本発明の実施例1の配車システムは上記構成となっているが、これら各構成要素は、同一の場所に設置されているものに限らず、別筐体で異なる場所、あるいは、別々のシステム上に存在しても良い。例えば、クラウド上に車両情報データベース104、顧客データベース108、迎え先推定手段109、車両検索手段110、配車指示手段112を設置することで、システム導入コストの低減、設置スペースの削減を図ることができる。
本発明の実施例1の配車システムにおける受付処理手順を示すフローチャートを図3に示す。顧客から着信があると(ステップ201)、電話番号検出手段107が、着信した電話番号を検出し、迎え先推定手段109が検出された電話番号が顧客データベース108に登録された顧客の電話番号か、未登録の顧客の電話番号かを判断する(ステップ202)。
ここで、未登録の顧客だった場合(ステップ202のNoルート)、顧客情報を登録するための未登録顧客の電話受付フローへ進むが、ここでは説明を省略する。
一方、登録された顧客だった場合、迎え先推定手段109は、上記ステップ202で検出した電話番号に対応する顧客情報を顧客データベース108から読み出し、各配車端末111(111−1,2,・・・,n)の表示部111−bに表示させる(ステップ203)。これにより、オペレータは、顧客からの着信に対してオフフック動作を行う前に、顧客情報を表示部111−bによって確認することできるため、円滑な受付対応が可能となる。
なお、顧客情報の中の迎え先が複数登録されていた場合、後述するステップ209での迎え先の推定結果を表示する。また、登録されている複数の迎え先を表示しても良く、その場合、複数の迎え先の表示順は、実績順にすることが望ましい。本実施例1においては、迎え先の推定結果のみを表示する場合について説明する。ここで、例えば顧客データベース108に一つの迎え先が登録されている場合には、顧客情報として登録されている一意に決まる迎え先をそのまま表示する。
表示部111−bにより顧客情報を確認したオペレータは、配車端末111の操作入力部111−cを操作してオフフック動作を行い、配車端末111がオフフック(回線接続)する(ステップ204)。ここでは、配車端末111−1がオフフックし、顧客との通話回線が接続したとする。オフフック後、配車端末111−1のオペレータは、通話手段111−eで顧客との通話による受付を開始する。オペレータは、この通話を通して顧客から顧客名(ステップ205)、迎え先(ステップ206)、必要な車両台数(ステップ207)、必要な車両の前付け条件(ステップ208)を確認する。ステップ205からステップ208までの順番は、任意に変更しても良い。
上記ステップ204でオペレータが、顧客情報を確認してオフフック動作を行うことに係わらず、迎え先推定手段109は、上記ステップ203で顧客データベース108から顧客情報を読み出すと直ちに迎え先の推定処理を行う(ステップ209)。
具体的には、ステップ209において迎え先推定手段109は、顧客データベース108から読み出した顧客情報に含まれる顧客の迎え先が一つであるか複数であるかを判断する。そして、登録された迎え先が一つの場合、迎え先推定手段109は、その一つの迎え先を迎え先として推定する。
一方、顧客の迎え先が複数登録されている場合、迎え先推定手段109は、予め設定した迎え先推定条件に基づいて顧客が要求するであろう迎え先を推定する。迎え先推定条件に関しては後に詳述する。
次に、車両検索手段110が、迎え先推定手段109によって推定された迎え先と、車両情報データベース104に保持されている車両情報とに基づいて顧客に配車する候補車両を検索する(ステップ210)。候補車両の検索方法に関しては後に詳述する。
そして、車両検索手段110は、上記ステップ209で迎え先推定手段109によって推定された迎え先及び車両検索手段110が検索した候補車両の車両情報を配車端末111−1に送信し、配車端末111−1の表示部111−bに表示させる(ステップ211)。
上記ステップ211における迎え先の推定結果及び候補車両の検索結果の表示タイミングは、上記ステップ204〜ステップ208の処理タイミングに係わらず、迎え先の推定及び候補車両の検索がそれぞれ完了した時点で配車端末111に表示させることが好ましい。つまり、迎え先の推定結果は、ステップ209における迎え先の推定が完了した時に迎え先推定手段109が配車端末111に出力して表示させ、候補車両の検索結果は、ステップ210の候補車両の検索が完了した時に車両検索手段110が配車端末111に出力して表示させてもよい。これらの表示はステップ203の処理以降からステップ212の処理前の範囲であれば、いつ表示しても良い。
なお、本実施例1では、迎え先の推定結果及び候補車両の検索結果を、オフフックした配車端末111−1の表示部111−bに表示したが、配車端末111−1がオフフックする前に、迎え先推定(ステップ209)、候補車両の検索(ステップ210)が完了していた場合、迎え先の推定結果及び候補車両の検索結果の表示を、ステップ203の処理以降からステップ204の処理前までの間に、オフフックしていない全ての配車端末111の表示部111−bに表示するようにしても良い。これによりオペレータは、配車端末111からオフフック動作を行う前でも迎え先の推定結果及び候補車両の検索結果を確認することが可能となり、受付処理をより迅速に行うことができる。
続いて、上記ステップ208の後、オペレータは、表示部111−bに表示された顧客データベース108から読み出した顧客情報と、ステップ205からステップ208で確認した顧客の配車要求内容と、が一致しているかを確認する(ステップ212)。
つまり、オペレータは、ステップ210における候補車両の検索条件が、顧客の配車要求内容と同一であるかを判断し、両者が一致していると判断した場合は(ステップ212のYesルート)、ステップ211で表示部111−bに表示した候補車両の検索結果をそのまま用いれば良いので、オペレータは、候補車両の検索結果から顧客に配車する車両を選択する操作を行う(ステップ213)。これにより、図9の従来の受付処理手順を示すフローチャートと比較すると、オペレータは、顧客の配車要求内容に基づいた候補車両の検索処理を必要としないため、オペレータの負担が低減するとともに、受付時間が短縮でき、その結果配車効率が向上する。
一方、オペレータは両者が一致していないと判断した場合は(ステップ212のNoルート)、配車端末111−1の操作入力部111−cを操作して、検索条件を電話で受けた顧客の条件に再設定し(ステップ214)、車両再検索を車両検索手段110に実行させる(ステップ215)。
次に、車両検索手段110は、車両再検索結果を配車端末111−1へ送り、表示部111−bに表示させる(ステップ216)。そして、オペレータは、候補車両の再検索結果から顧客に配車する車両を選択する(ステップ213)。
オペレータが、操作入力部111−cを操作して配車する車両を選択後(ステップ213)、配車端末111−1の配車指示要求信号生成部111−dが、ステップ213で選択した車両の車両情報、顧客情報を含む配車指示要求信号を生成する。
配車端末111は、配車指示要求信号を、配車指示手段112へ送信し、配車指示手段112は、配車指示要求信号に基づいた配車指示を、基地局103を介してオペレータが配車端末111上で選択した車両に搭載された移動局102へ送る。(ステップ217)。
そして、配車指示が完了すると、オペレータは、通話手段111−eを介して顧客に配車情報として配車車両の情報や到着予想時間などを報告する(ステップ218)。最後に、オペレータは、配車端末111−1の操作入力部111−cを操作してオンフック動作を行い、配車端末111−1がオンフック(回線切断)することで、受付を終了する(ステップ219)。
[迎え先推定条件]
次に、図3のステップ209における迎え先推定処理に関して詳述する。運用上、顧客情報データベース108に登録された顧客は、登録された迎え先に対して配車要求することが多い。迎え先推定手段109は、登録された迎え先が複数ある場合は、予め設定した迎え先推定条件に従って、迎え先の選択を行う。迎え先推定条件に関しては、以下の条件が挙げられる。
第1の条件として、これまでの配車実績に基づいて選択する。複数の迎え先毎にこれまで配車された実績回数をカウントして顧客データベース108に迎え先に対応して登録しておき、実績回数が最も多くカウントされた迎え先を選択する。
第2の条件として、時間帯に基づいて迎え先を選択する。例えば、朝の時間帯は顧客の自宅を迎え先として選択し、夕方の時間帯は当該顧客の勤め先を迎え先として選択する。このように時間帯に応じて変化する顧客のニーズに合わせた迎え先を選択することで、推定した迎え先と、顧客の要求する迎え先とが一致する確率が高くなり、配車効率の向上につながる。この場合、顧客データベース108は迎え先に対応して、その迎え先を候補とする時間帯を保持する。
第3の条件として、曜日に基づいて迎え先を選択する。例えば、毎週決まった曜日に決まった場所へ行く、あるいは、決まった場所から帰る際に配車を要求する顧客の場合、推定した迎え先と、顧客の要求する迎え先とが一致する確率が高くなる。この場合、顧客データベース108は迎え先に対応して、その迎え先を候補とする曜日を保持する。
第4の条件として、祝日を考慮して迎え先を選択する。平日と休日により変化する顧客のニーズに合わせて迎え先を選択することで、推定した迎え先と、顧客の要求する迎え先と、が一致する確率が高くなる。この場合、顧客データベース108は迎え先に対応して、その迎え先を候補とする祝日を保持する。
迎え先推定手段109は、迎え先を推定する際、上記第1乃至第4の条件の内、いずれかを選択しても良いし、適宜組み合わせても良い。
さらに、上記条件以外にも、固定電話からの配車要求の場合は、迎え先が固定されていることが多いため、電話番号検出手段107が検出した電話番号が、固定電話の電話番号である場合、迎え先推定手段109は、迎え先を推定し、固定電話の電話番号でない場合、迎え先推定手段109は、迎え先を推定しないという条件にしても良い。これにより、図3のステップ212において、検索条件(迎え先)が一致する確率が高くなり、配車効率が向上する。
[候補車両の検索方法]
次に、図3のステップ210及びステップ215における候補車両の検索方法の一例を図4に基づいて詳述する。図4に示すように、配車エリア内には車両が待機する待機場所が存在し、候補車両を検索する際に、待機場所にいる車両を優先するか、顧客に近い車両を優先するかを選択することができる。よって、例えば3台までの候補車両を検索する方法としては、下記の方法が挙げられる。
(1)待機場所からのみ車両を検索する。
図4(a)において、候補車両検索の優先順位を1番目に待機場所A、2番目に待機場所Bと設定した場合、車両検索手段110は、最も優先順位が高い待機場所Aに存在する車両301−1、301−2、301−3の順に候補車両を検索する。
図4(b)において、候補車両の検索の優先順位を1番目に待機場所A、2番目に待機場所Bと設定した場合、車両検索手段110は、最も優先順位が高い待機場所Aには車両が存在しないため、2番目に優先順位が高い待機場所Bに存在する車両302−1、302−2の順に候補車両を検索する。
(2)顧客近傍車両からのみ車両を検索する。
この場合、車両検索手段110は、図4(a)において、顧客近傍に存在する車両303、304の順に候補車両を検索する。
また、車両検索手段110は、図4(b)において、顧客近傍に存在する車両303、304の順に候補車両を検索する。
(3)待機場所を優先して車両を検索する。
この場合、車両検索手段110は、図4(a)において、候補車両の検索の優先順位を1番目に待機場所A、2番目に待機場所B、3番目に顧客近傍と設定した場合、最も優先順位が高い待機場所Aに存在する車両301−1、301−2、301−3の順に候補車両を検索する。
また、車両検索手段110は、図4(b)において、候補車両の検索の優先順位を1番目に待機場所A、2番目に待機場所B、3番目に顧客近傍と設定した場合、最も優先順位が高い待機場所Aには車両が存在しないため、2番目に優先順位が高い待機場所Bに存在する車両302−1、302−2、3番目に優先順位が高い顧客近傍に存在する車両303の順に候補車両を検索する。
(4)顧客近傍車両を優先して車両を検索する。
この場合、車両検索手段110は、図4(a)において、候補車両の検索の優先順位を1番目に顧客近傍、2番目に待機場所A、3番目に待機場所B、と設定した場合、最も優先順位が高い顧客近傍に存在する車両303、304、2番目に優先順位が高い待機場所Aに存在する車両301−1の順に候補車両を検索する。
また、車両検索手段110は、図4(b)において、候補車両の検索の優先順位を1番目に顧客近傍、2番目に待機場所A、3番目に待機場所Bと設定した場合、最も優先順位が高い顧客近傍に存在する車両303、304、2番目に優先順位が高い待機場所Aには車両が存在しないため、3番目に優先順位が高い待機場所Bに存在する302−1の順に候補車両を検索する。
以上の候補車両の検索方法は、配車エリアの状況などによって選択する。例えば、待機場所が、駅前や大口顧客の前など多数の顧客を見込める場所であり、待機車両が常に存在することが好ましい状況では、顧客近傍の優先順位が高い(2)、(4)の検索方法を選択することが望ましい。また、待機場所の車両が多い場合は、配車されない待機車両を出さないために、待機場所の優先順位が高い(1)、(3)の検索方法を選択することが望ましい。
優先順位の付け方、候補車両の検索台数は、配車エリアの状況、顧客要求などに応じて設定を変えることができる。図3のステップ210における候補車両の検索では、顧客が何台の車両を要求するかが不明確な状態で検索するため、複数台を候補車両として検索する設定にしておくことが望ましい。これにより、図3のステップ212において、顧客がステップ207で複数台の車両を要求していても検索条件(車両台数)を満たす確率が高くなり、配車効率が向上する。
[配車端末の表示部の画面構成]
配車端末111(111−1,2,・・・,n)の表示部111−bに表示される画面の一例を図5に示す。図3のステップ203において、顧客データベース108から顧客情報を読み出すと、図5(a)に示すように、顧客名、電話番号、迎え先、前付け条件が、表示部111−bに表示される。迎え先は、迎え先推定手段109が推定した迎え先(顧客情報に登録されている迎え先が一意に決まる場合は、当該迎え先)が表示される。これにより、オペレータは、顧客データベース108に登録されている顧客情報を確認することができる。
なお、表示部111−bは、顧客データベース108に登録された顧客の迎え先が一つの場合は、迎え先推定手段109による迎え先推定処理に係わらず、登録された迎え先を迎え先欄に表示する。
一方、顧客データベース108に登録された顧客の迎え先が複数の場合は、表示部111−bは、迎え先推定手段109による迎え先推定処理が終わるまでは、迎え先欄は空欄にするか、推定結果の表示前後で文字色など表示態様を変更する。これにより、オペレータは表示部111−bに表示されている迎え先が、迎え先推定手段110によって推定された迎え先であるか否かを判断することができる。
図3のステップ210による、迎え先推定手段109が推定した迎え先へ配車する候補車両の検索は、図5(a)に表示される顧客情報に基づいて検索を行う。候補車両の検索結果は、ステップ211で、図5(b)のように車両番号、車両の動態情報、車両の現在地、迎え先までの距離、迎え先への到着時間が表示部111−bに表示される。オペレータは、ステップ212で、図5(a)に表示された検索条件(顧客情報)と、通話手段111−eにより顧客から確認した配車要求内容が一致しているかを確認する。
一致している場合、オペレータは、図5(b)に表示されている車両の中から配車指示を送る車両を選択し、配車ボタン404を押下する。その後、配車指示要求信号生成部111−dが、オペレータが配車端末111上で選択した車両の車両情報や顧客情報を含んだ配車指示要求信号を生成し、配車端末111は、配車指示手段112へ配車指示要求信号を送る。配車指示手段112は、配車指示要求信号に基づいた配車指示を、オペレータが配車端末111上で選択した車両101に搭載された移動局102へ送る。これにより、オペレータは候補車両を検索する必要なしに、配車指示を送ることができるため、配車効率の向上が望める。
一致していない場合、ステップ214においてオペレータが、操作入力部111−cにより図5(a)の顧客情報に顧客から確認した顧客情報を入力し、候補車両検索ボタン401を押下することで、車両検索手段110に、候補車両の再検索を実行させる。再検索の結果は、図5(b)に表示される。この時、顧客登録ボタン402を押下すると、図5(a)に表示された顧客情報が、顧客データベース108に登録される。また、顧客登録ボタン402を押下せずとも、図5(a)に表示された顧客情報が、自動で顧客データベース108に登録されるようにしても良い。
なお、前付け条件に付されたチェックボックス(403−1,403−2)は、前付け条件を候補車両の検索条件に加えるか否かを変更するために使用する。これにより、オペレータの判断で、候補車両の台数を優先するために前付け条件を外したり、きめ細かいサービスを提供するために前付け条件を付けたりすることが可能となる。また、前付け条件に予め優先度を付け、候補車両が見つからない場合は、優先度が低い順から条件を1つずつ外して再検索を行うようにしても良い。これにより、顧客のニーズに合わせながら、候補車両の台数を確保することができる。
図5(b)に表示する候補車両の順番は、図4で詳述したような車両の位置の優先順位によって並べても良いし、迎え先までの距離が近い順や到着時間が早い順に並べても良い。
また、上記したように前付け条件を変更して候補車両を検索する場合は、該当する前付け条件が多い順に並べても良い。その場合、図5(b)に表示する候補車両情報に、該当する前付け条件の項目を加えることで、オペレータが顧客に対して候補車両に該当する前付け条件を伝えられるようにすることが好ましい。
以上説明したように、本発明の実施例1に係る配車システムは、迎え先推定手段109が、電話番号検出手段107により検出した電話番号に対応する顧客の迎え先が顧客データベース108に複数登録されている場合、複数の迎え先から予め設定された条件に基づいて一つの迎え先を選択することを特徴としており、迎え先推定手段109が推定した迎え先と、顧客が要求する迎え先とが一致する確率が高くなり、配車効率を向上させることができる。
しかも、電話番号検出手段107、迎え先推定手段109、車両検索手段110は、配車端末111におけるオペレータによる顧客からの電話に対するオフフック動作に係わらず、電話番号の検出、迎え先の推定、車両の検索処理をそれぞれ行い、迎え先の推定結果及び車両の検索結果を配車端末111に出力することで、オペレータは、顧客との通話によって配車要求内容を確認してから検索処理を行う必要がなく、顧客情報、迎え先の推定結果、車両の検索結果を迅速に確認することができるため、円滑な受付が可能となり、オペレータの負荷を低減することができる。その結果、繁忙時にも顧客からの配車要望を数多く受け入れることができ、配車効率向上につながる。
さらに、電話番号検出手段107により検出した電話番号に対応する顧客の迎え先が一意に決まる場合、電話番号検出手段107、車両検索手段110は、配車端末111におけるオペレータによる顧客からの電話に対するオフフック動作に係わらず、電話番号の検出、車両の検索処理をそれぞれ行い、車両の検索結果を配車端末111に出力することで、より迅速に受付処理を進めることができる。これにより、車両の検索結果を出力する時間を短縮でき、より早い時間でオペレータは、車両の検索結果を確認することができる。
また、迎え先推定手段109は、配車実績回数、時間帯、曜日、祝日のうち少なくとも1つを条件として迎え先を選択することにより、顧客ニーズに合わせた迎え先の推定が可能となり、迎え先推定の成功率を向上でき、その結果、配車効率を向上させることができる。
また、迎え先推定手段109は、電話番号検出手段107が検出した電話番号が固定電話の電話番号である場合は、顧客の迎え先を推定し、電話番号検出手段107が検出した電話番号が固定電話以外の電話番号である場合は、顧客の迎え先を推定しないことにより、迎え先推定手段109が推定した迎え先と、顧客が要求する迎え先とが一致する確率が高くなり、配車効率を向上させることができる。
また、車両検索手段110は、顧客の迎え先以外の顧客が要求する前付け条件を加えて車両101を検索し、配車端末111は、合致する前付け条件が多い順に検索の結果を表示することで、オペレータは、顧客のニーズに合わせた候補車両101を優先して確保することができる。
また、車両検索手段110は、顧客の迎え先以外の顧客が要求する前付け条件を加えて車両101を検索し、車両101が見つからない場合は、予め設定された前記前付け条件の優先度に基づいて、優先度が低い前付け条件から1つずつ外して車両101の再検索を行うことで、オペレータは、顧客のニーズに合わせた候補車両101を優先して確保することができ、また、顧客が要求した台数分の車両101を確保し易くなる。
[実施例2]
図6は、本発明の実施例2に係る配車システム構成図の一例である。実施例1と違いがある部分のみを説明する。
本発明の実施例2に係る配車システムは、実施例1と比較すると、アダプタ501が、電話番号検出手段502、迎え先推定手段503、表示出力制御部504を備えている点が異なる。なお、電話番号検出手段502及び迎え先推定手段503は、実施例1のシステム構成図である図1における同名の構成要素の動作と同一である。
また、アダプタ501以外の配車システムを構成する車両505(505−1,2)、移動局506(506−1,2)、基地局507、通信エリア507−a、ゲートウェイ508、配車指示手段509、配車端末510(510−1,2,・・・,n)、車両検索手段511、顧客データベース512及び車両情報データベース513は、実施例1のシステム構成図である図1における同名の構成要素の動作と同一である。
表示出力制御部504は、電話番号検出手段502が検出した電話番号、迎え先推定手段503が推定した迎え先及び車両検索手段511が迎え先推定手段503の推定した迎え先に基づいて車両検索した結果を、車両検索手段511の車両検索が完了した後に、配車端末510へ送り、配車端末510の表示部に出力させる。
本発明の実施例2の配車システムにおける受付処理手順を示すフローチャートを図7に示す。
顧客から着信があると(ステップ601)、アダプタ501の電話番号検出手段502が、着信した電話番号を検出し、迎え先推定手段503が、検出された電話番号が顧客データベース512に登録された顧客の電話番号か、未登録の顧客の電話番号かを判断する(ステップ602)。
ここで、未登録の顧客だった場合(ステップ602のNoルート)、顧客情報を登録するための未登録顧客の電話受付フローへ進むが、ここでは説明を省略する。
一方、登録された顧客だった場合、迎え先推定手段503は、上記ステップ602で検出した電話番号に対応する顧客情報を顧客データベース512から読み出し、(ステップ603)、迎え先の推定処理を行う(ステップ604)。迎え先推定方法に関しては、実施例1で説明した内容と同一である。
次に、車両検索手段511が、迎え先推定手段503によって推定された迎え先と、顧客データベース512から読み出した顧客情報と、車両情報データベース513に保持されている車両情報とに基づいて顧客に配車する候補車両の検索を行う(ステップ605)。
表示出力制御部504は、顧客と対応中でない配車端末510の中から1つの配車端末510を選択又は顧客と対応中でない全ての配車端末510を選択して、電話番号検出手段502が検出した電話番号、迎え先推定手段503が推定した迎え先及び車両検索手段511が迎え先推定手段503の推定した迎え先に基づいて車両検索した結果を送信する。
ここで、本実施例2では、表示出力制御部504が、配車端末510−1のみを選択し、上記情報の送信を行ったとする。表示出力制御部504から上記情報を受信した配車端末510−1の表示部には、受信した情報が表示され(ステップ606)、オペレータはその表示された情報を確認して、配車端末510−1の操作入力部を操作してオフフック動作を行い、配車端末510−1がオフフックすることで、電話受付が開始する(ステップ607)。
以後、ステップ608の顧客名確認からステップ619のオンフック(受付終了)までのフローチャートは、実施例1に係る配車システムにおける受付処理手順を示す図3と同一である。
以上、説明したように、本実施例2に係る配車システムは、表示出力制御部504を備えており、ステップ607でオペレータが配車端末510−1によりオフフック動作を行う前に、電話番号検出、迎え先推定、車両検索を行い、その後、表示出力制御部504が、配車端末510−1に対して電話番号検出、迎え先推定、車両検索の結果を送信することを特徴としている。これにより、オペレータは、顧客からの着信に対してオフフック動作を行う前に電話番号、顧客情報、候補車両の情報を確認することができるため、オペレータの負荷を低減することができる上に、受付時間が少なくなるので、配車効率が向上する。
[その他]
以上、本発明について実施例を基に説明した。なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨から外れない範囲の変形や組合せの実施が可能である。
例えば、顧客自身が操作することにより配車するシステムとしても運用が可能である。その場合の受付処理手順は、まず、配車システムのアダプタに接続されることで配車システムとの通信が可能であり、操作入力部と表示部を有している顧客端末に対して顧客が、自身の電話番号やアカウントなど個人を特定する情報を操作入力部から入力し、配車システムへ入力した情報を送信する。顧客端末は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどであり、例えば公衆網やインターネット網を介してアダプタに接続される。顧客が入力した情報を受信した配車システムは、顧客データベースによって登録顧客かどうかを判断する。
このとき、未登録顧客であれば、未登録顧客受付フローを開始する。なお、未登録顧客受付フローについては省略する。
一方、登録顧客であれば、迎え先推定手段が、顧客データベースから顧客情報を読み出し、顧客が要求するであろう迎え先を推定する。迎え先推定手段は、推定した迎え先と顧客データベースから読み出した顧客情報を顧客端末へ送信し、顧客端末の表示部に表示させる。
以後、登録顧客であった場合のフローについて説明する。
車両検索手段は、顧客データベースから読み出した顧客情報と、車両情報データベースが保持している車両情報とに基づいて候補車両を検索し、候補車両の検索結果を顧客端末へ送信し、顧客端末の表示部に表示させる。
顧客は、顧客端末の表示部に表示された顧客情報、推定された迎え先を確認し、車両検索手段の検索条件が、要求内容と一致しているかを確認する。
一致している場合、顧客は、顧客端末の表示部に表示されている候補車両の検索結果から配車したい車両を操作入力部により選択し、配車処理を行う。これにより、顧客は、顧客端末に対して車両検索条件を指定する必要や車両検索を行う必要なしに候補車両を選択できるため、顧客への負担が低減できる上に受付フローの受付時間が短くなり、配車効率が向上する。
一致していない場合、顧客は、操作入力部により顧客端末に表示された検索条件を変更し、車両検索手段に車両再検索を実行させる。車両再検索の結果は、顧客端末の表示部に表示される。顧客は、顧客端末の表示部に表示されている車両再検索の結果から配車したい車両を選択し、配車処理を行う。
なお、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)等のメモリに格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
101−1,101−2,505−1,505−2:車両
102−1,102−2,506−1,506−2:移動局
103,507:基地局
103−a,507−a:通信エリア
104,513:車両情報データベース
105,508:ゲートウェイ
106,501:アダプタ
107,502:電話番号検出手段
108,512:顧客データベース
109,503:迎え先推定手段
110,511:車両検索手段
111−1,111−2,・・・,111−n,510−1,510−2,・・・,510−3:配車端末
111−a:制御部
111−b:表示部
111−c:操作入力部
111−d:配車指示要求信号生成部
111−e:通話手段
112,509:配車指示手段
401:候補車両検索ボタン
402:顧客登録ボタン
403−1,403−2:前付け条件可否チェックボックス
404:配車ボタン
504:表示出力制御部

Claims (7)

  1. 複数の車両のそれぞれに備えられ、基地局と無線通信を行う複数の移動局と、
    前記基地局を介して前記複数の移動局から前記車両の情報を受信して管理する車両情報データベースと、
    前記基地局を介して前記移動局に配車指示を行う配車指示手段と、
    顧客からの電話を受け付け、前記配車指示手段に配車指示の要求を行う配車端末と、
    前記顧客からの電話の電話番号を検出する電話番号検出手段と、
    顧客の電話番号に対応する顧客の迎え先が登録された顧客データベースと、
    前記電話番号検出手段が検出した電話番号に基づき前記顧客データベースを検索して、顧客の迎え先を推定する迎え先推定手段と、
    前記迎え先推定手段によって推定された前記顧客の迎え先と前記車両情報データベースによって管理された車両の情報に基づいて、当該顧客に配車する車両を検索し、検索結果を前記配車端末に表示させる車両検索手段と、を備え、
    前記迎え先推定手段は、前記電話番号検出手段により検出した電話番号に対応する顧客の迎え先が、顧客データベースに複数登録されている場合、複数の迎え先から予め設定された条件に基づいて1つの迎え先を選択することを特徴とする配車システム。
  2. 前記電話番号検出手段、前記迎え先推定手段、前記車両検索手段は、前記配車端末におけるオペレータによる顧客からの電話に対するオフフック動作に係わらず、電話番号の検出、迎え先の推定、車両の検索処理をそれぞれ行い、迎え先の推定結果及び車両の検索結果を前記配車端末に出力することを特徴とする請求項1記載の配車システム。
  3. 前記迎え先推定手段は、配車実績回数、時間帯、曜日、祝日のうち少なくとも1つを前記条件として迎え先を選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配車システム。
  4. 前記迎え先推定手段は、前記電話番号検出手段が検出した電話番号が固定電話の電話番号である場合は、前記顧客の迎え先を推定し、前記電話番号検出手段が検出した電話番号が固定電話以外の電話番号である場合は、前記顧客の迎え先を推定しないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の配車システム。
  5. 前記車両検索手段は、前記顧客の迎え先以外の顧客が要求する前付け条件を加えて車両を検索し、
    前記配車端末は、合致する前付け条件が多い順に前記検索の結果を表示することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の配車システム。
  6. 前記車両検索手段は、前記顧客の迎え先以外の顧客が要求する前付け条件を加えて車両を検索し、車両が見つからない場合は、予め設定された前記前付け条件の優先度に基づいて、優先度が低い前付け条件から1つずつ外して車両の再検索を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の配車システム。
  7. 前記電話番号検出手段が検出した電話番号と、前記顧客データベースから読み出した顧客情報と、前記迎え先推定手段が推定した迎え先と、前記車両検索手段が前記推定した迎え先に基づいて検索した検索結果と、を前記車両検索手段が検索を完了した後に、配車端末へ出力する表示出力制御部を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の配車システム。
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