JP2001354788A - ロービングプリプレグ及びその製造方法 - Google Patents

ロービングプリプレグ及びその製造方法

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JP2001354788A JP2000181328A JP2000181328A JP2001354788A JP 2001354788 A JP2001354788 A JP 2001354788A JP 2000181328 A JP2000181328 A JP 2000181328A JP 2000181328 A JP2000181328 A JP 2000181328A JP 2001354788 A JP2001354788 A JP 2001354788A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた機械的特性を発揮でき、加えて、低圧
での成形性に優れたロービングプリプレグおよび該ロー
ビングプリプレグの製造方法を提供する。 【解決手段】 強化繊維材とマトリックス樹脂とからな
るロービングプリプレグであって、成形温度110℃、
成形圧力0.02MPaで成形した時の層間接着面積率
が80%以上である。該ロービングプリプレグは、マト
リックス樹脂の50℃における粘度が、1,000mP
a・s以下になるように調整され、40〜60℃で25
〜100時間加熱することで、50℃における粘度を5
0,000〜200,000mPa・sに増粘させ、そ
の後、強化繊維材に含浸させて製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低圧での成形性に
優れ、シェルフライフが長く、しかも機械的特性の良好
なロービングプリプレグおよび該ロービングプリプレグ
の製造方法に関する。更に詳しくは、航空宇宙用途の圧
力容器製造等に好適なロービングプリプレグおよび該ロ
ービングプリプレグの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】炭素繊維等のロービングに未硬化の樹脂
を含浸したプリプレグ、即ち、ロービングプリプレグ
は、フィラメントワインディング成形、プレス成形、プ
ルトルージョン成形などに多く使用されている。
【0003】このロービングプリプレグは、樹脂を熱溶
融させて樹脂フィルムを製造した後、ロービングに圧着
・含浸させるホットメルト法や熱溶融させた樹脂をロー
ビングに直接含浸させる方法、あるいは、室温でロービ
ングに樹脂を含浸する製造方法等によって製造される。
例えば、 特開平10−306139号公報では、ビスフェノ
ールS型エポキシ樹脂、多官能型エポキシ樹脂、臭素化
エポキシ樹脂、潜在性アミン系硬化剤、ジメチルウレア
型硬化促進剤の組合せによって、既知の製造技術である
ホットメルト法で作製可能なロービングプリプレグが提
案されている。
【0004】 特開平9−136976号公報では、
50℃における粘度が300,000〜10,000,
000mPa・sの熱硬化性樹脂を熱溶融・吐出してロ
ービングに含浸させるロービングプリプレグの製造方法
が提案されている。
【0005】 特開平3−221535号公報、特表
平9−503021号公報では、 (A)マトリックス樹脂 (B)室温で反応する硬化剤 (C)室温で実質的に反応しない硬化剤 からなる樹脂を室温でフィラメント又は繊維に含浸させ
た後、室温で放置し、樹脂を増粘させるロービングプリ
プレグの製造技術が提案されている。
【0006】 特開平3−193436号公報、特表
平9−502939号公報では、 (A)マトリックス樹脂 (B)室温で反応する硬化剤 (C)室温で実質的に反応しない硬化剤 (D)界面活性剤 からなる樹脂を室温でフィラメント又は繊維に含浸させ
た後、室温で放置し、樹脂を増粘させるロービングプリ
プレグの製造技術が提案されている。
【0007】また、力学的特性向上技術に関して、フィ
ラメントワインディング法による複合材料の力学的特性
向上に向けた樹脂組成面での提案も行われている。例え
ば、 特開平8−156115号公報では、エポキシ樹
脂、酸無水物、イミダゾール系触媒、カルボキシル基を
もつ高分子量界面活性剤をベースレジンとし、炭素繊維
を強化繊維とする複合材料が提案され、フィラメントワ
インディング法で高曲げ強度の複合材料が得られると報
告されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、大型構造物、航
空機、宇宙関連構造部材等の分野を対象として、軽量
で、機械的特性に優れ、且つ、耐熱性に優れた材料であ
る高強度炭素繊維強化複合材料の適用が検討されてい
る。ロービングプレプレグは、前記のフィラメントワイ
ンディング法等で用いられ、該方法は強化繊維が切断さ
れない複合材料を製造することができ、最も優れた機械
的特性を具現できる手段であるので、前記分野への適用
が期待されている。
【0009】しかしながら、これまで提案されている前
記の手法は何れも大きな問題を抱えている。即ち、前記
及び、既に本発明者等が提案した前記から得られる
ロービングプリプレグは、通常のホットメルト法に好適
なように樹脂粘度を設定しているため、それぞれの公報
の実施例などに示される通り、オートクレーブ等を用い
て加圧成形(通常、成形圧力は、0.5〜0.7MPa
程度)する必要がある。しかし、オートクレーブ成形に
おいてはフィルムを用いてロービングプリプレグの表面
を覆い(バッキング作業)、内部を真空に引き、かつガ
スによる加圧でロービングプリプレグ層間を密着させる
ことが必要となる。この作業には、真空漏れが無いよう
な確実なシールを行うことが不可欠であり、高コストの
要因となっている。また、大型構造物の成形には、大型
のオートクレーブが必要であり、これも高コスト化の一
因となっている。
【0010】また、前記、、では、マトリックス
樹脂を室温でフィラメント、繊維、若しくはストランド
に含浸させるので、成形物中の樹脂含有率の正確な調整
が困難で機械的特性のばらつきが大きいという問題を抱
えていた。
【0011】また、前記、は、マトリックス樹脂を
室温で反応させ、粘度を制御するという手法であり、一
定条件の熱処理を行っていないため、品質が経過日数に
よってばらつくという欠点があった。
【0012】そこで、本発明は、低圧での成形性に優
れ、オートクレーブによる加圧成形を行わなくても充分
な層間の密着状態を有し、シェルフライフが長く、しか
も、機械的特性の良好なロービングプリプレグおよび低
コストなFRP成形を可能とするロービングプリプレグ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】これらの問題点を解決す
るために本発明者等は鋭意研究の結果、次の発明を完成
した。本発明は、強化繊維材とマトリックス樹脂とから
なるロービングプリプレグであって、該ロービングプリ
プレグを用いて成形温度110℃、成形圧力0.02M
Paで成形した時の接着面積率が80%以上であること
を特徴とするロービングプリプレグを実現した。
【0014】より好ましい本発明のロービングプリプレ
グは、前記ロービングプリプレグに使用されるマトリッ
クス樹脂の50℃における粘度が、1,000mPa・
sより低く、且つ、40〜60℃で25〜100時間加
熱した後の50℃における粘度が50,000〜20
0,000mPa・sであり、しかも、40℃で3ヶ月
加熱した後の50℃における粘度が、100,000〜
400,000mPa・sである。なお、粘度の測定の
ために40℃で3カ月加熱する理由は、3カ月経過後も
樹脂に十分なタック性が残っていれば、使用可能性があ
るという判断を行うため基準とした。また、粘度を50
℃にて測定する理由は、ホットメルト法でプリプレグを
製造する工程の最後で一旦シート状に作製したプリプレ
グからロービングを分割するが、その工程のヒートロー
ラの温度が50〜55℃であり、糸切れなどに影響を及
ぼす重要な工程であるので、該工程と同等な温度でマト
リックス樹脂の粘度を測定することにした。
【0015】また、本発明のロービングプリプレグの製
造方法は、50℃における粘度が、1,000mPa・
s以下になるようにマトリックス樹脂を調整した後、4
0℃〜60℃で25〜100時間加熱し、50℃におけ
る粘度を50,000〜200,000mPa・sに増
粘させた後、強化繊維材にマトリックス樹脂を含浸させ
ることを特徴とする。
【0016】前記本発明のロービングプリプレグの製造
法は、特開平3−221535号公報、特表平9−50
3021号公報、特開平3−193436号公報、特表
平9−502939号公報で提案されているような以下
の方法、即ち、室温でフィラメント又は繊維に樹脂を含
浸させた後、室温で放置し、樹脂を増粘させるロービン
グプリプレグの製造方法、いわゆる、ケモレオロジー的
粘度調整済みマトリックス樹脂を用いる技術思想とは発
想を異にする製造方法であり、本発明は40〜60℃で
25〜100時間の加熱処理することによって一定品質
のロービングプリプレグを得ることに特徴がある。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のロービングプリプレグに
は、炭素繊維、ボロン繊維、シリコーンカーバイト繊
維、ガラス繊維、アラミド繊維等の強化繊維材が用いら
れるが、特に高強度、高弾性率の複合材料を得る目的の
ためには炭素繊維が最も好ましい。炭素繊維の中でも、
取扱性及び得られる複合材料の機械特性の観点から、ポ
リアクリロニトリル系の高強度炭素繊維が好ましく、ス
トランド強度が6200MPa以上の高強度炭素繊維が
特に好ましい。
【0018】本発明のロービングプリプレグに用いられ
るマトリックス樹脂は、100〜180℃、好ましくは
120〜150℃で硬化させた樹脂硬化物の破断伸度が
10%以上、好ましくは15%以上であることがCFR
Pの強度を向上させるために望ましい。
【0019】従来のプリプレグはオートクレーブを用い
ず外圧を負荷しない方法で成形した場合の層間の密着性
が10〜30%と著しく低い。層間の密着性は層間の接
着面積率として表すことができる。層間接着面積率が高
いほど層間剪断強度も向上し、層間接着面積率が低いと
層間剪断強度は低下する。成形体本来の強度特性を得る
ためには層間接着面積率は80%以上である必要があ
る。FRP本来の強度特性を低圧条件での成形において
発現するために、層間の密着性を高める必要がある。
【0020】一方、圧力容器を製造する際に、ロービン
グプリプレグを用いフィラメントワインディング法で成
形するには、ロービングプリプレグに張力を負荷しなが
ら球形マンドレルに巻き付ける。この時ロービングプリ
プレグがマンドレル表面または下層のプリプレグに与え
る面圧は下式(1)で表される。
【0021】P=σt/a 式(1) 式中、Pはロービングプリプレグがマンドレル表面また
は下層のプリプレグに与える面圧、σはロービングプリ
プレグに与えられる張力、tはロービングプリプレグの
板厚、aは圧力容器の半径を表す。上記式(1)で得ら
れる面圧が0.04MPa以下、好ましくは0.02M
Pa以下となるマンドレル形状においても充分な層間接
着面積率、80%以上が得られることが必要である。
【0022】また、構造用FRPに用いられるプリプレ
グのマトリックス樹脂はエポキシ系樹脂が一般的である
が、本発明ではこれらの樹脂系の最低の溶液粘度は70
〜120℃で得られ、好ましくは100〜120℃で得
られることが望まれる。この温度域で得られるマトリッ
クス樹脂の流動性により層間接着面積率の最大値が決定
される。
【0023】本発明のロービングプリプレグの製造に用
いられるマトリックス樹脂の好ましい具体的な樹脂成分
の組合せは、エポキシ樹脂、酸無水物、三塩化ホウ素ア
ミン錯体、界面活性剤の組合せである。
【0024】前記エポキシ樹脂としては、ビスフェノー
ルF型エポキシ樹脂、多官能エポキシ樹脂が好ましく、
多官能型エポキシ樹脂としては、4官能型エポキシ樹
脂、3官能型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂
等が使用できる。
【0025】前記酸無水物としては、ドデセニル無水コ
ハク酸、ポリアジピン酸無水物、ポリアゼライン酸無水
物等の脂肪族酸無水物、メチルテトラヒドロ無水フタル
酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、無水メチルハイ
ミック酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等の脂環式酸無水
物、無水フタル酸、無水ピロメリット酸、無水トリメリ
ット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物等の芳
香族酸無水物等が使用できる。
【0026】前記界面活性剤としては、パーフルオロア
ルキルアルコキシレート、フッ素化アルキルエステル等
が使用できる。特に、フッ素化アルキルエステルに対し
て2重量%以下のトルエン等の溶剤を添加するとエポキ
シ樹脂に対する分散性が向上するので好ましい。
【0027】前記酸無水物は室温付近でも反応させるこ
とが可能な低温活性がある硬化剤として働き、また、前
記三塩化ホウ素アミン錯体は80℃以上の温度から硬化
剤として働く潜在性硬化剤である。以上の成分をマトリ
ックス樹脂として用いることにより、低温で酸無水物と
エポキシ樹脂を反応させ、粘度を従来のホットメルト方
ロービングプリプレグよりも若干低めに調整した後、ロ
ービングプリプレグを作製し、フィラメントワインディ
ングした後に、加熱し、三塩化ホウ素アミン錯体(潜在
性硬化剤)と、残っているエポキシ樹脂を反応させるこ
とができる。
【0028】これらのマトリックス樹脂成分の配合割合
は、前記各特性がバランスよく発揮されるためには、
[A]成分のエポキシ樹脂100重量部に対して、
[B]成分の酸無水物は、10〜20重量部とするのが
好ましい。
【0029】〔B〕成分が10重量部未満では、マトリ
ックス樹脂製造後の粘度を50℃で1,000mPa・
s以下に調整した場合、 40〜60℃で25〜100時
間加熱しても、50℃における粘度を50,000mP
a・sまで増粘させることが困難となる。50℃におけ
る粘度を50,000mPa・sまで増粘できなかった
場合、粘度が低すぎるため、樹脂フィルムの製造が困難
となり、ホットメルト法によってプリプレグを製造する
ことができない。
【0030】〔B〕成分が20重量部を越えるとマトリ
ックス樹脂製造後の粘度を50℃で1,000mPa・
s以下に調整しても、 40〜60℃で25〜100時間
加熱した後に50℃における粘度が200,000mP
a・sの範囲を越えてしまう。50℃における粘度が2
00,000mPa・sを越えると、40℃で3カ月加
熱した後に、粘度が高くなりすぎ、樹脂フィルムの製造
が困難となり、ホットメルト法によりプリプレグを製造
することができなくなるか、あるいは、ホットメルト法
でプリプレグを製造できても、オートクレーブを用いず
に低圧成形した場合、層間接着面積率が80%以下にな
り、層間剪断強度も低下する。
【0031】[A]成分のエポキシ樹脂100重量部に
対して、[C]成分の三塩化ホウ素アミン錯体は2〜1
0重量部とすることが好ましい。[C]成分が2重量部
未満では、マトリックス樹脂硬化物の耐熱性が不十分と
なり、本発明の対象とする用途には不適性となる。
[C]成分が10重量部を越えると、マトリックス樹脂
の硬化発熱量が大きくなりすぎ、成形性が不良となる。
マトリックス樹脂の硬化発熱量が大きくなりすぎると、
硬化時に蓄熱によって反応が急激に進む場合があり、好
ましくない。また、アルミニウムなどのライナーにフィ
ラメントワインディングする場合には、マトリックス樹
脂の硬化発熱量が大きすぎるとライナーとFRPの界面
で剥離する場合があり、不適性である。
【0032】[A]成分のエポキシ樹脂100重量部に
対して、[D]成分の界面活性剤は0.1〜1重量部と
することが好ましい。〔D〕成分が0.1重量部未満で
は、低圧成形時の成形性が不十分であり、層間接着面積
率が低くなる。〔D〕成分が1重量部を越えると繊維と
樹脂の濡れが不十分となり、ロービングプリプレグ硬化
物の機械的特性が低下する。
【0033】本発明におけるマトリックス樹脂組成物の
調製は、例えば、以下の方法により行なうことができ
る。即ち、各成分を混練装置に供給し、加熱混練する。
この際の加熱温度は50〜80℃とする。本発明で使用
するマトリックス樹脂組成物は、50℃における粘度
が、1,000mPa・s以下になるように調整されて
いるので、混練装置としては、通常のホットメルト法用
樹脂の混練に用いられるロールミルを使用する必要がな
く、ニーダ−で混練可能であり、生産性が高いという特
徴を有する。
【0034】調整したマトリックス樹脂組成物を40〜
60℃で25〜100時間加熱し、50℃における粘度
を50,000〜200,000mPa・sとした後、
ホットメルト法にてロービングプリプレグとすることが
できる。また、該ロービングプリプレグを用いて複合材
料を成形する際の成形温度は、100〜180℃とする
が、110℃程度でプレキュアした後、140〜160
℃でキュアしても良い。
【0035】本発明における各種の測定は、以下の方法
に従う。
【0036】層間接着面積率 1)直径1250mmのドラムワインド装置にロービン
グプリプレグを2mmピッチでワインドし、一方向繊維
強化プリプレグ(以下、UDPPと略記)を作製する。 2)得られたUDPPから100mm×100mmのプ
リプレグを切り出し、0°方向に一層、90°方向に一
層積層する。 3)プリプレグの上面と下面にテフロン(登録商標)を
貼り合わせ、プレスで成形する。成形温度は110℃、
成形時間は2時間、成形圧は0.02MPaとする。 4)成形後に0°層と90°層を剥がすと、接着されて
いない部分は黒色であるが、接着されている部分は白色
に見える。プリプレグの全面積10,000mm 2 に対
する接着されている部分の面積(白色部分の面積)の百
分率を層間接着面積率とする。
【0037】樹脂硬化物の破断伸度(曲げ伸度) プレス成形(成形温度150℃、成形時間3時間、成形
圧0.02MPa)により、厚さ約2mmの樹脂板を作
製し、この樹脂板を幅8mm、長さ57mmの試験片に
カットする。ASTMD−790試験法に準拠し、3点
曲げ試験を行い、樹脂硬化物の破断伸度(曲げ伸度)を
測定する。
【0038】ガラス転移温度 オーブンで樹脂を硬化し(成形温度150℃、成形時間
3時間)、 TMA針入モードを用いて、昇温速度20℃
/分で測定する。
【0039】樹脂粘度 レオメーターを用いて、周波数1Hz、歪5deg、昇
温速度2℃/分で測定する。
【0040】
【実施例】本発明について、実施例を挙げて更に詳しく
説明する。特に指定しない限り「%」、「部」は重量基
準である。
【0041】〔実施例1〜7及び比較例1〜7〕[A]
〜[D]成分を下記の表1及び表2に示す配合処方の組
成比でニーダ−を用いて50℃で混合し、エポキシ樹脂
組成物を得た。各エポキシ樹脂組成物の製造直後の50
℃における樹脂粘度、40℃×100時間加熱後の50
℃における樹脂粘度、40℃×3ヶ月加熱後の50℃に
おける樹脂粘度を前記方法で測定した。また、各エポキ
シ樹脂組成物を40℃×100時間加熱した後、前記方
法でガラス転移温度及び樹脂硬化物の破断伸度(曲げ伸
度)を測定した。
【0042】各エポキシ樹脂組成物を40℃×100時
間加熱した後、フィルムコーターを用いて各エポキシ樹
脂組成物から樹脂フィルムを作製した。樹脂フィルムの
塗工量を28g/m2 とした。
【0043】炭素繊維ベスファイトIM700−12K
(登録商標、東邦レーヨン(株)製、ストランド強度6
280MPa、ストランド弾性率294GPa、フィラ
メント数12,000本)の上下両面から樹脂フィルム
を100℃、0.1MPaで圧着、含浸させ、シート状
のプリプレグを得た。その後、シートを23℃まで一旦
冷却した後、ヒートローラー上で50℃に加熱して、シ
ート状のプリプレグをロービングプリプレグに分割し、
ボビンに巻き取って樹脂含有率31〜33%のロービン
グプリプレグを得た。
【0044】各ロービングプリプレグの層間接着面積率
を前記方法で測定した。また、各ロービングプリプレグ
を150℃で3時間硬化し、各ロービングプリプレグ硬
化物の引張強度(以下、 ロービング強度と略記する)を
測定した。これらの結果を下記の表1(実施例1〜
7)、表2(比較例1〜7)に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】下記*1〜*9は、上記の表1、表2及び
下記表3、表4に共通の注である。 *1 エピコート807: 商品名、油化シェルエポキ
シ(株)製のビスフェノールF型エポキシ樹脂 *2 エピコート604: 商品名、油化シェルエポキ
シ(株)製の4官能型エポキシ樹脂 *3 MHAC−P: 商品名、日立化成工業(株)製
の無水メチルハイミック酸 *4 DY9577: 商品名、チバスペシャリティケ
ミカルズ(株)製の三塩化ホウ素アミン錯体 *5 FC−430: 商品名、住友スリーエム(株)
製のフッ素化アルキルエステル *6 強度発現率:ロービング強度/ストランド強度×
100(%) *7 40℃で100時間加熱後も十分増粘せず、ホッ
トメルト法でのプリプレグ製造不可 *8 40℃で100時間加熱後に樹脂がゲル化したの
で、 プリプレグ製造不可 *9 30℃で100時間加熱後に十分増粘せず、ホッ
トメルト法でのプリプレグ製造不可。
【0048】前記表1及び表2によれば、本発明の実施
例は比較例に比べて以下の効果を有することが理解され
る。実施例1、実施例2、実施例3、比較例1及び比較
例2を対比すると明らかなように[B]成分が10〜2
0重量部の場合、曲げ伸度、ガラス転移温度、ロービン
グプリプレグの層間接着面積率は、良好な値を示す。ま
た、ロービング強度も高い値を示し、強度発現率が90
%以上となる。更に、層間剪断強度も良好な値となる。
【0049】これに対して、[B]成分が2重量部の場
合、40℃で100時間加熱しても樹脂の粘度が十分増
加せず、ホットメルト法でプリプレグを製造することが
不可となる。[B]成分が25重量部の場合、樹脂粘度
が過度に高くなり、プリプレグを製造することが不可と
なる。
【0050】実施例1、実施例4、実施例5、比較例3
及び比較例4を対比すると明らかなように[C]成分が
2〜10重量部の場合、曲げ伸度、ガラス転移温度、ロ
ービングプリプレグの接着面積率は、良好な値を示す。
また、ロービング強度も高い値を示し、強度発現率が9
0%以上となる。更に、層間剪断強度も良好な値とな
る。
【0051】[C]成分が1重量部の場合、ガラス転移
温度が低くなり、耐熱性が不十分である。また、ロービ
ングプリプレグの層間接着面積率が低く、ロービング強
度も不十分となる。更に、層間剪断強度も低い値とな
る。[C]成分が15重量部の場合、曲げ伸度が低くな
る。また、ロービングプリプレグの層間接着面積率が低
く、ロービング強度も不十分となる。更に、層間剪断強
度も低い値となる。
【0052】実施例1、実施例6、実施例7、比較例5
及び比較例6を対比すると明らかなように[D]成分が
0.1〜1重量部の場合、曲げ伸度、ガラス転移温度、
ロービングプリプレグの層間接着面積率は、良好な値を
示す。また、ロービング強度も高い値を示し、強度発現
率が90%以上となる。更に、層間剪断強度も良好な値
となる。
【0053】[D]成分が0.05重量部の場合、ロー
ビングプリプレグの層間接着面積率が低くなる。また、
マトリックス樹脂の繊維への含浸性が劣り、ロービング
強度が不十分となる。[D]成分が3重量部の場合、ロ
ービングプリプレグの層間接着面積率が若干低くなる。
更に、マトリックス樹脂の繊維への接着性が劣り、ロー
ビング強度が不十分となる。更に、層間剪断強度も低い
値となる。
【0054】また、実施例1〜7の各樹脂組成物を40
℃で3ヶ月加熱しても50℃における樹脂粘度が40
0,000mPa以下となっており、ホットメルト法に
てロービングプリプレグにすることができた。
【0055】また、比較例4の曲げ伸度が10%未満の
場合、強度発現率が90%未満となっている。比較例4
は、強度発現率が90%以上である実施例1〜7と比較
すると、圧力容器を製造した場合、同じ破壊荷重を得る
ためには、多量のロービングプリプレグが必要となり、
重量が増加してしまい、圧力容器としての炭素質量当り
の性能が低下するので、不適性である。
【0056】実施例3と比較例7を比較すると明らかな
ように40℃で3カ月加熱後の粘度が400,000m
Pa・s以下の場合、ロービングプリプレグの層間接着
面積率が良好であるが、粘度が400,000mPa・
sを越えるとロービングプリプレグの層間接着面積率が
低い値となり、不適性である。
【0057】〔実施例8〕[A]〜[D]成分を表3に
示す配合処方の組成比でニーダ−を用いて50℃で混合
し、エポキシ樹脂組成物を得た。該エポキシ樹脂組成物
を40℃×100時間加熱した後、フィルムコーターを
用いて樹脂フィルムを作製した。樹脂フィルムの塗工量
を28g/m2 とした。
【0058】前記実施例1〜7と同様にロービングプリ
プレグを作製し、12本のボビンに巻量1250mづつ
巻き取った。12本の各ロービングプリプレグの樹脂含
有率をそれぞれ3点、合計36点測定した。樹脂含有率
の平均値、CV値(標準偏差/平均値×100%)、最
大値、最小値、最大値と最小値の差を下記の表3に示
す。
【0059】〔比較例8〕前記実施例8と同一の樹脂組
成物をニーダ−を用いて50℃で混合し、エポキシ樹脂
組成物を得た。回転ドラム付き含浸槽にこのエポキシ樹
脂組成物を回転ドラムの約1/2が浸るように入れ、回
転ドラムを回転させ、付設したドクターブレードで薄膜
状の樹脂を得た。薄膜状樹脂の目付けは56g/m2
ある。
【0060】回転ドラム上の薄膜状樹脂に23℃で炭素
繊維ベスファイトIM700−12K(登録商標、東邦
レーヨン(株)製、ストランド強度6280MPa、ス
トランド弾性率294GPa、フィラメント数12,0
00本)を接触させた。炭素繊維と薄膜状樹脂が接触す
る部分は、接触させただけであり、加圧ローラーなどで
加圧しなかった。
【0061】次いで、回転ドラムを回転させ、連続的に
薄膜状樹脂の炭素繊維への接触・含浸を行いながら、ロ
ービングプリプレグをボビンに巻き取った。次いで、2
3℃で2週間放置して、樹脂粘度を増加させ、ロービン
グプリプレグを得た後、前記実施例8と同様に樹脂含有
率を測定した。その結果を下記の表3に示す。
【0062】
【表3】
【0063】表3に示す実施例8と比較例8の対比から
明らかなように、本発明のロービングプリプレグは、比
較例8(特開平3−221535号公報、特表平9−5
03021号公報、特開平3−193436号公報、特
表平9−502939号公報で提案されているような方
法、即ち、室温でフィラメント又は繊維に樹脂含浸させ
た後、室温で放置し、樹脂を増粘させるロービングプリ
プレグの製造方法、いわゆる、ケモレオロジー的粘度調
整済みマトリックス樹脂を用いる技術思想)と異なり、
樹脂含有率のばらつきが少なく、品質が安定している。
【0064】〔実施例9〕[A]〜[D]成分を表4に
示す配合処方の組成比でニーダ−を用いて50℃で混合
し、エポキシ樹脂組成物を得た。該エポキシ樹脂組成物
を60℃×25時間加熱した後、フィルムコーターを用
いて樹脂フィルムを作製した。樹脂フィルムの塗工量を
28g/m2 とした。前記実施例1〜7と同様にロービ
ングプリプレグを作製し、物性を測定した。その結果を
下記の表4に示す。
【0065】〔比較例9〕[A]〜[D]成分を前記実
施例9と同じ配合処方の組成比でニーダ−を用いて50
℃で混合し、エポキシ樹脂組成物を得た。該エポキシ樹
脂組成物を70℃×25時間加熱した後、フィルムコー
ターを用いて樹脂フィルムを作製した。樹脂フィルムの
塗工量を28g/m2 とした。前記実施例1〜7と同様
にロービングプリプレグを作製し、物性を測定した。そ
の結果を下記の表4に示す。
【0066】〔比較例10〕[A]〜[D]成分を前記
実施例9と同じ配合処方の組成比でニーダ−を用いて5
0℃で混合し、エポキシ樹脂組成物を得た。該エポキシ
樹脂組成物を30℃×100時間加熱したが、樹脂が4
000mPa・sまでしか増粘せず、ホットメルト法に
てロービングプリプレグにすることができなかった。そ
の結果を下記の表4に示す。
【0067】
【表4】
【0068】前記表1に示す実施例1、表4に示す実施
例9と比較例9、比較例10の対比から明らかなよう
に、本発明のロービングプリプレグは、40〜60℃で
25〜100時間加熱して粘度調整を行うと良好な層間
接着面積率を示す。
【0069】
【発明の効果】本発明のロービングプリプレグは、低圧
での成形性に優れ、オートクレーブによる加圧成形を行
わなくても充分な層間密着状態を有し、シェルフライフ
が長く、しかも、機械的特性が良好である。また、本発
明のロービングプリプレグの製造方法によれば、品質の
安定したロービングプリプレグを製造することができ
る。特に、航空宇宙用途の圧力容器製造等の用途に用い
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 63/00 C08L 63/00 C (72)発明者 安藤 正人 静岡県駿東郡長泉町上土狩234番地 東邦 レーヨン株式会社研究所内 (72)発明者 宮川 清 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 重成 有 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 4F072 AA04 AA07 AB10 AD23 AD27 AD28 AE02 AE03 AF26 AG03 AK05 AK11 AK14 AL01 4J002 CD051 CD061 DA019 DK007 EF126 EH008 EL136 EL146 EN007 FA049 FD146 FD157 FD318 4J036 AA01 AD08 AF06 DB15 DB16 DB18 DB21 DB22 FA10 GA06 GA19 GA20 JA11 KA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強化繊維材とマトリックス樹脂とからな
    るロービングプリプレグであって、該ロービングプリプ
    レグを用いて成形温度110℃、成形圧力0.02MP
    aで成形した時の層間接着面積率が80%以上であるこ
    とを特徴とするロービングプリプレグ。
  2. 【請求項2】 前記マトリックス樹脂の50℃における
    粘度が、1,000mPa・sより低く、且つ、40〜
    60℃で25〜100時間加熱した後の50℃における
    粘度が50,000〜200,000mPa・sであ
    り、しかも、40℃で3カ月加熱した後の50℃におけ
    る粘度が、100,000〜400,000mPa・s
    である請求項1記載のロービングプリプレグ。
  3. 【請求項3】 前記マトリックス樹脂を100〜180
    ℃で硬化させた樹脂硬化物の破断伸度が10%以上であ
    る請求項1記載のロービングプリプレグ。
  4. 【請求項4】 前記強化繊維材が、炭素繊維である請求
    項1記載のロービングプリプレグ。
  5. 【請求項5】 50℃における粘度が、1,000mP
    a・s以下になるようにマトリックス樹脂を調整した
    後、40℃〜60℃で25〜100時間加熱し、50℃
    における粘度を50,000〜200,000mPa・
    sに増粘させた後、強化繊維材にマトリックス樹脂を含
    浸させることを特徴とするロービングプリプレグの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記マトリックス樹脂が下記[A]〜
    [D]成分を必須とする請求項5記載のロービングプリ
    プレグの製造方法。 [A]:エポキシ樹脂 [B]:酸無水物 [C]:三塩化ホウ素アミン錯体 [D]:界面活性剤
  7. 【請求項7】 前記[A]〜[D]成分の配合比が、下
    記の割合である請求項6記載のロービングプリプレグの
    製造方法。 [A]:100重量部 [B]:10〜20重量部 [C]:2〜10重量部 [D]:0.1〜1重量部
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