JP2001356423A - インスタントプリンタ及びインスタントフイルムパック - Google Patents

インスタントプリンタ及びインスタントフイルムパック

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JP2001356423A
JP2001356423A JP2000174607A JP2000174607A JP2001356423A JP 2001356423 A JP2001356423 A JP 2001356423A JP 2000174607 A JP2000174607 A JP 2000174607A JP 2000174607 A JP2000174607 A JP 2000174607A JP 2001356423 A JP2001356423 A JP 2001356423A
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JP
Japan
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instant
instant film
developing roller
film
exposure head
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Application number
JP2000174607A
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English (en)
Inventor
Kiichiro Kitagawa
喜一郎 北河
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 展開ローラによる送りムラの発生を防止す
る。 【解決手段】 展開ローラ26と露光ヘッドとの間隔L
1を、インスタントフイルム21の搬送方向側の先端縁
と露光可能領域21aの搬送方向側の後縁との長さL2
よりも離して配置する。また、露光ヘッドの近傍にピン
チローラ25を配置する。クロー爪によりインスタント
フイルム21を送り出しインスタントフイルム21の先
端縁がピンチローラ25に到達すると、露光開口20a
の真下には露光可能領域21aが位置している。この時
点でインスタントフイルム21の搬送と、露光ヘッドに
よる3色順次露光とが同時に行われる。インスタントフ
イルム21の先端縁が展開ローラ26に到達すると、露
光ヘッドによる三色同時露光が完了している。これよ
り、展開ローラ26による現像液ポッドの破砕時にはイ
ンスタントフイルム21の搬送だけが行われ、展開ロー
ラ26による送りムラの発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体にインス
タントフイルムを用いるインスタントプリンタ及びイン
スタントプリンタに用いられるフイルムパックに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】インスタントフイルムを記録媒体として
用いるインスタントプリンタが公知であり、またインス
タントプリンタを内蔵した電子スチルカメラが本出願人
によって商品化されている。このインスタントプリンタ
では、ライン状の露光ヘッドをインスタントフイルムの
感光面上で移動させ、赤色(R)、緑色(G)、青色
(B)の三色面順次露光を行った後、露光済みのインス
タントフイルムを展開ローラを通して排出する構造とな
っている。
【0003】露光ヘッドの駆動により三色面順次露光を
与える方式では、プリントの所要時間が長くなり、また
露光ヘッドを移動させるための機構が不可欠となって機
器が大型化することから、例えば特開平11−3525
95号公報や特開平11−344772号公報等に記載
されるように、露光ヘッドを固定しておき、インスタン
トフイルムの排出時に三色同時露光あるいは三色線順次
で露光を与える方式が提案されている。
【0004】また、露光ヘッドを固定しインスタントフ
イルムの排出時に露光を与える方式を採る場合には、イ
ンスタントフイルムを排出するときの搬送速度を一定に
保つか、あるいはインスタントフイルムの搬送に同期し
て露光ヘッドを駆動させる必要がある。このため上記公
報では、展開ローラの搬送速度に応じて露光ヘッドを駆
動し、あるいはインスタントフイルムに搬送速度検出ト
ラックを設け、このトラックから搬送速度を検出して露
光ヘッドの駆動制御を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インスタント
フイルムにはその搬送方向側の先端部に現像液ポッドが
設けられている。この現像液ポッドの厚さが大きいため
に、展開ローラの通過時には搬送負荷が大きく変動す
る。従って、現像液ポッドの通過の前後ではインスタン
トフイルムの搬送速度が大きく変動してしまい、露光さ
れた画像に送りムラが生じてしまう。また、インスタン
トフイルムの移動量をエンコーダ等で検出したとして
も、搬送速度自体が大きく変動するために高精度の記録
が困難であり、インスタントフイルムの移動量を確実に
検出する他の検出手段を設ける場合、この検出手段は安
価には製造することができない。また、現像液ポッドの
通過時の速度変動を避けるために現像液ポッドを展開ロ
ーラに食い込ませてから露光を開始させると、既に現像
処理液がインスタントフイルムの感光面に侵入している
ので、露光ヘッドによる露光ができなくなる
【0006】本発明は、展開ローラによる送りムラの発
生を防止できるようにしたインスタントプリンタを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインスタントプリンタは、インスタントフ
イルムを搬送しながらその搬送方向と直交して設けられ
たライン状の露光ヘッドを駆動してインスタントフイル
ムの感光面に画像記録を行い、画像記録後のインスタン
トフイルムを展開ローラの間を通すことによってインス
タントフイルムに設けられた現像液ポットを押しつぶす
とともに現像液の展開を行ってポジ画像を形成するもの
であるが、展開ローラと露光ヘッドとの間隔を、インス
タントフイルムの搬送方向側の先端縁と前記感光面の搬
送方向側の後端縁との長さよりも離すことで、インスタ
ントフイルムの先端縁が展開ローラの間に入り込む前に
露光ヘッドによる画像記録を完了させるようにすること
が挙げられる。なお、前記露光ヘッド近傍に搬送手段を
設け、この搬送手段によりインスタントフイルムを展開
ローラへと搬送する場合、搬送用のフィードローラやピ
ンチローラ等を用いることが好ましい。
【0008】また、展開ローラによる搬送速度の変動を
防止する手段として、露光ヘッドと展開ローラとの間
に、現像液ポッドと接触せずにインスタントフイルムの
両側端を表裏面側から挟持してインスタントフイルムを
展開ローラに向けて搬送する搬送手段を設けるととも
に、この搬送手段による搬送力を展開ローラによる搬送
力よりも大きくすることが挙げられる。また、この搬送
手段を一対のピンチローラから形成し、このピンチロー
ラに付勢されるバネの付勢力を大きくすることが好まし
い。さらに、ピンチローラの外周面にローレット加工又
はゴムライニングすることで、展開ローラによる搬送力
よりも大きくしてもよい。一方、これらのインスタント
プリンタに用いられるインスタントフイルムパックのパ
ック本体には、露光ヘッドによる画像記録に用いられる
スリット状の露光開口のみが形成されていることが好ま
しい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のインスタントプ
リンタを内蔵した電子スチルカメラの正面側の外観を示
す斜視図である。この電子スチルカメラ2は略方形状に
形成されている。カメラ本体3の前面には、対物ファイ
ンダ4、ズーム機能付きの撮影レンズ5、レリーズボタ
ン6、ストロボ発光部7、測光用の受光窓8が露呈され
ている。また、カメラ本体3の中央部には、フイルムパ
ック装填蓋9が設けられている。このフイルムパック装
填蓋9の開放は、カメラ本体3の前面の右上方に設けら
れたロック解除用ボタン10を押圧操作することで可能
となる。また、カメラ本体3の上面にはフイルム排出口
が設けられており、通常排出口用の蓋11によって塞が
れている。
【0010】図2に示すように、カメラ本体3の裏面に
は、電源用のスイッチ12、接眼ファインダ13、液晶
表示パネル(LCDパネル)14が組み込まれた操作パ
ネル15が配置されている。LCDパネル14は、撮影
レンズ5を通して撮像された被写体像をリアルタイムで
表示し、いわゆる電子ビューファインダを構成してい
る。操作パネル15には、撮像/再生のモード切替キ
ー、コマ選択キー、プリントスタートキー、画像データ
の消去ボタン、画像データの入出力を行うための切替キ
ー等が設けられている。また、カメラ本体3の底面に
は、メモリー装填蓋16及びバッテリー蓋18が設けら
れている。メモリー装填蓋16は閉じ位置にロックされ
ており、メモリカードを装填したり取り出したりすると
きにカメラ本体3の底面に設けられたスライドつまみ1
7を操作し開放する。
【0011】図3は、この電子スチルカメラ2に用いら
れるフイルムパック20の外観図を示す。このフイルム
パック20は樹脂成形品で構成されており、この内部に
は、インスタントフイルム21が例えば10枚積層して
収納されている。このフイルムパック20の上面の所定
位置にはスリット状の露光開口20aが形成されてお
り、一般のインスタントフイルムで使用されている通常
サイズの露光開口は形成されないため、このフイルムパ
ック20は専用のものとなる。これにより、開口面積が
小さくなるので遮光性が向上する。また、フイルムパッ
ク20の上面のインスタントフイルム21の後端縁側に
は切り欠き20bが形成されており、この切り欠き20
bを利用して周知のクロー爪によるインスタントフイル
ム21の送り出しが行われる。また、未使用のフイルム
パック20に対する遮光は、従来のフイルムパック20
と同様に、インスタントフイルム21の上面に遮光カバ
ーが積層されることにより行われる。なお、露光開口2
0aのみの遮光として露光開口20aにスライドドアを
設け、このスライドドアの開放を露光操作と連動させた
り、フラップ方式の遮光板を露光開口20aに設けて、
装填時又は露光時に露光ヘッドを押圧させることで遮光
板を開口させてもよい。
【0012】図4に示すように、インスタントフイルム
21は、本出願人などにより商品化が行われてすでに広
く普及している。このインスタントフイルム21は、感
光シート、受像シート、及び現像処理液を内包した現像
液ポッド22、余剰の現像処理液を吸収するトラップ部
23を基本的な構成要素としている。そして、感光シー
トの露光可能領域21aに露光を与えることによって光
化学的に潜像を形成した後、感光シートと受像シートと
の間に現像処理液を展開しながら両シートを加圧するこ
とによって受像シートにポジ画像が転写される。なお、
インスタントフイルム21の先端部から露光可能領域ま
で(図中、長さL0の範囲内)は、遮光性のある露光不
能領域となっており、通常フイルムパック20の露光開
口20aの真下には露光不能領域が位置している。な
お、露光可能領域21aのサイズ(A×B)は、46×
62.1,35.6×34.1,46.4×24,40
×30,34.6×26,35.6×26.6等が挙げ
られる。
【0013】図5に示すように、インスタントフイルム
21の搬送機構は、ピンチローラ25と、展開ローラ2
6とその駆動機構27とから構成される。この駆動機構
27には、DCモータ28と減速ギヤ列と周知のクロー
爪機構とが含まれる。このDCモータ28は、減速ギヤ
列を介してピンチローラ25と展開ローラ26とに接続
されている。また、DCモータ28はクロー爪機構とも
接続されている。このクロー爪機構は、例えば特開平1
1−344772号公報等に記載されているように、従
来のインスタントカメラに用いられているものと同じで
よく、その機能は全く同一である。すなわち、DCモー
タ28の駆動により作動して、インスタントフイルム2
1の搬送方向に対して後端を押し出し、インスタントフ
イルム20の先端をフイルムパック20から送り出す。
なお、駆動源としてDCモータ28を例に挙げたが、そ
の代わりにステッピングモータを使用してもよい。な
お、符号29は、電源電池である。
【0014】ピンチローラ25は、装填されたフイルム
パック20の近傍に配置される。図6に示すように、こ
のピンチローラ25は2本1組で構成され、これらを対
向して配置したものである。搬送されるインスタントフ
イルム21の感光面側のピンチローラ25aは、両端縁
のみを挟持して搬送できるように、ローラ部材30,3
1が軸部材にインスタントフイルム21の両端縁の間隔
をあけて取り付けられている。一方、対向して配置され
るピンチローラ25bは、感光面側のピンチローラ25
aに従動して回転する。また、このピンチローラ25b
の両端縁には、図示しないがコイルバネが取り付けられ
ており、このコイルバネの付勢によりインスタントフイ
ルム21を確実に挟持させることができる。また、この
ピンチローラ25は一定の速度で回転するように制御さ
れている。
【0015】このピンチローラ25と展開ローラ26と
の間には、2枚の方向指示板32,33が配置されてお
り、所定の間隔をあけて保持されている。ピンチローラ
25から送り出されるインスタントフイルム21は、こ
の2枚の方向指示板32,33の間に入り込み、展開ロ
ーラ26に向けて搬送される。
【0016】展開ローラ26は、2本一組で構成され、
これらを対向して配置したものであり、図示しないコイ
ルバネの付勢によりインスタントフイルム21を挟んだ
状態で回転しインスタントフイルム21を排出口へと送
り出す。この展開ローラ26では、インスタントフイル
ム21の先端部を挟み込むことで現像液ポッド22を破
砕し、インスタントフイルム21の排出とともに現像処
理液を感光シートと受像シートとの間に展開させる。
【0017】図7に示すように、この展開ローラ26
は、軸中心から露光ヘッド34(図中露光開口20aの
中心)までの間隔L1を、インスタントフイルム21の
搬送方向側の先端縁から感光面の搬送方向側の後端縁ま
での距離L2よりも長くなるように配置される。これに
より、露光済みのインスタントフイルム21の先端縁が
展開ローラ26に食い込まれる際には、露光ヘッド34
による露光が完了していることになる。
【0018】図8に示すように、フイルムパック20の
露光開口の真上には、ライン状の露光ヘッド34が位置
決めされる。この露光ヘッド34は、ピンチローラ25
によるインスタントフイルム21の搬送が開始されると
同時に露光が開始される。この時点で、インスタントフ
イルム21の露光可能領域21aは露光開口20aの真
下に位置される。この露光ヘッド34は、その長手方向
がインスタントフイルム21の搬送方向と直交してお
り、その内部には赤色、緑色、青色を画素単位で発色す
る微小なLEDを長手方向に並べたLEDアレイ36,
37,38が設けられている。
【0019】各色LEDアレイ36,37,38からの
光はその前面に配された微小レンズアレイ39を透過
し、露光開口20aを通ってインスタントフイルム21
の同一ライン上に照射されるように構成されている。し
たがって、インスタントフイルム21にはライン毎の三
色同時露光が行われる。また、それぞれのLEDアレイ
36,37,38を構成するLEDの発光強度を制御す
ることによって、1画面分の画像データをフルカラーで
記録することができる。
【0020】図9は電子スチルカメラ2の搬送機構にお
ける電気的構成の概略を示す。システムコントローラ4
0は電気スチルカメラ2の電気的な作動を全体的に管理
している。このシステムコントローラ40では、I/O
ポート41により操作パネル15の操作部43や外部接
続端子44からの信号を監視し、入力信号に応じた信号
処理を行う。
【0021】フラッシュメモリ45は高速でアクセス可
能なDRAMで構成され、画像データ1画素毎に記録
し、例えば50画面分の画像データを記憶できる記憶容
量を持つ。装飾データメモリ46には、被写体画像を取
り囲む画面枠の形状や模様を様々な形態に変える装飾デ
ータが予め書き込まれている。なお、この装飾データメ
モリ45に被写体画像の一部にキャラクタ、文字等を合
成できるようなデータを記憶させておいてもよい。
【0022】ヘッドドライバ47はシステムコントロー
ラ40の指令により露光ヘッド34の各色LEDアレイ
36〜38を駆動する。各色LEDアレイ36〜38に
はラインメモリ48からの画像データが1ライン毎に送
られるようになっており、この画像データは各色LED
アレイ36〜38の発光強度の制御に用いられる。
【0023】次に本実施形態の作用について説明する。
被写体像の選択や装飾フレーム等の選択を行った後にプ
リントキーを操作すると、システムコントローラ40は
プリントを開始する。まず、フラッシュメモリ45にア
クセスして、被写体画像の画像データを赤色、緑色、青
色の各色画像データとして順次呼び出し、これをライン
メモリ48に転送する。
【0024】また、モータドライバ49を介してDCモ
ータ28を回転させる。このDCモータ28の回転によ
りクロー爪によるインスタントフイルム21の送り出し
が開始される。同時に、ピンチローラ25、展開ローラ
26を回転させる。図10に示すように、クロー爪によ
るインスタントフイルム21の送り出しにより、インス
タントフイルム21の先端縁がピンチローラ25に到達
すると、露光開口20aの真下にはインスタントフイル
ム21の露光可能領域21aが位置する。この時点で、
露光ヘッド34の露光が画像データに基づいて開始され
る。これより、ピンチローラ25によるインスタントフ
イルム21の搬送と、露光ヘッド34による三色同時露
光とが同時に行われる。図11に示すように、インスタ
ントフイルム21の先端縁が、2枚の方向指示板30,
31の間を通過し展開ローラ26に到達した時点では、
露光開口20aにおいては露光可能領域21aが通過し
た後であり、露光ヘッド34による露光は完了してい
る。このため、展開ローラ26による現像液ポッド22
の破砕時には、インスタントフイルム21の搬送だけが
行われている。現像液ポッド22の破砕後には、展開ロ
ーラ26による現像処理液の展開が行われ、インスタン
トフイルム21はフイルム排出口から排出される。これ
により、インスタントフイルム21には送りムラのない
綺麗な画像が映し出される。
【0025】上記実施形態では、展開ローラ26と露光
ヘッド34との間にインスタントフイルム21の搬送手
段としてピンチローラ25を配置し、インスタントフイ
ルム21の展開ローラ26までの搬送をピンチローラ2
5で行ったが、露光ヘッドの近傍にフィードローラを配
置してもよい。図12に示すように、この場合も、露光
ヘッド55と展開ローラ57との距離L3を、インスタ
ントフイルム58の先端縁と露光可能領域の搬送方向側
の長さL4よりも少し長く配置する。この場合、露光ヘ
ッド55による露光とフィードローラ56による搬送と
を同時に開始させてもよい。なお、フイルムパック59
には、フィードローラ56用の開口を設ける必要があ
る。
【0026】また、搬送用のローラを展開ローラのみと
する場合には、展開ローラまでのインスタントフイルム
の搬送をクロー爪で行ってもよい、この場合、安定した
インスタントフイルムの搬送を行うために、2つのクロ
ー爪をインスタントフイルムの両側に設けたり、肉厚の
厚いクロー爪をインスタントフイルムの真ん中にくるよ
うに設置することができる。
【0027】上記実施形態では、展開ローラ26と露光
ヘッド34との間隔を、インスタントフイルム21の搬
送方向側の先端縁と感光面の搬送方向側の後端縁との距
離よりも長くし、インスタントフィルム21の先端縁が
展開ローラ26の間に入り込む前に、露光ヘッド34に
よる画像記録を完了させることで、展開ローラ26によ
る送りムラの発生を防止したが、インスタントフイルム
の搬送中に展開ローラによる影響を受けないように展開
ローラよりも強い搬送力を持つ搬送手段を設けてもよ
い。この場合、図13に示すように、展開ローラ65を
ピンチローラ66の近傍に配置する。また、ピンチロー
ラ66を付勢するコイルバネ67の付勢力F1を展開ロ
ーラ65のコイルバネ68の付勢力F2よりも大きくす
る。これにより、ピンチローラ66のインスタントフイ
ルム69への挟持力が大きくなり、展開ローラ65によ
る現像液ポッド破砕時に搬送速度の変動が生じても、ピ
ンチローラ66では一定の速度で回転されるため、確実
にインスタントフイルム69の搬送が行われるので、送
りムラが生じなくなる。
【0028】なお、ピンチローラ25による搬送力を確
実なものとする場合には、ピンチローラ66の外周面に
ローレット目を形成したり、ピンチローラ66の外周面
に例えば硬質ウレタン等でゴムライニングを行うなどの
方法を用いてもよい。また、露光ヘッド71をフイルム
パック70の露光開口70aの上面ではなく、フイルム
パックとピンチローラとの間に配置してもよい。これに
より、搬送機構の厚みを薄くすることができる。また、
フイルムパックに露光開口を形成させる必要が無くなる
ため、より遮光性を向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明のインスタントプ
リンタによれば、展開ローラと露光ヘッドとの間隔を、
インスタントフイルムの搬送方向側の先端縁と感光面の
搬送方向側の後端縁との長さよりも離し、インスタント
フイルムの先端縁が展開ローラの間に入り込む前に露光
ヘッドによる画像記録を完了させるようにしたので、展
開ローラでの現像液ポッドの破砕時に生じる搬送速度の
変動による送りムラの発生は無くなる。また、露光ヘッ
ドと展開ローラとの間に、現像液ポッドと接触せずにイ
ンスタントフイルムの両側端を表裏面側から挟持してイ
ンスタントフイルムを展開ローラに向けて搬送する搬送
手段を設けるとともに、この搬送手段による搬送力を展
開ローラによる搬送力よりも大きくしたから、展開ロー
ラによる搬送速度の変動による送りムラは発生しなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した電子スチルカメラの正面の外
観形状を示す斜視図である。
【図2】電気スチルカメラの後面の外観形状を示す斜視
図である。。
【図3】フイルムパックの形状を示す斜視図である。
【図4】インスタントフイルムの構成を示す説明図であ
る。
【図5】電子スチルカメラの内部の要部の構成を示す説
明図である。
【図6】搬送機構の構成を示す斜視図である。
【図7】搬送機構の位置関係を示す説明図である。
【図8】露光ヘッドの構成を示す断面図である。
【図9】プリンタ機構の電気的構成を示す斜視図であ
る。
【図10】露光開始時におけるインスタントフイルムの
位置を示す説明図である。
【図11】展開ローラによる搬送が開始されるときのイ
ンスタントフイルムの位置を示す説明図である。
【図12】第2の実施形態による説明図である。
【図13】第3の実施形態による説明図である。
【符号の説明】
2 電子スチルカメラ 3 カメラ本体 20 フイルムパック 21 インスタントフイルム 25 ピンチローラ 26 展開ローラ 32,33 方向指示板 34 露光ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 555 G03C 3/00 555E 570 570D G03D 9/00 G03D 9/00 B 13/00 13/00 F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インスタントフイルムを搬送しながらそ
    の搬送方向と直交して設けられたライン状の露光ヘッド
    を駆動してインスタントフイルムの感光面に画像記録を
    行い、画像記録後のインスタントフイルムを展開ローラ
    の間を通すことによってインスタントフイルムに設けら
    れた現像液ポットを押しつぶすとともに現像液の展開を
    行ってポジ画像を形成するインスタントプリンタにおい
    て、 展開ローラと露光ヘッドとの間隔を、インスタントフイ
    ルムの搬送方向側の先端縁と前記感光面の搬送方向側の
    後端縁との長さよりも離し、インスタントフイルムの先
    端縁が展開ローラの間に入り込む前に露光ヘッドによる
    画像記録を完了させるようにしたことを特徴とするイン
    スタントプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記露光ヘッド近傍に搬送手段を設け、
    この搬送手段によりインスタントフイルムを展開ローラ
    へと搬送することを特徴とする請求項1記載のインスタ
    ントプリンタ。
  3. 【請求項3】 インスタントフイルムを搬送しながらそ
    の搬送方向と直交して設けられたライン状の露光ヘッド
    を駆動してインスタントフイルムの感光面に画像記録を
    行い、画像記録後のインスタントフイルムを展開ローラ
    の間を通すことによってインスタントフイルムに設けら
    れた現像液ポットを押しつぶすとともに現像液の展開を
    行ってポジ画像を形成するインスタントプリンタにおい
    て、 露光ヘッドと展開ローラとの間に、現像液ポッドと接触
    せずにインスタントフイルムの両側端を表裏面側から挟
    持してインスタントフイルムを展開ローラに向けて搬送
    する搬送手段を設けるとともに、この搬送手段による搬
    送力を展開ローラによる搬送力よりも大きくしたことを
    特徴とするインスタントプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段を一対のピンチローラから
    形成し、このピンチローラに付勢されるバネの付勢力を
    大きくしたことを特徴とする請求項3記載のインスタン
    トプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記ピンチローラの外周面に、ローレッ
    ト加工又はゴムライニングすることで、ピンチローラに
    よる搬送力を展開ローラによる搬送力よりも大きくした
    ことを特徴とする請求項4記載のインスタントプリン
    タ。
  6. 【請求項6】 インスタントフイルムを搬送しながらそ
    の搬送方向と直交して設けられたライン状の露光ヘッド
    を駆動してインスタントフイルムの感光面に画像記録を
    行い、画像記録後のインスタントフイルムを展開ローラ
    の間を通すことによってインスタントフイルムに設けら
    れた現像液ポットを押しつぶすとともに現像液の展開を
    行ってポジ画像を形成するインスタントプリンタに用い
    られるインスタントフイルムパックにおいてインスタン
    トフイルムを複数枚積層して収納するパック本体の、前
    記感光面を覆う壁面に形成された露光開口が、前記露光
    ヘッドによる画像記録に用いられるスリット状の開口の
    みであることを特徴とするインスタントフイルムパッ
    ク。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7195406B2 (en) 2003-09-01 2007-03-27 Fujifilm Corporation Instant film pack
US7502551B2 (en) 2004-06-21 2009-03-10 Fujifilm Corporation Instant film pack

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7195406B2 (en) 2003-09-01 2007-03-27 Fujifilm Corporation Instant film pack
US7502551B2 (en) 2004-06-21 2009-03-10 Fujifilm Corporation Instant film pack

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