JP2006339810A - 配車受付システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 効率の良い配車を実現可能な配車受付システムを提供する。
【解決手段】配車依頼用の電話回線Lが接続された電話交換機1と、電話交換機1に接続されて、顧客の電話機からの呼に対して応答するために用いられる応答部3と、電話交換機1を制御する交換機制御部2とを備え、交換機制御部2が、少なくとも繁忙時において、電話回線Lを介して電話交換機1に呼が着信した場合に、呼が有する情報に基づいて、呼が所定の応答許可条件を満たすか否かを判断し、満たすと判断した場合には、呼を応答部3に着信させ、満たさないと判断した場合には、呼に対して前記電話交換機1から話中信号を送出することを特徴とする配車受付システムS。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タクシー等の配車受付システムに関する。
従来のタクシーの配車受付システムとしては、電話交換機と、その電話交換機に接続された複数のオペレータ用端末装置とを備え、各オペレータ用端末装置は電話機とディスプレイ装置とを備えたものが知られている。そして、配車受付システムの電話交換機は、複数の電話回線を介して電話会社の電話交換機と接続され、電話がかかってきたときは、かかってきた順に、オペレータ用端末装置にその電話を着信させている。
電話着信後の配車方法には、オペレータが顧客から顧客名や配車位置を聞き取り、顧客との電話がつながっている状態で配車指示を出し、その顧客を迎えにいく車両が確定するまで電話を保留にしておく方法(以下、セル型受注方式という。)と、オペレータが顧客から顧客名や配車位置を聞き取った後、一旦電話を切り、改めて配車を行ったり、配車専門のオペレータや配車用のコンピュータにそれらの情報を渡して配車させる方式(以下、分担方式という。)とがある。
なお、先行技術文献調査は行っていないので、記載すべき先行技術文献情報は無い。
しかし、セル型受注方式の配車受付システムは、繁忙期など空車が少ない場合には、配車作業に時間がかかること、また、配車が済むまで電話を保留にしておくため電話回線が塞がることが多くなって、他の顧客からの注文が受けられないことから、全体として配車作業の効率が低下してしまうという問題があった。
また、分担方式の配車受付システムでは、受注後一旦電話を切るため、電話回線が塞がってしまうことは防止できるものの、配車可能か否かの判断を行わないまま受注してしまうため、繁忙期等には受注したものの配車できないケース(未配車件数)が累積し、オペレータに未配車のものを先に処理してしまいたいという心理が働いて、新規の注文の電話を取ることに対してオペレータが無意識にブレーキをかけることとなり、やはり全体として配車作業の効率が低下してしまうという問題があった。
この発明は、上述した問題を解決するものであり、配車作業効率を向上可能な配車受付システムを提供することを目的とする。
本発明の配車受付システムは、配車依頼用の電話回線が接続された電話交換機と、前記電話交換機に接続されて、顧客の電話機からの呼に対して応答するために用いられる応答部と、前記電話交換機を制御する交換機制御部と、を備えた配車受付システムであって、前記交換機制御部が、少なくとも繁忙時において、前記電話回線を介して前記電話交換機に呼が着信した場合に、当該呼が有する情報に基づいて、当該呼が所定の応答許可条件を満たすか否かを判断し、満たすと判断した場合には、当該呼を前記応答部に着信させ、満たさないと判断した場合には、当該呼に対して前記電話交換機から話中信号を送出することを特徴とする。
これによれば、少なくとも繁忙時には、呼に応答する前(具体的には、オペレータが電話に出たり、音声自動応答装置が応答したりする前)に、その呼が応答許可条件を満たすか否かを判断し、応答許可条件を満たさない呼に対しては、話中信号を返信することとなる。話中信号が返された顧客は、通常、一旦電話を切るので、電話回線を塞がれてしまうことを防止でき、他の顧客からの呼を受けることができる。このように、本発明の配車受付システムは、応答前に呼を選別できるので、例えば配車容易と予想される呼のみを選別して応答すること等により、配車作業効率を向上することができる。
ここで、顧客の電話番号と配車位置情報とを含む顧客情報が登録された顧客データベースを備えて前記顧客情報を検索する顧客管理部を、備え、前記交換機制御部が、必要に応じて前記顧客管理部に前記顧客情報を検索させてその検索結果を用い、前記所定の応答許可条件を満たすか否かを判断することが好ましい。
これによれば、必要に応じて顧客情報を考慮して、応答許可条件を満たすか否かを判断できる。
また、複数の車両の各々に搭載された車両用端末装置との間で通信可能な車両用通信部と、車両動態情報データベースを備え、前記車両用端末装置から前記車両用通信部を介して各車両の車両識別情報と車両位置情報と配車可能か否かを示す情報とを含む車両動態情報を取得して、前記車両動態情報データベースに格納する車両動態情報管理部と、前記車両動態情報データベースを参照して、検索範囲内に存在する配車可能な車両(以下、配車可能車両という。)を検索する車両検索部と、を備え、前記交換機制御部が、必要に応じて前記車両検索部に配車可能車両を検索させてその検索結果を用い、前記所定の応答許可条件を満たすか否かを判断することが好ましい。
これによれば、必要に応じて車両動態を考慮して、応答許可条件を満たすか否かを判断できる。
また、顧客の電話番号と配車位置情報とを含む顧客情報が登録された顧客データベースを備えて、前記顧客情報を検索する顧客管理部と、複数の車両の各々に搭載された車両用端末装置との間で通信可能な車両用通信部と、車両動態情報データベースを備え、前記車両用端末装置から前記車両用通信部を介して各車両の車両識別情報と車両位置情報と配車可能か否かを示す情報とを含む車両動態情報を取得して、前記車両動態情報データベースに格納する車両動態情報管理部と、前記車両動態情報データベースを参照して、検索範囲内に存在する配車可能車両を検索する車両検索部と、を備え、前記交換機制御部が、必要に応じて前記顧客管理部に前記顧客情報を検索させてその検索結果を用い、必要に応じて前記車両検索部に配車可能車両を検索させてその検索結果を用いて、前記所定の応答許可条件を満たすか否かを判断することが好ましい。
これによれば、必要に応じて顧客情報を考慮するとともに車両動態を考慮して、応答許可条件を満たすか否かを判断できる。
また、前記応答許可条件を、前記呼が配車位置を特定可能な情報を有しており、当該情報で特定される配車位置の周辺に配車可能車両が存在すること、とすることが好ましい。
これによれば、少なくとも繁忙時には、配車位置周辺に空車がないような注文に対しては、話中信号を返すこととなり、顧客が一旦電話を切るように仕向けることができる。そして、配車位置周辺に空車があるような注文を受けることができるので、配車困難なケースが減少し、配車作業効率を向上させることができる。
また、前記応答許可条件を、前記呼が発信者番号を有しており、当該発信者番号が前記顧客データベースに登録されており、当該発信者番号を電話番号として含む前記顧客情報の中の配車位置情報が示す配車位置の周辺に、配車可能車両が存在すること、とすることが好ましい。
これによれば、少なくとも繁忙時には、顧客登録されてなかったり、顧客登録されていても配車位置周辺に空車がないような注文に対しては、話中信号を返すこととなり、顧客が一旦電話を切るように仕向けることができる。そして、顧客情報から配車位置が得られ、その配車位置周辺に空車があるような注文を受けることができるので、配車困難なケースが減少し、配車作業効率を向上させることができる。
また、前記応答部が、音声で自動応答する音声自動応答装置を備え、前記交換機制御部が、前記呼が前記応答許可条件を満たすと判断した場合に、前記呼が有する情報に基づいて、前記呼が所定の自動応答条件を満たすか否かを判断し、満たすと判断した場合には、前記音声自動応答装置に前記呼を着信させることが好ましい。
これによれば、自動応答条件を満たす呼に対しては、音声自動応答装置が応答することとなるので、オペレータの負担を軽減し、延いては配車作業効率を向上させることができる。
また、前記応答部が、音声で自動応答する音声自動応答装置を備え、前記顧客情報に、音声自動応答可能か否かを示す情報(以下、自動応答可否情報という。)が含まれており、前記交換機制御部が、前記呼が前記応答許可条件を満たすと判断した場合に、前記呼が有する情報に基づいて、前記呼が所定の自動応答条件を満たすか否かを判断し、満たすと判断した場合には、前記音声自動応答装置に前記呼を着信させるように構成され、前記自動応答条件を、前記呼が発信者番号を有しており、当該発信者番号に基づいて前記顧客管理部に前記顧客データベースを検索させた場合に、当該発信者番号が前記顧客データベースに登録されており、当該発信者番号を電話番号として含む前記顧客情報の中の前記自動応答可否情報が、音声自動応答可能を示していること、とすることが好ましい。
これによれば、自動応答条件を満たす呼に対しては、音声自動応答装置が応答することとなるので、オペレータの負担を軽減し、延いては配車作業効率を向上させることができる。
また、前記応答部が、オペレータが応答するためのオペレータ用端末装置を備え、前記交換機制御部が、前記呼が有する発信者番号に基づいて、当該発信者番号を電話番号として含む前記顧客情報を前記顧客管理部に検索させ、該当する前記顧客情報が有った場合には、該当する前記顧客情報を、該当する前記顧客情報が無かった場合には、該当する前記顧客情報が無かったことを示す情報を、前記顧客管理部から得る顧客情報検索手段と、前記配車位置情報に基づいて、前記車両検索部に前記配車位置情報で示される配車位置周辺の前記配車可能車両を検索させて、前記配車可能車両の有無を少なくとも示す配車可能車両情報を、前記車両検索部から得る配車可能車両検索手段と、を有して、前記呼が発信者番号を有し、かつ、当該発信者番号に基づいて前記顧客情報検索手段により前記顧客情報が得られ、かつ、得られた前記顧客情報中の前記配車位置情報に基づいて前記配車可能車両検索手段により前記配車可能車両有りを示す前記配車可能車両情報が得られた場合に、前記呼が前記応答許可条件を満たすと判断するように構成され、前記配車可能車両情報には、少なくとも、前記配車可能車両の台数、前記配車可能車両の配車位置までの経路上の距離、前記配車可能車両の配車位置に到着するまでの予想所要時間、のいずれかが含まれて、前記交換機制御部が、前記呼を前記オペレータ用端末装置に着信させる場合に、前記配車可能車両情報を参照して前記呼の優先順位を決定し、当該優先順位に従って、または/及び、当該優先順位を示す情報と共に、前記呼を着信させることとしてもよい。
これによれば、優先順位に従って、または/及び、優先順位を示す情報と共に、呼を着信させるので、配車作業効率の一層の向上が可能である。なお、「優先順位に従って、または/及び、優先順位を示す情報と共に」とは、「優先順位に従って」、または、「優先順位を示す情報と共に」、または、「優先順位に従って、かつ、優先順位を示す情報と共に」、のいずれかであるという意である。
また、本発明の配車受付けシステムが、通常モードと繁忙モードの2つの動作モードを取るように構成され、前記動作モードを、通常モードから繁忙モードに、繁忙モードから通常モードに、切り替える切替手段を備え、前記繁忙時とは、前記動作モードが繁忙モードのときであり、前記繁忙時でないときは、前記動作モードが通常モードのときである、とすることが好ましい。
これによれば、切替手段により動作モードを通常モードから繁忙モードに、繁忙モードから通常モードに切り替えられるので、配車依頼の呼に対する対応を柔軟に変えることができる。
また、前記応答部が、オペレータが応答するためのオペレータ用端末装置を備え、前記切替手段が、前記オペレータ用端末装置が応答中の状態も含めて応答可能な状態にある時間と、前記オペレータ用端末装置が応答中の状態にある時間とを監視し、前記各時間に基づいて、前記動作モードを切り替えることが好ましい。
これによれば、オペレータの繁忙具合により通常モードと繁忙モードとに自動的に切り替わるので、オペレータの負担を軽減し、延いては配車作業効率を向上させることができる。
また、前記電話交換機に、前記配車依頼用の電話回線が複数接続され、前記複数の電話回線のうちの1以上の電話回線が、話中信号送出用の回線(以下、非応答用回線という。)とされ、配車依頼用の電話番号に対して発信された呼を、前記非応答用回線以外の電話回線(以下、応答用回線という。)に使用中でないものがある場合には、前記応答用回線を介して前記電話交換機に着信させ、前記応答用回線が全て使用中である場合には、前記非応答用回線を介して前記電話交換機に着信させるように構成され、前記非応答用回線を介して着信した呼に対しては、前記電話交換機が話中信号を送出し、前記切替手段が、前記非応答用回線の使用中の本数に応じて、前記動作モードを切り替えることが好ましい。
これによれば、応答用回線数以上の回線数を接続しておくので、応答用回線が全部塞がったときに電話会社側の電話交換機から話中信号が送られてしまって、実際にどの程度の配車依頼用の電話が発呼されているかが把握できず、実際の繁忙具合が把握できないことを防止できる。
本発明の配車受付システムは、配車依頼用の電話回線が接続された電話交換機と、前記電話交換機に接続されて、顧客の電話機からの呼に対してオペレータが応答するために用いられるオペレータ用端末装置と、前記電話交換機を制御する交換機制御部と、顧客の電話番号と配車位置情報とを含む顧客情報が登録された顧客データベースを備えて、前記顧客情報を検索する顧客管理部と、複数の車両の各々に搭載された車両用端末装置との間で通信可能な車両用通信部と、車両動態情報データベースを備え、前記車両用端末装置から前記車両用通信部を介して各車両の車両識別情報と車両位置情報と配車可能か否かを示す情報とを含む車両動態情報を取得して、前記車両動態情報データベースに格納する車両動態情報管理部と、前記車両動態情報データベースを参照して、検索範囲内に存在する配車可能車両を検索する車両検索部と、を備え、前記交換機制御部が、前記呼が有する発信者番号に基づいて、当該発信者番号を電話番号として含む前記顧客情報を前記顧客管理部に検索させ、該当する前記顧客情報が有った場合には、該当する前記顧客情報を、該当する前記顧客情報が無かった場合には、該当する前記顧客情報が無かったことを示す情報を、前記顧客管理部から得る顧客情報検索手段と、前記配車位置情報に基づいて、前記車両検索部に前記配車位置情報で示される配車位置周辺の前記配車可能車両を検索させて、前記配車可能車両の有無を少なくとも示す配車可能車両情報を、前記車両検索部から得る配車可能車両検索手段と、を有して、前記呼を前記オペレータ用端末装置に着信させる場合に、発信者番号を有し、かつ、当該発信者番号に基づいて前記顧客情報検索手段により前記顧客情報が得られた前記呼については、得られた前記顧客情報中の前記配車位置情報に基づいて前記配車可能車両検索手段により前記配車可能車両情報を得て、前記配車可能車両情報を参照して前記呼の優先順位を決定し、当該優先順位に従って、または/及び、当該優先順位を示す情報と共に、前記呼を着信させることを特徴とする。
これによれば、優先順位に従って、または/及び、優先順位を示す情報と共に、呼を着信させるので、配車作業効率の向上が可能である。
なお、この発明において、「呼が有する」というときは、「呼に含まれる」場合と「呼に伴う(すなわち、呼に付随する)」場合とを含む意である。
また、「配車位置の周辺」とは、「配車位置を含む所定の範囲」の意である。
本発明の配車受付システムは、少なくとも繁忙時には、呼に応答する前に、その呼が応答許可条件を満たすか否かを判断し、応答許可条件を満たさない呼に対しては、話中信号を返信する。このため、応答許可条件を満たさない顧客に対して、一旦電話を切るように仕向けることができ、他の顧客からの呼を受けることができる。このように、応答前に応答する呼を選別することにより、配車作業効率を向上可能である。
1.第1実施形態
1−1.構成
以下、本発明の第1実施形態の配車受付システムSは、CTI(Computer Telephony Integration)を利用したシステムであり、タクシー(本発明の車両に相当。)を配車するためのシステムとして構成されている。配車受付システムSは、タクシー会社の配車受付センター等に設置されている。配車受付システムSによって配車される各タクシーには、車両用端末装置Tが設置されている。
図1に示すように、配車受付システムSは、電話交換機1と、交換機制御部に相当するCTI管理・電話交換機制御サーバ(以下、制御サーバと略す。)2と、顧客の電話機からの呼(すなわち、電話)に対して応答するための応答部3と、顧客管理部に相当する顧客データベースサーバ4と、車両動態情報管理部に相当する車両動態情報管理サーバ5と、車両検索部に相当する検索サーバ6と、車両用通信部に相当するデータ送受信管理用サーバ7とを備え、これらの機器はLANを介して互いに接続されている。
電話交換機1には、公衆回線である配車依頼用の電話回線Lが接続されている。すなわち、電話交換機1は、公衆回線網に接続されており、電話回線Lを介して電話会社の電話交換機と接続されている。電話回線Lは、複数の(論理的な)電話回線を含んでおり、電話交換機1には、配車依頼用の複数の電話回線が収容(すなわち、接続)されていることとなる。
応答部3は、周知の音声自動応答装置であるIVR(Interactive Voice Response)サーバ31と、複数のオペレータ用端末装置(以下、端末装置と略す。)32とから構成されている。各端末装置32は、互いに接続されたパーソナル・コンピュータ(以下、パソコンと略す。)33と電話機34の組合せから構成されている。各パソコン33はLANを介して制御サーバ2と接続され、各電話機34は、構内回線である電話回線を介して、電話交換機1と接続されている。
各パソコン33は、CPU等よりなる制御部と、その制御部にそれぞれ接続された、キーボード、マウス等よりなる入力部と、ディスプレイ装置等よりなる出力部と、ハードディスク装置等よりなる記憶部と、LANに接続されるLAN制御部とを備えている。
各パソコン33には、地図データと地図表示プログラムとがインストールされている。地図表示プログラムは、地図データに基づいて地図を表示し、緯度及び経度が与えられたときにその位置を地図上に表示する一方、地図上で示された位置(例えばクリックされた位置)の緯度及び経度を算出し、また、下記のように車両位置や配車位置を地図上に表示するためのプログラムである。
この地図表示プログラムに従って、各パソコン33は、車両動態情報管理サーバ5から受け取った車両動態情報に基づいて、各タクシーの車両位置を、ディスプレイ装置に表示された地図上に表示する(図4参照)。このとき、各パソコン33は、車両動態情報中の車両識別情報に基づいて、例えば車両識別情報を車両位置の表示に重ねて表示することにより、各タクシーを識別可能に表示するとともに、車両動態情報中の配車可能か否かを示す情報(以下、配車可否情報という。)に基づいて、表示の種類(例えば色)を異ならせることにより、各タクシーが配車可能か否かが分かるように(より具体的には、実車、空車、休憩中、回送中の別が分かるように)表示する。そして、各パソコン33は、各タクシーの車両位置の表示を、所定の周期で、あるいは、オペレータにより所定の操作がなされたとき等の所定のタイミングで、車両動態情報管理サーバ5から受け取った車両動態情報により更新する。
また、この地図表示プログラムに従って、各パソコン33は、与えられた配車位置情報に基づいて、配車位置を地図上に表示する。
また、各パソコン33には、住所と緯度・経度との変換を行う変換プログラムと、住所から郵便番号を検索する郵便番号検索プログラムとがインストールされており、各パソコン33は、これらのプログラムに従って、緯度・経度からその緯度・経度で示される位置の住所を取得し、住所からその住所の郵便番号を取得する。
制御サーバ2は、電話交換機1を制御するサーバコンピュータであり、CPU等よりなる制御部と、その制御部にそれぞれ接続された、キーボード、マウス等よりなる入力部と、ディスプレイ装置等よりなる出力部と、ハードディスク装置等よりなる記憶部と、LANに接続されるLAN制御部とを備えている。
制御サーバ2は、配車受付システムSの動作モードを、通常モードから繁忙モードに切り替えたり、繁忙モードから通常モードに切り替えたりする切替手段に相当する。詳説すれば、制御サーバ2は、各端末装置32が応答中の状態も含めて応答可能な状態にある時間(以下、応答可能時間という。)と、各端末装置32が応答中の状態にある時間(以下、応答中時間という。)とを監視し、それらの時間の比率に基づいて、動作モードを切り替える。
本実施形態では、応答可能時間とは、パソコン33において所定のログイン操作が行われてから、所定のログオフ操作が行われるまでの時間とする。オペレータは、着席し応答する準備ができたときに自分のID等を入力してログイン操作を行い、交代あるいは営業終了等で離席するときにログオフ操作を行う。応答中時間とは、パソコン33のディスプレイ装置の画面上で呼の選択操作が行われてから、そのパソコン33に組み合わされた電話機34において電話を切る操作(オンフック操作)が行われるまでの時間とする。応答中時間は、必ず応答可能時間中である。なお、電話機34においてオフフック操作が行われてからオンフック操作が行われるまでの時間を、応答中時間としてもよい。
そして、本実施形態では、制御サーバ2は、所定の周期で、全端末装置32の所定の時刻(例えば営業開始時刻)からの応答可能時間の合計と、全端末装置32の同時刻からの応答中時間の合計とを算出して、応答可能時間の合計に対する応答中時間の合計の比率を算出して、その比率が所定の比率(例えば、80%)を超えると、動作モードを繁忙モードに切り替え、所定の比率以下になると、動作モードを通常モードに切り替える。応答可能時間の合計と応答中時間の合計とは、所定の時刻(例えば営業終了時刻)にクリアされる。
顧客データベースサーバ4は、CPU等よりなる制御部と、その制御部にそれぞれ接続された、キーボード、マウス等よりなる入力部と、ディスプレイ装置等よりなる出力部と、ハードディスク装置等よりなる記憶部と、LANに接続されるLAN制御部とを備えたサーバコンピュータであり、記憶部に設けられた顧客データベース(以下、データベースをDBと表記する。)41を管理する。
顧客DB41には、顧客毎の顧客情報が登録(記憶)されている。顧客情報には、顧客名と、電話番号と、住所と、配車位置の郵便番号と、配車位置情報と、配車位置名と、音声自動応答可能(すなわち、音声による自動応答が可能)か否かを示す情報(以下、自動応答可否情報という。)とが含まれている。
顧客の顧客名、電話番号、住所、及び、自動応答可否情報は、新規の顧客からの配車依頼の電話があったときに、オペレータが、顧客から聞き取った情報に基づいて顧客DBサーバ4に入力し、顧客DBサーバ4が顧客DB41に格納する。
なお、新規の顧客からの配車依頼の電話で発信者番号通知がなされた場合には、通知された電話番号を、顧客DBサーバ4が、自動的にまたはオペレータの操作に基づいて、顧客の電話番号として格納するようにしてもよい。
また、顧客DBサーバ4等に、電話番号と住所とが対応付けられて格納された電話帳DBを備えておき、顧客DBサーバ4が、顧客の電話番号に基づいて電話帳DBを検索し、住所が検索された場合には、その住所を、自動的にまたはオペレータの操作に基づいて、顧客の住所として格納するようにしてもよい。
また、オペレータは、顧客の電話番号が、病院、ホテル等、不特定の人が乗車するような場所の電話番号の場合には、乗車する人の名前を配車依頼毎に確認する必要があるため、自動応答可否情報として自動応答不可を示す情報を入力する。個人宅、小規模事務所等、特定の人が乗車するような場所の電話番号の場合には、顧客が音声による自動応答を希望するときは、音声自動応答可能を示す情報を入力し、顧客が音声による自動応答を希望しないときは、音声自動応答不可を示す情報を入力する。
配車位置情報とは、配車位置を示す情報であり、本実施形態では配車位置の緯度及び経度である。配車位置は、一般的には顧客の住所であるが、住所以外の場所(例えば、ビルの玄関の場所等)の場合もある。配車位置情報は、上述した地図表示プログラムに従ってパソコン33が取得する。詳しくは、オペレータは顧客から聞き取った配車位置を、パソコン33のディスプレイ装置に表示された地図上でクリックし、所定の確定操作を行う。すると、パソコン33はクリックされた位置の緯度及び経度を算出し、配車位置情報として格納する。
また、配車位置の郵便番号は、後述するタクシーの検索範囲を定めるのに必要であり、パソコン33が、上述したように配車位置情報を取得したときに、上述した変換プログラム及び郵便番号取得プログラムに従って取得し格納する。
また、配車位置名は、配車位置を分かり易く伝えるためにオペレータが任意に定めて入力する配車位置の名前であり、例えば「○○区○○町1−2−3」といった住所そのものや、「○○ビル本館正面玄関」といった場所を表す名前などが用いられる。
車両動態情報管理サーバ5は、CPU等よりなる制御部と、その制御部にそれぞれ接続された、キーボード、マウス等よりなる入力部と、ディスプレイ装置等よりなる出力部と、ハードディスク装置等よりなる記憶部と、LANに接続されるLAN制御部とを備えたサーバコンピュータであり、記憶部に設けられた車両動態情報DB51を管理する。車両動態情報DB51には、各タクシーの車両動態情報が格納される。車両動態情報には、車両識別情報(本実施形態では、車両番号)と、車両位置情報と、配車可否情報とが含まれている。配車可否情報には、少なくとも実車か空車かを示す情報が含まれるが、本実施形態では、休憩中や回送中を示す情報も含むものとする。
最適車両検索サーバ6(以下、検索サーバ6と略す。)は、CPU等よりなる制御部と、その制御部にそれぞれ接続された、キーボード、マウス等よりなる入力部と、ディスプレイ装置等よりなる出力部と、ハードディスク装置等よりなる記憶部と、LANに接続されるLAN制御部とを備えたサーバコンピュータであり、検索範囲内に存在する配車可能なタクシーを検索する。本実施形態では、検索範囲を配車位置周辺とし、配車位置周辺とは、配車位置を中心とする所定の半径の円内とする。また、配車可能なタクシーとは空車のタクシーとする。
検索サーバ6には、周知の経路検索プログラム(例えば、株式会社ナビタイムジャパンの「経路検索エンジン」(商標または登録商標)、アドバンスド・コア・テクノロジー株式会社の「ACT距離計算コア」(商標または登録商標)、株式会社アルプス社の「Smart Routing」(商標または登録商標)等)がインストールされている。経路検索プログラムは、一方通行等も考慮して2地点間の経路を検索し、その距離を算出するプログラムである。
詳説すれば、検索サーバ6は、与えられた配車位置情報で示される配車位置を中心として、所定の半径の円内に存在する空車のタクシーを、車両動態情報DB51を参照しながら検索する。そして、そのようなタクシーが検索された場合には、検索されたタクシーの車両位置から配車位置までの経路を、経路検索プログラムに従って検索し、その距離を算出して、距離が短い順に所定数のタクシーを候補として選択する。但し、候補として選択されたタクシーであっても、配車位置までの経路上の距離を計算した結果、所定の距離を超える場合には、そのタクシーを候補から除外する。配車に時間がかかるタクシーを候補にしないためである。
そして、検索サーバ6は、応答許可条件を満たすか否かの判断のための車両検索(図2のステップS14における車両検索)の場合には、候補とするタクシーの有無を示す情報(候補とするタクシーがあった場合には、その車両識別情報等でもよい。)を出力する。なお、「出力」とは、表示装置や印刷装置等の出力装置に出力する場合のみならず、他のプログラムにデータとして与える場合や他の装置にデータとして送信する場合等も含む概念である。
また、検索サーバ6は、受注確定操作に基づく車両検索(実際に配車するタクシーを決めるための車両検索)の場合において、候補とするタクシーがあった場合には、例えば経路上の距離が短い順に、了解の旨の情報が得られるまで、候補とするタクシーの車両用端末装置Tに配車指示情報を送信し、了解の旨の情報が得られれば、そのタクシーを配車するタクシーとして確定する。そして、検索サーバ6は、経路上の距離とタクシーの平均速度とを基に、配車するタクシーが配車位置に到着するまでの予想所要時間を算出し、そのタクシーの車両識別情報と経路上の距離及び予想所要時間とを出力する。必要とするタクシーが複数の場合には、同様にして複数台のタクシーを配車するタクシーとして確定する。一方、候補とするタクシーが無かった場合には、候補とするタクシーが見つかるまで所定の周期で検索を繰り返し、見つかったときに、上述したように配車指示情報を送信して、配車するタクシーを確定する。
また、検索範囲である円の半径は、配車位置の郵便番号に対応して予め定められている。これは、例えば繁華街と住宅地等、地域によって道路状況が異なるため、繁華街では半径を小さくし、住宅地では半径を大きくする等の調整を行い、その円内のタクシーであれば大体所定の時間内に配車位置に到着するようにするためである。検索サーバ6は、この半径と郵便番号との対応テーブルを記憶部に備えており、与えられた配車位置の郵便番号に対応する半径を用いて、検索範囲を定めて、検索を行う。
データ送受信管理用サーバ7は、CPU等よりなる制御部と、その制御部にそれぞれ接続された、キーボード、マウス等よりなる入力部と、ディスプレイ装置等よりなる出力部と、ハードディスク装置等よりなる記憶部と、LANに接続されるLAN制御部とを備えたサーバコンピュータであり、通信モデム71に接続され、通信モデム71、専用線、及び、タクシー無線電波塔を介して、各車両用端末装置Tと通信可能に構成されている。
車両用端末装置Tは、タクシーが備えるメーター装置に接続され、メーター装置から実車か空車かの情報を取得する。また、ユーザ(ここではドライバ)が車両用端末装置Tに備えられたボタン等の入力部を操作することにより、車両用端末装置Tには、休憩中、回送中等の情報も入力される。さらに、車両用端末装置Tは、GPS信号の受信機能を有し、所定の周期で、受信したGPS信号に基づいて、自車の位置の経度及び緯度を算出する。そして、車両用端末装置Tは、所定の周期で、自車の車両識別情報と、自車位置を示す車両位置情報(本実施形態では、自車位置の緯度及び経度)と、配車可否情報(本実施形態では、空車、実車、休憩中、回送中の別を示す情報)とを、データ送受信管理用サーバ7に送信する。車両識別情報は、予め車両用端末装置Tが備える記憶部に記憶されているので、その記憶部から取得して送信する。また、車両用端末装置Tには、配車指示情報が送られてきたときに、了解または了解できない旨の情報を入力するためのボタンが設けられている。
データ送受信管理用サーバ7は、受信した車両識別情報と車両位置情報と配車可否情報とを、車両動態情報管理サーバ5にLANを介して送信し、車両動態情報管理サーバ5は、受信したこれらの情報に基づいて、車両動態情報DB51内の該当する車両動態情報を更新する。すなわち、車両動態情報DB51内の車両動態情報は、時々刻々更新される。
1−2.動作
以上のように構成された配車受付システムSの、呼が着信したときの動作について、図2のフローチャートに基づいて、次に説明する。配車受付システムSは、オペレータ及びIVRサーバ3が受注を行い、検索サーバ6が配車を行う分担方式を採用している。
顧客が配車依頼用の電話番号に電話をかける(すなわち、発呼する)と、電話回線Lを介して電話交換機1に呼が着信する(ステップS01参照)。なお、電話会社の電話交換機は、電話回線Lに含まれる複数の電話回線のうち、使用中でない電話回線を選択し、その選択した電話回線を介して電話交換機1に呼を着信させる。また、呼が着信するとは、具体的には、顧客の発呼に基づいて顧客の電話機または/及び電話会社の電話交換機等から発信されたデータ(信号)が、着信することである。顧客が発信者番号通知操作を行った場合等には、着信したデータには発信者番号が含まれる。制御サーバ2は、電話交換機1に着信した呼(着信したデータ)、及び、その呼に伴う情報がある場合にはその情報を、電話交換機1から取得する。
〈通常モードのとき〉
制御サーバ2は、繁忙時でないとき、すなわち、動作モードが通常モードであるときは(S02)、着信した呼(以下、着信呼ともいう。)に対して応答を許可するか否か(すなわち、着信呼を応答部3に着信させるか否か)の判断は行わず、着信呼は全て応答部3に着信させることとして、自動応答させるか否か、すなわち、自動応答条件を満たすか否かの判断に入る(S03)。
本実施形態では、自動応答条件を、着信呼が発信者番号を有しており、その発信者番号に基づいて顧客DB41を検索させた場合に、その発信者番号が顧客DB41に登録されており、その発信者番号を電話番号として含む顧客情報の中の自動応答可否情報が、音声自動応答可能を示していることとする。
ステップS03では、制御サーバ2は、着信呼が発信者番号を有しているか否かを調べる。そして、発信者番号を有していない場合には、自動応答条件を満たさないとして、ステップS04に進み、端末装置32に着信呼を着信させる。
本実施形態では、電話交換機1は、呼を着信させる端末装置32を選択することはせず、全端末装置32に同時に呼を着信させる(マルチライン方式)。呼が着信すると、端末装置32の電話機34は、応答中でオフフックされている電話機34を除き、ベル音を鳴らしてオペレータに知らせる。
パソコン33の画面上には、図3に示すように、着信呼リスト35が表示されている。着信呼リスト35には、応答中の呼も含めて端末装置32に着信中の呼についての情報が表示される。なお、応答中の呼と未応答の呼とは、区別可能に表示される。また、図3には図示していないが、着信呼リスト35には、発信者番号を有していない呼や、発信者番号は有しているが顧客情報が登録されていなかった呼についても、着信したことを示す情報が表示される。
オペレータが、クリック等の操作により着信呼リスト35から未応答の呼を選択すると、そのオペレータが使用している端末装置32の電話機34と、選択された呼を発呼した顧客の電話機とが、電話交換機1により交信可能な状態にされ、オペレータは受話器を上げてその顧客と会話することができる。オペレータは、顧客から顧客名や配車位置、必要なタクシーの台数等を聞き取ってパソコン33に入力し、注文を受け付ける(S04)。なお、オペレータは、顧客から必要な情報を聞き取った後、電話を切る。新規の顧客の場合には、オペレータは、必要に応じて上述したような顧客情報の登録も行う。
ここで、配車位置の入力方法について説明する。オペレータが、顧客から配車位置を聞き取り、パソコン33の画面に表示されている地図上でその位置をクリックして、所定の確定操作を行うと、パソコン33には配車位置が入力され、パソコン33は、図4の符号Aに示すように、クリックされた位置を地図上に配車位置として表示するとともに、その位置の緯度・経度を算出し、また、その位置の郵便番号を取得する。
また、配車位置が住所近辺である場合は、次のような入力方法もある。すなわち、オペレータが、顧客から聞き取った住所を入力して所定の操作を行うと、パソコン33は、入力された住所の位置を画面上の地図上に表示する。オペレータは、表示された位置が配車位置であるときは、そのまま所定の確定操作を行い、表示された位置でないときは、その表示をドラッグ・アンド・ドロップで配車位置に移動させて所定の確定操作を行う。すると、その確定された位置が配車位置としてパソコン33に入力され、パソコン33は配車位置の緯度・経度を算出し、また、その配車位置の郵便番号を取得する。
配車位置の確定後、オペレータは受注ボタン37のクリック等の所定の受注確定操作を行う。すると、パソコン33は、検索サーバ6に、配車位置の緯度・経度及び郵便番号、及び、必要なタクシーの台数を送って、配車位置周辺の配車可能なタクシーを検索させる。
検索サーバ6は、候補とするタクシーが見つかった場合には、その車両識別情報に基づいて、データ送受信管理用サーバ7を介して、そのタクシーに、配車指示情報を送信する。配車指示情報には、パソコン33から受信した配車位置の緯度・経度と配車位置名と顧客名とが含まれる。車両用端末装置Tは、受信したデータに基づいて、車両用端末装置Tが備える表示部に、顧客名や配車位置名を表示するとともに、表示部に表示された地図上に配車位置を表示する。タクシーのドライバは、配車を了解するか否かの情報を車両端末装置Tに入力する。検索サーバ6は、了解の旨の情報が得られるまで、順次、候補とするタクシーの車両端末装置Tに配車指示情報を送って、配車するタクシーを確定する。一方、候補とするタクシーが見つからなかった場合には、検索サーバ6は、所定の周期で、候補とするタクシーが見つかるまで検索を繰り返し、配車するタクシーを確定する。
また、着信呼が発信者番号を有する場合には、制御サーバ2は、ステップS05に進み、顧客DBサーバ4にその発信者番号を与えて、顧客DB41内の顧客情報を検索させる。顧客DBサーバ4は、与えられた発信者番号を有する顧客情報があった場合には、その顧客情報を制御サーバ2に返し、そのような顧客情報がなかった場合には、その旨を示す情報を制御サーバ2に返す。
制御サーバ2は、顧客情報がなかった旨を示す情報を受け取った場合(該当顧客登録なしの場合)には、ステップS04と同様に、端末装置32に着信呼を着信させ、オペレータに応答させる(S06)。
また、制御サーバ2は、顧客情報を受け取った場合(該当顧客登録有りの場合)には、ステップS07に進み、その顧客情報の中の自動応答可否情報を調べる。そして、制御サーバ2は、自動応答可否情報が音声自動応答可能を示している場合には、自動応答条件を満たすと判断し、IVRサーバ31で受付可能な顧客であるとして、着信呼をIVRサーバ31に着信させるとともに、その顧客情報をIVRサーバ31に送り、IVRサーバ31に応答させて注文を受け付けさせる(S08)。
IVRサーバ31は、受け取った顧客情報に基づいて、顧客に対して顧客名の確認や配車位置、必要なタクシーの台数の確認を求め、顧客情報どおりでよい場合には、電話を切る。そして、検索サーバ6に、顧客情報中の配車位置の緯度・経度及び郵便番号、及び、必要なタクシーの台数を与えて、候補とするタクシーを検索させる。検索サーバ6は、上述したように、候補とするタクシーを検索して、そのタクシーに配車指示情報を送信し、配車するタクシーを確定する。
一方、IVRサーバ31は、顧客からの応答により、配車位置が顧客情報で示されている位置とは異なる等、顧客情報どおりでないことが分かった場合には、制御サーバ2にその旨の情報と顧客情報を送る等、所定の動作を行う。すると、制御サーバ2は、着信呼を端末装置32に着信させ、オペレータによる応答に切り替える。
制御サーバ2は、ステップS07で、受け取った顧客情報内の自動応答可否情報が自動応答不可を示している場合には、自動応答条件を満たさないと判断し、IVRサーバ31で受付可能な顧客でないとして、ステップS04と同様に、端末装置32に呼を着信させ、オペレータに応答させる(S09)。
ステップS09では、制御サーバ2は、端末装置32に呼を着信させるとともに、受け取った顧客情報を端末装置32のパソコン33に送る。パソコン33は、送られた顧客情報に基づいて、図3に示すように、顧客名、住所、電話番号、配車位置名を、ディスプレイ装置の画面上の着信呼リスト35に表示する。
オペレータが、着信呼リスト35からクリック等により未応答の呼を選択すると、オペレータは受話器を上げてその呼を発呼した顧客と会話することができる。
そして、オペレータがパソコン33において地図表示ボタン36のクリック等の所定の操作を行うと、パソコン33は、顧客情報中の配車位置情報に基づいて、図4の符号Aで示すように、その顧客の配車位置を、画面に表示された地図上に表示する。この地図上には、上述したように各タクシーの車両位置が表示されている。
さらに、オペレータが受注ボタン37のクリック等の所定の受注確定操作を行うと、上述したように、パソコン33は、検索サーバ6に候補とするタクシーを検索させ、検索サーバ6は、候補とするタクシーを検索して、そのタクシーに配車指示情報を送信し、配車するタクシーを確定する。
〈繁忙モードのとき〉
制御サーバ2は、繁忙時のとき、すなわち、動作モードが繁忙モードであるときは(S02)、着信呼が応答許可条件を満たすか否かを判断する。本実施形態では、応答許可条件を、着信呼が発信者番号を有しており、その発信者番号が顧客DB41に登録されており、しかも、その発信者番号を電話番号として含む顧客情報の中の配車位置情報が示す配車位置の周辺に、配車可能車両が存在することとする。
詳説すれば、制御サーバ2は、繁忙モードのとき、呼が着信すると、ステップS10に進んで、着信呼が発信者番号を有しているか否かを調べる。そして、発信者番号を有していない場合には、応答許可条件を満たさないとして、着信呼に対して(すなわち、着信呼を発呼した顧客の電話機に対して)話中信号(ビジー信号)を送出するように、電話交換機1を制御する。これに応じて、電話交換機1から、着信呼に対して話中信号が送出される(S11)。電話機に話中信号が返されると、通常、顧客は一旦電話を切る。
一方、着信呼が発信者番号を有する場合には、制御サーバ2は、ステップS12に進み、顧客DBサーバ4にその発信者番号を与えて、顧客DB41内の顧客情報を検索させる。顧客DBサーバ4は、与えられた発信者番号を電話番号として含む顧客情報があった場合には、その顧客情報を制御サーバ2に返し、そのような顧客情報がなかった場合には、その旨を示す情報を制御サーバ2に返す。
制御サーバ2は、顧客情報がなかった旨を示す情報を受け取った場合には、応答許可条件を満たさないとして、ステップS11と同様に、着信呼に対して電話交換機1から話中信号を送出する(S13)。電話機に話中信号が返されると、通常、顧客は一旦電話を切る。
また、制御サーバ2は、顧客情報を受け取った場合には、ステップS14に進み、受け取った顧客情報内の配車位置情報及び配車位置の郵便番号を、検索サーバ6に送信して、その配車位置情報で示される配車位置の周辺に存在する配車可能なタクシーを検索させる。そして、検索サーバ6から、候補とするタクシーが無かった旨を示す情報を受け取ったときは、応答許可条件を満たさないとして、ステップS15に進んで、ステップS11と同様に、着信呼に対して電話交換機1から話中信号を送出する。電話機に話中信号が返されると、通常、顧客は一旦電話を切る。これにより、配車位置近くに空車が無いと予想される注文を受けて、未配車件数が増加してしまうことを防止できる。
一方、制御サーバ2は、検索サーバ6から、候補とするタクシーが有る旨の情報を受け取ったときは、配車位置近くに空車があるとして、着信呼が応答許可条件を満たすと判断し、ステップS16に進む。
ステップS16では、制御サーバ2は、ステップ12で受け取った顧客情報内の自動応答可否情報に基づいて、ステップS07と同様にして、自動応答条件を満たすか否かを判断する。そして、自動応答条件を満たす場合には、着信呼をIVRサーバ31に着信させるとともに、ステップ12で受け取った顧客情報をIVRサーバ31に送り、IVRサーバ31に応答させて注文を受け付けさせる(S17)。
IVRサーバ31は、受け取った顧客情報に基づいて、顧客に対して顧客名の確認や配車位置、必要なタクシーの台数の確認を求め、顧客情報どおりでよい場合には電話を切る。そして、検索サーバ6に、配車位置の緯度・経度及び郵便番号、及び、必要なタクシーの台数を与えて、候補とするタクシーを検索させる。検索サーバ6は、候補とするタクシーを検索して、そのタクシーに配車指示情報を送信し、配車するタクシーを確定する。一方、顧客からの応答により、顧客情報どおりでないことが分かった場合には、上述したように、制御サーバ2に端末装置32による応答に切り替えさせる。
一方、ステップS16で自動応答条件を満たさないと判断した場合には、制御サーバ2は、ステップS04と同様に、端末装置32に呼を着信させ、オペレータに応答させる(S18)。
ステップS18では、制御サーバ2は、端末装置32に呼を着信させるとともに、ステップ12で受け取った顧客情報を端末装置32のパソコン33に送る。パソコン33は、送られた顧客情報に基づいて、図3に示すように、顧客名、住所、電話番号、配車位置名を、ディスプレイ装置の画面上の着信呼リスト35に表示する。
オペレータが、着信呼リスト35からクリック等により未応答の呼を選択すると、オペレータは受話器を上げてその呼を発呼した顧客と会話することができる。そして、オペレータが配車位置を確認し、受注ボタン37のクリック等、所定の受注確定操作を行うと、パソコン33は、検索サーバ6に、配車位置の緯度・経度及び郵便番号を与えて、候補とするタクシーを検索させる。なお、オペレータは、顧客から必要な情報を聞き取った後、電話を切る。検索サーバ6は、上述したように、候補とするタクシーを検索して、そのタクシーに配車指示情報を送信し、配車するタクシーを確定する。また、オペレータが所定の操作を行うと、パソコン33は、検索サーバ6から受け取った車両識別情報と配車位置までの経路上の距離及び予想所要時間とに基づいて、図5に示すように、配車するタクシーの車両位置と車両識別情報と予想所要時間とを表示する。
1−3.効果
以上説明したように、配車受付システムSは、繁忙時には、着信呼が応答許可条件を満たすか否かを判断し、満たす呼は応答部3に着信させ、満たさない呼に対しては話中信号を送出するので、オペレータやIVRサーバ31による応答前に呼を選別することができ、例えば、配車位置周辺に空車があることを応答許可条件に含める等、適当な応答許可条件を定めることにより、効率の良い配車が実現可能である。
また、応答許可条件を満たす呼のうち、自動応答条件を満たす呼に対しては、IVRサーバ31に応答させるので、オペレータの負担を軽減することができる。
また、配車位置周辺に空車があることを応答許可条件に含めているので、配車位置周辺に空車がなく配車に時間がかかる顧客からの電話に対しては、話中信号を送出して、電話を切らせるように仕向けられるとともに、受付けた顧客に対しては迅速に配車できるので、顧客の満足度を向上できる。さらに、未配車件数の累積を防止できるので、オペレータの心理的負担を軽減できて、オペレータの作業効率が向上し、全体として配車効率を向上させることができる。
1−4.変形例
なお、繁忙時にのみ着信呼が応答許可条件を満たすか否かを判断し、繁忙時でないときは着信呼に対して無条件に応答させることとしたのは、繁忙時でないときは、一般に、全ての注文を受付けた方が、実車率の向上のために良いからであるが、必要があれば、繁忙時でないときも、着信呼が応答許可条件を満たすか否かを判断し、応答許可条件を満たさない呼には話中信号を送出するようにしてもよい。なお、繁忙時と繁忙時でないときとで、応答許可条件を変えてもよい。
また、通常モードと繁忙モードの切替え方法として、以下に説明する方法を用いてもよい。
電話交換機1に接続されている複数の配車依頼用の電話回線のうち、1以上の電話回線を、実際には着信しても応答しない非応答用回線と定める。そして、配車依頼用の電話番号に対して発信された呼を、非応答用回線以外の電話回線である応答用回線に優先的に着信させ、応答用回線が全部塞がった(使用中となった)場合には、非応答用回線に着信させるようにする。すなわち、応答用回線に使用中(呼が着信中)でないものがある場合には、応答用回線を介して電話交換機1に呼を着信させるが、応答用回線が全て使用中である場合には、非応答用回線を介して電話交換機1に呼を着信させるように、配車受付システムSの例えば電話交換機1を構成する。電話交換機1は、非応答用回線を介して着信した呼に対しては、話中信号を送出する。
そして、制御サーバ2は、非応答用回線の使用中の本数を監視し、その本数に応じて、配車受付システムSの動作モードを、通常モードから繁忙モードに、繁忙モードから通常モードに、切り替えることとする。例えば、非応答用回線の使用中の本数が非応答用回線の設置本数と同数となったとき(すなわち、非応答用回線も全部使用中となったとき)に、通常モードから繁忙モードに切り替え、非応答用回線の使用中の本数が非応答用回線の設置本数を所定数下回ったとき、繁忙モードから通常モードに切り替えるとする。このように構成すると、例えば非応答用回線が3回線で、所定数が2の場合、非応答用回線が3回線とも塞がったときに繁忙モードとなり、非応答用回線が2回線空けば通常モードに戻ることとなる。
この切替え方法の効果について説明する。もし、電話交換機1に収容する配車依頼用の電話回線を全て応答用回線とすると、応答用回線が全て塞がっているときは、配車依頼用の電話に対して電話会社側の電話交換機から話中信号が送られてしまい、配車受付システムS側では、応答用回線数以上の配車依頼があるのかどうかを把握できない。この切替え方法では、応答用回線数以上の回線数を接続しておくので、応答用回線が全部塞がっても呼を着信させることができる。このため、応答用回線数以上の配車依頼がどの程度あるのかを把握することができ、実際の繁忙具合を把握できて、実際の繁忙具合にあった制御が行える。
また、切替手段として、制御サーバ2等に、動作モードを切替える切替えスイッチを設けておき、管理者が、実際の繁忙具合を見て、その切替えスイッチで強制的に動作モードを切り替えられるように構成してもよい。さらに、かかる切替えスイッチによる切替えと、上述した自動的な切替えとを、併用するように構成してもよい。
また、所定の時間帯を繁忙時と定め、現在時刻を取得する手段を設けて、制御サーバ2が、現在時刻を監視しつつ、繁忙時とされた時間帯になれば繁忙モードに切り替え、その時間帯外になれば通常モードに切替えるように構成してもよい。
さらに、動作モードの切替手段は設けず、現在時刻を取得する手段を設けて、制御サーバ2が、呼が着信する度に、現在時刻が所定の繁忙時間帯か否かを調べ、繁忙時間帯であれば繁忙時であるとし、繁忙時間帯外であれば繁忙時でないとすることとしてもよい。
また、検索サーバ6がタクシーを検索するときの検索範囲である円の半径は、配車位置の郵便番号に対応して定めたが、過去の車両動態情報の蓄積記録から、地域毎の各時間帯の平均的な空車の台数密度を計算し、その密度に基づいて、検索範囲の中に適正な空車の台数(例えば、5〜10台)が存在するように、配車位置の郵便番号のみならず時間帯に応じて、円の半径を変えるようにしてもよい。候補とするタクシーが多過ぎると、検索サーバ6の計算負荷が高くなって、迅速な配車の妨げとなり、一方、少な過ぎると、候補なしとされるケースが多くなり、やはり迅速な配車ができなくなるためである。
また、郵便番号ではなく、緯度・経度で地域を区切っておき、かかる地域毎に円の半径を定めて、配車位置が存在する地域に応じた半径を用いて、空車を検索することとしてもよい。同様に、市区町村で地域を区切ってもよい。すなわち、検索範囲を定めるときの基となる地域の定め方は、任意である。また、検索範囲も円とは限らず、矩形等としてもよい。
さらに、上述したように、配車位置が存在する地域によって検索範囲の大きさを変えることが好ましいが、円の半径を固定とする等、検索範囲を一律の大きさとすることもできる。
また、上記実施形態では、経路上の距離の短い順にタクシーを選択して候補としたが、距離で選択すると、予想よりも到着までに時間がかかる場合がある。この主な原因は渋滞である。したがって、距離ではなく、道路状況を考慮して算出した予想所要時間の短い順に、タクシーを選択することとしてもよい。この予想所要時間の算出方法には、次のようなものがある。
〈リアルタイムで算出した平均速度を用いる方法〉車両用端末装置Tからリアルタイムで得られる車両動態情報に基づいて、道路別の走行車両の平均速度を(例えば所定の周期で)時々刻々算出する。なお、例えば交差点から次の交差点までを1つの道路とする等、道路の区切り方は予め定められているものとする。そして、候補とするタクシーを選択する際に、配車位置までの経路を構成する各道路の道路上の距離とその時の平均速度とに基づいて、予想所要時間を算出する。
〈過去のデータから算出した平均速度を用いる方法〉また、過去の車両動態情報の蓄積記録を解析して、道路別・時間帯別の走行車両の平均速度を算出しておき、候補とするタクシーを選択する際に、配車位置までの経路を構成する各道路の道路上の距離とその時間帯の平均速度とに基づいて、予想所要時間を算出することとしてもよい。
さらに、上述したリアルタイムで算出した平均速度を用いる方法と、過去のデータから算出した平均速度を用いる方法とを併用することとしてもよい。かかる併用方法としては、幹線道路等の所定の道路についてはリアルタイムで、それ以外の道路については過去のデータから算出した平均速度を用いる方法、走行車両が少なくリアルタイムでは信頼できる平均速度が得られないときのみ、過去のデータから算出した平均速度を用いる方法、渋滞が予想される時間帯にはリアルタイムで、そうでない時間帯には過去のデータから算出した平均速度を用いる方法等、種々の方法がある。
なお、営業範囲の全道路について上述したように平均速度を算出してもよいが、計算負担を軽減するため、例えば渋滞が多い幹線道路等、所定の道路についてのみ平均速度を算出することとし、それ以外の道路では予め定められた平均速度を用いることとしてもよい。また、平均速度ではなく、各道路の平均通過時間を算出して用いることとしてもよい。
また、上記実施形態では、顧客情報の登録時に自動応答可否情報を登録しておき、その自動応答可否情報に基づいて自動応答条件を満たすか否かを判断したが、例えば、配車依頼用の電話番号に自動応答用の番号とオペレータ応答用の番号とを設けておき、自動応答用の番号に発呼された呼(すなわち、相手先番号として自動応答用の番号を有する呼)は、自動応答条件を満たすとし、オペレータ応答用の番号に発呼された呼(すなわち、相手先番号としてオペレータ応答用の番号を有する呼)は、自動応答条件を満たさないとしてもよい。このように、自動応答条件を満たすか否かの判断方法には、種々の方法がある。同様に、応答許可条件を満たすか否かの判断方法にも、種々の方法がある。
また、上記実施形態では、繁忙時における呼で顧客情報が登録されていない場合には、話中信号が送出されることとなるが、かかる呼であっても、配車位置を特定可能な情報を有している場合には、応答許可条件を満たすか否かを判断し、満たす場合には応答部3に応答させるようにしてもよい。
かかる実施形態としては、例えば、GPS機能付きの携帯電話から、顧客の位置情報(例えば緯度及び経度)を有する呼が着信すると、制御サーバ2は、その位置情報を配車位置情報として、上述したように検索サーバ6に配車位置周辺に存在する空車のタクシーを検索させ、候補とするタクシーがあった場合には、応答許可条件を満たすとし、無かった場合には応答許可条件を満たさないとするものがある。
また、上記実施形態では、端末装置32に呼を着信させるときは、全端末装置32に一斉に呼を着信させるマルチライン方式を採用し、その時点で着信している全ての呼についての情報を各端末装置32に表示し(図3の着信呼リスト35参照)、オペレータがその情報に基づいて呼を選択することで、応答する呼が確定されるように構成したが、マルチライン方式であっても、オペレータに呼を選択させず、早く受話器を取ったオペレータから順に、制御サーバ2側で応答する呼を割り当てるように構成してもよい。かかる場合には、必ずしも、その時点で着信している全ての呼についての情報を各端末装置32に表示する必要はない。
また、マルチライン方式ではなく、ACD(Automatic Call Distribution、自動着信呼分配機能)方式を用いることとしてもよい。ACD方式では、電話交換機1あるいは制御サーバ2が、端末装置32に呼を着信させるときに、呼を着信させる端末装置32を所定のルールに従って選択する。そして、選択した端末装置32に、着信する呼についての情報を送信し表示させる。かかるACD方式では、オペレータが応答する呼が予め決められているため、選択した端末装置32に呼を着信させると同時に、その呼についての詳細な情報(例えば、図4に示すような配車位置を含む地図等)を、その端末装置32に表示することも可能である。
また、上記実施形態では、本発明を分担方式のシステムに適用したが、セル型受注方式のシステムにも適用可能である。
また、上記実施形態では、配車可能な車両を空車の車両(より具体的には、検索時点で車両動態情報DB51中の配車可否情報が空車を示している車両)としたが、検索範囲内で空車になる予定の車両(以下、空車予定車という。)を配車可能な車両に含めてもよい。
空車予定車を含める形態の一例を説明すると、車両用端末装置Tは、実車になったときに、ドライバの操作により入力された降車位置情報(乗客が降車する位置を示す情報)を、車両動態情報に含めて配車受付システムSに送信し、配車受付システムSの車両動態情報管理サーバ5は、その車両動態情報を車両動態情報DB51に格納する。そして、検索サーバ6は、候補とするタクシーを検索する際に、車両動態情報を参照して、検索範囲内に存在する空車のタクシー、及び、検索範囲内で空車になる予定のタクシーを検索する。このとき、空車のタクシーを優先的に候補としたり、空車のタクシーが無かったときにのみ空車予定車を検索したりしてもよい。なお、空車予定車の場合には、降車位置と配車位置との経路上の距離を用いて、候補とするか否かを決定する。
さらに、車両動態情報管理サーバ5が、受信した降車位置情報と車両位置情報とから、例えば検索サーバ6に降車予定時刻を算出させて、降車予定時刻を車両動態情報に含めて車両動態情報DB51に格納することとし、検索サーバ6が、降車予定時刻を参照して、所定時間内(例えば、現在の時刻から10分以内等)に検索範囲内で空車になる予定のタクシーを検索するように構成してもよい。降車位置と配車位置とが近くても、降車予定時刻が遅いと、結局車両到着が遅くなるからである。また、例えば、降車予定時刻が所定時間内である空車予定車から、降車位置と配車位置との経路上の距離が短い順に候補にする等、降車予定時刻と経路上の距離の両方を考慮して候補を決定してもよいし、降車予定時刻に降車位置から配車位置までの予想所要時間を加えた車両到着予定時刻の早い順に、候補を決定してもよい。また、検索範囲を空車と空車予定車とで変えてもよい。
このように、配車可能車両とは、空車に限るものではなく、空車予定車や休憩中の車両等を含めることもできる。
また、上記実施形態では、顧客DB41に登録される配車位置(詳しくは、配車位置の郵便番号・配車位置情報・配車位置名)を1人の顧客に対して1つとしたが、1人の顧客に対して複数の配車位置を登録可能としてもよい。かかる場合には、例えば、顧客の要望に従って、配車位置に優先順位を決めておき、応答許可条件を満たすか否かの判断のための車両検索(図2のステップS14における車両検索)の場合には、最優先の配車位置を用いて判断する。また、IVRサーバ31は、顧客に対して配車位置の確認を求める場合に、最優先の配車位置を用いることとし、最優先の配車位置でない場合には、端末装置32による応答に切り替え、オペレータは、最優先以外の登録された配車位置なのか、未登録の配車位置なのかを顧客に確認する。なお、IVRサーバ31が配車位置の優先順位に従って、順次顧客に配車位置の確認を求め、登録されたいずれの配車位置でもない場合に、端末装置32による応答に切り替えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、電話交換機1、交換機制御部である制御サーバ2、顧客管理部である顧客DBサーバ4、車両動態情報管理部である車両動態情報管理サーバ5、車両検索部である検索サーバ6、及び、車両用通信部であるデータ送受信管理用サーバ7をそれぞれ別体としたが、例えば、電話交換機1と制御サーバ2を一体としたり、車両動態情報管理サーバ5と検索サーバ6とデータ送受信管理用サーバ7とを一体としたりする等、各機器を適宜一体として構成してもよい。
2.第2実施形態
次に、端末装置32に呼を着信させる際に優先順位を用いて着信させる第2実施形態について、説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同じ符号を用いて、その説明を適宜省略する。
第2実施形態の配車受付システムの構成は、第1実施形態と同様であり、図1に示すような構成である。なお、図示はしていないが、交換機制御部である制御サーバ2は、顧客情報検索手段と、配車可能車両検索手段とを有している。
顧客情報検索手段は、呼が有する発信者番号を顧客管理部である顧客DBサーバ4に渡して、その発信者番号を電話番号として含む顧客情報を、顧客DBサーバ4に検索させ、該当する顧客情報が有った場合には、該当する顧客情報を、該当する顧客情報が無かった場合には、該当する顧客情報が無かったことを示す情報を、顧客DBサーバ4から得る手段である。
配車可能車両検索手段は、配車位置情報を車両検索部である検索サーバ6に渡して、配車位置情報で示される配車位置周辺の配車可能車両を、検索サーバ6に検索させて、配車可能車両の有無を少なくとも示す配車可能車両情報を、検索サーバ6から得る手段である。
なお、第1実施形態でも、制御サーバ2は、顧客情報検索手段と、配車可能車両検索手段とを有している。
また、顧客DB41の顧客情報中には、その顧客の利用回数が含まれている。また、呼が有する情報には、公衆電話機からの呼か否かを示す情報が含まれている。
第2実施形態の配車受付システムは、図6のフローチャートに示す流れで処理を行う。以下、第2実施形態の配車受付システムの動作について、図6に基づいて説明する。第2実施形態の配車受付システムも、分担方式を採用している。
〈通常モードのとき〉
電話交換機1に呼が着信すると(S01)、制御サーバ2は、繁忙時でないときは(S02)、着信呼は全て応答部3に着信させることとして、自動応答条件を満たすか否かの判断に入る(S03)。自動応答条件は、第1実施形態と同じである。
ステップS03では、制御サーバ2は、着信呼が発信者番号を有しているか否かを調べる。そして、発信者番号を有していない場合には、自動応答条件を満たさないとして、ステップS03−2に進む。ステップS03−2では、着信呼の優先順位を決める。本実施形態では、繁忙時でないときの優先順位は、次の表1のように定める。なお、利用回数が多いとは、利用回数が予め定められた所定回数以上であることとし、少ないとは、所定回数未満であることとする。
Figure 2006339810
ステップS03−2では、着信呼は発信者番号無しであるので、制御サーバ2は、着信呼が有する情報に基づいて、電話機の種別が公衆電話機か否かを調べ、公衆電話機であれば優先順位を10位とし、公衆電話機でなければ11位とする。そして、制御サーバ2は、ステップS04に進み、優先順位を示す情報と共に、端末装置32に着信呼を着信させる。
第2実施形態の配車受付システムも、マルチライン方式を採用しており、パソコン33の画面上には、図3に示すように、着信呼リスト35が表示されるが、第2実施形態では、端末装置32は、受信した優先順位に従って、優先順位の高い方がより上に表示されるように、表示順を並べ替える。なお、優先順位が同じ呼については、着信時刻が早い方を上とする。
オペレータが、着信呼リスト35から未応答の呼を選択すると、そのオペレータが使用している端末装置32の電話機34と、選択された呼を発呼した顧客の電話機とが、電話交換機1により交信可能な状態にされるので、オペレータは、注文を受け付ける(S04)。
また、着信呼が発信者番号を有する場合には、制御サーバ2は、ステップS05に進み、顧客情報検索手段を用いて、顧客DBサーバ4に発信者番号を与えて、顧客DB41内の顧客情報を検索させ、その発信者番号を電話番号として含む顧客情報があった場合には、その顧客情報を、そのような顧客情報がなかった場合にはその旨を示す情報を、顧客DBサーバ4から得る。
制御サーバ2は、顧客情報がなかった旨を示す情報を受け取った場合には、自動応答条件を満たさないとして、着信呼の優先順位を決める(ステップS05−2)。ステップS05−2では、着信呼は発信者番号を有するが、顧客情報が登録されていないので、優先順位を9位とする。
そして、制御サーバ2は、優先順位を示す情報と共に、端末装置32に着信呼を着信させ、オペレータに応答させる(S06)。端末装置32は、ステップS04と同様に、受信した優先順位に従って、優先順位の高い方がより上に表示されるように、表示順を並べ替える。
また、制御サーバ2は、顧客DBサーバ4から該当する顧客情報を受け取った場合には、ステップS07に進み、その顧客情報の中の自動応答可否情報を調べる。そして、自動応答可否情報が音声自動応答可能を示している場合には、自動応答条件を満たすと判断し、着信呼をIVRサーバ31に着信させるとともに、その顧客情報をIVRサーバ31に送り、IVRサーバ31に応答させて注文を受け付けさせる(S08)。
一方、制御サーバ2は、受け取った顧客情報内の自動応答可否情報が自動応答不可を示している場合には、自動応答条件を満たさないとして、着信呼の優先順位を決める(ステップS07−2)。
ステップS07−2では、発信者番号から固定電話機か携帯電話機かを判断するとともに、顧客情報から利用回数が多いか少ないかを判断する。なお、顧客の電話機の種別(固定電話機か携帯電話機か)を顧客情報として登録しておき、顧客情報から固定電話機か携帯電話機かを判断してもよい。また、制御サーバ2は、配車可能車両検索手段を用いて、顧客情報中の配車位置情報を検索サーバ6に渡して、配車位置情報で示される配車位置周辺の配車可能車両を、検索サーバ6に検索させて、配車可能車両の有無を少なくとも示す配車可能車両情報を、検索サーバ6から得る。制御サーバ2は、これらの情報から、表1のように優先順位を決定し、優先順位を示す情報と共に、端末装置32に呼を着信させ、オペレータに応答させる(S09)。端末装置32は、ステップS04と同様に、受信した優先順位に従って、優先順位の高い方がより上に表示されるように、表示順を並べ替える。
〈繁忙モードのとき〉
制御サーバ2は、繁忙時のときは(S02)、着信呼が応答許可条件を満たすか否かを判断する。応答許可条件は、第1実施形態と同じである。制御サーバ2は、応答許可条件を満たさない呼に対しては、第1実施形態と同様に話中信号を、電話交換機1から送出させる(S10〜S15)。
一方、制御サーバ2は、ステップS10、S12、S14と進んで、検索サーバ6から、配車可能車両(すなわち候補とするタクシー)が有る旨の配車可能車両情報を受け取ったときは、着信呼が応答許可条件を満たすと判断し、ステップS16に進む。なお、配車可能車両情報には、各配車可能車両の車両位置から配車位置情報で示される配車位置までの経路上の距離が含まれている。
ステップS16では、制御サーバ2は、ステップ12で受け取った顧客情報内の自動応答可否情報に基づいて、自動応答条件を満たすか否かを判断する。そして、自動応答条件を満たす場合には、着信呼をIVRサーバ31に着信させるとともに、顧客情報をIVRサーバ31に送り、IVRサーバ31に応答させる(S17)。
一方、ステップS16で自動応答条件を満たさないと判断した場合には、制御サーバ2は、ステップS16−2に進んで、呼の優先順位を決定する。本実施形態では、繁忙時の優先順位は、固定電話機からの呼が携帯電話機からの呼よりも高くなり、固定電話機からの呼同士、携帯電話機からの呼同士では、配車可能車両の経路上の距離が短い方が高くなるように定める。経路上の距離が短い方を優先するのは、配車が迅速に行える可能性が高く、配車作業効率及び実車率の向上が期待できるからである。なお、配車可能車両が複数ある場合には、経路上の距離が最短の車両を用いて定める。そして、制御サーバ2は、優先順位を示す情報と共に、端末装置32に着信呼を着信させ、オペレータに応答させる(S18)。端末装置32は、ステップS04と同様に、受信した優先順位に従って、優先順位の高い方がより上に表示されるように、表示順を並べ替える。
このように、第2実施形態では、制御サーバ2は、呼を端末装置32に着信させる場合、配車可能車両情報を参照して呼の優先順位を決め、その優先順位を示す情報と共に呼を着信させるので、端末装置32側でその優先順位に従って表示等することができ、オペレータに優先順位の高い方から応答するよう仕向けることができる。このため、配車可能車両が存在する呼を優先させたり、配車可能車両の経路上の距離が短い(すなわち、配車可能車両が近くに存在する)呼を優先させたりすることが可能であり、配車作業効率を一層向上させることができる。
なお、繁忙時には、配車可能車両が存在することを前提に呼を端末装置32に着信させているので、配車可能車両の有無ではなく、配車可能車両の経路上の距離を用いて優先順位を決めたが、配車可能車両情報に配車位置までの予想所要時間を含めることとして、例えば予想所要時間の短いものを優先させる等、予想所要時間を用いたり、配車可能車両情報に配車可能車両の台数を含めることとして、例えば台数の多いものを優先させる等、台数を用いたりして、優先順位を決めることとしてもよい。予想所要時間が短いもの、すなわち、近くに配車可能車両が存在するものを優先させれば、配車作業効率及び実車率の向上が期待でき、また、台数が多いものを優先させれば、空車の過密を解消し、延いては、配車作業効率及び実車率の向上が期待できるからである。
また、マルチライン方式ではなく、ACD方式でも、優先順位を決定して、その優先順位に従って、または/及び、その優先順位を示す情報と共に、呼を端末装置32に着信させることとしてもよい。かかる形態としては、例えば、制御サーバ2は、端末装置32に着信させる呼については、上記第2実施形態と同様に優先順位を決める。そして、端末装置32に空きがない(全て応答中である)場合には、その優先順位を記憶しておき、呼に対しては、電話交換機1を介して、例えば「ただ今、オペレータにおつなぎしております。しばらくお待ち下さい。」等のメッセージを送出して、呼を待機させる。そして、端末装置32が空いたら、記憶しておいた優先順位に従って、待機中の呼のうち、優先順位の高いものから順に端末装置32に着信させる。そうすれば、配車作業効率の一層の向上が可能である。
すなわち、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、本発明は種々の構成を採り得る。
本発明の第1実施形態の配車受付システムのシステム構成の概略図である。 第1実施形態の配車受付システムにおいて、呼が着信したときの動作を示すフローチャートである。 着信呼リストが表示された画面の例の概略図である。 地図が表示された画面の例の概略図である。 地図上に配車する車両の位置が表示された画面の例の概略図である。 第2実施形態の配車受付システムにおいて、呼が着信したときの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…電話交換機
2…CTI管理・電話交換機制御サーバ(交換機制御部)
3…応答部
4…顧客DBサーバ(顧客管理部)
5…車両動態情報管理サーバ(車両動態情報管理部)
6…最適車両検索サーバ(車両検索部)
7…データ送受信管理用サーバ(車両用通信部)
31…IVRサーバ(音声自動応答装置)
32…オペレータ用端末装置
41…顧客DB
51…車両動態情報DB
L…電話回線
S…配車受付システム
T…車両用端末装置

Claims (13)

  1. 配車依頼用の電話回線が接続された電話交換機と、
    前記電話交換機に接続されて、顧客の電話機からの呼に対して応答するために用いられる応答部と、
    前記電話交換機を制御する交換機制御部と、
    を備えた配車受付システムであって、
    前記交換機制御部が、少なくとも繁忙時において、前記電話回線を介して前記電話交換機に呼が着信した場合に、当該呼が有する情報に基づいて、当該呼が所定の応答許可条件を満たすか否かを判断し、満たすと判断した場合には、当該呼を前記応答部に着信させ、満たさないと判断した場合には、当該呼に対して前記電話交換機から話中信号を送出する
    ことを特徴とする配車受付システム。
  2. 顧客の電話番号と配車位置情報とを含む顧客情報が登録された顧客データベースを備えて前記顧客情報を検索する顧客管理部を、備え、
    前記交換機制御部が、必要に応じて前記顧客管理部に前記顧客情報を検索させてその検索結果を用い、前記所定の応答許可条件を満たすか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の配車受付システム。
  3. 複数の車両の各々に搭載された車両用端末装置との間で通信可能な車両用通信部と、
    車両動態情報データベースを備え、前記車両用端末装置から前記車両用通信部を介して各車両の車両識別情報と車両位置情報と配車可能か否かを示す情報とを含む車両動態情報を取得して、前記車両動態情報データベースに格納する車両動態情報管理部と、
    前記車両動態情報データベースを参照して、検索範囲内に存在する配車可能な車両(以下、配車可能車両という。)を検索する車両検索部と、
    を備え、
    前記交換機制御部が、必要に応じて前記車両検索部に配車可能車両を検索させてその検索結果を用い、前記所定の応答許可条件を満たすか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の配車受付システム。
  4. 顧客の電話番号と配車位置情報とを含む顧客情報が登録された顧客データベースを備えて、前記顧客情報を検索する顧客管理部と、
    複数の車両の各々に搭載された車両用端末装置との間で通信可能な車両用通信部と、
    車両動態情報データベースを備え、前記車両用端末装置から前記車両用通信部を介して各車両の車両識別情報と車両位置情報と配車可能か否かを示す情報とを含む車両動態情報を取得して、前記車両動態情報データベースに格納する車両動態情報管理部と、
    前記車両動態情報データベースを参照して、検索範囲内に存在する配車可能車両を検索する車両検索部と、
    を備え、
    前記交換機制御部が、必要に応じて前記顧客管理部に前記顧客情報を検索させてその検索結果を用い、必要に応じて前記車両検索部に配車可能車両を検索させてその検索結果を用いて、前記所定の応答許可条件を満たすか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の配車受付システム。
  5. 前記応答許可条件を、
    前記呼が配車位置を特定可能な情報を有しており、当該情報で特定される配車位置の周辺に配車可能車両が存在すること、
    とすることを特徴とする請求項3または4記載の配車受付システム。
  6. 前記応答許可条件を、
    前記呼が発信者番号を有しており、当該発信者番号が前記顧客データベースに登録されており、当該発信者番号を電話番号として含む前記顧客情報の中の配車位置情報が示す配車位置の周辺に、配車可能車両が存在すること、
    とすることを特徴とする請求項4記載の配車受付システム。
  7. 前記応答部が、音声で自動応答する音声自動応答装置を備え、
    前記交換機制御部が、前記呼が前記応答許可条件を満たすと判断した場合に、前記呼が有する情報に基づいて、前記呼が所定の自動応答条件を満たすか否かを判断し、満たすと判断した場合には、前記音声自動応答装置に前記呼を着信させる
    ことを特徴とする請求項1〜6記載の配車受付システム。
  8. 前記応答部が、音声で自動応答する音声自動応答装置を備え、
    前記顧客情報に、音声自動応答可能か否かを示す情報(以下、自動応答可否情報という。)が含まれており、
    前記交換機制御部が、前記呼が前記応答許可条件を満たすと判断した場合に、前記呼が有する情報に基づいて、前記呼が所定の自動応答条件を満たすか否かを判断し、満たすと判断した場合には、前記音声自動応答装置に前記呼を着信させるように構成され、
    前記自動応答条件を、
    前記呼が発信者番号を有しており、当該発信者番号に基づいて前記顧客管理部に前記顧客データベースを検索させた場合に、当該発信者番号が前記顧客データベースに登録されており、当該発信者番号を電話番号として含む前記顧客情報の中の前記自動応答可否情報が、音声自動応答可能を示していること、
    とすることを特徴とする請求項2、4、または、6記載の配車受付システム。
  9. 前記応答部が、オペレータが応答するためのオペレータ用端末装置を備え、
    前記交換機制御部が、
    前記呼が有する発信者番号に基づいて、当該発信者番号を電話番号として含む前記顧客情報を前記顧客管理部に検索させ、該当する前記顧客情報が有った場合には、該当する前記顧客情報を、該当する前記顧客情報が無かった場合には、該当する前記顧客情報が無かったことを示す情報を、前記顧客管理部から得る顧客情報検索手段と、
    前記配車位置情報に基づいて、前記車両検索部に前記配車位置情報で示される配車位置周辺の前記配車可能車両を検索させて、前記配車可能車両の有無を少なくとも示す配車可能車両情報を、前記車両検索部から得る配車可能車両検索手段と、
    を有して、前記呼が発信者番号を有し、かつ、当該発信者番号に基づいて前記顧客情報検索手段により前記顧客情報が得られ、かつ、得られた前記顧客情報中の前記配車位置情報に基づいて前記配車可能車両検索手段により前記配車可能車両有りを示す前記配車可能車両情報が得られた場合に、前記呼が前記応答許可条件を満たすと判断するように構成され、
    前記配車可能車両情報には、少なくとも、前記配車可能車両の台数、前記配車可能車両の配車位置までの経路上の距離、前記配車可能車両の配車位置に到着するまでの予想所要時間、のいずれかが含まれて、
    前記交換機制御部が、前記呼を前記オペレータ用端末装置に着信させる場合に、前記配車可能車両情報を参照して前記呼の優先順位を決定し、当該優先順位に従って、または/及び、当該優先順位を示す情報と共に、前記呼を着信させる
    ことを特徴とする請求項6記載の配車受付システム。
  10. 通常モードと繁忙モードの2つの動作モードを取るように構成され、
    前記動作モードを、通常モードから繁忙モードに、繁忙モードから通常モードに、切り替える切替手段を備え、
    前記繁忙時とは、前記動作モードが繁忙モードのときであり、前記繁忙時でないときは、前記動作モードが通常モードのときである、
    とすることを特徴とする請求項1〜9記載の配車受付システム。
  11. 前記応答部が、オペレータが応答するためのオペレータ用端末装置を備え、
    前記切替手段が、前記オペレータ用端末装置が応答中の状態も含めて応答可能な状態にある時間と、前記オペレータ用端末装置が応答中の状態にある時間とを監視し、前記各時間に基づいて、前記動作モードを切り替える
    ことを特徴とする請求項10記載の配車受付システム。
  12. 前記電話交換機に、前記配車依頼用の電話回線が複数接続され、
    前記複数の電話回線のうちの1以上の電話回線が、話中信号送出用の回線(以下、非応答用回線という。)とされ、
    配車依頼用の電話番号に対して発信された呼を、前記非応答用回線以外の電話回線(以下、応答用回線という。)に使用中でないものがある場合には、前記応答用回線を介して前記電話交換機に着信させ、前記応答用回線が全て使用中である場合には、前記非応答用回線を介して前記電話交換機に着信させるように構成され、
    前記非応答用回線を介して着信した呼に対しては、前記電話交換機が話中信号を送出し、
    前記切替手段が、前記非応答用回線の使用中の本数に応じて、前記動作モードを切り替える
    ことを特徴とする請求項10記載の配車受付システム。
  13. 配車依頼用の電話回線が接続された電話交換機と、
    前記電話交換機に接続されて、顧客の電話機からの呼に対してオペレータが応答するために用いられるオペレータ用端末装置と、
    前記電話交換機を制御する交換機制御部と、
    顧客の電話番号と配車位置情報とを含む顧客情報が登録された顧客データベースを備えて、前記顧客情報を検索する顧客管理部と、
    複数の車両の各々に搭載された車両用端末装置との間で通信可能な車両用通信部と、
    車両動態情報データベースを備え、前記車両用端末装置から前記車両用通信部を介して各車両の車両識別情報と車両位置情報と配車可能か否かを示す情報とを含む車両動態情報を取得して、前記車両動態情報データベースに格納する車両動態情報管理部と、
    前記車両動態情報データベースを参照して、検索範囲内に存在する配車可能車両を検索する車両検索部と、
    を備え、
    前記交換機制御部が、
    前記呼が有する発信者番号に基づいて、当該発信者番号を電話番号として含む前記顧客情報を前記顧客管理部に検索させ、該当する前記顧客情報が有った場合には、該当する前記顧客情報を、該当する前記顧客情報が無かった場合には、該当する前記顧客情報が無かったことを示す情報を、前記顧客管理部から得る顧客情報検索手段と、
    前記配車位置情報に基づいて、前記車両検索部に前記配車位置情報で示される配車位置周辺の前記配車可能車両を検索させて、前記配車可能車両の有無を少なくとも示す配車可能車両情報を、前記車両検索部から得る配車可能車両検索手段と、
    を有して、
    前記呼を前記オペレータ用端末装置に着信させる場合に、発信者番号を有し、かつ、当該発信者番号に基づいて前記顧客情報検索手段により前記顧客情報が得られた前記呼については、得られた前記顧客情報中の前記配車位置情報に基づいて前記配車可能車両検索手段により前記配車可能車両情報を得て、前記配車可能車両情報を参照して前記呼の優先順位を決定し、当該優先順位に従って、または/及び、当該優先順位を示す情報と共に、前記呼を着信させる
    ことを特徴とする配車受付システム。
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