JP2020173638A - 車両管理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】配車時のユーザの満足度を向上させる。【解決手段】車両管理装置1は、ユーザのユーザ端末2から配車要求を取得する情報取得部131と、第1優先度に対応する第1ユーザによる配車要求を情報取得部131が取得した場合に、第1優先度よりも低い第2優先度に対応する第2ユーザによる配車要求を情報取得部131が取得した場合よりも多くの車両から、第1ユーザに配車する配車車両を選択する車両選択部132と、車両選択部132が配車車両を選択した場合に、配車処理が完了したことをユーザ端末2に通知する通知部133と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両を配車するための車両管理装置及びプログラムに関する。
従来、タクシーを利用する人(以下、「ユーザ」という)の端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを用いて、タクシーの配車を要求することができるシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2017−204042号公報
タクシーに乗車したいと考えているユーザの中には、乗車可能なタクシーを一刻も早く確保したいと考えているユーザがいる。ところが、従来、空車状態のタクシーが少ないときには乗車可能なタクシーを確保することができず、乗車可能なタクシーを早く確保したいと考えているユーザが他のタクシー会社に配車の要求をしてしまうという場合があった。このように、従来、全てのユーザに対して同じ条件で配車が行われていたため、ユーザが不満を抱く場合があるという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、配車時のユーザの満足度を向上させることを目的とする。
本発明の第1の態様の車両管理装置は、ユーザの情報端末から配車要求を取得する情報取得部と、第1優先度に対応する第1ユーザによる前記配車要求を情報取得部が取得した場合に、前記第1優先度よりも低い第2優先度に対応する第2ユーザによる前記配車要求を情報取得部が取得した場合よりも多くの車両から、前記第1ユーザに配車する配車車両を選択する車両選択部と、前記車両選択部が前記配車車両を選択した場合に、配車処理が完了したことを前記情報端末に通知する通知部と、を有する。
前記車両選択部は、前記配車要求の優先度が前記第1優先度であることを条件として、配車可能な空車状態の車両がない場合に、実車状態の複数の車両から前記配車車両を選択してもよい。
前記車両選択部は、実車状態の複数の車両のうち、所定の時間以内に前記ユーザの位置まで到達できると推定される一以上の車両から前記配車車両を選択してもよい。
前記車両選択部は、実車状態の車両が前記所定の時間以内に到達可能なエリアを推定し、推定したエリア内に前記ユーザの位置が含まれる車両を前記配車車両として選択してもよい。
前記車両選択部は、実車状態の車両に乗車中の乗客が降りる位置である降車位置を推定し、前記降車位置を経由して、当該車両が前記所定の時間以内に前記ユーザの位置まで到達できるか否かを判定した結果に基づいて前記配車車両を選択してもよい。
前記通知部は、前記車両選択部が実車状態の車両を前記配車車両として選択した後に当該車両が空車状態に変化した場合に、前記配車車両が実車状態から空車状態になったことを前記情報端末に通知してもよい。
前記車両管理装置は、前記ユーザに対する課金額を決定する課金額決定部をさらに有し、前記課金額決定部は、前記第1優先度に対応する前記配車要求に応じて配車をした場合の課金額を、前記第2優先度に対応する前記配車要求に応じて配車をした場合の課金額よりも高くしてもよい。
本発明の第2の態様のプログラムは、コンピュータを、ユーザの情報端末から配車要求を取得する情報取得部、第1優先度に対応する第1ユーザによる前記配車要求を情報取得部が取得した場合に、前記第1優先度よりも低い第2優先度に対応する第2ユーザによる前記配車要求を情報取得部が取得した場合よりも多くの車両から、前記第1ユーザに配車する配車車両を選択する車両選択部、及び前記車両選択部が前記配車車両を選択した場合に、配車処理が完了したことを前記情報端末に通知する通知部、として機能させる。
本発明によれば、配車時のユーザの満足度を向上させることができるという効果を奏する。
配車システムの概要を説明するための図である。 車両管理装置の機能構成を示す図である。 タクシー端末の機能構成を示す図である。 ユーザ情報データベースの一例を示す図である。 車両状態データベースの一例を示す図である。 車両管理装置が配車車両を選択する動作のフローチャートである。
[配車システムSの概要]
図1は、配車システムSの概要を説明するための図である。配車システムSは、タクシーTを利用するユーザの要求に応じてタクシーTを配車するためのシステムであり、車両管理装置1と、複数のユーザ端末2(ユーザ端末2−1からユーザ端末2−m、mは自然数)と、複数のタクシー端末3(タクシー端末3−1からタクシー端末3−n、nは自然数)と、を備える。
車両管理装置1は、例えばタクシー会社が管理しているコンピュータであり、ユーザ端末2から送信されたユーザからの配車要求に応じて、予め車両管理装置1に登録された複数のタクシーTから、配車車両とするタクシーTを選択する。配車車両は、配車要求をしたユーザを乗せるためにユーザがいる場所に向かう車両である。
ユーザ端末2は、タクシーTを利用するユーザの情報端末であり、例えばスマートフォン、タブレット、又はパーソナルコンピュータである。ユーザ端末2は、無線通信回線及びネットワークNを介して車両管理装置1との間でデータを送受信することができる。ネットワークNは、例えばインターネットである。ユーザは、ユーザ端末2にインストールされたアプリケーションソフトウェア、又は車両管理装置1により提供されるウェブアプリケーションソフトウェアにより表示される操作画面を使って配車要求をすることができる。
タクシー端末3は、タクシーTに搭載された情報端末であり、各種の情報を表示するディスプレイ、及びタクシーの運転手の操作を受け付ける操作部を有している。タクシー端末3は、無線通信回線及びネットワークNを介して車両管理装置1との間でデータを送受信することができる。タクシー端末3は、タクシーTの位置を示す位置情報を定期的に車両管理装置1に送信する。
車両管理装置1は、例えばタクシー会社の配車担当者の操作に基づいて又は自動的に、複数のタクシーTに搭載された複数のタクシー端末3に、迎車が可能であるか否かを確認するための迎車要求を送信し、迎車することを運転手が承認したタクシーTを選択する。車両管理装置1は、ユーザの位置に到達できるまでの所要時間が短い順番にタクシーTの優先順位を決定し、優先順位が高いタクシーTのタクシー端末3から順番に迎車要求を送信してもよい。
車両管理装置1は、通常は空車状態のタクシーTに搭載されたタクシー端末3に対して迎車要求を送信するが、空車状態のタクシーTがない場合がある。この場合、車両管理装置1は、優先度が高いユーザから配車要求を受けたことを条件として、実車状態のタクシーTのうち、短時間で空車になると予想されるタクシーTに搭載されたタクシー端末3に対して配車要求を送信する。優先度は、配車要求を受け付けた際に、車両管理装置1又はタクシーTの管理者が、配車車両とするタクシーTの検索を行う際に参照する条件の1つである。車両管理装置1がこのように動作することで、乗車するタクシーTを早く確保したいユーザが、乗車可能なタクシーTを短時間で確保することが可能になる。以下、車両管理装置1の構成及び動作を中心に、配車システムSの詳細を説明する。
[車両管理装置1の機能構成]
図2は、車両管理装置1の機能構成を示す図である。車両管理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。制御部13は、情報取得部131と、車両選択部132と、通知部133と、課金額決定部134とを有する。
通信部11は、ネットワークNを介してユーザ端末2及びタクシー端末3とデータを送受信するための通信インターフェイスであり、例えばLAN(Local Area Network)コントローラを有する。通信部11は、ユーザ端末2及びタクシー端末3から受信したデータを制御部13に通知する。また、通信部11は、制御部13から入力されたデータをネットワークNに送信する。
記憶部12は、各種のデータを記憶するためのデバイスであり、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体を含む。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、複数のタクシーTそれぞれの状態を管理するための車両状態データベースを記憶している。また、記憶部12は、配車要求を送信したユーザ端末2を使用するユーザに関連付けて、ユーザの位置、配車要求状況、過去の配車履歴、及び課金額等を記憶する。
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)を有しており、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、情報取得部131、車両選択部132、通知部133及び課金額決定部134として機能する。情報取得部131、車両選択部132、通知部133及び課金額決定部134の詳細については後述する。
[タクシー端末3の機能構成]
図3は、タクシー端末3の機能構成を示す図である。タクシー端末3は、通信部31と、表示部32と、操作部33と、GPS(Global Positioning System)受信機34と、記憶部35と、制御部36とを有する。
通信部31は、ネットワークNを介して車両管理装置1とデータを送受信するための通信インターフェイスであり、例えば無線通信コントローラを有する。通信部31は、車両管理装置1から受信したデータを制御部36に通知する。また、通信部31は、制御部36から入力されたデータをネットワークNに送信する。
表示部32は、情報を表示するディスプレイである。操作部33は、タクシーTの運転手の操作を受け付けるためのデバイスである。操作部33は、表示部32に設けられたタッチパネルを有してもよい。
GPS受信機34は、GPSの衛星から送信される電波を受信し、受信した電波に含まれる情報に基づいて、タクシーTの位置を示す経度・緯度を算出する。GPS受信機34は、算出した経度・緯度を制御部36に通知する。
記憶部35は、各種のデータを記憶するためのデバイスであり、例えばROM、RAM及びハードディスク等の記憶媒体を含む。記憶部35は、制御部36が実行するプログラムを記憶する。
制御部36は、例えばCPUを有しており、記憶部35に記憶されたプログラムを実行することにより、情報取得部361、操作受付部362、位置特定部363及び表示制御部364として機能する。
情報取得部361は、車両管理装置1から各種の情報を取得する。情報取得部361は、例えば、配車要求を送信したユーザ端末2のユーザの迎車を要求する情報、タクシーTの状態を通知することを要求する情報、及びタクシーTが配車車両として選択されたことを示す迎車指示を含む情報を車両管理装置1から取得する。情報取得部361は、取得した情報を表示部32に表示させるために、取得した情報を表示制御部364に通知する。また、情報取得部361は、タクシーTの運転手が迎車要求を受け付けることを示す情報、タクシーTの位置を示す情報、及び空車中か否かを示す車両状態を示す情報を車両管理装置1に送信する。
操作受付部362は、タクシーTの運転手による操作を受け付ける。具体的には、操作受付部362は、表示部32が操作用画面を表示している間に操作部33が検出した操作位置に基づいて、運転手が操作した内容を特定する。操作受付部362は、例えば、迎車要求を受け付ける操作が行われたことを特定した場合、迎車要求が受け付けられたことを情報取得部361に通知する。
位置特定部363は、タクシーTの位置に対応する経度・緯度を示す位置情報をGPS受信機34から取得し、取得した位置情報に基づいてタクシーTの位置を特定する。位置特定部363は、特定した位置を定期的に情報取得部361に通知する。
表示制御部364は、情報取得部361から通知された情報を表示部32に表示させる。表示制御部364は、例えば車両状態を入力することを促すための画面(例えば「あと5分で空車になる」ことを示すボタンを含む画面)を表示部32に表示させる。表示制御部364は、不図示のスピーカから車両状態を入力することを促すための音を発するようにしてもよい。
また、表示制御部364は、タクシーTの前方に搭載された外部ディスプレイに、空車、迎車中、実車中、回送中等のような車両状態を表示させてもよい。表示制御部364は、実車状態で情報取得部361が迎車指示を取得した場合に、空車状態になった後にも、空車状態でないことを示す情報(例えば「迎車中」というテキスト情報)を外部ディスプレイに表示させる。
[制御部13の詳細動作]
図2に戻って、制御部13の詳細を説明する。情報取得部131は、ユーザ情報取得部141及び車両情報取得部142を有する。ユーザ情報取得部141は、タクシーTを利用するユーザのユーザ端末2から配車要求を取得する。配車要求には、ユーザがいる位置(すなわちユーザ端末2の位置)を示す情報が含まれている。ユーザ情報取得部141は、取得した配車要求を車両選択部132に通知する。
(タクシーTの状態の特定)
車両情報取得部142は、タクシーTとの間で各種の情報を送受信する。車両情報取得部142は、例えばタクシーTの状態を示す情報をタクシーTから取得する。車両情報取得部142は、タクシーTを識別するための車両IDに関連付けてタクシーTの状態を記憶部12に記憶させる。
車両情報取得部142は、タクシーTの状態の通知を要求する情報をタクシー端末3に送信してもよい。車両情報取得部142は、例えば、タクシーTが現在向っている目的地を入力させる画面のデータ、又は車両管理装置1の管理者により予め設定された時間(例えば5分)以内に空車になる予定の有無を入力するための画面のデータをタクシー端末3に表示させる指示情報を送信する。車両情報取得部142は、目的地を示す情報、又は空車になる予定であることを示す情報を取得すると、取得した情報をタクシーTに関連付けて記憶部12に記憶させる。
車両情報取得部142は、例えば、タクシーTの状態の通知を要求する情報を定期的(例えば数秒から1分の間隔)にタクシー端末3に送信する。車両情報取得部142は、タクシーTが、降車する人が多い場所(例えば駅又は大規模施設)に近づいた時点で、タクシーTの状態の通知を要求する情報をタクシー端末3に送信してもよい。車両情報取得部142は、ユーザ端末2から配車要求を取得した時点で、タクシーTの状態の通知を要求する情報をタクシー端末3に送信してもよい。
(配車車両の選択)
車両選択部132は、ユーザ情報取得部141から配車要求が通知された場合に、予め登録された複数のタクシーTから、配車を要求したユーザに配車する配車車両を選択する。この際、車両選択部132は、第1優先度に対応する第1ユーザによる配車要求をユーザ情報取得部141が取得した場合に、第1優先度よりも低い第2優先度に対応する第2ユーザによる配車要求をユーザ情報取得部141が取得した場合よりも多くのタクシーTから配車車両を選択する。
車両選択部132が配車要求の優先度が第1優先度であるか第2優先度であるかを判定する方法は任意である。車両選択部132は、例えば、第1優先度であることを示す情報が配信要求に含まれている場合に、取得した配信要求が第1優先度に対応すると判定する。車両選択部132は、第2優先度であることを示す情報が配信情報に含まれていない場合に、取得した配信要求が第1優先度に対応すると判定してもよい。
また、車両選択部132は、記憶部12に記憶されているユーザ情報データベースを参照することにより、配信要求を送信したユーザ端末2を使用するユーザが第1優先度に対応する第1ユーザであるか第2優先度に対応する第2ユーザであるかを判定してもよい。
図4は、ユーザ情報データベースの一例を示す図である。ユーザ情報データベースにおいては、ユーザと優先度とが関連付けられている。図4に示す例においては、ユーザごとに、時間帯又は地域によって異なる優先度が割り当てられている。図4においては〇が付されている時間帯及び地域において第1優先度とされている。
具体的には、ユーザAは、仕事で移動することが多い平日の日中の時間帯は迅速にタクシーを確保したいため、平日の日中において第1優先度になっている。ユーザBは、営業の担当地域である千代田区内では迅速にタクシーTを確保したいため、千代田区内において第1優先度になっている。ユーザEは、あらゆる時間帯及び地域において第1優先度になっている。第1優先度になっている時間帯及び地域の範囲が大きいほど、優先配車サービスの利用料が高く設定されていてもよい。このように、優先度が時間帯又は場所に関連付けられていることで、高い優先度が設定されているユーザが、タクシーTを確保したいときに迅速にタクシーTを確保しやすくなる。
なお、以上の説明においては、予めユーザに優先度を割り当てておく場合を例示したが、優先度はこれによらない。配車要求時が繁忙時間帯である場合、又は通常の配車要求を受けてから所定時間内に配車対象車両が見つからない場合等の条件下において、例えば車両選択部132の指示に基づいて、ユーザ端末2が「優先配車を要求する」ことを依頼するボタンを表示してもよい。表示されたボタンがユーザにより選択された場合、車両選択部132は、ユーザの優先度を高くして第1優先度にする。車両選択部132は、ユーザに対して追加額を課金することを条件として、優先度を高くするというユーザの要求を受け付けてもよい。
車両選択部132が配車車両を選択する対象とする車両の数又は範囲を決定する方法は任意である。車両選択部132は、例えば、予め登録された全てのタクシーTとタクシーTの状態とが関連付けられた車両状態データベースを参照することにより、配車要求の優先度に対応する状態のタクシーTを選択する。
図5は、車両状態データベースの一例を示す図である。図5に示す車両状態データベースにおいては、車両IDと、タクシーTの位置を示す位置情報と、タクシーTの状態を示す状態情報とが関連付けられている。状態情報は、空車中、空車予定、実車中、迎車中、休憩中のいずれかを示す情報を含む。状態情報は、車両情報取得部142がタクシーTから最新の状態の通知を受けたことにより更新される。タクシー端末3は、例えば、タクシーTが空車であるか否かといったタクシーTの状態を、タクシー端末3と通信可能なタクシーメーターから取得し、取得した状態を車両状態として車両管理装置1に送信する。
車両選択部132は、配車要求の優先度が第2優先度である場合、空車状態のタクシーTを選択する。これに対して、車両選択部132は、配車要求の優先度が第1優先度であることを条件として、実車状態の複数のタクシーTから配車車両を選択する。車両選択部132は、例えば、配車要求の優先度が第1優先度である場合に、まず空車状態のタクシーTの有無を確認し、空車状態のタクシーTがない場合に、実車状態の複数のタクシーTから配車車両を選択する。
車両選択部132は、空車状態のタクシーTのうち、ユーザの位置まで所定の時間(例えばユーザが指定した時間)以内に到達することができるタクシーTがあれば、当該タクシーTを選択する。車両選択部132は、空車状態のタクシーTがない場合、又は空車状態のタクシーTの中にユーザの位置まで所定の時間以内に到達することができるタクシーTがない場合、実車状態の複数のタクシーTのうち、所定の時間以内にユーザの位置まで到達できると推定される一以上のタクシーTから配車車両を選択する。車両選択部132は、例えば、実車状態の複数のタクシーTそれぞれが所定の時間以内に到達可能なエリアを推定し、推定したエリア内にユーザの位置が含まれるタクシーTを配車車両として選択する。
車両選択部132は、例えば実車状態の複数のタクシーTのうち、タクシー端末3から、所定の時間以内に空車になる予定であることが通知されていた空車予定のタクシーTから配車車両を選択する。車両選択部132は、タクシーTから空車になる予定であるという通知を受けてない場合であっても、空車になる予定であるか否かを判定した結果に基づいて、配車車両を選択してもよい。車両選択部132は、例えば、降車する人が多い場所(例えば駅又は大規模施設)に向かっているタクシーTのうち、当該場所まで所定の時間内に到着すると考えられるタクシーTを空車予定のタクシーTとみなしてもよい。
(移動所要時間の推定)
実車状態のタクシーTは、乗車中の乗客を降ろしてから、配車を要求しているユーザの位置に向かう必要がある。そこで、車両選択部132は、まず実車状態の車両に乗車中の乗客が降りる降車位置を推定し、推定した降車位置を経由してタクシーTがユーザの位置に向かうことを条件として、タクシーTが所定の時間以内にユーザの位置まで到達できるか否かを判定してもよい。車両選択部132は、例えば、タクシー端末3から目的地として通知された位置を降車位置と推定する。そして、車両選択部132は、推定した降車位置を経由して、現在位置からユーザの位置まで移動するために要する時間(以下、「移動所要時間」という場合がある)を算出する。
車両選択部132は、例えば以下の式により、現在位置から降車位置を経由してユーザの位置までタクシーTが移動する場合の移動所要時間Tmを推定する。
Tm=Ta+Tb+Tc=Da/V+Tb+Dc/V
ここで、TaはタクシーTが現在位置から降車位置まで移動するために要する時間、Tbは、乗客が降車するために要する時間(例えば精算処理の時間)、TcはタクシーTが降車位置からユーザの位置まで移動するために要する時間である。Daは現在位置から降車位置までの距離、Dcは降車位置からユーザの位置までの距離、Vは降車位置周辺での平均的な速度である。Ta及びTcは、過去の実績に基づいて決定された平均的な時間であってもよい。
車両選択部132は、推定した移動所要時間が、ユーザの位置に到着するまでに許容された時間以下となるタクシーTを配車車両の候補として選択する。車両選択部132は、複数の候補がある場合、推定した移動所要時間が最短のタクシーTを配車車両として選択する。車両選択部132は、配車車両として選択したタクシーTの識別情報(車両ID)、及び推定した移動所要時間を通知部133に通知する。
車両選択部132が降車位置を推定する方法は任意である。車両選択部132は、空車予定のタクシーTが走行中の位置を基準とする所定の範囲内において降車可能位置として予め登録された複数の位置(以下、「登録降車位置」という)のうち、乗客が降車する蓋然性が最も高いと判定した登録降車位置を降車位置と推定してもよい。所定の範囲は、例えば、タクシーTの位置に対して進行方向側において5分以内で到達可能な範囲である。
車両選択部132は、例えばタクシーTが走行している車線、及びタクシーTが走行している速度の少なくともいずれかに基づいて、乗客が降車する蓋然性が最も高い登録降車位置を降車位置と推定する。具体的には、車両選択部132は、タクシーTが走行している車線で到達可能な最も近くの登録降車位置、タクシーTが左側車線に移った位置の付近にある登録降車位置、又はタクシーTが左側車線を走行中に速度を落とした位置の付近にある登録降車位置等を降車位置と推定する。
車両選択部132は、複数の登録降車位置のうち、登録降車位置を経由して現在位置からユーザの位置まで移動する場合の移動所要時間が最短となる登録降車位置、及び移動所要時間が最長となる登録降車位置を降車位置として推定してもよい。この場合、車両選択部132は、それぞれの登録降車位置で乗客が降車した場合の移動所要時間の最短値と最長値との平均値が最短となるタクシーTを配車車両として選択する。
車両選択部132は、複数の登録降車位置のうち、走行中の位置から最も近い登録降車位置、及び走行中の位置から最も遠い登録降車位置を降車位置と推定してもよい。この場合、車両選択部132は、それぞれの登録降車位置で乗客が降車した場合の移動所要時間の最短値と最長値との平均値が最短となるタクシーTを配車車両として選択する。
車両選択部132は、このように複数の登録降車位置を降車位置として推定する場合、通知部133を介して、複数の登録降車位置それぞれを経由して現在位置からユーザの位置まで移動する場合の移動所要時間の最短値及び最長値をユーザ端末2に通知してもよい。ユーザ端末2が、移動所要時間の最短値及び最長値を表示することで、ユーザ端末2のユーザが、どれくらい待つ可能性があるのかを把握することができるので、ユーザの満足度が向上する。
車両選択部132は、降車位置を推定した後のタクシーTの位置の変化に基づいて、降車位置として推定した位置を変更してもよい。例えば、タクシーTが降車位置として推定した位置を過ぎた場合に、その時点でのタクシーTの位置に基づいて降車位置を再推定する。この場合、車両選択部132は、再推定した降車位置に基づいて移動所要時間を再計算し、再計算した移動所要時間を通知部133に通知する。
(ユーザ端末2への通知)
通知部133は、車両選択部132が配車車両を選択した場合に、配車処理が完了したことをユーザ端末2に通知する。通知部133は、配車処理が完了したことをユーザ端末2に通知する際に、予想待ち時間を通知してもよい。通知部133は、例えば、車両選択部132から通知された移動所要時間を予想待ち時間として通知する。
通知部133は、車両選択部132が空車状態のタクシーTを配車車両として選択した場合と、車両選択部132が実車状態で空車予定のタクシーTを配車車両として選択した場合とで、ユーザ端末2に異なる通知をしてもよい。通知部133は、例えば配車車両が空車状態である場合に、「タクシーを手配できました」とユーザ端末2に表示させる。通知部133は、配車車両が空車予定の状態である場合に、「もうすぐ空車になるタクシーを手配できました」とユーザ端末2に表示させる。
通知部133は、車両選択部132が実車状態(例えば空車予定の状態)のタクシーTを配車車両として選択した後に、当該タクシーTが実車状態から空車状態に変化した場合に、配車車両が実車状態から空車状態になったことをユーザ端末2に通知してもよい。また、通知部133は、車両選択部132が降車位置を再推定し、再計算後の移動所要時間が車両選択部132から通知された場合に、再計算後の移動所要時間に基づいて訂正した予想待ち時間をユーザ端末2に通知してもよい。このように通知部133がタクシーTの状態に応じた案内をユーザ端末2に通知することで、ユーザが状況を把握することができるので、ユーザの不安を解消することができる。
(課金処理)
課金額決定部134は、ユーザに対する課金額を決定する。課金額決定部134は、第1優先度に対応する配車要求に応じて配車をした場合の課金額を、第2優先度に対応する配車要求に応じて配車をした場合の課金額よりも高くする。課金額決定部134は、決定した課金額をユーザに関連付けて記憶部12に記憶させる。課金額決定部134は、課金額をユーザ端末2に通知してもよい。
課金額決定部134は、車両選択部132が第1優先度に対応する配車要求に応じて車両を検索し、配車車両を選択することができた時点で、第1優先度に対応する金額を課金額に決定してもよい。課金額決定部134は、実車中のタクシーTから配車車両を選択したことを条件として、第1優先度に対応する金額を課金額に決定してもよい。このように課金額決定部134が動作することは、ユーザ端末2においてユーザが優先配車を要求する操作を行った場合に好適である。
課金額が、乗車した距離又は時間によって決定される乗車額と、配車要求に応じて配車するための配車加算額とから構成される場合、課金額決定部134は、配車加算額のみを優先度に基づいて決定し、乗車額を優先度によらず決定してもよい。また、課金額決定部134は、ユーザが第1優先度で配車要求をするための費用を定期的に支払っている場合(例えば月額料金を支払っている場合)、定期的に支払っている額に基づく回数まで配車加算額をゼロにするとともに、月額料金に応じた額を乗車額から割り引いてもよい。課金額決定部134がこのように動作することで、乗車できるタクシーTを早く確保したいユーザがサービスを利用しやすくなる。
課金額決定部134は、ユーザ端末2が配車要求を送信してからユーザの位置にタクシーTが到着するまでの移動所要時間の長さに基づいて課金額を決定してもよい。具体的には、課金額決定部134は、移動所要時間が短ければ短いほど課金額を高くする。課金額決定部134は、配車車両を決定した時点でユーザ端末2に通知した移動所要時間(すなわち予想待ち時間)に対して実際の移動所要時間が長くなった場合に、長くなった時間に応じて課金額を減少させてもよい。課金額決定部134がこのように動作することで、タクシーTの到着が遅れたことに対するユーザの不満を軽減することができる。なお、課金額決定部134は、ユーザ端末2が配車要求を送信してからユーザの位置にタクシーTが到着するまでの走行距離が長ければ長いほど課金額を高くしてもよい。
ところで、実車状態のタクシーTが配車車両として選択された場合、空車状態のタクシーTが配車車両として選択された場合に比べて、タクシーTがユーザの位置に到着するまでの移動所要時間が、ユーザに通知した予想待ち時間から変動する蓋然性が高い。そこで、課金額決定部134は、配車車両として実車状態のタクシーTを選択した場合に、配車車両として空車状態のタクシーTを選択した場合よりも課金額を小さくしてもよい。課金額決定部134がこのように動作することで、実車状態のタクシーTを配車車両として選択したことによりタクシーTの到着が遅れたとしても、ユーザにとってはコストメリットがあるので、ユーザが本サービスを利用しやすくなる。
また、課金額決定部134は、ユーザの位置から所定の距離内で配車要求をしているユーザの数が多ければ多いほど課金額を高くしてもよい。この場合、課金額決定部134は、ユーザの位置から所定の距離内よりも課金額が低くなるエリアをユーザ端末2に表示させてもよい。課金額決定部134がこのように動作することで、ユーザがタクシーT以外の手段で課金額が低いエリアに移動してからタクシーTに乗るという選択をすることが可能になる。
また、課金額決定部134は、ユーザが配車要求をする頻度に基づいて課金額を決定してもよい。課金額決定部134は、例えば空車状態のタクシーTが多い時間帯に配車要求をする頻度が高いユーザの課金額を下げる。課金額決定部134がこのように動作することで、空車状態のタクシーTが多い時間帯にユーザが配車要求をしやすくなるので、空車状態のタクシーTが少ない時間帯に多くの配車要求が発生することを抑制でき、車両管理装置1は、ユーザが乗車するタクシーTを確保するまでの平均的な時間を短縮することが可能になる。
[車両管理装置1の動作フローチャート]
図6は、車両管理装置1が配車車両を選択する動作のフローチャートである。図6に示すフローチャートは、ユーザ情報取得部141が配車要求をユーザ端末2から取得した時点から開始している(S1)。車両選択部132は、ユーザ情報取得部141が配車要求を取得すると、配車要求を送信したユーザ端末2を使用するユーザの優先度が第1優先度であるか否かを判定する(S2)。
車両選択部132は、ユーザの優先度が第1優先度であると判定した場合(S2においてYES)、空車状態のタクシーTがあるか否かを判定する(S3)。車両選択部132は、空車状態のタクシーTがあると判定した場合(S3においてYES)、空車状態の1以上のタクシーTから選択した1台のタクシーTを配車車両として選択する(S4)。車両選択部132は、空車状態のタクシーTがないと判定した場合(S3においてNO)、空車予定となっている1以上のタクシーTから選択した1台のタクシーTを配車車両として選択する(S5)。通知部133は、配車車両を確保できたことを示す結果をユーザ端末2に通知する(S6)。
車両選択部132は、S2においてユーザの優先度が第1優先度でないと判定した場合(S2においてNO)、空車状態のタクシーTがあるか否かを判定する(S7)。車両選択部132は、空車状態のタクシーTがあると判定した場合(S7においてYES)、空車状態の1以上のタクシーTから選択した1台のタクシーTを配車車両として選択する(S8)。車両選択部132は、空車状態のタクシーTがないと判定した場合(S7においてNO)、配車車両を選択しない(S9)。この場合、通知部133は、配車車両を確保できなかったことを示す結果をユーザ端末2に送信する(S6)。
通知部133は、配車車両を確保できなかったことを示す結果をユーザ端末2に送信する際に、配車の優先度を上げる操作をするための画面をユーザ端末2に送信してもよい。ユーザが当該画面において優先度を上げる操作をしたことを示す情報をユーザ情報取得部141が取得した場合、車両選択部132は、S5に戻って、空車予定となっている1以上のタクシーTから配車車両を選択する。通知部133がこのように動作することで、第1優先度に設定されていなかったユーザであってもタクシーTを確保することが可能になる。
[第1変形例]
以上の説明においては、優先度が2段階である場合を例示したが、3段階以上の優先度が設定されていてもよい。この場合、車両選択部132は、優先度が高ければ高いほど、多くのタクシーTから配車車両を選択する。
通知部133は、優先度が高ければ高いほど、車両選択部132が選択した配車車両の状態をユーザ端末2に通知する頻度を大きくしたり、配車車両の状態を示す情報をより詳しく通知したりしてもよい。そして、課金額決定部134は、優先度が高ければ高いほど課金額を大きくしてもよい。
[第2変形例]
以上の説明においては、制御部13が課金額決定部134として機能し、課金額決定部134が優先度に応じて異なる課金額を決定する場合を例示した。この場合、ユーザが支払う料金と優先度とが連動していることになるが、制御部13が課金額決定部134として機能せず、優先度が料金に連動していなくてもよい。
車両選択部132は、例えば、予め登録された複数のタクシーTの状態に基づいて決定した優先度に基づいて配車車両を選択してもよい。具体的には、車両選択部132は、空車状態のタクシーTの数が閾値以下であり、かつ空車予定のタクシーTの数が閾値以上の時間帯に配車要求を送信したユーザの優先度を第1優先度に設定してもよい。また、車両選択部132は、空車予定のタクシーTが比較的多い場所から所定の距離内の位置(例えば駅や大規模施設の近く)において配車要求をしたユーザの優先度を第1優先度に設定してもよい。
[第3変形例]
以上の説明においては、車両選択部132は、第1優先度のユーザから配車要求があった時点で空車状態のタクシーTがない場合に実車状態のタクシーTを配車車両として選択したが、車両選択部132は、空車状態のタクシーTがある場合であっても実車状態のタクシーTを配車車両として選択してもよい。車両選択部132は、例えば、空車状態のタクシーTがユーザの位置に到着するよりも、実車状態のタクシーTの方が早くユーザの位置に到着すると推定される場合、実車状態のタクシーTを配車車両として選択する。車両選択部132がこのように動作することで、空車状態のタクシーTがユーザから離れた位置にしかない場合であっても、ユーザが乗車可能なタクシーTを迅速に確保することが可能になる。
[第4変形例]
以上の説明においては、ユーザに対応する優先度に基づいて、実車状態のタクシーTを配車車両として選択する対象とするか否かを決定したが、優先度に基づいて配車車両として選択する対象とするタクシーTの条件は、これに限らない。予め登録された複数のタクシーTが複数のグループに分けられており、車両選択部132は、優先度に基づいて複数のグループのいずれかのグループに属する複数のタクシーTから配車車両を選択してもよい。車両選択部132は、例えば、第1優先度に対応するユーザから配車要求があった場合に、第1グループ及び第2グループのいずれかに属する全てのタクシーTから配車車両を選択し、第2優先度に対応するユーザから対象車両があった場合に、第1グループ又は第2グループの一方のグループに属するタクシーTから配車車両を選択する。
第1グループに属するタクシーTが、第2グループに属するタクシーTよりも高級な車両である場合、車両選択部132は、第1優先度に対応するユーザから配車要求があった場合に第1グループの中に空車状態又は空車予定のタクシーTがあるかどうかを確認し、第1グループの中に迎車可能なタクシーTがない場合に、第2グループの中から配車車両を選択する。車両選択部132は、第2優先度に対応するユーザから配車要求があった場合には、第1グループのタクシーTは配車車両の候補とせず、第2グループのタクシーTから配車車両を選択する。車両選択部132がこのように動作することで、第1優先度のユーザが質の高いタクシーTに乗車することができる確率が上がるため、ユーザの満足度を向上させることができる。
[車両管理装置1による効果]
以上説明したように、車両選択部132は、第1優先度に対応するユーザによる配車要求を情報取得部131から取得した場合に、第2優先度に対応するユーザによる配車要求を情報取得部131から取得した場合よりも多くの車両から配車車両を選択する。車両選択部132は、例えば、第1優先度のユーザから配車要求を受けた場合に、短時間(例えば5分)以内に空車になる予定がある実車状態のタクシーTからも配車車両を選択する。車両管理装置1がこのように動作することで、ユーザから配車要求を受けてから乗車可能なタクシーを確保するまでの時間を短縮したり、特定のユーザに対して質の高いタクシーTを配車したりすることができるので、配車時のユーザの満足度を向上させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 車両管理装置
2 ユーザ端末
3 タクシー端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
31 通信部
32 表示部
33 操作部
34 GPS受信機
35 記憶部
36 制御部
131 情報取得部
132 車両選択部
133 通知部
134 課金額決定部
141 ユーザ情報取得部
142 車両情報取得部
361 情報取得部
362 操作受付部
363 位置特定部
364 表示制御部

Claims (8)

  1. ユーザの情報端末から配車要求を取得する情報取得部と、
    第1優先度に対応する第1ユーザによる前記配車要求を情報取得部が取得した場合に、前記第1優先度よりも低い第2優先度に対応する第2ユーザによる前記配車要求を情報取得部が取得した場合よりも多くの車両から、前記第1ユーザに配車する配車車両を選択する車両選択部と、
    前記車両選択部が前記配車車両を選択した場合に、配車処理が完了したことを前記情報端末に通知する通知部と、
    を有する車両管理装置。
  2. 前記車両選択部は、前記配車要求の優先度が前記第1優先度であることを条件として、配車可能な空車状態の車両がない場合に、実車状態の複数の車両から前記配車車両を選択する、
    請求項1に記載の車両管理装置。
  3. 前記車両選択部は、実車状態の複数の車両のうち、所定の時間以内に前記ユーザの位置まで到達できると推定される一以上の車両から前記配車車両を選択する、
    請求項1又は2に記載の車両管理装置。
  4. 前記車両選択部は、実車状態の車両が前記所定の時間以内に到達可能なエリアを推定し、推定したエリア内に前記ユーザの位置が含まれる車両を前記配車車両として選択する、
    請求項3に記載の車両管理装置。
  5. 前記車両選択部は、実車状態の車両に乗車中の乗客が降りる位置である降車位置を推定し、前記降車位置を経由して、当該車両が前記所定の時間以内に前記ユーザの位置まで到達できるか否かを判定した結果に基づいて前記配車車両を選択する、
    請求項3又は4に記載の車両管理装置。
  6. 前記通知部は、前記車両選択部が実車状態の車両を前記配車車両として選択した後に当該車両が空車状態に変化した場合に、前記配車車両が実車状態から空車状態になったことを前記情報端末に通知する、
    請求項2から5のいずれか一項に記載の車両管理装置。
  7. 前記ユーザに対する課金額を決定する課金額決定部をさらに有し、
    前記課金額決定部は、前記第1優先度に対応する前記配車要求に応じて配車をした場合の課金額を、前記第2優先度に対応する前記配車要求に応じて配車をした場合の課金額よりも高くする、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の車両管理装置。
  8. コンピュータを、
    ユーザの情報端末から配車要求を取得する情報取得部、
    第1優先度に対応する第1ユーザによる前記配車要求を情報取得部が取得した場合に、前記第1優先度よりも低い第2優先度に対応する第2ユーザによる前記配車要求を情報取得部が取得した場合よりも多くの車両から、前記第1ユーザに配車する配車車両を選択する車両選択部、及び
    前記車両選択部が前記配車車両を選択した場合に、配車処理が完了したことを前記情報端末に通知する通知部、
    として機能させるためのプログラム。
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