JP2001354806A - ゴム組成物 - Google Patents
ゴム組成物Info
- Publication number
- JP2001354806A JP2001354806A JP2000176238A JP2000176238A JP2001354806A JP 2001354806 A JP2001354806 A JP 2001354806A JP 2000176238 A JP2000176238 A JP 2000176238A JP 2000176238 A JP2000176238 A JP 2000176238A JP 2001354806 A JP2001354806 A JP 2001354806A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nbr
- hydrogenated
- weight
- parts
- organic peroxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ニトリル含有量の低いものを用い、焼成クレ
ーを配合して有機過酸化物架橋を行ない、耐不凍液性、
接着性の良好なNBR系組成物を提供する。 【解決手段】 NBRまたは水素化NBR100重量部
に対して、焼成クレーを1〜20重量部、有機過酸化物
0.1〜5重量部を含有するNBR組成物により得られ
る。これにより低温性、接着性を損なうことなく耐不凍
液性に優れたNBR組成物が得られる。
ーを配合して有機過酸化物架橋を行ない、耐不凍液性、
接着性の良好なNBR系組成物を提供する。 【解決手段】 NBRまたは水素化NBR100重量部
に対して、焼成クレーを1〜20重量部、有機過酸化物
0.1〜5重量部を含有するNBR組成物により得られ
る。これにより低温性、接着性を損なうことなく耐不凍
液性に優れたNBR組成物が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はNBR系組成物に関す
る。さらに詳しくは耐不凍液性、接着性の要求されるシ
ール材の成形材料などとして好適に用いられるNBR系
組成物に関する。
る。さらに詳しくは耐不凍液性、接着性の要求されるシ
ール材の成形材料などとして好適に用いられるNBR系
組成物に関する。
【0002】
【従来技術の内容】NBRまたは水素化NBRは一般的
に耐熱性、耐油性、耐水性などに優れており、現在では
不凍液中の摺動用シール材として使用されてきている。
に耐熱性、耐油性、耐水性などに優れており、現在では
不凍液中の摺動用シール材として使用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの摺動用シール
材には接着性が必要であるものもあり、この接着性を向
上させる手段としてシリカ、炭酸カルシウムなどの白色
充填剤を添加するのが一般的であるが、この場合不凍液
中での膨潤を著しく大きくし、また金型汚れに悪影響を
与えるという欠点を持っている。また、その他の方法と
して、ニトリル含有量の高いポリマーを選定することも
あるが、この場合低温時の柔軟性に欠け寒冷地でのオイ
ル漏れとか水漏れが問題となる。
材には接着性が必要であるものもあり、この接着性を向
上させる手段としてシリカ、炭酸カルシウムなどの白色
充填剤を添加するのが一般的であるが、この場合不凍液
中での膨潤を著しく大きくし、また金型汚れに悪影響を
与えるという欠点を持っている。また、その他の方法と
して、ニトリル含有量の高いポリマーを選定することも
あるが、この場合低温時の柔軟性に欠け寒冷地でのオイ
ル漏れとか水漏れが問題となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、NBRまたは
水素化NBR100重量部に対して、焼成クレーを1〜
20重量部、有機過酸化物0.1〜5重量部を含有する
NBR組成物により得られる。
水素化NBR100重量部に対して、焼成クレーを1〜
20重量部、有機過酸化物0.1〜5重量部を含有する
NBR組成物により得られる。
【0005】
【発明の実施の形態】NBRとしては、低温性を考慮し
てニトリル含有量が36%以下、好ましくは30%以下
のNBRまたは水素化NBRが用いられる。これに添加
される焼成クレーとしては、ポリマー100重量部に対
して1〜20重量部、好ましくは5〜15重量部の割合
で用いられる。架橋剤としては、イオウ、有機過酸化物
のいずれかを使用しても良いが、耐熱性を考慮した場
合、有機過酸化物を用いることが好ましい。有機過酸化
物としてはNBR100重量部に対して0.1〜5重量
部、好ましくは0.5〜3重量部、水素化NBR組成物
100重量部に対して0.1〜15重量部、好ましくは
0.5〜7重量部の割合で用いられる。
てニトリル含有量が36%以下、好ましくは30%以下
のNBRまたは水素化NBRが用いられる。これに添加
される焼成クレーとしては、ポリマー100重量部に対
して1〜20重量部、好ましくは5〜15重量部の割合
で用いられる。架橋剤としては、イオウ、有機過酸化物
のいずれかを使用しても良いが、耐熱性を考慮した場
合、有機過酸化物を用いることが好ましい。有機過酸化
物としてはNBR100重量部に対して0.1〜5重量
部、好ましくは0.5〜3重量部、水素化NBR組成物
100重量部に対して0.1〜15重量部、好ましくは
0.5〜7重量部の割合で用いられる。
【0006】組成物の調整は以下の必須成分の他に、ゴ
ム用添加剤、例えばカーボンブラック等の補強剤、タル
ク、炭酸カルシウム等の充填剤、老化防止剤、滑剤、可
塑剤、顔料、加硫剤、加硫促進剤等を必要に応じて添加
し、オープンロール、バンバリーミキサー等を用いて混
練することによって行われる。その後、任意の形状のゴ
ム生地を約150〜200℃で、約1〜20分間程加硫
し、必要に応じて二次加硫も行われる。
ム用添加剤、例えばカーボンブラック等の補強剤、タル
ク、炭酸カルシウム等の充填剤、老化防止剤、滑剤、可
塑剤、顔料、加硫剤、加硫促進剤等を必要に応じて添加
し、オープンロール、バンバリーミキサー等を用いて混
練することによって行われる。その後、任意の形状のゴ
ム生地を約150〜200℃で、約1〜20分間程加硫
し、必要に応じて二次加硫も行われる。
【0007】
【実施例】下記の表1に実施例1,2、比較例1,2に
おける評価結果を示す。
おける評価結果を示す。
【表1】 注1)日本合成ゴム製品 Zetpol 3110 注2)川口化学製品 アンテーシ゛ MB 注3)大内化学製品 ノクラック MBZ 耐LLC性の試験方法 試験条件:150℃×300hr LLC :ホンタ゛ H68
【0008】
【発明の効果】不凍液中の摺動用シール剤の成形材料な
どとして使用されるNBRまたは水素化NBRにおいて
は、耐不凍液性、低温性、接着性を兼ね備えた材料を作
製するのが困難であったが、本発明においてはニトリル
含有量の低いものを用い、焼成クレーを配合して有機過
酸化物架橋を行なうことにより、低温性、接着性を損な
うことなく耐不凍液性に優れたNBR組成物が得られ
る。
どとして使用されるNBRまたは水素化NBRにおいて
は、耐不凍液性、低温性、接着性を兼ね備えた材料を作
製するのが困難であったが、本発明においてはニトリル
含有量の低いものを用い、焼成クレーを配合して有機過
酸化物架橋を行なうことにより、低温性、接着性を損な
うことなく耐不凍液性に優れたNBR組成物が得られ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ニトリル含有量36%以下のNBRまた
は水素化NBRと、焼成クレーおよび有機過酸化物を含
有してなることを特徴とするゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000176238A JP2001354806A (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000176238A JP2001354806A (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | ゴム組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001354806A true JP2001354806A (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=18677978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000176238A Pending JP2001354806A (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001354806A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013038835A1 (ja) | 2011-09-13 | 2013-03-21 | イーグル工業株式会社 | 水素化ニトリルゴム組成物 |
WO2013161969A1 (ja) | 2012-04-27 | 2013-10-31 | ニチアス株式会社 | ゴム成形体の製造方法 |
JP2013225608A (ja) * | 2012-04-23 | 2013-10-31 | Fujifilm Corp | エネルギ変換素子およびその製造方法 |
WO2019058840A1 (ja) | 2017-09-19 | 2019-03-28 | Nok株式会社 | メカニカルシール用シール部材 |
JP2019065104A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 積水化学工業株式会社 | ゴム系樹脂独立気泡発泡シート及びその製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07165990A (ja) * | 1993-12-13 | 1995-06-27 | Kayaku Akzo Kk | 水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム製品の製造方法及び有機過酸化物マスターバッチ |
JPH0967471A (ja) * | 1995-08-31 | 1997-03-11 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | シール材用組成物およびシール材 |
JPH09132677A (ja) * | 1995-09-04 | 1997-05-20 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ゴム組成物 |
JPH09157464A (ja) * | 1995-12-05 | 1997-06-17 | Fujikura Rubber Ltd | シール材用のゴム組成物 |
-
2000
- 2000-06-13 JP JP2000176238A patent/JP2001354806A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07165990A (ja) * | 1993-12-13 | 1995-06-27 | Kayaku Akzo Kk | 水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム製品の製造方法及び有機過酸化物マスターバッチ |
JPH0967471A (ja) * | 1995-08-31 | 1997-03-11 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | シール材用組成物およびシール材 |
JPH09132677A (ja) * | 1995-09-04 | 1997-05-20 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ゴム組成物 |
JPH09157464A (ja) * | 1995-12-05 | 1997-06-17 | Fujikura Rubber Ltd | シール材用のゴム組成物 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013038835A1 (ja) | 2011-09-13 | 2013-03-21 | イーグル工業株式会社 | 水素化ニトリルゴム組成物 |
JP2013225608A (ja) * | 2012-04-23 | 2013-10-31 | Fujifilm Corp | エネルギ変換素子およびその製造方法 |
WO2013161969A1 (ja) | 2012-04-27 | 2013-10-31 | ニチアス株式会社 | ゴム成形体の製造方法 |
US10882969B2 (en) | 2012-04-27 | 2021-01-05 | Nichias Corporation | Method for producing rubber molding |
WO2019058840A1 (ja) | 2017-09-19 | 2019-03-28 | Nok株式会社 | メカニカルシール用シール部材 |
US11835137B2 (en) | 2017-09-19 | 2023-12-05 | Nok Corporation | Sealing member for mechanical seals |
JP2019065104A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 積水化学工業株式会社 | ゴム系樹脂独立気泡発泡シート及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20150044842A (ko) | Nbr 조성물 | |
JP2004217851A (ja) | 水素化ニトリルゴム組成物 | |
JP3346078B2 (ja) | Nbr系組成物 | |
JP2001354806A (ja) | ゴム組成物 | |
JP2007231061A (ja) | Nbr組成物 | |
US5998531A (en) | Vulcanizable rubber composition for use as hot-water seals | |
KR102103953B1 (ko) | 내열성과 영구압축줄음율이 우수한 epdm 고무 조성물 | |
JPH0967471A (ja) | シール材用組成物およびシール材 | |
JPH0284453A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物および冷凍機用ゴム部材 | |
JPS6121177A (ja) | 密封用パツキン材料 | |
JP2009102646A (ja) | R152a、R134a用水素化ニトリルゴム系シール成形材料 | |
JPS62153378A (ja) | シ−ル用ゴム組成物 | |
JP4799763B2 (ja) | 冷凍機用シール | |
KR101230058B1 (ko) | 신축성 및 내구성이 향상된 산기관 멤브레인 제조방법 및 이로 제조된 고효율 산기관 멤브레인 | |
JPH03748A (ja) | 高硬度耐油性ゴム組成物 | |
JP2002020541A (ja) | Nbr組成物 | |
US3300541A (en) | Vulcanisable mixtures and products obtainable therefrom | |
JPS61130360A (ja) | 密封用パッキン材料 | |
JP2550636B2 (ja) | 密封用パッキン | |
JP3804413B2 (ja) | エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物 | |
JPS6142551A (ja) | ハロゲン化ポリマ−組成物 | |
JP3378903B2 (ja) | ガスケット、及びワッシャシール用のゴム組成物 | |
JP2583381B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JPH0912821A (ja) | 合成ゴム組成物 | |
JPS6126662A (ja) | ダストカバ−ブ−ツ用ゴム組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070329 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091027 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100907 |